JPH09166900A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
- Publication number
- JPH09166900A JPH09166900A JP7329063A JP32906395A JPH09166900A JP H09166900 A JPH09166900 A JP H09166900A JP 7329063 A JP7329063 A JP 7329063A JP 32906395 A JP32906395 A JP 32906395A JP H09166900 A JPH09166900 A JP H09166900A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- image
- forming body
- drum
- developing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成条件の補正が可能であって、コンパ
クトでメンテナンスの作業性のよい高速プリントの可能
なカラー画像形成装置。 【解決手段】 像形成体(10)に対しY,M,C,K
の4組の帯電器(11),像露光手段(12),現像器
(13)配置し、帯電,像露光及び現像を繰り返して像
形成体(10)上にトナー像を重ね合わせて形成後、転
写材に一括転写するカラー画像形成装置であって、像形
成体(10)は透明基体上に感光層を設けたドラム状を
なし、ドラム状像形成体の垂直線に対し左右位置にそれ
ぞれ2個ずつ現像器(13)を配置し、表面電位センサ
(PS)を垂直線近傍で、像形成体(10)に対向配置
する。
クトでメンテナンスの作業性のよい高速プリントの可能
なカラー画像形成装置。 【解決手段】 像形成体(10)に対しY,M,C,K
の4組の帯電器(11),像露光手段(12),現像器
(13)配置し、帯電,像露光及び現像を繰り返して像
形成体(10)上にトナー像を重ね合わせて形成後、転
写材に一括転写するカラー画像形成装置であって、像形
成体(10)は透明基体上に感光層を設けたドラム状を
なし、ドラム状像形成体の垂直線に対し左右位置にそれ
ぞれ2個ずつ現像器(13)を配置し、表面電位センサ
(PS)を垂直線近傍で、像形成体(10)に対向配置
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてドラム状
の像形成体の周面に複数の像露光手段と現像手段を配置
して像形成体の一回転中にトナー像を重ね合わせて形成
する電子写真方式のカラー画像形成装置で、特に表面電
位計(電位センサ)を有するカラー画像形成装置に関す
る。
の像形成体の周面に複数の像露光手段と現像手段を配置
して像形成体の一回転中にトナー像を重ね合わせて形成
する電子写真方式のカラー画像形成装置で、特に表面電
位計(電位センサ)を有するカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多色のカラー画像を形成する方法として
は、画像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現像器等
を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を中
間転写等に重ね合わせてカラー画像とする装置(A)
や、1つの感光体を複数回転して各色毎の帯電,像露光
ならびに現像を繰り返してカラー画像を形成する装置
(B)あるいは同じく1つの感光体の一回転以内に各色
毎の帯電,像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像
を形成する装置(C)等が知られている。
は、画像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現像器等
を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を中
間転写等に重ね合わせてカラー画像とする装置(A)
や、1つの感光体を複数回転して各色毎の帯電,像露光
ならびに現像を繰り返してカラー画像を形成する装置
(B)あるいは同じく1つの感光体の一回転以内に各色
毎の帯電,像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像
を形成する装置(C)等が知られている。
【0003】しかし前記の装置(A)は複数の感光体や
中間転写体を要するため装置の容積が大型化する欠点が
あり、一方装置(B)は帯電手段,像露光手段や感光体
が一つだけであるので容積は小型化されるものの形成さ
れる画像のサイズが感光体の表面積以下に限定されると
云う制約がある。
中間転写体を要するため装置の容積が大型化する欠点が
あり、一方装置(B)は帯電手段,像露光手段や感光体
が一つだけであるので容積は小型化されるものの形成さ
れる画像のサイズが感光体の表面積以下に限定されると
云う制約がある。
【0004】また装置(C)は高速の画像形成を可能と
するものの、感光体の一周内に帯電器,像露光手段と現
像器を複数組配設する必要があること、像露光を行う光
学系が近接する現像器から洩れるトナーに汚れて画質を
損なうおそれがあり、これを避けるため像露光手段と現
像器の間隔を大きくとる必要があることから必然的に感
光体の径が大きくなって装置を大型化すると云う矛盾が
ある。
するものの、感光体の一周内に帯電器,像露光手段と現
像器を複数組配設する必要があること、像露光を行う光
学系が近接する現像器から洩れるトナーに汚れて画質を
損なうおそれがあり、これを避けるため像露光手段と現
像器の間隔を大きくとる必要があることから必然的に感
光体の径が大きくなって装置を大型化すると云う矛盾が
ある。
【0005】装置(C)における前述したような障害の
欠点を避ける目的から、像形成体の基体を透明体の素材
によって形成し、その内部に複数の像露光手段を収容し
て、画像を前記の基体を通してその外周に形成した感光
層に露光する形態の装置が提案されている(例えば特開
平5−307307号公報)。
欠点を避ける目的から、像形成体の基体を透明体の素材
によって形成し、その内部に複数の像露光手段を収容し
て、画像を前記の基体を通してその外周に形成した感光
層に露光する形態の装置が提案されている(例えば特開
平5−307307号公報)。
【0006】また、電子写真式の画像形成装置におい
て、更に良質の画像を得るための手段として、像形成体
に対向して表面電位計(電位センサ)を設け、像形成体
の表面電位を求めた後制御部により、例えば像形成体表
面にコロナ帯電を行う帯電器によって帯電させる印加電
圧を変化させ、像形成体の表面電位を一定に保持させて
常に優れた画質を保持することもなされている。
て、更に良質の画像を得るための手段として、像形成体
に対向して表面電位計(電位センサ)を設け、像形成体
の表面電位を求めた後制御部により、例えば像形成体表
面にコロナ帯電を行う帯電器によって帯電させる印加電
圧を変化させ、像形成体の表面電位を一定に保持させて
常に優れた画質を保持することもなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の提
案による装置は像形成体の内側に像露光手段、外側に帯
電器,現像器を数多く配設するために構造が複雑化し、
現像器や像形成体や像露光手段の着脱操作が煩雑になっ
て取り扱い性が悪くなり、また各機材相互間の位置精度
を保つのも難しいと云う難点を抱えている。特に、内部
に固定した光学系を配置して、像形成体に回転したり、
着脱することは難しい点である。又、現像器などは構造
をできるだけ共通化することが好ましい。
案による装置は像形成体の内側に像露光手段、外側に帯
電器,現像器を数多く配設するために構造が複雑化し、
現像器や像形成体や像露光手段の着脱操作が煩雑になっ
て取り扱い性が悪くなり、また各機材相互間の位置精度
を保つのも難しいと云う難点を抱えている。特に、内部
に固定した光学系を配置して、像形成体に回転したり、
着脱することは難しい点である。又、現像器などは構造
をできるだけ共通化することが好ましい。
【0008】また像形成体に対向して設けられる電位セ
ンサは、トナー等が付着すると測定精度が低下してしま
うことから、像形成体の周縁部で汚れにくい箇所に設置
することが必要である。
ンサは、トナー等が付着すると測定精度が低下してしま
うことから、像形成体の周縁部で汚れにくい箇所に設置
することが必要である。
【0009】本発明はこれらの点を改良し、レイアウト
を合理化することによって機材のバランスならびに位置
精度を高く保ち、コンパクトで取り扱い操作性も良い電
位センサを備えたカラー画像形成装置の提供を目的とし
たものである。
を合理化することによって機材のバランスならびに位置
精度を高く保ち、コンパクトで取り扱い操作性も良い電
位センサを備えたカラー画像形成装置の提供を目的とし
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体に
対し複数の帯電器、像露光手段、現像器を配置し、帯
電、像露光及び現像を繰り返して前記像形成体上にトナ
ー像を重ね合わせて形成後、転写材に一括転写を行うカ
ラー画像形成装置において、前記像形成体はドラム状像
