[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH08101686A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JPH08101686A
JPH08101686A JP7229501A JP22950195A JPH08101686A JP H08101686 A JPH08101686 A JP H08101686A JP 7229501 A JP7229501 A JP 7229501A JP 22950195 A JP22950195 A JP 22950195A JP H08101686 A JPH08101686 A JP H08101686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
waveform
memory
signal
rhythm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7229501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2738359B2 (ja
Inventor
Takehisa Amano
武久 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP7229501A priority Critical patent/JP2738359B2/ja
Publication of JPH08101686A publication Critical patent/JPH08101686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2738359B2 publication Critical patent/JP2738359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単であり、かつ、音色の異なった複
数の楽音を同時に発生することができ、多彩な演奏が可
能な電子楽器を提供する。 【構成】 複数の楽音形成チャンネルを有するリズム音
源回路6と、各チャンネル毎に4種類の波形データを記
憶した波形メモリ10と、波形メモリ10から波形デー
タの読み出しを行うための読出アドレスを各チャンネル
単位で時分割制御により生成するメモリ選択番号発生器
7とを有する。リズムパターンメモリ1からは上記各チ
ャンネルによる発音を指示するデータRDおよびその波
形の種類を指定するデータDCが読み出される。メモリ
選択信号発生器7は、各チャンネル毎にデータDCに対
応した波形アドレスをリズム音源回路6へ出力し、リズ
ム音源回路6はデータRDにより発音指示された各チャ
ンネル毎に当該波形アドレスに基づいて波形データを波
形メモリ10から読み出し楽音を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音色の異なった複数
種類の楽音を発音することが可能な電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】音色の異なった複数の楽音信号を同時に
発生可能な自動リズム演奏装置が知られている。この種
の自動リズム演奏装置に該当するものとして、例えば実
開昭54−16424号公報は、必要な音色数だけ音源
回路を備え、この音源回路を適宜切り換えることにより
音色の異なった複数の楽音を発生し得るようにした装置
を開示している。
【0003】
【発明を解決するための課題】しかしながら、上述した
従来の自動リズム演奏装置は、各々異なった音色に対応
した音源回路を複数設ける必要があり、回路構成が複雑
になるのを避けられなかった。
【0004】そこで、回路構成を複雑化しないで複数の
音色を発音し得るようにするため、例えば特公昭52−
42059号公報に開示されているように、フィルタを
有する音源回路を複数設け、このフィルタ特性を切り換
えることによって音色の異なった複数の楽音を発生する
構成を採ることが考えられる。
【0005】しかしながら、このようなフィルタ特性を
切り換える程度のものでは、発生する楽音の音色を多彩
に変化させることはできなかった。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、音色の異なった複数の楽音信号を簡単な構
成で発生することができ、かつ、発生される楽音信号を
多彩に制御することができる電子楽器を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数種類の
波形に対応した複数の波形データを記憶する波形メモリ
を有し、各々前記波形メモリに記憶された複数の波形デ
ータのうち任意の波形データに基づき楽音信号を発生可
能な複数の楽音発生用チャンネルからなる楽音発生手段
と、楽音の発生および発生すべき楽音の波形を指示する
制御データを発生するデータ発生手段と、前記制御デー
