[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0861133A - 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法

Info

Publication number
JPH0861133A
JPH0861133A JP6195631A JP19563194A JPH0861133A JP H0861133 A JPH0861133 A JP H0861133A JP 6195631 A JP6195631 A JP 6195631A JP 19563194 A JP19563194 A JP 19563194A JP H0861133 A JPH0861133 A JP H0861133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
fuel
common rail
sensor
control valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6195631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3460319B2 (ja
Inventor
Yoichi Hatanaka
洋一 畑中
Ken Sato
謙 佐藤
Naomoto Shimazaki
直基 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP19563194A priority Critical patent/JP3460319B2/ja
Publication of JPH0861133A publication Critical patent/JPH0861133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3460319B2 publication Critical patent/JP3460319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
    • F02M63/0225Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
    • F02M63/023Means for varying pressure in common rails
    • F02M63/0235Means for varying pressure in common rails by bleeding fuel pressure
    • F02M63/0245Means for varying pressure in common rails by bleeding fuel pressure between the high pressure pump and the common rail
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • F02D2041/224Diagnosis of the fuel system
    • F02D2041/225Leakage detection
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D41/3809Common rail control systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄圧式燃料噴射装置に生じる様々な異常に対
応して、不具合の内容を的確に判定できる蓄圧式燃料噴
射装置及びその制御方法を提供すること。 【構成】 燃料タンク7とインジェクタ2a〜2fの間に、
フィードポンプ6と高圧ポンプ4とコモンレール1とイ
ンジェクタ制御弁3a〜3fを、この順で設け、エンジン回
転数センサ14とアクセル開度センサ15とリターン通路21
a,21bとコモンレール圧制御弁5a,5bとコモンレール
内圧力センサ11,12と燃料通路内圧力センサ13と前記各
センサの検出値に基づいて、コモンレール内圧力センサ
11,12の異常か、コモンレール圧制御弁5a,5bの異常
か、高圧ポンプ4の異常か、燃料漏れかを判別して表示
するコントローラ9を設けた蓄圧式燃料噴射装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄圧式燃料噴射装置に
異常が発生した場合に、異常な箇所を検出して、それぞ
れの異常な状態に応じたバックアップを行う蓄圧式燃料
噴射装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射
装置として、例えば特開平5−52146号公報に提案
されているものが知られている。この装置は、燃料圧力
が目標燃料圧力となるように燃料吐出制御弁の基本制御
量を補正して、燃料吐出制御弁を実際に駆動するための
目標制御量を算出する、所謂フィードバック制御系を構
成しており、燃料供給系に燃料洩れが発生した場合に
は、燃料の洩れ量が多くなる程、補正量が増大し、延い
ては吐出制御弁の目標制御量が増加するため、これらの
値から燃料洩れを判定することにより、燃料洩れを検出
するためのセンサを不要としたものである。
【0003】また、学習制御を行う場合には、インジェ
クタやポンプにおける摺動部の隙間からの燃料のリーク
量が、経年変化によって大きく変化しても、また燃料の
性状が異なっても、これらの影響による基本通電開始時
期の誤差を回避することができ、フィードバック補正量
は常に小さい値となる。このためフィードバック補正量
の量が大きくなった場合には、これは配管のゆるみや亀
裂による燃料の吹出、高圧ポンプの異常、噴射弁の異常
等、高圧ポンプの吐出すべき量と噴射すべき量の何れか
が異常ということになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置によると、コモンレ
ール圧センサ、インジェクタ、電磁弁、高圧ポンプの等
に不具合が生じると、異常であることが検出されるが、
それらの内の何れの箇所に異常が発生したのかを判定す
ることができないという問題があった。また、それぞれ
の異常に対応した適切なバックアップができないという
問題があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みて、蓄圧式燃
料噴射装置に生じる様々な異常に対応して、不具合の内
容を的確に判定することができる蓄圧式燃料噴射装置及
びその制御方法を提供することを目的とするものであ
る。また、発生した異常の状況に合わせて適切なバック
アップを行うことができる蓄圧式燃料噴射装置及びその
制御方法を提供することを別の目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置は、燃
料タンクと燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタとの
間に、フィードポンプと、このフィードポンプから供給
される燃料の圧力を高める高圧ポンプと、高圧の燃料を
貯蔵するコモンレールと、前記インジェクタから噴射す
るコモンレール内の高圧燃料の噴射量を調整するインジ
ェクタ制御弁を、この順で設けると共に、エンジン回転
数を検出するエンジン回転数センサと、アクセル開度を
検出するアクセル開度センサと、前記高圧ポンプとコモ
ンレールとの間の燃料通路と前記燃料タンクとを接続す
る複数のリターン通路と、これらの各リターン通路に配
したコモンレール圧制御弁と、前記コモンレール内の燃
料圧力を検出する複数のコモンレール内圧力センサと、
前記フィードポンプと高圧ポンプとの間の燃料通路内の
燃料圧力を検出する燃料通路内圧力センサと、前記エン
ジン回転数センサとアクセル開度センサとコモンレール
内圧力センサと燃料通路内圧力センサの検出値に基づい
て、前記コモンレール内圧力センサの異常か、コモンレ
ール圧制御弁の異常か、高圧ポンプの異常か、燃料漏れ
かを判別して表示するコントローラを設けたものであ
る。
【0007】また、前記別の目的を達成するための本発
明のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置は、燃料タン
クと燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタとの間に、
フィードポンプと、このフィードポンプから供給される
燃料の圧力を高める高圧ポンプと、高圧の燃料を貯蔵す
