JP3428705B2 - 位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法 - Google Patents
位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法Info
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- JP3428705B2 JP3428705B2 JP28594193A JP28594193A JP3428705B2 JP 3428705 B2 JP3428705 B2 JP 3428705B2 JP 28594193 A JP28594193 A JP 28594193A JP 28594193 A JP28594193 A JP 28594193A JP 3428705 B2 JP3428705 B2 JP 3428705B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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- G03F9/70—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置検出装置及びそれを
用いた半導体素子の製造方法に関し、例えば半導体素子
製造用の露光装置において、マスクやレチクル(以下
「マスク」という。)等の第1物体面上に形成されてい
る微細な電子回路パターンをウエハ等の第2物体面上に
露光転写する際にマスクとウエハの間隔を測定し、所定
の値に制御し、(間隔設定)更にマスクとウエハの相対
的な面内の位置決め(アライメント)を行う場合に好適
なものである。
用いた半導体素子の製造方法に関し、例えば半導体素子
製造用の露光装置において、マスクやレチクル(以下
「マスク」という。)等の第1物体面上に形成されてい
る微細な電子回路パターンをウエハ等の第2物体面上に
露光転写する際にマスクとウエハの間隔を測定し、所定
の値に制御し、(間隔設定)更にマスクとウエハの相対
的な面内の位置決め(アライメント)を行う場合に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用の露光装置に
おいては、マスクとウエハの相対的な間隔設定及び位置
合わせは性能向上を図る為の重要な一要素となってい
る。特に最近の露光装置における間隔設定及び位置合わ
せにおいては、半導体素子の高集積化の為に、例えばサ
ブミクロン以下の精度を有するものが要求されている。
おいては、マスクとウエハの相対的な間隔設定及び位置
合わせは性能向上を図る為の重要な一要素となってい
る。特に最近の露光装置における間隔設定及び位置合わ
せにおいては、半導体素子の高集積化の為に、例えばサ
ブミクロン以下の精度を有するものが要求されている。
【0003】その際マスクとウエハとの間隔を面間隔測
定装置等で測定し、所定の間隔となるように制御した後
に、マスク及びウエハ面上に設けた位置合わせ用の所謂
アライメントパターンより得られる位置情報を利用し
て、双方のアライメントを行っている。このときのアラ
イメント方法としては、例えば双方のアライメントパタ
ーンのずれ量を画像処理を行うことにより検出したり、
又は米国特許第4037969号や特開昭56−157
033号公報で提案されているようにアライメントパタ
ーンとしてゾーンプレートを用い該ゾーンプレートに光
束を照射し、このときゾーンプレートから射出した光束
の所定面上における集光点位置を検出すること等により
行っている。
定装置等で測定し、所定の間隔となるように制御した後
に、マスク及びウエハ面上に設けた位置合わせ用の所謂
アライメントパターンより得られる位置情報を利用し
て、双方のアライメントを行っている。このときのアラ
イメント方法としては、例えば双方のアライメントパタ
ーンのずれ量を画像処理を行うことにより検出したり、
又は米国特許第4037969号や特開昭56−157
033号公報で提案されているようにアライメントパタ
ーンとしてゾーンプレートを用い該ゾーンプレートに光
束を照射し、このときゾーンプレートから射出した光束
の所定面上における集光点位置を検出すること等により
行っている。
【0004】一般にゾーンプレートを利用したアライメ
ント方法は、単なるアライメントマークを用いた方法に
比べてアライメントマークの欠損に影響されずに比較的
高精度のアライメントが出来る特長がある。
ント方法は、単なるアライメントマークを用いた方法に
比べてアライメントマークの欠損に影響されずに比較的
高精度のアライメントが出来る特長がある。
【0005】図13はゾーンプレートを利用した従来の
位置検出装置の概略図である。
位置検出装置の概略図である。
【0006】同図において光源72から射出した平行光
束はハーフミラー74を通過後、集光レンズ76で集光
点78に集光された後、マスク168面上のマスクアラ
イメントパターン168a及び支持台162に載置した
ウエハ160面上のウエハアライメントパターン160
aを照射する。これらのアライメントパターン168
a,160aは反射型のゾーンプレートより構成され、
各々集光点78を含む光軸と直交する平面上に集光点を
形成する。このときの平面上の集光点位置のずれ量を集
光レンズ76とレンズ80により検出面82上に導光し
て検出している。
束はハーフミラー74を通過後、集光レンズ76で集光
点78に集光された後、マスク168面上のマスクアラ
イメントパターン168a及び支持台162に載置した
ウエハ160面上のウエハアライメントパターン160
aを照射する。これらのアライメントパターン168
a,160aは反射型のゾーンプレートより構成され、
各々集光点78を含む光軸と直交する平面上に集光点を
形成する。このときの平面上の集光点位置のずれ量を集
光レンズ76とレンズ80により検出面82上に導光し
て検出している。
【0007】そして検出器82からの出力信号に基づい
て制御回路84により駆動回路164を駆動させてマス
ク168をウエハ160の相対的な位置決めを行ってい
る。
て制御回路84により駆動回路164を駆動させてマス
ク168をウエハ160の相対的な位置決めを行ってい
る。
【0008】図14は図13に示したマスクアライメン
トパターン168aとウエハアライメントパターン16
0aからの光束の結像関係を示した説明図である。
トパターン168aとウエハアライメントパターン16
0aからの光束の結像関係を示した説明図である。
【0009】同図において集光点78から発散した光束
はマスクアライメントパターン168aよりその一部の
光束が回折し、集光点78近傍にマスク位置を示す集光
点78aを形成する。又、その他の一部の光束はマスク
168を0次透過光として透過し、波面を変えずにウエ
ハ160面上のウエハアライメントパターン160aに
入射する。このとき光束はウエハアライメントパターン
160aにより回折された後、再びマスク168を0次
透過光として透過し、集光点78近傍に集光しウエハ位
置をあらわす集光点78bを形成する。同図においては
ウエハ160により回折された光束が集光点を形成する
際には、マスク168は単なる素通し状態としての作用
をする。
はマスクアライメントパターン168aよりその一部の
光束が回折し、集光点78近傍にマスク位置を示す集光
点78aを形成する。又、その他の一部の光束はマスク
168を0次透過光として透過し、波面を変えずにウエ
ハ160面上のウエハアライメントパターン160aに
入射する。このとき光束はウエハアライメントパターン
160aにより回折された後、再びマスク168を0次
透過光として透過し、集光点78近傍に集光しウエハ位
置をあらわす集光点78bを形成する。同図においては
ウエハ160により回折された光束が集光点を形成する
際には、マスク168は単なる素通し状態としての作用
をする。
【0010】このようにして形成されたウエハアライメ
ントパターン160aによる集光点78bの位置は、ウ
エハ160のマスク168に対するマスク・ウエハ面に
沿った方向(横方向)のずれ量Δσに応じて集光点78
を含む光軸と直交する平面に沿って該ずれ量Δσに対応
した量のずれ量Δσ´として形成される。
ントパターン160aによる集光点78bの位置は、ウ
エハ160のマスク168に対するマスク・ウエハ面に
沿った方向(横方向)のずれ量Δσに応じて集光点78
を含む光軸と直交する平面に沿って該ずれ量Δσに対応
した量のずれ量Δσ´として形成される。
【0011】図15は特開昭61−111402号公報
で提案されている間隔測定装置の概略図である。同図に
おいては第1物体としてのマスクMと第2物体としての
ウエハWとを対向配置し、レンズL1によって光束をマ