形成体であって、前記ドラム状像形成体の回転中心を通
る垂直線に対し左右位置にそれぞれ2個ずつ現像器を配
置すると共に、像形成体の表面電位を測定する電位セン
サを垂直線近傍で像形成体に対向配置したことを特徴と
するカラー画像形成装置によって達成される。
対し複数の帯電器、像露光手段、現像器を配置し、帯
電、像露光及び現像を繰り返して前記像形成体上にトナ
ー像を重ね合わせて形成後、転写材に一括転写を行うカ
ラー画像形成装置において、前記像形成体はドラム状像
形成体であって、前記ドラム状像形成体の回転中心を通
る垂直線に対し左右位置にそれぞれ2個ずつ現像器を配
置すると共に、像形成体の表面電位を測定する電位セン
サを垂直線近傍で像形成体に対向配置したことを特徴と
するカラー画像形成装置によって達成される。
【0011】
【実施例】本発明のカラー画像形成装置の構成を図1お
よび図2に示す実施例によって説明する。
よび図2に示す実施例によって説明する。
【0012】10はドラム状の像形成体すなわち感光体
ドラムで、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体の外周に透明導
電層,有機感光層(OPC)を塗布したものである。
ドラムで、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体の外周に透明導
電層,有機感光層(OPC)を塗布したものである。
【0013】前記感光体ドラム10は一方の端部のフラ
ンジ10Aが後述するカートリッジ30の備えるガイド
ピン30Pによって軸受支持され、他方の端部のフラン
ジ10Bが装置本体の基板40の備える複数のガイドロ
ーラ40Rに外嵌して外周の歯車10Gを駆動歯車40
Gに噛合し、その動力により前記の透明導電層を接地し
た状態で時計方向に回転される。
ンジ10Aが後述するカートリッジ30の備えるガイド
ピン30Pによって軸受支持され、他方の端部のフラン
ジ10Bが装置本体の基板40の備える複数のガイドロ
ーラ40Rに外嵌して外周の歯車10Gを駆動歯車40
Gに噛合し、その動力により前記の透明導電層を接地し
た状態で時計方向に回転される。
【0014】11はスコロトロン帯電器で感光体ドラム
10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持さ
れたグリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とによって
帯電作用を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を
与える。
10の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持さ
れたグリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とによって
帯電作用を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を
与える。
【0015】12は感光体ドラム10の軸方向に配列し
たLEDとセルフオックレンズとから構成される露光光
学系で、別体の画像読み取り装置によって読み取られた
各色の画像信号がメモリより順次取り出されて前記の各
露光光学系12にそれぞれ電気信号として入力される。
たLEDとセルフオックレンズとから構成される露光光
学系で、別体の画像読み取り装置によって読み取られた
各色の画像信号がメモリより順次取り出されて前記の各
露光光学系12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0016】前記の各露光光学系12は何れも装置本体
の基板40に対しガイドピン40P1を案内として固定
した円柱状の支持部材20に取り付けられて前記感光体
ドラム10の基体内部に収容され、感光体ドラムの内側
から像露光が行われる。
の基板40に対しガイドピン40P1を案内として固定
した円柱状の支持部材20に取り付けられて前記感光体
ドラム10の基体内部に収容され、感光体ドラムの内側
から像露光が行われる。
【0017】本実施例の感光体ドラムでは、画像露光用
の露光ビームの結像点である感光体ドラムの光導電体層
において、光導電体層の光減衰特性(光キャリア生成)
に対して適性なコントラストを付与できる波長の露光光
量を有していればよい。従って、本実施例における感光
体ドラムの透明基体の光透光率は、100%である必要
はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収され
るような特性があっても構わない。透光性基体の素材と
しては、ソーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸
ガラスや一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
トなどの各種透光性樹脂が使用可能である。また、透光
性導電層としては、インジウム・スズ・酸化物(IT
O)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、
Au、Ag、Ni、Alなどからなる透光性を維持した
金属薄膜が用いられ、成膜法としては、真空蒸着法、活
性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CVD法、
浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用される。また、
光導電体層としては、アモルファスシリコン(a−S
i)合金感光層、アモルファスセレン合金感光層や、各
種有機感光層(OPC)が使用される。
の露光ビームの結像点である感光体ドラムの光導電体層
において、光導電体層の光減衰特性(光キャリア生成)
に対して適性なコントラストを付与できる波長の露光光
量を有していればよい。従って、本実施例における感光
体ドラムの透明基体の光透光率は、100%である必要
はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収され
るような特性があっても構わない。透光性基体の素材と
しては、ソーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸
ガラスや一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
トなどの各種透光性樹脂が使用可能である。また、透光
性導電層としては、インジウム・スズ・酸化物(IT
O)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、
Au、Ag、Ni、Alなどからなる透光性を維持した
金属薄膜が用いられ、成膜法としては、真空蒸着法、活
性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CVD法、
浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用される。また、
光導電体層としては、アモルファスシリコン(a−S
i)合金感光層、アモルファスセレン合金感光層や、各
種有機感光層(OPC)が使用される。
【0018】13Yないし13Kはイエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C)およびK(黒色)の各現像
剤を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周
面に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリ
ーブ130を備えている。
ゼンタ(M),シアン(C)およびK(黒色)の各現像
剤を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周
面に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリ
ーブ130を備えている。
【0019】前記の各現像器は、前述した帯電器11に
よる帯電,露光光学系12による像露光によって形成さ
れる感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧
の印加により非接触の状態で反転現像する。
よる帯電,露光光学系12による像露光によって形成さ
れる感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧
の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0020】次に本装置におけるカラー画像形成装置の
プロセスについて説明する。
プロセスについて説明する。
【0021】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
はコンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよび
Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納さ
れる。
