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JPH08168082A - 一体化可能な送受信装置 - Google Patents

一体化可能な送受信装置

Info

Publication number
JPH08168082A
JPH08168082A JP31097694A JP31097694A JPH08168082A JP H08168082 A JPH08168082 A JP H08168082A JP 31097694 A JP31097694 A JP 31097694A JP 31097694 A JP31097694 A JP 31097694A JP H08168082 A JPH08168082 A JP H08168082A
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JP
Japan
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circuit
receiving
identification code
receiving device
code
Prior art date
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Application number
JP31097694A
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English (en)
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JP3218899B2 (ja
Inventor
Masanori Harao
正紀 原尾
Hiroyuki Ono
浩幸 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP31097694A priority Critical patent/JP3218899B2/ja
Publication of JPH08168082A publication Critical patent/JPH08168082A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一組の送信装置と受信装置と一体的に取扱うよ
うにする。 【構成】送信装置100は、スイッチ151の操作によ
り識別符号を出力する送信回路153と、この送信回路
153を収容する筐体130とを備える。受信装置は、
登録モードが設定されているときは、受信回路211で
受信した識別符号を参照符号として記憶する記憶回路2
13と、照合モードが設定されているときは、受信回路
211で受信した識別符号を参照符号と照合して照合結
果が正しければ所定の信号をコネクタ216を介して車
載電子機器に出力する出力回路215と、各回路とコネ
クタ216とを収容する筐体250とを備える。そし
て、送信装置100と受信装置200を着脱可能に一体
化する保持機構253,254を筐体130,250の
いずれか一方または双方に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーレスエントリ装
置、リモートエンジンスタート装置、防盗装置などに適
用できる送受信装置、参照符号登録方法、および検査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】キーホルダ状の送信装置から送信された
識別符号を車載受信装置で受信し、予め受信装置に登録
されている参照符号と受信した識別符号が一致するとド
アアクチュエータを駆動してドアロックを施錠、解錠す
るキーレスエントリ装置が従来から知られている。この
キーレスエントリ装置では、送信装置と受信装置とが別
々に製造されるため、受信装置への参照符号の登録は受
信装置を車両に取り付ける際に行なっている。そのた
め、このキーレスエントリ装置を予め車両に組込んで出
荷する場合には組み立て工程の作業性が悪くなり、出荷
後にディーラーで取り付ける際にも煩わしい作業がディ
ーラに強いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、キーレスエン
トリ装置を組み立て工程に流す前工程、あるいはディー
ラーに流す前工程で受信装置に参照符号を登録すれば、
このような問題は解消される。送信装置と受信装置とは
別々の部品であり、キーレスエントリ装置を製造する工
程で受信装置に参照符号を登録する場合には、参照符号
登録後は一組の送信装置と受信装置とを一体に管理する
必要がある。そのため、参照符号登録後は送信装置と受
信装置とを同一のパレット上で一体的に管理してパレッ
トごと搬送したり、送信装置と受信装置のそれぞれに一
組であることを表すバーコードを張り付けて搬送するこ
とにより、上記問題を解決することができる。しかしな
がら、このような方法では製造工程において作業性が悪
く、好ましくない。
【0004】本発明の目的は、一組の送信装置と受信装
置とを一体的に取扱うようにした送受信装置を提供する
とともに、受信装置の参照符号の登録方法および送受信
装置の検査方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1、図
3〜5に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、送
信装置100と受信装置200とを着脱可能に一体化さ
れる送受信装置に適用される。そして、送信装置100
は、(a)手動操作されるスイッチ151と、(b)ス
イッチ151の操作により識別符号を出力する送信回路
153と、(c)この送信回路153を収容する筐体1
30とを備える。一方、受信装置は、(a)識別符号を
受信する受信回路211と、(b)登録モードが設定さ
れているときは、受信回路211で受信した識別符号を
参照符号として記憶する記憶回路213と、(c)照合
モードが設定されているときは、受信回路211で受信
した識別符号を参照符号と照合する照合回路214b
と、(d)この照合回路214bでの照合結果が正しけ
れば所定の信号を車載電子機器に出力する出力回路21
5と、(e)この出力回路215からの信号を車載電子
機器と接続するコネクタ216と、(f)各回路とコネ
クタ216とを収容する筐体250とを備える。そし
て、送信装置100と受信装置200を着脱可能に一体
化する保持機構(253、254)を筐体130、25
0のいずれか一方または双方に備えることにより、上述
した目的を達成する。請求項2にかかる発明は、請求項
1に記載の受信装置に参照符号を登録する方法に適用さ
れ、(a)送信装置100と受信装置200とを一体化
する工程と、(b)受信装置200を登録モードに設定
する工程と、(c)一体化工程に続いて、スイッチ15
1を操作する工程と、(d)このスイッチ操作工程に応
答して送信装置100から出力される識別符号を受信し
て参照符号として記憶回路213に記憶する工程とを備
えることにより、上述した目的を達成する。請求項3に
かかる発明は、請求項2に記載の受信装置に参照符号を
登録する方法において、記憶工程に続いて受信装置20
0を照合モードに設定する工程を備える。請求項4にか
かる発明は、請求項1に記載の送受信装置の検査方法に
適用され、(a)送信装置100と受信装置200とを
一体化する工程と、(b)受信装置200を登録モード
に設定する工程と、(c)一体化工程に続いて、スイッ
チ151を操作する工程と、(d)このスイッチ操作工
程に応答して送信装置100から識別符号を出力すると
ともに、送信装置100に予め記憶している製品情報を
出力する工程と、(e)出力された識別符号と製品情報
とを受信して識別符号を参照符号として記憶回路213
に記憶するとともに、製品情報を外部装置300に出力
して記憶する工程と、(f)外部装置300から受信装
置200へ検査信号を出力し、この検査信号に応答する
受信装置200からの出力信号を受信する工程とを備え
ることにより、上述した目的を達成する。
【0006】
【作用】送信装置100と受信装置200は保持機構
(253,254)により一体化される。送受信装置1
00,200を一体化した後に参照符号が受信装置20
0に登録される。参照符号が登録された後に、送信装置
100の製品情報や受信装置200の検査情報が外部装
置300に記憶される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】本発明をキーレスエントリ装置の送受信装置
に適用した場合の実施例を図1〜図10により説明す
る。図2は送信装置100を示し、送信装置100は、
基体110と、基体110を収容するキーホルダ状の筐
体130とを備える。基体110は上下2枚の平板11
1と112とを略U字状に接続して成るもので、平板1
11と112との間に形成されているスペース空間11
3にキーKEYあるいはダミープレートDPLが差込ま
れる。
【0009】筐体130は上下一対のケース131と1
32とを備え、一方のケース132に基体110を装填
した上で他方のケース131がスライド式に取り付けら
れ、ビス133で両者が固定される。ケース132に
は、後述するように、基板上のスイッチ151(図3)
を押圧操作するためのラバーで形成された操作部132
aが設けられている。ケース132の一端には後述する
位置決めにも使用される開口132bが設けられてい
る。
【0010】132cは、キーKEYやダミープレート
DPLの位置決め開口PDが外挿される位置決めローケ
ートであり、このローケート132cにより筐体130
内でのキーKEYやダミープレートDPLのガタが防止
