JPH08303330A - クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジン - Google Patents
クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジンInfo
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- JPH08303330A JPH08303330A JP12905195A JP12905195A JPH08303330A JP H08303330 A JPH08303330 A JP H08303330A JP 12905195 A JP12905195 A JP 12905195A JP 12905195 A JP12905195 A JP 12905195A JP H08303330 A JPH08303330 A JP H08303330A
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- oil
- supply
- combustion chamber
- supplying
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切
に供給し、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改
善を図る。 【構成】クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジ
ンは、燃焼室内に燃料を供給する燃焼室燃料供給手段A
と、クランク室内に連通する吸気通路に燃料を供給する
吸気通路燃料供給手段Bと、少なくともオイルをクラン
ク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段Cと、エン
ジン運転状態に応じて燃料の供給量及び供給タイミング
とオイルの供給量を制御する制御手段Dとを備え、燃料
の吸気通路と燃焼室との供給割合が、 吸気通路:燃焼室=2〜20%:残部 オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 である。
に供給し、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改
善を図る。 【構成】クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジ
ンは、燃焼室内に燃料を供給する燃焼室燃料供給手段A
と、クランク室内に連通する吸気通路に燃料を供給する
吸気通路燃料供給手段Bと、少なくともオイルをクラン
ク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段Cと、エン
ジン運転状態に応じて燃料の供給量及び供給タイミング
とオイルの供給量を制御する制御手段Dとを備え、燃料
の吸気通路と燃焼室との供給割合が、 吸気通路:燃焼室=2〜20%:残部 オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルによりエンジ
ンを潤滑するクランク室圧縮式2サイクルディーゼルエ
ンジンに関するものである。
ンを潤滑するクランク室圧縮式2サイクルディーゼルエ
ンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両にはクランク室圧縮式2サ
イクルディーゼルエンジンが搭載され、ピストンの上昇
によりクランク室内に吸引された空気がピストンの下降
に伴って一次圧縮され、また下降に伴って燃焼室の燃焼
ガスが排出されて一次圧縮された空気が燃焼室内に導入
される。
イクルディーゼルエンジンが搭載され、ピストンの上昇
によりクランク室内に吸引された空気がピストンの下降
に伴って一次圧縮され、また下降に伴って燃焼室の燃焼
ガスが排出されて一次圧縮された空気が燃焼室内に導入
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような2サイクル
ディーゼルエンジンでは、4サイクルディーゼルのよう
にオイル冷却がないのでピストン温度が高くなり、特に
ディーゼル燃焼ではススが発生する。また、供給オイル
量も油費低減、排気エミッション低減要求から少ないの
で、オイルデポジットも発生する虞がある。
ディーゼルエンジンでは、4サイクルディーゼルのよう
にオイル冷却がないのでピストン温度が高くなり、特に
ディーゼル燃焼ではススが発生する。また、供給オイル
量も油費低減、排気エミッション低減要求から少ないの
で、オイルデポジットも発生する虞がある。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に
供給し、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改善
を図るクランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジン
を提供することを目的としている。
ので、燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に
供給し、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改善
を図るクランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジン
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明のクランク
室圧縮式2サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に
燃料を供給する燃焼室燃料供給手段と、クランク室内に
連通する吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手
段と、少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供
給するオイル供給手段と、エンジン運転状態に応じて前
記燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を
制御する制御手段とを備え、前記燃料の吸気通路と燃焼
室との供給割合が、 吸気通路:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
目的を達成するために、請求項1記載の発明のクランク
室圧縮式2サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に
燃料を供給する燃焼室燃料供給手段と、クランク室内に
連通する吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手
段と、少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供
給するオイル供給手段と、エンジン運転状態に応じて前
記燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を
制御する制御手段とを備え、前記燃料の吸気通路と燃焼
室との供給割合が、 吸気通路:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明のクランク室圧縮式2
サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に燃料を供給
する燃焼室燃料供給手段と、クランク室内に連通する吸
気通路と、少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部
に供給するオイル供給手段と、オイルと燃料を混合して
前記オイル供給手段に供給する混合手段と、エンジン運
転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイミングと
オイルの供給量を制御する制御手段とを備え、前記オイ
ルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に燃料を供給
する燃焼室燃料供給手段と、クランク室内に連通する吸
気通路と、少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部
