JPH08313632A - 警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生装置を搭載した車両 - Google Patents
警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生装置を搭載した車両Info
- Publication number
- JPH08313632A JPH08313632A JP7144234A JP14423495A JPH08313632A JP H08313632 A JPH08313632 A JP H08313632A JP 7144234 A JP7144234 A JP 7144234A JP 14423495 A JP14423495 A JP 14423495A JP H08313632 A JPH08313632 A JP H08313632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alarm
- detected object
- image data
- detected
- person
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歩行者の存在を早めに運転手に知らせるよう
にする。 【構成】 レーザ光をあらかじめ設定された角度範囲に
二次元的に投射することによって被検出物体が検出さ
れ,検出された被検出物体の相対位置が計測される。被
検出物体の相対位置に基づいて,その被検出物体が人で
あるかどうかが判断される。被検出物体の相対位置に基
づいて警報を発生するかどうかが判定されるとともに,
被検出物体が人であると判定されたときに人用の警報
を,それ以外ではその他用の警報を発生するかどうかが
判断される。被検出物体が人の場合には人用の警報が鳴
らされ,その他の障害物の場合にはその他用の警報が鳴
らされる。
にする。 【構成】 レーザ光をあらかじめ設定された角度範囲に
二次元的に投射することによって被検出物体が検出さ
れ,検出された被検出物体の相対位置が計測される。被
検出物体の相対位置に基づいて,その被検出物体が人で
あるかどうかが判断される。被検出物体の相対位置に基
づいて警報を発生するかどうかが判定されるとともに,
被検出物体が人であると判定されたときに人用の警報
を,それ以外ではその他用の警報を発生するかどうかが
判断される。被検出物体が人の場合には人用の警報が鳴
らされ,その他の障害物の場合にはその他用の警報が鳴
らされる。
Description
【0001】
【技術分野】この発明は,車両の前方に存在する人(歩
行者)を検出し,その人の存在をその車両の運転手に知
らせる警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生
装置を搭載した車両に関する。
行者)を検出し,その人の存在をその車両の運転手に知
らせる警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生
装置を搭載した車両に関する。
【0002】
【背景技術】車両の前方に存在する車両等の障害物を検
出する装置としてレーザ・レーダを用いた車間距離検出
装置がある。この車間距離検出装置は,レーザ光を投射
し車両等の後部に設けられたリフレクタからのレーザ光
の反射光を検出することによって,それらの障害物を検
出している。このため,運転者が注意すべき歩行者,自
転車に乗っている人等については,次のような問題があ
る。
出する装置としてレーザ・レーダを用いた車間距離検出
装置がある。この車間距離検出装置は,レーザ光を投射
し車両等の後部に設けられたリフレクタからのレーザ光
の反射光を検出することによって,それらの障害物を検
出している。このため,運転者が注意すべき歩行者,自
転車に乗っている人等については,次のような問題があ
る。
【0003】自転車にはその後部にリフレクタが設けら
れているので,車間距離検出装置がそのリフレクタから
の反射光を検出することによって自転車(自転車に乗っ
ている人)を検出することが可能となる。
れているので,車間距離検出装置がそのリフレクタから
の反射光を検出することによって自転車(自転車に乗っ
ている人)を検出することが可能となる。
【0004】また,歩行者については,通常,車間距離
検出装置が検出できず,歩行者の着衣によってはレーザ
光が反射されることがあるため,その反射光を車間距離
検出装置が検出することによって歩行者を検出できるこ
とがある。しかしながら,車間距離検出装置の分解能が
±1m程度であり,作動周期が 0.1秒程度である場合に
は,人の移動速度(歩行速度)は充分小さいため静止物
体として検出される。このため,歩行者をその他の静止
物体,たとえば路側リフレクタ,看板等と区別すること
ができない。
検出装置が検出できず,歩行者の着衣によってはレーザ
光が反射されることがあるため,その反射光を車間距離
検出装置が検出することによって歩行者を検出できるこ
とがある。しかしながら,車間距離検出装置の分解能が
±1m程度であり,作動周期が 0.1秒程度である場合に
は,人の移動速度(歩行速度)は充分小さいため静止物
体として検出される。このため,歩行者をその他の静止
物体,たとえば路側リフレクタ,看板等と区別すること
ができない。
【0005】
【発明の開示】この発明は,車両の前方に存在する歩行
者(人)を検出できるようにするとともに,歩行者の存
在をその車両の運転手に知らせるようにするとことを目
的としている。
者(人)を検出できるようにするとともに,歩行者の存
在をその車両の運転手に知らせるようにするとことを目
的としている。
【0006】第1の発明は,車両,二輪車等の障害物お
よび歩行者までの相対位置に基づいて,警報を発生する
警報発生装置および方法を提供している。第2の発明
は,撮像により得られる画像に基づいて歩行者を検出
し,歩行者が検出されると警報を発生する警報発生装置
および方法を提供している。第1の発明による警報発生
装置および第2の発明による警報発生装置は車両に搭載
される。
よび歩行者までの相対位置に基づいて,警報を発生する
警報発生装置および方法を提供している。第2の発明
は,撮像により得られる画像に基づいて歩行者を検出
し,歩行者が検出されると警報を発生する警報発生装置
および方法を提供している。第1の発明による警報発生
装置および第2の発明による警報発生装置は車両に搭載
される。
【0007】第1の発明による警報発生装置は,警報発
生装置が搭載された車両の前方に存在する被検出物体を
検出し,検出した被検出物体の相対位置を計測する物体
位置検出手段,上記物体位置検出手段によって検出され
た被検出物体の相対位置に基づいてその被検出物体が人
に関するものであるかまたは障害物に関するものである
かを判断する人判断手段,上記物体位置検出手段によっ
て検出された被検出物体の相対位置に基づいて警報を発
生するかどうかを判定するとともに,上記人判断手段が
被検出物体を人に関するものであると判定したときに
は,被検出物体を障害物に関するものであると判定した
ときよりも遠い位置から警報を発生させるように判定す
る警報発生判断手段,および上記警報発生判断手段が警
報を発生すべきと判定したことに応答して警報を発生す
る警報装置を備えている。
生装置が搭載された車両の前方に存在する被検出物体を
検出し,検出した被検出物体の相対位置を計測する物体
位置検出手段,上記物体位置検出手段によって検出され
た被検出物体の相対位置に基づいてその被検出物体が人
に関するものであるかまたは障害物に関するものである
かを判断する人判断手段,上記物体位置検出手段によっ
て検出された被検出物体の相対位置に基づいて警報を発
生するかどうかを判定するとともに,上記人判断手段が
被検出物体を人に関するものであると判定したときに
は,被検出物体を障害物に関するものであると判定した
ときよりも遠い位置から警報を発生させるように判定す
る警報発生判断手段,および上記警報発生判断手段が警
報を発生すべきと判定したことに応答して警報を発生す
る警報装置を備えている。
【0008】第1の発明による警報発生方法は,車両の
前方に存在する被検出物体を検出し,検出した被検出物
体の相対位置を計測し,検出された被検出物体の相対位
置に基づいてその被検出物体が人に関するものであるか
または障害物に関するものであるかを判断し,検出され
た被検出物体の相対位置に基づいて警報を発生するかど
うかを判定するとともに,被検出物体を人に関するもの
であると判定したときには被検出物体を障害物に関する
ものであると判定したときよりも遠い位置から警報を発
生させるように判定し,警報を発生すべきと判定したこ
とに応答して警報を発生するものである。
前方に存在する被検出物体を検出し,検出した被検出物
体の相対位置を計測し,検出された被検出物体の相対位
置に基づいてその被検出物体が人に関するものであるか
または障害物に関するものであるかを判断し,検出され
た被検出物体の相対位置に基づいて警報を発生するかど
うかを判定するとともに,被検出物体を人に関するもの
であると判定したときには被検出物体を障害物に関する
ものであると判定したときよりも遠い位置から警報を発
生させるように判定し,警報を発生すべきと判定したこ
とに応答して警報を発生するものである。
【0009】第1の発明によると,車両の前方に存在す
る被検出物体が検出され,その被検出物体の相対位置が
計測される。たとえば車両,二輪車等の障害物,路側に
設けられる障害物,人(歩行者),等が被検出物体とし
て検出される。被検出物体の検出にはたとえば,レーザ
光を用いたレーザ・レーダ等の検出装置が用いられる。
被検出物体が検出されると,その被検出物体の相対位置
に基づいて,その被検出物体が人に関するものである
か,またはその他の障害物に関するものであるかが判断
される。次に被検出物体の相対位置に基づいて,警報を
発生するかどうかが判断される。被検出物体が人に関す
るものの場合には,それ以外の障害物の場合よりも遠い
位置から警報が発生される。
る被検出物体が検出され,その被検出物体の相対位置が
計測される。たとえば車両,二輪車等の障害物,路側に
設けられる障害物,人(歩行者),等が被検出物体とし
て検出される。被検出物体の検出にはたとえば,レーザ
光を用いたレーザ・レーダ等の検出装置が用いられる。
被検出物体が検出されると,その被検出物体の相対位置
に基づいて,その被検出物体が人に関するものである
か,またはその他の障害物に関するものであるかが判断
される。次に被検出物体の相対位置に基づいて,警報を
発生するかどうかが判断される。被検出物体が人に関す
るものの場合には,それ以外の障害物の場合よりも遠い
位置から警報が発生される。
【0010】したがって,歩行者が検出されたときに
は,その他の障害物が検出されたときよりも遠い位置か
ら警報が鳴らされるので,この警報によってその車両の
運転手は早い時期から歩行者の存在を知ることができ
る。これにより,運転手は歩行者に注意を払い,その歩
行者を保護するような動作(操作)を容易にとることが
できる。
は,その他の障害物が検出されたときよりも遠い位置か
ら警報が鳴らされるので,この警報によってその車両の
運転手は早い時期から歩行者の存在を知ることができ
る。これにより,運転手は歩行者に注意を払い,その歩
行者を保護するような動作(操作)を容易にとることが
できる。
【0011】第1の発明によるもう1つの警報発生装置
は,被検出物体が人に関するものであるか,またはそれ
他の障害物であるかによって,警報の種類を変えるもの
である。この警報発生装置は,警報発生装置が搭載され
た車両の前方に存在する被検出物体を検出し,検出した
被検出物体の相対位置を計測する物体位置検出手段,上
記物体位置検出手段によって検出された被検出物体の相
対位置に基づいて,その被検出物体が人に関するもので
あるかまたは障害物に関するものであるかを判断する人
判断手段,上記人判断手段が被検出物体を人に関するも
のであると判定したときには第1の警報を発生するかど
うかを,上記人判断手段が被検出物体を障害物に関する
ものであると判定したときには第2の警報を発生するか
どうかを,その被検出物体の相対位置に基づいて判断す
る警報発生判断手段,および上記警報発生判断手段が警
報を発生すべきと判定したことに応答して第1または第
2の警報を発生する警報装置を備えている。
は,被検出物体が人に関するものであるか,またはそれ
他の障害物であるかによって,警報の種類を変えるもの
である。この警報発生装置は,警報発生装置が搭載され
た車両の前方に存在する被検出物体を検出し,検出した
被検出物体の相対位置を計測する物体位置検出手段,上
記物体位置検出手段によって検出された被検出物体の相
対位置に基づいて,その被検出物体が人に関するもので
あるかまたは障害物に関するものであるかを判断する人
判断手段,上記人判断手段が被検出物体を人に関するも
のであると判定したときには第1の警報を発生するかど
うかを,上記人判断手段が被検出物体を障害物に関する
ものであると判定したときには第2の警報を発生するか
どうかを,その被検出物体の相対位置に基づいて判断す
る警報発生判断手段,および上記警報発生判断手段が警
報を発生すべきと判定したことに応答して第1または第
2の警報を発生する警報装置を備えている。
【0012】この警報発生装置に対応する警報発生方法
は,車両の前方に存在する被検出物体を検出し,検出し
た被検出物体の相対位置を計測し,検出された被検出物
体の相対位置に基づいて,その被検出物体が人に関する
ものであるかまたは障害物に関するものであるかを判断
し,被検出物体を人に関するものであると判定したとき
には第1の警報を発生するかどうかを,被検出物体を障
害物に関するものであると判定したときには第2の警報
を発生するかどうかを,その被検出物体の相対位置に基
づいて判断し,警報を発生すべきと判定したことに応答
して第1または第2の警報を発生するものである。
は,車両の前方に存在する被検出物体を検出し,検出し
た被検出物体の相対位置を計測し,検出された被検出物
体の相対位置に基づいて,その被検出物体が人に関する
ものであるかまたは障害物に関するものであるかを判断
し,被検出物体を人に関するものであると判定したとき
には第1の警報を発生するかどうかを,被検出物体を障
害物に関するものであると判定したときには第2の警報
を発生するかどうかを,その被検出物体の相対位置に基
づいて判断し,警報を発生すべきと判定したことに応答
して第1または第2の警報を発生するものである。
【0013】この発明によると,検出された被検出物体
の相対位置に基づいて,その被検出物体が人に関するも
のであるかまたは障害物に関するものであるかが判断さ
れる。その結果,被検出物体が人に関するものであると
きには第1の警報を発生するかどうかが,被検出物体が
その他の障害物に関するものであるときには第1の警報
と異なる第2の警報を発生するかどうかが,その被検出
物体の相対位置に基づいて判断される。第1の警報はた
とえば第2の警報よりも大きい音量である。
の相対位置に基づいて,その被検出物体が人に関するも
のであるかまたは障害物に関するものであるかが判断さ
れる。その結果,被検出物体が人に関するものであると
きには第1の警報を発生するかどうかが,被検出物体が
その他の障害物に関するものであるときには第1の警報
と異なる第2の警報を発生するかどうかが,その被検出
物体の相対位置に基づいて判断される。第1の警報はた
とえば第2の警報よりも大きい音量である。
【0014】したがって,第1の警報(歩行者用)と第
2の警報(その他の障害物用)を変えることによって,
運転手が前方に存在する物体(被検出物体)が歩行者で
あるかまたはその他の障害物であるかを容易に判断する
ことができる。これにより,運転手は歩行者の存在を早
く知ることができるので,歩行者に対する危険回避の処
置を容易にとることができる。
2の警報(その他の障害物用)を変えることによって,
運転手が前方に存在する物体(被検出物体)が歩行者で
あるかまたはその他の障害物であるかを容易に判断する
ことができる。これにより,運転手は歩行者の存在を早
く知ることができるので,歩行者に対する危険回避の処
置を容易にとることができる。
【0015】第1の発明の一実施態様においては,警報
発生装置が搭載された車両の速度を検出する車速セン
サ,および上記車速センサによって検出された車両の速
度と上記被検出物体の相対位置とに基づいてその被検出
物体の相対速度を算出する相対速度算出手段がさらに設
けられ,上記警報発生判断手段が,被検出物体の相対位
置に加えてその相対速度を用いて警報についての判断を
行うものである。
発生装置が搭載された車両の速度を検出する車速セン
サ,および上記車速センサによって検出された車両の速
度と上記被検出物体の相対位置とに基づいてその被検出
物体の相対速度を算出する相対速度算出手段がさらに設
けられ,上記警報発生判断手段が,被検出物体の相対位
置に加えてその相対速度を用いて警報についての判断を
行うものである。
【0016】この実施態様によると,警報発生装置が搭
載された車両の速度が計測され,この車両の速度および
各被検出物体の相対位置に基づいて,その被検出物体の
相対速度が検出される。被検出物体の相対速度は警報を
発生するかどうかの判定に用いられる。警報を発生する
かどうかの判定においては,被検出物体が近づいてくる
場合には,遠い位置から警報を発生し,被検出物体が遠
ざかっていく場合には近づいてくる場合よりも近い位置
から警報を発生するようにする。したがって,被検出物
体が近づいてくるときのように,その被検出物体と衝突
する危険が大きいときには,遠ざかっていくときよりも
遠い位置から警報が発生されることになるので,危険の
度合に応じてより適切に警報を発生することができる。
載された車両の速度が計測され,この車両の速度および
各被検出物体の相対位置に基づいて,その被検出物体の
相対速度が検出される。被検出物体の相対速度は警報を
発生するかどうかの判定に用いられる。警報を発生する
かどうかの判定においては,被検出物体が近づいてくる
場合には,遠い位置から警報を発生し,被検出物体が遠
ざかっていく場合には近づいてくる場合よりも近い位置
から警報を発生するようにする。したがって,被検出物
体が近づいてくるときのように,その被検出物体と衝突
する危険が大きいときには,遠ざかっていくときよりも
遠い位置から警報が発生されることになるので,危険の
度合に応じてより適切に警報を発生することができる。
【0017】次に第2の発明による警報発生装置および
方法について説明する。
方法について説明する。
【0018】第2の発明による警報発生装置は,被検出
物体を含む被写体を撮像し,その被写体を表す画像デー
タを出力する撮像手段,上記撮像手段から出力された第
1画像データと,この第1画像データの撮像から所定時
間経過後に上記撮像手段から出力された第2画像データ
とを記憶する画像メモリ,上記画像メモリに記憶された
第1画像データと第2画像データとに基づいて被検出物
体を表す対象画像データを作成する対象画像作成手段,
上記対象画像作成手段によって作成された対象画像デー
タによって表わされる被検出物体が人であるかどうかを
判断する人判断手段,および上記人判断手段が人である
と判定したことに応答して警報を発生する警報装置を備
えている。
物体を含む被写体を撮像し,その被写体を表す画像デー
タを出力する撮像手段,上記撮像手段から出力された第
1画像データと,この第1画像データの撮像から所定時
間経過後に上記撮像手段から出力された第2画像データ
とを記憶する画像メモリ,上記画像メモリに記憶された
第1画像データと第2画像データとに基づいて被検出物
体を表す対象画像データを作成する対象画像作成手段,
上記対象画像作成手段によって作成された対象画像デー
タによって表わされる被検出物体が人であるかどうかを
判断する人判断手段,および上記人判断手段が人である
と判定したことに応答して警報を発生する警報装置を備
えている。
【0019】第2の発明による警報発生方法は,被検出
物体を含む被写体を撮像することにより,その被写体を
表す画像データを得,撮像により得られた第1画像デー
タと,この第1画像データの撮像から所定時間経過後に
撮像により得られた第2画像データとを画像メモリに記
憶しておき,上記画像メモリに記憶された第1画像デー
タと第2画像データとに基づいて被検出物体を表す対象
画像データを作成し,作成された対象画像データによっ
て表わされる被検出物体が人であるかどうかを判断し,
被検出物体を人であると判定したことに応答して警報を
発生するものである。
物体を含む被写体を撮像することにより,その被写体を
表す画像データを得,撮像により得られた第1画像デー
タと,この第1画像データの撮像から所定時間経過後に
撮像により得られた第2画像データとを画像メモリに記
憶しておき,上記画像メモリに記憶された第1画像デー
タと第2画像データとに基づいて被検出物体を表す対象
画像データを作成し,作成された対象画像データによっ
て表わされる被検出物体が人であるかどうかを判断し,
被検出物体を人であると判定したことに応答して警報を
発生するものである。
【0020】第2の発明によると,被検出物体を含む被
写体が撮像手段によって撮像され,その被写体を表す画
像データが出力される。最初に撮像された第1画像デー
タと,この第1画像データの撮像から所定時間経過後に
撮像された第2画像データとが画像メモリに記憶され
る。画像メモリに記憶された第1画像データと第2画像
データに基づいて被検出物体を表す対象画像データが作
成される。対象画像データに基づいてその対象画像デー
タによって表わされる被検出物体が人であるかどうかが
判断される。被検出物体が人(歩行者)であると判定さ
れると警報が鳴らされる。
写体が撮像手段によって撮像され,その被写体を表す画
像データが出力される。最初に撮像された第1画像デー
タと,この第1画像データの撮像から所定時間経過後に
撮像された第2画像データとが画像メモリに記憶され
る。画像メモリに記憶された第1画像データと第2画像
データに基づいて被検出物体を表す対象画像データが作
成される。対象画像データに基づいてその対象画像デー
タによって表わされる被検出物体が人であるかどうかが
判断される。被検出物体が人(歩行者)であると判定さ
れると警報が鳴らされる。
【0021】したがって,歩行者が検出されると警報が
鳴らされるので,運転手は歩行者の存在を知ることがで
きるので,歩行者に対する危険回避のための処置を容易
に行うことができる。
鳴らされるので,運転手は歩行者の存在を知ることがで
きるので,歩行者に対する危険回避のための処置を容易
に行うことができる。
【0022】第2の発明の一実施態様においては,上記
対象画像作成手段が,上記画像メモリに記憶された第1
画像データを,上記第2画像データの画像面に2段階透
視変換した透視画像データを作成する透視変換手段,上
記透視変換手段によって作成された透視画像データと,
上記画像メモリに記憶された第2画像データとの差分画
像データを作成し,この差分画像データを所定の閾値で
二値化した二値画像データを作成する二値画像作成手
段,二値画像作成手段によって作成された二値画像デー
タにラベリング処理を施すことにより対象画像を抽出
し,各対象画像を囲むウィンドウを決定するウィンドウ
決定手段,および上記画像メモリに記憶された第2画像
データのうち,各ウィンドウ内に含まれる上記第2画像
データを上記対象画像データとして出力する画像作成手
段によって実現される。
対象画像作成手段が,上記画像メモリに記憶された第1
画像データを,上記第2画像データの画像面に2段階透
視変換した透視画像データを作成する透視変換手段,上
記透視変換手段によって作成された透視画像データと,
上記画像メモリに記憶された第2画像データとの差分画
像データを作成し,この差分画像データを所定の閾値で
二値化した二値画像データを作成する二値画像作成手
段,二値画像作成手段によって作成された二値画像デー
タにラベリング処理を施すことにより対象画像を抽出
し,各対象画像を囲むウィンドウを決定するウィンドウ
決定手段,および上記画像メモリに記憶された第2画像
データのうち,各ウィンドウ内に含まれる上記第2画像
データを上記対象画像データとして出力する画像作成手
段によって実現される。
【0023】この実施態様によると,第1画像データを
第2画像データの画像面に透視変換した透視画像データ
が作成され,この透視画像データと第2画像データとの
差分画像データを所定の閾値で二値化した二値画像デー
タが作成される。二値画像データにラベリング処理が施
され,被検出物体を表す対象画像が抽出され,さらに各
対象画像を囲むウィンドウが決定される。第2画像デー
タのうち,各ウィンドウ内に含まれる上記第2画像デー
タが対象画像データとして出力される。2段階透視変換
された透視画像と第2画像との差分画像は,道路等の平
面を表す画像がほぼ無くなり,車両,歩行者等の立体を
表す画像のみが残ることになる。したがって,差分画像
を二値化しラベリング処理を施すことによって,車両,
歩行者等の立体(被検出物体)をそれぞれ表す画像を抽
出することができる。それぞれの被検出物体の画像を含
むウィンドウ内の第2画像データには,その被検出物体
を表す対象画像データが含まれる。
第2画像データの画像面に透視変換した透視画像データ
が作成され,この透視画像データと第2画像データとの
差分画像データを所定の閾値で二値化した二値画像デー
タが作成される。二値画像データにラベリング処理が施
され,被検出物体を表す対象画像が抽出され,さらに各
対象画像を囲むウィンドウが決定される。第2画像デー
タのうち,各ウィンドウ内に含まれる上記第2画像デー
タが対象画像データとして出力される。2段階透視変換
された透視画像と第2画像との差分画像は,道路等の平
面を表す画像がほぼ無くなり,車両,歩行者等の立体を
表す画像のみが残ることになる。したがって,差分画像
を二値化しラベリング処理を施すことによって,車両,
歩行者等の立体(被検出物体)をそれぞれ表す画像を抽
出することができる。それぞれの被検出物体の画像を含
むウィンドウ内の第2画像データには,その被検出物体
を表す対象画像データが含まれる。
【0024】第2の発明の他の実施態様においては,上
記人判断手段が,上記対象画像作成手段によって作成さ
れた対象画像データに基づいて,被検出物体の水平エッ
ジおよび垂直エッジを抽出するエッジ抽出手段,および
上記エッジ抽出手段によって抽出された被検出物体の水
平エッジおよび垂直エッジに基づいて被検出物体の高さ
とその幅を算出し,これらの高さと幅に基づいて被検出
物体が人であるかどうかを判断する対象判断手段によっ
て実現される。
記人判断手段が,上記対象画像作成手段によって作成さ
れた対象画像データに基づいて,被検出物体の水平エッ
ジおよび垂直エッジを抽出するエッジ抽出手段,および
上記エッジ抽出手段によって抽出された被検出物体の水
平エッジおよび垂直エッジに基づいて被検出物体の高さ
とその幅を算出し,これらの高さと幅に基づいて被検出
物体が人であるかどうかを判断する対象判断手段によっ
て実現される。
【0025】この実施態様によると,被検出物体を表す
対象画像データに基づいて,被検出物体の水平エッジお
よび垂直エッジが抽出される。被検出物体の水平エッジ
および垂直エッジに基づいて被検出物体の高さとその幅
が検出される。高さと幅に基づいて被検出物体が人であ
るかどうかが判断される。人(歩行者)と,車両等の障
害物とは,高さと幅が異なるので,これらの高さと幅に
基づいて被検出物体が歩行者であるかまたはその他の障
害物であるかを判定することができる。
対象画像データに基づいて,被検出物体の水平エッジお
よび垂直エッジが抽出される。被検出物体の水平エッジ
および垂直エッジに基づいて被検出物体の高さとその幅
が検出される。高さと幅に基づいて被検出物体が人であ
るかどうかが判断される。人(歩行者)と,車両等の障
害物とは,高さと幅が異なるので,これらの高さと幅に
基づいて被検出物体が歩行者であるかまたはその他の障
害物であるかを判定することができる。
【0026】
第1実施例 第1実施例における警報発生装置は2次元スキャンのレ
ーザ・レーダを用いて歩行者を含む障害物を検出し,そ
れらの距離に応じて警報を発生するものである。
ーザ・レーダを用いて歩行者を含む障害物を検出し,そ
れらの距離に応じて警報を発生するものである。
【0027】図1は車両に搭載される警報発生装置の電
気的構成を示すブロック図である。この警報発生装置が
搭載された車両を自車両という。
気的構成を示すブロック図である。この警報発生装置が
搭載された車両を自車両という。
【0028】レーザ・レーダ10は車両の前方に向けてレ
ーザ光を投射するように車両に取付けられる。このレー
ザ・レーダ10には,投射光を投射する部分と,反射光を
受光する部分とが含まれる。図2に示すように,レーザ
・レーダ10は車両1の前部,たとえばバンパ1Aまたは
その付近に取付けられる。レーザ・レーダ10の全部を車
両1の車体の外側に露出させる必要はなく,少なくとも
レーザ光の出射窓と反射光の入射窓とが開けられていれ
ばよい。各種の信号処理回路は一般には車体内部に設け
られるであろう。
ーザ光を投射するように車両に取付けられる。このレー
ザ・レーダ10には,投射光を投射する部分と,反射光を
受光する部分とが含まれる。図2に示すように,レーザ
・レーダ10は車両1の前部,たとえばバンパ1Aまたは
その付近に取付けられる。レーザ・レーダ10の全部を車
両1の車体の外側に露出させる必要はなく,少なくとも
レーザ光の出射窓と反射光の入射窓とが開けられていれ
ばよい。各種の信号処理回路は一般には車体内部に設け
られるであろう。
【0029】車両,二輪車,自転車等の障害物にはその
後部にリフレクタが設けられているので,そのリフレク
タによって反射されたレーザ光を受光することによっ
て,それらの障害物を検出することができる。一方,歩
行者については,歩行者を検出するため,図3に示すよ
うに,再帰反射特性を持つ素材(これを,反射素材とい
う)5Hと5Lをそれぞれ,人の頭に近い箇所と足に近
い箇所の2箇所に取付ける。頭に近い箇所は,たとえば
帽子,服の襟等であり,足に近い箇所はたとえば,靴,
ズボンの裾,スカートの裾等である。頭に近い箇所およ
び足に近い箇所以外に,その他の箇所に反射素材を着け
てもよく,たとえば反射素材を腕帯として腕に着けても
よい。
後部にリフレクタが設けられているので,そのリフレク
タによって反射されたレーザ光を受光することによっ
て,それらの障害物を検出することができる。一方,歩
行者については,歩行者を検出するため,図3に示すよ
うに,再帰反射特性を持つ素材(これを,反射素材とい
う)5Hと5Lをそれぞれ,人の頭に近い箇所と足に近
い箇所の2箇所に取付ける。頭に近い箇所は,たとえば
帽子,服の襟等であり,足に近い箇所はたとえば,靴,
ズボンの裾,スカートの裾等である。頭に近い箇所およ
び足に近い箇所以外に,その他の箇所に反射素材を着け
てもよく,たとえば反射素材を腕帯として腕に着けても
よい。
【0030】レーザ・レーダ10の全体的な動作は制御回
路11によって統括される。制御回路11は一定の周期をも
つ一連の発光パルスを発生し,レーザ・ダイオード(L
D)駆動回路12に与える。発光パルスの周期は,計測可
能な最大距離を光が往復するのに要する時間以上の時間
である。
路11によって統括される。制御回路11は一定の周期をも
つ一連の発光パルスを発生し,レーザ・ダイオード(L
D)駆動回路12に与える。発光パルスの周期は,計測可
能な最大距離を光が往復するのに要する時間以上の時間
である。
【0031】制御回路11はまた,レーザ光をあらかじめ
定められた走査角度範囲(検知エリア)を水平方向およ
び鉛直方向にそれぞれ走査するたの水平走査角信号およ
び鉛直走査角信号を発生し,二次元スキャナ14に与え
る。走査角度範囲はたとえば,図4に示すように,水平
方向に400[mrad] であり,鉛直方向に70[mrad]である。
走査角度範囲は,各方向にそれぞれ80分割,14分割され
る,すなわち80×14のエリアに分割される。1エリアは
5×5[mrad2] であり,各エリアにレーザ光が投射され
る。
定められた走査角度範囲(検知エリア)を水平方向およ
び鉛直方向にそれぞれ走査するたの水平走査角信号およ
び鉛直走査角信号を発生し,二次元スキャナ14に与え
る。走査角度範囲はたとえば,図4に示すように,水平
方向に400[mrad] であり,鉛直方向に70[mrad]である。
走査角度範囲は,各方向にそれぞれ80分割,14分割され
る,すなわち80×14のエリアに分割される。1エリアは
5×5[mrad2] であり,各エリアにレーザ光が投射され
る。
【0032】LD駆動回路12は,制御回路11から与えら
れる発光パルスに応答して,レーザ・ダイオード(L
D)13を駆動する。これにより,LD13からパルス・レ
ーザ光が投光される。
れる発光パルスに応答して,レーザ・ダイオード(L
D)13を駆動する。これにより,LD13からパルス・レ
ーザ光が投光される。
【0033】二次元スキャナ14は,制御回路11から与え
られる水平走査角信号および鉛直走査角信号に応答し
て,LD13が投射されるパルス・レーザ光を走査し,上
述の走査角度範囲に出射する。図5は二次元スキャナの
詳細な構成を示すブロック図である。
られる水平走査角信号および鉛直走査角信号に応答し
て,LD13が投射されるパルス・レーザ光を走査し,上
述の走査角度範囲に出射する。図5は二次元スキャナの
詳細な構成を示すブロック図である。
【0034】LD13からのパルス・レーザ光は水平走査
用ミラー41により反射されることによって水平方向に走
査され,さらに鉛直走査用ミラー43により反射されるこ
とによって鉛直方向に走査される。水平走査用ミラー41
は制御回路11から与えられる水平走査角信号に基づく角
度に水平走査用モータ42によって回転され,鉛直走査用
ミラー41は制御回路11から与えられる鉛直走査角信号に
基づく角度に鉛直走査用モータ42によって回転される。
ミラー41,43はたとえばガルバノメータ・ミラーであ
る。
用ミラー41により反射されることによって水平方向に走
査され,さらに鉛直走査用ミラー43により反射されるこ
とによって鉛直方向に走査される。水平走査用ミラー41
は制御回路11から与えられる水平走査角信号に基づく角
度に水平走査用モータ42によって回転され,鉛直走査用
ミラー41は制御回路11から与えられる鉛直走査角信号に
基づく角度に鉛直走査用モータ42によって回転される。
ミラー41,43はたとえばガルバノメータ・ミラーであ
る。
【0035】パルス・レーザ光の二次元スキャンは,図
5に示す二次元スキャナの他に,ポリゴン・ミラーを用
いてもよいし,レーザ光を投光するコリメータを回動さ
せるコリメータ直動型を用いて行ってもよい。またその
他のものを用いてもよい。
5に示す二次元スキャナの他に,ポリゴン・ミラーを用
いてもよいし,レーザ光を投光するコリメータを回動さ
せるコリメータ直動型を用いて行ってもよい。またその
他のものを用いてもよい。
【0036】水平走査用ミラー41および鉛直走査用ミラ
ー43の回転角がスキャン角度検出回路によって検出さ
れ,それらの角度を表す水平角検出信号および鉛直角検
出信号が制御回路11に与えられる。
ー43の回転角がスキャン角度検出回路によって検出さ
れ,それらの角度を表す水平角検出信号および鉛直角検
出信号が制御回路11に与えられる。
【0037】レーザ光の反射光がフォトダイオード(P
D)16によって受光され,PD16の受光信号が受光回路
17によって所定の閾値でレベル弁別される。受光信号の
レベルがその閾値を超えると,受光タイミング信号が受
光回路17から制御回路11に出力される。
D)16によって受光され,PD16の受光信号が受光回路
17によって所定の閾値でレベル弁別される。受光信号の
レベルがその閾値を超えると,受光タイミング信号が受
光回路17から制御回路11に出力される。
【0038】PD16は多分割PD(水平方向にまたはマ
トリックス状に分割されたPD)を用いてもよい。この
多分割PDを用いた反射光の検出については,特願平6-
196217号に開示されている。
トリックス状に分割されたPD)を用いてもよい。この
多分割PDを用いた反射光の検出については,特願平6-
196217号に開示されている。
【0039】制御回路11において,発光パルスに基づく
レーザ光の投光タイミングから,受光タイミング信号に
基づく反射光の受光タイミングまでの遅延時間が計時さ
れ,この遅延時間に基づいて,自車両(このレーザ・レ
ーダ10が搭載された車両1)から被検出物体までの距離
rが算出される。被検出物体が検出されたとき(被検出
物体までの距離rが算出されたとき),スキャン角度検
出回路15から与えられる水平角検出信号および鉛直角検
出信号に基づいて,水平角θおよび鉛直角φがそれぞれ
算出される。被検出物体が検出される毎に,その被検出
物体の距離r,水平角θおよび鉛直角φが信号処理装置
20に与えられる。
レーザ光の投光タイミングから,受光タイミング信号に
基づく反射光の受光タイミングまでの遅延時間が計時さ
れ,この遅延時間に基づいて,自車両(このレーザ・レ
ーダ10が搭載された車両1)から被検出物体までの距離
rが算出される。被検出物体が検出されたとき(被検出
物体までの距離rが算出されたとき),スキャン角度検
出回路15から与えられる水平角検出信号および鉛直角検
出信号に基づいて,水平角θおよび鉛直角φがそれぞれ
算出される。被検出物体が検出される毎に,その被検出
物体の距離r,水平角θおよび鉛直角φが信号処理装置
20に与えられる。
【0040】自車両の走行速度(車速)vが車速センサ
18によって検出され,信号処理装置20に与えられる。
18によって検出され,信号処理装置20に与えられる。
【0041】信号処理装置20は,レーザ・レーダ10によ
って検出された被検出物体の距離r,水平角θおよび鉛
直角φ,ならびに車速センサ18によって検出された車速
vに基づいて,被検出物体が歩行者であるかその他の障
害物であるかを判断するとともに,歩行者であるかまた
はその他の障害物であるかに応じて異なる警報を発生す
るかどうか判断するものである。
って検出された被検出物体の距離r,水平角θおよび鉛
直角φ,ならびに車速センサ18によって検出された車速
vに基づいて,被検出物体が歩行者であるかその他の障
害物であるかを判断するとともに,歩行者であるかまた
はその他の障害物であるかに応じて異なる警報を発生す
るかどうか判断するものである。
【0042】信号処理装置20はプログラムされたコンピ
ュータによって実現される。信号処理装置20はそのすべ
てをハードウェアによって実現することもできる。また
信号処理装置20はその一部をハードウェアによって実現
しその他の一部をソフトウェアによって実現することも
できる。
ュータによって実現される。信号処理装置20はそのすべ
てをハードウェアによって実現することもできる。また
信号処理装置20はその一部をハードウェアによって実現
しその他の一部をソフトウェアによって実現することも
できる。
【0043】図6は信号処理装置20における警報発生の
処理手順を示すフロー・チャートである。
処理手順を示すフロー・チャートである。
【0044】図7は信号処理装置20において記憶される
データの構造を示し,レーザ光を走査角度範囲内におい
て一回走査したときに検出された被検出物体に関するデ
ータである。この図ではN個の被検出物体が示されてい
る。
データの構造を示し,レーザ光を走査角度範囲内におい
て一回走査したときに検出された被検出物体に関するデ
ータである。この図ではN個の被検出物体が示されてい
る。
【0045】信号処理装置20において,被検出物体の距
離r,水平角θおよび鉛直角φによって表される極座標
系が,直交座標系に変換される(ステップ31)。図7に
示すように,レーザ・レーダ10の位置を原点Oとし,水
平方向をX軸,鉛直方向をZ軸,車両1の進行方向をY
軸とする。Y軸はレーザ・レーダ10の高さ位置において
路面に平行である。路面(地面)を高さの基準Z=0と
する場合には,レーザ・レーダ10は車両1のバンパ1A
に取付けられているので,それが取付けられた高さ位置
に相当する高さΔZを用いて補正すればよい。
離r,水平角θおよび鉛直角φによって表される極座標
系が,直交座標系に変換される(ステップ31)。図7に
示すように,レーザ・レーダ10の位置を原点Oとし,水
平方向をX軸,鉛直方向をZ軸,車両1の進行方向をY
軸とする。Y軸はレーザ・レーダ10の高さ位置において
路面に平行である。路面(地面)を高さの基準Z=0と
する場合には,レーザ・レーダ10は車両1のバンパ1A
に取付けられているので,それが取付けられた高さ位置
に相当する高さΔZを用いて補正すればよい。
【0046】直交座標系で表わされる被検出物体の位置
(x,y,z)は被検出物体の距離r,水平角θおよび
鉛直角φによって,次式で表される。
(x,y,z)は被検出物体の距離r,水平角θおよび
鉛直角φによって,次式で表される。
【0047】 x=r・cos θ …(1) y=r・sin θ・sin φ …(2) z=r・cos φ …(3)
【0048】一つの対象を2以上の被検出物体として検
出されることがあるため,それらの被検出物体を1つに
まとめる処理を,座標変換の前または後で行ってもよ
い。
出されることがあるため,それらの被検出物体を1つに
まとめる処理を,座標変換の前または後で行ってもよ
い。
【0049】このまとめ処理を座標変換の前に行う場合
には,距離r,水平角θおよび鉛直角φがそれぞれ,一
の被検出物体を基準にして他の被検出物体が所定の範囲
にあるとき,それらは1つの対象から検出されたもので
あると判定され,1つの対象から検出された複数の被検
出物体は,それらの距離r,水平角θおよび鉛直角φに
基づいて,それらの被検出物体を1つにまとめた被検出
物体の距離r,水平角θおよび鉛直角φが算出される,
たとえば平均が算出される。
には,距離r,水平角θおよび鉛直角φがそれぞれ,一
の被検出物体を基準にして他の被検出物体が所定の範囲
にあるとき,それらは1つの対象から検出されたもので
あると判定され,1つの対象から検出された複数の被検
出物体は,それらの距離r,水平角θおよび鉛直角φに
基づいて,それらの被検出物体を1つにまとめた被検出
物体の距離r,水平角θおよび鉛直角φが算出される,
たとえば平均が算出される。
【0050】また,まとめ処理を座標変換の後に行う場
合には,被検出物体の座標(x,y,z)に基づいて,
一の被検出物体を基準にして他の被検出物体が所定の範
囲内にあるとき,それらは1つの対象であると判定さ
れ,同一の対象から検出された被検出物体は,上述のよ
うに1つの被検出物体にまとめられる。
合には,被検出物体の座標(x,y,z)に基づいて,
一の被検出物体を基準にして他の被検出物体が所定の範
囲内にあるとき,それらは1つの対象であると判定さ
れ,同一の対象から検出された被検出物体は,上述のよ
うに1つの被検出物体にまとめられる。
【0051】車両に対する被検出物体の相対速度が被検
出物体の位置(x,y,z)および車速vに基づいて算
出される(ステップ32)。相対速度はたとえば,位置
(x,y,z)のうちx座標およびy座標に基づいて算
出される,すなわち水平面内の被検出物体の位置情報に
基づいて算出される。位置(x,y)と車速Vに基づ
く,被検出物体の相対速度の算出についてはたとえば特
願平4-305019号に開示されている。
出物体の位置(x,y,z)および車速vに基づいて算
出される(ステップ32)。相対速度はたとえば,位置
(x,y,z)のうちx座標およびy座標に基づいて算
出される,すなわち水平面内の被検出物体の位置情報に
基づいて算出される。位置(x,y)と車速Vに基づ
く,被検出物体の相対速度の算出についてはたとえば特
願平4-305019号に開示されている。
【0052】続いて,相対速度が算出された被検出物体
について,被検出物体までの相対距離(座標系の変換前
の距離rまたは座標系の変換後のz座標)と,その相対
速度に基づいて,その被検出物体に衝突する危険度を表
す衝突危険度が算出される(ステップ33)。この衝突危
険度はたえば,被検出物体が現在の距離Dから,その被
検出物体の相対速度Vでこのレーザ・レーダ10が搭載さ
れた車両1に近づいてきたときに,被検出物体と車両が
衝突するまでの時間である。衝突危険度tは次式により
算出される。
について,被検出物体までの相対距離(座標系の変換前
の距離rまたは座標系の変換後のz座標)と,その相対
速度に基づいて,その被検出物体に衝突する危険度を表
す衝突危険度が算出される(ステップ33)。この衝突危
険度はたえば,被検出物体が現在の距離Dから,その被
検出物体の相対速度Vでこのレーザ・レーダ10が搭載さ
れた車両1に近づいてきたときに,被検出物体と車両が
衝突するまでの時間である。衝突危険度tは次式により
算出される。
【0053】 t=D/V (V>0) …(4) t=∞ (V≦0) …(5)
【0054】相対速度Vが0または負の場合には,車両
から遠ざかっていることになり,車両がその被検出物体
に衝突する危険性が低いので,衝突危険度tが∞に設定
されている。
から遠ざかっていることになり,車両がその被検出物体
に衝突する危険性が低いので,衝突危険度tが∞に設定
されている。
【0055】次に,検出された被検出物体が人(歩行
者)であるかどうかが,その位置情報に基づいて判断さ
れる(ステップ34)。被検出物体の位置をY座標の小さ
い順に並替え,その順に一の被検出物体の位置P1(x1,
y1,z1)と,他の被検出物体の位置P2(x2,y2,z2)と
について,次式によって表される条件を満たすかどうか
によって,それらの2つの被検出物体が人(歩行者)で
あるかどうかが判断される。
者)であるかどうかが,その位置情報に基づいて判断さ
れる(ステップ34)。被検出物体の位置をY座標の小さ
い順に並替え,その順に一の被検出物体の位置P1(x1,
y1,z1)と,他の被検出物体の位置P2(x2,y2,z2)と
について,次式によって表される条件を満たすかどうか
によって,それらの2つの被検出物体が人(歩行者)で
あるかどうかが判断される。
【0056】 |x1 −x2 |<Thx AND |y1 −y2 |<Thy AND Thz1 <|z1 −z2 |<Thz2 …(6)
【0057】式(6) は一の被検出物体が頭の付近に着け
られた反射素材であり,他方の被検出物体が足の付近に
着けられた反射素材であることを前提としている。した
がって,Thx,Thyはレーザ・レーダ10の分解能によっ
て決定される閾値であり,Thz1,Thz2 は人の身長によ
って決定される閾値である。これらの閾値はたとえば,
Thx =0.5[m] ,Thy =1.0[m] ,Thz1=1.0[m] およ
びThz2=1.8[m] である。
られた反射素材であり,他方の被検出物体が足の付近に
着けられた反射素材であることを前提としている。した
がって,Thx,Thyはレーザ・レーダ10の分解能によっ
て決定される閾値であり,Thz1,Thz2 は人の身長によ
って決定される閾値である。これらの閾値はたとえば,
Thx =0.5[m] ,Thy =1.0[m] ,Thz1=1.0[m] およ
びThz2=1.8[m] である。
【0058】式(6) によって表される人判断の条件式を
用いると,道路上におよびその側に存在する障害物,た
とえば路側リフレクタ(デリニエータ),壁,看板等
を,人と区別することができる。路側リフレクタは1つ
の被検出物体として検出され壁および看板は被検出物体
が広い領域で連続的に検出されるので,上述の人判断条
件を満たさない。
用いると,道路上におよびその側に存在する障害物,た
とえば路側リフレクタ(デリニエータ),壁,看板等
を,人と区別することができる。路側リフレクタは1つ
の被検出物体として検出され壁および看板は被検出物体
が広い領域で連続的に検出されるので,上述の人判断条
件を満たさない。
【0059】被検出物体が人であると判定されると(ス
テップ34でYES ),衝突危険度tが所定の警報発生閾値
Thmと比較され(ステップ35),衝突危険度tが警報発
生閾値Thm未満の場合(ステップ35でYES )には人用の
警報が警報装置19によって発生され(ステップ36),そ
うでない場合(ステップ35でNO)には警報は発生されな
い。
テップ34でYES ),衝突危険度tが所定の警報発生閾値
Thmと比較され(ステップ35),衝突危険度tが警報発
生閾値Thm未満の場合(ステップ35でYES )には人用の
警報が警報装置19によって発生され(ステップ36),そ
うでない場合(ステップ35でNO)には警報は発生されな
い。
【0060】また被検出物体が人でない,すなわち人以
外の障害物であると判定されると(ステップ34でNO),
衝突危険度tが所定の警報発生閾値Thoと比較され(ス
テップ37),衝突危険度tが警報発生閾値hTo未満の場
合(ステップ37でYES )には,その他用の警報が警報装
置19によって発生され(ステップ38),そうでない場合
(ステップ37でNO)には警報は発生されない。
外の障害物であると判定されると(ステップ34でNO),
衝突危険度tが所定の警報発生閾値Thoと比較され(ス
テップ37),衝突危険度tが警報発生閾値hTo未満の場
合(ステップ37でYES )には,その他用の警報が警報装
置19によって発生され(ステップ38),そうでない場合
(ステップ37でNO)には警報は発生されない。
【0061】被検出物体が人判断条件には,その被検出
物体の相対速度を考慮してもよい。また,ファジィ推論
により人らしさを算出し,この人らしさに基づいて被検
出物体が人であるかどうかを判定してもよい。
物体の相対速度を考慮してもよい。また,ファジィ推論
により人らしさを算出し,この人らしさに基づいて被検
出物体が人であるかどうかを判定してもよい。
【0062】警報発生閾値はThm>Thoであり,たとえ
ば,Thm=10[秒],Tho=5[秒]である。車両等の
障害物に対して,人(歩行者)が特に危険であるため,
人が検出されたときにはその他の障害物(車両等)より
も早い時期から警報を発生し,人の存在を運転手に知ら
せるものである。
ば,Thm=10[秒],Tho=5[秒]である。車両等の
障害物に対して,人(歩行者)が特に危険であるため,
人が検出されたときにはその他の障害物(車両等)より
も早い時期から警報を発生し,人の存在を運転手に知ら
せるものである。
【0063】また,人用の警報とその他の警報はそれぞ
れ異なるものを用いるのが好ましい。たとえば,音の大
きさ(音量)を変える,音の周波数を変える,または音
の大きさと周波数を変える。また,合成された音声を警
報としてもよい。
れ異なるものを用いるのが好ましい。たとえば,音の大
きさ(音量)を変える,音の周波数を変える,または音
の大きさと周波数を変える。また,合成された音声を警
報としてもよい。
【0064】警報の発生の判定には車速vを考慮しても
よい。たとえば車速vが大きいときは警報発生閾値Th
m,Thoを大きく設定し,車速vが小さいときは警報発
生閾値Thm,Thoを小さく設定する。
よい。たとえば車速vが大きいときは警報発生閾値Th
m,Thoを大きく設定し,車速vが小さいときは警報発
生閾値Thm,Thoを小さく設定する。
【0065】このようにして,レーザ・レーダ10によっ
て検出された被検出物体について,それが歩行者である
かを判断し,歩行者であるときには早い時期から歩行者
が車両の前方にいることを警報を鳴らすことによって注
意を運転手に促すことができる。運転手が歩行者に注意
することによって,歩行者を巻込んだ事故を減らすこと
ができる。
て検出された被検出物体について,それが歩行者である
かを判断し,歩行者であるときには早い時期から歩行者
が車両の前方にいることを警報を鳴らすことによって注
意を運転手に促すことができる。運転手が歩行者に注意
することによって,歩行者を巻込んだ事故を減らすこと
ができる。
【0066】第2実施例 第2実施例による警報発生装置は,車両の前方の風景を
カメラによって撮像することに得られる画像を用いて,
移動ステレオ視により歩行者を検出し,警報を発生する
ものである。
カメラによって撮像することに得られる画像を用いて,
移動ステレオ視により歩行者を検出し,警報を発生する
ものである。
【0067】図9は第2実施例における警報発生装置の
構成を示すブロック図である。この図において,車速セ
ンサ18および警報装置19は図1に示すものと同一のもの
である。
構成を示すブロック図である。この図において,車速セ
ンサ18および警報装置19は図1に示すものと同一のもの
である。
【0068】各メモリはRAM,EEPROM等の記憶
素子によって実現される。第1画像メモリ53,第2画像
メモリ54,透視画像メモリ56および差分画像メモリ57を
一つのメモリによって構成することもできるし,これら
のいくつかを組合わせてもよい,たとえば第1画像メモ
リ53と第2画像メモリ54を1つの画像メモリとして構成
してもよい。
素子によって実現される。第1画像メモリ53,第2画像
メモリ54,透視画像メモリ56および差分画像メモリ57を
一つのメモリによって構成することもできるし,これら
のいくつかを組合わせてもよい,たとえば第1画像メモ
リ53と第2画像メモリ54を1つの画像メモリとして構成
してもよい。
【0069】ビデオ・カメラ51は,図10に示すように,
ルーム・ミラー1Bの裏側(鏡面となっている面の反対
側)に,車両1のフロント・ガラス1Cを通して車両1
の前方を撮像できるように設置される。このビデオ・カ
メラ51はその視軸(光軸)が車両の直進方向に路面とほ
ぼ平行になるように設置される。ビデオ・カメラ51たと
えば,CCDカメラ等であり,好ましくはシャッタ付き
ビデオ・カメラである。ビデオ・カメ51は,後述する画
像処理装置55から与えられる第1撮像信号または第2撮
像信号に応答して,車両1の前方の風景を撮像し,その
風景を表すアナログ・ビデオ信号をA/D変換器52に出
力する。
ルーム・ミラー1Bの裏側(鏡面となっている面の反対
側)に,車両1のフロント・ガラス1Cを通して車両1
の前方を撮像できるように設置される。このビデオ・カ
メラ51はその視軸(光軸)が車両の直進方向に路面とほ
ぼ平行になるように設置される。ビデオ・カメラ51たと
えば,CCDカメラ等であり,好ましくはシャッタ付き
ビデオ・カメラである。ビデオ・カメ51は,後述する画
像処理装置55から与えられる第1撮像信号または第2撮
像信号に応答して,車両1の前方の風景を撮像し,その
風景を表すアナログ・ビデオ信号をA/D変換器52に出
力する。
【0070】信号処理装置52はA/D変換回路を含み,
ビデオ・カメラ51によって撮像された風景を表すアナロ
グ・ビデオ信号がA/D変換回路によりグレイ・レベル
・ディジタル画像データに変換される。画像データはa
画素(縦)×b画素(横)であり,各画素はたとえば8
ビットのグレイ・レベル・データ(階調データ)によっ
て表現される。第1撮像信号に基づいて画像データは第
1画像メモリ53に記憶され,第2撮像信号に基づいて画
像データは第2画像メモリ54に記憶される。
ビデオ・カメラ51によって撮像された風景を表すアナロ
グ・ビデオ信号がA/D変換回路によりグレイ・レベル
・ディジタル画像データに変換される。画像データはa
画素(縦)×b画素(横)であり,各画素はたとえば8
ビットのグレイ・レベル・データ(階調データ)によっ
て表現される。第1撮像信号に基づいて画像データは第
1画像メモリ53に記憶され,第2撮像信号に基づいて画
像データは第2画像メモリ54に記憶される。
【0071】画像処理装置55は第1画像メモリ53および
第2画像メモリ54にそれぞれ記憶された第1画像データ
および第2画像データ,ならびに車速センサ18によって
検出された車速に基づいて被検出物体を抽出するととも
に被検出物体が人であるかどうかによって異なる警報を
鳴らすものである。図11および図12は画像処理装置55に
おける全体的な処理手順を示すフロー・チャートであ
る。
第2画像メモリ54にそれぞれ記憶された第1画像データ
および第2画像データ,ならびに車速センサ18によって
検出された車速に基づいて被検出物体を抽出するととも
に被検出物体が人であるかどうかによって異なる警報を
鳴らすものである。図11および図12は画像処理装置55に
おける全体的な処理手順を示すフロー・チャートであ
る。
【0072】第1撮像信号がビデオ・カメラ51に出力さ
れ,車両1の前方の風景がビデオ・カメラ51によって撮
像され,その風景を表す画像データが第1画像メモリ53
に記憶される(ステップ61)。この第1画像メモリ53に
記憶された画像データを第1画像データといい,この第
1画像データによって表される画像を第1画像という。
れ,車両1の前方の風景がビデオ・カメラ51によって撮
像され,その風景を表す画像データが第1画像メモリ53
に記憶される(ステップ61)。この第1画像メモリ53に
記憶された画像データを第1画像データといい,この第
1画像データによって表される画像を第1画像という。
【0073】第1撮像信号の出力後,あらかじめ定めら
れた時間τ(たとえば1/30秒)が経過すると,第2撮像
信号が画像処理装置55からビデオ・カメラ1に出力さ
れ,この第2撮像信号に応答して車両1の前方の風景が
ビデオ・カメラ1によって再び撮像され,画像データが
第2画像メモリに記憶される(ステップ62)。第2画像
メモリ4に記憶されるた画像データを第2画像データと
いい,この第2画像データによって表される画像を第2
画像という。。
れた時間τ(たとえば1/30秒)が経過すると,第2撮像
信号が画像処理装置55からビデオ・カメラ1に出力さ
れ,この第2撮像信号に応答して車両1の前方の風景が
ビデオ・カメラ1によって再び撮像され,画像データが
第2画像メモリに記憶される(ステップ62)。第2画像
メモリ4に記憶されるた画像データを第2画像データと
いい,この第2画像データによって表される画像を第2
画像という。。
【0074】第2画像は第1画像の撮像時刻から時間τ
だけ経過した後に撮像されているので,車両1は距離d
=v・τ(vは車速センサ18によって検出される車速を
表す)だけ前方に移動していることになる。したがっ
て,第2画像の撮像位置は第1画像の撮像位置よりも距
離dだけ前方に移動していることになる。
だけ経過した後に撮像されているので,車両1は距離d
=v・τ(vは車速センサ18によって検出される車速を
表す)だけ前方に移動していることになる。したがっ
て,第2画像の撮像位置は第1画像の撮像位置よりも距
離dだけ前方に移動していることになる。
【0075】第1画像メモリに記憶された第1画像デー
タが,第2画像の画像面に画像処理装置55によって2段
階透視変換されることにより透視画像データが作成さ
れ,この透視画像データは透視画像メモリ56に記憶され
る(ステップ63)。透視画像データによって表される画
像を透視画像という。ステップ63における2段階透視変
換処理は第1画像を撮像した後,第2画像の撮像前に行
ってもよい。
タが,第2画像の画像面に画像処理装置55によって2段
階透視変換されることにより透視画像データが作成さ
れ,この透視画像データは透視画像メモリ56に記憶され
る(ステップ63)。透視画像データによって表される画
像を透視画像という。ステップ63における2段階透視変
換処理は第1画像を撮像した後,第2画像の撮像前に行
ってもよい。
【0076】2段階透視変換は,ある第1の視点から撮
像された画像に基づいて異なる第2の視点から撮像した
画像を作成するものである。第1に,第1の視点から撮
像された画像が基準となる水平面上に透視変換(透視投
影)される。第2に,水平面上に透視変換された画像を
第2の視点から撮像した画像に透視変換するものであ
る。この実施例では,第1の視点および第2の視点が第
1画像および第2画像をそれぞれ撮像したビデオ・カメ
ラ51の位置であり,水平面が道路(路面)である。第1
画像に基づいて第2画像を撮像した視点と同じ視点から
見た画像(透視画像)が作成される。
像された画像に基づいて異なる第2の視点から撮像した
画像を作成するものである。第1に,第1の視点から撮
像された画像が基準となる水平面上に透視変換(透視投
影)される。第2に,水平面上に透視変換された画像を
第2の視点から撮像した画像に透視変換するものであ
る。この実施例では,第1の視点および第2の視点が第
1画像および第2画像をそれぞれ撮像したビデオ・カメ
ラ51の位置であり,水平面が道路(路面)である。第1
画像に基づいて第2画像を撮像した視点と同じ視点から
見た画像(透視画像)が作成される。
【0077】次に,第2画像メモリ54に記憶されている
第2画像データと透視画像メモリ56に記憶されている透
視画像データとの差分画像データが,それぞれ対応する
画素の画像データの差分の絶対値が算出されることによ
り作成され,差分画像データは差分画像メモリ57に記憶
される(ステップ64)。この差分処理においては,上述
した画像処理装置55の内部メモリに記憶された座標があ
る場合には,この座標に対応する画素データの値(グレ
イ・レベル)は零にされる。差分画像データによって表
わされる画像を差分画像という。
第2画像データと透視画像メモリ56に記憶されている透
視画像データとの差分画像データが,それぞれ対応する
画素の画像データの差分の絶対値が算出されることによ
り作成され,差分画像データは差分画像メモリ57に記憶
される(ステップ64)。この差分処理においては,上述
した画像処理装置55の内部メモリに記憶された座標があ
る場合には,この座標に対応する画素データの値(グレ
イ・レベル)は零にされる。差分画像データによって表
わされる画像を差分画像という。
【0078】一般に2段階透視変換を行った画像と,2
段階透視変換の視点から撮像した画像とを比較すると,
路面(路面上にに描かれている制限速度,センタ・ライ
ン等を表す模様を含む)等の平面は,同じ位置(座標)
に存在するため,路面を表す画像データの値(グレイ・
レベル)は零または零に近い値になり,この平面以外の
車両,歩行者,街灯等の立体を表す画像は同じ位置には
なく,画像データの値は零または零に近い値にはならな
い。したがって,路面を表す画像は透視画像からほぼ消
去され,路面以外の立体を表わす画像が透視画像に残る
ことになる。
段階透視変換の視点から撮像した画像とを比較すると,
路面(路面上にに描かれている制限速度,センタ・ライ
ン等を表す模様を含む)等の平面は,同じ位置(座標)
に存在するため,路面を表す画像データの値(グレイ・
レベル)は零または零に近い値になり,この平面以外の
車両,歩行者,街灯等の立体を表す画像は同じ位置には
なく,画像データの値は零または零に近い値にはならな
い。したがって,路面を表す画像は透視画像からほぼ消
去され,路面以外の立体を表わす画像が透視画像に残る
ことになる。
【0079】差分画像メモリ57に記憶された差分画像デ
ータは,画像処理装置55により所定の閾値で二値化さ
れ,その二値画像データが作成される(ステップ65)。
この二値化に用いられる閾値は,障害物を表す画像を浮
き立たせるために適した値に設定される。
ータは,画像処理装置55により所定の閾値で二値化さ
れ,その二値画像データが作成される(ステップ65)。
この二値化に用いられる閾値は,障害物を表す画像を浮
き立たせるために適した値に設定される。
【0080】この差分画像データを二値化することによ
って,路面を表す画像データは0になり,路面以外の立
体,すなわち障害物を表す画像データは1になる。した
がって,二値画像は,障害物を表す画像のみを抽出する
ことになる。
って,路面を表す画像データは0になり,路面以外の立
体,すなわち障害物を表す画像データは1になる。した
がって,二値画像は,障害物を表す画像のみを抽出する
ことになる。
【0081】二値画像データにラベリング処理が行われ
ることにより,障害物を表す画素の集合(画像)が抽出
される(ステップ66)。ラベルが付けられた各画像をす
べて含むようにウィンドウが決定される(ステップ6
7)。
ることにより,障害物を表す画素の集合(画像)が抽出
される(ステップ66)。ラベルが付けられた各画像をす
べて含むようにウィンドウが決定される(ステップ6
7)。
【0082】ステップ61〜67の処理の詳細については,
特願平6-153048号に開示されている。
特願平6-153048号に開示されている。
【0083】各障害物を表す画像を囲むウィンドウが,
第2画像メモリに記憶された第2画像データに設定され
(ステップ68),各ウィンドウ内に含まれる第2画像デ
ータ(対象画像データ)について,水平エッジおよび垂
直エッジが抽出される(ステップ69)。第2画像データ
にウィンドウを設定することによって第2画像内の障害
物を表す対象画像データのみを切出すことができる。
第2画像メモリに記憶された第2画像データに設定され
(ステップ68),各ウィンドウ内に含まれる第2画像デ
ータ(対象画像データ)について,水平エッジおよび垂
直エッジが抽出される(ステップ69)。第2画像データ
にウィンドウを設定することによって第2画像内の障害
物を表す対象画像データのみを切出すことができる。
【0084】ウィンドウは第2画像データに代えてまた
は加えて透視画像メモリ66に記憶されている透視画像デ
ータに設定してもよい。
は加えて透視画像メモリ66に記憶されている透視画像デ
ータに設定してもよい。
【0085】各ウィンドウにおいて抽出された水平エッ
ジのY方向の最小値と最大とが抽出され,最大値と最小
値の差が障害物の上下幅として算出され,垂直エッジの
X方向の最小値と最大値に基づいて左右幅が上下幅と同
様に算出される(ステップ69)。これらの上下幅および
左右幅に基づいて,障害物の縦横比Rが算出される(ス
テップ70)。縦横比RはたとえばR=上下幅/左右幅で
ある。さらにこの縦横比Rに基づいて障害物が人である
か,またはその他の車両等の障害物であるかが判断され
る(ステップ71)。人判断の条件は,Thr1 およびThr
2 を閾値として次式によって表される。
ジのY方向の最小値と最大とが抽出され,最大値と最小
値の差が障害物の上下幅として算出され,垂直エッジの
X方向の最小値と最大値に基づいて左右幅が上下幅と同
様に算出される(ステップ69)。これらの上下幅および
左右幅に基づいて,障害物の縦横比Rが算出される(ス
テップ70)。縦横比RはたとえばR=上下幅/左右幅で
ある。さらにこの縦横比Rに基づいて障害物が人である
か,またはその他の車両等の障害物であるかが判断され
る(ステップ71)。人判断の条件は,Thr1 およびThr
2 を閾値として次式によって表される。
【0086】 THR1 <r<Thr2 …(7)
【0087】閾値Thr1 およびThr2 は人の体型を考慮
して決定され,たとえばThr1 =2,Thr2 =4であ
る。
して決定され,たとえばThr1 =2,Thr2 =4であ
る。
【0088】ステップ71において,障害物が人(歩行
者)である場合(ステップ71でYES )には警報装置19に
より人用の警報が発生され(ステップ72),そうでない
場合(ステップ71でNO)にはその他用の警報が発生され
る(ステップ73)。
者)である場合(ステップ71でYES )には警報装置19に
より人用の警報が発生され(ステップ72),そうでない
場合(ステップ71でNO)にはその他用の警報が発生され
る(ステップ73)。
【0089】このようにして検出された障害物に応じて
異なる警報が鳴らされる。
異なる警報が鳴らされる。
【0090】各障害物が,たとえば自車両が走行してい
る車線上にあるのかまたはその他の車線もしくは歩道上
にあるのかに応じて警報を鳴らすかどうかの判定に用い
てよい。
る車線上にあるのかまたはその他の車線もしくは歩道上
にあるのかに応じて警報を鳴らすかどうかの判定に用い
てよい。
【0091】また,第2実施例における警報発生装置
に,第1実施例におけるレーザ・レーダ10をさらに設け
て,障害物(被検出物体)までの距離に基づいて警報を
発生するかどうかを判定してもよい。
に,第1実施例におけるレーザ・レーダ10をさらに設け
て,障害物(被検出物体)までの距離に基づいて警報を
発生するかどうかを判定してもよい。
【図1】第1実施例における警報発生装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】警報発生装置に含まれるレーザ・レーダが車両
に取付けられた様子を示す。
に取付けられた様子を示す。
【図3】反射素材が人に着けられた様子を示す。
【図4】レーザ光を投射する走査角度範囲を示す。
【図5】二次元スキャナの詳細な構成を示す。
【図6】第1実施例の信号処理装置における警報発生の
処理手順を示すフロー・チャートである。
処理手順を示すフロー・チャートである。
【図7】信号処理装置において記憶されるデータの構造
を示す。
を示す。
【図8】座標系の変換を説明する図である。
【図9】第2実施例における警報発生装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】警報発生装置に含まれるカメラが車両に取付
けられた様子を示す。
けられた様子を示す。
【図11】警報発生装置の全体的な処理手順を示すフロ
ー・チャートである。
ー・チャートである。
【図12】警報発生装置の全体的な処理手順を示すフロ
ー・チャートである。
ー・チャートである。
【符号の説明】 10 レーザ・レーダ 11 制御回路 12 LD駆動回路 13 LD 14 二次元スキャナ 15 スキャン角度検出回路 16 PD 17 受光回路 18 車速センサ 19 警報装置 20 信号処理装置 41,43 ミラー 42,44 モータ 51 ビデオ・カメラ 52 信号処理装置 53 第1画像メモリ 54 第2画像メモリ 55 画像処理装置 56 透視画像メモリ 57 差分画像メモリ
Claims (12)
- 【請求項1】 警報発生装置が搭載された車両の前方に
存在する被検出物体を検出し,検出した被検出物体の相
対位置を計測する物体位置検出手段,上記物体位置検出
手段によって検出された被検出物体の相対位置に基づい
てその被検出物体が人に関するものであるかまたは障害
物に関するものであるかを判断する人判断手段,上記物
体位置検出手段によって検出された被検出物体の相対位
置に基づいて警報を発生するかどうかを判定するととも
に,上記人判断手段が被検出物体を人に関するものであ
ると判定したときには被検出物体を障害物に関するもの
であると判定したときよりも遠い位置から警報を発生さ
せるように判定する警報発生判断手段,および上記警報
発生判断手段が警報を発生すべきと判定したことに応答
して警報を発生する警報装置,を備えた警報発生装置。 - 【請求項2】 警報発生装置が搭載された車両の前方に
存在する被検出物体を検出し,検出した被検出物体の相
対位置を計測する物体位置検出手段,上記物体位置検出
手段によって検出された被検出物体の相対位置に基づい
て,その被検出物体が人に関するものであるかまたは障
害物に関するものであるかを判断する人判断手段,上記
人判断手段が被検出物体を人に関するものであると判定
したときには第1の警報を発生するかどうかを,上記人
判断手段が被検出物体を障害物に関するものであると判
定したときには第2の警報を発生するかどうかを,その
被検出物体の相対位置に基づいて判定する警報発生判断
手段,および上記警報発生判断手段が警報を発生すべき
と判定したことに応答して第1または第2の警報を発生
する警報装置,を備えた警報発生装置。 - 【請求項3】 上記第1の警報は,上記第2の警報より
大きい音量である,請求項2に記載の警報発生装置。 - 【請求項4】 上記人判断手段は,2つの被検出物体の
位置関係に基づいてそれらの2つの被検出物体が一人の
人に関するものであるかどうかを判断するものである,
請求項1から3のいずれか一項に記載の警報発生装置。 - 【請求項5】 警報発生装置が搭載された車両の速度を
検出する車速センサ,および上記車速センサによって検
出された車両の速度と上記被検出物体の相対位置とに基
づいてその被検出物体の相対速度を算出する相対速度算
出手段をさらに備え,上記警報発生判断手段が,被検出
物体の相対位置に加えてその相対速度を用いて警報につ
いての判断を行うものである,請求項1から4のいずれ
か一項に記載の警報発生装置。 - 【請求項6】 被検出物体を含む被写体を撮像し,その
被写体を表す画像データを出力する撮像手段,上記撮像
手段から出力された第1画像データと,この第1画像デ
ータの撮像から所定時間経過後に上記撮像手段から出力
された第2画像データとを記憶する画像メモリ,上記画
像メモリに記憶された第1画像データと第2画像データ
とに基づいて被検出物体を表す対象画像データを作成す
る対象画像作成手段,上記対象画像作成手段によって作
成された対象画像データによって表わされる被検出物体
が人であるかどうかを判断する人判断手段,および上記
人判断手段が人であると判定したことに応答して警報を
発生する警報装置,を備えた警報発生装置。 - 【請求項7】 上記対象画像作成手段が,上記画像メモ
リに記憶された第1画像データを,上記第2画像データ
の画像面に2段階透視変換した透視画像データを作成す
る透視変換手段,上記透視変換手段によって作成された
透視画像データと,上記画像メモリに記憶された第2画
像データとの差分画像データを作成し,この差分画像デ
ータを所定の閾値で二値化した二値画像データを作成す
る二値画像作成手段,二値画像作成手段によって作成さ
れた二値画像データにラベリング処理を施すことにより
対象画像を抽出し,各対象画像を囲むウィンドウを決定
するウィンドウ決定手段,および上記画像メモリに記憶
された第2画像データのうち,各ウィンドウ内に含まれ
る上記第2画像データを上記対象画像データとして出力
する画像作成手段,を備えている請求項6に記載の警報
発生装置。 - 【請求項8】 上記人判断手段が,上記対象画像作成手
段によって作成された対象画像データに基づいて,被検
出物体の水平エッジおよび垂直エッジを抽出するエッジ
抽出手段,および上記エッジ抽出手段によって抽出され
た被検出物体の水平エッジおよび垂直エッジに基づいて
被検出物体の高さとその幅を算出し,これらの高さと幅
に基づいて被検出物体が人であるかどうかを判断する対
象判断手段,を備えている請求項6または7に記載の警
報発生装置。 - 【請求項9】 請求項1から8のいずれか一項に記載の
警報発生装置を搭載した車両。 - 【請求項10】 車両の前方に存在する被検出物体を検
出し,検出した被検出物体の相対位置を計測し,検出さ
れた被検出物体の相対位置に基づいてその被検出物体が
人に関するものであるかまたは障害物に関するものであ
るかを判断し,検出された被検出物体の相対位置に基づ
いて警報を発生するかどうかを判定するとともに,被検
出物体を人に関するものであると判定したときには被検
出物体を障害物に関するものであると判定したときより
も遠い位置から警報を発生させるように判定する,警報
を発生すべきと判定したことに応答して警報を発生す
る,警報発生方法。 - 【請求項11】 車両の前方に存在する被検出物体を検
出し,検出した被検出物体の相対位置を計測し,検出さ
れた被検出物体の相対位置に基づいて,その被検出物体
が人に関するものであるかまたは障害物に関するもので
あるかを判断し,被検出物体を人に関するものであると
判定したときには第1の警報を発生するかどうかを,被
検出物体を障害物に関するものであると判定したときに
は第2の警報を発生するかどうかを,その被検出物体の
相対位置に基づいて判断し,警報を発生すべきと判定し
たことに応答して,第1または第2の警報を発生する,
警報発生方法。 - 【請求項12】 被検出物体を含む被写体を撮像するこ
とにより,その被写体を表す画像データを得,撮像によ
り得られた第1画像データと,この第1画像データの撮
像から所定時間経過後に撮像により得られた第2画像デ
ータとを画像メモリに記憶しておき,上記画像メモリに
記憶された第1画像データと第2画像データとに基づい
て被検出物体を表す対象画像データを作成し,作成され
た対象画像データによって表わされる被検出物体が人で
あるかどうかを判断し,被検出物体を人であると判定し
たことに応答して警報を発生する,警報発生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144234A JPH08313632A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生装置を搭載した車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144234A JPH08313632A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生装置を搭載した車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08313632A true JPH08313632A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15357375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7144234A Pending JPH08313632A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生装置を搭載した車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08313632A (ja) |
Cited By (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11213137A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像処理装置 |
WO1999044074A1 (fr) * | 1998-02-25 | 1999-09-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Radar |
US6035053A (en) * | 1996-09-30 | 2000-03-07 | Mazda Motor Corporation | Moving subject recognizing system for automotive vehicle |
JP2002059820A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用衝突防止装置 |
JP2003004851A (ja) * | 2001-04-16 | 2003-01-08 | Nissan Motor Co Ltd | レーダ装置 |
JP2003215241A (ja) * | 2002-01-28 | 2003-07-30 | Matsushita Electric Works Ltd | 車載用レーダ装置 |
JP2005182256A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Sekisui Jushi Co Ltd | 移動体検知・報知システム |
JP2006194617A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 物体検出方法及び装置 |
JP2007233487A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Toyota Motor Corp | 歩行者検出方法、装置、およびプログラム |
JP2007248480A (ja) * | 2002-12-10 | 2007-09-27 | Denso Corp | 物標識別装置、プログラム |
US7370975B2 (en) | 2004-11-30 | 2008-05-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Image processing apparatus |
US7388476B2 (en) | 2004-11-30 | 2008-06-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7403639B2 (en) | 2004-11-30 | 2008-07-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7483549B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-01-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
JP2009025956A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Mazda Motor Corp | 歩行者検出装置 |
US7489805B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-02-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7515737B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-04-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7526104B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-04-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7545955B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-06-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7561719B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-07-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7580548B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-08-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Abnormality detecting apparatus for imaging apparatus |
US7619668B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-11-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Abnormality detecting apparatus for imaging apparatus |
US7672510B2 (en) | 2003-09-01 | 2010-03-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle environment monitoring device |
US7969466B2 (en) | 2004-11-30 | 2011-06-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US8077204B2 (en) | 2008-02-04 | 2011-12-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle periphery monitoring device, vehicle, vehicle periphery monitoring program, and vehicle periphery monitoring method |
WO2011155152A1 (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 車両の周辺監視装置 |
US8115809B2 (en) | 2004-11-30 | 2012-02-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
JP2013541696A (ja) * | 2010-08-25 | 2013-11-14 | ファヒホークシュール フランクフルト アム マイン | 人物の識別装置および識別方法 |
JP2014006821A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両周辺監視装置 |
JP2016099340A (ja) * | 2014-11-24 | 2016-05-30 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | Lidarシステム及びirカメラシステム用の範囲拡大 |
CN106143738A (zh) * | 2016-08-19 | 2016-11-23 | 广东濠绅科技有限公司 | 一种具有摔倒智能报警功能的自行车 |
JP2019060644A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社トプコン | レーザ測定方法及びレーザ測定装置 |
CN114999226A (zh) * | 2022-05-16 | 2022-09-02 | 中铁十九局集团第六工程有限公司 | 隧道行人避让预警方法、计算机装置及计算机可读存储介质 |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP7144234A patent/JPH08313632A/ja active Pending
Cited By (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6035053A (en) * | 1996-09-30 | 2000-03-07 | Mazda Motor Corporation | Moving subject recognizing system for automotive vehicle |
JPH11213137A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像処理装置 |
US6335789B1 (en) | 1998-02-25 | 2002-01-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical radar system |
EP1416292A1 (en) * | 1998-02-25 | 2004-05-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical scanning radar system |
WO1999044074A1 (fr) * | 1998-02-25 | 1999-09-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Radar |
JP2002059820A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用衝突防止装置 |
JP2003004851A (ja) * | 2001-04-16 | 2003-01-08 | Nissan Motor Co Ltd | レーダ装置 |
JP2003215241A (ja) * | 2002-01-28 | 2003-07-30 | Matsushita Electric Works Ltd | 車載用レーダ装置 |
JP4665948B2 (ja) * | 2002-12-10 | 2011-04-06 | 株式会社デンソー | 物標識別装置、プログラム |
JP2007248480A (ja) * | 2002-12-10 | 2007-09-27 | Denso Corp | 物標識別装置、プログラム |
US7672510B2 (en) | 2003-09-01 | 2010-03-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle environment monitoring device |
JP2005182256A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Sekisui Jushi Co Ltd | 移動体検知・報知システム |
JP4651936B2 (ja) * | 2003-12-17 | 2011-03-16 | 積水樹脂株式会社 | 移動体検知・報知システム |
US7969466B2 (en) | 2004-11-30 | 2011-06-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7545955B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-06-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7483549B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-01-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US8115809B2 (en) | 2004-11-30 | 2012-02-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7489805B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-02-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7515737B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-04-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7526104B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-04-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7403639B2 (en) | 2004-11-30 | 2008-07-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7561719B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-07-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7580548B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-08-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Abnormality detecting apparatus for imaging apparatus |
US7619668B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-11-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Abnormality detecting apparatus for imaging apparatus |
US7388476B2 (en) | 2004-11-30 | 2008-06-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle surroundings monitoring apparatus |
US7370975B2 (en) | 2004-11-30 | 2008-05-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Image processing apparatus |
JP2006194617A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 物体検出方法及び装置 |
JP2007233487A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Toyota Motor Corp | 歩行者検出方法、装置、およびプログラム |
JP2009025956A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Mazda Motor Corp | 歩行者検出装置 |
US8077204B2 (en) | 2008-02-04 | 2011-12-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle periphery monitoring device, vehicle, vehicle periphery monitoring program, and vehicle periphery monitoring method |
WO2011155152A1 (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 車両の周辺監視装置 |
US9030560B2 (en) | 2010-06-07 | 2015-05-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Apparatus for monitoring surroundings of a vehicle |
JP2013541696A (ja) * | 2010-08-25 | 2013-11-14 | ファヒホークシュール フランクフルト アム マイン | 人物の識別装置および識別方法 |
JP2014006821A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両周辺監視装置 |
JP2016099340A (ja) * | 2014-11-24 | 2016-05-30 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | Lidarシステム及びirカメラシステム用の範囲拡大 |
CN106143738A (zh) * | 2016-08-19 | 2016-11-23 | 广东濠绅科技有限公司 | 一种具有摔倒智能报警功能的自行车 |
JP2019060644A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社トプコン | レーザ測定方法及びレーザ測定装置 |
CN114999226A (zh) * | 2022-05-16 | 2022-09-02 | 中铁十九局集团第六工程有限公司 | 隧道行人避让预警方法、计算机装置及计算机可读存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08313632A (ja) | 警報発生装置および方法,ならびにこの警報発生装置を搭載した車両 | |
KR101632168B1 (ko) | 원샷 전방위탐지와 카메라영상으로 이루어진 하이브리드 분석형 스마트 감시카메라장치 | |
JP4405155B2 (ja) | 画像解析システム | |
EP2053424B1 (en) | Target detecting device, target detecting method, and target detecting program | |
JP4612635B2 (ja) | 低照度の深度に適応可能なコンピュータ視覚を用いた移動物体検出 | |
JP2008026997A (ja) | 歩行者認識装置及び歩行者認識方法 | |
JP2006184276A (ja) | 視覚検知による全天候障害物衝突防止装置とその方法 | |
JP2003296736A (ja) | 障害物検知装置及びその方法 | |
JP2003016429A (ja) | 車両周辺監視装置 | |
WO2005086080A1 (en) | Method and apparatus for detecting a presence | |
JP2003284057A (ja) | 車両周辺監視装置 | |
JPH06124340A (ja) | 車両用画像処理装置 | |
JPWO2019202628A1 (ja) | 路面検出装置、路面検出装置を利用した画像表示装置、路面検出装置を利用した障害物検知装置、路面検出方法、路面検出方法を利用した画像表示方法、および路面検出方法を利用した障害物検知方法 | |
JP2000030197A (ja) | 温体検出装置 | |
GB2374228A (en) | A collision warning device | |
JPH08156723A (ja) | 車両用障害物検出装置 | |
JP4321142B2 (ja) | 標識認識装置 | |
KR102031635B1 (ko) | 오버랩 촬영 영역을 가지는 이종 카메라를 이용한 충돌 경고 장치 및 방법 | |
JP3822417B2 (ja) | 車両周辺監視装置 | |
JP6533244B2 (ja) | 対象物検知装置、対象物検知方法、及び対象物検知プログラム | |
JP3740531B2 (ja) | 駐車車両検知方法、検知システム及び駐車車両検出装置 | |
US11257375B2 (en) | Method and system for detecting objects in a vehicle blind spot | |
JP2021113767A (ja) | 障害物検知装置、及び障害物検知システム | |
JP2003151096A (ja) | 進入警報装置 | |
JP2006012178A (ja) | 駐車車両検知方法及び駐車車両検知システム |