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JPH08334374A - 車載経路誘導装置 - Google Patents

車載経路誘導装置

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Publication number
JPH08334374A
JPH08334374A JP14226995A JP14226995A JPH08334374A JP H08334374 A JPH08334374 A JP H08334374A JP 14226995 A JP14226995 A JP 14226995A JP 14226995 A JP14226995 A JP 14226995A JP H08334374 A JPH08334374 A JP H08334374A
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JP
Japan
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route
vehicle
traveling
recommended
recommended route
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Application number
JP14226995A
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English (en)
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JP3534902B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Bandai
博康 萬代
Kazunori Yoshioka
一則 吉岡
Masao Hariguchi
正雄 播口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14226995A priority Critical patent/JP3534902B2/ja
Publication of JPH08334374A publication Critical patent/JPH08334374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者の運転操作ミスにより車両が所定の推
奨経路を逸脱したとき、最新の推奨経路を入手して、こ
れにより目的地への円滑運転走行を可能にする。 【構成】 ノード検索部により検索された出発地ノード
および目的地ノードをコントロールセンターに伝送し
て、そのコントロールセンターから目的地に至るまでの
推奨経路を受信するとともに、上記車両がその推奨経路
を走行しているか否かを判定し、その車両が推奨経路を
逸脱した場合には、再度そのコントロールセンターから
推奨経路を受信する走行監視部と、上記走行監視部によ
り受信された最新の推奨経路を表示する表示手段6とを
備えた車載経路誘導装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コントロールセンタ
ーと双方向通信して車両の目的地までの走行経路に係わ
る情報を入手し、車両を目的地まで誘導する車載経路誘
導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば特開平6―22976号
公報に示された従来の車載経路誘導装置を示すブロック
図であり、図において、10は車載経路誘導装置で、こ
れが車両の車載装置12と家庭など車両外に設けられる
ホーム装置14とからなる。
【0003】上記車載装置12において、18は複数の
衛星からの信号を受けて自車位置を検出するグローバル
ポジショニングシステム(GPS)受信機、24は乗員
が車両の走行目的地等を入力する入力装置である。
【0004】また、22は走行経路案内情報を乗員に提
供する情報提供装置、16は走行案内情報を提供する上
記情報提供装置22やGPS受信機18などを制御する
車載コントローラである。
【0005】また、20は車載コントローラ16に入力
された自車位置および目的地をホーム装置14に送信
し、また、ホーム装置14からの走行経路案内情報をホ
ーム通信装置28を介して受信し車載コントローラ16
に入力する車載無線機である。
【0006】一方、上記ホーム装置14において、26
はコンピュータ本体26Aと経路案内ソフト26Bとか
らなるホーム側コンピュータ、28は上記ホーム通信装
置、30は走行経路案内情報を提供する必要となる道路
網および交通規制を格納してある道路情報装置である。
【0007】また、32は通信回路網を介して交通情報
サービスセンターからの最新情報を入手する交通情報入
手用通信装置である。
【0008】次に動作について説明する。まず、乗員の
入力操作により車載装置12の入力装置24で目的地が
設定されると、車載コントローラ16は、車載無線機2
0とホーム通信装置28との通信回線を開くとともに、
GPS受信機18に自車位置を計算により検出させる。
【0009】そして、車載コントローラ16は、車載無
線機20およびホーム通信装置28を介して自車位置デ
ータ(x,y)と目的地のデータ(電話番号等)をホー
ム側コンピュータ26に伝送する。
【0010】これを受けたホーム側コンピュータ26
は、道路網および交通規制情報の各データと最新の交通
情報とにもとづいて、自車位置から走行目的地までの最
適走行経路を検索し、その最適走行経路の情報を作成す
る。
【0011】そして、ホーム側コンピュータ26は、車
載無線機20およびホーム通信装置28を介して案内地
点情報(案内地点までの距離方向,走行道路名,通報予
定タイミング等)を車載コントローラ16に伝送する。
【0012】一方、これを受けた車載コントローラ16
は、情報提供装置22で走行経路案内情報(例えば「2
km先の大正交差点を右折です」という文字表示および
音声出力)を乗員に提供する。その後、しばらくは情報
提供の必要がないので、無駄な通信を排除するため、車
載無線機20とホーム通信装置28との通信回線を切断
する。
【0013】一方、車載無線機20とホーム通信装置2
8との通信回線が開かれた場合は、車載コントローラ1
6は、GPS受信機18に自車位置を検出させ、この自
車位置データをホーム側コンピュータ26に伝送する。
【0014】これを受けたホーム側コンピュータ26
は、自車両が案内経路(最適走行経路)上を走行してい
るか否かを計算し、案内経路上を走行していない場合に
は、ホーム側コンピュータ26は、経路逸脱情報を車載
コントローラ16に伝送する。これを受けた車載コント
ローラ16は、情報提供装置22で経路逸脱情報を文字
表示および音声出力で乗員に提供し、運転者に走行修正
を促す。
【0015】そして、このような従来の車載経路誘導装
置では、運転者の運転操作ミスにより車両が推奨経路を
逸脱してしまったとき、運転者が自己の判断により車両
を走行させて推奨経路に復帰するか、再度コントロール
センターと交信するための入力操作を行って、現在位置
周辺から目的地周辺までの推奨経路を提供してもらうこ
とになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載経路誘導装
置は以上のように構成されているので、推奨経路の出発
点は有効地点ノードに限定されるため、少なくとも本有
効地点ノードまでは運転者が自己の判断により車両を走
行させて行かなければならず、また、ホーム装置14側
から提供する推奨経路は車両の進行方向を考慮したもの
ではないため、提供された推奨経路が現在走行中の道路
の対向車線の場合には、やはり運転者が自己の判断によ
り対向車線上に車両を走行させて行かなければならない
という問題点があった。
【0017】また、このような理由により、運転者が不
慣れな道路の場合、突然に適切な誘導指示がなくなった
ことにより心理的不安感が増大するとともに、自己の判
断により経路を選択するため、頻繁に表示装置を見た
り、ホーム装置14側と再交信するための入力操作を入
力装置により行う場合に、運転操作がおろそかになり、
最悪の場合交通事故を引き起こすことになるなどの問題
点があった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、運転者の運転操作ミスにより車
両が所定の誘導経路を逸脱したとき、目的地までの最適
の推奨経路を入手して、これにより運転操作に専念しな
がら目的地への円滑運転走行を実現できる車載経路誘導
装置を得ることを目的とする。
【0019】この発明は車両側からの車両の進行方向、
現在位置および目的地にもとづいてコントロールセンタ
ーから目的地までの最適の推奨経路を入手できる車載経
路誘導装置を得ることを目的とする。
【0020】この発明は車両が所定の誘導経路を逸脱し
たとき、現在位置から推奨経路の出発地までの補足経路
情報を確実に得ることができる車載経路誘導装置を得る
ことを目的とする。
【0021】この発明はコントロールセンターからの経
路指示が得られなくても、推奨経路の出発地までの補足
経路を即座に得ることができる車載経路誘導装置を得る
ことを目的とする。
【0022】この発明は推奨経路と補足経路との接続点
において両経路が対向車線である場合に、対向車線とな
らない補足経路情報を再演算によって得ることができる
車載経路誘導装置を得ることを目的とする。
【0023】この発明は車両が推奨路に連係する補足経
路を逸脱したとき、補足経路情報を再演算によって求め
ることができる車載経路誘導装置を得ることを目的とす
る。
【0024】この発明は自動交信が可能な場合に、過去
に受信した推奨経路に復帰するよりもコントロールセン
ターとの再交信によって最適の新規推奨経路を得ること
ができる車載経路誘導装置を得ることを目的とする。
【0025】この発明は実際の道路交通事情に応じて最
適の新規推奨経路を得ることができる車載経路誘導装置
を得ることを目的とする。
【0026】この発明は入力操作により推奨経路への復
帰を運転者の意志により実施できる車載経路誘導装置を
得ることを目的とする。
【0027】この発明は経路表示をシンボル別や色別に
よって認識可能とすることで、運転者の経路選択を容易
化し、安全運転に寄与できる車載経路誘導装置を得るこ
とを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
載経路誘導装置は、地図情報記憶手段を参照して、上記
車両の進行方向に存在するノードのなかで現在位置から
最も近いノードを出発地ノードとして検索するととも
に、上記目的地から最も近いノードを目的地ノードとし
て検索するノード検索部を設け、上記ノード検索部によ
り検索された出発地ノードおよび目的地ノードをコント
ロールセンターに伝送して、そのコントロールセンター
から目的地に至るまでの推奨経路を走行監視部にて受信
し、上記車両がその推奨経路を走行しているか否かを判
定し、その車両が推奨経路を逸脱した場合には、再度そ
のコントロールセンターから推奨経路を受信するように
したものである。
【0029】請求項2の発明に係る車載経路誘導装置
は、方位検出部からの車両の進行方向、現在位置検出部
から車両の現在位置および入力部からの車両の目的地を
コントロールセンターに伝送して、そのコントロールセ
ンターから目的地に至るまでの推奨経路を走行監視部に
て受信するとともに、上記車両がその推奨経路を走行し
ているか否かを判定し、その車両が推奨経路を逸脱した
場合には、再度そのコントロールセンターから推奨経路
を受信するようにしたものである。
【0030】請求項3の発明に係る車載経路誘導装置
は、走行監視部に、車両が推奨経路を走行していないと
き、地図情報記憶手段の出力にもとづき現在位置から推
奨経路の出発地までの補足経路を演算させるようにした
ものである。
【0031】請求項4の発明に係る車載経路誘導装置
は、走行監視部がコントロールセンターから推奨経路情
報を受信する前に、走行監視部に推奨経路に連係する補
足経路を演算開始させるようにしたものである。
【0032】請求項5の発明に係る車載経路誘導装置
は、走行監視部で受信した推奨経路と走行監視部が演算
した推奨経路に連係する補足経路の接続点において、こ
れらの両経路が対向車線の関係となるとき、上記走行監
視部に上記接続点において対向車線の関係とならないよ
うな補足経路を演算させるようにしたものである。
【0033】請求項6の発明に係る車載経路誘導装置
は、車両が補足経路を走行していないことを走行監視部
が検出したとき、該補足経路に係わる推奨経路情報を未
受信ならば、上記走行監視部が推奨経路出発地までの補
足経路を再演算させるようにしたものである。
【0034】請求項7の発明に係る車載経路誘導装置
は、車両が所定の推奨経路を走行していないことを走行
監視部が検出したとき、上記推奨経路に復帰できる復帰
経路を演算し、該復帰経路の経路長がしきい値とする基
準経路長より大きいときに限り、コントロールセンター
と交信させて新たな推奨経路を入手させるようにしたも
のである。
【0035】請求項8の発明に係る車載経路誘導装置
は、走行監視部に道路交通情報に基づいて復帰経路を演
算させ、基準経路長と比較する上記復帰経路長を該道路
交通情報により重み付けするようにしたものである。
【0036】請求項9の発明に係る車載経路誘導装置
は、入力部がコントロールセンターと交信するか否かを
設定するようにしたものである。
【0037】請求項10の発明に係る車載経路誘導装置
は、表示手段に表示される経路のシンボルの色や形状等
を、コントロールセンターが推奨する推奨経路と走行監
視部が演算する補足経路や復帰経路とで異ならせるよう
にしたものである。
【0038】
【作用】請求項1の発明における車載経路誘導装置は、
運転者の運転操作ミスによりコントロールセンターが推
奨する推奨経路から車両が逸脱してしまったとき、自動
でコントロールセンターと交信して車両の現在位置周辺
から目的地周辺までの推奨経路を新たに入手し、画面表
示可能にする。
【0039】請求項2の発明における車載経路誘導装置
は、車両側からの車両の進行方向、車両の現在位置およ
び車両の目的地にもとづいてコントロールセンターが決
定した推奨経路から車両が逸脱したとき、自動でコント
ロールセンターと交信して再度コントロールセンターか
ら推奨経路を入手して、画面表示可能にする。
【0040】請求項3の発明における車載経路誘導装置
は、現在の車両の進行方向が有効となるような現在位置
から推奨経路の出発地までの補足経路を走行監視部によ
り求めて、画面表示可能にする。
【0041】請求項4の発明における車載経路誘導装置
は、コントロールセンターから推奨経路の情報が返信さ
れるのを待つことなく、走行監視部が推奨経路の出発地
までの補足経路を即座に演算して、画面表示可能にす
る。
【0042】請求項5の発明における車載経路誘導装置
は、走行監視部がコントロールセンターから推奨経路を
受信したとき、推奨経路と補足経路との接続点において
両経路が対向車線の関係となるならば、対向車線の関係
とならないような補足経路を再演算し、この結果を画面
表示可能にする。
【0043】請求項6の発明における車載経路誘導装置
は、走行監視部がコントロールセンターから推奨経路を
受信する前に、該推奨経路に係わる補足経路を逸脱した
とき、補足経路を再演算し、この結果を画面表示可能に
する。
【0044】請求項7の発明における車載経路誘導装置
は、復帰経路長が基準経路長より大きい場合に、走行監
視部により、復帰経路を走行して過去に受信した推奨経
路に復帰するよりも、コントロールセンターと再交信し
て、車両の現在位置から新たな推奨経路を入力する方が
効果的であると判断して、コントロールセンターからの
地点データにもとづいて、現在位置に最も近い推奨経路
の出発地を検索して、表示可能にする。
【0045】請求項8の発明における車載経路誘導装置
は、地図情報と道路交通情報とにもとづいて、走行監視
部が復帰経路を演算し、基準経路長に対し経路長が交通
の渋滞などの道路交通情報に応じて実際の経路長の何倍
かを見積るなどして重み付けすることで、より実情に合
致した復帰経路表示を実施可能にする。
【0046】請求項9の発明における車載経路誘導装置
は、入力手段の操作入力によって、コントロールセンタ
ーと自動交信するか否かの設定を可能にし、運転者が希
望しない場合には交信を行わないで、通信料や情報提供
料の削減を図れるようにする。
【0047】請求項10の発明における車載経路誘導装
置は、シンボル色,形状等により、幹線道路が提供され
る推奨経路と細街路も提供される可能性のある補足経
路、復帰経路とを識別可能にし、運転者に補足経路,復
帰経路の走行時には一層の安全運転するよう注意を喚起
する。
【0048】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による車載経路誘導装
置を示すブロック図である。図において、1はコントロ
ールセンター(ホーム装置14に相当する)とデータの
送受信を行う通信部、2aは地図データが格納された地
図情報記憶媒体、2bは地図情報記憶媒体2aから地図
情報を読み出す記憶媒体再生部で、地図情報記憶媒体2
aおよび記憶媒体再生部2bは地図情報記憶手段2を構
成している。
【0049】3は、車両の進行方向を検出する方位検出
部、4は例えば人工衛星が用いられた電波航法システム
であるグローバルポジショニングシステム信号と地図情
報記憶手段2の出力とに基づいて、車両の現在位置を検
出する現在位置検出部である。
【0050】5aは誘導経路設定部であり、これが上記
地図情報記憶手段2を参照して、上記車両の進行方向に
存在するノードのなかで現在位置から最も近いノードを
出発地ノードとして検索するとともに、上記目的地から
最も近いノードを目的地ノードとして検索するノード検
索部と、上記ノード検索部により検索された出発地ノー
ドおよび目的地ノードをコントロールセンターに伝送し
て、そのコントロールセンターから目的地に至るまでの
推奨経路を受信するとともに、上記車両がその推奨経路
を走行しているか否かを判定し、その車両が推奨経路を
逸脱した場合には、再度そのコントロールセンターから
推奨経路を受信する走行監視部とからなる。
【0051】6は表示手段であり、これが地図画像とそ
の同一画面に誘導経路,車両の現在位置,進行方向等を
刻々と更新表示する表示部6aと、表示部6aを制御す
る表示制御部6bとからなる。
【0052】7は車両の目的地情報の入力や表示部6a
に表示される地図画像のスクロール,縮尺変更操作等を
行う入力部である。
【0053】次に動作について図2のフローチャートを
参照しながら説明する。まず、入力部7により目的地に
係わる情報が入力されたとき、地図情報記憶手段2から
読み出されたコントロールセンターが公認している地点
データに基づいて、誘導経路設定部5aのノード検索部
は、車両の進行方向を有効とする現在位置に最も近い地
点ノードと目的地に最も近い地点ノードを検索する(ス
テップST101)。
【0054】これらの地点データは予め設定されている
車両の識別番号と共に通信部1によりコントロールセン
ターに出発地(以下、推奨経路出発地と記す)および目
的地(以下、推奨経路目的地と記す)として送信される
(ステップST102)。
【0055】コントロールセンターは、収集してある最
新の道路交通情報に基づいて推奨経路出発地から推奨経
路目的地までの推奨経路を演算し、例えば、道路区間
(対向車線それぞれ)に付番を施した道路リンクを用い
たデータ列として、所用時間、道路交通情報データと共
に返信する。
【0056】この推奨経路データ等は通信部1により受
信され(ステップST103)誘導経路設定部5aに記
憶される。そして現在位置検出部4は、例えばマップマ
ッチング手法を使用して車両が走行しているリンクを検
出する。
【0057】また、表示手段6は、地図情報記憶手段
2,方位検出部3,現在位置検出部4,誘導経路設定部
5aの出力に基づいて、車両の現在位置,進行方向と推
奨経路を地図画像上に、例えば図3のごとく表示する
(ステップST104)。
【0058】この図3では、丸付きの黒三角印Aが車両
の現在位置、その丸の付いている角の先端が車両の進行
方向を示している。また、Bは推奨経路出発地、Fは推
奨経路目的地であり、さらにB→C→D→E→Fに至る
黒三角印に沿う道路が推奨経路を示す。
【0059】また、誘導経路設定部5aの走行監視部は
ステップST105で車両が現在走行している道路リン
クが推奨経路リンクのいずれかであることを検出した
後、引き続き現在走行しているリンクが推奨経路リンク
であるか否かを検出し続ける(ステップST106)。
【0060】そして、車両が交差点に接近したとき、誘
導経路設定部5aの走行監視部が現在走行しているリン
クが推奨経路リンクであると判定したとき、表示部6a
は簡略な図形を表示して、車両の運転者に該交差点での
進行指示を与える。
【0061】さらに、誘導経路設定部5aの走行監視部
は、ステップST106において現在走行しているリン
クが推奨経路リンクでないことを検出し、かつステップ
ST107において推奨経路目的地の地点ノードを含む
リンクを走行終了していないことを検出したときは、車
両は経路を逸脱したと判断する。
【0062】そして、この判断にもとづき、地図情報記
憶手段2から読みだされたコントロールセンターが公認
する地点データの中から、車両の進行方向を有効とする
現在位置に最も近い地点である推奨経路出発地を新たに
検索する(ステップST108)。
【0063】このとき、通信部1は推奨経路の目的地デ
ータ等とともにこの推奨経路出発地をコントロールセン
ターに送信する(ステップST102)。
【0064】そしてコントロールセンターから新規推奨
経路データが返信されたとき、表示部6aは新規推奨経
路を例えば図4に示すごとく表示する。
【0065】この図4においては、図3において車両が
推奨経路に従って走行し、交差点CにおいてC→Dに至
る経路が推奨されているにもかかわらず、H方向に走行
してしまったため、推奨経路出発地をHとしてコントロ
ールセンターと再交信し、返信された新規推奨経路H→
E→Fを表示した例を示す。
【0066】また、ステップST107において、誘導
経路設定部5aの走行監視部が推奨経路目的地の地点ノ
ードを含む道路リンクを走行終了したことを検出したと
き、車両が目的地に到達したと判断し処理手順を終了す
る。
【0067】さらに、ステップST107において、誘
導経路設定部5aの走行監視部が推奨経路目的地の地点
ノードを含む道路リンクを走行終了していないことを検
出する度に、上記のようにステップST102に戻り上
記手順を繰り返す。
【0068】なお、音声信号を合成し出力する音声信号
出力手段を備えることにより、交差点での進行指示,誘
導経路の逸脱した旨,新規誘導経路を設定し表示完了し
た旨などを各情報伝達タイミングにおいて表示部6aに
表示できるとともに、音声により運転者に情報を伝達す
ることが可能である。
【0069】また、運転者が入力部7により入力した出
発地および目的地の生の座標をコントロールセンターに
送信し、コントロールセンターが推奨経路出発地B、推
奨経路目的地Fを設定するように構成してもよい。
【0070】このように、運転者の操作ミスにより推奨
経路を逸脱しても、自動で車両の進行方向を有効とする
現在位置周辺から目的地までの新規推奨経路を入手し
て、画面表示することで、運転者が運転操作に専念でき
車両の走行安全性を低下させることがない。
【0071】なお、上記実施例ではノード検出部により
検索された出発地ノードおよび目的地ノードにもとづ
き、コントロールセンターから目的地に至るまでの推奨
経路を車両側に送信する場合を示したが、方位検出部3
からの車両の進行方向、現在位置検出部4からの車両の
現在位置および入力部7で入力した車両の目的地にもと
づいて上記目的地に至るまでの推奨経路を車両側に送信
してもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0072】実施例2.図5は、この発明の他の実施例
による車載経路誘導装置を示すブロック図であり、図1
に示したものと同一構成部分には同一符号を付してその
重複する説明を省略する。この実施例では、実施例1の
誘導経路設定部5aと同一機能を持ち、かつ車両が所定
の誘導経路を走行していないことを検出したとき、地図
情報記憶手段2の出力に基づいて推奨経路出発地までの
補足経路を演算する誘導経路設定部5b(ノード検索
部、走行監視部)を設けてある。また、図6は、この実
施例の処理手順を示すフローチャートである。
【0073】次に動作について説明する。この実施例で
は、実施例1で説明したステップST101,102と
同等の処理に相当するステップST201,202の処
理を実行した後、地図情報記憶手段2から読み出された
地図情報に基づいて、誘導経路設定部5bの走行監視部
が車両の現在の進行方向を有効とする現在位置周辺から
推奨経路出発地までの最適な補足経路を演算し(ステッ
プST203)、表示部6aに例えば図7のごとく表示
する(ステップST204)。
【0074】図7では、丸付きの黒三角印Aが車両の現
在位置、その丸の付いている角の先端が車両の進行方向
を示している。また、Bが推奨経路出発地、A→Bに至
る白三角印が補足経路を示す。
【0075】コントロールセンターから推奨経路リンク
列データを受信したとき(ステップST205)、誘導
経路設定部5bの走行監視部は、推奨経路と演算済みの
補足経路とがその接続点において対向車線の関係にある
かどうかを地図情報に基づいて判定する(ステップST
206)。
【0076】この方法としては、例えば、地図情報記憶
媒体2aに各道路リンクの対向車線の関係となるリンク
を検索可能なよう格納しておき、車両が予定通り誘導経
路を走行していったとき補足経路の最終となるリンクが
推奨経路の1番目のリンクの対向車線リンクに相当する
か否かを判定すればよい。
【0077】そして、対向車線の関係にあるときは、対
向車線とならない、つまり上記補足経路の最終リンク以
外のリンクが補足経路の最終リンクとなるような補足経
路を再演算し(ステップST207)、例えば図8に示
すように表示部6aに表示する(ステップST20
8)。
【0078】図8は、図7の補足経路A→Bに対し、推
奨経路B→Cが提供されたため、補足経路出発地Bにお
いて対向車線の関係とならない補足経路E→B→F→G
→H→Bを再演算し表示した場合を示す。
【0079】なお、推奨経路は幹線が提供されるのに対
し、補足経路は車両の現在位置から推奨経路に至る経路
であるため、細街路も経路として案内する場合がある。
【0080】従って、図8に示すように、シンボルの
色,形状等により推奨経路と補足経路が判別できること
により、補足経路走行時には特に安全運転を心がけるよ
う運転者に注意喚起できる。
【0081】また、誘導経路設定部5bの走行監視部は
ステップST209で車両が現在走行している道路リン
クが推奨経路リンクあるいは補足経路リンクのいずれか
であることを検出した後、引き続き現在走行している道
路リンクが推奨経路リンクあるいは補足経路リンクであ
るか否かを検出し続ける(ステップST210)。
【0082】推奨経路,補足経路上の交差点では、実施
例1の場合と同様に、簡略な図形表示により該交差点で
の進行指示を与える。
【0083】そして、誘導経路設定部5bの走行監視部
が、ステップST210において現在走行している道路
リンクが推奨経路リンクおよび補足経路リンクのいずれ
でもないことを検出し、かつステップST211におい
て推奨経路目的地の地点ノードを含むリンクを走行終了
したことを検出していない場合には、予め乗員により入
力部7により設定されているコントロールセンターとの
自動交信の可否を判断する(ステップST212)。
【0084】この判断の結果、自動交信設定が可の場合
には、誘導経路設定部5bのノード検索部は地図情報記
憶手段2から読み出されたコントロールセンターが公認
する地点データのなかから、車両の進行方向を有効とす
る現在位置に最も近い地点である推奨経路出発地を新た
に検索し(ステップST213)、その後ステップST
202以降の手順に戻る。
【0085】一方、上記ステップST212において自
動交信設定が否の場合には、運転者が新規推奨経路、新
規補足経路を希望していないと判断し処理手順を終了す
る。
【0086】また、ステップST211において、誘導
経路設定部5bの走行監視部が推奨経路目的地の地点ノ
ードを含む道路リンクを走行終了したことを検出したと
き、車両が目的地に到達したと判断し処理手順を終了す
る。
【0087】さらに、自動交信設定が可のとき、ステッ
プST211において、誘導経路設定部5bの走行監視
部が推奨経路目的地の地点ノードを含む道路リンクを走
行していないことを検出する度に、上記のようにステッ
プST202に戻り以降の処理を繰り返す。
【0088】なお、誘導経路設定部5bの走行監視部
は、地図情報とコントロールセンターから推奨経路情報
データとともに受信し記憶しておいた道路交通情報デー
タに基づいて補足経路を演算するように構成することも
可能である。
【0089】また、音声信号を合成し出力する音声信号
出力手段を備え、交差点での進行指示,誘導経路の逸脱
した旨,新規誘導経路を設定し表示完了した旨等を各情
報伝達タイミングにおいて表示部6aに表示するととも
に、音声により運転者に情報伝達することも可能であ
る。
【0090】また、コントロールセンターと交信するか
否かを、ステップST212においてその都度運転者が
入力するよう構成することも可能である。
【0091】このように、運転者の操作ミスにより所定
の誘導経路を逸脱したとき、自動で車両の進行方向を有
効とする現在位置周辺から目的地までの補足経路および
推奨経路が情報提供される。従って、運転者が運転操作
に専念でき、車両の走行安全性を低下させることがな
い。
【0092】さらに、シンボルの形状,色等により細街
路が提供される可能性のある補足経路を走行しているこ
とを運転者が判別して、一層の安全運転をするよう心が
けることができる。
【0093】また、コントロールセンターと交信するか
否かの設定ができるため、不要な交信をして通信料と情
報提供料を消費するのを回避できる。
【0094】実施例3.図9は、この発明の他の実施例
による車載経路誘導装置を示すブロック図であり、図1
および図2に示したものと同一構成部分には同一符号を
付してその重複する説明を省略する。この実施例では、
実施例2の誘導経路設定部5bと同一機能を持ち、かつ
車両が所定の誘導経路を走行していないことを検出した
とき、地図情報記憶手段2の出力に基づいて誘導経路に
復帰する復帰経路を演算し、該復帰経路の経路長が基準
経路長より大きいかどうかを判別する誘導経路設定部5
c(ノード検索部、走行監視部)を設けてある。また、
図10はこの実施例の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0095】次に動作について説明する。この実施例で
は図10のステップST301〜ステップST304は
実施例2のステップST201〜ステップST204と
同等の処理を実行する。
【0096】そして、誘導経路設定部5cのノード検索
部は、ステップST305において推奨経路が未受信で
かつステップST306において現在走行しているリン
クが補足経路リンクでないことを検出したとき、例え
ば、実施例2で説明した図7において車両が走行し続け
図11のごとくなったとき、車両の現在の進行方向が有
効となるような現在位置から推奨経路の出発地に至る補
足経路を再演算し(ステップST307)、表示部6a
は例えば図12のごとく表示する。
【0097】かかる処理手順は上記コントロールセンタ
ーから推奨経路を受信するまで繰り返す。図12では、
C→D→E→F→Bに至る白三角印に沿う道路が再演算
した補足経路を示し、ステップST305において推奨
経路を入手したことを検出したとき、ステップST30
8以降の処理手順に移る。
【0098】ステップST308〜ステップST313
は実施例2のステップST206〜ステップST211
と同等の処理を実施する。ただし、STステップ31
1,ステップST312においては現在走行しているリ
ンクが推奨経路リンクまたは補足経路リンクあるいは後
述する復帰経路リンクであるか否かも検出する。
【0099】また、ステップST312において、誘導
経路設定部5cの走行監視部が現在走行している道路リ
ンクが推奨経路,補足経路,復帰経路のいずれの道路リ
ンクでもないことを検出する。
【0100】さらに、ステップST313において、推
奨経路の目的地の地点ノードを含むリンクを走行終了し
ていないことを検出したとき、車両は経路を逸脱したと
判断し、地図情報記憶手段2の出力に基づいて推奨経路
に復帰できる復帰経路を演算する(ステップST31
4)。
【0101】次に、誘導経路設定部5cの走行監視部
は、予め乗員により入力部7により設定されているコン
トロールセンターとの自動交信の可否に基づいて、自動
交信設定が可か否かを判定し(ステップST315)、
可の場合には、さらに設定した復帰経路長Xが予め設定
している基準経路長Xrより大きいかどうか判定する
(ステップST316)。
【0102】この判定によりXがXrより大きい場合に
は、復帰経路を走行して過去に受信した推奨経路に復帰
するよりも、コントロールセンターと再交信して車両の
現在位置からの新規推奨経路を入手する方が効果的であ
ると判断する。
【0103】また、かかる判断から地図情報記憶手段2
から読み出されたコントロールセンターが許可している
地点データの中から、車両の進行方向を有効とする現在
位置に最も近い地点である推奨経路の出発地を新たに検
索し(ステップST317)、そのステップST302
以降の手順に戻る。
【0104】なお、ステップST315において、コン
トロールセンターとの自動交信設定が否のとき、運転者
が新規推奨経路の情報提供を希望していないと判断し、
ステップST314で演算した復帰経路を運転者に情報
提供する。
【0105】また、ステップST316において、設定
した復帰経路長Xが予め設定している基準経路長Xrよ
り小さいときは、コントロールセンターと再交信して車
両の現在位置周辺からの新規推奨経路を入手するより
も、復帰経路を走行して入手済みである推奨経路に復帰
する方が効果的であると判断し、ステップST314で
演算した復帰経路を運転者に情報提供する。
【0106】また、ステップST314で演算する復帰
経路が、地図情報記憶手段2から読み出された地図情報
と記憶する道路交通情報に基づいて演算され、基準経路
長Xrと比較する経路長Xが、例えば、渋滞度,渋滞長
などの道路交通情報に応じて実際の経路長のα倍(α≧
1)と見積もるなどして、道路交通情報により重み付け
をしたものであれば、ステップST316の判定結果が
より実状に合致したものとなる。
【0107】また、ステップST313において、誘導
経路設定部5cの走行監視部が推奨経路目的地の地点ノ
ードを含む道路リンクを走行終了したことを検出したと
き、車両が目的地に到達したと判断し処理手順を終了す
る。
【0108】さらに、誘導経路設定部5cの走行監視部
がステップST316において復帰経路長Xが基準経路
長Xrより大きいと判断したとき、上記のようにステッ
プST302に戻り上記手順を繰り返す。
【0109】また、自動交信設定が否であるか、自動交
信設定が可であっても誘導経路設定部5cの走行監視部
がステップST316において復帰経路長Xが基準経路
長Xr以下であると判断したとき、ステップST310
に戻り上記手順を繰り返す。
【0110】なお、誘導経路設定部5cは地図情報だけ
でなく道路交通情報に基づいて補足経路を設定するよう
構成することも可能である。
【0111】また、音声信号を合成し出力する音声信号
出力手段を備え、交差点での進行指示,誘導経路の逸脱
した旨,新規誘導経路を設定し表示完了した旨等を各情
報伝達タイミングにおいて表示部6aに表示するととも
に、音声により運転者に情報伝達することも可能であ
る。
【0112】さらに、コントロールセンターと交信する
か否かを、ステップST315においてその都度運転者
が入力するよう構成することも可能である。
【0113】このように、運転者の操作ミスにより所定
の誘導経路を逸脱したとき、現在位置周辺を出発地とし
て、誘導経路に復帰できる復帰経路が情報提供される
か、あるいは目的地までの補足経路,推奨経路が情報提
供されるため、運転者が運転操作に専念でき、従って車
両の走行安全性を低下させることがない。
【0114】さらに、シンボルの形状、色等により細街
路が提供される可能性のある補足経路を他の経路と区別
することにより、運転者がこれを判別して安全運転を維
持するよう心がけることができる。
【0115】また、演算した復帰経路が有効でないと判
断したときに限りコントロールセンターと再交信して推
奨経路を新たに入手することができる。
【0116】さらに、運転者によりコントロールセンタ
ーと自動交信するか否かの設定が可能であり、従って、
不要な交信を行うことによって通信料と情報提供料を無
駄に消費することを回避できる。
【0117】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、地図情報記憶手段を参照して、上記車両の進行方向
に存在するノードのなかで現在位置から最も近いノード
を出発地ノードとして検索するとともに、上記目的地か
ら最も近いノードを目的地ノードとして検索するノード
検索部を設け、上記ノード検索部により検索された出発
地ノードおよび目的地ノードをコントロールセンターに
伝送して、そのコントロールセンターから目的地に至る
までの推奨経路を走行監視部にて受信し、上記車両がそ
の推奨経路を走行しているか否かを判定し、その車両が
推奨経路を逸脱した場合には、再度そのコントロールセ
ンターから推奨経路を受信するように構成したので、運
転者の運転操作ミスにより車両が所定の推奨経路を逸脱
したとき、目的地までの最新の推奨経路を入手して、こ
れにより運転操作に専念しながら目的地への円滑運転走
行を実現できる効果がある。
【0118】請求項2の発明によれば、方位検出部から
の車両の進行方向、現在位置検出部から車両の現在位置
および入力部からの車両の目的地をコントロールセンタ
ーに伝送して、そのコントロールセンターから目的地に
至るまでの推奨経路を走行監視部にて受信するととも
に、上記車両がその推奨経路を走行しているか否かを判
定し、その車両が推奨経路を逸脱した場合には、再度そ
のコントロールセンターから推奨経路を受信するように
構成したので、車両の進行方向、現在位置および入力設
定した目的地から得られた推奨経路に従って車両を誘導
走行させることができるものが得られる効果がある。
【0119】請求項3の発明によれば、車両が推奨経路
を走行していないとき、地図情報記憶手段の出力にもと
づき現在位置から推奨経路の出発地までの補足経路を演
算させるように構成したので、車両が所定の誘導経路を
逸脱したとき、現在位置から推奨経路の出発地までの補
足経路情報を確実に得ることができる効果がある。
【0120】請求項4の発明によれば、通信部がコント
ロールセンターから推奨経路情報を受信する前に、誘導
経路設定部の走行監視部に推奨経路に連係する補足経路
を演算開始させるように構成したので、コントロールセ
ンターからの経路指示が得られなくても、推奨経路の出
発地までの補足経路を即座に得ることができる効果があ
る。
【0121】請求項5の発明によれば、走行監視部で受
信した推奨経路と走行監視部が演算した推奨経路に連係
する補足経路の接続点において、これらの両経路が対向
車線の関係となるとき、上記誘導経路設定部の走行監視
部に上記接続点において対向車線の関係とならないよう
な補足経路を演算させるように構成したので、推奨経路
と補足経路との接続点において両経路が対向車線である
場合に、対向車線とならない補足経路情報を再演算によ
って得ることができる効果がある。
【0122】請求項6の発明によれば、車両が補足経路
を走行していないことを誘導経路設定部の走行監視部が
検出したとき、通信部が該補足経路に係わる推奨経路情
報を未受信ならば、上記誘導経路設定部の走行監視部が
推奨経路の出発地までの補足経路を再演算させるように
構成したので、車両が推奨路に連係する補足経路を逸脱
したとき、補足経路情報を再演算によって求めることが
できる効果がある。
【0123】請求項7の発明によれば、車両が所定の誘
導経路を走行していないことを誘導経路設定部の走行監
視部が検出したとき、上記誘導経路に復帰できる復帰経
路を演算し、該復帰経路の経路長がしきい値とする基準
経路長より大きいときに限り、通信部に自動でコントロ
ールセンターと交信させて新たな推奨経路を入手させる
ように構成したので、自動交信が可能な場合に、過去に
受信した推奨経路に復帰するよりもコントロールセンタ
ーとの再交信によって最適の新規推奨経路を得ることが
できる効果がある。
【0124】請求項8の発明によれば、誘導経路設定部
の走行監視部に道路交通情報に基づいて復帰経路を演算
させ、基準経路長と比較する上記復帰経路長を該道路交
通情報により重み付けするように構成したので、実際の
道路交通事情に応じた復帰経路を得ることができる効果
がある。
【0125】請求項9の発明によれば、入力部が上記通
信部を通じてコントロールセンターと交信するか否かを
設定するように構成したので、入力操作により過去に受
信した復帰経路を得ることによって、推奨経路への復帰
を運転者の意志により実施できる効果がある。
【0126】請求項10の発明によれば、表示手段に表
示される経路のシンボルの色や形状等を、コントロール
センターが推奨する推奨経路と誘導経路設定部の走行監
視部が演算する補足経路や復帰経路とで異ならせるよう
に構成したので、経路表示をシンボル別や色別によって
認識可能とすることで、運転者の経路選択を容易化し、
安全運転に寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による車載経路誘導装置
を示すブロック図である。
【図2】 図1の車載経路誘導装置による車両誘導手順
を示すフローチャートである。
【図3】 図1の車載経路誘導装置における表示画面を
示す説明図である。
【図4】 図1の車載経路誘導装置における他の表示画
面を示す説明図である。
【図5】 この発明の他の実施例による車載経路誘導装
置を示すブロック図である。
【図6】 図5の車載経路誘導装置による車両誘導手順
を示すフローチャートである。
【図7】 図5の車載経路誘導装置における表示画面を
示す説明図である。
【図8】 図5の車載経路誘導装置における他の表示画
面を示す説明図である。
【図9】 この発明の他の実施例による車載経路誘導装
置を示すブロック図である。
【図10】 図9の車載経路誘導装置による車両誘導手
順を示すフローチャートである。
【図11】 図9の車載経路誘導装置における表示画面
を示す説明図である。
【図12】 図9の車載経路誘導装置における他の表示
画面を示す説明図である。
【図13】 従来の車載経路誘導装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2 地図情報記憶手段、3 方位検出部、4 現在位置
検出部、5a,5b,5c 誘導経路設定部(ノード検
索部、走行監視部)、6 表示手段、7 入力部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向を検出する方位検出部
    と、上記車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    上記車両の目的地を入力する入力部と、地図情報を記憶
    する地図情報記憶手段と、上記地図情報記憶手段を参照
    して、上記車両の進行方向に存在するノードのなかで現
    在位置から最も近いノードを出発地ノードとして検索す
    るとともに、上記目的地から最も近いノードを目的地ノ
    ードとして検索するノード検索部と、上記ノード検索部
    により検索された出発地ノードおよび目的地ノードをコ
    ントロールセンターに伝送して、そのコントロールセン
    ターから目的地に至るまでの推奨経路を受信するととも
    に、上記車両がその推奨経路を走行しているか否かを判
    定し、その車両が推奨経路を逸脱した場合には、再度そ
    のコントロールセンターから推奨経路を受信する走行監
    視部と、上記走行監視部により受信された最新の推奨経
    路を表示する表示手段とを備えた車載経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 車両の進行方向を検出する方位検出部
    と、上記車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    上記車両の目的地を入力する入力部と、地図情報を記憶
    する地図情報記憶手段と、上記方位検出部により検出さ
    れた車両の進行方向、上記現在位置検出部により検出さ
    れた車両の現在位置及び上記入力部により入力された車
    両の目的地をコントロールセンターに伝送して、そのコ
    ントロールセンターから目的地に至るまでの推奨経路を
    受信するとともに、上記車両がその推奨経路を走行して
    いるか否かを判定し、その車両が推奨経路を逸脱した場
    合には、再度そのコントロールセンターから推奨経路を
    受信する走行監視部と、上記走行監視部により受信され
    た最新の推奨経路を表示する表示手段とを備えた車載経
    路誘導装置。
  3. 【請求項3】 上記走行監視部が、上記車両が推奨経路
    を走行していないとき、地図情報記憶手段の出力にもと
    づき現在位置からコントロールセンターが認知した出発
    地までの補足経路を演算するものであることを特徴とす
    る請求項1または請求項2のいずれかに記載の車載経路
    誘導装置。
  4. 【請求項4】 上記走行監視部が上記コントロールセン
    ターから推奨経路情報を受信する前に、上記走行監視部
    が上記推奨経路に連係する補足経路を演算開始すること
    を特徴とする請求項3に記載の車載経路誘導装置。
  5. 【請求項5】 上記走行監視部で受信した推奨経路と上
    記走行監視部が演算した推奨経路に連係する補足経路の
    接続点において、これらの両経路が対向車線の関係とな
    るとき、上記走行監視部が上記接続点において対向車線
    の関係とならないような補足経路を演算することを特徴
    とする請求項4に記載の車載経路誘導装置。
  6. 【請求項6】 車両が補足経路を走行していないことを
    上記走行監視部が検出したとき、補足経路に係わる推奨
    経路情報を未受信ならば、上記走行監視部が推奨経路の
    出発地までの補足経路を再演算することを特徴とする請
    求項3から請求項5のいずれか1項に記載の車載経路誘
    導装置。
  7. 【請求項7】 車両が所定の推奨経路を走行していない
    ことを上記走行監視部が検出したとき、上記推奨経路に
    復帰できる復帰経路を演算し、該復帰経路の経路長がし
    きい値とする基準経路長より大きいときに限り、上記走
    行監視部が上記コントロールセンターと交信して新たな
    推奨経路を入手することを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれか1項に記載の車載経路誘導装置。
  8. 【請求項8】 上記走行監視部が道路交通情報に基づい
    て復帰経路を演算し、基準経路長と比較する上記復帰経
    路長を上記道路交通情報により重み付けしたものである
    ことを特徴とする請求項7に記載の車載経路誘導装置。
  9. 【請求項9】 上記入力部がコントロールセンターと交
    信するか否かを設定するものであることを特徴とする請
    求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車載経路誘
    導装置。
  10. 【請求項10】 上記表示手段に表示される経路のシン
    ボルの色や形状を、上記コントロールセンターが推奨す
    る推奨経路と上記走行監視部が演算する補足経路や復帰
    経路とで異ならせることを特徴とする請求項3から請求
    項9のいずれか1項に記載の車載経路誘導装置。
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