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JPH08246947A - ピストンの製造方法 - Google Patents

ピストンの製造方法

Info

Publication number
JPH08246947A
JPH08246947A JP7052155A JP5215595A JPH08246947A JP H08246947 A JPH08246947 A JP H08246947A JP 7052155 A JP7052155 A JP 7052155A JP 5215595 A JP5215595 A JP 5215595A JP H08246947 A JPH08246947 A JP H08246947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
groove
build
layer
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7052155A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Matsuyama
秀信 松山
Kimio Nishimura
公男 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7052155A priority Critical patent/JPH08246947A/ja
Priority to US08/612,522 priority patent/US5653021A/en
Publication of JPH08246947A publication Critical patent/JPH08246947A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/28Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 950 degrees C
    • B23K35/286Al as the principal constituent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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    • B23K35/302Cu as the principal constituent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23P15/10Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass pistons
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リング溝の周囲の銅系合金層の銅含有率を高
めて、耐摩耗性を向上させる。 【構成】 ピストン1の外周面1aに、予めリング溝2
よりも大きな断面略台形状の周溝を形成する。この周溝
4に銅系合金材料の粉末6を供給しながらレーザビーム
7を照射し、その粉末6を溶融させて肉盛り層8を形成
する。銅系合金の肉盛り層8に機械加工を施して、トッ
プリング装着用のリング溝2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のピストンの
製造方法に関し、特にピストンリングが装着されるリン
グ溝近傍の耐熱性,耐摩耗性の向上のためにその部分を
複合構造化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のピストンの製造方法として特開
平2−125952号公報に記載されているものがあ
る。
【0003】この特開平2−125952号公報に記載
された技術では、図3に示すように、アルミニウム合金
よりなるピストン11の外周面11aであって最終的に
ピストンリング装着用のリング溝12(同図(C)参
照)が形成される部分に予め溝13を形成するととも
に、この溝13に銅線材14を挿嵌した上で電子ビーム
を照射することによりアルミニウム−銅合金層として得
られる溶融拡散層15を形成し、その後に溶融拡散層1
5に溝加工を施して同図(C)に示すようなリング溝1
2を形成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法では、ピストン11の母材であるアルミニウム合金と
の合金化のために銅の含有量を増加させると、アルミニ
ウムと銅との間で脆い金属間化合物を形成することか
ら、耐熱性,耐摩耗性の上では高いほど有利とされる銅
の含有率は10〜35%程度に制限される。そのため、
前述したようにアルミニウム−銅合金層として得られる
溶融拡散層15のマトリックス(母相)は基本的にはア
ルミニウムベースとなり、したがってそのα相と鋳鉄製
のピストンリングとの間で凝着摩耗を引き起こしやす
く、耐摩耗性の面で必ずしも充分に満足できるものでは