される。
【0011】なお、この実施例ではキーKEYを送信装
置100と一体化することができ、そのため上記スペー
ス空間113が設けられている。キーKEYを送信装置
100と一体化しない時はダミープレートDPLをスペ
ース空間113に装填し、キーKEYを送信装置100
と一体化するときは、キーKEYをスペース空間113
に差込む。このとき、キーKEYの先端部は基体110
の平板接続部と筐体130を貫通して矢印イ方向に突設
する。134は、キーKEYやダミープレートDPLの
首部に外挿されて筐体130内を防滴構造にするシール
である。155は送信装置100の電池である。
【0012】基体110を構成する平板112の裏面に
は不図示の基板が装着されており、この基板には、図3
に示すように、上記操作部132aと対向して配置され
るスイッチ151と、固有の識別符号や製品情報が記憶
されたE2PROMなどの記憶回路152と、スイッチ
151のオン操作に応答して記憶回路152に記憶され
ている識別符号を高周波信号に変換して電波として出力
する送信回路153と、送信回路153に接続された送
信アンテナ154とが実装され、これらの回路にはバッ
テリ155から電源が給電される。
【0013】図4は受信装置200を示し、受信装置2
00は、基板210と、この基板210をスライド式に
収容する筐体250とを備える。筐体250は四角筒状
の本体251を備え、本体251の内側面には基板取り
付けレール252が対向して突設されている。本体上面
の長手方向の一端側には、図5にも示すように、一対の
突起253が対向して突設して長手方向に延在している
とともに、送信装置100の開口132bが外挿されて
送信装置100を受信装置200上で位置決めする突起
254が突設されている。これらの突起253,254
により保持機構が構成される。本体上面の一方の長辺側
には、図6にも示すように、後述する受信装置200の
アンテナ270の位置を決める溝255が凹設されてい
る。
【0014】アンテナ270は図4に示すような形状に
形成され、受信回路211のアンテナ端子212に接続
され、U字状に折り曲げられて溝255に嵌合されてそ
の位置決めが行われる。なお、アンテナ270は、受信
装置200を車両に設置する際に受信装置200に接続
されるもので、参照符号の登録工程、検査工程では取り
外されている。
【0015】受信装置200の基板210には、図7の
ブロック図にも示すように、送信装置100から送信さ
れた識別符号や製品情報をアンテナ270を介して受信
する受信回路211と、受信回路211に接続されたア
ンテナ端子212と、識別符号と比較される参照符号を
記憶するE2PROMなどの記憶回路213と、登録モ
ードと照合モードのいずれかを設定するモード設定部2
14aおよび、照合モードが設定されているときは受信
回路211で受信した識別符号を参照符号と照合する照
合部214bの機能を有するCPU214と、上記照合
結果が正しければ所定の信号を車載電子機器である不図
示のドアアクチュエータに出力するリレー回路215
と、リレー回路215からの信号を車載電子機器と接続
するコネクタ216とが設けられている。
【0016】図8により受信装置200のCPU214
で実行されるプログラムの手順を説明する。ステップS
1において、受信装置200がモード変更信号を受信し
ているかを判定し、そうでなければステップS2におい
て、識別符号を受信しているかを判定する。
【0017】本実施例におけるモード変更信号として
は、登録モード信号、参照符号消去モード信号および照
合モード信号があり、受信装置200の検査工程にあっ
ては後述する外部装置300から所定のタイミングで全
てのモード信号が出力される。なお、以下では、外部装
置300から受信装置200へ消去モードを設定する検
査については説明を省略する。受信装置200が実車に
搭載されている状態であれば、たとえばドアロックノブ
を5回操作すると消去モード信号が受信装置200のC
PU214に入力される。
【0018】ステップS2が肯定されると、ステップS
3において、現在のモードをモード設定フラグで判定
し、登録モードであればステップS4において、受信回
路211で受信している識別符号を読み込み、ステップ
S5において受信している識別符号を参照符号として記
憶回路213に記憶する。ステップS14では登録完了
信号が出力される。
【0019】ステップS3で照合モードと判定される
と、ステップS6に進んで識別符号を読み込み、ステッ
プS7で読み込んだ識別符号を予め記憶回路213に記
憶されている参照符号と照合する。照合結果が一致すれ
ば、ステップS8からステップS9進んで駆動信号をリ
レー回路215に出力する。リレー回路215は不図示
の車載ドアアクチュエータに接続され、リレー回路21
5からの信号によりドアアクチュエータがロック、アン
ロックされる。
【0020】ステップS1でモード変更信号を受信して
いると判定されると、ステップS10において、受信し
ているモードを判定する。照合モードであればステップ
S11で照合モードフラグをセットし、登録モードであ
ればステップS12で登録モードフラグをセットする。
ステップS10で消去モードと判定されるとステップS
13で記憶回路213に記憶されている参照符号を消去
する。
【0021】図1は、受信装置200に参照符号を登録
するとともに、受信装置200を検査する装置の一例を
示す。300は、CPU、ROM、RAMその他の周辺
回路から成る制御回路301と、製品情報のデータベー
スである記憶回路302とを有する外部装置である。外
部装置300はそのワイヤ310の先端にコネクタ31
1を有し、このコネクタ311に受信装置200のコネ
クタ216が差込まれて外部装置300と受信装置20
0が電気的に接続され、外部装置300は受信装置20
0に各種指令信号を供給するとともに、受信装置200
から各種信号を受信する。400はスイッチアクチュエ
ータであり、外部装置300からの指令によりプランジ
ャ401を伸長させて、受信装置200と一体化されて
いる送信装置100のスイッチ151をオン操作する。
【0022】図9により、送信装置100を受信装置2
00の保持機構にセットして参照符号を受信装置200
に登録し、その後、送信装置100の製品情報を外部装
置300のデータベースである記憶回路302に格納
し、さらに、受信装置200を検査して検査結果を記憶
回路302に格納する手順を図1をも参照して説明す
る。なお、図9に示すフローチャートは外部装置300
のCPUにプログラムの形態で格納されている。
【0023】登録/検査工程に搬入された受信装置20
0は、不図示のロボットにより把持されて適所にセット
される。ついで、不図示のロボットにより送信装置10
0が把持され、セットされた受信装置200の保持機構
上にセットされる。すなわち、図4および図5に示す突
起254には筐体130の開口132bがはめ込まれ、
一対の突起253間に筐体130の側面が狭圧され、こ
れにより、送信装置100と受信装置200とが一体化
される。つぎに、一体化された送/受信装置100,2
00がロボットで把持され、外部装置300と受信装置
200が電気的に接続されるような位置にセットされ
る。図1はこの状態を示している。
【0024】外部装置300は受信装置200の接続を
検知すると、図9に示すプログラムの実行を開始し、ス
テップS21において、受信装置200へ登録モード設
定信号を送る。これにより、受信装置200のモード設
定部214aは登録モードに設定される。ステップS2
2において、外部装置300はスイッチアクチュエータ
400へ信号を送り、プランジャ401により送信装置
100のスイッチ151をオン操作する。スイッチ操作
に応答して、送信装置100は記憶回路152に予め格
納されている識別符号を読み出して送信回路153から
アンテナ154を介して識別符号を出力する。この識別
符号は受信用アンテナ端子212を介して受信回路21
1で受信され、記憶回路213に参照符号として記憶さ
れる。
【0025】参照符号の登録が終了すると受信装置20
0は外部装置300に登録完了信号を送る。この登録完
了信号を外部装置300が受信するとステップS23が
肯定されてステップS24に進む。ステップS24で
は、送信装置100から受信装置200へ送られている
製品情報を外部装置300に取込み、データベースであ
る記憶回路302に格納する。ステップS25では受信
装置200に照合モード信号を送り、受信装置200の
モード設定部214aを照合モードに設定する。
【0026】ステップS26では、受信装置200の検
査のためスイッチアクチュエータ400にスイッチオン
操作信号を送る。これにより、プランジャ401により
送信装置100のスイッチ151がオン操作され、送信
装置100から識別符号が出力される。この識別符号に
応答して受信装置200の照合部214bは上述した照
合処理を行い、照合結果が一致すればリレー回路215
に駆動信号を出力する。そこで、ステップS27では、
この駆動信号を外部装置300が受信するまで待機し、
受信したらステップS28に進んで、受信した信号の内
容を記憶回路302に記憶する。
【0027】ステップS29では、スイッチアクチュエ
ータ400にスイッチオン操作信号を再度送る。これに
より、プランジャ401により送信装置100のスイッ
チ151がオン操作され、送信装置100は再び識別符
号を出力する。この識別符号に応答して受信装置200
は上述した照合処理を行い、照合結果が一致すればリレ
ー回路215に上述とは反対の駆動信号を出力する。そ
こで、ステップS30では、一致処理に応答して受信装
置200が出力する信号を外部装置300が受信するま
で再び待機し、受信したらステップS31に進んで、受
