JPH08152226A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
- Publication number
- JPH08152226A JPH08152226A JP6296546A JP29654694A JPH08152226A JP H08152226 A JPH08152226 A JP H08152226A JP 6296546 A JP6296546 A JP 6296546A JP 29654694 A JP29654694 A JP 29654694A JP H08152226 A JPH08152226 A JP H08152226A
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- JP
- Japan
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- air
- exhaust
- room
- duct
- heat
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
- Y02A30/274—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 部屋12から排気ダクト70を通して屋外へ
排出される排気の一部が、ダクト84を通して空気調和
機16の室外コイル46に導かれる。そして、室外コイ
ル46において汲み上げられた熱が室内コイル32にお
いて外気を加熱するのに使われる。 【効果】 排気熱を利用して外気を加熱するようにして
いるので、全体の暖房効率を向上できる。
排出される排気の一部が、ダクト84を通して空気調和
機16の室外コイル46に導かれる。そして、室外コイ
ル46において汲み上げられた熱が室内コイル32にお
いて外気を加熱するのに使われる。 【効果】 排気熱を利用して外気を加熱するようにして
いるので、全体の暖房効率を向上できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和装置に関し、
特にたとえば厨房等のような排気温度が高くなる部屋を
空調する、空気調和装置に関する。
特にたとえば厨房等のような排気温度が高くなる部屋を
空調する、空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すこの種の従来の空気調和装置
1は空気調和機2を含む。空気調和機2は室内コイル3
および給気ファン4等を有する室内機2aおよび室外コ
イル5等を有する室外機2bを含み、給気ファン4の出
口と空調すべき部屋(厨房等)6とが給気ダクト7aを
介して連通される。部屋6内にはガスレンジ等のような
ガス器具8が設けられ、各ガス器具8の上方には排気口
9が設けられ、各排気口9と屋外とが排気ダクト7bを
介して連通される。
1は空気調和機2を含む。空気調和機2は室内コイル3
および給気ファン4等を有する室内機2aおよび室外コ
イル5等を有する室外機2bを含み、給気ファン4の出
口と空調すべき部屋(厨房等)6とが給気ダクト7aを
介して連通される。部屋6内にはガスレンジ等のような
ガス器具8が設けられ、各ガス器具8の上方には排気口
9が設けられ、各排気口9と屋外とが排気ダクト7bを
介して連通される。
【0003】暖房時には、室外コイル5で汲み上げられ
た熱が室内コイル3で放散され、屋外から室内機2a内
に取り込まれた空気(外気)が室内コイル3を通して加
熱された後、給気ファン4によって給気ダクト7aを通
して部屋6内へ供給される。一方、部屋6においては、
供給された空気とほぼ同量の空気が排気口9から排気ダ
クト7bを通してそのまま屋外へ排出される。
た熱が室内コイル3で放散され、屋外から室内機2a内
に取り込まれた空気(外気)が室内コイル3を通して加
熱された後、給気ファン4によって給気ダクト7aを通
して部屋6内へ供給される。一方、部屋6においては、
供給された空気とほぼ同量の空気が排気口9から排気ダ
クト7bを通してそのまま屋外へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、暖房時
において室外コイル5によって温度の低い外気から熱を
汲み上げるようにしていたので暖房効率が悪いという問
題点があった。一方、部屋6からの排気をそのまま屋外
へ排出するようにしていたので排気熱が無駄になってい
た。
において室外コイル5によって温度の低い外気から熱を
汲み上げるようにしていたので暖房効率が悪いという問
題点があった。一方、部屋6からの排気をそのまま屋外
へ排出するようにしていたので排気熱が無駄になってい
た。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、排
気熱を有効に利用することによって暖房効率を向上でき
る、空気調和装置を提供することである。
