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JPH09175045A - 色素受容性素子 - Google Patents

色素受容性素子

Info

Publication number
JPH09175045A
JPH09175045A JP8340797A JP34079796A JPH09175045A JP H09175045 A JPH09175045 A JP H09175045A JP 8340797 A JP8340797 A JP 8340797A JP 34079796 A JP34079796 A JP 34079796A JP H09175045 A JPH09175045 A JP H09175045A
Authority
JP
Japan
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dye
layer
surfactant
alkyl group
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8340797A
Other languages
English (en)
Inventor
Teh-Ming Kung
クン テー−ミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH09175045A publication Critical patent/JPH09175045A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/529Macromolecular coatings characterised by the use of fluorine- or silicon-containing organic compounds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最外層にポリシロキサンを含有する色素画像
受容性素子の表面書き込み性能を改良することを目的と
する。 【解決手段】 色素画像受容性層をその上に有する支持
体を含んでなる色素受容性素子であって、前記色素受容
性素子の最外層がポリシロキサンおよび界面活性剤を含
有し、前記界面活性剤は少なくとも0.001g/m2
の量の過フッ素化アルキルスルホンアミドエステル共重
合体から本質的になり、前記過フッ素化アルキルスルホ
ンアミドエステル共重合体が以下の一般構造: 【化1】 (式中、R、R1 、R2 、R3 、R4 、x、yおよびz
は、それぞれ特定の基または数である)を有する色素受
容性素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱色素転写に用
いる色素受容性素子、さらに詳細には最外層にポリシロ
キサンおよび過フッ素化アルキルスルホンアミドエステ
ル共重合体を含有する受容性素子に関する。近年、カラ
ービデオカメラから電子的に発生させた映像からプリン
トを得るための感熱転写装置が開発されている。このよ
うなプリントを得る方法の一つによると、まず電子映像
をカラーフィルターによって色分解する。次いで、それ
ぞれの色分解画像を電気信号に変換する。その後、これ
らの信号を操作して、シアン、マゼンタ及びイエローの
電気信号を発生させ、これらの信号を感熱プリンターへ
伝送する。プリントを得るため、シアン、マゼンタまた
はイエローの色素供与体素子を色素受容性素子と向い合
わせて配置する。次いで、それら二つの素子を感熱プリ
ントヘッドと定盤ローラーとの間に挿入する。ライン型
感熱プリントヘッドを使用して、色素供与体シートの裏
側から熱をかける。感熱プリントヘッドは数多くの加熱
素子を有し、シアン、マゼンタ及びイエローの信号に応
じて逐次加熱される。その後、この処理を他の2色につ
いて繰り返す。こうして、スクリーンで見た元の映像に
対応するカラーハードコピーが得られる。この方法とそ
れを実施するための装置についての詳細は、米国特許第
4,621,271号明細書に記載されている。
【0002】感熱色素転写に用いられる色素受容性素子
は、一般に、ベースまたは支持体上に塗布されたポリマ
ー色素画像受容性層を含んでなる。
【0003】
【従来の技術】特公昭第61ー199997号,特公昭
第61ー106293号および米国特許第5,260,
257号は、シリコーン含有材料をポリマーバインダー
および/または界面活性剤の状態で多層感熱色素転写受
容体素子の頂部層に包含せしめて、供与体/受容体の望
ましくない粘着を防止しそして塗膜の均一性を高めるこ
とを開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリコ
ーン含有材料を受容体オーバーコート層に添加すると、