に供給するオイル供給手段と、オイルと燃料を混合して
前記オイル供給手段に供給する混合手段と、エンジン運
転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイミングと
オイルの供給量を制御する制御手段とを備え、前記オイ
ルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明のクランク室圧縮式2
サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に燃料を供給
する燃焼室燃料供給手段と、クランク室内に燃料を供給
するクランク室燃料供給手段と、少なくともオイルをク
ランク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段と、エ
ンジン運転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイ
ミングとオイルの供給量を制御する制御手段とを備え、
前記燃料のクランク室と燃焼室との供給割合が、 クランク室:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に燃料を供給
する燃焼室燃料供給手段と、クランク室内に燃料を供給
するクランク室燃料供給手段と、少なくともオイルをク
ランク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段と、エ
ンジン運転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイ
ミングとオイルの供給量を制御する制御手段とを備え、
前記燃料のクランク室と燃焼室との供給割合が、 クランク室:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
【0008】請求項4記載の発明のクランク室圧縮式2
サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に燃料を供給
する燃焼室燃料供給手段と、シリンダ内に燃料を供給す
るシリンダ燃料供給手段と、少なくともオイルをクラン
ク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段と、エンジ
ン運転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイミン
グとオイルの供給量を制御する制御手段とを備え、前記
燃料のシリンダと燃焼室との供給割合が、 シリンダ:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
サイクルディーゼルエンジンは、燃焼室内に燃料を供給
する燃焼室燃料供給手段と、シリンダ内に燃料を供給す
るシリンダ燃料供給手段と、少なくともオイルをクラン
ク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段と、エンジ
ン運転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイミン
グとオイルの供給量を制御する制御手段とを備え、前記
燃料のシリンダと燃焼室との供給割合が、 シリンダ:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、エンジン運転状態に
応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給
量を制御し、燃焼室内に燃料を供給するとともに、クラ
ンク室内に連通する吸気通路に燃料を供給し、さらに少
なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給する。
応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給
量を制御し、燃焼室内に燃料を供給するとともに、クラ
ンク室内に連通する吸気通路に燃料を供給し、さらに少
なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給する。
【0010】請求項2記載の発明では、エンジン運転状
態に応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの
供給量を制御し、燃焼室内に燃料を供給し、さらに少な
くともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給し、この
オイルには燃料が混合されている。
態に応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの
供給量を制御し、燃焼室内に燃料を供給し、さらに少な
くともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給し、この
オイルには燃料が混合されている。
【0011】請求項3記載の発明では、エンジン運転状
態に応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの
供給量を制御し、燃焼室内に燃料を供給するとともに、
クランク室内に燃料を供給し、さらに少なくともオイル
をクランク軸ジャーナル部に供給する。
態に応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの
供給量を制御し、燃焼室内に燃料を供給するとともに、
クランク室内に燃料を供給し、さらに少なくともオイル
をクランク軸ジャーナル部に供給する。
【0012】請求項4記載の発明では、エンジン運転状
態に応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの
供給量を制御し、燃焼室内に燃料を供給するとともに、
シリンダ内に燃料を供給し、さらに少なくともオイルを
クランク軸ジャーナル部に供給する。
態に応じて燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの
供給量を制御し、燃焼室内に燃料を供給するとともに、
シリンダ内に燃料を供給し、さらに少なくともオイルを
クランク軸ジャーナル部に供給する。
【0013】
【実施例】以下、この発明のクランク室圧縮式2サイク
ルディーゼルエンジンの実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの概略構成図である。
ルディーゼルエンジンの実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの概略構成図である。
【0014】エンジン1はクランク室圧縮式2サイクル
3気筒ディーゼルエンジンであり、このエンジン1は、
クランクケース2上にシリンダボディ3、シリンダヘッ
ド4を重ねて締結している。シリンダボディ3のシリン
ダボア3a内にピストン5が摺動自在に設けられ、この
ピストン5とクランク軸6はコンロッド7を介して連結
されている。クランク軸6はシリンダボディ3とクラン
クケース2とに軸受8を介して軸支されている。
3気筒ディーゼルエンジンであり、このエンジン1は、
クランクケース2上にシリンダボディ3、シリンダヘッ
ド4を重ねて締結している。シリンダボディ3のシリン
ダボア3a内にピストン5が摺動自在に設けられ、この
ピストン5とクランク軸6はコンロッド7を介して連結
されている。クランク軸6はシリンダボディ3とクラン
クケース2とに軸受8を介して軸支されている。
【0015】シリンダヘッド4は下へッド9と上ヘッド
10との2分割構造になっている。両者の境界部分に副
燃焼室11が形成されており、この副燃焼室11は小径
の連通孔12によってシリンダボア3a内の主燃焼室1
3に連通している。主燃焼室13は、シリンダヘッド
4、シリンダボディ3及びピストン5により形成され
る。副燃焼室11には、始動点火用のグロープラグ14
及び燃料噴射弁15の各先端部が臨んでいる。
10との2分割構造になっている。両者の境界部分に副
燃焼室11が形成されており、この副燃焼室11は小径
の連通孔12によってシリンダボア3a内の主燃焼室1
3に連通している。主燃焼室13は、シリンダヘッド
4、シリンダボディ3及びピストン5により形成され
る。副燃焼室11には、始動点火用のグロープラグ14
及び燃料噴射弁15の各先端部が臨んでいる。
