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JPH09108512A - 風呂用の循環式保温浄化装置 - Google Patents

風呂用の循環式保温浄化装置

Info

Publication number
JPH09108512A
JPH09108512A JP7291934A JP29193495A JPH09108512A JP H09108512 A JPH09108512 A JP H09108512A JP 7291934 A JP7291934 A JP 7291934A JP 29193495 A JP29193495 A JP 29193495A JP H09108512 A JPH09108512 A JP H09108512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circulation pump
pipe
heater
case
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7291934A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Kojima
広三 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7291934A priority Critical patent/JPH09108512A/ja
Publication of JPH09108512A publication Critical patent/JPH09108512A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】浴槽内の水を循環させながら保温・浄化する風
呂用の循環式保温浄化装置において、ケースを浴槽上の
任意の箇所に設置可能と共にケースを小型化してケース
内に必要部品を集約的に収納すること。 【解決手段】上記装置では、ケース3 を左右方向に長い
略平面視矩形上に構成した。ケース3 の前部側に左右一
対の管接続部10,11 を配置した。ケース3 内の前後方向
の略中央で且つ管接続部10の後側に、下端側が管接続部
10に接続された循環ポンプ2 を上下に配置した。管接続
部11に対して循環ポンプ2 と反対側のままめ後方に、下
部側が管接続部11に接続されたヒーター41を上下方向に
配置した。下端が循環ポンプ2 の下側に、上端がヒータ
ー41の上端にそれぞれ接続された立ち上がり管33を、循
環ポンプ2 とヒーター41との間で且つ循環ポンプ2 とヒ
ーター41との中心間を結ぶ線分L よりも後側に配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内の水を循環
させながら保温・浄化する風呂用の循環式保温浄化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記風呂用の循環式保温浄化装置とし
て、先に、実開平3−127156号公報にて、循環ポ
ンプを収納するケースを浴槽上に配置すると共に、ケー
スの下側に吸水管と吐出管とを設け、吸水管の下端に、
浴槽内の水中に浸漬された濾過器を着脱自在に接続し、
循環ポンプにより浴槽内の水を濾過器、吸水管、循環ポ
ンプ及び吐出管を経て循環させながら、濾過器により浴
槽内の水を濾過して浄化するようにした、いわゆる水中
濾過方式のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報の水中濾過方式の循環式保温浄化装置にあって
は、濾過器が水中にあるため、循環ポンプ等を含む本体
側の重量が軽くなり、施工等が容易になるといった利点
がある反面、ケースの平面視形状が略扇形をしているた
め、ケースが浴槽上の隅部を跨がるようにしか据え付け
できないといった欠点が指摘されている。
【0004】そこで、近年では、循環ポンプ等を収納す
るケースを浴槽上の任意の箇所に据え付けることができ
ると共に、ケースを小型化してケース内に循環ポンプ等
を含む必要部品を集約的に収納できるようにすることが
要望されている。本発明は、上記技術的背景に鑑みなさ
れたもので、循環ポンプ等を収納するケースを浴槽上の
任意の箇所に据え付けることができると共に、ケースを
小型化してケース内に循環ポンプ等を含む必要部品を集
約的に収納できる風呂用の循環式保温浄化装置の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1に記載の発明に係る課題解決手段は、ケー
ス3の下側に左右一対の管接続部10,11を介して吸
水管15と吐出管16とを接続すると共に、この一対の
管接続部10,11間に直列に介装された循環ポンプ2
とヒーター41とをケース3の内部に設け、浴槽1の水
中に濾過器5を浸漬して、循環ポンプ2により浴槽1内
の水を吸水管15、吐出管16、ヒーター41及び濾過
器5を含む循環経路内で循環させながら、浴槽1内の水
をヒーター41で保温し且つ濾過器5で浄化するように
した風呂用の循環式保温浄化装置において、ケース3を
左右方向に長い略平面視矩形状に構成し、このケース3
の前部側に左右一対の管接続部10,11を配置し、ケ
ース3内の前後方向の略中央部で且つ一方の管接続部1
0の後側に、下端が一方の管接続部10に接続された循
環ポンプ2を上下方向に配置し、他方の管接続部11に
対して循環ポンプ2と反対側の斜め後方に、下部側が他
方の管接続部11に接続されたヒーター41を上下方向
に配置し、下端が循環ポンプ2の下部に、上端がヒータ
ー41の上端にそれぞれ接続された立ち上がり管33
を、循環ポンプ2とヒーター41との間で且つこの循環
ポンプ2とヒーター41との中心間を結ぶ線分Lよりも
後側に配置したものである。
【0006】請求項2に記載の発明に係る課題解決手段
は、請求項1に記載の風呂用の循環式保温浄化装置にお
いて、循環ポンプ2を吸水管接続部10に対して吐出管
接続部11と反対の斜め後方側に、ヒーター41を吐出
管接続部11に対して吸水管接続部10と反対の斜め後
方側にそれぞれ配置したものである。
【0007】請求項3に記載の発明に係る課題解決手段
は、請求項1又は2に記載の風呂用の循環式保温浄化装
置において、循環ポンプ2の吸込口26と吸水管接続部
10とを接続する吸込側流路28に、下端が開放し且つ
底板7に沿って長く形成された半割り部30aと、この
半割り部30aの一端側から上方に延びる筒部30bと
を有するエルボー30を備え、このエルボー30の半割
り部30aを、その他端側で吸水管接続部10の開口側
を覆うように開放側を底板7に装着したものである。
【0008】請求項4に記載の発明に係る課題解決手段
は、請求項1乃至3の何れかに記載の風呂用の循環式保
温浄化装置において、循環ポンプ2の後端側より前に立
ち上がり管33を配置し、循環ポンプ2の下部に、この
循環ポンプ2側から立ち上がり管33に向かって斜め後
方に接線方向に突出する吐出口27を設け、この吐出口
27をエルボー32を介して立ち上がり管33の下端に
接続したものである。
【0009】請求項5に記載の発明に係る課題解決手段
は、請求項1乃至4の何れかに記載の風呂用の循環式保
温浄化装置において、ヒーター41に、保持筒37と、
この保持筒37に下端側から挿入された発熱体41aと
を備え、保持筒37と立ち上がり管33との上端を逆U
字管35を介して接続し、保持筒37の下部に、この保
持筒37の側面から外方に突出し且つ先端が下方に屈曲
するエルボー39を設け、このエルボー39を吐出管接
続部11に接続したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図7は本発明の
一実施形態に係る風呂用の循環式保温浄化装置を例示し
ており、図1は本発明の一実施形態に係る風呂用の循環
式保温浄化装置の概略構成図、図2はケースの内部構成
を示す断面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図
4は図2のB−B線に沿う断面図、図5は図4のC−C
線に沿う断面図、図6は給水部分の拡大縦断面図、図7
は図6のD−D線に沿う断面図である。
【0011】図1において、1は浴槽、2は循環ポン
プ、41はヒーター、3は循環ポンプ2及びヒーター4
1等を収納するケースであって、ケース3は、図1に示
すように、浴槽1の隅部あるいは辺部等浴槽1上の任意
の箇所に上に取り付けベース4を介して装着されてい
る。また、5は濾過器であって、この濾過器5は、浴槽
1内の隅部で水中に配置されている。
【0012】ケース3の平面視形状は、図2乃至図4に
示すように、左右方向に長い略矩形状に構成されてい
る。このケース3は、平面視略コ字形の前パネル6a及
び後パネル6bを互いに嵌め合わせてねじで締結するこ
とによって略四角形筒状とされたケース本体6と、ケー
ス本体6の下端に装着された底板7と、ケース本体6の
上端に着脱自在に装着された上蓋8とを備えている。
【0013】底板7は、図5に示すように、取り付けベ
ース4の取り付け孔に下方から挿通されたボルト9によ
って取り付けベース4に固定されている。底板7には、
図2乃至図4に示すように、筒状の吸水管接続部10と
吐出管接続部11とが前部側中央の略左右対称位置に上
下両側に突出するように一体に形成されている。そし
て、底板7の吸水管接続部10と吐出管接続部11との
間の前側には、図5に示すように、筒状の第1吸引管接
続部12が上側に突出するように一体に形成さており、
一方底板7の吸水管接続部10と吐出管接続部11との
間の後側には、筒状の第2吸引管接続部13が上側に突
出するように一体に形成されている。さらに、底板7の
第1吸引管接続部12との対応位置には、第1吸引管接
続部12よりも口径が大きな筒状の空気管接続部14が
下側に突出するように一体に形成されている。
【0014】吸水管接続部10には、図2に示すよう
に、吸水管15が下側から着脱自在に接続されており、
一方吐出管接続部11には、吐出管16が下側から着脱
自在に接続されている。これら吸水管15及び吐出管1
6は、ウレタンゴム等の可撓性を有する材料から作成さ
れており、これらの下端は、底板7から下方に延びて、
図1に示すように、浴槽1の水中に浸漬されている。
【0015】第2吸引管接続部13と取り付けベース4
との間には、図5に示すように、空隙17が形成されて
おり、第1吸引管接続部12及び第2吸引管接続部13
には、上記空隙17に溜まった空気を吸引するための吸
引管18が上側から着脱自在に接続されている。
【0016】空気管接続部14には、コック管19が下
側から接続されており、このコック管19は、その途中
部にコック20を有している。コック20は、コック管
19に一体に形成され且つ横方向に開放したコック嵌合
部21と、このコック嵌合部21内に横軸線回りに回動
自在に嵌め込まれたコック本体22と、このコック本体
22の側部に一体に形成され且つコック本体22を横軸
線回りに回動させて開閉操作するためのつまみ23とか
ら構成されている。コック本体22は、筒状であって、
コック管19内と略同径の開口が開けられている。な
お、コック管19には、後述する噴射ノズル61に接続
される空気管24が下側から接続されている。
【0017】循環ポンプ2は、図2に示すように、ケー
ス本体6内で一対の取り付けステー25を介して底板7
上に固定されている。この循環ポンプ2の下面側には、
吸込口26が設けられており、循環ポンプ2の下部側面
には、吐出口27が設けられている。循環ポンプ2の吸
込口26は、吸込側流路28を介して吸水管接続部10
に接続されており、一方循環ポンプ2の吐出口27は、
吐出側流路29を介して吐出管接続部11に接続されて
いる。
【0018】吸込側流路28は、入口側が吸水管接続部
10に接続された略L字状の第1のエルボー30と、こ
の第1のエルボー30の出口側と循環ポンプ2の吸込口
26側との間に介装された第1の接続ホース31とから
構成されており、接続ホース31が吸込側流路28側の
最上位に配置されている。エルボー30は、下側が開放
し且つ底板7に沿って長く形成された半割り部30a
と、この半割り部30aの一端側から上方に延びる筒部
30bとを有しており、このエルボー30の半割り部3
0aは、その他端側で吸水管接続部10の開口端側を覆
うように開放側を底板7に装着されている。
【0019】吐出側流路29は、入口側が略L字状の第
2のエルボー32を介して循環ポンプ2の吐出口27側
に接続された立ち上がり管33と、入口側が第2の接続
ホース34を介して立ち上がり管33の出口側に接続さ
れた逆U字管35と、入口側が第3の接続ホース36を
介して逆U字管35の出口側に接続され且つ上下方向に
延びるヒーター41の保持筒(以下、「ヒーター保持
筒」という。)37と、このヒーター保持筒37の出口
側と吐出管接続部11との間に第4の接続ホース38を
介して接続された第3のエルボー39とから構成されて
いる。この吐出側流路29のエルボー35は、循環ポン
プ2にいわゆる呼び水を給水するときに、循環ポンプ2
及び吸込側流路28に呼び水を充満させ得るように、そ
の一部の高さが吸込側流路28の最上部以上の高さに配
置されていると共に、吐出側流路29の最上部よりも上
手の循環ポンプ2側に配置されている。
【0020】立ち上がり管33の循環ポンプ2側の中心
は、図3に示すように、循環ポンプ2とヒーター41と
の間で且つこの循環ポンプ2とヒーター41(ヒータ保
持筒37)の中心間を結ぶ線分Lよりも後側に配置され
ている。そして、循環ポンプは、図2に示すように、ケ
ース3の前後方向の略中央部で且つ吸水管接続部10の
後側に上下方向に配置されている。さらに、循環ポンプ
2は、図3に示すように、後述する呼び水管46,47
を避けるべく、吸水管接続部10に対して吐出管接続部
11と反対側後方側に配置されている。一方、ヒーター
41は、吐出管接続部11に対して吸水管接続部10と
反対の斜め後方側に配置されている。
【0021】また、立ち上がり管33は、循環ポンプ2
の後端側よりも前に配置されており、循環ポンプ2の吐
出口27は、立ち上がり管33の斜め後方に接線方向に
突出している。さらに、立ち上がり管33には、その内
部を流れる水の圧力を検出するように圧力スイッチ40
が設けられている。一方、ヒーター保持筒37には、そ
の下端側から循環ポンプ2により浴槽1から汲み上げら
れた水を加熱し保温するための発熱体41aが挿入され
ており、さらに水の温度を測定するためのサーミスタ4
2、及び水温制御用のサーモスタット43が設けられて
いる。
【0022】エルボー39は、ヒーター保持筒37の側
面から外方に突出し且つ先端が下方に屈曲している。上
蓋8には、図2及び図6に示すように、その中央部に循
環ポンプ2に呼び水を給水するための給水口44が形成
されている。この上蓋8の給水口44には、給水口44
から下側に突出する筒状の呼び水管接続部45が一体に
形成されている。呼び水管接続部45には、下側から上
部呼び水管46が着脱自在に接続されており、この上部
呼び水管46に略J字状の下部呼び水管47が下側から
