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JPH0859001A - 印刷媒体を供給する方法と装置 - Google Patents

印刷媒体を供給する方法と装置

Info

Publication number
JPH0859001A
JPH0859001A JP7110941A JP11094195A JPH0859001A JP H0859001 A JPH0859001 A JP H0859001A JP 7110941 A JP7110941 A JP 7110941A JP 11094195 A JP11094195 A JP 11094195A JP H0859001 A JPH0859001 A JP H0859001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
vacuum
roller
roller device
delivery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7110941A
Other languages
English (en)
Inventor
Margaret A Obermiller
エイ.オーバーミラー マーガレット
Charles W Triggs
ダブリュ.トリッグス チャールズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polaroid Corp
Original Assignee
Polaroid Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polaroid Corp filed Critical Polaroid Corp
Publication of JPH0859001A publication Critical patent/JPH0859001A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/08Separating articles from piles using pneumatic force
    • B65H3/10Suction rollers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K13/00Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
    • G06K13/08Feeding or discharging cards
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K13/00Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
    • G06K13/16Handling flexible sheets, e.g. cheques
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/423Depiling; Separating articles from a pile
    • B65H2301/4232Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles
    • B65H2301/42324Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles from top of the pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/30Suction means
    • B65H2406/33Rotary suction means, e.g. roller, cylinder or drum
    • B65H2406/331Rotary suction means, e.g. roller, cylinder or drum arranged for rotating while moving along material to be handled, e.g. rolling on material
    • B65H2406/3314Rotary suction means, e.g. roller, cylinder or drum arranged for rotating while moving along material to be handled, e.g. rolling on material arranged for linear movement, e.g. on reciprocating support

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱印刷媒体の給送に適したフィーダーを提
供し、枚葉表面に傷を生じることなく給送し、付着した
余分な枚葉を簡単に剥離しうるようにする。 【構成】 真空ローラ装置34が、枚葉のピックアップ
端30と送出端31との間を往復動して、枚葉を吸着
し、第1角位置に達したところでピックアップ端を解放
し、次いで送出端31を吸着し、第2角位置で送出端を
解放し、枚葉が送出位置33へ送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉を供給する装置と方
法に関するものである。詳言すれば、本発明は、比較的
剛性の複数感熱印刷媒体を個別化する方法と装置、それ
も単一列の複数真空カップを用いた張出しトロリーに移
動真空ローラが取付けられている形式の方法と装置に関
するものである。この構成は、媒体の単一枚葉、たとえ
ばフィルムを前記媒体のパイルから、掻き傷を生じるお
それのある枚葉間の著しい相対運動なしに送出するため
に設計されたものである。
【0002】
【従来技術、発明が解決しようとする課題】感熱印刷媒
体は、基材、廃棄可能の上張りラミネートピールシー
ト、基材とピールシートとを貼合する接着剤を含む中間
の、画像形成材料製多成分画像形成層から製造される。
基材は、媒体の縁辺部近くの基材自由表面に形成された
刻み線に沿って設けられた脆いタブ部分を有している。
これら媒体は、いくつかの理由から扱いが難しい。媒体
の素材は柔軟な間も比較的剛性であり、このため従来の
素材単体化及び搬送方法は実際的ではないか、又は無効
である。なぜなら、たわませられたシートが、たわみの
ない状態に戻ろうとするからである。また、タブ部分
は、刻み線に沿って折れるように設計され、それによっ
て基材がピールシートから分離されるようになってい
る。しかし、ピール作業が生じる時間まで、ラミネート
が無傷に維持されることが重要である。
【0003】紙又は類似の媒体の枚葉単体を、ある場所
から他の場所へ給送する多くの方法が公知である。その
場合の装置は、1個の枚葉を他の枚葉に対し移動させる
方式の場合が多い。この方法は、表面品質が重要だが決
定的に重要ではない紙又はその他の比較的耐久性のある
媒体を特に対象としたものではない。しかし、フィルム
媒体や、特に感熱印刷媒体は紙より柔軟性に乏しく、デ
リケートであり、扱いに十分な注意を要する。そうしな
ければ表面に傷が生じ、それがまた逆に画像の解像度に
影響する。高い解像度に要する無傷の表面間には相互に
作用し合う力、たとえば機械的、化学的、電気的な力が
生じ、重ねられた媒体には、これらの力によって隣接す
る枚葉に付着する傾向が生じ、媒体の単体化が困難とな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の発見にも
とづいている。すなわち、ラミネート感熱印刷媒体が、
供給源から、下流の枚葉処理装置へ、片持ちビーム又は
張出し組立体に取付けられた移動真空ローラ組立体によ
って容易に単体化され、給送できるという発見である。
真空ローラと、真空オリフィスと、種々の処理段階の間
に選択的に真空を供給する弁とが、枚葉を送出端へ単体
化して給送するように操作される。
【0005】真空オリフィスは、単一列に配置され、枚
葉の前端と後端とをピックアップするように順次操作さ
れる。また、単一の真空源を採用することで、制御が簡
単化される。
【0006】種々の実施例の場合に、ラップローラが用
いられ、移動する真空ローラに対しフィルムが固定され
る。ラップローラを用いることによって、付着した余分
の枚葉間に僅かの相対運動を生じさせて、枚葉を分離で
き、しかも無傷の表面に損傷を与えることがない。ラッ
プローラは、また、媒体を送出位置へ向ける機能をも有
している。
【0007】特定の一実施例の場合、本発明は、好まし
くは枚葉単体を送出位置へ給送する装置に関わる。この
装置では、感熱ラミネートから形成された感熱印刷媒体
の複数枚葉から単一の枚葉が供給される。感熱ラミネー
トは、基材と、この基材に多成分の感熱接着剤と画像形
成層とを介して貼合された廃棄可能の上張りラミネート
ピールシートとから形成されている。基材は、媒体の縁
辺部近くの自由表面に形成された刻み線に沿って位置す
る脆いタブを有している。また、この装置には、送り方
向に対し横方向に開放頂部と両端部とを有する枚葉保持
装置を備え、枚葉のパイルが受容されている。基材の自
由表面は、枚葉送り方向に対し横方向の一端のタブを外
方へ向けている。張出しトロリーに取付けられたフィル
ム給送装置は枚葉保持装置の両端の枚葉ピックアップ位
置と枚葉送出位置との間を往復動する。トロリーは、枚
葉送り方向に対し横方向に配置された真空ローラ装置3
4を備えており、このローラ装置がピックアップ装置で
タブ無し端部近くの枚葉に接触し、枚葉のタブ無し前端
を伴なって転動する。ローラは、第1角位置で前端を解
放した後、送出端に近くでタブに隣接する枚葉に真空を
加える。昇降部材がローラを上昇させ、タブ用の隙間が
生ぜしめられ、枚葉が第2角位置に伴われる。そこで、
真空ローラが送出位置へ枚葉を解放する。
【0008】別の実施例の場合、真空ローラ装置の一端
がトロリーに固定されている。トロリーは、枚葉保持装
置に隣接するピボット腕にまたがっている。ピボット腕
はピックアップと送出端との間に延びており、送り方向
に対し横方向の軸を中心として旋回又は回転するように
され、かつ送出端近くのローラに付加されている。トロ
リーは、送り方向と大体において整列している支持体上
にピボット腕から回転可能に懸架されている。ばねによ
り予圧を与えられたピボット腕がトロリーに力を加える
ことにより、真空ローラ装置を枚葉のパイルの方向へ強
制し、それにより枚葉に加わる力の概して一様な再分配
が容易になり、枚葉のパイル全体にわたる真空ローラの
一様な接触が容易になる。力の一様な分配によって、望
ましくないずれが防止され、そのようなずれにより生じ
得る媒体の損傷が防止され、真空オリフィスと媒体との
確実な接触が可能になる。
【0009】真空ローラ装置は、間隔をおいて軸に取付
けられた複数ローラと、媒体に接触するようにローラを
貫通するか、又はローラに隣接する軸から延びる複数半
径方向部材とを有している。半径方向部材と軸とは、枚
葉に真空を加える真空通路を有し、単体化が容易にされ
ている。
【0010】真空ローラ装置に備えられたラップローラ
装置は、ばねによる予圧によって真空ローラ及び巻かれ
た枚葉と接触せしめられ、真空が枚葉に作用していない
場合、真空ローラに枚葉を固定する機能を有している。
ラップローラは、真空ローラ上の枚葉からカムにより離
間させることができ、真空ローラは逆回転させて、ピッ
クアップされる付着した余分の枚葉の除去を容易にする
ことができる。
【0011】更に別の実施例の場合、真空ローラ装置が
片持ち式にされ、枚葉に加えられる力が概して均等に分
配されるように構成されている。
【0012】更に別の実施例の場合、本発明には、弾性
的に可とう的なフィルム媒体の個々の枚葉をパイルから
既述の形式で供給する処置が含まれている。
【0013】
【実施例】図1及び図2には、ラミネートフィルム10
が示されている。図示の例は、一般的な種類の感熱画像
形成フィルムであり、たとえば、基材12と、中間の多
成分画像形成層16を介して接着貼合された廃棄可能な
上張りピールシート14とから成る感熱フィルム媒体1
0を有している。この媒体10は、たとえば共同譲渡さ
れた(commonly assigned)米国特許
第5,155,003号、第5,200,297号に開
示されている。この種の媒体は、市販されており、ポラ
ロイド社から入手できる。画像形成層16は、一般にカ
ーボンブラック等の顔料とそのバインダーとから成って
いる。画像形成層は、また、数層の複合材料から成るよ
うにすることもできる。それにより、所望の高解像度及
び光学的濃度を、感熱と、層分離(delaminat
ion)を含む処理との結果として、得ることができ
る。
【0014】図1及び図2の複合ラミネート構造体の場
合、基材シート12と画像形成層16との間の接着剤
は、露出されない初期状態ではピールシート14と画像
形成層16との間の接着剤より接着強度が大である。レ
ーザエネルギーの熱による活性化の結果、画像形成層1
6の露出又は加熱部分とピールシート14との間の接着
剤の接着強度のほうが、基材12と画像形成層16との
間の接着剤のそれよりも大となる。画像形成層16の接
触部分は、このように、熱にさらされることにより、ピ
ールシート14への接着強度が、層16と基材12との
間のそれより低くなる部分と高くなる部分が生じる。レ
ーザにさらされる結果、層16の複数部分はピールシー
ト14に、より強く接着されることになる。
【0015】本発明の目的にとって十分に留意すべき点
は、画像形成層16が熱エネルギーにさらされた場合
に、それにより形成される複数の線に沿って、層の2つ
の面に対しほぼ直角の方向に破断されるようにすること
である。熱エネルギーにさらされる層部分は、その場
合、さらされない部分から分離され、フィルム10の各
基材12とピールシート14との上に相補的な画像を生
じさせる。相補的な画像18,18′は、図2に示した
破断された部分により示されている。
【0016】基材12とピールシート14の2つの層の
分離を容易にするため、脆いタブ22が備えられてい
る。接着された双方の層12,14は、基材12の刻み
線24に沿って縁部20近くに形成された脆いタブ22
により共に結合されている。基材12の自由表面からタ
ブ22に向けられる力fにより基材12の表面に加えら
れる張力によって、刻み線24に沿って破断が生じ、そ
の結果、基材12は、図2に示したように、ピールシー
ト14と分離される。
【0017】本発明による装置は、図3〜図13の略示
図に例示されている。これらの図は、本発明によりフィ
ルム媒体の転写を生じさせる種々の操作段階を順次に示
した一連の図である。図14〜図19には、本発明の種
々の態様が、特定の一実施例につき詳細図で示されてい
る。
【0018】図3〜図13の略示図には、本発明の枚葉
フィーダー26の一実施例が示されている。フィーダー
26は、感熱媒体10の個々の枚葉のパイルを受容する
枚葉保持装置又はトレーを有している。トレー28はピ
ックアップ端30と送出端31とを有している。媒体1
0のタブ端22は、トレー28の送出端31に示され、
基材12は外方に面している。フィーダー26は、印刷
媒体10の個々の枚葉を、トレー28の送出端31に近
い送出位置33に送るようにされている。図示されてい
ないシュートが送出された枚葉を受取るように備えられ
ている。
【0019】フィーダーに備えられている真空ローラ3
4は、軸35を中心として回転し、ピックアップ位置3
0と送出位置31との間の腕36上を、かつまた腕36
に対して並進運動するように取付けられている。腕36
は、ピボット37を中心として各上方位置38Uと可変
の下方位置38Lとの間を旋回可能である。真空ローラ
34は、したがって、トレー28のピックアップ端30
と送出端31との間を前進・後進し、上下位置38U,
38L間を上下動するようにされている。
【0020】ばねにより予圧を与えられたラップローラ
装置40は、真空ローラ26により支えられ、後述する
ように、使用時には真空ローラ26に作用接続される。
ラップローラ40は、真空ローラ表面及び真空ローラ上
の枚葉と、真空ローラの回転及び並進運動の種々の段階
で接触するようにされている。特定の構成の場合、ラッ
プローラは、フィルム媒体の最上部の枚葉に付着する2
番目又は3番目の枚葉を剥がす役割を有している。ラッ
プローラ40は、また、媒体10の前端を送出位置へ向
ける機能も有している。ラップローラ40は、後述する
ように、真空作用が枚葉に加えられていない場合に、真
空ローラに枚葉をはさみ付けるように操作される。
【0021】真空ローラ組立体34は、真空オリフィス
42と、軸方向真空通路46と、これら双方を接続する
半径方向真空通路44とを有している。真空通路46は
軸35内でマニホールドとして機能している。オリフィ
ス42と、双方の通路44,46とは真空源と適当な制
御装置とに接続されている。真空源と制御装置とは、図
示されていないが、後で詳細図のところで説明する。
【0022】図3〜図13はフィーダー26が異なる操
作位置に在るところを示した図である。特定の実施例の
場合、真空ローラ装置34は、矢印A−B−C−D(図
3)で示した経路に沿って移動するようにされている。
この経路は送出位置33のところから始まって上方位置
38Uに達している。真空ローラ装置34は、下降して
枚葉10に接触し(経路A)、枚葉10に沿って転動す
るよう起動され、ピックアップ端30に達する(経路
B)。ここで真空ローラ34に真空を作用させ、枚葉1
0のタブ無し端22′が吸着される。真空ローラ34
が、次いで起動され、経路Cに沿って送出端31へ戻
り、その間に枚葉10を周囲に巻付ける。経路Cのほぼ
中間点でラップローラ40が一時的にカムにより真空ロ
ーラから離される。この時点で枚葉10のタブ無し端2
2′がラップローラ40の下を通過する。通過後、ラッ
プローラ40は、再び枚葉10に接触し、真空ローラ3
4に枚葉を当付ける。次いで真空作用が停止され、タブ
無し端22′が放される。真空ローラ34が送出端31
に達すると、刻み線24の後方のタブ22に直ぐ隣接す
る位置で、タブ22に接触することなしに、枚葉10に
真空を作用させる。真空ローラに枚葉を吸着するため
に、真空を再び作用させるのである。真空ローラ34と
吸着された枚葉とは、次いで昇降機構(図示せず)によ
り上昇せしめられ(経路D)、この結果、タブ22が、
トレー28内のパイルに接触することなく通過し得る十
分な回転隙間が設けられる。次いで、真空ローラ装置3
4は回転し、ラップローラ装置がカムにより真空ローラ
から離間され、それによって送出位置のシュート内へ枚
葉10が落とされる。その場合には、真空の作用が停止
され、それにより、タブ22を備えた後端が解放され
る。
【0023】真空ローラ34の円周は、媒体10の使用
長さとほぼ等しい。媒体使用長さは、一般には、タブ無
し端22′から刻み線までの長さにオリフィス幅を加え
た長さと定義される。真空ローラが1回転以上すること
を求められる場合は、使用長さの数の整数フラクション
(integer fraction of numb
er of operating length)にオ
リフィス幅を加えた円周を有するようにする。このよう
に構成することにより、真空ローラは、同じ真空オリフ
ィスで媒体の両端をピックアップすることができる。
【0024】図示の構成の場合、枚葉10のタブ付き端
22は、トレー28の送出端31近くに位置し、刻み線
24を有している。この構成は、枚葉給送の間に枚葉に
加わる応力が最も少ない構成であることが判明した。更
に、早すぎる層分離を防止するためには、タブ付き枚葉
10の後端を更に処理することが望ましいことも判明し
た。
【0025】図3〜図13について、より詳しく説明す
ると、真空ローラ34は経路Aに沿ってスタート位置か
ら腕36により下降せしめられる。次いで、経路Bに沿
って送出端31からピックアップ端30へ移動する。こ
の時点で真空オリフィス42が、タブ無し端22′のと
ころで枚葉10に接触する。ここで真空が真空通路46
を介して生ぜしめられ、上側の枚葉10が真空ローラ3
4に吸着される。次いで真空ローラ34が回転せしめら
れ(時計回りに経路Cに沿って)、枚葉が周面に巻付け
られる(図4)。ばねにより予圧を与えられたラップロ
ーラ40が、カム52と従節53(図示せず、但し図1
5及び図16のところで後述する)を介して真空ポンプ
34と協働する。これにより、タブ無し端22′がラッ
プローラ40の下に来たとき、ラップローラ40は、カ
ムにより予圧を克服し、半径方向に真空ローラ34から
離間する(図5)。次いで、真空ローラ34は回転を続
け、ラップローラ40は、ばねの予圧により再び真空ロ
ーラに接触し、枚葉10に対し圧力を維持し、枚葉10
を真空ローラに当付ける(図6)。ほぼこれと同時に、
真空作用が停止され、枚葉のタブ無し端22′が解放さ
れる。さし当り図7及び図8は無視すると、真空ローラ
34は更に回転を続ける(図9)。真空オリフィス42
は、その場合、タブ22に接触することなしに刻み線2
4の左側で枚葉10に再接触する。真空が再び引かれ、
真空ローラ34に枚葉10が吸着される(図10)。次
いで、真空ローラ34は昇降機構によりパイルから引上
げられ、経路Dに沿って腕36により上方位置38Uに
達する(図11)。枚葉は、したがって、送出時にタブ
22がパイルに触れないだけの十分な間隔41だけパイ
ル上方へ持上げられる。これにより、早過ぎる層分離や
枚葉の掻き傷が防止される。真空ローラ34はラップロ
ーラ40と共に回転を続ける。ラップローラ40は枚葉
10に加圧を続け、真空ローラから枚葉が離れないよう
に当付け続ける(図12)。真空ローラ34が回転し続
けると(時計回りに)、オリフィス42は垂直位置へ向
う。カム(図示せず)が再びラップローラに接触し、真
空ローラから離間させる(図13)。同時に、真空作用
が停止され、枚葉10は送出位置33(図13)へ向か
う。
【0026】真空ローラ34により運ばれる枚葉10に
1個又はそれ以上の枚葉が付着したような場合は、図7
〜図9に示された別の順序が操作過程に導入され、付着
した枚葉を剥がすようにする。既述のように、タブ無し
端22′がラップロールの位置を通過した後(図6)、
ラップロール40は枚葉に接触する。この時点で、既述
のように真空を停止することなく、真空を維持し、真空
ローラの回転及び並進の方向を、図7及び図8に示した
ように、逆転する。この逆回転により、ラップローラは
カムを介し上昇する。余分な枚葉(たとえば10′)は
真空ローラ34により運ばれている枚葉10に付着して
いるだけで、真空作用により吸着されてはいないので、
自由に滑り落ちる。真空ローラ34が逆転されると、付
着枚葉10′と吸着枚葉10との間には十分な相対運動
が生じ、枚葉10,10′の間には異なる力が解放され
る。特に、転動により付着枚葉10′に貯えられたエネ
ルギーが解放され、このエネルギーが付着力を克服す
る。ラップローラ40が真空ローラ34から離間するた
め、付着枚葉10′は分離される。比較的剛性の材料で
ある枚葉10は、静的力が解放されると、急速に分離す
る傾向がある。真空ローラ34が逆転される間、適当な
制御装置により真空を維持可能である。付着枚葉10′
が分離した後、真空ローラ34は、単体化された枚葉1
0と共に再び時計回りに回転し(図9)、ラップローラ
は枚葉10に接触する。
【0027】図14〜図18には、本発明によるフィー
ダー60の一実施例が詳細図で示されている。フィーダ
ー60はベース部材62を有し、この部材62により、
ピックアップ端66と送出端68とを有する枚葉保持装
置又はトレー64が支持されている。フィーダー60
は、また、各内側及び外側のそらせ板71,72の間に
形成される送出通路70を有している。トレー64内に
は1個以上の枚葉10が、基材12を上に向け、タブ2
2を送出端68に向けて置かれている。
【0028】数字符号の後に付された文字符号L,R,
Cは、対応部材の位置を示したものである。説明を簡単
にするために、これら文字符号は、当該部材の位置が重
要でない場合は、用いない。
【0029】既述のように、フィーダー60は真空ロー
ラ装置34を有している。図示の実施例の場合、真空ロ
ーラ組立体34は、共通の軸78に取付けられた複数の
比較的狭幅のホイール部材又はローラないしホイール7
6L,76R,76Cを有している。この例の場合、3
個のホイール部材は、たとえばエラストマ製コーティン
グ77を有し、これにより転動摩擦が高められるように
されており、ホイールは軽量のプラスチック製(たとえ
ばABS、PVCなど)で、リムと、開放スポークと、
ハブとを有するように構成されている。図示の実施例の
場合、3個のホイール部材が軸76L,76R,76C
に配置されている。外側のホイール76L,76Rはト
レー64の、対応する左側(L)と右側(R)との近く
に配置され、中央のホイール部材76Cは、図示のよう
に、トレー64の多少の差はあれ中央(C)に配置され
ている。軸部材78は、内部に軸方向チャンバ46を有
するように構成されている。複数の半径方向部材80
L,80R,80Cが、軸78から下方へ、搬送方向5
0に対し横方向に整列するように、延びている。各半径
方向部材80は、内部に半径方向通路又はチャンバ44
を有するように構成されている(図15と図16)。半
径方向部材80は、それらの近位端81が軸78に結合
され、流路46と連通している。各半径部材80の自由
端部又は遠位端部83には、ベローズ又は吸着カップ8
2が備えられている。可とう性の弾性的なカップ82は
枚葉10に柔らかく接触するようにされている。各ベロ
ーズ82は、半径方向通路44と連通する中心開口42
を有している。
【0030】図示の構成の場合、外側の半径方向部材8
0L,80Rは、対応ホイール部材76L,76Rの外
側に取付けられている。中央の半径方向部材80Cは、
中央ホイール部材76Cの中心に、部材76Cの外側リ
ム部分88に形成された開口86を貫通して取付けられ
ている。あるいは又、中央半径方向部材80Cは中央ホ
イール76Cに隣接して取付けることもできる。ホイー
ル76がピックアップ位置66に来ると(図17の破線
で示された位置)、吸着カップ82が枚葉10と接触
し、搬送を開始する。
【0031】軸78は、その近位端が、ピボット腕組立
体92に取付けられたトロリー90により支えられ、ピ
ックアップ位置66と送出位置68との間を並進運動す
るようにされている。ピボット腕92は、細長い昇降腕
部分94と短脚96とを有している。ピボット腕92
は、短脚96を介して固定され、トレー64のピックア
ップ端近くのベース部材62に取付けられたピボット9
8を中心として旋回運動を行う。昇降腕部分94は、ほ
ぼ枚葉送り兼トロリー搬送方向に延び、トレー64のピ
ックアップ端66近くに位置する自由端100を有して
いる。昇降装置102は、真空ローラ装置34が送出端
68に近付くと、自由端100と接触し、昇降腕部分9
4を上昇させる。昇降装置102は、昇降腕部分94の
自由端100に備えられた支承部105に接触する昇降
器104を有している。昇降器104は、ベース部材6
2に近い下方休止位置106と、昇降装置102上端に
近い上方位置108とを有している。昇降装置102は
モータ駆動のラックとピニオン109を有している。
【0032】昇降部材104は、休止位置106に達す
ると、支承部105から間隔112(図17)だけ離れ
た位置を占める。したがって、昇降装置102が休止位
置106に在る場合は、昇降腕部分94は真空ローラ3
4とピボット98とにより支えられる状態となる。した
がって、腕部分94は、媒体供給源が減少するにつれて
減少するパイル高さに応じた休止位置を自由に占めるこ
とができる。
【0033】昇降部材104が上方位置108、たとえ
ば真空ローラ装置が送出端に在る場合、昇降腕部分94
は最上方位置に在り、真空ローラ組立体34はトレー6
4上方に吊上げられた状態となる。この措置は、運ばれ
てきた枚葉10が送出スロット70(図11及び図1
2)内へ送出される間に、パイルとタブ22との間に容
易に隙間が設けられるようにするための措置である。既
述のように、この上昇措置は、タブが送出時に傷ついた
り、枚葉に引掻き傷が生じた場合に起こり得る部分的な
層分離を防止するためのものである。
【0034】ピボット腕装置92は、内方へ延びる1対
の軸受支持体112を有している。ロッド又は軸116
は、その両端が、この支持体112内に保持されてい
る。軸116は、概して給送方向50に昇降腕部分94
と平行に延びている。
【0035】トロリー90はU字形部材120を有して
いる(図19)。U字形部材120は、内側と外側の1
対の直立側壁121,122と、これらを連結する下方
壁部123とを有している。内側側壁124は、整列さ
れた開口125を有するように形成された1対の間隔を
おいて配置されたトロリー支持部124を有している。
搬送方向50に延びる線形軸受126が各開口125内
に配置されている。軸受126は、軸116上にスリー
ブ状にはめ込まれ、トロリー90がピックアップ位置6
6と送出位置68との間を移動し得るようにしている。
【0036】真空軸部材78は、側壁121,122
の、整列せしめられた開口132内に回転可能に取付け
られ、流体カップリング134により真空ライン136
と、後述する適当な真空制御装置とに接続されている。
逆転可能のモータ138は、図17に示した従来型式の
歯車組139を介して軸78に接続され、軸78を回転
させる。特定の実施例の場合、モータ138はエンコー
ダ140を有するDCモータである。モータ138は、
真空ローラ装置を軸に対して何らかの角位置に位置決め
する。この位置決めは、制御装置(図示せず)からモー
タに送られる指示により行なわれる。制御装置は、本発
明のフィーダーの作業に合致するフィーダーの制御に使
用可能である。真空ローラ組立体の回転角制御を容易に
するため、一実施例の場合、スリット142を有するエ
ンコーダディスク141(図17)が軸78に取付けら
れている。光学センサ143が、トロリーに取付けら
れ、ディスク141と整列せしめられている。ディスク
141はモータエンコーダと操作接続され、角度基準値
を決定する(図17及び図19)。
【0037】ピボット腕装置92が下降し、ホイール7
6が枚葉10に接触すると、モータ138が起動され、
駆動歯車組139と軸78とを介して真空ローラ装置3
4が運動せしめられる。トロリーの並進運動が、ホイー
ルと枚葉との摩擦によって生じる。ピボット腕92が、
既述のように上昇すると、モータ138はホイール76
を異なる角位置へ回転させる。トロリーは、ホイールと
枚葉との間に摩擦が無ければ並進運動はしない。したが
って、1つのモータが、トロリー90の並進運動と真空
ローラ76の角位置とを制御する。
【0038】ピボット腕94に取付けられたセンサ14
4は、エンコーダ140に操作接続され、ピックアップ
位置と送出位置との近くで昇降腕92上のトロリー90
の位置を検出する。センサ144とインターラプトフラ
グ(図示せず)とに応動する適当なソフトウエア制御装
置を用いることにより、モータ138は、どちらの端部
でも正確な位置に停止する。
【0039】真空ローラ装置34の重心は、多少の差は
あれ、内側ホイール76Rの近くに位置している(図1
9)。本発明によれば、枚葉上での真空ローラ装置34
の重量を真空ホイール76L,76R,76Cの間によ
り均等に分配する手段が得られる。図17に見られるよ
うに、ばね腕145が、外側側壁122のところのピボ
ット146に旋回可能に取付けられ、昇降腕部分94上
方に位置決めし得るようにされている。ばね腕145
は、ころ軸受147を有し、腕部分94上に縦方向に延
びる支承面148に軸受147を介して接触している
(図19)。ピン149は、ばね腕145の自由端に固
定されている。アンカーピン150は外側側壁122に
取付けられている。ばね151は、これらのピン14
9,150を相互結合している。ばね151は、ばね腕
145を下方へ引張ることによりトロリー90に予圧を
与え、それによってトロリーの外側側壁122を上方へ
強制的に引張り、真空ローラ組立体34が下方へ強制さ
れ、それにより下方への力が枚葉全体にわたり、より均
等に再分配される。
【0040】真空ローラ組立体34が送出位置68で上
昇せしめられると、重心(及びばね腕145)のところ
での下方への力は真空ローラ組立体34を逆時計回りに
回転させる傾向がある(図19)。これにより枚葉の方
向に混乱が生じることがある。このため、この回転防止
措置がとられている。
【0041】図17と図19とに示したように、昇降腕
部分94は、送出端68近くの下側に下向きストッパ面
152を有している。トロリーは側壁122から内方へ
延びる回転防止面154を有し、トロリー90が送出端
68に位置する場合に、この回転防止面154がストッ
パ面152に接触するようにされている。これらの面1
52,154は僅かの間隔をおいて配置されている(図
19)。昇降腕部分94が上昇すると、回転防止面15
4はストッパ面152に突当り、それによりトロリー9
0と真空ローラ装置34とは、ストッパ面以下のレベル
に留まる。
【0042】図14に示されているように、全体のシス
テム制御の一部をなす真空制御装置が、真空ローラ装置
34の制御用に備えられている。真空ローラ装置34
は、真空ポンプ160、フィーダーリリース弁162、
真空圧力センサ164、フィーダー選択弁166を有し
ている。エアフィルタ168も備えられている。ポンプ
160、リリース弁162、圧力センサ164、選択弁
166、エアフィルタ168は、真空ライン136を介
して流体カップリング134へ直列接続されている。流
体カップリング134は、軸方向真空ライン46、半径
方向真空ライン44、ベローズ80と流体接続されてい
る。
【0043】フィーダーリリース弁162は、真空ロー
ラ34の角位置に対し適当なスイッチ及び制御電子装置
(図示せず)を介して選択的に応動し、真空オリフィス
42が選択された角位置に来ると、既述のように(図3
〜図13)、真空ライン136への真空回路を開閉す
る。真空圧力センサ164は、正常な作動に必要な十分
な真空圧が供給されているか否かの指示、真空ローラと
枚葉との始めの接触位置の確認、送り中の双方の接触状
態のモニタリングを行なう。真空の不足又は損失は、真
空制御装置の一部をなす適当なセンサ(図示せず)によ
って検出し、公知の形式で装置を再設定する。
【0044】フィーダー選択弁166の機能は、真空ラ
イン136を、図示のフィーダー60に連結したり、デ
ュアルフィード形式の場合は、隣接フィーダー(図示せ
ず)に連結したりすることである。エアフィルタ168
は適宜に空気を濾過する。真空ポンプ160も、同じく
公知形式で真空に引く機能を有する。
【0045】図15、図16、図18、図19に示した
ように、軸78には、間隔をおいて同軸的に1対のカム
部材180L,180Rが配置されている。カム部材に
対応するカム従節リンケージ組立体182L,182R
は軸部分194を有するセグメント193を備え、この
軸部分194が、左端の端板195の内面に旋回可能に
取付けられている。リンケージ組立体182Rの他方の
軸部分はトロリーから延びるブッシュ197に旋回可能
に取付けられている。端板195は、バーを介して一緒
にトロリーに結合され、剛度を高めており、かつ図示の
形状を有している。端板195は、軸78に回転可能に
取付けられ、軸78は端板に対し回転可能である。共通
の軸184は、真空ローラ軸78と平行に延びている。
共通の軸184は、複数のラップローラ部材40L,4
0R,40Cを有している。これら各ラップローラは、
対応真空ホイール76L,76R,76Cの外側リム部
分88に、既述のように接触している。1対のトーショ
ンばね196が備えられている。一方のばね196は、
図15と図16に示したように、軸194に取付けら
れ、その一端196aは端板195の一部(図示せず)
に結合され、他端196bはリンケージ組立体182L
のカムローラ200の軸198と接触している。他方の
テンションばね196は、他方のリンケージ組立体18
2Rの軸194に取付けられ、一端がブッシュ197に
接触し、他端がカムローラ軸に接触している。これらの
トーションばね196の機能は、リンケージに予圧を与
えて、リンケージが強制回転されるようにすることによ
り、ラップローラをホイール76と接触させることであ
る。各カム部材180は、半径方向部材80と整列する
高い個所又は最大半径を有するように構成されており、
この結果、枚葉10がラップローラ40の方向へ運ばれ
るにつれて、ラップローラ40が真空ホイール76から
離間され、枚葉の前端が下を通過できるようにされる。
軸の回転が続けられることにより、カムが回転し、トー
ションばねがリンケージを反対方向に駆動できるように
なり、この結果、軸184と関連ラップローラとがホイ
ール76に接近し、枚葉を再び挟み付ける。したがっ
て、カムは、ラップローラがホイールと枚葉とに対し、
図3〜図13のところで既に説明したように、接触と離
間を行なうことができるように構成されている。
【0046】以上、本発明を現時点で最善と考えられる
好適実施例について説明したが、当業者には、本発明の
範囲を逸脱することなしに種々の変化形及び変更態様が
可能であることは言うまでもない。添付クレイムは、本
発明の精神及び範囲に含まれるその種の変化形及び変更
態様のすべてを含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置によって運ばれるラミネート
シートの斜視図。
【図2】図1のラミネートシートの側断面図で、数層の
シートの層分離のいくつかの局面を、分り易くするため
に誇張して示した図。
【図3】本発明の枚葉フィーダーの略示図。隣接の支持
構造物は省略されている。
【図4】真空ローラが枚葉を吸着し、時計回りに回転
し、同時に経路Cに沿って並進運動するところを示した
図。
【図5】離間したラップローラ下をタブを有する枚葉端
部が通過する段階を示した図。
【図6】最上部の枚葉にその下の枚葉が付着したまた運
ばれた場合を示した図。
【図7】真空ローラを逆転させることにより、付着した
枚葉を分離する処置を示した図。
【図8】真空ローラの逆転により付着枚葉が分離した段
階を示した図。
【図9】真空が停止され、枚葉端部が解放された段階を
示した図。
【図10】真空ローラが更に回転し、送出端に達したと
ころを示した図。
【図11】真空ローラが枚葉の他端を吸着し上方位置に
達した段階の図。
【図12】真空ローラが上方位置で回転した段階の図。
【図13】真空ローラの真空が停止され、かつラップロ
ーラが離間し、枚葉が送出される段階の図。
【図14】本発明のフィーダーの斜視図。
【図15】枚葉の送りと単葉化とを補助するラップロー
ラが真空ローラに接触した状態を示した図。
【図16】ラップローラが真空ローラから離間した状態
を示した図。
【図17】本発明のフィーダーの側面図で、真空ローラ
が送出位置に在る状態を実線で示し、ピックアップ位置
に在る状態を破線で示した図。
【図18】本発明のフィーダーの平面図。
【図19】図18の19−19線に沿った部分断面図。
【符号の説明】
10 枚葉(ラミネートシート) 12 基材 14 ピールシート 16 画像形成層 18,18′ 補完画像 22 タブ 26 シートフィーダー 28 トレー 30 ピックアップ端 31 送出端 33 送出位置 34 真空ローラ 38U 上方位置 38L 下方位置 42 真空オリフィス 44 半径方向真空通路 46 軸方向真空通路 60 シートフィーダー 64 トレー 66 ピックアップ端 68 送出端 76 真空ローラ 78 軸 90 トロリー 92 ピボット腕組立体 94 昇降腕組立体 102 昇降組立体 106 下方位置 108 上方位置 120 U字形部材 138 モータ 139 歯車組

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択された枚葉送り方向に枚葉を個々に
    供給する装置であって、感熱基材と、この基材に、中間
    の多成分の、接着剤を含む画像形成層を介して結合され
    た廃棄可能の上張りラミネートピールシートとにより形
    成されたラミネート感熱印刷媒体を送出し、前記基材が
    縁辺区域近くの基材自由表面に刻み線に沿って形成され
    た脆いタブを有する形式のものにおいて、前記装置に、 開放頂部と、両端のピックアップ端(30)及び送出端
    (31)とを有する枚葉保持装置(28)が備えられ、
    この保持装置が、枚葉送り方向に対し横方向に延び、上
    向きの自由な表面と送出端のタブ(22)とを有する枚
    葉のパイルを受容するようにされ、 枚葉保持装置の両端に対応するピックアップ位置と送出
    位置(33)との間を往復動する真空ローラ装置(3
    4)が備えられ、この装置が、枚葉送り方向に対し横方
    向に配置された、真空に引くよう操作可能な、枚葉を吸
    着する真空装置を有しており、この真空装置によりピッ
    クアップ位置近くで枚葉が吸着され、その周面に巻付け
    られ、送り方向で選択された第1角位置へ運ばれ、かつ
    また、前記第1角位置で端部への真空作用が停止され、
    次に再び真空に引かれることによりタブ付き端部近くで
    枚葉が吸着され、枚葉が送出位置近くの、選択された第
    2角位置へ運ばれ、ローラ装置が送出位置へ接近する
    と、枚葉が解放され、更に、 ラップローラ装置(40)が備えられ、このラップロー
    ラ装置が、少なくとも第1と第2の角位置の間で真空ロ
    ーラ(34)に枚葉を当付けることにより、真空作用の
    停止の間、枚葉が保持され、更に、 真空装置を選択的に真空に引く装置が備えられ、各第1
    と第2の角位置で枚葉の両端が吸着したり解放したりさ
    れ、更に、 昇降装置(102)が備えられ、この昇降装置が、真空
    ローラ装置(34)と枚葉とをパイルから上昇させ、そ
    れによりパイルの枚葉に掻き傷が生じることが防止され
    ることを特徴とする、枚葉を個々に供給する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、真空ロー
    ラ装置(34)が、枚葉送り方向に対し横方向の軸部材
    と、この軸に取付けられた複数真空ローラ(34)とを
    有することを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、真空ロー
    ラ装置が、更に、中心流路(46)を有する中心軸と、
    中心軸から半径方向に延びる複数真空部材とを有し、こ
    れらそれぞれが、中心流路と連通する半径方向流路を有
    することにより、枚葉に真空を加え得ることを特徴とす
    る装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、各半径方
    向部材が、弾性的な吸着カップ(82)を付加された自
    由端部を有し、この端部が対応半径方向流路と連通し、
    それにより押圧可能に枚葉と接触することを特徴とする
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の装置において、真空ロー
    ラ(34)のそれぞれが互いに適宜な間隔をおいて配置
    され、真空が加えられている間、カップ間で枚葉端が弓
    形にたるむことが防止されていることを特徴とする装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の装置において、少なくと
    も1つの吸着カップが、供給される枚葉の角隅部近くに
    位置するようにされることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の装置において、半径方向
    部材のそれぞれが、枚葉の各対応縁辺近くに位置するよ
    うにされることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の装置において、半径方向
    部材の少なくとも1つが枚葉の中央に位置するようにさ
    れることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の装置において、真空ロー
    ラ装置が複数のローラを有し、これらローラのそれぞれ
    が中心軸に取付けられ、枚葉の縁辺部と接触するように
    されていることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の装置において、少なく
    とも1個の真空ローラが中央に配置され、枚葉の中央部
    と接触するようにされることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の装置において、真空ロ
    ーラが半径方向部材のそれぞれの近くの軸上に配置され
    ていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の装置において、少なく
    とも1個の中央ローラが、中央に位置する対応半径部材
    と整列せしめられていることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の装置において、ラップ
    ローラ装置(40)がカム装置を有しており、このカム
    装置によりラップローラが真空ローラから離れて上昇せ
    しめられることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の装置において、枚葉
    を吸着する真空装置が第1角位置近くでラップローラに
    近づくと、カム装置(180)の操作により、ラップロ
    ーラが真空ローラ装置から離間せしめられることを特徴
    とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の装置において、昇降装
    置(102)がピボット腕(92)を有しており、この
    ピボット腕が、枚葉送り方向に対し横方向に、かつまた
    送出端に配置された軸を中心として旋回可能に配置さ
    れ、かつピックアップ端近くに自由端を有することを特
    徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の装置において、昇降
    装置(102)が、更に、昇降部材(104)を有し、
    この昇降部材がピボット腕(92)の自由端と接触し、
    ピボット腕を昇降させることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の装置において、トロリ
    ー装置(90)が備えられ、これによってローラ装置が
    支持され、ピックアップ位置と送出位置との間を往復動
    可能にされることを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の装置において、トロ
    リー装置(90)が、更に、ピボット腕(92)を有し
    ており、このピボット腕が、枚葉送り方向に対し横方向
    の、送出位置近くに配置された軸を中心として旋回可能
    に配置され、かつピックアップ位置近くに自由端を有す
    ることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の装置において、前記
    ピボット腕(92)が、送り方向に沿ってピックアップ
    位置から送出位置へ延びる細長い支持体を有しており、
    かつまた前記トロリー装置(90)により、ピックアッ
    プ位置と送出位置との間で支持体上を往復動が可能とな
    ることを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の装置において、トロ
    リー(90)が、軸を中心として回転可能にピボット腕
    に、それも送り方向に取付けられていることを特徴とす
    る装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の装置において、トロ
    リー(90)とピボット腕(92)との間に予圧ばね装
    置が備えられ、これにより枚葉自由表面方向に真空ロー
    ラ装置に対し回転可能に予圧が加えられ、これによって
    真空ローラと枚葉との間に力が分配されることを特徴と
    する装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の装置において、ピボ
    ット腕(92)が内側縁部と外側縁部とを有し、かつま
    たトロリーが、内側縁部近くでピボット腕に懸架されて
    いる内側壁部を備えた部材を有することを特徴とする装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の装置において、前記
    部材がU字形であることを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の装置において、ばね
    力を負荷されたピボット部材の形式の予圧装置がピボッ
    ト腕の外側縁部に配置されていることを特徴とする装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の装置において、真空
    ローラ装置が、更に、トロリーに取付けられた近位端
    と、近位端から離れた遠位端とを有する片持ち部材を有
    しており、この片持ち部材が枚葉送り方向に対し横方向
    に延びていることを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の装置において、片持
    ち部材がトロリー内に回転可能に取付けられていること
    を特徴とする装置。
  27. 【請求項27】 請求項1記載の装置において、駆動装
    置が備えられ、真空ローラ装置と操作接続され、真空ロ
    ーラ装置をピックアップ位置と送出位置との間に選択的
    に位置づけすることを特徴とする装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の装置において、駆動
    装置がモータを有することを特徴とする装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の装置において、モー
    タがエンコーダを有することを特徴とする装置。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の装置において、基準
    検出器(reference detecter)が電
    子装置を介してエンコーダに操作接続され、基準値が定
    められることを特徴とする装置。
  31. 【請求項31】 請求項1記載の装置において、選択的
    に真空を作用させる装置が単一列の真空オリフィスを有
    することを特徴とする装置。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の装置において、真空
    オリフィス(42)が枚葉送り方向に対し横方向に整列
    せしめられていることを特徴とする装置。
  33. 【請求項33】 枚葉を送出位置へ給送する装置におい
    て、前記装置に、 枚葉保持装置(28)が備えられ、この保持装置が、そ
    れぞれ遠位位置と近位の送出位置に位置する第1と第2
    の両端部を有し、これら両端部が枚葉の両端部に対応し
    ており、更にまた前記保持装置が枚葉のパイルを収容す
    るようにされており、また、 枚葉を吸着する真空装置が備えられており、この真空装
    置が、前記枚葉保持装置(28)の両端に対応する第1
    と第2の位置との間を往復動可能であり、かつ枚葉を吸
    着する真空ローラ装置を有しており、この真空ローラ装
    置(34)により第1端部近くに真空が加えられること
    により枚葉が吸着され、枚葉がローラ周面に巻付けら
    れ、選択された第1角位置へローラが到達し、第1端部
    は、前記第1角位置で真空が停止されることにより解放
    され、次いで、前記ローラが第2端部に近づくと、枚葉
    第2端部及び端部近くに真空が引かれ、それによりロー
    ラ周面に枚葉が巻付けられて、選択された第2角位置へ
    運ばれ、前記ローラ装置が前記第2端部に近づくと、前
    記第2角位置で枚葉への真空が停止され、これにより枚
    葉を前記保持装置から取出すことができ、更に、 前記枚葉吸着装置と真空ローラ装置との操作により前記
    ローラ装置に選択的に真空を引くことができ、それによ
    り、前記対応第1、第2角位置にて枚葉の各第1、第2
    端部を吸着、解放されることを特徴とする装置。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の装置において、枚葉
    を吸着する真空ローラ装置が単一列の真空オリフィスを
    有することを特徴とする装置。
  35. 【請求項35】 請求項34記載の装置において、前記
    真空ローラ装置が枚葉長さに相関する周長を有し、これ
    により前記単一列のオリフィスが枚葉の第1、第2端部
    双方に接触可能となることを特徴とする装置。
  36. 【請求項36】 請求項33記載の装置において、ラッ
    プローラ装置が備えられ、この装置を操作することによ
    り、第1と第2の角位置間の真空ローラ装置選択角回転
    位置でラップローラを枚葉に接触させることが可能であ
    り、更に、 前記真空ローラ装置が前記選択位置に達した場合に前記
    真空ローラ装置の運動方向を枚葉送り方向と逆方向に逆
    転する装置が備えられていることを特徴とする装置。
  37. 【請求項37】 請求項33記載の装置において、前記
    ラップローラ装置(40)が、選択位置で枚葉に接触
    し、それにより枚葉を送出位置へ向けることを特徴とす
    る装置。
  38. 【請求項38】 請求項37記載の装置において、前記
    ラップローラ装置が、前記真空ローラ装置上の枚葉(1
    0)に第1、第2位置間の選択個所で接触し、枚葉を真
    空ローラに対し密着させるよう強制することを特徴とす
    る装置。
  39. 【請求項39】 少なくとも1個の枚葉を枚葉パイルか
    ら取出し、枚葉の選択送り方向でピックアップ位置から
    送出位置まで給送する方法において、この方法に次の処
    置、すなわち、 各ピックアップ位置と送出位置とにピックアップ端部と
    送出端部とを有する枚葉のパイルを保持し、前記端部が
    枚葉送り方向に対し横方向に延びるようにする処置と、 ピックアップ端部に隣接するパイル最上位の枚葉に真空
    ローラ装置を接触させ、真空源により真空が引かれるこ
    とにより真空ローラに枚葉を吸着する処置と、最上位の
    枚葉を吸着する一方、真空ローラ装置(34)を枚葉送
    り方向へ回転しながら並進運動させることにより、ロー
    ラに枚葉を巻付け、ローラ装置(34)の選択第1角位
    置へ運ぶ処置と、 第1角位置で真空を停止することによりピックアップ端
    部をローラ装置から解放する処置と、 ローラ装置(34)が枚葉送り方向で進むさい、最上部
    枚葉の送出端部近くに真空が引かれ、それにより送出端
    部近くで枚葉を吸着し、枚葉をローラ周面に巻付けつ
    つ、送出位置に近い真空ローラ装置第2選択角位置へ運
    ぶ処置と、 ローラ装置(34)が送出位置へ近づくと、真空作用を
    停止することにより第2角位置でローラ装置から枚葉を
    解放し、送出する処置とが含まれることを特徴とする、
    枚葉を給送する方法。
  40. 【請求項40】 請求項39記載の方法において、更に
    次の処置、すなわち、真空ローラ装置(34)と、巻付
    けられた枚葉とを、送出位置に隣接するパイルに対し上
    昇させることにより、ローラ装置(34)と枚葉(1
    0)とが障害物を通過し得るようにする処置を含むこと
    を特徴とする方法。
  41. 【請求項41】 請求項39記載の方法において、更に
    次の処置、すなわち、パイル最上位の枚葉に対し真空ロ
    ーラ装置の力が全体として均等に分配されるようにする
    ことにより、最上位の枚葉の横ずれを防止する処置が含
    まれることを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 請求項39記載の方法において、真空
    源の真空を引く前記処置が、真空ローラ装置の単一列の
    真空オリフィスを利用することにより、枚葉のピックア
    ップ端部と送出端部との双方を吸着し、送り方向に真空
    ローラ装置を進行させる処置を含むことを特徴とする方
    法。
  43. 【請求項43】 請求項42記載の方法において、更
    に、次の処置、すなわち、最上位の枚葉に対し真空ロー
    ラ装置の力を全体として均等に分配することにより、最
    上位の枚葉とのオリフィスの接触が確実に行なわれるよ
    うにする処置を含むことを特徴とする方法。
  44. 【請求項44】 請求項39記載の方法において、更
    に、次の処置、すなわち、真空ローラ装置(34)上の
    枚葉に対しラップローラ(40)を当付けることによ
    り、送り方向でのローラ装置(34)の進行距離の一部
    を進む間、ローラ装置(34)上に枚葉を保持する補助
    が得られるようにし、かつピックアップ端部を送出位置
    へ向けるようにする処置が含まれることを特徴とする方
    法。
  45. 【請求項45】 請求項39に記載の方法において、パ
    イルの枚葉のそれぞれが感熱ラミネート印刷媒体(1
    0)であり、この媒体は、感熱基材(12)と、中間の
    多成分感熱接着剤及び画像形成層を介して基材(12)
    に結合された廃棄可能な上張りピールシートとから成っ
    ており、かつまた、基材(12)は、その縁辺部に近い
    片面の刻み線に沿って形成された脆いタブ(22)を有
    しており、枚葉が互いに付着し合う傾向を有することを
    特徴とする方法。
JP7110941A 1994-05-10 1995-05-09 印刷媒体を供給する方法と装置 Pending JPH0859001A (ja)

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