JPH08101589A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08101589A JPH08101589A JP6236188A JP23618894A JPH08101589A JP H08101589 A JPH08101589 A JP H08101589A JP 6236188 A JP6236188 A JP 6236188A JP 23618894 A JP23618894 A JP 23618894A JP H08101589 A JPH08101589 A JP H08101589A
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- transfer
- toner
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- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/1665—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
- G03G15/167—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
- G03G15/1675—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer with means for controlling the bias applied in the transfer nip
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- G03G15/1665—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
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- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6532—Removing a copy sheet form a xerographic drum, band or plate
- G03G15/6535—Removing a copy sheet form a xerographic drum, band or plate using electrostatic means, e.g. a separating corona
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- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/16—Transferring device, details
- G03G2215/1647—Cleaning of transfer member
- G03G2215/1652—Cleaning of transfer member of transfer roll
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触転写方式において、画像形成動作におけ
る一連の前回転、紙間、後回転時に、負極性トナーの現
像器から像担持体への転移付着を簡易且つ確実に防止
し、もって前回転、紙間、後回転期間における転写手段
のクリーニングを確実且つ円滑に行い得る画像形成装置
の提供を目的とする。 【構成】 像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した
前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像にトナーを供給し顕像化する現像手段と、
前記像担持体に接触し顕像化されたトナー像を転写材に
転写する転写手段とを有する画像形成装置において、画
像形成動作開始以降、転写材が転写部に存在しない時、
前記帯電手段のバイアス出力と前記転写手段のバイアス
出力をONする制御手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
る一連の前回転、紙間、後回転時に、負極性トナーの現
像器から像担持体への転移付着を簡易且つ確実に防止
し、もって前回転、紙間、後回転期間における転写手段
のクリーニングを確実且つ円滑に行い得る画像形成装置
の提供を目的とする。 【構成】 像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した
前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像にトナーを供給し顕像化する現像手段と、
前記像担持体に接触し顕像化されたトナー像を転写材に
転写する転写手段とを有する画像形成装置において、画
像形成動作開始以降、転写材が転写部に存在しない時、
前記帯電手段のバイアス出力と前記転写手段のバイアス
出力をONする制御手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体に転写手段が
直接接触し、転写紙上にトナー像を転写する接触転写方
式を用いた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形
成装置に関する。
直接接触し、転写紙上にトナー像を転写する接触転写方
式を用いた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来技術】電子写真プロセスを用いた画像形成装置と
しては、複写機、ファクシミリ、プリンタ等様々な装置
が提供されているが、感光体への除帯電に使用している
チャージャ放電により発生するオゾンが、環境問題と関
連してクローズアップされてきたため、近年、チャージ
ャ放電に比べオゾン発生量の極めて少ないローラ、ベル
ト等接触式帯電、転写手段がその代替技術として実用化
されつつある。
しては、複写機、ファクシミリ、プリンタ等様々な装置
が提供されているが、感光体への除帯電に使用している
チャージャ放電により発生するオゾンが、環境問題と関
連してクローズアップされてきたため、近年、チャージ
ャ放電に比べオゾン発生量の極めて少ないローラ、ベル
ト等接触式帯電、転写手段がその代替技術として実用化
されつつある。
【0003】しかしながら、特に接触式転写手段(以
下、転写ローラという)は、像担持体のトナー担持面と
直接接触するために、トナーが転写ローラに転移付着
し、ローラ表面がトナーにより汚れ、転写材の裏面をこ
の付着トナーにより汚してしまうという問題があった。
下、転写ローラという)は、像担持体のトナー担持面と
直接接触するために、トナーが転写ローラに転移付着
し、ローラ表面がトナーにより汚れ、転写材の裏面をこ
の付着トナーにより汚してしまうという問題があった。
【0004】そこで、転写ローラの表面を、例えば、像
担持体のクリーニングに使用されているブレードにより
機械的にクリーニングする方式が提案されているが、転
写ローラの材質としては、品質、コスト上、発泡スポン
ジローラが最も適しているため、発泡スポンジを転写ロ
ーラに用いた場合、このローラの表面をブレードでクリ
ーニングすると、スポンジ小孔内にブレード圧接力によ
り付着トナーを逆に押し込む結果となり、転写ローラ表
面の付着トナーをクリーニングすることは出来ず、発泡
スポンジ小孔内に押し込まれたトナーは、転写部におい
て転写ローラが像担持体に対して圧接しているため、圧
接による弾性変形で小孔内より吐き出され、転写材の裏
面に付着し裏汚れを発生させてしまう。
担持体のクリーニングに使用されているブレードにより
機械的にクリーニングする方式が提案されているが、転
写ローラの材質としては、品質、コスト上、発泡スポン
ジローラが最も適しているため、発泡スポンジを転写ロ
ーラに用いた場合、このローラの表面をブレードでクリ
ーニングすると、スポンジ小孔内にブレード圧接力によ
り付着トナーを逆に押し込む結果となり、転写ローラ表
面の付着トナーをクリーニングすることは出来ず、発泡
スポンジ小孔内に押し込まれたトナーは、転写部におい
て転写ローラが像担持体に対して圧接しているため、圧
接による弾性変形で小孔内より吐き出され、転写材の裏
面に付着し裏汚れを発生させてしまう。
【0005】従って、発泡スポンジを転写ローラとして
使用する時は、静電気力を用いたクリーニング方式が好
ましい。静電気力によるクリーニングとは、像担持体か
ら転写ローラ表面に転移付着したトナーを再び静電気力
により転写ローラから像担持体へ逆転写させ、転写ロー
ラをクリーニングするものである。例えば、特開平3−
69978号公報には、画像形成動作開始以降で転写部
への転写材到達前(前回転)、リピート画像形成動作の
画像間(紙間)、転写材が転写部を通過後(後回転)
に、帯電器と現像器のバイアスをOFFした状態で転写
ローラにトナーと同極性バイアスを印加し転写ローラに
転移付着している正規帯電トナーを像担持体へ逆転写さ
せ、連続して極性を反転した逆バイアスを印加し同じく
転写ローラに転移付着している反転トナー(逆帯電トナ
ー)を像担持体へ逆転写させる画像形成装置が開示され
ている。
使用する時は、静電気力を用いたクリーニング方式が好
ましい。静電気力によるクリーニングとは、像担持体か
ら転写ローラ表面に転移付着したトナーを再び静電気力
により転写ローラから像担持体へ逆転写させ、転写ロー
ラをクリーニングするものである。例えば、特開平3−
69978号公報には、画像形成動作開始以降で転写部
への転写材到達前(前回転)、リピート画像形成動作の
画像間(紙間)、転写材が転写部を通過後(後回転)
に、帯電器と現像器のバイアスをOFFした状態で転写
ローラにトナーと同極性バイアスを印加し転写ローラに
転移付着している正規帯電トナーを像担持体へ逆転写さ
せ、連続して極性を反転した逆バイアスを印加し同じく
転写ローラに転移付着している反転トナー(逆帯電トナ
ー)を像担持体へ逆転写させる画像形成装置が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正規の
帯電極性が負極性のトナーの場合(例えば、反転現像を
用いる電子写真プロセス)、特開平3−69978号公
報に開示の様に前後回転や紙間時に帯電器と現像器をO
FFしてしまうと、現像器内のトナーが像担持体上へ静
電気的に付着してしまう。この間、転写ローラにはクリ
ーニングのためトナーと同極性バイアスが印加され転写
ローラに既に付着していたトナーは、転写ローラから像
担持体側へ転移するものの、上記前後回転や紙間領域に
像担持体に付着するトナーが新たに転写ローラと接触す
るため、像担持体から転写ローラへの物理的力による新
たなトナーの転移を完全に防ぐことは出来ず、また、転
写ローラには極性を反転したバイアスも印加されるので
像担持体から転写ローラへの静電気力によるトナーの転
移も発生し、前後回転や紙間時に転写ローラのバイアス
クリーニングを行っても新たなる転写ローラへのトナー
の転移付着が発生てしまう。従って、前回転や紙間にお
ける像担持体からの転写ローラへのトナー転移付着は、
前回転や紙間の直後に転写部へ到達する転写材の裏汚れ
を発生させてしまう。
帯電極性が負極性のトナーの場合(例えば、反転現像を
用いる電子写真プロセス)、特開平3−69978号公
報に開示の様に前後回転や紙間時に帯電器と現像器をO
FFしてしまうと、現像器内のトナーが像担持体上へ静
電気的に付着してしまう。この間、転写ローラにはクリ
ーニングのためトナーと同極性バイアスが印加され転写
ローラに既に付着していたトナーは、転写ローラから像
担持体側へ転移するものの、上記前後回転や紙間領域に
像担持体に付着するトナーが新たに転写ローラと接触す
るため、像担持体から転写ローラへの物理的力による新
たなトナーの転移を完全に防ぐことは出来ず、また、転
写ローラには極性を反転したバイアスも印加されるので
像担持体から転写ローラへの静電気力によるトナーの転
移も発生し、前後回転や紙間時に転写ローラのバイアス
クリーニングを行っても新たなる転写ローラへのトナー
の転移付着が発生てしまう。従って、前回転や紙間にお
ける像担持体からの転写ローラへのトナー転移付着は、
前回転や紙間の直後に転写部へ到達する転写材の裏汚れ
を発生させてしまう。
【0007】反転現像プロセスによる不具合を具体的に
説明すると、例えば、像担持体の帯電極性を負極性、ト
ナーの帯電極性を負極性とし、帯電器をOFFして像担
持体の表面電位を0V、帯電器をOFFして現像バイア
スも0Vとした場合、現像剤との接触摩擦により負極性
に帯電しているトナーは、トナー帯電電位より電位の高
い像担持体側へ移動し、画像形成が行われていない(静
電潜像が形成されていない)にもかかわらず、像担持体
表面へのトナー付着が発生する。尚、反転現像は、トナ
ーが正極性の場合も有り、上記不具合は、全ての反転現
像を前提にしたものではなく、また、負極性に帯電した
逆帯電トナーも上記問題とされる像担持体への付着トナ
ーに含まれる。
説明すると、例えば、像担持体の帯電極性を負極性、ト
ナーの帯電極性を負極性とし、帯電器をOFFして像担
持体の表面電位を0V、帯電器をOFFして現像バイア
スも0Vとした場合、現像剤との接触摩擦により負極性
に帯電しているトナーは、トナー帯電電位より電位の高
い像担持体側へ移動し、画像形成が行われていない(静
電潜像が形成されていない)にもかかわらず、像担持体
表面へのトナー付着が発生する。尚、反転現像は、トナ
ーが正極性の場合も有り、上記不具合は、全ての反転現
像を前提にしたものではなく、また、負極性に帯電した
逆帯電トナーも上記問題とされる像担持体への付着トナ
ーに含まれる。
【0008】本発明は、上記の技術課題を解決し、接触
転写方式において、画像形成動作における一連の前回
転、紙間、後回転時に、負極性トナーの現像器から像担
持体への転移付着を簡易且つ確実に防止し、もって前回
転、紙間、後回転期間における転写手段のクリーニング
を確実且つ円滑に行い得る画像形成装置の提供を目的と
する。
転写方式において、画像形成動作における一連の前回
転、紙間、後回転時に、負極性トナーの現像器から像担
持体への転移付着を簡易且つ確実に防止し、もって前回
転、紙間、後回転期間における転写手段のクリーニング
を確実且つ円滑に行い得る画像形成装置の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明を次のように構成した。
に、本発明を次のように構成した。
【0010】像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電し
た前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、前記静電潜像にトナーを供給し顕像化する現像手段
と、前記像担持体に接触し顕像化されたトナー像を転写
材に転写する転写手段とを有する画像形成装置におい
て、画像形成動作開始以降、転写材が転写部に存在しな
い時、前記帯電手段のバイアス出力と前記転写手段のバ
イアス出力をONする制御手段を有することを特徴とす
る画像形成装置(請求項1)。
た前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、前記静電潜像にトナーを供給し顕像化する現像手段
と、前記像担持体に接触し顕像化されたトナー像を転写
材に転写する転写手段とを有する画像形成装置におい
て、画像形成動作開始以降、転写材が転写部に存在しな
い時、前記帯電手段のバイアス出力と前記転写手段のバ
イアス出力をONする制御手段を有することを特徴とす
る画像形成装置(請求項1)。
【0011】上記制御手段は、上記転写手段のバイアス
出力が上記トナーと同極性の時、上記転写手段のバイア
ス出力の絶対値を上記像担持体の転写前表面電位の絶対
値よりも大きく設定することを特徴とする請求項1記載
の画像形成装置(請求項2)。
出力が上記トナーと同極性の時、上記転写手段のバイア
ス出力の絶対値を上記像担持体の転写前表面電位の絶対
値よりも大きく設定することを特徴とする請求項1記載
の画像形成装置(請求項2)。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、画像形成動作開始以
降で転写部への転写材到達前(前回転)、リピート画像
形成動作の画像間(紙間)、転写材が転写部を通過後
(後回転)の少なくとも何れか一つの転写部に転写材が
存在しない期間、帯電手段のバイアス出力と転写手段の
バイアス出力を共にONすることによって、前記期間中
での像担持体への現像器からの負極性トナーの付着を防
止し、同期間内に実行される転写手段から像担持体へト
ナーを逆転写させるバイアスクリーニングを確実且つ円
滑に行わせることができる。
降で転写部への転写材到達前(前回転)、リピート画像
形成動作の画像間(紙間)、転写材が転写部を通過後
(後回転)の少なくとも何れか一つの転写部に転写材が
存在しない期間、帯電手段のバイアス出力と転写手段の
バイアス出力を共にONすることによって、前記期間中
での像担持体への現像器からの負極性トナーの付着を防
止し、同期間内に実行される転写手段から像担持体へト
ナーを逆転写させるバイアスクリーニングを確実且つ円
滑に行わせることができる。
【0013】また、請求項2の発明によれば、画像形成
動作開始以降で転写部への転写材到達前(前回転)、リ
ピート画像形成動作の画像間(紙間)、転写材が転写部
を通過後(後回転)の少なくとも何れか一つの転写部に
転写材が存在しない期間に実行される転写手段のバイア
スクリーニングの際に、転写手段のバイアス出力がトナ
ーと同極性の時、転写手段のバイアス出力の絶対値を上
記像担持体の転写前表面電位の絶対値よりも大きく設定
することにより、転写手段から像担持体へトナーを逆転
写させるバイアスクリーニングを確実且つ円滑に行わせ
ることができる。
動作開始以降で転写部への転写材到達前(前回転)、リ
ピート画像形成動作の画像間(紙間)、転写材が転写部
を通過後(後回転)の少なくとも何れか一つの転写部に
転写材が存在しない期間に実行される転写手段のバイア
スクリーニングの際に、転写手段のバイアス出力がトナ
ーと同極性の時、転写手段のバイアス出力の絶対値を上
記像担持体の転写前表面電位の絶対値よりも大きく設定
することにより、転写手段から像担持体へトナーを逆転
写させるバイアスクリーニングを確実且つ円滑に行わせ
ることができる。
【0014】
【実施例】図1に、本発明の一実施例を示す。図中矢印
方向に回転する像担持体1(以下、感光体という)の周
囲には、帯電手段2(以下、帯電器という)、潜像形成
手段3(以下、露光手段という)、現像手段4(以下、
現像器という)、転写ローラ5、分離手段6、クリーニ
ング7、除電ランプ8が夫々配置されている。転写ロー
ラ5には転写バイアス極性を正負に切り替え自在なスイ
ッチング回路を備えた電源21、現像器4には現像スリ
ーブに現像バイアスを印加する電源22、帯電器2には
帯電ワイヤに帯電バイアスを印加する電源23が夫々接
続され、これらの電源は、制御手段24により出力タイ
ミング、出力値、及び出力極性等を制御されている。
方向に回転する像担持体1(以下、感光体という)の周
囲には、帯電手段2(以下、帯電器という)、潜像形成
手段3(以下、露光手段という)、現像手段4(以下、
現像器という)、転写ローラ5、分離手段6、クリーニ
ング7、除電ランプ8が夫々配置されている。転写ロー
ラ5には転写バイアス極性を正負に切り替え自在なスイ
ッチング回路を備えた電源21、現像器4には現像スリ
ーブに現像バイアスを印加する電源22、帯電器2には
帯電ワイヤに帯電バイアスを印加する電源23が夫々接
続され、これらの電源は、制御手段24により出力タイ
ミング、出力値、及び出力極性等を制御されている。
【0015】転写ローラ5はその芯金19が、バネ20
により枠体17内で変位自在に案内された軸受18によ
り支持され、転写ローラ5の表面はバネ20により9.
8N以下の加圧力で感光体1に接触し、ニップ幅が1.
0乃至1.5mmになるよう前記加圧力が調整されてい
る(本実施例では、転写ローラ直径16mm)。転写バ
イアスは、転写用電源21から導電性のバネ20、導電
性樹脂より形成された軸受18を介して転写ローラ5へ
印加されている。尚、感光体1に対する転写ローラ5の
位置決めを前記加圧力調整ではなく、図示しないGAP
コロで管理する場合には、芯金19の端部に転写ローラ
径よりも小径のGAPコロを取り付け、該GAPコロを
感光体1の粗管に当接させ転写ローラの感光体への喰い
込み量を調整しても良い。
により枠体17内で変位自在に案内された軸受18によ
り支持され、転写ローラ5の表面はバネ20により9.
8N以下の加圧力で感光体1に接触し、ニップ幅が1.
0乃至1.5mmになるよう前記加圧力が調整されてい
る(本実施例では、転写ローラ直径16mm)。転写バ
イアスは、転写用電源21から導電性のバネ20、導電
性樹脂より形成された軸受18を介して転写ローラ5へ
印加されている。尚、感光体1に対する転写ローラ5の
位置決めを前記加圧力調整ではなく、図示しないGAP
コロで管理する場合には、芯金19の端部に転写ローラ
径よりも小径のGAPコロを取り付け、該GAPコロを
感光体1の粗管に当接させ転写ローラの感光体への喰い
込み量を調整しても良い。
【0016】転写ローラ5は、シリコーン、ウレタン、
エピクロルヒドリン、EPDM等の材質からなる導電性
の発泡スポンジより形成され、体積抵抗は106乃至1
011Ωcm、硬度は40°以下(JIS A)の範囲に
設定されている。また、縁面放電(端面抵抗が他の部位
に比べ相対的に低いために生じるローラ端面から感光体
への放電現象で、この放電により適正な転写バイアスが
得られなくなるため転写性に悪影響を及ぼす)を防止す
るためにローラ両端部の端面はテーパ状に切除され、ま
た、ローラ幅は感光体1の感光層の幅よりも短く設定さ
れている。
エピクロルヒドリン、EPDM等の材質からなる導電性
の発泡スポンジより形成され、体積抵抗は106乃至1
011Ωcm、硬度は40°以下(JIS A)の範囲に
設定されている。また、縁面放電(端面抵抗が他の部位
に比べ相対的に低いために生じるローラ端面から感光体
への放電現象で、この放電により適正な転写バイアスが
得られなくなるため転写性に悪影響を及ぼす)を防止す
るためにローラ両端部の端面はテーパ状に切除され、ま
た、ローラ幅は感光体1の感光層の幅よりも短く設定さ
れている。
【0017】上記構成に基づく画像形成動作に関して説
明する。先ず、感光体1の表面は、電源23により電圧
供給される帯電器2のチャージ放電により負極性に帯電
され、レーザービームからなる露光手段3により画像情
報に応じた光書き込みがなされ静電潜像が形成される。
形成された静電潜像が現像器4を通過すると電源22に
より現像器内で負極性に帯電されたトナーが反転現像に
より潜像画像部に付着し、感光体上にトナー像(可視
