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JPH0869958A - X線マスクの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

X線マスクの製造方法およびその製造装置

Info

Publication number
JPH0869958A
JPH0869958A JP20495894A JP20495894A JPH0869958A JP H0869958 A JPH0869958 A JP H0869958A JP 20495894 A JP20495894 A JP 20495894A JP 20495894 A JP20495894 A JP 20495894A JP H0869958 A JPH0869958 A JP H0869958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
reticle
mask
exposure
alignment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20495894A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Nose
哲志 野瀬
Ryuichi Ebinuma
隆一 海老沼
Hidehiko Fujioka
秀彦 藤岡
Hiroshi Maehara
広 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20495894A priority Critical patent/JPH0869958A/ja
Priority to US08/367,856 priority patent/US5593800A/en
Publication of JPH0869958A publication Critical patent/JPH0869958A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70475Stitching, i.e. connecting image fields to produce a device field, the field occupied by a device such as a memory chip, processor chip, CCD, flat panel display

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】複数の原版を用いて、これら原版のパターンを
走査縮小露光で基板上に所定の位置関係で並べて転写す
ることによって1つのマスクパターンを形成することを
特徴とするマスクの製造方法。 【効果】 縮小スキャン露光装置にパターンのつなぎ露
光技術を組み合わせることにより、高解像度(微細パタ
ーン)とWide Field化が求められているX線
マスクを低コストで実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線を露光光とするX線
リソグラフィー等において使用される、X線マスクの製
造方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化が進む中で、
解像性能と露光サイズの両立が限界に近づいているとい
われている。256MDRAMの半導体デバイスには
0.25μmレベルを解像する露光技術が、又1GDR
AMの半導体デバイスには0.15μmレベルを解像す
る露光技術が必要とされ、X線露光技術が有望視されて
いる。
【0003】シンクロトロン放射光等を露光光として用
いるX線リソグラフィーでは、通常等倍露光によるパタ
ーン転写が行なわれる。そのためマスク精度が直接転写
精度に影響することになり、様々な研究が盛んに行なわ
れている。
【0004】一方、等倍転写用X線マスクの作成方法と
して一般的に知られているものは、基板上にメンブレ
ン、吸収体を積層せしめた後、イオンビーム露光又は電
子ビーム露光とエッチングにより吸収体上に所望のパタ
ーン(即ちマスクパターン)を形成し、又そのパターン
形成前あるいは後にX線露光領域の基板をくりぬくバッ
クエッチを行なうというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記イオンビーム露光
や電子ビーム露光では、通常電磁偏向で処理できる範囲
を描画範囲としているため、それ以上の範囲を描画しよ
うとする場合はその範囲を複数のフィールドに分け、各
フィールドの描画が終了する毎に次のフィールドにステ
ージを動かして再び描画を繰り返すフィールド露光が行
なわれる。そのため、このフィールド露光の際のステー
ジ移動機構における測長精度と位置決め停止精度によっ
てパターン配置精度(長寸法精度)が決まることにな
る。従って、露光領域中の対象とするパターン寸法が小
さくなってもこのパターン配置精度に変化はなく、25
6M(0.25μm Line and Space)
や1G(0.15μm Line and Spac
e)の世代のマスク描画においては、パターン配置精度
の低さが、半導体回路作成時に目標とする重ね合わせ精
度をクリアできないという問題もひきおこすことにな
る。即ち、EB描画でマスクをパターニングすると、コ
ストが非常に高くつく、或は描画精度が十分なものが得
られにくい。更に、1G時代のICのチップサイズとス
ループットを実現するためには、30mm とか35m
m といった広い露光サイズを持ったX線マスクが要求
される。
【0006】本発明は、従来技術の以上の様な問題にか
んがみ提出されたもので、高精度、高解像力、低コス
ト、Wide露光エリアを実現するX線マスクの新しい
制作方法および装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記問題を解
決するために鋭意検討を行い本発明に到達した。
【0008】即ち、本発明は複数の原版を用いて、これ
ら原版のパターンを走査縮小露光で基板上に所定の位置
関係で並べて転写することによって1つのマスクパター
ンを形成することを特徴とするマスクの製造方法であ
り、さらに各原版には所定の検出マークが設けられてお
り、この検出マークの検出を基に各原版のパターンを所
定の位置関係で並べることを特徴とする前記のマスクの
製造方法である。前記マスクがX線マスクであるマスク
の製造方法であり、前記露光が紫外線またはX線の波長
域の光によって行うマスクの製造方法である。
【0009】更に、原版のパターンを走査縮小によって
基板に転写する手段と、原版が持つ所定の検出マークを
検出する手段と、該検出マークの検出を基に複数の原版
パターンを所定の位置関係で並べて基板に転写する手段
を有することを特徴とするマスクの製造方法提供するも
のである。
【0010】また本発明は上記のいずれか記載の製造方
法によって製造されたマスクを提供することにある。
【0011】そのため本発明は、マスクを構成するメン
ブレン上に吸収体を積層せしめ、パターン露光を行なっ
た後、エッチングを行なって該吸収体を所望のパターン
に加工することでX線マスクを作る製造方法について、
前記露光パターンにつき縮小投影光(Deep UV含
む)露光或はX線露光を行なう際に、レンズ或はミラー
から成る縮小投影光学系について共役関係(或は一部共
役関係)にある。レチクルとX線マスクとなる被露光物
体とをH:1の比でスキャンさせて焼付け露光し更に、
レチクルと別のパターンのものに交換したのちX線マス
クとなる被露光物体の焼付けエリアを広くするために、
既露光エリアに接続して、アライメントして再び露光
する事により、高精細化、低コスト、Wide露光エリ
アのX線マスクを得る事を基本的特徴としている。この
焼付け時に所謂ICパターンエリア以外の領域で、スク
ライブライン(デバイスをチップ単位で切断する領域)
に余分なパターンあ余り多く焼付けられないようにし
て、X線マスクとして使用するときに必要な本来のアラ
イメント機能をするパターンがスクライブエリアに必要
なレイヤー(層)数ぶんだけ確保できるべくする事を特
徴の1つとしている。更に、X線マスク作成時のパター
ン露光において接続(ステッチング)の精度についての
量的評価ができる様にずれ検出マークを設け、このパタ
ーンにもとづく計測値を、得られたX線マスクを本来の
マスクとして使用する時のアライメント即ちX線マスク
とその時の被露光ウエハーの位置合わせの際の補正値と
して用いることにより、高精度なアライメントを実現す
る。
【0012】以上の事をまとめて要約すると、本発明の
特徴は、 Wide FieldなX線マスクを得るために、
光(Deep UV含む)或はX線の縮小ステッパーに
おいて、レチクルと被露光物となる作成目的であるX線
マスクをスキャンする。《スキャン露光》。 更にWide Field化するために、被露光物
となるX線マスク上に接続してパターンを焼付ける《ス
テッチング》。この時、レチクルは別のパターンのもの
に必要ならば交換したうえでステッチングする。同じパ
ターンでよい場合もありうる。ステッチングの際、接続
するパターン同士でアライメントを行なうか、被露光さ
れるべきX線マスクが載っているSTGの送り精度で位
置合わせを実現する。 得られるX線マスクの、マスクとして用いる際の所
謂スクライブライン領域に、本来設けるべきアライメン
トパターン等が設定できる様に十分なエリアを確保す
る。そのためX線マスク作成時にできるだけ余計なパタ
ーンがスクライブエリアに入らない様にする。 ステッチング(接続、つなぎ)の量的評価ができる
パターンを設け、このパターンからの計測値を、本来の
X線マスクとして使用する時のアライメント時の補正に
用いる。 という事になる。これにより、Wide Fieldで
かつ高解像力、高位置精度、低コスト、Wide露光エ
リアのX線マスクが実現される。
【0013】以下、もっと詳しく、図面に即して説明し
ていく。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について、ケースを分け
て説明していく。ケース分けは次の通りである。いずれ
も光ステッパーの例について主に説明するが、X線縮小
結像系を用いた場合も同様にしてできる。 1.Aパターン,Bパターン(図1参照)間にスクライ
ブラインがないとき、 1−1.Aパターン露光現像したのち、レジスト塗布し
Bパターンの露光・現像をする場合 1−1−1.Aパターン,Bパターン間でアライメント
(レイヤー間アライメントと類似)する時 1−1−2.ステージ送り精度で位置合わせする場合、
すなわちAAパターンに頼らない場合 1−2.Aパターン露光し、Bパターン露光後現像する
場合 1−2−1.ステージ送り精度で位置合わせする場合、
すなわちAAパターンに頼らない場合 1−2−2.Aパターン,Bパターン間でアライメント
(レイヤー間アライメントと類似)する場合。この時
は、所謂潜像アライメントを用いる。
【0015】2.Aパターン,Bパターン芦田にスクラ
イブラインがある時、 2−1.Aパターン露光現像したのち、レジスト塗布し
Bパターンの露光・現像をする場合 2−1−1.Aパターン,Bパターン間でアライメント
(レイヤー間アライメントと類似)する場合、 2−1−2.ステージ送り精度で位置合わせする場合、 2−2.Aパターン露光し、Bパターン露光後現像する
場合 2−2−1.ステージ送り精度で位置合わせする場合。
【0016】2−2−2.Aパターン,Bパターン間で
アライメント(レイヤー間アライメントと類似)する場
合、 この時は、所謂潜像アライメントを用いる。以上のケー
ス分けに従って、順次具体的な実施例について説明して
いく。
【0017】実施例1 1−1−1.の場合の実施例について、図を用いて説明
する。図2,3はそれぞれこの場合のAパターン,Bパ
ターンを露光する時のレチクル47の中にあるパターン
の配置と機能の関係をわかり易く示したものである。即
ち、図2は、Aパターンを焼付けるときのレチクルの光
の当たるエリアと、そこにどういうパターンが存在する
かを示している。図2に示すように、Aパターン焼付け
用のレチクル上には、レチクル47を露光装置に対して
所定の位置にセットしてアライメントするためのパター
ンRAA101,102、X線マスクとして完成した
後、X線マスクとして用いる際に、マスクをX線露光装
置に対して位置決めのアライメントするためのパターン
M・AAパターン78,80,87、X線マスクとして
用いるときの対ウエハーとのアライメントするためのパ
ターンW・AAパターン76,78、X線マスクとして
用いる時次のレイヤーのアライメントするためにあらか
じめウエハー上に焼付けておくNEXT・レイヤーパタ
ーン77,79、X線マスク作成時にステッチングに必
要なBパターンとの関係を保証するべくアライメントす
るためにあらかじめ露光焼付けしておく必要のあるステ
ッチングAA用パターンSAA(x)73とSAA
(y)71更にS・AA(x)83とS・AA(y)8
1がある。ここにx,yは図に添付した座標の方位につ
いて定義しており、(x)はX方向、(y)はy方向の
意味を示す。更に図2のレチクル上にはAパターン,B
パターンが隣あって接続露光された後に、どれくらいの
接続アライメント誤差で焼付けられたかを検出するため
のパターンOL・A(x)74,OL・A(y)72,
OL・A(x)84,OL・A(y)82が設けられて
いる。図2のパターン配置で特徴的な事は、W・AAパ
ターン、NEXTレイヤーパターン、S・AAパター
ン、OL・AOパターンはいずれもX線マスクが完成さ
れ、マスクとして利用する場合に、ウエハーにX線で焼
付けられた時のウエハー上でのチップ間の切断を行な
う。いわゆるスクライブラインに相当するエリアに設定
されるようになすことができる点である。また、M・A
Aパターンは75と80は相対しているパターンであれ
ばX線マスクとして用いるときのマスクアライメントの
精度を上げるためにお互いに話して設けた方がよい。図
のAを示した領域が所謂IC回路パターンエリアであ
り、斜線で示した領域は露光光をしゃ断する例えばCr
膜の設けられたエリアである。スキャン露光する際の光
がレチクルに当たるエリアはW×Lで示しているが、W
とLは次の条件をみたしていればよい。ここにスキャン
の方向はy方向である。すなわち、WはM・AAパター
ン87と、SAA(y)71;OLA(y)72,SA
A(x)83;OL・A(x)84,M・AAパターン
80を光露光する必要がある故これらをカバーするよう
に当たらねばならない。又、スキャン方向のLは、M・
AAパターン75,80をカバーして露光する必要があ
る。R・AAパターン101とR・AAパターン102
はレチクル47を露光装置に対してアライメントするた
めのパターンなので露光光に当たらなくてよい。W×L
の露光エリアの粗い制限は、Wについてはレチクル47
の照明光源側のアパーチャー或はスリット等により与え
る事ができる。又、Lについてはレチクルステージの送
り量でコントロールすればよい。図2はあたかもBパタ
ーンもあるかのように示しているが、実際のレチクルは
ICパターンはAパターンのみで、この他に上記に述べ
た必要パターンが配置されているレチクルである。ちな
みに、最終的に完成したX線マスクの露光エリアが例え
ば40mm×40mmのものを入手するとした時、Wは
25mm程度、Lは45mm〜50mmあればよい。
又、Δxは〜1mm程度以下、Δyは100μm以下の
小スペースにすることができる。
【0018】図2に示したAパターンの焼付け用レチク
ルと同様に、Bパターンを焼付けるためのレチクル用の
パターン配置を図3に示す。図3において、Bと示して
いるのはBパターンのIC回路エリア、R・AA10
1,103はこのレチクルをスキャン露光装置に対して
位置決めするためのレクチルアライメントパターン、W
AAパターン89,94はX線マスクとして完成後ウエ
ハーとこのX線マスクをアライメントするためのパター
ン、NEXT・レイヤーパターン88,93はX線マス
クとしてウエハーに焼付けるときの次のレイヤー用のア
ライメントのためにウエハーに焼付けるパターン、M・
AAパターン92はX線マスクとして用いる時にX線露
光装置に対してマスクを位置合わせするためのマスクア
ライメントマーク、S・AA(x)96,100、SA
A(y)90,96はAパターン,Bパターンを接続し
てお互いの相互関係を正確に維持して焼付けるためのア
ライメントパターン、OLB(x)99,95、OLB
(y)97,91はAパターン,Bパターンを接続して
露光した時に結果的にもたらされる誤差の量を検出する
ための検出マークであり、図3は表示と物理的な意味は
図2と同じことを意味する。(x),(y)は各々X方
向,y方向を意味する。
【0019】図4に、図2のAパターン用レチクルと、
図3のBパターン用レチクルを用いてスキャン露光機で
ステッチングアライメントをしながら作成したX線マス
クのパターンの配置を示す。実際には、X線を遮断する
ためにウエハー上でのスクライブエリアに相当する位置
の外側にAuなどの吸収体を設けていたりするが、図4
には省略してある。X線マスクとして得られたパターン
配置上のポイントは スキャン露光機へのレチクルアライメントができる、
レチクルAAマークRAAがある。これはスキャン露光
エリアにない方がよい。
【0020】X線マスクとして用いるときの、X線露
光装置へのマスクアライメントができるためのマスクA
AマークM・AAがある。
【0021】X線マスクとウエハーのアライメントを
するためのW・AAマークとNEXT・レイヤーマーク
がある。
【0022】A,Bのパターンをステッチング接続を
行なう時アライメント機能を利用するためにステッチン
グアライメントパターンS・AA(x)およびS・AA
(y)がある。
【0023】ステッチングの合わせ誤差量検出のため
の、いわゆるオーバレイ検出マークともいうべきOLA
(x),OLB(x),OLA(y),OLB(y)が
ある。この時、検出はOLA(x),OLB(x)をペ
アーで、OLA(y),OLB(y)をいまひとつのペ
アーでセットとして検出する。
【0024】尚、図2,3でA,Bパターンの外枠と、
点線の間のエリアがウエハー上のスクライブラインエリ
アに相当する。スキャン露光機が1/N倍の縮小露光だ
と当然X線マスク上のパターンのサイズのN倍がレチク
ルサイズとなる。
【0025】ここで、合わせ誤差量検出のための、オー
バレイ検出マークOLA(x),OLB(x)のペアと
OLA(y),OLB(y)のペアのパターンをどのよ
うに利用するかについて述べる。
【0026】既に本出願人により提出されている特開平
4−212002および特開平5−87530で開示さ
れている合わせ誤差量検出方法がオーバーレイ検出の1
つである。この方法は図6に示す様な、141a,14
1bの回折格子パターンをそれぞれ露光のN番目とN+
1番目へレイヤーに同時に焼付けたもの(ウエハー等、
本発明の場合はX線マスクに相当する)を作成し、この
141a,141bのパターンにレーザー光線を当てそ
の回折光同士を干渉させて(これをI1 )、別途設けた
参照用干渉光(これをI2 )をレファレンス格子として
用いて、I2 とI1 の位相ずれを検出する。この際、元
のレーザー光をわずかに周波数の異なる(0.1MHz
〜数十MHz)2周波光としておけば、前記I1 ,I2
はそのヘラロダイン光の位相が電気格子の強弱の位相と
して得られるため、例えばロックインアンプなどにより
高精度に(〜1mm程度の精度で)、141aと141
bの格子の位相ずれΔxが電気的位相ずれとして求めら
れる。図6に於て、格子のピッチは例えば1μm〜10
μm程度でレーザー光の波長と回折光の方向と次数に応
じて数値を設定すればよい。この他に、KLA社で製品
化している様に、(KLA5011システム;商品名)
単純なパターンを露光を同時に焼付けておいて、画像と
してパターンをとり込んで処理し、重ね合わせ(オーバ
ーレイ)の誤差検出をする方法もある。図7にそのパタ
ーンの例を示す。142aはN番目のレイヤーと同時
に、142bはN+1番目のレイヤーと同時に露光した
パターン。図8にN番目とN+1番目のレイヤーの重ね
合わせ(オーバーレイ)誤差検出の原理を示す。顕微鏡
などの広大画像と光検出器でとらえ、142aと142
bのパターンのエッジのプロフィルを求める。この時、
重ね合わせずれ量をdxとすると
【0027】
【数1】 により求められる。ここに、Xol,Xorは142aのエ
ッジの出力値、Xil,X irは142bのエッジの出力値
を意味する。
【0028】このように、図6或は図7のパターンがオ
ーバレイ検出マークOLA(x),OLB(x)のペア
とOLA(y),OLB(y)のペアのパターンとすれ
ばよい。ペアパターンという意味は、OLA(x)が例
えば141a或は142aであり、OLB(x)が14
1b或は142bであればということである。OLA
(y),OLB(y)は図5に於けるy軸方向の意味で
OLA(x),OLB(x)と同様に方向のみ異なると
考えればよい。
【0029】次に図2,3,4で示したマスク作成が可
能なスキャン露光機の構成と機能について説明する。
【0030】図5はそのスキャン露光の構成の1実施例
である。図5に示すスキャン露光機には、次の機能が必
要である。
【0031】(イ)レチクルAA(レチクル115をス
キャン露光機の装置の対してアライメントする) (ロ)ステッチングAA (ハ)スキャン露光のため、レチクル115とX線マス
ク127の共役関係は瞬間的には2点フォーカスでよ
い。そのため、ダイナミックには露光されるX線マスク
をチルトさせフォーカスを高精度に行なう。
【0032】(ニ)スキャンのためのスリット照明 尚、この外にレチクルは解像力と焦点深度を上げるため
に位相シフトマスクにしてもより効果が上がるし、又、
最近注目をあびている変形照明等の技術を併用すればよ
り解像力と焦点深度が上がる。通常のウエハー上にチッ
プを焼付ける場合には位相シフトのコストが無視できな
くなるが、本来X線マスクをEB描画でパターニングし
て作成する場合のコストと比較すれば、スキャン露光機
で次々に同一レチクルで何枚も量産可能な本方式だと、
位相シフトレクチルのコストは殆ど気にならない。
【0033】上記(イ),(ロ),(ハ),(ニ)につ
いて図5で説明する。
【0034】111と112はレチクルAAおよびステ
ッチングAAを行なうアライメント検出系で、レチクル
AAは装置側であるアライメント検出系に対してなされ
る。114はスリットアパーチャーであるがレクチル1
15の直前に置かずに、光源側にスリットとほぼ共役な
位置前後にスリットアパーチャーを設けてもよい。13
0は照明光束である。118はレチクルホルダーで、1
16はレチクルステージ、117はその駆動系である。
119はミラー、120はレンズ系、121はハーフミ
ラー或は偏光ビームスプリッター、122はミラー、1
23はレンズ系、127は被露光物であるX線マスク、
128はチルトステージ、129はX,Yステージ、1
24,124はX線マスク面とレチクル114がミラー
119〜レンズ系123に関して合焦となるようにフォ
ーカス検出を行なう系であり、この検出値にもとづいて
デフォーカスであればチルトステージ128によりX線
マスク127をスキャン方向y方向に対して垂直なn・
z面或は平行な面でチルドを行ない正確なピント合わせ
を行なう。126はそのための合焦検出系125の結果
にもとづきチルトステージ128を駆動するコントロー
ル部である。スリット開口状にレチクルを照明(図5で
スリットの長手方向はy方向)し、1/Nの縮小倍率に
応じて、レクチル115とX線マスク127のスキャン
スピードをN:1にスキャンさせる故、フォーカスはス
リット開口状のレチクル有効部のうちのある2点につい
て行なえばよく、これは一括露光方式の場合の面フォー
カス即ち3点フォーカスにくらべて、被露光面が少し凹
凸がある場合にはより誤差の少ない正確なピット合わせ
が行なえる。124,125のフォーカス検出系は例え
ば124が半導体レーザーやLEDで2つのビームを被
露光体であるX線マスク127に移動し、これを125
の中にある例えばPSD(ポジションセンサー)で検出
する事によって、フォーカス検出をすることができる。
瞬間的には2点のフォーカスをレクチル115とX線マ
スク127の間にとる必要があることから、スキャンス
テージ129の動きに応じて、X線マスク127が凹凸
のある分だけx−z面に平行な方向にチルトステージ1
28でチルトさせて常時フォーカスをとる必要がある。
図5で、132はレチクルステージの動きを計測する測
長機、133はX線マスク127のx,y動きを計測す
る測長機である。次に、ステッチングAAに用いるオー
トアライメントの例を示す。
【0035】レチクル115をレチクル駆動ステージ1
16にセットし、X線マスク127をあらかじめ粗いア
ライメントを不図示の例えばTV画像パターンの観察等
によりスキャンステージ129に対して行ない、レチク
ル115とX線マスク127の相互位置合わせ(アライ
メント)を行なっておく。所謂プリアライメント。レチ
クル115はレチクルAAパターンをターゲットにアラ
イメント系111,112でもって、装置側である検出
系系111,112に対して位置合わせする。この場合
のAAの方法は既に世の中で用いられている種々の方式
が使用可能である。又レチクル115とX線マスク12
7を位置合わせするアライメント手段についても同様
に、既に世の中で用いられている方式が使える。
【0036】例えば(A)回折格子をレチクルとウエハ
ー(本発明の場合にはX線マスクにあたる)に設けこれ
にレーザー光を当て得られる回折光の強度より、レチク
ルとウエハーのずれを検出する。Japanese Jorrnal of
Applied Physics Vol.24,No.11,NOV.1985 pp.1555-1560
参照。 (B)レチクルとウエハー上にx,yの2次元位置情報
が得られるシュブロン型のマークにレーザービームを高
速スキャンさせ、そのマークからの反射光を検出して、
反射光の時間的間隔よりずれを検出する。
【0037】センサ技術 1985年2月号(Vol.5,N
o.2)pp.23〜27参照。 (C)レチクルとウエハー上に設けられたパターンをT
V画像としてとらえ、その画像ずれを格子処理によって
求めてずれを検出する画像処理方式。 電子材料 1989年3月号 pp.69〜74参照。
【0038】これらの方式のいずれかを用いることによ
り、レチクルアライメント(スキャン露光装置側に対し
レチクルを位置決めする)及びレチクル115とX線マ
スク127の相互位置ずれ検出を数nmレベルでの高精
度な検出が可能である。
【0039】図5に於て、レチクルアライメント(レチ
クル115をスキャン露光機に対して位置決めするアラ
イメント)や、レチクル115とX線マスク127の相
互位置合わせをする場合には、上に述べた(A)或は、
(B)或は、(C)のいずれかの方式によりアライメン
トすればよい。アライメントパターンは(A)の場合に
は回折格子状パターン、(B)の場合にはシェブロン型
のマーク、(C)の場合には例えば図7の如きパターン
であればよい。
【0040】即ち、スティッチングAAのパターン S
AA(x),SAA(y)のパターンはこれらの如きパ
ターンを用いる。尚、レチクルアライメントの場合には
R・AAマークとしてこれら(A),(B),(C)各
方式に応じたパターンを利用すればよい。但し、レチク
ルアライメントの場合には、(A),(B),(C)の
各方式ともウエハー上のアライメントパターンに相当す
るパターンをレチクルアライメントパターンRAAとし
設け、スキャン露光装置側に(A),(B),(C)各
方式におけるレチクル側アライメントマークに相当する
マークを設けておいて、レチクル115をスキャン露光
装置に対して位置決めする。レチクル115とX線マス
ク127をN:1のスキャンスピード比で、図5のy軸
方向にスキャンする。但し、この時露光光130はシャ
ッターで遮断しておく。スキャンの過程でアライメント
検出系111,112の光束と検出エリアがSAA
(x)73,96、SAA(y)71,90のエリアに
かかった時にタイミングをとってAA信号をとり、更に
スキャンしたのち再度SAA(x)83,100、SA
A(y)81,98のパターンエリアにかかった時タイ
ミングをとってAA信号をとり信号からレチクル115
とX線マスク127のずれを算出したのち、X,Yステ
ージ129及びXY面内の回転ステージ131を動かし
て精確にレチクル115とX線マスク127の相互位置
を合わせる。そののち露光光130を照射して、焼付け
のためのスキャンを行なう。尚、所謂ウエハーの上に焼
付ける量産スラッパーの場合はスループットが8”ウエ
ハーで例えば60枚/時間程度要求されるが、X線マス
ク生産用としてはスループットはもっと低くて良いの
で、スキャンのスピードは低く即ち露光時間も長くてよ
い。
【0041】更に、レチクルは解像力や焦点深度を上げ
るために位相シフトマスクを採用すれば更に効果的であ
る。位相シフトマスクの内容については、日経マイクロ
デバイス1990年7月号p.103〜114を参照。
又、照明系には所謂変形照明を採用すれば解像力や焦点
深度の向上が得られる。変形照明の内容については、日
経マイクロデバイス1992年4月号p.28〜39に
例示されてある。
【0042】次に1−1−2.のステージ送り精度で位
置合わせをする場合の実施例について説明する。
【0043】この場合スティッチングAAに頼らない
で、ステージの位置情報と送り精度で図6のAパターン
とBパターンのつなぎを行なう。この場合、従って図
2,図3,図4に於けるスティッチングアライメントパ
ターンSAA(x)72,96、SAA(y)71,9
0、SAA(x)83,100、SAA(y)81,9
8は不要である。更に図5において、Aパターン,Bパ
ターンの接続のためのスティッチングAAの機能は用い
る必要がない。その代わり、ステージ116の位置情報
を与える測長手段132と、X線マスク127のスキャ
ンステージ129の位置情報を与える測長手段133
と、レチクルアライメント手段111と112を活用す
る。即ち、レチクルA,レチクルBを各々露光装置にセ
ットした後スキャン露光装置に対し、アライメント手段
を用いて高精度に位置決めする。これにより、露光装置
側の例えばセンサーが基準物体となりアライメントさ
れ、レチクルAからBに変化したあとも露光装置即ちア
ライメント検出センサー(111および112の中に収
められている)に対し高精度の再現性をもって位置決め
される。この時図5に於て、レチクルの微笑回転ができ
る回転ステージ137でもって回転のアライメントを行
なう。尚、スキャンステージ116はy方向にスキャン
できる様になっているが、x方向には不図示の微笑移動
ステージがついていて調整できる様になっている。
【0044】露光装置側に対してレチクル115を位置
合わせしたのち、結像系138のフォーカスをX線マス
ク127との間にとり、スキャン露光する。この時ステ
ージ116と129の位置情報を各々測長手段132と
133で高精度に求めておき、レチクルを別のレチクル
に変えたのち、レチクルアライメントをしたうえで、測
長機116と133の前記測長値を参考にして、X線マ
スク上にAとBのパターンが接続して並ぶようにステー
ジ129をx軸方向に一定距離ずらしたのち、y軸方向
の測長値の前記値をもとに露光スキャンする。これによ
りAパターン,Bパターンの接続のためのスティッチン
グAAの機能の代わりにステージ116,129の測長
手段132,133を活用することで高精度に接続でき
るX線マスクが得られる。尚、AパターンとBパターン
は実質同じICパターンであってもよいし、又異なるパ
ターンであってもよい。
【0045】次に、Aパターン露光し、更にBパターン
露光したのち現象する場合で、ステージ送り精度でA,
Bパターンの接続を行ない、アライメント計測手段11
1あるいは112に頼らない場合、即ち1−2−1のケ
ースについて説明する。この場合も先に述べた1−1−
2の場合と同様に行なえばよい。レチクルステージ11
6とX線マスクのステージ129と各々の位置計測を行
なう測長手段132と133を利用する。即ち図5に示
す如く露光装置側に対してレチクル115を位置合わせ
したのち、結像系138のフォーカスをX線マスク12
7との間にとりスキャン露光する。この時ステージ11
6と129の位置情報を各々測長手段132と133で
高精度に求めておき、レチクルを別のレチクルに変えた
のち、露光装置に対してレチクルアライメントをしたう
えで、測長機116と133の前記測長値を参考にし
て、X線マスク上にAとBのパターンが接続して並ぶよ
うにステージ129をx軸方向に一定距離ずらしたの
ち、y軸方向の測長値の前記値をもとに露光スキャンす
る。これによりAパターン,Bパターンの接続のための
スティッチングAAの機能の代わりにステージ116,
129の測長手段132,133を活用することで高精
度に接続できるX線マスクが得られる。これまで述べた
ケース1−1−1,1−1−2,1−2−1,1−2−
2いずれもレジストがネガ、ポジとも使用可能でその時
露光部のエリアは逆転して設定すればよい。1−2−2
のケースについての実施例について示す。即ち、Aパタ
ーン露光し、Bパターン露光現像する場合での、Aパタ
ーン,Bパターン間でアライメント(レイヤー間アライ
メントと類似)する場合について述べる。この場合は、
所謂潜像アライメントを用いるが、これについて説明す
る。レジストは光の照射により光化学的な反応を起こす
が、それは光学的な意味でも又透過率、屈折率の変化を
生じ、あるいは特殊な場合には膨張ないし収縮により非
照射部との表面段差等を生じる。一般的に使用されてい
るレジストにおいても露光の結果を白色光の顕微鏡下で
濃淡像として観察できる。以下の説明でこの像を便宜的
に潜像と称する。潜像アライメントとは、露光の結果生
じたレジスト層の部分的な変化を利用する方法である。
レジスト潜像はウエハー(本発明の場合はX線マスク)
のフォトレジスト上に形成されたレチクルのアライメン
トマーク像であるから、このレジスト潜像を使用してこ
の潜像との相対位置関係を検出することにより誤差の少
ない位置合わせが可能となる。
【0046】即ち、図2,図3,図4に即して言えば、
図2の場合のようにAパターンのレチクルでX線マスク
上に露光したのちはX線マスク上には図2の斜線部以外
のエリアが露光されるため当然スティッチングアライメ
ントパターンSAA(x)73,83、SAA(y)7
1,81もX線マスク上にレジスト潜像として形成され
る。従って、図3のように、Bパターンのレチクルに変
えてスティッチングアライメントを、ケース1−1−1
の場合と同様、レジスト潜像を利用して行なう。即ち、
SAA(x)96のレチクル側のSAAパターンに対し
レジスト潜像アライメントパターンSAA(x)73を
組み合わせ、以下同様にレチクル上のパターンSAA
(x)100にはレジスト潜像パターンとしてSAA
(x)83のそれを、SAA(y)98にはSAA
(y)81のレジスト潜像パターンを、SAA(y)9
1にはSAA(y)71のレジスト潜像パターンをそれ
ぞれアライメントパターンのペアとして使用する。アラ
イメント検出装置や方法の利用についてはケース1−1
−1で述べた内容と同様で可能である。
【0047】次に、Aパターン,Bパターン間にスクラ
イブラインがある時で、Aパターン露光しレジスト現象
したのち、レジスト塗布し、Bパターンの露光しレジス
ト現象をする場合についての実施例を述べる。Aパター
ン,Bパターン間でアライメント(レイヤー間アライメ
ントと類似)する場合のケース2−1−1の場合の実施
例について具体的に説明する。図9はAパターン,Bパ
ターン間にスクライブライン150がある場合のレイア
ウトを示す。スクライブライン150がある場合はAパ
ターン,Bパターンがそれぞれ1チップとして切り離し
て使用される場合などがあたる。この時には、スクライ
ブライン150のエリア上にもスティッチングAAパタ
ーン、SAA(x)orSAA(y)やオーバーレイパ
ターンOLA(x),OLA(y),OLB(x),O
LB(y)を設けることが可能である。この場合の1例
を図10と図11に示す。RAA,MAA,SAA,O
LA,OLB,WAA,NEXTレイヤーの意味はすべ
て図2,3と同様で、各々レチクルアライメントパター
ン、マスク(x&yマスク)アライメントパターン、ス
ティッチングアライメントパターン、Aパターン露光時
にX線マスクに同時に焼付けられるオーバーレイ(重ね
合わせ誤差)検出マーク、Bパターン露光時に同時にX
線マスクに焼付けられるオーバーレイ検出マーク、IC
をつくる過程でウエハーとX線マスクのアライメントを
とるためのX線マスク側のパターン、同じくウエハー側
に次のレイヤーの位置合わせのために焼付けておくため
のパターン(NETレイヤーパターン)を意味してい
る。図の用に、スクライブライン150に相当するエリ
アにオーバーレイ検出マークOLA(x)162,16
4、OLA(y)163,165、OLB(x)17
6,178、OLB(y)175,177がレイアウト
されている。各々のパターンの機能とアライメントの装
置との関係は、1−1−1,1−1−2,1−2−1,
1−2−1の場合と同様でよい。又、スクライブライン
150に相当するエリア内にはオーバーレイ検出マーク
だけでなくスティッチングパターンSAA(x)或はS
AA(y)パターンもレイアウトさせることも可能であ
る。即ち、スクライブライン150に相当するエリア内
にはオーバーレイ検出マーク、スティッチングアライメ
ントパターンを配置する事が可能である。又、IC作成
プロセス上レイヤーの数が比較的少ない場合などにはW
AAパターンやNEXTレイヤーパターンを設けてもよ
い。更に、Aパターン,Bパターンがお互いに異なるパ
ターンに限らず、A,BパターンのIC回路パターンが
全く同じパターンの場合にもあてはまる事は言うまでも
ない。
【0048】図10,11において、スキャン露光のス
キャン方向はy方向であり、W’は露光幅でありこれは
レチクル115を照明する露光光の照明幅を決めるアパ
ーチャー等によって与えられる。露光光の照明幅を決め
るアパーチャーはレンズを介してレチクル115とほぼ
共役な位置に置いてもよいし、図5に示す用にレチクル
の直前に置いてもよい。又、L”とL''' は露光時のス
キャンの長さであり、図10においてはW’×L”が露
光照明エリアであり、図11についてはW’×L”が露
光照明エリアとなる。実際にX線マスク127上に露光
光が当たるのは斜線で施していないエリアとなり、レチ
クル115のパターンによることは言うまでもない。
【0049】スクライブライン150が場合に、ステー
ジ送り精度で位置合わせする場合、即ちケース2−1−
2の場合と全く同様にケース1−1−2ト同様ににすれ
ばよい。パターンのレイアウトがスクライブラインエリ
ア150に相当するエリアに設けられる点が異なるだけ
である。
【0050】又、Aパターン露光し、Bパターン露光後
現像するについてのケース2−2−1もケース1−2−
1と同様に、ケース2−2−2の場合は潜像アライメン
トとしてケース1−2−2と同様に行なえばよい。
【0051】又、実施例について以上は光露光光(i線
365nm,KrF248nm,ArF193nm)の
側について示したが、全く同様にX線を露光することに
よって焼付けを行なうX線縮小スキャン露光の場合につ
いても適用することができる。X線露光の場合使用波長
のレンズは数Å〜200Å程度で通常使用される。
【0052】又、これまでの中で主にX線マスクはプロ
キミティ露光を用いる等倍X線マスクについて述べた
が、等倍X線マスクに限らずともよく、場合によっては
例えば1/N倍縮小X線マスクなどであってもよい。
【0053】又、パターンの接続はA,B2パターンの
例に限らず図12,図13に示す用に3パターン、4パ
ターンの場合であってもよい。
【0054】次に上記説明したマスクや露光装置を利用
したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図14は
微少デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロシリンジ等)
の製造工程を示すフローチャートである。ステップ71
(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ス
テップ72(マスク製作)では設計した回路パターンを
形成したマスクを製作する。このマスクは反射型マスク
であって、上記説明した特徴を有している。一方、ステ
ップ73(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いて
ウエハを製造する。ステップ74(ウエハプロセス)は
前処理工程と呼ばれ、上記用意したマウスとウエハを用
いて、リソグフィ技術によってウエハ上に実際の回路を
形成する。次のステップ75(組み立て)は後工程と呼
ばれ、ステップ74によって作成されたウエハを用いて
半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダ
イシング、ボンディング)、パッケージング工程(チッ
プ封入)等の工程を含む。ステップ76(検査)ではス
テップ75で作成された半導体デバイスの動作確認テス
ト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て
半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ77)
される。
【0055】本発明はX線マスク構造体の作成プロセス
において、露光手段や描画手段によるパターニング時の
問題を主に解決するのが本発明の主旨であるが、本発明
の方法で形成されたマスクパターンを使用してX線マス
ク構造体の製造プロセスの具体的な例を以下に示す。
【0056】図15にX線マスク構造体の製造プロセス
の第1の具体例を示す。まず(a)で、後に支持枠とな
る両面研磨されたシリコンウエハー11の表面に化学気
相蒸着法によって窒化シリコン12等のX線透過膜を形
成する。次に(b)で後にパターンを形成する領域にウ
エハー背面からシリコンのエッチングを行ない、該X線
透過膜の自立膜を形成する。(c)でX線透過膜上にめ
っきの電極となるCr13,Au14をそれぞれ5n
m,50nmの膜厚のなるように、EB蒸着装置にて連
続蒸着する。(d)で更にレジスト15を塗布し、ステ
ッパー等の光学的露光手段や電子線描画装置等によって
パターンを形成する。本発明のポイントはこの際のパタ
ーニング作成のやり方にある。次いで、(e)で、この
レジストパターンの間隙にめっき法によってAu16等
の重金属を堆積しレジストを剥離する。続いて、(f)
で非パターン部分の露光した電極部分をAuスパッタと
2 RIEによる酸化、透明化処理を行ない、X線マス
ク構造体を得ている。最後に(g)で、この基板をパイ
レックスガラスや炭化ケイ素やチタン合金等の補強フレ
ーム17にエポキシ系等の接着剤18で接着する。ま
た、X線露光装置で磁性チャックを用いてX線マスクを
保持する場合には、(h)でマスクフレーム17に磁性
体19を更に接着する。
【0057】更に、図16に、X線マスク構造体の製造
プロセスの第2の具体例を示す。
【0058】まず、(a)で後に支持枠となる両面研磨
されたシリコンウエハー21の表面に化学気相蒸着法に
よって窒化シリコン22等のX線透過膜を形成する。次
に(b)で後にパターンを形成する領域にウエハー背面
からシリコンのエッチングを行ない、該X線透過膜の自
立膜を形成する。(c)でX線透過膜上にエッチングス
トッパー層23、X線吸収体の膜24をそれぞれスパッ
タ法で成膜する。次いで、電子線レジストであるPMM
Aやフォトレジスト等のレジスト25を塗布する。
(d)でステッパー等の光学的露光手段や電子線描画装
置等によってパターンを形成する。次いで、(e)で、
このレジストをマスクにX線吸収体膜をドライエッチン
グしパターンを形成する。続いて(f)で非パターン部
分の露光したエッチングストッパー層23を除去し、X
線マスク構造体を得ている。最後に(g)で、この基板
をパイレックスガラスや炭化ケイ素やチタン合金等の補
強フレーム26にエポキシ系等の接着剤27で接着す
る。また、X線露光装置で磁性チャックを用いてX線マ
スクを保持する場合には、(h)でマスクフレーム26
に磁性体28を更に接着する。
【0059】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば縮小ス
キャン露光装置にパターンのつなぎ露光技術を組み合わ
せることにより、高解像度(微細パターン)とWide
Field化が求められているX線マスクを低コスト
で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線マスクパターン上の配列説明図である。
【図2】本発明の実施例でAパターンの焼付けを説明す
る図面である。
【図3】本発明の実施例でBパターンの焼付けを説明す
る図面である。
【図4】本発明の実施例でA、Bパターンの焼付けられ
た場合の配列を説明する図面である。
【図5】本発明のスキャン露光の装置の一実施例を示す
図である。
【図6】オーバーレイ検出方法を示す図面である。
【図7】オーバーレイ検出方法を示す他の例の図面であ
る。
【図8】オーバーレイ検出方法を示す他の例の図面であ
る。
【図9】X線マスクパターン上の配列を説明する図面で
ある。
【図10】本発明の実施例でAパターンとBパターン間
にスクライブラエリアがある場合のAパターンの焼き付
けの説明の図面である。
【図11】本発明の実施例でAパターンとBパターン間
にスクライブラエリアがある場合のBパターンの焼き付
けの説明の図面である。
【図12】3パターン接続の場合の配列の例を示す図面
である。
【図13】4パターン接続の場合の配列の例を示す図面
である。
【図14】半導体デバイスの製造工程を示すフローチャ
ートである。
【図15】X線マスク構造体の製造プロセスの例を示す
図である。
【図16】X線マスク構造体の製造プロセスの例を示す
図である。
【符号の説明】
71〜102 各種のアライメントのためのパターン 111 アライメント検出系 112 アライメント検出系 114 スリットアパーチャー 115 レチクル 116 レチクルスラージ 117 レチクルスラージの駆動系 118 レチクルホールダー 119 ミラー 120 レンズ系 121 ミラー 122 ミラー 123 レンズ系 124 フォーカス検出系 125 フォーカス検出系 126 コントロール系 127 被露光物であるX線マスク 128 チルトステージ 129 X,Yスラージ 130 照明光束 132 レチクルスラージの動きを計測する測長機 133 X線マスクの動きを計測する測長機 137 回転ステージ 138 結像系 141a 回折格子パターン 141b 回折格子パターン 150 スクライブライン 151〜182 各種のアライメントのためのパター
ン 11 シリコンウエハ 12 X線透過膜 13 Cr蒸着膜 14 Au蒸着膜 15 レジスト 16 メッキ法により堆積された重金属 17 補強フレーム 18 接着剤 19 磁性体 21 シリコンウエハ 22 X線透過膜 23 エッチングストッパー層 24 X線吸収体の膜 25 レジスト 26 マスクフレーム 27 接着剤 28 磁性体
フロントページの続き (72)発明者 前原 広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原版を用いて、これら原版のパタ
    ーンを走査縮小露光で基板上に所定の位置関係で並べて
    転写することによって1つのマスクパターンを形成する
    ことを特徴とするマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 各原版には所定の検出マークが設けられ
    ており、この検出マークの検出を基に各原版のパターン
    を所定の位置関係で並べることを特徴とする請求項1記
    載のマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記マスクはX線マスクであることを特
    徴とする請求項1記載のマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記露光を紫外線またはX線の波長域の
    光によって行うことを特徴とする請求項1記載のマスク
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか記載の製造方
    法によって製造されたことを特徴とするマスク。
  6. 【請求項6】 原版のパターンを走査縮小によって基板
    に転写する手段と、原版が持つ所定の検出マークを検出
    する手段と、該検出マークの検出を基に複数の原版パタ
    ーンを所定の位置関係で並べて基板に転写する手段を有
    すること特徴とするマスクの製造装置。
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