気熱を有効に利用することによって暖房効率を向上でき
る、空気調和装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、室外コイ
ルで汲み上げた熱を室内コイルで放散して屋外からの第
1の空気を加熱するヒートポンプ、第1の空気を空調す
べき部屋内に供給する給気手段、部屋内の第2の空気を
屋外へ排出する排気手段、および排気手段によって排出
される第2の空気の一部を室外コイルに導くダクトを備
える、空気調和装置である。
ルで汲み上げた熱を室内コイルで放散して屋外からの第
1の空気を加熱するヒートポンプ、第1の空気を空調す
べき部屋内に供給する給気手段、部屋内の第2の空気を
屋外へ排出する排気手段、および排気手段によって排出
される第2の空気の一部を室外コイルに導くダクトを備
える、空気調和装置である。
【0007】第2の発明は、屋外からの第1の空気を加
熱する第1の熱交換器、第1の空気を空調すべき部屋内
に供給する給気手段、部屋内の第2の空気を屋外へ排出
する排気手段、排気手段に関連して設けられるかつ第2
の空気の熱を利用して第1の温水を加熱する第2の熱交
換器、第2の温水を加熱する加熱手段、および第1の熱
交換器に第1の温水を供給するか第2の温水を供給する
かを切り換える切換手段を備える、空気調和装置であ
る。
熱する第1の熱交換器、第1の空気を空調すべき部屋内
に供給する給気手段、部屋内の第2の空気を屋外へ排出
する排気手段、排気手段に関連して設けられるかつ第2
の空気の熱を利用して第1の温水を加熱する第2の熱交
換器、第2の温水を加熱する加熱手段、および第1の熱
交換器に第1の温水を供給するか第2の温水を供給する
かを切り換える切換手段を備える、空気調和装置であ
る。
【0008】
【作用】第1の発明では、暖房時には、空調すべき部屋
から排出される排気の一部がダクトを通してヒートポン
プの室外コイルに導かれる。暖房時の排気は比較的高温
であるため、室外コイルにおいて効率よく熱を汲み上げ
ることができ、暖房効率を向上できる。
から排出される排気の一部がダクトを通してヒートポン
プの室外コイルに導かれる。暖房時の排気は比較的高温
であるため、室外コイルにおいて効率よく熱を汲み上げ
ることができ、暖房効率を向上できる。
【0009】第2の発明では、暖房時に空調すべき部屋
からの排気の温度が所定値以下のとき、加熱手段で加熱
された第2の温水を第1の熱交換器に供給して第1の熱
交換器を通過する外気を加熱する。一方、空調すべき部
屋からの排気の温度が所定値以上になると、切換手段を
切り換えることによって、第2の熱交換器において排気
熱で加熱された第1の温水を第1の熱交換器に供給して
外気を加熱する。空調すべき部屋がたとえば厨房である
場合には、火気設備を使用することによって排気温度が
60℃程度の高温となるため、第2の熱交換器において
第1の温水が十分に加熱され得る。
からの排気の温度が所定値以下のとき、加熱手段で加熱
された第2の温水を第1の熱交換器に供給して第1の熱
交換器を通過する外気を加熱する。一方、空調すべき部
屋からの排気の温度が所定値以上になると、切換手段を
切り換えることによって、第2の熱交換器において排気
熱で加熱された第1の温水を第1の熱交換器に供給して
外気を加熱する。空調すべき部屋がたとえば厨房である
場合には、火気設備を使用することによって排気温度が
60℃程度の高温となるため、第2の熱交換器において
第1の温水が十分に加熱され得る。
【0010】
【発明の効果】第1および第2の発明によれば、排気か
ら回収した熱を利用して外気を加熱するようにしている
ので、排気をそのまま屋外へ排出していた従来技術に比
べて暖房効率を向上できる。この発明の上述の目的,そ
の他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以
下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
ら回収した熱を利用して外気を加熱するようにしている
ので、排気をそのまま屋外へ排出していた従来技術に比
べて暖房効率を向上できる。この発明の上述の目的,そ
の他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以
下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1に示すこの実施例の空気調和装置10
は、空調すべき部屋12をコントローラ14で制御され
る空気調和機16によって空気調和するものである。空
気調和機16は屋内に設置される室内機18と屋外に設
置される室外機20とからなり、室内機18はハウジン
グ22を含む。ハウジング22の上面および下部側面に
は開口24および26が形成され、ハウジング22の内
部には開口24および26のそれぞれに関連して給気フ
ァン28およびエアフィルタ30が設けられる。また、
ハウジング22の下部中央部には室内コイル32が設け
られ、室内コイル32の上方には室内コイル32を通過
した空気を再び室内コイル32の入口に戻すためのバイ
パスファン34が設けられる。そして、ハウジング22
の外部には給気ファン28の回転数を制御して送風量を
調整するためのインバータ36等が設けられる。
は、空調すべき部屋12をコントローラ14で制御され
る空気調和機16によって空気調和するものである。空
気調和機16は屋内に設置される室内機18と屋外に設
置される室外機20とからなり、室内機18はハウジン
グ22を含む。ハウジング22の上面および下部側面に
は開口24および26が形成され、ハウジング22の内
部には開口24および26のそれぞれに関連して給気フ
ァン28およびエアフィルタ30が設けられる。また、
ハウジング22の下部中央部には室内コイル32が設け
られ、室内コイル32の上方には室内コイル32を通過
した空気を再び室内コイル32の入口に戻すためのバイ
パスファン34が設けられる。そして、ハウジング22
の外部には給気ファン28の回転数を制御して送風量を
調整するためのインバータ36等が設けられる。
【0012】室外機20はハウジング38を含む。ハウ
ジング38の上面には開口40が形成され、ハウジング
38の側面には開口42および44が形成される。ハウ
ジング38の内部には室外コイル46,コンプレッサ4
8および四方弁50が設けられ、また、開口40に関連
して排気ファン52が設けられる。そして、ハウジング
38の外部にはコンプレッサ48の能力を制御するため
のインバータ54等が設けられる。室内コイル32,室
外コイル46,コンプレッサ48および四方弁50は冷
媒を通すパイプ56を介して相互に連通され、それによ
って冷媒回路が構成される。
ジング38の上面には開口40が形成され、ハウジング
38の側面には開口42および44が形成される。ハウ
ジング38の内部には室外コイル46,コンプレッサ4
8および四方弁50が設けられ、また、開口40に関連
して排気ファン52が設けられる。そして、ハウジング
38の外部にはコンプレッサ48の能力を制御するため
のインバータ54等が設けられる。室内コイル32,室
外コイル46,コンプレッサ48および四方弁50は冷
媒を通すパイプ56を介して相互に連通され、それによ
って冷媒回路が構成される。
【0013】そして、インバータ36および54がコン
トローラ14のAO(アナログアウトプット)端子58
に接続され、バイパスファン34と四方弁50と排気フ
ァン52とがDO(ディジタルアウトプット)端子60
に接続される。一方、空調すべき部屋12には、3つの
給気口62a,62bおよび62cならびに4つの排気
口64a,64b,64cおよび64dが形成され、給
気口62a〜62cのそれぞれと室内機18の開口24
(空気調和機28の出口)とが給気ダクト66を介して
連通され、排気口64a〜64dのそれぞれと屋外に向
けて開口された排気口68とが排気ダクト70を介して
連通される。そして、給気ダクト66の入口近傍には温
度センサ72が設けられ、排気ダクト70には、排気口
64a〜64dのそれぞれに関連してダンパ制御部74
a,74b,74cおよび74dによって開度が制御さ
れるダンパ76a,76b,76cおよび76dが設け
られ、また、排気口68に関連してインバータ78によ
って回転数が制御される排気ファン80が設けられる。
さらに、排気ダクト70の出口近傍には温度センサ82
が設けられる。そして、排気ダクト70の出口近傍と室
外機20の開口42とがダクト84を介して連通され、
ダクト84にはダンパ制御部86によって開度が制御さ
れるダンパ88が設けられる。
トローラ14のAO(アナログアウトプット)端子58
に接続され、バイパスファン34と四方弁50と排気フ
ァン52とがDO(ディジタルアウトプット)端子60
に接続される。一方、空調すべき部屋12には、3つの
給気口62a,62bおよび62cならびに4つの排気
口64a,64b,64cおよび64dが形成され、給
気口62a〜62cのそれぞれと室内機18の開口24
(空気調和機28の出口)とが給気ダクト66を介して
連通され、排気口64a〜64dのそれぞれと屋外に向
けて開口された排気口68とが排気ダクト70を介して
連通される。そして、給気ダクト66の入口近傍には温
度センサ72が設けられ、排気ダクト70には、排気口
64a〜64dのそれぞれに関連してダンパ制御部74
a,74b,74cおよび74dによって開度が制御さ
れるダンパ76a,76b,76cおよび76dが設け
られ、また、排気口68に関連してインバータ78によ
って回転数が制御される排気ファン80が設けられる。
さらに、排気ダクト70の出口近傍には温度センサ82
が設けられる。そして、排気ダクト70の出口近傍と室
外機20の開口42とがダクト84を介して連通され、
ダクト84にはダンパ制御部86によって開度が制御さ
れるダンパ88が設けられる。
【0014】また、部屋12の内部には、排気口64
a,64bおよび64cのそれぞれに関連して、排気フ
ード90a,90bおよび90c、ガスレンジ等のよう
なガス器具92a,92bおよび92cならびにスイッ
チ94a,94bおよび94cが設けられ、各ガス器具
92a〜92cにガスを供給するためのガス供給管96
にはガスの流量を検出するためのガス流量計98が設け
られる。スイッチ94a〜94cは、ガス器具92a〜
92cの使用状況に応じて給気ファン28および排気フ
ァン80の回転数ならびにダンパ76a〜76cの開度
を段階的に切り換えるためのものである。そして、部屋
12の所定個所には、空気調和機16をオン/オフした
り、運転モードを選択するためのスイッチ100および
図示しない温度検出器と温度設定器とを備えるルームサ
ーモ102が設けられる。
a,64bおよび64cのそれぞれに関連して、排気フ
ード90a,90bおよび90c、ガスレンジ等のよう
なガス器具92a,92bおよび92cならびにスイッ
チ94a,94bおよび94cが設けられ、各ガス器具
92a〜92cにガスを供給するためのガス供給管96
にはガスの流量を検出するためのガス流量計98が設け
られる。スイッチ94a〜94cは、ガス器具92a〜
92cの使用状況に応じて給気ファン28および排気フ
ァン80の回転数ならびにダンパ76a〜76cの開度
を段階的に切り換えるためのものである。そして、部屋
12の所定個所には、空気調和機16をオン/オフした
り、運転モードを選択するためのスイッチ100および
図示しない温度検出器と温度設定器とを備えるルームサ
ーモ102が設けられる。
【0015】そして、温度センサ72および82とガス
流量計98とルームサーモ102とがコントローラ14
のAI(アナログインプット)端子104に接続され、
インバータ78とダンパ制御部74a,74b,74c
および86とがAO(アナログアウトプット)端子58
に接続され、スイッチ94a,94bおよび94cとス
イッチ100とがDI(ディジタルインプット)端子1
06に接続され、ダンパ制御部74dがDO(ディジタ
ルアウトプット)端子60に接続される。
流量計98とルームサーモ102とがコントローラ14
のAI(アナログインプット)端子104に接続され、
インバータ78とダンパ制御部74a,74b,74c
および86とがAO(アナログアウトプット)端子58
に接続され、スイッチ94a,94bおよび94cとス
イッチ100とがDI(ディジタルインプット)端子1
06に接続され、ダンパ制御部74dがDO(ディジタ
ルアウトプット)端子60に接続される。
【0016】なお、給気口62,排気口64,ガス器具
92およびスイッチ94等の数は必要に応じて増減され
てもよく、また、ルームサーモ102としては、給気温
度を設定する給気温度設定器を備えるものが用いられて
もよい。動作において、スイッチ100によって空気調
和機16がオンされ、暖房運転モードが選択されると、
給気ファン28,バイパスファン34,排気ファン52
および排気ファン80が駆動され、ダンパ制御部74d
によってダンパ76dが開かれるとともに空気調和機1
6の冷媒回路が暖房サイクル運転される。すなわち、冷
媒回路がヒートポンプとして運転される。すると、空気
調和機16の室内機18においては、屋外からの空気
(外気)が開口26を通してハウジング22内に取り込
まれ、エアフィルタ30を通して除塵された後、室内コ
イル32を通して加熱される。そして、室内コイル32
を通過した空気が給気ファン28に吸引され、給気ダク
ト66を通して各給気口62a〜62cから部屋12内
へ供給される。このとき、室内コイル32を通過した空
気の一部がバイパスファン34によって室内コイル32
の入口に戻され、室内コイル32を通してさらに加熱さ
れる。
92およびスイッチ94等の数は必要に応じて増減され
てもよく、また、ルームサーモ102としては、給気温
度を設定する給気温度設定器を備えるものが用いられて
もよい。動作において、スイッチ100によって空気調
和機16がオンされ、暖房運転モードが選択されると、
給気ファン28,バイパスファン34,排気ファン52
および排気ファン80が駆動され、ダンパ制御部74d
によってダンパ76dが開かれるとともに空気調和機1
6の冷媒回路が暖房サイクル運転される。すなわち、冷
媒回路がヒートポンプとして運転される。すると、空気
調和機16の室内機18においては、屋外からの空気
(外気)が開口26を通してハウジング22内に取り込
まれ、エアフィルタ30を通して除塵された後、室内コ
イル32を通して加熱される。そして、室内コイル32
を通過した空気が給気ファン28に吸引され、給気ダク
ト66を通して各給気口62a〜62cから部屋12内
へ供給される。このとき、室内コイル32を通過した空
気の一部がバイパスファン34によって室内コイル32
の入口に戻され、室内コイル32を通してさらに加熱さ
れる。
【0017】一方、室外機20においては、屋外からの
空気(外気)が開口44を通してハウジング38内に取
り込まれ、室外コイル46を通して熱交換(冷却)され
た後排気ファン52によって開口40から屋外へ排出さ
れる。室外コイル46において外気から汲み上げられた
熱が室内コイル32で外気を加熱するのに使われる。そ
して、ルームサーモ102が検知する部屋12の温度が
ルームサーモ102で設定された設定温度と等しくなる
ようにインバータ54によってコンプレッサ48の能力
が制御される。
空気(外気)が開口44を通してハウジング38内に取
り込まれ、室外コイル46を通して熱交換(冷却)され
た後排気ファン52によって開口40から屋外へ排出さ
れる。室外コイル46において外気から汲み上げられた
熱が室内コイル32で外気を加熱するのに使われる。そ
して、ルームサーモ102が検知する部屋12の温度が
ルームサーモ102で設定された設定温度と等しくなる
ようにインバータ54によってコンプレッサ48の能力
が制御される。
【0018】そして、ガス器具92a〜92cの使用状
態により切り換えられる各スイッチ94a〜94cの操
作に連動して各ダンパ制御部74a〜74cで各ダンパ
76a〜76cの開度が調整されるとともに、各スイッ
チ94a〜94cの操作全体に対応した給気量および排
気量となるように給気ファン28および排気ファン80
のインバータ36および78に指令が与えられる。ガス
器具92a〜92cのいずれをも使用しない場合には、
各スイッチ94a〜94cによってダンパ76a〜76
cが閉鎖され、空気調和機16が最小風量で運転され
る。ガス流量計98の出力が所定値以上になると、各ス
イッチ94a〜94cの状態に拘わらず、ガス使用量に
応じた外気量を確保し得るように各ダンパ76a〜76
cの開度が大きくされるとともに給気ファン28および
排気ファン80の風量が増大される。また、図示しない
火災検知スイッチ等からの火災信号がコントローラ14
に入力されると、空気調和機16が停止されるとともに
ダンパ76a〜76dが閉鎖され、煙や炎が遮断され
る。
態により切り換えられる各スイッチ94a〜94cの操
作に連動して各ダンパ制御部74a〜74cで各ダンパ
76a〜76cの開度が調整されるとともに、各スイッ
チ94a〜94cの操作全体に対応した給気量および排
気量となるように給気ファン28および排気ファン80
のインバータ36および78に指令が与えられる。ガス
器具92a〜92cのいずれをも使用しない場合には、
各スイッチ94a〜94cによってダンパ76a〜76
cが閉鎖され、空気調和機16が最小風量で運転され
る。ガス流量計98の出力が所定値以上になると、各ス
イッチ94a〜94cの状態に拘わらず、ガス使用量に
応じた外気量を確保し得るように各ダンパ76a〜76
cの開度が大きくされるとともに給気ファン28および
排気ファン80の風量が増大される。また、図示しない
火災検知スイッチ等からの火災信号がコントローラ14
に入力されると、空気調和機16が停止されるとともに
ダンパ76a〜76dが閉鎖され、煙や炎が遮断され
る。
【0019】そして、暖房運転時において、排気ダクト
70に設けられた温度センサ82の出力が所定値以上に
なると、ダンパ制御部86によってダクト84に設けら
れたダンパ88が開かれ、排気の一部がダクト84を通
して空気調和機16(室外機20)の室外コイル46に
導かれる。一方、冷房運転が選択された場合には、四方
弁50が切り換えられることによって冷媒回路が逆サイ
クル(冷房サイクル)運転され、エアフィルタ30で除
塵され、かつ室内コイル32で冷却された空気が給気フ
ァン28によって部屋12内へ供給される。
70に設けられた温度センサ82の出力が所定値以上に
なると、ダンパ制御部86によってダクト84に設けら
れたダンパ88が開かれ、排気の一部がダクト84を通
して空気調和機16(室外機20)の室外コイル46に
導かれる。一方、冷房運転が選択された場合には、四方
弁50が切り換えられることによって冷媒回路が逆サイ
クル(冷房サイクル)運転され、エアフィルタ30で除
塵され、かつ室内コイル32で冷却された空気が給気フ
ァン28によって部屋12内へ供給される。
【0020】この実施例によれば、暖房時に排気ダクト
70を通して屋外へ排出される排気の一部をダクト84
を通して室外コイル46に導くようにしているので、室
外コイル46において排気熱を回収することができる。
したがって、開口44から取り込まれた外気のみから熱
を回収する場合に比べて室外コイル46における熱交換
効率を向上でき、全体の暖房効率を向上できる。
70を通して屋外へ排出される排気の一部をダクト84
を通して室外コイル46に導くようにしているので、室
外コイル46において排気熱を回収することができる。
したがって、開口44から取り込まれた外気のみから熱
を回収する場合に比べて室外コイル46における熱交換
効率を向上でき、全体の暖房効率を向上できる。
【0021】なお、上述の実施例では、暖房時に温度セ
ンサ82の出力が所定値以上になったときに排気の一部
をダクト84を通して室外コイル46に導くようにして
いるが、冷房時に温度センサ82の出力が所定値以下に
なったとき排気の一部をダクト84を通して室外コイル
46に導くようにすると、冷房時にも室外コイル46に
おける熱交換効率を向上でき、全体の冷房効率を向上で
きる。
ンサ82の出力が所定値以上になったときに排気の一部
をダクト84を通して室外コイル46に導くようにして
いるが、冷房時に温度センサ82の出力が所定値以下に
なったとき排気の一部をダクト84を通して室外コイル
46に導くようにすると、冷房時にも室外コイル46に
おける熱交換効率を向上でき、全体の冷房効率を向上で
きる。
【0022】図2に示す他の実施例の空気調和装置11
0では、温水または冷水を利用して外気を加熱または冷
却する熱交換コイル(熱交換器)112を備える空気調
和機114が用いられ、排気ダクト70内に熱交換コイ
ル(熱交換器)116が設けられる。そして、熱交換コ
イル112と熱交換コイル116と中央熱源(加熱・冷
却装置)118とポンプ120とが通水用パイプ12
2,二方弁124,三方弁126および128を介して
相互に連通される。ここで、二方弁124は熱交換コイ
ル112に供給する温水の量を制御するためのものであ
り、三方弁126および128は熱交換コイル112に
中央熱源118からの温水または熱交換コイル116か
らの温水のいずれを供給するかを選択するためのもので
あり、ポンプ120は熱交換コイル116で加熱された
温水を熱交換コイル112に供給するためのものであ
る。
0では、温水または冷水を利用して外気を加熱または冷
却する熱交換コイル(熱交換器)112を備える空気調
和機114が用いられ、排気ダクト70内に熱交換コイ
ル(熱交換器)116が設けられる。そして、熱交換コ
イル112と熱交換コイル116と中央熱源(加熱・冷
却装置)118とポンプ120とが通水用パイプ12
2,二方弁124,三方弁126および128を介して
相互に連通される。ここで、二方弁124は熱交換コイ
ル112に供給する温水の量を制御するためのものであ
り、三方弁126および128は熱交換コイル112に
中央熱源118からの温水または熱交換コイル116か
らの温水のいずれを供給するかを選択するためのもので
あり、ポンプ120は熱交換コイル116で加熱された
温水を熱交換コイル112に供給するためのものであ
る。
【0023】暖房運転時において温度センサ82の出力
が所定値に達しない場合には、ポンプ120が停止さ
れ、かつ三方弁126および128によって加熱装置で
ある中央熱源118からの温水を熱交換コイル112に
供給するように温水回路が構成される。一方、ガス器具
92a〜92cを使用すること等によって温度センサ8
2の出力が所定値以上になると、三方弁126および1
28が切り換えられることによって熱交換コイル116
からの温水を熱交換コイル112に供給するように温水
回路が構成されるとともにポンプ120が駆動される。
が所定値に達しない場合には、ポンプ120が停止さ
れ、かつ三方弁126および128によって加熱装置で
ある中央熱源118からの温水を熱交換コイル112に
供給するように温水回路が構成される。一方、ガス器具
92a〜92cを使用すること等によって温度センサ8
2の出力が所定値以上になると、三方弁126および1
28が切り換えられることによって熱交換コイル116
からの温水を熱交換コイル112に供給するように温水
回路が構成されるとともにポンプ120が駆動される。
【0024】一方、冷房運転が選択された場合には、三
方弁126および128が切り換えられ、冷却装置であ
る中央熱源118からの冷水が熱交換コイル112に供
給される。この実施例によれば、暖房運転時の排気温度
が高いときに排気ダクト70内に設けた熱交換コイル1
16によって排気熱を回収し、この熱を利用して熱交換
コイル112において外気を加熱するようにしているの
で、中央熱源118の出力を低減でき、全体の暖房効率
を向上できる。実施例のように、部屋12が火気設備を
使用する厨房等である場合には、排気ダクト70を通し
て屋外へ排出される排気の温度が60℃程度にまで上昇
するので、熱交換コイル116で回収した熱だけでも十
分に暖房できる。
方弁126および128が切り換えられ、冷却装置であ
る中央熱源118からの冷水が熱交換コイル112に供
給される。この実施例によれば、暖房運転時の排気温度
が高いときに排気ダクト70内に設けた熱交換コイル1
16によって排気熱を回収し、この熱を利用して熱交換
コイル112において外気を加熱するようにしているの
で、中央熱源118の出力を低減でき、全体の暖房効率
を向上できる。実施例のように、部屋12が火気設備を
使用する厨房等である場合には、排気ダクト70を通し
て屋外へ排出される排気の温度が60℃程度にまで上昇
するので、熱交換コイル116で回収した熱だけでも十
分に暖房できる。
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図3】従来技術を示す図解図である。
10,110 …空気調和装置 12 …部屋 16,114 …空気調和機 32 …室内コイル 46 …室外コイル 70 …排気ダクト 72,82 …温度センサ 84 …ダクト 112,116 …熱交換コイル 118 …中央熱源 120 …ポンプ 124 …二方弁 126,128 …三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 13/24 (72)発明者 葛岡 典雄 東京都港区赤坂6−5−30 鹿島建設株式 会社内 (72)発明者 内山 忠 東京都港区赤坂6−5−30 鹿島建設株式 会社内 (72)発明者 秋田 州三 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 堀尾 知明 東京都台東区元浅草2−6−6 東京日産 台東ビル クボタトレーン株式会社内 (72)発明者 中野 謙 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内
Claims (2)
- 【請求項1】室外コイルで汲み上げた熱を室内コイルで
放散して屋外からの第1の空気を加熱するヒートポン
プ、 前記第1の空気を空調すべき部屋内に供給する給気手
段、 前記部屋内の第2の空気を屋外へ排出する排気手段、お
よび前記排気手段によって排出される前記第2の空気の
一部を前記室外コイルに導くダクトを備える、空気調和
装置。 - 【請求項2】屋外からの第1の空気を加熱する第1の熱
交換器、 前記第1の空気を空調すべき部屋内に供給する給気手
段、 前記部屋内の第2の空気を屋外へ排出する排気手段、 前記排気手段に関連して設けられるかつ前記第2の空気
の熱を利用して第1の温水を加熱する第2の熱交換器、 第2の温水を加熱する加熱手段、および前記第1の熱交
換器に前記第1の温水を供給するか前記第2の温水を供
給するかを切り換える切換手段を備える、空気調和装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6296546A JPH08152226A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6296546A JPH08152226A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08152226A true JPH08152226A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17834936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6296546A Pending JPH08152226A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08152226A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007064513A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Hitachi Plant Technologies Ltd | ヒートポンプ式空調方法及び装置 |
WO2019155614A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置、空調システム及び熱交換ユニット |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP6296546A patent/JPH08152226A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007064513A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Hitachi Plant Technologies Ltd | ヒートポンプ式空調方法及び装置 |
WO2019155614A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置、空調システム及び熱交換ユニット |
JPWO2019155614A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2020-12-03 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置及び空調システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010313 |