接続されている。下部呼び水管47の出口側は、吐出側
流路29の接続管35の入口側近傍から給水口44側に
分岐した分岐管48に接続されている。これにより、給
水口44から給水された呼び水は、上部呼び水管46、
下部呼び水管47及び分岐管48を経て接続管35に流
入し、その後立ち上がり管33から循環ポンプ2内に流
入することになる。
【0023】上部呼び水管46の給水口44側には、循
環ポンプ2への呼び水を行う際に呼び水が給水口44か
ら循環ポンプ2へ流入するのを許容し、一方循環ポンプ
2を駆動させる際に循環水が給水口44から外部に流出
するのを阻止する逆止弁49を有する。この逆止弁49
は、図6に示すように、上下に嵌合し接着された上弁本
体50及び下弁本体51と、上弁本体50の受け部52
上に設けられた弁体53とにより構成されている。上弁
本体50の下側と下弁本体51の上側とには、それぞ
れ、環状溝の嵌合凹部54a,54bが形成され、その
下側の嵌合凹部54bに下部呼び水管47の上端が嵌合
して接着されている。
【0024】弁体53は、図7に示すように、上弁本体
50の受け部52と下弁本体51の上端との間で挟持さ
れる環状部55と、上下に屈曲自在な接続部56を介し
て環状部55内に一体に形成され且つ受け部52の下面
に接離可能な弁蓋部57とを備え、ウレタン等の軟質合
成樹脂材料により作成されている。弁蓋部57は、図6
に示すように、中央部の肉厚が最大となるように、上側
が平坦状で、下側に球面状に盛り上がっている。
【0025】また、上記給水口44には、図6に示すよ
うに、この給水口44を開閉自在に塞ぐ栓58が着脱自
在に装着されている。栓58は、給水口44を開閉自在
に塞ぐ栓本体59と、この栓本体59の中心線を縦断す
るように滑らかに隆起しており、栓本体59を縦軸線方
向に挿脱するためのつまみ60とから構成されている。
【0026】上部呼び水管46には、その上端側に図外
の給水用漏斗が挿脱自在に装着可能であり、循環ポンプ
2等に対する呼び水の給水時に、栓58のつまみを操作
して栓58を給水口44から引き抜けば、使用者は上方
から上部呼び水管46を臨むことができ、この上部呼び
水管46に漏斗の下部側を挿入して給水できるようにな
っている。なお、漏斗は、漏斗を上部呼び水管46の上
端に装着したときに、その下部の先端が逆止弁49に当
接して逆止弁49の弁蓋部57を上弁本体50の受け部
52から離間させて上部呼び水管46を開放し得るもの
が予め用意されている。
【0027】吐出管16の下端には、図1に示すよう
に、循環ポンプ2から吐出側流路29、吐出管16を経
て送られる濾過後の水を浴槽1内に噴射する噴射ノズル
61が接続されている。この噴射ノズル61は、濾過器
5の上側近傍に配置されている。また、この噴射ノズル
61には、上述したように、空気管24が接続されてい
るので、噴射ノズル61から噴射される水の吐出力によ
って、第2吸引管接続部13と取り付けベース4との間
に形成された空隙17から吸入した空気を水と共に浴槽
1内に吐出するようになっている。
【0028】吸水管15の下端部には、浴槽1内への水
の逆流を阻止する逆止弁62を介して濾過器5が着脱自
在に接続されている。なお、吸水管15側の逆止弁62
の構成については、上部呼び水管46側の逆止弁49の
構成と略同様であるので、その説明を省略する。
【0029】濾過器5は、循環ポンプ2を収容するケー
ス3の下方で浴槽1の隅部に配置されると共に、水中で
吸水管15の下端部の逆止弁62に対して着脱自在に接
続されている。この濾過器5は、中空状の濾過ケース6
3内の上下に流出室64と流入室65とが設けられてい
ると共に、その流出室64と流入室65との間に3個の
簀の子66,67,68を介して繊維濾過層69と粒状
濾過層70とが着脱自在に上下に装填されている。ま
た、濾過器5の上端中央よりも左右一側に偏位した位置
に筒状の濾過出口71が一体に突設されており、一方濾
過器5の下端中央部には、下向きに開口する濾過入口7
2が形成されている。この濾過入口72には、濾過入口
72で水中の毛髪、あるいは大きなゴミ等を除去するヘ
アーキャッチャー73が着脱自在に装着されている。な
お、濾過器5の下部は、吸着盤74を介して浴槽1の内
壁1aに着脱自在に装着されている。
【0030】粒状濾過層70は、中間の簀の子67と下
側の簀の子68との間に配置されており、通水性及び可
撓性を有する収納袋75の内部に多数の粒状の濾過材を
充填したものである。濾過材には、麦飯石、天然ゼオラ
イト、アルミナ、砂等をパウダー状にして混合し、3〜
5mm程度の球状としたものを焼結して多孔質状に形成
した遠赤外線放射性のセラミックボール等が用いられて
おり、水が粒状濾過層70を通過するときに、水中の微
細なゴミや有機物、臭気等を分解及び吸収して除去する
と共に、ミネラル分を溶出して水を弱アルカリ性にする
ようになっている。
【0031】繊維濾過層69は、上側の簀の子66と中
間の簀の子67との間に配置されており、粒状濾過層7
0を通過した微細なゴミ、有機物等を最終的に除去し濾
過するためのもので、通水性及び可撓性を有する収納袋
76の内部に細長い長繊維を方向が揃わないようにラン
ダムに纏めて充填している。長繊維は、纏めたときに嵩
張るように縮れた状態に形成されており、長繊維には、
比重が重く、疎水性、伸縮性を有する細長い化学繊維が
用いられている。この化学繊維としては、例えば、比重
が最も軽く、疎水性、伸縮性に優れ、しかも耐磨耗性、
耐薬品性、耐酸・アルカリ性、耐腐食性、耐かび性に優
れたポリプロピレン繊維が適当である。そして、繊維濾
過層69は、多数の長繊維、例えば数十本数から百本程
の長繊維に撚らずに紐状に束ねて無撚り紐を構成し、こ
の無撚り紐を所定長さだけ綛状に巻いた後、無撚り紐の
方向が揃わないようにランダムにほぐして纏めた状態で
収納袋76の内部に装填されている。
【0032】上記構成において、循環ポンプ2及び吸込
側流路28に呼び水を給水した後、運転スイッチをオン
すると、循環ポンプ2が起動して浴槽1内の水を濾過器
5、逆止弁62、吸込側流路28を汲み上げると共に、
循環ポンプ2、ヒーター41、吐出流路29、吐出管1
6を経て噴射ノズル61から浴槽1内に戻して行き、浴
槽1内の水を順次循環させながら保温・浄化する。
【0033】上記実施形態の循環式浄化装では、以下の
作用、効果を奏する。即ち、 (A)ケース3を左右方向に長い略平面視矩形に構成し
ているので、ケース3を浴槽1の隅部に設置する他、浴
槽1の側壁に沿って支架された取り付け板を介して側壁
上に設置し、または脚付きの載置台に載置して浴室の壁
際に設置する等、何れの箇所に設置する場合でも、ケー
ス3が前方に張り出して邪魔になることがなく、ケース
3を浴槽1上の任意の箇所に収まり良く設置することが
できる。
【0034】(B)左右方向に長い略平面視矩形状のケ
ースの前部側に左右一対の管接続部10,11を配置
し、この管接続部10,11に吸水管15及び吐出管1
6を接続しているため、ケース3を浴槽1の隅部又は側
壁上に設置する場合にも、ケースを浴槽1側に大きく突
出させなくても、吸水管15及び吐出管16の浴槽1の
側壁に対する干渉を防止できる。また、ケースを浴室の
壁際に設置する場合にも、吸水管15及び吐出管16が
浴室の側壁から離れるので、清掃時に際しても吸水管1
5及び吐出管16を管接続部10,11に対して着脱す
るときの作業が容易である。
【0035】(C)ケース3内の前後方向の略中央部で
且つ吸水管接続部10の後側に、吸水管接続部10に接
続された循環ポンプ2を上下方向に配置し、吐出管接続
部11の後方にヒーター41を配置し、循環ポンプ2と
ヒーター41との間に、両者を直列に接続する立ち上が
り管33を上下方向に配置しているので、一般にヒータ
ー41及び立ち上がり管33を循環ポンプ2よりも小径
にできることから、循環ポンプ2の大きさを基準にケー
ス3の前後方向の寸法を決定でき、ケース3の大きさを
極力小型化することが可能である。
【0036】(D)循環ポンプ2を吸水管接続部10に
接続すると共に、ヒーター41の下部に吐出管接続部1
1に接続し、立ち上がり管33の下端を循環ポンプ2の
下端に、上端をヒーター41の上端にそれぞれ接続して
いるので、ケース3内での循環ポンプ2、立ち上がり管
33及びヒーター41に至る経路を短くでき、ケース3
内で通路等が複雑に錯綜することがなく、組み立て時の
作業性が非常に良好である。
【0037】(E)循環ポンプ2とヒーター41との間
で且つこの循環ポンプ2とヒーター41との中心間を結
ぶ線分Lよりも後側に立ち上がり管33を配置している
ので、循環ポンプ、立ち上がり管33及びヒーター41
を一直線上に配置した場合に比較して、循環ポンプ2と
ヒーター41との間隔を小さくしてケース3の左右方向
の寸法を小さくできる。また、上記線分Lよりも前側に
立ち上がり管33を配置すれば、ケース3の前側に管接
続部10,11があるため、組み立て時の作業が複雑に
なるが、上記線分Lよりも後側に立ち上がり管33を配
置しているので、組み立ても容易である。
【0038】(F)ヒーター41を吐出管接続管11に
対して循環ポンプ2と反対側の斜め後方に配置している
ので、吐出管接続部11に対して循環ポンプ2側と反対
側のケース3内に空間を有効に利用できる。したがっ
て、換言すれば、ケース3に対して左右一対の管接続部
11,10を略左右対称に配置することが容易である。
【0039】(G)循環ポンプ2を吸水管接続部10に
対して吐出管接続部11と反対の斜め後方側に、ヒータ
ー41を吐出管接続部11に対して吸水管接続部10と
反対の斜め後方側にそれぞれ配置しているので、循環ポ
ンプ2とヒーター41をケース3内の左右両側に寄せ
て、その中間に立ち上がり管33を容易に配置できると
共に、ケース3に対して各管接続部10,11をバラン
ス良く配置できる。また、循環ポンプ2及びヒーター4
1を基準にして決まるケース3の左右中央部側に一対の
管接続部10,11を配置でき、吸水管15及び吐出管
16の間隔を小さくできる。
【0040】(H)循環ポンプ2が吸水管接続部10側
に、ヒーター41が吐出管接続部11側にそれぞれあ
り、その各々を容易に接続できるので、循環ポンプ2の
吸水側の通路長を短くできる。
【0041】(I)循環ポンプ2の吸込口26と吸水管
接続部10とを接続する吸込側流路28に、下側が開放
し且つ底板7に沿って長く形成された半割り部30a
と、この半割り部30aの一端側から上方に延びる筒部
30bとを有するエルボー30を備え、このエルボー3
0の半割り部30aを、その他端側で吸水管接続部10
の開口端側を覆うように開放側を底板7に装着している
ので、ケース3の底板7からの循環ポンプ2の高さを低
くできる。このため、ケース3を小型化できると共に、
重心が低くなってケース3の安定性が良くなる。
【0042】(J)エルボー30の半割り部30aをケ
ース3の底板7に装着しているが、循環ポンプ2の吸込
側であるため、吐出側の場合に比較して半割り部30a
と底板7との接合部に大きな圧力が作用せず、半割り部
30aをシール材を介してねじで底板7に固定する程度
で良く、その固定、シール等が容易である。
【0043】(K)下側が開放する半割り部30aを底
板7に沿って長く構成しているため、エルボー30自体
を小さくできる。
【0044】(L)循環ポンプ2の後端側よりも前に立
ち上がり管33を配置しているので、循環ポンプ2及び
ヒーター41の中心を結ぶ線分Lにより後側に立ち上が
り管33を配置しているのにも拘わらず、立ち上がり管
33等に多少の付属部品等がある場合でも、ケース3の
前後方向に寸法を小さくし小型化できる。
【0045】(M)循環ポンプ2の下部に、この循環ポ
ンプ2側から立ち上がり管33に向かって斜め後方に接
線方向に突出する吐出口27を設け、この吐出口27を
エルボー32を介して立ち上がり管33の下端に接続し
ているので、循環ポンプ2の吐出側の通路の無駄がな
く、循環ポンプ2を効率的に立ち上がり管33に接続す
ることができる。
【0046】(N)ヒーター41の保持筒37に下端側
から発熱体41aを挿入しているので、発熱体41aの
支持部を下側に設けることができ、その熱により損傷、
劣化を少なくできる。
【0047】(O)ヒーター保持筒37と立ち上がり管
33との上端を逆U字管35を介して接続しているの
で、その接続が容易である。
【0048】(P)ヒーター保持筒37の下部に、その
側面から外方に突出し且つ先端が下方に屈曲するエルボ
ー39を設け、このエルボー39を吐出管接続部11に
接続しているので、ヒーター保持筒37の構造を簡単に
しつつも、ヒーター保持筒37の下側から発熱体41a
を容易に挿入できる。
【0049】上記(A)乃至(P)から、循環ポンプ2
等を収納するケース3を浴槽1上の任意の箇所に据え付
けることができると共に、ケース3を小型化してケース
3内に循環ポンプ2等を含む必要部品を集約的に収納で
きるようにすることいった要望に応えることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の請求の範囲内での種々の設計変更及び修正
を加え得ることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
に記載の発明によると、以下の効果を奏する。即ち、 ケース3を左右方向に長い略平面視矩形に構成してい
るので、ケース3を浴槽1の隅部に設置する他、浴槽1
の側壁に沿って支架された取り付け板を介して側壁上に
設置し、または脚付きの載置台に載置して浴室の壁際に
設置する等、何れの箇所に設置する場合でも、ケース3
が前方に張り出して邪魔になることがなく、ケース3を
浴槽1上の任意の箇所に収まり良く設置することができ
る。 左右方向に長い略平面視矩形状のケースの前部側に左
右一対の管接続部10,11を配置し、この管接続部1
0,11に吸水管15及び吐出管16を接続しているた
め、ケース3を浴槽1の隅部又は側壁上に設置する場合
にも、ケースを浴槽1側に大きく突出させなくても、吸
水管15及び吐出管16の浴槽1の側壁に対する干渉を
防止できる。また、ケースを浴室の壁際に設置する場合
にも、吸水管15及び吐出管16が浴室の側壁から離れ
るので、清掃時に際しても吸水管15及び吐出管16を
管接続部10,11に対して着脱するときの作業が容易
である。 ケース3内の前後方向の略中央部で且つ一方の管接続
部10の後側に、一方の管接続部10に接続された循環
ポンプ2を上下方向に配置し、他方の管接続部11の後
方にヒーター41を配置し、循環ポンプ2とヒーター4
1との間に、両者を直列に接続する立ち上がり管33を
上下方向に配置しているので、一般にヒーター41及び
立ち上がり管33を循環ポンプ2よりも小径にできるこ
とから、循環ポンプ2の大きさを基準にケース3の前後
方向の寸法を決定でき、ケース3の大きさを極力小型化
することが可能である。 循環ポンプ2を一方の管接続部10に接続すると共
に、ヒーター41の下部に他方の管接続部11に接続
し、立ち上がり管33の下端を循環ポンプ2の下端に、
上端をヒーター41の上端にそれぞれ接続しているの
で、ケース3内での循環ポンプ2、立ち上がり管33及
びヒーター41に至る経路を短くでき、ケース3内で通
路等が複雑に錯綜することがなく、組み立て時の作業性
が非常に良好である。 循環ポンプ2とヒーター41との間で且つこの循環ポ
ンプ2とヒーター41との中心間を結ぶ線分Lよりも後
側に立ち上がり管33を配置しているので、循環ポン
プ、立ち上がり管33及びヒーター41を一直線上に配
置した場合に比較して、循環ポンプ2とヒーター41と
の間隔を小さくしてケース3の左右方向の寸法を小さく
できる。また、上記線分Lよりも前側に立ち上がり管3
3を配置すれば、ケース3の前側に管接続部10,11
があるため、組み立て時の作業が複雑になるが、上記線
分Lよりも後側に立ち上がり管33を配置しているの
で、組み立ても容易である。 ヒーター41を他方の管接続管11に対して循環ポン
プ2と反対側の斜め後方に配置しているので、他方の管
接続部11に対して循環ポンプ2側と反対側のケース3
内に空間を有効に利用できる。したがって、換言すれ
ば、ケース3に対して左右一対の管接続部11,10を
略左右対称に配置することが容易である。
【0051】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏することに加えて、以下
の効果を奏する。即ち、 循環ポンプ2を吸水管接続部10に対して吐出管接続
部11と反対の斜め後方側に、ヒーター41を吐出管接
続部11に対して吸水管接続部10と反対の斜め後方側
にそれぞれ配置しているので、循環ポンプ2とヒーター
41をケース3内の左右両側に寄せて、その中間に立ち
上がり管33を容易に配置できると共に、ケース3に対
して各管接続部10,11をバランス良く配置できる。
また、循環ポンプ2及びヒーター41を基準にして決ま
るケース3の左右中央部側に一対の管接続部10,11
を配置でき、吸水管15及び吐出管16の間隔を小さく
できる。 循環ポンプ2が吸水管接続部10側に、ヒーター41
が吐出管接続部11側にそれぞれあり、その各々を容易
に接続できるので、循環ポンプ2の吸水側の通路長を短
くできる。
【0052】請求項3に記載の発明によると、請求項1
又は2に記載の発明と同様の効果を奏することに加え
て、以下の効果を奏する。即ち、 循環ポンプ2の吸込口26と吸水管接続部10とを接
続する吸込側流路28に、下側が開放し且つ底板7に沿
って長く形成された半割り部30aと、この半割り部3
0aの一端側から上方に延びる筒部30bとを有するエ
ルボー30を備え、このエルボー30の半割り部30a
を、その他端側で吸水管接続部10の開口端側を覆うよ
うに開放側を底板7に装着しているので、ケース3の底
板7からの循環ポンプ2の高さを低くできる。このた
め、ケース3を小型化できると共に、重心が低くなって
ケース3の安定性が良くなる。 エルボー30の半割り部30aをケース3の底板7に
装着しているが、循環ポンプ2の吸込側であるため、吐
出側の場合に比較して半割り部30aと底板7との接合
部に大きな圧力が作用せず、半割り部30aをシール材
を介してねじで底板7に固定する程度で良く、その固
定、シール等が容易である。 下側が開放する半割り部30aを底板7に沿って長く
構成しているため、エルボー30自体を小さくできる。
【0053】請求項4に記載の発明によると、請求項1
乃至3に何れかに記載の発明と同様の効果を奏すること
に加えて、以下の効果を奏する。即ち、 循環ポンプ2の後端側よりも前に立ち上がり管33を
配置しているので、循環ポンプ2及びヒーター41の中
心を結ぶ線分Lにより後側に立ち上がり管33を配置し
ているのにも拘わらず、立ち上がり管33等に多少の付
属部品等がある場合でも、ケース3の前後方向に寸法を
小さくし小型化できる。 循環ポンプ2の下部に、この循環ポンプ2側から立ち
上がり管33に向かって斜め後方に接線方向に突出する
吐出口27を設け、この吐出口27をエルボー32を介
して立ち上がり管33の下端に接続しているので、循環
ポンプ2の吐出側の通路の無駄がなく、循環ポンプ2を
効率的に立ち上がり管33に接続することができる。
【0054】請求項5に記載の発明によると、請求項1
乃至4の何れかに記載の発明と同様の効果を奏すること
に加えて、以下の効果を奏する。即ち、 ヒーター41の保持筒37に下端側から発熱体41a
を挿入しているので、発熱体41aの支持部を下側に設
けることができ、その熱により損傷、劣化を少なくでき
る。 保持筒37と立ち上がり管33との上端を逆U字管3
5を介して接続しているので、その接続が容易である。 保持筒37の下部に、その側面から外方に突出し且つ
先端が下方に屈曲するエルボー39を設け、このエルボ
ー39を吐出管接続部11に接続しているので、保持筒
37の構造を簡単にしつつも、保持筒37の下側から発
熱体41aを容易に挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る風呂用の循環式保温
浄化装置の概略構成図である。
【図2】ケースの内部構成を示す断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図4のC−C線に沿う断面図である。
【図6】給水部分の拡大縦断面図である。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 循環ポンプ 3 ケース 5 濾過器 7 底板 10 吸水管接続部 11 吐出管接続部 15 吸水管 16 吐出管 26 吸込口 27 吐出口 28 吸込側流路 30 エルボー 30a 半割り部 30b 筒部 32 エルボー 33 立ち上がり管 35 逆U字管 37 保持筒 39 エルボー 41 ヒーター 41a 発熱体 L 線分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(3)の下側に左右一対の管接続
    部(10,11)を介して吸水管(15)と吐出管(1
    6)とを接続すると共に、この一対の管接続部(10,
    11)間に直列に介装された循環ポンプ(2)とヒータ
    ー(41)とをケース(3)の内部に設け、浴槽(1)
    の水中に濾過器(5)を浸漬して、循環ポンプ(2)に
    より浴槽(1)内の水を吸水管(15)、吐出管(1
    6)、ヒーター(41)及び濾過器(5)を含む循環経
    路内で循環させながら、浴槽(1)内の水をヒーター
    (41)で保温し且つ濾過器(5)で浄化するようにし
    た風呂用の循環式保温浄化装置において、ケース(3)
    を左右方向に長い略平面視矩形状に構成し、このケース
    (3)の前部側に左右一対の管接続部(10,11)を
    配置し、ケース(3)内の前後方向の略中央部で且つ一
    方の管接続部(10)の後側に、下端が一方の管接続部
    (10)に接続された循環ポンプ(2)を上下方向に配
    置し、他方の管接続部(11)に対して循環ポンプ
    (2)と反対側の斜め後方に、下部側が他方の管接続部
    (11)に接続されたヒーター(41)を上下方向に配
    置し、下端が循環ポンプ(2)の下部に、上端がヒータ
    ー(41)の上端にそれぞれ接続された立ち上がり管
    (33)を、循環ポンプ(2)とヒーター(41)との
    間で且つこの循環ポンプ(2)とヒーター(41)との
    中心間を結ぶ線分(L)よりも後側に配置したことを特
    徴とする風呂用の循環式保温浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の風呂用の循環式保温浄
    化装置において、循環ポンプ2を吸水管接続部(10)
    に対して吐出管接続部(11)と反対の斜め後方側に、
    ヒーター(41)を吐出管接続部(11)に対して吸水
    管接続部(10)と反対の斜め後方側にそれぞれ配置し
    たことを特徴とする風呂用の循環式保温浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の風呂用の循環式
    保温浄化装置において、循環ポンプ(2)の吸込口(2
    6)と吸水管接続部(10)とを接続する吸込側流路
    (28)に、下端が開放し且つ底板(7)に沿って長く
    形成された半割り部(30a)と、この半割り部(30
    a)の一端側から上方に延びる筒部(30b)とを有す
    るエルボー(30)を備え、このエルボー(30)の半
    割り部(30a)を、その他端側で吸水管接続部(1
    0)の開口側を覆うように開放側を底板(7)に装着し
    たことを特徴とする風呂用の循環式保温浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の風呂用
    の循環式保温浄化装置において、循環ポンプ(2)の後
    端側より前に立ち上がり管(33)を配置し、循環ポン
    プ(2)の下部に、この循環ポンプ(2)側から立ち上
    がり管(33)に向かって斜め後方に接線方向に突出す
    る吐出口(27)を設け、この吐出口(27)をエルボ
    ー(32)を介して立ち上がり管(33)の下端に接続
    したことを特徴とする風呂用の循環式保温浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の風呂用
    の循環式保温浄化装置において、ヒーター(41)に、
    保持筒(37)と、この保持筒(37)に下端側から挿
    入された発熱体(41a)とを備え、保持筒(37)と
    立ち上がり管(33)との上端を逆U字管(35)を介
    して接続し、保持筒(37)の下部に、この保持筒(3
    7)の側面から外方に突出し且つ先端が下方に屈曲する
    エルボー(39)を設け、このエルボー(39)を吐出
    管接続部(11)に接続したことを特徴とする風呂用の
    循環式保温浄化装置。
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