信した信号の内容を記憶回路302に記憶する。外部装
置300はステップS28で記憶した駆動信号、たとえ
ば施錠信号と、ステップS31で記憶した駆動信号、た
とえば解錠信号とを比較し、受信装置200の合格/不
合格をステップS32で判定する。最後にステップS3
3において、受信装置200の各種検査結果を外部装置
300に取込み、そのデータベースである記憶回路30
2に格納する。
【0028】このように、本実施例では、送信装置10
0を受信装置200と一体化した状態で参照符号を受信
装置200に登録し、一体化したまま次工程に流すよう
にし、あるいは出荷するようにしたので、組立作業性が
向上し、ディーラーでのキーレスエントリ装置の取り付
け作業が向上する。また、参照符号の登録作業に引続い
て送信装置100の製品情報を外部装置300のデータ
ベースである記憶回路302に記憶するとともに、受信
装置200の検査を行うようにし、さらにその結果をも
データベース記憶回路302に記憶するようにしたの
で、作業効率が格段に向上する。
【0029】なお、上記製品情報として、割当てられた
識別符号、生産ロット、作業者、生産年月日、生産時
間、生産時の温度および湿度、設備名や設備番号、設備
プログラム名、構成部品名、構成部品ロット、修正履
歴、計測データや検査結果、検査基準などの検査情報と
修正指示情報、工程設定変更指示情報、ライン分岐指示
情報などがある。このように外部装置300に記憶され
た製品情報は、生産管理、品質管理などに使用される
他、送信装置100の計測データを使用して受信装置2
00を個別にチューニングすることができる。
【0030】以上では、送信装置100と受信装置20
0を一体化して外部装置300に接続すると、外部装置
300から登録モード信号が出力されて受信装置200
が登録モードに設定され、参照符号が登録されると外部
装置200から照合モード信号が出力されて受信装置2
00が照合モードになるようにした。しかし、この場
合、外部装置300が不可欠であり、装置が大掛かりに
なる。そこで、受信装置の筐体の送信装置保持部にスイ
ッチを設け、送信装置が受信装置と一体化されたときに
スイッチがオンするようにし、このオン動作により受信
装置を登録モードに設定し、参照符号登録後に照合モー
ドに設定するようにしてもよい。この場合、送信装置の
スイッチのオン操作は上述したスイッチアクチュエータ
で行ったり、あるいは、作業者が手動で行ってもよい。
【0031】図10はこのような受信装置200Bのブ
ロック図であり、先の実施例と同様な箇所には同一の符
号を付して相違点を説明する。258は、筐体250の
上面に設置されたスイッチである。その他は受信装置2
00と同一である。
【0032】図11はこの受信装置200BのCPUで
実行される処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。送信装置100が受信装置200の突起253と2
54に保持されるとスイッチ258がオンし、このプロ
グラムが起動される。ステップS51ではモード設定部
214aを登録モードに設定する。ステップS52では
識別符号の受信を監視し、受信されたらステップS53
において、識別符号を参照符号として記憶回路213に
記憶し、ステップS54で照合モードに設定して処理を
終了する。
【0033】図12は送信装置から赤外線などの光を利
用して識別符号を出力するようにした場合の実施例であ
る。受信装置200Aの上面に送信装置100Aが一体
化された時、送信装置100Aの投光部150から出射
される光が受信装置200Aの受信部260と対向配置
するように、両者の投光部150と受光部260とが配
置されるとともに、送信装置100Aの筐体13Aに光
通過窓157が、受信装置200Aの筐体250Aに光
通過窓256が設けられている。
【0034】以上ではキーレスエントリ装置について説
明したが、エンジンを遠隔操作で始動するリモートエン
ジンスタート装置にも本発明を適用できる。ここで、リ
モートエンジンスタート装置は、識別符号を出力する送
信装置と、受信された識別符号が参照符号と一致した時
にスタータモータに始動信号を出力する受信装置とを備
える。
【0035】また、防盗装置にも本発明を適用できる。
ここで、防盗装置は、キーがキーシリンダに差込まれる
とキーに予め割当ててある識別符号が読み込まれ、キー
シリンダ側で照合される。照合結果が正しければキー操
作によりスタータモータが始動される。照合できない場
合には、キー操作してもエンジンは始動できない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、送信装置と受信装置とを一体化可能にしたので、
送受信装置を1組として搬送、流通することができ、一
体化したまま参照符号を登録すれば、異なった識別符号
と参照符号を有する送受信装置が誤って混在するおそれ
がない。また、一体化した後に参照符号を登録してその
まま次工程に流すようにしたので、異なった識別符号と
参照符号を有する送受信装置が誤って搬送、流通される
おそれがない上に、予め参照符号が登録されているから
組立作業性が向上し、ディーラーでのキーレスエントリ
装置の取り付け作業性も向上する。さらに、参照符号の
登録作業に引続いて送信装置の製品情報を外部装置に記
憶するとともに、受信装置の検査を行うようにし、さら
にその結果をも記憶するようにしたので、符号登録およ
び検査の作業効率が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例である一体化された送受信
装置の検査の態様を示すブロック図
【図2】送信装置の分解斜視図
【図3】送信装置のブロック図
【図4】受信装置の分解斜視図
【図5】図4のV−V線から見た図
【図6】図4のVI−VI線から見た図
【図7】受信装置のブロック図
【図8】受信装置の処理手順例を示すフローチャート
【図9】外部装置の処理手順例を示すフローチャート
【図10】受信装置の別実施例のブロック図
【図11】図10の受信装置の処理手順例を示すフロー
チャート
【図12】光学式の送受信装置の一例を示す図
【符号の説明】
100 送信装置 130 筐体 132b 開口 151 スイッチ 200 受信装置 212 アンテナ端子 216 コネクタ 250 筐体 253 一対の突起 254 突起 270 アンテナ 300 外部装置 311 コネクタ 400 スイッチアクチュエータ 401 プランジャ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と受信装置とを着脱可能に一体
    化される送受信装置であって、 前記送信装置は、 (a)手動操作されるスイッチ、 (b)このスイッチの操作により識別符号を出力する送
    信回路、および (c)この送信回路を収容する筐体を備え、 前記受信装置は、 (a)前記識別符号を受信する受信回路、 (b)登録モードが設定されているときは、前記受信回
    路で受信した識別符号を参照符号として記憶する記憶回
    路、 (c)照合モードが設定されているときは、前記受信回
    路で受信した識別符号を前記参照符号と照合する照合回
    路、 (d)この照合回路での照合結果が正しければ所定の信
    号を車載電子機器に出力する出力回路、 (e)この出力回路からの信号を前記車載電子機器と接
    続するコネクタ、および (f)前記各回路とコネクタとを収容する筐体を備え、 前記送信装置と前記受信装置を着脱可能に一体化する保
    持機構を前記筐体のいずれか一方または双方に備えるこ
    とを特徴とする一体化可能な送受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の受信装置に参照符号を
    登録する方法において、 (a)前記送信装置と前記受信装置とを一体化する工程
    と、 (b)前記受信装置を前記登録モードに設定する工程
    と、 (c)前記一体化工程に続いて、前記スイッチを操作す
    る工程と、 (d)このスイッチ操作工程に応答して前記送信装置か
    ら出力される識別符号を受信して参照符号として前記記
    憶回路に記憶する工程とを備えることを特徴とする受信
    装置の参照符号登録方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の受信装置に参照符号を
    登録する方法において、 前記記憶工程に続いて前記受信装置を前記照合モードに
    設定する工程を備えることを特徴とする受信装置の参照
    符号登録方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の送受信装置の検査方法
    において、 (a)前記送信装置と前記受信装置とを一体化する工程
    と、 (b)前記受信装置を前記登録モードに設定する工程
    と、 (c)前記一体化工程に続いて、前記スイッチを操作す
    る工程と、 (d)このスイッチ操作工程に応答して前記送信装置か
    ら識別符号を出力するとともに、前記送信装置に予め記
    憶している製品情報を出力する工程と、 (e)出力された前記識別符号と前記製品情報とを受信
    して前記識別符号を参照符号として前記記憶回路に記憶
    するとともに、前記製品情報を外部装置に出力して記憶
    する工程と、 (f)前記外部装置から前記受信装置へ検査信号を出力
    し、この検査信号に応答する前記受信装置からの出力信
    号を受信する工程とを備えることを特徴とする送受信装
    置の検査方法。
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