JPH08132755A - オフセット印刷法とそのための水性組成物 - Google Patents
オフセット印刷法とそのための水性組成物Info
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- JPH08132755A JPH08132755A JP14395694A JP14395694A JPH08132755A JP H08132755 A JPH08132755 A JP H08132755A JP 14395694 A JP14395694 A JP 14395694A JP 14395694 A JP14395694 A JP 14395694A JP H08132755 A JPH08132755 A JP H08132755A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
- B41N3/08—Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development
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- Paints Or Removers (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフセット印刷法及びそのための水性組成物
を提供する。 【構成】 湿潤水又はインク若しくはラッカーのいずれ
かに、又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの両方に
分散された水に不溶性で水に膨潤しうる有機のイオン性
微小粒子の存在下で実行されるオフセット印刷法におい
て、通常湿潤水に加えられるイソプロピルアルコールの
使用を回避してこれらの微小粒子を使うことによって印
刷品質を改良するオフセット印刷法とそのための水性組
成物。
を提供する。 【構成】 湿潤水又はインク若しくはラッカーのいずれ
かに、又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの両方に
分散された水に不溶性で水に膨潤しうる有機のイオン性
微小粒子の存在下で実行されるオフセット印刷法におい
て、通常湿潤水に加えられるイソプロピルアルコールの
使用を回避してこれらの微小粒子を使うことによって印
刷品質を改良するオフセット印刷法とそのための水性組
成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフセット印刷法及びオ
フセット印刷のための水性組成物に関する。
フセット印刷のための水性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にオフセット印刷(又は平版印刷)
では、オフセット版の親水性領域の湿潤を改良し、イン
ク若しくはラッカーにおいて水の乳化を促進するために
イソプロピルアルコール(以下、IPAという)を含む
湿潤水が使用されている。
では、オフセット版の親水性領域の湿潤を改良し、イン
ク若しくはラッカーにおいて水の乳化を促進するために
イソプロピルアルコール(以下、IPAという)を含む
湿潤水が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IPA
の使用はその揮発性、引火性、毒性のため多くの不利な
点を有しており、そのためカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドンの如き水溶性ポリマー又はグリコールエーテ
ルと結合しうる種々のグリコールによって置換すること
が提案されている(US−A−4865646、464
1579、4548645及び4278467を特に参
照)。ところが、これらの生成物を使用して得られた湿
潤水はプリンターに完全な満足を与えない。本発明者は
IPAの使用を要求せず、かつ機械のインク若しくはラ
ッカーの作用と印刷品質(明るさ、コントラスト、機械
強度及びカラー重ね合わせ)の両方の見地から印刷法を
改良するオフセット印刷法をまさに発明したのである。
の使用はその揮発性、引火性、毒性のため多くの不利な
点を有しており、そのためカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドンの如き水溶性ポリマー又はグリコールエーテ
ルと結合しうる種々のグリコールによって置換すること
が提案されている(US−A−4865646、464
1579、4548645及び4278467を特に参
照)。ところが、これらの生成物を使用して得られた湿
潤水はプリンターに完全な満足を与えない。本発明者は
IPAの使用を要求せず、かつ機械のインク若しくはラ
ッカーの作用と印刷品質(明るさ、コントラスト、機械
強度及びカラー重ね合わせ)の両方の見地から印刷法を
改良するオフセット印刷法をまさに発明したのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のオフセット印刷
法は湿潤水又はインク若しくはラッカーのいずれかに使
用されるか、又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの
両方に使用される場合において、イオン性、親水性、架
橋性及び不水溶性であるが、1μmより小さい直径の水
膨潤した粒子の形で水に膨潤しうるアクリルアミド(以
下、AAMともいう)に基づくコポリマーP、共重合可
能なジエチレン性架橋剤、及び1以上の下記式(I)の
アニオン性モノマー
法は湿潤水又はインク若しくはラッカーのいずれかに使
用されるか、又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの
両方に使用される場合において、イオン性、親水性、架
橋性及び不水溶性であるが、1μmより小さい直径の水
膨潤した粒子の形で水に膨潤しうるアクリルアミド(以
下、AAMともいう)に基づくコポリマーP、共重合可
能なジエチレン性架橋剤、及び1以上の下記式(I)の
アニオン性モノマー
【0005】
【化3】
【0006】(式中、Rは水素原子又はメチルラジカル
を表わし、Mは水素、ナトリウム又はカリウムの原子又
はアンモニウム基を表わす) または1以上の下記式(II)のカチオン性モノマーで実
行されることを特徴とするものである。
を表わし、Mは水素、ナトリウム又はカリウムの原子又
はアンモニウム基を表わす) または1以上の下記式(II)のカチオン性モノマーで実
行されることを特徴とするものである。
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Rは上記と同意義であり、Zは酸
素原子又はNH基を表わし、R1 はメチル又はエチルラ
ジカルを表わし、R2 は水素原子又はメチル、エチル又
はベンジルラジカルを表わし、Xは塩素原子又はOSO
3 R2 基(R2 は上記と同意義)を表わし、nは2又は
3を表わす)
素原子又はNH基を表わし、R1 はメチル又はエチルラ
ジカルを表わし、R2 は水素原子又はメチル、エチル又
はベンジルラジカルを表わし、Xは塩素原子又はOSO
3 R2 基(R2 は上記と同意義)を表わし、nは2又は
3を表わす)
【0009】“イオン性”コポリマーという表現はアニ
オン性又はカチオン性コポリマーのいずれかを意味す
る。
オン性又はカチオン性コポリマーのいずれかを意味す
る。
【0010】式(I)のモノマーとしては、アクリル
酸、そのナトリウム、カリウム又はアンモニウム塩、メ
タクリル酸、及びそのナトリウム、カリウム又はアンモ
ニウム塩を挙げることができる。
酸、そのナトリウム、カリウム又はアンモニウム塩、メ
タクリル酸、及びそのナトリウム、カリウム又はアンモ
ニウム塩を挙げることができる。
【0011】式(II)のモノマーとしては、塩酸で塩に
変換されたか又は塩化メチル又は塩化エチルで四級化さ
れたN,N−ジメチルアミノ−2−エチルアクリレー
ト、塩酸で塩に変換されたか又は塩化メチル又は塩化エ
チルで四級化されたN,N−ジエチルアミノ−2−エチ
ルアクリレート、塩酸で塩に変換されたか又は塩化メチ
ル又は塩化エチルで四級化されたN,N−ジメチルアミ
ノ−2−エチルメタクリレート、(メタ)アクリルアミ
ドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドを挙げる
ことができる。
変換されたか又は塩化メチル又は塩化エチルで四級化さ
れたN,N−ジメチルアミノ−2−エチルアクリレー
ト、塩酸で塩に変換されたか又は塩化メチル又は塩化エ
チルで四級化されたN,N−ジエチルアミノ−2−エチ
ルアクリレート、塩酸で塩に変換されたか又は塩化メチ
ル又は塩化エチルで四級化されたN,N−ジメチルアミ
ノ−2−エチルメタクリレート、(メタ)アクリルアミ
ドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドを挙げる
ことができる。
【0012】重合可能なジエチレン性架橋剤としては、
メチレンビスアクリルアミド(以下、MBAともいう)
及びビスアクリルアミド酢酸(以下、ABAAともい
う)を挙げることができる。
メチレンビスアクリルアミド(以下、MBAともいう)
及びビスアクリルアミド酢酸(以下、ABAAともい
う)を挙げることができる。
【0013】コポリマーPとしては、アンモニアで部分
的に塩を形成し、MBA又はABAA(特にABAA)
で架橋したアクリル酸及びアクリルアミドに基づくアニ
オン性コポリマー及び塩化メチル(以下、CMAともい
う)で四級化され、MBA又はABAA(特にABA
A)で架橋されたN,N−ジメチルアミノ−2−エチル
アクリレート及びアクリルアミドに基づくカチオン性コ
ポリマーを挙げることができる。
的に塩を形成し、MBA又はABAA(特にABAA)
で架橋したアクリル酸及びアクリルアミドに基づくアニ
オン性コポリマー及び塩化メチル(以下、CMAともい
う)で四級化され、MBA又はABAA(特にABA
A)で架橋されたN,N−ジメチルアミノ−2−エチル
アクリレート及びアクリルアミドに基づくカチオン性コ
ポリマーを挙げることができる。
【0014】前記のコポリマーとしては、特に ──AAM−AA−AANH4 −ABAAのコポリマー
(それぞれのモル割合は29.6−65.1−5.1−
0.2 ), ──AAM−CMA−ABAAのコポリマー(それぞれ
のモル割合は79.15−20.83−0.02) を挙げることができる。
(それぞれのモル割合は29.6−65.1−5.1−
0.2 ), ──AAM−CMA−ABAAのコポリマー(それぞれ
のモル割合は79.15−20.83−0.02) を挙げることができる。
【0015】使用される略字はそれぞれ下記の意味を有
する。 AAM :アクリルアミド AA :アクリル酸 AANH4 :アンモニウムアクリレート ABAA :ビスアクリルアミド酢酸 CMA :アクリロイルオキシ−2−エチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド
する。 AAM :アクリルアミド AA :アクリル酸 AANH4 :アンモニウムアクリレート ABAA :ビスアクリルアミド酢酸 CMA :アクリロイルオキシ−2−エチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド
【0016】1μm未満の直径を有する水膨潤した微小
粒子の形におけるコポリマーPは生成物として知られて
いる。
粒子の形におけるコポリマーPは生成物として知られて
いる。
【0017】アニオン性コポリマーPは顔料で印刷する
ための増粘剤(EP−A−0325065参照)又は紙
被覆法(EP−A−0501846参照)として特に提
案されている。
ための増粘剤(EP−A−0325065参照)又は紙
被覆法(EP−A−0501846参照)として特に提
案されている。
【0018】カチオン性コポリマーPは家庭用軟化剤の
製造のための増粘剤(EP−A−0494554参照)
として特に提案されている。
製造のための増粘剤(EP−A−0494554参照)
として特に提案されている。
【0019】コポリマーPは水の重量の約1000倍ま
で吸収しうる親水性コポリマーである。このため水で膨
潤する1μm未満の直径のコポリマーPの微小粒子が水
と接触されると、それらは水の重量の約1000倍まで
吸収し、それらの直径は最初の直径の約10倍まで増大
するが、それらの水の吸収能力は架橋の程度によって左
右される。コポリマーPの微小粒子によって吸収された
水はすぐに利用できる。実際、これらの水膨潤した粒子
が応力を受けるとすぐにそれらは吸収した水のいくばく
かを放出し、また応力が除かれるとそれらは再び吸収す
る。
で吸収しうる親水性コポリマーである。このため水で膨
潤する1μm未満の直径のコポリマーPの微小粒子が水
と接触されると、それらは水の重量の約1000倍まで
吸収し、それらの直径は最初の直径の約10倍まで増大
するが、それらの水の吸収能力は架橋の程度によって左
右される。コポリマーPの微小粒子によって吸収された
水はすぐに利用できる。実際、これらの水膨潤した粒子
が応力を受けるとすぐにそれらは吸収した水のいくばく
かを放出し、また応力が除かれるとそれらは再び吸収す
る。
【0020】本発明の方法を好ましい条件のもとで実行
するために、自己可逆性の油中水型分散液(以下、Dと
もいう)が使用されるが、それは分散水性相において1
μm未満の直径の水膨潤した微小粒子の条件でコポリマ
ーPを含むものである。
するために、自己可逆性の油中水型分散液(以下、Dと
もいう)が使用されるが、それは分散水性相において1
μm未満の直径の水膨潤した微小粒子の条件でコポリマ
ーPを含むものである。
【0021】自己可逆性の油中水型分散液とは連続相が
油で分散相が水である分散液であって、水で稀釈すると
自発的に逆になってすばやく水中油型分散液になりうる
ものを意味する。このようなことが起こるためには、そ
れが5未満のHLB値を有する1以上の油溶性乳化剤、
8以上(好ましくは10以上)のHLB値を有する1以
上の水溶性乳化剤をさらに含めば充分であり、全ての乳
化剤では全HLB値は8以上、好ましくは10以上であ
ればよい。
油で分散相が水である分散液であって、水で稀釈すると
自発的に逆になってすばやく水中油型分散液になりうる
ものを意味する。このようなことが起こるためには、そ
れが5未満のHLB値を有する1以上の油溶性乳化剤、
8以上(好ましくは10以上)のHLB値を有する1以
上の水溶性乳化剤をさらに含めば充分であり、全ての乳
化剤では全HLB値は8以上、好ましくは10以上であ
ればよい。
【0022】HLBは乳化剤の親水性−親油性バランス
に関するものである( Kirk - Othmer、Encyclopedia
of Chemical Technology 、第3版、第8巻、910
〜918頁)。
に関するものである( Kirk - Othmer、Encyclopedia
of Chemical Technology 、第3版、第8巻、910
〜918頁)。
【0023】本発明の方法で使用されうる自己可逆性の
油中水型分散液Dは1μm未満の直径の水膨潤した微小
粒子の形でコポリマーPを含有する分散された水性相、
連続油相及び乳化剤系(Eと表わす)を含んでおり、そ
の結果その分散液は室温で安定している。乳化剤系は8
以上、好ましくは10以上のHLB値を有する1以上の
水溶性乳化剤だけでなく5未満のHLB値を有する1以
上の油溶性乳化剤を適当量含んでおり、乳化剤形成系E
は全体として8以上、好ましくは10以上のHLB値を
有するような量である。
油中水型分散液Dは1μm未満の直径の水膨潤した微小
粒子の形でコポリマーPを含有する分散された水性相、
連続油相及び乳化剤系(Eと表わす)を含んでおり、そ
の結果その分散液は室温で安定している。乳化剤系は8
以上、好ましくは10以上のHLB値を有する1以上の
水溶性乳化剤だけでなく5未満のHLB値を有する1以
上の油溶性乳化剤を適当量含んでおり、乳化剤形成系E
は全体として8以上、好ましくは10以上のHLB値を
有するような量である。
【0024】分散液D中の分散された水性相は必要なら
ば重合化を抑制する金属、緩衝剤、転写剤( transfer
agent )、及び重合開始剤を除去するためにコポリマ
ーPに加えてキレート化剤の如き一般の水溶性添加剤を
含むことができる。しかしながら、これらの種々の添加
剤の総重量は水性相の総重量の約5%を越えてはいけな
い。
ば重合化を抑制する金属、緩衝剤、転写剤( transfer
agent )、及び重合開始剤を除去するためにコポリマ
ーPに加えてキレート化剤の如き一般の水溶性添加剤を
含むことができる。しかしながら、これらの種々の添加
剤の総重量は水性相の総重量の約5%を越えてはいけな
い。
【0025】油相は室温で液体で100℃を越える沸点
を有する1以上の炭化水素を含む。これらの炭化水素と
しては、室温で液体で150〜350℃の沸点を有する
直鎖又は枝分れ鎖のパラフィン及び商業用シクロパラフ
ィンを挙げることができる。さらに、それはその重量の
5%を越えない割合で重合開始剤又は転写剤の如き種々
の一般の添加剤を含むことができる。
を有する1以上の炭化水素を含む。これらの炭化水素と
しては、室温で液体で150〜350℃の沸点を有する
直鎖又は枝分れ鎖のパラフィン及び商業用シクロパラフ
ィンを挙げることができる。さらに、それはその重量の
5%を越えない割合で重合開始剤又は転写剤の如き種々
の一般の添加剤を含むことができる。
【0026】5未満のHLB値を有する油溶性乳化剤と
しては、ソルビタンモノオレエートの如きソルビタン及
び脂肪酸のエステル、及びそのソルビタンセスキオレエ
ートを挙げることができる。8以上のHLB値を有する
水溶性乳化剤としては、8molのエチレンオキシドで
エトキシレート化したノニルフェニル、10molのエ
チレンオキシドでエトキシレート化したノニルフェニ
ル、40molのエチレンオキシドでエトキシレート化
したソルビタンヘキサオレエート、及び50molのエ
チレンオキシドでエトキシレート化したソルビタンヘキ
サオレエートの如きエチレンオキシドでエトキシレート
化したノニルフェノールを挙げることができる。
しては、ソルビタンモノオレエートの如きソルビタン及
び脂肪酸のエステル、及びそのソルビタンセスキオレエ
ートを挙げることができる。8以上のHLB値を有する
水溶性乳化剤としては、8molのエチレンオキシドで
エトキシレート化したノニルフェニル、10molのエ
チレンオキシドでエトキシレート化したノニルフェニ
ル、40molのエチレンオキシドでエトキシレート化
したソルビタンヘキサオレエート、及び50molのエ
チレンオキシドでエトキシレート化したソルビタンヘキ
サオレエートの如きエチレンオキシドでエトキシレート
化したノニルフェノールを挙げることができる。
【0027】分散液Dは生成物として知られ、これらの
いくつかは顔料で印刷するために繊維産業で広く使用さ
れている。それらはオフセット印刷で使用されるインク
若しくはラッカーと相溶性があり、水膨潤したコポリマ
ーPを含むコロイド状の溶液を生ずる。それらはまた油
水分散液を生ずるすべての割合で水と相溶性があり、そ
の場合コポリマーPの粒子は連続水性相で分散されてい
る。
いくつかは顔料で印刷するために繊維産業で広く使用さ
れている。それらはオフセット印刷で使用されるインク
若しくはラッカーと相溶性があり、水膨潤したコポリマ
ーPを含むコロイド状の溶液を生ずる。それらはまた油
水分散液を生ずるすべての割合で水と相溶性があり、そ
の場合コポリマーPの粒子は連続水性相で分散されてい
る。
【0028】分散液Dは文献で広く記載されている逆の
型の油中水型懸濁液における重合方法の如き既知の方法
によって得ることができる。
型の油中水型懸濁液における重合方法の如き既知の方法
によって得ることができる。
【0029】これを達成するためには、例えば (i)油中水型乳濁液はモノマーを含む水性溶液を加え
ることによって製造され、もし望むなら選択された添加
剤を1以上の適当な乳化剤を含む液体炭化水素に入れて
撹拌し、モノマーを含む1μm未満の微小な水粒子から
なる逆の型の乳濁液を得ることができる。その乳濁液は
連続油相で分散され、乳濁液の全体積に対する水性相の
体積(体積比Rv)が74%未満、好ましくは71%未
満である。 (ii)完全に脱酸素化されたこのエマルジョンは次いで
アゾビスイソブチロニトリル、AIBN、アゾビスアミ
ジノプロパンジクロレート(ABAH)、ナトリウム又
はアンモニウム過硫酸塩のような過酸化物、クメンヒド
ロペルオキシド又はレドックス系のようなアゾ誘導体の
如きフリーラジカルを発生する1以上の開始剤を撹拌し
ながら導入することによってラジカル重合反応を受け
る、 (iii) 次にその重合反応が終わると、1以上の水溶性乳
化剤の適当量を冷却反応媒体に加えて乳化剤の全HLB
値を全体として8以上、好ましくは10以上にする。も
し望むなら、水溶性乳化剤を加える前にコポリマーPを
反応媒体から単離することができ、または水−及び油−
相溶性溶剤(例えばアセトン)を加えることによってコ
ポリマーPを沈殿させて濾過によってコポリマーPを単
離させることができ、それは乾燥され、さらに水で再分
散される。
ることによって製造され、もし望むなら選択された添加
剤を1以上の適当な乳化剤を含む液体炭化水素に入れて
撹拌し、モノマーを含む1μm未満の微小な水粒子から
なる逆の型の乳濁液を得ることができる。その乳濁液は
連続油相で分散され、乳濁液の全体積に対する水性相の
体積(体積比Rv)が74%未満、好ましくは71%未
満である。 (ii)完全に脱酸素化されたこのエマルジョンは次いで
アゾビスイソブチロニトリル、AIBN、アゾビスアミ
ジノプロパンジクロレート(ABAH)、ナトリウム又
はアンモニウム過硫酸塩のような過酸化物、クメンヒド
ロペルオキシド又はレドックス系のようなアゾ誘導体の
如きフリーラジカルを発生する1以上の開始剤を撹拌し
ながら導入することによってラジカル重合反応を受け
る、 (iii) 次にその重合反応が終わると、1以上の水溶性乳
化剤の適当量を冷却反応媒体に加えて乳化剤の全HLB
値を全体として8以上、好ましくは10以上にする。も
し望むなら、水溶性乳化剤を加える前にコポリマーPを
反応媒体から単離することができ、または水−及び油−
相溶性溶剤(例えばアセトン)を加えることによってコ
ポリマーPを沈殿させて濾過によってコポリマーPを単
離させることができ、それは乾燥され、さらに水で再分
散される。
【0030】本発明の方法において使用されうる分散液
Dとしては、特に下記の成分重量で含まれる自己可逆性
油中水型分散液を挙げることができる。 ──1μm未満の直径の水膨潤した微小粒子の形でコポ
リマーPを約42±3重量%を含む水性相 約71±3
% ──油相 約25±2.5% ──全体のHLB値が8を越え、かつHLB値が4未満
の1以上の乳化剤を50重量%以上含む乳化剤の混合物
約4±1%
Dとしては、特に下記の成分重量で含まれる自己可逆性
油中水型分散液を挙げることができる。 ──1μm未満の直径の水膨潤した微小粒子の形でコポ
リマーPを約42±3重量%を含む水性相 約71±3
% ──油相 約25±2.5% ──全体のHLB値が8を越え、かつHLB値が4未満
の1以上の乳化剤を50重量%以上含む乳化剤の混合物
約4±1%
【0031】前記の分散液としては、特に以下のコポリ
マーを含むものを挙げることができる。 ──AAM−AA−AANH4 −ABAA、(モル割合
は29.6−65.1−5.1−0.2)、 ──AAM−CMA−ABAA、(モル割合は79.1
5−20.83−0.02)
マーを含むものを挙げることができる。 ──AAM−AA−AANH4 −ABAA、(モル割合
は29.6−65.1−5.1−0.2)、 ──AAM−CMA−ABAA、(モル割合は79.1
5−20.83−0.02)
【0032】本発明の方法を最も好ましい条件で実行す
るためには、水膨潤した微小粒子の条件で上記で規定し
たコポリマーPを含み、上記で規定した分散液Dが好ま
しくは約0.1〜10重量%である水性組成物(以下、
Cともいう)が使用される。水と相溶性がある水性組成
物Cはオフセット印刷のための湿潤水を得るために直接
使用することができる。この水性組成物Cは水中で所望
の量の分散液Dを単に混合することによって得られる。
るためには、水膨潤した微小粒子の条件で上記で規定し
たコポリマーPを含み、上記で規定した分散液Dが好ま
しくは約0.1〜10重量%である水性組成物(以下、
Cともいう)が使用される。水と相溶性がある水性組成
物Cはオフセット印刷のための湿潤水を得るために直接
使用することができる。この水性組成物Cは水中で所望
の量の分散液Dを単に混合することによって得られる。
【0033】これらの水性組成物Cとしては上記で規定
した分散液Dを0.5重量%含むものを挙げることがで
きる。
した分散液Dを0.5重量%含むものを挙げることがで
きる。
【0034】本発明の方法は上記で規定したコポリマー
Pを、湿潤水又はインク若しくはラッカーのいずれか、
又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの両方に撹拌し
ながら添加することによって極めて簡単に実行される。
Pを、湿潤水又はインク若しくはラッカーのいずれか、
又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの両方に撹拌し
ながら添加することによって極めて簡単に実行される。
【0035】本発明を実行するための好ましい条件に従
うと、上述の方法は上記で規定した自己可逆性の油中水
型分散液Dの存在下でコポリマーPを0.01〜3重量
%を湿潤水及び/又はインク若しくはラッカーに撹拌し
ながら添加することによって、又は水性組成物C中でコ
ポリマーP0.01〜3重量%を湿潤水に添加すること
によってのいずれかで実行される。
うと、上述の方法は上記で規定した自己可逆性の油中水
型分散液Dの存在下でコポリマーPを0.01〜3重量
%を湿潤水及び/又はインク若しくはラッカーに撹拌し
ながら添加することによって、又は水性組成物C中でコ
ポリマーP0.01〜3重量%を湿潤水に添加すること
によってのいずれかで実行される。
【0036】平版印刷による印刷法、特にオフセット印
刷法において湿潤水又はインク若しくはラッカーのいず
れかで又は湿潤水及びインク若しくはラッカーと同時に
上記で規定されるコポリマーPを使用する場合には特に
印刷時に下記の利点を有する: ──イソプロピルアルコール又はポリオール又はグリコ
ールモノエーテルの如きヒドロキシレート化した化合物
の使用を回避できる、 ──“オフセット”特性を改良しながらインク若しくは
ラッカー中の水の乳化を緩和する、 ──インク若しくはラッカーのタック、即ちあるシート
から次のシートへのインクの移行を変える。 そして、印刷された生成物においては: ──平調な色相の視覚的均一性を改良する、 ──インク及び/又はラッカーの重ね合わせを助ける、 ──特にラッカーの場合には光沢を増加する、 ──印刷領域と非印刷領域の間の良好な分離の結果とし
て優れた印刷解像性を達成することが可能になる、 ──平調な色相においてより強い色彩で印刷することを
可能にすることによって印刷コントラストを改良する
刷法において湿潤水又はインク若しくはラッカーのいず
れかで又は湿潤水及びインク若しくはラッカーと同時に
上記で規定されるコポリマーPを使用する場合には特に
印刷時に下記の利点を有する: ──イソプロピルアルコール又はポリオール又はグリコ
ールモノエーテルの如きヒドロキシレート化した化合物
の使用を回避できる、 ──“オフセット”特性を改良しながらインク若しくは
ラッカー中の水の乳化を緩和する、 ──インク若しくはラッカーのタック、即ちあるシート
から次のシートへのインクの移行を変える。 そして、印刷された生成物においては: ──平調な色相の視覚的均一性を改良する、 ──インク及び/又はラッカーの重ね合わせを助ける、 ──特にラッカーの場合には光沢を増加する、 ──印刷領域と非印刷領域の間の良好な分離の結果とし
て優れた印刷解像性を達成することが可能になる、 ──平調な色相においてより強い色彩で印刷することを
可能にすることによって印刷コントラストを改良する
【0037】上述で規定した分散液Dに分散されたコポ
リマーPを湿潤水及び/又はインク若しくはラッカーに
加えるとき、又は上述で規定した水性組成物Cに分散さ
れたコポリマーPを湿潤水に加えるときに同じ結果が得
られる。
リマーPを湿潤水及び/又はインク若しくはラッカーに
加えるとき、又は上述で規定した水性組成物Cに分散さ
れたコポリマーPを湿潤水に加えるときに同じ結果が得
られる。
【0038】試験は System Brunner SA、CH−660
0 Locarno 、スイスの会社によって販売されている
“ Brunner System standard offset test form
+ tolerances ”を使用するオフセット印刷機を用いて
行った。
0 Locarno 、スイスの会社によって販売されている
“ Brunner System standard offset test form
+ tolerances ”を使用するオフセット印刷機を用いて
行った。
【0039】表1に記載される試験全体の結果は40 d
ynes/cm(40mN/m又は40mJ/m2 )のオーダ
ーの表面張力を得るために実施例1に従って製造された
分散液を0.26重量%又は実施例2に従って製造され
た分散液を1重量%のいずれかを加えることによってI
PAを含む湿潤水で実行される試験と比較して行われ
た。記載された試験は1.5のODの光学濃度を有する
“T4725 blue andred from the Plast rang
e”インクを使い、Arjomari−Wettaggins company に
よって販売されている二重被覆した”main”を使ってU
V乾燥機を備えた2色オフセット機により実行された。
ynes/cm(40mN/m又は40mJ/m2 )のオーダ
ーの表面張力を得るために実施例1に従って製造された
分散液を0.26重量%又は実施例2に従って製造され
た分散液を1重量%のいずれかを加えることによってI
PAを含む湿潤水で実行される試験と比較して行われ
た。記載された試験は1.5のODの光学濃度を有する
“T4725 blue andred from the Plast rang
e”インクを使い、Arjomari−Wettaggins company に
よって販売されている二重被覆した”main”を使ってU
V乾燥機を備えた2色オフセット機により実行された。
【0040】次に下記の全ての試験が印刷シート上で実
行された。 ──インク摩耗試験、 ──平調な色相の視覚的分類、 ──品質制御:OD(光学濃度)、トラッピング、光
沢、ドット分布(TF−TG)、 ──画像の分析品質の評価 −平調な色相上のPC% −平調な色相上のグレースペクトルレベル −pq.によって示されるスクリーンドットの円形度
(25%被覆面積)
行された。 ──インク摩耗試験、 ──平調な色相の視覚的分類、 ──品質制御:OD(光学濃度)、トラッピング、光
沢、ドット分布(TF−TG)、 ──画像の分析品質の評価 −平調な色相上のPC% −平調な色相上のグレースペクトルレベル −pq.によって示されるスクリーンドットの円形度
(25%被覆面積)
【0041】インク摩耗試験は50rpmで、2.5K
gの荷重で、6日後にウォレス( Wallace)装置を使っ
て実行された。スクリーンドットの広がりはTF−TG
によって示される。トラッピングはあるインクが別のイ
ンクの上に重ね合わさることを意味する。光沢は光沢計
を使って決定した。スクリーンドットの周囲を観察する
画像分析は顕微鏡的拡大後、実行された:観察された最
小領域は27μm2 であった。
gの荷重で、6日後にウォレス( Wallace)装置を使っ
て実行された。スクリーンドットの広がりはTF−TG
によって示される。トラッピングはあるインクが別のイ
ンクの上に重ね合わさることを意味する。光沢は光沢計
を使って決定した。スクリーンドットの周囲を観察する
画像分析は顕微鏡的拡大後、実行された:観察された最
小領域は27μm2 であった。
【0042】PC%によって上述のごとく示される平調
な色相の被覆%は二つの異なった拡大で測定した。平調
な色相のコンテ( continuity )の品質は異なった作用
解像度のための粒子サイズ曲線を使って決定した。その
結果は平調な色相の視覚分類に従った。
な色相の被覆%は二つの異なった拡大で測定した。平調
な色相のコンテ( continuity )の品質は異なった作用
解像度のための粒子サイズ曲線を使って決定した。その
結果は平調な色相の視覚分類に従った。
【0043】平調な色相上でのグレースペクトルレベル
は平調な色相の異なった拡大を使って、微小濃度曲線に
基づいて決定した。装置の解像力が増加すると粗さの増
加を明らかに見ることができる。倍率の選択にかかわら
ず、視覚分類によって得られた結果が確認された。
は平調な色相の異なった拡大を使って、微小濃度曲線に
基づいて決定した。装置の解像力が増加すると粗さの増
加を明らかに見ることができる。倍率の選択にかかわら
ず、視覚分類によって得られた結果が確認された。
【0044】スクリーンドットの輪郭の品質は最良の円
形度要因を探すべく25%被覆のスクリーン上で調べら
れ、周長(prで示す)及び10スクリーンドットの表
面積を決定した。次いで同じ面積を有する完全な円の理
論的周長(ptで示す)を観察された表面積から計算し
た。実際に測定した周長(pr)から計算による理論的
周長(pt)を引いたものと理論的周長(pt)との比
は円形度の要因(pq)を表わしている:
形度要因を探すべく25%被覆のスクリーン上で調べら
れ、周長(prで示す)及び10スクリーンドットの表
面積を決定した。次いで同じ面積を有する完全な円の理
論的周長(ptで示す)を観察された表面積から計算し
た。実際に測定した周長(pr)から計算による理論的
周長(pt)を引いたものと理論的周長(pt)との比
は円形度の要因(pq)を表わしている:
【0045】
【0046】
【実施例】分散液Dの製造 ──310〜342℃の沸点を有し、かつパラフィン系
炭化水素を約80重量%とナフテン系炭化水素を約20
重量%を含む液体炭化水素の混合物 92重量% ──HLB=3.7のソルビタンセスキオレエート 8
重量% を含む総重量52400gの10℃に冷却された油相
に、 ──表1に規定されるモノマーの混合物M 42.9重
量% ──純粋の無水くえん酸 n重量% ──ジエチレントリアミンペンタ酢酸のペンタナトリウ
ム塩 500ppm(即ち、7g) ──表1に規定される水溶性アゾ誘導体Az 全てのモノマーに関するモル割合で表わすと 15pp
m を含む総重量140000gの完全に脱酸素化され新し
く製造された水性相を、90rpmで撹拌しながら不活
性雰囲気下で15分以上にわたって加えた。
炭化水素を約80重量%とナフテン系炭化水素を約20
重量%を含む液体炭化水素の混合物 92重量% ──HLB=3.7のソルビタンセスキオレエート 8
重量% を含む総重量52400gの10℃に冷却された油相
に、 ──表1に規定されるモノマーの混合物M 42.9重
量% ──純粋の無水くえん酸 n重量% ──ジエチレントリアミンペンタ酢酸のペンタナトリウ
ム塩 500ppm(即ち、7g) ──表1に規定される水溶性アゾ誘導体Az 全てのモノマーに関するモル割合で表わすと 15pp
m を含む総重量140000gの完全に脱酸素化され新し
く製造された水性相を、90rpmで撹拌しながら不活
性雰囲気下で15分以上にわたって加えた。
【0047】添加後、その反応媒体は窒素で泡立たせて
入念に脱酸素化し、次いで20℃で決定されるブルック
フィールド粘度3.6±0.2Pa.sを得るために1
0℃に温度を維持しつつ、四つの軸を使って20rpm
の速度で不活性雰囲気下で強く撹拌した。
入念に脱酸素化し、次いで20℃で決定されるブルック
フィールド粘度3.6±0.2Pa.sを得るために1
0℃に温度を維持しつつ、四つの軸を使って20rpm
の速度で不活性雰囲気下で強く撹拌した。
【0048】10℃の温度を有し、かつ不活性雰囲気下
で撹拌しつづけて得られた乳濁液に、 ──油相の製造のため使われた炭化水素混合物850g
の溶液中におけるクメンヒドロペルオキシド200pp
m(モノマーに関するモル割合)を5分以上にわたって
加えた。次いでこれを加えた後5分間不活性雰囲気下で
撹拌し、発熱重合化反応を起こし、 ──3000gの水の溶液中における二流化ナトリウム
112.5ppm(モノマーに関するモル割合)を45
分以上にわたって加えた。
で撹拌しつづけて得られた乳濁液に、 ──油相の製造のため使われた炭化水素混合物850g
の溶液中におけるクメンヒドロペルオキシド200pp
m(モノマーに関するモル割合)を5分以上にわたって
加えた。次いでこれを加えた後5分間不活性雰囲気下で
撹拌し、発熱重合化反応を起こし、 ──3000gの水の溶液中における二流化ナトリウム
112.5ppm(モノマーに関するモル割合)を45
分以上にわたって加えた。
【0049】これが加えられた後の反応媒体の温度は約
80℃であった。この温度を保持しながら1時間撹拌
し、次いで室温まで冷却した。
80℃であった。この温度を保持しながら1時間撹拌
し、次いで室温まで冷却した。
【0050】次いで下記の成分を撹拌しながら加えた: ──エチレンオキシド8molでエトキシレート化した
ノニルフェノール(HLB=12.3) 2000g ──エチレンオキシド10molでエトキシレート化し
たノニルフェノール(HLB=13.3) 2000g
ノニルフェノール(HLB=12.3) 2000g ──エチレンオキシド10molでエトキシレート化し
たノニルフェノール(HLB=13.3) 2000g
【0051】このようにして自己可塑性の油中水型乳濁
液200〜250gを下記の組成で得た: ──ポリマーPを42重量%含む水性相 71.41重
量% ──油相 24.50重量% ──HLB=3.7を有する乳化剤51.17重量%及
びHLBがそれぞれ12.3と13.3である二つの乳
化剤の1/1混合物48.83重量%から成る乳化剤系
4.09重量%
液200〜250gを下記の組成で得た: ──ポリマーPを42重量%含む水性相 71.41重
量% ──油相 24.50重量% ──HLB=3.7を有する乳化剤51.17重量%及
びHLBがそれぞれ12.3と13.3である二つの乳
化剤の1/1混合物48.83重量%から成る乳化剤系
4.09重量%
【0052】この分散液は下記の特性で表1に記載され
ている: ──Ve:2軸使用で20rpmの速度の20℃で決定
される分散液のブルックフィールド粘度、 ──Vs:分散液を3.33%含む水溶液のブルックフ
ィールド粘度、 ──Vn:分散液3.33%と塩化ナトリウム0.1%
を含む水溶液のブルックフィールド粘度
ている: ──Ve:2軸使用で20rpmの速度の20℃で決定
される分散液のブルックフィールド粘度、 ──Vs:分散液を3.33%含む水溶液のブルックフ
ィールド粘度、 ──Vn:分散液3.33%と塩化ナトリウム0.1%
を含む水溶液のブルックフィールド粘度
【0053】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−クロード・シロ フランス国93350 ル、ブルジュ、アヴェ ニュー、ド、ラ、ディヴィジオン、レクレ ール 78 (72)発明者 クロード・トゥルーヴ フランス国91330 ジェール、リュ、ド、 ラ、グランジュ 18 (72)発明者 ルネ・ショーディ フランス国38610 ヴェノン、シェミン、 ド、プレセンブワ (番地なし) (72)発明者 ポール・マーロ フランス国78400 シャトー、アヴェニュ ー、ヴィクトール、ヒューゴ 15
Claims (7)
- 【請求項1】 湿潤水又はインク若しくはラッカーのい
ずれかに使用されるか、又は湿潤水及びインク若しくは
ラッカーの両方に使用される場合において、イオン性、
親水性、架橋性及び不水溶性であるが、1μmより小さ
い直径の水膨潤した微小粒子の形で水に膨潤しうるアク
リルアミドに基づくコポリマーP、共重合可能なジエチ
レン性架橋剤、及び1以上の下記式(I)のアニオン性
モノマー 【化1】 (式中、Rは水素原子又はメチルラジカルを表わし、M
は水素、ナトリウム又はカリウムの原子又はアンモニウ
ム基を表す) または1以上の下記式(II)のカチオン性モノマー 【化2】 (式中、Rは上記と同意義であり、Zは酸素原子又はN
H基を表わし、R1 はメチル又はエチルラジカルを表わ
し、R2 は水素原子又はメチル、エチル又はベンジルラ
ジカルを表わし、Xは塩素原子又はOSO3 R2 基(R
2 は上記と同意義)を表わし、nは2又は3を表わす)
の存在下で実行されることを特徴とするオフセット印刷
法。 - 【請求項2】 コポリマーPが、メチレンビスアクリル
アミド及びビスアクリルアミド酢酸を含む群から選択さ
れたジエチレンモノマーで架橋され、アンモニアで塩に
部分的に変換されたアクリル酸及びアクリルアミドに基
づくアニオン性コポリマーであることを特徴とする請求
項1記載のオフセット印刷法。 - 【請求項3】 コポリマーPが、メチレンビスアクリル
アミド及びビスアクリルアミド酢酸を含む群から選択さ
れたジエチレンモノマーで架橋され、塩化メチルで四級
化されたか又は塩酸で塩に変換されたN,N−ジメチル
アミノエチルアクリレート及びアクリルアミドに基づく
カチオン性コポリマーであることを特徴とする請求項1
記載のオフセット印刷法。 - 【請求項4】 アニオン性コポリマーが、アクリルアミ
ド、アクリル酸、アンモニウムアクリレート及びビスア
クリルアミド酢酸に基づくコポリマーであり、それぞれ
のモル割合が29.6、65.1、5.1、0.2であ
ることを特徴とする請求項2記載のオフセット印刷法。 - 【請求項5】 カチオン性コポリマーが、アクリロイル
オキシ−2−エチルトリメチルアンモニウムクロライド
及びビスアクリルアミド酢酸のアクリルアミドに基づく
コポリマーであり、それぞれのモル割合が20.83、
0.02、79.15であることを特徴とする請求項3
記載のオフセット印刷法。 - 【請求項6】 コポリマーPが、自己可逆性の油中水型
分散液に水膨潤した微小粒子の状態で分散されているこ
とを特徴とする請求項1記載のオフセット印刷法。 - 【請求項7】 湿潤水又はインク若しくはラッカーのい
ずれか、又は湿潤水及びインク若しくはラッカーの両方
に使用しうるオフセット印刷法における水性組成物にお
いて、水膨潤した微小粒子の形で請求項1に定義される
コポリマーPを含むことを特徴とする水性組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9306662 | 1993-06-03 | ||
FR9306662A FR2705922B1 (fr) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | Procédé d'impression offset et composition aqueuse à cet effet. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08132755A true JPH08132755A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=9447728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14395694A Pending JPH08132755A (ja) | 1993-06-03 | 1994-06-01 | オフセット印刷法とそのための水性組成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0627327B1 (ja) |
JP (1) | JPH08132755A (ja) |
CA (1) | CA2124627A1 (ja) |
DE (1) | DE69400780T2 (ja) |
FR (1) | FR2705922B1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181695A (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-14 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 平版印刷版用不感脂化処理液 |
-
1993
- 1993-06-03 FR FR9306662A patent/FR2705922B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-05-27 EP EP19940401176 patent/EP0627327B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-27 DE DE1994600780 patent/DE69400780T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-30 CA CA 2124627 patent/CA2124627A1/fr not_active Abandoned
- 1994-06-01 JP JP14395694A patent/JPH08132755A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2124627A1 (fr) | 1994-12-04 |
EP0627327A1 (fr) | 1994-12-07 |
DE69400780T2 (de) | 1997-02-27 |
DE69400780D1 (de) | 1996-11-28 |
FR2705922B1 (fr) | 1995-09-01 |
EP0627327B1 (fr) | 1996-10-23 |
FR2705922A1 (fr) | 1994-12-09 |
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