JPH08276947A - キャップ付き容器 - Google Patents
キャップ付き容器Info
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- JPH08276947A JPH08276947A JP7104615A JP10461595A JPH08276947A JP H08276947 A JPH08276947 A JP H08276947A JP 7104615 A JP7104615 A JP 7104615A JP 10461595 A JP10461595 A JP 10461595A JP H08276947 A JPH08276947 A JP H08276947A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- protrusion
- mouth
- container
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/02—Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
- B65D41/04—Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation
- B65D41/0471—Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation with means for positioning the cap on the container, or for limiting the movement of the cap, or for preventing accidental loosening of the cap
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャップがゆるみにくく、容器の口部の成形
がしやすく、キャップの装着位置決めにも適したキャッ
プ付き容器を提供する。。 【構成】 本発明の棒状化粧材繰出容器1は、口部5の
外周面25には、口部外突起29、及び、この突起から
下がった位置に、肩部27が設けられている。キャップ
3の内周面15の下部には、帯状の内突部19が設けら
れている。キャップ内周面15は、内突部の設けられて
いない、口部外突起29の巾以上の巾を有するフラット
周面40をも有する。内突部19の上面は、フラット周
面40につながる立上り部41、並びに、それに順次つ
ながるテーパー部43、フラット部45を有する。口部
5にキャップ3を装着する際には、口部外突起29は、
フラット周面40から内突部19の上に上り、続いて、
キャップ3の回転動作によって、テーパー部43、フラ
ット部45へと移動し、この際、キャップ3の下端面1
7と口部5の肩部27とが当接して装着が完了する。
がしやすく、キャップの装着位置決めにも適したキャッ
プ付き容器を提供する。。 【構成】 本発明の棒状化粧材繰出容器1は、口部5の
外周面25には、口部外突起29、及び、この突起から
下がった位置に、肩部27が設けられている。キャップ
3の内周面15の下部には、帯状の内突部19が設けら
れている。キャップ内周面15は、内突部の設けられて
いない、口部外突起29の巾以上の巾を有するフラット
周面40をも有する。内突部19の上面は、フラット周
面40につながる立上り部41、並びに、それに順次つ
ながるテーパー部43、フラット部45を有する。口部
5にキャップ3を装着する際には、口部外突起29は、
フラット周面40から内突部19の上に上り、続いて、
キャップ3の回転動作によって、テーパー部43、フラ
ット部45へと移動し、この際、キャップ3の下端面1
7と口部5の肩部27とが当接して装着が完了する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧品や薬品、飲料等
を入れるキャップ付き容器に関する。特には、キャップ
がゆるみにくいキャップ付き容器に関する。また、容器
の口部の成形がしやすく、キャップの装着位置決めにも
適したキャップ付き容器に関する。さらには、ゆるみに
くいため、内部の気密保持にも適したキャップ付き容器
に関する。
を入れるキャップ付き容器に関する。特には、キャップ
がゆるみにくいキャップ付き容器に関する。また、容器
の口部の成形がしやすく、キャップの装着位置決めにも
適したキャップ付き容器に関する。さらには、ゆるみに
くいため、内部の気密保持にも適したキャップ付き容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、本出願人が平成7年1月26
日に出願(整理番号KP371)した出願に記載された
ネジキャップ付き容器の口部周辺の断面図である。図1
0の容器200においては、容器本体201の口部20
3の外周面に、突起221が1個突設されている。そし
て、キャップ205の内周面には、ラセン溝231が切
られている。突起221はラセン溝231に螺合して、
口部203の外周面にオネジの切られた一般的なネジキ
ャップ付き容器と同様に、口部203にキャップ205
を装着することができる。なお、符号207はパッキン
である。
日に出願(整理番号KP371)した出願に記載された
ネジキャップ付き容器の口部周辺の断面図である。図1
0の容器200においては、容器本体201の口部20
3の外周面に、突起221が1個突設されている。そし
て、キャップ205の内周面には、ラセン溝231が切
られている。突起221はラセン溝231に螺合して、
口部203の外周面にオネジの切られた一般的なネジキ
ャップ付き容器と同様に、口部203にキャップ205
を装着することができる。なお、符号207はパッキン
である。
【0003】図10のネジキャップ付き容器は、容器本
体の口部にオネジを成形する必要がないので、成形金型
のコストを低くすることができる等の優れた効果を発揮
する。
体の口部にオネジを成形する必要がないので、成形金型
のコストを低くすることができる等の優れた効果を発揮
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10のネジ
キャップ付き容器のキャップには依然としてネジ(ラセ
ン溝)が切られており、このラセン溝と口部外周面の突
起との摩擦力によってキャップが固定されていた。とこ
ろで、ラセン溝の内面は、ある傾きを持った斜面である
ため、次に述べるように、必ずキャップのゆるみ方向の
力が働き、ラセン溝と突起間の摩擦が弱くなると、キャ
ップのゆるみが生じていた。
キャップ付き容器のキャップには依然としてネジ(ラセ
ン溝)が切られており、このラセン溝と口部外周面の突
起との摩擦力によってキャップが固定されていた。とこ
ろで、ラセン溝の内面は、ある傾きを持った斜面である
ため、次に述べるように、必ずキャップのゆるみ方向の
力が働き、ラセン溝と突起間の摩擦が弱くなると、キャ
ップのゆるみが生じていた。
【0005】図11は、キャップと容器本体の口部との
間の力学的関係をモデル化した図である。(A)は従来
の容器を示し、(B)は、本出願で提案する容器を示
す。キャップ付き容器モデル300においては、キャッ
プ305はコの字状の部材として示され、口部303は
1本の棒として示される。キャップ305のコの字の
中、すなわち頂板311と係合部310の間に、口部3
03を押し込む行為が、口部にキャップを装着する行為
としてモデル化される。なお、頂板311の下には、平
板状のバネ要素と考えられるパッキン307が入ってい
る。
間の力学的関係をモデル化した図である。(A)は従来
の容器を示し、(B)は、本出願で提案する容器を示
す。キャップ付き容器モデル300においては、キャッ
プ305はコの字状の部材として示され、口部303は
1本の棒として示される。キャップ305のコの字の
中、すなわち頂板311と係合部310の間に、口部3
03を押し込む行為が、口部にキャップを装着する行為
としてモデル化される。なお、頂板311の下には、平
板状のバネ要素と考えられるパッキン307が入ってい
る。
【0006】係合部310は、ラセン溝の下のねじ山の
部分のように、口部303とキャップ305との間に働
く固定力を受け止める部分である。図11(A)の容器
モデル300の係合部310の上面のスロープ312
は、ラセン溝の表面と同等の面である。図10のキャッ
プ付き容器で、キャップを口部にネジ込む行為は、図1
1のモデルでは、口部303を、図の左から右へ、スロ
ープ312上を、キャップ305のコの字の中に押し込
む行為に置き換えられる。
部分のように、口部303とキャップ305との間に働
く固定力を受け止める部分である。図11(A)の容器
モデル300の係合部310の上面のスロープ312
は、ラセン溝の表面と同等の面である。図10のキャッ
プ付き容器で、キャップを口部にネジ込む行為は、図1
1のモデルでは、口部303を、図の左から右へ、スロ
ープ312上を、キャップ305のコの字の中に押し込
む行為に置き換えられる。
【0007】図11(A)において、口部303が右に
進むにつれて、口部303は圧縮されて、口部303の
上下端に力(固定力)がかかる。この時、口部303の
上端には、まっすぐ下に向いた力Fがかかり、下端に
は、スロープ312の角度αだけ傾いた力F´(さらに
摩擦力)がかかる。力F´の水平方向分力Sは、口部3
03とキャップ305との係合を解除する方向の分力で
ある。実際には、分力Sと釣り合うように、口部303
の下端とスロープ312との間に摩擦力が働く。しか
し、角度αが大きくなったり、スロープ312の摩擦係
数が小さくなったりすると、発生しうる摩擦力が分力S
よりも小さくなって、キャップがゆるんでしまう。な
お、スロープ312の角度をゆるくすることは、それだ
けキャップを閉めるのに必要なキャップの回転角が大き
くなることを意味する。
進むにつれて、口部303は圧縮されて、口部303の
上下端に力(固定力)がかかる。この時、口部303の
上端には、まっすぐ下に向いた力Fがかかり、下端に
は、スロープ312の角度αだけ傾いた力F´(さらに
摩擦力)がかかる。力F´の水平方向分力Sは、口部3
03とキャップ305との係合を解除する方向の分力で
ある。実際には、分力Sと釣り合うように、口部303
の下端とスロープ312との間に摩擦力が働く。しか
し、角度αが大きくなったり、スロープ312の摩擦係
数が小さくなったりすると、発生しうる摩擦力が分力S
よりも小さくなって、キャップがゆるんでしまう。な
お、スロープ312の角度をゆるくすることは、それだ
けキャップを閉めるのに必要なキャップの回転角が大き
くなることを意味する。
【0008】一方、図11(B)のように、キャップ3
05´の係合部310´の上面を、スロープ314とそ
れにつながるフラット面316とから構成し、口部30
3の下端を、スロープ314を越えてフラット面316
まで持ち上げてやれば、口部303の上下にかかる固定
力Fは、横方向の分力(係合を解除する方向の分力)を
有しないこととなる。このようにすれば、スロープ31
4の角度や、口部303下端とフラット面316の間の
摩擦係数、さらにキャップ305´にかかる振動や外力
に関係なく、口部303とキャップ305´の係合は持
続する(キャップ305´がゆるまない)。
05´の係合部310´の上面を、スロープ314とそ
れにつながるフラット面316とから構成し、口部30
3の下端を、スロープ314を越えてフラット面316
まで持ち上げてやれば、口部303の上下にかかる固定
力Fは、横方向の分力(係合を解除する方向の分力)を
有しないこととなる。このようにすれば、スロープ31
4の角度や、口部303下端とフラット面316の間の
摩擦係数、さらにキャップ305´にかかる振動や外力
に関係なく、口部303とキャップ305´の係合は持
続する(キャップ305´がゆるまない)。
【0009】本発明は、キャップがゆるみにくく、容器
の口部の成形がしやすく、キャップの装着位置決めにも
適したキャップ付き容器を提供することを目的とする。
さらには、キャップがゆるみにくいため、内部の気密保
持にも適したキャップ付き容器を提供することを目的と
する。
の口部の成形がしやすく、キャップの装着位置決めにも
適したキャップ付き容器を提供することを目的とする。
さらには、キャップがゆるみにくいため、内部の気密保
持にも適したキャップ付き容器を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明のキャップ付き容器は、口部を有する
容器本体と、その口部に装着されるキャップと、を具備
するキャップ付き容器であって;口部の外周面には突起
(口部外突起)が設けられており、キャップの内周面に
は、口部にキャップを装着する最終段階において、口部
外突起の下方に回り込んで、口部外突起と当接する突起
(キャップ内突起)が設けられており、キャップと容器
本体とは、上記突起の当接部(第一の当接部)以外で当
接する第二の当接部を有し、上記第一の当接部と第二の
当接部間で、キャップ中に引張力又は圧縮力が生じてキ
ャップが口部に固定されるように構成されており、この
時に上記口部外突起とキャップ内突起間に働く力(固定
力)が、両突起の係合を解除する方向の分力を実質的に
有しないように構成されていることを特徴とする。
するため、本発明のキャップ付き容器は、口部を有する
容器本体と、その口部に装着されるキャップと、を具備
するキャップ付き容器であって;口部の外周面には突起
(口部外突起)が設けられており、キャップの内周面に
は、口部にキャップを装着する最終段階において、口部
外突起の下方に回り込んで、口部外突起と当接する突起
(キャップ内突起)が設けられており、キャップと容器
本体とは、上記突起の当接部(第一の当接部)以外で当
接する第二の当接部を有し、上記第一の当接部と第二の
当接部間で、キャップ中に引張力又は圧縮力が生じてキ
ャップが口部に固定されるように構成されており、この
時に上記口部外突起とキャップ内突起間に働く力(固定
力)が、両突起の係合を解除する方向の分力を実質的に
有しないように構成されていることを特徴とする。
【0011】本発明のキャップ付き容器にあっては、キ
ャップ内突起が口部外突起の下側に回り込んで、両突起
間に固定力が働くため、キャップが口部に固定される。
また、固定力は、両突起の係合を解除する方向の分力を
実質的に有しないため、両突起間の摩擦係数が低いよう
な場合であっても、キャップがゆるむようなことはな
い。
ャップ内突起が口部外突起の下側に回り込んで、両突起
間に固定力が働くため、キャップが口部に固定される。
また、固定力は、両突起の係合を解除する方向の分力を
実質的に有しないため、両突起間の摩擦係数が低いよう
な場合であっても、キャップがゆるむようなことはな
い。
【0012】なお、本発明の容器における口部の外周面
やキャップの内周面における“周”という文言は、円筒
形の外周面や中空円筒の内周面という意味に限られず、
多角形のプロフィルを有する立体の側面をも含む意味で
ある。上記第二の当接部の例としては、キャップの下端
面と容器の肩部との間の当接、口部の上端面とキャップ
の頂板の天井面(頂板の下面)との間の当接を挙げるこ
とができる。
やキャップの内周面における“周”という文言は、円筒
形の外周面や中空円筒の内周面という意味に限られず、
多角形のプロフィルを有する立体の側面をも含む意味で
ある。上記第二の当接部の例としては、キャップの下端
面と容器の肩部との間の当接、口部の上端面とキャップ
の頂板の天井面(頂板の下面)との間の当接を挙げるこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の1実施例に係るキャップ付き容器の口部周辺を
示す断面図である。キャップ付き容器1は、キャップ3
と、口部5を有する容器本体7と、からなる。
本発明の1実施例に係るキャップ付き容器の口部周辺を
示す断面図である。キャップ付き容器1は、キャップ3
と、口部5を有する容器本体7と、からなる。
【0014】図1(A)のキャップ付き容器1は、口部
5の外周面25には、突起(口部外突起29)、及び、
この突起から下がった位置に、肩部27が設けられてお
り、キャップ3の内周面15の下部には帯状の内突部1
9が設けられており、キャップ内周面15は、内突部の
設けられていない、口部外突起29の巾以上の巾を有す
るフラット周面40をも有し、内突部19の上面は、フ
ラット周面40につながる立上り部41、並びに、それ
に順次つながるテーパー部43、フラット部45を有
し、口部5にキャップ3を装着する際には、口部外突起
29は、フラット周面40から内突部19の上に上り、
続いて、キャップ3の回転動作によって、テーパー部4
3、フラット部45へと移動し、この際、キャップ3の
下端面17と口部5の肩部27とが当接して装着が完了
することを特徴とする。なお、立ち上がり部41は、テ
ーパー部43と同じ傾斜のテーパー面であってもよい。
5の外周面25には、突起(口部外突起29)、及び、
この突起から下がった位置に、肩部27が設けられてお
り、キャップ3の内周面15の下部には帯状の内突部1
9が設けられており、キャップ内周面15は、内突部の
設けられていない、口部外突起29の巾以上の巾を有す
るフラット周面40をも有し、内突部19の上面は、フ
ラット周面40につながる立上り部41、並びに、それ
に順次つながるテーパー部43、フラット部45を有
し、口部5にキャップ3を装着する際には、口部外突起
29は、フラット周面40から内突部19の上に上り、
続いて、キャップ3の回転動作によって、テーパー部4
3、フラット部45へと移動し、この際、キャップ3の
下端面17と口部5の肩部27とが当接して装着が完了
することを特徴とする。なお、立ち上がり部41は、テ
ーパー部43と同じ傾斜のテーパー面であってもよい。
【0015】さらに具体的に説明すると、キャップ3は
有頂筒状をしており、円筒形の側板14と、平板状の頂
板11とを有する。側板14の内面は、円筒面である内
周面15となっている。内周面15の下部には、帯状の
内突部(キャップ内突起)19が内側に向けて突出する
ように、また横方向に延びるように設けられている。こ
の内突部19の形状については後述する。側板14の下
端は、側板14の軸方向に直角に交わる平面である下端
面17となっている。
有頂筒状をしており、円筒形の側板14と、平板状の頂
板11とを有する。側板14の内面は、円筒面である内
周面15となっている。内周面15の下部には、帯状の
内突部(キャップ内突起)19が内側に向けて突出する
ように、また横方向に延びるように設けられている。こ
の内突部19の形状については後述する。側板14の下
端は、側板14の軸方向に直角に交わる平面である下端
面17となっている。
【0016】口部5は、容器本体7の上部に伸び上がる
ように設けられており、円筒状となっている。口部5
は、全体として、キャップ3の中にスッポリと収まる寸
法となっている。口部5の外周面25の中段部には、口
部外突起29が外側に突出するように設けられている。
口部外突起29の形状は、円板状、角板状等、任意の形
状であってよい。また、口部5の下部には、平面状に外
に張り出す肩部27が形成されている。なお、口部5の
上端面21は、円筒形の口部5の軸方向に直角に交わる
平面である。
ように設けられており、円筒状となっている。口部5
は、全体として、キャップ3の中にスッポリと収まる寸
法となっている。口部5の外周面25の中段部には、口
部外突起29が外側に突出するように設けられている。
口部外突起29の形状は、円板状、角板状等、任意の形
状であってよい。また、口部5の下部には、平面状に外
に張り出す肩部27が形成されている。なお、口部5の
上端面21は、円筒形の口部5の軸方向に直角に交わる
平面である。
【0017】キャップ内周面15の内突部19(口部5
の奥側に存在するので、大部分が破線で描かれている)
は、キャップの中心部から見て左から右に、垂直に立上
る立上り部41、立上り部41の上端から右上に延びる
テーパー部43、テーパー部43の右上端から右に水平
(口部5の円筒の軸方向と直角に交わる平面上)に延び
るフラット部45を有する。なお、内突部19の内周面
15からの突出高さは、内突部19の各部において同じ
である。また、内突部19の立上り部41の左側のキャ
ップの内面部分は、キャップ3の内周面15と同様の面
のフラット周面40である。このフラット周面40の水
平方向の幅は、口部外突起29の水平方向の幅よりも広
い。
の奥側に存在するので、大部分が破線で描かれている)
は、キャップの中心部から見て左から右に、垂直に立上
る立上り部41、立上り部41の上端から右上に延びる
テーパー部43、テーパー部43の右上端から右に水平
(口部5の円筒の軸方向と直角に交わる平面上)に延び
るフラット部45を有する。なお、内突部19の内周面
15からの突出高さは、内突部19の各部において同じ
である。また、内突部19の立上り部41の左側のキャ
ップの内面部分は、キャップ3の内周面15と同様の面
のフラット周面40である。このフラット周面40の水
平方向の幅は、口部外突起29の水平方向の幅よりも広
い。
【0018】口部5にキャップ3を装着する際の動きに
ついて説明する。口部外突起29が、フラット周面40
と合うような角度で、キャップ3を口部5の上から下に
はめ込む。なお、無作為にキャップ3を口部5にはめ
て、内突部19の下端面が口部外突起29に当たったと
きには、キャップ3を回して、口部外突起29がフラッ
ト周面40に合うようにしてもよい。
ついて説明する。口部外突起29が、フラット周面40
と合うような角度で、キャップ3を口部5の上から下に
はめ込む。なお、無作為にキャップ3を口部5にはめ
て、内突部19の下端面が口部外突起29に当たったと
きには、キャップ3を回して、口部外突起29がフラッ
ト周面40に合うようにしてもよい。
【0019】この後の口部外突起29の動きは、図中に
一点鎖線で示されている。口部外突起29がフラット周
面40に合うと、キャップ3をさらにはめ込もうとする
操作によって、口部外突起29はフラット周面40内面
を上に上がる。そして口部外突起29が、内突部19の
立上り部41より上に上がったところで、キャップ3を
回す操作によって、口部外突起29は、内突部19のテ
ーパー部43に沿って右上に進む。この口部外突起29
がテーパー部43を進む途中で、キャップ3の下端面1
7と容器本体7の肩部27とが接し、内突部19の上面
と下端面17の間のキャップ3の部材に圧縮力が働く。
また、口部3の口部外突起29と肩部27の間には引張
力が働く。このような力に基づき、口部外突起29と内
突部19との間には、図11にモデル化されているよう
な固定力が発生する。
一点鎖線で示されている。口部外突起29がフラット周
面40に合うと、キャップ3をさらにはめ込もうとする
操作によって、口部外突起29はフラット周面40内面
を上に上がる。そして口部外突起29が、内突部19の
立上り部41より上に上がったところで、キャップ3を
回す操作によって、口部外突起29は、内突部19のテ
ーパー部43に沿って右上に進む。この口部外突起29
がテーパー部43を進む途中で、キャップ3の下端面1
7と容器本体7の肩部27とが接し、内突部19の上面
と下端面17の間のキャップ3の部材に圧縮力が働く。
また、口部3の口部外突起29と肩部27の間には引張
力が働く。このような力に基づき、口部外突起29と内
突部19との間には、図11にモデル化されているよう
な固定力が発生する。
【0020】キャップ3をさらに回転させると、口部外
突起29は、テーパー部43からフラット部45上へ進
む。この時点で、口部外突起29と内突部19との間に
十分な固定力が働くように、キャップ3と口部5の各部
寸法・材質が選択されている。口部外突起29がテーパ
ー部43に位置した段階では、図11(B)にモデル化
されたような状態となって、固定力は、口部外突起29
と内突部19との係合を解除する方向の分力(図1の左
側方向の分力)を有しない。そのため、たとえ摩擦係数
が低くても、キャップ3がゆるむようなことはない。
突起29は、テーパー部43からフラット部45上へ進
む。この時点で、口部外突起29と内突部19との間に
十分な固定力が働くように、キャップ3と口部5の各部
寸法・材質が選択されている。口部外突起29がテーパ
ー部43に位置した段階では、図11(B)にモデル化
されたような状態となって、固定力は、口部外突起29
と内突部19との係合を解除する方向の分力(図1の左
側方向の分力)を有しない。そのため、たとえ摩擦係数
が低くても、キャップ3がゆるむようなことはない。
【0021】なお、キャップ3の回転エンドをなんらか
の形で決めてやる必要があるが、内突部19の上面が、
さらに、フラット部45につながる立上りエンド部(図
5における内突部35の立上りエンド部47参照)を有
し、口部5にキャップ3を装着する際に、口部外突起2
9は、最後に、フラット部45と当接しつつ立上がりエ
ンド部に突き当たって停止する構成とすることが好まし
い。しかし、その他の方法、例えば、キャップ天井13
と口部上端面21の間や、キャップ下端面17と肩部2
7の間に、キャップ3の回転エンドを決める当接部を設
けてもよい。
の形で決めてやる必要があるが、内突部19の上面が、
さらに、フラット部45につながる立上りエンド部(図
5における内突部35の立上りエンド部47参照)を有
し、口部5にキャップ3を装着する際に、口部外突起2
9は、最後に、フラット部45と当接しつつ立上がりエ
ンド部に突き当たって停止する構成とすることが好まし
い。しかし、その他の方法、例えば、キャップ天井13
と口部上端面21の間や、キャップ下端面17と肩部2
7の間に、キャップ3の回転エンドを決める当接部を設
けてもよい。
【0022】図1の(A)のように、キャップ3を口部
5に装着した段階で、キャップ3の下端面17は、容器
本体7の肩部27上面と当接して、圧力が生じている。
この当接面がピッタリと合う平面とすることによって、
あるいはさらに両面の間にパッキンをはさむことによっ
て、容器1の内部を気密に保つようにすることもでき
る。
5に装着した段階で、キャップ3の下端面17は、容器
本体7の肩部27上面と当接して、圧力が生じている。
この当接面がピッタリと合う平面とすることによって、
あるいはさらに両面の間にパッキンをはさむことによっ
て、容器1の内部を気密に保つようにすることもでき
る。
【0023】このようにすれば、容器の内容物から出る
揮発性成分のガス圧が変化してキャップが持ち上げられ
るような事態に対して、本発明のキャップ付き容器の
“ゆるみにくい”という特性が十分に発揮され、気密性
の優れた容器を提供できる。
揮発性成分のガス圧が変化してキャップが持ち上げられ
るような事態に対して、本発明のキャップ付き容器の
“ゆるみにくい”という特性が十分に発揮され、気密性
の優れた容器を提供できる。
【0024】図1(B)のキャップ付き容器は、口部5
を有する容器本体7と、その口部5に装着される有頂筒
状のキャップ3と、を具備するキャップ付き容器であっ
て;口部5の外周面25には、突起(口部外突起29)
が設けられており、キャップ3の内周面15の下部には
帯状の内突部19が設けられており、キャップ3の内周
面15は、内突部19の設けられていない、口部外突起
29の巾以上の巾を有するフラット周面40をも有し、
内突部19の上面は、フラット周面40につながる立上
り部41、並びに、それに順次つながるテーパー部4
3、フラット部45を有し、口部5にキャップ3を装着
する際には、口部外突起29は、フラット周面40から
内突部19の上に上り、続いて、キャップ3の回転動作
によって、テーパー部43、フラット部45へと移動
し、この際、キャップ3の天井面13と口部5の上端面
21とが当接して装着が完了することを特徴とする。
を有する容器本体7と、その口部5に装着される有頂筒
状のキャップ3と、を具備するキャップ付き容器であっ
て;口部5の外周面25には、突起(口部外突起29)
が設けられており、キャップ3の内周面15の下部には
帯状の内突部19が設けられており、キャップ3の内周
面15は、内突部19の設けられていない、口部外突起
29の巾以上の巾を有するフラット周面40をも有し、
内突部19の上面は、フラット周面40につながる立上
り部41、並びに、それに順次つながるテーパー部4
3、フラット部45を有し、口部5にキャップ3を装着
する際には、口部外突起29は、フラット周面40から
内突部19の上に上り、続いて、キャップ3の回転動作
によって、テーパー部43、フラット部45へと移動
し、この際、キャップ3の天井面13と口部5の上端面
21とが当接して装着が完了することを特徴とする。
【0025】図1(B)のキャップ付き容器と図1
(A)のキャップ付き容器との違いは、本発明にいう第
二の当接部の位置の違いである。すなわち、図1(A)
のキャップ付き容器では、第二当接部がキャップの下端
面17と容器本体7の肩部27であるのに対して、図1
(B)のキャップ付き容器では、第二当接部がキャップ
の天井13(頂板11の下面)と口部の上端面21であ
る。したがって、図1(A)のキャップ付き容器では、
キャップの天井13と口部の上端面21との間にはスキ
マがあってもよい(なくてもよい)。また、図1(B)
のキャップ付き容器本体7は、肩部の丸い容器であって
もよい。
(A)のキャップ付き容器との違いは、本発明にいう第
二の当接部の位置の違いである。すなわち、図1(A)
のキャップ付き容器では、第二当接部がキャップの下端
面17と容器本体7の肩部27であるのに対して、図1
(B)のキャップ付き容器では、第二当接部がキャップ
の天井13(頂板11の下面)と口部の上端面21であ
る。したがって、図1(A)のキャップ付き容器では、
キャップの天井13と口部の上端面21との間にはスキ
マがあってもよい(なくてもよい)。また、図1(B)
のキャップ付き容器本体7は、肩部の丸い容器であって
もよい。
【0026】図2は、本発明の他の1実施例に係るキャ
ップ付き容器の口部周辺を示す断面図である。図2及び
図1において、同じ符号で示されている部分・部位は同
様の要素を示す。図2のキャップ付き容器と図1のキャ
ップ付き容器との違いは、図2のキャップ付き容器で
は、帯状の外突部18が口部5の外面に突設されてお
り、キャップ3の内面には単なる突起(キャップ内突起
28)が突設されており、図1と逆の関係になっている
ことである。また、外突部18の形状も、図1の内突部
の形状と上下が逆になっている。
ップ付き容器の口部周辺を示す断面図である。図2及び
図1において、同じ符号で示されている部分・部位は同
様の要素を示す。図2のキャップ付き容器と図1のキャ
ップ付き容器との違いは、図2のキャップ付き容器で
は、帯状の外突部18が口部5の外面に突設されてお
り、キャップ3の内面には単なる突起(キャップ内突起
28)が突設されており、図1と逆の関係になっている
ことである。また、外突部18の形状も、図1の内突部
の形状と上下が逆になっている。
【0027】すなわち、図2(A)のキャップ付き容器
1は、口部5を有する容器本体7と、その口部に装着さ
れるキャップ3と、を具備するキャップ付き容器であっ
て;口部5の外周面には、帯状の外突部18、及び、こ
の外突部18から下がった位置に、肩部27が設けられ
ており、キャップ3の内周面の下部には突起(キャップ
内突起28)が設けられており、口部5の外周面は、外
突部18の設けられていない、キャップ内突起の巾以上
の巾を有するフラット周面40をも有し、外突部18の
下面は、フラット周面40につながる立下がり部42、
並びに、それに順次つながるテーパー部43、フラット
部45を有し、口部5にキャップ3を装着する際には、
キャップ内突起28は、フラット周面40から外突部1
8の下に下がり、続いて、キャップの回転動作によっ
て、テーパー部43、フラット部45へと移動し、この
際、キャップの下端面17と口部の肩部27とが当接し
て装着が完了することを特徴とする。
1は、口部5を有する容器本体7と、その口部に装着さ
れるキャップ3と、を具備するキャップ付き容器であっ
て;口部5の外周面には、帯状の外突部18、及び、こ
の外突部18から下がった位置に、肩部27が設けられ
ており、キャップ3の内周面の下部には突起(キャップ
内突起28)が設けられており、口部5の外周面は、外
突部18の設けられていない、キャップ内突起の巾以上
の巾を有するフラット周面40をも有し、外突部18の
下面は、フラット周面40につながる立下がり部42、
並びに、それに順次つながるテーパー部43、フラット
部45を有し、口部5にキャップ3を装着する際には、
キャップ内突起28は、フラット周面40から外突部1
8の下に下がり、続いて、キャップの回転動作によっ
て、テーパー部43、フラット部45へと移動し、この
際、キャップの下端面17と口部の肩部27とが当接し
て装着が完了することを特徴とする。
【0028】図2(B)のキャップ付き容器は、口部5
を有する容器本体7と、その口部に装着される有頂筒状
のキャップ3と、を具備するキャップ付き容器であっ
て;口部5の外周面には、帯状の外突部18が設けられ
ており、キャップ3の内周面の下部には突起(キャップ
内突起28)が設けられており、口部5の外周面は、外
突部18の設けられていない、キャップ内突起28の巾
以上の巾を有するフラット周面40をも有し、外突部1
8の下面は、フラット周面40につながる立下がり部4
2、並びに、それに順次つながるテーパー部43、フラ
ット部45を有し、口部5にキャップ3を装着する際に
は、キャップ内突起28は、フラット周面40から外突
部18の下に下がり、続いて、キャップの回転動作によ
って、テーパー部43、フラット部45へと移動し、こ
の際、キャップの天井面13と口部の上端面21とが当
接して装着が完了することを特徴とする。
を有する容器本体7と、その口部に装着される有頂筒状
のキャップ3と、を具備するキャップ付き容器であっ
て;口部5の外周面には、帯状の外突部18が設けられ
ており、キャップ3の内周面の下部には突起(キャップ
内突起28)が設けられており、口部5の外周面は、外
突部18の設けられていない、キャップ内突起28の巾
以上の巾を有するフラット周面40をも有し、外突部1
8の下面は、フラット周面40につながる立下がり部4
2、並びに、それに順次つながるテーパー部43、フラ
ット部45を有し、口部5にキャップ3を装着する際に
は、キャップ内突起28は、フラット周面40から外突
部18の下に下がり、続いて、キャップの回転動作によ
って、テーパー部43、フラット部45へと移動し、こ
の際、キャップの天井面13と口部の上端面21とが当
接して装着が完了することを特徴とする。
【0029】図2の態様のキャップ付き容器において
も、外突部18の下面が、さらに、フラット部45につ
ながる立下がりエンド部(図5の立上りエンド部47を
上下逆にしたもの)を有し、口部5にキャップ3を装着
する際には、キャップ内突起28は、最後に、フラット
部45と当接しつつ立下がりエンド部に突き当たって停
止する構成とすることが好ましい
も、外突部18の下面が、さらに、フラット部45につ
ながる立下がりエンド部(図5の立上りエンド部47を
上下逆にしたもの)を有し、口部5にキャップ3を装着
する際には、キャップ内突起28は、最後に、フラット
部45と当接しつつ立下がりエンド部に突き当たって停
止する構成とすることが好ましい
【0030】なお、図2(B)のキャップ付き容器にお
いては、口部5の上端面21と、キャップ3の天井13
との間にパッキン9がはさみ込まれていることが示され
ている。このようなパッキンは、図1及び図2の各容器
の当接部に挿入することができる。図2のキャップ付き
容器におけるキャップの装着動作は、図1のキャップ付
き容器のキャップと口部の関係、及び上下が逆になった
ものと理解すればよい。
いては、口部5の上端面21と、キャップ3の天井13
との間にパッキン9がはさみ込まれていることが示され
ている。このようなパッキンは、図1及び図2の各容器
の当接部に挿入することができる。図2のキャップ付き
容器におけるキャップの装着動作は、図1のキャップ付
き容器のキャップと口部の関係、及び上下が逆になった
ものと理解すればよい。
【0031】図3は、本発明の他の1実施例にかかるキ
ャップ付き容器用のキャップの断面図である。図3のキ
ャップ3の内周面15には、倒立したL字状の係合溝3
0が掘り込まれている。係合溝30は、下端面17から
真上に延びる縦溝30aと、縦溝30aの上端から水平
に延びる横溝30bとからなっている。この係合溝30
に、図1の容器の口部5の突起29と同様の突起(図示
されず)が係合することにより、キャップ3が容器本体
の口部に装着される。すなわち、装着時に、口部外突起
が縦溝30aを上り、縦溝30aを上りきったところ
で、横溝30bを右に進み、このとき、口部外突起と横
溝30bの下端壁との間で固定力が生じる。つまり、横
溝30bの下方の溝のない“肉”の残っている部分30
dが、図1や図2のキャップの内突部を構成するのであ
る。
ャップ付き容器用のキャップの断面図である。図3のキ
ャップ3の内周面15には、倒立したL字状の係合溝3
0が掘り込まれている。係合溝30は、下端面17から
真上に延びる縦溝30aと、縦溝30aの上端から水平
に延びる横溝30bとからなっている。この係合溝30
に、図1の容器の口部5の突起29と同様の突起(図示
されず)が係合することにより、キャップ3が容器本体
の口部に装着される。すなわち、装着時に、口部外突起
が縦溝30aを上り、縦溝30aを上りきったところ
で、横溝30bを右に進み、このとき、口部外突起と横
溝30bの下端壁との間で固定力が生じる。つまり、横
溝30bの下方の溝のない“肉”の残っている部分30
dが、図1や図2のキャップの内突部を構成するのであ
る。
【0032】横溝30bに入った口部外突起は、横溝3
0bの右側の端の壁であるエンド部30cに当接して止
まる。このため、キャップ3の装着が完了したことを使
用者は明瞭に感じることができる。また、キャップ3の
容器本体に対する装着姿勢も一定に保たれるので、意匠
的な理由でキャップの定位置停止が求められる容器に好
適である。
0bの右側の端の壁であるエンド部30cに当接して止
まる。このため、キャップ3の装着が完了したことを使
用者は明瞭に感じることができる。また、キャップ3の
容器本体に対する装着姿勢も一定に保たれるので、意匠
的な理由でキャップの定位置停止が求められる容器に好
適である。
【0033】図4は、図3のキャップと類似のキャップ
を示す断面図である。図4のキャップ3の係合溝30’
は、スパイラル溝30eと、その上端から水平に延びる
横溝30bとからなる。図3のキャップの縦溝30aが
スパイラル状になっているのである。スパイラル溝30
eを口部外突起が上昇する際には、キャップ3を回しな
がら押し込んでやる。従来の一般の容器では、“キャッ
プはネジ込むもの”という常識があるので、その感覚に
合った違和感のない容器を提供できる。
を示す断面図である。図4のキャップ3の係合溝30’
は、スパイラル溝30eと、その上端から水平に延びる
横溝30bとからなる。図3のキャップの縦溝30aが
スパイラル状になっているのである。スパイラル溝30
eを口部外突起が上昇する際には、キャップ3を回しな
がら押し込んでやる。従来の一般の容器では、“キャッ
プはネジ込むもの”という常識があるので、その感覚に
合った違和感のない容器を提供できる。
【0034】次に、図1〜4に示されている容器本体や
キャップの製造方法について説明する。まず、容器本体
(ガラス、プラスチック製が一般的)の場合は、口部を
成形する型を水平方向に半割りにして、口部外突起や外
突部を成形する。この際、従来のオネジの切られた口部
を成形するのと比べて、型の工作費、成形の生産性とも
格段に合理化できる。
キャップの製造方法について説明する。まず、容器本体
(ガラス、プラスチック製が一般的)の場合は、口部を
成形する型を水平方向に半割りにして、口部外突起や外
突部を成形する。この際、従来のオネジの切られた口部
を成形するのと比べて、型の工作費、成形の生産性とも
格段に合理化できる。
【0035】次に、キャップの製造方法について図面を
参照しつつ説明する。この種のキャップはプラスチック
の射出成形で作るのが一般的である。このとき、図1の
キャップの突起19や、図3のキャップの横溝30bを
成形するのが問題となる。単純な金型コアを用いたので
は成形できない。
参照しつつ説明する。この種のキャップはプラスチック
の射出成形で作るのが一般的である。このとき、図1の
キャップの突起19や、図3のキャップの横溝30bを
成形するのが問題となる。単純な金型コアを用いたので
は成形できない。
【0036】図9は、図3のキャップを成形するための
移動コマを有する成形コアピンを示す図である。(A)
は、移動コマ409が出ている状態の縦断面図、(B)
は、移動コマ409が引っ込んでいる状態の縦断面図、
(C)は、(A)のC−C断面の横断面図である。
移動コマを有する成形コアピンを示す図である。(A)
は、移動コマ409が出ている状態の縦断面図、(B)
は、移動コマ409が引っ込んでいる状態の縦断面図、
(C)は、(A)のC−C断面の横断面図である。
【0037】図9のコアピン400は、中空円筒状のコ
アピン本体403を有する。このコアピン本体403の
中心部には、操作棒405が上下方向に移動可能に設け
られている。そして、操作棒405の先端部は、下拡が
りのテーパ面406となっている。テーパ面406の外
側には、テーパ面406と嵌合する溝413(図9
(C))を有する移動コマ409が、左右に一対ずつ当
接している。移動コマ409は、コアピン本体403の
側面に開けられた穴410から外側に顔を出すコマ先端
部411を有する。また移動コマ409の外側は、バネ
407の内側端で、弾性的に押さえられている。なお、
コアピン本体403の上端面にはフタ401がネジ込ま
れている。
アピン本体403を有する。このコアピン本体403の
中心部には、操作棒405が上下方向に移動可能に設け
られている。そして、操作棒405の先端部は、下拡が
りのテーパ面406となっている。テーパ面406の外
側には、テーパ面406と嵌合する溝413(図9
(C))を有する移動コマ409が、左右に一対ずつ当
接している。移動コマ409は、コアピン本体403の
側面に開けられた穴410から外側に顔を出すコマ先端
部411を有する。また移動コマ409の外側は、バネ
407の内側端で、弾性的に押さえられている。なお、
コアピン本体403の上端面にはフタ401がネジ込ま
れている。
【0038】図9(A)では、操作棒405が上に上が
っており、移動コマ409は操作棒405のテーパ面4
06によって外側に押し出されている。そのため、コマ
先端部411は、コアピン本体403の穴410から外
に頭を出している。この図9(A)の状態でコアピン4
00の外側とキヤビティ型(図示されていないがコアピ
ン400の外周部に存在する)内面との間に、軟化した
プラスチックが射出成形される。そのため、コマ先端部
411の部分には、射出成形品の内側にくぼみができ
る。このくぼみが図3のキャップの横溝30b(さらに
は図1のキャップの内突部19の上方の空間)に相当す
る。
っており、移動コマ409は操作棒405のテーパ面4
06によって外側に押し出されている。そのため、コマ
先端部411は、コアピン本体403の穴410から外
に頭を出している。この図9(A)の状態でコアピン4
00の外側とキヤビティ型(図示されていないがコアピ
ン400の外周部に存在する)内面との間に、軟化した
プラスチックが射出成形される。そのため、コマ先端部
411の部分には、射出成形品の内側にくぼみができ
る。このくぼみが図3のキャップの横溝30b(さらに
は図1のキャップの内突部19の上方の空間)に相当す
る。
【0039】射出成形後に製品(キャップ)を取り出す
際には、コアピン400をキャップから抜き出す必要が
ある。このとき、コア先端部411が外に出たままだ
と、コアピン400が抜けず、またキャップの内突部を
破壊することにもなる。そこで、コアピン400を抜く
時は、図9(B)のように移動コマ409を、コアピン
400の内側に移動させて、コマ先端部411をコアピ
ン本体403内に収容する。すなわち、操作棒405を
下に下げると、テーパ面406も下がり、それとともに
移動コマ409が、バネ407に押されてコアピン40
0の中心方向にリトラクトする。これに伴い、コマ先端
部411は、コアピン本体403の穴410の中に引っ
込む。そうすれば、コマ先端部411はコアピン400
を下に引き抜く支障にはならない。なお、図示されては
いないが、コアピン本体403外面には図3のキャップ
の縦溝30aを成形するための縦リブも成形されてい
る。
際には、コアピン400をキャップから抜き出す必要が
ある。このとき、コア先端部411が外に出たままだ
と、コアピン400が抜けず、またキャップの内突部を
破壊することにもなる。そこで、コアピン400を抜く
時は、図9(B)のように移動コマ409を、コアピン
400の内側に移動させて、コマ先端部411をコアピ
ン本体403内に収容する。すなわち、操作棒405を
下に下げると、テーパ面406も下がり、それとともに
移動コマ409が、バネ407に押されてコアピン40
0の中心方向にリトラクトする。これに伴い、コマ先端
部411は、コアピン本体403の穴410の中に引っ
込む。そうすれば、コマ先端部411はコアピン400
を下に引き抜く支障にはならない。なお、図示されては
いないが、コアピン本体403外面には図3のキャップ
の縦溝30aを成形するための縦リブも成形されてい
る。
【0040】図4のキャップのスパイラル溝30eは、
コアピンの外側に形成されたスパイラル状のリブによっ
て形成される。すなわち、スパイラルのリードが大きい
場合は、横溝30bを成形する移動コマをコアピンの中
に収容した後、コアピンを真っ直ぐ下に抜くと、キャッ
プが自然に回転しながらコアピンが抜ける。スパイラル
のリードが小さい場合には、コアピンを回しながら抜
く。
コアピンの外側に形成されたスパイラル状のリブによっ
て形成される。すなわち、スパイラルのリードが大きい
場合は、横溝30bを成形する移動コマをコアピンの中
に収容した後、コアピンを真っ直ぐ下に抜くと、キャッ
プが自然に回転しながらコアピンが抜ける。スパイラル
のリードが小さい場合には、コアピンを回しながら抜
く。
【0041】図5は、本発明の他の1実施例にかかる内
外二重構造式のキャップを示す断面図である。
外二重構造式のキャップを示す断面図である。
【0042】図1〜4のキャップ付き容器のキャップ
は、一体物として射出成形するためには、上述のような
特殊なコアピン(図9)を使用せねばならないのが欠点
である。この欠点をなくす一つのやり方が図5の内外二
重構造のキャップである。
は、一体物として射出成形するためには、上述のような
特殊なコアピン(図9)を使用せねばならないのが欠点
である。この欠点をなくす一つのやり方が図5の内外二
重構造のキャップである。
【0043】すなわち、図5のキャップは、筒状のイン
ナーキャップ33と、その外側の有頂筒状のアウターキ
ャップ31とからなり、内突部35(又は内突起)がイ
ンナーキャップ33の内面に設けられている。つまり、
円筒形で上・下ともに抜けているインナーキャップ33
を有頂筒状のアウターキャップ31の中にはめ込んでい
るのである。インナーキャップ33は上・下が抜けてい
るので、インナーキャップ33を成形する際に、コアピ
ンを上・下から2本差し込むことができる。そのため、
内突部35の上下面を、可動部のない普通のコアピンで
成形できる。
ナーキャップ33と、その外側の有頂筒状のアウターキ
ャップ31とからなり、内突部35(又は内突起)がイ
ンナーキャップ33の内面に設けられている。つまり、
円筒形で上・下ともに抜けているインナーキャップ33
を有頂筒状のアウターキャップ31の中にはめ込んでい
るのである。インナーキャップ33は上・下が抜けてい
るので、インナーキャップ33を成形する際に、コアピ
ンを上・下から2本差し込むことができる。そのため、
内突部35の上下面を、可動部のない普通のコアピンで
成形できる。
【0044】さらに、図5のキャップは、アウターキャ
ップ3の内部に、口部外突起29の上面が当接する突起
上面ガイド53が設けられている。つまり、アウターキ
ャップ31の頂板11の下方には、円筒形の垂下筒部5
1が下に垂下している。垂下筒部51の下面は、内突部
35の上面のプロフィルに対応したプロフィルを有する
突起上面ガイド53となっている。
ップ3の内部に、口部外突起29の上面が当接する突起
上面ガイド53が設けられている。つまり、アウターキ
ャップ31の頂板11の下方には、円筒形の垂下筒部5
1が下に垂下している。垂下筒部51の下面は、内突部
35の上面のプロフィルに対応したプロフィルを有する
突起上面ガイド53となっている。
【0045】キャップ3を装着する際には、容器本体の
口部外突起29(一点鎖線)は、まず、フラット周面4
0から上に上がって、口部外突起29の上面が突起上面
ガイド53の下面に当接する。つぎに、使用者がキャッ
プ3をねじる動きに合わせて、口部外突起29は、突起
上面ガイド53の下面と、内突部35の上面との間の溝
のような部分を右上に進み、立上りエンド部47に口部
外突起29の右端面が当接して装着が完了する。
口部外突起29(一点鎖線)は、まず、フラット周面4
0から上に上がって、口部外突起29の上面が突起上面
ガイド53の下面に当接する。つぎに、使用者がキャッ
プ3をねじる動きに合わせて、口部外突起29は、突起
上面ガイド53の下面と、内突部35の上面との間の溝
のような部分を右上に進み、立上りエンド部47に口部
外突起29の右端面が当接して装着が完了する。
【0046】図5のキャップには上述の突起上面ガイド
53が存在するため、従来のネジキャップと同様の装着
感覚を使用者が持てることができ好ましい。なお、突起
上面ガイド53は、図5の実施例のように垂下筒部51
の下面として形成してもよいし、キャップ3内周面の段
部として形成してもよい。説明を省略した図5の各部
は、図1に示されているキャップと同一の符号で示され
ている部分と同様の構成・作用を有する。
53が存在するため、従来のネジキャップと同様の装着
感覚を使用者が持てることができ好ましい。なお、突起
上面ガイド53は、図5の実施例のように垂下筒部51
の下面として形成してもよいし、キャップ3内周面の段
部として形成してもよい。説明を省略した図5の各部
は、図1に示されているキャップと同一の符号で示され
ている部分と同様の構成・作用を有する。
【0047】図6はキャップ内突部上面のプロフィルの
他の一例を示す図である。この内突部35(外突部であ
ってもよい)は、内突部35のエンド部47の手前に、
係合相手の突起29の横行に一定の障害を与える盛り上
がり部49が設けられている。この内突部35と口部外
突起29とが係合する際に、口部外突起29は一度盛り
上り部49を乗り越えてからフラット部45(凹み部で
あってもよい)に入る。そのため、口部外突起29がキ
ャップのゆるみ方向に移動するのに対し、盛り上り部4
9が一定の障害となって、さらにキャップのゆるみ止め
の効果が上がる。なお、本明細書にいうフラット部は、
凹み部の底(接線を引くとフラットといえる)をも含む
ものである。
他の一例を示す図である。この内突部35(外突部であ
ってもよい)は、内突部35のエンド部47の手前に、
係合相手の突起29の横行に一定の障害を与える盛り上
がり部49が設けられている。この内突部35と口部外
突起29とが係合する際に、口部外突起29は一度盛り
上り部49を乗り越えてからフラット部45(凹み部で
あってもよい)に入る。そのため、口部外突起29がキ
ャップのゆるみ方向に移動するのに対し、盛り上り部4
9が一定の障害となって、さらにキャップのゆるみ止め
の効果が上がる。なお、本明細書にいうフラット部は、
凹み部の底(接線を引くとフラットといえる)をも含む
ものである。
【0048】図7は、本発明の他の1実施例にかかるキ
ャップ付き容器の口部周辺を示す断面図である。図7の
キャップ付き容器は、キャップの内突部35(又は口部
の外突部)が、上下方向の巾が一定の帯状をしており、
口部3(又はキャップ)には、上下2段に、かつ周方向
に食い違って複数の口部外突起29a、29b(又はキ
ャップ内突起)が設けられており、キャップ3を口部5
に装着する際に、上の突起29aが上記突部35の上を
進み、下の突起29bが突部35の下を進むように構成
されている。
ャップ付き容器の口部周辺を示す断面図である。図7の
キャップ付き容器は、キャップの内突部35(又は口部
の外突部)が、上下方向の巾が一定の帯状をしており、
口部3(又はキャップ)には、上下2段に、かつ周方向
に食い違って複数の口部外突起29a、29b(又はキ
ャップ内突起)が設けられており、キャップ3を口部5
に装着する際に、上の突起29aが上記突部35の上を
進み、下の突起29bが突部35の下を進むように構成
されている。
【0049】すなわち、インナーキャップ33内周面の
内突部35は、上下の幅(高さ)が、立上りエンド部4
7の左側の部分を除いて一定となっている。そして、口
部5には、上下に食い違って上突起29aと下突起29
bが突設されている。キャップ3を口部5に装着する際
は、上突起29aは、内突部35の上に上がって、内突
部上面に接しながら左上に進み、下突起29bは、内突
部35の下から接して左上に進む。このような連接突起
によっても、図5のキャップの突起上面ガイド同様に、
従来のネジキャップ付き容器と似た装着感覚を得ること
ができる。
内突部35は、上下の幅(高さ)が、立上りエンド部4
7の左側の部分を除いて一定となっている。そして、口
部5には、上下に食い違って上突起29aと下突起29
bが突設されている。キャップ3を口部5に装着する際
は、上突起29aは、内突部35の上に上がって、内突
部上面に接しながら左上に進み、下突起29bは、内突
部35の下から接して左上に進む。このような連接突起
によっても、図5のキャップの突起上面ガイド同様に、
従来のネジキャップ付き容器と似た装着感覚を得ること
ができる。
【0050】図8は本発明の1実施例に係る口紅容器を
示す一部断面側面図である。図8の口紅容器151は、
そのキャップ装着メカニズムは図7のキャップ付き容器
と同じである。
示す一部断面側面図である。図8の口紅容器151は、
そのキャップ装着メカニズムは図7のキャップ付き容器
と同じである。
【0051】すなわち、口紅容器151は、キャップ1
53と繰出容器61とからなっている。キャップ153
は、アウターキャップ55とインナーキャップ57の内
外二重構造である。インナーキャップ57の内周面58
下部には、内突部59が突設されている。
53と繰出容器61とからなっている。キャップ153
は、アウターキャップ55とインナーキャップ57の内
外二重構造である。インナーキャップ57の内周面58
下部には、内突部59が突設されている。
【0052】繰出容器61は先筒65と元筒73とを有
する。先筒65内には、口紅63が上下方向進退自在に
収められている。公知のメカニズムにより、先筒65と
元筒73とを相対的に回転させると口紅63が上下に進
退する。
する。先筒65内には、口紅63が上下方向進退自在に
収められている。公知のメカニズムにより、先筒65と
元筒73とを相対的に回転させると口紅63が上下に進
退する。
【0053】先筒65の下の基部67の側面には、上突
起71aと下突起71bが、図7のキャップ付き容器同
様に突設されている。これらの突起71a、71bはキ
ャップ153の内突部59と、図7のキャップ付き容器
同様に係合する。キャップ153を繰出容器61に装着
した時点で、キャップ153の下端面60と、繰出容器
61の肩部69とは、しっかりと当接する。この当接に
より、キャップ153の内部は気密に保たれる。なお、
さらに気密度を高めるために、繰出容器側にOリング等
のシールを装着してもよい。
起71aと下突起71bが、図7のキャップ付き容器同
様に突設されている。これらの突起71a、71bはキ
ャップ153の内突部59と、図7のキャップ付き容器
同様に係合する。キャップ153を繰出容器61に装着
した時点で、キャップ153の下端面60と、繰出容器
61の肩部69とは、しっかりと当接する。この当接に
より、キャップ153の内部は気密に保たれる。なお、
さらに気密度を高めるために、繰出容器側にOリング等
のシールを装着してもよい。
【0054】図12は、図5のキャップと同様の内外二
重構造式のキャップを示す断面図である。図12のキャ
ップ501は、筒状のアウターキャップ503と、その
内側のインナーキャップ505とからなり、インナーキ
ャップ505は、頂板507と垂下筒部511とを有す
る有頂筒状をしており、アウターキャップ503の下端
は、インナーキャップ505の垂下筒部511の下端よ
りも下まで伸びており、内突部35がアウターキャップ
503の内面の下端部に設けられており、インナーキャ
ップの下端面が、口部外突起の上面が当接する突起上面
ガイド513となっており、アウターキャップ503の
内突部35上面とインナーキャップ505の下端面であ
る突起上面ガイド513との間が、口部外突起と係合す
る溝状となっている。
重構造式のキャップを示す断面図である。図12のキャ
ップ501は、筒状のアウターキャップ503と、その
内側のインナーキャップ505とからなり、インナーキ
ャップ505は、頂板507と垂下筒部511とを有す
る有頂筒状をしており、アウターキャップ503の下端
は、インナーキャップ505の垂下筒部511の下端よ
りも下まで伸びており、内突部35がアウターキャップ
503の内面の下端部に設けられており、インナーキャ
ップの下端面が、口部外突起の上面が当接する突起上面
ガイド513となっており、アウターキャップ503の
内突部35上面とインナーキャップ505の下端面であ
る突起上面ガイド513との間が、口部外突起と係合す
る溝状となっている。
【0055】すなわち、図5のキャップとは逆に、アウ
ターキャップ503の内周面下部に内突部35があり、
インナーキャップ505が頂板507を有する。そし
て、インナーキャップ505の下端面が突起上面ガイド
513となっている。図5のキャップが、垂下筒部51
をも加えると結局は内外3層構造となってしまうのに対
して、図12のキャップは内外2層で済むためキャップ
の肉厚を薄くできる利点がある。
ターキャップ503の内周面下部に内突部35があり、
インナーキャップ505が頂板507を有する。そし
て、インナーキャップ505の下端面が突起上面ガイド
513となっている。図5のキャップが、垂下筒部51
をも加えると結局は内外3層構造となってしまうのに対
して、図12のキャップは内外2層で済むためキャップ
の肉厚を薄くできる利点がある。
【0056】アウターキャップ503とインナーキャッ
プ505とは、アウターキャップ503の上部内面の環
状凹部504と、インナーキャップ505の頂板507
直下外面の環状凸部509との係合によって、組立てら
れている。内突部35の上面と、突起上面ガイド513
との関係は、図5のキャップの相当部分と同様である。
また、内突部35上面と突起上面ガイド513との間を
溝(係合溝521)と見れば、図12のキャップは、図
4のキャップを内外二重構造としたものに相当する。図
12のキャップは、図5のキャップ同様に、移動コマの
ような可動部のない普通のコアピンを用いて射出成形で
きるという利点がある。
プ505とは、アウターキャップ503の上部内面の環
状凹部504と、インナーキャップ505の頂板507
直下外面の環状凸部509との係合によって、組立てら
れている。内突部35の上面と、突起上面ガイド513
との関係は、図5のキャップの相当部分と同様である。
また、内突部35上面と突起上面ガイド513との間を
溝(係合溝521)と見れば、図12のキャップは、図
4のキャップを内外二重構造としたものに相当する。図
12のキャップは、図5のキャップ同様に、移動コマの
ような可動部のない普通のコアピンを用いて射出成形で
きるという利点がある。
【0057】図12のキャップにおいては、アウターキ
ャップ503の下端面527よりも、内突部35の下端
面523やインナーキャップ垂下筒部511の下端面5
25の方が少し上の位置となっている。部品の寸法誤差
があっても、アウターキャップ下端面527の平面度に
影響を与えないようにして、同面527のシール性を向
上させている。さらに、Oリング506が組み込まれて
おり気密性を保っている。
ャップ503の下端面527よりも、内突部35の下端
面523やインナーキャップ垂下筒部511の下端面5
25の方が少し上の位置となっている。部品の寸法誤差
があっても、アウターキャップ下端面527の平面度に
影響を与えないようにして、同面527のシール性を向
上させている。さらに、Oリング506が組み込まれて
おり気密性を保っている。
【0058】図13は、他の1実施例に係る内外二重構
造式のキャップを示す断面図である。図13のキャップ
は、基本的には図4のキャップと同じメカニズムに基く
ものである。同キャップ601は、アウターキャップ6
03及びインナーキャップ605からなり、それらのう
ち少なくともいずれか片方は有頂筒状をしており、イン
ナーキャップ605の内周面には、口部外突起と係合す
るスパイラル溝609が形成されており、また、インナ
ーキャップ605には、このスパイラル溝609の奥に
つながるとともに口部外突起が侵入可能な窓607(抜
き穴)が開けられており、この窓607の下縁が傾きの
ないフラット部608とされていることを特徴とする。
造式のキャップを示す断面図である。図13のキャップ
は、基本的には図4のキャップと同じメカニズムに基く
ものである。同キャップ601は、アウターキャップ6
03及びインナーキャップ605からなり、それらのう
ち少なくともいずれか片方は有頂筒状をしており、イン
ナーキャップ605の内周面には、口部外突起と係合す
るスパイラル溝609が形成されており、また、インナ
ーキャップ605には、このスパイラル溝609の奥に
つながるとともに口部外突起が侵入可能な窓607(抜
き穴)が開けられており、この窓607の下縁が傾きの
ないフラット部608とされていることを特徴とする。
【0059】すなわち、キャップ601は、薄い金属製
のアウターキャップ603と、樹脂製のインナーキャッ
プ605とからなっている。アウターキャップ603は
有頂筒状であり、インナーキャップ605は円筒状であ
る。インナーキャップ605の下部内面には、下端がキ
ャップ下端面611に開口したスパイラル溝609が形
成されている。また、スパイラル溝609の奥につなが
る窓607が形成されている。このキャップ601の装
着メカニズムは図4のキャップと同じである。
のアウターキャップ603と、樹脂製のインナーキャッ
プ605とからなっている。アウターキャップ603は
有頂筒状であり、インナーキャップ605は円筒状であ
る。インナーキャップ605の下部内面には、下端がキ
ャップ下端面611に開口したスパイラル溝609が形
成されている。また、スパイラル溝609の奥につなが
る窓607が形成されている。このキャップ601の装
着メカニズムは図4のキャップと同じである。
【0060】図13のキャップの特徴は、窓607が、
インナーキャップ605の側壁を貫くように開けられて
いるため、インナーキャップ605を射出成形する際
に、窓607を半割りのキャビティー型(内面突起を有
する)で成形できることである。そのため、図9に示め
されているような複雑なコアピンを使う必要がない。な
お、スパイラル溝609はストリッパプレートによる離
型が可能なように、比較的急な傾斜のスパイラルとする
ことが好ましい。
インナーキャップ605の側壁を貫くように開けられて
いるため、インナーキャップ605を射出成形する際
に、窓607を半割りのキャビティー型(内面突起を有
する)で成形できることである。そのため、図9に示め
されているような複雑なコアピンを使う必要がない。な
お、スパイラル溝609はストリッパプレートによる離
型が可能なように、比較的急な傾斜のスパイラルとする
ことが好ましい。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のキャップ付き容器は以下の効果を発揮する。 キャップと口部の間の固定力が、キャップがゆるむ
方向の分力を有しないので、摩擦係数が低かったり、振
動がかかったり、キャップ内に内圧がかかったりしても
キャップがゆるみにくい。 突起と突起、あるいは突起と帯状突部との係合とい
う簡単な形状の組合せ係合によりキャップの装着がなさ
れるので、キャップ付き容器の製造コストが安くてす
む。すなわち、キャップ成形金型をコア回転とする必要
がないため金型費が安く、かつ、生産性が高くなるので
ある。
のキャップ付き容器は以下の効果を発揮する。 キャップと口部の間の固定力が、キャップがゆるむ
方向の分力を有しないので、摩擦係数が低かったり、振
動がかかったり、キャップ内に内圧がかかったりしても
キャップがゆるみにくい。 突起と突起、あるいは突起と帯状突部との係合とい
う簡単な形状の組合せ係合によりキャップの装着がなさ
れるので、キャップ付き容器の製造コストが安くてす
む。すなわち、キャップ成形金型をコア回転とする必要
がないため金型費が安く、かつ、生産性が高くなるので
ある。
【0062】 キャップがゆるみにくいため、揮発性
の高い内容物であっても、内圧と外圧の差によってキャ
ップがゆるむという事がないため、気密容器として好適
なキャップ付容器を提供できる。 図4、5、6、7、8、12、13の態様において
は、概在のネジと同様にねじって止めるという作用であ
るため使用者がとまどう事がない。 ネジ回転と違い、ワンタッチで回転させる事もで
き、また、盛上り部がある場合には、カチッという係合
音により確実にロック感覚が手に伝わる。 容器本体とキャップ嵌合深さが浅いものでも、確実
に回転も加えながら装着できるキャップ付き容器を提供
できる。
の高い内容物であっても、内圧と外圧の差によってキャ
ップがゆるむという事がないため、気密容器として好適
なキャップ付容器を提供できる。 図4、5、6、7、8、12、13の態様において
は、概在のネジと同様にねじって止めるという作用であ
るため使用者がとまどう事がない。 ネジ回転と違い、ワンタッチで回転させる事もで
き、また、盛上り部がある場合には、カチッという係合
音により確実にロック感覚が手に伝わる。 容器本体とキャップ嵌合深さが浅いものでも、確実
に回転も加えながら装着できるキャップ付き容器を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るキャップ付き容器の口
部周辺を示す断面図である。
部周辺を示す断面図である。
【図2】本発明の他の1実施例に係るキャップ付き容器
の口部周辺を示す断面図である。
の口部周辺を示す断面図である。
【図3】本発明の他の1実施例に係るキャップ付き容器
用のキャップの断面図である。
用のキャップの断面図である。
【図4】図3のキャップと類似のキャップを示す断面図
である。
である。
【図5】本発明の他の1実施例に係る内外二重構造のキ
ャップを示す断面図である。
ャップを示す断面図である。
【図6】キャップ内突部上面のプロフィルの他の一例を
示す図である。
示す図である。
【図7】本発明の他の1実施例に係るキャップ付き容器
の口部周辺を示す断面図である。
の口部周辺を示す断面図である。
【図8】本発明の他の1実施例に係る口紅容器を示す一
部断面側面図である。
部断面側面図である。
【図9】図3のキャップを成形するための移動コマを有
する成形コアピンを示す図である。(A)は、移動コマ
が出ている状態の縦断面図、(B)は、移動コマが引っ
込んでいる状態の縦断面図、(C)は、(A)のC−C
断面の横断面図である。
する成形コアピンを示す図である。(A)は、移動コマ
が出ている状態の縦断面図、(B)は、移動コマが引っ
込んでいる状態の縦断面図、(C)は、(A)のC−C
断面の横断面図である。
【図10】本出願人が平成7年1月26日に出願(整理
番号KP371)した出願に記載されたネジキャップ付
き容器の口部周辺の断面図である。
番号KP371)した出願に記載されたネジキャップ付
き容器の口部周辺の断面図である。
【図11】キャップと容器本体の口部との間の力学的関
係をモデル化した図である。(A)は従来の容器を示
し、(B)は、本出願で提案する容器を示す。
係をモデル化した図である。(A)は従来の容器を示
し、(B)は、本出願で提案する容器を示す。
【図12】図5のキャップと同様の内外二重構造式のキ
ャップを示す断面図である。
ャップを示す断面図である。
【図13】他の1実施例に係る内外二重構造式のキャッ
プを示す断面図である。
プを示す断面図である。
1…キャップ付き容器 30e…ス
パイラル溝 3…キャップ 31…アウ
ターキャップ 5…口部 33…イン
ナーキャップ 7…容器本体 35…帯状
内突部 9…パッキン 40…フラ
ット周面 11…頂板 41…立上
り部 13…天井 42…立下
り部 14…側板 43…テー
パー部 15…内周面 45…フラ
ット部 17…下端面 47…立上
りエンド部 18…帯状外突部 49…盛り
上り部 19…帯状内突部 51…垂下
筒部 21…上端面 53…突起
上面ガイド 23…口 151…口紅
容器 25…外周面 153…キャ
ップ 27…肩部 55…アウ
ターキャップ 28…キャップ内突起 57…イン
ナーキャップ 29…口部外突起 59…内突
部 30…係合溝 60…下端
面 30a…縦溝 61…口紅
繰出容器 30b…横溝 63…口紅 30c…エンド部 65…先筒 30d…内突部 67…基部 61…肩部 71a…上突起 400…成
形コアピン 71b…下突起 401…フ
タ 73 元筒 403…ピ
ン本体 300…キャップ付き容器モデル 405…操
作棒 303…口部 406…テ
ーパー面 305…キャップ 407…バ
ネ 307…パッキン 409…移
動コマ 310…係合部 410…穴 311…頂板 411…コ
マ先端部 312…スロープ 413…溝 314…スロープ 501…キ
ャップ 316…フラット面 503…ア
ウターキャップ 504…環状凹部 505…インナーキャップ 506…O
リング 507…頂板 509…環
状凸部 511…垂下筒部 513…突
起上面ガイド 521…係合溝 523…内
突部下端面 525…垂下筒部下端面 527…ア
ウターキャップ下端面 601…キャップ 603…ア
ウターキャップ 605…インナーキャップ 607…窓 608…フラット部 609…ス
パイラル溝
パイラル溝 3…キャップ 31…アウ
ターキャップ 5…口部 33…イン
ナーキャップ 7…容器本体 35…帯状
内突部 9…パッキン 40…フラ
ット周面 11…頂板 41…立上
り部 13…天井 42…立下
り部 14…側板 43…テー
パー部 15…内周面 45…フラ
ット部 17…下端面 47…立上
りエンド部 18…帯状外突部 49…盛り
上り部 19…帯状内突部 51…垂下
筒部 21…上端面 53…突起
上面ガイド 23…口 151…口紅
容器 25…外周面 153…キャ
ップ 27…肩部 55…アウ
ターキャップ 28…キャップ内突起 57…イン
ナーキャップ 29…口部外突起 59…内突
部 30…係合溝 60…下端
面 30a…縦溝 61…口紅
繰出容器 30b…横溝 63…口紅 30c…エンド部 65…先筒 30d…内突部 67…基部 61…肩部 71a…上突起 400…成
形コアピン 71b…下突起 401…フ
タ 73 元筒 403…ピ
ン本体 300…キャップ付き容器モデル 405…操
作棒 303…口部 406…テ
ーパー面 305…キャップ 407…バ
ネ 307…パッキン 409…移
動コマ 310…係合部 410…穴 311…頂板 411…コ
マ先端部 312…スロープ 413…溝 314…スロープ 501…キ
ャップ 316…フラット面 503…ア
ウターキャップ 504…環状凹部 505…インナーキャップ 506…O
リング 507…頂板 509…環
状凸部 511…垂下筒部 513…突
起上面ガイド 521…係合溝 523…内
突部下端面 525…垂下筒部下端面 527…ア
ウターキャップ下端面 601…キャップ 603…ア
ウターキャップ 605…インナーキャップ 607…窓 608…フラット部 609…ス
パイラル溝
Claims (13)
- 【請求項1】 口部を有する容器本体と、その口部に装
着されるキャップと、を具備するキャップ付き容器であ
って;口部の外周面には突起(口部外突起)が設けられ
ており、 キャップの内周面には、口部にキャップを装着する最終
段階において、口部外突起の下方に回り込んで、口部外
突起と当接する突起(キャップ内突起)が設けられてお
り、 キャップと容器本体とは、上記突起の当接部(第一の当
接部)以外で当接する第二の当接部を有し、 上記第一の当接部と第二の当接部間で、キャップ中に引
張力又は圧縮力が生じてキャップが口部に固定されるよ
うに構成されており、 この時に上記口部外突起とキャップ内突起間に働く力
(固定力)が、両突起の係合を解除する方向の分力を実
質的に有しないように構成されていることを特徴とする
キャップ付き容器。 - 【請求項2】 口部を有する容器本体と、その口部に装
着されるキャップと、を具備するキャップ付き容器であ
って;口部の外周面には、突起(口部外突起)、及び、
この突起から下がった位置に、肩部が設けられており、 キャップの内周面の下部には帯状の内突部が設けられて
おり、 キャップの内周面は、内突部の設けられていない、口部
外突起の巾以上の巾を有するフラット周面をも有し、 内突部の上面は、フラット周面につながる立上り部、並
びに、それに順次つながるテーパー部、フラット部を有
し、 口部にキャップを装着する際には、口部外突起は、フラ
ット周面から内突部の上に上り、続いて、キャップの回
転動作によって、テーパー部、フラット部へと移動し、 この際、キャップの下端面と口部の肩部とが当接して装
着が完了することを特徴とするキャップ付き容器。 - 【請求項3】 口部を有する容器本体と、その口部に装
着される有頂筒状のキャップと、を具備するキャップ付
き容器であって;口部の外周面には、突起(口部外突
起)が設けられており、 キャップの内周面の下部には帯状の内突部が設けられて
おり、 キャップの内周面は、内突部の設けられていない、口部
外突起の巾以上の巾を有するフラット周面をも有し、 内突部の上面は、フラット周面につながる立上り部、並
びに、それに順次つながるテーパー部、フラット部を有
し、 口部にキャップを装着する際には、口部外突起は、フラ
ット周面から内突部の上に上り、続いて、キャップの回
転動作によって、テーパー部、フラット部へと移動し、 この際、キャップの天井面と口部の上端面とが当接して
装着が完了することを特徴とするキャップ付き容器。 - 【請求項4】 上記内突部の上面が、さらに、上記フラ
ット部につながる立上りエンド部を有し、 口部にキャップを装着する際には、口部外突起は、最後
に、フラット部と当接しつつ立上がりエンド部に突き当
たって停止する請求項2又は3記載のキャップ付き容
器。 - 【請求項5】 口部を有する容器本体と、その口部に装
着されるキャップと、を具備するキャップ付き容器であ
って;口部の外周面には、帯状の外突部、及び、この外
突部から下がった位置に、肩部が設けられており、 キャップの内周面の下部には突起(キャップ内突起)が
設けられており、 口部の外周面は、外突部の設けられていない、キャップ
内突起の巾以上の巾を有するフラット周面をも有し、 外突部の下面は、フラット周面につながる立下がり部、
並びに、それに順次つながるテーパー部、フラット部を
有し、 口部にキャップを装着する際には、キャップ内突起は、
フラット周面から外突部の下に下がり、続いて、キャッ
プの回転動作によって、テーパー部、フラット部へと移
動し、 この際、キャップの下端面と口部の肩部とが当接して装
着が完了することを特徴とするキャップ付き容器。 - 【請求項6】 口部を有する容器本体と、その口部に装
着される有頂筒状のキャップと、を具備するキャップ付
き容器であって;口部の外周面には、帯状の外突部が設
けられており、 キャップの内周面の下部には突起(キャップ内突起)が
設けられており、 口部の外周面は、外突部の設けられていない、キャップ
内突起の巾以上の巾を有するフラット周面をも有し、 外突部の下面は、フラット周面につながる立下がり部、
並びに、それに順次つながるテーパー部、フラット部を
有し、 口部にキャップを装着する際には、キャップ内突起は、
フラット周面から外突部の下に下がり、続いて、キャッ
プの回転動作によって、テーパー部、フラット部へと移
動し、 この際、キャップの天井面と口部の上端面とが当接して
装着が完了することを特徴とするキャップ付き容器。 - 【請求項7】 上記外突部の下面が、さらに、上記フラ
ット部につながる立下がりエンド部を有し、 口部にキャップを装着する際には、キャップ内突起は、
最後に、フラット部と当接しつつ立下がりエンド部に突
き当たって停止する請求項5又は6記載のキャップ付き
容器。 - 【請求項8】上記突部のエンド部の手前に、上記突起の
横行に一定の障害を与える盛り上がり部が設けられてい
る請求項2〜7いずれか1項記載のキャップ付き容器。 - 【請求項9】 上記キャップが、筒状のインナーキャッ
プと、その外側の有頂筒状のアウターキャップとからな
り、上記内突部又は内突起がインナーキャップの内面に
設けられている請求項1〜8いずれか1項記載のキャッ
プ付き容器。 - 【請求項10】 上記アウターキャップ内部に、口部外
突起の上面が当接する突起上面ガイドが設けられている
請求項9記載のキャップ付き容器。 - 【請求項11】 上記キャップが、筒状のアウターキャ
ップと、その内側のインナーキャップとからなり、 該インナーキャップは、頂板と垂下筒部とを有する有頂
筒状をしており、 アウターキャップの下端は、インナーキャップの垂下筒
部の下端よりも下まで伸びており、 上記内突部がアウターキャップの内面の下端部に設けら
れており、 インナーキャップの下端面が、上記口部外突起の上面が
当接する突起上面ガイドとなっており、 アウターキャップの内突部上面とインナーキャップの下
端面との間が、口部外突起と係合する溝状となっている
請求項1〜8いずれか1項記載のキャップ付き容器。 - 【請求項12】 上記内突部又は外突部が、上下方向の
巾が一定の帯状をしており、 上記口部又はキャップには、上下2段に、かつ周方向に
食い違って複数の口部外突起又はキャップ内突起が設け
られており、 キャップを口部に装着する際に、上の突起が上記突部の
上を進み、下の突起が突部の下を進む請求項2〜9いず
れか1項記載のキャップ付き容器。 - 【請求項13】 口部を有する容器本体と、その口部に
装着されるキャップと、を具備するキャップ付き容器で
あって;口部の外周面には突起(口部外突起)が設けら
れており、 キャップはアウターキャップ及びインナーキャップから
なり、 アウターキャップ又はインナーキャップのうち少なくと
もいずれか片方は有頂筒状をしており、 インナーキャップの内周面には、口部外突起と係合する
スパイラル溝が形成されており、 また、インナーキャップには、このスパイラル溝の奥に
つながるとともに口部外突起が侵入可能な窓(抜き穴)
が開けられており、この窓の下縁が傾きのないフラット
部とされていることを特徴とするキャップ付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7104615A JPH08276947A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | キャップ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7104615A JPH08276947A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | キャップ付き容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08276947A true JPH08276947A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14385353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7104615A Pending JPH08276947A (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | キャップ付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08276947A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020178132A1 (fr) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | L'oreal | Recipient a reliefs de fermeture discontinus |
JP2021075314A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 象印マホービン株式会社 | 飲料容器 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP7104615A patent/JPH08276947A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020178132A1 (fr) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | L'oreal | Recipient a reliefs de fermeture discontinus |
FR3093508A1 (fr) * | 2019-03-05 | 2020-09-11 | L'oreal | Recipient a reliefs de fermeture discontinus |
JP2021075314A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 象印マホービン株式会社 | 飲料容器 |
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