JPH0846725A - 統合型電話／ケーブル・ネットワーク・システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】電話ネットワークとケーブル・ネットワークと
を統合した統合型電話／ケーブル・ネットワーク・シス
テムを提供する。 【構成】電話ネットワークにおける信号が電話切替セン
タ１４に供給され、ケーブル網１６を介して指定された
加入者の加入者切替ユニット７０に供給されて電話機８
０またはファックス装置８２に供給される。またケーブ
ル・ネットワークにおけるビデオ及び音響信号は、ケー
ブル切替センタ１８に供給され、ケーブル網２０を介し
て許可を受けた加入者の切替ユニット７０に供給され、
ＴＶ受信機８６において受信される。切替ユニット７０
は加入者インターフェース・ユニットとして構成され、
加入者宅内のケーブル設備と外部からのケーブル網１
６、２０との間をインターフェースして、加入者宅内の
それぞれのケーブルとケーブル網１６、２０との間の双
方向通信を可能にし、これにより、電話ネットワークと
ケーブル・ネットワークとの双方向通信が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遠隔通信システムに関
し、特に、電話ネットワークとケーブル・ネットワーク
とを組み合わせた統合電話／ケーブル・ネットワーク・
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ケーブル・テレビジョンと電話ネ
ットワークとの統合に関する技術は、理論的可能性を模
索しているところから商業的に実施可能な実在性のある
ところまで進んできている。現在は、電話ネットワーク
及びケーブル・ネットワークの両方を動作させることが
できる商業的システムが存在する。ケーブル・テレビジ
ョンと電話ネットワークとの統合に関する多種の提案
が、文献に開示されており、例えば、以下の論文に関連
事項が記載されている。 ・集中性の法則：ケーブルの衝撃的将来、インターナシ
ュナル・ケーブル、１９９３年３月、第４２−４５ペー
ジ（Ｌａｗ ｏｆ Ｃｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅ： ・Ｉｍｐａｃｔｉｎｇ ｃａｂｌｅ’ｓ ｆｕｔｕｒ
ｅ，Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｃａｂｌｅ，Ｍａｒ
ｃｈ １９９３；ｐｐ．４２−４５） ・ケーブル遠隔通信ＵＫ、インターナシュナル・ケーブ
ル、１９９３年３月、第４６−５１ページ（Ｃａｂｌｅ
ｔｅｌｅｃｏｍ ＵＫ，Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ
Ｃａｂｌｅ，Ｍａｒｃｈ １９９３；ｐｐ．４６−５
１） ・ケーブル／電話通信の可能性、インターナシュナル・
ケーブル、１９９３年３月、第５２ページ（Ｃａｂｌｅ
／ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ ｐｏｓｓｉｂｉｌｉｔｉｅｓ，
Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｃａｂｌｅ，Ｍａｒｃｈ
１９９３；ｐｐ．５２ ｆｆ．） ・遠隔通信、ＩＥＥＥスペクトル、１９９３年１月、第
３８−４１ページ（Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏ
ｎ，ＩＥＥＥ Ｓｐｅｃｔｒｕｍ，Ｊａｎｕａｒｙ １
９９３，ｐｐ．３８−４１） また、Ｃｈｉｏｃｃａ Ｊｒ．のアメリカ合衆国特許第
５０２７４２６号には、インパルス・ペイパービュー
（ｐａｙ−ｐｅｒ−ｖｉｅｗ）・コンバータ・デバイス
へ情報を伝送するために、単一のケーブルへのＣＡＴＶ
信号と電話信号とを組み合わせるための信号カップリン
グ装置が開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、ケーブル・
ネットワークと電話ネットワークとを組み合わせた統合
型ネットワークと比較してより効率的に動作することが
できる、統合かたケーブル／電話ネットワークを提供
し、さらに、該ネットワークに関連し、現存するシステ
ムの柔軟性及び利用効率を大きく拡大できる装置とを提
供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施例に
よれば、本発明の統合型電話／ケーブル・ネットワーク
／システムは、（ａ）少なくとも１つの送信センタと、
該送信センタを複数の加入者に接続する第１のケーブル
網とを含む電話ネットワークと、（ｂ）少なくとも１つ
のヘッドエンドと、該ヘッドエンドを複数の加入者に接
続する第２のケーブル網とを含むケーブル・ネットワー
クと、（ｃ）第１の加入者ケーブルと、少なくとも１つ
の電話機器とを含む加入者電話設備と、（ｄ）第２の加
入者ケーブルと、少なくとも１つのケーブル機器とを含
む加入者ケーブル設備と、（ｅ）前記加入者電話設備及
び加入者ケーブル設備と前記第１及び第２のケーブル網
との間をインターフェースして、前記第１の加入者ケー
ブルと前記第２のケーブル網との間、及び前記第２の加
入者ケーブルと前記第１のケーブル網との間の通信を可
能にする加入者インターフェース・ユニットとを含んで
いる。

【０００５】また、本発明の好適な実施例においては、
統合型電話／ケーブル・ネットワーク・システムに用い
られる加入者インターフェース・ユニットであって、該
ユニットは、加入者電話設備及び加入者ケーブル設備
と、電話ネットワーク及びケーブル・ネットワークにそ
れぞれ接続された第１及び第２のケーブル網と間のイン
ターフェースを行い、かつ該かつインターフェース・ユ
ニットは、前記加入者電話設備と前記第２のケーブルと
の間、及び前記加入者ケーブル設備と前記第１のケーブ
ル網との間の通信を行うことができるようにするための
装置を含んでいる加入者インターフェース・ユニットが
提供される。本発明の好適な実施例に従うと、加入者イ
ンターフェース・ユニットは、第１の加入者ケーブル
と、第１又は第２のケーブル網のいずれかとの間で情報
を送信するための送信装置を含む。更に、本発明の好適
な実施例によれば、加入者インターフェース・ユニット
は、第２の加入者ケーブルと、第１又は第２のケーブル
網のいずれかとの間で情報を送信するための送信装置を
含む。更に、本発明の好適な実施例によれば、加入者イ
ンターフェース・ユニットは、第１のケーブル網と、第
１又は第２の加入者機器のいずれかとの間で情報を送信
するための送信装置を含む。更に、本発明の好適な実施
例によれば、加入者インターフェース・ユニットは、第
２のネットワーク・ケーブルと、第１又は第２の加入者
機器のいずれかとの間で情報を送信するための送信装置
を含む。

【０００６】更に、本発明の好適な実施例によれば、加
入者インターフェース・ユニットは、第１と第２のケー
ブル網との間で自動ロード送信をするための装置を含
む。更に、本発明の好適な実施例によれば、加入者イン
ターフェース・ユニットは、情報を、ケーブル・ネット
ワーク・フォーマットから電話ネットワーク・フォーマ
ットに変更するためのフォーマット変換装置を含む。更
に、本発明の好適な実施例によれば、加入者インターフ
ェース・ユニットは、情報を、電話ネットワーク・フォ
ーマットからケーブル・ネットワーク・フォーマットに
変更するためのフォーマット変換装置を含む。アナログ
信号を用いた場合には、フォーマット変換装置は復調装
置で構成される。デジタル信号を用いた場合には、フォ
ーマット変換装置はデジタル・ケーブル送信器で構成さ
れる。本発明の好適な実施例に従うと、第１の加入者ケ
ーブル及び第１のケーブル網のうちの少なくとも一方
が、一対のツイスト・ケーブルで構成されている。本発
明の好適な実施例によれば、第２の加入者ケーブル及び
第２のケーブル網のうちの少なくとも一方が、同軸ケー
ブルで形成されている。

【０００７】

【実施例】先ず図１について説明すると、同図に示した
のは、全体を参照符号１０で示した電話ネットワーク
と、全体を参照符号１２で示したケーブル・ネットワー
クとを含んでいる統合型電話／ケーブル・ネットワーク
である。電話ネットワーク１０は、少なくとも１つの電
話切替ユニット（電話交換局）１４と、この電話切替ユ
ニット１４を複数の加入者設備に接続している第１のケ
ーブル網（ネットワーク・ケーブル）１６とを含んでい
る。ケーブル・ネットワーク１２は、好ましくは、少な
くとも１つのヘッドエンドまたはケーブル切替センタ
（ケーブル交換局）１８（本明細書ではヘッドエンドと
ケーブル切替センタのいずれも「ケーブル切替センタ」
と称することにする）と、このケーブル切替センタ１８
を複数の加入者設備に接続している第２のケーブル網
（ネットワーク・ケーブル）２０とを含んでいる。電話
ネットワーク１０とケーブル・ネットワーク１２とは、
いずれも、夫々通信リンク（ケーブル・リンク）２２〜
２４を介して、夫々遠隔の電話ネットワークないし遠隔
のケーブル・ネットワークと接続可能である。電話ネッ
トワーク１０のケーブル網１６は、例えばツイスト・ペ
ア線、光ファイバ、ないしはその他の適当な一般的な通
信ケーブルで形成することができ、ケーブル・ネットワ
ーク１２のケーブル網２０は、例えば同軸ケーブル、光
ファイバ、ないしはその他の適当な一般的な通信線で形
成することができる。

【０００８】本発明は、全体を参照符号３０で示した加
入者設備にも関するものであり、この加入者宅内設備３
０は、一般の電話ネットワーク１０と、一般のケーブル
・ネットワーク１２との、両方に接続されている。各々
の加入者設備３０には、加入者電話設備と加入者宅内ケ
ーブル設備とが含まれており、それらのうち、加入者電
話設備は、第１の加入者ケーブルと少なくとも１台の電
話関連機器とを含んでおり、また、加入者宅内ケーブル
設備は、第２の加入者ケーブルと少なくとも１台のケー
ブル関連機器とを含んでいる。本発明の好適実施例にお
いては、各々の加入者宅内に、加入者インターフェース
・ユニット３２を装備するようにしており、この加入者
インターフェース・ユニット３２は、加入者電話設備と
加入者宅内ケーブル設備との間のインターフェースを行
い、それによって、加入者宅内での、第１の加入者ケー
ブルと第２の加入者ケーブルとのいずれか一方もしくは
両方を介して行われる、電話関連機器とケーブル関連機
器との間の通信を可能にすると共に、通常の電話ネット
ワーク及び通常のケーブル・ネットワークと、加入者宅
内の電話関連機器とケーブル関連機器とのいずれか一方
もしくは両方との間の通信を可能にしている。

【０００９】電話ネットワークの一部を構成している加
入者ケーブルについても、またケーブル・ネットワーク
の一部を構成している加入者ケーブルについても、その
加入者ケーブルのうちの、加入者宅外から引き込まれて
加入者インターフェース・ユニット３２にリンク（接
続）されているところまでの部分を、ここでは外部ケー
ブルまたは外部リンクと呼ぶことにする。一方、電話ネ
ットワークの一部を構成している加入者ケーブルについ
ても、またケーブル・ネットワークの一部を構成してい
る加入者ケーブルについても、その加入者ケーブルのう
ちの、加入者宅内に敷設されていて加入者インターフェ
ース・ユニット３２にリンク（接続）されている部分
を、ここでは内部ケーブルまたは内部リンクと呼ぶこと
にする。本発明の好適実施例においては、外部リンク
は、加入者インターフェース・ユニット３２を介して外
部から加入者宅内へ、ないしは加入者インターフェース
３２を介して加入者宅内から外部へ通信信号を伝送する
ために使用され、一方、内部リンクは、加入者宅内の異
なった機器どうしの間で通信信号を伝送したり、加入者
宅内の機器から加入者インターフェース３２を介して遠
隔の通信ネットワークへ通信信号を伝送したりするため
に使用される。

【００１０】加入者インターフェース・ユニット３２が
配置される、加入者宅内の動作環境には様々なものがあ
る。加入者宅内の動作環境の一例を図２に概略的に示し
た。図２の動作環境では、加入者インターフェース・ユ
ニット３２をサーバ４０として構成してあり、このサー
バ４０を、第１のケーブル網１６及び第２のケーブル網
２０に接続すると共に、ローカル・エリア・ネットワー
ク（ＬＡＮ）等のネットワーク４４を介して複数のコン
ピュータ端末４２にも接続してある。図から分かるよう
に、複数のコンピュータ端末４２のうちの１台ないし数
台を、サーバ４０にも接続すると共に、サーバを経由さ
せることなく直接、２つのケーブル網１６とケーブル網
２０とのいずれか一方もしくは両方にも接続した構成と
しても良く、その場合には、適当なモデム等のインター
フェース（不図示）や、コンピュータ端末４２に付加し
た拡張カードを介して、それらケーブル網１６、２０に
接続するようにし、そして、そのインターフェースや拡
張カードに加入者インターフェース・ユニット３２を組
み込んでおけば良い。またネットワーク４４は、パーソ
ナル・エリア・ネットワーク（ＰＡＮ）や、ワイド・エ
リア・ネットワーク（ＷＡＮ）であっても良い。

【００１１】加入者宅内の動作環境の別の一例を、図３
に概略的に示した。図３の動作環境では、加入者宅内の
加入者インターフェース・ユニットであるケーブル／電
話インターフェース・ユニット３２をＣＡＴＶ変換器５
０に内蔵しており、このＣＡＴＶ変換器５０を、ケーブ
ル網１６及びケーブル網２０に接続すると共に、様々な
通信機器及び通信デバイスにも接続しており、具体的に
は、テレビジョン（ＴＶ）受信機５２、ファクシミリ・
マシン（ファックス）５４、電話機５６、コンピュータ
５８、それに通信ユーティリティ・メータ（ユーティリ
ティ・メータ）に接続してある。様々な通信機器及び通
信デバイスに接続するための接続線としてはケーブル線
６２や電話線６４を使用することができ、それら接続線
は、この加入者宅内から遠隔地へ、また遠隔地からこの
加入者宅内への通信信号の伝送に使用されている、ケー
ブル網１６及びケーブル網２０とは無関係に、選定する
ことができる。

【００１２】加入者宅内の動作環境の更に別の一例を、
図４に概略的に示した。図４の動作環境では、加入者イ
ンターフェース・ユニットをネットワーク・サーバ／加
入者切替（宅内交換）ユニット７０に内蔵してあり、こ
のネットワーク・サーバ／加入者切ユニット７０を、ケ
ーブル網１６及びケーブル網２０に接続すると共に、様
々な通信ネットワーク、通信機器、及び通信デバイスに
も接続してあり、具体的には、コンピュータ端末７２、
ローカルのケーブル／ＴＶネットワーク７４、ローカル
のコンピュータ・ネットワーク７６、ＰＡＢＸを用いた
内部電話ネットワーク７８、独立した電話機８０、ファ
クシミリ・マシン（ファックス）８２、通信ユーティリ
ティ・メータすなわちユーティリティ・メータ・ネット
ワーク８４、それにＴＶ受信機８６に接続している。様
々な通信機器及び通信デバイスに接続するための接続線
としては、ケーブル線や電話線を使用することができ、
それら接続線は、この加入者宅内から遠隔地へ、また遠
隔地からこの加入者宅内への通信信号の伝送に使用され
ている、ケーブル網１６及びケーブル網２０とは無関係
に、選定することができる。

【００１３】以上の具体例からも分かるように、加入者
宅内の加入者インターフェース・ユニットは、加入者宅
内の電話設備及び加入者宅内のケーブル設備と、電話ネ
ットワークに接続した第１のケーブル網及びケーブル・
ネットワークに接続した第２のケーブル網との間を、イ
ンターフェースする機能を有するものであり、また、加
入者宅内の電話設備と第２のケーブル網との間の通信、
並びに、加入者宅内のケーブル設備と第１のケーブル網
との間の通信を可能にするための装置を含んでいる。本
発明の好適実施例においては、加入者インターフェース
・ユニットは、第１の加入者ケーブルと、第１及び第２
のケーブル網のいずれか一方のケーブル網との間の、情
報伝送経路を確立するための経路確立装置を含んでい
る。更に本発明の好適実施例においては、加入者インタ
ーフェース・ユニットは、第２の加入者ケーブルと、第
１及び第２のケーブル網のいずれか一方のケーブル網と
の間の、情報伝送経路を確立するための経路確立装置を
含んでいる。更に、本発明の好適実施例においては、加
入者インターフェースは、第１のケーブル網と、第１の
加入者設備及び第２の加入者設備のいずれか一方の加入
者宅内設備との間の、情報伝送経路を確立するための経
路確立装置を含んでいる。

【００１４】更に、本発明の好適実施例においては、加
入者インターフェース・ユニットは、第２のケーブル網
と、第１の加入者設備及び第２の加入者設備のいずれか
一方の加入者宅内設備との間の、情報伝送経路を確立す
るための経路確立装置を含んでいる。更に、本発明の好
適実施例においては、加入者インターフェース・ユニッ
トは、第１のケーブル網と第２のケーブル網との間の、
自動ロード経路確立のための装置を含んでいる。更に、
本発明の好適実施例においては、加入者インターフェー
ス・ユニットは、情報のフォーマットをケーブル・ネッ
トワーク・フォーマットから電話ネットワーク・フォー
マットへ変換するためのフォーマット変換装置を含んで
いる。更に、本発明の好適実施例においては、加入者イ
ンターフェース・ユニットは、情報のフォーマットを電
話ネットワーク・フォーマットからケーブル・ネットワ
ークフォーマットへ変換するためのフォーマット変換装
置を含んでいる。

【００１５】図５に示した好適実施例に係る加入者イン
ターフェース・ユニットは、以上に列挙した機構を装備
したものである。この図５の加入者インターフェース・
ユニット３２は、チューナ１００を備えており、このチ
ューナ１００は、外部ケーブル・ネットワークの一部を
成しているケーブル情報ソース１０２からケーブル・リ
ンク２０及び通信ポート１５１を介して、ビデオ信号、
音声及び音響信号、並びにデータを受信することができ
る。受信するデータには様々な種類のものがあり、例え
ば、グラフィックス・データ、画像データ、ファクシミ
リ・データ、Ｅメール・データ、音響メール・データ、
電話による会話の形の音声データ、それにディジタル・
コンピュータが発生するあらゆる種類のデータ等が含ま
れる。ケーブル情報ソースは、例えばケーブル送信設備
であることもあれば、衛星（サテライト）通信による情
報送信ソースであることもある。チューナ１００は、ケ
ーブル情報ソース１０２から供給される信号の受信、同
調、フィルタ処理、及び増幅を行うために必要な全ての
回路を備えたものであることが好ましい。これらの処理
がなされた信号は、続いて、複数の検出器（検波回路）
のうちの１つないし幾つかによって、検波されて分離さ
れる。それら複数の検出器とは、音声データ検出器１０
８、ビデオ検出器１１０、音響検出器１１２、それにデ
ータ検出器１１４である。

【００１６】音声データ検出器１０８からの出力は、電
話信号変調器１２１へ入力され、電話信号変調器１２１
は、外部のケーブル・リンク２０から受信した音声信号
を直接、内部電話ネットワーク１３０へ転送する機能を
果たしている。ビデオ検出器１１０からの出力は、通常
は複合映像ベースバンド信号の形態の信号であり、この
出力は、ビデオ・バンドパス・トラップ・フィルタ１１
６へ入力され、このトラップ・フィルタ１１６から、ノ
イズ除去された複合映像ベースバンド信号が、外部のＴ
Ｖ受信機や、マルチメディア出力デバイスないしネット
ワークへ出力され、それらにおいて、その信号が表示さ
れ、保存され、或いは編集される。音響検出器１１２か
らの音響信号は、音響バンドパス・トラップ・フィルタ
１１８へ入力され、このトラップ・フィルタ１１８か
ら、ノイズ除去された音響信号が、外部のＴＶ受信機
や、音響信号出力デバイスや、エンターテイメント・シ
ステムないしネットワークへ出力され、それらにおい
て、その信号が再生され、保存され、或いは編集され
る。

【００１７】データ検出器１１４から送出されるデータ
出力は、データ・パケット・マルチプレクサ・デマルチ
プレクサ（ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ）１２０へ入力され、こ
のＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ１２０は、受け取ったデータの指
定送信先に応じて、そのデータの転送経路を確立する。
ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ１２０は、受け取ったデータが、図
４のコンピュータ端末７２等に表示させるデータであっ
たならば、マイクロプロセッサ・バス（μＰバス）１２
２を介して通信することによって、そのデータを転送す
る。このバス１２２は、マイクロプロセッサ・バスに限
られず、ミニコンピュータ・バスをはじめとする、その
他の任意のコンピュータ通信バスとすることができる。
本発明の好適実施例の１つとして、このバス１２２を、
ＡＴバスないしＥＩＳＡバス等のパーソナル・コンピュ
ータ用の通信バスとしている。ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ１２
０で受信した信号、ないしは外部のイメージ・ソース
（画像信号源；不図示）から受信した信号が、圧縮され
たイメージ信号であった場合には、その信号は、例えば
ＪＰＥＧ圧縮／伸張器１２４等の適当な圧縮／伸張器へ
供給され、この圧縮／伸張器１２４は、その圧縮された
イメージ信号を非圧縮状態に復元すなわち伸張した上
で、そのイメージ信号がコンピュータのディスプレイ装
置に表示すべきものであれば、そのイメージ信号をマイ
クロプロセッサ・バス１２２へ転送し、そうでなければ
そのイメージ信号をオン・スクリーン・ディスプレイ
（ＯＳＤ）ユニット１２６へ転送する。ＯＳＤユニット
１２６は、そのイメージ信号に処理を施して、ＴＶ受信
機の画面に表示できる形態の信号にする。

【００１８】圧縮／伸張器１２４は、この加入者インタ
ーフェース・ユニット３２のその他の部分から独立した
別体の装置とすることも可能である。そうする場合に
は、圧縮処理ないし伸張処理が必要になったときに、加
入者インターフェース・ユニット３２が圧縮／伸張器１
２４と通信できるようにしておけば良い。ＭＵＸ／ＤＥ
ＭＵＸ１２０が出力するイメージ・データが、非圧縮イ
メージ・データである場合には、そのイメージ・データ
を直接、ＯＳＤユニット１２６へ入力することができる
ようにしている。また、ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ１２０が出
力するデータを、端末、モデム、及び外部記憶装置と通
信することのできる、例えばＲＳ−２３２Ｃ等のシリア
ルポート・インターフェース１２８へ直接、或いは圧縮
／伸張器１２４を介して供給することもできるようにし
ている。既述の如く、電話信号変調器１２１は、外部の
ケーブル・リンク２０から受信した音声信号を直接、内
部電話ネットワーク１３０へ転送する機能を有するもの
であるが、本発明の好適実施例においては、ＭＵＸ／Ｄ
ＥＭＵＸ１２０が、この電話信号変調器１２１へも直
接、出力を送出できるようにしている。

【００１９】ＭＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ１２０が出力するデ
ータが、電話リンクまたは電話インターフェースを介し
て更に転送すべきものである場合には、該ＭＵＸ／ＤＥ
ＭＵＸ１２０は、そのデータを、電話回線用のファック
ス・モデムである電話ファックス・モデム・ユニット１
２７へ出力する。電話ファックス・モデム・ユニット１
２７は、そのデータに対して、電話リンクを介してファ
ックス・データないし平文データとして送信するための
適切なフォーマットに変換する処理を施し、また、ファ
クシミリ通信等においてそのデータが圧縮されていた場
合には、非圧縮状態に伸張し、また、そのデータが電話
ネットワークへ送出すべきものであるならば、そのため
の必要な変調処理を施す。電話ファックス・モデム・ユ
ニット１２７は、以上の処理を済ませたならば、その処
理済みのデータを、通信ポート１５７を介して内部電話
ネットワーク１３０へ送出するか、或いはシリアル・ポ
ート・インターフェース１２８へ送出するか、或いはマ
イクロプロセッサ・バス１２２へ送出するか、或いはそ
れらのうちの幾つかへ出力する。電話ファックス・モデ
ム・ユニット１２７は、この加入者宅内の加入者インタ
ーフェース・ユニット３２のその他の部分から独立した
別体の装置とすることも可能である。そうする場合に
は、加入者インターフェース・ユニット３２に追加の通
信ポート（不図示）を設け、この通信ポートを、通信ケ
ーブル（不図示）を介して電話ファックス・モデム・ユ
ニット１２７のポートに接続しておくようにすれば良
い。

【００２０】加入者インターフェース・ユニット３２は
更に外部電話ネットワーク１０６からも、通信ポート１
５３を介して様々な情報を受信する。外部電話ネットワ
ーク１０６から受信した情報のうち、音響情報及び非デ
ータ情報は、そのまま内部電話ネットワーク１３０へ転
送する。一方、外部電話ネットワーク１０６から受信し
た情報のうち、ファックス・データ及び平文データは、
電話回線用ファクス・モデム装置１２７へ供給する。こ
の電話ファクス・モデム・ユニット１２７は、外部電話
ネットワーク１０６から受信して供給された情報をファ
ックス／データ／音声コンバイナ（結合器）１３２へ供
給する。このコンバイナ１３２の出力は、高周波変調器
（ＲＦ変調器）１３４へ供給される。高周波変調器１３
４は、ケーブル・キャリア・ソース（搬送波発生源：不
図示）から搬送波入力の供給を受けており、増幅器１３
６と通信ポート１５５とを介して、内部ケーブル・リン
ク１３８へ出力を送出する。電話ファックス・モデム・
ユニット１２７は更に、ＯＳＤユニット１２６とインタ
ーフェースして、外部電話ネットワーク１０６から受信
した情報をＴＶ受信機に表示させる機能も備えている。
この機能とは別に、或いはこの機能に加えて、電話ファ
ックス・モデム・ユニット１２７に、ＯＳＤユニット１
２６から情報を受信して、その情報を内部電話ネットワ
ーク１３０へ送信する機能を持たせるようにしても良
い。

【００２１】電話ファックス・モデム・ユニット１２７
は更に、例えばＲＳ−２３２Ｃ等のシリアル・ポート・
インターフェース１２８及びマイクロプロセッサ・バス
１２２とインターフェースして、コンピュータが発生し
たデータをケーブル・リンクないし電話リンクへ送信す
る機能も備えている。本発明の好適実施例においては、
電話ファックス・モデム・ユニット１２７は更に、エン
クリプタ及びデクリプタ（暗号器及び復号器：不図示）
とインターフェースして暗号通信を実行する機能も備え
ている。以上に説明した加入者インターフェース・ユニ
ット３２の通信機能は、外部ケーブル・リンク２０ない
し外部電話リンク１６から通信を受信した場合の通信機
能である。加入者インターフェース・ユニット３２は、
内部ケーブル・リンク１３８ないし内部電話ネットワー
ク１３０から受信した通信を、ケーブル情報ソース１０
２と外部電話ネットワーク１０６とのいずれかへ接続す
る通信機能も備えており、その種の通信機能を備えてい
るということも、本発明の重要な特徴である。以下に、
その種の通信機能を実行するための装置について説明す
る。

【００２２】加入者インターフェース・ユニット３２
は、内部ケーブル・リンク１３８から情報を受信したな
らば、その情報を、直接、或いは圧縮ないし伸張が必要
な場合には圧縮／伸張器１２４を介して、外部ケーブル
・リンク２０へ送出する。外部ケーブル・リンクへ送出
する代わりに、或いは外部ケーブル・リンクへ送出する
のと並行して、その情報をテレビジョン受信機へ供給す
ることもでき、それには、先に説明した、ケーブル・リ
ンク２０から受信した情報を供給する際に通過させるチ
ューナ１００以降の情報経路を使用して供給する。更
に、先に説明したようにして、そのデータを、ＭＵＸ／
ＤＥＭＵＸ１２０と電話ファックス・モデム・ユニット
１２７とを介して、外部電話ネットワーク１０６と内部
電話ネットワーク１３０とのいずれかへ送出することも
可能である。加入者インターフェース・ユニット３２
は、内部電話ネットワーク１３０からも情報を受信し、
内部電話ネットワーク１３０から受信した情報のうち、
音響情報及び非データ情報は直接、外部電話ネットワー
ク１０６へ転送する。また、内部電話ネットワーク１３
０から受信した情報のうち、データ情報は、電話ファッ
クス・モデム・ユニット１２７を介して直接、外部電話
ネットワーク１０６へ送出するか、或いは、前述のコン
バイナ１３２とＲＦ変調器１３４とを介して、内部ケー
ブル・リンク１３８と外部ケーブル・リンク２０とのい
ずれかへ送出する。圧縮処理ないし伸張処理が必要な場
合には、圧縮／伸張器１２４でそれらを実行する。図５
の装置は、アナログ・ビデオ信号及びアナログ音響信
号、並びにそれらに付随して搬送されているデジタル情
報に適用するのに特に適した装置である。

【００２３】次に図６について説明すると、該図におい
て１８０で示した加入者インターフェース・ユニット
は、特にデータ情報と共にデジタル・ビデオ信号及びデ
ィジタル音響信号である情報を含んでいる、純粋なデジ
タル信号に適用するのに特に適した装置である。加入者
インターフェース・ユニット１８０は、例えばＱＰＳＫ
モジュレータ／デモジュレータ等の、デジタル・ケーブ
ル・インターフェース２００を備えている。デジタル・
ケーブル・インターフェース２００は、外部ケーブル・
ネットワーク１０２の一部を成しているケーブル情報ソ
ースから、通信ポート２５１及び外部ケーブル・リンク
２０を介して、デジタル情報を受信する。デジタル・ケ
ーブル・インターフェース２００からの出力は、好まし
くはＴＤＭマルチプレクサ／デマルチプレクサ（ＴＤＭ
ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ）２０２であるデジタル・マルチ
プレクサ／デマルチプレクサへ供給される。このＭＵＸ
／ＤＥＭＵＸ２０２は、供給されたその情報を、音声情
報、ビデオ情報、音響情報、それにデータ情報に分離す
る。それら情報のうち、ビデオ情報と音響信号情報と
は、好ましくはＭＰＥＧ圧縮／伸張器である圧縮／伸張
器２０４へ供給される。この圧縮／伸張器２０４は、そ
れら情報に、必要な圧縮処理ないし伸張処理を施し、そ
して、ビデオ情報はデジタル・アナログ・コンバータ
（Ｄ／Ａ）２０６を介して、また音響情報はＤ／Ａコン
バータ２０８を介して、それぞれＴＶ受信機（不図示）
へ送出される。

【００２４】上述の４種類の情報のうち、音声情報は、
電話信号インターフェース２１０へ供給される。電話信
号インターフェース２１０は、音声情報であるそのデジ
タル・データを、電話リンクを介して送信するのに適し
たアナログ音声信号に変換し、そしてその変換した信号
を内部電話ネットワーク２１２と外部電話リンク１６と
のいずれかへ送出する。上述の４種類の情報のうち、デ
ータ情報には、通常のファックス・フォーマットのファ
クシミリ情報やその他の様々なデータ情報が含まれる。
それらデータ情報は電話ファックス・モデム・ユニット
２１４へ供給され、この電話ファックス・モデム・ユニ
ット２１４は、先に説明した電話ファックス・モデム・
ユニット１２７（図５）と同一構成のもので良い。該モ
デム・ユニット２１４は、ファックス／データ／音声コ
ンバイナ（結合器）２１６及びデジタル・ケーブル送信
機２１８を介して出力を送出し、デジタル・ケーブル送
信機２１８は、供給されるデジタル・データを、デジタ
ル・ケーブル・リンクを介して伝送するのに適したフォ
ーマットに変換する機能を有する。このデジタル・ケー
ブル送信機２１８は更に、ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ２０２か
ら直接、データ情報を受け取ることもできるようにして
いる。このデジタル・ケーブル送信機２１８の出力は、
通信ポート２５５を介してケーブル・リンク２２２へ送
出される。

【００２５】ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ２０２が出力するデー
タが圧縮データである場合には、その圧縮データは、例
えばＪＰＥＧ圧縮／伸張器である圧縮／伸張器２２４へ
供給される。この圧縮／伸張器２２４は、先に説明し
た、圧縮／伸張器１２４（図５）と同一構成のもので良
い。この圧縮／伸張器２２４は、供給されたデータがコ
ンピュータのディスプレイに表示すべきものであったな
らば、そのデータを非圧縮状態に復元した上でマイクロ
プロセッサ・バス２２６へ送出し、それ以外の場合に
は、供給されたデータをオン・スクリーン・ディスプレ
イ（ＯＳＤ）ユニット２２８へ供給する。ＯＳＤユニッ
ト２２８は、そのデータをテレビジョン受信機の画面に
表示するための画像信号を生成する。ＯＳＤユニット２
２８は更に、ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ２０２から、非圧縮状
態の画像信号を直接受け取ることもできるようにしてい
る。更に、ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ２０２から出力される受
信データは、直接、或いは圧縮／伸張器２２４を介し
て、例えばＲＳ−２３２Ｃ等のシリアル・ポート・イン
ターフェース２３０へも供給されるようにしてあり、こ
のインターフェース２３０は一般的に、モデムや端末と
の間の通信機能を備えている。圧縮／伸張器２２４から
の出力はデジタル・ケーブル送信機２１８を介してケー
ブル・リンク２２へ供給することもできるようにしてい
る。圧縮／伸張器２２４に、イメージ・ソース（不図
示）から送られてくるイメージ信号を受信させることも
できるようにしている。

【００２６】加入者インターフェース・ユニット１８０
はまた、情報を外部電話ネットワーク２０１及び通信ポ
ート２５３を介して受信し、そして、会話情報及び非デ
ータ情報を直接に内部電話ネットワーク２１２に伝送す
る。電話ファックス・モデム・ユニット２１４はまた、
外部電話ネットワークを介して受信した情報を、ファッ
クス／データ／音声コンバイナ（結合器）２１６に伝送
するように動作する。コンバイナ２１６の出力は、デジ
タル・ケーブル送信機２１８を経由し、通信ポート２２
５を経由して、内部ケーブル・リンク２２２に供給され
る。電話ファックス・モデム・ユニット２１４はまた、
外部電話ネットワークを経由して受信した情報がＴＶ受
信機に表示されるようにするために、ＯＳＤユニット２
２８とインターフェースするように動作する。そのよう
に機能する代わりに、または該機能に加えて、例えば、
映像電話（ｖｉｄｅｏｐｈｏｎｅ）の応用例に対して
は、電話ファックス・モデム・ユニット２１４は、ＯＳ
Ｄユニット２２８から情報を受信し、その情報を、通信
ポート２５７を経由で、内部電話ネットワーク２１２に
伝送するように構成することもできる。電話ファックス
・モデム・ユニット２１４は、更に、コンピュータが生
成したデータをケーブル又は電話リンクで伝送するため
に、シリアル・ポート・インターフェース２３０と及び
マイクロプロセッサ・バス２２６とインターフェースす
る。

【００２７】更に、本発明の好適な実施例によれば、電
話ファックス・モデム・ユニット２１４は、暗号化され
た通信を提供するために、エンクリプタ（暗号器）及び
デクリプタ（解読器）とインターフェースすることがで
きる。外部ケーブル・リンク２０及び外部電話リンク１
６を介して受信された通信に対する、図６の加入者イン
ターフェース・ユニット１８０の機能は、上記で説明し
たとおりである。加入者インターフェース・ユニット１
８０が、内部ケーブル・リンク１３８を介して、また内
部電話ネットワーク１３０を介して受信した通信を、外
部ケーブル・ネットワーク１０２または外部電話ネット
ワーク２０１のいずれかに送るように動作することも、
本発明の特徴である。これらの機能を実行する装置を、
次に説明する。加入者インターフェース・ユニット１８
０はまた、圧縮又は伸張処理が必要な場合に、そこから
外部ケーブル・リンク２０に送られる場合は、圧縮／伸
張器２０４又は２２４を介して内部ケーブル・リンク２
２２から情報を受信する。このようにする代わりに又は
これに加えて、この情報は、ケーブル・リンク２０を経
由して受信された情報と同様に、デジタル・ケーブル・
インターフェース２００から始まる上記で説明した情報
経路を介して、ＴＶ受信機に供給される。

【００２８】圧縮／伸張器２０４及び２２４は、加入者
インターフェース・ユニット１８０とは別個の分離した
ユニットとすることもできる。このような場合、加入者
インターフェース・ユニット１８０は、圧縮又は伸張処
理が必要なときに、圧縮／伸張器２０４及び２２４と通
信できるようにする。データはまた、上記で説明したよ
うに、ＭＵＸ／ＤＥＭＵＸ２０２及び電話ファックス・
モデム・ユニット２０４を経由して、外部電話ネットワ
ーク２０１または内部電話ネットワーク２１２のいずれ
かに送られる。加入者インターフェース・ユニット１８
０は更に、情報を内部電話ネットワーク２１２から受信
し、そして、音声情報を外部電話ネットワーク２０１に
直接に伝送する。更に、データは、電話ファックス・モ
デム・ユニット２１４を経由して直接に外部電話ネット
ワーク２０１に伝送されるか、またはコンバイナ２１６
及び変調器であるデジタル・ケーブル送信機２１８を経
由して、内部ケーブル・リンク２２２または外部ケーブ
ル・リンク２０のいずれかに伝送される。必要な圧縮及
び伸張は、圧縮／伸張器２０４または２２４によって実
行される。例えば、すべてのケーブルが光ファイバ・ケ
ーブルである場合のように、ケーブルが電話ネットワー
ク及びケーブ・ネットワークに関するものと類似である
ならば、電話ネットワークからケーブル・ネットワーク
への変換やその逆の変換はより簡単であり、図５及び６
で説明したユニットの一部が簡素化されるか又は除去さ
れることが理解されるであろう。例えば、デジタル・ケ
ーブル・インターフェース２００及びデジタル・ケーブ
ル送信機２１８は、インターフェース動作と伝送操作の
両方を行うインターフェース・ユニットとして構成でき
る。

【００２９】図７は、本発明の別の好適な実施例に従っ
て構築されかつ動作し、かつ図１ないし図６のシステム
の少なくとも一部を用いる、ＣＡＴＶシステムを示す概
略ブロック図である。ＣＡＴＶシステムは、典型的には
電話−ラジオ周波数（ＲＦ）統合ネットワーク（ｃｏｍ
ｂｉｎａｔｉｏｎ ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ−ｒａｄｉｏｆ
ｒｅｑｕｅｎｃｙ ｎｅｔｗｏｒｋ）であるＣＡＴＶネ
ットワーク３１０を含むか、あるいはＣＡＴＶネットワ
ーク３１０と共に用いられる。このネットワークは、加
入者に情報を伝送するために、トランク（ｔｒｕｎｋ）
・ケーブル、無線通信及び衛星通信のサテライト・リン
ク３１２を経由してヘッドエンドに接続されるケーブル
・リンク２０（図１）のような、ＲＦリンクを用い、そ
して、加入者から情報を受信するために、図１に示され
る、電話リンク１６を有するネットワーク１０等のよう
な現存する電話ネットワークを用いる。また、加入者へ
の伝送は電話リンクを経由してでもよく、また、加入者
からの伝送はケーブル、無線、又はサテライト・リンク
を経由してでもよい。別の変更実施例に従うと、両方向
通信は、電話によるもの、または、ケーブル、無線また
はサテライト・リンクによるものでもよい。

【００３０】好適にはＣＡＴＶネットワークは、サテラ
イト・リンク３１２を通じて複数の加入者ユニット３１
４に結合されたプログラム送信機３１１を備える。ま
た、通信リンクは、サテライト・リンクに限定されず、
ケーブルまたは光ファイバの通信リンクのいずれかでも
よい。好適には、複数の加入者ユニットのそれぞれは、
ＴＶ受信機３１６、加入者インターフェース・ユニット
３２（図５）及び１８０（図６）のような構成の加入者
インターフェース・ユニット３１９が好適に組み入れら
れたＣＡＴＶインターフェース・ユニット３１８を含
む。ＣＡＴＶインターフェース・ユニット３１８は、商
業的に入手可能な従来のＣＡＴＶコンバータを含むこと
ができる。ＣＡＴＶインターフェース・ユニット３１８
は、音声、データ及びファクシミリの通信のために、加
入者インターフェース３１９を経由して、標準の電話ネ
ットワーク３２４及びケーブル・ネットワーク３２５へ
接続される。ケーブル・ネットワーク３２５が、サテラ
イト・リンク３１２のような通信リンクを含む衛星通信
ネットワークであり得ることが理解されるであろう。

【００３１】許可情報及びプログラム可視データのよう
な、従来のＣＡＴＶデータは、電話ネットワーク３２４
またはケーブル・ネットワーク３２５のいずれかを経由
して、加入者管理システム３２６へ送られ、そしてそこ
から伝送される。ファクシミリ・データ、電子メイル
（Ｅ−ｍａｉｌ）、音声メイル及びメイル・データは電
話リンクを経由し、また、加入者からの通信はケーブ
ル、無線またはサテライト・リンクを介して伝送するこ
とができる。また、両方向通信は、電話によって、また
はケーブル、無線またはサテライト・リンクによって行
われるものでもよい。好適にはＣＡＴＶネットワーク
は、サテライト・リンク３１２を通じて複数の加入者ユ
ニット３１４に結合されたプログラム送信機３１１を備
えている。また、サテライト・リンク３１２はケーブル
または光ファイバ通信リンクのいずれかでもよい。本発
明の好適な実施例では、ＣＡＴＶインターフェース・ユ
ニット３１８は、ＣＡＴＶネットワークを経由してコン
ピュータ・システムの一部を形成する内部ファクシミリ
・モデム・カード及びケーブル・インターフェース・カ
ード及び任意のファックス装置に送られるファクシミリ
を生成するための、キーボード３３０と関連つけること
ができる。

【００３２】図８は、加入者ユニット３１４の一部を形
成するＣＡＴＶインターフェース・ユニット３１８を示
す概略ブロック図である。ＣＡＴＶインターフェース・
ユニット３１８は、ファクシミリ及び他のデータや音
声、それに通信管理データを、標準の電話リンク３５２
を経由して、図５及び図６に関連して上記で説明したイ
ンターフェース・ユニット３２又は１８０のような受信
−伝送加入者インターフェース・ユニット３５０を経由
して、ＣＡＴＶネットワーク３１０の一部を形成する電
話ネットワーク３２４（図７）から受信する。ＣＡＴＶ
インターフェース・ユニット３１８はまた、ファクシミ
リ及び他のデータや音声、それに通信管理データを、従
来の同軸ケーブル又は光ファイバ・リンク３５３を経由
して、ケーブル・ネットワーク３２５から受信する。加
入者インターフェース・ユニット３５０はデータを、バ
ス・インターフェース３５４を介してプロセッサ３５６
に供給する。プロセッサ３５６は、ファクシミリ・デー
タ及び他のデータ、それに音声データを、メモリ・コン
トローラ３６２を介して、内部メモリ・ユニット３５８
又は外部メモリ・ユニット３６０のいずれかに供給す
る。好適には、外部メモリ・ユニット３６０は、メモリ
・カード３６１及びメモリ・カード読み取り装置（図示
せず）を含んでいる。

【００３３】本発明の好適な実施例において、プロセッ
サ３５６はまた、加入者によってキーボード３３０から
入力されたデータを受信し、該データを、電話リンク３
５２又はケーブル・リンク３５３を介して、ファクシミ
リ、電子メイル又はメイル・データとして伝送するため
に適当なフォーマットに変換する。プロセッサ３５６は
また、ファクシミリ・データ、電子メイル、音声メイル
・データ及びメイル・データを、印字するためにハード
・コピー出力ユニット３３２に供給することができる。
多くの場合、加入者インターフェース・ユニット３５０
は、ファクシミリ送信及び受信のための圧縮／伸張用の
標準ユニットを含んでいる。ファクシミリ・データが該
インターフェース・ユニット３５０で圧縮されないなら
ば、そのデータはメモリに記憶される前に圧縮される必
要がある場合がある。その場合、従来のＣＡＴＶデジタ
ル・イメージ及び音響信号の伝送手段を用いることがで
き、それによって、プロセッサ３５６は、ファクシミ
リ、電子メイル、音声メイル及びメイル・データを、好
適にはＭＰＥＧフォーマットで、圧縮／伸張器３６４及
びメモリ・コントローラ３６２を介して、内部メモリ・
ユニット３５８又は外部メモリ・モジュール３６０のい
ずれかに供給される。

【００３４】記憶されたファクシミリ・電子メイル、音
声メイル及び他のデータは、メモリ・コントローラ３６
２を介して、また、データが圧縮されている場合には圧
縮／伸張器３６４を介して、プロセッサ３５６に供給さ
れる。次に、記憶されたデータは、オンスクリーン・デ
ィスプレイ（ＯＳＤ）ユニット３６６に供給され、ＯＳ
Ｄユニット３６６は、ファクシミリ・データ、電子メイ
ル・データ、音声メイル・データ及び他のデータを、Ｔ
Ｖ受信機によって受信されるのに適切なフォーマットに
変換し、そして、そのデータをＣＡＴＶチューナ及び受
信ユニット３６８に供給する。本発明の好適な実施例に
おいては、ＯＳＤユニット３６６をＣＡＴＶチューナ及
び受信ユニット３６８の一部とすることもできる。ＣＡ
ＴＶチューナ及び受信ユニット３６８はまた、暗号化さ
れたイメージ（映像）及び音響プログラムの伝送を、通
信リンク３１２から受信し、そして、デコードされたイ
メージ及び音響データをＴＶ受信機３１６に供給する。
ＣＡＴＶチューナ及び受信ユニット３６８は、加入者の
管理システム３２６から受信した許可情報のもとに動作
可能であり、該許可情報は、サテライト・リンク又は電
話リンク３５２と、ケーブル・リンク３５３を介して受
信することができ、プロセッサ３５６、又はＣＡＴＶチ
ューナ及び受信ユニット３６８において処理することが
できる。

【００３５】ＴＶ受信機が、ファクシミリ表示チャンネ
ルのような情報表示チャンネルに同調されるか、または
任意のチャンネルに同調されているときに、ＣＡＴＶ遠
隔制御ユニットの非ＣＡＴＶデータ表示オプションが選
択されると、ＣＡＴＶチューナ及び受信ユニット３６８
は、データ選択が可能なメニューをＴＶ受信機に表示す
る。メニューが選択されると、ファクシミリのような記
憶された情報のイメージが、受信された情報に伴ってい
る音声メイル又は通信リンク３１２からの音響ととも
に、ＴＶ受信機３１６に表示される。リンク３１２から
の音響信号は、任意の適切なバックグラウンド・ミュー
ジックであってももよい。ＴＶ受信機への情報の表示の
前、表示中又は表示の後の任意の時に、その情報のハー
ド・コピーをハード・コピー出力ユニット３３２によっ
て作成することができる。本発明のシステムは、電話で
会話をしている人のイメージがＴＶスクリーンに表示さ
れる映像電話システムにも用いられ得ることが理解され
る。接続がなされると、電話番号と電話をかけた人の画
像イメージとが、受信者のＴＶスクリーンに表示され
る。これは、ＴＶスクリーンの角の部分に表示されるこ
とが好ましく、これにより、テレビ電話における会話
を、映像プログラムの表示と同時に行うことができる。

【００３６】本発明の統合型の電話及びケーブル・ネッ
トワークはまた、ケーブル・ネットワークと電話ネット
ワークとの、いずれかのネットワークがオーバーロード
になった場合に、それらネットワーク間で情報を切り換
えることを可能にする。そのような場合、通信ネットワ
ークを介してのメータ読取のような機能は、通信を電話
ネットワークからケーブル・ネットワークへ又はケーブ
ル・ネットワークから電話ネットワークへ送ることによ
って、一定的に維持することができる。本発明は上記で
特定的に示されかつ説明されたものに制限されるもので
はないことが当業者には理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好適な実施例の統合型の電話及びケー
ブル・ネットワーク・システムを示す概略ブロック図で
ある。

【図２】図１に示した統合型の電話及びケーブル・ネッ
トワーク・システムの一部を示す概略ブロック図であ
る。

【図３】図１に示した統合型の電話及びケーブル・ネッ
トワーク・システムの一部を示す概略ブロック図であ
る。

【図４】図１に示した統合型の電話及びケーブル・ネッ
トワーク・システムの一部を示す概略ブロック図であ
る。

【図５】図１〜図４に示したシステムで使用できる、本
発明の１つの実施例に従って構築された加入者インター
フェース・ユニットの概略ブロック図である。

【図６】図１〜図４に示したシステムで使用できる、本
発明の別の実施例に従って構築された加入者インターフ
ェース・ユニットの概略ブロック図である。

【図７】図１〜図６に示したシステムの少なくとも一部
を用いるＣＡＴＶシステムの概略ブロック図である。

【図８】図７に示したシステムで使用できるＣＡＴＶイ
ンターフェース・ユニット等のブロック図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンフォード・ティー・コルブ イスラエル国レホヴェット 76122， シ ャアアル・ハガイ ２

Claims (31)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話ネットワークとケーブル・ネットワ
   ークとを統合した統合型電話／ケーブル・ネットワーク
   ・システムにおいて、 少なくとも１つの送信センタと、該送信センタを複数の
   加入者に接続する第１のケーブル網とを含む電話ネット
   ワークと、 少なくとも１つのヘッドエンドと、該ヘッドエンドを複
   数の加入者に接続する第２のケーブル網とを含むケーブ
   ル・ネットワークと、 第１の加入者ケーブルと、少なくとも１つの電話機器と
   を含む加入者電話設備と、 第２の加入者ケーブルと、少なくとも１つのケーブル機
   器とを含む加入者ケーブル設備と、 前記加入者電話設備及び加入者ケーブル設備と前記第１
   及び第２のケーブル網との間をインターフェースして、
   前記第１の加入者ケーブルと前記第２のケーブル網との
   間、及び前記第２の加入者ケーブルと前記第１のケーブ
   ル網との間の通信を可能にする加入者インターフェース
   ・ユニットとを含む統合型電話／ケーブル・ネットワー
   ク・システム。
2. 【請求項２】 電話ネットワークとケーブル・ネットワ
   ークとを統合した統合型電話／ケーブル・ネットワーク
   ・システムにおいて、 加入者電話設備及び加入者ケーブル設備と、電話ネット
   ワーク及びケーブル・ネットワークにそれぞれ接続され
   た第１及び第２のケーブル網と間のインターフェースを
   するための加入者インターフェース・ユニットであっ
   て、前記加入者電話設備と前記第２のケーブルとの間、
   及び前記加入者ケーブル設備と前記第１のケーブル網と
   の間の通信を行うことができるようにするための装置を
   含んでいる加入者インターフェース・ユニットを含んで
   いることを特徴とする統合型電話／ケーブル・ネットワ
   ーク・システム。
3. 【請求項３】 請求項１〜または２記載のシステムにお
   いて、前記加入者インターフェース・ユニットが、前記
   第１の加入者ケーブルと前記第１及び第２のケーブル網
   のいずれかとの間で情報を送信するための送信装置を含
   んでいることを特徴とするシステム。
4. 【請求項４】 請求項１〜３いずれかに記載のシステム
   において、前記加入者インターフェース・ユニットが、
   前記第２の加入者ケーブルと前記第１及び第２のケーブ
   ル網のいずれかとの間で情報を送信するための送信装置
   を含んでいることを特徴とするシステム。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかに記載のシステ
   ムにおいて、前記加入者インターフェース・ユニット
   が、前記第１のケーブル網と前記加入者電話設備及び加
   入者ケーブル設備のいずれかとの間で情報を送信するた
   めの送信装置を含んでいることを特徴とするシステム。
6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかに記載のシステ
   ムにおいて、前記加入者インターフェース・ユニット
   が、前記第２のケーブル網と前記加入者電話設備及び加
   入者ケーブル設備のいずれかとの間で情報を送信するた
   めの送信装置を含んでいることを特徴とする加入者イン
   ターフェース・ユニット。
7. 【請求項７】 請求項１〜６のいずれかに記載のシステ
   ムにおいて、前記加入者インターフェース・ユニット
   が、前記第１及び第２のケーブルの間で自動ロード送信
   をするための装置を含んでいることを特徴とするシステ
   ム。
8. 【請求項８】 請求項１〜７のいずれかに記載のシステ
   ムにおいて、前記加入者インターフェース・ユニット
   が、情報を、ケーブル・ネットワーク・フォーマットか
   ら電話ネットワーク・フォーマットへ変換するためのフ
   ォーマット変換装置を含んでいることを特徴とするシス
   テム。
9. 【請求項９】 請求項１〜８のいずれかに記載のシステ
   ムにおいて、前記加入者インターフェース・ユニット
   が、情報を、電話ネットワーク・フォーマットからケー
   ブル・ネットワーク・フォーマットへ変換するためのフ
   ォーマット変換装置を含んでいることを特徴とするシス
   テム。
10. 【請求項１０】 請求項１〜９のいずれかに記載のシス
    テムにおいて、前記第１のケーブル網が、ツイスト対ケ
    ーブルで構成されていることを特徴とするシステム。
11. 【請求項１１】 請求項１〜１０のいずれかに記載のシ
    ステムにおいて、前記第２の加入者ケーブルと前記第２
    のケーブル網との少なくとも一方が、同軸ケーブルで構
    成されていることを特徴とするシステム。
12. 【請求項１２】 コンピュータ・ネットワークにおい
    て、 ケーブル・リンクを介してケーブル・ネットワークに結
    合されるサーバ端末と、 ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワー
    ク、パーソナルエリアネットワークの少なくとも１つを
    介して前記サーバ端末に結合される複数の端末とを備え
    ることを特徴とするコンピュータ・ネットワーク。
13. 【請求項１３】 請求項１２記載のコンピュータ・ネッ
    トワークにおいて、前記サーバ端末が更に、電話リンク
    を介して電話ネットワークに結合されることを特徴とす
    るコンピュータ・ネットワーク。
14. 【請求項１４】 コンピュータ端末において、 ケーブル・リンクを介してケーブル・ネットワークに結
    合される通信リンク・インターフェースと、 ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワー
    ク、パーソナルエリアネットワークの少なくとも１つに
    結合されるコンピュータ・ネットワーク・インターフェ
    ースとを備えることを特徴とするコンピュータ端末。
15. 【請求項１５】 請求項１４記載のコンピュータ端末に
    おいて、該コンピュータ・端末は、電話リンクを介して
    電話ネットワークに結合される電話リンク・インターフ
    ェースを備えることを特徴とするコンピュータ端末。
16. 【請求項１６】 ＣＡＴＶネットワークにおいて、 ケーブル情報ソースと、 電話ネットワークと、 それぞれが、ＣＡＴＶ変換器と少なくとも１つの通信機
    器とを備える複数の加入者ユニットとを備え、 前記ＣＡＴ変換器が、前記ケーブル情報ソース、前記電
    話ネットワーク及び前記通信機器のうちの少なくとも１
    つと、少なくとも一方向通信を行うために、前記ケーブ
    ル情報ソース、前記電話ネットワーク、及び前記少なく
    とも１つの通信機器へ結合されたケーブル−電話インタ
    ーフェース・ユニットを備えていることを特徴とするＣ
    ＡＴＶネットワーク。
17. 【請求項１７】 請求項１６記載のＣＡＴＶネットワー
    クにおいて、前記通信機器が、テレビジョン、電話、フ
    ァクシミリ装置、コンピュータ及びユーティリティー・
    メータの少なくとも１つを備えることを特徴とするＣＡ
    ＴＶネットワーク。
18. 【請求項１８】 通信ネットワークにおいて、 ケーブル切替センタと、 電話切替センタと、 前記ケーブル切替ンタ、前記電話切替センタ、及び少な
    くとも１つの通信機器の少なくとも１つに、少なくとも
    一方向通信を提供するために、それぞれが前記ケーブル
    切替センタ、前記電話切替センタ、及び前記通信機器へ
    結合された複数の加入者切替ユニットとを備えることを
    特徴とする通信ネットワーク。
19. 【請求項１９】 請求項１８記載の通信ネットワークに
    おいて、前記通信機器が、テレビジョン、電話、ファク
    シミリ装置、コンピュータ及びユーティリティー・メー
    タの少なくとも１つを備えることを特徴とする通信ネッ
    トワーク。
20. 【請求項２０】 通信ネットワークにおいて、 ケーブル切替センタと、 電話切替センタと、 前記ケーブル切替センタ、前記電話切替センタ、及び少
    なくとも１つの国際通信ネットワークの少なくとも１つ
    に、少なくとも一方向通信を提供するために、前記ケー
    ブル切替センタ、前記電話切替センタ、及び前記国際通
    信ネットワークへ結合された複数の加入者切替ユニット
    であって、それぞれが加入者設備に格納された加入者切
    替ユニットとを備えることを特徴とする通信ネットワー
    ク。
21. 【請求項２１】 請求項２０記載の通信ネットワークに
    おいて、前記国際通信ネットワークが、テレビジョン、
    電話、ファクシミリ装置、コンピュータ及びユーティリ
    ティー・メータの少なくとも１つを備えることを特徴と
    する通信ネッワーク。
22. 【請求項２２】 加入者インターフェース・ユニットに
    おいて、 ケーブル通信信号を、電話リンクを通じての伝送に適す
    るフォーマットに変換し、その変換された信号を、電話
    ネッワークの少なくとも一部分に供給するためのケーブ
    ル／電話変換器と、 電話通信信号を、ケーブル・リンクを通じての伝送に適
    するフォーマットに変換し、その変換された信号を、ケ
    ーブル・ネッワークの少なくとも一部分に供給するため
    の電話／ケーブル変換器とを備えることを特徴とする加
    入者インターフェース・ユニット。
23. 【請求項２３】 請求項２２記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、前記ケーブル／電話変換器
    が、ケーブル通信信号から変換された信号を、マイクロ
    プロセッサ・バス、シリアル・ポート及びオンスクリー
    ン・ディスプレイ・ユニットのうちのいれかに供給する
    よう構成されていることを特徴とする入者インターフェ
    ース・ユニット。
24. 【請求項２４】 請求項２２記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、前記電話／ケーブル変換器
    が、電話通信信号から変換された信号を、マイクロプロ
    セッサ・バス、シリアル・ポート及びオンスクリーン・
    ディスプレイ・ユニットのうちの何れかに供給するよう
    構成されていることを特徴とする加入者インターフェー
    ス・ユニット。
25. 【請求項２５】 請求項２２記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、前記電話／ケーブル変換器及
    び前記ケーブル／電話変換器のうちの少なくとも一方
    が、イメージ・ソースからデータを受信するよう構成さ
    れていることを特徴とする加入者インターフェース・ユ
    ニット。
26. 【請求項２６】 加入者インターフェース・ユニットに
    おいて、 ビデオ信号、音響信号、音声信号及びデータ信号の少な
    くとも１つからなるケーブル信号を受信し、同調するた
    めのケーブル信号受信及びチューナと、 前記ビデオ信号及び音響信号の少なくとも一部分を、テ
    レビジョン受信機で受信するのに適するフォーマットに
    変換し、該変換された前記ビデオ信号及び音響信号を前
    記テレビジョン受信機に供給するビデオ及び音響変換器
    と、 前記音声信号の少なくとも一部分を、電話リンクを通じ
    て伝送するのに適するフォーマットに変換し、該変換さ
    れた音声信号を電話ネットワークの少なくとも一部に供
    給する音声変換器と、 前記データ信号の少なくとも一部を、前記ケーブル・リ
    ンク又は前記電話リンクのいずれかを通じて伝送するの
    に適するフォーマットに変換し、該変換されたデータ信
    号を前記ケーブル・リンク及び前記電話リンクの少なく
    とも一つに供給するデータ変換器と、 前記ケーブル・リンクを通じてケーブル信号を送信する
    ためのケーブル信号送信機と、 ビデオ信号、音響信号、音声信号及びデータ信号の少な
    くとも１つからなる電話信号を、前記ケーブル・リンク
    又は前記電話リンクのいずれかで送信するのに適する信
    号に変換する電話信号変換器とを備えることを特徴とす
    る加入者インターフェース・ユニット。
27. 【請求項２７】 請求項２６記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、前記ビデオ信号及び音響信号
    の少なくとも一方がアナログ信号であり、それに対応す
    る変換器がアナログ信号変換器であることを特徴とする
    加入者インターフェース・ユニット。
28. 【請求項２８】 請求項２６記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、前記ビデオ信号及び音響信号
    の少なくとも一方がデジタル信号であり、それに対応す
    る変換器がデジタル信号変換器であることを特徴とする
    加入者インターフェース・ユニット。
29. 【請求項２９】 請求項２６記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、該ユニットはさらに、前記ケ
    ーブル信号及び前記電話信号のいずれかの少なくとも一
    部分を圧縮／伸張するための圧縮／伸張器を備えること
    を特徴とする加入者インターフェース・ユニット。
30. 【請求項３０】 請求項２６記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、該ユニットはさらに、前記ケ
    ーブル信号及び前記電話信号のいずれかの少なくとも一
    部分を暗号化／解読するためのエンクリプタ／デクリプ
    タを備えることを特徴とする加入者インターフェース・
    ユニット。
31. 【請求項３１】 請求項２６記載の加入者インターフェ
    ース・ユニットにおいて、前記ビデオ信号及び音響信号
    の少なくとも１つがデジタル信号であり、それに対応す
    る変換器がデジタル信号変換器であることを特徴とする
    加入者インターフェース・ユニット。