タに基づいて、楽音制御データを前記複数の楽音発生用
チャンネルのいずれかの楽音発生用チャンネルに供給す
るデータ供給手段とを備え、前記楽音発生手段の各楽音
発生用チャンネルでは、制御データが供給されたとき該
制御データが指示する波形の楽音信号を前記データ発生
手段による楽音の発生指示に応じて発生するようにした
ことを特徴としている。なお、上述した各構成要件のう
ち、「楽音発生手段」は、後述する[実施例]の項で説
明する「リズム音源回路6」に、以下同様にして「楽音
発生用チャンネル」は、発音可能な数を規定するもので
あり、図3に示すシフトレジスタ21やシフトレジスタ
17の各ステージに、「データ発生手段」は「リズムパ
ターン読出回路5」に、「制御データ」は「アドレス信
号A1」に、「データ供給手段」は「リズムパターンメ
モリ1」に、「楽音制御データ」は「楽器別駆動データ
RD」に各々対応している。
【0008】
【作用】上記発明によれば、各楽音発生用チャンネルに
より、前記複数の波形データのうち前記データ供給手段
から供給された制御データに対応するものに基づいて楽
音信号が生成される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、この発明を自動リズム演奏装置に適
用した実施例の概略構成を示すブロック図である。この
図においてリズムパターンメモリ1は選択し得る各リズ
ム(例えば、ワルツ、スイング、ルンバ、ジャズ、ロッ
ク等)における各リズム楽器(例えば、シンバル、バス
ドラム、ハイコンガ、マラカス等)の楽器別駆動データ
(音源別駆動データ)、およびこれら各楽器別駆動デー
タに基づいて再生される楽器音を各楽器毎に複数の楽器
音の中から選択するための制御データが記憶されたリー
ドオンメモリ(ROM)である。
【0010】すなわち、このリズムパターンメモリ1に
は、前記リズム楽器の種類を16種類とし、かつ再生す
べき楽器音を楽器毎に4種類ずつある楽器音の中から選
択するものとした場合、16ビットを1語としかつこれ
ら各ビットが前記各リズム楽器に1対1に対応した楽器
別駆動データRDがリズム毎にリズムの進行順に記憶さ
れると共に、これら各16ビットの楽器別駆動データR
Dに対応して各楽器毎に2ビットずつ都合32ビットの
制御データCDが付加的に各々記憶されている。これら
楽器別駆動データRDと制御データCDとの組データの
フォーマットは図2のようになる。すなわちこの場合、
楽器別駆動データRDの各ビットは、例えばビットa1
はシンバル、ビットa2はバスドラム、ビットa3はハイ
コンガ、…、ビットa16はマラカスのように対応し、ま
た制御データCDの各ビットは、例えばビットb1、b2
はシンバル、ビットb3、b4はバスドラム、ビットb
5、 b6はハイコンガ、……、ビットb31、b32はマラ
カスのように対応している。 またこの場合、楽器別駆
動データRDの各ビット”1”状態の時のみ対応するリ
ズム楽器の楽器音を再生することを意味し、また制御デ
ータCDの各2ビットはコード信号として扱かわれ、4
種類の楽器音の中から1つの楽器音を選択するようにな
っている。
【0011】次に、リズム選択スイッチ2は前記各リズ
ムから演奏者の希望するリズムを選択するためのスイッ
チであり、この電子楽器の操作パネル部に設けられてい
る。このリズム選択スイッチ2からは、選択されたリズ
ムを示す信号RS(コード信号)が出力される。また符
号3は前記操作パネル部に設けられたリズムテンポ調整
用のスライド型の操作子であり、テンポ制御データ発生
器4はこの操作子3に連動する可変抵抗器(図示略)の
抵抗値に応じて前記操作子3のスライド位置に対応した
リズムテンポを示すリズム制御データTMPを出力す
る。
【0012】リズムパターン読出回路5は、前記信号R
Sおよび前記データTMPに基づいて生成したアドレス
信号A1を、前記リズムパターンメモリ1のアドレス端
子ADへ供給し、同メモリ1から前記リズム選択スイッ
チ2によって選択されたリズムに対応する楽器別駆動デ
ータRDと制御データCDとの組データを順次読み出
す。すなわちこのリズムパターン読出回路5は、信号R
Sに基づいて前記アドレス信号A1をリズムパターンメ
モリ1における選択されたリズムに対応する楽器別駆動
データRDおよび制御データCDの記憶領域を指定する
ように設定すると共に、このアドレス信号A1をデータ
TMPが示すリズムテンポで順次変化させ、これによっ
て前記領域の各楽器別駆動データRDおよび各制御デー
タCDを順次読み出す。このリズムパターンメモリ1か
ら読み出された楽器別駆動データRDはリズム音源回路
6に供給され、また制御データCDはメモリ選択信号発
生器7に供給される。
【0013】リズム音源回路6は前記各リズム楽器の楽
器音信号を各々4種類ずつ記憶した波形メモリを有して
なるもので、この波形メモリから前記楽器別駆動データ
RDの”1”のビットが示す楽器に対応する楽器音信号
を時分割的に読み出すようになっている。そしてこの場
合、メモリ選択信号発生器7は、前記制御データCDま
