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JPH08247589A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH08247589A
JPH08247589A JP7051283A JP5128395A JPH08247589A JP H08247589 A JPH08247589 A JP H08247589A JP 7051283 A JP7051283 A JP 7051283A JP 5128395 A JP5128395 A JP 5128395A JP H08247589 A JPH08247589 A JP H08247589A
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JP
Japan
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compressor
air conditioner
welding
heat exchanger
refrigerant
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Application number
JP7051283A
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Norifumi Iimura
典史 飯村
Akira Terasaki
明 寺崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08247589A publication Critical patent/JPH08247589A/ja
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Publication of JP3420652B2 publication Critical patent/JP3420652B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁接触器41,42の接点41a,42a
が溶着した場合でも圧縮機1,2をはじめとする冷凍サ
イクル部品の安全を十分に確保し得る空気調和機を提供
する。 【構成】 電磁接触器41または電磁接触器42の接点
溶着を検出する溶着検出手段を設け、圧縮機1または圧
縮機2の運転停止が必要なときに接点溶着を検出する
と、電子膨張弁21を所定の開度状態に保持して冷媒の
流通経路を確保する。これにより、接点溶着によって圧
縮機1または圧縮機2が不要な運転を継続しても、その
圧縮機が真空運転とならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧縮機への通電を接
点の開閉により制御する電磁接触器を備えた空気調和機
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
たとえば電動膨張弁、および室内熱交換器を順次に配管
接続してヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成した空気
調和機がある。冷房運転では、圧縮機の吐出冷媒を四方
弁から室外熱交換器、電動膨張弁、室内熱交換器へと流
し、室外熱交換器を凝縮器、室内熱交換器を蒸発器とし
て機能させる。暖房運転では、圧縮機の吐出冷媒を四方
弁から室内熱交換器、電動膨張弁、室外熱交換器へと流
し、室内熱交換器を凝縮器、室外熱交換器を蒸発器とし
て機能させる。
【0003】運転中は室内温度を検知し、その検知温度
と設定室内温度との対比により圧縮機の運転を制御す
る。この運転制御用として電磁接触器を用いることが多
い。すなわち、圧縮機モータを電磁接触器の接点を介し
て電源に接続しており、電磁接触器を付勢してその接点
を閉じることにより、圧縮機の運転を開始する。電磁接
触器を消勢してその接点を開くことにより、圧縮機の運
転を停止する。
【0004】また、熱交換器における冷媒の過熱度ある
いは過冷却度が最適な値となるよう、電動膨張弁の開度
を調節するようにしている。複数の室内熱交換器を有す
るマルチタイプの空気調和機では、運転停止の室内熱交
換器に対応する電動膨張弁の開度を絞ったりあるいは全
閉し、同室内熱交換器への冷媒の流通を制限したり遮断
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧縮機の運転停止は電
磁接触器の消勢によってなされるが、消勢したにもかか