【0016】クランクケース2とシリンダボディ3によ
って各気筒毎にクランク室16が形成され、シリンダボ
ディ3にはクランク室16に連通する吸気開口17が形
成されている。吸気開口17には吸気管18が接続さ
れ、この吸気管18の吸気通路18aから吸気される。
吸気開口17には、吸気夕イミングを制御するととも
に、逆流を防止するためのリード弁19が配置されてい
る。
って各気筒毎にクランク室16が形成され、シリンダボ
ディ3にはクランク室16に連通する吸気開口17が形
成されている。吸気開口17には吸気管18が接続さ
れ、この吸気管18の吸気通路18aから吸気される。
吸気開口17には、吸気夕イミングを制御するととも
に、逆流を防止するためのリード弁19が配置されてい
る。
【0017】シリンダボディ3の高さ方向略中央には、
各気筒毎に不図示の掃気口が形成されており、それぞれ
掃気通路を介してクランク室16に連通している。ま
た、シリンダボディ3の上部には同様各気筒毎に主排気
口20aが形成され、主排気口20aはこれに連なる主
排気通路20bでシリンダ外壁に導出されている。主排
気口20aのシリンダボア軸線方向やや上側には同じく
各気筒毎に副排気口21aが形成され、副排気口21a
に連なる副排気通路21bはその下流側で主排気通路2
0bに合流し、シリンダボディ3に接続された排気管2
2の排気通路22aから排気される。
各気筒毎に不図示の掃気口が形成されており、それぞれ
掃気通路を介してクランク室16に連通している。ま
た、シリンダボディ3の上部には同様各気筒毎に主排気
口20aが形成され、主排気口20aはこれに連なる主
排気通路20bでシリンダ外壁に導出されている。主排
気口20aのシリンダボア軸線方向やや上側には同じく
各気筒毎に副排気口21aが形成され、副排気口21a
に連なる副排気通路21bはその下流側で主排気通路2
0bに合流し、シリンダボディ3に接続された排気管2
2の排気通路22aから排気される。
【0018】主燃焼室13から排気を導く副排気通路2
1bに、この副排気通路21bと交差し且つ少なくとも
副排気通路21bの一部を貫通し、排気通路断面積を可
変とする排気弁23が配置され、この排気弁23は駆動
装置24で駆動されるようになっている。駆動装置24
は、制御手段を構成する電子制御システムのECUによ
ってエンジン運転状態に応じて排気弁23を制御する。
1bに、この副排気通路21bと交差し且つ少なくとも
副排気通路21bの一部を貫通し、排気通路断面積を可
変とする排気弁23が配置され、この排気弁23は駆動
装置24で駆動されるようになっている。駆動装置24
は、制御手段を構成する電子制御システムのECUによ
ってエンジン運転状態に応じて排気弁23を制御する。
【0019】このエンジン1には、燃焼室内に燃料を供
給する燃焼室燃料供給手段Aと、クランク室内に連通す
る吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段B
と、オイルをクランク軸ジャーナル部及びシリンダに供
給するオイル供給手段Cと、エンジン運転状態に応じて
燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を制
御する制御手段Dとが備えられている。
給する燃焼室燃料供給手段Aと、クランク室内に連通す
る吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段B
と、オイルをクランク軸ジャーナル部及びシリンダに供
給するオイル供給手段Cと、エンジン運転状態に応じて
燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を制
御する制御手段Dとが備えられている。
【0020】即ち、燃焼室燃料供給手段Aは、EFIシ
ステムによる燃料噴射ポンプ30、燃料噴射管31及び
燃料噴射弁15等により構成され、それぞれの気筒の燃
料噴射弁15は燃料噴射管31を介して燃料噴射ポンプ
30に接続されている。さらに、燃料噴射弁15と燃料
噴射ポンプ30との間に燃料戻し配管32が接続されて
いる。また、燃料噴射ポンプ30は燃料供給管33を介
して燃料タンク34に接続され、燃料供給管33には燃
料中の水分を除去するためのセジメンタ35とゴミを除
去する燃料フィルタ36が配置されている。さらに、燃
料噴射ポンプ30と燃料タンク34との間に燃料戻し配
管37が接続されている。
ステムによる燃料噴射ポンプ30、燃料噴射管31及び
燃料噴射弁15等により構成され、それぞれの気筒の燃
料噴射弁15は燃料噴射管31を介して燃料噴射ポンプ
30に接続されている。さらに、燃料噴射弁15と燃料
噴射ポンプ30との間に燃料戻し配管32が接続されて
いる。また、燃料噴射ポンプ30は燃料供給管33を介
して燃料タンク34に接続され、燃料供給管33には燃
料中の水分を除去するためのセジメンタ35とゴミを除
去する燃料フィルタ36が配置されている。さらに、燃
料噴射ポンプ30と燃料タンク34との間に燃料戻し配
管37が接続されている。
【0021】燃料噴射ポンプ30は燃料噴射ポンプ30
に内蔵された不図示のフィードポンプによって燃料タン
ク34内の燃料が、燃料供給管33を介して燃料噴射ポ
ンプ30内に吸入される。燃料噴射ポンプ30によって
高圧に圧縮された燃料は、制御手段Dを構成するECU
からの制御信号に基づき、燃料噴射管31を経て燃料噴
射弁15から副燃焼室11内に噴射される。
に内蔵された不図示のフィードポンプによって燃料タン
ク34内の燃料が、燃料供給管33を介して燃料噴射ポ
ンプ30内に吸入される。燃料噴射ポンプ30によって
高圧に圧縮された燃料は、制御手段Dを構成するECU
からの制御信号に基づき、燃料噴射管31を経て燃料噴
射弁15から副燃焼室11内に噴射される。
【0022】吸気通路燃料供給手段Bは各気筒毎のイン
ジエクタ40、パルセションダンパ49及び1ヶの燃料
ポンプ41等により構成されている。インジエクタ40
にはパルセションダンパ49を介して燃料ポンプ41が
接続され、この燃料ポンプ41は燃料フィルタ36の下
流側で燃料供給管42を介して接続されている。インジ
エクタ40は吸気管18に取り付けられており、ECU
からの噴射信号に基づき燃料の噴射を行なうもので、電
気信号を燃料流量に変換すると共に、燃料を霧化して噴
射する。さらに、パルセションダンパ49にはプレッシ
ャーレギュレータ43が配管44,45を介して接続さ
れ、このプレッシャーレギュレータ43は配管46,4
7を介して吸気管18及び燃料タンク34に接続されて
いる。プレッシャーレギュレータ43はインジェクタ4
0の噴射雰囲気である吸気管圧力に対し、常に設定圧力
分高くなるように燃料圧力を保ち、インジェクタ40へ
の通電時間で噴射量が一義的に決まるようにしている。
ジエクタ40、パルセションダンパ49及び1ヶの燃料
ポンプ41等により構成されている。インジエクタ40
にはパルセションダンパ49を介して燃料ポンプ41が
接続され、この燃料ポンプ41は燃料フィルタ36の下
流側で燃料供給管42を介して接続されている。インジ
エクタ40は吸気管18に取り付けられており、ECU
からの噴射信号に基づき燃料の噴射を行なうもので、電
気信号を燃料流量に変換すると共に、燃料を霧化して噴
射する。さらに、パルセションダンパ49にはプレッシ
ャーレギュレータ43が配管44,45を介して接続さ
れ、このプレッシャーレギュレータ43は配管46,4
7を介して吸気管18及び燃料タンク34に接続されて
いる。プレッシャーレギュレータ43はインジェクタ4
0の噴射雰囲気である吸気管圧力に対し、常に設定圧力
分高くなるように燃料圧力を保ち、インジェクタ40へ
の通電時間で噴射量が一義的に決まるようにしている。
【0023】オイル供給手段Cは、各気筒毎の電磁三方
弁50,51、供給管52,53及び1ヶのオイルポン
プ54等により構成される。オイルポンプ54は供給管
55を介してオイルタンク56に接続され、供給管55
にオイルのゴミを除去するオイルフィルタ57が配置さ
れている。オイルポンプ54は送り配管58,59を介
して電磁三方弁50,51に接続され、電磁三方弁5
0,51から戻り配管60,61を介して集合配管62
に接続され、集合配管62はオイルタンク56に接続さ
れている。オイルポンプ54はクランク軸出力63によ
って駆動される。オイルポンプ54の駆動によってオイ
ルタンク56のオイルが供給管55を介して吸入され、
電磁三方弁50の作動により供給管52を介してオイル
をクランク軸ジャーナル部64に供給され、また電磁三
方弁51の作動により供給管53を介してオイルをシリ
ンダ部65に供給する。
弁50,51、供給管52,53及び1ヶのオイルポン
プ54等により構成される。オイルポンプ54は供給管
55を介してオイルタンク56に接続され、供給管55
にオイルのゴミを除去するオイルフィルタ57が配置さ
れている。オイルポンプ54は送り配管58,59を介
して電磁三方弁50,51に接続され、電磁三方弁5
0,51から戻り配管60,61を介して集合配管62
に接続され、集合配管62はオイルタンク56に接続さ
れている。オイルポンプ54はクランク軸出力63によ
って駆動される。オイルポンプ54の駆動によってオイ
ルタンク56のオイルが供給管55を介して吸入され、
電磁三方弁50の作動により供給管52を介してオイル
をクランク軸ジャーナル部64に供給され、また電磁三
方弁51の作動により供給管53を介してオイルをシリ
ンダ部65に供給する。
【0024】図2はクランク軸ジャーナル部まわりのオ
イル系統図潤滑系統を示す図である。
イル系統図潤滑系統を示す図である。
【0025】クランク軸ジャーナル部64に導かれたオ
イルは、オイル通路300からジャーナル軸受部39へ
導入される。ジャーナル軸受部39は、アウタケージ3
9aとニードル39bから構成され、ジャーナル軸受部
39は、シール体301でシールされている。オイル通
路300からジャーナル軸受部39へ導入されるオイル
は、アウタケージ39aのオイル孔39cからニードル
39bに導かれて潤滑し、クランクウェブ端面6aに形
成されるリング状のオイル溝7bに導かれる。さらに、
オイルは、リング状のオイル溝7bからクランクピン3
04に形成されたオイル通路302,303に導かれ
る。即ち、ジャーナル軸受部39のアウターケージ39
aの端部はオイル溝7bの中に少し突出しており、アウ
ターケージ39aの外周とオイル溝7bの大径側内周と
の間の隙間が小さいことにより、この隙間を通過して直
接クランク室16内に噴出するオイルはほとんどない。
ジャーナル軸受部39に供給されるオイルのほとんど全
ては、クランク軸6内のオイル通路302,303から
クランクピン304の外周部に送られる。
イルは、オイル通路300からジャーナル軸受部39へ
導入される。ジャーナル軸受部39は、アウタケージ3
9aとニードル39bから構成され、ジャーナル軸受部
39は、シール体301でシールされている。オイル通
路300からジャーナル軸受部39へ導入されるオイル
は、アウタケージ39aのオイル孔39cからニードル
39bに導かれて潤滑し、クランクウェブ端面6aに形
成されるリング状のオイル溝7bに導かれる。さらに、
オイルは、リング状のオイル溝7bからクランクピン3
04に形成されたオイル通路302,303に導かれ
る。即ち、ジャーナル軸受部39のアウターケージ39
aの端部はオイル溝7bの中に少し突出しており、アウ
ターケージ39aの外周とオイル溝7bの大径側内周と
の間の隙間が小さいことにより、この隙間を通過して直
接クランク室16内に噴出するオイルはほとんどない。
ジャーナル軸受部39に供給されるオイルのほとんど全
ては、クランク軸6内のオイル通路302,303から
クランクピン304の外周部に送られる。
【0026】クランクピン304の外周部とコンロッド
7の大端7a内周の間、軸受305が配置され、軸受3
05はニードル305aと保持器305bから構成され
ている。特に、保持器305bにより離間されるニード
ル305aと、ニードル305aの間の空間305cに
オイルが導かれ、オイル孔入口7cから一本のオイル孔
7dを介して表面開口7eに導かれる。
7の大端7a内周の間、軸受305が配置され、軸受3
05はニードル305aと保持器305bから構成され
ている。特に、保持器305bにより離間されるニード
ル305aと、ニードル305aの間の空間305cに
オイルが導かれ、オイル孔入口7cから一本のオイル孔
7dを介して表面開口7eに導かれる。
【0027】図1に示すように、クランク軸6の回転を
時計方向とすると、ピストン5が下死点B.D.Cから
上死点T.D.Cヘの上昇行程中の中間点から上死点
T.D.Cを僅かに過ぎるまでの期間にオイルが溜り、
クランク軸6の回転による遠心力でオイル孔7dからコ
ンロッド側面中央の表面開口7eに導かれ、表面開口7
eからコンロッド7の小端7b及びピストン頂部裏側へ
飛散して潤滑する.気筒シリンダ内壁シリンダ部65に
供給されたオイルは、図1にて、ピストン5が下死点に
ある時、第1ピストンリングの下方に位置する第2ピス
トンリング近傍となる部分のシリンダ内壁に吐出口から
吐出される。
時計方向とすると、ピストン5が下死点B.D.Cから
上死点T.D.Cヘの上昇行程中の中間点から上死点
T.D.Cを僅かに過ぎるまでの期間にオイルが溜り、
クランク軸6の回転による遠心力でオイル孔7dからコ
ンロッド側面中央の表面開口7eに導かれ、表面開口7
eからコンロッド7の小端7b及びピストン頂部裏側へ
飛散して潤滑する.気筒シリンダ内壁シリンダ部65に
供給されたオイルは、図1にて、ピストン5が下死点に
ある時、第1ピストンリングの下方に位置する第2ピス
トンリング近傍となる部分のシリンダ内壁に吐出口から
吐出される。
【0028】図3はオイルポンプを示す図である。オイ
ルポンプ54には燃料通路54aが形成され、駆動ギヤ
34bの回転によってプランジャ54cが往復作動し、
図3(a)で燃料を吸込口54dから吸い込み、図3
(b)で吐出口54eから燃料を吐出する。オイルポン
プ54の吐出量の調整は、吐出調整カム54fを回動し
てプランジャ54cの往復作動のストロークを調整する
ことによって行なう。
ルポンプ54には燃料通路54aが形成され、駆動ギヤ
34bの回転によってプランジャ54cが往復作動し、
図3(a)で燃料を吸込口54dから吸い込み、図3
(b)で吐出口54eから燃料を吐出する。オイルポン
プ54の吐出量の調整は、吐出調整カム54fを回動し
てプランジャ54cの往復作動のストロークを調整する
ことによって行なう。
【0029】図4は電磁三方弁の構成図である。それぞ
れの電磁三方弁50,51は、ECUからの駆動信号に
基づき作動し、図4に示すように構成されている。図4
(a)はオイルを供給する状態を示し、図4(b)はオ
イルを循環する状態を示している。図4(a)のオイル
を供給する状態では、ソレノイド70に通電されずスプ
リング71により弁体72が供給側通路73を開放し、
戻し側通路74を閉じており、流入側通路75が供給側
通路73と連通する。図4(b)はオイルを循環する状
態では、ソレノイド70に通電されスプリング71に抗
して弁体72が供給側通路73を閉じ、戻し側通路74
が開放され、流入側通路75が戻し側通路74と連通す
る。
れの電磁三方弁50,51は、ECUからの駆動信号に
基づき作動し、図4に示すように構成されている。図4
(a)はオイルを供給する状態を示し、図4(b)はオ
イルを循環する状態を示している。図4(a)のオイル
を供給する状態では、ソレノイド70に通電されずスプ
リング71により弁体72が供給側通路73を開放し、
戻し側通路74を閉じており、流入側通路75が供給側
通路73と連通する。図4(b)はオイルを循環する状
態では、ソレノイド70に通電されスプリング71に抗
して弁体72が供給側通路73を閉じ、戻し側通路74
が開放され、流入側通路75が戻し側通路74と連通す
る。
【0030】ECUには、エンジン回転数80、アクセ
ル開度81、冷却水温度82、エアコンON・OFF8
3、車速84、燃料温度85、オイル温度86及び気圧
87のそれぞれの情報が入力される。これらの情報に基
づきECUは燃料噴射ポンプ30、インジェクタ40、
電磁三方弁50,51を制御し、燃料の吸気通路と燃焼
室との供給割合が、吸気通路:燃焼室=2〜20%:残
部に設定され、オイルに対する燃料供給割合が、オイ
ル:燃料=1:20〜1000あるいは30〜1000
に設定される。
ル開度81、冷却水温度82、エアコンON・OFF8
3、車速84、燃料温度85、オイル温度86及び気圧
87のそれぞれの情報が入力される。これらの情報に基
づきECUは燃料噴射ポンプ30、インジェクタ40、
電磁三方弁50,51を制御し、燃料の吸気通路と燃焼
室との供給割合が、吸気通路:燃焼室=2〜20%:残
部に設定され、オイルに対する燃料供給割合が、オイ
ル:燃料=1:20〜1000あるいは30〜1000
に設定される。
【0031】ECUはエンジン運転状態に応じて燃料の
供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を制御す
る。図5はエンジン運転状態と燃料の供給量を示す図、
図6は燃料の供給タイミングを示す図である。
供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を制御す
る。図5はエンジン運転状態と燃料の供給量を示す図、
図6は燃料の供給タイミングを示す図である。
【0032】図5は横軸にエンジン回転数、縦軸に負荷
または燃料噴射量の計を示している。吸気通路に供給さ
れる燃料は、エンジン回転数に比例して燃料供給量を微
増し、エンジンブレーキ時には吸気通路に燃料を供給し
ない。また、燃焼室内に供給される燃料は、負荷に応じ
て燃料供給量を増減させる。エンジンへ供給されるオイ
ル量は積算制御により供給される。
または燃料噴射量の計を示している。吸気通路に供給さ
れる燃料は、エンジン回転数に比例して燃料供給量を微
増し、エンジンブレーキ時には吸気通路に燃料を供給し
ない。また、燃焼室内に供給される燃料は、負荷に応じ
て燃料供給量を増減させる。エンジンへ供給されるオイ
ル量は積算制御により供給される。
【0033】図6は吸気通路への燃料供給のタイミング
を示し、吸気通路への燃料供給は燃焼室内への燃料供給
のタイミングより前にしている。即ち、ピストンの上死
点T.D.Cの前に燃焼室内への燃料供給を行ない、所
定の燃焼時間経過後に下死点B.D.Cの前に排気ポー
トを開き、下死点B.D.Cの後に閉じる。この排気ポ
ートが開いている間に掃気ポートが開いており、掃気が
行なわれる。ピストンの下死点B.D.Cの前から上死
点T.D.Cまでクランク室が負圧になり、クランク室
が負圧になると吸気通路への燃料供給を行ない、吸気通
路18aの壁面へに燃料付着を軽減し、燃料とオイルを
エンジン運転状態に応じて適切に供給し、エンジンの洗
浄性を向上させ、かつ燃焼の改善を図ることができる。
を示し、吸気通路への燃料供給は燃焼室内への燃料供給
のタイミングより前にしている。即ち、ピストンの上死
点T.D.Cの前に燃焼室内への燃料供給を行ない、所
定の燃焼時間経過後に下死点B.D.Cの前に排気ポー
トを開き、下死点B.D.Cの後に閉じる。この排気ポ
ートが開いている間に掃気ポートが開いており、掃気が
行なわれる。ピストンの下死点B.D.Cの前から上死
点T.D.Cまでクランク室が負圧になり、クランク室
が負圧になると吸気通路への燃料供給を行ない、吸気通
路18aの壁面へに燃料付着を軽減し、燃料とオイルを
エンジン運転状態に応じて適切に供給し、エンジンの洗
浄性を向上させ、かつ燃焼の改善を図ることができる。
【0034】図7は請求項1記載のクランク室圧縮式2
サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図、図8は電磁式のプランジャポンプの構成図である。
サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図、図8は電磁式のプランジャポンプの構成図である。
【0035】この実施例では、クランク室内に連通する
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
て電磁式のプランジャポンプ100を用いており、他の
構成は前記第1の実施例と同様に構成されるから同じ符
号を付して説明を省略する。プランジャポンプ100は
供給管101を介して燃料噴射ポンプ30と接続され、
ECUにより駆動され燃料を吐出管102から吸気通路
18aに供給し、プランジャポンプ100と燃料噴射ポ
ンプ30とを組み合わせた構造であり、燃料残圧利用し
簡単な構造で燃料を供給でき低コストである。
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
て電磁式のプランジャポンプ100を用いており、他の
構成は前記第1の実施例と同様に構成されるから同じ符
号を付して説明を省略する。プランジャポンプ100は
供給管101を介して燃料噴射ポンプ30と接続され、
ECUにより駆動され燃料を吐出管102から吸気通路
18aに供給し、プランジャポンプ100と燃料噴射ポ
ンプ30とを組み合わせた構造であり、燃料残圧利用し
簡単な構造で燃料を供給でき低コストである。
【0036】電磁式のプランジャポンプ100は、ポン
プポディ191内にオイル通路192が貫通して設けら
れ、このオイル通路192のIN(吸込)側と0UT
(吐出)側のそれぞれに、スプリング110,111で
バックアップされた逆止弁103、104が設けられ両
逆止弁103、104の中間部のオイル通路192にポ
ンプ室105が連結されている。
プポディ191内にオイル通路192が貫通して設けら
れ、このオイル通路192のIN(吸込)側と0UT
(吐出)側のそれぞれに、スプリング110,111で
バックアップされた逆止弁103、104が設けられ両
逆止弁103、104の中間部のオイル通路192にポ
ンプ室105が連結されている。
【0037】ポンプ室105には往復動可能なプランジ
ャ106がスプリング107で押圧される状態で配置さ
れ、その端部は電磁コイル108の内部に配置されるガ
イドスリーブ109に摺動自在に支持される。電磁コイ
ル108の通電量が小さくされるとプランジャ106を
反発させる磁力が低下し、プランジャ106はスプリン
グ107により電磁コイル108側に押圧される。この
プランジャ106の移動に伴い、IN側から逆止弁10
3を通過して燃料がポンプ室105内に吸引される。続
いて、電磁コイル108の通電量が大きくされるとプラ
ンジャ106を反発させる磁力が増加しプランジャ10
6はスプリング107に逆らって反電磁コイル106側
に移動される。このプランジャ106の移働に伴い燃料
がポンプ室105から逆止弁103を通過してOUT側
から吐出される。
ャ106がスプリング107で押圧される状態で配置さ
れ、その端部は電磁コイル108の内部に配置されるガ
イドスリーブ109に摺動自在に支持される。電磁コイ
ル108の通電量が小さくされるとプランジャ106を
反発させる磁力が低下し、プランジャ106はスプリン
グ107により電磁コイル108側に押圧される。この
プランジャ106の移動に伴い、IN側から逆止弁10
3を通過して燃料がポンプ室105内に吸引される。続
いて、電磁コイル108の通電量が大きくされるとプラ
ンジャ106を反発させる磁力が増加しプランジャ10
6はスプリング107に逆らって反電磁コイル106側
に移動される。このプランジャ106の移働に伴い燃料
がポンプ室105から逆止弁103を通過してOUT側
から吐出される。
【0038】図9は請求項1記載のクランク室圧縮式2
サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図
である。
サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図
である。
【0039】この実施例では、クランク室内に連通する
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
て電磁三方弁180を用いており、他の構成は前記第1
の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説明
を省略する。電磁三方弁180は供給管181を介して
燃料噴射ポンプ30と接続され、ECUにより駆動され
燃料を吐出管112から吸気通路18aに供給する。さ
らに、電磁三方弁180には戻し通路113を介して燃
料タンク34と接続されている。この実施例は、電磁三
方弁180と燃料噴射ポンプ30とを組み合わせた構造
であり、燃料残圧利用して簡単な構造で燃料を供給でき
低コストである。
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
て電磁三方弁180を用いており、他の構成は前記第1
の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説明
を省略する。電磁三方弁180は供給管181を介して
燃料噴射ポンプ30と接続され、ECUにより駆動され
燃料を吐出管112から吸気通路18aに供給する。さ
らに、電磁三方弁180には戻し通路113を介して燃