たはこのメモリ選択信号発生器7自体が発生するランダ
ム信号に基づいてメモリ選択信号MSを出力して前記リ
ズム音源回路6へ供給し、これによってリズム音源回路
6が前記波形メモリから読み出すべき楽器音信号を楽器
毎に4種類あるものの中から択一的に選択するようにな
っている。このリズム音源回路6の波形メモリから時分
割的に読み出された楽器音信号は合成された後、増幅器
8へ供給され、ここで増幅されてスピーカ9へ供給され
リズム音として発音される。
【0014】次に図1におけるリズム音源回路6および
メモリ選択信号発生器7の詳細な構成を図3のブロック
図を参照して説明する。まず波形メモリ(楽音信号メモ
リ)10から説明する。この波形メモリ10には、図4
に示すようにシンバル、バスドラム、ハイコンガ、…
…、マラカスの16種類のリズム楽器の楽器音が、各楽
器毎に互いに4種類ずつPCMコードを用いて各々記憶
されている。この場合、シンバルの楽器音を例にする
と、シンバル#1、シンバル#2、シンバル#3、シン
バル#4は互いに若干波形の異なる楽器音となってい
る。また、バスドラム、ハイコンガ、……、マラカスに
ついても同様である。
【0015】次にメモリ選択信号発生器7は、前記制御
データCDに基づいて、前記波形メモリ10の各楽器の
4種類の楽器音の中から所定の1楽器音を選択するため
のメモリ選択信号MSを発生するものである。このメモ
リ選択信号発生器7が出力するメモリ選択信号MSは、
2ビットのコード信号であり、アドレスメモリ12(ア
ドレス発生器)のアドレス入力端子ADへのアドレス信
号の下位側ビットとして供給される。なお、このメモリ
選択信号発生器7の詳細な構成については後述する。
【0016】チャンネルカウンタ11は前記波形メモリ
10の16種類のリズム楽器の名楽器音を(すなわち1
6チャンネル分の情報を)時分割的に読み出すための読
み出し順序および読み出しタイミングを決める4ビット
の2進カウンタである。このチャンネルカウンタ11は
クロックφを常時計数し、その計数値を4ビットの信号
ccとして出力する。なお、前記クロックφの周期は、
この電子楽器における最小リズム単位時間より充分短い
時間となっている。このチャンネルカウンタ11が出力
する信号ccは、アドレスメモリ12のアドレス入力端
子ADへアドレス信号の上位側ビットとして供給され
る。
【0017】アドレスメモリ12は、前記波形メモリ1
0から楽器音信号を読み出す場合の読み出し開始番地
(スタートアドレス)と、読み出し語数(レンジ)とが
各々記憶されたリードオンメモリ(ROM)である。こ
の場合、前記波形メモリ10における各楽器音信号の記
憶領域(シンバル#1、シンバル#2、……、マラカス
#4)の各先頭番地L1、L2、L3、……、L64
は、このアドレスメモリ12におけるスタートアドレス
メモリ12aにL1、L2、L3、……L64の順に記
憶され、また各記憶領域の語数N1、N2、N3、…
…、N64は、このアドレスメモリ12におけるレンジ
メモリ12bにN1、N2、N3、……N64の順に記
憶されている。そしてこのアドレスメモリ12は、前記
信号ccおよび信号MSが供給されると、これらスター
トアドレスメモリ12aとレンジメモリ12bとから並
列にデータを読み出すようになっている。すなわち、例
えば今、信号ccとして”0000”が供給され、かつ
信号MSとして”00”が供給された場合は、スタート
アドレスメモリ12aから「L1」なるデータが読み出
されると共に、レンジメモリ12bから「N1」なるデ
ータが読み出され、また例えば、信号ccとして”00
01”が供給され、かつ信号MSとして”11”が供給
された場合は、スタートアドレスメモリ12aから「L
8」となるデータが読み出されると共に、レンジメモリ
12bから「N8」なるデータが読み出される。そして
スタートアドレスメモリ12aから読み出されたデータ
SAは加算回路13の一方の入力端子Aに供給され、ま
たレンジメモリ12bから読み出されたデータRGは比
較器14の一方の入力端子Aに供給される。
【0018】一方、図1のリズムパターンメモリ1から
読み出された楽器別駆動データRD(この場合は16ビ
ットのデータ)は並列直列変換回路(以下、P/S変換
回路ろ略称する。)15に供給される。このP/S変換
回路15はこのデータRDを並列に取り込むと。同デー
タRDをクロックφに従って順次1ビットずつ直列に出
力する。このP/S変換回路15から出力された直列デ
ータはオアゲート16を介して1ビット16ステージの
シフトレジスタ17へ供給され、同じくクロックφによ
って同シフトレジスタ17に取り込まれる。このシフト
レジスタ17の直列出力は前記波形メモリ10の読み出
し指令端子RCに供給されると共に、インバータ18の
出力信号が”1”信号の場合は、更にアンドゲート19
とオアゲート16とを順次介して同シフトレジスタ17
の入力端子Iに供給されるようになっている。したがっ
てこのシフトレジスタ17から出力された”1”のビッ
トは、その時点でインバータ18の出力信号が”1”信
号であれば次のクロックφによって再びこのシフトレジ
スタ17に取り込まれて失なわれることはない。このシ
フトレジスタ17の出力端子Oに得られる信号はゲート
20のエネーブル端子ENにも供給されている。
【0019】次にゲート20とシフトレジスタ21と加
算回路22とからなる部分は、波形メモリ10から各楽
器音信号を読み出す場合、各楽器音信号の記憶領域のデ
ータ読み出し番地を時分割的に進めるためのものであ
る。この部分において、シフトレジスタ21は各ステー
ジが前記語数N1〜N64のうちの最大語数を計算する
に充分なだけのビットを持つ16ステージのシフトレジ
スタであり、クロックφに従ってシフトが行なわれるよ
うになっている。このシフトレジスタ21の出力データ
D1は前記加算回路13の他方の入力端子Bへ供給され
ると共に、加算回路22の一方の入力端子Aへ供給され
る。この加算回路22の他方の入力端子BにはLSBだ
けが”1”のデータが供給されており、したがってこの
加算回路22の出力データD2は前記データD1に値
「1」を加算した値となる。このデータD2は前記比較
器14の他方の入力端子Bへ供給されると共に、ゲート
20へ供給される。このゲート20は、そのエネーブル
端子ENに”1”信号が供給されると開状態となって前
記データD2をシフトレジスタ21の入力端子Iへ供給
する。したがってこのゲート20、シフトレジスタ21
および加算回路22からなる部分においては、ゲート2
0のエネーブル端子ENに”1”信号が供給されている
時にシフトレジスタ21から出力されたデータD1は、
値「1」が加算されて(すなわちインクリメントされ
て)再びシフトレジスタ21に取り込まれ、一方ゲート
20のエネーブル端子ENに”0”信号が供給されてい
る時にシフトレジスタ21から出力されたデータD1は
失なわれて値「0」となる。
【0020】次にメモリ選択信号発生器7において、図
1のリズムパターンメモリ1から読み出された制御デー
タCD(この場合は32ビットのデータ)はP/S変換
回路23に供給される。このP/S変換回路23は制御
データCDを並列に取り込むと、同データCDをクロッ
クφに従って順次2ビットずつ直列に出力する。すなわ
ちこのP/S変換回路23は、図2に示した制御データ
CDをビットb1、b2、ビットb3、b4、ビットb5、
b6、……、ビットb31、b32の順に2ビットの信号に
変換して出力する。このP/S変換回路23の出力信号
は、セレクタ24の一方の入力端子Aに供給される。ま
たランダム信号発生器25はランダムな2ビットの信号
をクロックφに従って順次出力するもので、このランダ
ム信号発生器25の出力信号はセレクタ24の他方の入
力端子Bに供給される。このセレクタ24は、その制御
入力端子SAに”1”信号が供給されると入力端子Aに
供給されている信号を出力端子0から出力し、一方この
制御入力端子SAに”0”信号が供給されると入力端子
Bに供給されている信号を出力端子0から出力する。こ
のセレクタ24の制御入力端子SAに選択スイッチ26
を介して”1”信号が供給されるようになっている。そ
してこのセレクタ24の出力信号はセレクタ27の一方
の入力端子Aに供給される。このセレクタ27は、前記
セレクタ24と同様のセレクタであり、その制御入力端
子SAには前記P/S変換回路15の出力信号が供給さ
れるようになっている。このセレクタ27の出力信号
は、シフトレジスタ28の入力端子Iへ供給される。シ
フトレジスタ28は2ビット、16ステージのシフトレ
ジスタで、前記セレクタ27の出力信号(2ビットの信
号)をクロックφに従って2ビットずつ順次取り込みシ
フトする。このシフトレジスタ28の出力端子0からは
前記信号MSが順次出力され、この信号MSは前述した
ようにアドレスメモリ12のアドレス入力端子ADへ供
給されると共に、前記セレクタ27の他方の入力端子B
へ供給される。したがって、このシフトレジスタ28と
セレクタ27とからなる部分によれば、セレクタ27の
制御入力端子SAに”1”信号が供給されている場合
は、前記セレクタ24の出力信号がシフトレジスタ28
に順次取り込まれ、一方セレクタ27の制御入力端子S
Aに”0”信号が供給されている場合は、シフトレジス
タ28の出力信号MSが同シフトレジスタ28の入力側
に取り込まれる結果同シフトレジスタ28の内容がロー
テイトされることになる。
【0021】次に、以上の構成になるこのリズム音源回
路6およびメモリ選択信号発生器7の動作を説明する。
まず演奏者が選択スイッチ26を開状態に設定していた
とする。そして今、前記リズムパターンメモリ1から楽
器別駆動データRDとしてシンバルとバスドラムの各楽
器音だけを再生させるようなデータ、すなわちビットa
16からビットa1までの16ビットが”0、……、0、
1、1”のように配列されたデータが読み出され、また
制御データCDとしては、シンバルの楽器音としてシン
バル#2をまたバスドラムの楽器音としてバスドラム#
4を各々選択するようなデータ、すなわちビットb2、
b1が”01”、ビットb4、b3が”11”、その他の
ビットb32〜b5が例えば全て”0”であるようなデー
タを読み出されたとする。ま た説明を簡単にするため
に、この時点においてシフトレジスタ28の各ステージ
の内容全ては”00”であったとする。
【0022】この場合、前記データRDはP/S変換回
路15を介してシフトレジスタ17に1ビットずつ順次
取り込まれ、このシフトレジスタ17においては全ての
ビット(16ビット)が取り込まれた時点で、出力端子
0側から入力端子I側に向って”1”、”1”、”
0”、……、”0”の順に配列された状態となる。また
この間に、前記データCDはP/S変換回路23とセレ
クタ24とを順次介してセレクタ27の入力端子Aに2
ビットずつ順次供給されるが、このセレクタ27の制御
入力端子SAにはP/S変換回路15の出力信号が供給
されているから、前記データCDのうちビットb2、b1
およびビットb4、b3だけがシフトレジスタ28に取り
込まれる。この結果シフトレジスタ28の各ステージの
内容は、前記シフトレジスタ17にデータRDの全ビッ
トが取り込まれた時点と同時点において、出力端子0側
から入力端子I側に向って”01”、”11”、その他
の各ステージの内容は16ステージ分ローテイトされる
前の内容すなわち”00”となる。またこの時点におい
て、チャンネルカウンタ11の計数出力信号ccは”0
000”となる(このように同期がとられている。)。
したがってこの時点においては、アドレスメモリ12の
アドレス入力端子ADに供給されるアドレス信号が”0
00001”となり、スタートアドレスメモリ12aか
らデータSAとして「L2」が読み出され、またレンジ
メモリ12bからデータRGとして「N2」が読み出さ
れる。また、この時点においては、現在の楽器別駆動デ
ータRDの一つ前の楽器別駆動データRDに対する処理
動作は全て完了しているから、シフトレジスタ21の各
ステージのデータは全て「0」であり、これによってデ
ータD1は「0」となっている。したがって、この時点
においては、加算回路13の出力データD3、すなわち
データSAとデータD1との和は値「L2」となり、こ
のデータD3は波形メモリ10のアドレス入力端子AD
にアドレス信号として供給される。またこの時、この波
形メモリ10の読出指令端子RCにはシフトレジスタ1
7の出力端子0から”1”信号が供給されているから、
同メモリ10のL2番地のデータ、すなわちシンバル#
2の1語目のPCMデータが読み出される。このPCM
データはアキュームレータ29に供給される。またこの
時点においては、加算回路22の出力データD2は値
「1」であるから、比較器14は値「N2」と値「1」
との比較結果である”0”信号を出力端子EQから出力
してインバータ18へ供給しており、したがってこのイ
ンバータ18の出力信号は”1”信号となっている。こ
のため、この時点においては、シフトレジスタ17から
出力される”1”信号は、アンドゲート19とオアゲー
ト16とを順次介して同シフトレジスタ17の入力端子
Iに供給されている。またこのシフトレジスタ17が出
力する”1”信号はゲート20を開状態にしているか
ら、前記データD2、すなわち値「1」がシフトレジス
タ21に供給されている。またこの時点においては、P
/S変換回路15の出力信号は”0”となっているから
(データRDの送出を完了しているから)、シフトレジ
スタ28の入力端子Iには前記信号MSが供給されてい
る。
【0023】ここで、次のクロックφが発生したとす
る。この場合、チャンネルカウンタ11の出力信号cc
は”0001”となり、またシフトレジスタ28は1ス
テージ分シフトされて信号MSが”11”となるからア
ドレスメモリ12のアドレス信号は”000111”と
なる。この結果、スタートアドレスメモリ12aからデ
ータSAとして「L8」が読み出され、またレンジメモ
リ12bからデータRGとして「N8」が読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17、21も各々1
ステージ分シフトされるから、シフトレジスタ17の内
容は出力側から入力側に向って”1”、”0”、…
…、”0”、”1”となり、またシフトレジスタ21の
各ステージの内容は出力側から入力側に向って「0」、
……「0」、「1」となる。すなわちこの場合、データ
D1は「0」、データD3は「L8」、波形メモリ10
の読出指令端子RCの信号は”1”信号となり、この結
果、波形メモリ10のL8番地のデータすなわちバスド
ラム#4の1語目のPCMデータが読み出されアキュー
ムレータ29へ供給される。またこの場合、データD2
は「1」、比較器14の出力端子EQの信号はデータR
GとデータD1とが等しくないから”0”信号、シフト
レジスタ17の出力信号は”1”信号、シフトレジスタ
21の入力データは「1」となり、またシフトレジスタ
28の各ステージの内容は出力側から入力側に向って”
11”、”00”、……”00””01”、同シフトレ
ジスタ28の入力信号は”11”となっている。
【0024】そして、次のクロックφが発生したとす
る。この場合、信号ccは”0010”となり、また信
号MSは”00”となるから、スタートアドレスメモリ
12aからデータSAとして「L9」、レンジメモリ1
2bからデータRGとして「N9」が各々読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17、21、28は
各々1ステージ分シフトされるから、シフトレジスタ1
7の内容は出力側から入力側に向って”0”、……、”
0”、”1”、”1”となり、シフトレジスタ21の内
容は出力側から入力側に向って「0」、……、「0」、
「1」、「1」となり、またシフトレジスタ28の内容
は出力側から入力側に向って”00”、……、”0
0”、”01”、”11”となる。すなわちこの場合、
データD1は「0」、データD3は「L9」となるが、
シフトレジスタ17の出力信号は”0”であるから、波
形メモリ10のデータの読み出しは行なわれない。なお
この場合、データD2は「1」、比較器14の比較出力
信号は”0”、シフトレジスタ17の入力信号は”
0”、シフトレジスタ21の入力データは「0」、シフ
トレジスタ28の入力信号は”00”となる。
【0025】以下、クロックφが順次発生された場合、
上述した原理に基づいて動作が行なわれるが、チャンネ
ルカウンタ11の出力信号ccが”1111”になった
時点までは、シフトレジスタ17の出力信号がいずれの
場合も”0”であるため、波形メモリ10のデータ読み
出しは行われない。
【0026】以上が、現在の楽器別駆動データRDおよ
び制御データCDに対する楽器音の時分割読み出し過程
における1スキャン目の動作である。この1スキャン目
においてアキュームレータ29によりデジタル的に合成
された各楽器音のPCMデータは、D/A変換器30に
よってアナログ信号に変換された後、図1の増幅器8に
供給される。
【0027】次に、この時点に続いて次のクロックφが
発生したとする。この場合、信号ccは再び”000
0”となり、また信号MS藻再び”01”となるから、
スタートアドレスメモリ12aから「L2」が読み出さ
れ、またレンジメモリ12bから「L2」が読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17の内容は出力側
から入力側に向って”1”、”1”、”0”……、”
0”となり、またシフトレジスタ21の内容は出力側か
ら入力側に向って「1」、「1」、「0」、……、
「0」となる。したがってデータD1は「1」、データ
D3は「L2+1」となり、波形メモリ10の(L2+
1)番地のデータ、すなわちシンバル#2の2語目のP
CMデータが読み出される。なおこの場合、データD2
は「2」、比較器14の比較出力信号は”0”、シフト
レジスタ17の入力信号は”1”、シフトレジスタ21
の入力データは「2」、シフトレジスタ28の入力デー
タは”01”となる。
【0028】そして、次のクロックφが発生すると、上
述した動作と同様にして波形メモリ10の(L8+1)
番地のデータ、すなわちバスドラム#4の2語目のPC
Mデータが読み出され、また以下順次クロックφが発生
され信号ccが”0010”から”1111”まで変化
する間においては、波形メモリ10のデータの読み出し
は行なわれない。
【0029】以上が前記データRDおよびデータCDに
対する各楽器音の時分割読み出し過程における2スキャ
ン目の動作である。
【0030】以下、同様にしてシフトレジスタ21の各
ステージにおける「0」以外のデータが16ステージ分
シフト(ローテイト)される毎に、すなわち1スキャン
毎にインクリメントされ、これによってシンバル#2と
バスドラム#4の3語目以降のPCMデータが順次読み
出されていゆく。
【0031】そして今、N2スキャン目の動作が開始さ
れたとする(ただし、N2<N8と仮定する。)。この
場合、信号ccが”0000”となると、スタートアド
レスメモリ12aから「L2」が読み出され、またレン
ジメモリ12bから「N2」が読み出される。またこの
場合、シフトレジスタ17の内容は出力側から入力側に
向って”1”、”1”、”0”、……”0”となり、ま
たシフトレジスタ21の内容は出力側から入力側に向っ
て「N2−1」、「N2−1」、「0」、……、「0」
となる。したがって波形メモリ10の(L2+N2−
1)番地のデータ、すなわちシンバル#2のN2語目の
PCMデータ(最終データ)が読み出される。 そし
て、次のクロックφが発生すると、シフトレジスタ17
の内容は出力側から入力側に向って”1”、”0”、…
…、”0”となり、シンバルに対応する”1”のビット
が”0”に変化して、以後シンバル#2のPCMデータ
の読み出しは行なわれなくなる。
【0032】またN8スキャン目の動作が行なわれた場
合には、上述したN2スキャン目の動作と同様にして、
シフトレジスタ17におけるバスドラムに対応する”
1”のビットが”0”に変化し、以後バスドラム#4の
PCMデータの読み出しは行なわれなくなる。
【0033】以上のようにして、前述した現在の楽器別
駆動データRDおよび制御データCDに対する楽器音の
時分割読み出しが行なわれる。なお、以上に述べた読み
出し動作は、次の楽器別駆動データRDおよび制御デー
タCDが供給されるまでに全て完了する。また上述した
例において制御データCDが、ビットb2、b1が”0
0”、ビットb4、b3が”10”であるようなデータで
あった場合は、シンバル#1とバスドラム#3の各PC
Mデータが読み出されることになる。しかしてこの実施
例によれば、発音させる各リズム楽器の楽器音を制御デ
ータCDによって波形が異なる4種類の楽器音の中から
任意に選択することができ、これによりリズム音を実際
のリズム演奏により近い極めて自然感に富んだ音にする
ことができる。
【0034】次に、この実施例において、発音させる各
リズム楽器の楽器音を4種類の楽器音の中からランダム
に選択する場合を説明する。この場合は、選択スイッチ
26を開状態にしておけばよい。すなわちこの場合は、
楽器別駆動データRDがシフトレジスタ17に取り込ま
れる動作と並行して、ランダム信号発生器25が発生す
る2ビットのランダム信号がセレクタ24とセレクタ2
7を順次介してシフトレジスタ28に取り込まれる。し
たがって、この場合、信号MSは読み出すべき各リズム
楽器の楽器音に対してランダムとなる。
【0035】しかして、この実施例によれば、発音させ
る各リズム楽器の楽器音信号を波形が異なる4種類の楽
器音の中からランダムに選択することもでき、これによ
りリズム音を実際のリズム演奏により近い極めて自然感
に富んだ音にすることができる。
【0036】なお、以上に説明した実施例においては、
各リズム楽器の楽器音を4種類の中から選択するように
したが、これにより多くの種類の中から選択するように
しても勿論かまわない。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明による電子楽器によれば、チャンネル別に発音指示お
よび波形を指示するデータを供給するようにしたので、
簡単な構成であり、かつ、音色の異なった複数の楽音信
号を同時に発生することができるという効果が得られ
る。また、本発明によれば、複数種類の波形に応じた複
数の波形データを記憶する波形メモリを有し、それぞれ
前記波形メモリに記憶された複数の波形データのうち任
意の波形データに基づき楽音信号を発生可能な複数の楽
音発生用チャンネルからなる楽音発生手段を設けたの
で、波形指示データに応じて波形が選択され、楽音信号
を多彩に制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による自動リズム演奏装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例における楽器別駆動データRDおよ
び制御データCDのフォーマット を示す図である。
【図3】 同実施例におけるリズム音源回路6とメモリ
選択信号発生器7の詳細な構成を 示すブロック図であ
る。
【図4】 同実施例における波形メモリ10の記憶内容
を示す図である。
【符号の説明】
1 リズムパターンメモリ 2 リズム選択スイッチ 5 リズムパターン読出回路 6 リズム音源回路 7 メモリ選択信号発生器 10 波形メモリ 11 チャンネルカウンタ 12 アドレス発生器(アドレスメモリ) 17、21 シフトレジスタ A1 アドレス信号 RD 楽器別駆動データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の波形に対応した複数の波形デ
    ータを記憶する波形メモリを有し、各々前記波形メモリ
    に記憶された複数の波形データのうち任意の波形データ
    に基づき楽音信号を発生可能な複数の楽音発生用チャン
    ネルからなる楽音発生手段と、 楽音の発生および発生すべき楽音の波形を指示する制御
    データを発生するデータ発生手段と、 前記制御データに基づいて、楽音制御データを前記複数
    の楽音発生用チャンネルのいずれかの楽音発生用チャン
    ネルに供給するデータ供給手段とを備え、 前記楽音発生手段の各楽音発生用チャンネルでは、制御
    データが供給されたとき該制御データが指示する波形の
    楽音信号を前記データ発生手段による楽音の発生指示に
    応じて発生するようにしたことを特徴とする電子楽器。
JP7229501A 1995-09-06 1995-09-06 リズム音発生装置およびその発音制御方注 Expired - Lifetime JP2738359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229501A JP2738359B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 リズム音発生装置およびその発音制御方注

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229501A JP2738359B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 リズム音発生装置およびその発音制御方注

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9049671A Division JP2738397B2 (ja) 1997-02-17 1997-02-17 自動演奏装置および自動演奏方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08101686A true JPH08101686A (ja) 1996-04-16
JP2738359B2 JP2738359B2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=16893167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7229501A Expired - Lifetime JP2738359B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 リズム音発生装置およびその発音制御方注

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2738359B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5299807A (en) * 1976-02-16 1977-08-22 Nippon Gakki Seizo Kk Automatic rhythm player
JPS5553719A (en) * 1978-10-14 1980-04-19 Hitachi Denshi Ltd Periodic function signal generating device
JPS5621200A (en) * 1979-07-30 1981-02-27 Casio Computer Co Ltd Electronic musical instrument

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5299807A (en) * 1976-02-16 1977-08-22 Nippon Gakki Seizo Kk Automatic rhythm player
JPS5553719A (en) * 1978-10-14 1980-04-19 Hitachi Denshi Ltd Periodic function signal generating device
JPS5621200A (en) * 1979-07-30 1981-02-27 Casio Computer Co Ltd Electronic musical instrument

Also Published As

Publication number Publication date
JP2738359B2 (ja) 1998-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04330495A (ja) 自動伴奏装置
JPH04306697A (ja) ステレオ方式
JP3878485B2 (ja) 波形再生装置
JPS6328478Y2 (ja)
US5262581A (en) Method and apparatus for reading selected waveform segments from memory
JPH075878A (ja) 自動伴奏装置
US4526080A (en) Automatic rhythm performing apparatus
JPH02131292A (ja) 自動演奏装置
JP2587737B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2738359B2 (ja) リズム音発生装置およびその発音制御方注
JP2572318B2 (ja) 自動演奏装置
JPS6326398B2 (ja)
JP2738397B2 (ja) 自動演奏装置および自動演奏方法
JP3366812B2 (ja) 電子楽器の効果付与装置
JP3312939B2 (ja) 電子楽器
JPH068997U (ja) 電子楽器
JPS58100187A (ja) 楽曲演奏装置
JP2738359C (ja)
JPH067334B2 (ja) 電子楽器
JP2544594B2 (ja) 自動楽音発生装置
JPH0155474B2 (ja)
JP4094441B2 (ja) 電子楽器
JP2513308B2 (ja) 電子楽器
JPH0155473B2 (ja)
JPH0535268A (ja) 自動演奏装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971216