わらず接触器接点が溶着して開かないことがある。この
場合、圧縮機の運転が停止できないまま不要に続くこと
になり、電動膨張弁が絞られたり全閉されていると、冷
凍サイクルの高圧側圧力が異常上昇して熱交換器や配管
などの冷凍サイクル部品の寿命に悪影響を与え、また圧
縮機が真空運転となって圧縮機モータの巻線が焼損に至
る心配がある。
【0006】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、電磁接触器の接点が溶着した
場合でも圧縮機をはじめとする冷凍サイクル部品の安全
を十分に確保し得る空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、電動膨張弁、室内
熱交換器を順次接続した冷凍サイクルと、室外送風機
と、室内送風機と、圧縮機への通電を接点の開閉により
制御する電磁接触器と、この電磁接触器で圧縮機の運転
を制御し且つ電動膨張弁の開度、室外送風機の運転、室
内送風機の運転を制御する制御装置とを備えたものであ
って、とくに制御装置が、電磁接触器の接点溶着を検出
する溶着検出手段と、圧縮機の運転停止が必要なときに
上記溶着検出手段が接点溶着を検出すると冷凍サイクル
を所定の運転状態に設定する保護手段とを備えている。
【0008】第2の発明の空気調和機は、第1の発明に
おいて、保護手段が、所定の運転状態として、電動膨張
弁を所定の開度状態に保持する手段を備えている。第3
の発明の空気調和機は、第1の発明において、制御装置
が、冷凍サイクルの高圧側圧力を検知する圧力検知手段
をさらに備えている。さらに、第1の発明において、保
護手段が、所定の運転状態として、先ず室外送風機を運
転し、この室外送風機の運転にもかかわらず圧力検知手
段の検知圧力が所定値以上となってその状態が一定時間
継続したときに四方弁を反転させる手段を備えている。
【0009】第4の発明の空気調和機は、第1の発明に
おいて、保護手段が、所定の運転状態として、直前の運
転モードを継続する手段を備えている。第5の発明の空
気調和機は、複数の圧縮機、四方弁、室外熱交換器、電
動膨張弁、並列状態の複数の室内熱交換器を順次接続し
て冷媒を循環させる冷凍サイクルと、室外送風機と、複
数の室内送風機と、各圧縮機への通電を接点の開閉によ
り制御する複数の電磁接触器と、これら電磁接触器で各
圧縮機の運転を制御し且つ電動膨張弁の開度、室外送風
機の運転、各室内送風機の運転を制御する制御装置とを
備えたものであって、とくに制御装置が、各電磁接触器
の接点溶着を検出する溶着検出手段と、各圧縮機のいず
れかの運転停止が必要なときに同圧縮機に対応する電磁
接触器の接点溶着を上記溶着検出手段が検出すると同圧
縮機の運転容量に応じた冷媒循環量が確保できるよう各
室内熱交換器への冷媒の流通を制御する保護手段とを備
えている。
【0010】第6の発明の空気調和機は、第5の発明に
おいて、制御装置が、室内温度を検知する温度検知手段
と、この温度検知手段の検知温度と設定室内温度との差
が所定値以上超えたときに上記四方弁を反転させる手段
とをさらに備える。
【0011】第7の発明の空気調和機は、第1または第
5の発明において、溶着検出手段が、圧縮機の吐出冷媒
温度、冷凍サイクルの低圧側圧力、圧縮機への通電電
流、および冷凍サイクルの高圧側圧力と低圧側圧力との
差のうち、少なくとも一つを用いて接点溶着を検出する
構成である。
【0012】第8の発明の空気調和機は、第1または第
5の発明において、制御装置が、溶着検出手段で接点溶
着が検出されるとその旨を報知する報知手段をさらに備
えている。
【0013】
【作用】第1の発明の空気調和機では、圧縮機の運転停
止が必要なときに電磁接触器の接点溶着を検出すると、
冷凍サイクルを所定の運転状態に設定する。第2の発明
の空気調和機では、第1の発明における所定の運転状態
として、電動膨張弁を所定の開度状態に保持する。
【0014】第3の発明の空気調和機では、第1の発明
における所定の運転状態として、室外送風機を継続して
運転し、この室外送風機の運転にもかかわらず高圧側圧
力が所定値以上となってその状態が一定時間継続したと
きに四方弁を反転させる。
【0015】第4の発明の空気調和機では、第1の発明
における所定の運転状態として、直前の運転モードを継
続する。第5の発明の空気調和機では、各圧縮機のいず
れかの運転停止が必要なときに同圧縮機に対応する電磁
接触器の接点溶着を検出すると、同圧縮機の運転容量に
応じた冷媒循環量が確保できるよう各室内熱交換器への
冷媒の流通を制御するようにしている。
【0016】第6の発明の空気調和機では、第5の発明
