[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH08102372A - テレビドアホンバックライト装置 - Google Patents

テレビドアホンバックライト装置

Info

Publication number
JPH08102372A
JPH08102372A JP6238132A JP23813294A JPH08102372A JP H08102372 A JPH08102372 A JP H08102372A JP 6238132 A JP6238132 A JP 6238132A JP 23813294 A JP23813294 A JP 23813294A JP H08102372 A JPH08102372 A JP H08102372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
backlight
circuit
power
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6238132A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsuda
光弘 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP6238132A priority Critical patent/JPH08102372A/ja
Publication of JPH08102372A publication Critical patent/JPH08102372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で力率の改善を図ることがで
き、電源トランスを大型化することなく直流電源電圧を
生成することができると共に、良好にバックライト用の
給電も行うことを可能にすること。 【構成】 交流電源からの交流は電源トランス2で所定
のレベルで変圧され、バックライト用給電回路及び直流
給電回路に供給される。供給された交流は第1の整流平
滑回路3により直流に変換され、ツェナーダイオード5
に印加される。また交流は第2の整流平滑回路6により
直流に変換されて直流電圧を生成し、外部の回路に給電
する。このとき、前記ツェナーダイオード5は印加され
る電流値に応じてオン・オフしてスイッチング素子Q1
、Q2 のスイッチング動作を制御する。これにより、
入力電流のピーク値近傍の位相期間に前記直流給電回路
に給電し、ピーク値以外の位相期間にはバックライト4
に給電することができる。よって、電源トランス2を大
型化することなく1つの電源トランスを用いてバックラ
イト用給電及び直流給電を行う回路を構成することがで
き、回路全体の力率を大幅に改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビドアホンバック
ライト装置に係り、特に交流電源からコンデンサインプ
ット形整流回路を用いて直流電源を生成する給電回路
と、バックライト用の給電を行う為の給電回路とを備え
たテレビドアホンバックライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビドアホンにおいては、交
流電源が入力電源として用いられ、この交流電源を利用
してテレビドアホンのシステムを形成する複数の機器及
び回路などを駆動するようにしている。
【0003】また、周知のようにテレビドアホンには、
屋外で撮影された外部からの画像を屋内で見るためのモ
ニタが備えられていることから、モニタのバックライト
に電源を給電するためのテレビドアホンバックライト装
置が必要であり、またこれは従来より実用化されてい
る。
【0004】テレビドアホンバックライト装置は、通
常、液晶モニタのバックライト、例えば白熱電球を点灯
させ、または調光するために必要な電源を供給するため
のバックライト用の給電回路である。
【0005】ところで、テレビドアホンのシステムで
は、テレビドアホンの主目的とする音声による外部通信
のための音声出力回路などに、入力交流電源を直流に整
流して直流電源を供給する目的の直流電源給電回路が備
えられているものがある。
【0006】このような直流電源給電回路は、通常、交
流電源からの交流電圧を変圧する電源トランスと、この
電源トランスにより変圧された交流出力を直流に変換す
ると共に、電解コンデンサを用いて直流電源を生成する
コンデンサインプット形平滑回路とで構成されている。
【0007】上記構成の直流電源給電回路では、入力交
流電圧が電源トランスにより変圧され、変圧された交流
電圧がコンデンサインプット平滑回路に供給される。コ
ンデンサインプット平滑回路は供給された交流電圧を整
流平滑して直流電圧を生成し、直流電源出力端子へと出
力する。このとき、コンデンサインプット平滑回路の出
力は、入力電圧波形のピーク値近傍のハイレベルの給電
電流のみとなり、他の波高値の低い位相における電流は
出力されないことになる。
【0008】したがって、上記のようにコンデンサイン
