JPH0814131B2 - 柱・梁接合金物の製作方法 - Google Patents
柱・梁接合金物の製作方法Info
- Publication number
- JPH0814131B2 JPH0814131B2 JP4674690A JP4674690A JPH0814131B2 JP H0814131 B2 JPH0814131 B2 JP H0814131B2 JP 4674690 A JP4674690 A JP 4674690A JP 4674690 A JP4674690 A JP 4674690A JP H0814131 B2 JPH0814131 B2 JP H0814131B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部
に、鉄骨梁間に跨って配置され、これを同時に接続しな
がら柱に接合する柱・梁接合金物を製作する。柱・梁接
合金物の製作方法に関するものである。
に、鉄骨梁間に跨って配置され、これを同時に接続しな
がら柱に接合する柱・梁接合金物を製作する。柱・梁接
合金物の製作方法に関するものである。
鉄骨梁を鉄筋コンクリート柱に接合する方法として、
柱に対向する鉄骨梁を同時に接続しながらこれを柱に接
合する方法、及びその方法に適用される接合金物を実願
昭61−106336号，実願昭63−108920号等において出願人
はこれまで種々提案している。
柱に対向する鉄骨梁を同時に接続しながらこれを柱に接
合する方法、及びその方法に適用される接合金物を実願
昭61−106336号，実願昭63−108920号等において出願人
はこれまで種々提案している。
この種の接合金物は柱を跨いで鉄骨梁間に設置され、
鉄骨梁のフランジにボルト接合される板状の平板部と、
全平板部を連結し、柱内に埋め込まれる連結部とからな
り、主として連結部の付着耐力と支圧耐力とにより鉄骨
梁からの力を柱に伝達するもので、コンクリート中に位
置する連結部が縦長の形状をすることによってコンクリ
ートの流動性と配筋作業性を妨げない、という利点を持
っている。
鉄骨梁のフランジにボルト接合される板状の平板部と、
全平板部を連結し、柱内に埋め込まれる連結部とからな
り、主として連結部の付着耐力と支圧耐力とにより鉄骨
梁からの力を柱に伝達するもので、コンクリート中に位
置する連結部が縦長の形状をすることによってコンクリ
ートの流動性と配筋作業性を妨げない、という利点を持
っている。
この発明はこうした既出願の考案や発明を派生させた
もので、金物の製作方法を加えて提案しようとするもの
である。
もので、金物の製作方法を加えて提案しようとするもの
である。
本発明ではコンクリート柱に接合される鉄骨梁の本数
分の平板金物を、十字形の平面形状をした連結金物の先
端部分に溶接することにより柱・梁接合金物を製作す
る。
分の平板金物を、十字形の平面形状をした連結金物の先
端部分に溶接することにより柱・梁接合金物を製作す
る。
柱・梁接合金物は各鉄骨梁のフランジにボルト接合さ
れる、複数のボルト孔を有する板状の複数枚の平板金物
と、平板金物を鉄筋コンクリート柱内で直交して連結す
る、鉛直方向に縦長の断面形状をし、十字形の平面形状
をした連結金物とから構成される。
れる、複数のボルト孔を有する板状の複数枚の平板金物
と、平板金物を鉄筋コンクリート柱内で直交して連結す
る、鉛直方向に縦長の断面形状をし、十字形の平面形状
をした連結金物とから構成される。
平板金物の連結金物への溶接部分には連結金物が差し
込まれる切欠きが、または連結金物の平板金物との溶接
部分には平板金物が差し込まれる切欠きが形成され、溶
接による一体化が容易化される。
込まれる切欠きが、または連結金物の平板金物との溶接
部分には平板金物が差し込まれる切欠きが形成され、溶
接による一体化が容易化される。
以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明す
る。
る。
この発明は第１図に示すような、鉄骨梁Ｂの本数分の
複数枚の平板金物１とこれを鉄筋コンクリート柱Ｃ内で
直交して連結する連結金物２とからなり、鉄骨梁Ｂを鉄
筋コンクリート柱Ｃに同時に接合する柱・梁接合金物Ａ
を製作する方法である。
複数枚の平板金物１とこれを鉄筋コンクリート柱Ｃ内で
直交して連結する連結金物２とからなり、鉄骨梁Ｂを鉄
筋コンクリート柱Ｃに同時に接合する柱・梁接合金物Ａ
を製作する方法である。
平板金物１は第１図−I,IIに示すように板状をし、鉄
骨梁Ｂのフランジにボルト３により接合されるための、
複数個のボルト孔1aが明けられる。この平板金物１は鋼
板を加工することにより形成される。
骨梁Ｂのフランジにボルト３により接合されるための、
複数個のボルト孔1aが明けられる。この平板金物１は鋼
板を加工することにより形成される。
この平板金物１の具体的な平面形状，規模はこれが接
合される鉄骨梁Ｂのフランジの形状や寸法、及び鉄筋コ
ンクリート柱Ｃの断面寸法に対応して決定される。
合される鉄骨梁Ｂのフランジの形状や寸法、及び鉄筋コ
ンクリート柱Ｃの断面寸法に対応して決定される。
連結金物２は図示するように打設コンクリートの流動
性と支圧応力による力の伝達のため、鉛直方向に縦長の
断面形状をすると同時に、連結される平板金物１の方向
に延びた連結部2aにより十字形の平面形状をしており、
主として鋼材を鋳造，鍛造、または鋼板の溶接による一
体化等により形成される。
性と支圧応力による力の伝達のため、鉛直方向に縦長の
断面形状をすると同時に、連結される平板金物１の方向
に延びた連結部2aにより十字形の平面形状をしており、
主として鋼材を鋳造，鍛造、または鋼板の溶接による一
体化等により形成される。
また第１図，第２図及び第４図に示す製作例のように
平板金物１から伝達される引張力や及び圧縮力による、
引張力作用方向に直交する方向の連結部2aに働く支圧応
力によって、連結金物２の付け根部分の曲げモーメント
が最大となるが、この肉厚を大きくすることにより、連
結金物２の断面性能を高めることができる。
平板金物１から伝達される引張力や及び圧縮力による、
引張力作用方向に直交する方向の連結部2aに働く支圧応
力によって、連結金物２の付け根部分の曲げモーメント
が最大となるが、この肉厚を大きくすることにより、連
結金物２の断面性能を高めることができる。
この連結金物２の連結部2aの断面寸法も平板金物１と
同様の理由より決定される。
同様の理由より決定される。
連結金物２の平面形状は連結される平板金物１の枚数
に拘わらず、連結部2aによる定着の効果のため十字形に
形成される。
に拘わらず、連結部2aによる定着の効果のため十字形に
形成される。
第２図，第３図はそれぞれ１組の連結金物２と平板金
物１の単独の製作例を示したものである。この両図に示
す形状の連結金物２と平板金物１の組み合わせにより柱
・梁接合金物Ａが構成される。
物１の単独の製作例を示したものである。この両図に示
す形状の連結金物２と平板金物１の組み合わせにより柱
・梁接合金物Ａが構成される。
第２図，第３図に示す実施例は平板金物１の連結部2a
への溶接箇所に切欠き1bを入れた場合であり、この切欠
き1bに連結部2aの先端部分を差し込み、その回りを溶接
することにより一体化が行われる。
への溶接箇所に切欠き1bを入れた場合であり、この切欠
き1bに連結部2aの先端部分を差し込み、その回りを溶接
することにより一体化が行われる。
第４図，第５図に示す組み合わせ例は上記実施例とは
逆に、連結部2a側に、平板金物１が差し込まれる切欠き
2bを入れた場合である。
逆に、連結部2a側に、平板金物１が差し込まれる切欠き
2bを入れた場合である。
平板金物１と連結部2aの切欠き1b,2bは双方が互いに
所定位置まで噛み合う深さに形成されればよいため、平
板金物１と連結部2aの双方に入れてもよい。
所定位置まで噛み合う深さに形成されればよいため、平
板金物１と連結部2aの双方に入れてもよい。
第６図は本発明による他の形状の柱・梁接合金物Ａの
使用状態を示したものである。
使用状態を示したものである。
この発明は以上の通りであり、平板金物と連結金物の
２種類の金物を単に溶接することにより一体化するもの
であるため極めて容易に所要強度を持つ接合金物を製作
することができ、特に、少なくともいずれか一方に切欠
きを形成しておくことによって溶接の作業性は良好であ
る。
２種類の金物を単に溶接することにより一体化するもの
であるため極めて容易に所要強度を持つ接合金物を製作
することができ、特に、少なくともいずれか一方に切欠
きを形成しておくことによって溶接の作業性は良好であ
る。
また両金物の組み合わせにより多様な接合金物を構成
することができる。
することができる。
第１図−I,IIは本発明の製作例を示したそれぞれ平面
図，立面図、第２図，第３図はそれぞれ互いに組み合わ
せられる連結金物と平板金物の形成例を示したもので、
各Ｉは平面図,IIは縦断面図、第４図，第５図は同じく
１組の連結金物と平板金物の形成例を示したもので、各
Ｉは平面図,IIは立面図、第６図−I,IIは柱・梁接合金
物による柱と梁の接合状態を示したそれぞれ平面図，立
面図である。 Ａ……柱・梁接合金物、１……平板金物、1a……ボルト
孔、1b……切欠き、２……連結金物、2a……連結部、2b
……切欠き、３……ボルト、Ｂ……鉄骨梁、Ｃ……鉄筋
コンクリート柱。
図，立面図、第２図，第３図はそれぞれ互いに組み合わ
せられる連結金物と平板金物の形成例を示したもので、
各Ｉは平面図,IIは縦断面図、第４図，第５図は同じく
１組の連結金物と平板金物の形成例を示したもので、各
Ｉは平面図,IIは立面図、第６図−I,IIは柱・梁接合金
物による柱と梁の接合状態を示したそれぞれ平面図，立
面図である。 Ａ……柱・梁接合金物、１……平板金物、1a……ボルト
孔、1b……切欠き、２……連結金物、2a……連結部、2b
……切欠き、３……ボルト、Ｂ……鉄骨梁、Ｃ……鉄筋
コンクリート柱。
Claims (3)
- 【請求項１】鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部に
配置され、鉄筋コンクリート柱に接合される鉄骨梁間に
跨ってこれらを同時に接続しながら鉄骨梁を鉄筋コンク
リート柱に接合する柱・梁接合金物を製作する方法であ
り、柱・梁接合金物は各鉄骨梁のフランジにボルト接合
される、複数のボルト孔を有する板状の複数枚の平板金
物と、平板金物を鉄筋コンクリート柱内で直交して連結
する、鉛直方向に縦長の断面形状をし、十字形の平面形
状をした連結金物とから構成され、各平板金物を連結金
物の先端部分に溶接してこれに一体化する柱・梁接合金
物の製作方法。 - 【請求項２】平板金物の連結金物への溶接部分には連結
金物が差し込まれる切欠きが形成されていることを特徴
とする第１請求項記載の柱・梁接合金物の製作方法。 - 【請求項３】連結金物の平板金物との溶接部分には平板
金物が差し込まれる切欠きが形成されていることを特徴
とする第１請求項記載の柱・梁接合金物の製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4674690A JPH0814131B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 柱・梁接合金物の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4674690A JPH0814131B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 柱・梁接合金物の製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03250129A JPH03250129A (ja) | 1991-11-07 |
| JPH0814131B2 true JPH0814131B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=12755903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4674690A Expired - Fee Related JPH0814131B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 柱・梁接合金物の製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814131B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR0173403B1 (ko) * | 1996-04-25 | 1999-04-01 | 김광호 | 전화단말기의 통화로 자동복구 장치 및 그 방법 |
| CN106759904A (zh) * | 2016-11-23 | 2017-05-31 | 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 | 一种预制装配扁柱钢框架‑支撑结构体系 |
| JP6785213B2 (ja) * | 2017-12-26 | 2020-11-18 | 積水ハウス株式会社 | 接合金具及びそれを用いてなる建物構造 |
| CN112459240A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-09 | 郑州大学 | 一种装配式腹板贯通型钢管混凝土柱与钢梁连接节点 |
-
1990
- 1990-02-27 JP JP4674690A patent/JPH0814131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03250129A (ja) | 1991-11-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |