[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0837874A - 草刈機 - Google Patents

草刈機

Info

Publication number
JPH0837874A
JPH0837874A JP17386594A JP17386594A JPH0837874A JP H0837874 A JPH0837874 A JP H0837874A JP 17386594 A JP17386594 A JP 17386594A JP 17386594 A JP17386594 A JP 17386594A JP H0837874 A JPH0837874 A JP H0837874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
body frame
rotating
slide
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17386594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Kinugawa
重人 衣川
Satoru Yoneda
悟 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOUKA TEKKO KK
Original Assignee
YOUKA TEKKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOUKA TEKKO KK filed Critical YOUKA TEKKO KK
Priority to JP17386594A priority Critical patent/JPH0837874A/ja
Publication of JPH0837874A publication Critical patent/JPH0837874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 畦の水平面と傾斜面を同時に刈り取ることが
できて、傾斜面側の刈取ユニットを左右方向にスライド
可能として、軽量コンパクトで、作業進行方向を安定し
て修正できる草刈機を得る。 【構成】 本体フレーム14上にエンジンEを配置し、
該本体フレーム14の一側に回動フレーム46を角度調
節可能に枢支し、該回動フレーム46に左右方向にスラ
イド可能なスライドフレーム54を設け、前記本体フレ
ーム及びスライドフレームのそれぞれに刈取ユニットA
・Bを配置し、また、本体フレーム後端に走行部フレー
ムを介して後輪20を支持し、回動フレームより後方に
補助輪支持杆を突出して補助輪50を前記後輪の軸心に
略一致させて配置し、また、モーター65を手元スイッ
チの操作で正逆転させることで刈取ユニットBを左右ス
ライド可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として圃場の畦畔部の
雑草を刈り取り、畦畔の傾斜面をも同時に刈り取ること
ができ、しかも、刈幅を変更できる歩行型の草刈機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から畦畔の上面や斜面を刈り取るた
めに、歩行型の草刈機を用いることは公知となってい
る。例えば、特開平4−23914号、特開平4−88
912号、特開平5−68419号等の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の草刈機は、所定の刈幅で固定されているため、もっ
と大きい刈幅にしようとすると、全体が大きくなり、重
量も大きくなってしまうのである。また、傾斜刈取ユニ
ットを有し、補助輪が前側にある草刈機で、傾斜面の刈
取作業時、進行方向を修正する場合、後輪のみを支点と
して作業部を浮かせて方向修正していたので、不安定と
なり、特に、傾斜部の補助輪をも浮かせるために、バラ
ンスが取りにくいという問題があった。
【0004】そこで、本発明は二つの刈取ユニットを設
けて、一方の刈取ユニットを傾斜面に沿うべく回動及び
所定角度にセット可能とし、この回動可能な刈取ユニッ
トを左右方向にスライド可能として、軽量コンパクトで
あり、作業進行方向を安定して修正できる草刈機を提供
しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、本体フレーム上にエンジンを配置し、該本体フレー
