JPH08112168A - マットレスの芯材及びマットレス - Google Patents
マットレスの芯材及びマットレスInfo
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- JPH08112168A JPH08112168A JP27863494A JP27863494A JPH08112168A JP H08112168 A JPH08112168 A JP H08112168A JP 27863494 A JP27863494 A JP 27863494A JP 27863494 A JP27863494 A JP 27863494A JP H08112168 A JPH08112168 A JP H08112168A
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- JP
- Japan
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- support
- core material
- mattress
- support body
- fitting
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- Pending
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/14—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
- A47C27/142—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with projections, depressions or cavities
- A47C27/144—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with projections, depressions or cavities inside the mattress or cushion
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/14—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
- A47C27/142—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with projections, depressions or cavities
- A47C27/146—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with projections, depressions or cavities on the outside surface of the mattress or cushion
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/14—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
- A47C27/15—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays consisting of two or more layers
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 体重にかかわらず仰臥した時の感じ方を略同
じにできるように体重別とすること。 【構成】 同一素材の発泡樹脂により成型体とされた第
1支持体1と第2支持体2とを突起4を外側に向けて対
向させ、第1支持体1と第2支持体2との間に同一素材
からなる発泡樹脂製の柱状体3を挟持して固着する。柱
状体3は熱融着により第1支持体1と第2支持体2とに
固着される。柱状体3の発泡割合、本数、断面積等を体
重により変化させる。
じにできるように体重別とすること。 【構成】 同一素材の発泡樹脂により成型体とされた第
1支持体1と第2支持体2とを突起4を外側に向けて対
向させ、第1支持体1と第2支持体2との間に同一素材
からなる発泡樹脂製の柱状体3を挟持して固着する。柱
状体3は熱融着により第1支持体1と第2支持体2とに
固着される。柱状体3の発泡割合、本数、断面積等を体
重により変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベッド等に使用される
マットレスの芯材に関するものである。
マットレスの芯材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている敷き布団は、天
然綿花、合成繊維、羽毛またはそれらの混合物を一様に
敷きつめ、保護外被層を被せて作られているが、このよ
うな敷き布団の上に仰臥すると、一般に重量の大きい胴
部が陥没して胸部と脚部が浮上すると共に、脊椎が変形
を強制されるため寝心地が悪く、また場合によってはこ
のために疲労や痛みを生じることがよく知られている。
これは、布団の充填剤の繊維が水平方向に引っ張られて
人体をハンモック上に支持することが原因とされてい
る。
然綿花、合成繊維、羽毛またはそれらの混合物を一様に
敷きつめ、保護外被層を被せて作られているが、このよ
うな敷き布団の上に仰臥すると、一般に重量の大きい胴
部が陥没して胸部と脚部が浮上すると共に、脊椎が変形
を強制されるため寝心地が悪く、また場合によってはこ
のために疲労や痛みを生じることがよく知られている。
これは、布団の充填剤の繊維が水平方向に引っ張られて
人体をハンモック上に支持することが原因とされてい
る。
【0003】この欠点を除くためには水平方向に機械的
に独立した垂直方向の多数の力によって人体を支えれば
良いことが以前から分かっており、多数の直立コイルバ
ネをマトリクス状に配置したスプリングマットが開発さ
れている。しかしながら、スプリングマットは製造が煩
雑なため、自動化された製造工程に適さず高価であると
共に、重量があり運搬が不便なため様式ベッドの下地と
して使用することができるに過ぎなかった。さらに、ス
プリングマットは横ゆれが激しくその減衰時間が長い欠
点も有している。また、コイルバネが一般にピアノ線に
より形成されているため、金属疲労により座屈すると共
に、軋み音を発生し、洗濯することも不可能であった。
に独立した垂直方向の多数の力によって人体を支えれば
良いことが以前から分かっており、多数の直立コイルバ
ネをマトリクス状に配置したスプリングマットが開発さ
れている。しかしながら、スプリングマットは製造が煩
雑なため、自動化された製造工程に適さず高価であると
共に、重量があり運搬が不便なため様式ベッドの下地と
して使用することができるに過ぎなかった。さらに、ス
プリングマットは横ゆれが激しくその減衰時間が長い欠
点も有している。また、コイルバネが一般にピアノ線に
より形成されているため、金属疲労により座屈すると共
に、軋み音を発生し、洗濯することも不可能であった。
【0004】そこで、これを解決するように特開昭61
−232808号公報に記載されている図12及び図1
3に示すマットレスが提案されている。このマットレス
の中に収納される芯材は、図12に示すように合成樹脂
発泡体の基体101と、その表面に配置された行列を成
して配列された多数の円筒形または円錐台形の成形体1
02とからなっている。この基体101と成形体102
とからなる芯材は、複合不織布層103で覆われ、さら
に絹真綿層104、ナイロンメッシュ層105で覆われ
た後、最後に綿布の上被層106で被覆されてマットレ
スとされている。
−232808号公報に記載されている図12及び図1
3に示すマットレスが提案されている。このマットレス
の中に収納される芯材は、図12に示すように合成樹脂
発泡体の基体101と、その表面に配置された行列を成
して配列された多数の円筒形または円錐台形の成形体1
02とからなっている。この基体101と成形体102
とからなる芯材は、複合不織布層103で覆われ、さら
に絹真綿層104、ナイロンメッシュ層105で覆われ
た後、最後に綿布の上被層106で被覆されてマットレ
スとされている。
【0005】なお、成形体102は図13に示すよう
に、比較的柔軟で弾力性を有する合成樹脂発泡体からな
る第1の部分121と、比較的硬質の成形体からなる第
2の部分122とを接着して構成されており、このよう
にして構成された成形体102は、基体101に対して
接着により固定されている。また、体重分布や体形に従
って成形体102の配列や分布密度を変えるようにして
もよいものである。
に、比較的柔軟で弾力性を有する合成樹脂発泡体からな
る第1の部分121と、比較的硬質の成形体からなる第
2の部分122とを接着して構成されており、このよう
にして構成された成形体102は、基体101に対して
接着により固定されている。また、体重分布や体形に従
って成形体102の配列や分布密度を変えるようにして
もよいものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体重別
とされたマットレスは従来から知られておらず、従来の
マットレスに体重が軽い人が仰臥するとほとんど変形せ
ず、硬い感じとなり、体重の重い人が仰臥すると変形し
過ぎて、柔らかい感じとなってしまい、体重に応じて感
じ方が変わるという問題点があった。
とされたマットレスは従来から知られておらず、従来の
マットレスに体重が軽い人が仰臥するとほとんど変形せ
ず、硬い感じとなり、体重の重い人が仰臥すると変形し
過ぎて、柔らかい感じとなってしまい、体重に応じて感
じ方が変わるという問題点があった。
【0007】また、従来のマットレスの芯材のように体
重分布や体形に従って成形体の配列や分布密度を変える
ようにすると、例えば体重のかかる部分の成形体の本数
を増加させ、体重がかからない部分の成形体の本数を減
少させることとなる。すると、成形体の本数を減少させ
た部分においては、人体に当接する成形体の間隔が広が
り過ぎることがあり、寝心地がきわめて悪くなるという
問題点があった。
重分布や体形に従って成形体の配列や分布密度を変える
ようにすると、例えば体重のかかる部分の成形体の本数
を増加させ、体重がかからない部分の成形体の本数を減
少させることとなる。すると、成形体の本数を減少させ
た部分においては、人体に当接する成形体の間隔が広が
り過ぎることがあり、寝心地がきわめて悪くなるという
問題点があった。
【0008】そこで、本発明は体重に関わらず仰臥した
時の感じ方を略同じにできる体重別とされたマットレス
及びその芯材を提供することを目的としている。
時の感じ方を略同じにできる体重別とされたマットレス
及びその芯材を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1実施例のマットレスの芯材は、一面に
多数の突起が設けられた第1の支持体及び第2の支持体
と、前記第1の支持体と前記第2の支持体との間に挟持
されている多数の柱状体とを備え、前記第1の支持体と
前記第2の支持体とは、前記突起が設けられている面を
外方に向けた状態において、前記柱状体により所定の間
隙を有して対向するよう固着されており、前記第1の支
持体、前記第2の支持体及び前記柱状体とが同一素材の
合成樹脂製発泡体により形成されているようにしたもの
である。
に、本発明の第1実施例のマットレスの芯材は、一面に
多数の突起が設けられた第1の支持体及び第2の支持体
と、前記第1の支持体と前記第2の支持体との間に挟持
されている多数の柱状体とを備え、前記第1の支持体と
前記第2の支持体とは、前記突起が設けられている面を
外方に向けた状態において、前記柱状体により所定の間
隙を有して対向するよう固着されており、前記第1の支
持体、前記第2の支持体及び前記柱状体とが同一素材の
合成樹脂製発泡体により形成されているようにしたもの
である。
【0010】また、前記第1実施例のマットレスの芯材
において、許容加重が大きくなるに従い、前記柱状体の
発泡倍率が低くされているようにしたものであり、許容
加重が大きくなるに従い、前記柱状体の本数が増加され
ているようにしたものであり、さらに、許容加重が大き
くなるに従い、前記柱状体の断面積が大きくされている
ようにしてもよいものである。
において、許容加重が大きくなるに従い、前記柱状体の
発泡倍率が低くされているようにしたものであり、許容
加重が大きくなるに従い、前記柱状体の本数が増加され
ているようにしたものであり、さらに、許容加重が大き
くなるに従い、前記柱状体の断面積が大きくされている
ようにしてもよいものである。
【0011】また、前記第1実施例のマットレスの芯材
において、前記第1の支持体と前記柱状体とが熱融着に
より固着されていると共に、前記第2の支持体と前記柱
状体とが熱融着により固着されるようにしたものであ
る。
において、前記第1の支持体と前記柱状体とが熱融着に
より固着されていると共に、前記第2の支持体と前記柱
状体とが熱融着により固着されるようにしたものであ
る。
【0012】さらに、本発明の第2実施例のマットレス
の芯材は、一面に多数の突起が設けられると共に、他面
に多数の嵌合凸部が一体に形成されている第1の支持体
と、一面に多数の突起が設けられると共に、他面に多数
の嵌合凹部が一体に形成されている第2の支持体とを備
え、前記第1の支持体の前記嵌合凸部を、前記第2の支
持体の前記嵌合凹部に嵌合することにより、前記第1の
支持体と前記第2の支持体とが互いに固着されると共
に、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との嵌合により柱状体
が構成されており、前記第1の支持体と前記第2の支持
体とが同一素材の合成樹脂製発泡体により形成されてい
るようにしたものである。
の芯材は、一面に多数の突起が設けられると共に、他面
に多数の嵌合凸部が一体に形成されている第1の支持体
と、一面に多数の突起が設けられると共に、他面に多数
の嵌合凹部が一体に形成されている第2の支持体とを備
え、前記第1の支持体の前記嵌合凸部を、前記第2の支
持体の前記嵌合凹部に嵌合することにより、前記第1の
支持体と前記第2の支持体とが互いに固着されると共
に、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との嵌合により柱状体
が構成されており、前記第1の支持体と前記第2の支持
体とが同一素材の合成樹脂製発泡体により形成されてい
るようにしたものである。
【0013】また、前記第2実施例のマットレスの芯材
において、許容加重が大きくなるに従い、前記柱状体の
本数が増加されているようにしたものであり、許容加重
が大きくなるに従い、前記柱状体の断面積が大きくされ
ているようにしたものであり、さらに、前記嵌合凸部の
先端近傍にリング状の係合凸部が設けられ、前記嵌合凹
部の末端近傍に、前記係合凸部に係合する係合凹部を設
けるようにしたものである。
において、許容加重が大きくなるに従い、前記柱状体の
本数が増加されているようにしたものであり、許容加重
が大きくなるに従い、前記柱状体の断面積が大きくされ
ているようにしたものであり、さらに、前記嵌合凸部の
先端近傍にリング状の係合凸部が設けられ、前記嵌合凹
部の末端近傍に、前記係合凸部に係合する係合凹部を設
けるようにしたものである。
【0014】さらにまた、前記芯材を使用した本発明の
マットレスは、前記第1実施例のマットレスの芯材、あ
るいは前記第2実施例のマットレスの芯材と、前記芯材
の両面に配置された柔軟性の調整できる合成樹脂製の薄
板と、前記芯材と前記薄板とを分解可能に一体に覆うよ
うにした外被とからなるものである。
マットレスは、前記第1実施例のマットレスの芯材、あ
るいは前記第2実施例のマットレスの芯材と、前記芯材
の両面に配置された柔軟性の調整できる合成樹脂製の薄
板と、前記芯材と前記薄板とを分解可能に一体に覆うよ
うにした外被とからなるものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、第1の支持体と第2の支持体
とを多数の柱状体により固着するようにし、許容加重す
なわち体重に応じて柱状体の本数や断面積等が増減され
ていることにより、体重に関わらず仰臥した時の感じ方
を略同じとできる体重別とされたマットレスの芯材を得
ることができる。この場合、体重別としても人体に当た
る面の形状は同一とされているので寝心地が悪くなるこ
とはない。なお、第1実施例のマットレスの芯材におい
ては、柱状体の発泡倍率を変化させることによっても、
許容加重(体重)に応じたマットレスの芯材を得ること
ができる。
とを多数の柱状体により固着するようにし、許容加重す
なわち体重に応じて柱状体の本数や断面積等が増減され
ていることにより、体重に関わらず仰臥した時の感じ方
を略同じとできる体重別とされたマットレスの芯材を得
ることができる。この場合、体重別としても人体に当た
る面の形状は同一とされているので寝心地が悪くなるこ
とはない。なお、第1実施例のマットレスの芯材におい
ては、柱状体の発泡倍率を変化させることによっても、
許容加重(体重)に応じたマットレスの芯材を得ること
ができる。
【0016】また、本発明の第1実施例によれば第1の
支持体、第2の支持体及び柱状体は同一の素材により作
製されているため、熱融着により互いに固着することが
できる。また、第2実施例によれば、第1の支持体と第
2の支持体とを嵌合することだけで互いに固着すること
ができる。したがって、本発明によれば、接着剤が不要
であって、接着剤の揮発成分による工場の環境整備や環
境を汚染することがなくなり、自然に優しいマットレス
の芯材とすることができる。さらに、素材を同一として
熱融着あるいは嵌合により固着しており、異種の材質が
混在していないため、焼却しても残渣が発生しないか、
または極めて少量の残渣しか発生しない。したがって、
本発明の芯材は、不要となった際には焼却したり、焼却
して熱エネルギーを回収する上で非常に有用なものであ
る。
支持体、第2の支持体及び柱状体は同一の素材により作
製されているため、熱融着により互いに固着することが
できる。また、第2実施例によれば、第1の支持体と第
2の支持体とを嵌合することだけで互いに固着すること
ができる。したがって、本発明によれば、接着剤が不要
であって、接着剤の揮発成分による工場の環境整備や環
境を汚染することがなくなり、自然に優しいマットレス
の芯材とすることができる。さらに、素材を同一として
熱融着あるいは嵌合により固着しており、異種の材質が
混在していないため、焼却しても残渣が発生しないか、
または極めて少量の残渣しか発生しない。したがって、
本発明の芯材は、不要となった際には焼却したり、焼却
して熱エネルギーを回収する上で非常に有用なものであ
る。
【0017】
【実施例】本発明のマットレスの芯材の第1実施例の構
成を示す斜視図を図1に、側面図を図2に示す。この図
において、1は一面に多数の突起4が形成されている合
成樹脂製の第1支持体、2は第1支持体1と同じ構造の
合成樹脂製の第2支持体、3は第1支持体と第2支持体
2とに挟持されていると共に、第1支持体1と第2支持
体とが所定間隔を保持して対向するよう固着している合
成樹脂製の柱状体、4は第1支持体1及び第2支持体2
の一面に形成されている突起、5は突起4と突起4との
間に形成されている溝部である。
成を示す斜視図を図1に、側面図を図2に示す。この図
において、1は一面に多数の突起4が形成されている合
成樹脂製の第1支持体、2は第1支持体1と同じ構造の
合成樹脂製の第2支持体、3は第1支持体と第2支持体
2とに挟持されていると共に、第1支持体1と第2支持
体とが所定間隔を保持して対向するよう固着している合
成樹脂製の柱状体、4は第1支持体1及び第2支持体2
の一面に形成されている突起、5は突起4と突起4との
間に形成されている溝部である。
【0018】このように第1支持体1と第2支持体2と
の表面には多数の突起4が形成されているが、この突起
4は人体の体重を分散支持すると共に、突起4間に形成
された溝部5により通気性を良好としている。また、第
1支持体1と第2支持体2とはポリオレフィン系の合成
樹脂、例えばポリエチレンあるいはポリプロピレンを発
泡させて形成されており、このポリオレフィン系の合成
樹脂からなる発泡粒子を型に入れて発泡させた時に、突
起4と溝部5とが同時に一体に成型されて第1支持体1
あるいは第2支持体2が作製されている。なお、突起4
の断面形状は矩形状とされているが、成型し易い形状で
あればどのような形状とされてもよい。この第1支持体
1と第2支持体2との発泡倍率は、ポリエチレン系樹脂
の架橋発泡体から形成される場合には、例えば20倍と
されている。なお、発泡倍率とは、発泡前の樹脂組成物
の密度(g/cm3 )を発泡後の発泡体密度(g/cm
3 )で除することにより求まる数値である。
の表面には多数の突起4が形成されているが、この突起
4は人体の体重を分散支持すると共に、突起4間に形成
された溝部5により通気性を良好としている。また、第
1支持体1と第2支持体2とはポリオレフィン系の合成
樹脂、例えばポリエチレンあるいはポリプロピレンを発
泡させて形成されており、このポリオレフィン系の合成
樹脂からなる発泡粒子を型に入れて発泡させた時に、突
起4と溝部5とが同時に一体に成型されて第1支持体1
あるいは第2支持体2が作製されている。なお、突起4
の断面形状は矩形状とされているが、成型し易い形状で
あればどのような形状とされてもよい。この第1支持体
1と第2支持体2との発泡倍率は、ポリエチレン系樹脂
の架橋発泡体から形成される場合には、例えば20倍と
されている。なお、発泡倍率とは、発泡前の樹脂組成物
の密度(g/cm3 )を発泡後の発泡体密度(g/cm
3 )で除することにより求まる数値である。
【0019】さらに、柱状体3も第1支持体1,第2支
持体2の素材と同じポリオレフィン系の合成樹脂、例え
ばポリエチレンあるいはポリプロピレンを発泡させて形
成されており、例えばポリエチレン系樹脂の架橋発泡体
から形成される場合には、発泡倍率は26倍とされてい
る。なお、柱状体3の形状は図に示すように円柱状とさ
れているが、断面が4角,6角等の多角形、楕円、半月
状、三日月状等の柱状体3、あるいは中空構造とされた
柱状体3としてもよい。このように、第1支持体1と第
2支持体2と柱状体3とは同一の素材により作製されて
いるため、第1支持体1あるいは第2支持体2と柱状体
3とを固着する場合に、熱融着による固着方法を用いる
ことができる。したがって、異種の素材を固着する場合
のように高価な接着剤を用いる必要がないと共に、接着
剤の揮発性の溶剤による影響を防止することができる。
なお、このように構成された同一の素材からなる3層構
造のマットレスの芯材は、その高さが約70〜110m
mとされる。
持体2の素材と同じポリオレフィン系の合成樹脂、例え
ばポリエチレンあるいはポリプロピレンを発泡させて形
成されており、例えばポリエチレン系樹脂の架橋発泡体
から形成される場合には、発泡倍率は26倍とされてい
る。なお、柱状体3の形状は図に示すように円柱状とさ
れているが、断面が4角,6角等の多角形、楕円、半月
状、三日月状等の柱状体3、あるいは中空構造とされた
柱状体3としてもよい。このように、第1支持体1と第
2支持体2と柱状体3とは同一の素材により作製されて
いるため、第1支持体1あるいは第2支持体2と柱状体
3とを固着する場合に、熱融着による固着方法を用いる
ことができる。したがって、異種の素材を固着する場合
のように高価な接着剤を用いる必要がないと共に、接着
剤の揮発性の溶剤による影響を防止することができる。
なお、このように構成された同一の素材からなる3層構
造のマットレスの芯材は、その高さが約70〜110m
mとされる。
【0020】次に、前述した第1実施例の3層構造のマ
ットレスの芯材の上面図を図3に示すが、溝部5に分散
して多数の通風孔6が形成されている。この通風孔6は
柱状体3が位置する間隙まで達しており、溝部5の作用
と相まって一層空気の流通性を向上している。なお、第
1支持体1と柱状体3との熱融着、あるいは第2支持体
と柱状体3との熱融着を行う工程は特開昭63−278
822号公報に記載されている特製機械により自動化し
て行うことができる。
ットレスの芯材の上面図を図3に示すが、溝部5に分散
して多数の通風孔6が形成されている。この通風孔6は
柱状体3が位置する間隙まで達しており、溝部5の作用
と相まって一層空気の流通性を向上している。なお、第
1支持体1と柱状体3との熱融着、あるいは第2支持体
と柱状体3との熱融着を行う工程は特開昭63−278
822号公報に記載されている特製機械により自動化し
て行うことができる。
【0021】ここで、前記3層構造の体重別とされたマ
ットレスの芯材の説明を行うと、本発明は第1支持体1
と第2支持体2とを間隙を保持するよう固着している柱
状体3の構造あるいは構成を、体重に応じて変えるよう
にするものである。例えば、体重に応じて柱状体3の本
数を変化させる。すなわち、重い体重の場合は本数を増
加させ、軽い体重の場合は本数を減少させる。あるい
は、体重に応じて柱状体3を構成する素材の発泡倍率を
変化させる。すなわち、重い体重の場合は素材の発泡倍
率を低くさせ、軽い体重の場合は素材の発泡倍率を高く
させる。さらに、柱状体3の断面積を体重に応じて変化
させる。すなわち、重い体重の場合は断面積を大きく、
軽い体重の場合は断面積を小さくさせる。
ットレスの芯材の説明を行うと、本発明は第1支持体1
と第2支持体2とを間隙を保持するよう固着している柱
状体3の構造あるいは構成を、体重に応じて変えるよう
にするものである。例えば、体重に応じて柱状体3の本
数を変化させる。すなわち、重い体重の場合は本数を増
加させ、軽い体重の場合は本数を減少させる。あるい
は、体重に応じて柱状体3を構成する素材の発泡倍率を
変化させる。すなわち、重い体重の場合は素材の発泡倍
率を低くさせ、軽い体重の場合は素材の発泡倍率を高く
させる。さらに、柱状体3の断面積を体重に応じて変化
させる。すなわち、重い体重の場合は断面積を大きく、
軽い体重の場合は断面積を小さくさせる。
【0022】前記した体重に対する素材の発泡倍率及び
柱状体の本数の関係を図6に示す。この図に示すよう
に、体重別とされた柱状体3の発泡倍率とその本数の関
係は、ある範囲で規定されるが、この場合、柱状体の断
面積及び高さはある一定の値とされている。なお、体重
別とする場合、体重の一番かかる場所は人体が仰臥した
時の胴部であり、この部分に全体重の約1/2以上の体
重がかかるため、この胴部の体重を支えられることを前
提として、前記した体重別の柱状体3の構造及び構成が
決定されている。
柱状体の本数の関係を図6に示す。この図に示すよう
に、体重別とされた柱状体3の発泡倍率とその本数の関
係は、ある範囲で規定されるが、この場合、柱状体の断
面積及び高さはある一定の値とされている。なお、体重
別とする場合、体重の一番かかる場所は人体が仰臥した
時の胴部であり、この部分に全体重の約1/2以上の体
重がかかるため、この胴部の体重を支えられることを前
提として、前記した体重別の柱状体3の構造及び構成が
決定されている。
【0023】ところで、第1支持体1あるいは第2支持
体2の構造や構成を体重に応じて変化させるようにして
もよいが、人体に当たる第1支持体1あるいは第2支持
体2の構造や構成を変化させると、人体に当たる形状や
構造が変化するため、寝心地が変わる恐れがあり、柱状
体3の構成あるいは構造を体重に応じて変えることが最
適である。また、柱状体3は成型された板に打ち抜き加
工を施して製造されているため、その発泡倍率や形状を
変化させることは容易に行うことができる。
体2の構造や構成を体重に応じて変化させるようにして
もよいが、人体に当たる第1支持体1あるいは第2支持
体2の構造や構成を変化させると、人体に当たる形状や
構造が変化するため、寝心地が変わる恐れがあり、柱状
体3の構成あるいは構造を体重に応じて変えることが最
適である。また、柱状体3は成型された板に打ち抜き加
工を施して製造されているため、その発泡倍率や形状を
変化させることは容易に行うことができる。
【0024】次に、前記した第1実施例の芯材を用いた
マットレス10の構造の一部を展開した斜視図を図4
に、断面図を図5に示す。この図において、図1と同符
号の部材は同一の部材を示しており、その説明は省略す
るが、7は第1の支持体1及び第2の支持体2に設けら
れている多数の突起4上に載置されている薄板、8は芯
材と薄板7との全体を覆うようにした外被である。
マットレス10の構造の一部を展開した斜視図を図4
に、断面図を図5に示す。この図において、図1と同符
号の部材は同一の部材を示しており、その説明は省略す
るが、7は第1の支持体1及び第2の支持体2に設けら
れている多数の突起4上に載置されている薄板、8は芯
材と薄板7との全体を覆うようにした外被である。
【0025】なお、薄板7は、ウレタンフォームやポリ
エステルの不織布、または天然綿花繊維等からなり、外
被8は綿布等を縫製することによりなっている。ところ
で、寝心地というのは非常に個人差の大きいものであっ
て、体重とはあまり関係のあるものではなく、体重によ
らず堅いものを好む場合もあれば柔らかいものを好む場
合もある。しかしながら、基本的には仰臥した時にマッ
トレス10の歪んだ部分において、確実に体重を支える
「堅さ」が必要である。そこで、前記したよう芯材を体
重別としているが、これでは寝心地を満足できない場合
があるので、人体に薄い外被8を介して接触する薄板7
の厚み、素材、あるいは柔軟性を自由に変えるようにす
ることにより最適の寝心地を得るようにすることができ
る。
エステルの不織布、または天然綿花繊維等からなり、外
被8は綿布等を縫製することによりなっている。ところ
で、寝心地というのは非常に個人差の大きいものであっ
て、体重とはあまり関係のあるものではなく、体重によ
らず堅いものを好む場合もあれば柔らかいものを好む場
合もある。しかしながら、基本的には仰臥した時にマッ
トレス10の歪んだ部分において、確実に体重を支える
「堅さ」が必要である。そこで、前記したよう芯材を体
重別としているが、これでは寝心地を満足できない場合
があるので、人体に薄い外被8を介して接触する薄板7
の厚み、素材、あるいは柔軟性を自由に変えるようにす
ることにより最適の寝心地を得るようにすることができ
る。
【0026】したがって、前記した本発明のマットレス
10においては、前記した3層構造の芯材に薄板7を載
置して外被8により覆っている構成として、芯材及び薄
板7は他の部分とは接着あるいは縫製されていないよう
にしたため、分解が可能となり、好みの柔軟性の薄板7
を自由に選択することができる。このため、前記した最
適の寝心地が得られるものである。なお、外被8は薄板
7及び芯材を出入自在なように、ファスナーあるいはマ
ジックファスナー等を用いて開閉自在に縫製されてい
る。
10においては、前記した3層構造の芯材に薄板7を載
置して外被8により覆っている構成として、芯材及び薄
板7は他の部分とは接着あるいは縫製されていないよう
にしたため、分解が可能となり、好みの柔軟性の薄板7
を自由に選択することができる。このため、前記した最
適の寝心地が得られるものである。なお、外被8は薄板
7及び芯材を出入自在なように、ファスナーあるいはマ
ジックファスナー等を用いて開閉自在に縫製されてい
る。
【0027】また、このようなマットレス10は3枚一
組として図7に示すようにベッド30と組み合わされ
る。この場合、マットレス10が互いにずれないよう
に、綿布等を縫製して作成したベッドパッド20により
3枚のマットレスを密着するよう被覆すると、ベッドパ
ッド20は箱状とされているため、3枚のマットレス1
0の位置を互いにずれないようにすることができる。さ
らに、ベッドパッド20で3枚のマットレス10を密着
するよう被覆すれば、ベッド30に限らず畳の上に直接
マットレス10を延べた場合にも、その位置ずれを防止
することができるため、本発明のマットレス10は洋式
ベッドに限らず布団の替わりに使用することができるも
のである。
組として図7に示すようにベッド30と組み合わされ
る。この場合、マットレス10が互いにずれないよう
に、綿布等を縫製して作成したベッドパッド20により
3枚のマットレスを密着するよう被覆すると、ベッドパ
ッド20は箱状とされているため、3枚のマットレス1
0の位置を互いにずれないようにすることができる。さ
らに、ベッドパッド20で3枚のマットレス10を密着
するよう被覆すれば、ベッド30に限らず畳の上に直接
マットレス10を延べた場合にも、その位置ずれを防止
することができるため、本発明のマットレス10は洋式
ベッドに限らず布団の替わりに使用することができるも
のである。
【0028】なお、マットレス10は3分割するように
しているが、これは製造を容易にすると共に収納を容易
にするためであり、分割することなく1枚でベッド30
用等のマットレス10としてもよいものである。
しているが、これは製造を容易にすると共に収納を容易
にするためであり、分割することなく1枚でベッド30
用等のマットレス10としてもよいものである。
【0029】次に、本発明の第2実施例のマットレスの
芯材を図8を参照しながら説明するが、第2実施例は接
