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JPH08169610A - シート材搬送積載装置 - Google Patents

シート材搬送積載装置

Info

Publication number
JPH08169610A
JPH08169610A JP33317294A JP33317294A JPH08169610A JP H08169610 A JPH08169610 A JP H08169610A JP 33317294 A JP33317294 A JP 33317294A JP 33317294 A JP33317294 A JP 33317294A JP H08169610 A JPH08169610 A JP H08169610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
material conveying
stacking
conveying
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33317294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kitahara
義彦 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Canon Aptex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd, Canon Aptex Inc filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP33317294A priority Critical patent/JPH08169610A/ja
Publication of JPH08169610A publication Critical patent/JPH08169610A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材を搬送するシート材搬送手段16
と、該シート材搬送手段のシート材搬送方向下流側に配
設され、該シート材搬送手段で搬送されたシート材を受
け入れるシート材積載手段5を有するシート材搬送積載
装置において、シート材搬送手段からシート材積載手段
へ送り出されていく過程のシート材に対して、該シート
材がシート材積載手段に先に送り出されて受け入れられ
ているシート材の上面から実質的に非接触に浮揚した状
態で送り出されていくように空気を吹き付ける空気吹き
出し手段を簡単・低コストに具備させること。 【構成】 シート材搬送積載装置若しくは該装置を具備
させたシート材出力装置に他の目的で配設されている吸
気若しくは排気手段22・11を空気吹き出し手段の空
気吹き出し部22Bに対する送風手段に兼用させ、該手
段22・11から吹き出された空気を空気案内手段22
Aで空気吹き出し部へ導くこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材を搬送するシ
ート材搬送手段と、該シート材搬送手段のシート材搬送
方向下流側に配設され、該シート材搬送手段で搬送され
たシート材を受け入れるシート材積載手段を有するシー
ト材搬送積載装置に関する。
【0002】より詳しくは、印刷機・複写機・プリンタ
・ファクシミリ装置等の画像形成シート材出力装置、書
類・カタログ等を分類仕分けするコレータ等の分類装置
などのシート出力装置に組み合わせて使用される、ある
いは作り付けで配設され、該シート出力装置から出力
(排出・排紙)されるシート材(紙葉類・冊子類)の後
処理装置としての、ソート装置、スタッカ装置、排紙ト
レイ装置等のシート材搬送積載装置に関する。
【0003】
【従来の技術】上記において、ソート装置は、シート材
積載手段が複数のソートビンを有し、該複数のソートビ
ンとシート材搬送手段との相対的な位置移動制御により
複数のソートビンに対してシート材を分配積載させる装
置であり、ビンユニット移動型、ビンユニット固定型な
どがある。
【0004】スタッカ装置は、シート材積載手段がシー
ト材搬送手段に対して上下動可能な1つのシート材積載
台であり、シート材搬送手段から該シート材積載台に送
り出されたシート材の積載量に応じて該シート材積載台
がシート材搬送手段に対して下降動制御され、シート材
積載台上に多量の出力シート材を積載収納させることが
できる。
【0005】排紙トレイ装置は、シート材搬送手段がシ
ート材出力装置のシート材排出部に配設されており、シ
ート材積載手段が定置配設された1つの排紙トレイであ
り、複写機等における一般的なシート材搬送積載装置で
ある。
【0006】このようなシート材搬送積載装置におい
て、シート材搬送手段からシート材積載手段へ順次に送
り出し搬送されて排出されたシート材はシート材積載手
段上に順次に重なって積載収納される。
【0007】(a)この場合、シート材が腰の比較的弱
いものであったり、長さの長いものであるとき、該シー
ト材はシート材搬送手段からシート材積載手段へ送り出
されていく過程において自重により垂れ下がった状態に
なり、その先端側がシート材積載手段上に先に排出され
たシート材の上面に接触し該シート材上面を擦りながら
排出搬送されていく。
【0008】そのため、その擦り摩擦力で、シート材積
載手段に先に排出されたシート材に連れ動きを生じてシ
ート材積載手段上における排出シート材の積載整合性が
乱されたり、出力シート材が例えば印刷処理用紙であ
り、その印刷画像のインクが十分に乾燥していない状態
にあるときは、排出中のシート材の先端部でシート材積
載手段上に先に排出されたシート材の上面の印刷画像面
が擦られることで生乾き画像を損傷させたり、排出中の
シート材の先端部側裏面にインクの付着汚れを生じさせ
たりすることがある。
【0009】(b)また、シート材積載手段上の排出積
載シート材の整合のために、シート材積載手段としての
ソートビンや排紙トレイを前上がり(後下がり)の傾斜
姿勢に配設して、これに排出させたシート材を自重で戻
り移動させてそのシート材後縁をシート材積載手段の整
合突き当て部に受け止めさせる構成のものにあっては、
シート材搬送手段からシート材積載手段へ送り出されて
いく過程においてシート材に自重による垂れ下がりがな
くとも、送り出し過程の途中でその先端部が、上記前上
がりの傾斜姿勢のシート材積載手段上に先に排出された
シート材の上面に接触し該シート材上面を擦り上りなが
ら排出搬送されていくため、この場合も上記と同様の問
題がある。
【0010】そこで、.シート材搬送手段からシート
材積載手段へ送り出されていく過程におけるシート材の
自重による垂れ下がりを防ぐためにシート材搬送手段側
にシート材腰付け手段を具備させてシート材の見掛けの
剛性を増大させるようにしたものがある(特開昭60−
148866号公報・特開昭56−61266号公報
等)。しかしその腰付け効果が途中で消滅して矢張りシ
ート材の垂れ下がりを生じる場合があったり、腰付けで
シート材に弯曲や波形などのクセがついてシート材の積
載整合性が阻害されることもある。
【0011】.ソートビンなどシート材積載手段を前
上がりの傾斜姿勢に配設した場合における、シート材積
載手段上に先に排出されたシート材の上面に対する排出
中シート材の接触摺擦を防ぐために、シート材搬送手段
としての無端ベルトを傾けて前上がりの傾斜姿勢のシー
ト材積載手段の傾斜に合わせ、無端ベルトから排出され
るシート材をシート材積載手段の傾斜と平行もしくは上
側に向けて排出する方法がある。しかし、これはソート
装置を複数連ねて使用(重連型)すると、各ソート装置
毎に排出口がソートビンの傾斜分上がっていくため装置
の大型化を招く。また装置構成上、無端ベルトの搬送角
度をソート装置のソートビン傾斜角度と同一とることは
難しい。
【0012】.シート材搬送手段のシート材排出側の
プーリ上で無端ベルトの上からシート材を押圧するコロ
又は拍車をソートビンの傾斜と垂直に配設して(プーリ
とコロ又は拍車の接点における接線とソートビンの傾斜
面が略平行)、シート材の送り出し方向を偏向させる手
段がある。しかしながら、シート材表面に十分に乾燥し
ていない状態のインク等が付着していると、該インク等
がコロ又は拍車に転写し、更に後続のシート材に再転写
したりする問題がある。
【0013】.シート材搬送手段からシート材積載手
段へ送り出されていく過程のシート材に対して、該シー
ト材がシート材積載手段に先に送り出されて受け入れら
れているシート材の上面から非接触に浮揚した状態で送
り出されていくように空気(エア)を吹き付ける空気吹
き出し手段を具備させて、前述の(a)や(b)の問題
を解決するようにしたものが提案されている(特開平5
−43104号公報・特開平5−124765号公
報)。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、シート
材搬送積載装置における前述の(a)や(b)の問題を
上記と同じく空気吹き付け方式で解消する装置構成の
ものであるが、それを専用の送風手段を具備させること
なしに構成して装置構成の簡略化、低コスト化等を図る
ことを目的とする。
【0015】またこの種の装置の機能・信頼性を向上さ
せることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とするシート材搬送積載装置である。
【0017】(1)シート材を搬送するシート材搬送手
段と、該シート材搬送手段のシート材搬送方向下流側に
配設され、該シート材搬送手段で搬送されたシート材を
受け入れるシート材積載手段を有するシート材搬送積載
装置において、シート材搬送手段からシート材積載手段
へ送り出されていく過程のシート材に対して、該シート
材がシート材積載手段に先に送り出されて受け入れられ
ているシート材の上面から実質的に非接触に浮揚した状
態で送り出されていくように空気を吹き付ける空気吹き
出し部を有し、該シート材搬送積載装置もしくは該装置
を具備させたシート材出力装置に他の目的で配設されて
いる吸気もしくは排気手段を前記空気吹き出し部に対す
る送風手段に兼用して該吸気もしくは排気手段から吹き
出された空気を前記空気吹き出し部へ案内する空気案内
手段を有することを特徴とするシート材搬送積載装置。
【0018】(2)シート材を搬送するシート材搬送手
段と、該シート材搬送手段のシート材搬送方向下流側に
配設され、該シート材搬送手段で搬送されたシート材を
受け入れるシート材積載手段を有するシート材搬送積載
装置において、シート材搬送手段からシート材積載手段
へ送り出されていく過程のシート材の裏面に対して、該
シート材がシート材積載手段に先に送り出されて受け入
れられているシート材の上面から実質的に非接触に浮揚
した状態で送り出されていくように空気を吹き付ける空
気吹き出し部を有し、その吹き付け角度の設定により、
シート材搬送手段からシート材積載手段へ送り出されて
いく過程のシート材をシート材搬送手段によって搬送さ
れるシート材搬送方向に対し所望の角度に案内すること
を特徴とするシート材搬送積載装置。
【0019】(3)シート材を搬送するシート材搬送手
段がシート材を吸引搬送するための吸気手段を具備して
おり、該吸気手段が前記空気吹き出し部に対する送風手
段に兼用されていることを特徴とする(1)または
(2)に記載のシート材搬送積載装置。
【0020】(4)シート材を搬送するシート材搬送手
段が搬送ベルトであることを特徴とする(1)または
(2)に記載のシート材搬送積載装置。
【0021】(5)シート材を搬送するシート材搬送手
段が、シート材搬送方向上流側と下流側とのプーリ間に
架設されて駆動される、複数の孔を有する搬送ベルト
と、該搬送ベルトの下面側に配設され、該搬送ベルトの
前記の孔を通して吸気して搬送ベルト上にシート材を吸
引する吸気手段を有し、該吸気手段が前記空気吹き出し
部に対する送風手段に兼用されていることを特徴とする
(1)または(2)に記載のシート材搬送積載装置。
【0022】(6)シート材搬送積載装置もしくは該装
置を具備させたシート材出力装置の装置内排気手段が前
記空気吹き出し部に対する送風手段に兼用されているこ
とを特徴とする(1)または(2)に記載のシート材搬
送積載装置。
【0023】(7)シート材搬送手段からシート材積載
手段へ送り出されていく過程のシート材の裏面に前記空
気吹き出し部により空気を吹き付け、その吹き付け角度
の設定により、シート材搬送手段からシート材積載手段
へ送り出されていく過程のシート材をシート材搬送手段
によって搬送されるシート材搬送方向に対し所望の角度
に案内することを特徴とする(1)に記載のシート材搬
送積載装置。
【0024】(8)空気吹き出し部への空気案内手段内
に整流子を配設して空気流れを層流に整流して空気吹き
出し部から吹き出させるようにしたことを特徴とする
(1)または(2)に記載のシート材搬送積載装置。
【0025】(9)空気吹き出し部への空気案内手段に
可変絞り手段を具備させて空気吹き出し部からの空気吹
き出し量或いは吹き出し強さを所望に調節できるように
したことを特徴とする(1)または(2)に記載のシー
ト材搬送積載装置。
【0026】(10)シート材積載手段が複数のソート
ビンを有し、該複数のソートビンとシート材搬送手段と
の相対的な位置移動制御により複数のソートビンに対し
てシート材を分配積載させるソート装置であることを特
徴とする(1)または(2)に記載のシート材搬送積載
装置。
【0027】(11)シート材積載手段がシート材搬送
手段に対して上下動可能な1つのシート材積載台であ
り、シート材搬送手段から該シート材積載台に送り出さ
れたシート材の積載量に応じて該シート材積載台がシー
ト材搬送手段に対して下降動制御されるスタッカ装置で
あることを特徴とする(1)または(2)に記載のシー
ト材搬送積載装置。
【0028】(12)シート材搬送手段がシート材出力
装置のシート材排出部に配設されており、シート材積載
手段がそのシート材排出部に定置配設された1つ排紙ト
レイであることを特徴とする(1)または(2)に記載
のシート材搬送積載装置。
【0029】(13)シート材出力装置が印刷機・複写
機・プリンタ・ファクシミリ装置等の画像形成シート材
出力装置、書類・カタログ等を分類仕分けするコレータ
等の分類装置であることを特徴とする(1)または
(2)に記載のシート材搬送積載装置。
【0030】
【作用】本発明は、シート材搬送積載装置もしくは該装
置を具備させたシート材出力装置に他の目的で配設され
ている吸気もしくは排気手段、例えば、シート材を搬送
するシート材搬送手段がシート材を吸引搬送するための
吸気手段を具備している場合におけるその吸気手段や、
シート材搬送積載装置もしくは該装置を具備させたシー
ト材出力装置に装置内排気手段を具備している場合にお
けるその排気手段に着目し、該吸気もしくは排気手段
を、シート材搬送手段からシート材積載手段へ送り出さ
れていく過程のシート材に対して、該シート材がシート
材積載手段に先に送り出されて受け入れられているシー
ト材の上面から実質的に非接触に浮揚した状態で送り出
されていくように空気を吹き付ける空気吹き出し部に対
する送風手段に兼用させ、該吸気もしくは排気手段から
吹き出された空気を空気案内手段で空気吹き出し部へ導
くようにしたものであり、これにより上記空気吹き出し
部に対する専用の送風手段を具備させなくてもよく、装
置構成の簡略化、低コスト化等を図ることができる。
【0031】ここで、シート材搬送手段からシート材積
載手段へ送り出されていくシート材の搬送方向長さがあ
る程度以上長いものになると、その送り出しの終期あた
りでシート材先端部側に作用する空気流による浮揚力が
下がって、該送り出しシート材の先端部がシート材積載
手段の先に送り出されて受け入れられている積載シート
材の上面に接触する状態を生じる場合もあるけれども、
この場合でも該送り出しシート材には空気流による浮揚
力が作用しているからその接触は弱く軽いもので、実際
上問題とはならず、本発明においてはこのような接触状
態も実質的に非接触の状態とする。
【0032】また、シート材搬送手段からシート材積載
手段へ送り出されていく過程のシート材の裏面に前記空
気吹き出し部により空気を吹き付け、その吹き付け角度
の設定により、シート材搬送手段からシート材積載手段
へ送り出されていく過程のシート材をシート材搬送手段
によって搬送されるシート材搬送方向に対し所望の角度
に案内させることで、送り出しシート材がシート材積載
手段に先に送り出されて受け入れられているシート材の
上面から実質的に非接触に浮揚した状態を適正化して、
装置の機能・信頼性を向上させることができる。
【0033】なお、この作用効果を得るためには、シー
ト材搬送積載装置もしくは該装置を具備させたシート材
出力装置に他の目的で配設されている吸気もしくは排気
手段を空気吹き出し部に対する送風手段に兼用させるこ
とは要件ではなく、専用の送風手段を配設する構成のも
のであってもよい。
【0034】
【実施例】図1は本発明の一実施例装置の概略図であ
る。
【0035】1はシート材出力装置である。3はこのシ
ート材出力装置1のシート材排出口a側に連設したシー
ト材搬送積載装置(シート材後処理装置)としてのソー
ト装置である。16はシート材出力装置1のシート材排
出口aとソート装置3とを橋渡しするシート材搬送手段
としてのシート材搬送ユニットである。
【0036】(A)シート出力装置1 シート出力装置1は印刷機・複写機・コレータなど任意
である。本実施例では孔版印刷装置である。この孔版印
刷装置自体は公知である。簡単に述べると、該装置1の
内部には図には省略したけれども、インキ供給パイプを
兼用した軸で支持され、その外周面に穿孔されたマスタ
を巻装支持して回転駆動される版胴と、給紙装置で搬送
されたシート材(印刷用紙)を版胴の外周面に押しつけ
て印刷を行うプレスローラーと、版胴の外周面よりシー
ト材を剥離する剥離爪等があり、印刷済みシート材が排
出手段2により装置1のシート材排出口aより機外へ順
次に排出される。
【0037】(B)ソート装置3 本例のシート材搬送積載装置としてのソート装置3はビ
ンユニット移動型の装置であり、このビンユニット移動
型のソート装置自体は公知であるからその説明は簡単に
とどめる。即ち、5はシート材積載手段としての複数の
ソートビン41〜4n を上下多段に配設したビンユニッ
トであり、このビンユニット5はソート装置本体7に対
して上下方向に移動可能であり、モーターM・リードカ
ム10等を含む不図示の昇降駆動部6によりソート装置
本体7に対して昇降動される。
【0038】シート材出力装置1のシート材排出口aと
ソート装置3とを橋渡しするシート材搬送手段としての
シート材搬送ユニット16はソート装置本体7側に配設
支持させてあり、そのシート材搬送方向上流側の端部が
シート材出力装置1のシート材排出口aに臨んで位置
し、シート材出力装置1のシート材排出口aから排出さ
れる印刷済みシート材をソート装置3側へ次々と搬送す
る。
【0039】図2はこのシート材搬送ユニット16の一
部切り欠き斜視図を示している。このユニット16は、
搬送部本体23と、この搬送部本体のシート材搬送方向
上流側と下流側とに配設した細切れ状のローラー(プー
リ)20と、該上流側と下流側の各ローラー間に張設さ
れ、その表面に複数の開口(孔)21aを有する複数本
の無端ベルト(シート材搬送ベルト)21と、搬送部本
体23の下部に配設した吸引ファン(吸気手段)22と
から主に構成されている。
【0040】搬送部本体23は、平箱型の筐体25と天
板24とから一体的に構成されている。ローラー20の
軸28,30は搬送部本体23に回転自在に軸受支持さ
れており、各ローラー20の形状はクラウン形状とし、
無端ベルト21を常に同位置を保つようにしている。そ
してローラー軸端にタイミングベルト(図示せず)を介
してモーター(図示せず)の駆動力が伝達されて、無端
ベルト21がシート材搬送方向に回転駆動される。
【0041】搬送部本体23の天板24のシート材搬送
方向下流側端部(シート材蹴り出し部)Aには、天板2
4を上方に折り曲げた第1のジャンプ台26と、第2の
ジャンプ台27がそれぞれ形成されている。
【0042】第1のジャンプ台26はシート材(特にラ
ージサイズ)に対し搬送方向に水平な方向に腰を与え、
シート材をソートビン4内にスムースに排出することを
目的としている。水平面に対する角度θに相当する角度
は5〜15度が望ましいことが実験より求められてい
る。
【0043】第2のジャンプ台27は印刷用紙に対し搬
送方向に直角な方向に曲げて印刷用紙排出角度をソート
ビン4とほぼ合わせる。
【0044】天板24の第2のジャンプ台27の近傍に
吸引口29を複数個配置し、無端ベルト21に印刷用紙
を強く吸着し、ソートビン4へ排出するときの蹴り出し
力を高めている。
【0045】本実施例では上記シート材搬送ユニット1
6の吸引ファン22を、シート材搬送ユニット16から
ソートビン4へ送り出されていく過程のシート材が、ソ
ートビン4に先に送り出されて受け入れられているシー
ト材の上面から実質的に非接触に浮揚した状態で送り出
されていくように空気を吹き付ける空気吹き出し部に対
する送風手段に兼用させた。
【0046】すなわち、22Aは上記シート材搬送ユニ
ット16の吸引ファン22の空気吹き出し口に接続して
シート材搬送ユニット16の下側に配設した空気案内手
段としての扁平なファンダクトであり、このファンダク
ト22Aをシート材搬送ユニット16のシート材搬送方
向下流側へ延長させてその先端部開口部22Bをシート
材搬送ユニット16のシート材蹴り出し部Aの前側に空
気吹き出し部として臨ませてある。吸引ファン22の空
気吹き出し口からでる吹き出し空気の一部がファンダク
ト22A内に入り、該ダクトの先端部の上記空気吹き出
し部22Bから吹き出し状態になる。
【0047】そして後述するように、この空気吹き出し
部22Bからの吹き出し空気cにより、シート材搬送ユ
ニット16からソートビン4へ送り出されていく過程の
シート材が、ソートビン4に先に送り出されて受け入れ
られているシート材の上面から実質的に非接触に浮揚し
た状態で送り出されていく。
【0048】(C)ソート動作 1)シート材出力装置(孔版印刷装置)1の印刷スター
ト時に不図示の操作盤上でソート装置3を使用するソー
トモードが選択されている場合において、ソート装置3
のビンユニット5は図1のようにソート装置本体7に対
して所定の最下位のホームポジションに下降位置した状
態に初期設定される。
【0049】この状態において、ソート装置3のビンユ
ニット5はその1段目(最上段)のソートビン41 がシ
ート材搬送ユニット16のシート材蹴り出し部Aに対応
位置した状態で待機する。
【0050】2)シート材出力装置1で印刷がスタート
すると、排出手段2でシート材排出口aから機外へ排出
された印刷済みシート材は、駆動の開始されたシート材
搬送ユニット16上に乗り、吸引ファン22で無端ベル
ト21上に吸引されつつソート装置3へ搬送され、シー
ト材蹴り出し部Aの第1と第2のジャンプ台26・27
により、腰付けされつつ該ソート装置3のビンユニット
5の1段目のソートビン41 内へ搬送される。
【0051】このソート装置3のビンユニット5はシー
ト材出力装置1の印刷に同期してモーターM・リードカ
ム10等を含む昇降動部6の動作によりビン1段分ずつ
の上昇移動駆動がさなれるとともに、シート材搬送ユニ
ット16のシート材蹴り出し部Aの位置において公知の
ようにリードカム10により所定のソートビン間が大き
く開かれてシート材の受け入れ態勢が整えられる。
【0052】1段目のソートビン41 へのシート材の送
り込みが終了するとビンユニット5がビン1段分上昇動
され、シート材搬送ユニット16のシート材蹴り出し部
Aの位置において1段目と2段目のソートビンユニット
1 ・42 の間が開かれて2段目のソートビン42 に対
して次のシート材の送り込みがなされる。
【0053】このようなビンユニット5のビン1段毎の
上昇動作と、ソートビン間の開き動作が順次に実行され
ていくことで、ビンユニット5の所定段数のソートビン
に対する1ページ目のシート材の送り込みが順次になさ
れる。
【0054】3)次にその各ソートビンに対する2ペー
ジ目のシート材の送り込みは本実施例装置の場合は、上
昇移動しているビンユニット5を所定の最下位のホーム
ポジションに下降させて最初の状態に戻し動作させる。
そして再びソート装置3のビンユニット5の1段目のソ
ートビン41 から2枚目のシート材の分類・収納が行わ
れる。
【0055】4)かくして2)・3)の動作サイクルが
繰り返し実行されることで、ソート装置3の、所定部数
に対応する段数のソートビンに対して所定枚数1部ずつ
のシート材が積載されて分類・収納される。
【0056】本実施例のソータ装置3においてビンユニ
ット5の各ソートビン41 〜4n は前上がりの傾斜姿勢
に配設してあり、所定段位のソートビンがシート材搬送
ユニット16のシート材蹴り出し部Aに対応位置した状
態時は該ソートビンとその上のソートビンの間がリード
カム10により開かれることで所定段位のソートビンの
前上がり傾斜角度がより大きくなる。そして該ソートビ
ンに排出されたシート材はそのソートビンの傾斜により
自重でソートビン上を下り移動してその後縁がソートビ
ンの突き当て部bに当って受け止めることで、ソートビ
ン内に順次に排出されたシート材相互のシート材搬送方
向に関する積載整合がなされる。シート材搬送方向と直
角方向のシート材積載整合も、ソートビンのその方向へ
の傾斜配設、サイドガイド部材の配設、可動の押圧整合
部材の配設などの手段によりなされる。
【0057】なお、本実施例ではシート材出力装置1が
印刷装置であることから、ソート装置3の所定段数分の
ソートビンに対して一のシート材の分配動作が終わって
から次のシート材の分配動作が開始される前に、ソート
装置3のビンユニット5を一旦ホームポジションへ下降
復帰させる動作を行なわせることで、ソートビンに分配
された印刷シート材のインキの乾き時間をかせぐように
している。しかし、シート材出力装置1がそのような処
置を必要としない複写機等であれば、ソート装置3の所
定段数のソートビンに対して一のシート材の分配動作が
終わったら、ビンユニット5をソートビン1段分づつ順
次に下降させていくことで最後のソートビンから次のシ
ート材の分配動作を開始させるようにしてもよく、ソー
ト装置3のソートビンに対するシート材分配の順序動作
シーケンスは任意に設定することができる。
【0058】ステイプラ装置を具備させて、各ソートビ
ンに分配・収納された各積載シート材を綴じ処理させる
こともできる。
【0059】最後のソートビンに対する最後のシート材
の送り込みが終了した時点、或いは最後のソートビン積
載シート材に対する綴じ処理が終了した時点でビンユニ
ット5を最上段位置へ移動させる動作を行なわせること
により、各ソートビンからのシート材の取り出し処理が
容易化される。その後ビンユニット5をホームポジショ
ンへ下降待機状態にさせる。
【0060】ノンソートモードの場合はソート装置3の
ビンユニット5の1段目のビン41をノンソートビンと
して該ビン41 に対して全てのシート材が排出される。
【0061】(D)空気吹き出し部22Bの作用 空気吹き出し部22Bの作用を図3の(a)〜(b)の
模型図で説明する。
【0062】(a)は、或る段位のソートビンNがシー
ト材搬送ユニット16のシート材蹴り出し部Aに対応位
置していて、シート材搬送ユニット16によりシート材
出力装置1側から該ソートビンNに向ってシート材Sが
搬送されている状態時を示している。
【0063】該ソートビンNとその上のソートビンN−
1はリードカム10により互いの間隔が開かれていてソ
ートビンNに対するシート材Sの送り込み態勢が整えら
れている。
【0064】シート材搬送ユニット16の吸引ファン2
2はオンしており、シート材Sは搬送無端ベルト22に
吸引保持されて安定に搬送される。
【0065】吸引ファン22の空気吹き出し口から出る
排気の一部がファンダクト22Aに入って該ダクト内を
通ってシート材搬送ユニット16のシート材蹴り出し部
Aの前側の空気吹き出し部22Bから吹き出した状態に
なっている。
【0066】そしてシート材搬送ユニット16で搬送さ
れるシート材Sは蹴り出し部AからソートビンNに対し
て2点鎖線示のように送り出されていき、その送り出し
過程のシート材Sの裏面に対して空気吹き出し部22B
からの吹き出し空気cが当り、この送り出しシート材S
と、ソートビンN内に先に送り出されて受け入れられて
いる積載シート材Saの上面との間をシート材搬送方向
に流れ、送り出しシート材Sはその空気流c´上を搬送
されることでソートビンN内に先に送り出されて受け入
れられている積載シート材Saの上面から非接触に、該
積載シート材Saの上面と略平行姿勢で浮揚した状態で
ソートビンNの上に送り出されていく。
【0067】すなわち送り出しシート材Sは、腰の弱い
ものであったり、長さの長いものであっても垂れ下りが
防止されてソートビンN内に先に送り出されて受け入れ
られている積載シート材Saの上面から浮き上がり状態
で実質的に非接触で排出搬送されいく。またソートビン
Nが前上がり傾斜姿勢であっても送り出しシート材Sは
その傾斜に略平行姿勢で浮揚してソートビンN内に先に
送り出されて受け入れられている積載シート材Saの上
面に実質的に非接触で排出搬送されいく。
【0068】この送り出しシート材Sの浮揚送り出し状
態は(b)のように該シート材Sがシート材搬送ユニッ
ト16から完全に蹴り出されるまで持続される。
【0069】該シート材Sの排出が終了すると同時にビ
ンユニット5がソートビン1段分上昇動されて次のソー
トビンN+1がシート材搬送ユニット16のシート材蹴
り出し部Aに位置して該ソートビンN+1と上記のよう
にシート材Sが排出されたソートビンNとの間がリード
カム10により互いの間隔が開かれて該次のソートビン
N+1に対するシート材Sの送り込み態勢が整えられ、
該ソートビンN+1へのシート材の送り込みが上記と同
様にしてなされる。
【0070】シート材Sが排出されたソートビンNはシ
ート材蹴り出し部Aから1段分上昇位置移動することで
該排出シート材SとソートビンN内に先に送り出されて
受け入れられている積載シート材Saの上面との間に空
気が供給されなくなり、該排出シート材Sはソートビン
N内に先に送り出されて受け入れられている積載シート
材Saの上面にふわりと落ちて重なり、ソートビンNの
前上がり傾斜により自重で積載シート材Sa上を下り移
動してその後縁がソートビンNの突き当て部bに当って
受け止められることで、ソートビン内に順次に排出され
たシート材相互のシート材搬送方向に関する積載整合が
なされる。
【0071】このように、シート材搬送手段としてのシ
ート材搬送ユニット16からシート材積載手段としての
ソートビンNへ送り出されるシート材SはソートビンN
に先に送り出されて受け入れられている積載シート材S
aの上面から実質的に非接触に浮揚されて排出搬送され
るので、送り出しシート材Sの送り出し過程での垂れ下
がりや、ソートビンが前上がりに傾斜していることで、
排出中のシート材の先端部がソートビン上に先に排出さ
れたシート材Saの上面に接触し該シート材上面を擦り
ながら排出搬送されていくことに起因する、前述の排出
シート材の積載整合性の低下、生乾き印刷画像の擦過損
傷、シート材のインク付着汚れ等の問題が解消される。
【0072】そして本実施例ではシート材搬送ユニット
16の吸引ファン22を、シート材搬送ユニット16か
らソートビン4へ送り出されていく過程のシート材が、
ソートビン4に先に送り出されて受け入れられているシ
ート材の上面から実質的に非接触に浮揚した状態で送り
出されていくように空気を吹き付ける空気吹き出し部2
2Bに対する送風手段に兼用させたので、該空気吹き出
し部22Bに対する専用の送風手段を具備させなくても
よく、装置構成の簡略化、低コスト化等を図ることがで
きる。
【0073】送り出しシート材Sが空気吹き出し部22
Bからの吐出空気流でばたつきなく安定に浮揚搬送され
るように、ファンダクト22A内には図4のように整流
板等の整流子22Cを配設して空気流れを層流に整流し
て空気吹き出し部22Bから吹き出させるようにしてあ
る。
【0074】またファンダクト22Aには図1のように
シャッタ板などの可変絞り手段22Dを具備させて送り
出しシート材Sのサイズの大小(搬送方向長さの長短)
などに応じていずれも安定・適正に浮揚搬送されるよう
に空気吹き出し部22Bからの空気吹き出し量或いは吹
き出し強さを所望適正に調節できるようにしてある。
【0075】また空気吹き出し部22Bによる排出中シ
ート材Sの裏面に対する空気吹き付け角度、すなわち図
4のようにシート搬送ユニット16からソートビンNへ
のシート材Sの搬送方向dと、空気吹き出し部22Bか
らの空気の吹き出し方向eとのなす角度θの設定によ
り、シート搬送ユニット16からソートビンNへ送り出
されていく過程のシート材Sをシート搬送ユニット16
によって搬送されるシート材搬送方向dに対し所望の角
度に案内することができる。そのために例えば、空気吹
き出し部22Bを含むファンダクトの先端部分をファン
ダクト本体に対して揺動可能に構成して空気吹き出し方
向eを所望に変更できるように構成するとよい。
【0076】(E)変形例等 図1において、シート材出力装置としての印刷装置1側
に配設された装置内排気手段(排熱・排気ファン)11
を前記空気吹き出し部22Bに対する送風手段に兼用さ
せて、該装置内排気手段11から吹き出された空気の全
部もしくは一部を2点鎖線示のようにファンダクト22
Aで空気吹き出し部22Bへ案内する構成とすることも
できる。その他、シート材搬送積載装置もしくは該装置
を具備させたシート材出力装置に他の目的で配設されて
いる吸気もしくは排気手段を前記空気吹き出し部22B
に対する送風手段に兼用させることができる。
【0077】シート材積載手段としてのソータ装置3は
ビンユニット固定−シート材搬送手段移動型のものとす
ることもできる。
【0078】シート材搬送手段16はローラ対のシート
材挟持搬送装置等であってもよい。
【0079】シート材搬送積載装置は、シート材積載手
段がシート材搬送手段に対して上下動可能な1つのシー
ト材積載台であり、シート材搬送手段から該シート材積
載台に送り出されたシート材の積載量に応じて該シート
材積載台がシート材搬送手段に対して下降動制御される
スタッカ装置であってもよい。また、シート材搬送手段
がシート材出力装置のシート材排出部に配設されてお
り、シート材積載手段がそのシート材排出部に定置配設
された1つ排紙トレイであってもよい。
【0080】シート材出力装置1は、複写機・プリンタ
・ファクシミリ装置等の画像形成シート材出力装置、書
類・カタログ等を分類仕分けするコレータ等の分類装置
などであってもよい。
【0081】ソート装置は多数部のシート材を仕分けさ
せるために図5のように複数連ねた重連型ソータとする
こともできる。この図5の重連型ソータは、図1のソー
ト装置3を第1のソート装置とし、その後に第2のソー
ト装置3Aを連設した2連型である。
【0082】第1のソート装置3の各段位のソートビン
1 〜4n に対するシート材の排出が終ると、該ソート
装置3のビンユニット5が図のように最上昇位置に保持
された状態において該第1と第2のソート装置3・3A
相互が第2のシート材搬送ユニット16Aで連絡された
状態になる。第2のシート材搬送ユニット16Aはシー
ト材出力装置としての印刷装置1と第1のソート装置3
を連絡する前述の第1のシート材搬送ユニット16と同
じ構成のものであり、印刷装置1から引き続き出力され
るシート材は第1のシート材搬送ユニット16の無端ベ
ルト21と吸引ファン22により第1のソート装置3側
に吸引搬送され、該第1のソート装置3を中継点として
第2のシート材搬送ユニット16Aに受け渡され、該第
2のシート材搬送ユニット16Aの無端ベルト21と吸
引ファン22により第2のソート装置3Aへ吸引搬送さ
れ、該第2のソート装置3Aのビンユニット5の各段位
のソートビン41 〜4n に対して、前述の第1のソート
装置3の場合と同様の動作制御により排出分配される。
【0083】この場合、第1のシート材搬送ユニット1
6側から第2のシート材搬送ユニット16A側へのシー
ト材の乗り移りを安定化させるために、第2のソート装
置3Aへのシート材搬送シーケンス時には、第1のシー
ト材搬送ユニット16側のシート材搬送速度を第2のシ
ート材搬送ユニット16A側のシート材搬送速度よりも
遅く制御し、シート材先端の舞い上がり(メクレ)を防
止している。又、別の方法として第1のシート材搬送ユ
ニット16側のファンダクト22Aの可変絞り手段22
Dを絞り状態にさせて、第1のシート材搬送ユニット1
6側の空気吹き出し部22Bからの空気吹き出しを弱め
るもしくは停止させる事により同じ効果が得られる。可
変絞り手段22Dは手動絞り制御とすることもできる
し、自動絞り制御とすることもできる。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート材
を搬送するシート材搬送手段と、該シート材搬送手段の
シート材搬送方向下流側に配設され、該シート材搬送手
段で搬送されたシート材を受け入れるシート材積載手段
を有するシート材搬送積載装置において、該装置もしく
は該装置を具備させたシート材出力装置に他の目的で配
設されている吸気もしくは排気手段を、シート材搬送手
段からシート材積載手段へ送り出されていく過程のシー
ト材に対して、該シート材がシート材積載手段に先に送
り出されて受け入れられているシート材の上面から実質
的に非接触に浮揚した状態で送り出されていくように空
気を吹き付ける空気吹き出し部に対する送風手段に兼用
させ、該吸気もしくは排気手段から吹き出された空気を
空気案内手段で空気吹き出し部へ導くようにしたから、
上記空気吹き出し部に対する専用の送風手段を具備させ
なくてもよく、装置構成の簡略化、低コスト化等を図る
ことができる。
【0085】また、シート材搬送手段からシート材積載
手段へ送り出されていく過程のシート材の裏面に前記空
気吹き出し部により空気を吹き付け、その吹き付け角度
の設定により、シート材搬送手段からシート材積載手段
へ送り出されていく過程のシート材をシート材搬送手段
によって搬送されるシート材搬送方向に対し所望の角度
に案内させることで、送り出しシート材がシート材積載
手段に先に送り出されて受け入れられているシート材の
上面から実質的に非接触に浮揚した状態を適正化して、
装置の機能・信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の構成略図
【図2】シート材搬送ユニットの一部切欠き斜視図
【図3】(a)・(b)・(c)は吹き出し空気の作用
説明模型図
【図4】空気吹き出し部分の拡大模型図
【図5】重連型ソータの例の概略図
【符号の説明】
1 シート材出力装置(ex.孔版印刷装置) 3・3A シート材積載手段(ex.ソート装置) 41 〜4n ソートビン 5 ビンユニット 16・16A シート材搬送手段(ex.無端ベルト・
吸引式搬送ユニット) 21 無端ベルト 22・11 吸引ファン、排気ファン 22A ファンダクト 22B 空気吹き出し部 c 吹き出し空気流

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を搬送するシート材搬送手段
    と、該シート材搬送手段のシート材搬送方向下流側に配
    設され、該シート材搬送手段で搬送されたシート材を受
    け入れるシート材積載手段を有するシート材搬送積載装
    置において、 シート材搬送手段からシート材積載手段へ送り出されて
    いく過程のシート材に対して、該シート材がシート材積
    載手段に先に送り出されて受け入れられているシート材
    の上面から実質的に非接触に浮揚した状態で送り出され
    ていくように空気を吹き付ける空気吹き出し部を有し、
    該シート材搬送積載装置もしくは該装置を具備させたシ
    ート材出力装置に他の目的で配設されている吸気もしく
    は排気手段を前記空気吹き出し部に対する送風手段に兼
    用して該吸気もしくは排気手段から吹き出された空気を
    前記空気吹き出し部へ案内する空気案内手段を有するこ
    とを特徴とするシート材搬送積載装置。
  2. 【請求項2】 シート材を搬送するシート材搬送手段
    と、該シート材搬送手段のシート材搬送方向下流側に配
    設され、該シート材搬送手段で搬送されたシート材を受
    け入れるシート材積載手段を有するシート材搬送積載装
    置において、 シート材搬送手段からシート材積載手段へ送り出されて
    いく過程のシート材の裏面に対して、該シート材がシー
    ト材積載手段に先に送り出されて受け入れられているシ
    ート材の上面から実質的に非接触に浮揚した状態で送り
    出されていくように空気を吹き付ける空気吹き出し部を
    有し、その吹き付け角度の設定により、シート材搬送手
    段からシート材積載手段へ送り出されていく過程のシー
    ト材をシート材搬送手段によって搬送されるシート材搬
    送方向に対し所望の角度に案内することを特徴とするシ
    ート材搬送積載装置。
  3. 【請求項3】 シート材を搬送するシート材搬送手段が
    シート材を吸引搬送するための吸気手段を具備してお
    り、該吸気手段が前記空気吹き出し部に対する送風手段
    に兼用されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のシート材搬送積載装置。
  4. 【請求項4】 シート材を搬送するシート材搬送手段が
    搬送ベルトであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のシート材搬送積載装置。
  5. 【請求項5】 シート材を搬送するシート材搬送手段
    が、シート材搬送方向上流側と下流側とのプーリ間に架
    設されて駆動される、複数の孔を有する搬送ベルトと、
    該搬送ベルトの下面側に配設され、該搬送ベルトの前記
    の孔を通して吸気して搬送ベルト上にシート材を吸引す
    る吸気手段を有し、該吸気手段が前記空気吹き出し部に
    対する送風手段に兼用されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のシート材搬送積載装置。
  6. 【請求項6】 シート材搬送積載装置もしくは該装置を
    具備させたシート材出力装置の装置内排気手段が前記空
    気吹き出し部に対する送風手段に兼用されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート材搬
    送積載装置。
  7. 【請求項7】 シート材搬送手段からシート材積載手段
    へ送り出されていく過程のシート材の裏面に前記空気吹
    き出し部により空気を吹き付け、その吹き付け角度の設
    定により、シート材搬送手段からシート材積載手段へ送
    り出されていく過程のシート材をシート材搬送手段によ
    って搬送されるシート材搬送方向に対し所望の角度に案
    内することを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送
    積載装置。
  8. 【請求項8】 空気吹き出し部への空気案内手段内に整
    流子を配設して空気流れを層流に整流して空気吹き出し
    部から吹き出させるようにしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のシート材搬送積載装置。
  9. 【請求項9】 空気吹き出し部への空気案内手段に可変
    絞り手段を具備させて空気吹き出し部からの空気吹き出
    し量或いは吹き出し強さを所望に調節できるようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシー
    ト材搬送積載装置。
  10. 【請求項10】 シート材積載手段が複数のソートビン
    を有し、該複数のソートビンとシート材搬送手段との相
    対的な位置移動制御により複数のソートビンに対してシ
    ート材を分配積載させるソート装置であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のシート材搬送積載
    装置。
  11. 【請求項11】 シート材積載手段がシート材搬送手段
    に対して上下動可能な1つのシート材積載台であり、シ
    ート材搬送手段から該シート材積載台に送り出されたシ
    ート材の積載量に応じて該シート材積載台がシート材搬
    送手段に対して下降動制御されるスタッカ装置であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート
    材搬送積載装置。
  12. 【請求項12】 シート材搬送手段がシート材出力装置
    のシート材排出部に配設されており、シート材積載手段
    がそのシート材排出部に定置配設された1つ排紙トレイ
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のシート材搬送積載装置。
  13. 【請求項13】 シート材出力装置が印刷機・複写機・
    プリンタ・ファクシミリ装置等の画像形成シート材出力
    装置、書類・カタログ等を分類仕分けするコレータ等の
    分類装置であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のシート材搬送積載装置。
JP33317294A 1994-12-14 1994-12-14 シート材搬送積載装置 Pending JPH08169610A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216643A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Ricoh Elemex Corp 記録材積載装置、および画像形成装置
JP2013537872A (ja) * 2010-09-27 2013-10-07 オセ−テクノロジーズ ビーブイ シート搬送装置を有する印刷システム
US10160236B2 (en) * 2015-03-25 2018-12-25 Océ-Technologies B.V. Sheet conveyor for transporting a sheet, method for transporting a sheet in a sheet conveyor, inkjet printing apparatus comprising the sheet conveyor

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