スクMとウエハWとの間の点PS に集光させている。
で提案されている間隔測定装置の概略図である。同図に
おいては第1物体としてのマスクMと第2物体としての
ウエハWとを対向配置し、レンズL1によって光束をマ
スクMとウエハWとの間の点PS に集光させている。
【0012】このとき光束はマスクM面上とウエハW面
上で各々反射し、レンズL2を介してスクリーンS面上
の点PW ,PM に収束投影されている。マスクMとウエ
ハWとの間隔はスクリーンS面上の光束の集光点PW ,
PM との間隔を検出することにより測定している。
上で各々反射し、レンズL2を介してスクリーンS面上
の点PW ,PM に収束投影されている。マスクMとウエ
ハWとの間隔はスクリーンS面上の光束の集光点PW ,
PM との間隔を検出することにより測定している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した位置検出装置
や間隔測定装置は構成が全く異なる為に第1物体(マス
ク)と第2物体(ウエハ)の対向方向(間隔方向)と対
向方向に垂直方向(横方向、面内方向)の双方の相対的
位置関係を検出するには各々横方向(面内方向)の相対
位置検出装置と間隔測定装置を各々別個に設けなければ
ならなかった。
や間隔測定装置は構成が全く異なる為に第1物体(マス
ク)と第2物体(ウエハ)の対向方向(間隔方向)と対
向方向に垂直方向(横方向、面内方向)の双方の相対的
位置関係を検出するには各々横方向(面内方向)の相対
位置検出装置と間隔測定装置を各々別個に設けなければ
ならなかった。
【0014】この為装置全体が大型化かつ複雑化してく
るという問題点があった。本発明は第1物体と第2物体
の間隔方向と面内方向の相対的位置関係を検出する際、
1つの装置により横方向の相対的な位置ずれの検出と面
間隔の検出の双方を効果的に行うことができ、装置全体
の小型化及び簡素化を図った位置検出装置及びそれを用
いた半導体素子の製造方法の提供を目的とする。
るという問題点があった。本発明は第1物体と第2物体
の間隔方向と面内方向の相対的位置関係を検出する際、
1つの装置により横方向の相対的な位置ずれの検出と面
間隔の検出の双方を効果的に行うことができ、装置全体
の小型化及び簡素化を図った位置検出装置及びそれを用
いた半導体素子の製造方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の位置検
出装置は、対向配置された第1物体と第2物体の相対的
位置関係を検出する位置検出装置において、 前記第1物
体と第2物体に光束を照射する光源手段と、 前記第1物
体を透過し、前記第2物体で反射した前記光源手段によ
る第1の光束を受け、前記第1物体と第2物体の対向面
間の距離に応じて入射位置が変化する前記第1の光束を
検出する第1の光検出手段と、 前記第1物体を透過し、
前記第2物体で反射した前記光源手段による第2の光束
を受け、前記第1物体と第2物体の対向面に沿った方向
の相対位置に応じて入射位置が変化する第2の光束を検
出する第2の光検出手段と、を有し、 前記第1の光検出
手段からの出力により第1物体と第2物体間の距離を求
め、 前記第1の光検出手段からの出力と前記第2光検出
手段からの出力を用いて、第1物体と第2物体の対向面
に沿った方向の相対位置を求めることを特徴としてい
る。
出装置は、対向配置された第1物体と第2物体の相対的
位置関係を検出する位置検出装置において、 前記第1物
体と第2物体に光束を照射する光源手段と、 前記第1物
体を透過し、前記第2物体で反射した前記光源手段によ
る第1の光束を受け、前記第1物体と第2物体の対向面
間の距離に応じて入射位置が変化する前記第1の光束を
検出する第1の光検出手段と、 前記第1物体を透過し、
前記第2物体で反射した前記光源手段による第2の光束
を受け、前記第1物体と第2物体の対向面に沿った方向
の相対位置に応じて入射位置が変化する第2の光束を検
出する第2の光検出手段と、を有し、 前記第1の光検出
手段からの出力により第1物体と第2物体間の距離を求
め、 前記第1の光検出手段からの出力と前記第2光検出
手段からの出力を用いて、第1物体と第2物体の対向面
に沿った方向の相対位置を求めることを特徴としてい
る。
【0016】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、 前記第1物体及び前記第2物体は回折効果を持つ物
理光学素子部を有することを特徴としている。 請求項3
の発明は請求項2の発明において、 前記第1の物体に設
けられた物理光学素子は複数の特性の異なる第1、第2
の回折部を有することを特徴としている。 請求項4の発
明は請求項3の発明において、 前記第1の光束は第1物
体の第1の回折部を透過し回折された後に、前記第2物
体で反射され、更に前記第1物体の第2の回折部を透過
して回折されることを特徴としている。 請求項5の発明
は請求項1から4のいずれか1項の発明において、 前記
第1の光束は複数の光束であり、前記第1の光検出手段
にて受光された前記複数の光束の間隔を検知することに
より前記第1物体、第2物体間の距離を求めることを特
徴としている。 請求項6の発明は請求項1から5のいず
れか1項の発明において、 前記第1物体は半導体製造用
のマスクであり、前記第2物体は半導体製造用のウエハ
であることを特徴としている。
て、 前記第1物体及び前記第2物体は回折効果を持つ物
理光学素子部を有することを特徴としている。 請求項3
の発明は請求項2の発明において、 前記第1の物体に設
けられた物理光学素子は複数の特性の異なる第1、第2
の回折部を有することを特徴としている。 請求項4の発
明は請求項3の発明において、 前記第1の光束は第1物
体の第1の回折部を透過し回折された後に、前記第2物
体で反射され、更に前記第1物体の第2の回折部を透過
して回折されることを特徴としている。 請求項5の発明
は請求項1から4のいずれか1項の発明において、 前記
第1の光束は複数の光束であり、前記第1の光検出手段
にて受光された前記複数の光束の間隔を検知することに
より前記第1物体、第2物体間の距離を求めることを特
徴としている。 請求項6の発明は請求項1から5のいず
れか1項の発明において、 前記第1物体は半導体製造用
のマスクであり、前記第2物体は半導体製造用のウエハ
であることを特徴としている。
【0017】請求項7の発明の半導体露光装置は、 請求
項1〜6いずれか1項に記載の位置検出装置を有するこ
とを特徴としている。
項1〜6いずれか1項に記載の位置検出装置を有するこ
とを特徴としている。
【0018】請求項8の発明の半導体素子の製造方法
は、 マスクとウエハとの相対的な位置検出を行った後
に、マスク面上のパターンをウエハ面に転写し、該ウエ
ハを現像処理工程を介して半導体素子を製造する際、該
マスク面上に物理光学素子より成るAAマークと複数の
AFマークを設け、該ウエハ面上に物理光学素子より成
るAAマークを設け、該マスク面上の複数のAFマーク
で回折し、該ウエハ面で反射し、該マスク面上の複数の
AFマークで回折した光束のうち、マスクとウエハの面
間隔に応じて所定面上への入射位置の相対関係が変化す
る2光束の位置情報を第1の光検出手段で検出すること
によりマスク面とウエハ面間の距離の検出を行うと共
に、該マスク面上のAAマークと該ウエハ面上のAAマ
ークで回折した光束の所定面上の位置情報を該第2の光
検出手段で検出し、該第1の光検出手段からの信号と前
記第2の光検出手段からの信号を用いて該マスクとウエ
ハとの相対的な位置ずれの検出を行った工程を介してい
ることを特徴としている。
は、 マスクとウエハとの相対的な位置検出を行った後
に、マスク面上のパターンをウエハ面に転写し、該ウエ
ハを現像処理工程を介して半導体素子を製造する際、該
マスク面上に物理光学素子より成るAAマークと複数の
AFマークを設け、該ウエハ面上に物理光学素子より成
るAAマークを設け、該マスク面上の複数のAFマーク
で回折し、該ウエハ面で反射し、該マスク面上の複数の
AFマークで回折した光束のうち、マスクとウエハの面
間隔に応じて所定面上への入射位置の相対関係が変化す
る2光束の位置情報を第1の光検出手段で検出すること
によりマスク面とウエハ面間の距離の検出を行うと共
に、該マスク面上のAAマークと該ウエハ面上のAAマ
ークで回折した光束の所定面上の位置情報を該第2の光
検出手段で検出し、該第1の光検出手段からの信号と前
記第2の光検出手段からの信号を用いて該マスクとウエ
ハとの相対的な位置ずれの検出を行った工程を介してい
ることを特徴としている。
【0019】請求項9の発明の半導体デバイスは、マス
クとウエハとの相対的な位置検出を行った後に、マスク
面上のパターンをウエハ面に転写し、該ウエハを現像処
理工程を介して得られる半導体デバイスであって、該マ
