JPH08178849A - 蛍光測光装置および蛍光測光方法 - Google Patents
蛍光測光装置および蛍光測光方法Info
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- JPH08178849A JPH08178849A JP31874594A JP31874594A JPH08178849A JP H08178849 A JPH08178849 A JP H08178849A JP 31874594 A JP31874594 A JP 31874594A JP 31874594 A JP31874594 A JP 31874594A JP H08178849 A JPH08178849 A JP H08178849A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、簡易で安価な構成により試
料の蛍光を正確に測光できる蛍光測光装置および蛍光測
光方法を提供することにある。 【構成】蛍光顕微鏡装置1は、光源6と、光源6からの
励起光の光路上に配置された励起フィルター8と、試料
10からの蛍光の光路上に配置された蛍光フィルター2
6と、蛍光フィルター26を通過した蛍光を測光する単
一のフォトマル30と、を備えている。被検査物質を含
む試料には、予め蛍光指示薬が投与されている。光源6
からの励起光は、蛍光指示薬の励起波長を選択的に通過
する励起フィルター8を介して試料10に照射される。
試料10からの蛍光は、蛍光指示薬の等蛍光波長または
ピーク波長を選択する蛍光フィルター26を介してフォ
トマル30により蛍光強度が測定される。定量装置40
は、2つの蛍光強度の比を算出し、この比を既知の蛍光
特性と比較して被検査物質の濃度を定量する。
料の蛍光を正確に測光できる蛍光測光装置および蛍光測
光方法を提供することにある。 【構成】蛍光顕微鏡装置1は、光源6と、光源6からの
励起光の光路上に配置された励起フィルター8と、試料
10からの蛍光の光路上に配置された蛍光フィルター2
6と、蛍光フィルター26を通過した蛍光を測光する単
一のフォトマル30と、を備えている。被検査物質を含
む試料には、予め蛍光指示薬が投与されている。光源6
からの励起光は、蛍光指示薬の励起波長を選択的に通過
する励起フィルター8を介して試料10に照射される。
試料10からの蛍光は、蛍光指示薬の等蛍光波長または
ピーク波長を選択する蛍光フィルター26を介してフォ
トマル30により蛍光強度が測定される。定量装置40
は、2つの蛍光強度の比を算出し、この比を既知の蛍光
特性と比較して被検査物質の濃度を定量する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、試料からの蛍光を測
光する蛍光測光装置および蛍光測光方法に係り、特に、
異なる2つの波長を有する蛍光の蛍光強度の比から試料
に含まれる被検査物質の濃度を定量する蛍光測光装置お
よび蛍光測光方法に関する。
光する蛍光測光装置および蛍光測光方法に係り、特に、
異なる2つの波長を有する蛍光の蛍光強度の比から試料
に含まれる被検査物質の濃度を定量する蛍光測光装置お
よび蛍光測光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、細胞内のカルシウムイオン濃度
を定量する際、細胞に所定の蛍光指示薬(Indo−
1、Fura−2等)を投与して、その細胞に励起光
(340nm)を照射すると、その細胞の蛍光像がカル
シウムイオン濃度に応じた蛍光スペクトルを有する光を
発することが知られている。この蛍光スペクトルの任意
の2波長間の比は細胞内に含まれるカルシウムイオン濃
度に応じた値となる。そこで上記蛍光像を2波長測光し
て2波長間の蛍光強度の比を求めることにより、細胞内
のカルシウムイオン濃度を定量することができる。
を定量する際、細胞に所定の蛍光指示薬(Indo−
1、Fura−2等)を投与して、その細胞に励起光
(340nm)を照射すると、その細胞の蛍光像がカル
シウムイオン濃度に応じた蛍光スペクトルを有する光を
発することが知られている。この蛍光スペクトルの任意
の2波長間の比は細胞内に含まれるカルシウムイオン濃
