JPH0866382A - Mri用rfコイル - Google Patents
Mri用rfコイルInfo
- Publication number
- JPH0866382A JPH0866382A JP6207226A JP20722694A JPH0866382A JP H0866382 A JPH0866382 A JP H0866382A JP 6207226 A JP6207226 A JP 6207226A JP 20722694 A JP20722694 A JP 20722694A JP H0866382 A JPH0866382 A JP H0866382A
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- Japan
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- capacitor
- coil
- mri
- inductance
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 充分なブロッキング性能を得ることが可能な
MRI用RFコイルを実現する。 【構成】 MRI用RFコイルの共振用として用いられ
る分布定数型のキャパシタCと、このキャパシタのそれ
ぞれの電極の互いに離れた位置に電気的に配設され、前
記キャパシタCと共にブロッキング回路Aを構成するイ
ンダクンスL1と、を備えたことを特徴とするMRI用
RFコイル。
MRI用RFコイルを実現する。 【構成】 MRI用RFコイルの共振用として用いられ
る分布定数型のキャパシタCと、このキャパシタのそれ
ぞれの電極の互いに離れた位置に電気的に配設され、前
記キャパシタCと共にブロッキング回路Aを構成するイ
ンダクンスL1と、を備えたことを特徴とするMRI用
RFコイル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気共鳴画像撮影(MR
I)装置に用いられるMRI用RFコイルに関し、詳し
くはブロッキングに配慮されたMRI用RFコイルに関
する。
I)装置に用いられるMRI用RFコイルに関し、詳し
くはブロッキングに配慮されたMRI用RFコイルに関
する。
【0002】
【従来の技術】原子核を静磁場中におくと、原子核は磁
界の強さと原子核の種類によって異なる定数に比例した
角速度で歳差運動をする。この静磁場に垂直な軸に前記
の周波数の高周波回転磁場を印加すると磁気共鳴が起こ
り、前記の定数を有する特定の原子核の集団は共鳴条件
を満足する高周波磁場によって準位間の遷移を生じ、エ
ネルギー準位の高い方の準位に遷移する。共鳴後高い準
位へ励起された原子核は低い準位へ戻ってエネルギーの
放射を行う。MRIは、この特定の原子核による核磁気
共鳴現象を観察して被検体の断層像を撮影する装置であ
る。
界の強さと原子核の種類によって異なる定数に比例した
角速度で歳差運動をする。この静磁場に垂直な軸に前記
の周波数の高周波回転磁場を印加すると磁気共鳴が起こ
り、前記の定数を有する特定の原子核の集団は共鳴条件
を満足する高周波磁場によって準位間の遷移を生じ、エ
ネルギー準位の高い方の準位に遷移する。共鳴後高い準
位へ励起された原子核は低い準位へ戻ってエネルギーの
放射を行う。MRIは、この特定の原子核による核磁気
共鳴現象を観察して被検体の断層像を撮影する装置であ
る。
【0003】このMRI装置において、被検体に高周波
回転磁場をかけるためにその中に被検体を収容して高周
波電流を流すRFコイルとしてバードケージ形と呼ばれ
る形状のRFコイルがある。
回転磁場をかけるためにその中に被検体を収容して高周
波電流を流すRFコイルとしてバードケージ形と呼ばれ
る形状のRFコイルがある。
【0004】このバードケージ形RFコイルの一例を図
9に示す。この図9において、1はその中に被検体を収
容し送受信を行うバードケージコイル、2a,2bは導
電ループを形成し、略円形をなすリング部で、2個のリ
ング部2a,2bはその面が平行になるように配置され
ている。3はこの2個のリング部2a,2bをその各々
の周縁に沿って同一間隔に隔たった点でリング部2a,
2bの面に直交して接続しているエレメントである。4
はリング部2a,2bのエレメント3の接続点間にリン
グ部2a,2bに直列に挿入されているコンデンサであ
る。
9に示す。この図9において、1はその中に被検体を収
容し送受信を行うバードケージコイル、2a,2bは導
電ループを形成し、略円形をなすリング部で、2個のリ
ング部2a,2bはその面が平行になるように配置され
ている。3はこの2個のリング部2a,2bをその各々
の周縁に沿って同一間隔に隔たった点でリング部2a,
2bの面に直交して接続しているエレメントである。4
はリング部2a,2bのエレメント3の接続点間にリン
グ部2a,2bに直列に挿入されているコンデンサであ
る。
【0005】ところで、バードケージコイルを用いてN
MR(核磁気共鳴)信号による撮影を行う場合、ボディ
コイルと称せられる全身用のバードケージコイルの中に
被検体を収容して送受信を行ってNMR信号を採取して
いる。しかし、例えば膝のような部分的な断層撮影を行
う必要がある場合、膝の部分からのNMR信号のみを受
信する方が必要な部分の観察をよりよく行うことができ
る。
MR(核磁気共鳴)信号による撮影を行う場合、ボディ
コイルと称せられる全身用のバードケージコイルの中に
被検体を収容して送受信を行ってNMR信号を採取して
いる。しかし、例えば膝のような部分的な断層撮影を行
う必要がある場合、膝の部分からのNMR信号のみを受
信する方が必要な部分の観察をよりよく行うことができ
る。
【0006】この場合、膝用の小型コイルを用いて送受
信または受信のみを行えば、全身用RFコイルを用いる
よりもSN比の良いイメージが得られる。例えば、受信
のみを行うRFコイルの場合を例にとって考える。ボデ
ィコイルによって送信を行うときに小型の受信用RFコ
イルがボディコイルの中に存在すると、小型のRFコイ
ルが送信信号に共振するため、ボディコイルにより生じ
るRF磁界を乱すことになる。
信または受信のみを行えば、全身用RFコイルを用いる
よりもSN比の良いイメージが得られる。例えば、受信
のみを行うRFコイルの場合を例にとって考える。ボデ
ィコイルによって送信を行うときに小型の受信用RFコ
イルがボディコイルの中に存在すると、小型のRFコイ
ルが送信信号に共振するため、ボディコイルにより生じ
るRF磁界を乱すことになる。
【0007】また、小型のバードケージコイルで送信で
きるようにするには、送信ケーブルをボディコイルに供
給するケーブルの外に用意し、かつ、それをボディコイ
ルと小型のバードケージコイルへの送信を別々に行うた
めにボディコイルと切り替える手段を必要としていた。
きるようにするには、送信ケーブルをボディコイルに供
給するケーブルの外に用意し、かつ、それをボディコイ
ルと小型のバードケージコイルへの送信を別々に行うた
めにボディコイルと切り替える手段を必要としていた。
【0008】従って、一方のバードケージコイルが送信
を行っている場合には、他方のバードケージコイルが共
振状態に無いようにする必要があった。このような場
合、ブロッキング回路と称する小さな並列共振回路を挿
入して、この並列共振回路のインピーダンスを高くする
ことで、バードケージコイルが共振状態にならないよう
にしていた。
を行っている場合には、他方のバードケージコイルが共
振状態に無いようにする必要があった。このような場
合、ブロッキング回路と称する小さな並列共振回路を挿
入して、この並列共振回路のインピーダンスを高くする
ことで、バードケージコイルが共振状態にならないよう
にしていた。
【0009】図10はバードケージコイルにブロッキン
グ回路Aを付加した場合の一例を示す回路図である。
尚、バードケージコイルの回路は展開して示している。
ここで、リング部2aのコンデンサCに対して並列にイ
ンダクタンスL1がスイッチSWと共に配置されてい
る。このスイッチSWはダイオード等で構成されてお
り、図示しない外部から制御信号によりスイッチSWが
閉じられるとL1とCとで共振状態になり、並列共振回
路ゆえにインピーダンスZが高くなる。これにより、リ
ング部2a,エレメント3,リング部2bによる回路が
ブロッキングされることになる。
グ回路Aを付加した場合の一例を示す回路図である。
尚、バードケージコイルの回路は展開して示している。
ここで、リング部2aのコンデンサCに対して並列にイ
ンダクタンスL1がスイッチSWと共に配置されてい
る。このスイッチSWはダイオード等で構成されてお
り、図示しない外部から制御信号によりスイッチSWが
閉じられるとL1とCとで共振状態になり、並列共振回
路ゆえにインピーダンスZが高くなる。これにより、リ
ング部2a,エレメント3,リング部2bによる回路が
ブロッキングされることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このため、ブロッキン
グ回路Aが共振状態である場合には尖鋭度(若しくは選
択度)Qが高く、インピーダンスZも高い状態であるこ
とが望ましい。
グ回路Aが共振状態である場合には尖鋭度(若しくは選
択度)Qが高く、インピーダンスZも高い状態であるこ
とが望ましい。
【0011】ところで、バードケージコイルのキャパシ
タとして、図11に示すような両面基板を用いた分布定
数型のコンデンサが用いられることがある。このような
分布定数型のコンデンサは図12のような等価回路で示
すことができる。これは基板の表面においてインダクタ
ンス(例えばLa〜Ld′)が生じているためである。
タとして、図11に示すような両面基板を用いた分布定
数型のコンデンサが用いられることがある。このような
分布定数型のコンデンサは図12のような等価回路で示
すことができる。これは基板の表面においてインダクタ
ンス(例えばLa〜Ld′)が生じているためである。
【0012】図13は上述のブロッキング回路Aの構成
例を示す実態配線図である。分布定数型のコンデンサの
両面(電極)の近い箇所同士にインダクタンスを接続し
て、ブロッキング回路Aを構成している。このようなブ
ロッキング回路Aの場合、前述のコンデンサに含まれる
インダクタンス成分を考慮すると、図14の等価回路で
示すことができる。すなわち、ブロッキング回路Aの等
価回路によると、電流i1〜i5のように複数の電流パ
スが存在している。そして、各電流パスのそれぞれで合
成されたインダクタンス(La〜Ld′)の値が異なる
ため、共振周波数も微妙に異なる。
例を示す実態配線図である。分布定数型のコンデンサの
両面(電極)の近い箇所同士にインダクタンスを接続し
て、ブロッキング回路Aを構成している。このようなブ
ロッキング回路Aの場合、前述のコンデンサに含まれる
インダクタンス成分を考慮すると、図14の等価回路で
示すことができる。すなわち、ブロッキング回路Aの等
価回路によると、電流i1〜i5のように複数の電流パ
スが存在している。そして、各電流パスのそれぞれで合
成されたインダクタンス(La〜Ld′)の値が異なる
ため、共振周波数も微妙に異なる。
【0013】従って、図15に示すように、各電流パス
のQが実線のそれぞれであるとすると、ブロッキング回
路A全体のQは図15破線のようになる。従って、幅広
な特性になり高いQを得ることが出来ず、満足出来るブ
ロッキング性能を得ることができない。
のQが実線のそれぞれであるとすると、ブロッキング回
路A全体のQは図15破線のようになる。従って、幅広
な特性になり高いQを得ることが出来ず、満足出来るブ
ロッキング性能を得ることができない。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、充分なブロッキング性能を得ることが
可能なMRI用RFコイルを実現することにある。
で、その目的は、充分なブロッキング性能を得ることが
可能なMRI用RFコイルを実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する第
1の手段は、MRI用RFコイルの共振用として用いら
れる分布定数型のキャパシタと、このキャパシタのそれ
ぞれの電極の互いに離れた位置に電気的に配設され、前
記キャパシタと共にブロッキング回路を構成するインダ
クンスと、を備えたことを特徴とするMRI用RFコイ
ルである。
1の手段は、MRI用RFコイルの共振用として用いら
れる分布定数型のキャパシタと、このキャパシタのそれ
ぞれの電極の互いに離れた位置に電気的に配設され、前
記キャパシタと共にブロッキング回路を構成するインダ
クンスと、を備えたことを特徴とするMRI用RFコイ
ルである。
【0016】前記の課題を解決する第2の手段は、MR
I用RFコイルの共振用として用いられる分布定数型の
キャパシタと、このキャパシタのそれぞれの電極の最遠
位置に電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッ
キング回路を構成するインダクンスと、を備えたことを
特徴とするMRI用RFコイルである。
I用RFコイルの共振用として用いられる分布定数型の
キャパシタと、このキャパシタのそれぞれの電極の最遠
位置に電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッ
キング回路を構成するインダクンスと、を備えたことを
特徴とするMRI用RFコイルである。
【0017】前記の課題を解決する第3の手段は、MR
I用RFコイルの共振用として用いられるキャパシタ
と、このキャパシタと共にブロッキング回路を構成し、
分布定数型のインダクンスと、を備えたことを特徴とす
るMRI用RFコイルである。
I用RFコイルの共振用として用いられるキャパシタ
と、このキャパシタと共にブロッキング回路を構成し、
分布定数型のインダクンスと、を備えたことを特徴とす
るMRI用RFコイルである。
【0018】前記の課題を解決する第4の手段は、第1
のインダクタンスと第1のキャパシタとにより第1の同
調回路を構成するメインループと、前記第1のキャパシ
タ,前記第1のキャパシタに対して直列接続されており
外部からのオン信号により有効になる第2のキャパシ
タ,並びに第2のインダクタンスにより第2の同調回路
を構成するブロッキング回路と、を備えたことを特徴と
するMRI用RFコイルである。
のインダクタンスと第1のキャパシタとにより第1の同
調回路を構成するメインループと、前記第1のキャパシ
タ,前記第1のキャパシタに対して直列接続されており
外部からのオン信号により有効になる第2のキャパシ
タ,並びに第2のインダクタンスにより第2の同調回路
を構成するブロッキング回路と、を備えたことを特徴と
するMRI用RFコイルである。
【0019】
【作用】課題を解決する第1の手段であるMRI用RF
コイルにおいて、MRI用RFコイルの共振用として用
いられる分布定数型のキャパシタと、この分布定数型の
キャパシタキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた
位置に電気的にインダクタンスが配設され、前記キャパ
シタと共にブロッキング回路を構成しているので、電流
パスによらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同じ
になり、ブロッキング回路の共振周波数におけるQは高
くなる。
コイルにおいて、MRI用RFコイルの共振用として用
いられる分布定数型のキャパシタと、この分布定数型の
キャパシタキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた
位置に電気的にインダクタンスが配設され、前記キャパ
シタと共にブロッキング回路を構成しているので、電流
パスによらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同じ
になり、ブロッキング回路の共振周波数におけるQは高
くなる。
【0020】課題を解決する第2の手段であるMRI用
RFコイルにおいて、MRI用RFコイルの共振用とし
て用いられる分布定数型のキャパシタと、この分布定数
型のキャパシタキャパシタのそれぞれの電極の最遠位置
に電気的にインダクタンスが配設され、前記キャパシタ
と共にブロッキング回路を構成しているので、電流パス
によらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同じにな
り、ブロッキング回路の共振周波数におけるQは高くな
る。
RFコイルにおいて、MRI用RFコイルの共振用とし
て用いられる分布定数型のキャパシタと、この分布定数
型のキャパシタキャパシタのそれぞれの電極の最遠位置
に電気的にインダクタンスが配設され、前記キャパシタ
と共にブロッキング回路を構成しているので、電流パス
によらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同じにな
り、ブロッキング回路の共振周波数におけるQは高くな
る。
【0021】課題を解決する第3の手段であるMRI用
RFコイルにおいて、ブロッキング回路を構成するイン
ダクタンスが分布定数型のものであり直流抵抗が低くな
っている。このため、Qを高めブロッキングインピーダ
ンスも高めることができるようになる。
RFコイルにおいて、ブロッキング回路を構成するイン
ダクタンスが分布定数型のものであり直流抵抗が低くな
っている。このため、Qを高めブロッキングインピーダ
ンスも高めることができるようになる。
【0022】課題を解決する第4の手段であるMRI用
RFコイルにおいて、ブロッキング回路の動作時は第1
及び第2のキャパシタの直列接続になっているためキャ
パシタの容量は小さくなり、このため第2のインダクタ
ンスの値が大きくなる。従って、インダクタンスの値が
増大することに比例してブロッキング回路のQも高くな
る。
RFコイルにおいて、ブロッキング回路の動作時は第1
及び第2のキャパシタの直列接続になっているためキャ
パシタの容量は小さくなり、このため第2のインダクタ
ンスの値が大きくなる。従って、インダクタンスの値が
増大することに比例してブロッキング回路のQも高くな
る。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例のMRI用RFコ
イルに用いるブロッキング回路の構成を示す実態配線図
である。この図1に示す構成では、分布定数型のコンデ
ンサCの両面(電極)の離れた位置の箇所同士にインダ
クタンスL1を接続して、ブロッキング回路を構成して
いる。尚、スイッチSWは既に説明したように、外部か
らの制御信号によりオン/オフするダイオードを用いる
ことが可能である。このようなブロッキング回路の場
合、コンデンサCに含まれるインダクタンス成分を考慮
すると、例えば図2の等価回路として示すことができ
る。この結果、このブロッキング回路を流れる電流パス
(i1〜i5)は図3に示す通りになる。
に説明する。図1は本発明の一実施例のMRI用RFコ
イルに用いるブロッキング回路の構成を示す実態配線図
である。この図1に示す構成では、分布定数型のコンデ
ンサCの両面(電極)の離れた位置の箇所同士にインダ
クタンスL1を接続して、ブロッキング回路を構成して
いる。尚、スイッチSWは既に説明したように、外部か
らの制御信号によりオン/オフするダイオードを用いる
ことが可能である。このようなブロッキング回路の場
合、コンデンサCに含まれるインダクタンス成分を考慮
すると、例えば図2の等価回路として示すことができ
る。この結果、このブロッキング回路を流れる電流パス
(i1〜i5)は図3に示す通りになる。
【0024】ここで、コンデンサCに発生するインダク
タンス成分は、一方の電極面でLa〜Ldであり、他方
の電極面ではLa′〜Ldである。そして、両電極面の
対向する位置のインダクタンスの値は同じであるため、
各電流パスの共振周波数は同じになる。従って、複数の
電流パスが存在するにもかかわらず、単一周波数で共振
させることが可能になり、高いブロッキングインピーダ
ンスを得ることができるようになる。
タンス成分は、一方の電極面でLa〜Ldであり、他方
の電極面ではLa′〜Ldである。そして、両電極面の
対向する位置のインダクタンスの値は同じであるため、
各電流パスの共振周波数は同じになる。従って、複数の
電流パスが存在するにもかかわらず、単一周波数で共振
させることが可能になり、高いブロッキングインピーダ
ンスを得ることができるようになる。
【0025】以上詳細に説明したように、MRI用RF
コイルの共振用として用いられる分布定数型のキャパシ
タと、このキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた
位置に電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッ
キング回路を構成するインダクンスとを備えたMRI用
RFコイルによれば、電流パスによらずキャパシタ及び
インダクタンスの値が同じになり、各電流パスが同一の
共振周波数で共振するようになるので、ブロッキング回
路全体としての共振周波数におけるQは高くなる。
コイルの共振用として用いられる分布定数型のキャパシ
タと、このキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた
位置に電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッ
キング回路を構成するインダクンスとを備えたMRI用
RFコイルによれば、電流パスによらずキャパシタ及び
インダクタンスの値が同じになり、各電流パスが同一の
共振周波数で共振するようになるので、ブロッキング回
路全体としての共振周波数におけるQは高くなる。
【0026】またインダクタンスL1の接続箇所は、上
述の図1に示した位置以外に、コンデンサCの対角線の
両端の位置にすることも可能であり、この場合も同様な
効果が得られる。
述の図1に示した位置以外に、コンデンサCの対角線の
両端の位置にすることも可能であり、この場合も同様な
効果が得られる。
【0027】従って、MRI用RFコイルの共振用とし
て用いられる分布定数型のキャパシタと、このキャパシ
タのそれぞれの電極の最遠位置に電気的に配設され、前
記キャパシタと共にブロッキング回路を構成するインダ
クンスとを備えたMRI用RFコイルによれば、電流パ
スによらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同じに
なり、各電流パスが同一の共振周波数で共振するように
なるので、ブロッキング回路の共振周波数におけるQは
高くなる。
て用いられる分布定数型のキャパシタと、このキャパシ
タのそれぞれの電極の最遠位置に電気的に配設され、前
記キャパシタと共にブロッキング回路を構成するインダ
クンスとを備えたMRI用RFコイルによれば、電流パ
スによらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同じに
なり、各電流パスが同一の共振周波数で共振するように
なるので、ブロッキング回路の共振周波数におけるQは
高くなる。
【0028】次に、MRI用RFコイルのブロッキング
回路のインダクタンスの改良によってブロッキングイン
ピーダンスを高める実施例について説明する。一般的な
インダクタンスは、集中定数型の巻線型コイル(以下、
単にコイルという)で構成されている。図4はリング部
2aのコンデンサCにインダクタンスL1及びスイッチ
としてのダイオードDを取り付けたブロッキング回路の
回路構成を示す回路図である。このようなコイルを用い
た場合、巻線の有する直流抵抗,コイルとバードケージ
コイルのリング部との接続部分,コイルとダイオードと
の接続部分(半田付等)による直流抵抗を有している。
回路のインダクタンスの改良によってブロッキングイン
ピーダンスを高める実施例について説明する。一般的な
インダクタンスは、集中定数型の巻線型コイル(以下、
単にコイルという)で構成されている。図4はリング部
2aのコンデンサCにインダクタンスL1及びスイッチ
としてのダイオードDを取り付けたブロッキング回路の
回路構成を示す回路図である。このようなコイルを用い
た場合、巻線の有する直流抵抗,コイルとバードケージ
コイルのリング部との接続部分,コイルとダイオードと
の接続部分(半田付等)による直流抵抗を有している。
【0029】ブロッキング回路が共振した場合のQは、
Q=ωL/r と表せる。ここで、ωは角周波数,Lは
インダクタンスの値,rはブロッキング回路全体の直流
抵抗である。すなわち、直流抵抗rをいかに小さくする
かで、ブロッキングインピーダンスの値が決定される。
特にブロッキング回路の直流抵抗rは、コイルの直流抵
抗及びその接続部分で大部分を占めている。
Q=ωL/r と表せる。ここで、ωは角周波数,Lは
インダクタンスの値,rはブロッキング回路全体の直流
抵抗である。すなわち、直流抵抗rをいかに小さくする
かで、ブロッキングインピーダンスの値が決定される。
特にブロッキング回路の直流抵抗rは、コイルの直流抵
抗及びその接続部分で大部分を占めている。
【0030】そこで、図5に示すように、リング部のコ
ンデンサの両端に設けるインダクタンスを分布定数型の
もので構成する。例えば、リング部を構成する基板と同
一部材を使用することで、リング部(コンデンサ両端)
との接続部分の抵抗をほぼ0にすることができる。ま
た、巻線に代えて分布定数型のパターンを用いることで
インダクタンス自体の直流抵抗をも大幅に減らせる。こ
の結果、上式の直流抵抗rを小さくして、Qを高めブロ
ッキングインピーダンスも高めることができるようにな
る。
ンデンサの両端に設けるインダクタンスを分布定数型の
もので構成する。例えば、リング部を構成する基板と同
一部材を使用することで、リング部(コンデンサ両端)
との接続部分の抵抗をほぼ0にすることができる。ま
た、巻線に代えて分布定数型のパターンを用いることで
インダクタンス自体の直流抵抗をも大幅に減らせる。こ
の結果、上式の直流抵抗rを小さくして、Qを高めブロ
ッキングインピーダンスも高めることができるようにな
る。
【0031】このようなインダクタンスを有するブロッ
キング回路を用いてMRI用RFコイルを構成して実験
を行ったところ、従来の10倍以上のQを得ることがで
きた。
キング回路を用いてMRI用RFコイルを構成して実験
を行ったところ、従来の10倍以上のQを得ることがで
きた。
【0032】以上詳細に説明したように、MRI用RF
コイルのブロッキング回路を構成するインダクタンスを
巻線コイルに代えて分布定数のインダクタンスで構成す
ることにより、直流抵抗成分を低く抑えることが出来、
ブロッキング性能を高めることができるようになる。
コイルのブロッキング回路を構成するインダクタンスを
巻線コイルに代えて分布定数のインダクタンスで構成す
ることにより、直流抵抗成分を低く抑えることが出来、
ブロッキング性能を高めることができるようになる。
【0033】図6はMRI用RFコイルのブロッキング
性能を高める本発明の他の実施例の構成を示す回路図で
ある。この図において、MRI用RFコイルのコンデン
サC0と直列にコンデンサC1が接続され、このコンデ
ンサC1と並列にスイッチ用のダイオードD2が接続さ
れている。そして、ブロッキング回路用のインダクタン
スL1′、このインダクタンスL1′と直列接続された
スイッチ用のダイオードD1とが前記コンデンサC0及
びC1の両端に接続されている。
性能を高める本発明の他の実施例の構成を示す回路図で
ある。この図において、MRI用RFコイルのコンデン
サC0と直列にコンデンサC1が接続され、このコンデ
ンサC1と並列にスイッチ用のダイオードD2が接続さ
れている。そして、ブロッキング回路用のインダクタン
スL1′、このインダクタンスL1′と直列接続された
スイッチ用のダイオードD1とが前記コンデンサC0及
びC1の両端に接続されている。
【0034】このような構成において、通常のブロッキ
ングを行わないときには、D1:オフ,D2:オンとし
ておく。従って、コンデンサC1は働かなくなり、通常
の動作に従って、インダクタンスL0とコンデンサC0
とにより共振している。この場合、C0,L0の値は従
来通りの値に設定しておく。
ングを行わないときには、D1:オフ,D2:オンとし
ておく。従って、コンデンサC1は働かなくなり、通常
の動作に従って、インダクタンスL0とコンデンサC0
とにより共振している。この場合、C0,L0の値は従
来通りの値に設定しておく。
【0035】ブロッキングを行う場合には、D1:オ
ン,D2:オフとする。従って、ブロッキング回路が動
作をするようになると共に、コンデンサC1が有効にな
る。このコンデンサC1が有効になったことにより、C
0とC1とが直列接続されることになり、その合成容量
C01は、(C0×C1)/(C0+C1)となる。この
ため、合成容量C01は、少なくともC0よりは小さな値
になる。従って、従来と同じ周波数で共振させるには、
インダクタンスL1′の値を大きくする必要がある。こ
こで、共振状態のQはωL(または、1/jωC)であ
るので、コンデンサC01を小さくしてインダクタンスL
1′を大きくするに従って、Qを高くすることが可能に
なる。これにより、ブロッキング回路のインピーダンス
Zも大きくすることができ、有効なブロッキングを行え
る様になる。
ン,D2:オフとする。従って、ブロッキング回路が動
作をするようになると共に、コンデンサC1が有効にな
る。このコンデンサC1が有効になったことにより、C
0とC1とが直列接続されることになり、その合成容量
C01は、(C0×C1)/(C0+C1)となる。この
ため、合成容量C01は、少なくともC0よりは小さな値
になる。従って、従来と同じ周波数で共振させるには、
インダクタンスL1′の値を大きくする必要がある。こ
こで、共振状態のQはωL(または、1/jωC)であ
るので、コンデンサC01を小さくしてインダクタンスL
1′を大きくするに従って、Qを高くすることが可能に
なる。これにより、ブロッキング回路のインピーダンス
Zも大きくすることができ、有効なブロッキングを行え
る様になる。
【0036】すなわち、MRI用RFコイルの共振用キ
ャパシタC0に直列にキャパシタC1を接続しておき、
通常はスイッチでC1をショートしておいて、ブロッキ
ング時にスイッチを開いてC0とC1との直列接続にす
ることで、合成容量C01は小さくなり、ブロッキング用
のインダクタンスL1′の値を相対的に大きくすること
ができるようになる。
ャパシタC0に直列にキャパシタC1を接続しておき、
通常はスイッチでC1をショートしておいて、ブロッキ
ング時にスイッチを開いてC0とC1との直列接続にす
ることで、合成容量C01は小さくなり、ブロッキング用
のインダクタンスL1′の値を相対的に大きくすること
ができるようになる。
【0037】以上詳細に説明したように、第1のインダ
クタンスと第1のキャパシタとにより第1の同調回路を
構成するメインループと、前記第1のキャパシタ,前記
第1のキャパシタに対して直列接続されており外部から
のオン信号により有効になる第2のキャパシタ,並びに
第2のインダクタンスにより第2の同調回路を構成する
ブロッキング回路とを備えたMRI用RFコイルによれ
ば、ブロッキング回路の動作時は第1及び第2のキャパ
シタの直列接続になっているためキャパシタの容量は小
さくなり、このため第2のインダクタンスの値を大きく
できる。従って、インダクタンスの値が増大することに
比例してブロッキング回路のQも高くなる。
クタンスと第1のキャパシタとにより第1の同調回路を
構成するメインループと、前記第1のキャパシタ,前記
第1のキャパシタに対して直列接続されており外部から
のオン信号により有効になる第2のキャパシタ,並びに
第2のインダクタンスにより第2の同調回路を構成する
ブロッキング回路とを備えたMRI用RFコイルによれ
ば、ブロッキング回路の動作時は第1及び第2のキャパ
シタの直列接続になっているためキャパシタの容量は小
さくなり、このため第2のインダクタンスの値を大きく
できる。従って、インダクタンスの値が増大することに
比例してブロッキング回路のQも高くなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、MRI用RFコイ
ルの共振用として用いられる分布定数型のキャパシタ
と、このキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた位
置に電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッキ
ング回路を構成するインダクンスとを備えたMRI用R
Fコイルの発明によれば、電流パスによらずキャパシタ
及びインダクタンスの値が同じになり、各電流パスが同
一の共振周波数で共振するようになるので、ブロッキン
グ回路全体としてのQは高くなる。従って、充分なブロ
ッキング性能を得ることが可能なMRI用RFコイルを
実現できる。
ルの共振用として用いられる分布定数型のキャパシタ
と、このキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた位
置に電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッキ
ング回路を構成するインダクンスとを備えたMRI用R
Fコイルの発明によれば、電流パスによらずキャパシタ
及びインダクタンスの値が同じになり、各電流パスが同
一の共振周波数で共振するようになるので、ブロッキン
グ回路全体としてのQは高くなる。従って、充分なブロ
ッキング性能を得ることが可能なMRI用RFコイルを
実現できる。
【0039】また、MRI用RFコイルの共振用として
用いられる分布定数型のキャパシタと、このキャパシタ
のそれぞれの電極の最遠位置に電気的に配設され、前記
キャパシタと共にブロッキング回路を構成するインダク
ンスとを備えたMRI用RFコイルの発明によれば、電
流パスによらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同
じになり、各電流パスが同一の共振周波数で共振するよ
うになるので、ブロッキング回路のQは高くなる。従っ
て、充分なブロッキング性能を得ることが可能なMRI
用RFコイルを実現できる。
用いられる分布定数型のキャパシタと、このキャパシタ
のそれぞれの電極の最遠位置に電気的に配設され、前記
キャパシタと共にブロッキング回路を構成するインダク
ンスとを備えたMRI用RFコイルの発明によれば、電
流パスによらずキャパシタ及びインダクタンスの値が同
じになり、各電流パスが同一の共振周波数で共振するよ
うになるので、ブロッキング回路のQは高くなる。従っ
て、充分なブロッキング性能を得ることが可能なMRI
用RFコイルを実現できる。
【0040】また、ブロッキング回路を構成するインダ
クンスを分布定数型のものにすることで、直流抵抗が低
くなる結果、ブロッキング回路のQが高くなり、充分な
ブロッキング性能を得ることができるようになる。
クンスを分布定数型のものにすることで、直流抵抗が低
くなる結果、ブロッキング回路のQが高くなり、充分な
ブロッキング性能を得ることができるようになる。
【0041】更に、第1のインダクタンスと第1のキャ
パシタとにより第1の同調回路を構成するメインループ
と、前記第1のキャパシタ,前記第1のキャパシタに対
して直列接続されており外部からのオン信号により有効
になる第2のキャパシタ,並びに第2のインダクタンス
により第2の同調回路を構成するブロッキング回路とを
備えたMRI用RFコイルの発明によれば、ブロッキン
グ回路の動作時は第1及び第2のキャパシタの直列接続
になっているためキャパシタの容量は小さくなり、この
ため第2のインダクタンスの値を大きくできる。従っ
て、インダクタンスの値が増大することに比例してブロ
ッキング回路のQも高くなる。従って、充分なブロッキ
ング性能を得ることが可能なMRI用RFコイルを実現
できる。
パシタとにより第1の同調回路を構成するメインループ
と、前記第1のキャパシタ,前記第1のキャパシタに対
して直列接続されており外部からのオン信号により有効
になる第2のキャパシタ,並びに第2のインダクタンス
により第2の同調回路を構成するブロッキング回路とを
備えたMRI用RFコイルの発明によれば、ブロッキン
グ回路の動作時は第1及び第2のキャパシタの直列接続
になっているためキャパシタの容量は小さくなり、この
ため第2のインダクタンスの値を大きくできる。従っ
て、インダクタンスの値が増大することに比例してブロ
ッキング回路のQも高くなる。従って、充分なブロッキ
ング性能を得ることが可能なMRI用RFコイルを実現
できる。
【図1】本発明の一実施例のMRI用RFコイルのブロ
ッキング回路付近の実態配線図である。
ッキング回路付近の実態配線図である。
【図2】本発明の一実施例のMRI用RFコイルのブロ
ッキング回路の等価回路を示す回路図である。
ッキング回路の等価回路を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施例のMRI用RFコイルのブロ