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
はコンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよび
Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納さ
れる。
【0022】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により前記の駆動歯車40Gが回動して感光体
ドラム10を時計方向へと回転し、同時に帯電器11
(Y)の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与
が開始される。
タの始動により前記の駆動歯車40Gが回動して感光体
ドラム10を時計方向へと回転し、同時に帯電器11
(Y)の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与
が開始される。
【0023】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号
による露光が開始されドラムの回転走査によってその表
面の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応す
る静電潜像を形成する。
【0024】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ130上の現像剤が非接触の状態で反転現像さ
れ感光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナ
ー像が形成される。
スリーブ130上の現像剤が非接触の状態で反転現像さ
れ感光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナ
ー像が形成される。
【0025】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成していく。
(Y)のトナー像の上にさらに帯電器11(M)の帯電
作用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13(M)によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成していく。
【0026】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)および現像器13(C)によって
さらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また帯電器11(K)、露光光学系12(K)およ
び現像器13(K)によって第4の色信号に対応する黒
色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光
体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
露光光学系12(C)および現像器13(C)によって
さらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また帯電器11(K)、露光光学系12(K)およ
び現像器13(K)によって第4の色信号に対応する黒
色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光
体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナ
ー像が形成される。
【0027】これ等各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た透明の基体を通して行われる。従って第2,第3およ
び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成
されたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第
1の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成する
ことが可能となる。なお各露光光学系12の発熱による
感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、
低温の場合はヒータ201を用い、高温の場合はヒート
パイプ202を介して外部に放熱する等の措置を講ずる
ことにより支障のない程度迄抑制することができる。ま
た各現像器による現像作用に際しては、それぞれ現像ス
リーブ130に対し直流あるいはさらに交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは
二成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明
電導層を接地する感光体ドラム10に対して非接触の反
転現像が行われるようになっている。
0の有機感光層に対する露光はドラムの内部より前述し
た透明の基体を通して行われる。従って第2,第3およ
び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に形成
されたトナー像の影響を全く受けることなく行われ、第
1の色信号に対応する画像と同等の静電潜像を形成する
ことが可能となる。なお各露光光学系12の発熱による
感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、
低温の場合はヒータ201を用い、高温の場合はヒート
パイプ202を介して外部に放熱する等の措置を講ずる
ことにより支障のない程度迄抑制することができる。ま
た各現像器による現像作用に際しては、それぞれ現像ス
リーブ130に対し直流あるいはさらに交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは
二成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明
電導層を接地する感光体ドラム10に対して非接触の反
転現像が行われるようになっている。
【0028】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は転写器14Aにおいて給紙カ
セット15より搬送されタイミングローラ16の駆動に
よって同期して給紙される転写紙に転写される。
されたカラーのトナー像は転写器14Aにおいて給紙カ
セット15より搬送されタイミングローラ16の駆動に
よって同期して給紙される転写紙に転写される。
【0029】トナー像の転写を受けた転写紙は、除電器
14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離し、定着装置17においてトナーを溶着したのち排紙
ローラ18を介して装置上部のトレイ上に排出される。
14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離し、定着装置17においてトナーを溶着したのち排紙
ローラ18を介して装置上部のトレイ上に排出される。
【0030】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19において残留トナーを除去,清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するかもしくは
一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成にかか
る。
はクリーニング装置19において残留トナーを除去,清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するかもしくは
一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成にかか
る。
【0031】前記の感光体ドラム10、各帯電器11、
各現像器13とさらにクリーニング装置19はカートリ
ッジ30に収容され一体化された状態で露光光学系12
を有する支持部材20を残して装置本体内に着脱出来る
ように構成されている。
各現像器13とさらにクリーニング装置19はカートリ
ッジ30に収容され一体化された状態で露光光学系12
を有する支持部材20を残して装置本体内に着脱出来る
ように構成されている。
【0032】すなわちカートリッジ30は装置本体の側
面に挿脱可能に設けた図3に示す架台50に収納して装
置内部に着脱される。
面に挿脱可能に設けた図3に示す架台50に収納して装
置内部に着脱される。
【0033】着脱時に支持部材20を残す構成は、ヒー
タ201、ヒートパイプ202、LEDを動作させるリ
ード線203や光学系12を感光体の回動や感光体の着
脱にもかかわらず支持部材20に固定しておくことがで
きる特長を有している。又以下に記す様に感光体ドラム
10の軸心を決めるのに利用することもできる。
タ201、ヒートパイプ202、LEDを動作させるリ
ード線203や光学系12を感光体の回動や感光体の着
脱にもかかわらず支持部材20に固定しておくことがで
きる特長を有している。又以下に記す様に感光体ドラム
