JPH08327285A - 多管式熱交換器 - Google Patents
多管式熱交換器Info
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- JPH08327285A JPH08327285A JP7154038A JP15403895A JPH08327285A JP H08327285 A JPH08327285 A JP H08327285A JP 7154038 A JP7154038 A JP 7154038A JP 15403895 A JP15403895 A JP 15403895A JP H08327285 A JPH08327285 A JP H08327285A
- Authority
- JP
- Japan
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- pair
- pipes
- tanks
- heat exchanger
- side plate
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
- F28F13/06—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0209—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions
- F28F9/0212—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions the partitions being separate elements attached to header boxes
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 互いに所定間隔を隔てて配設されたパイプに
沿って蛇行して流れる空気量の減少が回避された多管式
熱交換器を提供する。 【構成】 一対のタンクと、一対のタンクを連通させる
複数の直線状のパイプ５から成るパイプ群とを備え、パ
イプは、互いに所定間隔を隔てて配設されて互いに平行
に延在し、更に、パイプ群を挟んで対峙し、パイプに平
行に延在し、一対のタンクに接合された一対のサイドプ
レート６と、一対のタンクの少なくとも一方内に配設さ
れたサイドプレート６に平行に延在する少なくとも一枚
の隔壁と、隔壁に整列してパイプ群内に配設された邪魔
板７，８とを備える。
沿って蛇行して流れる空気量の減少が回避された多管式
熱交換器を提供する。 【構成】 一対のタンクと、一対のタンクを連通させる
複数の直線状のパイプ５から成るパイプ群とを備え、パ
イプは、互いに所定間隔を隔てて配設されて互いに平行
に延在し、更に、パイプ群を挟んで対峙し、パイプに平
行に延在し、一対のタンクに接合された一対のサイドプ
レート６と、一対のタンクの少なくとも一方内に配設さ
れたサイドプレート６に平行に延在する少なくとも一枚
の隔壁と、隔壁に整列してパイプ群内に配設された邪魔
板７，８とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置等に
用いられる多管式熱交換器に関するものである。
用いられる多管式熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一対のタンクと、前記一対のタンクを連
通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ群とを備
え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配設されて
互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟んで対峙
し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタンクに接
合された一対のサイドプレートと、前記一対のタンクの
少なくとも一方内に配設された前記サイドプレートに平
行に延在する少なくとも一枚の隔壁とを備える多管式熱
交換器が特願平５−２２５０１３号に開示されている。
特願平５−２２５０１３号の多管式熱交換器において
は、図７で白抜き矢印で示すように、一対のタンクと一
対のサイドプレートにより形成される筒状空間を空気流
が通過し、図７で二重矢印で示すように、パイプ群の内
部を、空気流が、互いに所定間隔を隔てて配設されたパ
イプに沿って蛇行して流れ、パイプ表面の広い範囲が空
気流に接し、パイプを流れる熱交換媒体と空気との間で
十分な熱交換が行われる。
通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ群とを備
え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配設されて
互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟んで対峙
し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタンクに接
合された一対のサイドプレートと、前記一対のタンクの
少なくとも一方内に配設された前記サイドプレートに平
行に延在する少なくとも一枚の隔壁とを備える多管式熱
交換器が特願平５−２２５０１３号に開示されている。
特願平５−２２５０１３号の多管式熱交換器において
は、図７で白抜き矢印で示すように、一対のタンクと一
対のサイドプレートにより形成される筒状空間を空気流
が通過し、図７で二重矢印で示すように、パイプ群の内
部を、空気流が、互いに所定間隔を隔てて配設されたパ
イプに沿って蛇行して流れ、パイプ表面の広い範囲が空
気流に接し、パイプを流れる熱交換媒体と空気との間で
十分な熱交換が行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】特願平５−２２５０１
３号の多管式熱交換器においては、図７に示すように、
サイドプレートに隣接するパイプとサイドプレートとの
間に、パイプ間の間隔より広い障害物の無い直線状の通
路が形成され、また、タンクの隔壁を含む平面内及び該
平面の近傍域には工作上パイプの配設が不可能であるこ
とから、パイプ群の内部においても、前記隔壁を含む平
面を挟んで対峙するパイプの間に、他のパイプ間の間隔
より広い障害物の無い直線状の通路が形成される。この
結果、空気抵抗の少ない前記広幅の直線状の通路を通過
する空気量が増大し、互いに所定間隔を隔てて配設され
たパイプに沿って蛇行して流れる空気量が減少し、熱交
換効率が低下するという問題を、特願平５−２２５０１
３号の多管式熱交換器は含んでいた。本発明は上記問題
に鑑みてなされたものであり、一対のタンクと、前記一
対のタンクを連通させる複数の直線状のパイプから成る
パイプ群とを備え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔
てて配設されて互いに平行に延在し、更に、前記パイプ
群を挟んで対峙し、前記パイプに平行に延在し、前記一
対のタンクに接合された一対のサイドプレートと、前記
一対のタンクの少なくとも一方内に配設された前記サイ
ドプレートに平行に延在する少なくとも一枚の隔壁とを
備える多管式熱交換器であって、互いに所定間隔を隔て
て配設されたパイプに沿って蛇行して流れる空気量の減
少が回避された多管式熱交換器を提供することを目的と
する。
３号の多管式熱交換器においては、図７に示すように、
サイドプレートに隣接するパイプとサイドプレートとの
間に、パイプ間の間隔より広い障害物の無い直線状の通
路が形成され、また、タンクの隔壁を含む平面内及び該
平面の近傍域には工作上パイプの配設が不可能であるこ
とから、パイプ群の内部においても、前記隔壁を含む平
面を挟んで対峙するパイプの間に、他のパイプ間の間隔
より広い障害物の無い直線状の通路が形成される。この
結果、空気抵抗の少ない前記広幅の直線状の通路を通過
する空気量が増大し、互いに所定間隔を隔てて配設され
たパイプに沿って蛇行して流れる空気量が減少し、熱交
換効率が低下するという問題を、特願平５−２２５０１
３号の多管式熱交換器は含んでいた。本発明は上記問題
に鑑みてなされたものであり、一対のタンクと、前記一
対のタンクを連通させる複数の直線状のパイプから成る
パイプ群とを備え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔
てて配設されて互いに平行に延在し、更に、前記パイプ
群を挟んで対峙し、前記パイプに平行に延在し、前記一
対のタンクに接合された一対のサイドプレートと、前記
一対のタンクの少なくとも一方内に配設された前記サイ
ドプレートに平行に延在する少なくとも一枚の隔壁とを
備える多管式熱交換器であって、互いに所定間隔を隔て
て配設されたパイプに沿って蛇行して流れる空気量の減
少が回避された多管式熱交換器を提供することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、一対のタンクと、前記一対のタ
ンクを連通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ
群とを備え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配