書き込み性能、例えば、フェルト先端ペンを用いて表面
層に書き込む性能がかなり低下するという課題がある。
本発明の目的は、最外層にポリシロキサンを含有する色
素画像受容性素子であって、表面書き込み性能が改良さ
れたものを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、色素画像受容性層をその上に有する支持体を含んで
なる色素受容性素子であって、前記色素受容性素子の最
外層がポリシロキサンおよび界面活性剤を含有し、前記
界面活性剤は少なくとも0.001g/m2 量の過フッ
素化アルキルスルホンアミドエステル共重合体から本質
的になり、前記過フッ素化アルキルスルホンアミドエス
テル共重合体が以下の一般構造:
【0006】
【化2】
【0007】(前記式中、RおよびR1 は、各々独立し
て水素またはメチルを表すことができ;R2 は、炭素数
1〜6のアルキル基であり;各R3 は、炭素数2〜4の
アルキル基であり;R4 は、水素または炭素数1〜4の
アルキル基であり;xは、1〜5の整数であり;yは、
1〜5の整数であり;そしてzは、1〜25の整数であ
る。)を有する色素受容性素子に関する本発明によって
達成される。
【0008】前記クラスの化合物に属する材料は、3M
Corp.からFluorad(登録商標)FC−4
30、FC−431またはFC−740のような商標の
下で市販されている。これらの材料は色素受容性層また
はその上のトップコ−ト層に包含せしめることができ
る。本発明の好ましい実施態様においては、前記式中、
R、R1 およびR4 は各々水素であり、R2 はブチルで
あり、R3 はエチルまたはイソロピルであり、x、yお
よびzは各々1である。この材料はFluorad(登
録商標)FC−430であると思われる。本発明の別の
好ましい実施態様においては、RおよびR4は各々メチ
ルであり、R1 は水素であり、R2 およびR3 は各々エ
チルであり、xは2であり、yは1であり、zは14で
ある。この材料はFluorad(登録商標)FC−4
31であると思われる。本発明の受容性素子の色素画像
受容性層は、例えば、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリ(塩化ビニ
ル)、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリ(スチレ
ン−コ−アクリロニトリル)、ポリカプロラクトンまた
はそれらの混合物を含んでよい。色素画像受容性層は、
意図する目的にとって有効である任意の量存在してよ
い。一般に、良好な結果は、約1〜約10g/m2 の濃
度で得られている。例えば、Harrisonらの米国
特許第4,775,657号に記載されているように、
さらにオーバーコート層を色素受容性層の上に塗布して
もよい。
【0009】色素受容性層に存在するポリシロキサンは
当業者が色素受容性素子に通常添加するようなポリシロ
キサン、例えば、 特公昭第61ー199997号,特
公昭第61ー106293号および米国特許第5,26
0,257号に開示されている材料であってよい。これ
らの材料の例としては、ポリジメチルシロキサンポリマ
ーおよびコポリマ−、アミノ改質シリコーン、エポキシ
ー改質シリコーン等が挙げられる。これらのポリシロキ
サンは色素受容性層中に約0.001〜約10g/m2
の範囲の量存在してよい。
【0010】本発明の色素受容性素子の支持体は、透明
であってもまたは反射性であってもよく、高分子支持
体、合成紙支持体、もしくはセルロース紙支持体であっ
てよく、またはその積層体であってよい。透明支持体の
例としては、ポリ(エーテルスルホン)、ポリ(エチレ
ンナフタレート)、ポリイミド、セルロースエステル、
例えば、セルロースアセテート、ポリ(ビニルアルコー
ル−コ−アセタール)、およびポリ(エチレンテレフタ
レート)が挙げられる。支持体は任意の望ましい厚さ、
通常、約10〜1000μmの厚さで用いることができ
る。さらなるポリマー層を支持体と色素画像受容性層の
間に存在させてもよい。例えば、ポリオレフィン、例え
ば、ポリエチレンまたはポリプロピレンを用いてもよ
い。白色顔料、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等をポ
リマー層に添加して反射性を与えてもよい。さらに、色
素画像受容性層への接着性を向上させるために、このポ
リマー層の上に下塗り層を用いてもよい。このような下
塗り層は、米国特許第4,748,150号、第4,9
65,238号、第4,965,239号および第4,
965,241号に開示されている。受容体素子は、ま
たバッキング層、例えば、米国特許第5,011,81
4号および第5,096,875号に開示されているも
のを含んでもよい。本発明の好ましい実施態様において
は、米国特許第5,244,861号に記載されている
ように、支持体はミクロボイド化熱可塑性コア層を、熱
可塑性表面層と共に塗布したものを含む。
【0011】本発明の色素受容性素子と共に用いる色素
供与体素子は、従来、バインダー中に色素を分散せしめ
た色素層をその上に有する支持体を含む。熱作用により
色素受容性層に転写可能であれば、任意の色素を本発明
に用いる色素供与体中に使用することができる。特に良
好な結果は、昇華性色素で得られている。本発明に使用
可能な色素供与体素子は、米国特許第4,916,11
2号、第4,927,803号および第5,023,2
28号に記載されている。
【0012】前記したように、色素供与体素子は色素転
写画像を形成するために用いる。このような工程には、
色素供与体素子の像様加熱、および色素画像を前記した
ような色素受容性素子へ転写して色素転写画像を形成す
ることが含まれる。本発明の好ましい実施態様において
は、シアン、マゼンタおよびイエロー色素の連続反復域
を塗布したポリ(エチレンテレフタレート)支持体を含
む色素供与体素子が用いられ、色素転写工程が各色につ
いて順次行われて3色の色素転写画像が得られる。当然
のことながら、この工程を単一の色についてのみ行え
ば、単色色素転写画像が得られる。
【0013】本発明の受容性素子に色素供与体素子から
色素を転写するのに用いることができる感熱プリントヘ
ッドは市販されている。あるいは、感熱色素転写用の他
の既知エネルギー源、例えば、レーザーを用いてもよ
い。本発明の感熱色素転写集成体は、(a)色素供与体
素子、および(b)前記のような色素受容性素子を含ん
でなり、色素受容性素子は、供与体素子の色素層が受容
性素子の色素画像受容性層と接触するような、色素供与
体素子との関係で重ねられている。
【0014】3色画像を得るためには、前記集成体を3
回形成し、その間に感熱プリントヘッドにより加熱す
る。第一の色素を転写した後、素子を引き剥がす。第二
の色素供与体素子(または異なる色素域を有する供与体
素子の別の領域)を次に色素受容性素子と合致する所定
位置に置き、前記工程を繰り返す。第三の色も同様にし
て得る。
【0015】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。実施例1 アミノ官能性オルガノーオキシシランであるProsi
l(登録商標)221およびProsil(登録商標)
2210の界面活性剤(PCR Corp.)(各々
0.055g/m2 )を、エタノール/メタノール/水
溶媒混合物に溶解することにより、下塗り層塗布溶液を
調製した。得られた試験溶液は、約1%のシラン成分、
1%の水および98%の3Aアルコールを含有した。こ
の溶液を、僅かにTiO2 顔料を添加したポリプロピレ
ンスキン(Mobil Chemical Co.)を
有するOppalyte(登録商標)ポリプロピレン−
積層紙支持体上に、0.11g/m2 の総乾燥被覆量で
塗布した。塗布に先立ち、支持体を約450ジュール/
2 でコロナ放電処理に付した。
【0016】Makrolon(登録商標)KL3−1
013(ポリエーテルー改質ビスフェノール−A ポリ
カーボネート)ブロック共重合体(Bayer AG)
(1.82g/m2 )、Lexan(登録商標)141
−112ビスフェノールーAポリカーボネート(Gen
eral Electric Co.)(1.49g/
2 )、およびFluorad(登録商標)FC−43
1、過フッ素化アルキルスルホンアミドアルキルエステ
ル界面活性剤(3M Cop.)(0.011g/
2 )、ジ−n−ブチルフタレート(DBP)(0.3
3g/m2 )、およびジフェニルフタレート(DPP)
(0.33g/m2 )を含有する層であって、すべて
4:1の塩化メチレン/トリクロロエチレン溶媒混合物
(4.1%固形分)を用いて塗布したものを含有する色
素受容性層を、前記下塗り層試験試料にオーバーコーテ
ィングした。
【0017】次に、この色素受容性層に、ビスフェノー
ルA(50mole%)、ジエチレングリコール(9
3.5重量%)(平均分子量 100,000)および
ポリジメチルシロキサン(6.5重量%)(2500分
子量)ブロック単位(50mole%)(0.22g/
2 )のポリカーボネートランダムターポリマーを含
む、塩化メチレン/トリクロロエチレン溶媒混合物中の
試験界面活性剤溶液をオーバーコーティングした。オー
バーコート中の界面活性剤の量は、すべての試料につい
て、0.022g/m2 であった。
【0018】この一連の実験において試験した各種の界
面活性剤は、シリコーンおよび各種の過フッ素化界面活
性剤を含んでいた。使用した対照のシリコーン界面活性
剤の例としては、Dow−Corning Corp.
シリコーン液:DC190、DC200、DC510お
よびDC1248;General Electric
Co.シリコーン液:SF−1023、SF−108
0およびSF−1188;およびUnion Carb
ide Corp.シリコーン液:L−700およびL
−7230であった。
【0019】使用した対照の過フッ素化界面活性剤は、
式:Cn 2n+1CH2 CH2 O(CH2 CH2 O) x
(式中、n=3〜8である)のペルフルオロアルキルポ
リアルキレンオキシド(本発明の過フッ素化エステル共
重合体ではない。)であるZonyl(登録商標)FS
O−100(DuPont Co.)、および式:C 8
17SO2 N(C2 5 )(CH2 CH2 O)X CH3
のペルフルオロアルキルアルコキシレート(本発明の過
フッ素化エステル共重合体ではない。)であるFluo
rad(登録商標)FC−171(3M Co.)であ
った。使用した本発明の界面活性剤は、Fluorad
(登録商標)FC−430、FC−431およびFC−
740(3M C0)であった。
【0020】それぞれのオーバーコートに異なる界面活
性剤を有する多層感熱色素転写受容性素子を、以下の表
に示すように、その溶媒組成が異なる数種類の市販のマ
ーキングペンを用いて、書き込み性能の評価を行った:
【0021】
【表1】
【0022】このようにして製造した各感熱色素転写受
容体試料の書き込み性能を、個々の受容体表面上に書き
込み、次いでインク拡がり(展開性)を拡大鏡(7x)
により観察することにより評価した。筆跡の縁端が鋭く
(輪郭がより鮮明であり)しかも受容体表面上のインク
濃度がより高ければ高い程、より良好なインク湿潤性/
拡がり性能、もしくはより良好な表面書き込み性能が得
られた。
【0023】表面書き込み評価の結果を、以下の4種類
のカテゴリーに定性的にランク付けした。 不良:非均一のインク拡がり(基本的にインクは湿潤し
ない)、ぎざぎざした縁端、そしてインク濃度が低い; 中位:中位のインク拡がり、中位の縁端、中位のインク
濃度; 良好:良好なインク拡がり、幾分丸みを帯びた縁端、良
好なインク濃度; 優秀:極めて均一な拡がり、ハッキリとした輪郭の鮮明
な縁端、および高いインク濃度。
【0024】すべてのペンが少なくとも1個の”中位”
の表面書き込み性能評価を有する場合に、許容可能な性
能と定義する。書き込み性能試験結果を、以下の表に要
約する:
【0025】
【表2】
【0026】前記結果は、受容体トップコートに存在す
る、C−1〜C−9に用いられた対照シリコーン、並び
にC−10およびC−11に用いられたある種のフッ素
化界面活性剤は、受容体表面の書き込み性能を向上させ
なかったことを示している。しかしながら、受容体トッ
プコート中に本発明界面活性剤(E−1〜E−4)を使
用すると、明らかに表面書き込み性能が向上した。実施例2シリコーン−含有共重合体を含む受容体オ
ーバーコートの表面書き込み性能に対するFluora
d(登録商標)FC−431界面活性剤の効果 感熱色素転写受容体素子を、実施例1のように調製し
た。各種の量のFluorad(登録商標)FC−43
1をトップコートに、そして各種%のポリジメチルシロ
キサン(PDMS)単位を層のバインダー中に用いて、
以下のように一連の試験を行った: 各種試料に、以下の組成: 1)ビスフェノール−A(50mole%)、ジエチレ
ングリコール(93.5wt%)、およびPDMS
(6.5wt%)、(2500MW)ブロック単位(5
0mole%)(0.22g/m2 ) 、または 2)ビスフェノール−A(50mole%)、ジエチレ
ングリコール(90wt%)、およびPDMS(10w
t%)、(2500MW)ブロック単位(50mole
%)(0.22g/m2 ) 、または 3)ビスフェノール−A(50mole%)、ジエチレ
ングリコール(80wt%)、およびPDMS(20w
t%)、(2500MW)ブロック単位(50mole
%)(0.22g/m2 ) 、のポリカーボネートランダ
ムターポリマー、並びに以下の第3表に示したような各
種の量のFluorad(登録商標)FC−431を含
んでなる、塩化メチレンおよびトリクロロエチレンの溶
媒混合物を、前記の色素受容性層にオーバーコーティン
グした。各種の量のFluorad(登録商標)FC−
431を含む各種の感熱色素転写受容体について、再
度、実施例1において述べたと同様に、その表面書き込
み性能評価を行った。試験結果を次表に要約する:
【0027】
【表3】
【0028】前記結果は、トップコートバインダーとし
て、過フッ素化界面活性剤を含まないシリコーン含有共
重合体は、表面書き込み性能の劣る素子が得られること
を示す(C−12、C−13および−14)。E−8試
料は、許容可能な表面書き込み性能を得るための最小量
の過フッ素化界面活性剤は0.001g/m2 であるこ
とを示す。試料E−10の界面活性剤量は0.002g
/m2 であるが、この試料は試料E−8と比較して略2
倍量のPDMSシリコーン含有共重合体を有する。ま
た、試料E−13の界面活性剤量は、0.006g/m
2 であるが、この試料は試料E−10と比較して2倍量
のPDMSシリコーン含有共重合体を有する。実施例3従来例の米国特許第5,260,257
号、実施例A1の表面書き込み性能に対するFluor
ad(登録商標)FC−431の効果 下塗り処理を施したOppalyte(登録商標)紙支
持体を、実施例1に述べたように調製した。ポリエステ
ル樹脂(Vylon(登録商標)200、Toyobo
KK)(2.68g/m2 )および塩化ビニル/酢酸
ビニルコポリマー(Denka Vinyl#1000
AKT、Denki Kagaku Kogyo)
(1.17g/m2 )をその中に溶解せしめた、1:1
(重量)の2−ブタノン/トルエン溶媒混合物から調製
した色素受容層溶液を、この支持体上にオーバーコティ
ングした。このコーティング混合物に、アミノ改質シリ
コーン(KF−393、Shinetsu Kagak
u Kogyo)(0.28g/m2 )およびエポキシ
改質シリコーン(X−22−343、Shinetsu
Kagaku Kogyo)(0.28g/m2 )を添
加して、対照試料受容体C−15を得た。
【0029】過フッ素化アルキルエステルFluora
d(登録商標)FC−431の量を徐々に増加させて含
有する試験用受容体を調製して、前記の対照コーティン
グ溶液にさらに0.0006〜0.02g/m2 のFl
uorad(登録商標)FC−431を含有する試料を
得た。再度、このようにして調製した試料を、前記のよ
うに表面書き込み試験に付し、得られた結果を次表に要
約した。
【0030】
【表4】
【0031】前記データは、再び、適量のFluora
d(登録商標)FC−431を、従来の感熱色素転写受
容性層のトップコート層に添加すると表面書き込み性能
が向上することを実証するものである。許容可能な表面
書き込み性能に必要な界面活性剤レベルは0.002g
/m2 であるが、この試料はオーバーコートに2種類の
シリコーンを使用し、これらのシリコーンは、シリコー
ンの影響を打ち消すのに必要な本発明の過フッ素化界面
活性剤をより多くするであろう。実施例4従来例の特公昭61−106293号の表
面書き込み性能に対するFluorad(登録商標)F
C−431の効果 前記の実施例3において調製した色素受容性素子に、エ
タノール中のアミノ改質シリコーン(KF−393、S
hinetsu Kagaku Kogyo)(0.5
5g/m2 )およびエポキシ改質シリコーン(X−22
−343、Shinetsu Kagaku Kogy
o)(0.55g/m2 )を添加することにより調製し
たトップコート溶液をオーバーコーティングした。試験
試料E−21〜E−25は、それらがさらに0.001
〜0.02g/m2 の範囲で徐々に増加する量のFlu
orad(登録商標)FC−431を含有する点で、対
照試料C−16と異なる。
【0032】実施例1〜3において行ったと同一の書き
込み試験を行ったが、その試験結果を次表に要約する:
【0033】
【表5】
【0034】前記の結果は、対照受容体素子C−16の
表面書き込み性能が劣ることを示す。本発明の過フッ素
化界面活性剤をオーバーコート層に添加すると、良好な
結果を得るためには、最小0.01g/m2 を必要とす
る。しかしながら、このオーバーコート層には遙に大量
のシリコーンが用いられ、このシリコーンの効果を打ち
消すのに必要な本発明の過フッ素化界面活性剤をより多
くするであろう。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、予期せざることであっ
たが、ある種のフッ素化アルキルエステル界面活性剤
を、シリコーン含有感熱色素転写受容体素子の頂部層に
添加すると、表面書き込み性能が著しく向上することが
判明した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、この色素受容性層に、ビスフェノー
ルA(50mole%)、ジエチレングリコール(9
3.5重量%)(平均分子量100,000)およびポ
リジメチルシロキサン(6.5重量%)(2500分子
量)ブロック単位(50mole%)のポリカーボネー
トランダムターポリマー(0.22g/m2 )を含む、
塩化メチレン/トリクロロエチレン溶媒混合物中の試験
界面活性剤溶液をオーバーコーティングした。オーバー
コート中の界面活性剤の量は、すべての試料について、
0.022g/m2 であった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】前記データは、再び、適量のFluora
d(登録商標)FC−431を、従来の感熱色素転写受
容性層のトップコート層に添加すると表面書き込み性能
が向上することを実証するものである。許容可能な表面
書き込み性能に必要な界面活性剤レベルは0.002g
/m2 であるが、この試料はオーバーコートに2種類の
シリコーンを使用し、これらのシリコーンは、シリコー
ンの影響を打ち消すのに必要な本発明の過フッ素化界面
活性剤をより多くするであろう。実施例4従来例の特公昭61−106293号の表
面書き込み性能に対するFluorad(登録商標)F
C−431の効果 前記の実施例3において調製した色素受容性素子に、エ
タノール中のアミノ改質シリコーン(KF−393、S
hinetsu Kagaku Kogyo)(0.5
5g/m2 )およびエポキシ改質シリコーン(X−22
−343、Shinetsu Kagaku Kogy
o)(0.55g/m2 )を添加することにより調製し
たトップコート溶液をオーバーコーティングした(対照
試料C−16)。試験試料E−21〜E−25は、それ
らがさらに0.001〜0.02g/m2 の範囲で徐々
に増加する量のFluorad(登録商標)FC−43
1を含有する点で、対照試料C−16と異なる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素画像受容性層をその上に有する支持
    体を含んでなる色素受容性素子であって、前記色素受容
    性素子の最外層がポリシロキサンおよび界面活性剤を含
    有し、前記界面活性剤は少なくとも0.001g/m2
    量の過フッ素化アルキルスルホンアミドエステル共重合
    体から本質的になり、前記過フッ素化アルキルスルホン
    アミドエステル共重合体が以下の一般構造: 【化1】 (前記式中、 RおよびR1 は、各々独立して水素またはメチルを表す
    ことができ;R2 は、炭素数1〜6のアルキル基であ
    り;各R3 は、炭素数2〜4のアルキル基であり;R4
    は、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり;x
    は、1〜5の整数であり;yは、1〜5の整数であり;
    そしてzは、1〜25の整数である。)を有する色素受
    容性素子。
JP8340797A 1995-12-20 1996-12-20 色素受容性素子 Pending JPH09175045A (ja)

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