JPH09178506A - 車両用走行誘導案内装置 - Google Patents
車両用走行誘導案内装置Info
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- JPH09178506A JPH09178506A JP35484295A JP35484295A JPH09178506A JP H09178506 A JPH09178506 A JP H09178506A JP 35484295 A JP35484295 A JP 35484295A JP 35484295 A JP35484295 A JP 35484295A JP H09178506 A JPH09178506 A JP H09178506A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 道路地図上に設定された誘導経路にしたがっ
て自車の走行誘導の案内を行わせるためのナビゲーショ
ン用の画像を表示するに際して、運転者が前方視界から
何ら目をそらすことなく、実際にみている前方道路との
対応を容易にとることができるようにする。 【構成】 道路地図上における自車の現在位置を求めな
がら、その地図上に予め設定された誘導経路にしたがっ
て自車の走行誘導の案内を行わせる車両用走行誘導案内
装置にあって、自車の現在位置から前方部分の誘導経路
に係る簡易道路地図の画像をヘッドアップディスプレイ
に写し出すようにする。
て自車の走行誘導の案内を行わせるためのナビゲーショ
ン用の画像を表示するに際して、運転者が前方視界から
何ら目をそらすことなく、実際にみている前方道路との
対応を容易にとることができるようにする。 【構成】 道路地図上における自車の現在位置を求めな
がら、その地図上に予め設定された誘導経路にしたがっ
て自車の走行誘導の案内を行わせる車両用走行誘導案内
装置にあって、自車の現在位置から前方部分の誘導経路
に係る簡易道路地図の画像をヘッドアップディスプレイ
に写し出すようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面に写し出された道
路地図上に目的地へ至る誘導経路を表示して車両の走行
誘導の案内を行わせる車両用走行誘導案内装置に関す
る。
路地図上に目的地へ至る誘導経路を表示して車両の走行
誘導の案内を行わせる車両用走行誘導案内装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、道路地図上における自車の現在位
置を求めて、画面に写し出された道路地図上に自車の現
在位置をその走行にともなって刻々と更新表示させると
ともに、自車の出発点から目的地に至るまでの誘導経路
を画面に写し出された道路地図上に表示して、目的地に
至るまでの車両の走行誘導の案内を行わせるようにした
車両用走行誘導案内装置にあって、自車の現在位置が誘
導経路上の交差点や分岐点にさしかかったときに、右,
左折や直進などの誘導指示のための矢印や、右,左折な
どの進路変更地点までの距離を示す数字を、運転者が車
両のフロントガラスの方に画像を視認できるヘッドアッ
プディスプレイに写し出すようにしている。
置を求めて、画面に写し出された道路地図上に自車の現
在位置をその走行にともなって刻々と更新表示させると
ともに、自車の出発点から目的地に至るまでの誘導経路
を画面に写し出された道路地図上に表示して、目的地に
至るまでの車両の走行誘導の案内を行わせるようにした
車両用走行誘導案内装置にあって、自車の現在位置が誘
導経路上の交差点や分岐点にさしかかったときに、右,
左折や直進などの誘導指示のための矢印や、右,左折な
どの進路変更地点までの距離を示す数字を、運転者が車
両のフロントガラスの方に画像を視認できるヘッドアッ
プディスプレイに写し出すようにしている。
【0003】また、従来、車両用走行誘導案内装置にあ
って、自車の現在位置部分における道路地図の画像を、
その道路地図上における交差点での進路を指示する矢印
とともに、ヘッドアップディスプレイに写し出すように
したものが開発されている(特開昭61−200571
号公報参照)。
って、自車の現在位置部分における道路地図の画像を、
その道路地図上における交差点での進路を指示する矢印