料タンク34と接続されている。この実施例は、電磁三
方弁180と燃料噴射ポンプ30とを組み合わせた構造
であり、燃料残圧利用して簡単な構造で燃料を供給でき
低コストである。
【0040】図10は請求項1記載のクランク室圧縮式
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
【0041】この実施例では、クランク室内に連通する
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
てキャブレター120を用いており、他の構成は前記第
1の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説
明を省略する。キャブレター120は吸気管18に配置
され、燃料室121が供給管122を介して燃料噴射ポ
ンプ30と接続されている。ピストンバルブ123によ
りニードル124が作動し、ジエット125から燃料室
121の燃料が吸気通路18aに噴射される。ピストン
バルブ123はアクチュエータ126により作動し、ア
クチュエータ126はECUにより駆動される。この実
施例は、キャブレター120と燃料噴射ポンプ30とを
組み合わせた構造であり、吸気による燃料吸い出しを利
用して簡単な構造で燃料を供給でき低コストである。
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
てキャブレター120を用いており、他の構成は前記第
1の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説
明を省略する。キャブレター120は吸気管18に配置
され、燃料室121が供給管122を介して燃料噴射ポ
ンプ30と接続されている。ピストンバルブ123によ
りニードル124が作動し、ジエット125から燃料室
121の燃料が吸気通路18aに噴射される。ピストン
バルブ123はアクチュエータ126により作動し、ア
クチュエータ126はECUにより駆動される。この実
施例は、キャブレター120と燃料噴射ポンプ30とを
組み合わせた構造であり、吸気による燃料吸い出しを利
用して簡単な構造で燃料を供給でき低コストである。
【0042】図11は請求項1記載のクランク室圧縮式
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
【0043】この実施例では、クランク室内に連通する
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
てインジェクタ130を用いており、他の構成は前記第
1の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説
明を省略する。インジェクタ130は供給管131を介
して燃料噴射ポンプ30と接続され、ECUにより駆動
され燃料を吸気通路18aに噴射して供給し、インジェ
クタ130と燃料噴射ポンプ30とを組み合わせた構造
であり、燃料残圧利用して簡単な構造で燃料を供給でき
低コストである。
吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料供給手段Bとし
てインジェクタ130を用いており、他の構成は前記第
1の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説
明を省略する。インジェクタ130は供給管131を介
して燃料噴射ポンプ30と接続され、ECUにより駆動
され燃料を吸気通路18aに噴射して供給し、インジェ
クタ130と燃料噴射ポンプ30とを組み合わせた構造
であり、燃料残圧利用して簡単な構造で燃料を供給でき
低コストである。
【0044】図12は請求項2記載のクランク室圧縮式
2サイクルディーゼルエンジンの実施例の概略構成図で
ある。
2サイクルディーゼルエンジンの実施例の概略構成図で
ある。
【0045】この実施例では、オイルと燃料を混合して
オイル供給手段Cに供給する混合手段Eを備えており、
オイルに対する燃料供給割合が、オイル:燃料=1:2
0〜1000あるいは30〜1000に設定され、他の
構成は前記第1の実施例と同様に構成されるから同じ符
号を付して説明を省略する。
オイル供給手段Cに供給する混合手段Eを備えており、
オイルに対する燃料供給割合が、オイル:燃料=1:2
0〜1000あるいは30〜1000に設定され、他の
構成は前記第1の実施例と同様に構成されるから同じ符
号を付して説明を省略する。
【0046】混合手段Dを構成する電磁三方弁140は
供給管141を介して燃料噴射ポンプ30と接続され、
ECUにより駆動され燃料を供給管142からオイルポ
ンプ54の上流側の供給管55に供給して、オイルに混
合させる。さらに、電磁三方弁140には戻し通路14
3を介して燃料タンク34と接続され、戻し通路143
には絞り弁144が配置されている。この実施例は、電
磁三方弁140によりオイルポンプ54の上流側で燃料
とオイルを混合させる構造になっている。
供給管141を介して燃料噴射ポンプ30と接続され、
ECUにより駆動され燃料を供給管142からオイルポ
ンプ54の上流側の供給管55に供給して、オイルに混
合させる。さらに、電磁三方弁140には戻し通路14
3を介して燃料タンク34と接続され、戻し通路143
には絞り弁144が配置されている。この実施例は、電
磁三方弁140によりオイルポンプ54の上流側で燃料
とオイルを混合させる構造になっている。
【0047】図13は請求項2記載のクランク室圧縮式
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
【0048】この実施例では、図12の実施例と同様に
構成されるが、混合手段Eを構成する2個の電磁三方弁
150,151が備えられ、電磁三方弁150,151
はそれぞれ配管152,153を介してパルセションダ
ンパ49に接続され、このパルセションダンパ49は供
給管154を介して燃料噴射ポンプ30と接続されてい
る。電磁三方弁150,151はECUにより駆動さ
れ、燃料を供給管155,156からオイルポンプ54
の下流側の供給管52,53に供給して、オイルに混合
させる。さらに、電磁三方弁150,151は戻し通路
157,158を介して配管159に合流して燃料タン
ク34と接続され、配管159には絞り弁160が配置
されている。この実施例は、電磁三方弁150,151
によりオイルポンプ54の下流側で燃料とオイルを混合
させる構造になっている。
構成されるが、混合手段Eを構成する2個の電磁三方弁
150,151が備えられ、電磁三方弁150,151
はそれぞれ配管152,153を介してパルセションダ
ンパ49に接続され、このパルセションダンパ49は供
給管154を介して燃料噴射ポンプ30と接続されてい
る。電磁三方弁150,151はECUにより駆動さ
れ、燃料を供給管155,156からオイルポンプ54
の下流側の供給管52,53に供給して、オイルに混合
させる。さらに、電磁三方弁150,151は戻し通路
157,158を介して配管159に合流して燃料タン
ク34と接続され、配管159には絞り弁160が配置
されている。この実施例は、電磁三方弁150,151
によりオイルポンプ54の下流側で燃料とオイルを混合
させる構造になっている。
【0049】図14は請求項3記載のクランク室圧縮式
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
【0050】この実施例は、図1のクランク室16内に
連通する吸気通路18aに燃料を供給する吸気通路燃料
供給手段Bに代えて、クランク室16内に燃料を供給す
るクランク室燃料供給手段Fを備えており、他の構成は
前記第1の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付
して説明を省略する。
連通する吸気通路18aに燃料を供給する吸気通路燃料
供給手段Bに代えて、クランク室16内に燃料を供給す
るクランク室燃料供給手段Fを備えており、他の構成は
前記第1の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付
して説明を省略する。
【0051】クランク室燃料供給手段Fは、インジェク
タ40がシリンダボディ3に取り付けられており、燃料
をクランク室16内に噴射して供給するものであり、他
は図1の吸気通路燃料供給手段Bと同様に構成されるか