設されて互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟
んで対峙し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタ
ンクに接合された一対のサイドプレートと、前記一対の
タンクの少なくとも一方内に配設された前記サイドプレ
ートに平行に延在する少なくとも一枚の隔壁と、前記隔
壁に整列して前記パイプ群内に配設された邪魔板とを備
えることを特徴とする多管式熱交換器を提供する。本発
明の好ましい態様においては、多管式熱交換器は、前記
サイドプレートと前記パイプ群との間に配設され前記サ
イドプレートに平行に延在する邪魔板とを備える。ま
た、本発明においては、一対のタンクと、前記一対のタ
ンクを連通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ
群とを備え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配
設されて互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟
んで対峙し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタ
ンクに接合された一対のサイドプレートと、前記一対の
タンクの少なくとも一方内に配設された前記サイドプレ
ートに平行に延在する少なくとも一枚の隔壁と、前記サ
イドプレートと前記パイプ群との間に配設され前記サイ
ドプレートに平行に延在する邪魔板とを備えることを特
徴とする多管式熱交換器を提供する。
に、本発明においては、一対のタンクと、前記一対のタ
ンクを連通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ
群とを備え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配
設されて互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟
んで対峙し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタ
ンクに接合された一対のサイドプレートと、前記一対の
タンクの少なくとも一方内に配設された前記サイドプレ
ートに平行に延在する少なくとも一枚の隔壁と、前記隔
壁に整列して前記パイプ群内に配設された邪魔板とを備
えることを特徴とする多管式熱交換器を提供する。本発
明の好ましい態様においては、多管式熱交換器は、前記
サイドプレートと前記パイプ群との間に配設され前記サ
イドプレートに平行に延在する邪魔板とを備える。ま
た、本発明においては、一対のタンクと、前記一対のタ
ンクを連通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ
群とを備え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配
設されて互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟
んで対峙し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタ
ンクに接合された一対のサイドプレートと、前記一対の
タンクの少なくとも一方内に配設された前記サイドプレ
ートに平行に延在する少なくとも一枚の隔壁と、前記サ
イドプレートと前記パイプ群との間に配設され前記サイ
ドプレートに平行に延在する邪魔板とを備えることを特
徴とする多管式熱交換器を提供する。
【０００５】
【作用】本発明に係る多管式熱交換器は、サイドプレー
トに平行に延在するタンクの隔壁に整列してパイプ群内
に配設された邪魔板を備えるので、前記隔壁を含む平面
を挟んで対峙するパイプの間に形成される広幅の直線状
の通路が、前記邪魔板によって塞がれる。この結果、前
記広幅の直線状の通路を通る空気流が妨げられ、互いに
所定間隔を隔てて配設されたパイプに沿って蛇行して流
れる空気量の減少が回避される。多管式熱交換器が、更
に、サイドプレートとパイプ群との間に配設されサイド
プレートに平行に延在する邪魔板を備える場合には、サ
イドプレートに隣接するパイプとサイドプレートとの間
に形成される広幅の直線状の通路が、前記邪魔板によっ
て塞がれる。この結果、前記広幅の直線状の通路を通る
空気流が妨げられ、互いに所定間隔を隔てて配設された
パイプに沿って蛇行して流れる空気量の減少が完全に回
避される。本発明に係る多管式熱交換器は、サイドプレ
ートとパイプ群との間に配設されサイドプレートに平行
に延在する邪魔板を備えるので、サイドプレートに隣接
