JPH0866042A - 静止形周波数変換装置 - Google Patents
静止形周波数変換装置Info
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- JPH0866042A JPH0866042A JP6200981A JP20098194A JPH0866042A JP H0866042 A JPH0866042 A JP H0866042A JP 6200981 A JP6200981 A JP 6200981A JP 20098194 A JP20098194 A JP 20098194A JP H0866042 A JPH0866042 A JP H0866042A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷側で発生した不平衡電流の影響を除去す
ることのできる静止形周波数変換装置を提供する。 【構成】 本発明は、3相交流電源系統から入力される
交流を順変換器CON(1)及び逆変換器CON(2)
を介して3相交流電源系統の交流とは異なる周波数の3
相交流に変換し、この3相交流を2相変換器により2相
交流に変換して、異なる2つの負荷に交流電力を供給す
る静止形周波数変換装置において、順変換器の出力側に
接続され順変換器と逆変換器の間に生ずる高調波を除去
するためのフィルタコンデンサACFと、フィルタコン
デンサに並列に接続され導通制御端子を有する複数の半
導体素子からなり直流を交流に変換するインバータを用
いたアクティブフィルタと、負荷側で発生した不平衡電
流を吸収するように、アクティブフィルタの半導体素子
を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
ることのできる静止形周波数変換装置を提供する。 【構成】 本発明は、3相交流電源系統から入力される
交流を順変換器CON(1)及び逆変換器CON(2)
を介して3相交流電源系統の交流とは異なる周波数の3
相交流に変換し、この3相交流を2相変換器により2相
交流に変換して、異なる2つの負荷に交流電力を供給す
る静止形周波数変換装置において、順変換器の出力側に
接続され順変換器と逆変換器の間に生ずる高調波を除去
するためのフィルタコンデンサACFと、フィルタコン
デンサに並列に接続され導通制御端子を有する複数の半
導体素子からなり直流を交流に変換するインバータを用
いたアクティブフィルタと、負荷側で発生した不平衡電
流を吸収するように、アクティブフィルタの半導体素子
を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、新幹線に電力
を供給する際に用いられる静止形周波数変換装置に関す
る。
を供給する際に用いられる静止形周波数変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】東海道新幹線には、50Hz地域と60
Hz地域の両側から電力が供給されるが、き電線は60
Hzに統一されているため、50Hz地域から電力を供
給するときは、50/60Hz周波数変換装置を使用し
て50Hzの電力を60Hzの電力に変換している。
Hz地域の両側から電力が供給されるが、き電線は60
Hzに統一されているため、50Hz地域から電力を供
給するときは、50/60Hz周波数変換装置を使用し
て50Hzの電力を60Hzの電力に変換している。
【0003】50/60Hz周波数変換装置によって、
60Hzに変換された電力は、さらに変電所において3
相電力から2相電力に変換された後に、き電線に乗せら
れ、交流電車である新幹線に供給される。
60Hzに変換された電力は、さらに変電所において3
相電力から2相電力に変換された後に、き電線に乗せら
れ、交流電車である新幹線に供給される。
【0004】従来より、新幹線等に用いられている50
/60Hz周波数変換装置には、同期電動機と同期発電
機の組み合わせによる回転形の周波数変換装置が用いら
れている。
/60Hz周波数変換装置には、同期電動機と同期発電
機の組み合わせによる回転形の周波数変換装置が用いら
れている。
【0005】図8に、従来の新幹線に用いられている回
転形の周波数変換装置の構成を示す。同図に示すよう
に、50Hzの電源系統R、S、Tに同期電動機1を接
続し、この同期電動機1に、60Hzの電力を出力する
同期発電機2を直結する。
転形の周波数変換装置の構成を示す。同図に示すよう
に、50Hzの電源系統R、S、Tに同期電動機1を接
続し、この同期電動機1に、60Hzの電力を出力する
同期発電機2を直結する。
【0006】同期発電機2の3相出力端子には、3相/
2相変換を行うスコット結線変圧器3を接続する。スコ
ット結線変圧器3の二つの出力は、例えば、図9に示す
ように、一方を上り線用、他方を下り線用として使用す
る。
2相変換を行うスコット結線変圧器3を接続する。スコ
ット結線変圧器3の二つの出力は、例えば、図9に示す
ように、一方を上り線用、他方を下り線用として使用す
る。
【0007】上記回転形の周波数変換装置は、送電容量
に応じて複数台並列に運転される。また、スコット結線
変圧器3にて行なわれる3相/2相変換は、変電所ごと
に個別に行なわれている。
に応じて複数台並列に運転される。また、スコット結線
変圧器3にて行なわれる3相/2相変換は、変電所ごと
に個別に行なわれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように、回
転形の周波数変換装置の負荷は、上り線に存在する上り
線電車と、下り線に存在する下り線電車という全く違っ
たものとなっている。また、電車が、上り線及び下り線
に常に存在するとは限らないし、上り線又は下り線のど
ちらか一方のみしか存在しない場合もある。更に、電車
が線路上に全く存在しない場合もある。
転形の周波数変換装置の負荷は、上り線に存在する上り
線電車と、下り線に存在する下り線電車という全く違っ
たものとなっている。また、電車が、上り線及び下り線
に常に存在するとは限らないし、上り線又は下り線のど
ちらか一方のみしか存在しない場合もある。更に、電車
が線路上に全く存在しない場合もある。
【0009】上り線又は下り線のどちらか一方にしか電
車が存在しない場合には、3相同期発電機2の負荷は不
平衡負荷をとることになり、発電機2は、発熱を見込ん
だ設計をしなければならない。
車が存在しない場合には、3相同期発電機2の負荷は不
平衡負荷をとることになり、発電機2は、発熱を見込ん
だ設計をしなければならない。
【0010】また、この場合、3相同期発電機2の負荷
は、実質的に、単相負荷をとることになり、その結果、
50Hz系統側へ高調波障害を引き起こすことになる。
一方、負荷が変化したり、不平衡になる等の状態変化に
対応して、発電機2側では励磁の速応制御が行なわれて
いるが、この速応制御には、一層の速応性が要求されて
いる。
は、実質的に、単相負荷をとることになり、その結果、
50Hz系統側へ高調波障害を引き起こすことになる。
一方、負荷が変化したり、不平衡になる等の状態変化に
対応して、発電機2側では励磁の速応制御が行なわれて
いるが、この速応制御には、一層の速応性が要求されて
いる。
【0011】本発明の第1の目的は、発熱の心配がなく
速応性に優れた静止形周波数変換装置を提供することを
目的とする。また、本発明の第2の目的は、電源の系統
側へ高調波障害を引き起こすことのない静止形周波数変
換装置を提供することを目的とする。
速応性に優れた静止形周波数変換装置を提供することを
目的とする。また、本発明の第2の目的は、電源の系統
側へ高調波障害を引き起こすことのない静止形周波数変
換装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、まず、上記目的
を達成するために、請求項1の静止形周波数変換装置に
よれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変換
器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流と
は異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を2
相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負荷
に交流電力を供給する静止形周波数変換装置において、
前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御
端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変
換するインバータを用いたアクティブフィルタと、前記
負荷側で発生した不平衡電流を吸収するように、前記ア
クティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
を達成するために、請求項1の静止形周波数変換装置に
よれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変換
器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流と
は異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を2
相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負荷
に交流電力を供給する静止形周波数変換装置において、
前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御
端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変
換するインバータを用いたアクティブフィルタと、前記
負荷側で発生した不平衡電流を吸収するように、前記ア
クティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2の静止形周波数変換装置に
よれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変換
器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流と
は異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を2
相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負荷
に交流電力を供給する静止形周波数変換装置において、
前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御
端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変
換するインバータを用いたアクティブフィルタと、前記
負荷側で発生した不平衡電流を逆相電流を算出すること
により求める逆相電流算出手段と、前記逆相電流算出手
段によって算出された逆相電流が零になる方向に前記ア
クティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
よれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変換
器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流と
は異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を2
相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負荷
に交流電力を供給する静止形周波数変換装置において、
前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御
端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変
換するインバータを用いたアクティブフィルタと、前記
負荷側で発生した不平衡電流を逆相電流を算出すること
により求める逆相電流算出手段と、前記逆相電流算出手
段によって算出された逆相電流が零になる方向に前記ア
クティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】さらに、請求項3の静止形周波数変換装置
によれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変
換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流
とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を
2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負
荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置におい
て、前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換
器の間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデ
ンサと、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通
制御端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流
に変換するインバータを用いたアクティブフィルタと、
前記順変換器および逆変換器の間の直流回路の電圧の変
動を検出する電圧変動検出手段と、前記電圧変動検出手
段によって検出された電圧変動が零になる方向に前記ア
クティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
によれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変
換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流
とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を
2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負
荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置におい
て、前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換
器の間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデ
ンサと、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通
制御端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流
に変換するインバータを用いたアクティブフィルタと、
前記順変換器および逆変換器の間の直流回路の電圧の変
動を検出する電圧変動検出手段と、前記電圧変動検出手
段によって検出された電圧変動が零になる方向に前記ア
クティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項4の静止形周波数変換装置
によれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変
換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流
とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を
2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負
荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置におい
て、前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換
器の間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデ
ンサと、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通
制御端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流
に変換するインバータを用いたアクティブフィルタと、
前記負荷側で発生した不平衡電流を吸収するように、前
記アクティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段
と、前記3相交流電源系統に対して接続され、前記3相
交流電源系統から入力される交流を前記3相交流電源系
統の交流とは異なる周波数の交流に変換して前記2つの
負荷に供給する回転形周波数変換装置と、を備えたこと
を特徴とする。
によれば、3相交流電源系統から入力される交流を順変
換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の交流
とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交流を
2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つの負
荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置におい
て、前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換
器の間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデ
ンサと、前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通
制御端子を有する複数の半導体素子からなり直流を交流
に変換するインバータを用いたアクティブフィルタと、
前記負荷側で発生した不平衡電流を吸収するように、前
記アクティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段
と、前記3相交流電源系統に対して接続され、前記3相
交流電源系統から入力される交流を前記3相交流電源系
統の交流とは異なる周波数の交流に変換して前記2つの
負荷に供給する回転形周波数変換装置と、を備えたこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】従って、まず、請求項1の静止形周波数変換装
置によれば、制御手段によって、負荷側で発生した不平
衡電流を吸収するように、アクティブフィルタの半導体
素子を制御するので、電源系統に不平衡電流の影響が及
ぶのを防止することができる。
置によれば、制御手段によって、負荷側で発生した不平
衡電流を吸収するように、アクティブフィルタの半導体
素子を制御するので、電源系統に不平衡電流の影響が及
ぶのを防止することができる。
【0017】また、請求項2の静止形周波数変換装置に
よれば、逆相電流算出手段によって算出された逆相電流
が零になるように、制御手段によって、アクティブフィ
ルタを制御するので、電源系統に不平衡電流の影響が及
ぶのを防止することができる。
よれば、逆相電流算出手段によって算出された逆相電流
が零になるように、制御手段によって、アクティブフィ
ルタを制御するので、電源系統に不平衡電流の影響が及
ぶのを防止することができる。
【0018】さらに、請求項3の静止形周波数変換装置
によれば、電圧変動検出手段によって検出された直流回
路の電圧変動を制御手段によって、アクティブフィルタ
を制御することにより、電圧変動を零にする方向に制御
するので、電源系統に不平衡電流の影響が及ぶのを防止
することができる。
によれば、電圧変動検出手段によって検出された直流回
路の電圧変動を制御手段によって、アクティブフィルタ
を制御することにより、電圧変動を零にする方向に制御
するので、電源系統に不平衡電流の影響が及ぶのを防止
することができる。
【0019】さらに、請求項4の静止形周波数変換装置
によれば、静止形周波数変換装置と回転形周波数変換装
置とを並列に運転することによって、回転形周波数変換
装置につけ加える形での増設や、回転形を静止形に置き
換えるなどのシステム変更にも柔軟に対応し得る。
によれば、静止形周波数変換装置と回転形周波数変換装
置とを並列に運転することによって、回転形周波数変換
装置につけ加える形での増設や、回転形を静止形に置き
換えるなどのシステム変更にも柔軟に対応し得る。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例にか
かる静止形周波数変換装置について説明する。 <第1の実施例>図1に、本発明の第1の実施例にかか
る鉄道車両の静止形周波数変換装置の構成を示す。
かる静止形周波数変換装置について説明する。 <第1の実施例>図1に、本発明の第1の実施例にかか
る鉄道車両の静止形周波数変換装置の構成を示す。
【0021】同図に示すように、50Hz側の3相交流
電源系統R,S,Tには、リアクトルLsを介して、5
0Hzの3相交流電力を直流電力に変換するコンバータ
CON(1)の入力側が接続される。
電源系統R,S,Tには、リアクトルLsを介して、5
0Hzの3相交流電力を直流電力に変換するコンバータ
CON(1)の入力側が接続される。
【0022】コンバータCON(1)の出力側と、コン
バータCON(2)の入力側は直流母線PNで結ばれて
おり、この直流母線PN間には、コンデンサCおよびア
クティブフィルタACFが接続されている。
バータCON(2)の入力側は直流母線PNで結ばれて
おり、この直流母線PN間には、コンデンサCおよびア
クティブフィルタACFが接続されている。
【0023】CON(2)は、直流電力を60Hzの3
相交流電力に変換するためのインバータである。コンバ
ータCON(1)、コンバータCON(2)は、自己消
弧素子GTO(例えば、ゲートターンオフサイリスタ)
及びダイオードで構成されており、いずれもPWM(パ
ルス幅変調)制御によって電圧電流の制御を行なうもの
である。
相交流電力に変換するためのインバータである。コンバ
ータCON(1)、コンバータCON(2)は、自己消
弧素子GTO(例えば、ゲートターンオフサイリスタ)
及びダイオードで構成されており、いずれもPWM(パ
ルス幅変調)制御によって電圧電流の制御を行なうもの
である。
【0024】コンバータCON(2)の出力側には、ス
コット結線変圧器Tr.が接続されるとともに、コンバ
ータCON(2)から出力される負荷電流Iu ,Iv ,
Iwを検出するための電流検出器CTU、CTV、CT
Wが設けられている。
コット結線変圧器Tr.が接続されるとともに、コンバ
ータCON(2)から出力される負荷電流Iu ,Iv ,
Iwを検出するための電流検出器CTU、CTV、CT
Wが設けられている。
【0025】スコット結線変圧器Tr.は、60Hzの
3相交流を60Hzの2相交流に変換するものであり、
その出力は、2つのき電線FeederA,Feede
rBに供給される。
3相交流を60Hzの2相交流に変換するものであり、
その出力は、2つのき電線FeederA,Feede
rBに供給される。
【0026】図2に、アクティブフィルタACFの構成
を示す。このアクティブフィルタACFは、直流電源E
a と、トランジスタS1 〜S4、ダイオードD1 〜D4
で構成される電圧形PWMインバータVSIと、トラン
スTRと、電流検出器CTFと、コンデンサCF で構成
されている。
を示す。このアクティブフィルタACFは、直流電源E
a と、トランジスタS1 〜S4、ダイオードD1 〜D4
で構成される電圧形PWMインバータVSIと、トラン
スTRと、電流検出器CTFと、コンデンサCF で構成
されている。
【0027】トランジスタS1 のエミッタとトランジス
タS2 のコレクタ、トランジスタS3 のエミッタとトラ
ンジスタS4 のコレクタの接続点間には、トランスTR
の1次巻線が接続される。
タS2 のコレクタ、トランジスタS3 のエミッタとトラ
ンジスタS4 のコレクタの接続点間には、トランスTR
の1次巻線が接続される。
【0028】トランスTRの2次巻線は、フィルタAC
Fの出力電流を検出する電流検出器CTF 及びコンデン
サCF と共に直列に接続されて直列回路を構成し、この
直列回路は直流母線PNに接続される。
Fの出力電流を検出する電流検出器CTF 及びコンデン
サCF と共に直列に接続されて直列回路を構成し、この
直列回路は直流母線PNに接続される。
【0029】図3(a)、(b)に、図2のコンデンサ
CF の充電電流IF の制御を行なう制御回路の制御ブロ
ック図を示す。この制御回路は、コンバータCON
(2)の負荷側で不平衡が生じたとき、生ずる逆相電流
の増加を零にするように制御を行なうものである。
CF の充電電流IF の制御を行なう制御回路の制御ブロ
ック図を示す。この制御回路は、コンバータCON
(2)の負荷側で不平衡が生じたとき、生ずる逆相電流
の増加を零にするように制御を行なうものである。
【0030】図3(a)に示す制御ブロック図は、電流
検出器CTU、CTV、CTWによって検出されたコン
バータCON(2)から出力される負荷電流Iu ,Iv
,Iw から逆相電流I2 を算出するためのもので、比
例演算器11、比例演算器12、移相器13、比較器1
4、比例演算器15、乗算器16、比較器17で構成さ
れている。
検出器CTU、CTV、CTWによって検出されたコン
バータCON(2)から出力される負荷電流Iu ,Iv
,Iw から逆相電流I2 を算出するためのもので、比
例演算器11、比例演算器12、移相器13、比較器1
4、比例演算器15、乗算器16、比較器17で構成さ
れている。
【0031】図3(b)に示す制御ブロック図は、図3
(a)に示す制御ブロック図で算出された逆相電流I2
からアクティブフィルタACFの制御信号を出力するも
ので、比較器C1、電流制御器G1 (s)、比較器C
2、電流制御器G2 (s)、PWM制御器PWMC1 で
構成されている。
(a)に示す制御ブロック図で算出された逆相電流I2
からアクティブフィルタACFの制御信号を出力するも
ので、比較器C1、電流制御器G1 (s)、比較器C
2、電流制御器G2 (s)、PWM制御器PWMC1 で
構成されている。
【0032】図3(a)に示す制御ブロック図のうち、
比例演算器11は、コンバータCON(2)から出力さ
れる負荷電流Iu を1/2倍して出力するものである。
比例演算器12は、負荷電流Iu を1/|Iu |倍して
出力するものである。
比例演算器11は、コンバータCON(2)から出力さ
れる負荷電流Iu を1/2倍して出力するものである。
比例演算器12は、負荷電流Iu を1/|Iu |倍して
出力するものである。
【0033】移相器13は、比例演算器12から入力さ
れる信号の位相を90度ずらして出力するものである。
比較器14は、コンバータCON(2)から出力される
負荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差を出力するものであ
る。
れる信号の位相を90度ずらして出力するものである。
比較器14は、コンバータCON(2)から出力される
負荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差を出力するものであ
る。
【0034】比例演算器15は、比較器14から出力さ
れる負荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差である差分信号
を(√3)/6倍して出力するものである。乗算器16
は、移相器13から出力される信号と、比例演算器15
から出力される差分信号を掛け合わせて比較器17に出
力するものである。
れる負荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差である差分信号
を(√3)/6倍して出力するものである。乗算器16
は、移相器13から出力される信号と、比例演算器15
から出力される差分信号を掛け合わせて比較器17に出
力するものである。
【0035】比較器17は、比例演算器11から入力さ
れる出力信号と、乗算器16から入力される差分信号の
偏差をとって、逆相電流I2 として出力するものであ
る。図3(b)に示す制御ブロック図のうち、比較器C
1は、逆相電流指令I2 ′と、逆相電流I2 の偏差を求
め、この偏差信号を出力するものである。
れる出力信号と、乗算器16から入力される差分信号の
偏差をとって、逆相電流I2 として出力するものであ
る。図3(b)に示す制御ブロック図のうち、比較器C
1は、逆相電流指令I2 ′と、逆相電流I2 の偏差を求
め、この偏差信号を出力するものである。
【0036】電流制御器G1 (s)は、入力された偏差
信号からアクティブフィルタACFの出力電流指令値信
号IF ′を出力するものである。比較器C2は、電流制
御器G1 (s)から入力される指令値信号IF ′と、ア
クティブフィルタACFの出力電流IF との偏差を求
め、この偏差信号を出力するものである。
信号からアクティブフィルタACFの出力電流指令値信
号IF ′を出力するものである。比較器C2は、電流制
御器G1 (s)から入力される指令値信号IF ′と、ア
クティブフィルタACFの出力電流IF との偏差を求
め、この偏差信号を出力するものである。
【0037】電流制御器G2 (s)は、比較器C2から
入力される偏差信号に基づいて電流制御を行ない、電流
制御信号を出力するものである。PWM(パルス幅変
調)制御器PWMC1 は、電流制御器G2 (s)から入
力される電流制御信号に基づいて、アクティブフィルタ
ACFの電圧形インバータVSIのPWM制御信号を出
力するものである。
入力される偏差信号に基づいて電流制御を行ない、電流
制御信号を出力するものである。PWM(パルス幅変
調)制御器PWMC1 は、電流制御器G2 (s)から入
力される電流制御信号に基づいて、アクティブフィルタ
ACFの電圧形インバータVSIのPWM制御信号を出
力するものである。
【0038】次に、本発明の第1の実施例にかかる鉄道
車両の静止形周波数変換装置の動作について説明する。
まず、コンバータCON(1)、コンバータCON
(2)の動作について説明する。コンバータCON
(1)により3相交流が直流に変換され、コンバータC
ON(2)により直流が3相交流に変換される。
車両の静止形周波数変換装置の動作について説明する。
まず、コンバータCON(1)、コンバータCON
(2)の動作について説明する。コンバータCON
(1)により3相交流が直流に変換され、コンバータC
ON(2)により直流が3相交流に変換される。
【0039】図4に、コンバータCON(1)の基本動
作を説明するための図を示す。同図は、1相分に対する
ベクトル図を示している。同図に示すように、コンバー
タCON(2)は、力行モード(a)、回生モード
(b)のいずれの場合も、系統電圧Vs に対する線電流
is の位相が常に同相になるように制御が行なわれる。
作を説明するための図を示す。同図は、1相分に対する
ベクトル図を示している。同図に示すように、コンバー
タCON(2)は、力行モード(a)、回生モード
(b)のいずれの場合も、系統電圧Vs に対する線電流
is の位相が常に同相になるように制御が行なわれる。
【0040】そのために、力行モード(a)では、系統
電圧Vs に対してリアクトルLs による電圧降下が90
度進み位相になるように、コンバータCON(1)によ
って、系統電圧Vs に対して遅れ位相θのVc なる電圧
を発生させる。
電圧Vs に対してリアクトルLs による電圧降下が90
度進み位相になるように、コンバータCON(1)によ
って、系統電圧Vs に対して遅れ位相θのVc なる電圧
を発生させる。
【0041】回生モード(b)では、相電圧に対して線
電流is は、180度の位相を持つことが必要であり、
リアクトルLs による電圧降下が線電流is に対して9
0度進み位相になるように、コンバータCON(1)に
よって、系統電圧Vs に対して進み位相θのVc なる電
圧を発生させる。
電流is は、180度の位相を持つことが必要であり、
リアクトルLs による電圧降下が線電流is に対して9
0度進み位相になるように、コンバータCON(1)に
よって、系統電圧Vs に対して進み位相θのVc なる電
圧を発生させる。
【0042】このような制御を実現することにより、力
行モード、回生モードともに、電源力率1で運転が行な
われる。また、コンバータCON(2)は、一般に誘導
性負荷であり、V(電圧)/f(周波数)比が一定にな
るように制御される。
行モード、回生モードともに、電源力率1で運転が行な
われる。また、コンバータCON(2)は、一般に誘導
性負荷であり、V(電圧)/f(周波数)比が一定にな
るように制御される。
【0043】き電線A,Bに共に電車がある時、あるい
は共に電車がいないときはコンバータCON(2)の出
力側からみた負荷は、供給電力の大小はあるもののバラ
ンスした3相負荷になっている。このような場合、直流
回路を通って電源系統へ及ぼす影響は比均的小さい。
は共に電車がいないときはコンバータCON(2)の出
力側からみた負荷は、供給電力の大小はあるもののバラ
ンスした3相負荷になっている。このような場合、直流
回路を通って電源系統へ及ぼす影響は比均的小さい。
【0044】き電線A,Bのいずれか一方のみに電車が
あると、コンバータCON(2)の出力側からみた負荷
は、実質的に単相負荷をとることになり、直流回路には
120Hz成分の電圧変動が現れ、これが50Hz側系
統に高調波となって現れる。
あると、コンバータCON(2)の出力側からみた負荷
は、実質的に単相負荷をとることになり、直流回路には
120Hz成分の電圧変動が現れ、これが50Hz側系
統に高調波となって現れる。
【0045】これを抑えるためには直流コンデンサを大
きくする必要があるが、外形寸法大きくなるばかりでな
く、大容量コンデンサシステムはシステム保護の上から
も問題が多い。本発明は、この直流回路に制御能力の優
れたアクティブフィルタACFを挿入し、コンデンサの
容量を大きくすることなく、変動負荷の影響を電源系統
に伝えないようにするものである。
きくする必要があるが、外形寸法大きくなるばかりでな
く、大容量コンデンサシステムはシステム保護の上から
も問題が多い。本発明は、この直流回路に制御能力の優
れたアクティブフィルタACFを挿入し、コンデンサの
容量を大きくすることなく、変動負荷の影響を電源系統
に伝えないようにするものである。
【0046】次に、この変動負荷の影響を50Hz側系
統に与えないようなアクティブフィルタACFの制御方
法について説明する。図2に示すアクティブフィルタA
CFの電圧形インバータを構成するトランジスタS1 と
S2 は制御信号に基づいて交互に導通し、S3 とS4 も
同様の制御信号で交互に導通し、S1 とS2 、S3 とS
4 の接続点間の電圧、即ち、インバータ出力電圧がトラ
ンスTRの1次巻線に印加され、2次巻線の電流IF を
調整する。
統に与えないようなアクティブフィルタACFの制御方
法について説明する。図2に示すアクティブフィルタA
CFの電圧形インバータを構成するトランジスタS1 と
S2 は制御信号に基づいて交互に導通し、S3 とS4 も
同様の制御信号で交互に導通し、S1 とS2 、S3 とS
4 の接続点間の電圧、即ち、インバータ出力電圧がトラ
ンスTRの1次巻線に印加され、2次巻線の電流IF を
調整する。
【0047】そして、2次巻線に流れる電流IF の積分
値である電荷が、コンデンサCF に充電される。すなわ
ち、アクティブフィルタACFは、パッシブフィルタで
あるコンデンサの容量を小さくしたことにより増大する
直流電圧変動を打ち消すように、コンデンサCF の充電
電流IF を制御する。
値である電荷が、コンデンサCF に充電される。すなわ
ち、アクティブフィルタACFは、パッシブフィルタで
あるコンデンサの容量を小さくしたことにより増大する
直流電圧変動を打ち消すように、コンデンサCF の充電
電流IF を制御する。
【0048】次に、図3(a)及び図3(b)を参照し
て、アクティブフィルタACFの制御方法について説明
する。まず、コンバータCON(2)の出力側に取り付
けられた電流検出器CTU、CTV、CTWによって負
荷電流Iu ,Iv ,Iw が検出され、この値から逆相電
流I2 を計算により求める。即ち、対称座標法の考え方
から零相電流I0 、正相電流I1 、逆相電流I2 は次の
式で表される。
て、アクティブフィルタACFの制御方法について説明
する。まず、コンバータCON(2)の出力側に取り付
けられた電流検出器CTU、CTV、CTWによって負
荷電流Iu ,Iv ,Iw が検出され、この値から逆相電
流I2 を計算により求める。即ち、対称座標法の考え方
から零相電流I0 、正相電流I1 、逆相電流I2 は次の
式で表される。
【0049】
【数1】
【0050】一般に、不平衡率は正相電流I1 に対する
逆相電流I2 の割合即ちI2 /I1で表わされる。従っ
て、逆相電流I2 が零になると不平衡はないことにな
る。逆相電流I2 の計算は、上記(2)式によって算出
される。
逆相電流I2 の割合即ちI2 /I1で表わされる。従っ
て、逆相電流I2 が零になると不平衡はないことにな
る。逆相電流I2 の計算は、上記(2)式によって算出
される。
【0051】以下、この逆相電流I2 の算出を図3
(a)に示す制御ブロック図を参照して説明する。ま
ず、比例演算器11が、コンバータCON(2)から出
力される負荷電流Iu を1/2倍して出力する。
(a)に示す制御ブロック図を参照して説明する。ま
ず、比例演算器11が、コンバータCON(2)から出
力される負荷電流Iu を1/2倍して出力する。
【0052】比例演算器12は、負荷電流Iu を1/|
Iu |倍して出力する。移相器13は、比例演算器12
から入力される信号の位相を90度ずらして出力する。
Iu |倍して出力する。移相器13は、比例演算器12
から入力される信号の位相を90度ずらして出力する。
【0053】比較器14は、コンバータCON(2)か
ら出力される負荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差を出力
する。比例演算器15は、比較器14から出力される負
荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差である差分信号を(√
3)/6倍して出力する。
ら出力される負荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差を出力
する。比例演算器15は、比較器14から出力される負
荷電流Iv と負荷電流Iw の偏差である差分信号を(√
3)/6倍して出力する。
【0054】乗算器16は、移相器13から出力される
信号と、比例演算器15から出力される差分信号を掛け
合わせて比較器17に出力する。比較器17は、比例演
算器11から入力される出力信号と、乗算器16から入
力される差分信号の偏差をとって、逆相電流I2 として
出力する。
信号と、比例演算器15から出力される差分信号を掛け
合わせて比較器17に出力する。比較器17は、比例演
算器11から入力される出力信号と、乗算器16から入
力される差分信号の偏差をとって、逆相電流I2 として
出力する。
【0055】次に、図3(a)に示す制御回路で検出さ
れた逆相電流I2 からアクティブフィルタACFの制御
信号を出力するまでの動作について説明する。まず、比
較器C1が、逆相電流指令I2 ′と、逆相電流I2 の偏
差である偏差信号を出力する。この逆相電流指令I2 ′
としては、「零」が与えられている。
れた逆相電流I2 からアクティブフィルタACFの制御
信号を出力するまでの動作について説明する。まず、比
較器C1が、逆相電流指令I2 ′と、逆相電流I2 の偏
差である偏差信号を出力する。この逆相電流指令I2 ′
としては、「零」が与えられている。
【0056】電流制御器G1 (s)は、入力された偏差
信号からアクティブフィルタACFの出力電流指令値I
F ′を出力する。比較器C2は、電流制御器G1 (s)
から入力される出力電流指令値IF ′と、アクティブフ
ィルタACFの出力電流IF との偏差を求め、偏差信号
として出力する。
信号からアクティブフィルタACFの出力電流指令値I
F ′を出力する。比較器C2は、電流制御器G1 (s)
から入力される出力電流指令値IF ′と、アクティブフ
ィルタACFの出力電流IF との偏差を求め、偏差信号
として出力する。
【0057】フィルタの出力電流は、図2に示す電流検
出器CTFによって検出され、この検出器CTFによっ
て検出されたフィルタの出力電流IF が出力電流指令I
F ′に一致するように制御が行なわれる。
出器CTFによって検出され、この検出器CTFによっ
て検出されたフィルタの出力電流IF が出力電流指令I
F ′に一致するように制御が行なわれる。
【0058】すなわち、電流制御器G2 (s)は、比較
器C2から入力される偏差信号に基づいて電流制御を行
ない、電流制御信号を出力し、PWM(パルス幅変調)
制御器PWMC1 が、電流制御器G2 (s)から入力さ
れる電流制御信号に基づいて、アクティブフィルタAC
Fの電圧形インバータVSIのPWM制御信号を出力し
て、逆相電流が零になるようにアクティブフィルタAC
Fの制御が行なわれる。
器C2から入力される偏差信号に基づいて電流制御を行
ない、電流制御信号を出力し、PWM(パルス幅変調)
制御器PWMC1 が、電流制御器G2 (s)から入力さ
れる電流制御信号に基づいて、アクティブフィルタAC
Fの電圧形インバータVSIのPWM制御信号を出力し
て、逆相電流が零になるようにアクティブフィルタAC
Fの制御が行なわれる。
【0059】従って、二つのき電線に電車が存在するか
否か等の条件により静止形変換装置の負荷側で発生する
不平衡、あるいは電力変換の過程で生じる高調波成分が
直流部分で遮断され、電源系統側へ伝達されない。ま
た、その結果として、系統側の高調波の含有量を増やす
ことがない。
否か等の条件により静止形変換装置の負荷側で発生する
不平衡、あるいは電力変換の過程で生じる高調波成分が
直流部分で遮断され、電源系統側へ伝達されない。ま
た、その結果として、系統側の高調波の含有量を増やす
ことがない。
【0060】さらに、電車側で電力回生を行なう場合で
あっても、このような対策を施したシステムでは、たと
え電力回生が行なわれても系統側の質的低下をもたらす
ことはない。 <第2の実施例>上述の第1の実施例においては、逆相
電流を零にする方向にアクティブフィルタACFを制御
していた。
あっても、このような対策を施したシステムでは、たと
え電力回生が行なわれても系統側の質的低下をもたらす
ことはない。 <第2の実施例>上述の第1の実施例においては、逆相
電流を零にする方向にアクティブフィルタACFを制御
していた。
【0061】本発明の第2の実施例に係る静止形周波数
変換装置は、直流回路の電圧Vdcの変動をなくすように
アクティブフィルタACFを制御するものである。図5
に、アクティブフィルタACFの制御ブロック図を示
す。
変換装置は、直流回路の電圧Vdcの変動をなくすように
アクティブフィルタACFを制御するものである。図5
に、アクティブフィルタACFの制御ブロック図を示
す。
【0062】比較器C3は、直流電圧Vdc と、指令値Vd
c ′の偏差である偏差信号を出力するものである。電圧
制御器G3 (s)は、入力された偏差信号から電圧制御
を行ない、電圧制御信号を出力するものである。
c ′の偏差である偏差信号を出力するものである。電圧
制御器G3 (s)は、入力された偏差信号から電圧制御
を行ない、電圧制御信号を出力するものである。
【0063】PWM制御器PWMC4 は、電圧制御器G
3 (s)から入力される電圧制御信号に基づいて、アク
ティブフィルタACFの電圧形インバータVSIのPW
M制御信号を出力するものである。
3 (s)から入力される電圧制御信号に基づいて、アク
ティブフィルタACFの電圧形インバータVSIのPW
M制御信号を出力するものである。
【0064】次に、本発明の第2の実施例にかかる鉄道
車両の静止形周波数変換装置の動作について説明する。
まず、直流電圧Vdcと指令値Vdc′が比較器C2におい
て比較されて、直流電圧Vdc と、指令値Vdc ′の偏差で
ある偏差信号が出力される。
車両の静止形周波数変換装置の動作について説明する。
まず、直流電圧Vdcと指令値Vdc′が比較器C2におい
て比較されて、直流電圧Vdc と、指令値Vdc ′の偏差で
ある偏差信号が出力される。
【0065】電圧制御器G3 (s)は、入力された偏差
信号から電圧制御を行ない、電圧制御信号を出力する。
PWM制御器PWMC4 は、電圧制御器G3 (s)から
入力される電圧制御信号に基づいて、アクティブフィル
タACFに対してPWM制御信号を出力して、電圧の変
動が零になるようにアクティブフィルタACFの制御を
行なう。
信号から電圧制御を行ない、電圧制御信号を出力する。
PWM制御器PWMC4 は、電圧制御器G3 (s)から
入力される電圧制御信号に基づいて、アクティブフィル
タACFに対してPWM制御信号を出力して、電圧の変
動が零になるようにアクティブフィルタACFの制御を
行なう。
【0066】すなわち、直流電圧Vdcの変動分をコンデ
ンサCF の充電電圧で補なうと考えれば良い。このよう
なアクティブフィルタACFの制御方法を採用しても、
上述の第1の実施例と同様の効果をる得ることができ
る。 <第3の実施例>上述の第1の実施例においては、電圧
形のアクティブフィルタACFを使用したが、本発明の
第3の実施例に係る静止形周波数変換装置は、電流形の
アクティブフィルタACFを使用する。
ンサCF の充電電圧で補なうと考えれば良い。このよう
なアクティブフィルタACFの制御方法を採用しても、
上述の第1の実施例と同様の効果をる得ることができ
る。 <第3の実施例>上述の第1の実施例においては、電圧
形のアクティブフィルタACFを使用したが、本発明の
第3の実施例に係る静止形周波数変換装置は、電流形の
アクティブフィルタACFを使用する。
【0067】図6(a)に、電流形アクティブフィルタ
ACFの構成を示す。同図に示すように、この電流形ア
クティブフィルタACFは、チョッパCHO、ダイオー
ドDCH、電流変成器CTA 、リアクトルLA で構成され
る定電流源をつくるチョッパ回路と、スイッチング素子
S11〜S14で構成される電流形インバータ部と、を主体
に構成される。
ACFの構成を示す。同図に示すように、この電流形ア
クティブフィルタACFは、チョッパCHO、ダイオー
ドDCH、電流変成器CTA 、リアクトルLA で構成され
る定電流源をつくるチョッパ回路と、スイッチング素子
S11〜S14で構成される電流形インバータ部と、を主体
に構成される。
【0068】スイッチング素子S11とスイッチング素子
S13、スイッチング素子S12とスイッチング素子S14の
接続点間には、トランスTRの1次巻線及びコンデンサ
CHが並列に接続されている。
S13、スイッチング素子S12とスイッチング素子S14の
接続点間には、トランスTRの1次巻線及びコンデンサ
CHが並列に接続されている。
【0069】トランスTRの2次巻線は、フィルタの出
力電流を検出する電流検出器CTF及びコンデンサCF
と直列に接続されて直列回路を構成し、この直列回路は
直流回路PNに接続される。
力電流を検出する電流検出器CTF及びコンデンサCF
と直列に接続されて直列回路を構成し、この直列回路は
直流回路PNに接続される。
【0070】図6(b)に、チョッパCHOの制御ブロ
ック図を示す。電流制御器H0 (s)は、電流指令値I
o ′と実際の電流Io との偏差信号に基づいて、電圧制
御信号eo ′を出力するものである。
ック図を示す。電流制御器H0 (s)は、電流指令値I
o ′と実際の電流Io との偏差信号に基づいて、電圧制
御信号eo ′を出力するものである。
【0071】PWM制御器PWMC2 は、電流制御器H
o (s)から入力される電圧制御信号eo ′に基づい
て、チョッパ回路のチョッパCHOを制御するPWM制
御信号を出力するものである。
o (s)から入力される電圧制御信号eo ′に基づい
て、チョッパ回路のチョッパCHOを制御するPWM制
御信号を出力するものである。
【0072】図6(c)に、電流形インバータの制御ブ
ロック図を示す。制御器21は、負荷電流Iu 、Iv 、
Iw から逆相電流I2 を演算により求めて、この逆相電
流I2 を零にするようなフィルタ電流指令IF ′を出力
するものである。
ロック図を示す。制御器21は、負荷電流Iu 、Iv 、
Iw から逆相電流I2 を演算により求めて、この逆相電
流I2 を零にするようなフィルタ電流指令IF ′を出力
するものである。
【0073】除算器DIVは、フィルタ電流指令IF ′
と実際の電流Io の乗算を行ない、制御信号kF ′を出
力するものである。PWM制御器PWMC3 は、除算器
DIVから入力される制御信号に基づいて、電流形イン
バータのPWM制御信号を出力するものである。
と実際の電流Io の乗算を行ない、制御信号kF ′を出
力するものである。PWM制御器PWMC3 は、除算器
DIVから入力される制御信号に基づいて、電流形イン
バータのPWM制御信号を出力するものである。
【0074】次に、本発明の第3の実施例にかかる鉄道
車両の静止形周波数変換装置の動作について説明する。
まず、図6(b)のチョッパCHOの制御ブロック図に
示すように、指令値Io ′の指令値を受けて、比較器C
4にて実際の電流Io と比較され、偏差信号として出力
される。
車両の静止形周波数変換装置の動作について説明する。
まず、図6(b)のチョッパCHOの制御ブロック図に
示すように、指令値Io ′の指令値を受けて、比較器C
4にて実際の電流Io と比較され、偏差信号として出力
される。
【0075】この偏差信号は、制御器Ho (s)を通し
て電圧制御信号eo ′として出力される。PWM制御器
PWMC2 は、電流制御器Ho (s)から入力される電
圧制御信号eo ′に基づいて、チョッパ回路のチョッパ
CHOを制御するPWM制御信号を出力して、チョッパ
CHOを制御する。
て電圧制御信号eo ′として出力される。PWM制御器
PWMC2 は、電流制御器Ho (s)から入力される電
圧制御信号eo ′に基づいて、チョッパ回路のチョッパ
CHOを制御するPWM制御信号を出力して、チョッパ
CHOを制御する。
【0076】制御器21は、負荷電流Iu 、Iv 、Iw
から逆相電流I2 を演算により求めて、この逆相電流I
2 を零にするようなフィルタ電流指令IF ′を出力す
る。除算器DIVは、フィルタ電流指令IF ′と実際の
電流Io の乗算を行ない、制御信号kF ′を出力する。
から逆相電流I2 を演算により求めて、この逆相電流I
2 を零にするようなフィルタ電流指令IF ′を出力す
る。除算器DIVは、フィルタ電流指令IF ′と実際の
電流Io の乗算を行ない、制御信号kF ′を出力する。
【0077】PWM制御器PWMC3 は、除算器DIV
から入力される制御信号kF ′に基づいて、電流形イン
バータのPWM制御信号を出力して、電流形インバータ
の制御を行なう。
から入力される制御信号kF ′に基づいて、電流形イン
バータのPWM制御信号を出力して、電流形インバータ
の制御を行なう。
【0078】すなわち、定電流源の大きさIo との大小
関係によって、電流形インバータの制御が行なわれる。
従って、電流形アクティブフィルタACFを使用しても
上述の第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
関係によって、電流形インバータの制御が行なわれる。
従って、電流形アクティブフィルタACFを使用しても
上述の第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0079】また、上述の第2の実施例と同様に、直流
回路の電圧Vdcの変動成分を取り出し、それを零にする
方向に電流形のアクティブフィルタACFを制御するこ
とも可能である。 <第4の実施例>本発明の第4の実施例では、本発明に
係る周波数変換装置を、従来の回転形周波数変換装置と
並列に運転する。
回路の電圧Vdcの変動成分を取り出し、それを零にする
方向に電流形のアクティブフィルタACFを制御するこ
とも可能である。 <第4の実施例>本発明の第4の実施例では、本発明に
係る周波数変換装置を、従来の回転形周波数変換装置と
並列に運転する。
【0080】図7に、本発明の周波数変換装置を従来の
回転形周波数変換装置と並列運転する方式を示す。同図
に示すように、3相交流電源系統R、S、Tに対して静
止形周波数変換装置31と回転形周波数変換装置32と
が並列に接続されている。
回転形周波数変換装置と並列運転する方式を示す。同図
に示すように、3相交流電源系統R、S、Tに対して静
止形周波数変換装置31と回転形周波数変換装置32と
が並列に接続されている。
【0081】この場合の静止形周波数変換装置31の制
御は、スコット結線変圧器Tr.の入力側で、電流変成
器CTu 、CTv 、CTw により各相の電流を検出し、
逆相電流を演算し所定の制御を行なえば良い。
御は、スコット結線変圧器Tr.の入力側で、電流変成
器CTu 、CTv 、CTw により各相の電流を検出し、
逆相電流を演算し所定の制御を行なえば良い。
【0082】従って、制御性能の良い静止形変換器31
を並列に接続することにより、回転形周波数変換器32
の不平衡成分や高調波成分による熱的な負担が軽くな
り、周波数変換装置の小型化を達成することが出来る。
を並列に接続することにより、回転形周波数変換器32
の不平衡成分や高調波成分による熱的な負担が軽くな
り、周波数変換装置の小型化を達成することが出来る。
【0083】また、回転形周波数変換装置32との並列
運転においてもその特性は維持されるので、従来の回転
形周波数変換装置32につけ加える形での増設や、回転
形を静止形に置き換えるなどのシステム変更にも柔軟に
対応し得る。
運転においてもその特性は維持されるので、従来の回転
形周波数変換装置32につけ加える形での増設や、回転
形を静止形に置き換えるなどのシステム変更にも柔軟に
対応し得る。
【0084】
【発明の効果】従って、請求項1乃至請求項3に対応す
る発明によれば、不平衡電流を低減するようにアクティ
ブフィルタACFを制御するので、静止形変換装置の負
荷側で発生する不平衡、あるいは電力変換の過程で生じ
る高調波成分が直流回路で遮断され、電源系統側へ伝達
されず、その結果として、系統側の高調波の含有量を増
やすことがない。
る発明によれば、不平衡電流を低減するようにアクティ
ブフィルタACFを制御するので、静止形変換装置の負
荷側で発生する不平衡、あるいは電力変換の過程で生じ
る高調波成分が直流回路で遮断され、電源系統側へ伝達
されず、その結果として、系統側の高調波の含有量を増
やすことがない。
【0085】また、請求項4に対応する発明によれば、
回転形周波数変換装置との並列運転においてもその特性
は維持されるので、従来の回転形周波数変換装置につけ
加える形での増設や、回転形を静止形に置き換えるなど
のシステム変更にも柔軟に対応し得る。
回転形周波数変換装置との並列運転においてもその特性
は維持されるので、従来の回転形周波数変換装置につけ
加える形での増設や、回転形を静止形に置き換えるなど
のシステム変更にも柔軟に対応し得る。
【図1】本発明の第1の実施例にかかる鉄道車両の静止
形周波数変換装置の構成を示す図。
形周波数変換装置の構成を示す図。
【図2】同第1の実施例に係るアクティブフィルタAC
Fの構成を示す図。
Fの構成を示す図。
【図3】同第1の実施例におけるアクティブフィルタA
CFの制御ブロック図。
CFの制御ブロック図。
【図4】同第1の実施例におけるコンバータCON
(2)の基本動作を説明するための図。
(2)の基本動作を説明するための図。
【図5】本発明の第2の実施例にかかるアクティブフィ
ルタACFの制御ブロック図。
ルタACFの制御ブロック図。
【図6】本発明の第3の実施例にかかる電流形アクティ
ブフィルタ及びその制御回路の構成を示す図。
ブフィルタ及びその制御回路の構成を示す図。
【図7】本発明の第4の実施例にかかる静止形周波数変
換装置と回転形周波数変換装置とを並列に接続した場合
の構成を示す図。
換装置と回転形周波数変換装置とを並列に接続した場合
の構成を示す図。
【図8】従来の新幹線に用いられている回転形の周波数
変換装置の構成を示す図。
変換装置の構成を示す図。
【図9】従来の回転形周波数変換装置の負荷を示す図。
1…同期電動機、2…同期発電機、3…スコット結線変
圧器、11…比例演算器、12…比例演算器、13…移
相器、14…比較器、15…比例演算器、16…除算
器、17…比較器、21…制御器、C1 〜C4 …比較
器、CON(1),CON(2)…コンバータ、Tr.
…スコット結線変圧器、C,CF …コンデンサ、ACF
…アクティブフィルタ、P,N…電源母線、LS ,LA
…リアクトル、EA …直流電源、VSI…電圧形インバ
ータ、S1 〜S4 ,S11〜S14…スイッチング素子、D
1 〜D4 ,DCH…ダイオード、TR…単相トランス、C
TA ,CTF ,CTu ,CTv ,CTw …電流検出器、
CHO…チョッパ、CSI…電流形インバータ、GTO
…自己消弧素子。
圧器、11…比例演算器、12…比例演算器、13…移
相器、14…比較器、15…比例演算器、16…除算
器、17…比較器、21…制御器、C1 〜C4 …比較
器、CON(1),CON(2)…コンバータ、Tr.
…スコット結線変圧器、C,CF …コンデンサ、ACF
…アクティブフィルタ、P,N…電源母線、LS ,LA
…リアクトル、EA …直流電源、VSI…電圧形インバ
ータ、S1 〜S4 ,S11〜S14…スイッチング素子、D
1 〜D4 ,DCH…ダイオード、TR…単相トランス、C
TA ,CTF ,CTu ,CTv ,CTw …電流検出器、
CHO…チョッパ、CSI…電流形インバータ、GTO
…自己消弧素子。
Claims (4)
- 【請求項1】 3相交流電源系統から入力される交流を
順変換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の
交流とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交
流を2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つ
の負荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置にお
いて、 前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、 前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御端子
を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変換す
るインバータを用いたアクティブフィルタと、 前記負荷側で発生した不平衡電流を吸収するように、前
記アクティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段
と、 を備えたことを特徴とする静止形周波数変換装置。 - 【請求項2】 3相交流電源系統から入力される交流を
順変換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の
交流とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交
流を2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つ
の負荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置にお
いて、 前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、 前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御端子
を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変換す
るインバータを用いたアクティブフィルタと、 前記負荷側で発生した不平衡電流を逆相電流を算出する
ことにより求める逆相電流算出手段と、 前記逆相電流算出手段によって算出された逆相電流が零
になる方向に前記アクティブフィルタの半導体素子を制
御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする静止形周波数変換装置。 - 【請求項3】 3相交流電源系統から入力される交流を
順変換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の
交流とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交
流を2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つ
の負荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置にお
いて、 前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、 前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御端子
を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変換す
るインバータを用いたアクティブフィルタと、 前記順変換器および逆変換器の間の直流回路の電圧の変
動を検出する電圧変動検出手段と、 前記電圧変動検出手段によって検出された電圧変動が零
になる方向に前記アクティブフィルタの半導体素子を制
御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする静止形周波数変換装置。 - 【請求項4】 3相交流電源系統から入力される交流を
順変換器及び逆変換器を介して前記3相交流電源系統の
交流とは異なる周波数の3相交流に変換し、この3相交
流を2相変換器により2相交流に変換して、異なる2つ
の負荷に交流電力を供給する静止形周波数変換装置にお
いて、 前記順変換器の出力側に接続され順変換器と逆変換器の
間に生ずる高調波を除去するためのフィルタコンデンサ
と、 前記フィルタコンデンサに並列に接続され導通制御端子
を有する複数の半導体素子からなり直流を交流に変換す
るインバータを用いたアクティブフィルタと、 前記負荷側で発生した不平衡電流を吸収するように、前
記アクティブフィルタの半導体素子を制御する制御手段
と、 前記3相交流電源系統に対して接続され、前記3相交流
電源系統から入力される交流を前記3相交流電源系統の
交流とは異なる周波数の交流に変換して前記2つの負荷
に供給する回転形周波数変換装置と、 を備えたことを特徴とする静止形周波数変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200981A JPH0866042A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 静止形周波数変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200981A JPH0866042A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 静止形周波数変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866042A true JPH0866042A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16433536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6200981A Pending JPH0866042A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 静止形周波数変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866042A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016027321A1 (ja) * | 2014-08-20 | 2016-02-25 | 三菱電機株式会社 | 発電システム |
CN108173257B (zh) * | 2018-03-22 | 2024-01-23 | 南方电网科学研究院有限责任公司 | 一种直流输电系统谐波不稳定的抑制系统及方法 |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6200981A patent/JPH0866042A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016027321A1 (ja) * | 2014-08-20 | 2016-02-25 | 三菱電機株式会社 | 発電システム |
JPWO2016027321A1 (ja) * | 2014-08-20 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 発電システム |
US10020763B2 (en) | 2014-08-20 | 2018-07-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Power generation system |
CN108173257B (zh) * | 2018-03-22 | 2024-01-23 | 南方电网科学研究院有限责任公司 | 一种直流输电系统谐波不稳定的抑制系统及方法 |
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