とともに、ヘッドアップディスプレイに写し出すように
したものが開発されている(特開昭61−200571
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ヘッドアップディスプレイに右,左折などの誘導
指示のための矢印を距離とともに表示するのでは、運転
者が実際にみている前方道路との対応がとりにくく、特
に道路が複雑に入り組んでいる場合などに右,左折すべ
き地点を直感的に把握することができないことである。
点は、ヘッドアップディスプレイに右,左折などの誘導
指示のための矢印を距離とともに表示するのでは、運転
者が実際にみている前方道路との対応がとりにくく、特
に道路が複雑に入り組んでいる場合などに右,左折すべ
き地点を直感的に把握することができないことである。
【0005】したがって、前方の道路が複雑に入り組ん
でいるような場合に、ヘッドアップディスプレイに写し
出されている右,左折などの誘導指示の矢印に相応する
地点を確認するために、センターコンソール部分などに
設置されている車両用走行誘導案内装置本来の表示画面
に表示されているナビゲーション画像の詳細をみる必要
があるものとなっている。
でいるような場合に、ヘッドアップディスプレイに写し
出されている右,左折などの誘導指示の矢印に相応する
地点を確認するために、センターコンソール部分などに
設置されている車両用走行誘導案内装置本来の表示画面
に表示されているナビゲーション画像の詳細をみる必要
があるものとなっている。
【0006】また、ヘッドアップディスプレイに、自車
の現在位置部分における道路地図の画像を、その道路地
図上における交差点での進路を指示する矢印とともに写
し出すようにするのでは、その画像が前方視界に重なっ
て見にくくなってしまうとともに、道路地図が複雑に入
り組んでいるような場合に、その写し出される画像が複
雑になって視認性が悪くなってしまうという問題があ
る。
の現在位置部分における道路地図の画像を、その道路地
図上における交差点での進路を指示する矢印とともに写
し出すようにするのでは、その画像が前方視界に重なっ
て見にくくなってしまうとともに、道路地図が複雑に入
り組んでいるような場合に、その写し出される画像が複
雑になって視認性が悪くなってしまうという問題があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用走行誘
導案内装置において車両の走行誘導の案内のための画像
をヘッドアップディスプレイに写し出すに際して、運転
者が実際にみている前方道路との対応を容易にとり、ま
た、道路が複雑に入り組んでいる場合にも右,左折すべ
き地点を直感的に把握することができるようにするとと
もに、運転視界を妨げることがないようにするべく、自
車の現在位置から前方部分の誘導経路に係る簡易道路地
図をヘッドアップディスプレイに写し出すようにしてい
る。
導案内装置において車両の走行誘導の案内のための画像
をヘッドアップディスプレイに写し出すに際して、運転
者が実際にみている前方道路との対応を容易にとり、ま
た、道路が複雑に入り組んでいる場合にも右,左折すべ
き地点を直感的に把握することができるようにするとと
もに、運転視界を妨げることがないようにするべく、自
車の現在位置から前方部分の誘導経路に係る簡易道路地
図をヘッドアップディスプレイに写し出すようにしてい
る。
【0008】
【実施例】図1は車両用走行誘導案内装置の構成例を示
すもので、自車の走行距離を検出する距離検出器1と、
自車の進行方向を検出する方向検出器2と、自車の位置
を測定するGPS受信機3と、距離検出器1によって検
出された自車の走行距離および方向検出器2によって検
出された自車の進行方向にもとづいて、出発点からのX
−Y座標上の位置を演算処理によって累積的に求めなが
ら道路地図上における現在位置をわり出し、また、GP
S受信機3によって測定された自車の位置情報から道路
地図上における現在位置をわり出して、相補的に道路地
図上における自車の現在位置を求めていくとともに、全
体の制御および必要な処理を行うマイクロコンピュータ
からなる制御処理装置4と、予めデジタル地図データに
よる道路地図情報が記憶されている地図情報記憶媒体5
と、その記憶媒体5から必要な地域の道路地図情報を選