なかった。
【0005】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、ピストンリング
との間の凝着摩耗の発生を抑制して、耐摩耗性の向上を
図ったピストンの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アルミニウム合金よりなるピストンの外周面にその
円周方向に沿って周溝を形成する工程と、前記周溝に銅
系合金材料の粉末を連続供給しながらレーザビームを照
射するとともにピストンとレーザビームとを相対移動さ
せることにより、前記粉末を溶融させて周溝に沿って肉
盛り層を形成する工程と、前記肉盛り加工後にその肉盛
り層に機械加工を施して、ピストンリングを装着するた
めのリング溝を形成する工程とを含んでいることを特徴
としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加えて、前記周溝の溝幅および溝深さがともに
リング溝よりも大きく設定されていることを特徴として
いる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の構成に加えて、前記肉盛り加工は、周溝の全
周に肉盛り層が形成されるのを一回として複数回行うこ
とを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の構成に加えて、前記肉盛り加工を複数回行う際に、一
回ごとに肉盛り層を含むピストン全体を冷却することを
特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によると、銅系合金材料
の粉末をレーザビームエネルギーにより溶融させて肉盛
りする方式であるため、ピストンに、銅含有率が70%
以上でかつマトリックスが銅ベースの合金の層を接合す
ることができる。これにより、ピストンリングとの間の
凝着摩耗が抑制され、特に耐摩耗性が大幅に向上するよ
うになる。
【0011】請求項2に記載の発明によると、銅系合金
の肉盛り層が形成される周溝の溝幅および溝深さが、と
もにリング溝のそれよりも予め大きくなるように設定さ
れているため、その肉盛り層に機械加工を施すことによ
って形成されるところのリング溝の周囲には満遍なく銅
系合金層が形成され、より一層の耐摩耗性の向上が図れ
るようになる。
【0012】請求項3に記載の発明によると、周溝の全
周に肉盛りするための加工を複数回行うことにより、よ
り大きな肉盛り層の厚みを確保できるほか、一回の肉盛
り加工で所定の厚みを得ようとすると、例えば母材側の
熱容量の小さい部分では粉末の溶融と同時に母材側まで
溶融して、肉盛り層の中に母材質が溶け込んでいわゆる
母材希釈と称される欠陥が発生することがあるが、請求
項3に記載の発明ではそのような不具合がなくなる。
【0013】請求項4に記載の発明によると、上記の肉
盛り加工を複数回行う際に、一回の肉盛り加工ごとにそ
の都度ピストン全体を冷却させることにより、例えば二
回目の肉盛り加工の際にその前の肉盛り加工時の熱的影
響を受けることがなくなり、特に母材側の熱容量が小さ
い部分での上記の母材希釈等の欠陥をより一層防止でき
るようになる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であって、
図2に示すようにピストン1のトップリングが装着され
るリング溝2の周囲に銅系合金層3を形成する場合の例
を示している。
【0015】図1に示すように、ピストン1の外周面1
aのうちトップリング用のリング溝2が形成される部分
に、その円周方向に沿って断面略逆台形状の周溝4を予
め形成しておく。
【0016】そして、ピストン1を図示外の治具に位置
決め固定し、周溝4に対して粉末供給ノズル5から銅系
合金材料の粉末6を連続供給してその周溝4を粉末6で
満たしながら、該粉末6の上からレーザビーム7を照射
する一方、同時にピストン1をその軸心を回転中心とし
て所定速度で回転させてそのピストン1とレーザビーム
7とを相対回転させる。
【0017】これにより、周溝4に盛られた粉末6をレ
ーザビームエネルギーにより一旦溶融させた上で固化さ
せて、周溝4に沿って銅系合金の肉盛り層8を形成す
る。
【0018】その後、肉盛り層8を充分に冷却させた上
で肉盛り層8に機械加工を施し、その肉盛り層8がピス
トン1の外周面1aと面一となるように切削して銅系合
金層3とし、同時に図1のほか図2に示すようにその銅
系合金層3にリング溝2を切削加工する。なお、ピスト
ン1にはセカンドリング用のリング溝9も同時に加工さ
れることは言うまでもない。
【0019】本実施例では、AC8C材(JIS規格)
よりなるアルミニウム合金製のピストン1の外周面1a
に、溝幅W1が7.5mm、溝深さH1が4.5mm、開
先角度θが60°の断面略逆台形状の周溝4を形成し、
その周溝4に粉末供給ノズル5からアルミブロンズの粉
末を50g/minで連続供給しながら、レーザ出力
4.0kWのレーザビーム7を照射して肉盛り加工を行
って肉盛り層8を形成した。ここで使用されるアルミブ
ロンズの粉末は、例えば、Al−10%、Ni−5%、
Fe−3%、Cu−残部、の組成のものとした。
【0020】レーザビーム7は、照射位置での形状が
7.5mm×2mmの長方形状となるように形成した上
で、その長辺を周溝4の溝幅方向と一致させて照射し
た。
【0021】上記の肉盛り加工は二回行い、一回目の肉
盛り加工後であって二回目の肉盛り加工開始前に肉盛り
層8を含むピストン1全体を充分に冷却させた。なお、
図1の(A)に示すように一回目にできた肉盛り層を符
号8aで示し、二回目にできた肉盛り層を符号8bで示
す。
【0022】その後、肉盛り層8がピストン1の外周面
1aと面一となるように切削加工を施して銅系合金層3
とし、この銅系合金層3に溝幅W2が1.5mmで溝深
さH2が3.5mmのリング溝2を形成した。
【0023】その結果、リング溝2の周囲に母材希釈等
の欠陥のない均一な銅系合金層3を形成することがで
き、耐摩耗性の向上に大きく貢献できることが確認でき
た。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ピスト
ンの外周面に形成した周溝に銅系合金材料の粉末を連続
供給しながらレーザビームを照射して、その粉末を溶融
させることによって肉盛り層を形成し、この肉盛り層に
機械加工を施してリング溝を形成するようにしたことに
より、銅の含有率が70%以上でマトリックスが銅ベー
スの合金層をリング溝の周囲に形成できることから、ピ
ストンリングとの間の凝着摩耗を抑制して、耐摩耗性の
向上に大きく貢献できる効果がある。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、上記の周
溝の溝幅および溝深さがリング溝のそれよりも大きく形
成されているため、肉盛り層に機械加工を施すことによ
って形成されるリング溝の周囲には満遍なく銅系合金層
が形成されることとなって、上記の耐摩耗性が一段と向
上する。
【0026】請求項3に記載の発明によれば、周溝の全
周に肉盛りする肉盛り加工を複数回行うことにより、よ
り大きな肉盛り層の厚みを確保できるほか、所定の厚み
の肉盛り層を一回の肉盛り加工で得る場合と比べて、母
材の溶融によってその母材が肉盛り層側に溶け込むいわ
ゆる母材希釈と称される欠陥を未然に防止することがで
き、肉盛り加工品質の向上が図れる。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、上記の肉
盛り加工を複数回行う際に一回の肉盛り加工ごとにその
都度ピストンを冷却させるようにしたことにより、後か
ら行う肉盛り加工時に前回の肉盛り加工時の熱的影響を
受けることがなくなり、母材希釈等の欠陥の発生をより
一層防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)は肉盛り
加工時の要部拡大断面図、(B)は同じくリング溝を加
工した後の要部拡大断面図。
【図2】本発明方法によって得られたピストン全体の一
部破断説明図。
【図3】従来のピストンの製造方法の一例を示す工程説
明図。
【符号の説明】
1…ピストン 1a…外周面 2…リング溝 3…銅系合金層 4…周溝 6…粉末 7…レーザビーム 8,8a,8b…肉盛り層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金よりなるピストンの外
    周面にその円周方向に沿って周溝を形成する工程と、 前記周溝に銅系合金材料の粉末を連続供給しながらレー
    ザビームを照射するとともにピストンとレーザビームと
    を相対移動させることにより、前記粉末を溶融させて周
    溝に沿って肉盛り層を形成する工程と、 前記肉盛り加工後にその肉盛り層に機械加工を施して、
    ピストンリングを装着するためのリング溝を形成する工
    程、 とを含むことを特徴とするピストンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記周溝は、その溝幅および溝深さとも
    にリング溝よりも大きく設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載のピストンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記肉盛り加工は、周溝の全周に肉盛り
    層が形成されるのを一回として複数回行うことを特徴と
    する請求項1または2記載のピストンの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記肉盛り加工を複数回行う際に、一回
    ごとに肉盛り層を含むピストン全体を冷却することを特
    徴とする請求項3記載のピストンの製造方法。
JP7052155A 1995-03-13 1995-03-13 ピストンの製造方法 Pending JPH08246947A (ja)

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