度に応じた値となる。そこで上記蛍光像を2波長測光し
て2波長間の蛍光強度の比を求めることにより、細胞内
のカルシウムイオン濃度を定量することができる。
【0003】このように、蛍光像を2波長測光する装置
として、例えば図6に示す蛍光顕微鏡装置51が知られ
ている。この蛍光顕微鏡装置51は、光源52からの光
を励起フィルター54、ダイクロイックミラー56を介
して試料60に照射し、その試料60からの蛍光をダイ
クロイックミラー56、ハーフミラー58を介して光分
割プレート62に伝搬している。光分割プレート62で
分割された一方の光を吸収フィルター64を介してフォ
トマル65で検出し、もう一方の光を吸収フィルター6
4と異なる透過波長域を持つ吸収フィルター66を介し
てフォトマル67で検出している。
として、例えば図6に示す蛍光顕微鏡装置51が知られ
ている。この蛍光顕微鏡装置51は、光源52からの光
を励起フィルター54、ダイクロイックミラー56を介
して試料60に照射し、その試料60からの蛍光をダイ
クロイックミラー56、ハーフミラー58を介して光分
割プレート62に伝搬している。光分割プレート62で
分割された一方の光を吸収フィルター64を介してフォ
トマル65で検出し、もう一方の光を吸収フィルター6
4と異なる透過波長域を持つ吸収フィルター66を介し
てフォトマル67で検出している。
【0004】2つのフォトマル65、67の各々で検出
された各波長の蛍光強度は、定量装置70に入力されて
互いの蛍光強度の比が算出され、この強度比がカルシウ
ムイオン濃度に応じた既知の蛍光強度特性と照合されて
カルシウムイオン濃度が定量されている。
された各波長の蛍光強度は、定量装置70に入力されて
互いの蛍光強度の比が算出され、この強度比がカルシウ
ムイオン濃度に応じた既知の蛍光強度特性と照合されて
カルシウムイオン濃度が定量されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、2波長同時測光を実行するために2つ
のフォトマルが必要であり、装置が大型になる問題があ
る。また、比較的高価なフォトマルを2つ設ける必要が
あることから装置が高価になる問題がある。
装置においては、2波長同時測光を実行するために2つ
のフォトマルが必要であり、装置が大型になる問題があ
る。また、比較的高価なフォトマルを2つ設ける必要が
あることから装置が高価になる問題がある。
【0006】また、2つのフォトマルは、互いの感度が
同じになるように感度を調整する必要があるため、感度
の調整に手間がかかり面倒である。更に、フォトマルの
感度は、周辺温度等の環境の変化に影響されやすく、測
光の途中で2つのフォトマルの感度に相対的なずれを生
じる場合がある。この場合、正確な測光が困難となる。
同じになるように感度を調整する必要があるため、感度
の調整に手間がかかり面倒である。更に、フォトマルの
感度は、周辺温度等の環境の変化に影響されやすく、測
光の途中で2つのフォトマルの感度に相対的なずれを生
じる場合がある。この場合、正確な測光が困難となる。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、簡易で安価な構成により試料の蛍光を
正確に測光できる蛍光測光装置および蛍光測光方法を提
供することにある。
で、その目的は、簡易で安価な構成により試料の蛍光を
正確に測光できる蛍光測光装置および蛍光測光方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る蛍光測光装置は、被検査物質を含む
試料からの蛍光を測光する蛍光測光装置において、上記
被検査物質に作用すべく上記試料に投与された蛍光指示
薬の励起波長を有する励起光を上記試料に照射する照射
手段と、上記励起光により励起された試料から発せられ
る蛍光の光路上に配置され、上記蛍光指示薬の等蛍光波
長または所定波長を択一的に選択し、この2つの波長を
有する蛍光を選択的に通過する波長選択手段と、上記波
長選択手段により選択された蛍光の蛍光強度を測定する
単一の測光手段と、この測光手段により測定された2つ
の蛍光強度の比を算出するとともに、この比を既知の蛍
