JPH0845517A - 高分子電解質型燃料電池用シール構造及びその製造方法 - Google Patents
高分子電解質型燃料電池用シール構造及びその製造方法Info
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- JPH0845517A JPH0845517A JP6195965A JP19596594A JPH0845517A JP H0845517 A JPH0845517 A JP H0845517A JP 6195965 A JP6195965 A JP 6195965A JP 19596594 A JP19596594 A JP 19596594A JP H0845517 A JPH0845517 A JP H0845517A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セルスタックを積層する時の部品点数を減ら
し、確実なセッティングができると共に、膜厚が薄い場
合にも機械的強度を高めることができ、さらにガスを加
圧してもシール部のガスリークを無くし、出力を向上す
ることのできる高分子固体電解質型燃料電池用シール構
造とその製造方法を提供する。 【構成】 アノード集電体、アノード触媒層、イオン交
換膜、カソード触媒層、カソード集電体より成る5層構
造の集電体の表面周囲に、シール材が重なるように一体
化されたことを特徴とする高分子電解質型燃料電池用シ
ール構造。 アノード集電体、アノード触媒層、イオン
交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5層
構造を、液状あるいはシート状のシール材を用いてシー
ル材と共に一体化することを特徴とする高分子電解質型
燃料電池用シール構造の製造方法。
し、確実なセッティングができると共に、膜厚が薄い場
合にも機械的強度を高めることができ、さらにガスを加
圧してもシール部のガスリークを無くし、出力を向上す
ることのできる高分子固体電解質型燃料電池用シール構
造とその製造方法を提供する。 【構成】 アノード集電体、アノード触媒層、イオン交
換膜、カソード触媒層、カソード集電体より成る5層構
造の集電体の表面周囲に、シール材が重なるように一体
化されたことを特徴とする高分子電解質型燃料電池用シ
ール構造。 アノード集電体、アノード触媒層、イオン
交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5層
構造を、液状あるいはシート状のシール材を用いてシー
ル材と共に一体化することを特徴とする高分子電解質型
燃料電池用シール構造の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子電解質膜を用い
た燃料電池セルスタックの構造及びガスシール技術に関
するものである。
た燃料電池セルスタックの構造及びガスシール技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高分子電解質膜を用いた燃料電池
セルスタックは、図4に示すようにアノード側セルスタ
ックプレート1の両側にシール材2を配し、中間にアノ
ード集電体3とアノード触媒層4を重ねて配し、これら
の上にイオン交換膜5を配し、その上の両側にシール材
6を配し、中間にカソード触媒層7とカソード集電体8
を重ねて配し、さらにその上にカソード側セルスタック
プレート9を配して積層した構成となっていた。かかる
構成の燃料電池セルスタックに於いて、触媒層4、7
は、集電体3、8又はイオン交換膜5上に形成されて一
体化されたものを用いる場合と、触媒層4、7を単独で
シート化して用いる場合があり、シール材2、6はOリ
ングを用いる場合とフラットパッキンを用いる場合があ
った。また、セルスタックプレート1、9は、カーボン
又は金属等ガスを透過せず、電気伝導度の高い材料を用
いてガス供給溝10とガスマニホールド11を形成したもの
であった。燃料電池セルスタックは、必要電圧に応じて
数層から数百層積層して用いるが、従来のセルスタック
では積層時に部品点数が多い為、構成部品の正確な位置
決めに時間がかかり、しかも確実なセッティングが困難
であった。一般に、高分子電解質を用いた燃料電池は、
高分子電解質膜(イオン交換膜)の厚みが薄い程、内部
抵抗が減少し、高出力が得られるが、膜の機械的強度が
弱くなる為に、膜厚は 100μm程度が限界とされてい
た。また、ガスの加圧圧力を高めると、出力電流が増加
するが、従来のセルスタックの構造では、ガスの加圧圧
力を高めた場合、シール材2、6からガスがリークし、
出力が低下する場合があった。
セルスタックは、図4に示すようにアノード側セルスタ
ックプレート1の両側にシール材2を配し、中間にアノ
ード集電体3とアノード触媒層4を重ねて配し、これら
の上にイオン交換膜5を配し、その上の両側にシール材
6を配し、中間にカソード触媒層7とカソード集電体8
を重ねて配し、さらにその上にカソード側セルスタック
プレート9を配して積層した構成となっていた。かかる
構成の燃料電池セルスタックに於いて、触媒層4、7
は、集電体3、8又はイオン交換膜5上に形成されて一
体化されたものを用いる場合と、触媒層4、7を単独で
シート化して用いる場合があり、シール材2、6はOリ
ングを用いる場合とフラットパッキンを用いる場合があ
った。また、セルスタックプレート1、9は、カーボン
又は金属等ガスを透過せず、電気伝導度の高い材料を用
いてガス供給溝10とガスマニホールド11を形成したもの
であった。燃料電池セルスタックは、必要電圧に応じて
数層から数百層積層して用いるが、従来のセルスタック
では積層時に部品点数が多い為、構成部品の正確な位置
決めに時間がかかり、しかも確実なセッティングが困難
であった。一般に、高分子電解質を用いた燃料電池は、
高分子電解質膜(イオン交換膜)の厚みが薄い程、内部
抵抗が減少し、高出力が得られるが、膜の機械的強度が
弱くなる為に、膜厚は 100μm程度が限界とされてい
た。また、ガスの加圧圧力を高めると、出力電流が増加
するが、従来のセルスタックの構造では、ガスの加圧圧
力を高めた場合、シール材2、6からガスがリークし、
出力が低下する場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、セル
スタックを積層する時の部品点数を減らし、確実なセッ
ティングができると共に、膜厚が薄い場合にも機械的強
度を高めることのできる技術と、さらにガスを加圧して
もシール部のガスリークを無くし、出力を向上すること
が可能な技術を提供しようとするものである。
スタックを積層する時の部品点数を減らし、確実なセッ
ティングができると共に、膜厚が薄い場合にも機械的強
度を高めることのできる技術と、さらにガスを加圧して
もシール部のガスリークを無くし、出力を向上すること
が可能な技術を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜
複合体は、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交
換膜、カソード触媒層、カソード集電体より成る5層構
造の集電体の周囲に、シール材が重なるように一体化し
たものである。この高分子電解質型燃料電池用シール材
付電極膜複合体は、集電体のシール材に覆われていない
ガス供給面の厚さが、周囲の厚さに比べて厚く、凸状に
なるように成形されている場合がある。また、上記高分
子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体は、少な
くともシール材の一部分の厚さが、集電体のガス供給面
の厚さに比べて厚く、凹状になるように成形されている
場合がある。さらに、上記各シール材付電極膜複合体に
は、ガスを分配供給するためのマニホールド用の穴と、
セルスタック積層時の位置決め用の穴が形成されている
場合がある。上記各シール材付電極膜複合体に用いるシ
ール材は、ゴム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の
弾性体である場合があり、また、シール材が硬質の高分
子又は繊維強化された高分子(FRP)である場合があ
る。硬質のシール材の場合、その表面の少なくとも一部
分に、ゴム状弾性体が形成されていることが好ましい。
本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複
合体の製造方法は、アノード集電体、アノード触媒層、
イオン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成
る5層構造を完全硬化していない高分子シートで挟んだ
後、一体化成形処理を施すことを特徴とするものであ
る。処理には硬化処理の場合がある。本発明のシール材
付電極膜複合体の製造方法の他の1つは、アノード集電
体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソード触媒層、
カソード集電体から成る5層構造を、液状あるいはシー
ト状の接着剤又はシール材を用いてシール材と共に一体
化することを特徴とするものである。本発明のシール材
付電極膜複合体の製造方法のさらに他の1つは、アノー
ド集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソード触
媒層、カソード集電体より成る5層構造を、液状シール
材を注入する間隙を設けた金型に挾み込み、液状シール
材を注入、硬化することを特徴とするものである。本発
明の高分子電解質型燃料電池セルスタックのガスシール
方法は、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換
膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5層構造
を、ガス供給溝を有するセルスタックプレートと共に積
層する際、液状あるいはシート状の接着剤又はシール材
を用いて、セルスタックを締結した後硬化処理を施し、
さらに圧力を増加して締結することを特徴とするもので
ある。本発明の高分子電解質型燃料電池のセルスタック
のガスシール方法の他の1つは、アノード集電体、アノ
ード触媒層、イオン交換膜、カソード触媒層、カソード
集電体から成る5層構造を、ガス供給溝を有するセルス
タックプレートと共に積層したセルスタックに於いて、
セルスタックプレートがシール材と接触する部分の少な
くとも一部に凹又は凸状の溝を形成することを特徴とす
るものである。本発明の高分子電解質型燃料電池セルス
タックは、ガスを分配供給するマニホールド用の穴を有