スク面上に物理光学素子より成るAAマークと複数のA
Fマークを設け、該ウエハ面上に物理光学素子より成る
AAマークを設け、該マスク面上の複数のAFマークで
回折し、該ウエハ面で反射し、該マスク面上の複数のA
Fマークで回折した光束のうち、マスクとウエハの面間
隔に応じて所定面上への入射位置の相対関係が変化する
2光束の位置情報を第1の光検出手段で検出することに
よりマスクとウエハ面間隔を検知すると共に、該マスク
面上のAAマークと該ウエハ面上のAAマークで回折し
た光束の所定面上の位置情報を第2の光検出手段で検出
し、該第2の光検出手段からの信号と前記第1の光検出
手段の信号を用いて該マスクとウエハとの相対的な位置
ずれの検出を行った工程を介して製造したことを特徴と
している。
クとウエハとの相対的な位置検出を行った後に、マスク
面上のパターンをウエハ面に転写し、該ウエハを現像処
理工程を介して得られる半導体デバイスであって、該マ
スク面上に物理光学素子より成るAAマークと複数のA
Fマークを設け、該ウエハ面上に物理光学素子より成る
AAマークを設け、該マスク面上の複数のAFマークで
回折し、該ウエハ面で反射し、該マスク面上の複数のA
Fマークで回折した光束のうち、マスクとウエハの面間
隔に応じて所定面上への入射位置の相対関係が変化する
2光束の位置情報を第1の光検出手段で検出することに
よりマスクとウエハ面間隔を検知すると共に、該マスク
面上のAAマークと該ウエハ面上のAAマークで回折し
た光束の所定面上の位置情報を第2の光検出手段で検出
し、該第2の光検出手段からの信号と前記第1の光検出
手段の信号を用いて該マスクとウエハとの相対的な位置
ずれの検出を行った工程を介して製造したことを特徴と
している。
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部斜視図、図2
は図1の一部分の拡大説明図、図3,図4は本発明にお
いて第1物体と第2物体との間隔を検出するときの間隔
検出手段の原理説明図である。図5は本発明において第
1物体と第2物体との面内方向のずれ(横ずれ)を検出
するときの位置検出手段の原理説明図である。図6は図
1のセンサ38面上でのスポットの説明図である。
は図1の一部分の拡大説明図、図3,図4は本発明にお
いて第1物体と第2物体との間隔を検出するときの間隔
検出手段の原理説明図である。図5は本発明において第
1物体と第2物体との面内方向のずれ(横ずれ)を検出
するときの位置検出手段の原理説明図である。図6は図
1のセンサ38面上でのスポットの説明図である。
【0023】本実施例ではプロキシミティ型の半導体素
子製造用の露光装置に適用した場合を示している。
子製造用の露光装置に適用した場合を示している。
【0024】図1,図2において、2は第1物体として
のマスクであり、その面上には電子回路パターンが形成
されている。3は第2物体としてのウエハである。4,
4´,5,5´,41はマスク2面上に設けた物理光学
素子より成るアライメントマーク、42はウエハ3面上
に設けた物理光学素子より成るアライメントマークであ
る。物理光学素子4,4´,5,5´はマスク2とウエ
ハ3との間隔検出用のアライメントマーク(AFマー
ク)であり、物理光学素子41,42はマスク2とウエ
ハ3との面内方向検出用、所謂横ずれ検出用のアライメ
ントマーク(AAマーク)である。
のマスクであり、その面上には電子回路パターンが形成
されている。3は第2物体としてのウエハである。4,
4´,5,5´,41はマスク2面上に設けた物理光学
素子より成るアライメントマーク、42はウエハ3面上
に設けた物理光学素子より成るアライメントマークであ
る。物理光学素子4,4´,5,5´はマスク2とウエ
ハ3との間隔検出用のアライメントマーク(AFマー
ク)であり、物理光学素子41,42はマスク2とウエ
ハ3との面内方向検出用、所謂横ずれ検出用のアライメ
ントマーク(AAマーク)である。
【0025】本実施例における物理光学素子は、1次元
又は2次元のレンズ作用をするグレーティングレンズや
フレネルゾーンプレート又はレンズ作用のない回折格子
等より成っている。
又は2次元のレンズ作用をするグレーティングレンズや
フレネルゾーンプレート又はレンズ作用のない回折格子
等より成っている。
【0026】72はレーザ光源であり、指向性の良い、
可干渉性の光束50を放射している。132はコリメー
タレンズである。33は投光レンズであり、レーザ光源
72からのレーザ光50をミラー34とフィルター35
を介してマスク2面上のアライメントマークに投光して
いる。38は検出部であり、例えばCCD等のラインセ
ンサから成っている。36は受光レンズでありマスク2
面側からの光束51,52,53を集光し、検出部38
に導光している。
可干渉性の光束50を放射している。132はコリメー
タレンズである。33は投光レンズであり、レーザ光源
72からのレーザ光50をミラー34とフィルター35
を介してマスク2面上のアライメントマークに投光して
いる。38は検出部であり、例えばCCD等のラインセ
ンサから成っている。36は受光レンズでありマスク2
面側からの光束51,52,53を集光し、検出部38
に導光している。
【0027】尚、図2において、光束51(52)は光
束50がマスク2面上の第1の物理光学素子4(4´)
で回折し、ウエハ3で反射し、マスク2面上の第2の物
理光学素子5(5´)で回折した光束である。光束53
は光束50がマスク2面上の物理光学素子41とウエハ
3面上の物理光学素子42で光学作用を受けた光束であ
る。
束50がマスク2面上の第1の物理光学素子4(4´)
で回折し、ウエハ3で反射し、マスク2面上の第2の物
理光学素子5(5´)で回折した光束である。光束53
は光束50がマスク2面上の物理光学素子41とウエハ
3面上の物理光学素子42で光学作用を受けた光束であ
る。
【0028】まず本実施例において、マスク2とウエハ
3の間隔を検出する検出原理について図3,図4を用い
て説明する。図3は光源LDからの光束が2つの受光手
段8,8´に入射するまでの光路を2系統について、便
宜上、分離して示している。
3の間隔を検出する検出原理について図3,図4を用い
て説明する。図3は光源LDからの光束が2つの受光手
段8,8´に入射するまでの光路を2系統について、便
宜上、分離して示している。
【0029】図3において1,1´は例えばHe−Ne
レーザや半導体レーザ等の光源LDからの光束、2,2
´は第1物体で例えばマスク、3,3´は第2物体で例
えばウエハであり、マスク2とウエハ3は図2に示すよ
うに間隔d0 を隔てて対向配置されている。4と4´,
5と5´は各々マスク2面上の一部に設けた第1,第2
物理光学素子(AFマーク)である。7,7´は集光レ
ンズであり、その焦点距離はfsである。
レーザや半導体レーザ等の光源LDからの光束、2,2
´は第1物体で例えばマスク、3,3´は第2物体で例
えばウエハであり、マスク2とウエハ3は図2に示すよ
うに間隔d0 を隔てて対向配置されている。4と4´,
5と5´は各々マスク2面上の一部に設けた第1,第2
物理光学素子(AFマーク)である。7,7´は集光レ
ンズであり、その焦点距離はfsである。
【0030】8,8´は受光手段(センサ)で集光レン
ズ7,7´の焦点位置に配置されており、ラインセンサ
やPSD等から成り、入射光束のセンサ面内での重心位
置を検出している。ここで光束の重心とは光束断面内に
おいて、断面内各点のその点からの位置ベクトルにその
点の光強度を乗算したものを断面全面で積分したときに
積分値が0ベクトルになる点のことであるが、別な例と
して光強度がピークとなる点の位置を検出してもよい。
ズ7,7´の焦点位置に配置されており、ラインセンサ
やPSD等から成り、入射光束のセンサ面内での重心位
置を検出している。ここで光束の重心とは光束断面内に
おいて、断面内各点のその点からの位置ベクトルにその
点の光強度を乗算したものを断面全面で積分したときに
積分値が0ベクトルになる点のことであるが、別な例と
して光強度がピークとなる点の位置を検出してもよい。
【0031】9は信号処理回路であり、受光手段8,8
´からの信号を用いて受光手段8,8´面上に入射した
光束の重心位置を求め、後述するようにマスク2とウエ
ハ3との間隔d0 を演算し求めている。10は光ピック
アップであり、集光レンズ7や受光手段8、そして必要
に応じて信号処理回路9を有しており、マスク2やウエ
ハ3とは相対的に移動可能となっている。
´からの信号を用いて受光手段8,8´面上に入射した
光束の重心位置を求め、後述するようにマスク2とウエ
ハ3との間隔d0 を演算し求めている。10は光ピック
アップであり、集光レンズ7や受光手段8、そして必要
に応じて信号処理回路9を有しており、マスク2やウエ
ハ3とは相対的に移動可能となっている。