択的に読み出す記憶媒体再生装置6と、その読み出され
た道路地図情報にもとづいて所定の道路地図を画面に写
し出すとともに、その画面に写し出された道路地図上
に、自車の現在位置を車両の走行にしたがって更新的に
表示させる表示装置7と、制御処理装置4へ入力指令を
与えて、表示装置7に表示させる地図の選択指定、その
表示縮尺率の設定変更および道路地図上における目的地
の設定を任意に行わせるなどの種々の入力操作を行わせ
ることのできる操作装置8とによって構成されている。
すもので、自車の走行距離を検出する距離検出器1と、
自車の進行方向を検出する方向検出器2と、自車の位置
を測定するGPS受信機3と、距離検出器1によって検
出された自車の走行距離および方向検出器2によって検
出された自車の進行方向にもとづいて、出発点からのX
−Y座標上の位置を演算処理によって累積的に求めなが
ら道路地図上における現在位置をわり出し、また、GP
S受信機3によって測定された自車の位置情報から道路
地図上における現在位置をわり出して、相補的に道路地
図上における自車の現在位置を求めていくとともに、全
体の制御および必要な処理を行うマイクロコンピュータ
からなる制御処理装置4と、予めデジタル地図データに
よる道路地図情報が記憶されている地図情報記憶媒体5
と、その記憶媒体5から必要な地域の道路地図情報を選
択的に読み出す記憶媒体再生装置6と、その読み出され
た道路地図情報にもとづいて所定の道路地図を画面に写
し出すとともに、その画面に写し出された道路地図上
に、自車の現在位置を車両の走行にしたがって更新的に
表示させる表示装置7と、制御処理装置4へ入力指令を
与えて、表示装置7に表示させる地図の選択指定、その
表示縮尺率の設定変更および道路地図上における目的地
の設定を任意に行わせるなどの種々の入力操作を行わせ
ることのできる操作装置8とによって構成されている。
【0009】また、制御処理装置4は、目的地が設定さ
れると、道路地図情報に含まれている各道路におけるリ
ンクごとの距離、走行所要時間などに関するリンクコス
トのデータおよび右左折禁止、一方通行などの交通規制
のデータを用いて、道路地図上における出発点から目的
地に至るまでの通行可能となる道路のリンクコストを最
小にする誘導経路を探索する。そして、その探索された
誘導経路のデータを内部メモリに記憶したうえで、画面
に写し出された道路地図上にその誘導経路を特別な色な
どによって表示するようになっている。
れると、道路地図情報に含まれている各道路におけるリ
ンクごとの距離、走行所要時間などに関するリンクコス
トのデータおよび右左折禁止、一方通行などの交通規制
のデータを用いて、道路地図上における出発点から目的
地に至るまでの通行可能となる道路のリンクコストを最
小にする誘導経路を探索する。そして、その探索された
誘導経路のデータを内部メモリに記憶したうえで、画面
に写し出された道路地図上にその誘導経路を特別な色な
どによって表示するようになっている。
【0010】なお、出発点から目的地に至るまでの通行
可能となる道路のコストを最小にする誘導経路を探索す
るためのアルゴリズムとしては、従来公知のものが広く
適用されることになる。
可能となる道路のコストを最小にする誘導経路を探索す
るためのアルゴリズムとしては、従来公知のものが広く
適用されることになる。
【0011】また、出発点から目的地に至るまでの誘導
経路を、操作装置8からの入力操作により、目的地への
通過予定となる各交差点などをカーソル指定するなどし
て、手動で任意に設定できるようにすることも可能とな
っている。
経路を、操作装置8からの入力操作により、目的地への
通過予定となる各交差点などをカーソル指定するなどし
て、手動で任意に設定できるようにすることも可能とな
っている。
【0012】本発明は、このような車両用走行誘導案内
装置にあって、特に、ヘッドアップディスプレイ9およ
びその表示制御装置10を設けて、表示制御装置10が
制御処理装置4から現在位置から前方部分の所定のリア
における道路地図情報および誘導経路情報を得て、その
表示制御装置10の制御下において、現在位置から前方
部分の誘導経路に係る簡易道路地図の画像(以下簡易ナ
ビゲーション画像という)を車両のフロントガラスの方
に写し出すことができるようにしている。
装置にあって、特に、ヘッドアップディスプレイ9およ