ッキング回路の等価回路における電流パスの様子を示す
回路図である。
ッキング回路の等価回路における電流パスの様子を示す
回路図である。
【図4】一般的なMRI用RFコイルのブロッキング回
路付近の実態配線図である。
路付近の実態配線図である。
【図5】本発明の他の実施例のMRI用RFコイルのブ
ロッキング回路付近の実態配線図である。
ロッキング回路付近の実態配線図である。
【図6】本発明の他の実施例のMRI用RFコイルのブ
ロッキング回路の等価回路を示す回路図である。
ロッキング回路の等価回路を示す回路図である。
【図7】本発明の他の実施例のMRI用RFコイルのブ
ロッキング回路の等価回路(通常時)を示す回路図であ
る。
ロッキング回路の等価回路(通常時)を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例のMRI用RFコイルのブ
ロッキング回路の等価回路(ブロッキング時)を示す回
路図である。
ロッキング回路の等価回路(ブロッキング時)を示す回
路図である。
【図9】バードケージコイルの構成を示す構成図であ
る。
る。
【図10】従来のMRI用RFコイルのブロッキング回
路の等価回路を示す回路図である。
路の等価回路を示す回路図である。
【図11】キャパシタの構成例を示す構成図である。
【図12】キャパシタの等価回路を示す回路図である。
【図13】従来のMRI用RFコイルのブロッキング回
路付近の実態配線図である。
路付近の実態配線図である。
【図14】従来のMRI用RFコイルのブロッキング回
路の等価回路における電流パスの様子を示す回路図であ
る。
路の等価回路における電流パスの様子を示す回路図であ
る。
【図15】従来のブロッキング回路におけるQの様子を
示す特性図である。
示す特性図である。
L1 インダクタンス(ブロッキング回路用のインダク
タンス) C キャパシタ(バードケージコイル用のコンデン
サ) 1 バードケージコイル 2a,2b リング部 3 エレメント 4 コンデンサ
タンス) C キャパシタ(バードケージコイル用のコンデン
サ) 1 バードケージコイル 2a,2b リング部 3 エレメント 4 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 24/04 520 A 9307−2G G01R 33/22
Claims (4)
- 【請求項1】 MRI用RFコイルの共振用として用い
られる分布定数型のキャパシタと、 このキャパシタのそれぞれの電極の互いに離れた位置に
電気的に配設され、前記キャパシタと共にブロッキング
回路を構成するインダクンスと、を備えたことを特徴と
するMRI用RFコイル。 - 【請求項2】 MRI用RFコイルの共振用として用い
られる分布定数型のキャパシタと、 このキャパシタのそれぞれの電極の最遠位置に電気的に
配設され、前記キャパシタと共にブロッキング回路を構
成するインダクンスと、を備えたことを特徴とするMR
I用RFコイル。 - 【請求項3】 MRI用RFコイルの共振用として用い
られるキャパシタと、 このキャパシタと共にブロッキング回路を構成し、分布
定数型のインダクンスと、を備えたことを特徴とするM
RI用RFコイル。 - 【請求項4】 第1のインダクタンスと第1のキャパシ
タとにより第1の同調回路を構成するメインループと、 前記第1のキャパシタ,前記第1のキャパシタに対して
直列接続されており外部からのオン信号により有効にな
る第2のキャパシタ,並びに第2のインダクタンスによ
り第2の同調回路を構成するブロッキング回路と、を備
えたことを特徴とするMRI用RFコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6207226A JPH0866382A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | Mri用rfコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6207226A JPH0866382A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | Mri用rfコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866382A true JPH0866382A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16536335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6207226A Pending JPH0866382A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | Mri用rfコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866382A (ja) |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6207226A patent/JPH0866382A/ja active Pending
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