るコモンレールと、前記インジェクタから噴射するコモ
ンレール内の高圧燃料の噴射量を調整するインジェクタ
制御弁を、この順で設けると共に、エンジン回転数を検
出するエンジン回転数センサと、アクセル開度を検出す
るアクセル開度センサと、前記高圧ポンプとコモンレー
ルとの間の燃料通路と前記燃料タンクとを接続する複数
のリターン通路と、これらの各リターン通路に配したコ
モンレール圧制御弁と、前記コモンレール内の燃料圧力
を検出する複数のコモンレール内圧力センサと、前記フ
ィードポンプと高圧ポンプとの間の燃料通路内の燃料圧
力を検出する燃料通路内圧力センサと、前記エンジン回
転数センサとアクセル開度センサとコモンレール内圧力
センサと燃料通路内圧力センサの検出値に基づいて、前
記インジェクタ制御弁とコモンレール圧制御弁を制御す
るコントローラを設けたものである。
【0008】尚、前記フィードポンプと高圧ポンプとの
間の燃料通路内の燃料温度を検出する燃料温度センサを
設けたり、或いは、前記コモンレールに安全弁を設ける
と共に、この安全弁によって開閉されるリターン通路
を、このコモンレールと前記燃料タンクとの間に設けた
りすると好ましい。また、前記インジェクタ制御弁に、
オーバーフロー燃料を前記燃料タンクに戻すリターン通
路を接続すると好ましい。
【0009】一方、前記目的を達成するための本発明の
蓄圧式燃料噴射装置の制御方法は、燃料タンクと燃焼室
内に燃料を噴射するインジェクタとの間に、フィードポ
ンプと、このフィードポンプから供給される燃料の圧力
を高める高圧ポンプと、高圧の燃料を貯蔵するコモンレ
ールと、前記インジェクタから噴射するコモンレール内
の高圧燃料の噴射量を調整するインジェクタ制御弁を、
この順で設けると共に、エンジン回転数を検出するエン
ジン回転数センサと、アクセル開度を検出するアクセル
開度センサと、前記高圧ポンプとコモンレールとの間の
燃料通路と前記燃料タンクとを接続する複数のリターン
通路と、これらの各リターン通路に配したコモンレール
圧制御弁と、前記コモンレール内の燃料圧力を検出する
複数のコモンレール内圧力センサと、前記フィードポン
プと高圧ポンプとの間の燃料通路内の燃料圧力を検出す
る燃料通路内圧力センサを設けたディーゼル機関の蓄圧
式燃料噴射装置において、コモンレール圧制御弁の通電
時間が所定範囲内から外れた場合に、この通電時間が所
定範囲よりも長いことを確認してコモンレール内圧力セ
ンサの異常と判定するステップと、この通電時間が所定
範囲よりも短いことを確認した後、複数のコモンレール
内圧力センサの互いの差の絶対値が、所定値よりも大き
いか否かを判定して、コモンレール内圧力センサの異常
か噴射系の異常かを判定するステップと、噴射系の異常
と判定された場合に、前記燃料通路内圧力センサの検出
値が所定値よりも大きい場合に高圧ポンプの異常と判定
するステップと、前記燃料通路内圧力センサの検出値が
所定値以下の場合には、コモンレール内圧力センサの異
常フラグがオンとなっているか否かを確認して、燃料漏
れかコモンレール圧制御弁の異常かを判定するステップ
を有するプログラムに基づく方法である。
【0010】また、前記別の目的を達成するための本発
明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法は、燃料タンクと燃
焼室内に燃料を噴射するインジェクタとの間に、フィー
ドポンプと、このフィードポンプから供給される燃料の
圧力を高める高圧ポンプと、高圧の燃料を貯蔵するコモ
ンレールと、前記インジェクタから噴射するコモンレー
ル内の高圧燃料の噴射量を調整するインジェクタ制御弁
を、この順で設けると共に、エンジン回転数を検出する
エンジン回転数センサと、アクセル開度を検出するアク
セル開度センサと、前記高圧ポンプとコモンレールとの
間の燃料通路と前記燃料タンクとを接続する複数のリタ
ーン通路と、これらの各リターン通路に配したコモンレ
ール圧制御弁と、前記コモンレール内の燃料圧力を検出
する複数のコモンレール内圧力センサと、前記フィード
ポンプと高圧ポンプとの間の燃料通路内の燃料圧力を検
出する燃料通路内圧力センサを設けたディーゼル機関の
蓄圧式燃料噴射装置において、前記複数のコモンレール
内圧力センサの異常フラグがオンになっているか否かを
確認して、そのうちの少なくとも1個が異常であると判
断された場合に、異常フラグがオフとなっているコモン
レール内圧力センサの検出値が所定範囲内にあるか否か
を判断し、所定範囲内にある場合には異常フラグがオフ
となっているコモンレール内圧力センサの検出値に基づ
いて制御を行い、所定範囲外にある場合には全てのコモ
ンレール内圧力センサが異常であると判断して、フィー
ドバック制御を中止し、バックアップ用の制御マップに
基づいて制御するプログラムを有する方法である。
【0011】更に、他の目的を達成するための本発明の
蓄圧式燃料噴射装置の制御方法は、燃料タンクと燃焼室
内に燃料を噴射するインジェクタとの間に、フィードポ
ンプと、このフィードポンプから供給される燃料の圧力
を高める高圧ポンプと、高圧の燃料を貯蔵するコモンレ
ールと、前記インジェクタから噴射するコモンレール内
の高圧燃料の噴射量を調整するインジェクタ制御弁を、
この順で設けると共に、エンジン回転数を検出するエン
ジン回転数センサと、アクセル開度を検出するアクセル
開度センサと、前記高圧ポンプとコモンレールとの間の
燃料通路と前記燃料タンクとを接続する複数のリターン
通路と、これらの各リターン通路に配したコモンレール
圧制御弁と、前記コモンレール内の燃料圧力を検出する
複数のコモンレール内圧力センサと、前記フィードポン
プと高圧ポンプとの間の燃料通路内の燃料圧力を検出す
る燃料通路内圧力センサを設けたディーゼル機関の蓄圧
式燃料噴射装置において、前記コモンレール圧制御弁の
異常フラグがオンになっているか否かを確認し、異常と
判定された場合には、異常なコモンレール圧制御弁への
通電を遮断すると共に、バックアップ用のコモンレール
圧制御弁の通電時間を決定するプログラムを有する方法
である。
【0012】尚、前記エンジン回転数センサとアクセル
開度センサの検出値に基づいて、ROMに記憶された制
御マップから目標噴射圧を読み出して設定すると好まし
く、前記コモンレール圧制御弁の通電時間は、コモンレ
ール内圧力センサの検出値に基づいて算出されたコモン
レール実圧力と、ROMに記憶された制御マップから読
み出して設定された目標噴射圧との比較に基づいて制御
すると好ましい。
【0013】また、前記インジェクタ制御弁の通電時間
は、エンジン回転数センサの検出値と、アクセル開度セ
ンサの検出値に基づいて、ROMに記憶された制御マッ
プから読み出した目標噴射量と、コモンレール内圧力セ
ンサの検出値に基づいて算出されたコモンレール実圧力
に基づいて制御すると好ましい。
【0014】
【作 用】本発明の蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方
法は以上の構成を有しているため、エンジン回転数セン
サとアクセル開度センサの検出値に基づく目標噴射圧力
にコモンレール実圧力が近づくようにコモンレール圧制
御弁への通電時間の制御を行い、この通電時間が所定範
囲の上限から外れた場合には、コントローラにより、コ
モンレール内圧力センサの異常と判定して表示すること
ができる。
【0015】また、この通電時間が所定範囲の下限から
外れた場合には、コントローラにより、前記複数のコモ
ンレール内圧力センサの互いの検出値の差の絶対値が、
所定値よりも大きいか否かを判定して、所定値よりも大
きい場合にはコモンレール内圧力センサの異常と判定し
て表示することができ、所定値よりも小さい場合には噴
射系の異常と判定して、次に、前記燃料通路内圧力セン
サの検出値が所定値よりも大きい場合に高圧ポンプの異
常と判定して表示することができ、逆に、前記燃料通路
内圧力センサの検出値が所定値以下の場合には、コモン
レール内圧力センサの異常フラグがオンとなっているか
否かを確認して、オンとなっている場合には燃料漏れ、
オフとなっている場合にはコモンレール圧制御弁の異常
と判定することができる。
【0016】これらの異常判定方法について詳しく解説
すると、先ず、コモンレール内圧力センサの異常は、コ
モンレールに圧力センサを複数個設け、通常はその平均
値を真の圧力値として制御を行い、同時に各圧力センサ
の検出値のバラツキ量を求め、予め設定した所定のバラ
ツキ量を越えるバラツキ量を検出した場合には、複数個
設置した圧力センサの内、最低でも1個が異常になった
と判断する。
【0017】次に、異常になった圧力センサを特定する
必要があるが、その方法は以下の通りである。即ち、コ
モンレールではエンジン回転数とアクセル開度が決まる
と、それに対応して燃料噴射量、燃料噴射圧力が一定に
制御され、同時に高圧ポンプの吐出容量も一定に制御さ
れるため、コモンレール圧制御弁の開閉時間割合も一定
となる。ところが、コモンレール圧制御弁の開時間が正
常状態よりも長くなる場合には、燃料噴射量が何らかの
理由で所定量よりも少なくなるか、或いは、圧力センサ
が正常より高く検出されている場合であり、この場合、
各圧力センサの中で、一番高い値を示すものが異常であ
ると断定できる。また、コモンレール圧制御弁の開時間
が正常状態よりも短くなる場合には、一番低い値を示す
ものが異常であると断定できる。
【0018】これに対して、高圧ポンプの異常を判定す
るためには、燃料タンクから燃料を吸い上げて高圧ポン
プに供給するフィードポンプと、高圧ポンプとの間に燃
料通路内圧力センサを設ける。高圧ポンプの1次側(上
流側)の圧力は、フィードポンプの圧送能力と高圧ポン
プの圧送能力により決定されるので、正常な状態では、
エンジン回転数とアクセル開度が決まれば一定値をと
る。従って、予めコントローラの記憶装置に、エンジン
回転数とアクセル開度によって決定する正常状態での圧
力値をマップとして記憶させておき、圧力センサによっ
て検出される圧力値がマップに対して設定した、ある程
度の許容誤差を越えて高い圧力値が検出された場合に
は、高圧ポンプの吐出能力が低下したものと判断するこ
とができるわけである。
【0019】なお、前記フィードポンプと高圧ポンプと
の間の燃料通路内の燃料温度を検出する燃料温度センサ
を設けた場合には、燃料温度の上昇に伴う膨張分を補償
することができるようになり、燃料噴射量がより正確に
なるという利点がある。また、異常の表示だけでなく、
バックアップ制御を行う場合には、前記複数のコモンレ
ール内圧力センサの異常フラグがオンになっているか否
かを確認して、そのうちの少なくとも1個が異常である
と判断された場合に、異常フラグがオフとなっているコ
モンレール内圧力センサの検出値が所定範囲内にあるか
否かを判断し、所定範囲内にある場合には異常フラグが
オフとなっているコモンレール内圧力センサの検出値に
基づいて制御を行うことができると共に、所定範囲外に
ある場合には全てのコモンレール内圧力センサが異常で
あると判断して、フィードバック制御を中止し、バック
アップ用の制御マップに基づいて制御することができ
る。
【0020】このバックアップについて解説すると、先
ず、全てのコモンレール内圧力センサが異常になった場
合、燃料噴射量を制御するためには、少なくともエンジ
ン運転状況に関係なく燃料噴射圧力を常に一定とする。
この状況を作りだすために、コモンレール圧制御弁は強
制的に閉弁し、燃料を圧送し続ける。また、コモンレー
ルに、通常制御時の最高圧力+αで開放される機械式の
安全弁を設ける。これにより、燃料圧力は、この安全弁
の開弁圧力となって、ある程度の精度が保証されること
になる。このバックアップによって、燃料噴射制御が完
全に不能となることが無くなり、修理可能な場所まで自
走することが可能になるのである。
【0021】更に、コモンレール圧制御弁を複数設け、
通常使用するコモンレール圧制御弁の異常フラグがオン
になっているか否かを確認し、異常と判定された場合に
は、そのコモンレール圧制御弁への通電を遮断すると共
に、バックアップ用のコモンレール圧制御弁を制御する
ように切り換え、その通電時間を決定することができ
る。
【0022】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。先ず、図1は本実施例のディーゼル機関の蓄圧式燃
料噴射装置の概略を示しており、燃料タンク7内の燃料
はフィードポンプ6によって吸い上げられ、高圧ポンプ
4に送られる。高圧ポンプ4では、フィードポンプ6か
ら送られてきた燃料を更に高圧にしてコモンレール1に
圧送し、コモンレール1内の高圧燃料は、各々のインジ
ェクタ制御弁3a〜3f(通常は電磁弁を使用する)の開弁
時期及び開弁時間を制御することによって、各気筒に対
応した6個のインジェクタ2a〜2fから噴射される。
【0023】また、コモンレール1内の圧力の上限を規
制するために安全弁8が設けられており、この安全弁8
と燃料タンク7の間はリターン通路21で接続されてい
る。また、このリターン通路21は各々のインジェクタ制
御弁3a〜3fにも延長して接続されており(図中では簡略
化のためインジェクタ制御弁3aのみに接続している)、
各インジェクタ制御弁3a〜3fからオーバーフローする燃
料を燃料タンク7に戻すようにしている。更に、高圧ポ
ンプ4とコモンレール1の間の高圧燃料通路22にも、2
本のリターン通路21a,21bが接続されており、これら
が前記リターン通路21に合流して、燃料タンク7に連通
するようになっている。そして、上記2本のリターン通
路21a,21bには、それぞれコモンレール圧制御弁5a,
5b(通常は電磁弁を使用する)が設けられている。
【0024】一方、上記それぞれのインジェクタ制御弁
3a〜3f及びコモンレール圧制御弁5a,5bの開閉を制御す
るコントローラ(ECU)9には、図示していないディ
ーゼル機関及び蓄圧式燃料噴射装置の状況を検出する各
種のセンサに接続された信号ラインが接続されている。
即ち、コモンレール1には、このコモンレール1の内圧
(燃料圧力)を検出するために2個のコモンレール内圧
力センサ11,12が設けられており、これらの圧力センサ
11,12は、圧力信号ライン11a,12bを介してECU9
に接続されている。また、フィードポンプ6と高圧ポン
プ4の間の燃料供給路22aにも、同様な燃料通路内圧力
センサ13が設けられており、この圧力センサ13も圧力信
号ライン13aを介してECU9に接続されている。
【0025】更に、この燃料供給路22aには燃料温度セ
ンサ16が設けられており、温度信号ライン16aを介して
ECU9に接続されている。また、ディーゼル機関に
は、負荷を求めるためにアクセル開度を検出するアクセ
ル開度センサ15と、回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ14が設けられており、これらの検出信号もECU9
に入力されるようになっている。
【0026】そして、上述した如く、インジェクタ制御
弁3a〜3fとコモンレール圧制御弁5a,5bには、それぞれ
制御弁駆動信号ライン30a〜30f,50a,50bを介して
制御信号が送られ、弁の開閉を制御している。また、こ
の蓄圧式燃料噴射装置の異常を検出した時に、ECU9
によって、表示手段である圧力センサ異常ランプ17、コ
モンレール圧制御弁異常ランプ18、高圧ポンプ異常ラン
プ19、燃料洩れランプ20の何れかが点灯するように制御
されている。
【0027】次に、上記ECU9による制御内容を図4
〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、正常時には図4に示すステップS1において、エン
ジン回転数センサ14によりエンジン回転数Neを検出
し、次にステップS2においてアクセル開度センサ15に
より、アクセル開度VL を検出する。そして、ステップ
S3において、Ne,VL に基づきコモンレール1の目
標噴射圧PI をECU9内のROMに記憶された所定の
圧力マップ(図2参照)より読み込む。
【0028】次にステップS4において、圧力センサ1
1,12の異常フラグがオンとなっているか否かが判定さ
れ、YESならば後述するステップS14へ進み、NO
ならばステップS5へ進む。ステップS5では、圧力セ
ンサ11,12より、コモンレール1の圧力Pi1,Pi2を検
出し、続いてステップS6では、検出値Pi1,Pi2に基
づき、これらの平均値をコモンレール1の実圧力Pi =
(Pi1+Pi2)/2として算出する。
【0029】次に、ステップS7において、コモンレー
ル圧力制御弁5aの異常フラグがオンとなっているか否か
を確認し、YESならば後述するステップS20へ進
み、NOならばステップS8へ進む。ステップS8で
は、コモンレール実圧力Pi が目標噴射圧PI となるよ
うに、コモンレール圧力制御弁5aの通電時間(リターン
通路21aの開放時間)Tを決定する(PID制御:比例
・積分・微分制御)。
【0030】ステップS9では、ステップS8又は後述
のステップS20により決定されたコモンレール圧力制
御弁5a又は5bの通電時間Tが、ROM中のマップに与え
られた所定範囲(To MIN 〜To MAX )内にあるか否か
を確認し、YESならばステップS10(図5参照)へ
進み、NOならば後述する異常モードのステップS21
(図6参照)へ進む。
【0031】次に、図5に示すステップS10ではN
e,VL に基づき、目標噴射量QをROM中のマップ
(図3参照)より読み込む。ステップS11では目標噴
射量Q、コモンレール実圧力Pi (≒PI 又は後述のP
i SAFE)に基づき、インジェクタ制御弁3a〜3fの通電時
間TD を算出する。ステップS12では、Ne,VL
基づき、噴射時期TINJ をROM中のマップより読み込
む。そして、ステップS13では、噴射時期TINJ から
時間TD だけインジェクタ制御弁3a〜3fに通電(燃料噴
射)し、ステップS1へリターンする。
【0032】次に異常が発生した場合の制御内容を図4
に戻って説明する。先ず、上述のステップS14(ステ
ップS4でYESと判定された場合)において、異常フ
ラグがオフとなっている方の圧力センサ11(又は12)の
検出値Pi1(又はPi2)が所定範囲(PMIN 〜PMAX
内にあるか否かを確認し、YESならばその圧力センサ
11(又は12)は正常と判断してステップS15へ進み、
NOならば両方の圧力センサ11,12が異常と判断して、
後述するステップS16へ進む。
【0033】ステップS15では、ステップS14で正
常と判断された圧力センサ11(又は12)の検出値Pi
1(又はPi2)を、コモンレール1の実圧力Pi と設定
し、前述のステップS7へ進む。一方、前述のステップ
S16(ステップS14でNOと判定された場合)で
は、両方の圧力センサ11,12が異常と判断されるので、
両方の圧力センサ11,12の異常フラグをオンとし、圧力
センサ異常ランプ17を点灯する。続いて、ステップS1
7でコモンレール圧力制御弁5a,5bへの通電を遮断し
て、コモンレール圧力のフィードバック制御を中止す
る。
【0034】そして、ステップS18において、上記フ
ィードバック制御に代えて、コモンレール1の実圧力P
i を安全弁8の開弁圧力Pi SAFEと設定し、ステップS
19で目標噴射量Qのマップを非常時マップに切り換
え、ステップS10へ戻る。但し、ステップS19は省
略しても良い。一方、上記ステップS20(ステップS
7でYESと判定された場合)では、コモンレール圧力
制御弁5aへの通電を遮断すると共に、コモンレール実圧
力Piが目標噴射圧PI となるように、バックアップ用
のコモンレール圧制御弁5bの通電時間(リターン通路21
bの開放時間)Tを決定する(PID制御)。
【0035】次に、図6を参照して、ステップS9でN
Oと判定された場合の異常時におけるプログラムを説明
する。先ず、ステップS21では、通電時間TがTo
MAX よりも大きいか否か(T>To MAX )を確認し、Y
ESならば、圧力センサ11又は12の異常と判断し、ステ
ップS22へ進み、NOならば後述するステップS26
へ進む。
【0036】ステップS22では、圧力センサ11の検出
値Pi1と圧力センサ12の検出値Pi2との差ΔPi (=P
i1−Pi2)を算出する。次のステップS23では、ΔP
i が0よりも大きいか否か(ΔPi >0)を確認し、Y
ESならばステップS24に進み、NOならば後述する
ステップS25へ進む。ステップS24に進んだ場合に
は、圧力センサ11の異常と判断し、圧力センサ11の異常
フラグをオンにすると共に、圧力センサ異常ランプ17を
点灯し、ステップS10へ進む。一方、ステップS25
に進んだ場合には、圧力センサ12の異常と判断し、圧力
センサ12の異常フラグをオンにすると共に、圧力センサ
異常ランプ17(個々の圧力センサに対応する異常ランプ
を独立して設けると好ましい)を点灯し、ステップS1
0へ進む。
【0037】また、前述のステップS26(ステップS
21でNOと判定された場合)では圧力センサ11の検出
値Pi1と圧力センサ12の検出値Pi2の差の絶対値|ΔP
i |を算出する。次のステップS27では、|ΔPi |
が所定値Po よりも大きいか否か(|ΔPi |>Po )
を確認し、YESならば圧力センサ11又は12の異常と判
断し、ステップS28へ進み、NOならば圧力センサ1
1,12以外の噴射系の異常と判断し、後述するステップ
S30へ進む。
【0038】ステップS28では、圧力センサ11の検出
値Pi1と圧力センサ12の検出値Pi2との差ΔPi (=P
i1−Pi2)を算出する。そして、次のステップS29に
おいて、ΔPi が0よりも大きいか否かを確認し(ΔP
i >0)、YESならば前述のステップS25へ進み、
NOならばステップS24へ進む。図7に示すステップ
S30(ステップS27でNOと判定された場合)で
は、圧力センサ13より、高圧ポンプ4の一次側圧力Pi3
を検出し、次のステップS31では、このPi3が所定値
13よりも大きいか否か(Pi3>P13)を確認し、YE
Sならば高圧ポンプ4の異常と判断してステップS32
へ進み、NOならば後述するステップS33へ進む。
【0039】ステップS32では、高圧ポンプ異常ラン
プ19を点灯し、前述のステップS10へ進み、ステップ
S33(ステップS31でNOと判定された場合)で
は、コモンレール圧制御弁5a,5bの異常フラグがオンと
なっているか否かを確認し、YESならばステップS3
4へ進み、NOならばステップS35へ進む。ステップ
S34では、コモンレール1、インジェクタ2a〜2f、又
はこれらを接続する燃料供給配管途中の燃料漏れと判断
し、燃料漏れランプ20を点灯すると共に、全ての制御を
中止し、機関を停止させ、プログラムは終了する。
【0040】一方、前述のステップS35(ステップS
33でNOと判定された場合)では、コモンレール圧制
御弁5a,5bの異常フラグをオンとし、コモンレール圧制
御弁異常ランプ18を点灯して、前述のステップS10へ
進む。次に、本発明の実施例2を図8〜図12に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。尚、下記のプログラム
1とプログラム2を並列で処理し、任意のサイクルタイ
ムでプログラム3を割り込ませて制御を行う。
【0041】先ず、プログラム1について図8のフロー
チャートをもとに説明する。ステップS1及びステップ
S2において、エンジン回転数センサ14とアクセル開度
センサ15とから、それぞれ機関回転数Neとアクセル開
度VL を検出して読み込む。次にステップS3におい
て、Ne,VL に基づき、コモンレール1の目標噴射圧
I をROM中のマップより読み出す。
【0042】次のステップS4において、圧力センサ11
又は12の異常フラグがオンとなっているか否かを確認
し、YESならば後述のステップS14へ進み、NOな
らばステップS5へ進む。ステップS5では、圧力セン
サ11及び12より、コモンレール1の圧力Pi1,Pi2を検
出して読み込む。そして、ステップS6では、Pi1,P
i2に基づき、コモンレール1の実圧力Pi (平均値)を
算出する。
【0043】ステップS7では、コモンレール圧制御弁
5aの異常フラグがオンとなっているか否かを確認し、Y
ESならばステップS20へ進み、NOならばステップ
S8へ進んで、コモンレール圧制御弁5aの通電時間Tを
制御して、ステップS1へリターンする。また、ステッ
プS20に進んだ場合には、コモンレール圧制御弁5aへ
の通電を遮断すると共に、コモンレール実圧力Pi が目
標噴射圧PI となるように、バックアップ用のコモンレ
ール圧制御弁5bの通電時間Tを決定する(PID制
御)。
【0044】一方、ステップS14へ進んだ場合には、
異常フラグがオフとなっている方の圧力センサ11(又は
12)の検出値Pi1(又はPi2)が所定範囲(To MIN
To MAX )内にあるか否かを確認し、YESならば圧力
センサ11(又は12)は正常と判断し、ステップS15へ
進み、NOならばステップS16へ進む。ステップS1
5では、ステップS14で正常と判断された圧力センサ
11(又は12)の検出値Pi1(又はPi2)をコモンレール
実圧力Pi と設定してステップS7に進む。
【0045】一方、ステップS16では、圧力センサ1
1,12は共に異常と判断し、両方の圧力センサ11,12の
異常フラグをオンとし、圧力センサ異常ランプ17を点灯
する。その後、ステップS17では、コモンレール圧制
御弁5a,5bへの通電を遮断して、コモンレール圧力のフ
ィードバック制御を中止する。次のステップS18で
は、コモンレール実圧力Pi を安全弁8の開弁圧力Pi
SAFEと設定し、リターンする。但し、その次にステップ
S19を設け、このステップS19で目標噴射量Qのマ
ップを非常時マップに切り換えた後、リターンするよう
にしても良い。
【0046】次に、プログラム2について図9のフロー
チャートをもとに説明する。先ず、ステップ1,2で、
エンジン回転数センサ14とアクセル開度センサ15から、
それぞれエンジン回転数Neとアクセル開度VL を検出
して読み込む。次のステップS10では、Ne,VL
基づき、目標噴射量QをROM中のマップより読み込
む。
【0047】ステップS11では、圧力センサ11及び12
の異常フラグがオンか否かを判定して、オン(YES)
の場合には、目標噴射量Q及び安全弁8の開弁圧力Pi
SAFEから、インジェクタ2a〜2fの通電時間TD を算出
し、オフ(NO)の場合には、目標噴射量Q及びコモン
レール実圧力Pi から、インジェクタ2a〜2fの通電時間
D を算出する。
【0048】ステップS12では、Ne,VL に基づ
き、噴射時期TINJ をROM中のマップより読み込み、
次のステップS13では、噴射時期TINJ から時間TD
だけインジェクタ制御弁3a〜3fに通電し、インジェクタ
2a〜2fから燃料を噴射させて、ステップS1へリターン
する。以上のプログラム1及びプログラム2を並列で処
理して通常の制御を行い、図10〜図12に示す次のプログ
ラム3を任意のサイクルタイムで割り込ませて、異常時
の制御を行う。
【0049】先ず、図10に示すステップS0では、コモ
ンレール圧制御弁5a又は5bの通電時間Tを検出する。次
のステップS21では、通電時間Tが制御範囲の上限値
To MAX よりも大きいか否か(T>To MAX )を確認
し、YESならば圧力センサ11又は12の異常と判断し、
モード1へ進み、NOならば、通電時間Tが制御範囲の
下限値To MIN よりも小さいか否か(T<To MIN )を
確認し、YESならばモード2へ進み、NOならばステ
ップS0へリターンする。
【0050】図11に示すモード1の場合には、先ずステ
ップS22へ進んで、圧力センサ11の検出値Pi1と圧力
センサ12の検出値Pi2との差ΔPi (=Pi1−Pi2)を
算出する。ステップS23において、ΔPi が0よりも
大きいか否か(ΔPi >0)を確認し、YESならばス
テップS24に進んで、圧力センサ11の異常フラグをオ
ンにして圧力センサ異常ランプ17を点灯し、NOならば
ステップS25へ進んで、圧力センサ12の異常フラグを
オンにして圧力センサ異常ランプ17を点灯し、リターン
する。
【0051】図12に示すモード2の場合には、先ずステ
ップS26において、圧力センサ11の検出値Pi1と圧力
センサ12の検出値Pi2の差の絶対値|ΔPi |(=|P
i1−Pi2|)を算出する。次に、ステップS27では、
|ΔPi |が所定値Po よりも大きいか否か(|ΔPi
|>Po )を確認し、YESならば圧力センサ11又は12
の異常と判断し、ステップS28へ進み、NOならば圧
力センサ11,12以外の噴射系の異常と判断し、後述する
ステップS30へ進む。
【0052】ステップS28では、圧力センサ11の検出
値Pi1と圧力センサ12の検出値Pi2との差ΔPi (=P
i1−Pi2)を算出する。そして、次のステップS29に
おいて、ΔPi が0よりも大きいか否かを確認し(ΔP
i >0)、YESならばステップS25へ進み、NOな
らばステップS24へ進む。一方、ステップS30に進
んだ場合には、圧力センサ13より、高圧ポンプ4の一次
側圧力Pi3を検出し、次のステップS31で、このPi3
が所定値P13よりも大きいか否か(Pi3>P13)を確認
し、YESならば高圧ポンプ4の異常と判断してステッ
プS32へ進み、高圧ポンプ異常ランプ19を点灯し、リ
ターンする。NOならばステップS33へ進み、コモン
レール圧制御弁5aの異常フラグがオンとなっているか否
かを確認し、YESならばステップS34へ進み、NO
ならばステップS35へ進む。
【0053】ステップS34の場合には、コモンレール
1、インジェクタ2a〜2f、又はこれらを接続する燃料供
給配管途中の燃料漏れと判断し、燃料漏れランプ20を点
灯すると共に、全ての制御を中止し、機関を停止させ、
プログラムは終了する。一方、ステップS35の場合に
は、コモンレール圧制御弁5aの異常フラグをオンとし、
コモンレール圧制御弁異常ランプ18を点灯してリターン
する。
【0054】
【発明の効果】本発明のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴
射装置は、以上の構成を有しており、エンジン回転数セ
ンサとアクセル開度センサの検出値に基づく目標噴射圧
力にコモンレール実圧力が近づくようにコモンレール圧
制御弁への通電時間の制御を行い、この通電時間が所定
範囲の上限から外れた場合には、コントローラにより、
コモンレール内圧力センサの異常と判定して表示するこ
とができる。
【0055】また、この通電時間が所定範囲の下限から
外れた場合には、コントローラにより、前記複数のコモ
ンレール内圧力センサの互いの検出値の差の絶対値が、
所定値よりも大きいか否かを判定して、所定値よりも大
きい場合にはコモンレール内圧力センサの異常と判定し
て表示することができ、所定値よりも小さい場合には噴
射系の異常と判定して、次に、前記燃料通路内圧力セン
サの検出値が所定値よりも大きい場合に高圧ポンプの異
常と判定して表示することができ、逆に、前記燃料通路
内圧力センサの検出値が所定値以下の場合には、コモン
レール内圧力センサの異常フラグがオンとなっているか
否かを確認して、オンとなっている場合には燃料漏れ、
オフとなっている場合にはコモンレール圧制御弁の異常
と判定することができる。
【0056】従って、コモンレール内圧力センサの異常
か、コモンレール圧制御弁の異常か、高圧ポンプの異常
か、燃料漏れかを判別することができ、またその異常は
表示手段により、運転者等が容易に異常の種類を知り得
るように表示することができる。また、異常の表示だけ
でなく、バックアップ制御を行う場合には、前記複数の
コモンレール内圧力センサの異常フラグがオンになって
いるか否かを確認して、そのうちの少なくとも1個が異
常であると判断された場合に、異常フラグがオフとなっ
ているコモンレール内圧力センサの検出値が所定範囲内
にあるか否かを判断し、所定範囲内にある場合には異常
フラグがオフとなっているコモンレール内圧力センサの
検出値に基づいて制御を行うことができると共に、所定
範囲外にある場合には全てのコモンレール内圧力センサ
が異常であると判断して、フィードバック制御を中止
し、バックアップ用の制御マップに基づいて制御するこ
とができる。
【0057】更に、コモンレール圧制御弁を複数設け、
通常使用するコモンレール圧制御弁の異常フラグがオン
になっているか否かを確認し、異常と判定された場合に
は、そのコモンレール圧制御弁への通電を遮断すると共
に、バックアップ用のコモンレール圧制御弁を制御する
ように切り換え、その通電時間を決定することができ
る。
【0058】また、異常が発生した場合に、異常の種類
に合わせて、最も適したバックアップを行うことができ
るので、機関を停止せざるを得ないような場合(燃料漏
れ)を除き、自走することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の概略図である。
【図2】本発明の蓄圧式燃料噴射装置のコントローラに
内蔵されたROMに記憶されたエンジン回転数−アクセ
ル開度マップである。
【図3】本発明の蓄圧式燃料噴射装置のコントローラに
内蔵されたROMに記憶されたエンジン回転数−燃料噴
射量マップである。
【図4】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実施
例1におけるフローチャートの一部である。
【図5】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実施
例1におけるフローチャートの一部である。
【図6】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実施
例1におけるフローチャートの一部である。
【図7】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実施
例1におけるフローチャートの一部である。
【図8】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実施
例2におけるフローチャートの一部である。
【図9】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実施
例2におけるフローチャートの一部である。
【図10】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実
施例2におけるフローチャートの一部である。
【図11】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実
施例2におけるフローチャートの一部である。
【図12】本発明の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法の実
施例2におけるフローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 コモンレール 2a インジェク
タ 2b インジェクタ 2c インジェク
タ 2d インジェクタ 2e インジェク
タ 2f インジェクタ 3a インジェク
タ制御弁 3b インジェクタ制御弁 3c インジェク
タ制御弁 3d インジェクタ制御弁 3e インジェク
タ制御弁 3f インジェクタ制御弁 4 高圧ポンプ 5a コモンレール圧制御弁 5b コモンレー
ル圧制御弁 6 フィードポンプ 7 燃料タンク 8 安全弁 9 コントロー
ラ(ECU) 11 コモンレール内圧力センサ 12 コモンレー
ル内圧力センサ 13 燃料通路内圧力センサ 14 アクセル開
度センサ 15 エンジン回転数センサ 17 圧力センサ
異常ランプ 18 コモンレール圧制御弁異常ランプ 19 高圧ポンプ
異常ランプ 20 燃料洩れランプ 21 リターン通
路 21a リターン通路 21b リターン
通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 51/00 F 55/02 350 P 63/00 C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと燃焼室内に燃料を噴射する
    インジェクタとの間に、フィードポンプと、このフィー
    ドポンプから供給される燃料の圧力を高める高圧ポンプ
    と、高圧の燃料を貯蔵するコモンレールと、前記インジ
    ェクタから噴射するコモンレール内の高圧燃料の噴射量
    を調整するインジェクタ制御弁を、この順で設けると共
    に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、前
    記高圧ポンプとコモンレールとの間の燃料通路と前記燃
    料タンクとを接続する複数のリターン通路と、これらの
    各リターン通路に配したコモンレール圧制御弁と、前記
    コモンレール内の燃料圧力を検出する複数のコモンレー
    ル内圧力センサと、前記フィードポンプと高圧ポンプと
    の間の燃料通路内の燃料圧力を検出する燃料通路内圧力
    センサと、前記エンジン回転数センサとアクセル開度セ
    ンサとコモンレール内圧力センサと燃料通路内圧力セン
    サの検出値に基づいて、前記コモンレール内圧力センサ
    の異常か、コモンレール圧制御弁の異常か、高圧ポンプ
    の異常か、燃料漏れかを判別して表示するコントローラ
    を設けた蓄圧式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンクと燃焼室内に燃料を噴射する
    インジェクタとの間に、フィードポンプと、このフィー
    ドポンプから供給される燃料の圧力を高める高圧ポンプ
    と、高圧の燃料を貯蔵するコモンレールと、前記インジ
    ェクタから噴射するコモンレール内の高圧燃料の噴射量
    を調整するインジェクタ制御弁を、この順で設けると共
    に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、前
    記高圧ポンプとコモンレールとの間の燃料通路と前記燃
    料タンクとを接続する複数のリターン通路と、これらの
    各リターン通路に配したコモンレール圧制御弁と、前記
    コモンレール内の燃料圧力を検出する複数のコモンレー
    ル内圧力センサと、前記フィードポンプと高圧ポンプと
    の間の燃料通路内の燃料圧力を検出する燃料通路内圧力
    センサと、前記エンジン回転数センサとアクセル開度セ
    ンサとコモンレール内圧力センサと燃料通路内圧力セン
    サの検出値に基づいて、前記インジェクタ制御弁とコモ
    ンレール圧制御弁を制御するコントローラを設けた蓄圧
    式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記フィードポンプと高圧ポンプとの間
    の燃料通路内の燃料温度を検出する燃料温度センサを設
    けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄
    圧式燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記コモンレールに安全弁を設けると共
    に、この安全弁によって開閉されるリターン通路を、こ
    のコモンレールと前記燃料タンクとの間に設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄圧式燃料噴
    射装置。
  5. 【請求項5】 前記インジェクタ制御弁に、オーバーフ
    ロー燃料を前記燃料タンクに戻すリターン通路を接続し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄圧
    式燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 燃料タンクと燃焼室内に燃料を噴射する
    インジェクタとの間に、フィードポンプと、このフィー
    ドポンプから供給される燃料の圧力を高める高圧ポンプ
    と、高圧の燃料を貯蔵するコモンレールと、前記インジ
    ェクタから噴射するコモンレール内の高圧燃料の噴射量
    を調整するインジェクタ制御弁を、この順で設けると共
    に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、前
    記高圧ポンプとコモンレールとの間の燃料通路と前記燃
    料タンクとを接続する複数のリターン通路と、これらの
    各リターン通路に配したコモンレール圧制御弁と、前記
    コモンレール内の燃料圧力を検出する複数のコモンレー
    ル内圧力センサと、前記フィードポンプと高圧ポンプと
    の間の燃料通路内の燃料圧力を検出する燃料通路内圧力
    センサを設けたディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置に
    おいて、コモンレール圧制御弁の通電時間が所定範囲内
    から外れた場合に、この通電時間が所定範囲よりも長い
    ことを確認してコモンレール内圧力センサの異常と判定
    するステップと、この通電時間が所定範囲よりも短いこ
    とを確認した後、複数のコモンレール内圧力センサの互
    いの差の絶対値が、所定値よりも大きいか否かを判定し
    て、コモンレール内圧力センサの異常か噴射系の異常か
    を判定するステップと、噴射系の異常と判定された場合
    に、前記燃料通路内圧力センサの検出値が所定値よりも
    大きい場合に高圧ポンプの異常と判定するステップと、
    前記燃料通路内圧力センサの検出値が所定値以下の場合
    には、コモンレール内圧力センサの異常フラグがオンと
    なっているか否かを確認して、燃料漏れかコモンレール
    圧制御弁の異常かを判定するステップを有するプログラ
    ムに基づく蓄圧式燃料噴射装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 燃料タンクと燃焼室内に燃料を噴射する
    インジェクタとの間に、フィードポンプと、このフィー
    ドポンプから供給される燃料の圧力を高める高圧ポンプ
    と、高圧の燃料を貯蔵するコモンレールと、前記インジ
    ェクタから噴射するコモンレール内の高圧燃料の噴射量
    を調整するインジェクタ制御弁を、この順で設けると共
    に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、前
    記高圧ポンプとコモンレールとの間の燃料通路と前記燃
    料タンクとを接続する複数のリターン通路と、これらの
    各リターン通路に配したコモンレール圧制御弁と、前記
    コモンレール内の燃料圧力を検出する複数のコモンレー
    ル内圧力センサと、前記フィードポンプと高圧ポンプと
    の間の燃料通路内の燃料圧力を検出する燃料通路内圧力
    センサを設けたディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置に
    おいて、前記複数のコモンレール内圧力センサの異常フ
    ラグがオンになっているか否かを確認して、そのうちの
    少なくとも1個が異常であると判断された場合に、異常
    フラグがオフとなっているコモンレール内圧力センサの
    検出値が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲内
    にある場合には異常フラグがオフとなっているコモンレ
    ール内圧力センサの検出値に基づいて制御を行い、所定
    範囲外にある場合には全てのコモンレール内圧力センサ
    が異常であると判断して、フィードバック制御を中止
    し、バックアップ用の制御マップに基づいて制御するプ
    ログラムを有する蓄圧式燃料噴射装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 燃料タンクと燃焼室内に燃料を噴射する
    インジェクタとの間に、フィードポンプと、このフィー
    ドポンプから供給される燃料の圧力を高める高圧ポンプ
    と、高圧の燃料を貯蔵するコモンレールと、前記インジ
    ェクタから噴射するコモンレール内の高圧燃料の噴射量
    を調整するインジェクタ制御弁を、この順で設けると共
    に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、前
    記高圧ポンプとコモンレールとの間の燃料通路と前記燃
    料タンクとを接続する複数のリターン通路と、これらの
    各リターン通路に配したコモンレール圧制御弁と、前記
    コモンレール内の燃料圧力を検出する複数のコモンレー
    ル内圧力センサと、前記フィードポンプと高圧ポンプと
    の間の燃料通路内の燃料圧力を検出する燃料通路内圧力
    センサを設けたディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置に
    おいて、前記コモンレール圧制御弁の異常フラグがオン
    になっているか否かを確認し、異常と判定された場合に
    は、異常なコモンレール圧制御弁への通電を遮断すると
    共に、バックアップ用のコモンレール圧制御弁の通電時
    間を決定するプログラムを有する蓄圧式燃料噴射装置の
    制御方法。
  9. 【請求項9】 前記エンジン回転数センサとアクセル開
    度センサの検出値に基づいて、ROMに記憶された制御
    マップから目標噴射圧を読み出して設定することを特徴
    とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の蓄圧式
    燃料噴射装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記コモンレール圧制御弁の通電時間
    は、コモンレール内圧力センサの検出値に基づいて算出
    されたコモンレール実圧力と、ROMに記憶された制御
    マップから読み出して設定された目標噴射圧との比較に
    基づいて制御されることを特徴とする請求項6から請求
    項8のいずれかに記載の蓄圧式燃料噴射装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記インジェクタ制御弁の通電時間は、
    エンジン回転数センサの検出値と、アクセル開度センサ
    の検出値に基づいて、ROMに記憶された制御マップか
    ら読み出した目標噴射量と、コモンレール内圧力センサ
    の検出値に基づいて算出されたコモンレール実圧力に基
    づいて制御されることを特徴とする請求項6から請求項
    8のいずれかに記載の蓄圧式燃料噴射装置の制御方法。
JP19563194A 1994-08-19 1994-08-19 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP3460319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19563194A JP3460319B2 (ja) 1994-08-19 1994-08-19 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19563194A JP3460319B2 (ja) 1994-08-19 1994-08-19 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0861133A true JPH0861133A (ja) 1996-03-05
JP3460319B2 JP3460319B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=16344383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19563194A Expired - Fee Related JP3460319B2 (ja) 1994-08-19 1994-08-19 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3460319B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2747428A1 (fr) * 1996-04-16 1997-10-17 Bosch Gmbh Robert Procede et dispositif servant a commander un moteur a combustion interne
WO1997044573A1 (en) * 1996-05-20 1997-11-27 Siemens Automotive Corporation Fuel leakage detector system
WO1999006691A1 (fr) * 1997-08-01 1999-02-11 Zexel Co., Ltd. Dispositif d'injection de carburant dans un accumulateur
EP0974826A3 (de) * 1998-07-23 2001-09-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung einer Leckage in einem Kraftstoffversorgungssystem einer Brennkraftmaschine
WO2002077433A1 (fr) * 2001-03-23 2002-10-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Regulateur d'injection de carburant
KR100405711B1 (ko) * 2001-07-11 2003-11-14 현대자동차주식회사 커먼레일 디젤 엔진의 연료누유 감지방법
JP2004225673A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射システム
KR100860342B1 (ko) * 2007-07-23 2008-09-26 델파이코리아 주식회사 커먼레일 디젤엔진의 연료분사 제어장치 및 방법
JP2009097501A (ja) * 2007-09-25 2009-05-07 Denso Corp 燃料噴射システム制御装置
JP2010048258A (ja) * 1999-04-09 2010-03-04 Cummins Engine Co Inc 内燃エンジンのための障害認識のシステムおよび方法
US7873460B2 (en) 2007-09-25 2011-01-18 Denso Corporation Controller for fuel injection system
JPWO2011007772A1 (ja) * 2009-07-15 2012-12-27 ボッシュ株式会社 圧力センサ故障診断方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
JP2013108445A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Bosch Corp 蓄圧式燃料噴射制御装置
JP2014001688A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Denso Corp 燃料噴射制御装置
WO2015196244A1 (en) * 2014-06-25 2015-12-30 Orbital Australia Pty Ltd Fuel rail assemblies
CN109695511A (zh) * 2019-02-21 2019-04-30 中国重汽集团重庆燃油喷射系统有限公司 多缸发动机共轨燃油喷射系统
WO2022009471A1 (ja) 2020-07-07 2022-01-13 株式会社クボタ エンジンヘッド構造

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2747428A1 (fr) * 1996-04-16 1997-10-17 Bosch Gmbh Robert Procede et dispositif servant a commander un moteur a combustion interne
WO1997044573A1 (en) * 1996-05-20 1997-11-27 Siemens Automotive Corporation Fuel leakage detector system
WO1999006691A1 (fr) * 1997-08-01 1999-02-11 Zexel Co., Ltd. Dispositif d'injection de carburant dans un accumulateur
EP0974826A3 (de) * 1998-07-23 2001-09-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung einer Leckage in einem Kraftstoffversorgungssystem einer Brennkraftmaschine
JP2010048258A (ja) * 1999-04-09 2010-03-04 Cummins Engine Co Inc 内燃エンジンのための障害認識のシステムおよび方法
WO2002077433A1 (fr) * 2001-03-23 2002-10-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Regulateur d'injection de carburant
KR100405711B1 (ko) * 2001-07-11 2003-11-14 현대자동차주식회사 커먼레일 디젤 엔진의 연료누유 감지방법
JP2004225673A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射システム
KR100860342B1 (ko) * 2007-07-23 2008-09-26 델파이코리아 주식회사 커먼레일 디젤엔진의 연료분사 제어장치 및 방법
JP2009097501A (ja) * 2007-09-25 2009-05-07 Denso Corp 燃料噴射システム制御装置
US7873460B2 (en) 2007-09-25 2011-01-18 Denso Corporation Controller for fuel injection system
JPWO2011007772A1 (ja) * 2009-07-15 2012-12-27 ボッシュ株式会社 圧力センサ故障診断方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
JP2013108445A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Bosch Corp 蓄圧式燃料噴射制御装置
JP2014001688A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Denso Corp 燃料噴射制御装置
WO2015196244A1 (en) * 2014-06-25 2015-12-30 Orbital Australia Pty Ltd Fuel rail assemblies
CN109695511A (zh) * 2019-02-21 2019-04-30 中国重汽集团重庆燃油喷射系统有限公司 多缸发动机共轨燃油喷射系统
CN109695511B (zh) * 2019-02-21 2024-01-09 重油高科电控燃油喷射系统有限公司 多缸发动机共轨燃油喷射系统
WO2022009471A1 (ja) 2020-07-07 2022-01-13 株式会社クボタ エンジンヘッド構造
US11781501B2 (en) 2020-07-07 2023-10-10 Kubota Corporation Engine head structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP3460319B2 (ja) 2003-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3460319B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御方法
JP3999298B2 (ja) 内燃機関を制御するための方法と装置
US6012438A (en) System for checking a pressure sensor of a fuel supply system for an internal combustion engine
US7025050B2 (en) Fuel pressure control device for internal combination engine
JP3033214B2 (ja) 複数の燃料圧送手段による蓄圧式燃料供給方法及び装置と、複数の流体圧送手段を有する機器における異常判断装置
US7412968B2 (en) Fuel supply apparatus for engine and control method of same apparatus
EP0860600B1 (en) A fuel injection system for an internal combustion engine
US9002666B2 (en) Defective-portion detector for fuel injection system
JP4659648B2 (ja) 燃料供給系の異常判定装置
JPH10299557A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2002538368A (ja) 例えば自動車の内燃機関を駆動するためのシステム
US6539921B1 (en) Fuel injection system with fuel pressure sensor
EP2799700B1 (en) Pressure accumulation type fuel injection system
US20120226428A1 (en) Method for the open-loop control and closed-loop control of an internal combustion engine
JPH0932617A (ja) 火花点火式内燃機関
JPH1089135A (ja) 燃料供給装置
KR100645309B1 (ko) 가스 차량의 연료 누출 감지장치 및 방법
JP2003239794A (ja) 蓄圧式燃料噴射装置
JP2000046684A (ja) 内燃機関の燃料供給装置における漏れ識別方法および漏れ識別装置
EP1371836B1 (en) Fuel supply control system for internal combustion engine
JPH0552146A (ja) デイーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置
JPH1182248A (ja) 燃料調量装置の監視方法および監視装置
JP2003155948A (ja) コモンレール式燃料噴射システム
JPH1054317A (ja) 燃料供給装置
JPH10238392A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees