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JPH08503424A - むくドリル - Google Patents

むくドリル

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Publication number
JPH08503424A
JPH08503424A JP6512723A JP51272394A JPH08503424A JP H08503424 A JPH08503424 A JP H08503424A JP 6512723 A JP6512723 A JP 6512723A JP 51272394 A JP51272394 A JP 51272394A JP H08503424 A JPH08503424 A JP H08503424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
cutter plate
guide strip
cutting edge
extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6512723A
Other languages
English (en)
Inventor
ディーター クレス
フリードリヒ ヘーベルレ
Original Assignee
マパール ファブリーク フュア プレツィジオーンスヴェルクツォイゲ ドクター クレス コマンディートゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マパール ファブリーク フュア プレツィジオーンスヴェルクツォイゲ ドクター クレス コマンディートゲゼルシャフト filed Critical マパール ファブリーク フュア プレツィジオーンスヴェルクツォイゲ ドクター クレス コマンディートゲゼルシャフト
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 本体(3,103)と、端面側が開放した、カッタープレート(7,107)を収容する溝(9,109)と、カッタープレートを保持する締め付け装置と、むくドリル(1,101)の本体(3,103)の外周而(19,119)に挿入された案内条片(27,127,41,43)とを備えたむくドリルを提案する。むくドリルは、カッタープレート(7,107)の側方の切刃(21,121)が本体(3,103)の外周面(19,119)から突出していることを特徴とする。この切刃に対向して、この切刃の切削力を受け止めるために、第1の案内条片(27,127)が設けられている。端面側に作用する二つの切刃(13,113,15,115)を形成するためにカッタープレート(7,107)が中心軸線と一致するむくドリル(1,101)の回転軸線(17,117)を越えて延びるように、カッタープレートの幅が選定されている。この両切刃は形成された穴内で工具をセンタリングするために寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】 むくドリル 本発明は、本体と、端面側が開放した、カッタープレートを収容する溝と、カ ッタープレートを保持する締め付け装置と、本体の外周面に挿入された案内条片 とを備えたむくドリルに関する。 むくドリルは工作物に穴をあけるために役立つ。このドリルは直接加工するこ とができる。すなわち、下穴をあける必要がない。従って、ドリルは端面に、工 作物の材料を削る刃を備えている。この場合、一方では、形成される穴の寸法が 非常に不正確である、すなわち所望の寸法精度からずれるという欠点、他方では 表面の質が不充分であるという欠点がある。従って、往々にして、超仕上げ加工 する前に、穴を更に加工する必要がある。そのため、穴の多数の加工工程を必要 とし、穴あけに時間的コストおよび費用的コストがかかる。 そこで、本発明の課題は、下穴をあけずに穴を直接あけることができ、穴の寸 法精度とその表面の質が非常にきびしい要求を満たし、少なくとも若干の後加工 段階を省略することができる、むくドリルを提供することである。 この課題は、冒頭に述べた種類のむくドリルにおいて、請求項1記載の特徴に よって解決される。本発明によるむくドリルは、側方の切刃が本体の外周面から 突出しているカッタープレートを備えている。この側方の切刃に対向して第1の 案内条片が設けられている。カッタープレートの幅は、端面側に作用する二つの 切刃を形成するためにカッタープレートが中心軸線と一致するむくドリルの回転 軸線を越えて延びるように、選定されている。従って、このむくドリルは、下穴 をあけずに穿孔することができる、端面側に作用する2個の切刃を備えている。 端面側に作用するこの切刃の少なくとも一つは、むくドリルの本体の外周面から 側方へ突出まで延び、あけられた穴の表面を加工する働きをする。その際、カッ タープレートまたはむくドリルに生じる力は、対向配置された第1の案内条片に よって受け止められるので、穴表面の非常に正確な加工が保証され、従って一方 では非常に良好な寸法精度と、他方では非常に良好な表面の質が生じる。 本発明の好ましい実施形では、カッタープレートが溝内で回転軸線に対して半 径方向に摺動可能に配置されている。これにより、カッタープレートを本体と相 対的に半径方向に非常に有利に摺動させることができるので、対向する案内条片 と相対的にカッタープレートを正確に位置決めすることができる。それによって 特に、穴の寸法と、案内条片から対向する切刃までの間隔が正確になる。従って 、摩耗による寸法の狂いを補償することができる。 本発明の他の有利な実施形によれば、カッタープレートが本体内で軸方向に延 びる延長部を備え、この延長部が締め付け装置およびまたは調節装置と協働する 。これにより、同時にカッタープレートを本体内で締め付け固定ずるために使用 可能である範囲を、カッタープレートに付設することができる。この範囲を介し て、カッタープレートの半径方向摺動が可能である。それによって、カッタープ レート全体を簡単に構成することができる。というのは、カッタープレートの付 加的な錠止がもはや不要であるからである。 本発明の他の有利な実施形によれば、延長部が作用面を備え、この作用面が特 に、溝を通る半径方向線に対して直角と異なる角度で、更に好ましくは回転軸線 に対して角度をなして延びている。締め付け面のこの特別な形成により、カッタ ープレートの確実な締め付け固定が可能である。というのは、カッタープレート に作用する締め付け力が、溝内でのカッタープレートの移動方向と同じ方向に作 用しないからである。 むくドリルの特に有利な実施形では、第1の案内条片が、工具の回転軸線方向 に見て実質的にカッタープレートの高さ全体にわたって延びている。それによっ て、むくドリルの外周面から突出する切刃によって工具に加えられる力が、きわ めて良好に受け止められ、ドリル尖端を偏向させることがない。これは穴の寸法 精度と表面の質を良好にすることになる。 更に、むくドリルの有利な他の実施形では、本体の外周面から突出する、カッ タープレートの切刃に、第2の案内条片が付設され、第1の案内条片に第3の案 内条片が付設され、これらの案内条片が回転方向に見て切刃または第1の案内面 の後方に配置されている。この付加的な案内条片によって、形成された穴内での 工具のきわめて良好な案内と安定化が達成されるので、穴の前記の良好な結果が 生じる。 更に、むくドリルの好ましい実施形では、カッタープレートがスローアウェイ チップとして形成されている。これにより、カッタープレートは少なくとも2回 使用することができる。端面側に設けたカッタープレートの切刃と、外周面から 突出する切刃が摩耗した後、カッタープレートをむくドリルの回転軸線に対して 横方向に延びるその横方向軸線回りに回転させると、その前に端面側に配置され ていた切刃が今度はカッタープレートを収容する溝内で下側に配置される。その 前にそこにあった切刃は使用されていないので、むくドリルのそれ以降の使用の ために用いることができる。それによって、比較的に高価であるカッタープレー トの材料が非常に良好に使用される。 むくドリルの他の実施形では、カッタープレートが、端面と反対側の外縁によ って、溝の底に支持されるように、カッタープレートを収容ずる溝が形成されて いる。これにより、工作物を加工するときに生じる力がむくドリルの本体によっ て最適に受け止められる。 むくドリルの他の有利な実施形では、むくドイルの外周面から側方に突出する 切刃に対向配置されたカッタープレートの側縁が、カッタープレートを収容する 溝の側方画成面に支持可能である。その際、カッタープレートが第1の案内条片 の内面に直接支持され、それによって反力が案内条片を介して穴壁に直接伝えら れると、むくドリルの非常に良好な案内が保証される。 むくドリルの他の実施形はその他の従属請求項から明らかである。 次に、図に基づいて本発明を詳しく説明する。 図1はむくドリルの前側部分の正面図、 図2は図1の状態から180°回転させて見た、むくドリルの背面を示す図、 図3は図1のむくドリルの左側面図、 図4は図1に示したむくドリルの右側面図、 図5はむくドリルの平面図、 図6は他の実施例のむくドリルの正面図、 図7は図6のむくドリルの平面図である。 むくドリル1の前側部分を横方向から見た図である図1を正面図と定義する。 この正面図はむくドリルの前側端部を示している。むくドリルは後側がシャンク に接続しており、このシャンクは工作機械に取付けるために役立つ。むくドリル 1の本体3はほぼ円筒形に形成されている。左側には扇形の凹部が例えばフライ ス加工によって形成されている。この凹部は切り屑排出室5を形成する働きをす る。切り屑排出室の範囲にはカッタープレート7が設けられていない。このカッ ターブレートはむくドリル1の本体3の端面側に形成された溝9に収納されてい る。カッタープレート7がむくドリル1の端面11から突出しているので、端面 側で作用する二つの切刃13,15が形成される。この切刃は工作物の加工時に 穴の底を切削除去するので、むくドリル1は下穴をあけずに直に加工可能である 。 切刃13,15は約140〜170゜の範囲、特に約155゜の鈍角αをなし ている。両切刃13,15はむくドリル1の中心軸線と一致する工具の回転軸線 17のところで交差している。図1から推察されるように、回転軸線17から離 れたところで、切刃13,15は、回転軸線17にすぐ隣接する範囲よりもきつ い勾配で傾斜させることができる。この場合、125〜155゜、特に約140 ゜の角度をなす。 図1において左側の、カッタープレート7の切刃13は、むくドリルの外周面 19から突出し、それによって側方の切刃21を形成している。カッタープレー ト7は一方の側においてのみ工具の外周面19から突出しているので、端面側で 作用するカッタープレート7の二つの切刃13,15と、片側で作用する側方の 切刃21が形成されている。 すなわち、工具またはむくドリル1は、端面側でいわゆる二枚カッターのよう に作用し、その外周面の範囲で一枚カッターのように作用する。 側方の切刃21から出発してむくドリル1の回転軸線17を越えるような幅に カッタープレート7が形成されていることにより、穴内で工具のセンタリングが 行われる。このセンタリングは切刃13,15が互いに反対向きの切削力を生じ ることに基づいている。この切削力は切刃13,15の異なる長さに基づいで完 全には相殺されない。しかしながら、切刃13,15の長さをできるだけ近づけ ることにより、充分な力の相殺が行われる。 図1から判るように、切刃13,15に対向して同一の切刃13′,15′が 設けられている。すなわち、カッタープレート7は向きを変えて使用可能なスロ ーアウェイカッタープレートとして形成されている。同様に、側方の切刃21に 対向して、図1の左下側に見える側方の切刃21′が設けられている。図示した むくドリル1の場合には、カッタープレート7は中央の孔23を備えている。こ の孔に、適当な固定ボルトまたは締め付けボルトが係合する。この孔の中心を通 って横方向軸線25が延び、この横方向軸線はこの中心で回転軸線17と交叉し ている。カッターブレート7が横方向軸線25回りに180゜だけひっくり返さ れると、切刃13′,15′が上側に位置し、むくドリル1の端面11から突出 する。一方、切刃13,15は切刃13′,15′の位置を占める。 側方の切刃21に対向して案内条片27が設けられている。この案内条片は側 方の切刃21によって生じる反力を受け止め、穴の壁に伝達する。 第1の案内条片27は、回転軸線17の方向に見てカッタープレート7の高さ 全体にわたって延び、二重矢印で示したむくドリル1の送り運動時に、案内条片 の前縁が側方の切刃21の幾分後方に位置するように形成されている。従って、 回転軸線17に対して横方向に測ったときに、第1の案内条片27の最も前側の 縁は、側方の切刃21の少し下方に位置する。すなわち、側方の切刃21が作用 した直後、第1の案内条片27が穴壁に作用し、反力を受け止める。それによっ て、穴内でのむくドリル1の最適な案内が行われるので、一方では非常に良好な 寸法精度が得られ、他方では傑出した表面が得られる。 図1から推察されるように、むくドリル1は冷却媒体供給部を備えることがで きる。この冷却媒体供給部は例えば孔29内を延びる、本休3内の中央の供給通 路を含んでいる。この供給通路には冷却媒体通路31が開口し、この冷却媒体通 路はむくドリル1の端面11で開放している。 カッタープレート7を収容する溝9は、回転軸線17の左側に設けられた第1 の接触面33を備えている。この接触面には、切刃13′の直ぐ隣りのカッター プレート7の範囲が支持されている。図1において下側に位置する切刃15′の 範囲において、カッタープレート7は露出している。すなわち、カッタープレー トは溝9の底に接触していない。これに対して、側方の切刃21と反対側のカッ タープート7の右側の側縁34は、第2の接触面35に接触している。この接 触面は例えば第1の案内条片の背面によって形成可能である。 図1に示すように、カッタープレート7の左側の側方画成縁は、側方の切刃2 1から出発して、回転軸線17の方へ幾分引っ込んでいる。この場合、側方の切 刃21はカッタープレート7の最も外側の範囲を形成し、これに対向して図1の 下側には、最も引っ込んだ範囲37が見える。カッタープレート7の左側の側縁 はカッタープレート7の右側の側縁34に対して平行に延びている。 図1に関する定義に対応して、図2はむくドリル1の正面に対ずる背面を示す 図である。図1と一致する部分には同じ参照符号が付けてあるので、上記の説明 を参照することができる。 図2は、むくドリル1内において、カッタープレート7がむくドリルの本体3 に端面側から穿設された溝9内にどのように挿入されているかを示している。カ ッタープレートは、二つの切刃15,13がむくドリル1の端面から突出するよ うに、締め付けボルト39によって保持されている。同時に、側方の切刃21が むくドリル1の外周面19から突出している。側方の切刃21に接続するカッタ ープレート7の側縁は、反対側に設けられたカッタープレート7の側縁に対して 平行に延びている。 むくドリル1の本体3内には、切り屑排出室5′を形成するために、この側に も自由空間が加工されている。この切り屑排出室により、切刃15によって削り 取られた切り屑を排出することができる。 側方の切刃21に隣接して、むくドリル1の外周面19には、第2の案内条片 41が挿入されている。これと同様に、図1に従って、第1の案内条片27に隣 接して、第3の案内条片43がむくドリル1の外周面19に挿入されている。 破線で示すように、供給通路29から出発して、冷却媒体通路31′が設けら れている。この冷却媒体通路はむくドリル1の端面11に開放している。ここか ら出る冷却媒体は一方では工具を潤滑および冷却する働きをし、他方では加工時 に発生する切り屑を搬出する働きをする。 図2から特に判るように、第1の案内条片27が回転軸線17の方向のカッタ ープレート7の高さにわたって延びている。この案内条片は第2の案内条片41 または第3の案内条片43とほぼ同じ長さに形成可能である。しかし、第2と第 3の案内条片を第1の案内条片よりも短く形成してもよい。これは例えば後述の 図3の説明から明らかになる。 図3はむくドリル1の正面に対する側面を示す図であり、カッタープレート7 の側方の切刃21を示している。図1,2に基づいて説明した部品は同じ参照符 号がつけてあるので、ここではその説明は省略する。 図3の概略図から判るように、カッタープレート7の切刃13,15はむくド リル1の端面11から突出し、カッターブレート7の両側に設けられている。こ の場合、二重矢印方向、すなわち下側から上側への送り時に工具が時計回りに回 転するので、側縁21が図3において左側から右側へ移動し、その際穴の壁から 切り屑が削り取られる。これに対応して、切刃13は左側から右側へ移動し、切 刃15は右側から左側へ反対方向に移動する。 切刃13と側方の切刃21によって削り取られた切り屑は、切り屑室5を経て 搬出される。 カッタープレート7の側面を示す図から判るように、異なる高さの範囲が設け られている。側方の切刃21には傾斜した範囲、すなわち図面の平面内へ傾斜し 先細になっている範囲が設けられている。側方の切刃21と同じ高さ位置に、直 径方向に対向する下側側方の切刃21′が設けられている。この切刃に、図3に おいて右側に、傾斜した範囲が接続している。この範囲は図面の平面内に傾斜し 、切刃の先細部を形成している。すなわち、カッタープレート7の側面上を斜め に、ほぼ同じ高さの範囲が延びている。この範囲は参照符号45で示してある。 この範囲はむくドリル1の使用時に生じる穴の壁に対してほぼ平行に延びている 。 図3に示すように、図3の矢印で示す回転方向に見て、第2の案内条片41が 切刃21の後方に配置されている。従って、第2の案内条片41の中心軸線47 はカッタープレート7の中心平面49から離れている。このカッタープレートの 中心平面は回転軸線17と一致している。 図3から更に判るように、カッタープレート7の下面は溝9の底に載っている 。この溝は図1に基づいて説明したように、第1の接触面33を形成している。 図4は、図3と反対側からむくドリル1を見た図である。同一部分には同じ参 照符号が付けてあるので、上述の説明を参照することができる。 図4の側面図の場合には、第1の案内条片27が特に明瞭に見える。この第1 の案内条片は、その他の図に示した側方の切刃21に対向配置され、穴の加工時 に側方の切刃で発生する力を受け止める。案内条片27の幅はカッタープレート 7の厚さよりも幾分大きい。第1の案内条片27に対して離して第3の案内条片 43が設けられている。この第3の案内条片の中心線51はカッタープレート7 の中心平面49から離れている。この中心平面はここではむくドリル1の回転軸 線17と重なっている。二重矢印の方へむくドリル1を送るときに、時計回りの 工具の回転が行われる。この回転運動は図4において普通の矢印で示してある。 その際、カッタープレート7の切刃15は図4において左側から右側へ移動し、 切刃13は右側から左側へ移動する。 端面側に設けられた切刃15によって削られた切り屑は、切り屑室5′から排 出される。 図5は図1〜4に基づいて説明したむくドリル1の端面11の平面図である。 同じ部分には同じ参照符号がつけてあるので、上述の説明を参照することができ る。 図5から判るように、カッタープレート7は片側がむくドリル1の本体3の外 周面19から突出し、側方の切刃21を備えている。むくドリル1の端面11か ら突出するカッタープレート7の範囲には、切刃13,15が形成されている。 この切刃には切り屑室5,5′が付設されている。工作物を加工するときに発生 する切り屑は前記の切り屑室から排出される。その際、工具が回転する。図5の おいて、側方の切刃21と切刃13,15は反時計回りに回転する。これは矢印 によって示してある。 最適な力相殺を保証するために、カッターブレート7がむくドリル1の回転軸 線17から突出しているので、すなわち側方の切刃21から特に第1の案内条片 27まで延びているので、回転軸線1の範囲にはいわゆるチーゼル53が設けら れている。このチーゼルは工具の回転軸線にかぶさることが切削にとって普通で ある。 平面図から更に判るように、第1の案内条片27は、側方の切刃21を設けた カッタープレート7の側に対向して配置されている。回転方向に見て側方の切刃 21の後方に、第2の案内条片41が設けられている。一方、第3の案内条片4 3は回転方向に見て第1の案内条片27の後方に配置されている。案内条片の厚 さと幅はその都度の所与に適合させることができる。第2の案内条片41は図5 に従って第3の案内条片43に対向配置されている。この場合、第2の案内条片 41の中心軸線47と第3の案内条片43の中心軸線51との接続線は回転軸線 17と交叉している。この仮想の接続線55は回転軸線17と交叉するカッター プレート7の中心軸線49に対して、20〜60゜、好ましくは30〜40゜、 特に45゜のの角度βをなしている。 従って、第1の案内条片27の後方に配置された第3の案内条片43について も、対応する角度が生じる。 むくドリル1の機能は総じて次の通りである。 むくドリルは回転させられ、静止している工作物に作用する。その際、基本的 には、ドリルを固定配置し、このドリルと相対的に工作物を回転させることがで きる。 むくドリル1の端面から突出する、カッタープレート7の両切刃13,15に よって、下穴をあけずに直接加工され、工作物に穴が形成される。その際、むく ドリルは二枚カッターとして作用する。側方の切刃21は、後の穴壁の近くの穴 の範囲を加工する。むくドリルはあたかも、一枚カッターとして形成されたリー マのようなものである。切刃13,15が好ましくはほぼ同じ長さを有するので 、工作物内でむくドリルはそれ自体でセンタリングを行う。側方の切刃21によ って生じる力は第1の案内条片27によって受け止められる。好ましくは、2個 の付加的な案内条片、すなわち第2の案内条片41と第3の案内条片43が設け られている。この案内条片はむくドリル1を穴内できわめて良好に案内するので 、一方では非常に良好な穴の寸法精度が得られ、他方では最適な穴の表面が得ら れる。 加工要求がきびしくないときには、場合によっては第3の案内条片43を省略 することができる。 端面側に設けられた切刃13,15または側方の切刃21が摩耗すると、カッ タープレート7をひっくり返すことができる。すなわち、先ず最初に下側に位置 する切刃13′,15′,21′が、横軸線25回りに180゜だけ上方へ回転 させることによって位置をずらされ、その後加工すべき工作物に作用する。すな わち、カッタープレートはスローアウェイチップとして使用することができる。 そのために、カッタープレートは横軸線25に対して対称に形成されている。こ れは図1,2,3から判る。 図6は他のむくドリル101の側面図である。この場合、見易くするために、 一部範囲が斜視図で示してある。むくドリル101はほぼ円筒状に形成された本 体103を備えている。この本体103内には、示唆的に示した溝109が形成 されている。この溝内にカッタープレート107が設けられている。溝109は 本体103の端面側に形成されているので、カッタープレート107は端面11 1から突出させることができる。カッタープレート107は端面側に二つの切刃 113,115を備えている。切刃113,115はむくドリル101の中心軸 線と一致する工具の回転軸線117のところで交叉している。その際、切刃11 3,115は鈍角αをなしている。 カッタープレート107の切刃113は本体103の外周面119から突出し 、従って側方の切刃121を形成している。切刃121と対向して、案内条片1 27が設けられている。その際、この案内条片127は長溝161に係合し、そ の外面163が本体103の外周面119から突出している。 図6において、本体103の断面はカッタープレート107と案内条片127 の背後にあるので、ここで見える、外周面119からの切刃121または外面1 63の突出距離は正確な寸法ではない。 これまで述べたむくドリル101の構成部分の機能に関しては、繰り返しの説 明を避けるために、図1〜5に関連して行った説明を参照されたし。 カッタープレート107は軸方向の延長部165を有する。この延長部165 は回転軸線117の範囲に設けられている。延長部165は燕尾の形をしている 。案内面169が溝109に対して平行に延びているので、カッタープレート1 07は延長部165と共に溝109内で移動可能である。 作用面167は、溝109を通る半径方向線171に対して角度βをなして延 びている。作用面167は同時に、回転軸線117に対して角度γをなして延び ている。作用面をこのように配置したので、作用面は、延長部165の斜視図か ら判るように、カッタープレート107に対してねじれている。他の実施例では 勿論、角度βとTは90°または0゜であってもよい。この場合、延長部165 は簡単なピンとして形成される。 軸方向の延長部65を収容するために、溝109はその底に、図6に示してい ない凹部を備えている。その際、この凹部は溝109の長手方向において延長部 165よりも大きく形成されているので、図6において二重矢印で示すように、 カッタープレート107が半径方向に移動可能である。 本体103内には締め付けボルト173が設けられている。この締め付けボル トは図示例では六角キーを介して操作可能である。勿論、締め付けボルト173 の他の実施形が考えられる。締め付けボルト173はその軸方向に、それぞれ一 つの締め付け体175を備えている。この締め付け体は延長部165の作用面1 67の方へ案内可能である。作用面167に対向する締め付け体175の面は作 用面167の輪郭に適合しているので、締め付け体175と作用面167の間に はできるだけ大きな接触面が生じる。図示していない実施例では、締め付け体1 75はおねじを備えている。このおねじは延長部165の対応するめねじに係合 する。 図7に示したむくドリル101の平面図では、図6と同じ部分には同じ参照符 号が付けてあるので、再度説明しない。 明らかなように、カッタープレート107は本体103の端面側に設けられた 溝109内に配置されている。締め付けボルト173は、それを通る軸線177 が回転軸線117を通る仮想の半径方向線に対して平行になるように配置されて いる。 図6,7に示したむくドリルは次のように作用する。工具、ひいては本体10 3を回転させると、端面側の切刃113,115が下穴を必要としないで工作物 を直接加工する。一方、切刃121が切刃113,115によって生じる穴の側 方加工を行う。切刃121に対向する案内条片127は、切刃121によって生 じる反力を受け止め、この反力を穴の壁に伝達する。 むくドリル101のセンタリングと反力の最適な伝達のために、カッタープレ ートが調節可能であることが特に望ましい。それによって、むくドリル101の 正確な寸法精度が達成される。そのために、カッタープレート107は締め付け ボルト173によって正確に調節可能である。カッタープレート107に付設し た図7の両方向矢印によって示すように、カッタープレート107をどの方向に 摺動させるかに応じて、締め付けボルト173が操作される。例えば図7の左側 に配置した締め付けボルト173を弛めると、すなわち部分的にねじを弛めて引 き出すと、締め付け体175は圧力付勢解除される。締め付け体175が締め付 けボルト173の延長部を形成している実施例の場合には、この締め付けボルト は後退させられる。次の操作、すなわち締め付けボルトのねじ込みによって、締 め付け体175を介して延長部165の作用面167に力が作用する。この締め 付け力の作用を受けて、カッタープレート107は溝109内で案内面169に 沿って摺動する。この摺動は、図7の左側に示した作用面167が再びそれに付 設された締め付け体175に接触するまで行われる。両締め付けボルト173を 固く締め付けることにより、ッカッタープレート107は錠止される、すなわち 固定締め付けられる。 カッタープレート107のこの半径方向の摺動によって、対応する案内条片1 27の外側表而に対する作用切刃121の問隔を正確に調節することができる。 この調節は、ドリルひいては穴の所望の直径が得られるまで行われる。この所望 の直径は、作用切刃と対向する案内条片の外面との間の間隔を調節することによ って生じる。締め付けボルト173を2本設けることにより、カッタープレート 107の半径方向の移動が両方向において可能である。 むくドリル107の加工中、切刃121に摩耗が発生する。この摩耗はカッタ ープレート107を半径方向に摺動させることによって相殺可能であるので、い つでも再び所望の直径を生じることができる。それによって、むくドリル121 は、寿命が長いと共に、下穴をあけずに正確な穴を直接形成することができる。 更に、場合によっては、案内条片127の交換によって生じる、外周面119か らの外面163の突出距離を調節することができる。更に、カッタープレート1 07およびまたは案内条片127およびまたは溝109,161の製作時に製作 誤差が万一生じても、カッタープレート107を半径方向に摺動させることによ って、この製作誤差を相殺することができる。 図7に示すように、むくドリルは複数の案内条片を備えていてもよい。案内条 片127に加えて、第1の他の案内プレート141′と、第2の他の案内プレー ト143′を設けることができる。これらの案内プレート141′,143′の 配置に閏しては、図5に基づく記載と、そこで説明した案内条片41,43を参 照されたし。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月17日 【補正内容】 明細書 むくドリル 本発明は、請求項1の上位概念記載のむくドリルに関する。 フランス国特許第2298393号明細書により、この種のむくドリルが知ら れている。このむくドリルは本体と、端面側が開放した、カッター板を半径方向 に摺動可能に収容する溝と、本体の外周面に挿入された少なくとも一つの案内条 片を備えている。その際、カッタープレートには、半径方向摺動のためおよび締 め付け固定のために、異なる要素が付設されている。カッタープレートは調節機 構によって、例えば半径方向に調節可能である。カッタープレートの締め付け固 定は締め付けボルトと協働する締め付け要素によって行われる。 一般的に、むくドリルは工作物に穴をあけるために役立つ。このドリルは直接 加工することができる。すなわち、下穴をあける必要がない。従って、ドリルは 端面に、工作物の材料を削る刃を備えている。この場合、一方では、形成される 穴の寸法が非常に不正確である、すなわち所望の寸法精度からずれるという欠点 、他方では表面の質が不充分であるという欠点がある。従って、往々にして、超 仕上げ加工する前に、穴を更に加工する必要がある。そのため、穴の多数の加工 工程を必要とし、穴あけに時間的コストおよび費用的コストがかかる。 そこで、本発明の課題は、下穴をあけずに穴を直接あけることができ、穴の寸 法精度とその表面 請求の範囲 1.本体(3,103)と、端面側が開放した、カッタープレート(7,107 半洋方向に慴動可能に収容する溝(9,109)と、本体の外周面に挿入さ れた少なくとも一つの案内条片とを備え、カッタープレート(7,107)の側 方の切刃(21.121)が本体(3,103)の外周面(19,119)から 突出し、カッタープレート(7,107)が端面側に作用する二つの切刃(13 ,113,15,115)を形成して、中心軸線と一致するむくドリル(1、1 01)の回転軸線(17、117)を越えて延びるように、カッターブレート( 7,107)の幅が選定されているむくドリルにおいて、カッタープレート(1 07)が本体(103)内で軸方向に延びる延長部(165)を備え、この延長 部に、カッタープレート(7,107)を半径方向に固定および調節するための 締め付け装置およびまたは調節装置(A3,175)が作用していることを特徴 とするむくドリル。 .延長部(165)が回転軸線(117)の範囲に設けられていることを特徴 とする請求項1のむくドリル。 .延長部(165)が作用面(167)を備え、この作用面に締め付け装置お よびまたは調節装置が作用していることを特徴とする請求項1または2のむくド リル。 .作用面(167)に締め付け体(175)が付設され、この締め付け体が締 め付け装置およびまたは調節装置によって延長部(165)の方へ案内可能であ ることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つのむくドリル。 .締め付け体(175)が本体(103)内に設けられた締め付けボルト(1 73)によって延長部(165)の方へ案内可能であることを特徴とする請求項 1〜のいずれか一つのむくドリル。 .延長部が対向する二つの作用面(167)を備え、この作用面がそれぞれ締 め付け装置およびまたは調節装置と協働することを特徴とする請求項1〜のい ずれか一つのむくドリル。 .作用面(167)が溝(109)を通る半径方向線(171)に対して、直 角と異なる角度βをなして延びていることを特徴とする請求項1〜のいずれか 一つのむくドリル。 .作用面(167)が回転軸線(117)に対して角度γをなして延びている ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つのむくドリル。 .溝(109)に対して平行に延びる延長部(165)の側が、案内面(16 9)として形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つのむく ドリル。10 .溝(109)がその底に凹部を備え、この凹部内で延長部(165)か溝 (109)の長手方向に摺動可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれ か一つのむくドリル。11 .第1の案内条片(27,127)が、むくドリル(1,101)の回転軸線 (17,117)方向に見て実質的にカッタープレート(7,107)の高さ全 体にわたって延びるように、配置されていることを特徴とする請求項1〜1の いずれか一つのむくドリル。12 .むくドリル(1,101)の本体(3,103)の外周面(19,119) から突出する、カッタープレート(7,107)の側方の切刃(21,121) およびまたは第1の案内条片(27,127)に、他の案内条片(41,43) が付設され、この案内条片が回転方向に見て側方の切刃(21,121)または 第1の案内面(27,127)の後方に配置されていることを特徴とする請求項 1〜1のいずれか一つのむくドリル。13側方の切刃(21,121)に第2の案内条片(41)が付設され、この第 2の案内条片と、 第1の案内条片(27,127)に付設された第3の案内条片 (43)が、互いに対向配置されていることを特徴とする請求項1〜1のいず れか一つのむくドリル。14 .第2と第3の案内条片(41,43)の中心軸線(47,51)と、むくド リル(1,101)の回転軸線(17,117)を通る仮想直径線に沿って延び るカッタープレート(7,107)の中心平面(49)が、20〜60゜、好ま しくは30〜40゜、特に約35゜の角度βをなしていることを特徴とする請求 項1〜1のいずれか一つのむくドリル。15 .第1の案内条片(27,127)の幅がカッタープレート(7,107)の 厚さと同じかまたはそれよりも大きいことを特徴とする請求項1〜1のいずれ か一つのむくドリル。16 .第2およびまたは第3の案内条片(42,43)の幅が、第1の案内条片 (27,127)の幅と同じかまたはそれよりも小さいことを特徴とする請求項 1〜1のいずれか一つのむくドリル。17 .むくドリル(1,101)の外周面(19,119)から突出し、側方の切 刃(21,121)から出発するカッタープレート(7,107)の側縁が、切 刃(21,121)から見て引っ込んでいることを特徴とする請求項1〜1の いずれか一つのむくドリル。18 .むくドリル(1,101)の外周面から突出する側縁と、この側縁に対向す るカッタープレート(7,107)の側縁(34)が、互いに平行に配置されて いることを特徴とする請求項1〜1のいずれか一つのむくドリル。19 .端面(11,111)から突出するカッタープレート(7,107)の側縁 (13,113,15,115)が、鈍角(α)をなしていることを特徴とする 請求項1〜18のいずれか一つのむくドリル。20 .端面(11,111)から突出するカッタープレート(7,107)の側縁 (15,115)がほぼ第1の案内条片(27,127)まで延びていることを 特徴とする請求項1〜21のいずれか一つのむくドリル。21 .カッタープレート(7)が、側方の切刃(21)に接続する、端面と反対側 の切刃(13′)によって、第1の接触面(33)に支持されるように、カッタ ープレート(7)を収容する溝(9)が形成されていることを特徴とする請求項1〜20までのいずれか一つ のむくドリル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.本体と、端面側が開放した、カッタープレートを収容する溝と、カッタープ レートを保持する締め付け装置と、本体の外周面に挿入された案内条片とを備え たむくドリルにおいて、カッタープレート(7,107)の側方の切刃(21, 121)が本体(3,103)の外周面(19,119)から突出し、この切刃 (21,121)に対向して第1の案内条片(27,127)が設けられ、端面 側に作用する二つの切刃(13,113,15,115)を形成するためにカッ タープレート(7,107)が中心軸線と一致するむくドリル(1,101)の 回転軸線(17,117)を越えて延びるように、カッタープレートの幅が選定 されていることを特徴とするむくドリル。 2.カッタープレート(107)が溝(109)内で回転軸線(117)に対し て半径方向に摺動可能に配置されていることを特徴とする請求項1のむくドリル 。 3.カッタープレート(107)が本体(103)内で軸方向に延びる延長部 (165)を備え、この延長部が締め付け装置およびまたは調節装置と協働する ことを特徴とする請求項1または2のむくドリル。 4.延長部(165)が回転軸線(117)の範囲に設けられていることを特徴 とする請求項1〜3のいずれか一つのむくドリル。 5.延長部(165)が作用而(167)を備え、この作用面に締め付け装置お よびまたは調節装置が作用していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一 つのむくドリル。 6.作用面(167)に締め付け体(175)が付設され、この締め付け体が締 め付け装置およびまたは調節装置によって延長部(165)の方へ案内可能であ ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つのむくドリル。 7.締め付け体(175)が本体(103)内に設けられた締め付けホルト(1 73)によって延長部(165)の方へ案内可能であることを特徴とする請求項 1〜6のいずれか一つのむくドリル。 8.延長部が対向する二つの作用面(167)を備え、この作用面がそれぞれ締 め付け装置およびまたは調節装置と協働することを特徴とする請求項1〜7のい ずれか一つのむくドリル。 9.作用面(167)が溝(109)を通る半径方向線(171)に対して、直 角と異なる角度βをなして延びていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか 一つのむくドリル。 10.作用面(167)が回転軸線(117)に対して角度γをなして延びている ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つのむくドリル。 11.溝(109)に対して平行に延びる延長部(165)の側が、案内面(16 9)として形成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つのむ くドリル。 12.溝(109)がその底に凹部を備え、この凹部内で延長部(165)が溝 (109)の長手方向に摺動可能であることを特徴とする請求項1〜11のいず れか一つのむくドリル。 13.第1の案内条片(27,127)が、むくドリル(1,101)の回転軸線 (17,117)方向に見て実質的にカッタープレート(7,107)の高さ全 体にわたって延びるように、配置されていることを特徴とする請求項1〜12の いずれか一つのむくドリル。 14.むくドリル(1,101)の本体(3,103)の外周面(19,119) から突出する、カッタープレート(7,107)の側方の切刃(21,121) およびまたは第1の案内条片(27,127)に、他の案内条片(41,43) が付設され、この案内条片が回転方向に見て側方の切刃(21,121)または 第1の案内面(27,127)の後方に配置されていることを特徴とする請求項 1〜13のいずれか一つのむくドリル。 15.側方の切刃(21,121)に付設れた第2の案内条片(41)と、第1の 案内条片(27,127)に付設された第3の案内条片(43)が、互いに対向 配置されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つのむくドリル。 16.第2と第3の案内条片(41,43)の中心軸線(47,51)と、むくド リル(1,101)の回転軸線(17,117)を通る仮想直径線に沿って延 びるカッタープレート(7,107)の中心平面(49)が、20〜60゜、好 ましくは30〜40°、特に約35゜の角度βをなしていることを特徴とする請 求項1〜15のいずれか一つのむくドリル。 17.第1の案内条片(27,127)の幅がカッタープレート(7,107)の 厚さと同じかまたはそれよりも大きいことを特徴とする請求項1〜16のいずれ か一つのむくドリル。 18.第2およびまたは第3の案内条片(42,43)の幅が、第1の案内条片 (27,127)の幅と同じかまたはそれよりも小さいことを特徴とする請求項 1〜17のいずれか一つのむくドリル。 19.むくドリル(1,101)の外周面(19,119)から突出し、側方の切 刃(21,121)から出発するカッタープレート(7,107)の側縁が、切 刃(21,121)から見て引っ込んでいることを特徴とする請求項1〜18の いずれか一つのむくドリル。 20.むくドリル(1,101)の外周面から突出する側縁と、この側縁に対向す るカッタープレート(7,107)の側縁(34)が、互いに平行に配置されて いることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一つのむくドリル。 21.端面(11,111)から突出するカッタープレート(7,107)の側縁 (13,113,15,115)が、鈍角(α)をなしていることを特徴とする 請求項1〜20のいずれか一つのむくドリル。 22.端面(11,111)から突出するカッタープレート(7,107)の側縁 (15,115)ができるだけ第1の案内条片(27,127)まで延びている ことを特徴とする請求項1〜21のいずれか一つのむくドリル。 23.カッタープレート(7)が回転軸線(17)と交叉する仮想の横方向軸線 (25)に対称に形成され、それによってスローアウェイチップとして形成され ていることを特徴とする請求項13〜22のいずれか一つのむくドリル。 24.カッタープレート(7)が、側方の切刃(21)に接続する、端面と反対側 の切刃(13′)によって、第1の接触面(33)に支持されるように、カッタ ープレート(7)を収容する溝(9)が形成されていることを特徴とする請求項 23のむくドリル。 25.側方の切刃(21)に対向するカッタープレート(7)の側縁(34)が第 2の接触而(35)に支持されていることを特徴とする請求項23または24の むくドリル。 26.側方の切刃(21)に対向するカッタープレート(7)の側縁(34)が第 1の案内条片(27)の内面に支持されていることを特徴とする請求項23〜2 5のいずれか一つのむくドリル。 27.カッタープレート(7)が第1の接触面(33)と第2の接触面(35)に 支持されていることを特徴とする請求項23〜26のいずれか一つのむくドリル 。
JP6512723A 1992-11-21 1993-11-19 むくドリル Pending JPH08503424A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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DE4239257.8 1992-11-21
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