ムの一側に回動フレームを角度調節可能に枢支し、該回
動フレームに左右方向にスライド可能なスライドフレー
ムを設け、前記本体フレーム及びスライドフレームのそ
れぞれに刈取ユニットA・Bを配置したものである。
【0006】また、前記回動フレームに、送りネジを左
右方向に横架し、該送りネジにネジボスを螺装して、該
ネジボスをスライドフレームに固設し、前記送りネジを
モーターの駆動軸と連結し、該モーターを手元スイッチ
の操作で正逆転させることで刈取ユニットBを左右スラ
イド可能としたものである。
【0007】また、前記本体フレーム前端に前輪を支持
し、本体フレーム後端に走行部フレームを介して後輪を
支持し、回動フレームより後方に補助輪支持杆を突出
し、該補助輪支持杆後端に補助輪を前記後輪の軸心に略
一致させて配置したものである。
【0008】
【作用】このような手段を用いることによって、請求項
1によれば、本体フレームに設けた刈取ユニットAによ
って畦上面の水平部の雑草を刈り取ることができ、回動
フレームを畦側面の傾斜に合わせて回動して、更に、斜
面の長さに合わせてスライドフレームをスライドさせる
ことによって、刈取ユニットBによって斜面の雑草も同
時に刈り取ることができる。
【0009】また、請求項2によれば、ハンドルにモー
ターを駆動させるためのスイッチを設けておけば、その
スイッチを操作するだけで、任意の幅の位置までスライ
ドフレームをスライドさせることができる。また、請求
項3によれば、後輪と補助輪が同じ高さで左右方向が一
致し、左右の刈取ユニットの刈り高さを合わせ易く、前
輪との三つの車輪で機体を支えて、走行が安定し、旋回
するときには前輪を上げて容易に旋回できる。
【0010】
【実施例】次に、添付の図面に示した本発明の一実施例
の構成を説明する。図1は本発明の草刈機の全体側面
図、図2は同じく平面図、図3は走行部フレーム内の走
行駆動部を示す側面断面図、図4は同じく後面断面図、
図5は刈取ユニットBの平面図一部断面図、図6は同じ
く正面断面図、図7は刈取ユニットA・Bの正面断面
図、図8は図5におけるX矢視図、図9はモーターによ
ってスライド可能とする実施例の刈取ユニットA・Bの
平面図である。
【0011】図1、図2より全体構成から説明すると、
パイプを平面視U字状に曲げて構成した本体フレーム1
4上にエンジンEが載置され、該本体フレーム14下方
に後述する刈取ユニットAを配置し、該本体フレーム1
4後端に走行部フレーム19が固設され、該走行部フレ
ーム19内に後述する走行変速装置を配置し、該走行部
フレーム19より斜め上後方へハンドル70が突出さ
れ、該ハンドル70後部上に刈取クラッチレバー10と
走行クラッチレバー41が配設され、走行部フレーム1
9下部に後輪20が支持されている。
【0012】前記本体フレーム14前端中央には支持ス
テー71・72・73が固設され、支持ステー71は下
方へ突出されて刈刃カバー15上面に固定され、支持ス
テー72・73は上方へ突出して前部で枢支軸74によ
って前輪支持フレーム16を回転自在に支持している。
該前輪支持フレーム16の前端に前輪18が回転自在に
軸支され、該前輪支持フレーム16は角度調節可能とし
て、刈り高さを調節可能として、また、走行時に車高を
高くして容易に走行できるようにしている。即ち、図1
と図9前側に示すように、前記支持ステー72後部にピ
ン孔72a・72a・・・を枢支軸74を中心に円弧状
位置に数箇所開口され、前輪支持フレーム16後部にセ
ットピン17を支持し、該セットピン17を抜いて前輪
支持フレーム16を回動し、選択したピン孔72aに挿
入して高さを変更可能とし、該セットピン17はバネに
て嵌入方向に付勢されている。
【0013】走行駆動部の構成は図1、図3、図4に示
すように、エンジンEの下後部より第二出力軸21が後
方へ突出され、該第二出力軸21と走行部フレーム19
より前方へ突出した入力軸77が連結パイプ等で連結さ
れ、該入力軸77は走行部フレーム19に軸受支持され
て、入力軸77後端に駆動フリクションディスク22が
固設され、該駆動フリクションディスク22に直交して
従動フリクションディスク23が配されている。
【0014】従動フリクションディスク23は中心部の
側面がディスク寄せ25に固設され、該ディスク寄せ2
5の中心部はフリクションディスク軸24上に左右摺動
自在に外嵌され、該ディスク寄せ25上にはベアリング