プット形平滑回路を用いた直流電源給電回路では、コン
デンサインプット平滑回路の力率は極めて小さい。この
ため、音声出力回路などの他の回路に所定レベルの直流
電源を生成するためには、この消費電力に比べ前記電源
トランスの容量を大きくする必要がある。つまり、言い
替えると、所定のレベルの直流電源を音声出力回路など
の回路に供給するためには、容量の大きな電源トランス
に代えなくてはならない。すなわち、従来における直流
電源給電回路では、電源トランスの大型化に伴い、コス
トが高価になるという不都合がある。
【0009】そこで、前述したテレビドアホンバックラ
イト装置に、前記直流電源給電回路を配設し、いわゆる
1の電源トランスを共有のものとして、バックライト用
の給電回路と直流給電回路との回路構成を形成する試み
が成されている。しかし、この場合、上記のようにコン
デンサインプット形平滑回路は力率が極めて小さいこと
から、良好に直流電源を生成することができない。した
がって、如何に効率良く直流電源を生成すると共に、バ
ックライト用の給電回路との両者の性能の向上を図るた
めには、全体的な回路の力率の改善を行うことが必須で
あるが、現状ではこのような提案はなされていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来にお
けるテレビドアホンバックライト装置では、コンデンサ
インプット形平滑回路を用いて構成しているため、回路
の力率が小さいことから、入力電圧波形のピーク値近傍
のみの電流しか給電電流として生成されない。また、効
率良く所定レベルの直流電源を生成しようとすると、消
費電力に比べて容量の大きな電源トランスを設けなくて
はならず、コストが高価になってしまうという不都合が
あり、すなわち装置全体の力率の改善がなされていない
という問題点があった。
【0011】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な回路構成で力率の改善を図ることが
でき、電源トランスを大型化することなく直流電源電圧
を生成することができると共に、良好にバックライト用
の給電も行うことを可能にしたテレビドアホンバックラ
イト装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よるテレビドアホンバックライト装置は、交流電源から
の交流を所定のレベルで変圧して出力する電源トランス
と、この電源トランスからの出力交流を直流に変換して
画像監視用モニタのバックライトに給電するためのバッ
クライト用給電回路と、前記電源トランスからの出力交
流を直流に変換して直流電圧を生成し外部の回路に給電
するための直流給電回路と、を備えた画像監視用モニタ
のバックライト装置であって、前記バックライト用給電
回路は、供給された電流のピーク値近傍の位相期間に前
記直流給電回路に給電し、ピーク値以外の位相期間には
バックライトに給電するように位相制御を行うことを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の本発明によるテレビドアホ
ンバックライト装置は、交流電源からの交流を所定のレ
ベルで変圧して出力する電源トランスと、この電源トラ
ンスからの出力交流を直流に変換してバックライトに給
電するためのバックライト用給電回路と、前記電源トラ
ンスからの出力交流を直流に変換して直流電圧を生成し
外部の回路に給電するための直流給電回路と、を備えた
テレビドアホンバックライト装置であって、前記バック
ライト用給電回路は、供給された電流のピーク値近傍の
位相期間に前記直流給電回路に給電し、ピーク値以外の
位相期間にはバックライトに給電するように位相制御を
行うことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の本発明によるテレビドアホ
ンバックライト装置は、交流電源からの交流を所定のレ
ベルで変圧して出力する電源トランスと、この電源トラ
ンスからの出力交流を第1の整流平滑回路を用いて直流
に変換し、少なくとも2のスイッチング素子を利用して
バックライトに給電するための調光手段を有するバック
ライト用給電回路と、前記電源トランスからの出力交流
を第2の整流平滑回路を用いて直流に変換して直流電圧
を生成し、外部の回路に給電するための直流給電回路
と、を備えたテレビドアホンバックライト装置であっ
て、前記バックライト用給電回路は、前記調光手段を用
いて2つのスイッチング素子によるスイッチングを行う
ことにより、供給された電流のピーク値近傍の位相期間
に前記直流給電回路に給電し、ピーク値以外の位相期間
にはバックライトに給電するように位相制御を行うこと
を特徴とする。
【0015】請求項4記載の本発明によるテレビドアホ
ンバックライト装置は、請求項3に記載のテレビドアホ
ンバックライト装置において、前記第2の整流平滑回路
は、少なくも4つのダイオードで構成するブリッジ回路
と、このブリッジ回路の並列に接続される電解コンデン
サとで構成されたコンデンサインプット型平滑回路であ
ることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の本発明によるテレビドアホ
ンバックライト装置は、請求項3に記載のテレビドアホ
ンバックライト装置において、前記バックライト用給電
回路は、前記電源トランスに接続される第1の整流平滑
回路と、この第1の整流平滑回路に接続されるバックラ
イトと、このバックライトと前記直流給電回路とに、入
力電流の位相角に基づく電流を給電するためにスイッチ
ングを行うスイッチング素子と、このスイッチング素子
によるスイッチング動作を入力電流の位相角に基づいて
制御する調光手段と、で構成したことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の本発明によるテレビドアホ
ンバックライト装置は、請求項5に記載のテレビドアホ
ンバックライト装置において、前記調光手段は、ツェナ
ー電圧を可変可能とするツェナーダイオードを用いて構
成されたものであって、ツェナーダイオードは入力電流
により印加される電圧値が前記ツェナー電圧の電圧より
越えると導通状態となり、越えない場合には非導通状態
となるように動作して、前記スイッチング素子によるス
イッチング動作を制御することを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1及び2に記載の本発明においては、交
流電源からの交流を電源トランスで所定のレベルで変圧
し、この変圧した交流から画像監視用モニタのバックラ
イト用給電回路及び直流給電回路を用いて、バックライ
ト用給電と外部の回路に対する直流給電とを行う。この
とき、前記バックライト用給電回路は、供給された電流
のピーク値近傍の位相期間に前記直流給電回路に給電
し、ピーク値以外の位相期間には画像監視用モニタのバ
ックライトに給電するように位相制御を行う。これによ
り、直流給電を行うことができると共に、ピーク値近傍
以外の位相期間の電流をバックライト給電電流として供
給することができる。よって、電源トランスを大型化す
ることなく1つの電源トランスを用いてバックライト用
給電及び直流給電を行う回路を構成することができ、回
路全体の力率を大幅に改善することができる。
【0019】請求項3に記載の本発明においては、交流
電源からの交流を電源トランスで所定のレベルで変圧
し、この変圧した交流はバックライト用給電回路及び直
流給電回路に供給される。供給された交流は第1の整流
平滑回路により直流に変換され、この直流電流が調光手
段に印加されることにより、少なくとも2のスイッチン
グ素子を利用してバックライトに給電する。また供給さ
れた電流は第2の整流平滑回路により直流に変換されて
直流電圧を生成し、外部の回路に給電する。このとき、
前記調光手段によるスイッチング素子のスイッチング動
作により、供給された電流のピーク値近傍の位相期間に
前記直流給電回路に給電し、ピーク値以外の位相期間に
はバックライトに給電するように位相制御を行うことが
できる。これにより、直流給電を行うことができると共
に、ピーク値近傍以外の位相期間の電流をバックライト
給電電流として供給することができる。よって、電源ト
ランスを大型化することなく1つの電源トランスを用い
てバックライト用給電及び直流給電を行う回路を構成す
ることができ、回路全体の力率を大幅に改善することが
できる。
【0020】請求項4に記載の本発明においては、第2
の整流平滑回路にコンデンサインプット型平滑回路を用
いることにより、電源トランスからの交流出力を直流に
変換することができ、また供給された電流のピーク値近
傍の位相期間のみの電流を供給して直流電圧を生成する
ことができる利点がある。
【0021】請求項5及び6に記載の本発明において
は、バックライト用給電回路を、電源トランスに接続さ
れる第1の整流平滑回路、バックライト、スイッチング
素子及び調光手段で構成することにより、電源トランス
の出力交流の位相に応じたバックライト用給電及び直流
給電するように位相制御を行うことができる。例えば、
調光手段に、ツェナー電圧を可変可能とするツェナーダ
イオードを用いることにより、ツェナーダイオードは入
力電流の位相に応じてオン・オフし、前記スイッチング
素子によるスイッチング動作を制御する。これにより、
直流給電回路には、入力電流値のピーク値近傍の位相期
間の電流を供給することができ、またバックライトに
は、ピーク値以外の位相期間の電流を供給することがで
きる。更にツェナーダイオードを可変することにより、
バックライトの調光を行うことができる効果を有する。
よって、回路全体の力率を大幅に改善することができる
ことは明かである。
【0022】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係るテレビドアホンバックライト装置の一
実施例を示すブロック図である。
【0023】図1において、一対の交流電源入力端子1
には、図示しない交流電源からの交流電圧が供給され
る。この交流電源入力端子1は電源トランス2の一次巻
線側と接続され、この電源トランス2の一次巻線側には
交流電圧が供給される。一方、電源トランス2の二次巻
線側には、画像監視用モニタのバックライト4に給電及
び調光を行うためのバックライト用給電回路が接続さ
れ、前記電源トランス2と当該バックライト用給電回路
と間には、第1の整流平滑回路3が接続されている。こ
の第1の整流平滑回路3には、電源トランス2により変
圧された交流電圧が供給される。
【0024】例えば、入力交流電圧をAC100Vとす
ると、第1の整流平滑回路に供給される交流電圧はAC
20V程となる。
【0025】第1の整流平滑回路3は、例えば4個のダ
イオードで構成されたブリッジ回路であり、供給された
交流を整流し且つ平滑することにより直流に変換して出
力する。このときの整流平滑処理は、例えば入力された
交流の1サイクル全部を整流する全波整流が行われ、脈
流電流とする直流が生成される。
【0026】第1の整流平滑回路3の出力側には、正及
び負の端子(図示せず)を有し、この正の端子には、例
えば白熱電球で形成されるバックライト4が接続され
る。このバックライト4の他端は、スイッチング素子と
してのトランジスタQ1 のコレクタに接続され、当該Q
1 のエミッタは前記第1の整流平滑回路4の負の端子と
接続されている。
【0027】また、第1の整流平滑回路3の正の端子
は、バックライト4と並列に接続されるバイアスR1 を
介して、他のスイッチング素子としてのトランジスタQ
2 のコレクタに接続されると共に、前記トランジスタQ
1 のベースにも接続されている。トランジスタQ2 のエ
ミッタは第1の整流平滑回路3の負の端子に接続され
る。
【0028】更に、本実施例では、前記2つのトランジ
スタQ1 及びQ2 とを効果的にスイッチングさせるため
のツェナーダイオード5が使用されており、このツェナ
ーダイオード5のカソードは付加抵抗R2 を介して前記
第1の整流平滑路回3の正の端子に接続されている。ま
た、アノードはトランジスタQ2 のベースに接続される
と共に、付加抵抗R3を介して第1の整流平滑回路3の
正の端子に接続される。なお、このツェナーダイオード
5には並列に3の付加抵抗R4 乃至R6 が接続され、動
作的にこの内1つの付加抵抗はツェナーダイオード5に
より分圧するためのものとなっている。
【0029】ツェナーダイオード5には、例えばプログ
ラマブルツェナーダイオード(テキサス LM431)
が通常用いられており、ツェナーダイオード5は抵抗R
5 を用いて分圧し、任意にツェナー電圧を可変すること
ができるものである。したがって、ツェナーダイオード
5に印加される直流電圧がツェナー電圧を越えると、当
該ツェナーダイオード5は導通し、逆に越えない場合に
は非導通状態となるように動作する。これにより、前記
2つのスイッチング素子Q1 及びQ2 によるスイッチン
グを効果的に行うようにしている。
【0030】一方、直流電源給電回路側においては、前
記電源トランス2の二次側巻線の出力端に第2の整流平
滑回路6が接続されている。この第2の整流平滑回路6
には、図1に示すように従来技術と同様のコンデンサイ
ンプット形平滑回路が用いられており、このコンデンサ
インプット形平滑回路には、前記電源トランス2により
変圧された交流電圧が供給される。
【0031】このコンデンサインプット形平滑回路6
は、例えば4個のダイオードで構成されるブリッジ回路
と、このブリッジ回路に並列に接続された電界トランジ
スタとで構成され、供給された交流を整流し且つ平滑し
て直流に変換し、つまり直流電圧を生成して一対の直流
電源出力端子7に出力する。
【0032】次に、このような構成のテレビドアホンバ
ックライト装置の動作を図2を参照しながら詳細に説明
する。
【0033】図2は図1に示すテレビドアホンバックラ
イト装置の動作を説明するための波形図であり、図2
(a)は電源トランスの出力電圧波形、図2(b)は第
1の整流平滑回路に流れる電流波形、図2(c)は直流
電源給電回路の第2の整流平滑回路に流れる電流波形、
図2(d)はバックライトに流れる電流波形、図2
(e)はスイッチング素子であるトランジスタQ1 及び
Q2 の動作を示すタイミングチャートを示している。
【0034】いま、図1に示す交流電源入力端子に、図
示しない交流電源から交流電圧が供給されたものとす
る。すると、交流電圧は電源トランス2によって変圧さ
れ、例えば図2(a)に示す正弦波の交流電圧V1 が生
成される。この交流電圧V1 はその後、第1及び第2の
整流平滑回路3、6に供給される。例えば、AC100
Vの交流が供給されると、電源トランス2はAC20V
に変圧して出力する。
【0035】そして、図2(a)に示す交流電圧V1 は
第1の整流平滑回路3によって、整流・平滑して直流に
変換され、つまり交流が全波整流された脈流の直流が生
成され、その後この直流は図1に示す右側の回路群に供
給される。また、これと同時に直流電源給電回路側にお
いても、第2の整流平滑回路6により、供給された交流
が直流に整流・平滑され、直流電源出力端子に直流電圧
が供給される。
【0036】そこで、本実施例では、ツェナー電圧が可
変可能なツェナーダイオード5を使用していることか
ら、予め任意のツェナー電圧を所定の電圧値となるよう
に設定しておく。なお、この場合の設定は仮の設定であ
り、バックライト4の調光の際には、自由に設定できる
ものである。
【0037】そして、第1の整流平滑回路から供給され
る脈流の直流電流が給電するための回路群に供給される
と、電流値のピーク値とならないレベル時には、前記ツ
ェナーダイオード5に印加される電圧値がツェナー電圧
より越えない電圧値となることから、当該ツェナーダイ
オード5は非導通状態となる。このため、トランジスタ
Q2 には電流が流れず、図2(e)に示すようにトラン
ジスタQ2 がオフすると共に、直流電流はバイアス抵抗
R1 を介してトランジスタQ1 に流れるため、トランジ
スタQ1 がオンする。これにより、電流のピーク値以前
の位相に相当する電流がバックライト4に供給される。
【0038】その後、前記ツェナーダイオード5に供給
されている電流値が、ピーク値近傍のレベルとなると、
ツェナーダイオード5に印加される電圧値がツェナー電
圧より越える電圧値となることから、当該ツェナーダイ
オード5は導通状態となる。このため、トランジスタQ
2 には電流が流れ、図2(e)に示すようにトランジス
タQ2 がオンすると共に、直流電流はバイアス抵抗R1
を介してトランジスタQ1 に流れないため、トランジス
タQ1 がオフする。これにより、電流のピーク値近傍の
位相では、バックライト4には電流が供給されない。こ
のとき、直流電源給電回路では、従来技術と同様に、直
流電流のピーク値近傍の位相に相当する電流が流れるこ
とになり、結果として直流電源出力端子7には、生成さ
れた直流電圧が供給されることになる。
【0039】また、前記ツェナーダイオード5に供給さ
れる電流値が、ピーク値近傍から下降したレベルとなる
と、ツェナーダイオード5に印加される電圧値がツェナ
ー電圧より再度越えない電圧値となることから、当該ツ
ェナーダイオード5は非導通状態となる。このため、ト
ランジスタQ2 には電流が流れず、図2(e)に示すよ
うにトランジスタQ2 がオフすると共に、直流電流はバ
イアス抵抗R1 を介してトランジスタQ1 に流れるた
め、再度トランジスタQ1 がオンする。これにより、電
流のピーク値近傍から下降した位相において、バックラ
イト4に電流を供給することができる。以後、上記のよ
うな動作が繰り返され、結果として、バックライト4に
は図2(d)に示すようなバックライト用電流I3 が供
給されることになり、当該バックライト4の点灯維持ま
たは調光することが可能となる。なお、調光時において
は、図2(b)に示す矢印のように、ピーク値を中心に
して位相幅が大きくなると共に、この期間はバックライ
ト用電流I3 は流れないようになっている。
【0040】したがって、本実施例によれば、入力交流
電源からの入力電圧の波形において、ピーク値近傍の位
相における電流が直流電源給電回路に供給されて所定レ
ベルの直流電圧を生成することができ、また、ピーク値
以外の位相における電流においては、バックライト4に
給電するためのバックライト用電流としてバックライト
用給電回路に供給することができる。これにより、ピー
ク値以外の電流を無駄にすることなく、良好にバックラ
イト用給電に活用することができる。よって、回路全体
の力率を改善することができることにより、電源トラン
ス2の容量を大型化することなく同一の電源トランスを
用いて、バックライト4に給電するためのバックライト
用給電回路と、他の回路に対して直流電源を給電するた
めの直流電源給電回路と、を備えたテレビドアホンバッ
クライト装置を構成することができる。
【0041】尚、本実施例においては、バックライト用
給電回路には、複数の付加抵抗R4乃至R6 を用いて構
成したが、ツェナーダイオードのオン・オフ時における
2つのスイッチング素子によるスイッチング動作には、
さほど影響されるものでなく、またIC化した場合には
これらの抵抗が含まれて構成されたものとなる。
【0042】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、ツ
ェナーダイオード、トランジスタQ1、Q2 及びバイア
ス抵抗を含むバックライト給電回路を用いることによ
り、入力電圧波形のピーク値近傍の位相では、電流を直
流電源給電回路に給電して直流電圧を生成することがで
き、またピーク値以外の位相では電流をバックライト給
電回路に供給してバックライト用電流をバックライトに
供給することができる。よって、回路全体の力率が大幅
に改善することができる。更に電源トランスを大型化す
ることなく、1の電源トランスを用いてバックライト用
給電回路と、直流電源給電回路とを備えたテレビドアホ
ンバックライト装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るテレビドアホンバックライ
ト装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示すテレビドアホンバックライト装置の
動作を説明するための波形図。
【符号の説明】
1…交流電源入力端子、2…電源トランス、3…第1の
整流平滑回路、4…バックライト(白熱電球)、5…ツ
ェナーダイオード、6…第2の整流平滑回路(コンデン
サインプット形平滑回路)、7…交流電源出力端子、Q
1 、Q2 …トランジスタ、R1 …バイアス抵抗、R2 〜
R6 …抵抗。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流を所定のレベルで変
    圧して出力する電源トランスと、この電源トランスから
    の出力交流を直流に変換して画像監視用モニタのバック
    ライトに給電するためのバックライト用給電回路と、前
    記電源トランスからの出力交流を直流に変換して直流電
    圧を生成し外部の回路に給電するための直流給電回路
    と、を備えた画像監視用モニタのバックライト装置であ
    って、 前記バックライト用給電回路は、供給された電流のピー
    ク値近傍の位相期間に前記直流給電回路に給電し、ピー
    ク値以外の位相期間にはバックライトに給電するように
    位相制御を行うことを特徴とする画像監視用モニタのバ
    ックライト装置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流を所定のレベルで変
    圧して出力する電源トランスと、この電源トランスから
    の出力交流を直流に変換してバックライトに給電するた
    めのバックライト用給電回路と、前記電源トランスから
    の出力交流を直流に変換して直流電圧を生成し外部の回
    路に給電するための直流給電回路と、を備えたテレビド
    アホンバックライト装置であって、 前記バックライト用給電回路は、供給された電流のピー
    ク値近傍の位相期間に前記直流給電回路に給電し、ピー
    ク値以外の位相期間にはバックライトに給電するように
    位相制御を行うことを特徴とするテレビドアホンバック
    ライト装置。
  3. 【請求項3】 交流電源からの交流を所定のレベルで変
    圧して出力する電源トランスと、 この電源トランスからの出力交流を第1の整流平滑回路
    を用いて直流に変換し、少なくとも2のスイッチング素
    子を利用してバックライトに給電するための調光手段を
    有するバックライト用給電回路と、 前記電源トランスからの出力交流を第2の整流平滑回路
    を用いて直流に変換して直流電圧を生成し、外部の回路
    に給電するための直流給電回路と、を備えたテレビドア
    ホンバックライト装置であって、 前記バックライト用給電回路は、前記調光手段を用いて
    2つのスイッチング素子によるスイッチングを行うこと
    により、供給された電流のピーク値近傍の位相期間に前
    記直流給電回路に給電し、ピーク値以外の位相期間には
    バックライトに給電するように位相制御を行うことを特
    徴とするテレビドアホンバックライト装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の整流平滑回路は、 少なくも4つのダイオードで構成するブリッジ回路と、
    このブリッジ回路の並列に接続される電解コンデンサと
    で構成されたコンデンサインプット型平滑回路であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のテレビドアホンバック
    ライト装置。
  5. 【請求項5】 前記バックライト用給電回路は、 前記電源トランスに接続される第1の整流平滑回路と、 この第1の整流平滑回路に接続されるバックライトと、 このバックライトと前記直流給電回路とに、入力電流の
    位相角に基づく電流を給電するためにスイッチングを行
    うスイッチング素子と、 このスイッチング素子によるスイッチング動作を入力電
    流の位相角に基づいて制御する調光手段と、で構成した
    ことを特徴とする請求項3に記載のテレビドアホンバッ
    クライト装置。
  6. 【請求項6】 前記調光手段は、 ツェナー電圧を可変可能とするツェナーダイオードを用
    いて構成されたものであって、ツェナーダイオードは入
    力電流により印加される電圧値が前記ツェナー電圧の電
    圧より越えると導通状態となり、越えない場合には非導
    通状態となるように動作して、前記スイッチング素子に
    よるスイッチング動作を制御することを特徴とする請求
    項5に記載のテレビドアホンバックライト装置。
JP6238132A 1994-09-30 1994-09-30 テレビドアホンバックライト装置 Pending JPH08102372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6238132A JPH08102372A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 テレビドアホンバックライト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6238132A JPH08102372A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 テレビドアホンバックライト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08102372A true JPH08102372A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17025668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6238132A Pending JPH08102372A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 テレビドアホンバックライト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08102372A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917584B1 (ko) * 2003-01-24 2009-09-15 주식회사 코맥스 티브이폰의 전원부 분리회로
KR20110119805A (ko) * 2009-02-20 2011-11-02 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 색온도의 시프트를 갖는 디머블 광원
JP6912136B1 (ja) * 2021-03-28 2021-07-28 株式会社サンコーデバイス 調光装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917584B1 (ko) * 2003-01-24 2009-09-15 주식회사 코맥스 티브이폰의 전원부 분리회로
KR20110119805A (ko) * 2009-02-20 2011-11-02 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 색온도의 시프트를 갖는 디머블 광원
JP6912136B1 (ja) * 2021-03-28 2021-07-28 株式会社サンコーデバイス 調光装置
JP2022151888A (ja) * 2021-03-28 2022-10-11 株式会社サンコーデバイス 調光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10506675B2 (en) Power supply system, lighting device, and illumination system
EP1147686B1 (en) Flyback converter as led driver
CA1281368C (en) Electric arrangement for regulating the luminous intensity of at least one discharge lamp
US6856103B1 (en) Voltage regulator for line powered linear and switching power supply
GB2435724A (en) TRIAC dimming of LED lighting units
CN111225475B (zh) 电流驱动电路、方法及应用其的led照明装置
GB2144931A (en) Electric power supply unit
US7129648B2 (en) Interface circuit for operating capacitive loads
CA2516258C (en) Switch mode power converter
CN205793540U (zh) 灯具控制系统中的led三合一调光电路
US10334673B2 (en) Lighting system
JPH08102372A (ja) テレビドアホンバックライト装置
MXPA96004162A (en) Low power power supply, with phase control out of li
US8928238B2 (en) Supplemental dimming circuit for electronic LED driver
CN1528042B (zh) 反用换流器
CN111083823B (zh) 点亮装置、照明器具和照明系统
JP2013149495A (ja) 調光装置
CN209994578U (zh) 一种具有调光关断功能的led驱动电源
US6563721B1 (en) Power supply with multiple AC input voltages
CN109195257B (zh) 一种led灯壁控调光方法
US8547029B2 (en) Dimmable instant start ballast
JP2003061353A (ja) 電源ユニット
JP2722801B2 (ja) 放電灯点灯装置
CN115224958A (zh) 恒流恒压电路及显示装置
WO2019117205A1 (ja) 発光ダイオード駆動装置