の作用に加え、室内温度と設定室内温度との差が所定値
以上超えたとき四方弁を反転させる。第7の発明の空気
調和機では、第1または第5の発明において、圧縮機の
吐出冷媒温度、冷凍サイクルの低圧側圧力、圧縮機への
通電電流、および冷凍サイクルの高圧側圧力と低圧側圧
力との差のうち、少なくとも一つを用いて接点溶着を検
出する。第8の発明の空気調和機では、第1または第5
の発明において、接点溶着が検出されるとその旨を報知
する。
【0017】
【実施例】以下、この発明の第1実施例について図面を
参照して説明する。図2に示すように、室外ユニットA
は、インバータ駆動の能力可変圧縮機1および商用電源
駆動の能力固定圧縮機2を有している。この圧縮機1,
2の吐出口に高圧側配管3を接続し、圧縮機1,2の吸
込口に低圧側配管4を接続する。
【0018】高圧側配管3に四方弁5を介して室外熱交
換器6を接続し、その室外熱交換器6に逆止弁8および
暖房用膨張弁9を介してリキッドタンク10を接続す
る。このリキッドタンク10の先は液側配管Wとなる。
【0019】低圧側配管4はアキュームレータ11およ
び上記四方弁5を介してガス側配管Gにつながる。これ
ら液側配管Wとガス側配管Gとの間に、複数の室内ユニ
ットBを互いに並列の関係に接続する。
【0020】各室内ユニットBは電動膨張弁21および
室内熱交換器22を有しており、室内熱交換器22の一
端側を電動膨張弁21を介して液側配管Wに接続し、室
内熱交換器22の他端側をガス側配管Gに接続する。電
動膨張弁21は、入力される駆動パルスの数に応じて開
度が連続的に変化するパルスモータバルブ(PMV)で
ある。
【0021】このような配管接続により、室外ユニット
Aおよび各室内ユニットBにおいてヒートポンプ式の冷
凍サイクルを構成している。冷房時は、四方弁5を非作
動状態に設定し、これにより圧縮機1,2の吐出冷媒を
図示実線矢印の方向に流して冷房サイクルを形成し、室
外熱交換器6を凝縮器、各室内熱交換器22を蒸発器と
して機能させる。暖房時は、四方弁5を切換え作動し、
これにより圧縮機1,2の吐出冷媒を図示破線矢印の方
向に冷媒を流して暖房サイクルを形成し、各室内熱交換
器22を凝縮器、室外熱交換器6を蒸発器として機能さ
せる。
【0022】また、室外ユニットAでは、室外熱交換器
6の近傍に室外送風機7を設ける。圧縮機1側の高圧側
配管3に、冷媒温度センサ12および冷媒圧力センサ1
3を取付ける。圧縮機2側の高圧側配管3に、冷媒温度
センサ14および冷媒圧力センサ15を取付ける。低圧
側配管4に、冷媒圧力センサ16を取付ける。両高圧側
配管3の接続部に高圧スイッチ17を取付ける。この高
圧スイッチ17は、高圧側圧力が異常上昇して所定値に
達すると作動し、その後、高圧側圧力が所定値より低い
ところまで低下すると復帰する。室外熱交換器6に、熱
交換器温度センサ18を取付ける。
【0023】各室内ユニットBでは、室内熱交換器22
の近傍に室内送風機23および室内温度センサ24を設
ける。室内熱交換器22の一端側の液側配管に、冷媒温
度センサ25を取付ける。室内熱交換器22の他端側の
ガス側配管に、冷媒温度センサ26および冷媒圧力セン
サ27を取付ける。
【0024】制御装置を図1に示す。商用交流電源30
に室外ユニットAの室外制御部40を接続し、その室外
制御部40に各室内ユニットBの室内制御部50を渡り
線接続する。
【0025】室外制御部40に、四方弁5、送風用モー
タ7M、冷媒温度センサ12,14、熱交換器温度セン
サ18、冷媒圧力センサ13,15,16、高圧スイッ
チ17、電磁接触器41,42、インバータ回路43、
および電流センサ44,45を接続する。
【0026】商用交流電源30に上記電磁接触器41の
接点(常開形)41aを介して上記インバータ回路43
の入力端を接続し、インバータ回路43の出力端に圧縮
機モータ1Mを接続する。インバ―タ回路43は、電源
電圧を整流し、それを室外制御部40の指令に応じたス
イッチングにより所定周波数(およびレベル)の電圧に
変換し、出力する。
【0027】商用交流電源30に上記電磁接触器42の
接点(常開形)42aを介して圧縮機モータ2Mを接続
する。商用交流電源30と接触器接点41aとの接続ラ
インに上記電流センサ44を取付ける。商用交流電源3
0と接触器接点42aとの接続ラインに上記電流センサ
44を取付ける。
【0028】一方、室内制御部50に、電動膨張弁2
1、送風用モータ23M、室内温度センサ24、冷媒温
度センサ25,26、冷媒圧力センサ27、およびリモ
ートコントロール式の操作器(以下、リモコンと略称す
る)60を接続する。リモコン60は、運転条件を設定
するための各種キー釦(図示しない)を有するととも
に、表示部61を有している。
【0029】室内制御部40は、主要な機能手段として
次の[1]〜[5]を備える。 [1]リモコン60の操作に基づく運転モード、運転開
始、運転停止などの指令を室外ユニットAに送る手段。
【0030】[2]室内温度センサ24の検知温度(吸
込空気温度)Taとリモコン60で設定される設定室内
温度Tsとの差(空調負荷)を求め、その温度差に対応
する要求能力を室外ユニットAに知らせる手段。
【0031】[3]当該室内ユニットの要求能力に応じ
て電動膨張弁21の開度を制御し、当該室内ユニットの
運転停止(または運転休止)時は電動膨張弁21を全閉
する手段。
【0032】[4]冷房時、室内熱交換器22の出口側
の冷媒温度センサ26の検知温度Te2 と室内熱交換器
22の入口側の冷媒温度センサ25の検知温度Te1
の差(=Te2 −Te1 )を室内熱交換器22における
冷媒の過熱度として検出する手段。
【0033】[5]検出した過熱度があらかじめ定めて
いる一定値となるよう、電動膨張弁21の開度を補正す
る手段。室外制御部50は、主要な機能手段として次の
[1]〜[5]を備える。
【0034】[1]圧縮機1,2の運転容量(圧縮機
1,2の運転台数および圧縮機1の運転周波数F)を、
各室内ユニットBの要求能力の合計に応じて制御する手
段。 [2]四方弁5を非作動状態に設定し、圧縮機1,2の
吐出冷媒を四方弁5、室外熱交換器6、電動膨張弁2
1、室内熱交換器22、四方弁5に通して圧縮機1,2
に戻し、冷房運転を実行する手段。
【0035】[3]四方弁5を切換え作動し、圧縮機
1,2の吐出冷媒を四方弁5、室内熱交換器22、流量
調整弁21、室外熱交換器6、四方弁5に通して圧縮機
1,2に戻し、暖房運転を実行する手段。
【0036】[4]電磁接触器41,42の接点溶着を
検出する溶着検出手段。 [5]圧縮機1または圧縮機2の運転停止が必要なとき
に上記溶着検出手段が接点溶着を検出すると冷凍サイク
ルを所定の運転状態に設定する保護手段。
【0037】つぎに、上記の構成の作用を図3のフロー
チャートを参照して説明する。任意の室内ユニットBの
リモコン60で運転開始操作がなされると、圧縮機1,
2のうち先ず圧縮機1を起動し、運転を開始する。
【0038】室内ユニットBは、室内温度センサ24の
検知温度Taとリモコン60による設定室内温度Tsと
の差を求め、その温度差に対応する要求能力を室外ユニ
ットAに知らせる。
【0039】また、室内ユニットBは、電動膨張弁21
の開度を当該ユニットの要求能力に応じて調節する。た
とえば、要求能力が零(運転が停止または休止)なら電
動膨張弁21を全閉し、要求能力が大きくなるほど電動
膨張弁21の開度を増す。
【0040】室外ユニットAは、圧縮機1,2の運転容
量(圧縮機1,2の運転台数および圧縮機1の運転周波
数F)を、各室内ユニットBからの要求能力の合計に応
じた運転容量に設定する。
【0041】たとえば、要求能力の合計が小さければ、
電磁接触器41のみ付勢してインバータ回路43を動作
させ、そのインバータ回路43の出力周波数Fを制御し
て圧縮機1の単独による能力可変運転を実行する。要求
能力の合計が増すと、電磁接触器41を付勢してインバ
ータ回路43による圧縮機1の能力可変運転を行なうと
ともに、電磁接触器42を付勢して圧縮機2の運転を加
える。
【0042】各室内ユニットBの運転台数が減少するな
どして要求能力の合計が減っていくと、その減少に伴
い、先ず電磁接触器42を消勢して圧縮機2の運転を停
止し、最後に電磁接触器41を消勢して圧縮機1の運転
を停止することになる。
【0043】ただし、圧縮機1の運転停止が必要である
にもかかわらず、接触器接点41aが溶着したまま開か
ないことがある。こうなると、圧縮機1の運転が停止で
きないまま不要に継続してしまう。接触器接点42aが
溶着した場合には、圧縮機2の運転が停止できないまま
不要に継続することになる。
【0044】この場合、圧縮機1あるいは圧縮機2の運
転が不要に継続する一方で、運転停止(休止を含む)と
なる室内ユニットBの電動膨張弁21は全閉していて冷
媒の流通経路が遮断された状態にあり、この影響で圧縮
機1または圧縮機2が真空運転となる。
【0045】圧縮機1が真空運転になると、圧縮機1の
内部温度が上昇して吐出冷媒温度Td1 が上昇する。圧
縮機2が真空運転になると、圧縮機2の内部温度が上昇
して吐出冷媒温度Td2 が上昇する。
【0046】吐出冷媒温度Td1 ,Td2 については冷
媒温度センサ12,14で検知しており、両検知温度の
少なくとも一方があらかじめ定めている設定値以上に上
昇すると、接触器接点41aまたは42aが溶着してい
ると判定する。そして、この判定に基づき、全閉状態に
ある電動膨張弁21を所定開度状態に保持する。
【0047】こうして、全閉状態の電動膨張弁21を所
定開度状態に保持することにより、冷媒の流通経路が確
保された状態となり、圧縮機1または圧縮機2の真空運
転が解除される。したがって、圧縮機モータ1Mまたは
圧縮機モータ2Mの巻線が焼損に至るのを防ぐことがで
きる。しかも、高圧側圧力の異常上昇を押さえることが
でき、よって熱交換器や配管など冷凍サイクル部品に対
する悪影響を回避できる。
【0048】また、接点溶着を検出(判定)した時点
で、その旨をリモコン60の表示部61で文字表示す
る。この文字表示により、接点溶着が生じて運転が異常
な状態にある旨が報知される。このとき、異常停止とし
てリモコン60の操作による各種設定を無視するように
している。
【0049】次に、この発明の第2実施例について説明
する(請求項4に対応)。上記第1実施例では、接点溶
着を検出したときに設定する“所定の運転状態”とし
て、全閉状態の電動膨張弁21を所定の開度状態に保持
するようにしたが、第2実施例では、“所定の運転状
態”として、運転停止(休止を含む)となる室内ユニッ
トBをその停止の直前の運転モードにて継続的に運転再
開する。たとえば、直前の運転が冷房モードであれば冷
房運転、暖房モードであれば暖房運転を再開する。この
運転再開により、自ずと電動膨張弁21が開かれて冷媒
の流通経路が確保された状態となり、圧縮機1または圧
縮機2の真空運転が解除される。
【0050】この発明の第3実施例について説明する
(請求項5に対応)。第3実施例では、運転停止が必要
な圧縮機に対応の電磁接触器について接点溶着を検出し
たとき、運転停止が必要な圧縮機の運転容量に応じた冷
媒循環量が確保できるよう各室内熱交換器Bへの冷媒の
流通を制御する。
【0051】たとえば、圧縮機1の運転停止が必要なと
きに電磁接触器41の接点溶着を検出すると、運転停止
(休止を含む)となる室内ユニットBのうち、圧縮機1
の運転容量と同等容量の室内熱交換器22を有する室内
ユニットBに冷媒が流れるよう、その室内ユニットBの
運転を再開する。圧縮機2の運転停止が必要なときに電
磁接触器42の接点溶着を検出すると、運転停止(休止
を含む)となる室内ユニットBのうち、圧縮機2の運転
容量と同等容量の室内熱交換器22を有する室内ユニッ
トBに冷媒が流れるよう、その室内ユニットBの運転を
再開する。再開時の運転モードについては、停止の直前
の運転モードとする。
【0052】この発明の第4実施例について説明する
(請求項6に対応)。上記第2および第3実施例では、
停止の直前の運転モードで運転を再開するようにした
が、冷房モードが続くと室内温度Taがどんどん低下し
ていく。そのまま運転が続くと室内熱交換器22で冷媒
が蒸発しきれなくなり、圧縮機への液バックが生じて圧
縮機に悪影響を与える心配がある。暖房モードが続く
と、室内温度Taが上昇して高圧側圧力が異常上昇し、
冷凍サイクル部品に悪影響を与える心配がある。
【0053】そこで、第4実施例では、直前の運転モー
ドで運転を再開した後、室内温度センサ24の検知温度
Taと設定室内温度Tsとの差を求め、その差が所定値
超えたとき四方弁5を反転する。
【0054】四方弁5が反転すると、圧縮機への液バッ
クあるいは高圧側圧力の異常上昇が抑制される。その
後、検知温度Taと設定室内温度Tsとの差が所定値以
上超えるごとに、四方弁5の反転を繰り返す。
【0055】なお、上記各実施例では、吐出冷媒温度T
1 ,Td2 を用いて接点溶着を検出したが、それに限
らず、圧縮機1または圧縮機2の真空運転時に低圧側圧
力Psが低下することに着目し、その低圧側圧力(圧力
センサ16の検知圧力)Psがあらかじめ定めている設
定値まで下降したところで接点溶着ありと判定してもよ
い(請求項7に対応)。
【0056】圧縮機1,2の運転時に流れる電流Iを電
流センサ44,45で検知し、その検知電流Iの有無か
ら、接点溶着による圧縮機1または圧縮機2の不要な運
転継続を検出するようにしてもよい(請求項7に対
応)。
【0057】圧縮機1,2の運転中は高圧側圧力Pdと
低圧側圧力Psとに差が生じ、圧縮機1,2の運転が停
止すると高圧側圧力Pdと低圧側圧力Psとが徐々にバ
ランスしてやがてPd=Psとなる。しかしながら、接
点溶着によって圧縮機1または圧縮機2が不要な運転を
継続すると、真空運転が生じることもあって、高圧側圧
力Pdと低圧側圧力Psとはバランスするどころか、高
圧側圧力Pdは上昇し、低圧側圧力Psは下降し、両圧
力の差が拡がっていくことになる。そこで、運転停止の
必要時から一定時間後に高圧側圧力Pdと低圧側圧力P
sとの差を検出し、その差が所定値以上のとき、接点溶
着ありと判定してもよい(請求項7に対応)。
【0058】ここまで述べた接点溶着の検出手段(吐出
冷媒温度Td1 ,Td2 の上昇による検出手段、低圧側
圧力Psの下降による検出手段、通電電流Iの有無によ
る検出手段、および高圧側圧力Pdと低圧側圧力Psと
の差による検出手段)については、一つの手段だけでな
く複数の手段をまとめて設けて接点溶着を複数の方向か
ら検出し、いずれか一つの手段が接点溶着を検出したと
きに保護制御を始めるようにしてもよい(請求項7に対
応)。
【0059】吐出冷媒温度Td1 ,Td2 、あるいは高
圧側圧力Pdに代えて、室外熱交換器6の温度(熱交換
器温度センサ18の検知温度)や室内熱交換器22の温
度を基に接点溶着を検出するようにしてもよい。
【0060】次に、この発明の第5実施例について説明
する(請求項3に対応)。ここでは、図4のフローチャ
ートに示すように、接点溶着を高圧側圧力Pdの上昇に
よる高圧スイッチ17の作動から検出する。すなわち、
高圧スイッチ17の作動がx秒間続くと、接点溶着あり
と判定し、冷房時なら室外送風機7を継続して運転す
る。この運転により、高圧側圧力Pdの上昇が抑制され
る。その後、高圧スイッチ17が復帰したら、室外送風
機7の運転を停止する。
【0061】こうして、高圧スイッチ17が作動するご
とに室外送風機7を運転し、高圧スイッチ17の復帰を
待って室外送風機7の運転を停止する。ただし、室外送
風機7が故障して動かない場合、高圧側圧力Pdの上昇
を抑制できなくなる。
【0062】そこで、高圧スイッチ17が所定時間以上
にわたって復帰しない場合、室外送風機7が故障と判定
し、四方弁5を反転する。四方弁5が反転すると、高圧
側と低圧側とが圧力バランスし、結果的に高圧側圧力の
上昇が抑制される。
【0063】この抑制によって高圧スイッチ17は復帰
するものの、接点溶着による圧縮機の不要な運転が続け
ば高圧側圧力は上昇に転じ、再び高圧スイッチ17が作
動して復帰しなくなる。このとき、四方弁5を再び反転
する。
【0064】こうして四方弁5の反転を繰り返すことに
より、高圧側圧力Pdの異常上昇を回避することができ
る。なお、図4に二点鎖線で囲んで示すように、室外送
風機7の故障を判定した後の四方弁5の反転に際し、同
時に室内送風機23の運転を開始し、これによって高圧
側圧力Pdの上昇を抑制するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、電
磁接触器の接点溶着を検出する溶着検出手段を設け、圧
縮機の運転停止が必要なときに接点溶着を検出すると、
冷凍サイクルを所定の運転状態に設定する構成としたの
で、電磁接触器の接点が溶着した場合でも圧縮機をはじ
めとする冷凍サイクル部品の安全を十分に確保し得る空
気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各同実施例の制御装置のブロック図。
【図2】各実施例の冷凍サイクルの構成図。
【図3】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】第5実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
A…室外ユニット、B…室内ユニット、1…能力可変圧
縮機、2…能力固定圧縮機、5…四方弁、6…室外熱交
換器、7…室外送風機、12,14…冷媒温度センサ、
13,15,16…冷媒圧力センサ、17…高圧スイッ
チ、18…熱交換器温度センサ、21…電子膨張弁、2
2…室内熱交換器、23…室内送風機、24…室内温度
センサ、25,26…冷媒温度センサ、27…冷媒圧力
センサ、30…商用交流電源、40…室外制御部、4
1,42…電磁接触器、 41a,42a…接点、43
…インバータ回路、50…室内制御部、60…リモコ
ン。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、電動膨
    張弁、室内熱交換器を順次接続した冷凍サイクルと、室
    外送風機と、室内送風機と、上記圧縮機への通電を接点
    の開閉により制御する電磁接触器と、この電磁接触器で
    上記圧縮機の運転を制御し且つ上記電動膨張弁の開度、
    室外送風機の運転、室内送風機の運転を制御する制御装
    置と、を備えた空気調和機において、 上記制御装置は、上記電磁接触器の接点溶着を検出する
    溶着検出手段と、上記圧縮機の運転停止が必要なときに
    上記溶着検出手段が接点溶着を検出すると上記冷凍サイ
    クルを所定の運転状態に設定する保護手段と、を備えた
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 上記保護手段は、所定の運転状態として、上記電動膨張
    弁を所定の開度状態に保持する手段を備えたことを特徴
    とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機において、 上記制御装置は、上記冷凍サイクルの高圧側圧力を検知
    する圧力検知手段をさらに備え、 上記保護手段は、所定の運転状態として、上記室外送風
    機を継続して運転し、この室外送風機の運転にもかかわ
    らず上記圧力検知手段の検知圧力が所定値以上となって
    その状態が一定時間継続したときに上記四方弁を反転さ
    せる手段を備えた、 ことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の空気調和機において、 上記保護手段は、所定の運転状態として、直前の運転モ
    ードを継続する手段を備えたことを特徴とする空気調和
    機。
  5. 【請求項5】 複数の圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
    電動膨張弁、並列状態の複数の室内熱交換器を順次接続
    して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、室外送風機と、
    複数の室内送風機と、上記各圧縮機への通電を接点の開
    閉により制御する複数の電磁接触器と、これら電磁接触
    器で上記各圧縮機の運転を制御し且つ上記電動膨張弁の
    開度、室外送風機の運転、各室内送風機の運転を制御す
    る制御装置と、を備えた空気調和機において、 上記制御装置は、上記各電磁接触器の接点溶着を検出す
    る溶着検出手段と、上記各圧縮機のいずれかの運転停止
    が必要なときに同圧縮機に対応する電磁接触器の接点溶
    着を上記溶着検出手段が検出すると同圧縮機の運転容量
    に応じた冷媒循環量が確保できるよう上記各室内熱交換
    器への冷媒の流通を制御する保護手段と、を備えたこと
    を特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の空気調和機において、 上記制御装置は、室内温度を検知する温度検知手段と、
    この温度検知手段の検知温度と設定室内温度との差が所
    定値以上超えたときに上記四方弁を反転させる手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項5に記載の空気調
    和機において、 上記溶着検出手段は、圧縮機の吐出冷媒温度、冷凍サイ
    クルの低圧側圧力、圧縮機への通電電流、および冷凍サ
    イクルの高圧側圧力と低圧側圧力との差のうち、少なく
    とも一つを用いて検出することを特徴とする空気調和
    機。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項5に記載の空気調
    和機において、 上記制御装置は、溶着検出手段で接点溶着が検出される
    とその旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴
    とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177658A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Lg Electronics Inc 空気調和機
JP2006189244A (ja) * 2004-12-10 2006-07-20 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2016027296A (ja) * 2014-07-02 2016-02-18 旭硝子株式会社 熱サイクルシステム
WO2018221086A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍機システムの制御装置、冷凍機システム、冷凍機システムの制御方法、及び冷凍機システムの制御プログラム

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