像)が形成される。
明する。先ず、感光体1の表面は、電源23により電圧
供給される帯電器2のチャージ放電により負極性に帯電
され、レーザービームからなる露光手段3により画像情
報に応じた光書き込みがなされ静電潜像が形成される。
形成された静電潜像が現像器4を通過すると電源22に
より現像器内で負極性に帯電されたトナーが反転現像に
より潜像画像部に付着し、感光体上にトナー像(可視
像)が形成される。
【0018】一方、転写材Pは、図示しない給紙トレイ
より1枚ずつ送り出され、レジストローラ10、11に
より転写材先端が整列された後、感光体1上のトナー像
と画像位置が一致するタイミングで転写部へ搬出され
る。レジストローラ10、11より搬出された転写材P
は、ガイド板9により案内され感光体1と転写ローラ5
の接触部である転写ニップ部へ送り込まれる。転写ロー
ラ5は、転写材Pを感光体1側へ押圧し、電源21より
印加されるトナーと逆極性のバイアスで発生する静電気
力の作用により感光体上のトナーを転写材側へ転写させ
る。トナー像を担持した転写材Pは、除電針からなる分
離手段6により除電されて感光体1から分離され、ガイ
ド板13を通り加熱ローラ15、加圧ローラ16のロー
ラ対からなる定着器14へ導入される。定着器14によ
りトナー像が定着された転写材は機外へ排出され図示し
ない排紙トレイ上に収容される。
より1枚ずつ送り出され、レジストローラ10、11に
より転写材先端が整列された後、感光体1上のトナー像
と画像位置が一致するタイミングで転写部へ搬出され
る。レジストローラ10、11より搬出された転写材P
は、ガイド板9により案内され感光体1と転写ローラ5
の接触部である転写ニップ部へ送り込まれる。転写ロー
ラ5は、転写材Pを感光体1側へ押圧し、電源21より
印加されるトナーと逆極性のバイアスで発生する静電気
力の作用により感光体上のトナーを転写材側へ転写させ
る。トナー像を担持した転写材Pは、除電針からなる分
離手段6により除電されて感光体1から分離され、ガイ
ド板13を通り加熱ローラ15、加圧ローラ16のロー
ラ対からなる定着器14へ導入される。定着器14によ
りトナー像が定着された転写材は機外へ排出され図示し
ない排紙トレイ上に収容される。
【0019】転写ニップ部通過後の感光体1表面は、ブ
レードからなるクリーニング7により残留トナーが清掃
され、続いて除電ランプ8により全面電荷が中和され初
期状態に復帰し、上記画像形成動作が繰り返される。
レードからなるクリーニング7により残留トナーが清掃
され、続いて除電ランプ8により全面電荷が中和され初
期状態に復帰し、上記画像形成動作が繰り返される。
【0020】図1、2より請求項1の実施例を説明す
る。図2は、帯電、現像及び転写バイアスの印加時期を
示すタイミングチャートであり、実線は本発明のバイア
ス印加タイミング、破線は従来のバイアス印加タイミン
グを示している。図2、Aで操作部25より画像形成動
作の開始入力がなされると、当該開始信号が図示しない
CPU、ROM、RAM等を備えた制御手段24に入力
され、制御手段24は各種駆動、バイアス電源系等々に
対して所定のタイミングで作動開始信号を夫々出力す
る。作動開始信号を受けたメインモータが起動し感光体
1が回転を開始し、画像情報の読み取り、書き込みと転
写材の給送が同期して駆動制御される。
る。図2は、帯電、現像及び転写バイアスの印加時期を
示すタイミングチャートであり、実線は本発明のバイア
ス印加タイミング、破線は従来のバイアス印加タイミン
グを示している。図2、Aで操作部25より画像形成動
作の開始入力がなされると、当該開始信号が図示しない
CPU、ROM、RAM等を備えた制御手段24に入力
され、制御手段24は各種駆動、バイアス電源系等々に
対して所定のタイミングで作動開始信号を夫々出力す
る。作動開始信号を受けたメインモータが起動し感光体
1が回転を開始し、画像情報の読み取り、書き込みと転
写材の給送が同期して駆動制御される。
【0021】転写ローラ5のクリーニングは、図2、A
の開始入力時から感光体1上の可視像化された画像領域
が転写ニップ部へ到達する迄の期間(前記A以降で転写
材が転写ニップ部へ到達する迄の前回転)、複数回画像
形成を行う時の画像領域間(紙間)、及び転写ニップ部
を感光体1上の最後の画像領域が通過した後の所定期間
(転写材が転写ニップ部を通過した後の後回転)に、転
写ローラ5へトナーと逆極性で転写時と同電位のバイア
スを印加することにより実行される。これに対して従来
は、前後回転、紙間時の非画像部領域で、図2の破線で
示す通り帯電器2と現像器4の印加バイアス出力をOF
F(感光体表面電位0V)していた。尚、前記各期間中
における転写ローラクリーニングは、前記トナーと逆極
性に限るものではなく、トナーと逆極性で転写時よりや
や低い電位のバイアス印加やトナーと同極性のバイアス
印加又はトナーと同極性のバイアスを印加した後、連続
してトナーと逆極性のバイアスを印加する構成としても
良く、条件に応じ適切なもの構成を選択すれば良い。
の開始入力時から感光体1上の可視像化された画像領域
が転写ニップ部へ到達する迄の期間(前記A以降で転写
材が転写ニップ部へ到達する迄の前回転)、複数回画像
形成を行う時の画像領域間(紙間)、及び転写ニップ部
を感光体1上の最後の画像領域が通過した後の所定期間
(転写材が転写ニップ部を通過した後の後回転)に、転
写ローラ5へトナーと逆極性で転写時と同電位のバイア
スを印加することにより実行される。これに対して従来
は、前後回転、紙間時の非画像部領域で、図2の破線で
示す通り帯電器2と現像器4の印加バイアス出力をOF
F(感光体表面電位0V)していた。尚、前記各期間中
における転写ローラクリーニングは、前記トナーと逆極
性に限るものではなく、トナーと逆極性で転写時よりや
や低い電位のバイアス印加やトナーと同極性のバイアス
印加又はトナーと同極性のバイアスを印加した後、連続
してトナーと逆極性のバイアスを印加する構成としても
良く、条件に応じ適切なもの構成を選択すれば良い。
【0022】本発明は、図2の実線で示す通り、Aの開
始入力以降、電源21は制御手段24からの制御信号を
受け、前回転期間中、転写ローラ5へのクリーニングバ
イアスをONし、同じく制御信号を受けた電源23は転
写バイアス印加と同時に帯電器2のバイアス出力をON
する。これにより、前回転期間中に感光体1に画像形成
時と同電位の負極性の帯電電荷が与えられ、同様に、複
数回の画像形成を行う時の紙間及び感光体1上の最後の
画像領域が通過した後の後回転期間中においても帯電器
2をOFFせずバイアス出力ONを維持し続け、感光体
1へ画像形成時と同電位の負極性の帯電電荷が与えられ
る。図2に示す実施例によれば、Aの開始入力以降画像
形成動作の完了迄、帯電器2のバイアス出力は常時ON
状態となり、この時、現像器4のバイアス出力も帯電器
2のバイアス出力に同期してONされる。尚、前回転開
始当初は、帯電器2から現像器4に至る領域の感光体1
表面が帯電されないため、当該領域にのみ若干のトナー
付着が発生するが、前回転開始と同時に帯電器2がON
されているためそれ以降の感光体表面へのトナー付着は
防止され、転写ローラのクリーニングに悪影響は及ぼさ
ない。
始入力以降、電源21は制御手段24からの制御信号を
受け、前回転期間中、転写ローラ5へのクリーニングバ
イアスをONし、同じく制御信号を受けた電源23は転
写バイアス印加と同時に帯電器2のバイアス出力をON
する。これにより、前回転期間中に感光体1に画像形成
時と同電位の負極性の帯電電荷が与えられ、同様に、複
数回の画像形成を行う時の紙間及び感光体1上の最後の
画像領域が通過した後の後回転期間中においても帯電器
2をOFFせずバイアス出力ONを維持し続け、感光体
1へ画像形成時と同電位の負極性の帯電電荷が与えられ
る。図2に示す実施例によれば、Aの開始入力以降画像
形成動作の完了迄、帯電器2のバイアス出力は常時ON
状態となり、この時、現像器4のバイアス出力も帯電器
2のバイアス出力に同期してONされる。尚、前回転開
始当初は、帯電器2から現像器4に至る領域の感光体1
表面が帯電されないため、当該領域にのみ若干のトナー
付着が発生するが、前回転開始と同時に帯電器2がON
されているためそれ以降の感光体表面へのトナー付着は
防止され、転写ローラのクリーニングに悪影響は及ぼさ
ない。
【0023】従って、現像器内の負極性トナーは、感光
体1表面が当該トナー帯電電位の絶対値よりも大なる同
極性の電位に帯電されているため、前、後回転及び紙間
での現像器からの感光体へのトナー付着が防止され、同
期間内に実行される転写ローラから感光体へトナーを逆
転写させるバイアスクリーニングを確実且つ円滑に行わ
せることができる。
体1表面が当該トナー帯電電位の絶対値よりも大なる同
極性の電位に帯電されているため、前、後回転及び紙間
での現像器からの感光体へのトナー付着が防止され、同
期間内に実行される転写ローラから感光体へトナーを逆
転写させるバイアスクリーニングを確実且つ円滑に行わ
せることができる。
【0024】図1、3より請求項2の実施例を説明す
る。図3は、感光体帯電電位と転写バイアスの印加時期
及びその値を示すタイミングチャートである。この転写
ローラバイアスは、先に述べた前、後回転及び紙間の何
れかの期間中に印加されるクリーニング用バイアスを示
すものであり、制御手段24からの制御信号を受けた電
源21がトナーと同極性のバイアスを印加した後、連続
してトナーと逆極性のバイアスを転写ローラ5へ印加す
る構成である。従来は、前、後回転及び紙間時の転写ニ
ップ部前の感光体表面電位が0Vであるため転写ローラ
クリーニング用バイアスを例えばトナーと同極性は−5
00V、トナーと逆極性は+500Vとすれば、正規帯
電トナーと逆帯電トナーの双方をローラより除去するこ
とができたが、本発明では帯電器2の出力がONされ感
光体表面がトナーと同極性に帯電しているので、トナー
と同極性の転写ローラクリーニングバイアスは、当該バ
イアスの絶対値を感光体表面の帯電電位の絶対値よりも
大きく設定しなければならない。つまり、転写ローラに
転移付着している負極性トナー(実施例では正規帯電ト
ナー)を感光体側へ静電気的に押し戻すためには、感光
体表面が負極性に帯電しているので、転写ローラ表面に
は負極性で感光体表面電位よりも絶対値の大きなバイア
スを印加することによって、転写ローラから感光体側へ
向かう電界を形成する必要がある。例えば、本実施例で
は転写ニップ部前の感光体表面が−800Vに帯電して
いるため、転写ローラへ印加するクリーニングバイアス
は、絶対値が800V以上の−1000乃至−2000
Vに設定されている。
る。図3は、感光体帯電電位と転写バイアスの印加時期
及びその値を示すタイミングチャートである。この転写
ローラバイアスは、先に述べた前、後回転及び紙間の何
れかの期間中に印加されるクリーニング用バイアスを示
すものであり、制御手段24からの制御信号を受けた電
源21がトナーと同極性のバイアスを印加した後、連続
してトナーと逆極性のバイアスを転写ローラ5へ印加す
る構成である。従来は、前、後回転及び紙間時の転写ニ
ップ部前の感光体表面電位が0Vであるため転写ローラ
クリーニング用バイアスを例えばトナーと同極性は−5
00V、トナーと逆極性は+500Vとすれば、正規帯
電トナーと逆帯電トナーの双方をローラより除去するこ
とができたが、本発明では帯電器2の出力がONされ感
光体表面がトナーと同極性に帯電しているので、トナー
と同極性の転写ローラクリーニングバイアスは、当該バ
イアスの絶対値を感光体表面の帯電電位の絶対値よりも
大きく設定しなければならない。つまり、転写ローラに
転移付着している負極性トナー(実施例では正規帯電ト
ナー)を感光体側へ静電気的に押し戻すためには、感光
体表面が負極性に帯電しているので、転写ローラ表面に
は負極性で感光体表面電位よりも絶対値の大きなバイア
スを印加することによって、転写ローラから感光体側へ
向かう電界を形成する必要がある。例えば、本実施例で
は転写ニップ部前の感光体表面が−800Vに帯電して
いるため、転写ローラへ印加するクリーニングバイアス
は、絶対値が800V以上の−1000乃至−2000
Vに設定されている。
【0025】従って、転写ローラのクリーニングバイア
ス出力がトナーと同極性の時でも、転写ローラから感光
体へトナーを逆転写させるバイアスクリーニングを確実
且つ円滑に行わせることができる。
ス出力がトナーと同極性の時でも、転写ローラから感光
体へトナーを逆転写させるバイアスクリーニングを確実
且つ円滑に行わせることができる。
【0026】図4より他の実施例を説明する。転写ロー
ラ5へトナーと逆極性のクリーニングバイアスを印加し
た時(実施例では正極性)、使用状況、環境条件等々に
よっては、感光体1がその特性上感度を示さない極性
(実施例では正極性)電位へ帯電する場合も有る。この
様な逆帯電を生じた場合、感光体1を除電ランプ8で光
照射しただけでは除電されず、感光体の電位ムラや地汚
れ及び当該電位を保持した状態で感光体1の帯電部位が
現像器4へ到達するとトナーが付着し転写ローラ5を汚
してしまう恐れが有る。従って、例えば、専用にACに
よる除電チャージャを設け、除電を行っても良いが専用
電源、設置スペース等のコスト、スペースからすると好
ましい対策ではなかった。ここで、当該問題を解決する
ため転写ニップ部で感光体から転写材を分離するために
設けられた分離手段6を用い転写ローラ5へトナーと逆
極性のクリーニングバイアスを印加した時、分離手段へ
のバイアス出力をONすることで、上記不具合を解決す
ることができた。図4より分離バイアスは、針電極によ
るトナーと同極性バイアス又はACバイアスであり、従
来は、前後回転、紙間時の非画像部領域で分離バイアス
を図中破線に示す通り感光体1から転写材を分離する時
のみ印加していたが、本発明は図中実線に示す通り転写
ローラ5へトナーと逆極性のクリーニングバイアスを印
加する期間中印加するよう出力制御することによって、
環境条件等に係り無く、感光体1の逆帯電を簡単に防止
することができる。
ラ5へトナーと逆極性のクリーニングバイアスを印加し
た時(実施例では正極性)、使用状況、環境条件等々に
よっては、感光体1がその特性上感度を示さない極性
(実施例では正極性)電位へ帯電する場合も有る。この
様な逆帯電を生じた場合、感光体1を除電ランプ8で光
照射しただけでは除電されず、感光体の電位ムラや地汚
れ及び当該電位を保持した状態で感光体1の帯電部位が
現像器4へ到達するとトナーが付着し転写ローラ5を汚
してしまう恐れが有る。従って、例えば、専用にACに
よる除電チャージャを設け、除電を行っても良いが専用
電源、設置スペース等のコスト、スペースからすると好
ましい対策ではなかった。ここで、当該問題を解決する
ため転写ニップ部で感光体から転写材を分離するために
設けられた分離手段6を用い転写ローラ5へトナーと逆
極性のクリーニングバイアスを印加した時、分離手段へ
のバイアス出力をONすることで、上記不具合を解決す
ることができた。図4より分離バイアスは、針電極によ
るトナーと同極性バイアス又はACバイアスであり、従
来は、前後回転、紙間時の非画像部領域で分離バイアス
を図中破線に示す通り感光体1から転写材を分離する時
のみ印加していたが、本発明は図中実線に示す通り転写
ローラ5へトナーと逆極性のクリーニングバイアスを印
加する期間中印加するよう出力制御することによって、
環境条件等に係り無く、感光体1の逆帯電を簡単に防止
することができる。
【0027】尚、前述の前回転、紙間、後回転で生ず
る、所謂感光体非画像部へのトナー付着を防ぐため帯電
バイアスを常時ONする方法を説明したが、その他に、
例えば、現像バイアスを0Vとして感光体に負極性バイ
アスを印加し、現像器内の負極性トナーを現像スリーブ
へ吸着させ、感光体へのトナーの移動を抑制する方法
(電気的にフロート状態にした感光体を支持する粗管に
常時−150Vの低電圧を印加し、感光体表面上では−
100V程度のバイアスが印加された状態にしておく)
や感光体を0Vとして現像器のバイアス極性を反転させ
逆バイアス(正極性)を印加し、現像器内の負極性トナ
ーを現像スリーブへ吸着させ、感光体へのトナーの移動
を抑制する方法も帯電バイアスに比べ制約はあるが、使
用条件や装置構成によっては適用することも可能であ
る。また、帯電手段は帯電チャージャで説明したが、接
触帯電である帯電ローラ、帯電ブラシを用いて勿論良
い。
る、所謂感光体非画像部へのトナー付着を防ぐため帯電
バイアスを常時ONする方法を説明したが、その他に、
例えば、現像バイアスを0Vとして感光体に負極性バイ
アスを印加し、現像器内の負極性トナーを現像スリーブ
へ吸着させ、感光体へのトナーの移動を抑制する方法
(電気的にフロート状態にした感光体を支持する粗管に
常時−150Vの低電圧を印加し、感光体表面上では−
100V程度のバイアスが印加された状態にしておく)
や感光体を0Vとして現像器のバイアス極性を反転させ
逆バイアス(正極性)を印加し、現像器内の負極性トナ
ーを現像スリーブへ吸着させ、感光体へのトナーの移動
を抑制する方法も帯電バイアスに比べ制約はあるが、使
用条件や装置構成によっては適用することも可能であ
る。また、帯電手段は帯電チャージャで説明したが、接
触帯電である帯電ローラ、帯電ブラシを用いて勿論良
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触転写
方式において、画像形成動作における一連の前回転、紙
間、後回転時に、負極性トナーの現像器から像担持体へ
の転移付着を簡易且つ確実に防止し、もって前回転、紙
間、後回転期間における転写手段のクリーニングを確実
且つ円滑に行い得る画像形成装置を実現することができ
る。
方式において、画像形成動作における一連の前回転、紙
間、後回転時に、負極性トナーの現像器から像担持体へ
の転移付着を簡易且つ確実に防止し、もって前回転、紙
間、後回転期間における転写手段のクリーニングを確実
且つ円滑に行い得る画像形成装置を実現することができ
る。
【図1】図1は本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】図2は同第1の実施例を示すタイミングチャー
ト図である。
ト図である。
【図3】図3は同第2の実施例を示すタイミングチャー
ト図である。
ト図である。
【図4】図4は同第3の実施例を示すタイミングチャー
ト図である。
ト図である。
1 感光体 2 帯電器 4 現像器 5 転写ローラ 6 分離手段 21,22,23 電源 24 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辛島 賢司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内 (72)発明者 秋葉 康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電
した前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、前記静電潜像にトナーを供給し顕像化する現像手段
と、前記像担持体に接触し顕像化されたトナー像を転写
材に転写する転写手段とを有する画像形成装置におい
て、画像形成動作開始以降、転写材が転写部に存在しな
い時、前記帯電手段のバイアス出力と前記転写手段のバ
イアス出力をONする制御手段を有することを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項2】 上記制御手段は、上記転写手段のバイア
ス出力が上記トナーと同極性の時、上記転写手段のバイ
アス出力の絶対値を上記像担持体の転写前表面電位の絶
対値よりも大きく設定することを特徴とする請求項1記
載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236188A JPH08101589A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像形成装置 |
US08/935,111 US5857132A (en) | 1994-09-30 | 1997-09-29 | Apparatus and method for cleaning a transfer device of an image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236188A JPH08101589A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101589A true JPH08101589A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=16997084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6236188A Pending JPH08101589A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5857132A (ja) |
JP (1) | JPH08101589A (ja) |
Cited By (3)
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JP2000137391A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Ricoh Co Ltd | 中間転写方式の画像形成装置 |
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JP3794282B2 (ja) * | 2001-05-25 | 2006-07-05 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP2003058014A (ja) | 2001-06-04 | 2003-02-28 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置および画像形成装置 |
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JP2005070276A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及びこれらに用いるトナー |
JP2006154412A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007219102A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法、画像形成装置、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを格納する記憶媒体 |
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