10の軸心を決めるのに利用することもできる。
【0034】装着時は前記架台50は側板50Aと一対
の支持台50Bとから成り、カートリッジ30を載置し
かつ係止状態として本体内部のガイドレール51に沿っ
て水平方向にスライドされる。
の支持台50Bとから成り、カートリッジ30を載置し
かつ係止状態として本体内部のガイドレール51に沿っ
て水平方向にスライドされる。
【0035】前記架台50は装置内部への挿入に当たり
カートリッジ30内の感光体ドラム10を支持するガイ
ドピン30Pを前述した露光光学系12を取り付ける支
持部材20に係合し、これに前後してフランジ10Bを
前述した基板40側のガイドローラ40Rに外嵌した上
で締付ネジ52を固定手段として側板50Aを装置本体
の突当部53に密着し固定される。それによって画像形
成部に対する前記感光体ドラム10の軸心ならびに軸方
向の中心位置が決定される。
カートリッジ30内の感光体ドラム10を支持するガイ
ドピン30Pを前述した露光光学系12を取り付ける支
持部材20に係合し、これに前後してフランジ10Bを
前述した基板40側のガイドローラ40Rに外嵌した上
で締付ネジ52を固定手段として側板50Aを装置本体
の突当部53に密着し固定される。それによって画像形
成部に対する前記感光体ドラム10の軸心ならびに軸方
向の中心位置が決定される。
【0036】また脱装時は前記架台50は装置内部より
引き出されると、感光体ドラム10が前記の各露光光学
系12を取り付ける支持部材20より離脱した位置でス
ライドが停止されてガイドレール51により支持状態と
される。
引き出されると、感光体ドラム10が前記の各露光光学
系12を取り付ける支持部材20より離脱した位置でス
ライドが停止されてガイドレール51により支持状態と
される。
【0037】架台50の引き出しにより基板40の備え
る前記のガイドローラ40Rとの嵌合を外れる感光体ド
ラム10のフランジ10Bは、カートリッジ30が一体
に形成する数箇所の折り返し部30Aによって支持され
てほぼ挿入時と同じ軸心位置を維持する。従って架台5
0の再度の挿入に際しフランジ10Bは前記のガイドロ
ーラ40Rに容易に外嵌して感光体ドラム10を正規の
軸心位置に設定する。
る前記のガイドローラ40Rとの嵌合を外れる感光体ド
ラム10のフランジ10Bは、カートリッジ30が一体
に形成する数箇所の折り返し部30Aによって支持され
てほぼ挿入時と同じ軸心位置を維持する。従って架台5
0の再度の挿入に際しフランジ10Bは前記のガイドロ
ーラ40Rに容易に外嵌して感光体ドラム10を正規の
軸心位置に設定する。
【0038】前記の感光体ドラム10は露光光学系12
をその内部に収める関係からドラム径が比較的小さくと
もその外周面に前述した複数の帯電器11、現像器13
等を配設することが可能であって、外径φが60mmな
いし160mmの小径のドラムの使用によって装置の容
積をコンパクトにすることが出来る。
をその内部に収める関係からドラム径が比較的小さくと
もその外周面に前述した複数の帯電器11、現像器13
等を配設することが可能であって、外径φが60mmな
いし160mmの小径のドラムの使用によって装置の容
積をコンパクトにすることが出来る。
【0039】さらに図4に示すように感光体ドラム10
の中心を通る垂直線M−Mを対称軸としてその左右に露
光光学系12と現像器13をそれぞれ2個ずつ、また感
光体ドラム10の中心を通る水平線N−N下部の一方の
側に転写器14A、他方の側にクリーニング装置19を
配置することによってカートリッジ30は左右のバラン
スが保たれ、取り扱い操作が極めて容易となる。
の中心を通る垂直線M−Mを対称軸としてその左右に露
光光学系12と現像器13をそれぞれ2個ずつ、また感
光体ドラム10の中心を通る水平線N−N下部の一方の
側に転写器14A、他方の側にクリーニング装置19を
配置することによってカートリッジ30は左右のバラン
スが保たれ、取り扱い操作が極めて容易となる。
【0040】本発明のカラー画像形成装置では、感光体
の電位測定を行って良質の画像を得るため、感光体ドラ
ム10に対向して電位センサPSを設けるが、トナー等
による汚れが最も生じにくい箇所として、感光体ドラム
10の周縁部で最も空間範囲の多い箇所にある垂直線M
−Mの近傍にあることを発見し、本実施例では、垂直線
M−Mの近傍で帯電器11(C)の上流でこれに隣接し
た感光体ドラム10に対向した位置に電位センサPSを
配設している。但し本発明はこれに限定するものではな
く、垂直線M−Mの近傍に電位センサPSを設けるよう
にしたものである。設置位置は、垂直線M−Mに対しθ
7は±30℃以内の設定とすることが好ましい。また本
実施例では各トナー画像の階調再現性をみるために濃度
センサを設けているが、該濃度センサDSは最下流に位
置した現像器13(K)と転写器14Aとの間の、感光
体ドラム10の内側の支持部材20に取り付け、感光体
ドラム10の周面に付着したトナー濃度を読み取るよう
構成されている。濃度センサDSは感光体ドラム10の
内側に設けることによって、トナー汚れを防止し、長期
に渡って高精度の濃度測定を可能としている。又、濃度
センサDSはさらに下流位置としてクリーニング装置1
9の間に設定することもできる。
の電位測定を行って良質の画像を得るため、感光体ドラ
ム10に対向して電位センサPSを設けるが、トナー等
による汚れが最も生じにくい箇所として、感光体ドラム
10の周縁部で最も空間範囲の多い箇所にある垂直線M
−Mの近傍にあることを発見し、本実施例では、垂直線
M−Mの近傍で帯電器11(C)の上流でこれに隣接し
た感光体ドラム10に対向した位置に電位センサPSを
配設している。但し本発明はこれに限定するものではな
く、垂直線M−Mの近傍に電位センサPSを設けるよう
にしたものである。設置位置は、垂直線M−Mに対しθ
7は±30℃以内の設定とすることが好ましい。また本
実施例では各トナー画像の階調再現性をみるために濃度
センサを設けているが、該濃度センサDSは最下流に位
置した現像器13(K)と転写器14Aとの間の、感光
体ドラム10の内側の支持部材20に取り付け、感光体
ドラム10の周面に付着したトナー濃度を読み取るよう
構成されている。濃度センサDSは感光体ドラム10の
内側に設けることによって、トナー汚れを防止し、長期
に渡って高精度の濃度測定を可能としている。又、濃度
センサDSはさらに下流位置としてクリーニング装置1
9の間に設定することもできる。
【0041】本実施例において確かめたところ、露光光
学系12と現像器13を図4に図示の如く垂直線M−M
の左右のほぼ対向した位置に、また転写器14Aの中心
を水平線N−N下方の垂直線M−Mより感光体ドラム1
0の回転上流側の角度θ1が5度ないし40度、一方ク
リーニング装置19の当接部を同じく水平線N−N下方
の垂直線M−Mより感光体ドラム10の回転下流側の角
度θ2が10度ないし50度の各位置に配置し、また上
部に配置される左右一対の現像器13の各現像スリーブ
中心が水平線N−Nとの間になす角θ3およびθ4を上
下にそれぞれ±20度以内さらに上部に配置される左右
一対の現像器13に対してなす角θ5およびθ6をそれ
ぞ45度ないし75度の範囲内に設定することにより、
感光体周囲を有効利用し、外部形状バランスや垂直バラ
ンスのとれたレイアウトを得ることができた。また電位
センサDSについても垂直線M−Mに対して角度θ7が
±30度の間に設置することによって、前記の画像形成
のレイアウトを乱すことなく、かつ電位センサDS自体
も汚れることなく長期に渡って感光体の電位測定を行う
ことが可能となった。
学系12と現像器13を図4に図示の如く垂直線M−M
の左右のほぼ対向した位置に、また転写器14Aの中心
を水平線N−N下方の垂直線M−Mより感光体ドラム1
0の回転上流側の角度θ1が5度ないし40度、一方ク
リーニング装置19の当接部を同じく水平線N−N下方
の垂直線M−Mより感光体ドラム10の回転下流側の角
度θ2が10度ないし50度の各位置に配置し、また上
部に配置される左右一対の現像器13の各現像スリーブ
中心が水平線N−Nとの間になす角θ3およびθ4を上
下にそれぞれ±20度以内さらに上部に配置される左右
一対の現像器13に対してなす角θ5およびθ6をそれ
ぞ45度ないし75度の範囲内に設定することにより、
感光体周囲を有効利用し、外部形状バランスや垂直バラ
ンスのとれたレイアウトを得ることができた。また電位
センサDSについても垂直線M−Mに対して角度θ7が
±30度の間に設置することによって、前記の画像形成
のレイアウトを乱すことなく、かつ電位センサDS自体
も汚れることなく長期に渡って感光体の電位測定を行う
ことが可能となった。
【0042】なお上記の実施例で示した転写器14Aは
コロナ放電器であるが、転写器14Aをコロナ放電器の
代わりに転写ローラや転写ベルトを用いることもでき
る。
コロナ放電器であるが、転写器14Aをコロナ放電器の
代わりに転写ローラや転写ベルトを用いることもでき
る。
【0043】次に上記構成をなすカラー画像形成装置に
ついて、電位センサPSと濃度センサDSを用いての画
像形成制御について説明する。
ついて、電位センサPSと濃度センサDSを用いての画
像形成制御について説明する。
【0044】感光体ドラム10の周縁部にドラム表面と
間隙をもってプローブを対向して取り付け、ドラム表面
の電位を測定する電位センサPSとして、測定した表面
電位とほぼ等しい電圧を測定プローブに帰還し、常に表
面電位とプローブに印加する電圧の差が0になるように
測定・制御する負帰還法と呼ばれる方法が考案され実用
化されている。この方法では出力電圧が測定プローブと
被測定面との距離に無関係となり、またプローブ単体の
感度が変化しても負帰還がかかっているため、出力電圧
の変化は実質的には0と見なすことができ、距離補償型
表面電位計と呼ばれている。
間隙をもってプローブを対向して取り付け、ドラム表面
の電位を測定する電位センサPSとして、測定した表面
電位とほぼ等しい電圧を測定プローブに帰還し、常に表
面電位とプローブに印加する電圧の差が0になるように
測定・制御する負帰還法と呼ばれる方法が考案され実用
化されている。この方法では出力電圧が測定プローブと
被測定面との距離に無関係となり、またプローブ単体の
感度が変化しても負帰還がかかっているため、出力電圧
の変化は実質的には0と見なすことができ、距離補償型
表面電位計と呼ばれている。
【0045】図5は本発明の画像形成装置の制御系及び
距離補償型表面電位計の回路の一例を示すブロック図で
ある。図において、PSは表面電位計、10は被測定物
である感光体ドラム、PS1は表面電位計のプローブ、
PS2はシールドケース、PS2aはシールドケースP
S2の感光体ドラム10に対向する位置に穿設された開
口部、PS3はチョッパ電極、PS4は測定電極、PS
5はチョッパ電極PS3の振動体である音叉、PS6は
音叉PS5の両側面に固設された圧電素子、PS7は音
叉PS5の圧電素子PS6を駆動するための音叉駆動回
路、PS8は測定電極PS4の出力信号を増幅するプリ
アンプである。
距離補償型表面電位計の回路の一例を示すブロック図で
ある。図において、PSは表面電位計、10は被測定物
である感光体ドラム、PS1は表面電位計のプローブ、
PS2はシールドケース、PS2aはシールドケースP
S2の感光体ドラム10に対向する位置に穿設された開
口部、PS3はチョッパ電極、PS4は測定電極、PS
5はチョッパ電極PS3の振動体である音叉、PS6は
音叉PS5の両側面に固設された圧電素子、PS7は音
叉PS5の圧電素子PS6を駆動するための音叉駆動回
路、PS8は測定電極PS4の出力信号を増幅するプリ
アンプである。
【0046】音叉PS5を音叉駆動回路PS7で駆動す
ると、感光体ドラム10と測定電極PS4の間には音叉
PS5と共に振動するチョッパ電極PS3があって電界
を開閉しているので、プリアンプ回路PS8の出力
(b)は音叉駆動周波数と同じ周波数で、その振幅が感
光体ドラム10(被測定物)とプローブPS1の電位差
に比例し、その音叉駆動信号との位相は、感光体ドラム
10の電位がプローブPS1の電位に対して正か負で位
相の反転した信号で得られる。
ると、感光体ドラム10と測定電極PS4の間には音叉
PS5と共に振動するチョッパ電極PS3があって電界
を開閉しているので、プリアンプ回路PS8の出力
(b)は音叉駆動周波数と同じ周波数で、その振幅が感
光体ドラム10(被測定物)とプローブPS1の電位差
に比例し、その音叉駆動信号との位相は、感光体ドラム
10の電位がプローブPS1の電位に対して正か負で位
相の反転した信号で得られる。
【0047】これを増幅回路PS9で増幅した後、駆動
信号(a)と共に同期検波回路PS10に入力し同期検
波して直流に変換する。同期検波回路PS10の出力
(d)は感光体ドラム10の電圧がプローブPS1の電
圧より高い時は、その差分に比例した正の電圧となり、
低い時はその差分に比例した負の電圧となる。
信号(a)と共に同期検波回路PS10に入力し同期検
波して直流に変換する。同期検波回路PS10の出力
(d)は感光体ドラム10の電圧がプローブPS1の電
圧より高い時は、その差分に比例した正の電圧となり、
低い時はその差分に比例した負の電圧となる。
【0048】次に積分回路PS11でこの出力波形を平
滑し、フォトカプラPS12によってアイソレーション
を行い、高圧制御回路PS14を経由して高圧電源PS
13にフィードバックする。このフィードバックは同期
検波回路PS10の出力がゼロになる方向に行われる。
そして、この高圧電源PS13の出力は表面電位計PS
のグランドに接続されている。すなわち、表面電位計の
グランドはフローティング状態になっている。
滑し、フォトカプラPS12によってアイソレーション
を行い、高圧制御回路PS14を経由して高圧電源PS
13にフィードバックする。このフィードバックは同期
検波回路PS10の出力がゼロになる方向に行われる。
そして、この高圧電源PS13の出力は表面電位計PS
のグランドに接続されている。すなわち、表面電位計の
グランドはフローティング状態になっている。
【0049】この結果、プローブPS1の電位は常に感
光体ドラム10の電位に追随し、同じ電位となる。すな
わち、高圧電源PS13の出力電圧は感光体ドラム10
の電位と同じになるので、この出力電圧を分圧器PS2
3で分圧し、その出力(g)を制御部に入力する。な
お、PS15は音叉駆動回路PS7、増幅回路PS9、
同期検波回路PS10及び積分回路PS11を動作させ
るためのフローティング電源で、そのグランドは高圧電
源PS13の出力に接続されていて、PS11aはオフ
セット調整を行う遮蔽部材、PS19は遮蔽部材PS1
1aに所定電圧(例えば25V)を印加するための定電
圧電源である。
光体ドラム10の電位に追随し、同じ電位となる。すな
わち、高圧電源PS13の出力電圧は感光体ドラム10
の電位と同じになるので、この出力電圧を分圧器PS2
3で分圧し、その出力(g)を制御部に入力する。な
お、PS15は音叉駆動回路PS7、増幅回路PS9、
同期検波回路PS10及び積分回路PS11を動作させ
るためのフローティング電源で、そのグランドは高圧電
源PS13の出力に接続されていて、PS11aはオフ
セット調整を行う遮蔽部材、PS19は遮蔽部材PS1
1aに所定電圧(例えば25V)を印加するための定電
圧電源である。
【0050】制御部は表面電位計PSの出力gを基に、
スコロトロン帯電器11の高圧電源11E、露光光学系
12の出力にフィードバックし、常に最適な潜像電位が
得られるように制御する。すなわち、スコロトロン帯電
器のグリッド電圧を制御して帯電電位を一定とし、露光
光学系の露光光量を制御して十分な電位低下を起こす最
大露光光量を決定する。
スコロトロン帯電器11の高圧電源11E、露光光学系
12の出力にフィードバックし、常に最適な潜像電位が
得られるように制御する。すなわち、スコロトロン帯電
器のグリッド電圧を制御して帯電電位を一定とし、露光
光学系の露光光量を制御して十分な電位低下を起こす最
大露光光量を決定する。
【0051】濃度センサDSは図6(a)に示すような
支持部材20に固設した発光ダイオードLEDの中心線
とフォトトランジスタPTの中心線が一平面上にあって
例えば40°角度をもって感光体ドラム10の表面で交
わる位置関係にあって、発光ダイオードLEDからは基
体と感光層とからなる感光体ドラム10を70%以上の
透過率をもって透過する赤外光が検知性能上好ましく使
用され、感光体ドラム10の周面のトナー像付着位置に
スポット状に照光し、その反射光はフォトトランジスタ
PTが受光するよう構成されている。なお、受光素子と
しては、フォトトランジスタPTの代わりにフォトダイ
オードを用いることができる。又赤色光は、カラートナ
ーに対して同様な反射率を有していることから、検知出
力の点からも好ましい。濃度センサDSは共通化しても
よいし、色毎に対応して設けてもよい。
支持部材20に固設した発光ダイオードLEDの中心線
とフォトトランジスタPTの中心線が一平面上にあって
例えば40°角度をもって感光体ドラム10の表面で交
わる位置関係にあって、発光ダイオードLEDからは基
体と感光層とからなる感光体ドラム10を70%以上の
透過率をもって透過する赤外光が検知性能上好ましく使
用され、感光体ドラム10の周面のトナー像付着位置に
スポット状に照光し、その反射光はフォトトランジスタ
PTが受光するよう構成されている。なお、受光素子と
しては、フォトトランジスタPTの代わりにフォトダイ
オードを用いることができる。又赤色光は、カラートナ
ーに対して同様な反射率を有していることから、検知出
力の点からも好ましい。濃度センサDSは共通化しても
よいし、色毎に対応して設けてもよい。
【0052】この濃度検知センサDSは、図6(b)に
示す電気回路と組合わされて濃度検出装置を形成してい
る。発光素子である発光ダイオードLEDの陽極端子に
は最大出力10Vの可変直流電源Vretが接続され発
光ダイオードLEDの放射光量を変化させることができ
る。発光ダイオードLEDは電流制御用の抵抗R8及び
半固定抵抗VR1と直列に接続され直流電源から10V
の電圧が印加されていて、半固定抵抗VR1によって発
光ダイオードLEDの抵抗値のバラツキを調節した後固
定できるようになっている。発光ダイオードLEDは端
子Teをアースに接続すると点灯される。
示す電気回路と組合わされて濃度検出装置を形成してい
る。発光素子である発光ダイオードLEDの陽極端子に
は最大出力10Vの可変直流電源Vretが接続され発
光ダイオードLEDの放射光量を変化させることができ
る。発光ダイオードLEDは電流制御用の抵抗R8及び
半固定抵抗VR1と直列に接続され直流電源から10V
の電圧が印加されていて、半固定抵抗VR1によって発
光ダイオードLEDの抵抗値のバラツキを調節した後固
定できるようになっている。発光ダイオードLEDは端
子Teをアースに接続すると点灯される。
【0053】受光素子であるフォト・トランジスタPT
は負荷抵抗R7と直列に接続され、直流電源から10V
の電源が印加される。発光ダイオードLEDの光で照射
されたトナー像からの反射光を受光するフォト・トラン
ジスタPTの出力電流は反射光の強さに応じて変化し、
負荷抵抗R7の両端にはフォト・トランジスタPTの出
力電流に比例した電圧が生じる。この電圧は演算増幅器
であるIC1の(+)入力端子に入力され増幅される。
その結果、出力端と(−)入力端子との間に接続された
抵抗をR5とし、(−)入力端子とアースとの間に接続
された抵抗をR6とするとき、抵抗R5の両端に接続する
出力端子Oa,Ob間にはVout=R5/R6×Vi
nの電圧が出力される。ここでVinはIC1の(+)
入力端子に加わる電圧で、この場合の増幅回路の電圧利
得(電圧ゲイン)Vout/VinはR5/R6となる。
C1はサージ電圧やその他のノイズのバイパス用コンデ
ンサである。
は負荷抵抗R7と直列に接続され、直流電源から10V
の電源が印加される。発光ダイオードLEDの光で照射
されたトナー像からの反射光を受光するフォト・トラン
ジスタPTの出力電流は反射光の強さに応じて変化し、
負荷抵抗R7の両端にはフォト・トランジスタPTの出
力電流に比例した電圧が生じる。この電圧は演算増幅器
であるIC1の(+)入力端子に入力され増幅される。
その結果、出力端と(−)入力端子との間に接続された
抵抗をR5とし、(−)入力端子とアースとの間に接続
された抵抗をR6とするとき、抵抗R5の両端に接続する
出力端子Oa,Ob間にはVout=R5/R6×Vi
nの電圧が出力される。ここでVinはIC1の(+)
入力端子に加わる電圧で、この場合の増幅回路の電圧利
得(電圧ゲイン)Vout/VinはR5/R6となる。
C1はサージ電圧やその他のノイズのバイパス用コンデ
ンサである。
【0054】最大濃度維持制御を行うには、電位センサ
で帯電電位と、最大露光光量を調整した後、先ず図7
(a)に示すように、像形成体(感光体ドラム)10上
に最大濃度維持制御用のテストパッチの潜像を副走査方
向に数mmの間隔をおいて書き込まれる。このときの露
光レベルは一定で例えばパルス幅変調(PWM)で8ビ
ットのディジタル信号の場合はベタ黒に相当するレベル
255でパッチ露光が行われる。このテストパッチは現
像器の現像スリーブの回転数又は現像スリーブの回転数
を一定にして現像バイアスをテストパッチ潜像毎に変え
て反転現像が行われ、図7(b)に示す濃度の異なる複
数のテストパッチ像となる。この最大濃度維持制御用の
テストパッチ像は前記の濃度検知センサDSによって濃
度検出が行われ、パッチ濃度データのうち予め設定した
規定濃度範囲に入った現像スリーブの回転数(線速)又
は現像バイアスを検出し、画像形成時にはこの回転数
(線速)を用いるよう現像スリーブの回転数(線速)又
は現像バイアス条件の固定を行う。ここで上記の規定濃
度は黒トナーについては1.4に設定される。これは濃
度1.35以上であればコピー画像の品位は十分である
からである。かかる制御によってあらゆる環境で画像濃
度は1.4以上が確保されていることが保証される。な
おこの最大濃度維持制御は現像剤のトナー濃度(混合
比)の変更や現像スリーブ上の現像剤の搬送量を変更す
ることによってもできる。
で帯電電位と、最大露光光量を調整した後、先ず図7
(a)に示すように、像形成体(感光体ドラム)10上
に最大濃度維持制御用のテストパッチの潜像を副走査方
向に数mmの間隔をおいて書き込まれる。このときの露
光レベルは一定で例えばパルス幅変調(PWM)で8ビ
ットのディジタル信号の場合はベタ黒に相当するレベル
255でパッチ露光が行われる。このテストパッチは現
像器の現像スリーブの回転数又は現像スリーブの回転数
を一定にして現像バイアスをテストパッチ潜像毎に変え
て反転現像が行われ、図7(b)に示す濃度の異なる複
数のテストパッチ像となる。この最大濃度維持制御用の
テストパッチ像は前記の濃度検知センサDSによって濃
度検出が行われ、パッチ濃度データのうち予め設定した
規定濃度範囲に入った現像スリーブの回転数(線速)又
は現像バイアスを検出し、画像形成時にはこの回転数
(線速)を用いるよう現像スリーブの回転数(線速)又
は現像バイアス条件の固定を行う。ここで上記の規定濃
度は黒トナーについては1.4に設定される。これは濃
度1.35以上であればコピー画像の品位は十分である
からである。かかる制御によってあらゆる環境で画像濃
度は1.4以上が確保されていることが保証される。な
おこの最大濃度維持制御は現像剤のトナー濃度(混合
比)の変更や現像スリーブ上の現像剤の搬送量を変更す
ることによってもできる。
【0055】階調補正制御を行うには、最大濃度維持制
御と同様に感光体ドラム10は帯電され、階調性補正用
のテストパターン信号が露光光学系12に送出される。
このテストパターンは例えば8ビットのディジタル信号
の0〜255レベルの場合8レベル飛びのPWM信号が
露光光学系12に送出され、感光体ドラム10上には図
8(a)に示すような複数のテストパッチの潜像が副走
査方向に数mmおきに書き込まれる。この潜像は現像ス
リーブの回転数が先の最大濃度維持制御によって固定さ
れた現像器によって反転現像され、図8(b)に示す濃
度の異なる複数の階調補正用テストパッチ像となり、濃
度検知センサDSによって濃度検出がなされる。
御と同様に感光体ドラム10は帯電され、階調性補正用
のテストパターン信号が露光光学系12に送出される。
このテストパターンは例えば8ビットのディジタル信号
の0〜255レベルの場合8レベル飛びのPWM信号が
露光光学系12に送出され、感光体ドラム10上には図
8(a)に示すような複数のテストパッチの潜像が副走
査方向に数mmおきに書き込まれる。この潜像は現像ス
リーブの回転数が先の最大濃度維持制御によって固定さ
れた現像器によって反転現像され、図8(b)に示す濃
度の異なる複数の階調補正用テストパッチ像となり、濃
度検知センサDSによって濃度検出がなされる。
【0056】ここでテストパッチ像の濃度検出装置の出
力からパッチ像の濃度に換算する方法について説明す
る。
力からパッチ像の濃度に換算する方法について説明す
る。
【0057】上記階調補正用テストパッチ像のPWMレ
ベルを0,8,16,24・・・n・・・255とした
パッチ像の濃度検出装置の出力電圧をV0,V1,V2,
V3・・・Vn・・・V31とするとき、それぞれの仮の
濃度をDPnとすると DP0=−logV0/V0 DP8=−logV8/V0 DP16=−logV16/V0 Dn=−logVn/V0 DP31=−logV255/V0 としてDPnを求め、DP31が前記最大濃度である例えば
1.4になるように全てのDPnを正規化する。また、転
写紙の濃度は例えば0.08であるから全てのDPnに
0.08を加える。このようにしてコピー画像とした定
着した転写紙上のパッチ像の濃度に換算される。
ベルを0,8,16,24・・・n・・・255とした
パッチ像の濃度検出装置の出力電圧をV0,V1,V2,
V3・・・Vn・・・V31とするとき、それぞれの仮の
濃度をDPnとすると DP0=−logV0/V0 DP8=−logV8/V0 DP16=−logV16/V0 Dn=−logVn/V0 DP31=−logV255/V0 としてDPnを求め、DP31が前記最大濃度である例えば
1.4になるように全てのDPnを正規化する。また、転
写紙の濃度は例えば0.08であるから全てのDPnに
0.08を加える。このようにしてコピー画像とした定
着した転写紙上のパッチ像の濃度に換算される。
【0058】上記階調補正データは補間されて図9
(a)に示す連続カーブとなり、このカーブはプリンタ
特性を表していることになる。補間方法は直線補間でも
十分利用できる。この逆関数を取ると図9(b)に示す
カーブとなり、これが階調補正カーブとなる。上記図9
の(a)のカーブと(b)のカーブの積を取ると(c)
に示す45°の直線(γ=1.0)となる。中間調画像
では一般にγ=1.0に決められるが、この階調補正カ
ーブは文字画像では硬めの再現を行うため(C)のγ特
性を点線で示したような階調補正カーブに決められる。
このような階調補正カーブは画像形成装置のRAMに記
憶され、画像形成に当たっては、RAMから呼び出され
た階調補正カーブに従って画像信号は補正された後露光
光学系12に入力されて潜像形成が行われる。
(a)に示す連続カーブとなり、このカーブはプリンタ
特性を表していることになる。補間方法は直線補間でも
十分利用できる。この逆関数を取ると図9(b)に示す
カーブとなり、これが階調補正カーブとなる。上記図9
の(a)のカーブと(b)のカーブの積を取ると(c)
に示す45°の直線(γ=1.0)となる。中間調画像
では一般にγ=1.0に決められるが、この階調補正カ
ーブは文字画像では硬めの再現を行うため(C)のγ特
性を点線で示したような階調補正カーブに決められる。
このような階調補正カーブは画像形成装置のRAMに記
憶され、画像形成に当たっては、RAMから呼び出され
た階調補正カーブに従って画像信号は補正された後露光
光学系12に入力されて潜像形成が行われる。
【0059】本発明のカラー画像形成装置では、電源が
ONされた時点や、所定枚数のコピーがなされた時点に
おいて、像形成体の帯電特性の変動等を考慮し、電位セ
ンサPS、濃度センサDSを用いての画像形成条件のチ
ェックと補正が次に説明する順序に従って行われる。図
10はこの制御ブロック図を示している。画像形成条件
の補正モードとなると、制御部90はまずROM91か
ら電位測定プログラムを呼び出して、感光体ドラム10
の帯電特性の測定が行われる。即ち一定速で回転する感
光体ドラム10に対し、スコロトロン帯電器11(Y)
又は11(M)によって所定の電位保持されたグリッド
とコロナ放電ワイヤによるコロナ放電によって感光体を
一様帯電させたのち、当該箇所の表面電位を電位センサ
PSによって測定する。測定された感光体の表面電位は
予め設定されているメモリ93に記憶された表面電位と
比較回路94によって比較され、これに基づいて制御部
90は帯電器11(Y)又は11(M)の電源部に対し
て修正された放電印加電圧を出力し、再度回転する感光
体ドラム10に対しコロナ放電を行い、当該箇所の表面
電位を電位センサPSによって測定する。測定された感
光体の表面電位と先に設定されている所定の表面電位と
の差が予め設定された許容値以内であれば、修正された
放電印加電圧をRAM92に記録し、その後の画像形成
に当たってはRAM92に記録された修正された放電印
加電圧によって帯電器11(Y)又は11(M)による
コロナ放電が行われる。また帯電器11(C),11
(K)について帯電器11(Y),11(M)による修
正された放電印加電圧条件をそのまま、または補正係数
を加えた形でRAM92に記録され、その後の画像形成
がなされる。
ONされた時点や、所定枚数のコピーがなされた時点に
おいて、像形成体の帯電特性の変動等を考慮し、電位セ
ンサPS、濃度センサDSを用いての画像形成条件のチ
ェックと補正が次に説明する順序に従って行われる。図
10はこの制御ブロック図を示している。画像形成条件
の補正モードとなると、制御部90はまずROM91か
ら電位測定プログラムを呼び出して、感光体ドラム10
の帯電特性の測定が行われる。即ち一定速で回転する感
光体ドラム10に対し、スコロトロン帯電器11(Y)
又は11(M)によって所定の電位保持されたグリッド
とコロナ放電ワイヤによるコロナ放電によって感光体を
一様帯電させたのち、当該箇所の表面電位を電位センサ
PSによって測定する。測定された感光体の表面電位は
予め設定されているメモリ93に記憶された表面電位と
比較回路94によって比較され、これに基づいて制御部
90は帯電器11(Y)又は11(M)の電源部に対し
て修正された放電印加電圧を出力し、再度回転する感光
体ドラム10に対しコロナ放電を行い、当該箇所の表面
電位を電位センサPSによって測定する。測定された感
光体の表面電位と先に設定されている所定の表面電位と
の差が予め設定された許容値以内であれば、修正された
放電印加電圧をRAM92に記録し、その後の画像形成
に当たってはRAM92に記録された修正された放電印
加電圧によって帯電器11(Y)又は11(M)による
コロナ放電が行われる。また帯電器11(C),11
(K)について帯電器11(Y),11(M)による修
正された放電印加電圧条件をそのまま、または補正係数
を加えた形でRAM92に記録され、その後の画像形成
がなされる。
【0060】ついで、感光体ドラム10に対して帯電器
11(Y)又は11(M)によって修正された放電印加
電圧によって一様帯電を行い、当該箇所に対し露光光学
系12(Y)又は12(M)により予め設定された所定
の出力によってベタ部の潜像を形成し、当該箇所の潜像
部分の電位は電位センサPSによって測定される。測定
された潜像電位は予め設定されているメモリ93に記憶
された潜像電位と比較され、この差が許容値以内となる
ように露光光学系12(Y)又は12(M)の出力電圧
の調整を行い、この新たに調整された出力電圧はRAM
92に記録され、その後の画像形成に当たっては露光光
学系12(Y)又は12(M)は新たに調整された出力
電圧によって画像形成が行われる。また露光光学系12
(C),12(K)の出力についても露光光学系12
(Y),12(M)の調整された出力電圧をそのまま、
または補正係数を加えた形がRAM92に記録され、そ
の後の画像形成がなされる。
11(Y)又は11(M)によって修正された放電印加
電圧によって一様帯電を行い、当該箇所に対し露光光学
系12(Y)又は12(M)により予め設定された所定
の出力によってベタ部の潜像を形成し、当該箇所の潜像
部分の電位は電位センサPSによって測定される。測定
された潜像電位は予め設定されているメモリ93に記憶
された潜像電位と比較され、この差が許容値以内となる
ように露光光学系12(Y)又は12(M)の出力電圧
の調整を行い、この新たに調整された出力電圧はRAM
92に記録され、その後の画像形成に当たっては露光光
学系12(Y)又は12(M)は新たに調整された出力
電圧によって画像形成が行われる。また露光光学系12
(C),12(K)の出力についても露光光学系12
(Y),12(M)の調整された出力電圧をそのまま、
または補正係数を加えた形がRAM92に記録され、そ
の後の画像形成がなされる。
【0061】ついで先に説明した最大濃度維持制御がな
される。制御部90はROM91から濃度パターンプロ
グラムを呼び出し、感光体ドラム10上には帯電器11
(Y),11(M),11(C)又は11(K)によっ
て補正された放電電圧によって一様帯電がなされたの
ち、これに対応する露光光学系12(Y),12
(M),12(C)又は12(K)によって新たに調整
された出力電圧でベタ部に対応する光量出力をもって潜
像パターンを回転方向に若干の間隔をもって複数組形成
し、これに対応する現像器13(Y),13(M),1
3(C)又は13(K)によって予めセットされた数種
の現像バイアス条件(印加する交流バイアスの周波数
f,ピーク・ピーク電圧VP-P)で非接触の反転現像を
行う。そして濃度センサDSで検知されたパターンのト
ナー濃度が所定値以上となる現像バイアス条件を求め、
当該現像器13の現像バイアス条件をその条件にセット
する。
される。制御部90はROM91から濃度パターンプロ
グラムを呼び出し、感光体ドラム10上には帯電器11
(Y),11(M),11(C)又は11(K)によっ
て補正された放電電圧によって一様帯電がなされたの
ち、これに対応する露光光学系12(Y),12
(M),12(C)又は12(K)によって新たに調整
された出力電圧でベタ部に対応する光量出力をもって潜
像パターンを回転方向に若干の間隔をもって複数組形成
し、これに対応する現像器13(Y),13(M),1
3(C)又は13(K)によって予めセットされた数種
の現像バイアス条件(印加する交流バイアスの周波数
f,ピーク・ピーク電圧VP-P)で非接触の反転現像を
行う。そして濃度センサDSで検知されたパターンのト
ナー濃度が所定値以上となる現像バイアス条件を求め、
当該現像器13の現像バイアス条件をその条件にセット
する。
【0062】ついで階調補正を行う。制御部90はRO
M91から階調補正用の濃度パターンプログラムを呼び
出して、既に説明した各色毎の階調補正カーブが求めら
れ、RAM92に記憶される。画像形成に当たっては、
各色の画像データはRAM92から呼び出された階調補
正カーブに従って画像信号は補正されたのち、露光光学
系12(Y),12(M),12(C)又は12(K)
に入力されて潜像形成が行われる。
M91から階調補正用の濃度パターンプログラムを呼び
出して、既に説明した各色毎の階調補正カーブが求めら
れ、RAM92に記憶される。画像形成に当たっては、
各色の画像データはRAM92から呼び出された階調補
正カーブに従って画像信号は補正されたのち、露光光学
系12(Y),12(M),12(C)又は12(K)
に入力されて潜像形成が行われる。
【0063】以上説明した画像形成条件の補正を可能と
した本発明のカラー画像形成装置では、電位センサPS
はトナー等により汚染して検知精度が低下する危惧が低
いので、長期に渡り良好な画像形成条件が検知され、設
定・維持されることとなった。
した本発明のカラー画像形成装置では、電位センサPS
はトナー等により汚染して検知精度が低下する危惧が低
いので、長期に渡り良好な画像形成条件が検知され、設
定・維持されることとなった。
【0064】また図1に示した実施例ではイエロー
(Y)及びマゼンタ(M)の帯電、露光制御を中心とし
てカラー画像形成条件を良好に保持するよう構成されて
いるが、黒色(K)成分はカラー画像上での画質に強く
作用するので、電位センサPSの上流側にイエロー
(Y)又はマゼンタ(M)に代えて黒(K)用の帯電器
11(K),露光光学系12(K),現像器13(K)
を配設するよう構成することも可能である。
(Y)及びマゼンタ(M)の帯電、露光制御を中心とし
てカラー画像形成条件を良好に保持するよう構成されて
いるが、黒色(K)成分はカラー画像上での画質に強く
