JPH08250230A - コネクタとそのコネクタの組み立て方法及びその方法に使用する治具 - Google Patents
コネクタとそのコネクタの組み立て方法及びその方法に使用する治具Info
- Publication number
- JPH08250230A JPH08250230A JP7051390A JP5139095A JPH08250230A JP H08250230 A JPH08250230 A JP H08250230A JP 7051390 A JP7051390 A JP 7051390A JP 5139095 A JP5139095 A JP 5139095A JP H08250230 A JPH08250230 A JP H08250230A
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- JP
- Japan
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- connector
- housing
- core wire
- spring
- terminal
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板状スプリングがコネクタの溝から外れるこ
となく、又無理な力が掛かることもなく、芯線を容易且
つ正確に接続することができる被覆電線のコネクタとそ
の組み立て方法を提供する。 【構成】 被覆電線20内部の芯線21のみを内部に固
定する筒状ターミナル11と被覆電線20を保持するハ
ウジング10とが一体形成され、ハウジング10の側面
には筒状ターミナル11長手方向に伸びる板状スプリン
グ22先端部の凸部24を案内する位置決め溝13内に
備えられた案内溝14があり、先端に被覆電線20の芯
線保持部32を持つ針31を筒状ターミナル先端部開口
12から挿入してハウジング10内部を貫通させ、芯線
端部21を芯線保持部32に保持させ、針31を筒状タ
ーミナル11から引き抜くことで芯線21を筒状ターミ
ナル11内に貫通させて被覆電線20をハウジング10
内部に引き入れてコネクタを組み立てる。
となく、又無理な力が掛かることもなく、芯線を容易且
つ正確に接続することができる被覆電線のコネクタとそ
の組み立て方法を提供する。 【構成】 被覆電線20内部の芯線21のみを内部に固
定する筒状ターミナル11と被覆電線20を保持するハ
ウジング10とが一体形成され、ハウジング10の側面
には筒状ターミナル11長手方向に伸びる板状スプリン
グ22先端部の凸部24を案内する位置決め溝13内に
備えられた案内溝14があり、先端に被覆電線20の芯
線保持部32を持つ針31を筒状ターミナル先端部開口
12から挿入してハウジング10内部を貫通させ、芯線
端部21を芯線保持部32に保持させ、針31を筒状タ
ーミナル11から引き抜くことで芯線21を筒状ターミ
ナル11内に貫通させて被覆電線20をハウジング10
内部に引き入れてコネクタを組み立てる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆電線内部の芯線の
みを内部に固定する筒状ターミナルを備えるコネクタに
関し、特に、アンテナフィーダー線等の芯線を使用して
いるコネクタに関する。
みを内部に固定する筒状ターミナルを備えるコネクタに
関し、特に、アンテナフィーダー線等の芯線を使用して
いるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような筒状ターミナル内部に芯線
を固定する構成のコネクタは、アンテナフィーダー線等
の接続用に使用されることが多い。例えば自動車におい
ては、ラジオ等へアンテナを結ぶためのフィーダー線の
接続部に使用される。このようなコネクタの従来構成
は、以下の図7,図8に示しており、図7は従来のコネ
クタの分解斜視図であり、図8は図7のコネクタの長手
方向断面図である。
を固定する構成のコネクタは、アンテナフィーダー線等
の接続用に使用されることが多い。例えば自動車におい
ては、ラジオ等へアンテナを結ぶためのフィーダー線の
接続部に使用される。このようなコネクタの従来構成
は、以下の図7,図8に示しており、図7は従来のコネ
クタの分解斜視図であり、図8は図7のコネクタの長手
方向断面図である。
【0003】この図の中で、コネクタハウジング40
(以後、ハウジングとする)に筒状ターミナル41が一
体で固定されており、この筒状ターミナル41は先端部
に開口42を有して内部が空洞となっている。更に、フ
ィーダー線20は皮向きされた状態で内部の絶縁体26
及び芯線21が露出され、この芯線21のみが筒状ター
ミナル41内に引き入れられ、開口42近傍のはんだ固
定部45において筒状ターミナル41と電気的に接続さ
れる構成となっている。板状スプリングが一般的である
スプリング部材の支持部55はフィーダー線20を挟み
込んで自信を固定しており、また、この支持部55と一
体であるスプリングアーム52はハウジング40の外側
部長手方向に設けられた位置決め溝43に嵌め込まれ、
その先端が位置決め溝43内に設けられたスプリングア
ーム先端収容部49に収容される。従って、このスプリ
ングアーム52の付勢によってアースとの接続を行うこ
とができる。なお、絶縁体26の外周には図示していな
い電磁遮蔽用のシールド線(偏素)が張り巡らされてお
り、これをスプリング部材の支持部55と被覆との間に
挟むことによってスプリングアーム52をアース端子と
している。
(以後、ハウジングとする)に筒状ターミナル41が一
体で固定されており、この筒状ターミナル41は先端部
に開口42を有して内部が空洞となっている。更に、フ
ィーダー線20は皮向きされた状態で内部の絶縁体26
及び芯線21が露出され、この芯線21のみが筒状ター
ミナル41内に引き入れられ、開口42近傍のはんだ固
定部45において筒状ターミナル41と電気的に接続さ
れる構成となっている。板状スプリングが一般的である
スプリング部材の支持部55はフィーダー線20を挟み
込んで自信を固定しており、また、この支持部55と一
体であるスプリングアーム52はハウジング40の外側
部長手方向に設けられた位置決め溝43に嵌め込まれ、
その先端が位置決め溝43内に設けられたスプリングア
ーム先端収容部49に収容される。従って、このスプリ
ングアーム52の付勢によってアースとの接続を行うこ
とができる。なお、絶縁体26の外周には図示していな
い電磁遮蔽用のシールド線(偏素)が張り巡らされてお
り、これをスプリング部材の支持部55と被覆との間に
挟むことによってスプリングアーム52をアース端子と
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のコ
ネクタの組み立て時において、ハウジング40内へ芯線
21を先頭にフィーダー線20を手作業で挿入し、この
際に位置決め溝43内に設けられているスプリングアー
ム先端収容部49にスプリングアーム52先端を収容す
るために、スプリングアーム52を同時に手で押さえて
位置決め溝43に沿わせることが必要となる。更に、こ
のような手間が掛かると同時に、スプリングアーム52
を押さえている時に変形させてしまう可能性もある。
ネクタの組み立て時において、ハウジング40内へ芯線
21を先頭にフィーダー線20を手作業で挿入し、この
際に位置決め溝43内に設けられているスプリングアー
ム先端収容部49にスプリングアーム52先端を収容す
るために、スプリングアーム52を同時に手で押さえて
位置決め溝43に沿わせることが必要となる。更に、こ
のような手間が掛かると同時に、スプリングアーム52
を押さえている時に変形させてしまう可能性もある。
【0005】また、ハウジング40内へフィーダー線2
0を挿入する際に、芯線21をより細い筒状ターミナル
41内に引き入れなければいけないので、手作業に頼ら
ざるを得ず、集中力と時間を要するものである。本発明
は上記状況に鑑みてなされたもので、容易且つ確実に組
み立ての行える被覆電線のコネクタとその組み立て方法
を提供することを目的とする。
0を挿入する際に、芯線21をより細い筒状ターミナル
41内に引き入れなければいけないので、手作業に頼ら
ざるを得ず、集中力と時間を要するものである。本発明
は上記状況に鑑みてなされたもので、容易且つ確実に組
み立ての行える被覆電線のコネクタとその組み立て方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被覆電線内
部の芯線のみを内部に固定する筒状ターミナルとこの被
覆電線を保持するハウジングとが一体形成され、該ハウ
ジングの側面に前記ターミナル長手方向に伸びるスプリ
ングの位置決め溝があり、該スプリングの付勢によって
アースとの接続を行うコネクタであって、スプリングの
先端部には該ターミナル長手方向と交差した方向へ凸部
が突出しており、位置決め溝には凸部を案内する案内溝
がターミナル長手方向に沿って備えられている構成によ
って達成される。スプリングの被覆電線側の端部が該電
線に固定され且つ該電線内のシールド線(偏素)と接続
されているアース部材とすることができる。
部の芯線のみを内部に固定する筒状ターミナルとこの被
覆電線を保持するハウジングとが一体形成され、該ハウ
ジングの側面に前記ターミナル長手方向に伸びるスプリ
ングの位置決め溝があり、該スプリングの付勢によって
アースとの接続を行うコネクタであって、スプリングの
先端部には該ターミナル長手方向と交差した方向へ凸部
が突出しており、位置決め溝には凸部を案内する案内溝
がターミナル長手方向に沿って備えられている構成によ
って達成される。スプリングの被覆電線側の端部が該電
線に固定され且つ該電線内のシールド線(偏素)と接続
されているアース部材とすることができる。
【0007】また、このコネクタと被覆電線との組み立
て方法においては、先端に被覆電線の芯線保持部を持つ
針を筒状ターミナル先端部開口から挿入してハウジング
内部を貫通させ、芯線端部を針先端に保持させ、この針
を筒状ターミナルから引き抜くことで芯線を筒状ターミ
ナル内に貫通させて被覆電線をハウジング内部に引き入
れ、この被覆電線を電線固定部材によってハウジング内
部に固定する工程によって本発明の目的を達成する。
て方法においては、先端に被覆電線の芯線保持部を持つ
針を筒状ターミナル先端部開口から挿入してハウジング
内部を貫通させ、芯線端部を針先端に保持させ、この針
を筒状ターミナルから引き抜くことで芯線を筒状ターミ
ナル内に貫通させて被覆電線をハウジング内部に引き入
れ、この被覆電線を電線固定部材によってハウジング内
部に固定する工程によって本発明の目的を達成する。
【0008】更にこの後、針を芯線から外した後に筒状
ターミナルの開口位置で芯線をはんだ付けして、この開
口から飛び出している残りの芯線を切断することで筒状
ターミナルの先端部の処理を行うことができる。また、
筒状ターミナルから針を引き抜く時に、被覆電線に固定
されて筒状ターミナル長手方向に伸びるスプリングの先
端凸部をハウジングの側面に配置されている該スプリン
グ用案内溝に沿わせることが好適である。
ターミナルの開口位置で芯線をはんだ付けして、この開
口から飛び出している残りの芯線を切断することで筒状
ターミナルの先端部の処理を行うことができる。また、
筒状ターミナルから針を引き抜く時に、被覆電線に固定
されて筒状ターミナル長手方向に伸びるスプリングの先
端凸部をハウジングの側面に配置されている該スプリン
グ用案内溝に沿わせることが好適である。
【0009】そして、上記の本発明のコネクタの組み立
て方法には、筒状ターミナル内に挿入される針と、この
針を筒状ターミナル先端に対向する位置に支持するプレ
ートとを有する芯線通し具を使用することが好ましい。
て方法には、筒状ターミナル内に挿入される針と、この
針を筒状ターミナル先端に対向する位置に支持するプレ
ートとを有する芯線通し具を使用することが好ましい。
【0010】
【作用】スプリングの筒状ターミナル側端部の上記凸部
と、位置決め溝の案内溝とを係合させることによって、
凸部は補助がなくても位置決め溝を外れることなく、又
無理な力が掛かることもなく案内される。また、被覆電
線の芯線を先端において保持する芯線通し具の針によっ
て、芯線端部をハウジング内部で貫通させ且つ筒状ター
ミナル先端部開口から引き抜き、筒状ターミナル内に貫
通させた状態で芯線を容易に接続することができる。
と、位置決め溝の案内溝とを係合させることによって、
凸部は補助がなくても位置決め溝を外れることなく、又
無理な力が掛かることもなく案内される。また、被覆電
線の芯線を先端において保持する芯線通し具の針によっ
て、芯線端部をハウジング内部で貫通させ且つ筒状ター
ミナル先端部開口から引き抜き、筒状ターミナル内に貫
通させた状態で芯線を容易に接続することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るコネクタの実施例を図面
を参照して詳細に説明する。なお、図7,図8に示した
要素と同一の作用を示す要素に付いては同一符号を付し
てその作用説明を省略する。図1は本発明の一実施例に
係るコネクタの分解斜視図、図2は図1のコネクタの長
手方向に垂直な断面図である。
を参照して詳細に説明する。なお、図7,図8に示した
要素と同一の作用を示す要素に付いては同一符号を付し
てその作用説明を省略する。図1は本発明の一実施例に
係るコネクタの分解斜視図、図2は図1のコネクタの長
手方向に垂直な断面図である。
【0012】コネクタハウジング10(以後ハウジング
とする)は図7の位置決め溝43の構造以外は同じ構造
となっており、筒状ターミナル11及び開口12を備え
ている。そして、ハウジング10の外側部長手方向に備
えられた位置決め溝13内には図2に示す断面形状の案
内溝14がターミナル11長手方向に沿って設けられて
いる。また、フィーダー線20についても図7の構成と
同様で、スプリング部材はスプリングアーム22と支持
部25とで構成されており、フィーダー線20を支持部
25で挟むことで固定している。このスプリング部材と
しては、板状スプリングが通常使用される。
とする)は図7の位置決め溝43の構造以外は同じ構造
となっており、筒状ターミナル11及び開口12を備え
ている。そして、ハウジング10の外側部長手方向に備
えられた位置決め溝13内には図2に示す断面形状の案
内溝14がターミナル11長手方向に沿って設けられて
いる。また、フィーダー線20についても図7の構成と
同様で、スプリング部材はスプリングアーム22と支持
部25とで構成されており、フィーダー線20を支持部
25で挟むことで固定している。このスプリング部材と
しては、板状スプリングが通常使用される。
【0013】このスプリングアーム22の先端部23に
は筒状ターミナル11長手方向と交差した方向へ突出し
た凸部24が設けられており、組み立ての際に案内溝1
4に沿って案内されることになる。なお、絶縁体26の
外周には電磁遮蔽用シールド線(偏素)が張り巡らされ
ており、これをスプリング部材の支持部25と被覆との
間に挟むことによってスプリングアーム22をアース端
子とすることができる。
は筒状ターミナル11長手方向と交差した方向へ突出し
た凸部24が設けられており、組み立ての際に案内溝1
4に沿って案内されることになる。なお、絶縁体26の
外周には電磁遮蔽用シールド線(偏素)が張り巡らされ
ており、これをスプリング部材の支持部25と被覆との
間に挟むことによってスプリングアーム22をアース端
子とすることができる。
【0014】次に、本発明のコネクタの組み立て方法を
説明する。図3及び図4は本発明のコネクタ組み立て方
法を示した概略斜視図である。先ず図3に示すように、
ハウジング10に一体に取り付けられている筒状ターミ
ナル11の開口12から芯線通し具33のプレート30
に備えられた針31を差し込み、ハウジング10の内部
を貫通させる。次に、この針31の芯線保持穴32にフ
ィーダー線20の皮剥き状態で露出している芯線21を
保持させる。
説明する。図3及び図4は本発明のコネクタ組み立て方
法を示した概略斜視図である。先ず図3に示すように、
ハウジング10に一体に取り付けられている筒状ターミ
ナル11の開口12から芯線通し具33のプレート30
に備えられた針31を差し込み、ハウジング10の内部
を貫通させる。次に、この針31の芯線保持穴32にフ
ィーダー線20の皮剥き状態で露出している芯線21を
保持させる。
【0015】そして、図4に示すように、この針31を
筒状ターミナル11から引き抜くことで芯線21を筒状
ターミナル11内に通し、フィーダー線20をハウジン
グ10内にまで引き込む(言い換えると、ハウジング1
0をフィーダー線20まで移動する)のであるが、この
際、スプリングアーム22の先端部23の凸部24をハ
ウジング10の案内溝14に案内させることにより、フ
ィーダー線20及びスプリングアーム22の先端部23
は素直にハウジング10の所定位置に収まり、殆ど手作
業による補助が必要なくなる。
筒状ターミナル11から引き抜くことで芯線21を筒状
ターミナル11内に通し、フィーダー線20をハウジン
グ10内にまで引き込む(言い換えると、ハウジング1
0をフィーダー線20まで移動する)のであるが、この
際、スプリングアーム22の先端部23の凸部24をハ
ウジング10の案内溝14に案内させることにより、フ
ィーダー線20及びスプリングアーム22の先端部23
は素直にハウジング10の所定位置に収まり、殆ど手作
業による補助が必要なくなる。
【0016】図5,図6は本発明のコネクタの斜視図で
ある。図からわかるように、ハウジング10のフィーダ
ー線20側から電線固定部材であるところのカバー16
を被せ、ハウジング10に備えられたフック18によっ
てカバー16を固定する。そして、筒状ターミナル11
の開口12からは針31から外された後の芯線21の不
用部分が出ている状態で、この状態のまま開口12近傍
をはんだ槽等につけることにより、はんだ付けしてはん
だ部15を形成する。はんだ部15の長さとしては3m
m程度が好適である。最後に、未だ飛び出している芯線
21の不用部分をカットして図6に示すような完成品と
する。なお、カバー16に備えられたフック17は相手
側コネクタへの係止をより確実にするために備えられて
いる。
ある。図からわかるように、ハウジング10のフィーダ
ー線20側から電線固定部材であるところのカバー16
を被せ、ハウジング10に備えられたフック18によっ
てカバー16を固定する。そして、筒状ターミナル11
の開口12からは針31から外された後の芯線21の不
用部分が出ている状態で、この状態のまま開口12近傍
をはんだ槽等につけることにより、はんだ付けしてはん
だ部15を形成する。はんだ部15の長さとしては3m
m程度が好適である。最後に、未だ飛び出している芯線
21の不用部分をカットして図6に示すような完成品と
する。なお、カバー16に備えられたフック17は相手
側コネクタへの係止をより確実にするために備えられて
いる。
【0017】上記実施例では、芯線21を2本にして針
31及び筒状ターミナル11その数に対応させている
が、芯線が1本若しくは、複数本の電線にも本発明は適
用できる。また、上記実施例では、アンテナ用フィーダ
ー線に適用しているが、筒状ターミナルを使用している
被覆電線であれば本発明を適用することが可能である。
31及び筒状ターミナル11その数に対応させている
が、芯線が1本若しくは、複数本の電線にも本発明は適
用できる。また、上記実施例では、アンテナ用フィーダ
ー線に適用しているが、筒状ターミナルを使用している
被覆電線であれば本発明を適用することが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るコネクタとその組み立て方法においては、スプリング
の筒状ターミナル側端部の凸部と、位置決め溝の案内溝
とを係合させることによって、凸部は補助がなくても位
置決め溝を外れることなく、又無理な力が掛かることも
なく案内され、スプリングが変形する等の事故は起きな
い。そして、芯線通し具の針によって、芯線端部を筒状
ターミナル先端部開口から引き抜き、筒状ターミナル内
に貫通させてコネクタを組み立てるので、芯線を容易且
つ正確に接続することができる。従って、容易且つ確実
に組み立ての行える被覆電線のコネクタとその組み立て
方法を提供することができる。
るコネクタとその組み立て方法においては、スプリング
の筒状ターミナル側端部の凸部と、位置決め溝の案内溝
とを係合させることによって、凸部は補助がなくても位
置決め溝を外れることなく、又無理な力が掛かることも
なく案内され、スプリングが変形する等の事故は起きな
い。そして、芯線通し具の針によって、芯線端部を筒状
ターミナル先端部開口から引き抜き、筒状ターミナル内
に貫通させてコネクタを組み立てるので、芯線を容易且
つ正確に接続することができる。従って、容易且つ確実
に組み立ての行える被覆電線のコネクタとその組み立て
方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るコネクタの分解斜視図
である。
である。
【図2】図1のコネクタの長手方向に垂直な断面図であ
る。
る。
【図3】本発明のコネクタ組み立て方法を示した概略斜
視図である。
視図である。
【図4】本発明のコネクタ組み立て方法を示した概略斜
視図である。
視図である。
【図5】本発明のコネクタの斜視図である。
【図6】本発明のコネクタの斜視図である。
【図7】従来のコネクタの分解斜視図である。
【図8】図7のコネクタの長手方向断面図である。
10,40 コネクタハウジング 11,41 筒状ターミナル 12,42 開口 13,43 位置決め溝 14 案内溝 15,45 20 フィーダー線 21 芯線 22,52 スプリングアーム 23,53 スプリングアーム先端部 24 凸部 26 絶縁体 31 針 32 芯線保持部 33 芯線通し具
Claims (5)
- 【請求項1】 被覆電線内部の芯線のみを内部に固定す
る筒状ターミナルと被覆電線を保持するハウジングとが
一体形成され、該ハウジングの側面に筒状ターミナル長
手方向に伸びるスプリングの位置決め溝があり、該スプ
リングの付勢によってアースとの接続を行うコネクタで
あって、 前記スプリングの先端部で該ターミナル長手方向と交差
した方向へ突出した凸部と、 前記位置決め溝内で凸部を筒状ターミナル長手方向に沿
って案内する案内溝とを備えていることを特徴とするコ
ネクタ。 - 【請求項2】 前記スプリングの被覆電線側端部が該電
線に固定され且つ該電線内のシールド線(偏素)と接続
されているアース部材であることを特徴とする請求項1
に記載のコネクタ。 - 【請求項3】 筒状ターミナルとハウジングとが一体形
成されたコネクタと被覆電線との組み立て方法であっ
て、 先端に被覆電線の芯線保持部を持つ針を前記筒状ターミ
ナル先端部開口から挿入して前記ハウジング内部を貫通
させ、 前記芯線端部を芯線保持部に保持させ、 前記針を筒状ターミナルから引き抜くことで芯線を筒状
ターミナル内に貫通させて被覆電線をハウジング内部に
引き入れることを特徴とする組み立て方法。 - 【請求項4】 前記針の筒状ターミナルからの前記引き
抜き時に、被覆電線に固定されて筒状ターミナル長手方
向に伸びるスプリングの先端凸部をハウジングの側面に
配置されている該スプリングの案内溝に沿わせることを
特徴とする請求項3に記載の組み立て方法。 - 【請求項5】 請求項3に記載の組み立て方法に使用さ
れる芯線通し具であって、筒状ターミナル内に挿入され
る針と、針を筒状ターミナル先端に対向する位置に支持
するプレートとを有することを特徴とする芯線通し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051390A JPH08250230A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | コネクタとそのコネクタの組み立て方法及びその方法に使用する治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051390A JPH08250230A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | コネクタとそのコネクタの組み立て方法及びその方法に使用する治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08250230A true JPH08250230A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12885621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7051390A Pending JPH08250230A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | コネクタとそのコネクタの組み立て方法及びその方法に使用する治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08250230A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003065515A1 (en) * | 2002-02-01 | 2003-08-07 | Seung-Kee Mo | Ground connector |
WO2011150535A1 (zh) * | 2010-06-02 | 2011-12-08 | 龙杰(苏州)精密工业有限公司 | 快接式户外防水电连接器 |
JP2017523569A (ja) * | 2014-06-27 | 2017-08-17 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトPhoenix Contact GmbH & Co.KG | ケーブル接続部品 |
JP2018060792A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンクTE Connectivity Germany GmbH | プラグコネクタ |
CN110842497A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-02-28 | 浙江工商职业技术学院 | 一种排插针的驱动装置 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7051390A patent/JPH08250230A/ja active Pending
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