JPH08180082A - 建築図面作成装置 - Google Patents
建築図面作成装置Info
- Publication number
- JPH08180082A JPH08180082A JP6318378A JP31837894A JPH08180082A JP H08180082 A JPH08180082 A JP H08180082A JP 6318378 A JP6318378 A JP 6318378A JP 31837894 A JP31837894 A JP 31837894A JP H08180082 A JPH08180082 A JP H08180082A
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- JP
- Japan
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- data
- plan
- wall
- recognized
- view
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築用の詳細図面を簡単かつ自動的に作成す
る。 【構成】 CADで作成された平面図の一般図データを
認識用パラメータを設定した後に取り込み、外壁指示を
読み取り、不要線分を除去する(100〜106)。こ
の平面図データから、円弧及び円弧に連続する線分の有
無、直線の位置関係等により部材を認識する(10
8)。認識された部材を表すデータを部材毎に統合して
ラベルを付与し(110)、ラベル及びラベルに対応す
るデータによる各部材の寸法や配置を規格化し(11
2)、規格化された各部材の寸法によって平面図上の位
置や領域を定め、各部材毎の詳細な寸法等が定まった詳
細図を自動的に作成して表示装置に表示する(11
4)。
る。 【構成】 CADで作成された平面図の一般図データを
認識用パラメータを設定した後に取り込み、外壁指示を
読み取り、不要線分を除去する(100〜106)。こ
の平面図データから、円弧及び円弧に連続する線分の有
無、直線の位置関係等により部材を認識する(10
8)。認識された部材を表すデータを部材毎に統合して
ラベルを付与し(110)、ラベル及びラベルに対応す
るデータによる各部材の寸法や配置を規格化し(11
2)、規格化された各部材の寸法によって平面図上の位
置や領域を定め、各部材毎の詳細な寸法等が定まった詳
細図を自動的に作成して表示装置に表示する(11
4)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築図面作成装置にか
かり、特に、CAD等によって作成された平面図データ
から柱、壁等の部材を認識して建築用の詳細図を自動的
に作成する建築図面作成装置に関する。
かり、特に、CAD等によって作成された平面図データ
から柱、壁等の部材を認識して建築用の詳細図を自動的
に作成する建築図面作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CADで作成される平面図は、一般図
(図5参照)と詳細図(図6参照)に大別される。各々
の図面は、通芯、柱、壁及びドア、窓の建具等から構成
されるが、一般図では簡易的な部材表現に留まるのに対
して、詳細図では正確な寸法や仕上線及び建具の枠等が
細かく表現される。従来、詳細図をCADで作成するた
めには、一般図を基にして細かな表現を手入力で逐一付
加しなければならず、入力に要する手間は膨大であり、
非効率な作業であった。
(図5参照)と詳細図(図6参照)に大別される。各々
の図面は、通芯、柱、壁及びドア、窓の建具等から構成
されるが、一般図では簡易的な部材表現に留まるのに対
して、詳細図では正確な寸法や仕上線及び建具の枠等が
細かく表現される。従来、詳細図をCADで作成するた
めには、一般図を基にして細かな表現を手入力で逐一付
加しなければならず、入力に要する手間は膨大であり、
非効率な作業であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮して、一般図の簡易的な部材表現から建築用に用い
られる詳細図を自動作成することができる建築図面作成
装置を得ることが目的である。
考慮して、一般図の簡易的な部材表現から建築用に用い
られる詳細図を自動作成することができる建築図面作成
装置を得ることが目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、平面図データからドア、窓の建具、壁及び
柱を示す部材を認識する認識手段と、前記認識手段の認
識結果に基づいて認識された壁の各部の寸法及び柱を示
す部材の各部の寸法を予め定めた値に決定する決定手段
と、前記平面図データ、前記認識手段の認識結果及び決
定された値に基づいて詳細図を作成する作成手段と、を
含んでいる。
に本発明は、平面図データからドア、窓の建具、壁及び
柱を示す部材を認識する認識手段と、前記認識手段の認
識結果に基づいて認識された壁の各部の寸法及び柱を示
す部材の各部の寸法を予め定めた値に決定する決定手段
と、前記平面図データ、前記認識手段の認識結果及び決
定された値に基づいて詳細図を作成する作成手段と、を
含んでいる。
【0005】
【作用】本発明によれば、認識手段によって、予めCA
Dによって作成された平面図の一般図データから、ド
ア、窓の建具、壁及び柱等を示す部材データやこれらの
部材の位置を示すデータを認識する。この一般図データ
は、ドア、窓の建具、壁及び柱等の部材を2次元座標デ
ータで表したデータであり、部材のコードデータ等の詳
細なデータは有していない図形データである。
Dによって作成された平面図の一般図データから、ド
ア、窓の建具、壁及び柱等を示す部材データやこれらの
部材の位置を示すデータを認識する。この一般図データ
は、ドア、窓の建具、壁及び柱等の部材を2次元座標デ
ータで表したデータであり、部材のコードデータ等の詳
細なデータは有していない図形データである。
【0006】決定手段は、認識手段の認識結果に基づい
て認識された壁の各部の寸法及び柱を示す部材の各部の
寸法を予め定めた値に決定する。従って、認識された壁
や柱は詳細図となり得べき値を得る。そして、作成手段
は、平面図データ、認識手段の認識結果及び決定された
値に基づいて詳細図を作成する。
て認識された壁の各部の寸法及び柱を示す部材の各部の
寸法を予め定めた値に決定する。従って、認識された壁
や柱は詳細図となり得べき値を得る。そして、作成手段
は、平面図データ、認識手段の認識結果及び決定された
値に基づいて詳細図を作成する。
【0007】このように本発明によれば、平面図の一般
図データから壁及び柱等を示す部材を自動的に認識し、
平面図データ、認識手段の認識結果及び決定された値と
から、詳細図を作成するようにしているため、従来のよ
うに詳細図に必要な部材を特定するための入力項目を入
力する必要がなく、これによってデータの入力を容易に
することができる。
図データから壁及び柱等を示す部材を自動的に認識し、
平面図データ、認識手段の認識結果及び決定された値と
から、詳細図を作成するようにしているため、従来のよ
うに詳細図に必要な部材を特定するための入力項目を入
力する必要がなく、これによってデータの入力を容易に
することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本実施例の概略図を示すもので、建
築図面作成用のパーソナルコンピュータ10は、CP
U、ROM及びRAMを含んで構成されている。パーソ
ナルコンピュータ10には、タブレット(ディジタイ
ザ)16及びマウス20が接続されている。タブレット
16には電子ペン18が設けられており、電子ペン18
の先端をタブレット16の表面に接触させて移動させる
ことにより移動軌跡が点列データに変換されてパーソナ
ルコンピュータ10内に入力される。また、マウス20
による入力も可能である。
に説明する。図1は本実施例の概略図を示すもので、建
築図面作成用のパーソナルコンピュータ10は、CP
U、ROM及びRAMを含んで構成されている。パーソ
ナルコンピュータ10には、タブレット(ディジタイ
ザ)16及びマウス20が接続されている。タブレット
16には電子ペン18が設けられており、電子ペン18
の先端をタブレット16の表面に接触させて移動させる
ことにより移動軌跡が点列データに変換されてパーソナ
ルコンピュータ10内に入力される。また、マウス20
による入力も可能である。
【0009】このタブレット16としては、液晶表示装
置と組み合わされたタブレットが好ましく、このタブレ
ットを使用して液晶表示装置にメニュー画面等を表示す
ることにより、電子ペンでのメニュー選択や電子ペンで
のデータ入力等が容易になる。また、オプションとして
表示用ディスプレイ(以下、CRT)12を接続するこ
とも可能である。
置と組み合わされたタブレットが好ましく、このタブレ
ットを使用して液晶表示装置にメニュー画面等を表示す
ることにより、電子ペンでのメニュー選択や電子ペンで
のデータ入力等が容易になる。また、オプションとして
表示用ディスプレイ(以下、CRT)12を接続するこ
とも可能である。
【0010】このパーソナルコンピュータ10のROM
には、以下で説明する建築図面作成ルーチンのプログラ
ムが予め記憶されている。以下このルーチンを説明す
る。
には、以下で説明する建築図面作成ルーチンのプログラ
ムが予め記憶されている。以下このルーチンを説明す
る。
【0011】まず、オペレータは、建築図面作成装置の
電源をオンし、タブレット16またはCRT12上に表
示されたメニューを選択することによって予めCADで
作成された平面図の一般図データを選択する。また、オ
ペレータは、読み込まれた平面図データに対する外壁指
示をする。この外壁指示は、電子ペン18またはマウス
20により、外壁と定める線分に対してなされ、この線
分及び線分の位置は外壁データとしてRAMに記録され
る。
電源をオンし、タブレット16またはCRT12上に表
示されたメニューを選択することによって予めCADで
作成された平面図の一般図データを選択する。また、オ
ペレータは、読み込まれた平面図データに対する外壁指
示をする。この外壁指示は、電子ペン18またはマウス
20により、外壁と定める線分に対してなされ、この線
分及び線分の位置は外壁データとしてRAMに記録され
る。
【0012】平面図の一般図データの例を図5に示す。
この平面図には、円弧及びこの円弧に連続する線分によ
ってドアが描かれ、3本の平行線によって窓が描かれ、
2本の平行線によって壁が描かれ、通り芯を表す線分の
交点の近傍に柱が描かれ、多数の平行線によって階段
(図5では一部のみ)が描かれている。すなわち、この
平面図データは、平面図の各線分及び円弧等を表す2次
元図形データのみで表される。
この平面図には、円弧及びこの円弧に連続する線分によ
ってドアが描かれ、3本の平行線によって窓が描かれ、
2本の平行線によって壁が描かれ、通り芯を表す線分の
交点の近傍に柱が描かれ、多数の平行線によって階段
(図5では一部のみ)が描かれている。すなわち、この
平面図データは、平面図の各線分及び円弧等を表す2次
元図形データのみで表される。
【0013】図2のステップ100では、後述する認識
処理のためのパラメータを設定する。このパラメータ
は、線分、円および円弧から部材を認識するために使用
されるものであり、以下で説明するように隣り合う円弧
の数や位置関係等があり、その他必要に応じて用意され
る。また、このステップ100では、部材の各種寸法等
の詳細データの各々がデフォルト値として設定される。
このデフォルト値は、1つの部材に対して複数の値を備
え、選択等により適宜設定するようにしてもよい。次の
ステップ102ではRAMに記録されている平面図デー
タを取込む。
処理のためのパラメータを設定する。このパラメータ
は、線分、円および円弧から部材を認識するために使用
されるものであり、以下で説明するように隣り合う円弧
の数や位置関係等があり、その他必要に応じて用意され
る。また、このステップ100では、部材の各種寸法等
の詳細データの各々がデフォルト値として設定される。
このデフォルト値は、1つの部材に対して複数の値を備
え、選択等により適宜設定するようにしてもよい。次の
ステップ102ではRAMに記録されている平面図デー
タを取込む。
【0014】次のステップ104では、RAMに記憶さ
れた外壁データ及び仕上げデータを読み取る。次のステ
ップ106において、図10(1)〜(3)に示すよう
に、重複する複数の線分を1つにしたり、一部が重なる
線分を1つまたは隣り合う2つの線分にしたり、途切れ
ている1本の線分を統合したりするよって、平面図デー
タに残存する不要な線分を除去したり統合したりする前
処理を行う。なお、重複する複数の線分を1つにする際
には、長い線分を残存させると共に短い線分を消去す
る。この場合同一の長さであるときは最後に更新された
線分のみを残存させる。一部が重なる線分は、異なる対
象物に対する場合(例えば、作画領域であるレイヤが異
なる場合)に重複部分については長い方の線分を残存さ
せ、同一の対象物に対する場合(例えば、レイヤが同一
の場合)には、1本の線分に統合する。
れた外壁データ及び仕上げデータを読み取る。次のステ
ップ106において、図10(1)〜(3)に示すよう
に、重複する複数の線分を1つにしたり、一部が重なる
線分を1つまたは隣り合う2つの線分にしたり、途切れ
ている1本の線分を統合したりするよって、平面図デー
タに残存する不要な線分を除去したり統合したりする前
処理を行う。なお、重複する複数の線分を1つにする際
には、長い線分を残存させると共に短い線分を消去す
る。この場合同一の長さであるときは最後に更新された
線分のみを残存させる。一部が重なる線分は、異なる対
象物に対する場合(例えば、作画領域であるレイヤが異
なる場合)に重複部分については長い方の線分を残存さ
せ、同一の対象物に対する場合(例えば、レイヤが同一
の場合)には、1本の線分に統合する。
【0015】次のステップ108では、詳細を後述する
認識ルーチンに基づいて建具、壁及び柱を示す部材を表
す部材データを抽出し、柱、壁及び建具等を示す部材を
認識する。次のステップ110では上記のようにして認
識された部材を表すデータを部材毎に統合して統合した
データに部材を特定するためのラベルを付与する。この
ラベルよりデータの集合と部材とを対応させることがで
きる。
認識ルーチンに基づいて建具、壁及び柱を示す部材を表
す部材データを抽出し、柱、壁及び建具等を示す部材を
認識する。次のステップ110では上記のようにして認
識された部材を表すデータを部材毎に統合して統合した
データに部材を特定するためのラベルを付与する。この
ラベルよりデータの集合と部材とを対応させることがで
きる。
【0016】ステップ112ではラベル及びラベルに対
応するデータを判断して各部材の平面図上の位置や領域
を判断し、後述するようにしてラベルが付与された各部
材の詳細な寸法を決定する規格化処理が実行される。そ
して、ステップ114において詳細な寸法及び位置や領
域が決定された各部材毎に定まる詳細座標データを用
い、CADで知られている技術を利用して詳細図(図
6)を自動的に作成してタブレット16若しくはCRT
12に表示する。図6に図5の平面図(一般図)から自
動的に作成された詳細図の例を示す。
応するデータを判断して各部材の平面図上の位置や領域
を判断し、後述するようにしてラベルが付与された各部
材の詳細な寸法を決定する規格化処理が実行される。そ
して、ステップ114において詳細な寸法及び位置や領
域が決定された各部材毎に定まる詳細座標データを用
い、CADで知られている技術を利用して詳細図(図
6)を自動的に作成してタブレット16若しくはCRT
12に表示する。図6に図5の平面図(一般図)から自
動的に作成された詳細図の例を示す。
【0017】次に、ステップ100の認識処理のための
パラメータ設定について説明する。建築用の平面図に
は、多数のドアや窓の建具が入力される。この入力され
る建具の一例を図9に示した。枠(三方枠)は、図9
(1)に示すように壁の周辺に線分が無いことで壁にあ
る枠を表すことができる。扉(ドア)は、図9(2)、
(3)、(6)に示すように1つの円弧で隣接する線分
からの円弧の位置及び長さによって片開き扉を表すこと
ができ、図9(4)、(5)、(7)にに示すように2
つの円弧で隣接する線分からの円弧の位置、長さ及び半
径によって両開き扉を表すことができる。戸は、図9
(8)、(9)に示すように線分の配置の違いによって
表すことができる。シャッタは、図9(10)にに示す
ように所定の線分(本実施例では1点鎖線)によって表
すことができる。窓は、図9(11)、(12)に示す
ように3本以上の平行な線分で表されすことができる。
これら円弧や線分の有無、円弧や線分の長さ、円弧や線
分の個数及び円弧や線分の配置の標準的な値が判断基準
となるパラメータとして設定される。
パラメータ設定について説明する。建築用の平面図に
は、多数のドアや窓の建具が入力される。この入力され
る建具の一例を図9に示した。枠(三方枠)は、図9
(1)に示すように壁の周辺に線分が無いことで壁にあ
る枠を表すことができる。扉(ドア)は、図9(2)、
(3)、(6)に示すように1つの円弧で隣接する線分
からの円弧の位置及び長さによって片開き扉を表すこと
ができ、図9(4)、(5)、(7)にに示すように2
つの円弧で隣接する線分からの円弧の位置、長さ及び半
径によって両開き扉を表すことができる。戸は、図9
(8)、(9)に示すように線分の配置の違いによって
表すことができる。シャッタは、図9(10)にに示す
ように所定の線分(本実施例では1点鎖線)によって表
すことができる。窓は、図9(11)、(12)に示す
ように3本以上の平行な線分で表されすことができる。
これら円弧や線分の有無、円弧や線分の長さ、円弧や線
分の個数及び円弧や線分の配置の標準的な値が判断基準
となるパラメータとして設定される。
【0018】また、正確な寸法を寸法線と共に記載した
り部材周辺に記載したりすることや別表に一般的な寸法
を記載し平面図内では省略している場合が多い。このた
め、本実施例では、以下のようにして記された平面図デ
ータから寸法等を読み取るものとする。基本的には、寸
法線と共にその寸法線に付随して数値を記載する。ま
た、部材の周囲に数値を記載する。これら数値が記載さ
れていない部材は、次の表1に示す形式で記載された数
値をデフォルト値とする。なお、以下の表または平面図
中に記載される寸法については、角柱は記号「×」によ
り(x方向の寸法)×(y方向の寸法)で表記し、円柱
は数値のみを表記し、壁厚は記号「W]を用いてW(壁
厚)で表記する。この場合の単位はmmとする。
り部材周辺に記載したりすることや別表に一般的な寸法
を記載し平面図内では省略している場合が多い。このた
め、本実施例では、以下のようにして記された平面図デ
ータから寸法等を読み取るものとする。基本的には、寸
法線と共にその寸法線に付随して数値を記載する。ま
た、部材の周囲に数値を記載する。これら数値が記載さ
れていない部材は、次の表1に示す形式で記載された数
値をデフォルト値とする。なお、以下の表または平面図
中に記載される寸法については、角柱は記号「×」によ
り(x方向の寸法)×(y方向の寸法)で表記し、円柱
は数値のみを表記し、壁厚は記号「W]を用いてW(壁
厚)で表記する。この場合の単位はmmとする。
【0019】
【表1】
【0020】また、壁は複数の種類を有している。この
ため、以下の表に壁の種類を分類して表記した。この表
を記入することにより、詳細図作成時点において詳細な
設定を行うことができる。
ため、以下の表に壁の種類を分類して表記した。この表
を記入することにより、詳細図作成時点において詳細な
設定を行うことができる。
【0021】
【表2】
【0022】なお、上記表1及び表2は平面図の作画時
点において、認識時に判別が可能なように、例えば予め
定めたレイヤに分類して記載されることが好ましい。ま
た、通り芯、壁、柱、建具、及び寸法線も平面図の作画
時点において、予め定めたレイヤに分類して記載される
ことが好ましい。
点において、認識時に判別が可能なように、例えば予め
定めたレイヤに分類して記載されることが好ましい。ま
た、通り芯、壁、柱、建具、及び寸法線も平面図の作画
時点において、予め定めたレイヤに分類して記載される
ことが好ましい。
【0023】次に、図3を参照してステップ108の部
材を認識する認識ルーチンについて説明する。この部材
認識は、通り芯、建具、壁、柱、その他の順
に認識する。まずステップ200においてRAMから平
面図データを取込み、ステップ201において通り芯を
認識する。次のステップ202では円弧が存在するか否
かを判断し、円弧が存在しない場合にはステップ210
へ進み、円弧が存在する場合にはステップ204におい
て一端がステップ202で判断された円弧に連続する線
分が存在するか否かを判断し、ステップ204の判断が
肯定のときはステップ206においてステップ204で
判断された線分の他端が円弧の中心と一致するか否かを
判断する。ステップ206の判断が肯定の時は、ドアの
種類を決定し、デ−タ抽出すると共に抽出データを消去
する。例えば図11に示すように、円弧Aと線分Sとで
描かれたドアのシンボルが存在すると判断し、この円弧
A及び線分SをドアDのデータとして抽出し、この抽出
したドアデータをRAMの所定エリアに記録すると共に
平面図データから削除する。このステップ208におい
てドアの種類を決定するときには、上記で説明した多数
のドアのパラメータが参照される(図9(1)〜(7)
参照)。一方、ステップ204及びステップ206の判
断が否定のときはそのままステップ210へ進む。
材を認識する認識ルーチンについて説明する。この部材
認識は、通り芯、建具、壁、柱、その他の順
に認識する。まずステップ200においてRAMから平
面図データを取込み、ステップ201において通り芯を
認識する。次のステップ202では円弧が存在するか否
かを判断し、円弧が存在しない場合にはステップ210
へ進み、円弧が存在する場合にはステップ204におい
て一端がステップ202で判断された円弧に連続する線
分が存在するか否かを判断し、ステップ204の判断が
肯定のときはステップ206においてステップ204で
判断された線分の他端が円弧の中心と一致するか否かを
判断する。ステップ206の判断が肯定の時は、ドアの
種類を決定し、デ−タ抽出すると共に抽出データを消去
する。例えば図11に示すように、円弧Aと線分Sとで
描かれたドアのシンボルが存在すると判断し、この円弧
A及び線分SをドアDのデータとして抽出し、この抽出
したドアデータをRAMの所定エリアに記録すると共に
平面図データから削除する。このステップ208におい
てドアの種類を決定するときには、上記で説明した多数
のドアのパラメータが参照される(図9(1)〜(7)
参照)。一方、ステップ204及びステップ206の判
断が否定のときはそのままステップ210へ進む。
【0024】上記説明したように建築図面では、例えば
図12に示すように3本の平行線Pが窓として描かれる
ため、ステップ210において3本以上の平行線、例え
ば長さが等しい3本の平行線が存在するか否か判断し、
存在するときには、窓の種類を決定し、この3本の平行
線を窓データとして抽出し、RAMの所定エリアに記録
すると共に平面図データからこの抽出した窓データを消
去する。このステップ212において窓の種類を決定す
るときには、上記ドアの場合と同様に窓を表すパラメー
タが参照される(図9(11)、(12)参照)。
図12に示すように3本の平行線Pが窓として描かれる
ため、ステップ210において3本以上の平行線、例え
ば長さが等しい3本の平行線が存在するか否か判断し、
存在するときには、窓の種類を決定し、この3本の平行
線を窓データとして抽出し、RAMの所定エリアに記録
すると共に平面図データからこの抽出した窓データを消
去する。このステップ212において窓の種類を決定す
るときには、上記ドアの場合と同様に窓を表すパラメー
タが参照される(図9(11)、(12)参照)。
【0025】また、建築図面では戸やシャッタは特定の
線種や異なる線種の組み合わせで表現されるため、ステ
ップ230において特定の線種や異なる線種の組み合わ
せが存在するか否か判断し、存在するときには、これら
の線種から戸の種類を決定し、特定の線種または異なる
線種を戸データとして抽出し、RAMの所定エリアに記
録すると共に平面図データからこの抽出した戸データを
消去する。このステップ232において戸の種類を決定
するときには、上記ドアの場合と同様に戸を表すパラメ
ータが参照される(図9(8)〜(10)参照)。
線種や異なる線種の組み合わせで表現されるため、ステ
ップ230において特定の線種や異なる線種の組み合わ
せが存在するか否か判断し、存在するときには、これら
の線種から戸の種類を決定し、特定の線種または異なる
線種を戸データとして抽出し、RAMの所定エリアに記
録すると共に平面図データからこの抽出した戸データを
消去する。このステップ232において戸の種類を決定
するときには、上記ドアの場合と同様に戸を表すパラメ
ータが参照される(図9(8)〜(10)参照)。
【0026】さらに、建築図面では2本の平行線が壁と
して描かれる。また、壁には柱が埋没している場合があ
る。このため、次のステップ214では、2本の平行線
が存在するか否かを判断し、2本の平行線が存在すると
判断された場合には、ステップ215において平行線を
分割し、ステップ216において長さの等しい2本の平
行線を壁データとして抽出し、抽出したデータをRAM
の所定エリアに記録すると共に平面図データから消去す
る。
して描かれる。また、壁には柱が埋没している場合があ
る。このため、次のステップ214では、2本の平行線
が存在するか否かを判断し、2本の平行線が存在すると
判断された場合には、ステップ215において平行線を
分割し、ステップ216において長さの等しい2本の平
行線を壁データとして抽出し、抽出したデータをRAM
の所定エリアに記録すると共に平面図データから消去す
る。
【0027】この場合、図13(1)に示すように、壁
芯C1,C2,C3に平行でかつ等距離に位置する平行
線は、壁芯C1に対応して線分L1と線分L2,L5,
L6、壁芯C2に対応して線分L3と線分L4、壁芯C
3に対応して線分L7と線分L8が検索される。このと
き、1つの壁が途中で種類が異なる場合があることを考
慮し図13(2)に示すように、壁芯C1,C2,C3
の長さに合わせて壁を表す線分線分L1,L8を分割す
る。次に図13(3)に示すように長さの等しい平行線
の組となるように線分L1,L2を分割する。この後、
図13(4)に示すように長さの等しい2本の平行線の
組である線分は壁と認識し、これを壁データとして抽
出、消去する。
芯C1,C2,C3に平行でかつ等距離に位置する平行
線は、壁芯C1に対応して線分L1と線分L2,L5,
L6、壁芯C2に対応して線分L3と線分L4、壁芯C
3に対応して線分L7と線分L8が検索される。このと
き、1つの壁が途中で種類が異なる場合があることを考
慮し図13(2)に示すように、壁芯C1,C2,C3
の長さに合わせて壁を表す線分線分L1,L8を分割す
る。次に図13(3)に示すように長さの等しい平行線
の組となるように線分L1,L2を分割する。この後、
図13(4)に示すように長さの等しい2本の平行線の
組である線分は壁と認識し、これを壁データとして抽
出、消去する。
【0028】このようにして壁と認識された部分の平行
線が消去された平面図データには柱が含まれているた
め、次のステップ218では、図13(5)に示すよう
に通り芯Rまたは壁芯C1,C2,C3の交点近傍に残
存する線分を検索し、検索された線分を連結して閉図形
を作成する。この場合、線分の端点間が最短距離となる
ようにして閉図形を作成する。次に、ステップ220に
おいて閉図形の面積が所定値(本実施例では、600×
600=3600mm)以上か否かを判別することによ
り交点の近傍に閉角形が存在するか否かを判断し、図1
3(6)に示すように面積が所定値以上である場合に
は、閉図形は柱であると認識しステップ220へ進む。
一方、図13(7)に示すように面積が所定値未満で否
定判断の場合には、閉図形は壁の一部と認識し、壁デー
タとして抽出し、抽出したデータをRAMの所定エリア
に記録すると共に平面図データから消去する。
線が消去された平面図データには柱が含まれているた
め、次のステップ218では、図13(5)に示すよう
に通り芯Rまたは壁芯C1,C2,C3の交点近傍に残
存する線分を検索し、検索された線分を連結して閉図形
を作成する。この場合、線分の端点間が最短距離となる
ようにして閉図形を作成する。次に、ステップ220に
おいて閉図形の面積が所定値(本実施例では、600×
600=3600mm)以上か否かを判別することによ
り交点の近傍に閉角形が存在するか否かを判断し、図1
3(6)に示すように面積が所定値以上である場合に
は、閉図形は柱であると認識しステップ220へ進む。
一方、図13(7)に示すように面積が所定値未満で否
定判断の場合には、閉図形は壁の一部と認識し、壁デー
タとして抽出し、抽出したデータをRAMの所定エリア
に記録すると共に平面図データから消去する。
【0029】ステップ220において図14(1)〜
(3)に示すように、柱の種類を、閉図形が4角形で内
角が全て略直角であれば「角柱」、閉図形が円弧のみで
円弧の中心が同一なら「円柱」、これら以外なら「異形
柱」の何れかに決定し、閉図形を柱データとして抽出
し、抽出したデータをRAMの所定エリアに記録すると
共に平面図データから消去する。
(3)に示すように、柱の種類を、閉図形が4角形で内
角が全て略直角であれば「角柱」、閉図形が円弧のみで
円弧の中心が同一なら「円柱」、これら以外なら「異形
柱」の何れかに決定し、閉図形を柱データとして抽出
し、抽出したデータをRAMの所定エリアに記録すると
共に平面図データから消去する。
【0030】なお、壁に柱が埋没しておらず壁のみの場
合には、図11に示すように、ドアが認識されてドアデ
ータは平面図データから消去されているため(ステップ
208)、2本の平行線P1、P2の組、2本の平行線
P3、P4の組が壁W1、W2として認識される。線分
P6、P7は線分P5と組になって1つの壁を構成する
ため、狭い間隔で分離されている線分P6、P7は1つ
の線分として認識し、線分P6、P7、P5の組により
壁W3を認識できる。
合には、図11に示すように、ドアが認識されてドアデ
ータは平面図データから消去されているため(ステップ
208)、2本の平行線P1、P2の組、2本の平行線
P3、P4の組が壁W1、W2として認識される。線分
P6、P7は線分P5と組になって1つの壁を構成する
ため、狭い間隔で分離されている線分P6、P7は1つ
の線分として認識し、線分P6、P7、P5の組により
壁W3を認識できる。
【0031】また、柱のみが単独で存在する場合には、
ステップ218及びステップ220において上記の処理
と同様にして柱が認識される。
ステップ218及びステップ220において上記の処理
と同様にして柱が認識される。
【0032】次に、ステップ112の詳細な寸法を決定
する規格化処理について説明する。本実施例における規
格化処理は書き込み寸法認識を含んでいる。また、この
ステップ112では、上記説明したRAMに記録された
外壁指示による外壁データを参照する。先ず、書き込み
寸法のある部材を検索し寸法認識する。この場合、上記
部材認識処理と同様の順序に従って検索し寸法認識をす
る。書き込み寸法が無い部材は、上記で説明した表1ま
たは表2を参照して寸法認識する。図15(1)に示す
ように、壁の近傍に寸法(W180)が記入されている
場合には、壁芯C5を中心にして両側の線、すなわち壁
芯C5を基準として平行線を同一量づつ移動させること
によって書き込み寸法に一致するデータを生成する。な
お、上記で説明したように外壁指示がなされているの
で、該当する壁が外壁である場合には、外部の位置を固
定させて内部の位置を移動させるようにしてもよい。
する規格化処理について説明する。本実施例における規
格化処理は書き込み寸法認識を含んでいる。また、この
ステップ112では、上記説明したRAMに記録された
外壁指示による外壁データを参照する。先ず、書き込み
寸法のある部材を検索し寸法認識する。この場合、上記
部材認識処理と同様の順序に従って検索し寸法認識をす
る。書き込み寸法が無い部材は、上記で説明した表1ま
たは表2を参照して寸法認識する。図15(1)に示す
ように、壁の近傍に寸法(W180)が記入されている
場合には、壁芯C5を中心にして両側の線、すなわち壁
芯C5を基準として平行線を同一量づつ移動させること
によって書き込み寸法に一致するデータを生成する。な
お、上記で説明したように外壁指示がなされているの
で、該当する壁が外壁である場合には、外部の位置を固
定させて内部の位置を移動させるようにしてもよい。
【0033】柱に書き込み寸法がある場合には、この柱
の寸法認識した後に詳細な寸法を決定する。柱を規格化
する線分や円弧の位置を移動するに際して基準が必要と
なるため、基準点または基準線を設定する。
の寸法認識した後に詳細な寸法を決定する。柱を規格化
する線分や円弧の位置を移動するに際して基準が必要と
なるため、基準点または基準線を設定する。
【0034】例えば、図15(2)に示すように柱近傍
に寸法(800×1000)のみが記入されている場合
には、一般タイプ柱として認識する。この場合、認識し
た柱の1線分が壁を表す線分に一致しているため、この
壁を表す線分に一致した線分を基準線として柱の線分が
基準線に位置すると共に、通り芯R2上に基準点(柱の
対角線の交点)が位置するように、各線分を移動させる
ことによって書き込み寸法に一致するデータを生成す
る。
に寸法(800×1000)のみが記入されている場合
には、一般タイプ柱として認識する。この場合、認識し
た柱の1線分が壁を表す線分に一致しているため、この
壁を表す線分に一致した線分を基準線として柱の線分が
基準線に位置すると共に、通り芯R2上に基準点(柱の
対角線の交点)が位置するように、各線分を移動させる
ことによって書き込み寸法に一致するデータを生成す
る。
【0035】図15(3)に示すように記号「*」を以
て柱近傍に寸法(*800×1000)が記入されてい
る場合には、壁分離タイプ柱として認識し、通り芯の交
点を基準点として、この基準点から各線分を移動させる
ことによって書き込み寸法に一致するデータを生成す
る。
て柱近傍に寸法(*800×1000)が記入されてい
る場合には、壁分離タイプ柱として認識し、通り芯の交
点を基準点として、この基準点から各線分を移動させる
ことによって書き込み寸法に一致するデータを生成す
る。
【0036】図15(4)に示すように認識した柱が外
部に接しておらず内部に存在する場合には、柱の対角線
の交点を基準として書き込み寸法に一致するデータを生
成する。
部に接しておらず内部に存在する場合には、柱の対角線
の交点を基準として書き込み寸法に一致するデータを生
成する。
【0037】なお、柱が単独で存在する場合には、他と
の関連性が少ないため、通り芯の交点を基準点として各
線分を移動させることによって書き込み寸法に一致する
データを生成すればよい。
の関連性が少ないため、通り芯の交点を基準点として各
線分を移動させることによって書き込み寸法に一致する
データを生成すればよい。
【0038】また、柱が外壁と接して認識された場合に
は、以下の[基準の設定]のようにして基準点を設定す
る。
は、以下の[基準の設定]のようにして基準点を設定す
る。
【0039】[基準の設定] 角柱(多角形を含む)の場合 ・柱の外周面のうち(隣り合った)2面と、壁が同一面
にある場合に、この2面の交点を基準点とする(図16
(1)参照)。 ・柱の外周面のうち何れか1面と、壁が同一面にある場
合に、この面と通り芯の交点を基準点とする(図16
(2)参照)。 ・柱の外周面の何れも壁と同一面にない場合に、通り芯
の交点を基準点とする(図16(3)参照)。 独立柱、丸柱の場合 通り芯の交点を基準点とする(図17(1)参照)。 矩形柱が通り芯(または壁芯)に平行でない場合 通り芯の交点を基準点とする(図17(2)参照)。 通り芯が直交していない場合 通り芯の交点を基準点とする(図17(3)参照)。
にある場合に、この2面の交点を基準点とする(図16
(1)参照)。 ・柱の外周面のうち何れか1面と、壁が同一面にある場
合に、この面と通り芯の交点を基準点とする(図16
(2)参照)。 ・柱の外周面の何れも壁と同一面にない場合に、通り芯
の交点を基準点とする(図16(3)参照)。 独立柱、丸柱の場合 通り芯の交点を基準点とする(図17(1)参照)。 矩形柱が通り芯(または壁芯)に平行でない場合 通り芯の交点を基準点とする(図17(2)参照)。 通り芯が直交していない場合 通り芯の交点を基準点とする(図17(3)参照)。
【0040】なお、異形柱の規格化は書き込み寸法があ
る場合にのみ処理する。この処理は、円弧を含まないと
き、外壁の交点を基準点とするかまたは通り芯の交点を
基準点とする。一方円弧を含むとき、書き込みデータに
従って円柱または角柱に決定し処理する。
る場合にのみ処理する。この処理は、円弧を含まないと
き、外壁の交点を基準点とするかまたは通り芯の交点を
基準点とする。一方円弧を含むとき、書き込みデータに
従って円柱または角柱に決定し処理する。
【0041】このようにして、各部材の平面図上の位置
や領域を判断し、各部材の詳細な寸法を決定する規格化
処理が実行されるので詳細な寸法及び位置や領域が決定
された各部材毎に定まる詳細座標データが求まるので、
容易に詳細図(図6)を自動的に作成できる。
や領域を判断し、各部材の詳細な寸法を決定する規格化
処理が実行されるので詳細な寸法及び位置や領域が決定
された各部材毎に定まる詳細座標データが求まるので、
容易に詳細図(図6)を自動的に作成できる。
【0042】次に、ステップ116の後工程処理につい
て図4の展開図作成ルーチンを参照し説明する。オペレ
ータは、自動的に作成された詳細図が表示されているタ
ブレット16若しくはCRT12を参照して、展開図を
作成する範囲(図7の点線で囲んだ範囲)を指定する。
ステップ300においてこの指定された範囲内に含まれ
る部材の詳細なデータを読み取り、次のステップ302
で入力されている高さデータ(階高)を読み取る。次の
ステップ304では、読み取った部材のデータ及び高さ
データを用いてCADで知られている技術を利用して展
開図(図8)を自動的に作成してタブレット16若しく
はCRT12に表示する。
て図4の展開図作成ルーチンを参照し説明する。オペレ
ータは、自動的に作成された詳細図が表示されているタ
ブレット16若しくはCRT12を参照して、展開図を
作成する範囲(図7の点線で囲んだ範囲)を指定する。
ステップ300においてこの指定された範囲内に含まれ
る部材の詳細なデータを読み取り、次のステップ302
で入力されている高さデータ(階高)を読み取る。次の
ステップ304では、読み取った部材のデータ及び高さ
データを用いてCADで知られている技術を利用して展
開図(図8)を自動的に作成してタブレット16若しく
はCRT12に表示する。
【0043】以上説明したように本実施例によれば、ド
ア(扉)や窓の建具、壁及び柱の順に認識しているの
で、各部材を誤りなく認識することができ、認識された
部材を詳細データに規格化しているので、CADで描画
された一般図の通芯、柱、壁、建具等の部材、書き込み
寸法、及び書き込みなき場合の寸法表、壁種別の仕上げ
厚表、を認識し、部材寸法を規格化すると共に、仕上げ
線、寸法線を自動生成でき、簡易的な図面データから詳
細図面を容易に作成することができる。
ア(扉)や窓の建具、壁及び柱の順に認識しているの
で、各部材を誤りなく認識することができ、認識された
部材を詳細データに規格化しているので、CADで描画
された一般図の通芯、柱、壁、建具等の部材、書き込み
寸法、及び書き込みなき場合の寸法表、壁種別の仕上げ
厚表、を認識し、部材寸法を規格化すると共に、仕上げ
線、寸法線を自動生成でき、簡易的な図面データから詳
細図面を容易に作成することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、平
面図の一般図データから壁及び柱等を示す部材を認識
し、認識された壁の各部の寸法及び柱を示す部材の各部
の寸法を予め定めた値に決定して詳細図を作成するよう
にしているため、従来のように一般図から詳細図を手作
業で作成することや各部材単位に詳細なデータを入力す
る必要がなく、簡易的な図形データの入力のみによって
詳細図を容易に得ることができる、という効果が得られ
る。
面図の一般図データから壁及び柱等を示す部材を認識
し、認識された壁の各部の寸法及び柱を示す部材の各部
の寸法を予め定めた値に決定して詳細図を作成するよう
にしているため、従来のように一般図から詳細図を手作
業で作成することや各部材単位に詳細なデータを入力す
る必要がなく、簡易的な図形データの入力のみによって
詳細図を容易に得ることができる、という効果が得られ
る。
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】本実施例の建築図面作成ルーチンを示す流図で
ある。
ある。
【図3】部材を認識する認識ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図4】展開図を作成する後工程の実施ルーチンを示す
流図である。
流図である。
【図5】建築図面の平面図の例を示す図である。
【図6】建築図面の詳細図の例を示す図である。
【図7】建築図面の展開図を作成するために表示される
詳細図の例を示す図である。
詳細図の例を示す図である。
【図8】建築図面の展開図の例を示す図である。
【図9】扉、戸及び窓のシンボルを示す部分図である。
【図10】前処理ルーチンを示す流れ図である。
【図11】ドアデータ及び壁データを抽出する手順を示
す説明図である。
す説明図である。
【図12】窓のシンボルを示す部分図である。
【図13】柱の認識過程を説明するための説明図であ
る。
る。
【図14】柱の種類を示す線図である。
【図15】規格化処理を説明するための説明図である。
【図16】角柱について基準の設定を説明するための説
明図である。
明図である。
【図17】各種柱について基準の設定を説明するための
説明図である。
説明図である。
10 パーソナルコンピュータ 12 表示用ディスプレイ 16 タブレット 18 電子ペン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能勢 浩三 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 後藤 尚生 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 風間 達矢 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 越智 浩之 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内
Claims (1)
- 【請求項1】 平面図データからドア、窓の建具、壁及
び柱を示す部材を認識する認識手段と、 前記認識手段の認識結果に基づいて認識された壁の各部
の寸法及び柱を示す部材の各部の寸法を予め定めた値に
決定する決定手段と、 前記平面図データ、前記認識手段の認識結果及び決定さ
れた値に基づいて詳細図を作成する作成手段と、 を含む建築図面作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6318378A JPH08180082A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 建築図面作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6318378A JPH08180082A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 建築図面作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180082A true JPH08180082A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18098485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6318378A Pending JPH08180082A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 建築図面作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08180082A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10198805A (ja) * | 1996-12-31 | 1998-07-31 | Ricoh Co Ltd | 建設図面からのトイレ認識方法及び建設図面認識装置 |
JPH11110548A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-23 | Ricoh Co Ltd | 建築図面からドアを認識する方法及びその装置 |
US6999907B2 (en) | 2000-09-19 | 2006-02-14 | Draftlogic System, Inc. | System and process for client-driven automated computer-aided drafting |
JP2007140736A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Kyoei Sangyo Kk | 積算データ作成システム |
WO2013136594A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 株式会社セイコーアイ・インフォテック | 図面表示装置、及び図面表示プログラム |
JP2021056846A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 設計システム |
JP2021056847A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 設計システム |
CN114282288A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-05 | 万翼科技有限公司 | 轴网识别方法、装置、设备及存储介质 |
CN116704204A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-09-05 | 华联世纪工程咨询股份有限公司 | 一种基于图形组合的轴网识别方法 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6318378A patent/JPH08180082A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10198805A (ja) * | 1996-12-31 | 1998-07-31 | Ricoh Co Ltd | 建設図面からのトイレ認識方法及び建設図面認識装置 |
JPH11110548A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-23 | Ricoh Co Ltd | 建築図面からドアを認識する方法及びその装置 |
US6999907B2 (en) | 2000-09-19 | 2006-02-14 | Draftlogic System, Inc. | System and process for client-driven automated computer-aided drafting |
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WO2013136594A1 (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-19 | 株式会社セイコーアイ・インフォテック | 図面表示装置、及び図面表示プログラム |
JP2013196100A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Seiko I Infotech Inc | 図面表示装置、及び図面表示プログラム |
JP2021056846A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 設計システム |
JP2021056847A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 設計システム |
CN114282288A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-05 | 万翼科技有限公司 | 轴网识别方法、装置、设备及存储介质 |
CN116704204A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-09-05 | 华联世纪工程咨询股份有限公司 | 一种基于图形组合的轴网识别方法 |
CN116704204B (zh) * | 2023-04-20 | 2024-01-05 | 华联世纪工程咨询股份有限公司 | 一种基于图形组合的轴网识别方法 |
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