着剤はもちろんのこと、熱融着も行うことなく芯材を製
造することができる構成とされているものである。図8
(a)に第1支持体41の断面を示すが、第1支持体4
1の一面には突起43が設けられているが、この突起4
3は第1実施例の突起4に相当するものであり、図示し
ていないが溝部および通風孔も設けられている。そし
て、第1支持体41の他面には多数の錐状体とされた嵌
合凸部42が一体に形成されている。
芯材を図8を参照しながら説明するが、第2実施例は接
着剤はもちろんのこと、熱融着も行うことなく芯材を製
造することができる構成とされているものである。図8
(a)に第1支持体41の断面を示すが、第1支持体4
1の一面には突起43が設けられているが、この突起4
3は第1実施例の突起4に相当するものであり、図示し
ていないが溝部および通風孔も設けられている。そし
て、第1支持体41の他面には多数の錐状体とされた嵌
合凸部42が一体に形成されている。
【0030】また、同図(b)に第2支持体44の断面
を示すが、第2支持体44の一面には突起46が設けら
れているが、この突起46は第1実施例の突起4に相当
するものであり、図示していないが溝部および通風孔も
設けられている。そして、第2支持体44の他面には、
第1支持体41に形成されている多数の嵌合凸部42が
嵌合される多数の嵌合凹部45が一体に形成されてい
る。このような構成において、マットレスの芯材とする
には第1支持体41と第2支持体44との他面同士を対
向させて、嵌合凸部42が嵌合凹部45に嵌り込むよう
に第1支持体41と第2支持体とを互いに押圧する。
を示すが、第2支持体44の一面には突起46が設けら
れているが、この突起46は第1実施例の突起4に相当
するものであり、図示していないが溝部および通風孔も
設けられている。そして、第2支持体44の他面には、
第1支持体41に形成されている多数の嵌合凸部42が
嵌合される多数の嵌合凹部45が一体に形成されてい
る。このような構成において、マットレスの芯材とする
には第1支持体41と第2支持体44との他面同士を対
向させて、嵌合凸部42が嵌合凹部45に嵌り込むよう
に第1支持体41と第2支持体とを互いに押圧する。
【0031】これにより、図9にその断面を示すように
第1実施例と同様の3層構造のマットレスの芯材を得る
ことができる。なお、この場合、嵌合凸部42を嵌合凹
部45に嵌合することにより柱状体50が形成されてい
る。なお、嵌合力を大きくするため嵌合凸部42の形状
は円錐、角錐等の錐状の形状とされており、嵌合凹部4
5は嵌合凸部42に適合する形状とされている。これに
より、第1支持体41と第2支持体44とは熱融着を行
うことなく強固に固着することができる。
第1実施例と同様の3層構造のマットレスの芯材を得る
ことができる。なお、この場合、嵌合凸部42を嵌合凹
部45に嵌合することにより柱状体50が形成されてい
る。なお、嵌合力を大きくするため嵌合凸部42の形状
は円錐、角錐等の錐状の形状とされており、嵌合凹部4
5は嵌合凸部42に適合する形状とされている。これに
より、第1支持体41と第2支持体44とは熱融着を行
うことなく強固に固着することができる。
【0032】さらに、第2実施例の変形例を図10に示
す。この変形例は第2実施例の嵌合凸部42の先端近傍
にリング状の係合凸部48をさらに設けると共に、嵌合
凹部45の末端近傍にリング状の係合凹部49をさらに
設けるようにしたものである。すなわち、図10(a)
(b)に示すように、第1支持体41に形成された嵌合
凸部42の先端近傍にリング状に係合凸部48を設ける
ようにする。この係合凸部48周辺のの拡大図を同図
(c)に示すが、その突出長さdは第1支持体41が一
体成型されていることから、成型の型から抜ける数m
m、例えば約3mmとされる。また、嵌合凹部45の末
端近傍には、同図(d)に拡大して示すようにリング状
の前記係合凸部48に係合する係合凹部49が設けられ
ている。
す。この変形例は第2実施例の嵌合凸部42の先端近傍
にリング状の係合凸部48をさらに設けると共に、嵌合
凹部45の末端近傍にリング状の係合凹部49をさらに
設けるようにしたものである。すなわち、図10(a)
(b)に示すように、第1支持体41に形成された嵌合
凸部42の先端近傍にリング状に係合凸部48を設ける
ようにする。この係合凸部48周辺のの拡大図を同図
(c)に示すが、その突出長さdは第1支持体41が一
体成型されていることから、成型の型から抜ける数m
m、例えば約3mmとされる。また、嵌合凹部45の末
端近傍には、同図(d)に拡大して示すようにリング状
の前記係合凸部48に係合する係合凹部49が設けられ
ている。
【0033】そして、第1支持体41に形成された嵌合
凸部42を、第2支持体44に形成された嵌合凹部45
に嵌合した場合、嵌合凸部42の先端近傍に設けられて
いるリング状の係合凸部48が、嵌合凹部45の末端近
傍に設けられているリング状の係合凹部49に係合する
ようになる。これにより、嵌合凸部42と嵌合凹部45
とはより一層強固に嵌合されるようになり、第1支持体
41と第2支持体44とは熱融着をしなくても、より一
層強固に固着されることになる。
凸部42を、第2支持体44に形成された嵌合凹部45
に嵌合した場合、嵌合凸部42の先端近傍に設けられて
いるリング状の係合凸部48が、嵌合凹部45の末端近
傍に設けられているリング状の係合凹部49に係合する
ようになる。これにより、嵌合凸部42と嵌合凹部45
とはより一層強固に嵌合されるようになり、第1支持体
41と第2支持体44とは熱融着をしなくても、より一
層強固に固着されることになる。
【0034】前記した第2実施例およびその変形例にお
けるマットレスの芯材は、第1支持体41,第2支持体
44共にポリオレフィン系の合成樹脂、例えばポリエチ
レンあるいはポリプロピレンを発泡させて形成されてお
り、その発泡倍率は、例えば26倍(ポリエチレン系樹
脂の架橋発泡体の場合)とされている。そして、前記第
1実施例と同様に図4および図5に示すようなマットレ
ス10に適用することができるものであり、適用した場
合に前記第1実施例と同様の作用効果を奏することがで
きるものである。なお、第2実施例およびその変形例に
おけるマットレスの芯材を体重別とする場合は、柱状体
50の本数、断面積、形状等を体重に応じて変化させる
ようにすれば良い。すなわち、嵌合凸部42および嵌合
凹部45の本数、断面積、形状等を体重に応じて変化さ
せれば良い。
けるマットレスの芯材は、第1支持体41,第2支持体
44共にポリオレフィン系の合成樹脂、例えばポリエチ
レンあるいはポリプロピレンを発泡させて形成されてお
り、その発泡倍率は、例えば26倍(ポリエチレン系樹
脂の架橋発泡体の場合)とされている。そして、前記第
1実施例と同様に図4および図5に示すようなマットレ
ス10に適用することができるものであり、適用した場
合に前記第1実施例と同様の作用効果を奏することがで
きるものである。なお、第2実施例およびその変形例に
おけるマットレスの芯材を体重別とする場合は、柱状体
50の本数、断面積、形状等を体重に応じて変化させる
ようにすれば良い。すなわち、嵌合凸部42および嵌合
凹部45の本数、断面積、形状等を体重に応じて変化さ
せれば良い。
【0035】また、柱状体50の発泡倍率すなわち、第
1支持体41及び第2支持体44の発泡倍率を体重に応
じて変化させるようにしてもよいが、この場合は仰臥し
た時の堅さの感じ方が異なる恐れがあるので、嵌合凸部
42および嵌合凹部45の本数、断面積を体重に応じて
変化させるのが好適である。
1支持体41及び第2支持体44の発泡倍率を体重に応
じて変化させるようにしてもよいが、この場合は仰臥し
た時の堅さの感じ方が異なる恐れがあるので、嵌合凸部
42および嵌合凹部45の本数、断面積を体重に応じて
変化させるのが好適である。
【0036】本発明のマットレスの芯材及びマットレス
は以上のように構成されており、マットレスは分解して
外被と薄板及び芯材とに独立して素材毎に分解すること
ができ、芯材は前記したように一種類の素材を用いて接
着によらず熱融着あるいは嵌合により固着されているた
め、マットレスを廃棄する場合は、素材の異なる物ごと
に簡単に分別して廃棄することができる。さらに、マッ
トレスの芯材は同一の合成樹脂素材からなり、異種材質
が混在していないため、焼却しても残渣が発生しない
か、または極めて少量の残渣しか発生しない。したがっ
て、本発明の芯材は、不要となった際には焼却したり、
焼却して熱エネルギーを回収する上で非常に有用なもの
である。
は以上のように構成されており、マットレスは分解して
外被と薄板及び芯材とに独立して素材毎に分解すること
ができ、芯材は前記したように一種類の素材を用いて接
着によらず熱融着あるいは嵌合により固着されているた
め、マットレスを廃棄する場合は、素材の異なる物ごと
に簡単に分別して廃棄することができる。さらに、マッ
トレスの芯材は同一の合成樹脂素材からなり、異種材質
が混在していないため、焼却しても残渣が発生しない
か、または極めて少量の残渣しか発生しない。したがっ
て、本発明の芯材は、不要となった際には焼却したり、
焼却して熱エネルギーを回収する上で非常に有用なもの
である。
【0037】さらに、本発明のマットレスは軽量である
ため運搬が容易であり、かつ分解が可能とされているた
め、太陽光等による消毒や洗濯を手軽に行うことがで
き、家庭・病院・施設等において好適なものである。な
お、設備を極めて大掛かりなものとすればスプリングを
使用したマットの消毒・洗濯を行うことが可能である
が、家庭・病院・施設等ではこれを実現することは不可
能である。また、本発明のマットレスは横ゆれや長時間
の振動がなく、長期間使用しても軋み音が発生すること
もなく快適に長期間の使用に耐えるものである。なお、
本発明の第1支持体,第2支持体及び柱状体の発泡合成
樹脂の素材としては、株式会社ジェイ エス ピー製の
「ミラブロック」(ポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の
商品名)の26Sタイプを用いることが好適である。
ため運搬が容易であり、かつ分解が可能とされているた
め、太陽光等による消毒や洗濯を手軽に行うことがで
き、家庭・病院・施設等において好適なものである。な
お、設備を極めて大掛かりなものとすればスプリングを
使用したマットの消毒・洗濯を行うことが可能である
が、家庭・病院・施設等ではこれを実現することは不可
能である。また、本発明のマットレスは横ゆれや長時間
の振動がなく、長期間使用しても軋み音が発生すること
もなく快適に長期間の使用に耐えるものである。なお、
本発明の第1支持体,第2支持体及び柱状体の発泡合成
樹脂の素材としては、株式会社ジェイ エス ピー製の
「ミラブロック」(ポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の
商品名)の26Sタイプを用いることが好適である。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように、第1の支持体と
第2の支持体とを多数の柱状体により支持するようにし
たので、柱状体の本数や発泡倍率等を変化させることに
より、体重に関わらず仰臥した時の感じ方を略同じとで
きる体重別とされたマットレスの芯材を得ることができ
る。この場合、体重別としても人体に当たる面の形状は
同一とされているので寝心地が悪くなることはない。
第2の支持体とを多数の柱状体により支持するようにし
たので、柱状体の本数や発泡倍率等を変化させることに
より、体重に関わらず仰臥した時の感じ方を略同じとで
きる体重別とされたマットレスの芯材を得ることができ
る。この場合、体重別としても人体に当たる面の形状は
同一とされているので寝心地が悪くなることはない。
【0039】また、第1の支持体、第2の支持体及び柱
状体は同一の素材により作製されていると共に、熱融着
あるいは嵌合により互いに固着されているため、接着剤
の揮発成分による工場の環境整備や環境を汚染すること
がなくなり、自然に優しいマットレスの芯材とすること
ができる。さらに、素材が同一とされているため熱融着
による固着が可能であると共に、異種の素材が混在され
ていないため、不要となった際には焼却が容易となる。
状体は同一の素材により作製されていると共に、熱融着
あるいは嵌合により互いに固着されているため、接着剤
の揮発成分による工場の環境整備や環境を汚染すること
がなくなり、自然に優しいマットレスの芯材とすること
ができる。さらに、素材が同一とされているため熱融着
による固着が可能であると共に、異種の素材が混在され
ていないため、不要となった際には焼却が容易となる。
【図1】本発明のマットレスの芯材の第1実施例の斜視
図である。
図である。
【図2】本発明のマットレスの芯材の第1実施例の断面
図である。
図である。
【図3】本発明のマットレスの芯材の第1実施例の上面
図である。
図である。
【図4】本発明のマットレスの第1実施例の一部を展開
した斜視図である。
した斜視図である。
【図5】本発明のマットレスの第1実施例の断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第1実施例におけるマットレスの芯材
の体重−発泡倍率−柱状体の本数の関係を示す図であ
る。
の体重−発泡倍率−柱状体の本数の関係を示す図であ
る。
【図7】本発明のマットレスをベッドに適用した状態を
示す図である。
示す図である。
【図8】本発明のマットレスの芯材の第2実施例におけ
る第1支持体、および第2支持体の断面図である。
る第1支持体、および第2支持体の断面図である。
【図9】本発明のマットレスの芯材の第2実施例の断面
図である。
図である。
【図10】本発明のマットレスの芯材の第2実施例にお
ける第1支持体、および第2支持体変形例の断面図であ
る。
ける第1支持体、および第2支持体変形例の断面図であ
る。
【図11】本発明のマットレスの芯材の第2実施例の変
形例の断面図である。
形例の断面図である。
【図12】従来のマットレスの一部を展開した斜視図で
ある。
ある。
【図13】従来のマットレスの断面図の一部である。
1,41 第1支持体 2,44 第2支持体 3,50 柱状体 4,43,46 突起 5 溝部 6 通風孔 7 薄板 8 外被 10 マットレス 20 ベッドパッド 30 ベッド 42 嵌合凸部 45 嵌合凹部 48 係合凸部 49 係合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 政雄 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 株 式会社ジェイエスピー内 (72)発明者 今井 和正 千葉県船橋市習志野台2丁目57番10号 株 式会社東陽パッケージ内
Claims (11)
- 【請求項1】 一面に多数の突起が設けられた第1の
支持体及び第2の支持体と、 前記第1の支持体と前記第2の支持体との間に挟持され
ている多数の柱状体とを備え、 前記第1の支持体と前記第2の支持体とは、前記突起が
設けられている面を外方に向けた状態において、前記柱
状体により所定の間隙を有して対向するよう固着されて
おり、 前記第1の支持体、前記第2の支持体及び前記柱状体と
が同一素材の合成樹脂製発泡体により形成されているこ
とを特徴とするマットレスの芯材。 - 【請求項2】 前記第1の支持体と前記柱状体とが熱
融着により固着されていると共に、前記第2の支持体と
前記柱状体とが熱融着により固着されていることを特徴
とする請求項1に記載のマットレスの芯材。 - 【請求項3】 許容加重が大きくなるに従い、前記柱
状体の発泡倍率が低くされていることを特徴とする請求
項1あるいは2記載のマットレスの芯材。 - 【請求項4】 許容加重が大きくなるに従い、前記柱
状体の本数が増加されているとを特徴とする請求項1あ
るいは2記載のマットレスの芯材。 - 【請求項5】 許容加重が大きくなるに従い、前記柱
状体の断面積が大きくされていることを特徴とする請求
項1あるいは2記載のマットレスの芯材。 - 【請求項6】 一面に多数の突起が設けられると共
に、他面に多数の嵌合凸部が一体に形成されている第1
の支持体と、 一面に多数の突起が設けられると共に、他面に多数の嵌
合凹部が一体に形成されている第2の支持体とを備え、 前記第1の支持体の前記嵌合凸部を、前記第2の支持体
の前記嵌合凹部に嵌合することにより、前記第1の支持
体と前記第2の支持体とが互いに固着されると共に、前
記嵌合凸部と前記嵌合凹部との嵌合により柱状体が構成
されており、 前記第1の支持体と前記第2の支持体とが同一素材の合
成樹脂製発泡体により形成されていることを特徴とする
マットレスの芯材。 - 【請求項7】 許容加重が大きくなるに従い、前記柱
状体の本数が増加されていることを特徴とする請求項6
記載のマットレスの芯材。 - 【請求項8】 許容加重が大きくなるに従い、前記柱
状体の断面積が大きくされていることを特徴とする請求
項6記載のマットレスの芯材。 - 【請求項9】 前記嵌合凸部の先端近傍にリング状の
係合凸部が設けられ、前記嵌合凹部の末端近傍に、前記
係合凸部に係合する係合凹部が設けられていることを特
徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のマットレ
スの芯材。 - 【請求項10】 請求項1ないし5のいずれかに記載
のマットレスの芯材と、 前記芯材の両面に配置された柔軟性の調整できる合成樹
脂製の薄板と、 前記芯材と前記薄板とを分解可能に一体に覆うようにし
た外被とからなることを特徴とするマットレス。 - 【請求項11】 請求項6ないし9のいずれかに記載
のマットレスの芯材と、 前記芯材の両面に配置された柔軟性の調整できる合成樹
脂製の薄板と、 前記芯材と前記薄板とを分解可能に一体に覆うようにし
た外被とからなることを特徴とするマットレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27863494A JPH08112168A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | マットレスの芯材及びマットレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27863494A JPH08112168A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | マットレスの芯材及びマットレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112168A true JPH08112168A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17600014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27863494A Pending JPH08112168A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | マットレスの芯材及びマットレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08112168A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006014819A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Inoac Corp | 弾性マットレス |
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-
1994
- 1994-10-19 JP JP27863494A patent/JPH08112168A/ja active Pending
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