ら同じ符号を付して説明を省略する。
タ40がシリンダボディ3に取り付けられており、燃料
をクランク室16内に噴射して供給するものであり、他
は図1の吸気通路燃料供給手段Bと同様に構成されるか
ら同じ符号を付して説明を省略する。
【0052】図15は請求項4記載のクランク室圧縮式
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
2サイクルディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成
図である。
【0053】この実施例は、図1のクランク室16内に
連通する吸気通路18aに燃料を供給する吸気通路燃料
供給手段Bに代えて、シリンダ内に燃料を供給するシリ
ンダ燃料供給手段Gを備えており、他の構成は前記第1
の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説明
を省略する。
連通する吸気通路18aに燃料を供給する吸気通路燃料
供給手段Bに代えて、シリンダ内に燃料を供給するシリ
ンダ燃料供給手段Gを備えており、他の構成は前記第1
の実施例と同様に構成されるから同じ符号を付して説明
を省略する。
【0054】シリンダ燃料供給手段Gは、インジェクタ
40がシリンダボディ3に取り付けられており、燃料を
ピストン5の下死点近くでシリンダ内に噴射して供給す
るものであり、他は図1の吸気通路燃料供給手段Bと同
様に構成されるから同じ符号を付して説明を省略する。
40がシリンダボディ3に取り付けられており、燃料を
ピストン5の下死点近くでシリンダ内に噴射して供給す
るものであり、他は図1の吸気通路燃料供給手段Bと同
様に構成されるから同じ符号を付して説明を省略する。
【0055】前記実施例において、オイルに対する燃料
供給割合をオイル:燃料=1:20〜1000あるいは
30〜1000と記載しているのは、この範囲であれば
良いということを意味し、例えば1:50、1:10
0、1:200、等前記範囲内に制御するということで
ある。前記範囲内に制御するのであれば固定的であって
も、可変的な制御であっても良い。すなわち、この燃料
供給割合を可変に制御例えば、1:30〜1:100あ
るいは1:20〜1:300あるいは1:50〜1:5
00という範囲(すなわち、1:20〜1000あるい
は30〜1000の範囲内)で、負荷が大きい程あるい
は及びエンジン回転数が大きい程、燃料供給割合を小さ
くし、負荷が小さい程あるいは及びエンジン回転数が小
さい程、燃料供給割合を大きくしても良い。これにより
エンジンの洗浄性を向上させ、且つ燃焼の改善を図るこ
とができるものである。すなわち、特許請求の範囲につ
いても、同様1:20〜1:1000の範囲に供給割合
を設定するということである。
供給割合をオイル:燃料=1:20〜1000あるいは
30〜1000と記載しているのは、この範囲であれば
良いということを意味し、例えば1:50、1:10
0、1:200、等前記範囲内に制御するということで
ある。前記範囲内に制御するのであれば固定的であって
も、可変的な制御であっても良い。すなわち、この燃料
供給割合を可変に制御例えば、1:30〜1:100あ
るいは1:20〜1:300あるいは1:50〜1:5
00という範囲(すなわち、1:20〜1000あるい
は30〜1000の範囲内)で、負荷が大きい程あるい
は及びエンジン回転数が大きい程、燃料供給割合を小さ
くし、負荷が小さい程あるいは及びエンジン回転数が小
さい程、燃料供給割合を大きくしても良い。これにより
エンジンの洗浄性を向上させ、且つ燃焼の改善を図るこ
とができるものである。すなわち、特許請求の範囲につ
いても、同様1:20〜1:1000の範囲に供給割合
を設定するということである。
【0056】なお、1:20〜1000あるいは30〜
1000と広いレンジで供給割合を可変に制御するもの
では、その分より的確にエンジンの洗浄性を向上させ、
且つ燃焼の改善を図ることができる。
1000と広いレンジで供給割合を可変に制御するもの
では、その分より的確にエンジンの洗浄性を向上させ、
且つ燃焼の改善を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、燃焼室内に燃料を供給するとともに、クランク室内
に連通する吸気通路に燃料を供給し、さらに少なくとも
オイルをクランク軸ジャーナル部に供給し、燃料とオイ
ルをエンジン運転状態に応じて適切に供給することで、
エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改善を図るこ
とができる。
は、燃焼室内に燃料を供給するとともに、クランク室内
に連通する吸気通路に燃料を供給し、さらに少なくとも
オイルをクランク軸ジャーナル部に供給し、燃料とオイ
ルをエンジン運転状態に応じて適切に供給することで、
エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改善を図るこ
とができる。
【0058】請求項2記載の発明は、燃焼室内に燃料を
供給し、さらに少なくともオイルをクランク軸ジャーナ
ル部に供給し、このオイルには燃料が混合されているこ
とで、燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に
供給することで、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃
焼の改善を図ることができる。
供給し、さらに少なくともオイルをクランク軸ジャーナ
ル部に供給し、このオイルには燃料が混合されているこ
とで、燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に
供給することで、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃
焼の改善を図ることができる。
【0059】請求項3記載の発明は、燃焼室内に燃料を
供給するとともに、クランク室内に燃料を供給し、さら
に少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給
し、燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に供
給することで、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼
の改善を図ることができる。
供給するとともに、クランク室内に燃料を供給し、さら
に少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給
し、燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に供
給することで、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼
の改善を図ることができる。
【0060】請求項4記載の発明は、燃焼室内に燃料を
供給するとともに、シリンダ内に燃料を供給し、さらに
少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給し、
燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に供給す
ることで、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改
善を図ることができる。
供給するとともに、シリンダ内に燃料を供給し、さらに
少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に供給し、
燃料とオイルをエンジン運転状態に応じて適切に供給す
ることで、エンジンの洗浄性を向上させ、かつ燃焼の改
善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジンの概略構成図である。
ィーゼルエンジンの概略構成図である。
【図2】クランク軸ジャーナル部まわりのオイル系統図
潤滑系統を示す図である。
潤滑系統を示す図である。
【図3】オイルポンプを示す図である。
【図4】電磁三方弁の構成図である。
【図5】エンジン運転状態と燃料の供給量を示す図であ
る。
る。
【図6】燃料の供給タイミングを示す図である。
【図7】請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ィーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