するシール材付電極膜複合体であってシール材及びイオ
ン交換膜と重ならない集電体部分にガスが透過するマニ
ホールドが形成されたシール材付電極膜複合体と、マニ
ホールド用の穴を有するセパレータープレートより成る
セルスタックであって、集電体厚さ方向の断面をガスが
通過する構造としたことを特徴とするものである。
の本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜
複合体は、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交
換膜、カソード触媒層、カソード集電体より成る5層構
造の集電体の周囲に、シール材が重なるように一体化し
たものである。この高分子電解質型燃料電池用シール材
付電極膜複合体は、集電体のシール材に覆われていない
ガス供給面の厚さが、周囲の厚さに比べて厚く、凸状に
なるように成形されている場合がある。また、上記高分
子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体は、少な
くともシール材の一部分の厚さが、集電体のガス供給面
の厚さに比べて厚く、凹状になるように成形されている
場合がある。さらに、上記各シール材付電極膜複合体に
は、ガスを分配供給するためのマニホールド用の穴と、
セルスタック積層時の位置決め用の穴が形成されている
場合がある。上記各シール材付電極膜複合体に用いるシ
ール材は、ゴム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の
弾性体である場合があり、また、シール材が硬質の高分
子又は繊維強化された高分子(FRP)である場合があ
る。硬質のシール材の場合、その表面の少なくとも一部
分に、ゴム状弾性体が形成されていることが好ましい。
本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複
合体の製造方法は、アノード集電体、アノード触媒層、
イオン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成
る5層構造を完全硬化していない高分子シートで挟んだ
後、一体化成形処理を施すことを特徴とするものであ
る。処理には硬化処理の場合がある。本発明のシール材
付電極膜複合体の製造方法の他の1つは、アノード集電
体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソード触媒層、
カソード集電体から成る5層構造を、液状あるいはシー
ト状の接着剤又はシール材を用いてシール材と共に一体
化することを特徴とするものである。本発明のシール材
付電極膜複合体の製造方法のさらに他の1つは、アノー
ド集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソード触
媒層、カソード集電体より成る5層構造を、液状シール
材を注入する間隙を設けた金型に挾み込み、液状シール
材を注入、硬化することを特徴とするものである。本発
明の高分子電解質型燃料電池セルスタックのガスシール
方法は、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換
膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5層構造
を、ガス供給溝を有するセルスタックプレートと共に積
層する際、液状あるいはシート状の接着剤又はシール材
を用いて、セルスタックを締結した後硬化処理を施し、
さらに圧力を増加して締結することを特徴とするもので
ある。本発明の高分子電解質型燃料電池のセルスタック
のガスシール方法の他の1つは、アノード集電体、アノ
ード触媒層、イオン交換膜、カソード触媒層、カソード
集電体から成る5層構造を、ガス供給溝を有するセルス
タックプレートと共に積層したセルスタックに於いて、
セルスタックプレートがシール材と接触する部分の少な
くとも一部に凹又は凸状の溝を形成することを特徴とす
るものである。本発明の高分子電解質型燃料電池セルス
タックは、ガスを分配供給するマニホールド用の穴を有
するシール材付電極膜複合体であってシール材及びイオ
ン交換膜と重ならない集電体部分にガスが透過するマニ
ホールドが形成されたシール材付電極膜複合体と、マニ
ホールド用の穴を有するセパレータープレートより成る
セルスタックであって、集電体厚さ方向の断面をガスが
通過する構造としたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】前述の本発明の高分子電解質型燃料電池用シー
ル材付電極膜複合体は、5層構造の集電体の周囲或いは
ガス供給面側周囲に、シール材が重なるように一体化し
たものであるから、従来のようにシール材が電極(集電
体と触媒層の総称)と別個で、シール材と電極の間隙で
はアノードガスとカソードガスがイオン交換膜を挾んで
相対していたのとは異なり、アノードガスとカソードガ
スの双方がイオン交換膜と直接接触することがない。
尚、シール材と電極の重なる部分は、ガス透過性のある
ポーラスな電極構造中にシール材あるいは接着剤を含浸
した構造とすることが好ましいが、集電体のガス供給面
側(触媒層と反対側)周囲の表面を覆っているだけでも
効果がある。本発明のシール材付電極膜複合体の他の1
つは、集電体のシール材に覆われていないガス供給面の
厚さが周囲の厚さに比べて厚く、凸状になるように成形
されているので、構成部品を増やさずに接触抵抗を減少
することができる。即ち、集電体はガス透過性の良いカ
ーボンペーパー等を撥水化処理したものを用いるが、シ
ール材に比べ同じ応力に対する歪量が多い為、集電体面
とシール面が同一の場合にはガス供給溝を有するセルス
タックプレートのリブ部分との接触圧が不十分で、接触
抵抗の増加が出力電圧の低下を招く原因となる場合があ
り、これを防ぐ為に集電体のガス供給面にさらに集電体
シートを重ねて接触圧を増大させることもできるが、本
発明では構成部品を増やさずに接触抵抗を減少し、出力
電圧の低下を招く原因を解消できる。本発明のシール材
付電極膜複合体の他の1つは、少なくともシール材の一
部分の厚さが集電体のガス供給面の厚さに比べて厚く、
凹状になるように成形されたものであるから、つまりガ
ス供給溝を有するセルスタックプレートのシール材と接
触する部分の一部に凹状の溝を設けたものを一緒に用い
ることによって、ガスシール効果を高めることができる
ものである。これはシール材の一部の厚さが厚い為に同
じセルスタックの締結圧力を加えた場合にもシール材の
変形量が多くなる為、ガスシール効果が増し、Oリング
を用いた場合と同様の効果を得ることができるからであ
る。本発明のシール材付電極膜複合体の他の1つは、ガ
スを分配供給するためのマニホールド穴とセルスタック
積層時の位置決め用の穴が形成されているので、セルス
タック組立の際にガイド棒を案内としてアノード側セル
スタックプレート、シール材付電極膜複合体、カソード
側セルスタックプレートの順に積層することによって容
易に組立ができる。また、セルスタックを積層する際、
液状あるいはシート状の接着剤またはシール材を用い
て、又は重ねてセルスタックを締結した際、接着剤また
はシール材を用いて、あるいはシート状の接着剤または
シール材を重ねてセルスタックを締結した後、硬化処理
を施し、さらに圧力を増加して締結することによって、
より高いガス加圧圧力に対してもリークのないシールが
できる。然して本発明の前記各高分子電解質型燃料電池
用シール材付電極膜複合体の製造方法によれば、シール
材と電極及びイオン交換膜の接合界面が一体化して、ガ
スのシール性が高められている。また、一体化する時の
金型に凹凸を形成することにより、集電体若しくはシー
ル材に凹凸を形成したり、マニホールド及び位置決め用
の穴を一体化と同時に形成することもできる。このよう
な凹凸部を設けたシール材付電極膜複合体を使用する
際、セルスタックプレート側に凹凸部を設けることによ
って、さらにシール効果が高められる。
ル材付電極膜複合体は、5層構造の集電体の周囲或いは
ガス供給面側周囲に、シール材が重なるように一体化し
たものであるから、従来のようにシール材が電極(集電
体と触媒層の総称)と別個で、シール材と電極の間隙で
はアノードガスとカソードガスがイオン交換膜を挾んで
相対していたのとは異なり、アノードガスとカソードガ
スの双方がイオン交換膜と直接接触することがない。
尚、シール材と電極の重なる部分は、ガス透過性のある
ポーラスな電極構造中にシール材あるいは接着剤を含浸
した構造とすることが好ましいが、集電体のガス供給面
側(触媒層と反対側)周囲の表面を覆っているだけでも
効果がある。本発明のシール材付電極膜複合体の他の1
つは、集電体のシール材に覆われていないガス供給面の
厚さが周囲の厚さに比べて厚く、凸状になるように成形
されているので、構成部品を増やさずに接触抵抗を減少
することができる。即ち、集電体はガス透過性の良いカ
ーボンペーパー等を撥水化処理したものを用いるが、シ
ール材に比べ同じ応力に対する歪量が多い為、集電体面
とシール面が同一の場合にはガス供給溝を有するセルス
タックプレートのリブ部分との接触圧が不十分で、接触
抵抗の増加が出力電圧の低下を招く原因となる場合があ
り、これを防ぐ為に集電体のガス供給面にさらに集電体
シートを重ねて接触圧を増大させることもできるが、本
発明では構成部品を増やさずに接触抵抗を減少し、出力
電圧の低下を招く原因を解消できる。本発明のシール材
付電極膜複合体の他の1つは、少なくともシール材の一
部分の厚さが集電体のガス供給面の厚さに比べて厚く、
凹状になるように成形されたものであるから、つまりガ
ス供給溝を有するセルスタックプレートのシール材と接
触する部分の一部に凹状の溝を設けたものを一緒に用い
ることによって、ガスシール効果を高めることができる
ものである。これはシール材の一部の厚さが厚い為に同
じセルスタックの締結圧力を加えた場合にもシール材の
変形量が多くなる為、ガスシール効果が増し、Oリング
を用いた場合と同様の効果を得ることができるからであ
る。本発明のシール材付電極膜複合体の他の1つは、ガ
スを分配供給するためのマニホールド穴とセルスタック
積層時の位置決め用の穴が形成されているので、セルス
タック組立の際にガイド棒を案内としてアノード側セル
スタックプレート、シール材付電極膜複合体、カソード
側セルスタックプレートの順に積層することによって容
易に組立ができる。また、セルスタックを積層する際、
液状あるいはシート状の接着剤またはシール材を用い
て、又は重ねてセルスタックを締結した際、接着剤また
はシール材を用いて、あるいはシート状の接着剤または
シール材を重ねてセルスタックを締結した後、硬化処理
を施し、さらに圧力を増加して締結することによって、
より高いガス加圧圧力に対してもリークのないシールが
できる。然して本発明の前記各高分子電解質型燃料電池
用シール材付電極膜複合体の製造方法によれば、シール
材と電極及びイオン交換膜の接合界面が一体化して、ガ
スのシール性が高められている。また、一体化する時の
金型に凹凸を形成することにより、集電体若しくはシー
ル材に凹凸を形成したり、マニホールド及び位置決め用
の穴を一体化と同時に形成することもできる。このよう
な凹凸部を設けたシール材付電極膜複合体を使用する
際、セルスタックプレート側に凹凸部を設けることによ
って、さらにシール効果が高められる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。図1
のa〜dは本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材
付電極膜複合体の各種の実施例を示すもので、夫々アノ
ード集電体3、アノード触媒層4、イオン交換膜5、カ
ソード触媒層7、カソード集電体8よりなる5層構造の
集電体の周囲或いはガス供給側の周囲にシール材15が重
なるように配したものであって、シール材15によりアノ
ードガスとカソードガスの双方のガスがイオン交換膜5
と直接接触することのないように、且つ電極及びイオン
交換膜5をシール材15により一体化して1つの部材とし
たものである。図1のaは、シール材15と電極の重なる
部分16を、ガス透過性のあるポーラスな電極構造中にシ
ール材を含浸した構造としたものである。図1のbは、
アノード集電体3、カソード集電体8のガス供給面側
(触媒層4、7と反対側)周囲の表面をシール材15で覆
っただけのものである。図1のcは、アノード集電体
3、カソード集電体8のシール材15に覆われていないガ
ス供給面の厚さが周囲の厚さに比べて厚く凸状になるよ
うに成形したものである。この図1のcのシール材付電
極膜複合体によれば、構成部品を増やさずに接触抵抗を
減少できる。即ち、集電体3、8はガス透過性の良いカ
ーボンベーパー等を撥水化処理したものを用いるが、シ
ール材15に比べ同じ応力に対する歪量が多い為、集電体
3、8の面とシール材15の面が同一の場合にはガス供給
溝を有するセルスタックプレートのリブ部分との接触圧
が不十分で、接触抵抗の増加が出力電圧の低下を招く原
因となる場合があり、これを防ぐ為に集電体3、8のガ
ス供給面にさらに集電体シートを重ねて接触圧を増大さ
せることもできるが、図1のcのシール材付電極膜複合
体では、構成部品を増やさずに接触抵抗を減少し、出力
電圧の低下を招く原因を解消できる。図1のdは、少な
くともシール材15の一部分の厚さが集電体3、8のガス
供給面の厚さに比べて厚くし、シール状材付電極膜複合
体が凹状になるように成形したものである。これはガス
供給溝を有するセルスタックプレートのシール材と接触
する部分の一部に凹状の溝を形成したものと一緒に用い
ることによって、ガスシール効果を高めることができ
る。これはシール材15の一部の厚さが厚い為に同じセル
スタックの締結圧力を加えた場合にもシール材15の変形
量が多くなる為、ガスシール効果が増し、Oリングを用
いた場合と同様の効果を得ることができるからである。
図2は本発明のガスシール方法を実施した高分子固体電
解質型燃料電池セルスタックを示すもので、図2のaは
セルスタックプレート1、9のガス供給溝17、18の部分
を厚くすることによって、集電体3、8との接触圧力を
増加することができ、ガスシール効果を高めることがで
きたものであり、図2のbはセルスタックプレート1、
9のシール材15と接触する部分の一部に凸状の突起21を
形成することによってシール材15の変形量の多い部分を
作り、ガスシール効果を高めることができたものであ
る。本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極
膜複合体としては、図3に示すようにガスを分配供給す
るためのマニホールド穴22と、セルスタック積層時の位
置決め用の穴23を形成したものがあり、これによるとセ
ルスタック組立の際にガイド棒を案内して、これをアノ
ード側セルスタックプレート、シール材付電極膜複合
体、カソード側セルスタックプレートの順に積層するこ
とによって容易に組立ができる。尚、図3中、(イ)の
部分は集電体とシール材の重なる部分、(ロ)の部分は
イオン交換膜とシール材の重なる部分である。上記セル
スタックの積層時、接着剤または液状ゴムシール材を塗
布し、セルスタックを締結した後、硬化処理を施し、さ
らに圧力を増加して締結することによって、より高いガ
ス加圧圧力に対してもリークの無いシールができる。本
発明による高分子固体電解質型燃料電池用シール材付電
極膜複合体に用いるシール材の1つは、ゴム状の弾性体
又は繊維強化されたゴム状の弾性体であって、フッ素ゴ
ム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルウ
レタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム等
の合成ゴムとそれらの共重合体及び天然ゴムが用いら
れ、長期間の使用に対し、ゴムの流れ防止する必要があ
る場合には繊維強化されたものを用いる。シール材の他
の1つは、硬質の高分子又は繊維強化された高分子であ
って、芳香族、脂肪族、または脂環系のポリアミド、ポ
リエステル、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテル
ケトン、ポリサルフォン、若しくはエポキシ樹脂、ポリ
カーボネート、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、フッ素樹脂等、弾性率の高い結晶性の高分子または
二次転移温度が80℃以上の耐熱性高分子が用いられ、長
期間の使用に対して厚さ寸法の変化を防止する必要があ
る場合には、繊維強化されたものを用いる。上記2種類
のシール材を強化する為の繊維としては、ガラス、炭
素、セラミック、高分子、天然素材より選択された材料
を用いてウィスカー状若しくは繊維状にしたものや、そ
れらを紙状にシート化したものや布状に織ったものが用
いられる。ゴム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の
弾性体をシール材として使用する場合、従来技術のOリ
ングやフラットパッキンを使用する場合と同様にセルス
タックの締結圧力、若しくはシール材の変形率を規定し
て使用することが好ましく、締結圧力は10〜 100kgf/cm
2 、変形率は10〜50%の範囲であることがガスシールを
する為に好ましい。また、硬質の高分子又は繊維強化さ
れた高分子をシール材として使用する場合、硬質のシー
ル材によってセルスタックプレート間のギャップが規制
される為、硬質シール材の弾性限界を超えない範囲(一
例として、締結圧力30kgf/cm2 までの場合、シール材の
変形率が7%以下)で、締結圧力を任意に設定すること
ができる。この際に硬質のシール材表面に変形量の多い
ゴム状弾性体を予め形成しておくことによって、セルス
タックプレートの表面の傷や加工仕上げの荒さを吸収で
きて、シール効果が高めることができる。ゴム状弾性体
は締結圧力が30kgf/cm2 の場合、変形量が30%以上であ
ることが好ましく、表面が硬化していない粘着性のゴム
状の材料を用いることもできる。本発明の高分子電解質
型燃料電池用シール材付電極膜複合体の製造方法の具体
的な実施例を説明する。プロトンフォーム(デュポン社
製)のナフィオン 115(イオン交換膜)を4個のマニホ
ールド穴と位置決め用の穴、及び60mm×60mmの集電体が
収まる穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガラスクロス
入りエポキシプリプレグでサンドイッチした。さらにP
TFEを用いて撥水化処理したカーボンペーパー集電体
の片面にナフィオン樹脂体とPt担持触媒よりなる層を
形成し、58mm×58mm、厚さ 400μmのアノード及びカソ
ード電極を得て、先のサンドイッチ構造の両側の60mm×
60mmの枠に嵌め込んだ。これを別途用意した4個のマニ
ホールド穴と位置決め用の穴、及び電極周囲と重なるよ
うに50mm×50mmの穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガ
ラス入りエポキシプリプレグでサンドイッチして、 130
℃でホットプレスを行い一体成形した。この際用いた金
型には中央に50mm×50mmの寸法の逃げ部を設け電極中央
部が圧縮されるのを防止し、シール部 800μm、電極中
央部 940μmのシール材付電極膜複合体を得た。一方、
ガスマニホールドとガス供給溝を有する厚さ3mmのアノ
ード及びカソード用セルスタックプレートに、液状シリ
コンゴム接着剤を、シール材付電極膜複合体を位置決め
用ガイド棒に沿って各セルスタックプレートと共に合わ
せ、80℃、1トン(15kgf/cm2 )の圧力でプレスし、接
着剤が硬化した後、ステンレス製の締結プレートとボル
トで締結した。この際の締結圧力を25kgf/cm2 に保つ
為、コイルばねを介して締結プレートを圧縮、締結し
た。この高分子電解質燃料電池セルスタックにゲージ圧
で3kgf/cm2 のN2 ガスを一方の電極側に流し、他方の
電極側へのガスリークの有無を検査した処、ガスリーク
は見られなかった。またH2 及びO2 ガスを用いて、回
路開放時の電圧(O、C、V)を測定した処、1060mVを
示し、ガスリークの無いことを確認した。尚、シール材
付電極膜複合体のイオン交換膜とシール材界面の接合力
をさらに向上するための一手法として、熱可塑性の、例
えばフッ素フォームのイオン交換膜とシール材を熱圧着
して接合した後に、加水分解処理を施すことによってプ
ロトンフォームに変換することもできる。
のa〜dは本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材
付電極膜複合体の各種の実施例を示すもので、夫々アノ
ード集電体3、アノード触媒層4、イオン交換膜5、カ
ソード触媒層7、カソード集電体8よりなる5層構造の
集電体の周囲或いはガス供給側の周囲にシール材15が重
なるように配したものであって、シール材15によりアノ
ードガスとカソードガスの双方のガスがイオン交換膜5
と直接接触することのないように、且つ電極及びイオン
交換膜5をシール材15により一体化して1つの部材とし
たものである。図1のaは、シール材15と電極の重なる
部分16を、ガス透過性のあるポーラスな電極構造中にシ
ール材を含浸した構造としたものである。図1のbは、
アノード集電体3、カソード集電体8のガス供給面側
(触媒層4、7と反対側)周囲の表面をシール材15で覆
っただけのものである。図1のcは、アノード集電体
3、カソード集電体8のシール材15に覆われていないガ
ス供給面の厚さが周囲の厚さに比べて厚く凸状になるよ
うに成形したものである。この図1のcのシール材付電
極膜複合体によれば、構成部品を増やさずに接触抵抗を
減少できる。即ち、集電体3、8はガス透過性の良いカ
ーボンベーパー等を撥水化処理したものを用いるが、シ
ール材15に比べ同じ応力に対する歪量が多い為、集電体
3、8の面とシール材15の面が同一の場合にはガス供給
溝を有するセルスタックプレートのリブ部分との接触圧
が不十分で、接触抵抗の増加が出力電圧の低下を招く原
因となる場合があり、これを防ぐ為に集電体3、8のガ
ス供給面にさらに集電体シートを重ねて接触圧を増大さ
せることもできるが、図1のcのシール材付電極膜複合
体では、構成部品を増やさずに接触抵抗を減少し、出力
電圧の低下を招く原因を解消できる。図1のdは、少な
くともシール材15の一部分の厚さが集電体3、8のガス
供給面の厚さに比べて厚くし、シール状材付電極膜複合
体が凹状になるように成形したものである。これはガス
供給溝を有するセルスタックプレートのシール材と接触
する部分の一部に凹状の溝を形成したものと一緒に用い
ることによって、ガスシール効果を高めることができ
る。これはシール材15の一部の厚さが厚い為に同じセル
スタックの締結圧力を加えた場合にもシール材15の変形
量が多くなる為、ガスシール効果が増し、Oリングを用
いた場合と同様の効果を得ることができるからである。
図2は本発明のガスシール方法を実施した高分子固体電
解質型燃料電池セルスタックを示すもので、図2のaは
セルスタックプレート1、9のガス供給溝17、18の部分
を厚くすることによって、集電体3、8との接触圧力を
増加することができ、ガスシール効果を高めることがで
きたものであり、図2のbはセルスタックプレート1、
9のシール材15と接触する部分の一部に凸状の突起21を
形成することによってシール材15の変形量の多い部分を
作り、ガスシール効果を高めることができたものであ
る。本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極
膜複合体としては、図3に示すようにガスを分配供給す
るためのマニホールド穴22と、セルスタック積層時の位
置決め用の穴23を形成したものがあり、これによるとセ
ルスタック組立の際にガイド棒を案内して、これをアノ
ード側セルスタックプレート、シール材付電極膜複合
体、カソード側セルスタックプレートの順に積層するこ
とによって容易に組立ができる。尚、図3中、(イ)の
部分は集電体とシール材の重なる部分、(ロ)の部分は
イオン交換膜とシール材の重なる部分である。上記セル
スタックの積層時、接着剤または液状ゴムシール材を塗
布し、セルスタックを締結した後、硬化処理を施し、さ
らに圧力を増加して締結することによって、より高いガ
ス加圧圧力に対してもリークの無いシールができる。本
発明による高分子固体電解質型燃料電池用シール材付電
極膜複合体に用いるシール材の1つは、ゴム状の弾性体
又は繊維強化されたゴム状の弾性体であって、フッ素ゴ
ム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルウ
レタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム等
の合成ゴムとそれらの共重合体及び天然ゴムが用いら
れ、長期間の使用に対し、ゴムの流れ防止する必要があ
る場合には繊維強化されたものを用いる。シール材の他
の1つは、硬質の高分子又は繊維強化された高分子であ
って、芳香族、脂肪族、または脂環系のポリアミド、ポ
リエステル、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテル
ケトン、ポリサルフォン、若しくはエポキシ樹脂、ポリ
カーボネート、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、フッ素樹脂等、弾性率の高い結晶性の高分子または
二次転移温度が80℃以上の耐熱性高分子が用いられ、長
期間の使用に対して厚さ寸法の変化を防止する必要があ
る場合には、繊維強化されたものを用いる。上記2種類
のシール材を強化する為の繊維としては、ガラス、炭
素、セラミック、高分子、天然素材より選択された材料
を用いてウィスカー状若しくは繊維状にしたものや、そ
れらを紙状にシート化したものや布状に織ったものが用
いられる。ゴム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の
弾性体をシール材として使用する場合、従来技術のOリ
ングやフラットパッキンを使用する場合と同様にセルス
タックの締結圧力、若しくはシール材の変形率を規定し
て使用することが好ましく、締結圧力は10〜 100kgf/cm
2 、変形率は10〜50%の範囲であることがガスシールを
する為に好ましい。また、硬質の高分子又は繊維強化さ
れた高分子をシール材として使用する場合、硬質のシー
ル材によってセルスタックプレート間のギャップが規制
される為、硬質シール材の弾性限界を超えない範囲(一
例として、締結圧力30kgf/cm2 までの場合、シール材の
変形率が7%以下)で、締結圧力を任意に設定すること
ができる。この際に硬質のシール材表面に変形量の多い
ゴム状弾性体を予め形成しておくことによって、セルス
タックプレートの表面の傷や加工仕上げの荒さを吸収で
きて、シール効果が高めることができる。ゴム状弾性体
は締結圧力が30kgf/cm2 の場合、変形量が30%以上であ
ることが好ましく、表面が硬化していない粘着性のゴム
状の材料を用いることもできる。本発明の高分子電解質
型燃料電池用シール材付電極膜複合体の製造方法の具体
的な実施例を説明する。プロトンフォーム(デュポン社
製)のナフィオン 115(イオン交換膜)を4個のマニホ
ールド穴と位置決め用の穴、及び60mm×60mmの集電体が
収まる穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガラスクロス
入りエポキシプリプレグでサンドイッチした。さらにP
TFEを用いて撥水化処理したカーボンペーパー集電体
の片面にナフィオン樹脂体とPt担持触媒よりなる層を
形成し、58mm×58mm、厚さ 400μmのアノード及びカソ
ード電極を得て、先のサンドイッチ構造の両側の60mm×
60mmの枠に嵌め込んだ。これを別途用意した4個のマニ
ホールド穴と位置決め用の穴、及び電極周囲と重なるよ
うに50mm×50mmの穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガ
ラス入りエポキシプリプレグでサンドイッチして、 130
℃でホットプレスを行い一体成形した。この際用いた金
型には中央に50mm×50mmの寸法の逃げ部を設け電極中央
部が圧縮されるのを防止し、シール部 800μm、電極中
央部 940μmのシール材付電極膜複合体を得た。一方、
ガスマニホールドとガス供給溝を有する厚さ3mmのアノ
ード及びカソード用セルスタックプレートに、液状シリ
コンゴム接着剤を、シール材付電極膜複合体を位置決め
用ガイド棒に沿って各セルスタックプレートと共に合わ
せ、80℃、1トン(15kgf/cm2 )の圧力でプレスし、接
着剤が硬化した後、ステンレス製の締結プレートとボル
トで締結した。この際の締結圧力を25kgf/cm2 に保つ
為、コイルばねを介して締結プレートを圧縮、締結し
た。この高分子電解質燃料電池セルスタックにゲージ圧
で3kgf/cm2 のN2 ガスを一方の電極側に流し、他方の
電極側へのガスリークの有無を検査した処、ガスリーク
は見られなかった。またH2 及びO2 ガスを用いて、回
路開放時の電圧(O、C、V)を測定した処、1060mVを
示し、ガスリークの無いことを確認した。尚、シール材
付電極膜複合体のイオン交換膜とシール材界面の接合力
をさらに向上するための一手法として、熱可塑性の、例
えばフッ素フォームのイオン交換膜とシール材を熱圧着
して接合した後に、加水分解処理を施すことによってプ
ロトンフォームに変換することもできる。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明によれ
ば、部品点数が著しく少なくなって燃料電池セルスタッ
クのアッセンブリーが容易となり、また薄膜のイオン交
換膜を用いた場合にも加圧運転ができ、しかもガスシー
ルを完全なものにでき、出力を向上することができる。
ば、部品点数が著しく少なくなって燃料電池セルスタッ
クのアッセンブリーが容易となり、また薄膜のイオン交
換膜を用いた場合にも加圧運転ができ、しかもガスシー
ルを完全なものにでき、出力を向上することができる。
【図1】a〜dは本発明の高分子電解質型燃料電池用シ
ール材付電極膜複合体の各種の実施例を示す図である。
ール材付電極膜複合体の各種の実施例を示す図である。
【図2】a、bは本発明のガスシール材を実施した高分
子電解質型燃料電池セルスタックを示す図である。
子電解質型燃料電池セルスタックを示す図である。
【図3】本発明の高分子電解質型燃料電池用シール材付
電極膜複合体の一実施例の平面図である。
電極膜複合体の一実施例の平面図である。
【図4】従来の高分子電解質膜を用いた燃料電池セルス
タックを示す図である。
タックを示す図である。
1 アノード側セルタックプレート 3 アノード集電体 4 アノード触媒層 5 イオン交換膜 7 カソード触媒層 8 カソード集電体 15 シール材 17 ガス供給層 18 ガス供給層 19 リブ 20 リブ 21 突起 22 マニホールド穴 23 位置決め用の穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 高分子電解質型燃料電池用シール構造
及びその製造方法
及びその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子電解質膜を用い
た燃料電池セルスタックの構造及びガスシール技術に関
するものである。
た燃料電池セルスタックの構造及びガスシール技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高分子電解質膜を用いた燃料電池
セルスタックは、図4に示すようにアノード側セルスタ
ックプレート1の両側にシール材2を配し、中間にアノ
ード集電体3とアノード触媒層4を重ねて配し、これら
の上にイオン交換膜5を配し、その上の両側にシール材
6を配し、中間にカソード触媒層7とカソード集電体8
を重ねて配し、さらにその上にカソード側セルスタック
プレート9を配して積層した構成となっていた。かかる
構成の燃料電池セルスタックに於いて、触媒層4、7
は、集電体3、8又はイオン交換膜5上に形成されて一
体化されたものを用いる場合と、触媒層4、7を単独で
シート化して用いる場合があり、シール材2、6はOリ
ングを用いる場合とフラットパッキンを用いる場合があ
った。また、セルスタックプレート1、9は、カーボン
又は金属等ガスを透過せず、電気伝導度の高い材料を用
いてガス供給溝10とガスマニホールド11を形成したもの
であった。燃料電池セルスタックは、必要電圧に応じて
数層から数百層積層して用いるが、従来のセルスタック
では積層時に部品点数が多い為、構成部品の正確な位置
決めに時間がかかり、しかも確実なセッティングが困難
であった。一般に、高分子電解質を用いた燃料電池は、
高分子電解質膜(イオン交換膜)の厚みが薄い程、内部
抵抗が減少し、高出力が得られるが、膜の機械的強度が
弱くなる為に、膜厚は 100μm程度が限界とされてい
た。また、ガスの加圧圧力を高めると、出力電流が増加
するが、従来のセルスタックの構造では、ガスの加圧圧
力を高めた場合、シール材2、6からガスがリークし、
出力が低下する場合があった。
セルスタックは、図4に示すようにアノード側セルスタ
ックプレート1の両側にシール材2を配し、中間にアノ
ード集電体3とアノード触媒層4を重ねて配し、これら
の上にイオン交換膜5を配し、その上の両側にシール材
6を配し、中間にカソード触媒層7とカソード集電体8
を重ねて配し、さらにその上にカソード側セルスタック
プレート9を配して積層した構成となっていた。かかる
構成の燃料電池セルスタックに於いて、触媒層4、7
は、集電体3、8又はイオン交換膜5上に形成されて一
体化されたものを用いる場合と、触媒層4、7を単独で
シート化して用いる場合があり、シール材2、6はOリ
ングを用いる場合とフラットパッキンを用いる場合があ
った。また、セルスタックプレート1、9は、カーボン
又は金属等ガスを透過せず、電気伝導度の高い材料を用
いてガス供給溝10とガスマニホールド11を形成したもの
であった。燃料電池セルスタックは、必要電圧に応じて
数層から数百層積層して用いるが、従来のセルスタック
では積層時に部品点数が多い為、構成部品の正確な位置
決めに時間がかかり、しかも確実なセッティングが困難
であった。一般に、高分子電解質を用いた燃料電池は、
高分子電解質膜(イオン交換膜)の厚みが薄い程、内部
抵抗が減少し、高出力が得られるが、膜の機械的強度が
弱くなる為に、膜厚は 100μm程度が限界とされてい
た。また、ガスの加圧圧力を高めると、出力電流が増加
するが、従来のセルスタックの構造では、ガスの加圧圧
力を高めた場合、シール材2、6からガスがリークし、
出力が低下する場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、セル
スタックを積層する時の部品点数を減らし、確実なセッ
ティングができると共に、膜厚が薄い場合にも機械的強
度を高めることのできる技術と、さらにガスを加圧して
もシール部のガスリークを無くし、出力を向上すること
が可能な技術を提供しようとするものである。
スタックを積層する時の部品点数を減らし、確実なセッ
ティングができると共に、膜厚が薄い場合にも機械的強
度を高めることのできる技術と、さらにガスを加圧して
もシール部のガスリークを無くし、出力を向上すること
が可能な技術を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構造は、ア
ノード集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソー
ド触媒層、カソード集電体より成る5層構造の集電体の
周囲に、シール材が重なるように一体化したものであ
る。この高分子電解質型燃料電池用シール構造は、集電
体のシール材に覆われていないガス供給面の厚さが、周
囲の厚さに比べて厚く、凸状になるように成形されてい
る場合がある。また、上記高分子電解質型燃料電池用シ
ール構造は、少なくともシール材の一部分の厚さが、集
電体のガス供給面の厚さに比べて厚く、凹状になるよう
に成形されている場合がある。さらに、上記各シール構
造には、ガスを分配供給するためのマニホールド用の穴
と、セルスタック積層時の位置決め用の穴が形成されて
いる場合がある。上記各シール構造に用いるシール材
は、ゴム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の弾性体
である場合があり、また、シール材が硬質の高分子又は
繊維強化された高分子(FRP)である場合がある。硬
質のシール材の場合、その表面の少なくとも一部分に、
ゴム状弾性体が形成されていることが好ましい。本発明
の高分子電解質型燃料電池用シール構造の製造方法は、
アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソ
ード触媒層、カソード集電体から成る5層構造を完全硬
化していない高分子シートで挟んだ後、一体化成形処理
を施すことを特徴とするものである。処理には硬化処理
の場合がある。本発明のシール構造の製造方法の他の1
つは、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換
膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5層構造
を、液状あるいはシート状の接着剤又はシール材を用い
てシール材と共に一体化することを特徴とするものであ
る。本発明のシール構造の製造方法のさらに他の1つ
は、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、
カソード触媒層、カソード集電体より成る5層構造を、
液状シール材を注入する間隙を設けた金型に挾み込み、
液状シール材を注入、硬化することを特徴とするもので
ある。本発明の高分子電解質型燃料電池セルスタックの
ガスシール方法は、アノード集電体、アノード触媒層、
イオン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成
る5層構造を、ガス供給溝を有するセルスタックプレー
トと共に積層する際、液状あるいはシート状の接着剤又
はシール材を用いて、セルスタックを締結した後硬化処
理を施し、さらに圧力を増加して締結することを特徴と
するものである。本発明の高分子電解質型燃料電池のセ
ルスタックのガスシール方法の他の1つは、アノード集
電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソード触媒
層、カソード集電体から成る5層構造を、ガス供給溝を
有するセルスタックプレートと共に積層したセルスタッ
クに於いて、セルスタックプレートがシール材と接触す
る部分の少なくとも一部に凹又は凸状の溝を形成するこ
とを特徴とするものである。本発明の高分子電解質型燃
料電池セルスタックは、ガスを分配供給するマニホール
ド用の穴を有するシール構造であってシール材及びイオ
ン交換膜と重ならない集電体部分にガスが透過するマニ
ホールドが形成されたシール構造と、マニホールド用の
穴を有するセパレータープレートより成るセルスタック
であって、集電体厚さ方向の断面をガスが通過する構造
としたことを特徴とするものである。
の本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構造は、ア
ノード集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソー
ド触媒層、カソード集電体より成る5層構造の集電体の
周囲に、シール材が重なるように一体化したものであ
る。この高分子電解質型燃料電池用シール構造は、集電
体のシール材に覆われていないガス供給面の厚さが、周
囲の厚さに比べて厚く、凸状になるように成形されてい
る場合がある。また、上記高分子電解質型燃料電池用シ
ール構造は、少なくともシール材の一部分の厚さが、集
電体のガス供給面の厚さに比べて厚く、凹状になるよう
に成形されている場合がある。さらに、上記各シール構
造には、ガスを分配供給するためのマニホールド用の穴
と、セルスタック積層時の位置決め用の穴が形成されて
いる場合がある。上記各シール構造に用いるシール材
は、ゴム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の弾性体
である場合があり、また、シール材が硬質の高分子又は
繊維強化された高分子(FRP)である場合がある。硬
質のシール材の場合、その表面の少なくとも一部分に、
ゴム状弾性体が形成されていることが好ましい。本発明
の高分子電解質型燃料電池用シール構造の製造方法は、
アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソ
ード触媒層、カソード集電体から成る5層構造を完全硬
化していない高分子シートで挟んだ後、一体化成形処理
を施すことを特徴とするものである。処理には硬化処理
の場合がある。本発明のシール構造の製造方法の他の1
つは、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換
膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5層構造
を、液状あるいはシート状の接着剤又はシール材を用い
てシール材と共に一体化することを特徴とするものであ
る。本発明のシール構造の製造方法のさらに他の1つ
は、アノード集電体、アノード触媒層、イオン交換膜、
カソード触媒層、カソード集電体より成る5層構造を、
液状シール材を注入する間隙を設けた金型に挾み込み、
液状シール材を注入、硬化することを特徴とするもので
ある。本発明の高分子電解質型燃料電池セルスタックの
ガスシール方法は、アノード集電体、アノード触媒層、
イオン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成
る5層構造を、ガス供給溝を有するセルスタックプレー
トと共に積層する際、液状あるいはシート状の接着剤又
はシール材を用いて、セルスタックを締結した後硬化処
理を施し、さらに圧力を増加して締結することを特徴と
するものである。本発明の高分子電解質型燃料電池のセ
ルスタックのガスシール方法の他の1つは、アノード集
電体、アノード触媒層、イオン交換膜、カソード触媒
層、カソード集電体から成る5層構造を、ガス供給溝を
有するセルスタックプレートと共に積層したセルスタッ
クに於いて、セルスタックプレートがシール材と接触す
る部分の少なくとも一部に凹又は凸状の溝を形成するこ
とを特徴とするものである。本発明の高分子電解質型燃
料電池セルスタックは、ガスを分配供給するマニホール
ド用の穴を有するシール構造であってシール材及びイオ
ン交換膜と重ならない集電体部分にガスが透過するマニ
ホールドが形成されたシール構造と、マニホールド用の
穴を有するセパレータープレートより成るセルスタック
であって、集電体厚さ方向の断面をガスが通過する構造
としたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】前述の本発明の高分子電解質型燃料電池用シー
ル構造は、5層構造の集電体の周囲或いはガス供給面側
周囲に、シール材が重なるように一体化したものである
から、従来のようにシール材が電極(集電体と触媒層の
総称)と別個で、シール材と電極の間隙ではアノードガ
スとカソードガスがイオン交換膜を挾んで相対していた
のとは異なり、アノードガスとカソードガスの双方がイ
オン交換膜と直接接触することがない。尚、シール材と
電極の重なる部分は、ガス透過性のあるポーラスな電極
構造中にシール材あるいは接着剤を含浸した構造とする
ことが好ましいが、集電体のガス供給面側(触媒層と反
対側)周囲の表面を覆っているだけでも効果がある。本
発明のシール構造の他の1つは、集電体のシール材に覆
われていないガス供給面の厚さが周囲の厚さに比べて厚
く、凸状になるように成形されているので、構成部品を
増やさずに接触抵抗を減少することができる。即ち、集
電体はガス透過性の良いカーボンペーパー等を撥水化処
理したものを用いるが、シール材に比べ同じ応力に対す
る歪量が多い為、集電体面とシール面が同一の場合には
ガス供給溝を有するセルスタックプレートのリブ部分と
の接触圧が不十分で、接触抵抗の増加が出力電圧の低下
を招く原因となる場合があり、これを防ぐ為に集電体の
ガス供給面にさらに集電体シートを重ねて接触圧を増大
させることもできるが、本発明では構成部品を増やさず
に接触抵抗を減少し、出力電圧の低下を招く原因を解消
できる。本発明のシール構造の他の1つは、少なくとも
シール材の一部分の厚さが集電体のガス供給面の厚さに
比べて厚く、凹状になるように成形されたものであるか
ら、つまりガス供給溝を有するセルスタックプレートの
シール材と接触する部分の一部に凹状の溝を設けたもの
を一緒に用いることによって、ガスシール効果を高める
ことができるものである。これはシール材の一部の厚さ
が厚い為に同じセルスタックの締結圧力を加えた場合に
もシール材の変形量が多くなる為、ガスシール効果が増
し、Oリングを用いた場合と同様の効果を得ることがで
きるからである。本発明のシール構造の他の1つは、ガ
スを分配供給するためのマニホールド穴とセルスタック
積層時の位置決め用の穴が形成されているので、セルス
タック組立の際にガイド棒を案内としてアノード側セル
スタックプレート、シール構造、カソード側セルスタッ
クプレートの順に積層することによって容易に組立がで
きる。また、セルスタックを積層する際、液状あるいは
シート状の接着剤またはシール材を用いて、又は重ねて
セルスタックを締結した際、接着剤またはシール材を用
いて、あるいはシート状の接着剤またはシール材を重ね
てセルスタックを締結した後、硬化処理を施し、さらに
圧力を増加して締結することによって、より高いガス加
圧圧力に対してもリークのないシールができる。然して
本発明の前記各高分子電解質型燃料電池用シール構造の
製造方法によれば、シール材と電極及びイオン交換膜の
接合界面が一体化して、ガスのシール性が高められてい
る。また、一体化する時の金型に凹凸を形成することに
より、集電体若しくはシール材に凹凸を形成したり、マ
ニホールド及び位置決め用の穴を一体化と同時に形成す
ることもできる。このような凹凸部を設けたシール構造
を使用する際、セルスタックプレート側に凹凸部を設け
ることによって、さらにシール効果が高められる。
ル構造は、5層構造の集電体の周囲或いはガス供給面側
周囲に、シール材が重なるように一体化したものである
から、従来のようにシール材が電極(集電体と触媒層の
総称)と別個で、シール材と電極の間隙ではアノードガ
スとカソードガスがイオン交換膜を挾んで相対していた
のとは異なり、アノードガスとカソードガスの双方がイ
オン交換膜と直接接触することがない。尚、シール材と
電極の重なる部分は、ガス透過性のあるポーラスな電極
構造中にシール材あるいは接着剤を含浸した構造とする
ことが好ましいが、集電体のガス供給面側(触媒層と反
対側)周囲の表面を覆っているだけでも効果がある。本
発明のシール構造の他の1つは、集電体のシール材に覆
われていないガス供給面の厚さが周囲の厚さに比べて厚
く、凸状になるように成形されているので、構成部品を
増やさずに接触抵抗を減少することができる。即ち、集
電体はガス透過性の良いカーボンペーパー等を撥水化処
理したものを用いるが、シール材に比べ同じ応力に対す
る歪量が多い為、集電体面とシール面が同一の場合には
ガス供給溝を有するセルスタックプレートのリブ部分と
の接触圧が不十分で、接触抵抗の増加が出力電圧の低下
を招く原因となる場合があり、これを防ぐ為に集電体の
ガス供給面にさらに集電体シートを重ねて接触圧を増大
させることもできるが、本発明では構成部品を増やさず
に接触抵抗を減少し、出力電圧の低下を招く原因を解消
できる。本発明のシール構造の他の1つは、少なくとも
シール材の一部分の厚さが集電体のガス供給面の厚さに
比べて厚く、凹状になるように成形されたものであるか
ら、つまりガス供給溝を有するセルスタックプレートの
シール材と接触する部分の一部に凹状の溝を設けたもの
を一緒に用いることによって、ガスシール効果を高める
ことができるものである。これはシール材の一部の厚さ
が厚い為に同じセルスタックの締結圧力を加えた場合に
もシール材の変形量が多くなる為、ガスシール効果が増
し、Oリングを用いた場合と同様の効果を得ることがで
きるからである。本発明のシール構造の他の1つは、ガ
スを分配供給するためのマニホールド穴とセルスタック
積層時の位置決め用の穴が形成されているので、セルス
タック組立の際にガイド棒を案内としてアノード側セル
スタックプレート、シール構造、カソード側セルスタッ
クプレートの順に積層することによって容易に組立がで
きる。また、セルスタックを積層する際、液状あるいは
シート状の接着剤またはシール材を用いて、又は重ねて
セルスタックを締結した際、接着剤またはシール材を用
いて、あるいはシート状の接着剤またはシール材を重ね
てセルスタックを締結した後、硬化処理を施し、さらに
圧力を増加して締結することによって、より高いガス加
圧圧力に対してもリークのないシールができる。然して
本発明の前記各高分子電解質型燃料電池用シール構造の
製造方法によれば、シール材と電極及びイオン交換膜の
接合界面が一体化して、ガスのシール性が高められてい
る。また、一体化する時の金型に凹凸を形成することに
より、集電体若しくはシール材に凹凸を形成したり、マ
ニホールド及び位置決め用の穴を一体化と同時に形成す
ることもできる。このような凹凸部を設けたシール構造
を使用する際、セルスタックプレート側に凹凸部を設け
ることによって、さらにシール効果が高められる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。図1
のa〜dは本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構
造の各種の実施例を示すもので、夫々アノード集電体
3、アノード触媒層4、イオン交換膜5、カソード触媒
層7、カソード集電体8よりなる5層構造の集電体の周
囲或いはガス供給側の周囲にシール材15が重なるように
配したものであって、シール材15によりアノードガスと
カソードガスの双方のガスがイオン交換膜5と直接接触
することのないように、且つ電極及びイオン交換膜5を
シール材15により一体化して1つの部材としたものであ
る。図1のaは、シール材15と電極の重なる部分16を、
ガス透過性のあるポーラスな電極構造中にシール材を含
浸した構造としたものである。図1のbは、アノード集
電体3、カソード集電体8のガス供給面側(触媒層4、
7と反対側)周囲の表面をシール材15で覆っただけのも
のである。図1のcは、アノード集電体3、カソード集
電体8のシール材15に覆われていないガス供給面の厚さ
が周囲の厚さに比べて厚く凸状になるように成形したも
のである。この図1のcのシール構造によれば、構成部
品を増やさずに接触抵抗を減少できる。即ち、集電体
3、8はガス透過性の良いカーボンベーパー等を撥水化
処理したものを用いるが、シール材15に比べ同じ応力に
対する歪量が多い為、集電体3、8の面とシール材15の
面が同一の場合にはガス供給溝を有するセルスタックプ
レートのリブ部分との接触圧が不十分で、接触抵抗の増
加が出力電圧の低下を招く原因となる場合があり、これ
を防ぐ為に集電体3、8のガス供給面にさらに集電体シ
ートを重ねて接触圧を増大させることもできるが、図1
のcのシール構造では、構成部品を増やさずに接触抵抗
を減少し、出力電圧の低下を招く原因を解消できる。図
1のdは、少なくともシール材15の一部分の厚さが集電
体3、8のガス供給面の厚さに比べて厚くし、シール構
造が凹状になるように成形したものである。これはガス
供給溝を有するセルスタックプレートのシール材と接触
する部分の一部に凹状の溝を形成したものと一緒に用い
ることによって、ガスシール効果を高めることができ
る。これはシール材15の一部の厚さが厚い為に同じセル
スタックの締結圧力を加えた場合にもシール材15の変形
量が多くなる為、ガスシール効果が増し、Oリングを用
いた場合と同様の効果を得ることができるからである。
図2は本発明のガスシール方法を実施した高分子固体電
解質型燃料電池セルスタックを示すもので、図2のaは
セルスタックプレート1、9のガス供給溝17、18の部分
を厚くすることによって、集電体3、8との接触圧力を
増加することができ、ガスシール効果を高めることがで
きたものであり、図2のbはセルスタックプレート1、
9のシール材15と接触する部分の一部に凸状の突起21を
形成することによってシール材15の変形量の多い部分を
作り、ガスシール効果を高めることができたものであ
る。本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構造とし
ては、図3に示すようにガスを分配供給するためのマニ
ホールド穴22と、セルスタック積層時の位置決め用の穴
23を形成したものがあり、これによるとセルスタック組
立の際にガイド棒を案内して、これをアノード側セルス
タックプレート、シール構造、カソード側セルスタック
プレートの順に積層することによって容易に組立ができ
る。尚、図3中、(イ)の部分は集電体とシール材の重
なる部分、(ロ)の部分はイオン交換膜とシール材の重
なる部分である。上記セルスタックの積層時、接着剤ま
たは液状ゴムシール材を塗布し、セルスタックを締結し
た後、硬化処理を施し、さらに圧力を増加して締結する
ことによって、より高いガス加圧圧力に対してもリーク
の無いシールができる。本発明による高分子固体電解質
型燃料電池用シール構造に用いるシール材の1つは、ゴ
ム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の弾性体であっ
て、フッ素ゴム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、ブチルウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ア
クリルゴム等の合成ゴムとそれらの共重合体及び天然ゴ
ムが用いられ、長期間の使用に対し、ゴムの流れ防止す
る必要がある場合には繊維強化されたものを用いる。シ
ール材の他の1つは、硬質の高分子又は繊維強化された
高分子であって、芳香族、脂肪族、または脂環系のポリ
アミド、ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテル、ポ
リエーテルケトン、ポリサルフォン、若しくはエポキシ
樹脂、ポリカーボネート、フェノール樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、フッ素樹脂等、弾性率の高い結晶性の高
分子または二次転移温度が80℃以上の耐熱性高分子が用
いられ、長期間の使用に対して厚さ寸法の変化を防止す
る必要がある場合には、繊維強化されたものを用いる。
上記2種類のシール材を強化する為の繊維としては、ガ
ラス、炭素、セラミック、高分子、天然素材より選択さ
れた材料を用いてウィスカー状若しくは繊維状にしたも
のや、それらを紙状にシート化したものや布状に織った
ものが用いられる。ゴム状の弾性体又は繊維強化された
ゴム状の弾性体をシール材として使用する場合、従来技
術のOリングやフラットパッキンを使用する場合と同様
にセルスタックの締結圧力、若しくはシール材の変形率
を規定して使用することが好ましく、締結圧力は10〜 1
00kgf/cm2 、変形率は10〜50%の範囲であることがガス
シールをする為に好ましい。また、硬質の高分子又は繊
維強化された高分子をシール材として使用する場合、硬
質のシール材によってセルスタックプレート間のギャッ
プが規制される為、硬質シール材の弾性限界を超えない
範囲(一例として、締結圧力30kgf/cm2 までの場合、シ
ール材の変形率が7%以下)で、締結圧力を任意に設定
することができる。この際に硬質のシール材表面に変形
量の多いゴム状弾性体を予め形成しておくことによっ
て、セルスタックプレートの表面の傷や加工仕上げの荒
さを吸収できて、シール効果が高めることができる。ゴ
ム状弾性体は締結圧力が30kgf/cm2 の場合、変形量が30
%以上であることが好ましく、表面が硬化していない粘
着性のゴム状の材料を用いることもできる。本発明の高
分子電解質型燃料電池用シール構造の製造方法の具体的
な実施例を説明する。プロトンフォーム(デュポン社
製)のナフィオン 115(イオン交換膜)を4個のマニホ
ールド穴と位置決め用の穴、及び60mm×60mmの集電体が
収まる穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガラスクロス
入りエポキシプリプレグでサンドイッチした。さらにP
TFEを用いて撥水化処理したカーボンペーパー集電体
の片面にナフィオン樹脂体とPt担持触媒よりなる層を
形成し、58mm×58mm、厚さ 400μmのアノード及びカソ
ード電極を得て、先のサンドイッチ構造の両側の60mm×
60mmの枠に嵌め込んだ。これを別途用意した4個のマニ
ホールド穴と位置決め用の穴、及び電極周囲と重なるよ
うに50mm×50mmの穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガ
ラス入りエポキシプリプレグでサンドイッチして、 130
℃でホットプレスを行い一体成形した。この際用いた金
型には中央に50mm×50mmの寸法の逃げ部を設け電極中央
部が圧縮されるのを防止し、シール部 800μm、電極中
央部 940μmのシール構造を得た。一方、ガスマニホー
ルドとガス供給溝を有する厚さ3mmのアノード及びカソ
ード用セルスタックプレートに、液状シリコンゴム接着
剤を、シール構造を位置決め用ガイド棒に沿って各セル
スタックプレートと共に合わせ、80℃、1トン(15kgf/
cm2 )の圧力でプレスし、接着剤が硬化した後、ステン
レス製の締結プレートとボルトで締結した。この際の締
結圧力を25kgf/cm2 に保つ為、コイルばねを介して締結
プレートを圧縮、締結した。この高分子電解質燃料電池
セルスタックにゲージ圧で3kgf/cm2 のN2 ガスを一方
の電極側に流し、他方の電極側へのガスリークの有無を
検査した処、ガスリークは見られなかった。またH2 及
びO2ガスを用いて、回路開放時の電圧(O、C、V)
を測定した処、1060mVを示し、ガスリークの無いことを
確認した。尚、シール構造のイオン交換膜とシール材界
面の接合力をさらに向上するための一手法として、熱可
塑性の、例えばフッ素フォームのイオン交換膜とシール
材を熱圧着して接合した後に、加水分解処理を施すこと
によってプロトンフォームに変換することもできる。
のa〜dは本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構
造の各種の実施例を示すもので、夫々アノード集電体
3、アノード触媒層4、イオン交換膜5、カソード触媒
層7、カソード集電体8よりなる5層構造の集電体の周
囲或いはガス供給側の周囲にシール材15が重なるように
配したものであって、シール材15によりアノードガスと
カソードガスの双方のガスがイオン交換膜5と直接接触
することのないように、且つ電極及びイオン交換膜5を
シール材15により一体化して1つの部材としたものであ
る。図1のaは、シール材15と電極の重なる部分16を、
ガス透過性のあるポーラスな電極構造中にシール材を含
浸した構造としたものである。図1のbは、アノード集
電体3、カソード集電体8のガス供給面側(触媒層4、
7と反対側)周囲の表面をシール材15で覆っただけのも
のである。図1のcは、アノード集電体3、カソード集
電体8のシール材15に覆われていないガス供給面の厚さ
が周囲の厚さに比べて厚く凸状になるように成形したも
のである。この図1のcのシール構造によれば、構成部
品を増やさずに接触抵抗を減少できる。即ち、集電体
3、8はガス透過性の良いカーボンベーパー等を撥水化
処理したものを用いるが、シール材15に比べ同じ応力に
対する歪量が多い為、集電体3、8の面とシール材15の
面が同一の場合にはガス供給溝を有するセルスタックプ
レートのリブ部分との接触圧が不十分で、接触抵抗の増
加が出力電圧の低下を招く原因となる場合があり、これ
を防ぐ為に集電体3、8のガス供給面にさらに集電体シ
ートを重ねて接触圧を増大させることもできるが、図1
のcのシール構造では、構成部品を増やさずに接触抵抗
を減少し、出力電圧の低下を招く原因を解消できる。図
1のdは、少なくともシール材15の一部分の厚さが集電
体3、8のガス供給面の厚さに比べて厚くし、シール構
造が凹状になるように成形したものである。これはガス
供給溝を有するセルスタックプレートのシール材と接触
する部分の一部に凹状の溝を形成したものと一緒に用い
ることによって、ガスシール効果を高めることができ
る。これはシール材15の一部の厚さが厚い為に同じセル
スタックの締結圧力を加えた場合にもシール材15の変形
量が多くなる為、ガスシール効果が増し、Oリングを用
いた場合と同様の効果を得ることができるからである。
図2は本発明のガスシール方法を実施した高分子固体電
解質型燃料電池セルスタックを示すもので、図2のaは
セルスタックプレート1、9のガス供給溝17、18の部分
を厚くすることによって、集電体3、8との接触圧力を
増加することができ、ガスシール効果を高めることがで
きたものであり、図2のbはセルスタックプレート1、
9のシール材15と接触する部分の一部に凸状の突起21を
形成することによってシール材15の変形量の多い部分を
作り、ガスシール効果を高めることができたものであ
る。本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構造とし
ては、図3に示すようにガスを分配供給するためのマニ
ホールド穴22と、セルスタック積層時の位置決め用の穴
23を形成したものがあり、これによるとセルスタック組
立の際にガイド棒を案内して、これをアノード側セルス
タックプレート、シール構造、カソード側セルスタック
プレートの順に積層することによって容易に組立ができ
る。尚、図3中、(イ)の部分は集電体とシール材の重
なる部分、(ロ)の部分はイオン交換膜とシール材の重
なる部分である。上記セルスタックの積層時、接着剤ま
たは液状ゴムシール材を塗布し、セルスタックを締結し
た後、硬化処理を施し、さらに圧力を増加して締結する
ことによって、より高いガス加圧圧力に対してもリーク
の無いシールができる。本発明による高分子固体電解質
型燃料電池用シール構造に用いるシール材の1つは、ゴ
ム状の弾性体又は繊維強化されたゴム状の弾性体であっ
て、フッ素ゴム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、ブチルウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ア
クリルゴム等の合成ゴムとそれらの共重合体及び天然ゴ
ムが用いられ、長期間の使用に対し、ゴムの流れ防止す
る必要がある場合には繊維強化されたものを用いる。シ
ール材の他の1つは、硬質の高分子又は繊維強化された
高分子であって、芳香族、脂肪族、または脂環系のポリ
アミド、ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテル、ポ
リエーテルケトン、ポリサルフォン、若しくはエポキシ
樹脂、ポリカーボネート、フェノール樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、フッ素樹脂等、弾性率の高い結晶性の高
分子または二次転移温度が80℃以上の耐熱性高分子が用
いられ、長期間の使用に対して厚さ寸法の変化を防止す
る必要がある場合には、繊維強化されたものを用いる。
上記2種類のシール材を強化する為の繊維としては、ガ
ラス、炭素、セラミック、高分子、天然素材より選択さ
れた材料を用いてウィスカー状若しくは繊維状にしたも
のや、それらを紙状にシート化したものや布状に織った
ものが用いられる。ゴム状の弾性体又は繊維強化された
ゴム状の弾性体をシール材として使用する場合、従来技
術のOリングやフラットパッキンを使用する場合と同様
にセルスタックの締結圧力、若しくはシール材の変形率
を規定して使用することが好ましく、締結圧力は10〜 1
00kgf/cm2 、変形率は10〜50%の範囲であることがガス
シールをする為に好ましい。また、硬質の高分子又は繊
維強化された高分子をシール材として使用する場合、硬
質のシール材によってセルスタックプレート間のギャッ
プが規制される為、硬質シール材の弾性限界を超えない
範囲(一例として、締結圧力30kgf/cm2 までの場合、シ
ール材の変形率が7%以下)で、締結圧力を任意に設定
することができる。この際に硬質のシール材表面に変形
量の多いゴム状弾性体を予め形成しておくことによっ
て、セルスタックプレートの表面の傷や加工仕上げの荒
さを吸収できて、シール効果が高めることができる。ゴ
ム状弾性体は締結圧力が30kgf/cm2 の場合、変形量が30
%以上であることが好ましく、表面が硬化していない粘
着性のゴム状の材料を用いることもできる。本発明の高
分子電解質型燃料電池用シール構造の製造方法の具体的
な実施例を説明する。プロトンフォーム(デュポン社
製)のナフィオン 115(イオン交換膜)を4個のマニホ
ールド穴と位置決め用の穴、及び60mm×60mmの集電体が
収まる穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガラスクロス
入りエポキシプリプレグでサンドイッチした。さらにP
TFEを用いて撥水化処理したカーボンペーパー集電体
の片面にナフィオン樹脂体とPt担持触媒よりなる層を
形成し、58mm×58mm、厚さ 400μmのアノード及びカソ
ード電極を得て、先のサンドイッチ構造の両側の60mm×
60mmの枠に嵌め込んだ。これを別途用意した4個のマニ
ホールド穴と位置決め用の穴、及び電極周囲と重なるよ
うに50mm×50mmの穴を打抜き加工した厚さ 200μmのガ
ラス入りエポキシプリプレグでサンドイッチして、 130
℃でホットプレスを行い一体成形した。この際用いた金
型には中央に50mm×50mmの寸法の逃げ部を設け電極中央
部が圧縮されるのを防止し、シール部 800μm、電極中
央部 940μmのシール構造を得た。一方、ガスマニホー
ルドとガス供給溝を有する厚さ3mmのアノード及びカソ
ード用セルスタックプレートに、液状シリコンゴム接着
剤を、シール構造を位置決め用ガイド棒に沿って各セル
スタックプレートと共に合わせ、80℃、1トン(15kgf/
cm2 )の圧力でプレスし、接着剤が硬化した後、ステン
レス製の締結プレートとボルトで締結した。この際の締
結圧力を25kgf/cm2 に保つ為、コイルばねを介して締結
プレートを圧縮、締結した。この高分子電解質燃料電池
セルスタックにゲージ圧で3kgf/cm2 のN2 ガスを一方
の電極側に流し、他方の電極側へのガスリークの有無を
検査した処、ガスリークは見られなかった。またH2 及
びO2ガスを用いて、回路開放時の電圧(O、C、V)
を測定した処、1060mVを示し、ガスリークの無いことを
確認した。尚、シール構造のイオン交換膜とシール材界
面の接合力をさらに向上するための一手法として、熱可
塑性の、例えばフッ素フォームのイオン交換膜とシール
材を熱圧着して接合した後に、加水分解処理を施すこと
によってプロトンフォームに変換することもできる。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明によれ
ば、部品点数が著しく少なくなって燃料電池セルスタッ
クのアッセンブリーが容易となり、また薄膜のイオン交
換膜を用いた場合にも加圧運転ができ、しかもガスシー
ルを完全なものにでき、出力を向上することができる。
ば、部品点数が著しく少なくなって燃料電池セルスタッ
クのアッセンブリーが容易となり、また薄膜のイオン交
換膜を用いた場合にも加圧運転ができ、しかもガスシー
ルを完全なものにでき、出力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a〜dは本発明の高分子電解質型燃料電池用シ
ール構造の各種の実施例を示す図である。
ール構造の各種の実施例を示す図である。
【図2】a、bは本発明のガスシール材を実施した高分
子電解質型燃料電池セルスタックを示す図である。
子電解質型燃料電池セルスタックを示す図である。
【図3】本発明の高分子電解質型燃料電池用シール構造
の一実施例の平面図である。
の一実施例の平面図である。
【図4】従来の高分子電解質膜を用いた燃料電池セルス
タックを示す図である。
タックを示す図である。
【符号の説明】 1 アノード側セルタックプレート 3 アノード集電体 4 アノード触媒層 5 イオン交換膜 7 カソード触媒層 8 カソード集電体 15 シール材 17 ガス供給層 18 ガス供給層 19 リブ 20 リブ 21 突起 22 マニホールド穴 23 位置決め用の穴
Claims (13)
- 【請求項1】 アノード集電体、アノード触媒層、イオ
ン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体よりなる5
層構造の集電体の周囲に、シール材が重なるように一体
化されたことを特徴とする高分子電解質型燃料電池用シ
ール材付電極膜複合体。 - 【請求項2】 請求項1記載の高分子電解質型燃料電池
用シール材付電極膜複合体に於いて、集電体のシール材
に覆われていないガス供給面の厚さが、周囲の厚さに比
べて厚く、凸状になるように成形されていることを特徴
とする高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合
体。 - 【請求項3】 請求項1記載の高分子電解質型燃料電池
用シール材付電極膜複合体に於いて、少なくともシール
材の一部分の厚さが、集電体のガス供給面の厚さに比べ
て厚く、凹状になるように成形されていることを特徴と
する高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合
体。 - 【請求項4】 請求項1又は2若しくは3記載の高分子
電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体に於いて、
ガスを分配供給するためのマニホールド穴と、セルスタ
ック積層時の位置決め用の穴が形成されていることを特
徴とする高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複
合体。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4のいずれかに記
載の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体
に於いて、シール材が、ゴム状の弾性体又は繊維強化さ
れたゴム状の弾性体であることを特徴とする高分子電解
質型燃料電池用シール材付電極膜複合体。 - 【請求項6】 請求項1、2、3又は4のいずれかに記
載の高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体
に於いて、シール材が、硬質の高分子又は繊維強化され
た高分子であることを特徴とする高分子電解質型燃料電
池用シール材付電極膜複合体。 - 【請求項7】 請求項6記載の高分子電解質型燃料電池
用シール材付電極膜複合体に於いて、硬質のシール材の
表面の少なくとも一部分に、ゴム状弾性体が形成されて
いることを特徴とする高分子電解質型燃料電池用シール
材付電極膜複合体。 - 【請求項8】 アノード集電体、アノード触媒層、イオ
ン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体からなる5
層構造を、完全硬化していない高分子シートで挟んだ
後、一体化成形処理を施すことを特徴とする高分子電解
質型燃料電池用シール材付電極膜複合体の製造方法。 - 【請求項9】 アノード集電体、アノード触媒層、イオ
ン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体から成る5
層構造を、液状あるいはシート状の接着剤又はシール材
を用いてシール材と共に一体化することを特徴とする高
分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体の製造
方法。 - 【請求項10】 アノード集電体、アノード触媒層、イオ
ン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体からなる5
層構造を、液状シール材を注入する間隙を設けた金型に
挟み込み、液状シール材を注入、硬化することを特徴と
する高分子電解質型燃料電池用シール材付電極膜複合体
の製造方法。 - 【請求項11】 アノード集電体、アノード触媒層、イオ
ン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体からなる5
層構造を、ガス供給溝を有するセルスタックプレートと
共に積層する際、液状あるいはシート状の接着剤又はシ
ール材を用いて、セルスタックを締結した後硬化処理を
施し、さらに圧力を増加して締結することを特徴とする
高分子電解質型燃料電池セルスタックのガスシール方
法。 - 【請求項12】 アノード集電体、アノード触媒層、イオ
ン交換膜、カソード触媒層、カソード集電体からなる5
層構造を、ガス供給溝を有するセルスタックプレートと
共に積層したセルスタックに於いて、セルスタックプレ
ートがシール材と接触する部分の少なくとも一部に凹又
は凸状の溝を形成することを特徴とする高分子電解質型
燃料電池セルスタックのガスシール方法。 - 【請求項13】 ガスを分配供給するマニホールド穴を有
するシール材付電極膜複合体であってシール材及びイオ
ン交換膜と重ならない集電体部分にガスが透過するマニ
ホールドが形成されたシール材付電極膜複合体と、マニ
ホールド穴を有するセパレータープレートより成るセル
スタックであって、集電体厚さ方向の断面をガスが通過
する構造としたことを特徴とする高分子電解質型燃料電
池セルスタック。
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