【0032】図3に示す上下2系統の測定系は、紙面上
両系の投光系の光軸から等距離にある直線に関し対称な
系を構成する。本実施例では構成がほぼ同一なので、以
下図3の下の系を中心に詳説する。
両系の投光系の光軸から等距離にある直線に関し対称な
系を構成する。本実施例では構成がほぼ同一なので、以
下図3の下の系を中心に詳説する。
【0033】本実施例においては半導体レーザLDから
の光束1(波長λ=830nm)をマスク2面上の第1
の物理光学素子(以下、「第1のFZP」と略記する)
4面上の点Aに垂直に入射させている。そして第1のF
ZP4からの角度θ1 で回折する所定次数の回折光をウ
エハ3面上の点B(C)で反射させている。このうち反
射光31はウエハ3がマスク2に近い位置P1に位置し
ているときの反射光、反射光32はウエハ3が位置P1
から距離dG だけ変位した位置P2にあるときの反射光
である。
の光束1(波長λ=830nm)をマスク2面上の第1
の物理光学素子(以下、「第1のFZP」と略記する)
4面上の点Aに垂直に入射させている。そして第1のF
ZP4からの角度θ1 で回折する所定次数の回折光をウ
エハ3面上の点B(C)で反射させている。このうち反
射光31はウエハ3がマスク2に近い位置P1に位置し
ているときの反射光、反射光32はウエハ3が位置P1
から距離dG だけ変位した位置P2にあるときの反射光
である。
【0034】次いでウエハ3からの反射光を第1物体2
面上の第2の物理光学素子5(第2のFZP5)面上の
点D(位置P2のときはE)に入射させている。尚、第
2のFZP5は入射光束の入射位置に応じて出射回折光
の射出角を変化させる光学作用を有している。そして第
2のFZP5から角度θ2 で回折した所定次数の回折光
61(位置P2のときは62)を集光レンズ7を介して
受光手段8面上に導光している。そして、このときの受
光手段8面上における回折光61(位置P2のときは6
2)の重心位置を用いてマスク2とウエハ3との間隔を
演算し求めている。
面上の第2の物理光学素子5(第2のFZP5)面上の
点D(位置P2のときはE)に入射させている。尚、第
2のFZP5は入射光束の入射位置に応じて出射回折光
の射出角を変化させる光学作用を有している。そして第
2のFZP5から角度θ2 で回折した所定次数の回折光
61(位置P2のときは62)を集光レンズ7を介して
受光手段8面上に導光している。そして、このときの受
光手段8面上における回折光61(位置P2のときは6
2)の重心位置を用いてマスク2とウエハ3との間隔を
演算し求めている。
【0035】本実施例ではマスク2面上に設けた第1,
第2のFZP4,5は予め設定された既知のピッチで構
成されており、それらに入射した光束の所定次数(例え
ば±1次)の回折光の第1のFZP4における回折角度
θ1 及び第2のFZP5の所定入射位置における回折角
度θ2 は予め求められている。
第2のFZP4,5は予め設定された既知のピッチで構
成されており、それらに入射した光束の所定次数(例え
ば±1次)の回折光の第1のFZP4における回折角度
θ1 及び第2のFZP5の所定入射位置における回折角
度θ2 は予め求められている。
【0036】次に、図4に示す光路図を用いて、マスク
2とウエハ3との間隔を求める方法について説明する。
2とウエハ3との間隔を求める方法について説明する。
【0037】図4において、入射光1はマスク2上の入
射側の第1物理光学素子4に入射し、点Aで−θ1 方向
へ回折される。今、ウエハ3g0 がマスク2からギャッ
プg0 の位置にあったとき、上記回折光は点Cで反射さ
れ、再びマスク面2上の出射側の第2物理光学素子5上
の点Eで回折され、受光系の光軸方向へ進むように各要
素を配置している。即ち、距離fM の点Fを通るように
点Eから点Aの間隔−dを設定する。
射側の第1物理光学素子4に入射し、点Aで−θ1 方向
へ回折される。今、ウエハ3g0 がマスク2からギャッ
プg0 の位置にあったとき、上記回折光は点Cで反射さ
れ、再びマスク面2上の出射側の第2物理光学素子5上
の点Eで回折され、受光系の光軸方向へ進むように各要
素を配置している。即ち、距離fM の点Fを通るように
点Eから点Aの間隔−dを設定する。
【0038】また、マスク2とウエハ3gとの間のギャ
ップが任意の間隔gのときは点Bで反射され、間隔gの
ときは常に物理光学素子5の点Dと点Fを通るように回
折される光61となる。さらにウエハ3gが点Bでβだ
け傾いてウエハ3βとなったとして、点Bで反射され物
理光学素子5の点Dβで回折され点Fβを通る回折光6
1βになったとすれば、以下に示す関係式が成立し、物
理光学素子5を出射する光の受光系の光軸とのなす角θ
2βはギャップg0,g、入射側の第1物理光学素子4の
出射角−θ1、出射側の第2物理光学素子5の焦点距離
fM及びウエハ3βの傾きβで決められる。
ップが任意の間隔gのときは点Bで反射され、間隔gの
ときは常に物理光学素子5の点Dと点Fを通るように回
折される光61となる。さらにウエハ3gが点Bでβだ
け傾いてウエハ3βとなったとして、点Bで反射され物
理光学素子5の点Dβで回折され点Fβを通る回折光6
1βになったとすれば、以下に示す関係式が成立し、物
理光学素子5を出射する光の受光系の光軸とのなす角θ
2βはギャップg0,g、入射側の第1物理光学素子4の
出射角−θ1、出射側の第2物理光学素子5の焦点距離
fM及びウエハ3βの傾きβで決められる。
【0039】角度及び長さの向きを図のようにとると、
【0040】
【数1】
また、傾きによる点Eにおける入出射角の変化は、
2β´=cosθ1 2β ・・・・・・・・・・(3)
一方、d=−2g0 tanθ1
よって、
dM2=d+2gtan θ1 =2(g−g0 )tan θ1 ・・・・・・・・・・・・(4)
以上(1),(2),(3),(4) よりtanθ2 βを求めると、
【0041】
【数2】
となる。
【0042】ここでセンサ8面上のスポットの動きをS
1 を考えると、
1 を考えると、
【0043】
【数3】
になる。
【0044】同様に図3の上の系によるセンサ8´上の
スポットの動きS1´は
スポットの動きS1´は
【0045】
【数4】
となる。
【0046】この場合の変動量ΔSには各センサ8,
8′毎に前述のように求めた基準位置からのそれぞれの
重心位置のずれ量同士の差が代入されて間隔が求められ
る。ここで、例えばfS =30mm,fM =1mm,ta
n θ1 =1とすれば、θ=120倍となり、原理的に
0.0025μmの分解能でマスク2とウエハ3の間隔
を測定することができる。
8′毎に前述のように求めた基準位置からのそれぞれの
重心位置のずれ量同士の差が代入されて間隔が求められ
る。ここで、例えばfS =30mm,fM =1mm,ta
n θ1 =1とすれば、θ=120倍となり、原理的に
0.0025μmの分解能でマスク2とウエハ3の間隔
を測定することができる。
【0047】またウエハの傾きβに対する影響(エラー
ギャップ量ε′g)は特開平2−167413号公報で
提案しているように、充分小さく無視しても良いことが
わかる。このような2系統の光学系によるスポットの動
き量の差はマスクとウエハの間隔の変動に対応し、ウエ
ハの傾きにはほとんど影響されないので、このスポット
の動き量の差を見ることで、本実施例ではギャップ変動
の測定を高精度に行なっている。
ギャップ量ε′g)は特開平2−167413号公報で
提案しているように、充分小さく無視しても良いことが
わかる。このような2系統の光学系によるスポットの動
き量の差はマスクとウエハの間隔の変動に対応し、ウエ
ハの傾きにはほとんど影響されないので、このスポット
の動き量の差を見ることで、本実施例ではギャップ変動
の測定を高精度に行なっている。
【0048】次に、図5を用いて、マスク2とウエハ3
の対向方向に垂直な方向のずれ量(横ずれ量)を検出す
る測定方法について説明する。
の対向方向に垂直な方向のずれ量(横ずれ量)を検出す
る測定方法について説明する。
【0049】図5において、He−NeレーザやLD等
の光源72からの光束はコリメータレンズ132で平行
光束となり、マスク2上の物理光学素子(AAマーク)
41とウエハ3上の物理光学素子(AAマーク)42を
介し、レンズ36によりセンサ38に結像している。図
5では説明上、物理光学素子41,42を共に透過型と
したが、物理光学素子42は反射型である。
の光源72からの光束はコリメータレンズ132で平行
光束となり、マスク2上の物理光学素子(AAマーク)
41とウエハ3上の物理光学素子(AAマーク)42を
介し、レンズ36によりセンサ38に結像している。図
5では説明上、物理光学素子41,42を共に透過型と
したが、物理光学素子42は反射型である。
【0050】ここで、マスク2とウエハ3の間にy方向
