JPH0861574A - パイプの継手構造 - Google Patents
パイプの継手構造Info
- Publication number
- JPH0861574A JPH0861574A JP6196751A JP19675194A JPH0861574A JP H0861574 A JPH0861574 A JP H0861574A JP 6196751 A JP6196751 A JP 6196751A JP 19675194 A JP19675194 A JP 19675194A JP H0861574 A JPH0861574 A JP H0861574A
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- JP
- Japan
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- pipe
- spacer
- flange
- inserted portion
- joint structure
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度上のバラツキ発生を防止すると共にコス
トダウンを図ることができるパイプの継手構造を提供す
ることを目的とする。 【構成】 パイプの継手構造1はエキゾーストマニホル
ド2にパイプ4を接続するための構造であり、スペーサ
3、パイプ4及びフランジ5により構成される。スペー
サ3は焼結材からなり、略円錐台状の筒体31に成形さ
れ、筒体31の大径側の端面には外方向に延出されたツ
バ部32が設けられている。パイプ4はその端部にスペ
ーサ3を挿入可能な被挿入部41が設けられている。フ
ランジ5はツバ状のフランジ本体51と中央に設けた円
筒突起56とから構成され、円筒突起56の内周面のう
ちフランジ本体51側には、パイプ4の被挿入部41の
外周面と略一致する押圧面58が形成されている。
トダウンを図ることができるパイプの継手構造を提供す
ることを目的とする。 【構成】 パイプの継手構造1はエキゾーストマニホル
ド2にパイプ4を接続するための構造であり、スペーサ
3、パイプ4及びフランジ5により構成される。スペー
サ3は焼結材からなり、略円錐台状の筒体31に成形さ
れ、筒体31の大径側の端面には外方向に延出されたツ
バ部32が設けられている。パイプ4はその端部にスペ
ーサ3を挿入可能な被挿入部41が設けられている。フ
ランジ5はツバ状のフランジ本体51と中央に設けた円
筒突起56とから構成され、円筒突起56の内周面のう
ちフランジ本体51側には、パイプ4の被挿入部41の
外周面と略一致する押圧面58が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ取付面にパイプ
を取り付けるためのパイプの継手構造に関する。
を取り付けるためのパイプの継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプをエキゾーストマニホルド
に接続する場合、例えば図6に示すように、パイプ20
4の端部にフランジ205を溶接した後、ガスケット2
32を介してパイプ取付面であるエキゾーストマニホル
ド2の端面21に図示しないボルトにより圧接して結合
する継手構造201が知られていた。このフランジ20
5及びエキゾーストマニホルド2の端面21にはそれぞ
れ円形溝251,22が設けられており、この円形溝2
51,22にガスケット232を嵌め込み、圧接して結
合していた。
に接続する場合、例えば図6に示すように、パイプ20
4の端部にフランジ205を溶接した後、ガスケット2
32を介してパイプ取付面であるエキゾーストマニホル
ド2の端面21に図示しないボルトにより圧接して結合
する継手構造201が知られていた。このフランジ20
5及びエキゾーストマニホルド2の端面21にはそれぞ
れ円形溝251,22が設けられており、この円形溝2
51,22にガスケット232を嵌め込み、圧接して結
合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した継手構造の場合、パイプ204の端部にフランジ
205を溶接する構造のため、溶接の質が強度に影響を
与え、強度上のバラツキが発生しやすいという欠点があ
った。具体的には、溶接時の熱によりパイプ204の強
度が低下し強度上のバラツキが発生したり、フランジ2
05とパイプ204の剛性のアンバランスにより図6に
て矢印Pで示した箇所に応力が集中して亀裂が発生した
りするという問題が生じた。
示した継手構造の場合、パイプ204の端部にフランジ
205を溶接する構造のため、溶接の質が強度に影響を
与え、強度上のバラツキが発生しやすいという欠点があ
った。具体的には、溶接時の熱によりパイプ204の強
度が低下し強度上のバラツキが発生したり、フランジ2
05とパイプ204の剛性のアンバランスにより図6に
て矢印Pで示した箇所に応力が集中して亀裂が発生した
りするという問題が生じた。
【0004】また、パイプ204とフランジ205の溶
接工程が必要となるため、コストが嵩む原因となってい
た。本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、強度
上のバラツキ発生を防止すると共にコストダウンを図る
ことができるパイプの継手構造を提供することを目的と
する。
接工程が必要となるため、コストが嵩む原因となってい
た。本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、強度
上のバラツキ発生を防止すると共にコストダウンを図る
ことができるパイプの継手構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載のパイプの継手構造は、パイプ取付面
と、略円錐台状の筒体に成形され、該筒体の大径側の端
面が前記パイプ取付面に当接されるスペーサと、前記ス
ペーサの外周面と略一致する形状に形成された被挿入部
を端部に備えたパイプと、前記パイプの前記被挿入部に
外嵌され、前記スペーサを前記パイプの前記被挿入部に
挿入した状態にて前記パイプ取付面に圧接されることに
より前記パイプの前記被挿入部を外周側から押圧するフ
ランジと、を備えたことを特徴とする。
め、請求項1記載のパイプの継手構造は、パイプ取付面
と、略円錐台状の筒体に成形され、該筒体の大径側の端
面が前記パイプ取付面に当接されるスペーサと、前記ス
ペーサの外周面と略一致する形状に形成された被挿入部
を端部に備えたパイプと、前記パイプの前記被挿入部に
外嵌され、前記スペーサを前記パイプの前記被挿入部に
挿入した状態にて前記パイプ取付面に圧接されることに
より前記パイプの前記被挿入部を外周側から押圧するフ
ランジと、を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
イプの継手構造であって、前記スペーサの略円錐台状の
筒体の外周面は、外方向に膨出した曲面により形成され
たことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1
又は2記載のパイプの継手構造であって、前記スペーサ
は焼結材により形成されたことを特徴とする。
イプの継手構造であって、前記スペーサの略円錐台状の
筒体の外周面は、外方向に膨出した曲面により形成され
たことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1
又は2記載のパイプの継手構造であって、前記スペーサ
は焼結材により形成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用及び発明の効果】請求項1記載のパイプの継手構
造では、スペーサをパイプの被挿入部に挿入してスペー
サの外周面とパイプの被挿入部の内周面とを略一致さ
せ、パイプの被挿入部にフランジを外嵌する。そして、
スペーサの筒体の大径側の端面をパイプ取付面に当接さ
せ、この状態でフランジをパイプ取付面に圧接する。圧
接は、例えばボルト等の締結具を締結することにより行
うことができる。
造では、スペーサをパイプの被挿入部に挿入してスペー
サの外周面とパイプの被挿入部の内周面とを略一致さ
せ、パイプの被挿入部にフランジを外嵌する。そして、
スペーサの筒体の大径側の端面をパイプ取付面に当接さ
せ、この状態でフランジをパイプ取付面に圧接する。圧
接は、例えばボルト等の締結具を締結することにより行
うことができる。
【0008】圧接により、フランジはパイプの被挿入部
を外周側から押圧する。このとき、パイプの被挿入部は
筒体と略一致した形状即ち略円錐台状であるため、パイ
プ取付面と当接しているスペーサの端面はパイプ取付面
に向かって押圧されてシールされると共に、パイプの被
挿入部の内周側はスペーサに向かって押圧されてシール
される。
を外周側から押圧する。このとき、パイプの被挿入部は
筒体と略一致した形状即ち略円錐台状であるため、パイ
プ取付面と当接しているスペーサの端面はパイプ取付面
に向かって押圧されてシールされると共に、パイプの被
挿入部の内周側はスペーサに向かって押圧されてシール
される。
【0009】かかるパイプの継手構造では、パイプ、ス
ペーサ及びフランジはすべて独立した状態で組付を行う
ものであり、溶接は不要である。従って、従来問題とな
っていた溶接による強度上のバラツキを回避できる共
に、溶接工程に必要であったコストを低減することがで
きる。尚、パイプ取付面はスペーサと当接する部分にガ
スケットを装着していてもよい。
ペーサ及びフランジはすべて独立した状態で組付を行う
ものであり、溶接は不要である。従って、従来問題とな
っていた溶接による強度上のバラツキを回避できる共
に、溶接工程に必要であったコストを低減することがで
きる。尚、パイプ取付面はスペーサと当接する部分にガ
スケットを装着していてもよい。
【0010】請求項2記載のパイプの継手構造では、ス
ペーサの外周面を曲面としたため、組付時にパイプがス
ペーサに対して左右又は上下に振られたとしても、パイ
プの被挿入部の内周面とスペーサの外周面とは略一致す
る。このため、組付が容易となり、作業性が向上すると
いう効果を奏する。
ペーサの外周面を曲面としたため、組付時にパイプがス
ペーサに対して左右又は上下に振られたとしても、パイ
プの被挿入部の内周面とスペーサの外周面とは略一致す
る。このため、組付が容易となり、作業性が向上すると
いう効果を奏する。
【0011】請求項3記載のパイプの継手構造では、ス
ペーサを焼結材により形成したため、加工法が容易で製
造コストが安価となり、また耐熱性、精度面で優れると
いう効果を奏する。尚、スペーサの材料としては、他に
セラミックや鍛造品を用いることもできるが、上記効果
を考慮すれば焼結材が好ましい。
ペーサを焼結材により形成したため、加工法が容易で製
造コストが安価となり、また耐熱性、精度面で優れると
いう効果を奏する。尚、スペーサの材料としては、他に
セラミックや鍛造品を用いることもできるが、上記効果
を考慮すれば焼結材が好ましい。
【0012】
【実施例】以下に本発明の好適な実施例について図面に
基づいて説明する。図1は第1実施例の断面図、図2は
スペーサの断面図である。また、図3はフランジの説明
図であり、図3(a)は正面図、図3(b)はA−A断
面図である。
基づいて説明する。図1は第1実施例の断面図、図2は
スペーサの断面図である。また、図3はフランジの説明
図であり、図3(a)は正面図、図3(b)はA−A断
面図である。
【0013】図1に示す第1実施例のパイプの継手構造
1はエキゾーストマニホルド2にパイプ4を接続するた
めの構造であり、スペーサ3、パイプ4及びフランジ5
により構成される。エキゾーストマニホルド2は通常使
用されているものであり、端面21には円形溝22が設
けられている。このエキゾーストマニホルド2の端面2
1には、後述のフランジ5の有するボルト挿通孔と対向
する位置にボルト挿通孔23が設けられている。このエ
キゾーストマニホルド2の端面21が本発明のパイプ取
付面に相当する。
1はエキゾーストマニホルド2にパイプ4を接続するた
めの構造であり、スペーサ3、パイプ4及びフランジ5
により構成される。エキゾーストマニホルド2は通常使
用されているものであり、端面21には円形溝22が設
けられている。このエキゾーストマニホルド2の端面2
1には、後述のフランジ5の有するボルト挿通孔と対向
する位置にボルト挿通孔23が設けられている。このエ
キゾーストマニホルド2の端面21が本発明のパイプ取
付面に相当する。
【0014】スペーサ3は焼結材からなり、図2に示す
ように、略円錐台状の筒体31に成形され、筒体31の
大径側の端面には外方向に延出されたツバ部32が設け
られている。このスペーサ3の筒体31の外周面は、外
方向に膨出した曲面形状に形成されている。
ように、略円錐台状の筒体31に成形され、筒体31の
大径側の端面には外方向に延出されたツバ部32が設け
られている。このスペーサ3の筒体31の外周面は、外
方向に膨出した曲面形状に形成されている。
【0015】尚、焼結材の成分は鉄、銅、炭素であり、
そのうち鉄を主成分とする。パイプ4は、その端部にス
ペーサ3を挿入可能な被挿入部41が設けられている。
被挿入部41は、スペーサ3の筒体の外周面と略一致す
るように、パイプ4の端面4aに向かって徐々に拡径す
る形状に形成されている。スペーサ3の筒体31は曲面
形状であるため、パイプ4の被挿入部41も同様の曲面
形状に形成されている。
そのうち鉄を主成分とする。パイプ4は、その端部にス
ペーサ3を挿入可能な被挿入部41が設けられている。
被挿入部41は、スペーサ3の筒体の外周面と略一致す
るように、パイプ4の端面4aに向かって徐々に拡径す
る形状に形成されている。スペーサ3の筒体31は曲面
形状であるため、パイプ4の被挿入部41も同様の曲面
形状に形成されている。
【0016】フランジ5は、図3に示すように、ツバ状
のフランジ本体51と中央に設けた円筒突起56とから
構成される。ツバ状のフランジ本体51は、その正面形
状が略三角形であり、その各頂点付近にはボルト挿通孔
53が穿設されている。フランジ本体51の周縁には強
度面で補強するための折り返し部52が設けられてい
る。
のフランジ本体51と中央に設けた円筒突起56とから
構成される。ツバ状のフランジ本体51は、その正面形
状が略三角形であり、その各頂点付近にはボルト挿通孔
53が穿設されている。フランジ本体51の周縁には強
度面で補強するための折り返し部52が設けられてい
る。
【0017】円筒突起56は、フランジ本体51の中央
に設けられた円孔57の周部分を延出した形状に形成さ
れている。この円筒突起56の内周面のうちフランジ本
体51側には、パイプ4の被挿入部41の外周面と略一
致する押圧面58が形成されている。パイプ4の被挿入
部41は曲面形状であるため、押圧面58も同様の曲面
形状に形成されている。
に設けられた円孔57の周部分を延出した形状に形成さ
れている。この円筒突起56の内周面のうちフランジ本
体51側には、パイプ4の被挿入部41の外周面と略一
致する押圧面58が形成されている。パイプ4の被挿入
部41は曲面形状であるため、押圧面58も同様の曲面
形状に形成されている。
【0018】次に、第1実施例の作用について説明す
る。スペーサ3を筒体31の小径側からパイプ4の被挿
入部41に挿入し、スペーサ3の筒体31の外周面とパ
イプ4の被挿入部41の内周面とを略一致させる。ま
た、パイプ4の被挿入部41にフランジ5を外嵌する。
る。スペーサ3を筒体31の小径側からパイプ4の被挿
入部41に挿入し、スペーサ3の筒体31の外周面とパ
イプ4の被挿入部41の内周面とを略一致させる。ま
た、パイプ4の被挿入部41にフランジ5を外嵌する。
【0019】そして、スペーサ3の筒体31のツバ部3
2をエキゾーストマニホルド2の端面21に設けた円形
溝22に嵌め込み、この状態でフランジ5に設けたボル
ト挿通孔53とエキゾーストマニホルド2に設けたボル
ト挿通孔23に図示しないボルトを通し、締結する。
2をエキゾーストマニホルド2の端面21に設けた円形
溝22に嵌め込み、この状態でフランジ5に設けたボル
ト挿通孔53とエキゾーストマニホルド2に設けたボル
ト挿通孔23に図示しないボルトを通し、締結する。
【0020】ボルトを締結すると、フランジ5の円筒突
起56に設けた押圧面58はパイプ4の被挿入部41を
外周側から押圧する。このとき、パイプ4の被挿入部4
1はスペーサ3の筒体31とほぼ同様の略円錐台状であ
るため、フランジ5の押圧によりスペーサ3のツバ部3
2はエキゾーストマニホルド2の端面21に向かって押
圧されてシールされると共に、パイプ4の被挿入部41
の内周側はスペーサ3に向かって押圧されてシールされ
る。
起56に設けた押圧面58はパイプ4の被挿入部41を
外周側から押圧する。このとき、パイプ4の被挿入部4
1はスペーサ3の筒体31とほぼ同様の略円錐台状であ
るため、フランジ5の押圧によりスペーサ3のツバ部3
2はエキゾーストマニホルド2の端面21に向かって押
圧されてシールされると共に、パイプ4の被挿入部41
の内周側はスペーサ3に向かって押圧されてシールされ
る。
【0021】このようにして、高いシール性をもってエ
キゾーストマニホルド2にパイプ4を接続することがで
きる。以上の第1実施例によれば、以下の効果が得られ
る。 パイプの継手構造1では、パイプ4、スペーサ3及び
フランジ5は互いに溶接等することなくすべて独立した
状態で組付を行うものである。従って、従来問題となっ
ていた溶接による強度上のバラツキを回避できる共に、
溶接工程に必要であったコストを低減することができ
る。 スペーサ3の外周面を曲面としたため、組付時にパイ
プ4がスペーサ3に対して左右又は上下に振られたとし
ても、パイプ4の被挿入部41の内周面とスペーサ3の
筒体31の外周面とは略一致する。このため、組付が容
易となり作業性が向上するという効果を奏する。 スペーサ3を焼結材により形成したため、加工法が容
易で製造コストが安価となり、また耐熱性、精度面で優
れるという効果を奏する。尚、スペーサ3の材料として
は、他にセラミックや鍛造品を用いることもできるが、
上記効果を考慮すれば焼結材が好ましい。 本実施例によれば、図6に示した継手構造201に比
べて寿命が約10倍になるという顕著な効果が得られ
た。
キゾーストマニホルド2にパイプ4を接続することがで
きる。以上の第1実施例によれば、以下の効果が得られ
る。 パイプの継手構造1では、パイプ4、スペーサ3及び
フランジ5は互いに溶接等することなくすべて独立した
状態で組付を行うものである。従って、従来問題となっ
ていた溶接による強度上のバラツキを回避できる共に、
溶接工程に必要であったコストを低減することができ
る。 スペーサ3の外周面を曲面としたため、組付時にパイ
プ4がスペーサ3に対して左右又は上下に振られたとし
ても、パイプ4の被挿入部41の内周面とスペーサ3の
筒体31の外周面とは略一致する。このため、組付が容
易となり作業性が向上するという効果を奏する。 スペーサ3を焼結材により形成したため、加工法が容
易で製造コストが安価となり、また耐熱性、精度面で優
れるという効果を奏する。尚、スペーサ3の材料として
は、他にセラミックや鍛造品を用いることもできるが、
上記効果を考慮すれば焼結材が好ましい。 本実施例によれば、図6に示した継手構造201に比
べて寿命が約10倍になるという顕著な効果が得られ
た。
【0022】次に第2実施例について図4に基づいて説
明する。図4は第2実施例の断面図である。第2実施例
のパイプの継手構造101ではスペーサ103の筒体1
31の外周面がテーパ面であること、それに伴ってパイ
プ104の被挿入部141及びフランジ105の押圧面
158もテーパ面であることを除き、第1実施例の構成
と同様である。従って、同様の構成要素については同付
号を付し、説明を省略する。
明する。図4は第2実施例の断面図である。第2実施例
のパイプの継手構造101ではスペーサ103の筒体1
31の外周面がテーパ面であること、それに伴ってパイ
プ104の被挿入部141及びフランジ105の押圧面
158もテーパ面であることを除き、第1実施例の構成
と同様である。従って、同様の構成要素については同付
号を付し、説明を省略する。
【0023】この第2実施例は、第1実施例と同様の作
用を奏する。第2実施例の効果は、第1実施例の効果
を除き第1実施例と同様の効果を得ることができる。第
2実施例では組付時にパイプ104がスペーサ103に
対して左右又は上下に振られてパイプ104の被挿入部
141の内周面とスペーサ103の筒体131の外周面
とが略一致しなかった場合、そのままの状態でフランジ
105を圧接すると、こじり等が発生してシール性が低
下するおそれがある。但し、二つの面を略一致させた状
態でフランジ105を圧接すれば、第1実施例と同様の
シール性を得ることができる。
用を奏する。第2実施例の効果は、第1実施例の効果
を除き第1実施例と同様の効果を得ることができる。第
2実施例では組付時にパイプ104がスペーサ103に
対して左右又は上下に振られてパイプ104の被挿入部
141の内周面とスペーサ103の筒体131の外周面
とが略一致しなかった場合、そのままの状態でフランジ
105を圧接すると、こじり等が発生してシール性が低
下するおそれがある。但し、二つの面を略一致させた状
態でフランジ105を圧接すれば、第1実施例と同様の
シール性を得ることができる。
【0024】尚、例えば図5に示すように、エキゾース
トマニホルド2の端面21に切削加工を施すことにより
円筒突起24を形成することも考えられる。しかしなが
ら、既存のエキゾーストマニホルド2の端面21の形状
は図1や図6に示すタイプであるため、図5に示すパイ
プの継手構造を採用しようとすればいちいち切削して円
筒突起24を施さなければならない。このことは一般的
な既存のパイプ取付面についても同様である。従って、
既存のパイプ取付面に対する汎用性に欠けるという欠点
がある。また切削工程を施す場合にはコストが嵩むとい
う欠点がある。
トマニホルド2の端面21に切削加工を施すことにより
円筒突起24を形成することも考えられる。しかしなが
ら、既存のエキゾーストマニホルド2の端面21の形状
は図1や図6に示すタイプであるため、図5に示すパイ
プの継手構造を採用しようとすればいちいち切削して円
筒突起24を施さなければならない。このことは一般的
な既存のパイプ取付面についても同様である。従って、
既存のパイプ取付面に対する汎用性に欠けるという欠点
がある。また切削工程を施す場合にはコストが嵩むとい
う欠点がある。
【0025】これに対して、上記第1、第2実施例のパ
イプの継手構造はこれらの欠点を有さず、汎用性が高く
コストが嵩まない点で優れている。尚、本発明は上記実
施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を
逸脱しない限り種々の態様で実施できることはいうまで
もない。
イプの継手構造はこれらの欠点を有さず、汎用性が高く
コストが嵩まない点で優れている。尚、本発明は上記実
施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を
逸脱しない限り種々の態様で実施できることはいうまで
もない。
【0026】例えば、第1実施例のスペーサ3のツバ部
32を筒体31から切り離し、筒体31とツバ部32
(ガスケットとしての役割を果たす)とを別部品として
もよい。但し、筒体31とツバ部32とを別部品とした
場合、一体成形した場合に比べて部品コストが嵩む。ま
た、筒体31とツバ部32との当接面が新たにシール面
となるため、シール性の点を考慮すれば一体成形した方
が好ましい。
32を筒体31から切り離し、筒体31とツバ部32
(ガスケットとしての役割を果たす)とを別部品として
もよい。但し、筒体31とツバ部32とを別部品とした
場合、一体成形した場合に比べて部品コストが嵩む。ま
た、筒体31とツバ部32との当接面が新たにシール面
となるため、シール性の点を考慮すれば一体成形した方
が好ましい。
【図1】 第1実施例の断面図である。
【図2】 スペーサの説明図である。
【図3】 フランジの説明図であり、図3(a)は正面
図、図3(b)はA−A断面図である。
図、図3(b)はA−A断面図である。
【図4】 第2実施例の断面図である。
【図5】 他のパイプの継手構造の断面図である。
【図6】 従来のパイプの継手構造の断面図である。
1・・・継手構造、 2・・・エキゾース
トマニホルド、3・・・スペーサ、 4・
・・パイプ、5・・・フランジ、 21・
・・端面、31・・・筒体、 32・・
・ツバ部、41・・・被挿入部、 51・・
・フランジ本体、56・・・円筒突起、 5
8・・・押圧面、
トマニホルド、3・・・スペーサ、 4・
・・パイプ、5・・・フランジ、 21・
・・端面、31・・・筒体、 32・・
・ツバ部、41・・・被挿入部、 51・・
・フランジ本体、56・・・円筒突起、 5
8・・・押圧面、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 23/028
Claims (3)
- 【請求項1】 パイプ取付面と、 略円錐台状の筒体に成形され、該筒体の大径側の端面が
前記パイプ取付面に当接されるスペーサと、 前記スペーサの外周面と略一致する形状に形成された被
挿入部を端部に備えたパイプと、 前記パイプの前記被挿入部に外嵌され、前記スペーサを
前記パイプの前記被挿入部に挿入した状態にて前記パイ
プ取付面に圧接されることにより前記パイプの前記被挿
入部を外周側から押圧するフランジと、 を備えたことを特徴とするパイプの継手構造。 - 【請求項2】 前記スペーサの略円錐台状の筒体の外周
面は、外方向に膨出した曲面により形成されたことを特
徴とする請求項1記載のパイプの継手構造。 - 【請求項3】 前記スペーサは焼結材により形成された
ことを特徴とする請求項1又は2記載のパイプの継手構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6196751A JPH0861574A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | パイプの継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6196751A JPH0861574A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | パイプの継手構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861574A true JPH0861574A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16363012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6196751A Pending JPH0861574A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | パイプの継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0861574A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106594420A (zh) * | 2015-10-14 | 2017-04-26 | 陕西飞机工业(集团)有限公司 | 一种管路法兰连接结构 |
JP2020197154A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | ダイハツ工業株式会社 | 排気ターボ過給機 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6196751A patent/JPH0861574A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106594420A (zh) * | 2015-10-14 | 2017-04-26 | 陕西飞机工业(集团)有限公司 | 一种管路法兰连接结构 |
JP2020197154A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | ダイハツ工業株式会社 | 排気ターボ過給機 |
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