びその表示制御装置10を設けて、表示制御装置10が
制御処理装置4から現在位置から前方部分の所定のリア
における道路地図情報および誘導経路情報を得て、その
表示制御装置10の制御下において、現在位置から前方
部分の誘導経路に係る簡易道路地図の画像(以下簡易ナ
ビゲーション画像という)を車両のフロントガラスの方
に写し出すことができるようにしている。
【0013】ヘッドアップディスプレイ9としては、例
えば、図2に示すように、LCDなどによる表示器91
の画面に写し出された画像を、フロントガラス11の部
分に設けられた光透過性の反射板としてのコンバイナ9
2によって反射させて、運転者が車両のフロントガラス
11の方に虚像としてみることができるように構成され
ている。
えば、図2に示すように、LCDなどによる表示器91
の画面に写し出された画像を、フロントガラス11の部
分に設けられた光透過性の反射板としてのコンバイナ9
2によって反射させて、運転者が車両のフロントガラス
11の方に虚像としてみることができるように構成され
ている。
【0014】なお、コンバイナ92を別途に設けること
なく、フロントガラス11の一部分に光学干渉膜を形成
して、その部分をコンバイナとして用いるようにしても
よい。また、特にコンバイナを用いることなく、フロン
トガラス11自体によって画像を直接反射させるように
してもよい。
なく、フロントガラス11の一部分に光学干渉膜を形成
して、その部分をコンバイナとして用いるようにしても
よい。また、特にコンバイナを用いることなく、フロン
トガラス11自体によって画像を直接反射させるように
してもよい。
【0015】ヘッドアップディスプレイ9に表示される
簡易ナビゲーション画像は、例えば、図3に示すよう
に、自車の現在位置から前方部分における所定エリア内
の誘導経路GCおよびその誘導経路GCから分岐する各
道路の接続部分を示す画像となるように、表示制御装置
10において作成される。
簡易ナビゲーション画像は、例えば、図3に示すよう
に、自車の現在位置から前方部分における所定エリア内
の誘導経路GCおよびその誘導経路GCから分岐する各
道路の接続部分を示す画像となるように、表示制御装置
10において作成される。
【0016】そして、図3に示すように、その簡易ナビ
ゲーション画像13が、フロントガラス11の方に、運
転者が実際にみている前方道路12との対応をとること
ができるような状態で写し出される。その簡易ナビゲー
ション画像13は、運転視界を極力妨げることのないよ
うな、フロントガラス11の下部などの位置に写し出さ
れる。
ゲーション画像13が、フロントガラス11の方に、運
転者が実際にみている前方道路12との対応をとること
ができるような状態で写し出される。その簡易ナビゲー
ション画像13は、運転視界を極力妨げることのないよ
うな、フロントガラス11の下部などの位置に写し出さ
れる。
【0017】その簡易ナビゲーション画像13の内容
は、表示制御装置10の制御下で、自車の現在位置がそ
の誘導経路GC上を進むにしたがって、その進行方向に
スクロールされることになる。
は、表示制御装置10の制御下で、自車の現在位置がそ
の誘導経路GC上を進むにしたがって、その進行方向に
スクロールされることになる。
【0018】図3に示す場合には、誘導経路GCの最下
部に自車の現在位置および進行方向を示すマークPを表
示するようにしている。
部に自車の現在位置および進行方向を示すマークPを表
示するようにしている。
【0019】また、図4に示す場合には、表示制御装置
10において、図3に示す簡易ナビゲーション画像13
の画情報を遠近投影の処理によって書き換えることによ
って、鳥瞰図として簡易ナビゲーション画像13′をフ
ロントガラス11の方に写し出すようにしている。
10において、図3に示す簡易ナビゲーション画像13
の画情報を遠近投影の処理によって書き換えることによ
って、鳥瞰図として簡易ナビゲーション画像13′をフ
ロントガラス11の方に写し出すようにしている。
【0020】しかして、この場合には、フロントガラス
11の方に写し出される簡易ナビゲーション画像13′
の表示状態が、運転者が前方道路12を実際にみている
状態により近くなって、前方道路12との対応をよりと
りやすくなる。
11の方に写し出される簡易ナビゲーション画像13′
の表示状態が、運転者が前方道路12を実際にみている
状態により近くなって、前方道路12との対応をよりと
りやすくなる。
【0021】また、特に図示しないが、地図情報記憶媒
体5に道路網の情報に立体交差点、目標物、地形などの
立体表示要素の立体図形の情報を加えた地図情報を記憶
させておき、その読み出された地図情報にもとづいて、
表示制御装置10の制御下で、誘導経路GC上の立体交
差点や、誘導経路GCに沿う橋や建物などの目標物など
が立体的にあらわされた簡易ナビゲーション画像を写し
出すようにすることも可能である。
体5に道路網の情報に立体交差点、目標物、地形などの
立体表示要素の立体図形の情報を加えた地図情報を記憶
させておき、その読み出された地図情報にもとづいて、
表示制御装置10の制御下で、誘導経路GC上の立体交
差点や、誘導経路GCに沿う橋や建物などの目標物など
が立体的にあらわされた簡易ナビゲーション画像を写し
出すようにすることも可能である。
【0022】道路網の情報と立体交差点、目標物、地形
などの立体表示要素の立体図形の情報とからなる地図情
報を地図情報記憶媒体5に記憶させるに際して、予めそ
れらの情報が混然一体となって作成された地図情報を記
憶させておくようにする。または、道路網の情報と立体
表示要素の立体図形の情報とを互いに相関的な位置付け
をしたうえでそれぞれ別途に作成して、各専用の記憶部
に別途に記憶させておいて、互いに関連付けて読み出さ
れた各情報にもとづいて、画面に道路網と立体表示要素
の立体図形とを重ねて表示させるようにする。
などの立体表示要素の立体図形の情報とからなる地図情
報を地図情報記憶媒体5に記憶させるに際して、予めそ
れらの情報が混然一体となって作成された地図情報を記
憶させておくようにする。または、道路網の情報と立体
表示要素の立体図形の情報とを互いに相関的な位置付け
をしたうえでそれぞれ別途に作成して、各専用の記憶部
に別途に記憶させておいて、互いに関連付けて読み出さ
れた各情報にもとづいて、画面に道路網と立体表示要素
の立体図形とを重ねて表示させるようにする。
【0023】ヘッドアップディスプレイ9における簡易
ナビゲーション画像の表示としては、誘導経路にしたが
う車両の走行誘導の案内を行っているあいだ、それが常
時表示されるようにするほか、操作装置8からの入力指
示に応じて、制御処理装置4の制御下で、必要に応じて
任意にそれを表示させるようにすることも可能である。
ナビゲーション画像の表示としては、誘導経路にしたが
う車両の走行誘導の案内を行っているあいだ、それが常
時表示されるようにするほか、操作装置8からの入力指
示に応じて、制御処理装置4の制御下で、必要に応じて
任意にそれを表示させるようにすることも可能である。
【0024】また、制御処理装置4において、現在位置
のデータと誘導経路のデータとを比較検討することによ
り、自車の現在位置が誘導経路上における右,左折など
の進路変更地点の所定距離手前にきたことを検知するよ
うにして、その検知に応じてヘッドアップディスプレイ
9への簡易ナビゲーション画像の表示を自動的に行わせ
るようにすることも可能である。
のデータと誘導経路のデータとを比較検討することによ
り、自車の現在位置が誘導経路上における右,左折など
の進路変更地点の所定距離手前にきたことを検知するよ
うにして、その検知に応じてヘッドアップディスプレイ
9への簡易ナビゲーション画像の表示を自動的に行わせ
るようにすることも可能である。
【0025】その際、進路変更地点の所定距離手前にき
たときに簡易ナビゲーション画像を表示させるタイミン
グを運転者の熟練度などに応じて最適に設定することが
できるように、操作装置8からの入力指示に応じて、そ
の所定距離を可変に設定できるようにする。
たときに簡易ナビゲーション画像を表示させるタイミン
グを運転者の熟練度などに応じて最適に設定することが
できるように、操作装置8からの入力指示に応じて、そ
の所定距離を可変に設定できるようにする。
【0026】あるいは、制御処理装置4において、速度
検出器(図示せず)の出力信号から自車の走行速度のデ
ータを得て、そのときの走行速度に応じて、その所定距
離が比例的に変化するように可変に制御するようにして
もよい。
検出器(図示せず)の出力信号から自車の走行速度のデ
ータを得て、そのときの走行速度に応じて、その所定距
離が比例的に変化するように可変に制御するようにして
もよい。
【0027】図5は本発明の他の実施例を示している。
ここでは、レーダによって自車の前方の障害物までの距
離または相対速度を検出する障害物検知装置14が設け
られており、制御処理装置4がその障害物検知の出力信
号を読み込んで、例えば、前方走行車とのあいだの距離
が予め設定された所定値以下に短くなったり、相対速度
が所定値以上に大きくなったりしたことを検知して、そ
の検知時にヘッドアップディスプレイ9による簡易ナビ
ゲーション画像の表示を禁止するようにしている。
ここでは、レーダによって自車の前方の障害物までの距
離または相対速度を検出する障害物検知装置14が設け
られており、制御処理装置4がその障害物検知の出力信
号を読み込んで、例えば、前方走行車とのあいだの距離
が予め設定された所定値以下に短くなったり、相対速度
が所定値以上に大きくなったりしたことを検知して、そ
の検知時にヘッドアップディスプレイ9による簡易ナビ
ゲーション画像の表示を禁止するようにしている。
【0028】しかして、前方走行車とのあいだの距離が
短くなったり、前方走行車に対する相対速度が大きくな
ったりなどして、自車の走行状態が危険になったとき
に、それまでフロントガラス11の方に写し出されてい
た簡易ナビゲーション画像が消えて、運転者に余計な情
報を与えることなく運転操作に注意を向けさせることが
できるようになる。
短くなったり、前方走行車に対する相対速度が大きくな
ったりなどして、自車の走行状態が危険になったとき
に、それまでフロントガラス11の方に写し出されてい
た簡易ナビゲーション画像が消えて、運転者に余計な情
報を与えることなく運転操作に注意を向けさせることが
できるようになる。
【0029】その際、簡易ナビゲーション画像を消すタ
イミングを運転者の熟練度などに応じて最適に設定する
ことができるように、操作装置8からの入力指示に応じ
て、障害物に対する距離または相対速度に対する所定値
を可変に設定できるようにする。
イミングを運転者の熟練度などに応じて最適に設定する
ことができるように、操作装置8からの入力指示に応じ
て、障害物に対する距離または相対速度に対する所定値
を可変に設定できるようにする。
【0030】あるいは、制御処理装置4において、速度
検出器(図示せず)の出力信号から自車の走行速度のデ
ータを得て、そのときの走行速度に応じて、距離または
相対速度との比較対象となる所定値を可変に制御するよ
うにしてもよい。その場合、自車の走行速度が早いとき
にはそれに応じて距離の比較対象となる所定値が大きく
なるように設定され、また、自車の走行速度が早いとき
にはそれに応じて相対速度の比較対象となる所定値が小
さくなるように設定されることになる。
検出器(図示せず)の出力信号から自車の走行速度のデ
ータを得て、そのときの走行速度に応じて、距離または
相対速度との比較対象となる所定値を可変に制御するよ
うにしてもよい。その場合、自車の走行速度が早いとき
にはそれに応じて距離の比較対象となる所定値が大きく
なるように設定され、また、自車の走行速度が早いとき
にはそれに応じて相対速度の比較対象となる所定値が小
さくなるように設定されることになる。
【0031】また、図5に示す実施例では、自車の走行
にともなって車両に作用する横方向の角速度(ヨーレー
ト)や進行方向の加速度などの車両の運動量を検出する
運動量検出装置15を設けて、制御処理装置4がその車
両の運動量の検出信号を読み込んで、その検出された車
両の運動量が所定値以上になったことを検知して、その
検知時にヘッドアップディスプレイ9による簡易ナビゲ
ーション画像の表示を禁止するようにしている。
にともなって車両に作用する横方向の角速度(ヨーレー
ト)や進行方向の加速度などの車両の運動量を検出する
運動量検出装置15を設けて、制御処理装置4がその車
両の運動量の検出信号を読み込んで、その検出された車
両の運動量が所定値以上になったことを検知して、その
検知時にヘッドアップディスプレイ9による簡易ナビゲ
ーション画像の表示を禁止するようにしている。
【0032】しかして、車両の運転に多大な注意をそそ
がなければならないような、例えば車両が急なカーブを
曲がるに際して大きなヨーレートが検出されたり、ま
た、前方車両を追越すときの急加速時に大きな加速度が
検出されたりしたときなどに、それまでフロントガラス
11の方に写し出されていた簡易ナビゲーション画像が
消えて、運転者に余計な情報を与えることなく運転操作
に注意を向けさせることができるようになる。
がなければならないような、例えば車両が急なカーブを
曲がるに際して大きなヨーレートが検出されたり、ま
た、前方車両を追越すときの急加速時に大きな加速度が
検出されたりしたときなどに、それまでフロントガラス
11の方に写し出されていた簡易ナビゲーション画像が
消えて、運転者に余計な情報を与えることなく運転操作
に注意を向けさせることができるようになる。
【0033】
【効果】以上、本発明による車両用走行誘導案内装置に
あっては、道路地図上に設定された誘導経路にしたがっ
て自車の走行誘導の案内を行わせるためのナビゲーショ
ン用の画像を表示するに際して、自車の現在位置から前
方部分の誘導経路に係る簡易道路地図の画像をヘッドア
ップディスプレイに写し出して、運転者が車両のフロン
トガラスの方にその画像をみることができるようにして
いるので、運転者が前方視界から何ら目をそらすことな
く、実際にみている前方道路との対応を容易にとること
ができるようになる。
あっては、道路地図上に設定された誘導経路にしたがっ
て自車の走行誘導の案内を行わせるためのナビゲーショ
ン用の画像を表示するに際して、自車の現在位置から前
方部分の誘導経路に係る簡易道路地図の画像をヘッドア
ップディスプレイに写し出して、運転者が車両のフロン
トガラスの方にその画像をみることができるようにして
いるので、運転者が前方視界から何ら目をそらすことな
く、実際にみている前方道路との対応を容易にとること
ができるようになる。
【0034】また、そのヘッドアップディスプレイに写
し出される画像は簡素化された誘導経路に係る簡易道路
地図であるので、運転視界を充分に確保できるととも
に、不要な情報が目に入ることがなくなる。したがっ
て、前方道路が複雑に入り組んでいるような場合にあっ
ても、誘導経路にしたがう右,左折などの進路変更地点
を直感的に瞬時に把握することができるようになり、ま
た、運転者はその画像を凝視することなく、その走行誘
導の案内のための表示内容を瞬時に理解することがで
き、車両の運転に専念することができるようになる。
し出される画像は簡素化された誘導経路に係る簡易道路
地図であるので、運転視界を充分に確保できるととも
に、不要な情報が目に入ることがなくなる。したがっ
て、前方道路が複雑に入り組んでいるような場合にあっ
ても、誘導経路にしたがう右,左折などの進路変更地点
を直感的に瞬時に把握することができるようになり、ま
た、運転者はその画像を凝視することなく、その走行誘
導の案内のための表示内容を瞬時に理解することがで
き、車両の運転に専念することができるようになる。
【図1】本発明による車両用走行誘導案内装置の一実施
例を示すブロック構成図である。
例を示すブロック構成図である。
【図2】同実施例におけるヘッドアップディスプレイの
一例を示す簡略構成図である。
一例を示す簡略構成図である。
【図3】車両のフロントガラスの方に写し出された簡易
ナビゲーション画像の一例を示す図である。
ナビゲーション画像の一例を示す図である。
【図4】車両のフロントガラスの方に写し出された簡易
ナビゲーション画像の他の例を示す図である。
ナビゲーション画像の他の例を示す図である。
【図5】本発明による車両用走行誘導案内装置の他の実
施例を示すブロック構成図である。
施例を示すブロック構成図である。
1 距離検出器 2 方向検出器 3 GPS受信機 4 制御処理装置 5 地図情報記憶媒体 6 記憶媒体再生装置 7 表示装置 8 操作装置 9 ヘッドアップディスプレイ 10 表示制御装置 11 フロントガラス 12 前方道路 13 簡易ナビゲーション画像 13′ 簡易ナビゲーション画像 14 障害物検知装置 15 運動量検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 常夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 道路地図上における自車の現在位置を求
めて、画面に写し出された道路地図上に自車の現在位置
をその走行にともなって刻々と更新表示させるととも
に、自車の出発点から目的地に至るまでの誘導経路を画
面に写し出された道路地図上に表示して、目的地に至る
までの走行誘導の案内を行わせる車両用走行誘導案内装
置において、自車の現在位置から前方部分の誘導経路に
係る簡易道路地図を、車両のフロントガラスの方に画像
を視認できるヘッドアップディスプレイに表示するよう
にしたことを特徴とする車両用走行誘導案内装置。 - 【請求項2】 ヘッドアップディスプレイに写し出され
た簡易道路地図中に、自車の現在位置を表示するように
したことを特徴とする前記第1項の記載による車両用走
行誘導案内装置。 - 【請求項3】 自車の現在位置が誘導経路上における
右,左折などの進路変更地点の所定距離手前にきたこと
を検知する手段を設けて、その検知に応じてヘッドアッ
プディスプレイへの表示を自動的に行わせるようにした
ことを特徴とする前記第1項または第2項の記載による
車両用走行誘導案内装置。 - 【請求項4】 所定距離を、入力指示に応じて可変に設
定する手段または自車の車速に応じて可変に制御する手
段をとるようにしたことを特徴とする前記第3項の記載
による車両用走行誘導案内装置。 - 【請求項5】 自車の前方の障害物までの距離または相
対速度を検出する手段を設けて、前方の障害物までの距
離が所定値以下になったとき、または相対速度が所定値
以上になったときに、ヘッドアップディスプレイへの表
示を禁止するようにしたことを特徴とする前記第1項の
記載による車両用走行誘導案内装置。 - 【請求項6】 所定値を、入力指示に応じて可変に設定
する手段または自車の車速に応して可変に制御する手段
をとるようにしたことを特徴とする前記第5項の記載に
よる車両用走行誘導案内装置。 - 【請求項7】 自車の走行にともなうヨーレートや加速
度などの車両の運動量を検出する手段を設けて、その検
出された車両の運動量が所定値以上になったときにヘッ
ドアップディスプレイへの表示を禁止するようにしたこ
とを特徴とする前記第1項の記載による車両用走行誘導
案内装置。 - 【請求項8】 誘導経路に係る簡易道路地図を鳥瞰図と
して表示するようにしたことを特徴とする前記第1項の
記載による車両用走行誘導案内装置。 - 【請求項9】 誘導経路に係る簡易道路地図を、その誘
導経路に沿う目標物を含めて、立体的に表示するように
したことを特徴とする前記第1項の記載による車両用走
行誘導案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35484295A JPH09178506A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 車両用走行誘導案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35484295A JPH09178506A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 車両用走行誘導案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178506A true JPH09178506A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18440280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35484295A Pending JPH09178506A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 車両用走行誘導案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178506A (ja) |
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- 1995-12-27 JP JP35484295A patent/JPH09178506A/ja active Pending
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