するパイプとサイドプレートとの間に形成される広幅の
直線状の通路が、前記邪魔板によって塞がれる。この結
果、前記広幅の直線状の通路を通る空気流が妨げられ、
互いに所定間隔を隔てて配設されたパイプに沿って蛇行
して流れる空気量の減少が回避される。
トに平行に延在するタンクの隔壁に整列してパイプ群内
に配設された邪魔板を備えるので、前記隔壁を含む平面
を挟んで対峙するパイプの間に形成される広幅の直線状
の通路が、前記邪魔板によって塞がれる。この結果、前
記広幅の直線状の通路を通る空気流が妨げられ、互いに
所定間隔を隔てて配設されたパイプに沿って蛇行して流
れる空気量の減少が回避される。多管式熱交換器が、更
に、サイドプレートとパイプ群との間に配設されサイド
プレートに平行に延在する邪魔板を備える場合には、サ
イドプレートに隣接するパイプとサイドプレートとの間
に形成される広幅の直線状の通路が、前記邪魔板によっ
て塞がれる。この結果、前記広幅の直線状の通路を通る
空気流が妨げられ、互いに所定間隔を隔てて配設された
パイプに沿って蛇行して流れる空気量の減少が完全に回
避される。本発明に係る多管式熱交換器は、サイドプレ
ートとパイプ群との間に配設されサイドプレートに平行
に延在する邪魔板を備えるので、サイドプレートに隣接
するパイプとサイドプレートとの間に形成される広幅の
直線状の通路が、前記邪魔板によって塞がれる。この結
果、前記広幅の直線状の通路を通る空気流が妨げられ、
互いに所定間隔を隔てて配設されたパイプに沿って蛇行
して流れる空気量の減少が回避される。
【０００６】
【実施例】以下の説明において、図１〜４の矢印Ｉ、Ｉ
Ｉ、ＩＩＩ、ＩＶ、Ｖ、ＶＩの方向をそれぞれ、前方、
後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。本発明の第１実
施例に係る多管式熱交換器を図１〜４に基づいて説明す
る。図１、２に示すように、左右方向に差し向けられた
直方体の第１タンク１と第２タンク２とが上下に対峙し
て配設されている。上方の第１タンク１は前後に延在す
る隔壁１ａと、左右に延在する隔壁１ｂとにより複数の
区画に分割され、また、熱交換媒体の流入管３と熱交換
媒体の流出管４とが取り付けられている。下方の第２タ
ンク２も、第１タンクの隔壁１ａ、１ｂに正対する２枚
の隔壁２ａ、２ｂにより複数の区画に分割されている。
図２、３に示すように、互いに間隔を隔てて左右方向に
整列して配設され、且つ互いに間隔を隔てて前後方向に
千鳥状に配設された、上下方向に直線状に延在する複数
の円形断面のパイプ５から成るパイプ群が、第１タンク
１と第２タンク２との間に配設されている。第１タンク
１と第２タンク２とは、前記パイプ群により互いに連通
させられている。一対の平板状のサイドプレート６が、
前記パイプ群を挟んで左右方向に対峙して配設され、上
下方向と前後方向とに延在している。右方のサイドプレ
ート６は、第１タンク１の右端と第２タンク２の右端と
に接合され、左方のサイドプレート６は、第１タンク１
の左端と第２タンク２の左端とに接合されている。
Ｉ、ＩＩＩ、ＩＶ、Ｖ、ＶＩの方向をそれぞれ、前方、
後方、左方、右方、上方、下方と呼ぶ。本発明の第１実
施例に係る多管式熱交換器を図１〜４に基づいて説明す
る。図１、２に示すように、左右方向に差し向けられた
直方体の第１タンク１と第２タンク２とが上下に対峙し
て配設されている。上方の第１タンク１は前後に延在す
る隔壁１ａと、左右に延在する隔壁１ｂとにより複数の
区画に分割され、また、熱交換媒体の流入管３と熱交換
媒体の流出管４とが取り付けられている。下方の第２タ
ンク２も、第１タンクの隔壁１ａ、１ｂに正対する２枚
の隔壁２ａ、２ｂにより複数の区画に分割されている。
図２、３に示すように、互いに間隔を隔てて左右方向に
整列して配設され、且つ互いに間隔を隔てて前後方向に
千鳥状に配設された、上下方向に直線状に延在する複数
の円形断面のパイプ５から成るパイプ群が、第１タンク
１と第２タンク２との間に配設されている。第１タンク
１と第２タンク２とは、前記パイプ群により互いに連通
させられている。一対の平板状のサイドプレート６が、
前記パイプ群を挟んで左右方向に対峙して配設され、上
下方向と前後方向とに延在している。右方のサイドプレ
ート６は、第１タンク１の右端と第２タンク２の右端と
に接合され、左方のサイドプレート６は、第１タンク１
の左端と第２タンク２の左端とに接合されている。
【０００７】図３に示すように、サイドプレート６に隣
接するパイプ５とサイドプレート６との間に前後に延在
する障害物の無い広幅の直線状の通路Ａが存在してい
る。また、タンクの隔壁を含む平面内及び該平面の近傍
域には工作上パイプの配設が不可能であることから、パ
イプ群の内部においても、隔壁１ａ、２ａを含む平面を
挟んで対峙するパイプ５の間に、前後に延在する障害物
の無い広幅の直線状の通路Ｂが存在している。図２、３
に示すように、通路Ａ、Ｂは、通路Ａ、Ｂの全体に亘っ
て延在する邪魔板７、８により、塞がれている。図４に
示すように、邪魔板８は、金属板を折り曲げて形成され
ており、通路Ｂを隔てて対峙するパイプ５にろう付け接
合されている。邪魔板７も、邪魔板８と同様に金属板を
折り曲げて形成されており、通路Ａを隔てて対峙するパ
イプ５とサイドプレートとにろう付け接合されている。
接するパイプ５とサイドプレート６との間に前後に延在
する障害物の無い広幅の直線状の通路Ａが存在してい
る。また、タンクの隔壁を含む平面内及び該平面の近傍
域には工作上パイプの配設が不可能であることから、パ
イプ群の内部においても、隔壁１ａ、２ａを含む平面を
挟んで対峙するパイプ５の間に、前後に延在する障害物
の無い広幅の直線状の通路Ｂが存在している。図２、３
に示すように、通路Ａ、Ｂは、通路Ａ、Ｂの全体に亘っ
て延在する邪魔板７、８により、塞がれている。図４に
示すように、邪魔板８は、金属板を折り曲げて形成され
ており、通路Ｂを隔てて対峙するパイプ５にろう付け接
合されている。邪魔板７も、邪魔板８と同様に金属板を
折り曲げて形成されており、通路Ａを隔てて対峙するパ
イプ５とサイドプレートとにろう付け接合されている。
【０００８】上記構成を有する本実施例に係る多管式熱
交換器においては、図１で二重矢印で示すように、熱交
換媒体が、図示しない外部流体回路から、流入管３を通
って、第１タンク１へ流入する。第１タンク１へ流入し
た熱交換媒体は、図１で矢印で示すように、第１タンク
１に形成された区画と、パイプ５と、第２タンク２に形
成された区画とを、順次通過しつつ、第１タンク１と第
２タンク２との間を往復し、第１タンク１から流出管５
を通って、図示しない外部流体回路へ還流する。図１、
３、４で白抜き矢印で示すように、第１タンク１と第２
タンク２と一対のサイドプレート６とにより形成される
筒状空間を空気流が後方から前方へ通過し、図４で二重
矢印で示すようにパイプ群の内部を、空気流が千鳥状に
配設されたパイプ５に沿って蛇行して流れ、パイプ５表
面の広い範囲が空気流に接し、パイプ５を流れる熱交換
媒体と空気との間で十分な熱交換が行われる。空気流の
方向に直線状に延在する広幅の通路Ａ、Ｂの空気抵抗
は、パイプ５間の千鳥状の屈曲する通路に比べて小さい
が、通路Ａ、Ｂは邪魔板７、８により塞がれているの
で、通路Ａ、Ｂを多量の空気が流れるおそれは無く、千
鳥状に配設されたパイプ５に沿って蛇行して流れる空気
量が減少するおそれは無く、従って、熱交換効率が低下
するおそれは無い。
交換器においては、図１で二重矢印で示すように、熱交
換媒体が、図示しない外部流体回路から、流入管３を通
って、第１タンク１へ流入する。第１タンク１へ流入し
た熱交換媒体は、図１で矢印で示すように、第１タンク
１に形成された区画と、パイプ５と、第２タンク２に形
成された区画とを、順次通過しつつ、第１タンク１と第
２タンク２との間を往復し、第１タンク１から流出管５
を通って、図示しない外部流体回路へ還流する。図１、
３、４で白抜き矢印で示すように、第１タンク１と第２
タンク２と一対のサイドプレート６とにより形成される
筒状空間を空気流が後方から前方へ通過し、図４で二重
矢印で示すようにパイプ群の内部を、空気流が千鳥状に
配設されたパイプ５に沿って蛇行して流れ、パイプ５表
面の広い範囲が空気流に接し、パイプ５を流れる熱交換
媒体と空気との間で十分な熱交換が行われる。空気流の
方向に直線状に延在する広幅の通路Ａ、Ｂの空気抵抗
は、パイプ５間の千鳥状の屈曲する通路に比べて小さい
が、通路Ａ、Ｂは邪魔板７、８により塞がれているの
で、通路Ａ、Ｂを多量の空気が流れるおそれは無く、千
鳥状に配設されたパイプ５に沿って蛇行して流れる空気
量が減少するおそれは無く、従って、熱交換効率が低下
するおそれは無い。
【０００９】邪魔板７、８の構造は、図４に示すものに
限定されない。例えば図５に示すように、ゴム製、プラ
スチック製の邪魔板１７、１８を、部材のろう付け接合
が完了した多管式熱交換器の通路Ａ、Ｂに挿入しても良
い。図５に示すように、金属板２７ａ、２８ａの表面を
発泡材、軟質材２７ｂ、２８ｂで被覆した邪魔板２７、
２８を、部材のろう付け接合が完了した多管式熱交換器
の通路Ａ、Ｂに挿入しても良い。部材のろう付け接合が
完了した多管式熱交換器の通路Ａ、Ｂに邪魔板を挿入す
る場合には、パイプの損傷を防止するために、邪魔板の
表面はゴム、プラスチック、発泡材、軟質材等であるこ
とが望ましい。図４で一点鎖線で示すように、通路Ｂ、
Ａの後方部分のみを邪魔板８、７で塞いでも良い。この
場合でも、通路Ｂ、Ａを通る空気流が邪魔板８、７によ
り妨げられる。
限定されない。例えば図５に示すように、ゴム製、プラ
スチック製の邪魔板１７、１８を、部材のろう付け接合
が完了した多管式熱交換器の通路Ａ、Ｂに挿入しても良
い。図５に示すように、金属板２７ａ、２８ａの表面を
発泡材、軟質材２７ｂ、２８ｂで被覆した邪魔板２７、
２８を、部材のろう付け接合が完了した多管式熱交換器
の通路Ａ、Ｂに挿入しても良い。部材のろう付け接合が
完了した多管式熱交換器の通路Ａ、Ｂに邪魔板を挿入す
る場合には、パイプの損傷を防止するために、邪魔板の
表面はゴム、プラスチック、発泡材、軟質材等であるこ
とが望ましい。図４で一点鎖線で示すように、通路Ｂ、
Ａの後方部分のみを邪魔板８、７で塞いでも良い。この
場合でも、通路Ｂ、Ａを通る空気流が邪魔板８、７によ
り妨げられる。
【００１０】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。例えば、パイプ５の配列
は、格子状、不規則状等、千鳥状以外のものでも良い。
は上記実施例に限定されない。例えば、パイプ５の配列
は、格子状、不規則状等、千鳥状以外のものでも良い。
【００１１】
【効果】以上説明したごとく、本発明に係る多管式熱交
換器は、サイドプレートに平行に延在するタンクの隔壁
に整列してパイプ群内に配設された邪魔板を備えるの
で、前記隔壁を含む平面を挟んで対峙するパイプの間に
形成される広幅の直線状の通路が、前記邪魔板によって
塞がれる。この結果、前記広幅の直線状の通路を通る空
気流が妨げられ、互いに所定間隔を隔てて配設されたパ
イプに沿って蛇行して流れる空気量の減少が回避され
る。多管式熱交換器が、更に、サイドプレートとパイプ
群との間に配設されサイドプレートに平行に延在する邪
魔板を備える場合には、サイドプレートに隣接するパイ
プとサイドプレートとの間に形成される広幅の直線状の
通路が、前記邪魔板によって塞がれる。この結果、前記
広幅の直線状の通路を通る空気流が妨げられ、互いに所
定間隔を隔てて配設されたパイプに沿って蛇行して流れ
る空気量の減少が完全に回避される。本発明に係る多管
式熱交換器は、サイドプレートとパイプ群との間に配設
されサイドプレートに平行に延在する邪魔板を備えるの
で、サイドプレートに隣接するパイプとサイドプレート
との間に形成される広幅の直線状の通路が、前記邪魔板
によって塞がれる。この結果、前記広幅の直線状の通路
を通る空気流が妨げられ、互いに所定間隔を隔てて配設
されたパイプに沿って蛇行して流れる空気量の減少が回
避される。
換器は、サイドプレートに平行に延在するタンクの隔壁
に整列してパイプ群内に配設された邪魔板を備えるの
で、前記隔壁を含む平面を挟んで対峙するパイプの間に
形成される広幅の直線状の通路が、前記邪魔板によって
塞がれる。この結果、前記広幅の直線状の通路を通る空
気流が妨げられ、互いに所定間隔を隔てて配設されたパ
イプに沿って蛇行して流れる空気量の減少が回避され
る。多管式熱交換器が、更に、サイドプレートとパイプ
群との間に配設されサイドプレートに平行に延在する邪
魔板を備える場合には、サイドプレートに隣接するパイ
プとサイドプレートとの間に形成される広幅の直線状の
通路が、前記邪魔板によって塞がれる。この結果、前記
広幅の直線状の通路を通る空気流が妨げられ、互いに所
定間隔を隔てて配設されたパイプに沿って蛇行して流れ
る空気量の減少が完全に回避される。本発明に係る多管
式熱交換器は、サイドプレートとパイプ群との間に配設
されサイドプレートに平行に延在する邪魔板を備えるの
で、サイドプレートに隣接するパイプとサイドプレート
との間に形成される広幅の直線状の通路が、前記邪魔板
によって塞がれる。この結果、前記広幅の直線状の通路
を通る空気流が妨げられ、互いに所定間隔を隔てて配設
されたパイプに沿って蛇行して流れる空気量の減少が回
避される。
【図１】本発明の第１実施例に係る多管式熱交換器の斜
視図である。
視図である。
【図２】図１の多管式熱交換器の背面図である。
【図３】図２のＸ−Ｘ矢視図であ。
【図４】図３の邪魔板８の詳細図である。
【図５】邪魔板の他の構造例を示す図４に相当する図で
ある。
ある。
【図６】邪魔板の他の構造例を示す図４に相当する図で
ある。
ある。
【図７】従来構造の多管式熱交換器の、図３に相当する
図である。
図である。
１ 第１タンク ２ 第２タンク ３ 流入管 ４ 流出管 ５ 直線状パイプ ６ サイドプレート ７、８、１７、１８、２７、２８ 邪魔板
Claims (3)
- 【請求項１】 一対のタンクと、前記一対のタンクを連
通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ群とを備
