JP2002031436A - サブクールタイプコンデンサ - Google Patents
サブクールタイプコンデンサInfo
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- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
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- F28D1/053—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
- F28D1/0535—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight the conduits having a non-circular cross-section
- F28D1/05366—Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
- F28D1/05375—Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators with particular pattern of flow, e.g. change of flow direction
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
- F25B39/04—Condensers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/025—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2339/00—Details of evaporators; Details of condensers
- F25B2339/04—Details of condensers
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25B40/00—Subcoolers, desuperheaters or superheaters
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- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッダ自身に液溜め機能を持たせることによ
り、別体に構成されていたリキッドタンクを不要化し、
かつ、極めて簡単な構造でコンデンサ全体を容易に小型
かつ安価に構成し得る、所望の冷媒再液化性能を備えた
サブクールタイプコンデンサを提供する。 【解決手段】 2本のヘッダ間を並行に延びる複数の熱
交換チューブで連通したコンデンサであって、前記コン
デンサは、冷媒を凝縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮
コアで凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクールコ
アとに区画したサブクールタイプコンデンサであるとと
もに、前記2本のヘッダのうちサブクールコアへの入口
部に相当するヘッダ部を構成する第2のヘッダは、前記
冷媒凝縮コアのヘッダ部と前記サブクールコアのヘッダ
部が一体に構成されたものであり、少なくとも前記サブ
クールコアへの入口部に相当するヘッダ部を、冷媒の液
溜め部に構成するとともに、前記第2のヘッダの内容積
Vhを、100cc≦Vh≦250ccの範囲にしたこ
とを特徴とするサブクールタイプコンデンサ。
り、別体に構成されていたリキッドタンクを不要化し、
かつ、極めて簡単な構造でコンデンサ全体を容易に小型
かつ安価に構成し得る、所望の冷媒再液化性能を備えた
サブクールタイプコンデンサを提供する。 【解決手段】 2本のヘッダ間を並行に延びる複数の熱
交換チューブで連通したコンデンサであって、前記コン
デンサは、冷媒を凝縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮
コアで凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクールコ
アとに区画したサブクールタイプコンデンサであるとと
もに、前記2本のヘッダのうちサブクールコアへの入口
部に相当するヘッダ部を構成する第2のヘッダは、前記
冷媒凝縮コアのヘッダ部と前記サブクールコアのヘッダ
部が一体に構成されたものであり、少なくとも前記サブ
クールコアへの入口部に相当するヘッダ部を、冷媒の液
溜め部に構成するとともに、前記第2のヘッダの内容積
Vhを、100cc≦Vh≦250ccの範囲にしたこ
とを特徴とするサブクールタイプコンデンサ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブクールタイプ
コンデンサ(サブクールタイプ凝縮器)に関し、とく
に、ヘッダ自身にリキッドタンクの機能をもたせたサブ
クールタイプコンデンサに関する。
コンデンサ(サブクールタイプ凝縮器)に関し、とく
に、ヘッダ自身にリキッドタンクの機能をもたせたサブ
クールタイプコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、冷凍サイクルにおいては、コンプ
レッサで圧縮した冷媒を、コンデンサに送り、該コンデ
ンサで冷媒を凝縮した後、レシーバタンクを介し膨張弁
を通してエバポレータ(蒸発器)に送り、エバポレータ
で外部流体と熱交換することにより冷却能力を発揮し、
エバポレータからの冷媒がコンプレッサに送られて再び
圧縮される。このような従来のレシーバサイクル(コン
デンサ+レシーバ)では、気化冷媒を100%再液化す
ることはできず、一部の気化冷媒は気体として残り、そ
の状態でエバポレータに送られている。したがって、こ
の気化冷媒が残存している分、冷凍サイクルの冷却能力
には限界がある。
レッサで圧縮した冷媒を、コンデンサに送り、該コンデ
ンサで冷媒を凝縮した後、レシーバタンクを介し膨張弁
を通してエバポレータ(蒸発器)に送り、エバポレータ
で外部流体と熱交換することにより冷却能力を発揮し、
エバポレータからの冷媒がコンプレッサに送られて再び
圧縮される。このような従来のレシーバサイクル(コン
デンサ+レシーバ)では、気化冷媒を100%再液化す
ることはできず、一部の気化冷媒は気体として残り、そ
の状態でエバポレータに送られている。したがって、こ
の気化冷媒が残存している分、冷凍サイクルの冷却能力
には限界がある。
【0003】上記のようなレシーバサイクルに対し、最
近、サブクールタイプコンデンサが注目され始めてい
る。サブクールタイプコンデンサは、熱交換器のコア全
体の熱交換領域を、冷媒凝縮コア領域と、該冷媒凝縮コ
ア領域で凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクール
コア領域とに区画し、サブクールコア領域において、残
った一部の気化冷媒を過冷却により100%に近い状態
にまで再液化するようにしたものである。
近、サブクールタイプコンデンサが注目され始めてい
る。サブクールタイプコンデンサは、熱交換器のコア全
体の熱交換領域を、冷媒凝縮コア領域と、該冷媒凝縮コ
ア領域で凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクール
コア領域とに区画し、サブクールコア領域において、残
った一部の気化冷媒を過冷却により100%に近い状態
にまで再液化するようにしたものである。
【0004】このようなサブクールタイプのコンデンサ
においては、従来、熱交換器のヘッダとは別体のリキッ
ドタンクを設け、冷媒凝縮コアからの冷媒を一旦リキッ
ドタンクに溜めた後、サブクールコアに送るようにした
ものが一般的である。
においては、従来、熱交換器のヘッダとは別体のリキッ
ドタンクを設け、冷媒凝縮コアからの冷媒を一旦リキッ
ドタンクに溜めた後、サブクールコアに送るようにした
ものが一般的である。
【0005】しかし、別体に構成されたリキッドタンク
を付設する構造では、サブクールタイプコンデンサ全体
が大型化するとともに、部品や配管が多くなり構造の複
雑化、コスト増大を招くという問題がある。また、リキ
ッドタンクを熱交換器のヘッダと一体に構成する構造も
提案されているが、ヘッダ内の構造が著しく複雑にな
り、製造コストの増大を招く。
を付設する構造では、サブクールタイプコンデンサ全体
が大型化するとともに、部品や配管が多くなり構造の複
雑化、コスト増大を招くという問題がある。また、リキ
ッドタンクを熱交換器のヘッダと一体に構成する構造も
提案されているが、ヘッダ内の構造が著しく複雑にな
り、製造コストの増大を招く。
【0006】また、特開平5−10633号公報には、
冷媒凝縮コアとサブクールコアとの間に気液分離部を設
けた凝縮器が提案されているが、この気液分離部が比較
的大きな面積を占めているため、凝縮器のコアサイズ、
ひいては凝縮器全体のサイズが大型化するとともに、構
造の複雑化を招くという問題がある。
冷媒凝縮コアとサブクールコアとの間に気液分離部を設
けた凝縮器が提案されているが、この気液分離部が比較
的大きな面積を占めているため、凝縮器のコアサイズ、
ひいては凝縮器全体のサイズが大型化するとともに、構
造の複雑化を招くという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ヘッ
ダ自身に液溜め機能を持たせることにより、別体に構成
されていたリキッドタンクを不要化し、かつ、極めて簡
単な構造でコンデンサ全体を容易に小型かつ安価に構成
し得る、所望の冷媒再液化性能を備えたサブクールタイ
プコンデンサを提供することにある。
ダ自身に液溜め機能を持たせることにより、別体に構成
されていたリキッドタンクを不要化し、かつ、極めて簡
単な構造でコンデンサ全体を容易に小型かつ安価に構成
し得る、所望の冷媒再液化性能を備えたサブクールタイ
プコンデンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るサブクールタイプコンデンサは、2本
のヘッダ間を並行に延びる複数の熱交換チューブで連通
したコンデンサであって、前記コンデンサは、冷媒を凝
縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮コアで凝縮された冷
媒をさらに過冷却するサブクールコアとに区画したサブ
クールタイプコンデンサであるとともに、前記2本のヘ
ッダのうちサブクールコアへの入口部に相当するヘッダ
部を構成する第2のヘッダは、前記冷媒凝縮コアのヘッ
ダ部と前記サブクールコアのヘッダ部が一体に構成され
たものであり、少なくとも前記サブクールコアへの入口
部に相当するヘッダ部を、冷媒の液溜め部に構成すると
ともに、前記第2のヘッダの内容積Vhを、100cc
≦Vh≦250ccの範囲にしたことを特徴とするもの
からなる。
に、本発明に係るサブクールタイプコンデンサは、2本
のヘッダ間を並行に延びる複数の熱交換チューブで連通
したコンデンサであって、前記コンデンサは、冷媒を凝
縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮コアで凝縮された冷
媒をさらに過冷却するサブクールコアとに区画したサブ
クールタイプコンデンサであるとともに、前記2本のヘ
ッダのうちサブクールコアへの入口部に相当するヘッダ
部を構成する第2のヘッダは、前記冷媒凝縮コアのヘッ
ダ部と前記サブクールコアのヘッダ部が一体に構成され
たものであり、少なくとも前記サブクールコアへの入口
部に相当するヘッダ部を、冷媒の液溜め部に構成すると
ともに、前記第2のヘッダの内容積Vhを、100cc
≦Vh≦250ccの範囲にしたことを特徴とするもの
からなる。
【0009】第2のヘッダの内容積Vhの好ましい範囲
は、150cc≦Vh≦200ccである。
は、150cc≦Vh≦200ccである。
【0010】上記第2のヘッダの内容積Vhの範囲は、
サブクールコア部分における過冷却の度合とサブクール
タイプコンデンサへの冷媒封入量との関係を示す特性図
においてプラトー領域(棚領域)の幅を最適な幅にする
ことができる第2のヘッダの内容積の範囲として設定さ
れたものである。ここでプラトー領域とは、冷媒封入量
(サブクールタイプコンデンサ内の冷媒存在量)が変化
しても、サブクールコア部分における過冷却の度合が、
たとえば±1℃以内に納まる領域であり、その領域範囲
内で冷媒封入量を増量あるいは減量しても、その冷媒存
在量の変動によっては、サブクールタイプコンデンサ内
の各部位において高圧圧力等の変化による影響を実質的
に受けない、安定した冷房運転を維持できる領域であ
る。本発明では、このプラトー領域の最適な範囲を見出
し、その最適なプラトー領域の範囲を実現するために、
そのプラトー領域範囲に対応する、最適な液溜め機能を
有する第2のヘッダパイプの内容積を規定したものであ
る。この最適なプラトー領域の範囲における上下限の数
値の根拠については、後述の実験結果の説明により明ら
かにする。すなわち、本発明は、サブクールタイプコン
デンサの第2のヘッダに最適な冷媒の液溜め機能をもた
せるとともに、第2のヘッダパイプの内容積を最適な範
囲に規定したものである。
サブクールコア部分における過冷却の度合とサブクール
タイプコンデンサへの冷媒封入量との関係を示す特性図
においてプラトー領域(棚領域)の幅を最適な幅にする
ことができる第2のヘッダの内容積の範囲として設定さ
れたものである。ここでプラトー領域とは、冷媒封入量
(サブクールタイプコンデンサ内の冷媒存在量)が変化
しても、サブクールコア部分における過冷却の度合が、
たとえば±1℃以内に納まる領域であり、その領域範囲
内で冷媒封入量を増量あるいは減量しても、その冷媒存
在量の変動によっては、サブクールタイプコンデンサ内
の各部位において高圧圧力等の変化による影響を実質的
に受けない、安定した冷房運転を維持できる領域であ
る。本発明では、このプラトー領域の最適な範囲を見出
し、その最適なプラトー領域の範囲を実現するために、
そのプラトー領域範囲に対応する、最適な液溜め機能を
有する第2のヘッダパイプの内容積を規定したものであ
る。この最適なプラトー領域の範囲における上下限の数
値の根拠については、後述の実験結果の説明により明ら
かにする。すなわち、本発明は、サブクールタイプコン
デンサの第2のヘッダに最適な冷媒の液溜め機能をもた
せるとともに、第2のヘッダパイプの内容積を最適な範
囲に規定したものである。
【0011】本発明に係るサブクールタイプコンデンサ
においては、第2のヘッダの少なくともサブクールコア
への入口部に相当するヘッダ部の内容積が、第1のヘッ
ダのサブクールコア出口部に相当するヘッダ部の内容積
よりも大きいことが好ましい。とくに、第2のヘッダの
少なくともサブクールコアへの入口部に相当するヘッダ
部の内容積は、第1のヘッダのサブクールコア出口部に
相当するヘッダ部の内容積の2〜3倍の範囲にあること
が好ましい。
においては、第2のヘッダの少なくともサブクールコア
への入口部に相当するヘッダ部の内容積が、第1のヘッ
ダのサブクールコア出口部に相当するヘッダ部の内容積
よりも大きいことが好ましい。とくに、第2のヘッダの
少なくともサブクールコアへの入口部に相当するヘッダ
部の内容積は、第1のヘッダのサブクールコア出口部に
相当するヘッダ部の内容積の2〜3倍の範囲にあること
が好ましい。
【0012】また、上記第2のヘッダは、冷媒凝縮コア
のヘッダ部とサブクールコアのヘッダ部が同一の横断面
積をもって一体に形成されたヘッダとして構成すること
ができる。
のヘッダ部とサブクールコアのヘッダ部が同一の横断面
積をもって一体に形成されたヘッダとして構成すること
ができる。
【0013】第1のヘッダは、冷媒凝縮コアのヘッダ部
とサブクールコアのヘッダ部が一体に形成されたヘッダ
として構成することができる。そして、冷媒凝縮コアと
サブクールコアとは、第1のヘッダを区画することによ
り区画することができる。たとえば、冷媒凝縮コアとサ
ブクールコアとは、第1のヘッダ内に、仕切板を設ける
ことにより区画することができる。
とサブクールコアのヘッダ部が一体に形成されたヘッダ
として構成することができる。そして、冷媒凝縮コアと
サブクールコアとは、第1のヘッダを区画することによ
り区画することができる。たとえば、冷媒凝縮コアとサ
ブクールコアとは、第1のヘッダ内に、仕切板を設ける
ことにより区画することができる。
【0014】また、上記冷媒凝縮コアにおける、並行に
延びる複数の熱交換チューブによって形成される冷媒通
路が、1パス通路に形成されていることが好ましい。す
なわち、1パスの冷媒通路に形成された冷媒凝縮コアを
通過した冷媒が、液溜め部を経てサブクールコアに流入
される。冷媒凝縮コアの冷媒通路が1パス通路に形成さ
れることにより、サブクールタイプコンデンサ全体の構
造の簡素化、小型化が容易になる。ただし本発明におい
ては、冷媒凝縮コアにおける冷媒通路を2パス通路に形
成することも可能である。
延びる複数の熱交換チューブによって形成される冷媒通
路が、1パス通路に形成されていることが好ましい。す
なわち、1パスの冷媒通路に形成された冷媒凝縮コアを
通過した冷媒が、液溜め部を経てサブクールコアに流入
される。冷媒凝縮コアの冷媒通路が1パス通路に形成さ
れることにより、サブクールタイプコンデンサ全体の構
造の簡素化、小型化が容易になる。ただし本発明におい
ては、冷媒凝縮コアにおける冷媒通路を2パス通路に形
成することも可能である。
【0015】さらに、本発明に係るサブクールタイプコ
ンデンサは、上記2本のヘッダが上下方向に延びてお
り、複数の熱交換チューブが水平方向に延びている構成
とすることができる。これら2本のヘッダのうち第2の
ヘッダが、冷媒凝縮コアのヘッダ部とサブクールコアの
ヘッダ部が一体に構成されたものからなり、かつ、第2
のヘッダの少なくともサブクールコアへの入口部に相当
するヘッダ部を、冷媒の液溜め部に構成すればよい。
ンデンサは、上記2本のヘッダが上下方向に延びてお
り、複数の熱交換チューブが水平方向に延びている構成
とすることができる。これら2本のヘッダのうち第2の
ヘッダが、冷媒凝縮コアのヘッダ部とサブクールコアの
ヘッダ部が一体に構成されたものからなり、かつ、第2
のヘッダの少なくともサブクールコアへの入口部に相当
するヘッダ部を、冷媒の液溜め部に構成すればよい。
【0016】上記のような本発明に係るサブクールタイ
プコンデンサにおいては、別体としてのリキッドタンク
を設けることなく、第2のヘッダ内に直接冷媒の液溜め
部が形成され、冷媒凝縮コアを通過した冷媒は第2のヘ
ッダ内を通して直接的にサブクールコアに導入される。
このとき、とくにサブクールコアへの入口部に相当する
ヘッダ部の内容積が、第1のヘッダのサブクールコア出
口部に相当するヘッダ部の内容積よりも大きくされ、第
2のヘッダ内に適切な容量の液溜め部が形成されること
により、不都合を生じることなく、サブクールコア部に
おける冷媒の再液化を促進することができ、100%に
近い再液化が可能になる。
プコンデンサにおいては、別体としてのリキッドタンク
を設けることなく、第2のヘッダ内に直接冷媒の液溜め
部が形成され、冷媒凝縮コアを通過した冷媒は第2のヘ
ッダ内を通して直接的にサブクールコアに導入される。
このとき、とくにサブクールコアへの入口部に相当する
ヘッダ部の内容積が、第1のヘッダのサブクールコア出
口部に相当するヘッダ部の内容積よりも大きくされ、第
2のヘッダ内に適切な容量の液溜め部が形成されること
により、不都合を生じることなく、サブクールコア部に
おける冷媒の再液化を促進することができ、100%に
近い再液化が可能になる。
【0017】すなわち、第2のヘッダ自身に、従来のリ
キッドタンクと同等の性能をもたせることができ、第2
のヘッダ内の一部を液溜め部に形成するので、実質的に
部品点数を増加することなく所望の再液化機能を持たせ
ることができ、極めて簡素な構造として、容易にコンデ
ンサ全体の小型化、コストダウンをはかることができ
る。
キッドタンクと同等の性能をもたせることができ、第2
のヘッダ内の一部を液溜め部に形成するので、実質的に
部品点数を増加することなく所望の再液化機能を持たせ
ることができ、極めて簡素な構造として、容易にコンデ
ンサ全体の小型化、コストダウンをはかることができ
る。
【0018】そして、第2のヘッダの内容積を、最適な
プラトー領域の幅を実現できるように最適な範囲に設定
したので、好ましい過冷却機能を安定して発揮させるこ
とができ、冷房システム全体としても効率の良い安定運
転が可能となる。
プラトー領域の幅を実現できるように最適な範囲に設定
したので、好ましい過冷却機能を安定して発揮させるこ
とができ、冷房システム全体としても効率の良い安定運
転が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1および図2は、
本発明の一実施態様に係るサブクールタイプコンデンサ
を示している。図1において、1はサブクールタイプコ
ンデンサ全体を示しており、サブクールタイプコンデン
サ1は、上下方向に互いに並行に延びる第1のヘッダ2
および第2のヘッダ3と、両ヘッダ2、3間を連通す
る、並行に延びる複数の熱交換チューブ4を有してい
る。各熱交換チューブ4間およびそれらの最外層部に
は、コルゲートタイプのフィン5が設けられている。第
1のヘッダ2には、その上部に冷媒の入口パイプ6が、
下部に冷媒の出口パイプ7が、それぞれ設けられてい
る。
形態を、図面を参照して説明する。図1および図2は、
本発明の一実施態様に係るサブクールタイプコンデンサ
を示している。図1において、1はサブクールタイプコ
ンデンサ全体を示しており、サブクールタイプコンデン
サ1は、上下方向に互いに並行に延びる第1のヘッダ2
および第2のヘッダ3と、両ヘッダ2、3間を連通す
る、並行に延びる複数の熱交換チューブ4を有してい
る。各熱交換チューブ4間およびそれらの最外層部に
は、コルゲートタイプのフィン5が設けられている。第
1のヘッダ2には、その上部に冷媒の入口パイプ6が、
下部に冷媒の出口パイプ7が、それぞれ設けられてい
る。
【0020】第1のヘッダ2内には仕切板8が設けられ
ており、該仕切板8により、第1のヘッダ2内が上部空
間と下部空間とに区画されている。この仕切板8によ
り、上記複数の熱交換チューブ4の配設領域が、コンデ
ンサ1に導入されてきた冷媒を凝縮する冷媒凝縮コア9
と、該冷媒凝縮コア9で凝縮された冷媒をさらに過冷却
するサブクールコア10とに区画されている。すなわ
ち、一体に形成された第1のヘッダ2内に仕切板8を設
けることにより、コンデンサ1のコア全体が、冷媒凝縮
コア9とサブクールコア10とに区画されている。そし
て本実施態様では、冷媒凝縮コア9における、並行に延
びる複数の熱交換チューブ4によって形成される冷媒通
路が1パス通路に形成されている。したがって、入口パ
イプ6から第1のヘッダ2内に導入された冷媒は、冷媒
凝縮コア9の各熱交換チューブ4を1パス通路形態で通
過して第2のヘッダ3内に流入し、第2のヘッダ3内を
下方に流動した後、直接、サブクールコア10への入口
部に導入されてサブクールコア10の各熱交換チューブ
4を通過し、出口パイプ7から流出される。
ており、該仕切板8により、第1のヘッダ2内が上部空
間と下部空間とに区画されている。この仕切板8によ
り、上記複数の熱交換チューブ4の配設領域が、コンデ
ンサ1に導入されてきた冷媒を凝縮する冷媒凝縮コア9
と、該冷媒凝縮コア9で凝縮された冷媒をさらに過冷却
するサブクールコア10とに区画されている。すなわ
ち、一体に形成された第1のヘッダ2内に仕切板8を設
けることにより、コンデンサ1のコア全体が、冷媒凝縮
コア9とサブクールコア10とに区画されている。そし
て本実施態様では、冷媒凝縮コア9における、並行に延
びる複数の熱交換チューブ4によって形成される冷媒通
路が1パス通路に形成されている。したがって、入口パ
イプ6から第1のヘッダ2内に導入された冷媒は、冷媒
凝縮コア9の各熱交換チューブ4を1パス通路形態で通
過して第2のヘッダ3内に流入し、第2のヘッダ3内を
下方に流動した後、直接、サブクールコア10への入口
部に導入されてサブクールコア10の各熱交換チューブ
4を通過し、出口パイプ7から流出される。
【0021】なお、本実施態様においては、サブクール
タイプコンデンサコア全体に対する、サブクールコア部
の占有率を約10〜12%にしている。本出願人による
実験によれば、占有率は、5〜12%程度が好ましく、
この範囲内に設定することにより、車両エンジンルーム
内のコンデンサ設置スペースの制限、すなわち、限られ
たコンデンササイズ内におけるサブクール化から生じ
る、高圧側圧力の上昇、それにともなう、車両燃費の低
下を抑制しつつ、最適な過冷却度を実現できる。
タイプコンデンサコア全体に対する、サブクールコア部
の占有率を約10〜12%にしている。本出願人による
実験によれば、占有率は、5〜12%程度が好ましく、
この範囲内に設定することにより、車両エンジンルーム
内のコンデンサ設置スペースの制限、すなわち、限られ
たコンデンササイズ内におけるサブクール化から生じ
る、高圧側圧力の上昇、それにともなう、車両燃費の低
下を抑制しつつ、最適な過冷却度を実現できる。
【0022】さらに、本実施態様では、第2のヘッダ3
における、少なくとも上記サブクールコア10への入口
部に相当するヘッダ部分が、冷媒の液溜め部11に構成
されている。図2に示すように、冷媒凝縮コア9からの
冷媒はこの液溜め部11に溜められ、そこからサブクー
ルコア10の各熱交換チューブ4へと流入されることに
なる。図1、図2における各矢印12は、この冷媒の流
れを表わしている。
における、少なくとも上記サブクールコア10への入口
部に相当するヘッダ部分が、冷媒の液溜め部11に構成
されている。図2に示すように、冷媒凝縮コア9からの
冷媒はこの液溜め部11に溜められ、そこからサブクー
ルコア10の各熱交換チューブ4へと流入されることに
なる。図1、図2における各矢印12は、この冷媒の流
れを表わしている。
【0023】そして、上記冷媒の液溜め部11が構成さ
れた第2のヘッダ3の内容積Vhが特定の範囲内に設定
される。すなわち、前述の如く、最適なプラトー領域の
幅を実現するために、第2のヘッダ3の内容積Vhが、 100cc≦Vh≦250cc の範囲にされ、好ましくは、 150cc≦Vh≦200cc の範囲とされる。このような最適なプラトー領域の幅を
実現するためのVhの範囲は、本発明で目標とするサブ
クールタイプコンデンサの性能および実験結果から決め
られたものである。上記のような範囲を決定するための
根拠、およびそれを求めるために行った実験の結果の詳
細については後述する。
れた第2のヘッダ3の内容積Vhが特定の範囲内に設定
される。すなわち、前述の如く、最適なプラトー領域の
幅を実現するために、第2のヘッダ3の内容積Vhが、 100cc≦Vh≦250cc の範囲にされ、好ましくは、 150cc≦Vh≦200cc の範囲とされる。このような最適なプラトー領域の幅を
実現するためのVhの範囲は、本発明で目標とするサブ
クールタイプコンデンサの性能および実験結果から決め
られたものである。上記のような範囲を決定するための
根拠、およびそれを求めるために行った実験の結果の詳
細については後述する。
【0024】また上記実施態様では、第2のヘッダ3の
少なくともサブクールコア10への入口部に相当するヘ
ッダ部の内容積が、第1のヘッダ2のサブクールコア1
0の出口部に相当するヘッダ部の内容積よりも大きくさ
れている。とくに、この第2のヘッダ3の少なくともサ
ブクールコア10への入口部に相当するヘッダ部の内容
積は、第1のヘッダ2のサブクールコア10の出口部に
相当するヘッダ部の内容積の2〜3倍の範囲に設定され
ている。2倍以上に設定することにより、後述の試験結
果のように優れた性能を発揮することができるが、3倍
を超えると、車両のエンジンルーム内への設置時のスペ
ースの問題や、冷媒封入量の増加の問題を招くおそれが
あるため好ましくない。
少なくともサブクールコア10への入口部に相当するヘ
ッダ部の内容積が、第1のヘッダ2のサブクールコア1
0の出口部に相当するヘッダ部の内容積よりも大きくさ
れている。とくに、この第2のヘッダ3の少なくともサ
ブクールコア10への入口部に相当するヘッダ部の内容
積は、第1のヘッダ2のサブクールコア10の出口部に
相当するヘッダ部の内容積の2〜3倍の範囲に設定され
ている。2倍以上に設定することにより、後述の試験結
果のように優れた性能を発揮することができるが、3倍
を超えると、車両のエンジンルーム内への設置時のスペ
ースの問題や、冷媒封入量の増加の問題を招くおそれが
あるため好ましくない。
【0025】上記第2のヘッダ3の少なくともサブクー
ルコア10への入口部に相当するヘッダ部の内容積と、
第1のヘッダ2のサブクールコア10の出口部に相当す
るヘッダ部の内容積との好ましい関係は、本実施態様で
は、第2のヘッダ3の内径を第1のヘッダ2の内径より
も大きくすることで達成されている。すなわち、本実施
態様では、第1のヘッダ2および第2のヘッダ3は、そ
れぞれ、上記冷媒凝縮コア9のヘッダ部とサブクールコ
ア10のヘッダ部が、同一の横断面積を有するヘッダと
して形成されている。したがって、第2のヘッダ3の内
径を、第1のヘッダ2のそれよりも大きくし、かつ、適
切な大きさに設定することにより、上記内容積の好まし
い関係に設定することができる。
ルコア10への入口部に相当するヘッダ部の内容積と、
第1のヘッダ2のサブクールコア10の出口部に相当す
るヘッダ部の内容積との好ましい関係は、本実施態様で
は、第2のヘッダ3の内径を第1のヘッダ2の内径より
も大きくすることで達成されている。すなわち、本実施
態様では、第1のヘッダ2および第2のヘッダ3は、そ
れぞれ、上記冷媒凝縮コア9のヘッダ部とサブクールコ
ア10のヘッダ部が、同一の横断面積を有するヘッダと
して形成されている。したがって、第2のヘッダ3の内
径を、第1のヘッダ2のそれよりも大きくし、かつ、適
切な大きさに設定することにより、上記内容積の好まし
い関係に設定することができる。
【0026】また本実施態様では、冷媒凝縮コア9部分
および/またはサブクールコア10部分の熱交換チュー
ブについて、次のような好ましい構成が採用されてい
る。
および/またはサブクールコア10部分の熱交換チュー
ブについて、次のような好ましい構成が採用されてい
る。
【0027】まず、冷媒凝縮コア9においては、冷媒を
第1の方向(冷媒凝縮コア9における冷媒流れ方向)に
流すチューブ4に対して入口側となる第1のヘッダ2の
抵抗パラメータαに対する該チューブ4の抵抗パラメー
タβの比である分流パラメータγが0.5以上、好まし
くは0.5〜1.5の範囲とされている。 ここで、γ=β/α β=Lt/(Dt・n) α=Lh/Dh Lt:チューブの長さ Dt:1本のチューブの水力直径 n:冷媒を第1の方向に流すチューブの本数 Lh:第1のヘッダの冷媒凝縮コア9部分の長さ Dh:第1のヘッダの水力直径 である。
第1の方向(冷媒凝縮コア9における冷媒流れ方向)に
流すチューブ4に対して入口側となる第1のヘッダ2の
抵抗パラメータαに対する該チューブ4の抵抗パラメー
タβの比である分流パラメータγが0.5以上、好まし
くは0.5〜1.5の範囲とされている。 ここで、γ=β/α β=Lt/(Dt・n) α=Lh/Dh Lt:チューブの長さ Dt:1本のチューブの水力直径 n:冷媒を第1の方向に流すチューブの本数 Lh:第1のヘッダの冷媒凝縮コア9部分の長さ Dh:第1のヘッダの水力直径 である。
【0028】冷媒凝縮コア9をこのように構成すること
により、ヘッダ2内圧力と熱交換チューブ4内圧力(と
くに、チューブの抵抗)との関係がγなるパラメータを
介して最適な関係とされ、チューブ4の通路抵抗が適切
に高くされ、それにより、ヘッダ2の冷媒入口の最も圧
力が高い部分に接続されているチューブ4に冷媒が集中
的に流れることが阻害され、ヘッダ2内に一旦冷媒を均
一に停留させる様な効果を発生させることになる。その
結果、ヘッダ2内の冷媒圧力を均一にすることができ、
結果的に各チューブ4にかかる圧力が均一になることで
良好な分流状態が得られる。したがって、この冷媒凝縮
コア9を通過した冷媒も、良好な分流状態で第2のヘッ
ダ3内に集められ、第2のヘッダ3の少なくともサブク
ールコア10への入口部に相当するヘッダ部分の横断面
積(容積)を最小化でき、これにより、冷媒封入量を最
小限に抑えることが可能になるとともに、サブクールタ
イプコンデンサ1全体の小型化が可能になる。
により、ヘッダ2内圧力と熱交換チューブ4内圧力(と
くに、チューブの抵抗)との関係がγなるパラメータを
介して最適な関係とされ、チューブ4の通路抵抗が適切
に高くされ、それにより、ヘッダ2の冷媒入口の最も圧
力が高い部分に接続されているチューブ4に冷媒が集中
的に流れることが阻害され、ヘッダ2内に一旦冷媒を均
一に停留させる様な効果を発生させることになる。その
結果、ヘッダ2内の冷媒圧力を均一にすることができ、
結果的に各チューブ4にかかる圧力が均一になることで
良好な分流状態が得られる。したがって、この冷媒凝縮
コア9を通過した冷媒も、良好な分流状態で第2のヘッ
ダ3内に集められ、第2のヘッダ3の少なくともサブク
ールコア10への入口部に相当するヘッダ部分の横断面
積(容積)を最小化でき、これにより、冷媒封入量を最
小限に抑えることが可能になるとともに、サブクールタ
イプコンデンサ1全体の小型化が可能になる。
【0029】上記のγを所望の範囲にするには、ヘッダ
内圧力とチューブの抵抗との相対関係を所望の関係にす
る必要があり、とくに、チューブを、内部を冷媒が温度
分布を発生させないように流れつつ、比較的大きな抵抗
を有する構造に設計することが有効である。このように
各チューブに比較的大きな抵抗をもたせるには、チュー
ブ内を小流路に分割した構造が有効である。
内圧力とチューブの抵抗との相対関係を所望の関係にす
る必要があり、とくに、チューブを、内部を冷媒が温度
分布を発生させないように流れつつ、比較的大きな抵抗
を有する構造に設計することが有効である。このように
各チューブに比較的大きな抵抗をもたせるには、チュー
ブ内を小流路に分割した構造が有効である。
【0030】γを上記のような目標とする範囲に納める
ためには、チューブ内を単に直線状の小流路に分割した
ような構造、たとえば押出成形または引抜成形によって
内部に複数の直線状の小流路を形成したチューブ構造で
も可能であるが、同時に各チューブ内での温度むらを小
さく抑えるためには、たとえば、各チューブ内に、熱交
換媒体がチューブの長手方向および幅方向に実質的に自
由に流通可能な複数の流路が形成されている構造がより
好ましい。このような複数の流路は、インナーフィン
や、チューブ内面に設けられた凸部によって形成するこ
とができる。
ためには、チューブ内を単に直線状の小流路に分割した
ような構造、たとえば押出成形または引抜成形によって
内部に複数の直線状の小流路を形成したチューブ構造で
も可能であるが、同時に各チューブ内での温度むらを小
さく抑えるためには、たとえば、各チューブ内に、熱交
換媒体がチューブの長手方向および幅方向に実質的に自
由に流通可能な複数の流路が形成されている構造がより
好ましい。このような複数の流路は、インナーフィン
や、チューブ内面に設けられた凸部によって形成するこ
とができる。
【0031】チューブ内の複数の流路をインナーフィン
で形成する場合には、たとえば図3に示すような構造を
採用できる。図3に示すインナーフィン81は、平板状
部材に複数の山部と谷部が切り起こして曲げ加工され、
山部82、第1の平坦部83、谷部84、第2の平坦部
85がこの順にくり返し形成された凹凸条86が複数互
いに隣接して配置されているとともに、隣接する凹凸条
86が一方の凹凸条の第1の平坦部83が他方の凹凸条
の第2の平坦部85と連続した平坦部を形成する位置関
係にあるインナーフィン81に構成されている。凹凸条
86により形成された各連通孔87を介して、冷媒が自
由に出入り、分流できるようになっている。冷媒の流れ
方向は、88の方向、89の方向のいずれにも設定でき
る。
で形成する場合には、たとえば図3に示すような構造を
採用できる。図3に示すインナーフィン81は、平板状
部材に複数の山部と谷部が切り起こして曲げ加工され、
山部82、第1の平坦部83、谷部84、第2の平坦部
85がこの順にくり返し形成された凹凸条86が複数互
いに隣接して配置されているとともに、隣接する凹凸条
86が一方の凹凸条の第1の平坦部83が他方の凹凸条
の第2の平坦部85と連続した平坦部を形成する位置関
係にあるインナーフィン81に構成されている。凹凸条
86により形成された各連通孔87を介して、冷媒が自
由に出入り、分流できるようになっている。冷媒の流れ
方向は、88の方向、89の方向のいずれにも設定でき
る。
【0032】また、図示は省略するが、チューブ内の複
数の流路をチューブ内面に設けられた凸部によって形成
することもでき、その場合には、該凸部はチューブ壁の
エンボス加工により形成することができる。
数の流路をチューブ内面に設けられた凸部によって形成
することもでき、その場合には、該凸部はチューブ壁の
エンボス加工により形成することができる。
【0033】上記のようなサブクールタイプコンデンサ
1は、たとえば図4に示すような冷凍サイクル20に組
み込まれて使用される。図4に示すように、コンプレッ
サ21で圧縮された冷媒は、サブクールタイプコンデン
サ1に送られ凝縮された後過冷却されて再液化され、膨
張弁22を介してエバポレータ23に送られる。エバポ
レータ23における吸熱作用により冷却機能が発揮され
る。エバポレータ23からの冷媒は、コンプレッサ21
に送られて再び圧縮される。
1は、たとえば図4に示すような冷凍サイクル20に組
み込まれて使用される。図4に示すように、コンプレッ
サ21で圧縮された冷媒は、サブクールタイプコンデン
サ1に送られ凝縮された後過冷却されて再液化され、膨
張弁22を介してエバポレータ23に送られる。エバポ
レータ23における吸熱作用により冷却機能が発揮され
る。エバポレータ23からの冷媒は、コンプレッサ21
に送られて再び圧縮される。
【0034】図1、図2に示したようなサブクールタイ
プコンデンサ1の性能を確認するために、図5に示すよ
うな従来型のサブクールタイプコンデンサ31との比較
試験を行った。図5に示す従来型のサブクールタイプコ
ンデンサ31は、ヘッダ32、33にそれぞれ仕切板3
4、35を設けることにより、コア部が冷媒凝縮コア3
6とサブクールコア37とに区画し、ヘッダ33の横に
リキッドタンク38を設けたものである。一方、性能比
較を行った本発明に係るサブクールタイプコンデンサ1
は、コア部全体としてはサブクールタイプコンデンサ3
1のそれと同じ大きさを有し、第2のヘッダ3の内容積
と第1のヘッダ2の内容積との比が2.32:1のもの
を使用した。また、熱交換チューブ4内に図3に示した
インナーフィン81を設けたものを用いた。
プコンデンサ1の性能を確認するために、図5に示すよ
うな従来型のサブクールタイプコンデンサ31との比較
試験を行った。図5に示す従来型のサブクールタイプコ
ンデンサ31は、ヘッダ32、33にそれぞれ仕切板3
4、35を設けることにより、コア部が冷媒凝縮コア3
6とサブクールコア37とに区画し、ヘッダ33の横に
リキッドタンク38を設けたものである。一方、性能比
較を行った本発明に係るサブクールタイプコンデンサ1
は、コア部全体としてはサブクールタイプコンデンサ3
1のそれと同じ大きさを有し、第2のヘッダ3の内容積
と第1のヘッダ2の内容積との比が2.32:1のもの
を使用した。また、熱交換チューブ4内に図3に示した
インナーフィン81を設けたものを用いた。
【0035】結果を、図6、図7に示す。実施例として
示したデータが本発明に係るサブクールタイプコンデン
サ1に係るものであり、従来例として示したデータがサ
ブクールタイプコンデンサ31に係るものである。
示したデータが本発明に係るサブクールタイプコンデン
サ1に係るものであり、従来例として示したデータがサ
ブクールタイプコンデンサ31に係るものである。
【0036】図6は、図4に示したような冷凍サイクル
における、サブクールタイプコンデンサのコンプレッサ
吐出冷媒圧力Pd(MPa)と冷媒封入量(gr)の関
係を示したものである。図6から判るように、サブクー
ルタイプコンデンサ1ではコンプレッサ吐出冷媒圧力が
適切に高められ、少ない冷媒封入量でもより好ましい圧
縮が行われていることが判る。
における、サブクールタイプコンデンサのコンプレッサ
吐出冷媒圧力Pd(MPa)と冷媒封入量(gr)の関
係を示したものである。図6から判るように、サブクー
ルタイプコンデンサ1ではコンプレッサ吐出冷媒圧力が
適切に高められ、少ない冷媒封入量でもより好ましい圧
縮が行われていることが判る。
【0037】また図7は、サブクールタイプコンデンサ
のサブクールコア部分における過冷却(Super C
ooling)の度合(以下、S.C.と省略すること
もあり、単位を「℃」(degree)で表わす。)
と、サブクールタイプコンデンサを含む冷凍サイクルへ
の冷媒封入量との関係を示したものである。図7から判
るように、図1に示したような本発明に係るサブクール
タイプコンデンサ1においては、ある冷媒封入量以上に
なると、S.C.がある特性線に沿って徐々に増大し、
増大した後には、冷媒封入量を増加してもS.C.が略
一定に保たれる安定したプラトー領域(棚領域)を形成
し、それよりも冷媒封入量を増加すると再びS.C.が
増大する特性を示す。このS.C.は、たとえば5℃以
上で良好な過冷却機能、つまり、冷媒の再液化性能を示
すが、図1に示したようなサブクールタイプコンデンサ
1においては、上記プラトー領域は、図7に示すよう
に、サブクールタイプコンデンサ31に比べ、広い安定
した領域として形成でき、しかも、より少ない冷媒封入
量にて優れたS.C.の特性を得ることができる。すな
わち、より少ない冷媒封入量でありながら、所望の再液
化機能が得られることになる。
のサブクールコア部分における過冷却(Super C
ooling)の度合(以下、S.C.と省略すること
もあり、単位を「℃」(degree)で表わす。)
と、サブクールタイプコンデンサを含む冷凍サイクルへ
の冷媒封入量との関係を示したものである。図7から判
るように、図1に示したような本発明に係るサブクール
タイプコンデンサ1においては、ある冷媒封入量以上に
なると、S.C.がある特性線に沿って徐々に増大し、
増大した後には、冷媒封入量を増加してもS.C.が略
一定に保たれる安定したプラトー領域(棚領域)を形成
し、それよりも冷媒封入量を増加すると再びS.C.が
増大する特性を示す。このS.C.は、たとえば5℃以
上で良好な過冷却機能、つまり、冷媒の再液化性能を示
すが、図1に示したようなサブクールタイプコンデンサ
1においては、上記プラトー領域は、図7に示すよう
に、サブクールタイプコンデンサ31に比べ、広い安定
した領域として形成でき、しかも、より少ない冷媒封入
量にて優れたS.C.の特性を得ることができる。すな
わち、より少ない冷媒封入量でありながら、所望の再液
化機能が得られることになる。
【0038】このように、図6、図7から、本発明に係
るサブクールタイプコンデンサ1では、サブクールタイ
プコンデンサ31に比べて優れた性能が得られる。しか
も、別体のリキッドタンク38を設ける必要がなく、ヘ
ッダ3自身に所望のリキッドタンク機能を持たせること
ができるので、構造が簡素であり、全体として小型、か
つ安価に構成できる。
るサブクールタイプコンデンサ1では、サブクールタイ
プコンデンサ31に比べて優れた性能が得られる。しか
も、別体のリキッドタンク38を設ける必要がなく、ヘ
ッダ3自身に所望のリキッドタンク機能を持たせること
ができるので、構造が簡素であり、全体として小型、か
つ安価に構成できる。
【0039】なお、上記実施態様では、液溜め部11
を、大径の第2のヘッダ3の下部に形成したが、この液
溜め部の形成は、他の方法によってもよい。たとえば、
図8に変形例を示すように、第2のヘッダ42の下部の
み大径に形成してその部分に液溜め部43を構成したサ
ブクールタイプコンデンサ41としてもよい。また、図
9に別の変形例を示すように、第2のヘッダ52をその
下部側ほど断面積が大きくなるテーパ形のヘッダに構成
し、その下部側に液溜め部53を構成したサブクールタ
イプコンデンサ51としてもよい。
を、大径の第2のヘッダ3の下部に形成したが、この液
溜め部の形成は、他の方法によってもよい。たとえば、
図8に変形例を示すように、第2のヘッダ42の下部の
み大径に形成してその部分に液溜め部43を構成したサ
ブクールタイプコンデンサ41としてもよい。また、図
9に別の変形例を示すように、第2のヘッダ52をその
下部側ほど断面積が大きくなるテーパ形のヘッダに構成
し、その下部側に液溜め部53を構成したサブクールタ
イプコンデンサ51としてもよい。
【0040】また、上記実施態様では、冷媒凝縮コア9
を1パスの冷媒通路構成としたが、2パス(つまり、1
回折り返す構造)の冷媒通路構成、それ以上のパスの冷
媒通路構成とすることも可能である。ただし、いずれの
場合にも、たとえば、ヘッダ内に設けた仕切壁により、
あるいは、第1のヘッダの冷媒凝縮コアの入口部に相当
するヘッダ部とサブクールコアの出口部に相当するヘッ
ダ部とを別部材で構成することにより、冷媒凝縮コアと
サブクールコアとを明確に区画することが必要である。
すなわち、本発明においては、第2のヘッダには、サブ
クールコア入口部のヘッダおよび冷媒凝縮コア出口部の
ヘッダとも仕切が設けられていない(1パスの場合)、
あるいは、設けられていても冷媒凝縮コア出口部のヘッ
ダのほぼ中間にのみ設けられているだけである(2バス
の場合)ため、冷媒凝縮コア出口部のヘッダ全体または
同ヘッダの下半分を液溜め部として利用することがで
き、別途、液溜め部材を設けたり、必要以上に容量の大
きなヘッダを設けなくもよい。そのため、熱交換器全体
の小型化を達成しつつ、最適なサブクールタイプコンデ
ンサを提供できる。
を1パスの冷媒通路構成としたが、2パス(つまり、1
回折り返す構造)の冷媒通路構成、それ以上のパスの冷
媒通路構成とすることも可能である。ただし、いずれの
場合にも、たとえば、ヘッダ内に設けた仕切壁により、
あるいは、第1のヘッダの冷媒凝縮コアの入口部に相当
するヘッダ部とサブクールコアの出口部に相当するヘッ
ダ部とを別部材で構成することにより、冷媒凝縮コアと
サブクールコアとを明確に区画することが必要である。
すなわち、本発明においては、第2のヘッダには、サブ
クールコア入口部のヘッダおよび冷媒凝縮コア出口部の
ヘッダとも仕切が設けられていない(1パスの場合)、
あるいは、設けられていても冷媒凝縮コア出口部のヘッ
ダのほぼ中間にのみ設けられているだけである(2バス
の場合)ため、冷媒凝縮コア出口部のヘッダ全体または
同ヘッダの下半分を液溜め部として利用することがで
き、別途、液溜め部材を設けたり、必要以上に容量の大
きなヘッダを設けなくもよい。そのため、熱交換器全体
の小型化を達成しつつ、最適なサブクールタイプコンデ
ンサを提供できる。
【0041】次に、本発明に係るサブクールタイプコン
デンサにおける第2のヘッダの内容積について説明す
る。第2のヘッダの内容積Vhは、 100cc≦Vh≦250cc の範囲とされ、好ましくは、 150cc≦Vh≦200cc の範囲とされる。
デンサにおける第2のヘッダの内容積について説明す
る。第2のヘッダの内容積Vhは、 100cc≦Vh≦250cc の範囲とされ、好ましくは、 150cc≦Vh≦200cc の範囲とされる。
【0042】第2のヘッダの内容積Vhの最適な範囲を
検討するにあたり、図1に示したようなサブクールタイ
プコンデンサにおいて、第2のヘッダの内容積を種々変
更して、得られたプラトー領域の幅(冷媒封入量の幅
(gr)で表示)との関係を求めた。結果を図10に示
す。
検討するにあたり、図1に示したようなサブクールタイ
プコンデンサにおいて、第2のヘッダの内容積を種々変
更して、得られたプラトー領域の幅(冷媒封入量の幅
(gr)で表示)との関係を求めた。結果を図10に示
す。
【0043】図10において、本発明で目標としたサブ
クールタイプコンデンサの性能を得るためには、プラト
ー領域の幅として50gr以上必要であり、150gr
以下とするのが適切であると決定した。50grを下限
としたのは、冷房運転条件の変化(冷凍負荷の変化、冷
凍サイクル内の冷媒循環量の変化)による変動分として
最低限50grは必要であるためである。50gr未満
のプラトー領域幅にすると、必要な冷房能力を確保でき
ない場合が生じ、冷房装置として機能しない場合が生じ
るおそれがあるためである。一方、150grを上限と
したのは、冷房装置の寿命年数は通常十数年であり、そ
の間に洩れる冷媒量と初期冷媒封入時の封入量誤差分を
含めて考慮すると、プラトー領域幅が150grあれば
充分であるとともに、それ以上プラトー領域幅を大きく
しても、冷房能力が変化することはなく、むしろ、ヘッ
ダの内容積が大きくなりすぎて、製品の小型化の要請に
対応できなくなるからである。この50gr以上、15
0gr以下の必要とされるプラトー領域幅の範囲は、通
常の冷房システム、たとえば車両用空調装置に適用され
る冷房システムにおいては、装置のサイズによってはそ
れほど変わらず、50gr以上、150gr以下の範囲
内に設定されていれば十分である。ただしこれらは、最
小値と最大値であり、好ましいプラトー領域幅は、90
gr〜120grの範囲である。
クールタイプコンデンサの性能を得るためには、プラト
ー領域の幅として50gr以上必要であり、150gr
以下とするのが適切であると決定した。50grを下限
としたのは、冷房運転条件の変化(冷凍負荷の変化、冷
凍サイクル内の冷媒循環量の変化)による変動分として
最低限50grは必要であるためである。50gr未満
のプラトー領域幅にすると、必要な冷房能力を確保でき
ない場合が生じ、冷房装置として機能しない場合が生じ
るおそれがあるためである。一方、150grを上限と
したのは、冷房装置の寿命年数は通常十数年であり、そ
の間に洩れる冷媒量と初期冷媒封入時の封入量誤差分を
含めて考慮すると、プラトー領域幅が150grあれば
充分であるとともに、それ以上プラトー領域幅を大きく
しても、冷房能力が変化することはなく、むしろ、ヘッ
ダの内容積が大きくなりすぎて、製品の小型化の要請に
対応できなくなるからである。この50gr以上、15
0gr以下の必要とされるプラトー領域幅の範囲は、通
常の冷房システム、たとえば車両用空調装置に適用され
る冷房システムにおいては、装置のサイズによってはそ
れほど変わらず、50gr以上、150gr以下の範囲
内に設定されていれば十分である。ただしこれらは、最
小値と最大値であり、好ましいプラトー領域幅は、90
gr〜120grの範囲である。
【0044】上記のプラトー領域幅の範囲、つまり50
gr以上、150gr以下の範囲に対応する第2のヘッ
ダの内容積Vhの範囲は、図10から、 100cc≦Vh≦250cc の範囲となる。また、好ましいプラトー領域幅の範囲9
0gr〜120grに対応する第2のヘッダの内容積V
hの範囲が、 150cc≦Vh≦200cc の範囲となる。したがって、本発明では、これらの範囲
が規定されている。
gr以上、150gr以下の範囲に対応する第2のヘッ
ダの内容積Vhの範囲は、図10から、 100cc≦Vh≦250cc の範囲となる。また、好ましいプラトー領域幅の範囲9
0gr〜120grに対応する第2のヘッダの内容積V
hの範囲が、 150cc≦Vh≦200cc の範囲となる。したがって、本発明では、これらの範囲
が規定されている。
【0045】図10における、内容積Vhが172cc
のサブクールタイプコンデンサを含む冷凍サイクルの冷
媒封入量(gr)とS.C.(deg)との関係は図1
1に示すようになった。±1degのS.C.の範囲内
に入っていることをプラトー領域の条件とすると、図1
1に示すように、約100grのプラトー領域幅とな
り、上記好ましいプラトー領域幅の範囲(90gr〜1
20gr)内にあることを確認できた。
のサブクールタイプコンデンサを含む冷凍サイクルの冷
媒封入量(gr)とS.C.(deg)との関係は図1
1に示すようになった。±1degのS.C.の範囲内
に入っていることをプラトー領域の条件とすると、図1
1に示すように、約100grのプラトー領域幅とな
り、上記好ましいプラトー領域幅の範囲(90gr〜1
20gr)内にあることを確認できた。
【0046】このように、本発明においては、第2のヘ
ッダの内容積Vhを最適な範囲に設定することにより、
最適なプラトー領域幅を実現でき、小型のサブクールタ
イプコンデンサでありながら、安定した冷房運転を行う
ことが可能になる。
ッダの内容積Vhを最適な範囲に設定することにより、
最適なプラトー領域幅を実現でき、小型のサブクールタ
イプコンデンサでありながら、安定した冷房運転を行う
ことが可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサブ
クールタイプコンデンサによれば、別体のリキッドタン
クを設けることなく、第2のヘッダ自身で冷媒の液溜め
部を形成して、サブクールコアで適切に冷媒を再液化で
きるようにし、かつ、第2のヘッダの内容積を最適な範
囲に設定して安定運転のための最適なプラトー領域を形
成できるようにしたので、簡単な構造で望ましい性能を
有するサブクールタイプコンデンサを安価に構成でき、
かつ、コンデンサ全体の小型化も容易にはかることがで
きる。
クールタイプコンデンサによれば、別体のリキッドタン
クを設けることなく、第2のヘッダ自身で冷媒の液溜め
部を形成して、サブクールコアで適切に冷媒を再液化で
きるようにし、かつ、第2のヘッダの内容積を最適な範
囲に設定して安定運転のための最適なプラトー領域を形
成できるようにしたので、簡単な構造で望ましい性能を
有するサブクールタイプコンデンサを安価に構成でき、
かつ、コンデンサ全体の小型化も容易にはかることがで
きる。
【図1】本発明の一実施態様に係るサブクールタイプコ
ンデンサの正面図である。
ンデンサの正面図である。
【図2】図1のコンデンサの拡大部分断面図である。
【図3】図1のコンデンサの熱交換チューブ内に好適に
設けられるインナーフィンの一例を示す部分斜視図であ
る。
設けられるインナーフィンの一例を示す部分斜視図であ
る。
【図4】図1のコンデンサを組み込んだ冷凍サイクルの
一例を示す機器系統図である。
一例を示す機器系統図である。
【図5】比較試験に用いた従来型のサブクールタイプコ
ンデンサの正面図である。
ンデンサの正面図である。
【図6】比較試験における冷媒封入量とコンプレッサ吐
出冷媒圧力との関係図である。
出冷媒圧力との関係図である。
【図7】比較試験における冷媒封入量と過冷却度(S.
C.)との関係図である。
C.)との関係図である。
【図8】図1の変形例に係るサブクールタイプコンデン
サの概略正面図である。
サの概略正面図である。
【図9】図1の別の変形例に係るサブクールタイプコン
デンサの概略正面図である。
デンサの概略正面図である。
【図10】第2のヘッダの内容積とプラトー領域の幅と
の関係図である。
の関係図である。
【図11】図10におけるサブクールタイプコンデンサ
を用いた試験における、冷媒封入量と過冷却度(S.
C.)との関係図である。
を用いた試験における、冷媒封入量と過冷却度(S.
C.)との関係図である。
1、41、51 サブクールタイプコンデンサ 2 第1のヘッダ 3、42、52 第2のヘッダ 4 熱交換チューブ 5 フィン 6 入口パイプ 7 出口パイプ 8 仕切板 9 冷媒凝縮コア 10 サブクールコア 11 液溜め部 12 冷媒の流れ 20 冷凍サイクル 21 コンプレッサ 22 膨張弁 23 エバポレータ 81 インナーフィン 82 山部 83 第1の平坦部 84 谷部 85 第2の平坦部 86 凹凸条 87 連通孔 88、89 冷媒の流れ方向
Claims (9)
- 【請求項1】 2本のヘッダ間を並行に延びる複数の熱
交換チューブで連通したコンデンサであって、前記コン
デンサは、冷媒を凝縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮
コアで凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクールコ
アとに区画したサブクールタイプコンデンサであるとと
もに、前記2本のヘッダのうちサブクールコアへの入口
部に相当するヘッダ部を構成する第2のヘッダは、前記
冷媒凝縮コアのヘッダ部と前記サブクールコアのヘッダ
部が一体に構成されたものであり、少なくとも前記サブ
クールコアへの入口部に相当するヘッダ部を、冷媒の液
溜め部に構成するとともに、前記第2のヘッダの内容積
Vhを、 100cc≦Vh≦250cc の範囲にしたことを特徴とするサブクールタイプコンデ
ンサ。 - 【請求項2】 前記第2のヘッダの内容積Vhが、 150cc≦Vh≦200cc の範囲にある、請求項1のサブクールタイプコンデン
サ。 - 【請求項3】 前記第2のヘッダの少なくともサブクー
ルコアへの入口部に相当するヘッダ部の内容積を、第1
のヘッダのサブクールコア出口部に相当するヘッダ部の
内容積よりも大きくしている、請求項1または2のサブ
クールタイプコンデンサ。 - 【請求項4】 前記第2のヘッダの少なくともサブクー
ルコアへの入口部に相当するヘッダ部の内容積は、第1
のヘッダのサブクールコア出口部に相当するヘッダ部の
内容積の2〜3倍の範囲にある、請求項3のサブクール
タイプコンデンサ。 - 【請求項5】 前記第2のヘッダは、前記冷媒凝縮コア
のヘッダ部と前記サブクールコアのヘッダ部が同一の横
断面積をもって一体に形成されたヘッダである、請求項
1ないし4のいずれかに記載のサブクールタイプコンデ
ンサ。 - 【請求項6】 第1のヘッダは、前記冷媒凝縮コアのヘ
ッダ部と前記サブクールコアのヘッダ部が一体に形成さ
れたヘッダであるとともに、前記冷媒凝縮コアと前記サ
ブクールコアとは、第1のヘッダを区画することにより
区画されている、請求項1ないし5のいずれかに記載の
サブクールタイプコンデンサ。 - 【請求項7】 前記冷媒凝縮コアと前記サブクールコア
とは、前記第1のヘッダ内に、仕切板を設けることによ
り区画されている、請求項6のサブクールタイプコンデ
ンサ。 - 【請求項8】 前記冷媒凝縮コアにおける、並行に延び
る複数の熱交換チューブによって形成される冷媒通路
が、1パス通路に形成されている、請求項1ないし7の
いずれかに記載のサブクールタイプコンデンサ。 - 【請求項9】 前記2本のヘッダが上下方向に延びてお
り、前記複数の熱交換チューブが水平方向に延びてい
る、請求項1ないし8のいずれかに記載のサブクールタ
イプコンデンサ。
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