を介して爪25aを前後方向両側に突出し、該爪25a
・25aはフォーク26に嵌合され、該フォーク26の
下部はフォーク回動支点ピン29に枢支されて左右方向
に回動可能としている。該フォーク回動支点ピン29は
走行部フレーム19に支持したディスクアーム支点軸2
7にシフトカラー28を介して直角方向に回転自在に支
持され、フォーク26を前後方向に可能としている。
【0015】そして更に、前記フォーク26の下部後面
にカラー78を固設して、該カラー78に車速チェンジ
レバー30下端の軸部をフォーク回動支点ピン29に対
して直角方向に枢支し、車速チェンジレバー30を前後
方向に回動できるようにし、該車速チェンジレバー30
の中途部はフォーク26との間に介装した引っ張りバネ
32によって前方へ回動するように付勢され、該車速チ
ェンジレバー30が走行部フレーム19の後上面に形成
したチェンジレバーガイド19aに保持されるように構
成している。
【0016】このように構成することで、車速チェンジ
レバー30をフォーク回動支点ピン29を中心に左右回
動することによって、フォーク26を介して従動フリク
ションディスク23がフリクションディスク軸24上を
左右に摺動されて、駆動フリクションディスク22に対
して接する位置が左右変更されて周速が変わり、走行速
度が変更され、また、後面視で駆動フリクションディス
ク22の中心を境に左右で回転方向が変更されて前後進
の変速ができ、このようにして走行変速機構を構成して
いる。
【0017】また、前記フリクションディスク軸24は
角軸(本実施では六角軸)にて構成されて、動力も伝達
できるようにしており、該フリクションディスク軸24
の両端はベアリングを介してディスクアーム33L・3
3Rに回転自在に支持され、該ディスクアーム33Lの
下端はディスクアーム支点軸27に枢支され、ディスク
アーム33Rの下端はディスクアーム支点軸27と軸心
を一致して配置したカウンター軸36に支点ボス37及
びベアリングを介して回転自在に枢支され、該ディスク
アーム33L・33Rの上部は連結アーム38によって
連結され、該連結アーム38上にはアウタ受38aが溶
接固定され、該アウタ受38aと走行部フレーム19の
間には走行クラッチワイヤー39と押しバネ40が設け
られ、該走行クラッチワイヤー39の他端はハンドル7
0に設けた走行クラッチレバー41と連結されている。
【0018】従って、走行クラッチレバー41を前後に
回動すると、連結アーム38及びディスクアーム33L
・33Rはアーム支点軸27とカウンター軸36を中心
に前後に回動し、走行クラッチレバー41をONとし
て、該ディスクアーム33L・33Rに支持された従動
フリクションディスク23が前方へ回動されると駆動フ
リクションディスク22と接して、動力が従動フリクシ
ョンディスク23、フリクションディスク軸24へ伝え
られるようになり、走行クラッチレバー41をOFFと
して、後方へ回動されると駆動フリクションディスク2
2から離れ、動力は伝えられなくなり、このようにして
走行クラッチ機構を構成している。
【0019】そして、前記フリクションディスク軸24
の右端にスプロケット35が固設され、カウンター軸3
6の端部上にはスプロケット42・43が固設され、該
スプロケット42と前記スプロケット35の間にはチェ
ーンを巻回し、また、前記ディスクアーム支点軸27に
固設されたサポート34下部と走行部フレーム19下部
に回転自在に軸支した車軸45の一端にスプロケット4
4を固設し、該スプロケット44と前記スプロケット4
3の間にチェーンを巻回して、前記駆動フリクションデ
ィスク22、従動フリクションディスク23、フリクシ
ョンディスク軸24からスプロケット、チェーンを介し
て車軸45上の後輪20を駆動する構成としている。
【0020】次に、刈取部の駆動構成は、図1、図2、
図9に示すように、前記エンジンEより下方へ第一出力
軸1が突出され、該第一出力軸1上に出力プーリー2が
固設され、更に、第一出力軸1下端にベアリングを介し
てテンションアーム5が支持されている。一方、刈取ユ
ニットAは刈刃カバー15上に第一ギアボックス56を
固設して、該第一ギアボックス56に刈刃駆動軸11を
貫通して、上方へ突出した刈刃駆動軸11上に刈刃駆動
プーリー3を固設し、該刈刃駆動プーリー3と前記出力
プーリー2の間にベルト4を巻回し、テンションアーム
5先端にはテンションプーリー6を設けて、該テンショ
ンプーリー6を前記ベルト4に当接して緊張させること