(横ずれ方向)へ基準位置からΔσずれが生じると、そ
のずれ量Δσに応じて光源72からの光束のセンサ38
の受光面での結像位置がΔδだけ変位する。ここでマス
ク2とウエハ3の間隔をd、マスク2と点f1との距離
(物理光学素子41が凸レンズとして、その焦点距離)
をaw、そして物理光学素子41,42(物理光学素子
42は凹レンズ作用をする。)を介した後の焦点位置f
2とマスク2との距離をbwとすると、変化量Δδは、 Δδ={1−bw/(aw−d)}・Δσ・(−s1/s2) ・・・・(9) となる。
(横ずれ方向)へ基準位置からΔσずれが生じると、そ
のずれ量Δσに応じて光源72からの光束のセンサ38
の受光面での結像位置がΔδだけ変位する。ここでマス
ク2とウエハ3の間隔をd、マスク2と点f1との距離
(物理光学素子41が凸レンズとして、その焦点距離)
をaw、そして物理光学素子41,42(物理光学素子
42は凹レンズ作用をする。)を介した後の焦点位置f
2とマスク2との距離をbwとすると、変化量Δδは、 Δδ={1−bw/(aw−d)}・Δσ・(−s1/s2) ・・・・(9) となる。
【0051】ここで、s1はレンズ36の物体距離、s
2はレンズ36の像距離である。今、マスク2とウエハ
3の間隔dを30μm、物理光学素子41の焦点距離a
wを214.7μm、マスク2と点f2の距離bwを1
8.7mm、レンズ36を等倍の結像レンズとすると、
(9) 式は、 Δδ=−100・Δσ ・・・・・・・・(10) となり、センサ38上でのビームスポットの重心位置
は、マスク2とウエハ3の横ずれ量Δσに対し100倍
の感度で変位する。センサ38の分解能が0.1μmで
あるとすれば横ずれ量Δσは0.001μmの位置分解
能となる。
2はレンズ36の像距離である。今、マスク2とウエハ
3の間隔dを30μm、物理光学素子41の焦点距離a
wを214.7μm、マスク2と点f2の距離bwを1
8.7mm、レンズ36を等倍の結像レンズとすると、
(9) 式は、 Δδ=−100・Δσ ・・・・・・・・(10) となり、センサ38上でのビームスポットの重心位置
は、マスク2とウエハ3の横ずれ量Δσに対し100倍
の感度で変位する。センサ38の分解能が0.1μmで
あるとすれば横ずれ量Δσは0.001μmの位置分解
能となる。
【0052】次に、図6を用いて、マスク2とウエハ3
の横ずれ量の求め方を説明する。図6はセンサ38の受
光面の拡大図である。センサ38には受光面38
(a),38(b)があり、受光面38(a)には回折
光53(図2参照)のビームスポット56が結像されて
おり、受光面38(b)には回折光51,52(図2参
照)のビームスポット54,55が結像されている。ま
ず最初に、ビームスポット54,55の重心位置(また
は、ピーク光量位置)の間隔d1の中点cを求める。次
にビームスポット56の重心位置(または、ピーク光量
位置)と点cの間隔d2を求める。この間隔d2がマスク
1とウエハ2の横ずれ量に相当する測定値である。
の横ずれ量の求め方を説明する。図6はセンサ38の受
光面の拡大図である。センサ38には受光面38
(a),38(b)があり、受光面38(a)には回折
光53(図2参照)のビームスポット56が結像されて
おり、受光面38(b)には回折光51,52(図2参
照)のビームスポット54,55が結像されている。ま
ず最初に、ビームスポット54,55の重心位置(また
は、ピーク光量位置)の間隔d1の中点cを求める。次
にビームスポット56の重心位置(または、ピーク光量
位置)と点cの間隔d2を求める。この間隔d2がマスク
1とウエハ2の横ずれ量に相当する測定値である。
【0053】またウエハ3に傾きが生じた場合、ビーム
スポット54,55,56の重心位置は、シミュレーシ
ョンにより同方向に同量移動することが判明しており、
ギャップ測定用のビームスポット54,55の中点cを
マスク2、ウエハ3の横ずれ量を求める際の基準点に利
用すれば、この基準点位置がギャップ変動によらず一定
であるので安定した測定が可能である。本実施例におい
ては間隔d1の中点を利用したが、間隔d1をm:nに分
割する点を用いても良い。
スポット54,55,56の重心位置は、シミュレーシ
ョンにより同方向に同量移動することが判明しており、
ギャップ測定用のビームスポット54,55の中点cを
マスク2、ウエハ3の横ずれ量を求める際の基準点に利
用すれば、この基準点位置がギャップ変動によらず一定
であるので安定した測定が可能である。本実施例におい
ては間隔d1の中点を利用したが、間隔d1をm:nに分
割する点を用いても良い。
【0054】本実施例では以上のようにして、マスク2
とウエハ3との間隔測定及び横ずれ測定を行ない、これ
らの測定結果に基づいてマスク2とウエハ3との位置合
わせ(アライメント)を行っている。
とウエハ3との間隔測定及び横ずれ測定を行ない、これ
らの測定結果に基づいてマスク2とウエハ3との位置合
わせ(アライメント)を行っている。
【0055】図7は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。
る。
【0056】本実施例は実施例1で行っているマスク2
とウエハ3の間隔を測定する為に、回折光のビームスポ
ットの重心位置変化を測定する代わりに、回折光の光量
変化を検出し測定を行っている点が実施例1と異なって
おり、その他の構成はほぼ同じである。
とウエハ3の間隔を測定する為に、回折光のビームスポ
ットの重心位置変化を測定する代わりに、回折光の光量
変化を検出し測定を行っている点が実施例1と異なって
おり、その他の構成はほぼ同じである。
【0057】図7において、マスク2とウエハ3上にあ
る物理光学素子4,4′,5,5′,41,42(パワ
ー配置は実施例1と同様)に対し、光源からの照射光5
0が各々照射され、それぞれの物理光学素子からの回折
光51,52,53が得られるまでは実施例1と同様で
ある。
る物理光学素子4,4′,5,5′,41,42(パワ
ー配置は実施例1と同様)に対し、光源からの照射光5
0が各々照射され、それぞれの物理光学素子からの回折
光51,52,53が得られるまでは実施例1と同様で
ある。
【0058】本実施例では図7に示すように、回折光5
1,52,53は結像レンズ(不図示)によりセンサ5
7,58,59に結像される。また、回折光51,52
はナイフエッジ90,91により光束の一部をカットさ
れた状態でセンサ57,58に結像される。センサ5
7,58は光量を検出するセンサより成っている。
1,52,53は結像レンズ(不図示)によりセンサ5
7,58,59に結像される。また、回折光51,52
はナイフエッジ90,91により光束の一部をカットさ
れた状態でセンサ57,58に結像される。センサ5
7,58は光量を検出するセンサより成っている。
【0059】図8はセンサ57,58面上へ回折光5
1,52が入射した時の説明図である。図9は本実施例
において間隔検出を行う時のフローチャートである。
1,52が入射した時の説明図である。図9は本実施例
において間隔検出を行う時のフローチャートである。
【0060】次に、図8,図9を用いて、センサ57,
58面上での光量変化を検出し、マスク2とウエハ3の
間隔を測定する方法について述べる。
58面上での光量変化を検出し、マスク2とウエハ3の
間隔を測定する方法について述べる。
【0061】図8のセンサ57,58の受光面のうち、
センサ57の受光面には回折光51のビームスポット9
2、センサ58の受光面には回折光52のビームスポッ
ト93が形成されている。ビームスポット92,93が
円形でないのはナイフエッジ90,91により回折光5
1,52の一部がカットされているからである。センサ
57,58からはビーム形状に応じた光量値が出力され
る。ここでマスク2とウエハ3の間隔をd0とした時の
センサ57,58の出力値をL1,L2とする。
センサ57の受光面には回折光51のビームスポット9
2、センサ58の受光面には回折光52のビームスポッ
ト93が形成されている。ビームスポット92,93が
円形でないのはナイフエッジ90,91により回折光5
1,52の一部がカットされているからである。センサ
57,58からはビーム形状に応じた光量値が出力され
る。ここでマスク2とウエハ3の間隔をd0とした時の
センサ57,58の出力値をL1,L2とする。
【0062】次にマスク2とウエハ3の間隔がΔd変化
したとすると回折光51,52の光路が変化し、ナイフ
エッジ90,91との相対位置も変化し、センサ57,
58上のビームスポット形状も変化する。
したとすると回折光51,52の光路が変化し、ナイフ
エッジ90,91との相対位置も変化し、センサ57,
58上のビームスポット形状も変化する。
【0063】94,95はこのときのセンサ57,58
上のビームスポットである。各センサ57,58からの
出力値をL1′,L2′とする。マスク2とウエハ3の
間隔がd0の時のセンサ出力値L1,L2と、間隔がd0
+Δdになった時のセンサ出力値L1′,L2′からそ
の光量値の変化分を測定し、予め測定しておいた光量変
化に対するマスク2とウエハ3の間隔変化量のデータと
の比較を行い、これによりマスク2とウエハ3の間隔を
測定している。
上のビームスポットである。各センサ57,58からの
出力値をL1′,L2′とする。マスク2とウエハ3の
間隔がd0の時のセンサ出力値L1,L2と、間隔がd0
+Δdになった時のセンサ出力値L1′,L2′からそ
の光量値の変化分を測定し、予め測定しておいた光量変
化に対するマスク2とウエハ3の間隔変化量のデータと
の比較を行い、これによりマスク2とウエハ3の間隔を
測定している。
【0064】一方、これらの光量変化量からウエハ3の
ティルト量Δβを算出し、センサ59で得られた回折光
53の重心位置より、ウエハ2とマスク3の横ずれ量X
を求めている。
ティルト量Δβを算出し、センサ59で得られた回折光
53の重心位置より、ウエハ2とマスク3の横ずれ量X
を求めている。
【0065】図9に間隔測定値と横ずれ測定値を求める
方法の流れ図を示している。図9において、工程92の
測定開始時点では、マスク2とウエハ3の間隔d0、ウ
エハ3のティルト量β0は予め精度の保証された測定器
により測定を行い、それぞれの初期値は既知である。マ
スク2とウエハ3の所望の間隔で、且つ横ずれ量なしの
場合の回折光53のスポット重心位置P0の値は、実際
の露光焼き付けにより求めておく。よって、検出する間
隔及び横ずれ量は、初期値からの相対ずれ量である。
方法の流れ図を示している。図9において、工程92の
測定開始時点では、マスク2とウエハ3の間隔d0、ウ
エハ3のティルト量β0は予め精度の保証された測定器
により測定を行い、それぞれの初期値は既知である。マ
スク2とウエハ3の所望の間隔で、且つ横ずれ量なしの
場合の回折光53のスポット重心位置P0の値は、実際
の露光焼き付けにより求めておく。よって、検出する間
隔及び横ずれ量は、初期値からの相対ずれ量である。
【0066】図中のk1,k2,k3は実験等により求
められる係数である。マスク2とウエハ3の間隔がd0
の時と、d0+Δdの時の光量を基にして、工程98a
では間隔を検出し、工程98bではウエハ3のティルト
量を検出している。
められる係数である。マスク2とウエハ3の間隔がd0
の時と、d0+Δdの時の光量を基にして、工程98a
では間隔を検出し、工程98bではウエハ3のティルト
量を検出している。
【0067】図10は本発明の位置検出装置をX線を利
用した半導体素子製造用の露光装置に適用した時の要部
概略図である。
用した半導体素子製造用の露光装置に適用した時の要部
概略図である。
【0068】図10において、139はX線ビームでほ
ぼ平行光となって、マスク134面上を照射している。
135はウエハで、例えばX線用のレジストが表面に塗
布されている。133はマスクフレーム、134はマス
クメンブレン(マスク)で、この面上にX線の吸収体に
より回路パターンがパターニングされている。232は
マスク支持体、136はウエハチャック等のウエハ固定
部材、137はz軸ステージ、実際にはティルトが可能
な構成になっている。138はx軸ステージ、144は
y軸ステージである。
ぼ平行光となって、マスク134面上を照射している。
135はウエハで、例えばX線用のレジストが表面に塗
布されている。133はマスクフレーム、134はマス
クメンブレン(マスク)で、この面上にX線の吸収体に
より回路パターンがパターニングされている。232は
マスク支持体、136はウエハチャック等のウエハ固定
部材、137はz軸ステージ、実際にはティルトが可能
な構成になっている。138はx軸ステージ、144は
y軸ステージである。
【0069】前述した各実施例で述べたマスクとウエハ
のアライメント検出機能部分(位置検出装置)は筐体1
30a,130bに収まっており、ここからマスク13
4とウエハ135のギャップとx,y面内方向の位置ず
れ情報を得ている。
のアライメント検出機能部分(位置検出装置)は筐体1
30a,130bに収まっており、ここからマスク13
4とウエハ135のギャップとx,y面内方向の位置ず
れ情報を得ている。
【0070】図10には、2つのアライメント検出機能
部分130a,130bを図示しているが、マスク13
4上の4角のIC回路パターンエリアの各辺に対応して
更に2ケ所にアライメント検出機能部分が設けられてい
る。筐体130a,130bの中には光学系、検出系が
収まっている。146a,146bは各アライメント系
からのアライメント検出光である。
部分130a,130bを図示しているが、マスク13
4上の4角のIC回路パターンエリアの各辺に対応して
更に2ケ所にアライメント検出機能部分が設けられてい
る。筐体130a,130bの中には光学系、検出系が
収まっている。146a,146bは各アライメント系
からのアライメント検出光である。
【0071】これらのアライメント検出機能部分により
得られた信号を処理手段140で処理して、xy面内の
ずれとギャップ値を求めている。そしてこの結果を判断
した後、所定の値以内に収まっていないと、各軸ステー
ジの駆動系142,141,143を動かして所定のマ
スク/ウエハずれ以内になるよう追い込み、しかる後に
X線露光ビーム139をマスク134に照射している。
アライメントが完了するまでは、X線遮へい部材(不図
示)でシャットしておく。尚、図10では、X線源やX
線照明系等は省略してある。
得られた信号を処理手段140で処理して、xy面内の
ずれとギャップ値を求めている。そしてこの結果を判断
した後、所定の値以内に収まっていないと、各軸ステー
ジの駆動系142,141,143を動かして所定のマ
スク/ウエハずれ以内になるよう追い込み、しかる後に
X線露光ビーム139をマスク134に照射している。
アライメントが完了するまでは、X線遮へい部材(不図
示)でシャットしておく。尚、図10では、X線源やX
線照明系等は省略してある。
【0072】図10はプロキシミティータイプのX線露
光装置の例について示したが、光ステッパーについても
同様である。この他、本発明においては光源として、i
線(365nm)、KrF−エキシマ光(248n
m)、ArF−エキシマ光(193nm)等を用い、こ
れらの光源からの照明光を持つ逐次移動型の縮小投影露
光装置や、等倍のミラープロジェクションタイプの露光
装置にも同様に適用可能である。
光装置の例について示したが、光ステッパーについても
同様である。この他、本発明においては光源として、i
線(365nm)、KrF−エキシマ光(248n
m)、ArF−エキシマ光(193nm)等を用い、こ
れらの光源からの照明光を持つ逐次移動型の縮小投影露
光装置や、等倍のミラープロジェクションタイプの露光
装置にも同様に適用可能である。
【0073】次に上記説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施例を説明する。
半導体デバイスの製造方法の実施例を説明する。
【0074】図11は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造の
フローを示す。
の半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造の
フローを示す。
【0075】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0076】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0077】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0078】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0079】図12は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。まずステップ11(酸化)ではウエハの表面
を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面
に絶縁膜を形成する。
ーを示す。まずステップ11(酸化)ではウエハの表面
を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面
に絶縁膜を形成する。
【0080】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0081】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0082】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製造
することができる。
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製造
することができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を適
切に設定することにより、第1物体と第2物体の間隔方
向と面内方向の相対的位置関係を検出する際、1つの装
置により横方向の相対的な位置ずれの検出と面間隔の検
出の双方を効果的に行うことができ、装置全体の小型化
及び簡素化を図った位置検出装置及びそれを用いた半導
体素子の製造方法を達成することができる。
切に設定することにより、第1物体と第2物体の間隔方
向と面内方向の相対的位置関係を検出する際、1つの装
置により横方向の相対的な位置ずれの検出と面間隔の検
出の双方を効果的に行うことができ、装置全体の小型化
及び簡素化を図った位置検出装置及びそれを用いた半導
体素子の製造方法を達成することができる。
【図1】 本発明の位置検出装置の実施例1の要部概略
図
図
【図2】 図1の一部分の拡大説明図
【図3】 本発明における面間隔検出系の説明図
【図4】 本発明における面間隔検出系の説明図
【図5】 本発明における面位置ずれ検出系の説明図
【図6】 図1の光検出手段面上における入射光束の説
明図
明図
【図7】 本発明の位置検出装置の実施例2の要部概略
図
図
【図8】 図7の光検出手段面上における入射光束の説
明図
明図
【図9】 本発明の位置検出装置の実施例2のフローチ
ャート
ャート
【図10】 本発明の位置検出装置を半導体素子製造用
の露光装置に適用したときの要部概略図
の露光装置に適用したときの要部概略図
【図11】 本発明の半導体素子の製造のフローチャー
ト
ト
【図12】 本発明の半導体素子の製造のフローチャー
ト
ト
【図13】 従来の位置検出装置の要部概略図
【図14】 図13の一部分の説明図
【図15】 従来の面間隔検出装置の要部概略図
1,1′ 光束
2,2′,134,168 マスク
3,3′,3g,3g0,3β,135,160 ウエ
ハ 4,4′,5,5′,41,42 物理光学素子 7,7′,76 集光レンズ 8,8′,38,57,58,59 検出器(センサ) 9 信号処理回路 10,130a,130b 光ピックアップ 31,31′,32,32′ 反射光 72 光源 33 投光レンズ 34 ミラー 35 フィルタ 36 レンズ 38(a),38(b) 受光面 50,146a,146b 照射光 51,52,53,61,61β,62 回折光 54,55,56,92,93,94,95 ビームス
ポット 74 ハーフミラー 78,78a,78b 集光点 80 レンズ 82 検出面 84 制御回路 90,91 ナイフエッジ 132 コリメータレンズ 133 マスクフレーム 134 マスクメンブレン 136 ウエハチャック 137 z軸ステージ 138 x軸ステージ 139 X線ビーム 140 信号 141,142,143 駆動系 144 y軸ステージ 160a ウエハアライメントパターン 162 支持台 164 駆動回路 168a マスクアライメントパターン 232 マスク支持体
ハ 4,4′,5,5′,41,42 物理光学素子 7,7′,76 集光レンズ 8,8′,38,57,58,59 検出器(センサ) 9 信号処理回路 10,130a,130b 光ピックアップ 31,31′,32,32′ 反射光 72 光源 33 投光レンズ 34 ミラー 35 フィルタ 36 レンズ 38(a),38(b) 受光面 50,146a,146b 照射光 51,52,53,61,61β,62 回折光 54,55,56,92,93,94,95 ビームス
ポット 74 ハーフミラー 78,78a,78b 集光点 80 レンズ 82 検出面 84 制御回路 90,91 ナイフエッジ 132 コリメータレンズ 133 マスクフレーム 134 マスクメンブレン 136 ウエハチャック 137 z軸ステージ 138 x軸ステージ 139 X線ビーム 140 信号 141,142,143 駆動系 144 y軸ステージ 160a ウエハアライメントパターン 162 支持台 164 駆動回路 168a マスクアライメントパターン 232 マスク支持体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 長谷川 雅宣
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(56)参考文献 特開 平1−209305(JP,A)
特開 平5−243118(JP,A)
特開 平3−187211(JP,A)
特開 平5−234852(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/027
G03F 9/00
Claims (9)
- 【請求項1】 対向配置された第1物体と第2物体の相
対的位置関係を検出する位置検出装置において、 前記第1物体と第2物体に光束を照射する光源手段と、 前記第1物体を透過し、前記第2物体で反射した前記光
源手段による第1の光束を受け、前記第1物体と第2物
体の対向面間の距離に応じて入射位置が変化する前記第
1の光束を検出する第1の光検出手段と、 前記第1物体を透過し、前記第2物体で反射した前記光
源手段による第2の光束を受け、前記第1物体と第2物
体の対向面に沿った方向の相対位置に応じて入射位置が
変化する第2の光束を検出する第2の光検出手段と、を
有し、 前記第1の光検出手段からの出力により第1物体と第2
物体間の距離を求め、 前記第1の光検出手段からの出力と前記第2光検出手段
からの出力を用いて、第1物体と第2物体の対向面に沿
った方向の相対位置を求めることを特徴とする位置検出
装置。 - 【請求項2】 前記第1物体及び前記第2物体は回折効
果を持つ物理光学素子部を有することを特徴とする請求
項1の位置検出装置。 - 【請求項3】 前記第1の物体に設けられた物理光学素
子は複数の特性の異なる第1、第2の回折部を有するこ
とを特徴とする請求項2の位置検出装置。 - 【請求項4】 前記第1の光束は第1物体の第1の回折
部を透過し回折された後に、前記第2物体で反射され、
更に前記第1物体の第2の回折部を透過して回折される
ことを特徴とする請求項3の位置検出装置。 - 【請求項5】 前記第1の光束は複数の光束であり、前
記第1の光検出手段にて受光された前記複数の光束の間
隔を検知することにより前記第1物体、第2物体間の距
離を求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
項の位置検出手段。 - 【請求項6】 前記第1物体は半導体製造用のマスクで
あり、前記第2物体は半導体製造用のウエハであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項の位置検出装
置。 - 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項に記載の位置
検出装置を有するこ とを特徴とする半導体露光装置。 - 【請求項8】 マスクとウエハとの相対的な位置検出を
行った後に、マスク面上のパターンをウエハ面に転写
し、該ウエハを現像処理工程を介して半導体素子を製造
する際、該マスク面上に物理光学素子より成るAAマー
クと複数のAFマークを設け、該ウエハ面上に物理光学
素子より成るAAマークを設け、該マスク面上の複数の
AFマークで回折し、該ウエハ面で反射し、該マスク面
上の複数のAFマークで回折した光束のうち、マスクと
ウエハの面間隔に応じて所定面上への入射位置の相対関
係が変化する2光束の位置情報を第1の光検出手段で検
出することによりマスク面とウエハ面間の距離の検出を
行うと共に、該マスク面上のAAマークと該ウエハ面上
のAAマークで回折した光束の所定面上の位置情報を該
第2の光検出手段で検出し、該第1の光検出手段からの
信号と前記第2の光検出手段からの信号を用いて該マス
クとウエハとの相対的な位置ずれの検出を行った工程を
介していることを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項9】 マスクとウエハとの相対的な位置検出を
行った後に、マスク面上のパターンをウエハ面に転写
し、該ウエハを現像処理工程を介して得られる半導体デ
バイスであって、該マスク面上に物理光学素子より成る
AAマークと複数のAFマークを設け、該ウエハ面上に
物理光学素子より成るAAマークを設け、該マスク面上
の複数のAFマークで回折し、該ウエハ面で反射し、該
マスク面上の複数のAFマークで回折した光束のうち、
マスクとウエハの面間隔に応じて所定面上への入射位置
の相対関係が変化する2光束の位置情報を第1の光検出
手段で検出することによりマスクとウエハ面間隔を検知
すると共に、該マスク面上のAAマークと該ウエハ面上
のAAマークで回折した光束の所定面上の位置情報を第
2の光検出手段で検出し、該第2の光検出手段からの信
号と前記第1の光検出手段の信号を用いて該マスクとウ
エハとの相対的な位置ずれの検出を行った工程を介して
製造したことを特徴とする半導体デバイス。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28594193A JP3428705B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法 |
US08/788,350 US5717492A (en) | 1993-10-20 | 1997-01-27 | Position detecting apparatus and a method for manufacturing semiconductor devices using the apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28594193A JP3428705B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130636A JPH07130636A (ja) | 1995-05-19 |
JP3428705B2 true JP3428705B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=17697969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28594193A Expired - Fee Related JP3428705B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法 |
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---|---|
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JP3445100B2 (ja) | 1997-06-02 | 2003-09-08 | キヤノン株式会社 | 位置検出方法及び位置検出装置 |
JPH11241908A (ja) | 1997-12-03 | 1999-09-07 | Canon Inc | 位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 |
US8632590B2 (en) | 1999-10-20 | 2014-01-21 | Anulex Technologies, Inc. | Apparatus and methods for the treatment of the intervertebral disc |
US7004970B2 (en) | 1999-10-20 | 2006-02-28 | Anulex Technologies, Inc. | Methods and devices for spinal disc annulus reconstruction and repair |
US7615076B2 (en) | 1999-10-20 | 2009-11-10 | Anulex Technologies, Inc. | Method and apparatus for the treatment of the intervertebral disc annulus |
JP2002163837A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Pioneer Electronic Corp | 光ピックアップ装置及びレーザダイオードチップ |
JP2005159213A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Canon Inc | シアリング干渉を利用した測定方法及び装置、それを利用した露光方法及び装置、並びに、デバイス製造方法 |
JP4795300B2 (ja) * | 2006-04-18 | 2011-10-19 | キヤノン株式会社 | 位置合わせ方法、インプリント方法、位置合わせ装置、インプリント装置、及び位置計測方法 |
JP4958614B2 (ja) * | 2006-04-18 | 2012-06-20 | キヤノン株式会社 | パターン転写装置、インプリント装置、パターン転写方法および位置合わせ装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4037969A (en) * | 1976-04-02 | 1977-07-26 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Zone plate alignment marks |
US4326805A (en) * | 1980-04-11 | 1982-04-27 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Method and apparatus for aligning mask and wafer members |
JPS61114402A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-06-02 | 株式会社小糸製作所 | 車輛用灯具 |
JP2698446B2 (ja) * | 1988-09-09 | 1998-01-19 | キヤノン株式会社 | 間隔測定装置 |
EP0411966B1 (en) * | 1989-08-04 | 1994-11-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Position detection method and apparatus |
JP2756331B2 (ja) * | 1990-01-23 | 1998-05-25 | キヤノン株式会社 | 間隔測定装置 |
DE69133626D1 (de) * | 1990-03-27 | 2010-03-11 | Canon Kk | Messverfahren und -vorrichtung |
US5200800A (en) * | 1990-05-01 | 1993-04-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Position detecting method and apparatus |
JPH0480762A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-13 | Canon Inc | 位置検出装置及びその検出方法 |
DE69129732T2 (de) * | 1990-11-30 | 1998-12-17 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Verfahren zur Positionsdetektion |
JPH0540013A (ja) * | 1991-08-05 | 1993-02-19 | Canon Inc | ずれ測定方法及びこの方法を用いた露光装置 |
JPH0590126A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-09 | Canon Inc | 位置検出装置 |
JP3008654B2 (ja) * | 1992-02-21 | 2000-02-14 | キヤノン株式会社 | 位置検出装置 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP28594193A patent/JP3428705B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-01-27 US US08/788,350 patent/US5717492A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5717492A (en) | 1998-02-10 |
JPH07130636A (ja) | 1995-05-19 |
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---|---|---|---|
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