JPH08229836A - ねじ固定器 - Google Patents
ねじ固定器Info
- Publication number
- JPH08229836A JPH08229836A JP3985395A JP3985395A JPH08229836A JP H08229836 A JPH08229836 A JP H08229836A JP 3985395 A JP3985395 A JP 3985395A JP 3985395 A JP3985395 A JP 3985395A JP H08229836 A JPH08229836 A JP H08229836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- outer cylinder
- inner cylinder
- screwdriver
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ねじを対象物へねじ込むまでの間、ねじをね
じ回し軸に対して正確、かつ、確実に固定しておくこと
のできるねじ固定器を提供する。 【構成】 外筒1と、外筒1内へ軸心D方向に移動自在
に配置した内筒2と、内筒2内に設けられ、かつ、ねじ
60の頭部61を保持するねじ回し軸4とを有し、内筒
2に、頭部61に係止し、かつ、ねじ回し軸4及び内筒
2を外筒1の一端側へ移動した際に頭部61から離脱す
る複数の係止爪12を設けた。
じ回し軸に対して正確、かつ、確実に固定しておくこと
のできるねじ固定器を提供する。 【構成】 外筒1と、外筒1内へ軸心D方向に移動自在
に配置した内筒2と、内筒2内に設けられ、かつ、ねじ
60の頭部61を保持するねじ回し軸4とを有し、内筒
2に、頭部61に係止し、かつ、ねじ回し軸4及び内筒
2を外筒1の一端側へ移動した際に頭部61から離脱す
る複数の係止爪12を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじを対象物にねじ込
むまでの間、ねじをねじ回し軸に対して正確、かつ確実
に固定しておくことのできるねじ固定器に関する。
むまでの間、ねじをねじ回し軸に対して正確、かつ確実
に固定しておくことのできるねじ固定器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ねじを対象物にねじ込む際に
は、ねじがねじ回し軸に対して傾斜し易く、対象物に対
してねじが斜めにねじ込まれる虞れがある。そこで、ね
じ回しに傾斜抑制器を取り付けてねじの傾斜を抑制して
いる。図4は従来の傾斜抑制器Aを示す断面図である。
傾斜抑制器Aはねじ回し軸100を挿入固定した内筒1
01と、内筒101の外側に移動自在に配置した外筒1
02とを有する。
は、ねじがねじ回し軸に対して傾斜し易く、対象物に対
してねじが斜めにねじ込まれる虞れがある。そこで、ね
じ回しに傾斜抑制器を取り付けてねじの傾斜を抑制して
いる。図4は従来の傾斜抑制器Aを示す断面図である。
傾斜抑制器Aはねじ回し軸100を挿入固定した内筒1
01と、内筒101の外側に移動自在に配置した外筒1
02とを有する。
【0003】内筒101の外周における先端側にはリン
グ103を装着してあり、後端側にはリング104を装
着してある。外筒102の内周面における後端側には環
状溝105を設けてある。ねじ回し軸100はねじ回し
106の固定穴107へと挿入固定してある。
グ103を装着してあり、後端側にはリング104を装
着してある。外筒102の内周面における後端側には環
状溝105を設けてある。ねじ回し軸100はねじ回し
106の固定穴107へと挿入固定してある。
【0004】傾斜抑制器Aを使用するには、先ず、外筒
102を実線の位置に停止させてねじ108の頭部10
9のすりわり(図示せず)へねじ回し軸100の先端を
挿入してねじ108を保持する。次に、外筒102をね
じ108側へ移動させ、二点鎖線ようにねじ108を外
筒102で取り囲んで停止する。
102を実線の位置に停止させてねじ108の頭部10
9のすりわり(図示せず)へねじ回し軸100の先端を
挿入してねじ108を保持する。次に、外筒102をね
じ108側へ移動させ、二点鎖線ようにねじ108を外
筒102で取り囲んで停止する。
【0005】そして、ねじ108の先端を対象物110
に当接させて外筒102を掴んだ状態でねじ回し軸10
0を回転させる。すると、ねじ回し106の押し付け力
によりねじ108が傾いてねじ回し軸100との直線状
態が損なわれるが、ねじ108が外筒102に当接して
傾きが一定角度に抑制されつつ、ねじ108が対象物1
10,111に対してねじ込まれ、対象物110と対象
物111との固定が完了する。
に当接させて外筒102を掴んだ状態でねじ回し軸10
0を回転させる。すると、ねじ回し106の押し付け力
によりねじ108が傾いてねじ回し軸100との直線状
態が損なわれるが、ねじ108が外筒102に当接して
傾きが一定角度に抑制されつつ、ねじ108が対象物1
10,111に対してねじ込まれ、対象物110と対象
物111との固定が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の傾斜抑
制器Aはねじ108の傾きを一定角度に抑制することは
できても、傾き自体を防止することはできず、傾斜防止
機能が不十分であった。その結果、ねじ108が対象物
110,111に対して斜めにねじ込まれるというねじ
込み不良が発生していた。
制器Aはねじ108の傾きを一定角度に抑制することは
できても、傾き自体を防止することはできず、傾斜防止
機能が不十分であった。その結果、ねじ108が対象物
110,111に対して斜めにねじ込まれるというねじ
込み不良が発生していた。
【0007】また、ねじ回し軸100の先端を頭部10
9のすりわりに挿入して保持しているためねじ108に
対する保持力が弱い。このため、ねじ回し軸100の振
動や衝撃でねじ108が脱落し、ねじ込み作業が遅延す
るという問題があった。なお、ねじ回し軸100を着磁
しておけば磁気吸着力でねじ108に対する保持力が若
干高まるが、大きな振動や衝撃には耐えられないし、ね
じ108が非磁性材であれば磁気吸着ができず有効な対
策とはいえない。
9のすりわりに挿入して保持しているためねじ108に
対する保持力が弱い。このため、ねじ回し軸100の振
動や衝撃でねじ108が脱落し、ねじ込み作業が遅延す
るという問題があった。なお、ねじ回し軸100を着磁
しておけば磁気吸着力でねじ108に対する保持力が若
干高まるが、大きな振動や衝撃には耐えられないし、ね
じ108が非磁性材であれば磁気吸着ができず有効な対
策とはいえない。
【0008】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、ねじを対象物へねじ込むまでの間、ねじをねじ回し
軸に対して正確、かつ、確実に固定しておくことのでき
るねじ固定器を提供することを目的としている。
で、ねじを対象物へねじ込むまでの間、ねじをねじ回し
軸に対して正確、かつ、確実に固定しておくことのでき
るねじ固定器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に係る発明は、外筒と、この外筒内へ軸心方向
に移動自在に配置した内筒と、この内筒内に設けられ、
かつ、前記外筒の一端から挿入するねじの頭部を保持す
るねじ回し軸とを有し、前記内筒に、前記ねじの頭部に
係止し、かつ、前記ねじ回し軸及び前記内筒を前記外筒
の一端側へ移動した際に前記ねじの頭部から離脱する複
数の係止体を設けた。
請求項1に係る発明は、外筒と、この外筒内へ軸心方向
に移動自在に配置した内筒と、この内筒内に設けられ、
かつ、前記外筒の一端から挿入するねじの頭部を保持す
るねじ回し軸とを有し、前記内筒に、前記ねじの頭部に
係止し、かつ、前記ねじ回し軸及び前記内筒を前記外筒
の一端側へ移動した際に前記ねじの頭部から離脱する複
数の係止体を設けた。
【0010】
【作用】請求項1に係る発明は、ねじ回し軸で保持した
ねじの頭部に複数の係止体が係止し、その係止力でねじ
とねじ回し軸とを直線状に維持したまま強固に固定す
る。
ねじの頭部に複数の係止体が係止し、その係止力でねじ
とねじ回し軸とを直線状に維持したまま強固に固定す
る。
【0011】
【実施例】図1、図2は本発明の実施例に係るねじ固定
器Bの断面図、図3はねじ固定器Bの分解斜視図であ
る。ねじ固定器Bは金属製の外筒1と、この外筒1内へ
軸心D方向に移動自在に配置した金属製の内筒2と、こ
の内筒2内へ軸心D方向に移動自在に配置した金属製の
スリーブ3とを有する。
器Bの断面図、図3はねじ固定器Bの分解斜視図であ
る。ねじ固定器Bは金属製の外筒1と、この外筒1内へ
軸心D方向に移動自在に配置した金属製の内筒2と、こ
の内筒2内へ軸心D方向に移動自在に配置した金属製の
スリーブ3とを有する。
【0012】スリーブ3内にはねじ回し軸4を挿入固定
してあり、ねじ回し軸4の先端5側は内筒2内に到達し
ている。ねじ回し軸4の後端側はねじ回し6の固定穴7
内へと挿入固定してある。なお、ねじ回し6は手動回転
式の工具でもよいし、電動回転式または空気圧回転式の
工具でもよい。
してあり、ねじ回し軸4の先端5側は内筒2内に到達し
ている。ねじ回し軸4の後端側はねじ回し6の固定穴7
内へと挿入固定してある。なお、ねじ回し6は手動回転
式の工具でもよいし、電動回転式または空気圧回転式の
工具でもよい。
【0013】また、ねじ回し軸4を固定穴7に対して着
脱自在に構成してもよいし、先端5に着磁処理を施して
もよい。さらに、ねじ回し軸4の先端5の断面形状は
「+」形でも「−」形でもよい。スリーブ3の後端外周