によって、エンジンEからの動力を刈取ユニットAへ伝
えられるようにしている。
【0021】また、前記出力プーリー2の後側周囲には
ベルトガイド7が隙間を開けて設けられ、ベルトを弛め
た時に外れないようにし、前記テンションアーム5には
引っ張りバネ8aと戻しバネ8bが互いに反対方向に連
結され、該引っ張りバネ8aの他端は刈取クラッチワイ
ヤー9を介してハンドル70に設けた刈取クラッチレバ
ー1と連結され、前記戻しバネ8bの他端は本体フレー
ム14に固定されている。このようにして、刈取クラッ
チレバー1を回動して刈取クラッチワイヤー9を引っ張
ると、テンションプーリー6がベルト4を緊張して動力
を伝えて、後述する刈刃13・13’を駆動でき、刈取
クラッチワイヤー9を弛めると戻しバネ8bによってテ
ンションプーリー6はベルト4を弛めて刈刃駆動プーリ
ー3へ動力を伝えないようにしている。
【0022】前記刈取ユニットAの刈刃駆動軸11下端
には刈刃13が固定され、該刈刃13はブレードにて構
成され、平面視で右回転するようにし、該刈刃13と刈
刃カバー15の間の刈刃駆動軸11上には巻付防止輪1
2が固設されて草の巻付きを防止し、刈刃カバー15は
前記支持ステー71とフレーム75に支持され、前方及
び右側方と下面を開放して、草を前から取り込み後方へ
刈り取った雑草や小石等の飛散を防止するようにしてい
る。76はゴムタレである。
【0023】そして、前記本体フレーム14の右側にス
テー14a・14bが前後に固設されて刈取ユニットB
を回転可能に支持している。即ち、図5に示すように、
前側のステー14a下部には前部回動支点ピン47を介
して回動フレーム46の前側のレール46a端を枢支
し、後側のステー14b下部には後部回動支点ピン48
を介して回動フレーム46の金具46cを枢支してお
り、該金具46cは前面が連結フレーム46bの後端に
固設され、該連結フレーム46bは前後左右方向に平行
に配置したレール46a・46aの左側を固定してい
る。
【0024】そして、該回動フレーム46にスライドフ
レーム54を支持して、該スライドフレーム54に第二
ギアボックス60とスライドカバー61を固定し、該第
二ギアボックス60に刈刃駆動軸11’を支持して刈刃
13’を駆動できるようにし、前記回動フレーム46に
刈刃カバー62を固定して、刈刃13’の上方を覆い、
刈取ユニットBを構成している。
【0025】該刈取ユニットBを回動して、その角度で
固定できるように、図5、図8に示すように、回動規制
部が回動支点後部に形成されている。即ち、前記金具4
6cは平面視「コ」字形に構成されて、その後部内側に
金具46dが平行に固設され、該金具46cの上部両側
には上方へ開放する切欠46e・46gと挿入孔46i
が設けられ、金具46dには上部の右側から中央まで長
く切り欠いた切欠46fと、左上部に設けた46hが設
けられている。一方、本体フレーム14後端にレバーピ
ンガイド51が固設されて、該レバーピンガイド51の
上面にはガイド凹部51a・51b・51cが左右方向
に設け、更に、前記金具46c・46dの間隔に合わせ
て前後長さを変えて設けられ、該レバーピンガイド51
とステー14bに回動レバーピン52が貫通されて、該
回動レバーピン52上に押しバネ53が外嵌されて、回
動レバーピン52を前方へ押すように付勢している。
【0026】このように構成することによって、レバー
ピンガイド51をガイド凹部51aの位置で、レバーピ
ンガイド51先端を切欠46eに挿入すると、刈取ユニ
ットBは水平の位置で固定でき、レバーピンガイド51
先端を挿入孔46iに挿入すると、刈取ユニットBはθ
1下げた位置で固定でき、レバーピンガイド51先端を
切欠46gに挿入すると、刈取ユニットBはθ2下げた
位置で固定できる。そして、レバーピンガイド51をガ
イド凹部51bの位置まで引き、レバーピンガイド51
先端を切欠46fに挿入すると、刈取ユニットBはθ1
の範囲で上下にスイングでき、また、レバーピンガイド
51をガイド凹部51cの位置まで引くと、レバーピン
ガイド51先端は金具46dより離れ、θ2の範囲でス
イング可能となる。但し、本実施例では三段階の調節を
可能としているが、その調節段は限定するものではな
い。
【0027】次に、刈取ユニットBの構成を詳述する
と、図2、図5に示すように、回動フレーム46右端よ
り後方へ補助輪支持杆49が突設され、該補助輪支持杆
49の後端に、水平時で前記後輪20と略同軸心位置
(図2は展開しているので一致しない)となるように補
助輪50が配設されている。
【0028】また、図5、図6に示すように、前記回動
フレーム46のレール46aと連結フレーム46b下部
に刈刃カバー62が固設され、該刈刃カバー62の前側
上は前カバー69にて覆われている。また、前記レール
46a・46a上にスライドフレーム54が左右スライ
ド可能に前後方向に横架され、該スライドフレーム54
の後部にはステー54a・54bをレール46aの上下
を挟むように突出し、該ステー54a・54bにロック
レバー55が設けて、該ロックレバー55の回動でステ
ー54a・54bを締め付けてスライドフレーム54を
固定できるようにしている。但し、スライド部分にロー
ラ等を介装してスライドし易くすることもできる。
【0029】前記スライドフレーム54の中央部には第
二ギアボックス60が固定され、該第二ギアボックス6
0は前記第一ギアボックス56と略同じ構成であり、中
央に刈刃駆動軸11’を設けて、該刈刃駆動軸11’下
部に巻付き防止輪12’と刈刃13’が固設され、該刈
刃13’の回転方向は刈刃13とは逆向きに回転するよ
うに連動されて、、位相も90°ズラせて二つ刈刃が当
たらないようにし、刈取作業時には刈り取った雑草を中
央側へ取り込むようにして、カバー内で雑草を細かく切
断するようにしている。
【0030】前記第二ギアボックス60下面にはスライ
ドカバー61が固設されて、前記刈刃カバー62の内側
に配設されるようにし、該第二ギアボックス60の側部
には把手60aが設けられて、スライドするときに補助
できるようにしている。そして、スライドカバー61を
最も右側方へスライドさせたときには空間ができないよ
うに、刈刃カバー62とスライドカバー61は一部重な
るようにラップ代(本実施例では約200mm)を設け
ている。
【0031】また、最も幅狭くしたときに、第二ギアボ
ックス60と刈刃カバー62とが干渉してしまうので、
刈刃カバー62の右側の前後中央部には切欠62aが設
けられており、逆に、最も幅広くスライドさせた時に
は、切欠62a部分に隙間ができて雑草等を巻き上げて
しまうので、図5、図7に示すように、第二ギアボック
ス60と前記連結フレーム46bの間に防塵カバー63
が設けられており、該防塵カバー63は蝶番によって折
り畳みできる構造としており、蝶番にはトーションバネ
64が付設されて、折り畳み方向に曲がるように付勢し
て、幅狭くしたときに自動的に折りたためるようにして
いる。
【0032】次に、刈取ユニットAから刈取ユニットB
への動力伝達構成を図5、図7より説明すると、前記第
一ギアボックス56内の刈刃駆動軸11上にはベベルギ
アが固設され、第一ギアボックス56より側方へ突出し
た伝達軸57上の内側端にはベベルギアを設けて、前記
ベベルギアと噛合させて動力が伝達されるようにし、該
伝達軸57の外側端にはユニバーサルジョイント仕組5
9を介して刈取ユニットBの角軸58に伝達されるよう
にしている。該ユニバーサルジョイント仕組59はスプ
ライン嵌合で伸縮自在な構成として、スライドフレーム
54をスライドさせても動力が伝えられるようにしてい
る。前記角軸58(本実施例では六角)の両端はベアリ
ングを介して前記回動フレーム46と連結フレーム46
bに回転自在に軸支されている。
【0033】そして、該角軸58上にスライド可能にス
プロケット79が外嵌され、該スプロケット79はスラ
イドフレーム54にベアリングを介して回転自在に支持
されて、スライドフレーム54をスライドさせると、ス
プロケット79も同じく角軸58上をスライドするよう
にしている。
【0034】そして、前記第二ギアボックス60より側
方へ突出した入力軸80上にスプロケット81を固設
し、該スプロケット81と前記スプロケット79の間に
チェーンを巻回して動力が伝達されるようにし、前記第
二ギアボックス60内の入力軸80上に設けたベベルギ
ア、刈刃駆動軸11’上に設けたベベルギアを介して刈
刃13’を駆動するようにしている。
【0035】また、スライドフレーム54を電動でスラ
イドさせる実施例を図9にて説明する。本体側の構成
と、回動機構及び動力伝達構成は前記と全く同じ構成で
あり、回動フレーム46の連結フレーム46bに正逆転
可能なモーター65と該モーター65の駆動軸に連結し
た減速ケース83が固定され、該連結フレーム46bと
回動フレーム46の後側には送りネジ66がベアリング
を介して回転自在にレール46aと平行に支持され、該