作用するので、電位センサPSの上流側にイエロー
(Y)又はマゼンタ(M)に代えて黒(K)用の帯電器
11(K),露光光学系12(K),現像器13(K)
を配設するよう構成することも可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明により、露光手段を像形成体に内
包する形式のカラー画像形成装置においても、一般の装
置における場合と同様、像形成体を帯電手段,現像手段
等と共にバランスのとれたレイアウトをもってカートリ
ッジ内に一体化し、簡易な操作により高い精度をもって
装置本体に対し着脱させる構造をとることが可能とな
り、電位センサもトナー汚れの最も少ない感光体ドラム
の周縁部に配設され、また濃度センサも感光体ドラムの
内側に設置されているので、その結果、画像形成条件の
補正が適切に行われて、長期に渡って良質のカラー画像
が得られる、コンパクトでメンテナンスの作業性も良い
高速プリントの可能なカラー画像形成装置が提供される
こととなった。
包する形式のカラー画像形成装置においても、一般の装
置における場合と同様、像形成体を帯電手段,現像手段
等と共にバランスのとれたレイアウトをもってカートリ
ッジ内に一体化し、簡易な操作により高い精度をもって
装置本体に対し着脱させる構造をとることが可能とな
り、電位センサもトナー汚れの最も少ない感光体ドラム
の周縁部に配設され、また濃度センサも感光体ドラムの
内側に設置されているので、その結果、画像形成条件の
補正が適切に行われて、長期に渡って良質のカラー画像
が得られる、コンパクトでメンテナンスの作業性も良い
高速プリントの可能なカラー画像形成装置が提供される
こととなった。
【図1】本発明のカラー画像形成装置の構成を示す断面
図。
図。
【図2】前記装置の要部断面図。
【図3】カートリッジの着脱形式を示す斜視図。
【図4】カートリッジ内のレイアウトを示す配置図。
【図5】電位センサの一例を示すブロック図。
【図6】濃度センサとその回路図。
【図7】最大濃度繊維制御用のテストパッチとテストパ
ッチ像。
ッチ像。
【図8】階調補正用のテストパッチとテストパッチ像。
【図9】階調補正の説明図。
【図10】画像形成条件の制御ブロック図。
10 感光体ドラム,像形成体 11 帯電器,スコロトロン帯電器 12 露光光学系,像露光手段 13 現像器 14A 転写器 14B 除電器 15 給紙カセット 17 定着装置 19 クリーニング装置 20 支持部材 30 カートリッジ 40 基板 50 架台 PS 電位センサ,表面電位計 DS 濃度センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 像形成体に対し複数の帯電器、像露光手
段、現像器を配置し、帯電、像露光及び現像を繰り返し
て前記像形成体上にトナー像を重ね合わせて形成後、転
写材に一括転写を行うカラー画像形成装置において、 前記像形成体はドラム状像形成体であって、前記ドラム
状像形成体の回転中心を通る垂直線に対し左右位置にそ
れぞれ2個ずつ現像器を配置すると共に、像形成体の表
面電位を測定する電位センサを垂直線近傍で像形成体に
対向配置したことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 前記像形成体内部に前記複数の像露光手
段を有することを特徴とする請求項1記載のカラー画像
形成装置。 - 【請求項3】 最下流に位置した現像器とクリーニング
部との間で、像形成体に付着したトナー濃度を検知する
トナー濃度検知手段を設けたことを特徴とする請求項1
又は2に記載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7329063A JPH09166900A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7329063A JPH09166900A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09166900A true JPH09166900A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18217203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7329063A Pending JPH09166900A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09166900A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003075491A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Tdk Corp | 表面電位検出装置 |
JP2005221549A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動装置とそれを備えた画像形成装置 |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP7329063A patent/JPH09166900A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003075491A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Tdk Corp | 表面電位検出装置 |
JP2005221549A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動装置とそれを備えた画像形成装置 |
JP4481026B2 (ja) * | 2004-02-03 | 2010-06-16 | 株式会社リコー | ベルト駆動装置とそれを備えた画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06175452A (ja) | 電子写真装置 | |
US5761573A (en) | Image forming apparatus for double-sided image formation with properly adjusted image density or color tone for each side | |
JPH09160334A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP3965357B2 (ja) | 駆動制御方法及びその装置、ベルト装置、画像形成装置、画像読み取り装置、プログラム及び記録媒体 | |
JP3376199B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007034233A (ja) | 画像形成装置および方法 | |
JPH09166900A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH09218598A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2009192912A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05333647A (ja) | 画像形成時のプロセスパラメータ制御方法 | |
JPH05119569A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09222780A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3659015B2 (ja) | 濃度測定装置及びそれを利用した画像形成装置 | |
JPH08194342A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11160930A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0561304A (ja) | 画像形成装置及び電位検出方法 | |
JP3496859B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09319167A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3482549B2 (ja) | 画像形成装置の光学系組立装置 | |
JPH08278639A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH09281771A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2005165000A (ja) | 画像形成装置と画像形成装置の制御方法 | |
JP2001100482A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09325669A (ja) | 像露光手段内蔵の像形成体ユニットの組立方法及び分離方法 | |
JP2005173123A (ja) | 画像形成装置 |