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JPH088925B2 - 顆粒状人工骨の填入方法及びそれに用いる填入用具 - Google Patents

顆粒状人工骨の填入方法及びそれに用いる填入用具

Info

Publication number
JPH088925B2
JPH088925B2 JP61229169A JP22916986A JPH088925B2 JP H088925 B2 JPH088925 B2 JP H088925B2 JP 61229169 A JP61229169 A JP 61229169A JP 22916986 A JP22916986 A JP 22916986A JP H088925 B2 JPH088925 B2 JP H088925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injector
artificial bone
filling
granular artificial
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61229169A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6382657A (ja
Inventor
和夫 久田
章一 若林
達也 若月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP61229169A priority Critical patent/JPH088925B2/ja
Publication of JPS6382657A publication Critical patent/JPS6382657A/ja
Publication of JPH088925B2 publication Critical patent/JPH088925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Prostheses (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、保存容器例えばガラスびん内に減菌生理的
食塩水とともに封入されている顆粒状人工骨を施術用注
入器に直接填入する方法及びその際に使用する填入用具
に関するものである。
従来の技術 近年、骨の欠損部の補填、例えば歯槽骨萎縮症の治療
などに、各種の人工骨が使用されているようになってき
たが、この施術に当っては、通常、粘膜、骨膜を剥離し
た骨膜下の患部に骨面に接するようにして顆粒状の人工
骨を注入器により直接充填している。
この顆粒状人工骨は、天然アパタイトや合成アパタイ
トなどの焼成体で、比較的もろいものであり、取り扱い
中に砕けやすいため、患部へ注入する際には、生理的食
塩水や抗生物質溶液で湿潤し、注射器の先端部を切断し
た注入器により供給するのが普通である。
ところで、通常、この顆粒状人工骨は、ガラスびんに
詰めて保存され、必要時にこれを施術用注入器に填入し
て使用されているが、この填入作業は、注入器の内筒を
はずし、注入器の先端部を適当な手段で一時的に塞ぎ、
後端から薬さじなどで充填するか、あるいは注入器に生
理的食塩水を満たしたのち、その先端部に小さい漏斗を
当てがい、これを介して内容物を流し込む方法によって
行われている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、薬さじ等を用いて充填する方法では、
顆粒をこぼさないように少しずつ供給しなければならな
いので、手間がかかる上に、所要時間も長くなるのを免
れないし、また漏斗を用いて填入する場合は、通常顆粒
状人工骨が親水性であるため、これが先に導入した生理
的食塩水で濡れている注入器の内壁に付着して円滑な充
填が行われないという問題を生じる。さらに、従来方法
では、いったん滅菌処理して保存されている人工骨顆粒
を、大気に曝して移し変えるため、汚染されるおそれも
ある。
本発明は、このような従来方法の欠点を克服し、大気
に触れさせることなく保存容器から直接に、しかも簡単
な操作で、顆粒状人工骨を施術用注入器に填入する方法
及びそれに必要な填入用具を提供することを目的として
なされたものである。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、種々の研究の結果、最近、顆粒状人工
骨は、あらかじめ生理的食塩水と混合した状態で注入器
に填入されている点に着目し、このガラスびんの開口部
と、注入器の先端部とを適当な手段で直結し、顆粒と食
塩水との混合物を直接注入器内に流し込むことにより、
前記の目的を達成しうること、またこの方法は顆粒状人
工骨のみの場合にも利用しうることを見出し、この知見
に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明に従えば、顆粒状人工骨を、その保
存容器から施術用注入器へ填入するに際し、保存容器の
開口部及び注入器の先端部にそれぞれ液密的に嵌合しう
る両開口端を有する円錐台形状の筒から成る、填入用具
を用い、顆粒状人工骨又はそれと生理的食塩水との混合
物を収容した保存容器をその開口部が上方になる状態に
静置して、開口部に前記填入用具の一端を嵌合し、また
他端に注入器の先端を嵌合したのち、保存容器と注入器
とを連結したまま上下を逆転し、注入器の内筒を引き下
げてその内部に顆粒状人工骨又はそれと生理的食塩水と
の混合物を導入し、次いで注入筒の先端から填入用具を
取りはずし、さらに内筒を押し上げ、所望に応じて過剰
の生理的食塩水を流出除去することにより、容易に顆粒
状人工骨を注入器に移し変えることができる。
実施例 次に添付図面により、本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明方法を実施するのに好適な填入用具
の一例を示す正面図であって、これは全体が適度の弾力
性を有する透明又は半透明の合成樹脂よりなり、中間部
1に連なる両端部2,3をそれぞれ前記ガラスびんaの口
部及び注入器bの先端部に密に嵌合する径とした管接手
の1つである径違いソケットに近い形状に作られてお
り、この注ぎ出し具4を介してガラスびんa内に顆粒状
人工骨及び滅菌生理的食塩水を直接注入器b内に流入さ
せるようにしたものである。
このように、本発明における填入用具は、弾力性を有
する透明又は半透明の合成樹脂にすると、保存容器の口
径や注入器の先端孔の大きさが若干填入用具の各端の口
径と異なっていても嵌合させることができ、しかも内容
物を目視しながら作業できるのが有利である。
しかしながら、この填入用具は、所望に応じ、不透明
な合成樹脂や、金属、ガラスなどで作ることもできる。
作用 上記の構造の填入用具を用いてガラスびん内の顆粒状
人工骨を注入器に移し変える作業は第2図に従い、次の
順序で行われる。
(1)ガラスびんaと注入器bを、填入用具4を介して
相互に接続する(第2図(A))。
(2)全体を上下転倒する(第2図(B))。
(3)注入器bの内筒(ピストン)を静かに引いてガラ
スびんa内の内容物を注入器b内に導入する(第2図
(C))。
(4)この状態で全体に軽い振動を与えて上記内容物中
の顆粒状人工骨を注入器b内に沈降させる(第2図
(D))。
こうして、顆粒状人工骨の全量を注入器b内に収容し
たのち、内筒(ピストン)を押し上げて、顆粒状人工骨
の上部を注入器bの上端口縁に位置させ、次いで、注入
器bから填入用具4を抜き取り、余分の滅菌生理食塩水
を溢出させればよいわけである。
なお、この填入用具4の両端部2,3の径は第1図では
それぞれガラスびんaの口部外径及び注入器bの口部外
径に適合する大きさに作られているが、第3図のように
それぞれガラスびんa、注入器bの各口部内径に適合す
るようにしてもよく、要は内径が顆粒状人工骨が通過で
きる大きさであれば、ガラスびんa、注入器bの口部に
対し、内外周面いずれに嵌合するものであってもよい。
発明の効果 本発明は、以上のように作業自体を密閉状態で行うこ
とができるので、空気中の雑菌などによる汚染を防止で
き、衛生上有利であるし、また透明な材料で作った填入
用具を用いた場合には、第2図に示した操作を外部から
目視しながら確実に行うことができるという利点があ
る。そしてこの填入用具は、安価に得られるから前記ガ
ラスびんaに包装された顆粒状人工骨の付属品として販
売するのに好適である
【図面の簡単な説明】
第1図は填入用具の正面図、第2図(A)〜(D)は使
用する順序を示す正面断面図、第3図は第1図の変形例
を示す正面図である。 1……中間部、2,3……両端部、a……ガラスびん、b
……注入器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顆粒状人工骨を、その保存容器から施術用
    注入器へ填入するに際し、保存容器の開口部及び注入器
    の先端部にそれぞれ液密的に嵌合しうる両開口端を有す
    る円錐台形状の筒から成る、填入用具を用い、顆粒状人
    工骨を収容した保存容器をその開口部が上方になる状態
    に静置して、開口部に前記填入用具の一端を嵌合し、ま
    た他端に注入器の先端を嵌合したのち、保存容器と注入
    器とを連結したまま上下を逆転し、注入器の内筒を引き
    下げてその内部に顆粒状人工骨を導入し、次いで注入筒
    の先端から填入用具を取りはずすことを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】保存容器中の顆粒状人工骨が生理的食塩水
    と混合されている特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】金属、ガラス又はプラスチックにより径違
    い端部をもつ円錐形状の筒に構成するとともに、中間部
    (1)に連なる両端部(2,3)がそれぞれ顆粒状人工骨
    の保存用ガラスびんの口及び施術用注入器の先端に液密
    的に嵌合しうる径に形成したことを特徴とする顆粒状人
    工骨の填入用具。
JP61229169A 1986-09-27 1986-09-27 顆粒状人工骨の填入方法及びそれに用いる填入用具 Expired - Lifetime JPH088925B2 (ja)

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JP61229169A JPH088925B2 (ja) 1986-09-27 1986-09-27 顆粒状人工骨の填入方法及びそれに用いる填入用具

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Publication Number Publication Date
JPS6382657A JPS6382657A (ja) 1988-04-13
JPH088925B2 true JPH088925B2 (ja) 1996-01-31

Family

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JP61229169A Expired - Lifetime JPH088925B2 (ja) 1986-09-27 1986-09-27 顆粒状人工骨の填入方法及びそれに用いる填入用具

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3749103B2 (ja) 2000-09-27 2006-02-22 豊田合成株式会社 自動車用ウエザストリップのシール構造
JP5843272B1 (ja) * 2015-03-24 2016-01-13 株式会社カタリメディック ポンプ式補填具

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JPS6382657A (ja) 1988-04-13

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