には金属製のリング8を固定してあり、リング8をねじ
回し6の端面に当接している一方、スリーブ3の先端外
周には円周方向に沿って外向きフランジ9を一体的に設
けてある。
脱自在に構成してもよいし、先端5に着磁処理を施して
もよい。さらに、ねじ回し軸4の先端5の断面形状は
「+」形でも「−」形でもよい。スリーブ3の後端外周
には金属製のリング8を固定してあり、リング8をねじ
回し6の端面に当接している一方、スリーブ3の先端外
周には円周方向に沿って外向きフランジ9を一体的に設
けてある。
【0014】スリーブ3の後端側には径方向に貫通した
穴30を設けてあり、リング8にはねじ穴31を設けて
ある。そして、ねじ32を穴30へ挿入してねじ穴31
へねじ込み、その先端をねじ回し軸4へ当接してねじ回
し軸4とスリーブ3とを固定している。
穴30を設けてあり、リング8にはねじ穴31を設けて
ある。そして、ねじ32を穴30へ挿入してねじ穴31
へねじ込み、その先端をねじ回し軸4へ当接してねじ回
し軸4とスリーブ3とを固定している。
【0015】内筒2の先端側には長手方向に沿って4つ
の切り込み10を形成することにより、4つの係止体1
1を設けてある。4つの係止体11はそれぞれ外側へ拡
開してあり、図1のように内筒2を外筒1の最も後端側
へ移動させて停止した初期位置において、外筒1の内周
面に押し付けられる弾性力を備えている。また、4つの
係止体11の内側には係止爪12を別個に設けてある。
の切り込み10を形成することにより、4つの係止体1
1を設けてある。4つの係止体11はそれぞれ外側へ拡
開してあり、図1のように内筒2を外筒1の最も後端側
へ移動させて停止した初期位置において、外筒1の内周
面に押し付けられる弾性力を備えている。また、4つの
係止体11の内側には係止爪12を別個に設けてある。
【0016】内筒2の後端側には長手方向に沿って切り
込み13を設けてあるとともに、内筒2の内周には内向
きフランジ14を固定してある。内筒2の内径は外向き
フランジ9の外径よりも大きく設定してあり、リング1
4の内径はスリーブ3の外径よりも大きく設定してあ
る。また、スリーブ3の長さは内筒2の長さの半分程度
に設定してある。更に、切り込み13の長さは内向きフ
ランジ14の幅よりも長く設定してある。
込み13を設けてあるとともに、内筒2の内周には内向
きフランジ14を固定してある。内筒2の内径は外向き
フランジ9の外径よりも大きく設定してあり、リング1
4の内径はスリーブ3の外径よりも大きく設定してあ
る。また、スリーブ3の長さは内筒2の長さの半分程度
に設定してある。更に、切り込み13の長さは内向きフ
ランジ14の幅よりも長く設定してある。
【0017】外筒1の長さは内筒2の長さよりも長く設
定してあり、その先端側には円周方向に沿って4つの開
口部15を設けてある。4つの開口部15は4つの係止
体11が進入できる幅を有し、各々90度間隔で設けて
ある。外筒1の後端側にはねじ穴16を設けてあり、ね
じ穴16にはねじ17をねじ込んである。ねじ17の長
さは外筒1の肉厚以上に設定してあり、ねじ17の先端
が切り込み13内に到達している。ねじ17の先端を内
筒2に係止して外筒1と内筒2と相対回転を防止し、係
止体11と開口部15との円周方向における位置決めを
行っている。
定してあり、その先端側には円周方向に沿って4つの開
口部15を設けてある。4つの開口部15は4つの係止
体11が進入できる幅を有し、各々90度間隔で設けて
ある。外筒1の後端側にはねじ穴16を設けてあり、ね
じ穴16にはねじ17をねじ込んである。ねじ17の長
さは外筒1の肉厚以上に設定してあり、ねじ17の先端
が切り込み13内に到達している。ねじ17の先端を内
筒2に係止して外筒1と内筒2と相対回転を防止し、係
止体11と開口部15との円周方向における位置決めを
行っている。
【0018】上記ねじ固定器Bを使用するには、図1の
ように内筒2を外筒1の先端側へ移動した移動位置で停
止させる。すると、係止体11がその弾性力で開口部1
5内に進入し、対向する係止爪12同士の間隔はねじ回
し軸4の先端5及びねじ60の頭部61の外径よりも広
くなる。この状態で外筒1及び内筒2をねじ回し6側に
移動させ、外筒1及び内筒2の後端をリング8に当接さ
せるかまた当接する直前で停止する。
ように内筒2を外筒1の先端側へ移動した移動位置で停
止させる。すると、係止体11がその弾性力で開口部1
5内に進入し、対向する係止爪12同士の間隔はねじ回
し軸4の先端5及びねじ60の頭部61の外径よりも広
くなる。この状態で外筒1及び内筒2をねじ回し6側に
移動させ、外筒1及び内筒2の後端をリング8に当接さ
せるかまた当接する直前で停止する。
【0019】次に、頭部61を外筒1内に挿入して先端
5を頭部61のすりわり(図示せず)に差し込み、ねじ
60をねじ回し軸4で保持する。そして、外筒1を掴み
ねじ回し6と外筒1とを互いに離れる方向へ移動する
と、ねじ回し軸4及びねじ60が一体的に内筒2の後端
側へ引き込まれ、頭部61が係止体11の内方へ移動
し、スリーブ3の外向きフランジ9が内向きフランジ1
4に当接する。
5を頭部61のすりわり(図示せず)に差し込み、ねじ
60をねじ回し軸4で保持する。そして、外筒1を掴み
ねじ回し6と外筒1とを互いに離れる方向へ移動する
と、ねじ回し軸4及びねじ60が一体的に内筒2の後端
側へ引き込まれ、頭部61が係止体11の内方へ移動
し、スリーブ3の外向きフランジ9が内向きフランジ1
4に当接する。
【0020】更にねじ回し6と外筒1とを同方向に移動
させると、フランジ9と内向きフランジ14との係止力
で内筒2が図中右方向へ移動を開始する。すると、4つ
の係止体11が外筒1に押圧されて内側へ弾性変形して
頭部61へ係止し始め、4つの係止体11の外表面が外
筒1の内周面に当接した時点で頭部61への係止、即ち
ねじ60の固定が完了する。その後、ねじ17が切り込
み13の奥端に当接し、外筒1に対して内筒2が初期位
置で停止する。
させると、フランジ9と内向きフランジ14との係止力
で内筒2が図中右方向へ移動を開始する。すると、4つ
の係止体11が外筒1に押圧されて内側へ弾性変形して
頭部61へ係止し始め、4つの係止体11の外表面が外
筒1の内周面に当接した時点で頭部61への係止、即ち
ねじ60の固定が完了する。その後、ねじ17が切り込
み13の奥端に当接し、外筒1に対して内筒2が初期位
置で停止する。
【0021】ねじ60の固定完了後、ねじ回し6を移動
してねじ60の先端を対象物50に当接させてねじ回し
6を回転させると、ねじ回し軸4、ねじ60が一体的に
回転するとともに、頭部61と係止爪12との摩擦抵抗
で内筒2が回転し、内筒2とねじ17との係止力で内筒
1も回転する。
してねじ60の先端を対象物50に当接させてねじ回し
6を回転させると、ねじ回し軸4、ねじ60が一体的に
回転するとともに、頭部61と係止爪12との摩擦抵抗
で内筒2が回転し、内筒2とねじ17との係止力で内筒
1も回転する。
【0022】ねじ60が対象物50へとねじ込まれるに
連れて外筒1及び内筒2も一体的に対象物50側へ移動
し、外筒1の先端が対象物50に当接する。すると、外
筒1は回転状態のまま移動を停止するが、頭部61に係
止爪12が係止しているため内筒2は押圧力でそのまま
回転しつつ移動する。
連れて外筒1及び内筒2も一体的に対象物50側へ移動
し、外筒1の先端が対象物50に当接する。すると、外
筒1は回転状態のまま移動を停止するが、頭部61に係
止爪12が係止しているため内筒2は押圧力でそのまま
回転しつつ移動する。
【0023】そして、4つの係止体11が弾性力により
徐々に開口部15へ進入し、係止爪12が頭部61から
離れていく。係止爪12が完全に頭部61から離れた時
点で内筒2も移動及び回転を停止し、外筒1も回転が停
止する。その後は、ねじ回し6の押し付け力によってね
じ60は回転しながら更に対象物50及び対象物51へ
ねじ込まれ、頭部61が対象物50の表面に当接した時
点でねじ回し6を停止すれば対象物50と対象物51と
の固定が完了する。
徐々に開口部15へ進入し、係止爪12が頭部61から
離れていく。係止爪12が完全に頭部61から離れた時
点で内筒2も移動及び回転を停止し、外筒1も回転が停
止する。その後は、ねじ回し6の押し付け力によってね
じ60は回転しながら更に対象物50及び対象物51へ
ねじ込まれ、頭部61が対象物50の表面に当接した時
点でねじ回し6を停止すれば対象物50と対象物51と
の固定が完了する。
【0024】このように、本実施例では4つの係止爪1
2を頭部61の周囲に円周方向に沿って等間隔で係止
し、その係止力によりねじ60をねじ回し軸4の先端5
に固定しているから、ねじ60とねじ回し軸4との軸心
Dが一致した状態で正確に直線状に保持できる。従っ
て、ねじ60を対象物50,51に対して垂直にねじ込
むことができ、ねじ込み精度が向上する。
2を頭部61の周囲に円周方向に沿って等間隔で係止
し、その係止力によりねじ60をねじ回し軸4の先端5
に固定しているから、ねじ60とねじ回し軸4との軸心
Dが一致した状態で正確に直線状に保持できる。従っ
て、ねじ60を対象物50,51に対して垂直にねじ込
むことができ、ねじ込み精度が向上する。
【0025】また、ねじ60に対する固定力が強固であ
るから、ねじ60をねじ回し軸4の先端5に確実に固定
しておくことができる。従って、ねじ回し軸4に振動や
衝撃が発生してもねじ60の材質に係わらずねじ回し軸
4からの脱落を防止でき、ねじ込み作業を迅速、かつ、
円滑に遂行できる。なお、係止体の数は3つでもよい
し、5つ以上設けてもよい。
るから、ねじ60をねじ回し軸4の先端5に確実に固定
しておくことができる。従って、ねじ回し軸4に振動や
衝撃が発生してもねじ60の材質に係わらずねじ回し軸
4からの脱落を防止でき、ねじ込み作業を迅速、かつ、
円滑に遂行できる。なお、係止体の数は3つでもよい
し、5つ以上設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明は、複
数の係止体を頭部に係止し、その係止力によりねじをね
じ回し軸に固定しているから、ねじとねじ回し軸とを正
確に直線状に保持できる。従って、ねじを対象物に対し
て垂直にねじ込むことができ、ねじ込み精度が向上す
る。
数の係止体を頭部に係止し、その係止力によりねじをね
じ回し軸に固定しているから、ねじとねじ回し軸とを正
確に直線状に保持できる。従って、ねじを対象物に対し
て垂直にねじ込むことができ、ねじ込み精度が向上す
る。
【0027】また、ねじに対する固定力が強固であるか
ら、ねじをねじ回し軸に確実に固定しておくことができ
る。従って、ねじ回し軸に振動や衝撃が発生してもねじ
の材質に係わらずねじ回し軸からの脱落を防止でき、ね
じ込み作業を迅速、かつ、円滑に遂行できる。
ら、ねじをねじ回し軸に確実に固定しておくことができ
る。従って、ねじ回し軸に振動や衝撃が発生してもねじ
の材質に係わらずねじ回し軸からの脱落を防止でき、ね
じ込み作業を迅速、かつ、円滑に遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るねじ固定器の断面図。
【図2】本発明の実施例に係るねじ固定器の断面図。
【図3】本発明の実施例に係るねじ固定器の分解斜視
図。
図。
【図4】従来の傾斜抑制器の断面図。
50 対象物 1 外筒 2 内筒 4 ねじ回し軸 60 ねじ 61 ねじの頭部 11 係止体 D 軸心
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒と、この外筒内へ軸心方向に移動自
在に配置した内筒と、この内筒内に設けられ、かつ、前
記外筒の一端から挿入するねじの頭部を保持するねじ回
し軸とを有し、前記内筒に、前記ねじの頭部に係止し、
かつ、前記ねじ回し軸及び前記内筒を前記外筒の一端側
へ移動した際に前記ねじの頭部から離脱する複数の係止
体を設けたことを特徴とするねじ固定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3985395A JPH08229836A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ねじ固定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3985395A JPH08229836A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ねじ固定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229836A true JPH08229836A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12564534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3985395A Pending JPH08229836A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ねじ固定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08229836A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005042210A1 (en) * | 2003-11-01 | 2005-05-12 | Hong-Kun Lee | Driver screw holder |
CN103737529A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-04-23 | 南通山口精工机电有限公司 | 一种螺丝起子 |
CN104029159A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-09-10 | 无锡市崇安区科技创业服务中心 | 一种螺丝刀 |
KR101469585B1 (ko) * | 2014-08-12 | 2014-12-05 | 가능로 | 드라이버 비트용 소켓 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP3985395A patent/JPH08229836A/ja active Pending
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