光強度特性に照合して上記被検査物質の濃度を定量する
定量手段と、を備えている。
め、この発明に係る蛍光測光装置は、被検査物質を含む
試料からの蛍光を測光する蛍光測光装置において、上記
被検査物質に作用すべく上記試料に投与された蛍光指示
薬の励起波長を有する励起光を上記試料に照射する照射
手段と、上記励起光により励起された試料から発せられ
る蛍光の光路上に配置され、上記蛍光指示薬の等蛍光波
長または所定波長を択一的に選択し、この2つの波長を
有する蛍光を選択的に通過する波長選択手段と、上記波
長選択手段により選択された蛍光の蛍光強度を測定する
単一の測光手段と、この測光手段により測定された2つ
の蛍光強度の比を算出するとともに、この比を既知の蛍
光強度特性に照合して上記被検査物質の濃度を定量する
定量手段と、を備えている。
【0009】また、この発明に係る蛍光測光方法は、被
検査物質を含む試料に対して該被検査物質に作用する蛍
光指示薬を投与する工程と、上記蛍光指示薬の励起波長
を有する励起光を上記試料に照射する工程と、上記励起
光の照射により励起された試料から発せられる蛍光を単
一の測光装置により測光する工程と、上記測光する工程
は、測光の最初と最後において上記蛍光指示薬の等蛍光
波長における上記蛍光の蛍光強度を測光し、且つ測光の
中間において所定の波長における上記蛍光の蛍光強度を
測光し、上記等蛍光波長における蛍光強度と上記所定の
波長における蛍光強度との比を算出するとともに、この
比を既知の蛍光強度特性に照合して上記被検査物質の濃
度を定量する工程と、を備えている。
検査物質を含む試料に対して該被検査物質に作用する蛍
光指示薬を投与する工程と、上記蛍光指示薬の励起波長
を有する励起光を上記試料に照射する工程と、上記励起
光の照射により励起された試料から発せられる蛍光を単
一の測光装置により測光する工程と、上記測光する工程
は、測光の最初と最後において上記蛍光指示薬の等蛍光
波長における上記蛍光の蛍光強度を測光し、且つ測光の
中間において所定の波長における上記蛍光の蛍光強度を
測光し、上記等蛍光波長における蛍光強度と上記所定の
波長における蛍光強度との比を算出するとともに、この
比を既知の蛍光強度特性に照合して上記被検査物質の濃
度を定量する工程と、を備えている。
【0010】
【作用】この発明に係る蛍光測光装置および蛍光測光方
法によれば、試料に含まれる被検査物質の励起波長を有
する励起光を照射手段により試料に照射する。この励起
光により励起された試料は、試料中の被検査物質の濃度
に応じた蛍光スペクトルを発する。そして、この蛍光ス
ペクトルの蛍光強度を測光手段により測光する。
法によれば、試料に含まれる被検査物質の励起波長を有
する励起光を照射手段により試料に照射する。この励起
光により励起された試料は、試料中の被検査物質の濃度
に応じた蛍光スペクトルを発する。そして、この蛍光ス
ペクトルの蛍光強度を測光手段により測光する。
【0011】測光手段に向かう蛍光の光路上に設けられ
た波長選択手段は、蛍光指示薬の等蛍光波長または所定
の波長を択一的に選択する機能を有している。測光の最
初と最後において、波長選択手段が蛍光指示薬の等蛍光
波長を選択し、測光手段がこの波長における蛍光の蛍光
強度を測定する。測光の中間において、波長選択手段が
所定の波長、例えば蛍光指示薬が被検査物質と結合した
際の蛍光スペクトルのピーク強度を示す波長を選択し、
測光手段がこの波長における蛍光の蛍光強度を測定す
る。
た波長選択手段は、蛍光指示薬の等蛍光波長または所定
の波長を択一的に選択する機能を有している。測光の最
初と最後において、波長選択手段が蛍光指示薬の等蛍光
波長を選択し、測光手段がこの波長における蛍光の蛍光
強度を測定する。測光の中間において、波長選択手段が
所定の波長、例えば蛍光指示薬が被検査物質と結合した
際の蛍光スペクトルのピーク強度を示す波長を選択し、
測光手段がこの波長における蛍光の蛍光強度を測定す
る。
【0012】測定された2波長における蛍光強度は定量
手段に入力され、ここで両者の間の蛍光強度の比が算出
されるとともに、この蛍光強度の比が試料の既知の蛍光
強度特性に照合され、試料に含まれる被検査物質の濃度
が定量される。
手段に入力され、ここで両者の間の蛍光強度の比が算出
されるとともに、この蛍光強度の比が試料の既知の蛍光
強度特性に照合され、試料に含まれる被検査物質の濃度
が定量される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。図1および図2に示すよう
に、この発明の一実施例に係る蛍光測光装置、つまり、
蛍光顕微鏡装置1は、机上に載置されるベース部2aと
ベース部2aの一端から上方に延出するアーム部2bと
から構成された本体2を備えている。本体2の上部に
は、横方向に延びた投光管4が設けられ、投光管4の一
端側には落射照明用光源6が設けられている。
について詳細に説明する。図1および図2に示すよう
に、この発明の一実施例に係る蛍光測光装置、つまり、
蛍光顕微鏡装置1は、机上に載置されるベース部2aと
ベース部2aの一端から上方に延出するアーム部2bと
から構成された本体2を備えている。本体2の上部に
は、横方向に延びた投光管4が設けられ、投光管4の一
端側には落射照明用光源6が設けられている。
【0014】投光管4内であって光源6からの励起光の
光路上には、励起フィルター8が設けられている。この
励起フィルター8は、試料10に投与される後述する蛍
光指示薬の励起波長を有する励起光のみを選択的に通過
する機能を有し、使用する蛍光指示薬の種類に応じて交
換可能に光路上に配置されている。光源6および励起フ
ィルター8により、照射手段を構成している。
光路上には、励起フィルター8が設けられている。この
励起フィルター8は、試料10に投与される後述する蛍
光指示薬の励起波長を有する励起光のみを選択的に通過
する機能を有し、使用する蛍光指示薬の種類に応じて交
換可能に光路上に配置されている。光源6および励起フ
ィルター8により、照射手段を構成している。
【0015】励起フィルター8の下流側には、ダイクロ
イックミラー12が設けられ、ダイクロイックミラー1
2により略垂直下方に折り曲げられた光路には対物レン
ズ14が設けられている。また、本体部2は、対物レン
ズ14の光軸に沿って試料10を移動可能に載置するス
テージ11を備えている。
イックミラー12が設けられ、ダイクロイックミラー1
2により略垂直下方に折り曲げられた光路には対物レン
ズ14が設けられている。また、本体部2は、対物レン
ズ14の光軸に沿って試料10を移動可能に載置するス
テージ11を備えている。
【0016】対物レンズ14の上方には、鏡筒20、お
よび波長切り替え部25を介して測光手段としての単一
のフォトマル30が設けられている。鏡筒20内には、
ハーフミラー21が設けられており、試料10からの蛍
光の一部を鏡筒20に接続された接眼部22に導くよう
になっている。波長切り替え部25内には、試料10か
らの蛍光の所定波長成分のみを透過する波長選択手段と
しての蛍光フィルター26が設けられている。この蛍光
フィルター26は、試料10に投与される蛍光指示薬の
等蛍光波長の蛍光を選択的に通過する吸収フィルター2
6aと、蛍光指示薬が試料10内の被検査物質と結合し
た場合の蛍光のピークを選択的に通過する吸収フィルタ
ー26bと、を備えている。これらのフィルター26
a、26bは、いずれも蛍光の光路上に挿脱可能且つ他
のフィルターと交換可能に設けられている。
よび波長切り替え部25を介して測光手段としての単一
のフォトマル30が設けられている。鏡筒20内には、
ハーフミラー21が設けられており、試料10からの蛍
光の一部を鏡筒20に接続された接眼部22に導くよう
になっている。波長切り替え部25内には、試料10か
らの蛍光の所定波長成分のみを透過する波長選択手段と
しての蛍光フィルター26が設けられている。この蛍光
フィルター26は、試料10に投与される蛍光指示薬の
等蛍光波長の蛍光を選択的に通過する吸収フィルター2
6aと、蛍光指示薬が試料10内の被検査物質と結合し
た場合の蛍光のピークを選択的に通過する吸収フィルタ
ー26bと、を備えている。これらのフィルター26
a、26bは、いずれも蛍光の光路上に挿脱可能且つ他
のフィルターと交換可能に設けられている。
【0017】フォトマル30は、2つの波長に関する蛍
光強度の比を算出するとともにこの比に基づいてカルシ
ウムイオンの濃度を定量する定量手段としての定量装置
32に接続されている。
光強度の比を算出するとともにこの比に基づいてカルシ
ウムイオンの濃度を定量する定量手段としての定量装置
32に接続されている。
【0018】以上のように構成された蛍光顕微鏡装置1
を用いて試料中の被検査物質の濃度を定量する方法につ
いて図3を用いて説明する。ここでは、特に、試料とし
ての細胞に含まれるカルシウムイオン濃度を定量する方
法を例にとって説明する。
を用いて試料中の被検査物質の濃度を定量する方法につ
いて図3を用いて説明する。ここでは、特に、試料とし
ての細胞に含まれるカルシウムイオン濃度を定量する方
法を例にとって説明する。
【0019】まず、検査対象となる細胞に所定の蛍光指
示薬を投与する(ステップ41)。この蛍光指示薬(例
えば、Indo−1)は、細胞内のカルシウムイオンと
結合して細胞から発せられる蛍光スペクトルをシフトす
る機能を有している。
示薬を投与する(ステップ41)。この蛍光指示薬(例
えば、Indo−1)は、細胞内のカルシウムイオンと
結合して細胞から発せられる蛍光スペクトルをシフトす
る機能を有している。
【0020】そして、励起フィルター8により、光源6
からの励起光のうち蛍光指示薬の励起波長(340n
m)を有する励起光のみを選択的に通過して、ダイクロ
イックミラー12および対物レンズ14を介してこの励
起光を細胞に照射する(ステップ42)。これにより、
励起された細胞から蛍光指示薬によりシフトされた蛍光
スペクトルを有する光が発せられる。
からの励起光のうち蛍光指示薬の励起波長(340n
m)を有する励起光のみを選択的に通過して、ダイクロ
イックミラー12および対物レンズ14を介してこの励
起光を細胞に照射する(ステップ42)。これにより、
励起された細胞から蛍光指示薬によりシフトされた蛍光
スペクトルを有する光が発せられる。
【0021】蛍光を測光する場合、まず初めに、蛍光の
光路上に蛍光指示薬の等蛍光波長(455nm)のみを
通過する吸収フィルター26aを配置する。そして、フ
ォトマル30により蛍光の蛍光強度S0を測定する(ス
テップ43)。
光路上に蛍光指示薬の等蛍光波長(455nm)のみを
通過する吸収フィルター26aを配置する。そして、フ
ォトマル30により蛍光の蛍光強度S0を測定する(ス
テップ43)。
【0022】次に、蛍光の光路上に所定波長、即ち蛍光
指示薬がカルシウムイオンと結合した際の蛍光のピーク
強度を示す波長(405nm)のみを通過する吸収フィ
ルター26bを配置する。そして、フォトマル30によ
り蛍光の蛍光強度S1を測定する(ステップ44)。
指示薬がカルシウムイオンと結合した際の蛍光のピーク
強度を示す波長(405nm)のみを通過する吸収フィ
ルター26bを配置する。そして、フォトマル30によ
り蛍光の蛍光強度S1を測定する(ステップ44)。
【0023】測光の最後に、蛍光の光路上に吸収フィル
ター26aを再び配置して、フォトマル30により蛍光
の蛍光強度S0´を測定する(ステップ45)。この蛍
光強度S0´は、ステップ43において測定された蛍光
強度S0を補正するために用いられる。
ター26aを再び配置して、フォトマル30により蛍光
の蛍光強度S0´を測定する(ステップ45)。この蛍
光強度S0´は、ステップ43において測定された蛍光
強度S0を補正するために用いられる。
【0024】そして、フォトマル30により測定された
蛍光強度S0および蛍光強度S1は、カルシウムイオン
濃度を定量する定量装置32に入力されて強度比S1/
S0が算出される(ステップ46)。ステップ46にお
いて算出された強度比S1/S0は、カルシウムイオン
を含む細胞の既知の蛍光強度特性と比較され、或いは既
知の変換式に入力され、カルシウムイオン濃度が定量さ
れる(ステップ47)。
蛍光強度S0および蛍光強度S1は、カルシウムイオン
濃度を定量する定量装置32に入力されて強度比S1/
S0が算出される(ステップ46)。ステップ46にお
いて算出された強度比S1/S0は、カルシウムイオン
を含む細胞の既知の蛍光強度特性と比較され、或いは既
知の変換式に入力され、カルシウムイオン濃度が定量さ
れる(ステップ47)。
【0025】以上のように、この発明の蛍光顕微鏡装置
は、単一のフォトマルを用いて蛍光を測光することか
ら、従来の装置と比較して装置を小型化できるとともに
装置コストを安価にできる。また、単一のフォトマルを
用いることにより、フォトマルの感度調整が容易にな
り、従来の装置のように測光中に互いの感度に相対的な
ずれを生じる問題がなく、正確な測光が可能となる。
は、単一のフォトマルを用いて蛍光を測光することか
ら、従来の装置と比較して装置を小型化できるとともに
装置コストを安価にできる。また、単一のフォトマルを
用いることにより、フォトマルの感度調整が容易にな
り、従来の装置のように測光中に互いの感度に相対的な
ずれを生じる問題がなく、正確な測光が可能となる。
【0026】また、この発明の測光方法によれば、測光
の最初と最後で蛍光強度S0、S0´を測光し、測光の
途中で蛍光強度S1を測光している。このため、測光の
度に測光波長を切り替えることなく2波長測光が可能と
なり、波長選択に要する時間を短縮でき、カルシウムイ
オンの経時的な変化に対応した迅速な測光が可能とな
る。
の最初と最後で蛍光強度S0、S0´を測光し、測光の
途中で蛍光強度S1を測光している。このため、測光の
度に測光波長を切り替えることなく2波長測光が可能と
なり、波長選択に要する時間を短縮でき、カルシウムイ
オンの経時的な変化に対応した迅速な測光が可能とな
る。
【0027】次に、この発明の変形例について図4およ
び図5を用いて説明する。尚、基本的な構成は上記実施
例と同じであるので、同一の部分については同一符号を
用いて説明を省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
び図5を用いて説明する。尚、基本的な構成は上記実施
例と同じであるので、同一の部分については同一符号を
用いて説明を省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
【0028】図4および図5に示すように、蛍光顕微鏡
装置101は、光源6と投光管4との間に励起光の波長
を選択的に切り替えるための励起波長選択装置125を
備えている。この励起波長選択装置125としては、分
光器や連続干渉フィルター、または任意の角度を選択し
て透過波長を変化する機能を備えた干渉フィルター等が
あり、光源からの励起光のうち所望の波長を有する励起
光のみを透過できる機能を有している。尚、上述した実
施例において蛍光の光路上に設けられていた波長切り替
え部25は、取り外されている。
装置101は、光源6と投光管4との間に励起光の波長
を選択的に切り替えるための励起波長選択装置125を
備えている。この励起波長選択装置125としては、分
光器や連続干渉フィルター、または任意の角度を選択し
て透過波長を変化する機能を備えた干渉フィルター等が
あり、光源からの励起光のうち所望の波長を有する励起
光のみを透過できる機能を有している。尚、上述した実
施例において蛍光の光路上に設けられていた波長切り替
え部25は、取り外されている。
【0029】このように構成された装置を用いて、細胞
内のカルシウムイオン濃度を定量する。この場合、カル
シウムイオン濃度の定量に先立って、蛍光指示薬として
のFura−2の等蛍光波長を確定する。
内のカルシウムイオン濃度を定量する。この場合、カル
シウムイオン濃度の定量に先立って、蛍光指示薬として
のFura−2の等蛍光波長を確定する。
【0030】まず、異なるカルシウムイオン濃度を有す
る試料(溶液)を2種類用意し、この2種類の溶液にそ
れぞれFura−2を投与する。そして、これら濃度の
異なる溶液を交互に蛍光顕微鏡装置101に配置して、
それぞれ360nmの励起光を照射する。励起された溶
液から得られる蛍光スペクトルをそれぞれグラフ化し、
両者の交点からFura−2の等蛍光波長を確定する。
る試料(溶液)を2種類用意し、この2種類の溶液にそ
れぞれFura−2を投与する。そして、これら濃度の
異なる溶液を交互に蛍光顕微鏡装置101に配置して、
それぞれ360nmの励起光を照射する。励起された溶
液から得られる蛍光スペクトルをそれぞれグラフ化し、
両者の交点からFura−2の等蛍光波長を確定する。
【0031】次に、励起波長選択装置125の選択波長
をこの確定された等蛍光波長と一致するように調整し、
カルシウムイオン濃度を測定する細胞を蛍光顕微鏡装置
101にセットする。そして、細胞に励起光を照射して
細胞から反射される蛍光の強度をフォトマル30により
測光する。
をこの確定された等蛍光波長と一致するように調整し、
カルシウムイオン濃度を測定する細胞を蛍光顕微鏡装置
101にセットする。そして、細胞に励起光を照射して
細胞から反射される蛍光の強度をフォトマル30により
測光する。
【0032】この蛍光強度は、定量装置32に入力さ
れ、既知の蛍光強度特性値と比較されて細胞のカルシウ
ムイオン濃度が定量される。以上のように、等蛍光波長
を確定した後にこの等蛍光波長を有する励起光を試料に
照射し、試料からの蛍光を測光することにより、より確
実な測光が可能となり、正確な定量が実施できる。尚、
この発明は、上述した実施例に限定されるものではな
く、発明の範囲を超えることなく種々変形可能である。
れ、既知の蛍光強度特性値と比較されて細胞のカルシウ
ムイオン濃度が定量される。以上のように、等蛍光波長
を確定した後にこの等蛍光波長を有する励起光を試料に
照射し、試料からの蛍光を測光することにより、より確
実な測光が可能となり、正確な定量が実施できる。尚、
この発明は、上述した実施例に限定されるものではな
く、発明の範囲を超えることなく種々変形可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の蛍光測
光装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、比較的高価とされている測光装置(フォトマル)の
数を減少できる、このことから、装置を比較的小型に構
成できるとともに装置コストを安価にできる。
光装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、比較的高価とされている測光装置(フォトマル)の
数を減少できる、このことから、装置を比較的小型に構
成できるとともに装置コストを安価にできる。
【0034】また、従来の装置のように複数の測光装置
を設ける必要がないことから、測光装置同士の感度を一
致させるように互いの感度を調整する必要がなく、感度
調整の手間が省ける。更に、測光の途中で各測光装置の
感度が相対的にずれる問題を解消することができ、より
正確な測光が可能となる。
を設ける必要がないことから、測光装置同士の感度を一
致させるように互いの感度を調整する必要がなく、感度
調整の手間が省ける。更に、測光の途中で各測光装置の
感度が相対的にずれる問題を解消することができ、より
正確な測光が可能となる。
【0035】更にまた、測光の最初と最後に蛍光指示薬
の等蛍光波長を有する蛍光の蛍光強度を測定し、測光の
中間において蛍光のピーク強度を測定することから、蛍
光フィルターの切り替えに要する時間を削減でき、カル
シウムイオンの経時的変化に対応した迅速な測光が可能
となる。
の等蛍光波長を有する蛍光の蛍光強度を測定し、測光の
中間において蛍光のピーク強度を測定することから、蛍
光フィルターの切り替えに要する時間を削減でき、カル
シウムイオンの経時的変化に対応した迅速な測光が可能
となる。
【図1】図1は、この発明の実施例に係る蛍光顕微鏡装
置を示す概略図。
置を示す概略図。
【図2】図2は、図1の蛍光顕微鏡装置の装置構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図3】図3は、図1の蛍光顕微鏡装置を用いたカルシ
ウムイオン濃度の定量動作を示す図。
ウムイオン濃度の定量動作を示す図。
【図4】図4は、この発明の蛍光顕微鏡装置の変形例を
示す概略図。
示す概略図。
【図5】図5は、図4の蛍光顕微鏡装置の装置構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図6】図6は、従来の蛍光顕微鏡装置を示す概略図。
1…蛍光顕微鏡装置、6…光源、8…励起フィルター、
10…試料、12…ダイクロイックミラー、14…対物
レンズ、26…蛍光フィルター、30…フォトマル、4
0…濃度定量装置。
10…試料、12…ダイクロイックミラー、14…対物
レンズ、26…蛍光フィルター、30…フォトマル、4
0…濃度定量装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 被検査物質を含む試料からの蛍光を測光
する蛍光測光装置において、 上記被検査物質に作用すべく上記試料に投与された蛍光
指示薬の励起波長を有する励起光を上記試料に照射する
照射手段と、 上記励起光により励起された試料から発せられる蛍光の
光路上に配置され、上記蛍光指示薬の等蛍光波長または
所定波長を択一的に選択し、この2つの波長を有する蛍
光を選択的に通過する波長選択手段と、 上記波長選択手段により選択された蛍光の蛍光強度を測
定する単一の測光手段と、 この測光手段により測定された2つの蛍光強度の比を算
出するとともに、この比を既知の蛍光強度特性に照合し
て上記被検査物質の濃度を定量する定量手段と、 を備えていることを特徴とする蛍光測光装置。 - 【請求項2】 被検査物質を含む試料に対して該被検査
物質に作用する蛍光指示薬を投与する工程と、 上記蛍光指示薬の励起波長を有する励起光を上記試料に
照射する工程と、 上記励起光の照射により励起された試料から発せられる
蛍光を単一の測光装置により測光する工程と、 上記測光する工程は、測光の最初と最後において上記蛍
光指示薬の等蛍光波長における上記蛍光の蛍光強度を測
光し、且つ測光の中間において所定の波長における上記
蛍光の蛍光強度を測光し、 上記等蛍光波長における蛍光強度と上記所定の波長にお
ける蛍光強度との比を算出するとともに、この比を既知
の蛍光強度特性に照合して上記被検査物質の濃度を定量
する工程と、 を備えていることを特徴とする蛍光測光方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31874594A JPH08178849A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 蛍光測光装置および蛍光測光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31874594A JPH08178849A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 蛍光測光装置および蛍光測光方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178849A true JPH08178849A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18102474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31874594A Withdrawn JPH08178849A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 蛍光測光装置および蛍光測光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08178849A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000056228A (ja) * | 1998-08-04 | 2000-02-25 | Carl Zeiss Jena Gmbh | レ―ザ走査顕微鏡に使用される波長別検出のためのシステムおよび画像記録方法 |
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CN110734090A (zh) * | 2019-09-24 | 2020-01-31 | 南京邮电大学 | 一种基于稀土离子掺杂α-Ag2WO4的光学温度计的制备方法 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31874594A patent/JPH08178849A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |