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JPH08333277A - ヒト血液凝固第xiii因子の安定化された水性液製剤 - Google Patents

ヒト血液凝固第xiii因子の安定化された水性液製剤

Info

Publication number
JPH08333277A
JPH08333277A JP7137863A JP13786395A JPH08333277A JP H08333277 A JPH08333277 A JP H08333277A JP 7137863 A JP7137863 A JP 7137863A JP 13786395 A JP13786395 A JP 13786395A JP H08333277 A JPH08333277 A JP H08333277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
factor xiii
xiii
factor
glutamate
sucrose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7137863A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoko Kato
直子 加藤
Shuji Kondo
修二 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanofi Aventis KK
Original Assignee
Hoechst Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst Japan Ltd filed Critical Hoechst Japan Ltd
Priority to JP7137863A priority Critical patent/JPH08333277A/ja
Priority to AT96109167T priority patent/ATE262315T1/de
Priority to EP96109167A priority patent/EP0754463B1/en
Priority to DE69631930T priority patent/DE69631930T2/de
Priority to ES96109167T priority patent/ES2213759T3/es
Priority to DK96109167T priority patent/DK0754463T3/da
Priority to CA002178144A priority patent/CA2178144C/en
Priority to AU54728/96A priority patent/AU722743B2/en
Priority to US08/659,212 priority patent/US6084074A/en
Publication of JPH08333277A publication Critical patent/JPH08333277A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4841Filling excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/4858Organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/45Transferases (2)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 安定化剤としてガラクトース、シュクロー
ス、ソルビトール、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩
およびヒスチジンの少なくとも1種を含有する遺伝子組
換え技術により製造されたヒト血液凝固第XIII因子の
安定化された水性液製剤。 【効果】 長期間保存しても生物学的活性の低下が少な
い、遺伝子組換え技術により製造されたヒト血液凝固第
XIII因子の安定な水性液製剤が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定化剤としてガラク
トース、シュクロース、ソルビトール、グルタミン酸
塩、アスパラギン酸塩およびヒスチジンの少なくとも1
種を含有する遺伝子組換え技術により製造されたヒト血
液凝固第XIII因子の安定化された水性液製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト血液凝固第XIII因子(以下第XIII
因子と呼ぶ)は、ヒト血漿またはヒト胎盤等に広く存在
し、トロンビンおよびCa2+によって活性化され、ε−
(γ−グルタミル)リジン結合を種々の蛋白質間に形成
し、分子同士を架橋結合させる。この活性型凝固第XII
I因子によるフィブリンγ鎖同士の二量体化およびα鎖
の多量体化はフィブリンに強度と弾性を与え、止血機構
に関与する。さらに、この活性型第XIII因子は、フィ
ブロネクチンのフィブリンα鎖またはコラーゲンへの架
橋結合を触媒し、創傷治癒の過程で重要な役割を果たし
ている(松田、昭和52年、日本血液学会雑誌、第40巻第
6号、p.995〜1002)。
【0003】第XIII因子はヒト胎盤あるいはヒト血漿
から抽出、精製分離され、パスツリゼーション(液状加
熱、60℃、10時間処理)を施すことにより、各種ウイル
ス(B型肝炎ウイルス、HIV−1等のレトロウイルス
等)を不活化して製剤化される。第XIII因子は製造過
程および保存時に容易にその活性が減じることが一般に
知られている。とりわけパスツリゼーション処理時に著
しく活性が減じるため安定化剤としてアミノ酸1.0〜
3.0Mおよび単糖類またはオリゴ糖類20〜60w/w
%を加えることは知られている(US4,297,34
4)。液剤のまま保存すると不安定であるので、貯蔵の
ためにはさらに安定化剤としてヒト血清アルブミンおよ
びブドウ糖を添加した後、凍結乾燥を行っている。現在
は凍結乾燥製剤とその溶解液として日局注射用水が添付
される形で市場に出ている。臨床医によって患者に投与
する直前に凍結乾燥製剤を注射用水に溶解する手間を必
要とするばかりでなく均一な溶液にするための溶解時間
が必要なため、急を要する患者に投与する場合大きな問
題点となっている。
【0004】遺伝子組換え技術により製造された第XII
I因子は、ウイルスなどの病原菌を含まないので、加熱
殺菌の必要はないが、その水溶液は不安定である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、遺
伝子組換え技術により製造された第XIII因子を凍結乾
燥することなく、水性液の形態で長期間保存可能な安定
化された水性液製剤を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は安定化剤として
ガラクトース、シュクロース、ソルビトール、グルタミ
ン酸塩、アスパラギン酸塩およびヒスチジンの少なくと
も1種を含有することを特徴とする遺伝子組換え技術に
より製造されたヒト血液凝固第XIII因子の安定化され
た水性液製剤からなる。
【0007】本発明において使用される安定化剤として
は、ガラクトース、シュクロース、ソルビトール、グル
タミン酸塩、アスパラギン酸塩およびヒスチジンがあげ
られる。これらは単独であるいは2種もしくはそれ以上
を組み合わせて用いられる。グルタミン酸塩およびアス
パラギン酸塩は好ましくはそれらのアルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩、例えば、カリウム塩、ナトリウ
ム塩またはマグネシウム塩の形態で使用される。ヒト胎
盤またはヒト血漿から抽出、精製された天然の第XIII
因子を加熱殺菌する際に用いられるグリシン、アラニ
ン、ヒドロキシプロリン、グルタミン、α−、β−およ
びγ−アミノブチル酸やグルコースなどは意外にも遺伝
子組換え技術により製造された第XIII因子の保存安定
化剤としては有効でなかった。
【0008】本発明により安定化される第XIII因子は
遺伝子組換え技術により製造された第XIII因子および
血液凝固活性を有するその類似体である。このような因
子としては、例えば、ドイツ特許 DE 3804890A1に記載
の第XIII因子があげられる。この第XIII因子のアミノ
酸配列は、グルンドマンらによりProc. Natl. Acad. Sc
i.USA(1986), VOL.83, p.8024-8028に報告された第XI
II因子の第3図に記載されたアミノ酸配列のうち、1番
目のSerから731番目のMetまでのアミノ酸配列を
有し、かつ、88番目のLeuがPheに置換されたも
のである。
【0009】このアミノ酸配列をコードとするDNA配
列を酵母用の発現ベクターであるpEMBLyex4(J.K.Sel
ton,Genetic Engineering(1987),Plenum Publishin
g Co.,vol.9,p.135〜154)のポリリンカーサイトのSs
tIからHind IIIの間に挿入し、第XIII因子の生産用プ
ラスミドとする。得られた生産用プラスミドにより、酵
母宿主であるCL3ABYS86(ドイツ特許 DE 3804890A1)を
形質転換し、酵母細胞内に組換え第XIII因子を産生さ
せ、酵母破壊上清より組換え第XIII因子を精製し、生
物学的に活性な第XIII因子を含む抽出液が得られる。
【0010】類似体とは第XIII因子のアミノ酸配列が
アミノ酸の置換、削除、付加によって修飾されたものを
いう。従って、類似体は、これらの第XIII因子のアミ
ノ酸配列と均等な配列を持つタンパク質を含むことは当
然である。さらに類似体は、これらの第XIII因子の主
要な性質を保持する程度にこれらのアミノ酸配列の主要
な部分を持ったタンパク質とも定義される。
【0011】第XIII因子製剤は、現在、凍結乾燥製剤
として、先天性血液凝固第XIII因子を欠乏による出血
傾向の改善、血液凝固第XIII因子の低下による縫合不
全および瘻孔の治療およびシェーンライン・ヘノッホ紫
斑病における症状の改善に静脈内投与されている。国内
外における2万例以上の使用経験および下記表1の急性
毒性試験の結果から見て、通常20〜50単位/kg/人
/日での使用量では副作用・毒性等の心配は全くない。
【0012】
【表1】
【0013】本液剤の投与方法は、凍結乾燥製剤と同様
に静脈内投与はもちろんのこと、皮内投与、皮下投与、
筋肉内投与、皮膚外用剤の剤形などあらゆる方法で投与
することができる。本液製剤の保存方法は凍結乾燥製剤
と同様に冷暗所、好ましくは4℃前後で保存するのが好
ましい。
【0014】本発明では前述の遺伝子組換え技術により
生産された第XIII因子(最終力価を100単位/mlに調
整)の水溶液にシュクロース、D−ソルビトール、L−
グルタミン酸ナトリウム、L−アスパラギン酸ナトリウ
ムまたはL−ヒスチジンをそれぞれ添加後、至適濃度を
検討した。その結果をもとに第XIII因子(最終力価を1
00単位/mlに調整)の添加剤として20%D−ソルビー
ルを加えた液剤、15%シュクロースを加えた液剤、
0.5%L−グルタミン酸ナトリウムを加えた液剤、1
%L−アスパラギン酸ナトリウムを加えた液剤、1%L
−ヒスチジンを加えた液剤、20%D−ソルビールおよ
び0.5%L−グルタミン酸ナトリウムを加えた液剤、
20%D−ソルビールおよび1%L−アスパラギン酸ナ
トリウムを加えた液剤、20%D−ソルビールおよび1
%L−ヒスチジンを加えた液剤、15%シュクロースお
よび0.5%L−グルタミン酸ナトリウムを加えた液
剤、15%シュクロースおよび1%L−アスパラギン酸
ナトリウムを加えた液剤、15%シュクロースおよび1
%L−ヒスチジンを加えた液剤さらに対照として日局注
射用水のみを加えた溶液について各々苛酷試験を行い、
第XIII因子の活性の変化を測定した。その結果、本発
明の安定化剤の添加により第XIII因子はほぼ100%
に保たれた。
【0015】さらに、本発明では前述の遺伝子組換え技
術により生産された第XIII因子(最終力価を100単位/
mlに調整)に添加剤として0.5%L−グルタミン酸ナ
トリウムを加えた液剤、15%シュクロースおよび1%
L−アスパラギン酸ナトリウムを加えた液剤、15%シ
ュクロースおよび1%L−ヒスチジンを加えた液剤、さ
らに対照として日局注射用水のみを加えた溶液について
各々加速試験を行い、第XIII因子の活性の長期的変化
を予測した。その結果、本発明の安定化剤の添加により
第XIII因子の活性の低下は見られなかった。
【0016】第XIII因子の活性測定法としては、フィ
ブリン形成法、トランスグルタミナーゼ活性測定法また
は免疫学的な抗原量の測定法等あるが、本発明では、高
感度で活性型第XIII因子量を測定することができる西
田らのダンシルカダベリン(dansylcadaverine)法(文
献:Nishida J., et al. (1984), Thromb. Res., vol.3
6, p.123〜131)を用いた。ダンシルカダベリン(ヤト
ロン社より購入)は第XIII因子の基質となる蛍光アミ
ンであり、第XIII因子の作用によりカゼインとダンシ
ルカダベリン−カゼイン複合体を形成し、反応後、ゲル
濾過で分取した当該複合体の蛍光強度を測定すること
で、第XIII因子の活性を測定できる。なお、第XIII因
子の活性は単位で表示し、1単位とは、正常人の血漿1
ml中に含まれる第XIII因子の量を示す。
【0017】本発明の製剤において、ガラクトース、シ
ュクロース、ソルビールは1.25〜40w/v%、好ま
しくは10〜20w/v%の濃度で使用される。アミノ酸
は0.125〜10w/v%、好ましくは0.5〜2w/v%
の濃度で使用される。第XIII因子は1〜2500単位
/ml、好ましくは60〜200単位/mlの濃度で使用さ
れる。本発明の製剤にはpH調整剤および等張化の目的で
浸透圧調整剤を加えることができる。本発明の製剤のpH
は6〜9の範囲がよく特にpH7〜8が好ましい。
【0018】
【実施例】次に、製剤例および実施例を示して本発明の
効果を具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施
例により限定されるものではない。
【0019】実施例 1 本発明安定化剤の至適濃度を検討した。ガラクトース、
シュクロース、D−ソルビール、L−グルタミン酸ナト
リウム、L−アスパラギン酸ナトリウムおよびL−ヒス
チジンを、ドイツ特許 DE 3804890A1に記載の遺伝子組
換え技術により生産された第XIII因子(最終力価を日
局注射用水で100単位/mlに調整する)に添加し、60
℃の湯浴中で30分間加温後、第XIII因子の活性を測
定した。第XIII因子溶液を100単位/mlに力価調整
した製剤の第XIII因子活性を100%として第XIII因
子の活性残存率(%)を算出した。その結果を表2に示
す。
【0020】ガラクトース、シュクロース、ソルビトー
ルの濃度は1.25〜40w/v%が有効であり、特に1
0〜20w/v%が好ましい。アミノ酸の濃度は0.12
5〜20w/v%が有効であり、特に0.5〜2w/v%
が好ましい。この結果を基に下記に示す製剤例を調製し
た。
【0021】
【表2】
【0022】製剤例 1 精製した組換え第XIII因子溶液を200単位/mlに力
価調整し、40%D−ソルビトール溶液と等量ずつ混和
し、最終的に第XIII因子の力価が100単位/mlと2
0%D−ソルビトール溶液を含む液剤を得た。
【0023】製剤例 2〜13 製剤例1と同様に表3に示す安定化剤を使用し、最終的
に第XIII因子の力価が100単位/mlと表3に示す濃
度の糖類、糖アルコール類およびアミノ酸溶液を含む液
剤を得た。
【0024】実施例2 苛酷試験 製剤例1〜13を60℃の湯浴中で30分間加熱後、第
XIII因子の活性を測定した。組換え第XIII因子溶液を
日局注射用水で100単位/mlに力価調整した製剤の第
XIII因子活性を100%として第XIII因子の活性残存
率(%)を算出した。その結果を表3に示す。60℃、3
0分間加熱による第XIII因子の失活は、糖類、糖アル
コール類およびアミノ酸類の添加で防止され、ほぼ100
%活性が残存した。
【0025】
【表3】
【0026】表3に示す結果より、遺伝子組換え技術の
使用により製造された生物学的に活性な第XIII因子溶
液に、本発明の安定化剤の少なくとも一種を添加すると
第XIII因子残存活性が84%以上の安定な溶液となっ
た。上記の通り、本発明の安定化剤の少なくとも一種を
添加することにより、安定で安全性の高い生物学的に活
性な第XIII因子を有効成分とする液剤が得られた。
【0027】実施例3 加速試験 上述の製剤例3、10および11を各々40℃に保存
し、開始時、1ヶ月後、2ヶ月後および3ヶ月後にサン
プリングを行い、第XIII因子の活性残存率(%)を算出
した。その結果を表4に示した。
【0028】
【表4】
【0029】表4に示した通り、遺伝子組換え技術によ
り製造されたヒト血液凝固第XIII因子液剤の活性は安
定化剤を添加しない対照では、40℃保存で経時的に活
性が低下した。一方、本発明の安定化剤の少なくとも一
種類を添加した水性液製剤では、40℃、3ヶ月後の第
XIII因子の残存活性が90%以上であった。
【0030】
【発明の効果】本発明は第XIII因子を有効成分とし、
ガラクトース、シュクロース、ソルビトール、グルタミ
ン酸塩、アスパラギン酸塩およびヒスチジンから少なく
とも一種類を添加することで、安定なしかも安全な水性
液剤を提供する。これにより、生物学的活性を保ったま
ま液状で長期保存ができ、凍結乾燥品のように再溶解の
必要がないので、患者投与時における臨床医の手間を削
減できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/26 A61K 47/26 J // C07K 14/755 8517−4H C07K 14/755 (A61K 47/10 47:16) (A61K 47/10 47:22) (A61K 47/26 47:16) (A61K 47/26 47:22)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定化剤としてガラクトース、シュクロ
    ース、ソルビトール、グルタミン酸塩、アスパラギン酸
    塩およびヒスチジンの少なくとも1種を含有することを
    特徴とする遺伝子組換え技術により製造されたヒト血液
    凝固第XIII因子の安定化された水性液製剤。
  2. 【請求項2】 安定化剤としてシュクロース、ソルビト
    ール、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩またはヒスチ
    ジンを含有する請求項1記載の水性液製剤。
  3. 【請求項3】 安定化剤としてシュクロースとグルタミ
    ン酸塩、アスパラギン酸塩またはヒスチジンとを含有す
    る請求項1記載の水性液製剤。
  4. 【請求項4】 安定化剤としてソルビトールとグルタミ
    ン酸塩、アスパラギン酸塩またはヒスチジンとを含有す
    る請求項1記載の水性液製剤。
JP7137863A 1995-06-05 1995-06-05 ヒト血液凝固第xiii因子の安定化された水性液製剤 Withdrawn JPH08333277A (ja)

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JP7137863A JPH08333277A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 ヒト血液凝固第xiii因子の安定化された水性液製剤
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EP96109167A EP0754463B1 (en) 1995-06-05 1996-06-03 Stabilized aqueous liquid preparation of blood coagulation factor XIII
DE69631930T DE69631930T2 (de) 1995-06-05 1996-06-03 Stabilisiertes wässriges flüssiges Blutgerinnungsfaktor XIII-Präparat
ES96109167T ES2213759T3 (es) 1995-06-05 1996-06-03 Preparacion liquida acuosa estabilizada de factor xiii de coagulacion sanguinea.
DK96109167T DK0754463T3 (da) 1995-06-05 1996-06-03 Stabiliserede vandige flydende præparater af blodkoagulationsfaktor XIII
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AT (1) ATE262315T1 (ja)
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CA (1) CA2178144C (ja)
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