え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配設されて
互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟んで対峙
し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタンクに接
合された一対のサイドプレートと、前記一対のタンクの
少なくとも一方内に配設された前記サイドプレートに平
行に延在する少なくとも一枚の隔壁と、前記隔壁に整列
して前記パイプ群内に配設された邪魔板とを備えること
を特徴とする多管式熱交換器。 - 【請求項２】 前記サイドプレートと前記パイプ群との
間に配設され前記サイドプレートに平行に延在する邪魔
板とを備えることを特徴とする請求項１に記載の多管式
熱交換器。 - 【請求項３】 一対のタンクと、前記一対のタンクを連
通させる複数の直線状のパイプから成るパイプ群とを備
え、前記パイプは、互いに所定間隔を隔てて配設されて
互いに平行に延在し、更に、前記パイプ群を挟んで対峙
し、前記パイプに平行に延在し、前記一対のタンクに接
合された一対のサイドプレートと、前記一対のタンクの
少なくとも一方内に配設された前記サイドプレートに平
行に延在する少なくとも一枚の隔壁と、前記サイドプレ
ートと前記パイプ群との間に配設され前記サイドプレー
トに平行に延在する邪魔板とを備えることを特徴とする
多管式熱交換器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7154038A JPH08327285A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 多管式熱交換器 |
| DE69600489T DE69600489T2 (de) | 1995-05-30 | 1996-05-28 | Wärmetauscher mit abgeteilter Endkammer |
| US08/654,293 US5690166A (en) | 1995-05-30 | 1996-05-28 | Heat exchanger with divided header tank |
| EP96108487A EP0745822B1 (en) | 1995-05-30 | 1996-05-28 | Heat exchanger with divided header tank |
| CN96110353A CN1158408A (zh) | 1995-05-30 | 1996-05-30 | 具有被分隔联箱的热交换器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7154038A JPH08327285A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 多管式熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08327285A true JPH08327285A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15575563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7154038A Pending JPH08327285A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 多管式熱交換器 |
Country Status (5)
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| JP (1) | JPH08327285A (ja) |
| CN (1) | CN1158408A (ja) |
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- 1996-05-28 DE DE69600489T patent/DE69600489T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-05-28 EP EP96108487A patent/EP0745822B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-30 CN CN96110353A patent/CN1158408A/zh active Pending
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