[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH08331837A - 昇圧型dc−dcコンバータ回路 - Google Patents

昇圧型dc−dcコンバータ回路

Info

Publication number
JPH08331837A
JPH08331837A JP13799695A JP13799695A JPH08331837A JP H08331837 A JPH08331837 A JP H08331837A JP 13799695 A JP13799695 A JP 13799695A JP 13799695 A JP13799695 A JP 13799695A JP H08331837 A JPH08331837 A JP H08331837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
circuit
coil
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13799695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Sakai
英伸 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP13799695A priority Critical patent/JPH08331837A/ja
Publication of JPH08331837A publication Critical patent/JPH08331837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧のロスが少なく、安価な昇圧型DC−D
Cコンバータ回路を提供することである。 【構成】 パルス発生回路1は、動作モードにおいてO
N/OFFパルスを発生し、停止モードにおいて当該O
N/OFFパルスの発生を停止する。トランジスタQ1
は、ON/OFFパルスに応答して導通・遮断し、ON
/OFFパルスの発生の停止に応答して遮断する。バイ
アス回路2は、コイルL1 の出力電圧を分圧することに
より、動作モードにおけるコイルL1 のエネルギ放出時
にはトランジスタQ2 を導通させ、コイルL1 のエネル
ギ蓄積時にはトランジスタQ2 を遮断させるようなバイ
アス電圧を発生する。また、バイアス回路2は、停止モ
ード時にはトランジスタQ2 を遮断させるようなバイア
ス電圧を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ、トランス等
の直流電源の入力電圧を昇圧する昇圧型DC−DCコン
バータ回路に関し、より特定的には、動作モードと停止
モードとを有し、当該停止モード時は当該直流電源から
の入力電圧を出力しないようにした昇圧型DC−DCコ
ンバータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の昇圧型DC−DCコンバ
ータ回路の構成を示す回路図である。図3において、昇
圧型DC−DCコンバータ回路は、入力端子Iと、出力
端子Oと、電源平滑用のコンデンサC100 およびC200
と、電圧昇圧用のコイルL100と、チョッパ用のトラン
ジスタQ100 と、フライホイール用のダイオードD100
と、直流スイッチ用のトランジスタQ200 と、パルス発
生回路100と、リモート回路200とを備える。この
昇圧型DC−DCコンバータ回路は、直流電源Bからの
入力電圧Vinより高い出力電圧Vout を発生する動作モ
ードと、直流電源Bからの入力電圧Vinを出力しないよ
うにする停止モードとを備える。
【0003】次いで、図3の昇圧型DC−DCコンバー
タ回路の動作を説明する。まず、動作モードを説明す
る。動作モードにおいて、パルス発生回路100は、O
N/OFFパルスを発生する。また、リモート回路20
0は、その出力をローレベル「L」にする。トランジス
タQ100 は、パルス発生回路100からのON/OFF
パルスに応答し、導通・遮断を繰り返す。トランジスタ
Q200 は、リモート回路200から出力されたローレベ
ル「L」に応答し、導通する。コイルL100 は、トラン
ジスタQ100 と協働して直流電源Bの回りに閉ループを
形成しているため、トランジスタQ100 の導通時に入力
端子IおよびコンデンサC100 を介する直流電源Bから
エネルギを蓄積し、トランジスタQ100 の遮断時に蓄積
したエネルギを放出する。
【0004】エネルギの放出時、コイル100 は、逆起電
圧VL を発生し、入力電圧Vinを加算することにより、
その出力電圧を(Vin+VL )にする。このとき、ダイ
オードD100 は、エネルギの放出によりその入出力間が
順方向電圧VD ≒0.7Vを超えるため、導通する。ま
た、トランジスタQ200 は、導通している。このため、
コンデンサC200 は、入力電圧Vinと、コイル100 のエ
ネルギの放出とによって、充電される。一方、エネルギ
の蓄積時、コイル100 は、トランジスタQ100が導通す
るため、その出力電圧が低下する。このとき、ダイオー
ドD100 は、その入出力間に逆方向電圧が印加されるた
め、遮断する。このため、コンデンサC200 の充電電圧
がトランジスタQ100 に逆流することはない。このよう
な動作が繰り返され、コンデンサC200 の充電電圧が入
力電圧Vinより高いほぼ一定の出力電圧Vout になる。
したがって、負荷に対し、出力端子Oから出力電圧Vou
tの電力を供給することができる。
【0005】次いで、停止モードの動作を説明する。パ
ルス発生回路100は、停止モードにおいてはON/O
FFパルスの発生を停止し、その出力をローレベル
「L」にする。これにより、トランジスタQ100 が遮断
するため、コイルL100 から入力電圧Vinが出力され
る。また、出力電圧Vout が「0」になる。ここで、ト
ランジスタQ200 が遮断していなければ、ダイオードD
100 の入出力間に順方向に入力電圧Vinが印加され、ダ
イオードD100 が導通し、入力電圧Vinがそのまま出力
されることになる。このため、リモート回路200は、
停止モードにおいては、その出力をハイレベル「H」に
し、トランジスタQ200 を遮断させる。これにより、入
力電圧Vinがそのまま出力されるのが防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
昇圧型DC−DCコンバータ回路では、ダイオードD10
0 の順方向電圧(VD ≒0.7V)による電圧ロスが大
きいため、変換効率が悪いという問題点があった。
【0007】また、停止モードにおいて、ダイオードD
100 から入力電圧Vinが出力するのを防止するため、ト
ランジスタQ200 と、動作モードと停止モードとに合わ
せてトランジスタQ200 を導通・遮断させるリモート回
路200とを設けるようにしていた。このため、トラン
ジスタQ200 での電圧ロス(0.2V)がさらに加算さ
れ、出力電圧Vout の低下がさらに大きくなるととも
に、比較的高価な部品(ダイオードD100 、トランジス
タQ200 )やリモート回路200の増加のため高価にな
るという問題点があった。
【0008】それゆえに、本発明は、電圧のロスが少な
く、安価な昇圧型DC−DCコンバータ回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
動作モードと停止モードとを有し、当該動作モード時は
直流電源からの入力電圧より高い出力電圧を発生し、当
該停止モード時は当該直流電源からの入力電圧を出力し
ないようにした昇圧型DC−DCコンバータ回路であっ
て、動作モードにおいてON/OFFパルスを発生し、
停止モードにおいて当該ON/OFFパルスの発生を停
止するパルス発生回路、パルス発生回路から出力された
ON/OFFパルスに応答して導通/遮断動作し、パル
ス発生回路のON/OFFパルスの発生の停止に応答し
て遮断動作を維持する第1のトランジスタ、第1のトラ
ンジスタと協働して直流電源の回りに昇圧のための閉ル
ープを形成し、動作モードにおいて、第1のトランジス
タの導通時は直流電源からエネルギを蓄積し、遮断時は
蓄積したエネルギを放出するとともに入力電圧に当該エ
ネルギの放出に伴う電圧を加算して出力するコイル、コ
イルの出力電圧を上記出力電圧として出力するか否かを
切り換えるための第2のトランジスタ、およびコイルの
出力電圧を分圧することにより、動作モードにおけるコ
イルのエネルギ放出時には第2のトランジスタを導通さ
せ、コイルのエネルギ蓄積時には第2のトランジスタを
遮断させ、かつ停止モード時には第2のトランジスタを
遮断させるようなバイアス電圧を発生し、第2のトラン
ジスタに印加するバイアス回路を備える。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、バイアス回路が第2のトランジスタの導通時に
発生するバイアス電圧と、遮断時に発生するバイアス電
圧との差を拡大増幅させるための拡大増幅手段をさらに
備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に係る発明においては、コイルの出力
電圧を分圧することにより、動作モードにおけるコイル
のエネルギ放出時には第2のトランジスタを導通させ、
コイルのエネルギ蓄積時には第2のトランジスタを遮断
させ、かつ停止モード時には第2のトランジスタを遮断
させるようなバイアス電圧を発生し、第2のトランジス
タに印加するようにしている。これにより、従来のダイ
オードD100 、トランジスタQ200 の役割を第2のトラ
ンジスタが果たし、従来のリモート回路200の役割を
バイアス回路が果たす。この結果、従来のように、ダイ
オードD100 、トランジスタQ200 やリモート回路20
0が必要なくなり、比較的高価な部品の点数が第2のト
ランジスタだけに減少する。また、出力ロスも第2のト
ランジスタ(VCE≒0.2V)だけに減少する。
【0012】請求項2に係る発明においては、バイアス
回路が第2のトランジスタの導通時に発生するバイアス
電圧と、遮断時に発生するバイアス電圧との差を拡大増
幅させるようにしている。この結果、入力電圧と出力電
圧との差を小さくした場合においても、導通と遮断を区
別できる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の昇圧型DC−D
Cコンバータ回路の構成を示す回路図である。図1にお
いて、昇圧型DC−DCコンバータ回路は、入力端子I
と、出力端子Oと、電源平滑用のコンデンサC1 および
C2 と、電圧昇圧用のコイルL1 と、チョッパ用のトラ
ンジスタQ1 と、フライホイール用のダイオードおよび
直流スイッチ用のトランジスタとしての機能を果たすト
ランジスタQ2 と、パルス発生回路1と、リモート回路
の機能を果たすバイアス回路2とを備える。バイアス回
路2は、分圧用の抵抗R1 と、分圧および電流制限用の
抵抗R2 とを含む。この昇圧型DC−DCコンバータ回
路は、直流電源Bからの入力電圧Vin(例えば、5V)
より高い出力電圧Vout (例えば、10V)を発生する
動作モードと、直流電源Bからの入力電圧Vinを出力し
ないようにする停止モードとを備える。また、パルス発
生回路1は、出力電圧Vout を監視し、出力電圧Vout
を一定に保持するように、その発振周期およびデューテ
ィ比を変えるようにしている。
【0014】なお、抵抗R1 ,R2 の抵抗値は、トラン
ジスタQ2 の動作電圧以下のエミッタ−ベース間電圧を
VBE1(OFF)(例えば、0.5V)、トランジスタQ2 の
動作電圧以上のエミッタ−ベース間電圧をVBE1(ON)
(例えば、1.0V)とした場合、式(1)および式
(2)を満たすように定められている。 Vin×{R1 /(R1 +R2 )}≦VBE1(OFF) …(1) Vout ×{R1 /(R1 +R2 )}≧VBE1(ON) …(2)
【0015】次いで、図1の昇圧型DC−DCコンバー
タ回路の動作を説明する。まず、動作モードを説明す
る。動作モードにおいて、パルス発生回路1は、ON/
OFFパルスを発生する。トランジスタQ1 は、パルス
発生回路1からのON/OFFパルスに応答し、導通・
遮断を繰り返す。コイルL1 は、トランジスタQ1 と協
働して直流電源Bの回りに昇圧のための閉ループを形成
しているため、トランジスタQ1 の導通時に入力端子I
およびコンデンサC1 を介する直流電源Bからエネルギ
を蓄積し、トランジスタQ1 の遮断時に蓄積したエネル
ギを放出する。
【0016】エネルギの放出時、コイル100 は、逆起電
圧VL を発生し、入力電圧Vinを加算し、その出力電圧
を(Vin+VL )にする。このとき、バイアス回路2
は、この電圧の上昇を検出して、バイアス電圧、すなわ
ちトランジスタQ2 のベース−エミッタ間電圧VBE1を
VBE1(ON)以上にする。これにより、トランジスタQ2
は、導通する。このため、コンデンサC2 は、入力電圧
Vinと、コイル100 のエネルギの放出とによって、充電
される。一方、エネルギの蓄積時、コイル1 は、トラン
ジスタQ1 が導通するため、その出力電圧が低下する。
このとき、バイアス回路2は、この電圧の低下を検出し
て、バイアス電圧、すなわちトランジスタQ2 のベース
−エミッタ間電圧VBE1 をVBE1(OFF)以下にする。これ
により、トランジスタQ2 が遮断する。このため、コン
デンサC2 の充電電圧がトランジスタQ1 に逆流するこ
とはない。このような動作が繰り返され、コンデンサC
2 の充電電圧が入力電圧Vinより高いほぼ一定の出力電
圧Vout になる。したがって、負荷に対し、出力端子O
から出力電圧Vout の電力を供給することができる。
【0017】次いで、停止モードの動作を説明する。パ
ルス発生回路1は、停止モードにおいてはON/OFF
パルスの発生を停止し、その出力をローレベル「L」に
する。これにより、トランジスタQ1 が遮断するため、
コイルL1 から入力電圧Vinが出力される。また、出力
電圧Vout が「0」になる。ここで、トランジスタQ2
が遮断していなければ、入力電圧Vinがそのまま出力さ
れることになる。しかしながら、バイアス回路2は、電
圧の低下を検出して、式(1)に示すように、バイアス
電圧、すなわちトランジスタQ2 のベース−エミッタ間
電圧VBE1 をVBE1(OFF)以下にし、トランジスタQ2 を
遮断させている。これにより、入力電圧Vinがそのまま
出力されるのが防止される。
【0018】以上のように、図1の実施例によれば、従
来のダイオードD100 、トランジスタQ200 の役割をト
ランジスタQ2 が果たし、従来のリモート回路200の
役割をバイアス回路2が果たす。この結果、従来のよう
に、ダイオードD100 、トランジスタQ200 やリモート
回路200が必要なくなり、比較的高価な部品の点数が
トランジスタQ2 だけに減少する。また、出力ロスもト
ランジスタQ2 (0.2V)だけに減少する。したがっ
て、出力電圧の低下が少なく、安価な昇圧型DC−DC
コンバータ回路を提供することができる。
【0019】図2は、本発明の他の実施例の昇圧型DC
−DCコンバータ回路の構成を示す回路図である。な
お、図1の昇圧型DC−DCコンバータ回路と対応する
部分に同一番号を付し説明を省略する。この実施例で注
目すべきは、バイアス回路2がトランジスタQ2 の導通
時に発生するバイアス電圧すなわちベース−エミッタ間
電圧VBE1(ON) とトランジスタQ2 の遮断時に発生する
バイアス電圧すなわちベース−エミッタ間電圧VBE1(OF
F)との差を拡大増幅させる増幅回路3を設けたことであ
る。増幅回路3は、トランジスタQ3 と、分圧用の抵抗
R3 と、分圧および電流制限用の抵抗R4 とを含む。
【0020】ところで、図1の昇圧型DC−DCコンバ
ータ回路では、昇圧比Vout /Vinが2以下(Vout /
Vin≦2)になった場合、抵抗R1 ,R2 の分圧比を調
整しても、昇圧比が小さくなるにしたがって、トランジ
スタQ2 の導通時におけるベース−エミッタ間電圧VBE
1(ON) とトランジスタQ2 の遮断時におけるベース−エ
ミッタ間電圧VBE1(OFF)とが、0.7Vと0.6Vとの
ように近接する。このように近接すると、トランジスタ
Q2 は、導通時における飽和領域と遮断時における遮断
領域のほかに、飽和領域でも遮断領域でもない中途半端
な領域に入る。このような場合には、安定した昇圧を行
えなくなる。しかしながら、昇圧比が小さい場合でも、
増幅回路3によって、安定した昇圧を行えるようにして
いる。
【0021】なお、抵抗R3 ,R4 の抵抗値は、トラン
ジスタQ3 の動作電圧以下のエミッタ−ベース間電圧を
VBE2(OFF)(例えば、0.5V)、トランジスタQ3 の
動作電圧以上のエミッタ−ベース間電圧をVBE1(ON)
(例えば、1.0V)とした場合、式(3)および式
(4)を満たすように定められている。 Vin×{R4 /(R3 +R4 )}≦VBE2 …(3) Vout ×{R4 /(R3 +R4 )}≧VBE2 …(4)
【0022】次いで、動作を説明する。上述したよう
に、トランジスタQ2 の導通時におけるベース−エミッ
タ間電圧VBE1(ON) と、トランジスタQ2 の遮断時にお
けるベース−エミッタ間電圧VBE1(OFF)とは、増幅回路
3がない場合には、0.7Vと0.6Vとのように近接
する。
【0023】しかしながら、増幅回路3においては、動
作モードのコイル1 のエネルギの放出時においては、そ
の出力電圧が(Vin+VL )に増加するため、トランジ
スタQ3 のベース−エミッタ間電圧VBE2 をVBE2(ON)
以上に上昇させる。これにより、トランジスタQ3 は、
導通する。このため、トランジスタQ2 のベース電圧が
引き下げられる。したがって、トランジスタQ2 ベース
−エミッタ間電圧VBE1 (例えば、1V)が大きくな
り、ベース−エミッタ間電圧VBE1(ON) 以上になる。こ
れにより、トランジスタQ2 が飽和領域に入り、確実に
導通する。
【0024】一方、動作モードのコイル1 のエネルギの
蓄積時および停止モードにおいては、その出力電圧が低
下し、トランジスタQ1 が導通するため、トランジスタ
Q3のベース−エミッタ間電圧VBE2 をVBE2(OFF)以下
に低下させる。これにより、トランジスタQ3 は、遮断
する。このため、トランジスタQ2 のベース電圧が引き
上げられる。したがって、したがって、トランジスタQ
2 ベース−エミッタ間電圧VBE1 (例えば、0.5V)
が小さくなり、ベース−エミッタ間電圧VBE1(OFF)以下
になる。これにより、トランジスタQ2 が遮断領域に入
り、確実に遮断する。
【0025】以上のように、図2の昇圧型DC−DCコ
ンバータ回路によれば、増幅回路3によって、バイアス
回路2がトランジスタQ2 の導通時に発生するベース−
エミッタ間電圧VBE1(ON) とトランジスタQ2 の遮断時
に発生するベース−エミッタ間電圧VBE1(OFF)との差が
拡大増幅されるので、安定した昇圧が行える。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、コイルの
出力電圧を分圧することにより、動作モードにおけるコ
イルのエネルギ放出時には第2のトランジスタを導通さ
せ、コイルのエネルギ蓄積時には第2のトランジスタを
遮断させ、かつ停止モード時には第2のトランジスタを
遮断させるようなバイアス電圧を発生し、第2のトラン
ジスタに印加するようにしているので、電圧のロスが少
なく、安価な昇圧型DC−DCコンバータ回路を提供す
ることができる。
【0027】請求項2に係る発明によれば、バイアス回
路が第2のトランジスタの導通時に発生するバイアス電
圧と、遮断時に発生するバイアス電圧との差を拡大増幅
させるようにしているので、入力電圧と出力電圧との差
を小さくした場合においても、導通と遮断を区別でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の昇圧型DC−DCコンバー
タ回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施例の昇圧型DC−DCコンバ
ータ回路の構成を示す回路図である。
【図3】従来の昇圧型DC−DCコンバータ回路の構成
を示す回路図である。
【符号の説明】
1…パルス発生回路 2…バイアス回路 3…増幅回路 L1 …コイル Q1 ,Q2 …トランジスタ B…直流電源 Vin…入力電圧 Vout …出力電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モードと停止モードとを有し、当該
    動作モード時は直流電源からの入力電圧より高い出力電
    圧を発生し、当該停止モード時は当該直流電源からの入
    力電圧を出力しないようにした昇圧型DC−DCコンバ
    ータ回路であって、 前記動作モードにおいてON/OFFパルスを発生し、
    前記停止モードにおいて当該ON/OFFパルスの発生
    を停止するパルス発生回路、 前記パルス発生回路から出力されたON/OFFパルス
    に応答して導通/遮断動作し、前記パルス発生回路のO
    N/OFFパルスの発生の停止に応答して遮断動作を維
    持する第1のトランジスタ、 前記第1のトランジスタと協働して前記直流電源の回り
    に昇圧のための閉ループを形成し、前記動作モードにお
    いて、前記第1のトランジスタの導通時は前記直流電源
    からエネルギを蓄積し、遮断時は蓄積したエネルギを放
    出するとともに前記入力電圧に当該エネルギの放出に伴
    う電圧を加算して出力するコイル、 前記コイルの出力電圧を前記出力電圧として出力するか
    否かを切り換えるための第2のトランジスタ、および前
    記コイルの出力電圧を分圧することにより、前記動作モ
    ードにおける前記コイルのエネルギ放出時には前記第2
    のトランジスタを導通させ、前記コイルのエネルギ蓄積
    時には前記第2のトランジスタを遮断させ、かつ前記停
    止モード時には前記第2のトランジスタを遮断させるよ
    うなバイアス電圧を発生し、前記第2のトランジスタに
    印加するバイアス回路を備える昇圧型DC−DCコンバ
    ータ回路。
  2. 【請求項2】 前記バイアス回路が前記第2のトランジ
    スタの導通時に発生するバイアス電圧と、遮断時に発生
    するバイアス電圧との差を拡大増幅させるための拡大増
    幅手段をさらに備える、請求項1に記載の昇圧型DC−
    DCコンバータ回路。
JP13799695A 1995-06-05 1995-06-05 昇圧型dc−dcコンバータ回路 Pending JPH08331837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13799695A JPH08331837A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 昇圧型dc−dcコンバータ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13799695A JPH08331837A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 昇圧型dc−dcコンバータ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08331837A true JPH08331837A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15211633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13799695A Pending JPH08331837A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 昇圧型dc−dcコンバータ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08331837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102223073A (zh) * 2011-06-11 2011-10-19 深圳市华星光电技术有限公司 具高升压比的自激式同步整流升压变换器
US8643350B2 (en) 2011-06-11 2014-02-04 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Self-driven synchronous rectification boost converter having high step-up ratio

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102223073A (zh) * 2011-06-11 2011-10-19 深圳市华星光电技术有限公司 具高升压比的自激式同步整流升压变换器
US8643350B2 (en) 2011-06-11 2014-02-04 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Self-driven synchronous rectification boost converter having high step-up ratio

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2669199B2 (ja) 増幅回路およびオーディオ信号増幅回路
US5914591A (en) Switching power supply
JP2004062331A (ja) 直流電源装置
US20030210022A1 (en) Electric power supply unit having improved output voltage response
JP3527636B2 (ja) 自励型dc−dcコンバータ
JPH06276731A (ja) 自励式dc−dcコンバータ
JP2574261Y2 (ja) スイッチング電源回路
JP2005039925A (ja) スイッチング電源
JPS5955608A (ja) 増幅器
JPH08331837A (ja) 昇圧型dc−dcコンバータ回路
JPH07255168A (ja) 複数の信号を生成するためのdc/dcコンバータ
JP3375951B2 (ja) スイッチングレギュレータ
JP3199571B2 (ja) Dcdcコンバータ装置
JP4677284B2 (ja) 誤差増幅回路
JPS58215815A (ja) コンパレ−タ回路
JP2003088105A (ja) スイッチングレギュレータ
JPS645984Y2 (ja)
JPH03870Y2 (ja)
KR910006308B1 (ko) 초퍼 · 리니어 연속형 직류전원장치
JPH0730592U (ja) 補助電源の起動方法
JPH03117333A (ja) バッテリ急速充電器
JPH1169790A (ja) スイッチング電源
JP4534657B2 (ja) 自励式降圧チョッパレギュレータ
JPH0545114Y2 (ja)
JP2003015748A (ja) 定電圧回路