送りネジ66の一端を前記減速ケース83の出力軸に連
結して、モーター65の駆動により送りネジ66を回転
可能としている。
【0036】また、スライドフレーム54の後端にはス
テー54cを介してネジボス67が固設され、該ネジボ
ス67が前記送りネジ66に螺装され、該送りネジ66
の回転によってネジボス67を左右に摺動できるように
し、同時にスライドフレーム54も摺動できるようにし
ている。そして、該ネジボス67より当接片67aが突
出され、他方、回動フレーム46と連結フレーム46b
の後端に前記当接片67aと対応する位置にリミットス
イッチ68L・68Rが配置されて、スライド時に両端
に至った時にスライド停止するようにしており、また、
ハンドル70にはスライドスイッチ84を設けてモータ
ー65と接続し、該スライドスイッチ84を操作するこ
とによって、左右任意の位置にスライドできるようにし
ている。
【0037】以上のような構成によって、畦の草刈りを
行う時には、刈取ユニットBを最も幅狭い位置で、畦の
傾斜に合わせて角度設定し、刈取作業を行い、畦の斜面
が更に長い場合には、その長さに合わせて刈取ユニット
Bを側方へスライドさせて刈取を行うのである。また、
旋回を行う時には、前輪18を上げて、後輪20又は補
助輪50の一方を中心にして旋回すると、容易に方向転
換ができるのである。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り次のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成
したので、スライドフレーム側の刈取ユニットを畦の傾
斜面に合わせることができ、傾斜面の形状に合わせて幅
広い刈取作業ができるようになる。また、刈取ユニット
をスライドさせることができるので、刈刃を大きくする
ことなく幅広く刈り取ることができ、軽量コンパクトで
取り扱い易い草刈機が得られたのである。
【0039】請求項2の如く構成したので、手元スイッ
チを押すだけで、任意位置に刈取ユニットをスライドさ
せることができ、ロック装置の解除やスライド操作が不
要となり、簡単に刈り幅を合わせることができる。
【0040】請求項3の如く構成したので、補助輪が後
輪側で略同軸心位置にあるため、刈取作業が安定し、特
に、前部が浮き上がっても、後方の二輪が支えるので、
傾斜面の不安定な場所でも安定して、安全に刈取作業が
できるのである。また、狭い場所で方向転換する場合で
も、前輪を持ち上げて後方二輪で支持してターンがで
き、旋回操作が楽に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の草刈機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】走行部フレーム内の走行駆動部を示す側面断面
図である。
【図4】同じく後面断面図である。
【図5】刈取ユニットBの平面図一部断面図である。
【図6】同じく正面断面図である。
【図7】刈取ユニットA・Bの正面断面図である。
【図8】図5におけるX矢視図である。
【図9】モーターによってスライド可能とする実施例の
刈取ユニットA・Bの平面図である。
【符号の説明】
A・B 刈取ユニット E エンジン 14 本体フレーム 18 前輪 19 走行部フレーム 20 後輪 46 回動フレーム 49 補助輪支持杆 50 補助輪 54 スライドフレーム 65 モーター 66 送りネジ 67 ネジボス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレーム上にエンジンを配置し、該
    本体フレームの一側に回動フレームを角度調節可能に枢
    支し、該回動フレームに左右方向にスライド可能なスラ
    イドフレームを設け、前記本体フレーム及びスライドフ
    レームのそれぞれに刈取ユニットA・Bを配置したこと
    を特徴とする草刈機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回動フレームに、送りネ
    ジを左右方向に横架し、該送りネジにネジボスを螺装し
    て、該ネジボスをスライドフレームに固設し、前記送り
    ネジをモーターの駆動軸と連結し、該モーターを手元ス
    イッチの操作で正逆転させることで刈取ユニットBを左
    右スライド可能としたことを特徴とする草刈機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の草刈機において、本体フ
    レーム前端に前輪を支持し、本体フレーム後端に走行部
    フレームを介して後輪を支持し、回動フレームより後方
    に補助輪支持杆を突出し、該補助輪支持杆後端に補助輪
    を前記後輪の軸心に略一致させて配置したことを特徴と
    する草刈機。
JP17386594A 1994-07-26 1994-07-26 草刈機 Pending JPH0837874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17386594A JPH0837874A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 草刈機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17386594A JPH0837874A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 草刈機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0837874A true JPH0837874A (ja) 1996-02-13

Family

ID=15968573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17386594A Pending JPH0837874A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 草刈機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0837874A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11137043A (ja) * 1997-11-06 1999-05-25 Kioritz Corp 畦用草刈機
CN107172955A (zh) * 2017-04-26 2017-09-19 林华 拆分型园林工具支架

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11137043A (ja) * 1997-11-06 1999-05-25 Kioritz Corp 畦用草刈機
CN107172955A (zh) * 2017-04-26 2017-09-19 林华 拆分型园林工具支架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1988008663A1 (en) Grass cutter
US20200236849A1 (en) Cutter housing assembly for a lawnmower, lawnmower having same, and convertible lawnmower
EP1595433A2 (en) Running mower
JPH0837874A (ja) 草刈機
US20220377976A1 (en) Single height adjustment and control assembly for walk-behind outdoor power equipment
JP3111181B2 (ja) 草刈機
JP3218273B2 (ja) 畦用草刈機
JP3830309B2 (ja) 自走草刈機
JP3319950B2 (ja) 作業車
JPH10295142A (ja) 畦草刈機
JP2556283B2 (ja) 草刈機
JP3111180B2 (ja) 草刈機
JP3111179B2 (ja) 草刈機
JP3363048B2 (ja) 畦草刈機
JP3288596B2 (ja) 二面刈り用の歩行型草刈機
JP3749575B2 (ja) 畦用草刈機
JP2688802B2 (ja) 車輪走行式の草刈機
JPH0870671A (ja) 草刈機
JPS6015283B2 (ja) 芝刈機
JP2001061325A (ja) 自走草刈機
JP2540972Y2 (ja) 草刈機
JP3288595B2 (ja) 二面刈り用の歩行型草刈機
JPH0530837A (ja) 草刈機
JP3383540B2 (ja) 二面刈り用の歩行型草刈機
JP2976918B2 (ja) 自走式畦草刈機