【図8】プランジャポンプの構成図である。
【図9】請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ィーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
【図10】請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
【図11】請求項1記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
【図12】請求項2記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの実施例の概略構成図である。
ディーゼルエンジンの実施例の概略構成図である。
【図13】請求項2記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
【図14】請求項3記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
【図15】請求項4記載のクランク室圧縮式2サイクル
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
ディーゼルエンジンの他の実施例の概略構成図である。
1 エンジン 16 クランク室 5 ピストン 11 副燃焼室 13 主燃焼室 A 燃焼室燃料供給手段 B 吸気通路燃料供給手段 C オイル供給手段 D 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 3/06 F02B 3/06 Z 19/14 19/14 D 19/16 19/16 H F02M 63/00 F02M 63/00 P
Claims (4)
- 【請求項1】燃焼室内に燃料を供給する燃焼室燃料供給
手段と、クランク室内に連通する吸気通路に燃料を供給
する吸気通路燃料供給手段と、少なくともオイルをクラ
ンク軸ジャーナル部に供給するオイル供給手段と、エン
ジン運転状態に応じて前記燃料の供給量及び供給タイミ
ングとオイルの供給量を制御する制御手段とを備え、 前記燃料の吸気通路と燃焼室との供給割合が、 吸気通路:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴とするクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジン。 - 【請求項2】燃焼室内に燃料を供給する燃焼室燃料供給
手段と、クランク室内に連通する吸気通路と、少なくと
もオイルをクランク軸ジャーナル部に供給するオイル供
給手段と、オイルと燃料を混合して前記オイル供給手段
に供給する混合手段と、エンジン運転状態に応じて前記
燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給量を制
御する制御手段とを備え、 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴とするクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジン。 - 【請求項3】燃焼室内に燃料を供給する燃焼室燃料供給
手段と、クランク室内に燃料を供給するクランク室燃料
供給手段と、少なくともオイルをクランク軸ジャーナル
部に供給するオイル供給手段と、エンジン運転状態に応
じて前記燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供
給量を制御する制御手段とを備え、 前記燃料のクランク室と燃焼室との供給割合が、 クランク室:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴とするクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジン。 - 【請求項4】燃焼室内に燃料を供給する燃焼室燃料供給
手段と、シリンダ内に燃料を供給するシリンダ燃料供給
手段と、少なくともオイルをクランク軸ジャーナル部に
供給するオイル供給手段と、エンジン運転状態に応じて
前記燃料の供給量及び供給タイミングとオイルの供給量
を制御する制御手段とを備え、 前記燃料のシリンダと燃焼室との供給割合が、 シリンダ:燃焼室=2〜20%:残部 前記オイルに対する燃料供給割合が、 オイル:燃料=1:20〜1000 であることを特徴とするクランク室圧縮式2サイクルデ
ィーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12905195A JPH08303330A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12905195A JPH08303330A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08303330A true JPH08303330A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14999876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12905195A Pending JPH08303330A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | クランク室圧縮式2サイクルディーゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08303330A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008002346A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Honda Motor Co Ltd | 2サイクル内燃機関の潤滑油供給装置 |
JP2013119861A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Andreas Stihl Ag & Co Kg | 燃料供給装置を備えた内燃エンジン |
US9534528B2 (en) | 2011-12-07 | 2017-01-03 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Internal combustion engine with fuel system |
US10329994B2 (en) | 2011-12-07 | 2019-06-25 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Power tool |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12905195A patent/JPH08303330A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008002346A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Honda Motor Co Ltd | 2サイクル内燃機関の潤滑油供給装置 |
JP2013119861A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Andreas Stihl Ag & Co Kg | 燃料供給装置を備えた内燃エンジン |
US9534528B2 (en) | 2011-12-07 | 2017-01-03 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Internal combustion engine with fuel system |
US10329994B2 (en) | 2011-12-07 | 2019-06-25 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Power tool |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |