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JPH08106543A - 動画像の再生方法および動画像の再生システム - Google Patents

動画像の再生方法および動画像の再生システム

Info

Publication number
JPH08106543A
JPH08106543A JP24150794A JP24150794A JPH08106543A JP H08106543 A JPH08106543 A JP H08106543A JP 24150794 A JP24150794 A JP 24150794A JP 24150794 A JP24150794 A JP 24150794A JP H08106543 A JPH08106543 A JP H08106543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
frame
similarity
referenced
reproducing
Prior art date
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Pending
Application number
JP24150794A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Taniguchi
勝美 谷口
Takafumi Miyatake
孝文 宮武
Akio Nagasaka
晃朗 長坂
Hirotada Ueda
博唯 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP24150794A priority Critical patent/JPH08106543A/ja
Publication of JPH08106543A publication Critical patent/JPH08106543A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ある動画像と同時に再生して比較したい別の
動画像の頭出しを簡単に行うことが出来る動画像の再生
方法および動画像の再生システムを提供する。 【構成】 動画像再生部30の表示部Aおよび表示部B
は、メモリ8に動画像Aのフレーム40および動画像B
のフレーム41をロードし、ディスプレイ装置に表示す
る。ユーザは、動画像Aのフレームの一つを参照フレー
ムとして指定する。自動頭出し部20の類似度算出部2
1は、参照フレーム40と動画像Bの各フレーム41の
類似度を算出し、被参照フレーム決定部22に通知す
る。被参照フレーム決定部22は、動画像Bの各フレー
ムの類似度に基づいて被参照フレームを決定し、動画再
生部30へ通知する。動画像再生部30の操作制御部3
1は、参照フレーム40および動画像Bの被参照フレー
ム41を再生開始位置とし、表示部A32と表示部B3
3に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像の再生方法およ
び動画像の再生システムに関し、さらに詳しくは、ある
動画像と同時に再生して比較したい別の動画像の頭出し
を簡単に行うことが出来る動画像の再生方法および動画
像の再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】動作の研究(分析,学習,練習)では、
基本となる動作と,研究対象の動作とを比較することが
有効である。例えば、ゴルフスイングの学習では、手本
となるゴルフスイングを記録したビデオテープを頭出し
て一時停止にしておき、次に自分のゴルフスイングを記
録したビデオテープを頭出して一時停止にしておき、次
に両方を同時に再生開始し、両方のゴルフスイングを比
較することを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、基本となる動作の画像を一時停止した後、研究対象
の動作を記録した動画像の再生,停止,逆再生等の操作
を繰り返して、前記一時停止した画像に対応する画像を
探し、頭出ししていた。しかし、かかる頭出し作業は、
ユーザにとって大きな負担となる問題点があった。そこ
で、本発明の目的は、ある動画像と同時に再生して比較
したい別の動画像の頭出しを簡単に行うことが出来る動
画像の再生方法および動画像の再生システムを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、動画像A中の参照フレームに対する動画像B中の
各フレームの類似度を算出し、該類似度に基づいて動画
像Bの被参照フレームを決定し、前記参照フレームと前
記被参照フレームとをそれぞれ再生開始位置とし、それ
らの再生開始位置から動画像Aと動画像Bとを同時に再
生することを特徴とする動画像の再生方法を提供する。
【0005】第2の観点では、この発明は、上記構成の
動画像の再生方法において、動画像A中の参照フレーム
に対する動画像B中の各フレームの類似度として、動画
像A中の参照フレームの画像データまたは音響データに
対する動画像B中の各フレームの画像データまたは音響
データの類似度を算出することを特徴とする動画像の再
生方法を提供する。
【0006】第3の観点では、この発明は、上記構成の
動画像の再生方法において、動画像A中の参照フレーム
の画像データまたは音響データの特徴量と動画像B中の
各フレームの画像データまたは音響データの特徴量との
差分から類似度を算出することを特徴とする動画像の再
生方法を提供する。
【0007】第4の観点では、この発明は、上記構成の
動画像の再生方法において、算出した類似度のグラフを
画面表示し、その画面上でユーザがポインティングした
位置に最も近いグラフの極値点に対応するフレームを被
参照フレームとして決定することを特徴とする動画像の
再生方法を提供する。
【0008】第5の観点では、この発明は、上記構成の
動画像の再生方法において、類似度の高い複数のフレー
ムをそれぞれ動画像Bの被参照フレームとして決定し、
前記参照フレームと前記被参照フレームとをそれぞれ再
生開始位置としそれらの再生開始位置から動画像Aと動
画像Bとを同時に再生することを、類似度の高い被参照
フレームから順に繰り返すことを特徴とする動画像の再
生方法を提供する。
【0009】第6の観点では、この発明は、動画像A中
の参照フレームに対する動画像B中の各フレームの類似
度を算出する類似度算出手段と、前記類似度に基づいて
動画像Bの被参照フレームを決定する被参照フレーム決
定手段と、前記参照フレームと前記被参照フレームとを
それぞれ再生開始位置として動画像Aと動画像Bとを同
時に再生する同時再生手段とを具備したことを特徴とす
る動画像の再生システムを提供する。
【0010】第7の観点では、この発明は、上記構成の
動画像の再生システムにおいて、前記類似度算出手段
が、動画像A中の参照フレームの画像データまたは音響
データに対する動画像B中の各フレームの画像データま
たは音響データの類似度を算出することを特徴とする動
画像の再生システムを提供する。
【0011】第8の観点では、この発明は、上記動画像
の再生システムにおいて、前記類似度算出手段が、動画
像A中の参照フレームの画像データまたは音響データの
特徴量と動画像B中の各フレームの画像データまたは音
響データの特徴量との差分から類似度を算出することを
特徴とする動画像の再生システムを提供する。
【0012】第9の観点では、この発明は、上記構成の
動画像の再生システムにおいて、前記被参照フレーム決
定手段が、類似度のグラフを画面表示し、その画面上で
ユーザがポインティングした位置に最も近いグラフの極
値点に対応するフレームを被参照フレームとして決定す
ることを特徴とする動画像の再生システムを提供する。
【0013】第10の観点では、この発明は、上記構成
の動画像の再生システムにおいて、前記被参照フレーム
決定手段は、類似度の高い複数のフレームをそれぞれ動
画像Bの被参照フレームとして決定し、前記同時再生手
段は、前記参照フレームと前記被参照フレームとをそれ
ぞれ再生開始位置としそれらの再生開始位置から動画像
Aと動画像Bとを同時に再生することを類似度の高い被
参照フレームから順に繰り返すことを特徴とする動画像
の再生システムを提供する。
【0014】
【作用】上記第1の観点による動画像の再生方法では、
動画像A中の参照フレームに対する動画像B中の各フレ
ームの類似度を算出し、該類似度に基づいて動画像Bの
被参照フレームを決定し、前記参照フレームと前記被参
照フレームとをそれぞれ再生開始位置とし、それらの再
生開始位置から動画像Aと動画像Bとを同時に再生す
る。これにより、動画像A中の参照フレームに対応する
動画像B中のフレーム(被参照フレーム)をユーザが探
す必要がなくなり、ユーザの負担を軽減することが出来
る。なお、動画像Aをある動画像の一部分とし、動画像
Bを同じ動画像の他部分とすれば、1つの動画像に対し
ても本発明を適用できる。また、動画像Bを複数の異な
る動画像とすれば、3つ以上の動画像に対しても本発明
を適用できる。
【0015】上記第2の観点による動画像の再生方法で
は、動画像中の画像データまたは音響データに基づいて
類似度を算出する。これにより、参照フレームの画像に
類似した画像のフレームを頭出しできるようになる。ま
た、参照フレームの音響に類似した音響のフレームを頭
出しできるようになる。
【0016】上記第3の観点による動画像の再生方法で
は、画像データまたは音響データの特徴量の差分から類
似度を算出する。画像データまたは音響データの特徴量
の差分は簡単な演算で計算できるので、パソコン等の小
型の計算機でも高速に類似度を算出できるようになる。
【0017】上記第4の観点による動画像の再生方法で
は、算出した類似度のグラフを画面表示し、その画面上
でユーザにポインティングさせ、ユーザがポインティン
グした位置に最も近いグラフの極値点(類似しているほ
ど類似度が大きい値になるときは極大点、類似している
ほど類似度が小さい値になるときは極小点)に対応する
フレームを被参照フレームとして決定する。これによ
り、被参照フレームの候補が複数あっても、正しい被参
照フレームを決定することが出来る。なお、ユーザは、
動画像Bの再生,停止,逆再生等の煩雑な操作をする必
要がなく、グラフの概略の位置をポインティングするだ
けなので、ほとんど負担はない。
【0018】上記第5の観点による動画像の再生方法で
は、類似度の高い複数のフレームをそれぞれ動画像Bの
被参照フレームとして決定し、類似度の高い被参照フレ
ームから順に、前記参照フレームと前記被参照フレーム
とをそれぞれ再生開始位置としそれらの再生開始位置か
ら動画像Aと動画像Bとを同時に再生することを繰り返
す。これにより、被参照フレームの候補が複数あって
も、順に動画像Aと動画像Bとを同時に再生することが
出来る。
【0019】上記第6の観点から第10の観点による動
画像の再生システムでは、上記第1の観点から第5の観
点による動画像の再生方法を好適に実施できる。
【0020】
【実施例】以下、図を用いて本発明の一実施例を説明す
る。なお、これにより本発明が限定されるものではな
い。
【0021】−第1実施例− 図1は、本発明の動画像の再生システムの第1実施例の
構成を示す概略ブロック図である。この動画像の再生シ
ステム100において、CRT等のディスプレイ装置1
はコンピュータ2の出力画面を表示し、スピーカ1−1
は音声を出力する。コンピュータ2に対する命令は、ポ
インティングデバイス3やキーボード4を使って入力す
ることが出来る。光ディスクやビデオデッキ等のビデオ
再生装置5は、制御線10を介してコンピュータ2によ
り制御される。ビデオ再生装置5から出力される動画像
Aの映像信号は、逐次、ビデオ入力装置6によってデジ
タル画像データに変換され、コンピュータ2に入力され
る。コンピュータ2に入力された動画像Aのデジタル画
像データは、外部情報記憶装置11に1つのファイルと
して蓄積される。また、ビデオ再生装置5から出力され
る動画像Bの映像信号は、逐次、ビデオ入力装置6によ
ってデジタル画像データに変換され、コンピュータ2に
入力される。コンピュータ2に入力された動画像Bのデ
ジタル画像データは、外部情報記憶装置11に1つのフ
ァイルとして蓄積される。動画像の再生処理時に、外部
情報記憶装置11から動画像Aおよび動画像Bのフレー
ムがメモリ8にロードされる。
【0022】図2は、コンピュータ2で実行される動画
像の再生処理の説明図である。動画像再生部30は、C
PU9で実行されるプログラムの機能として構成され、
操作制御部31と表示部A32と表示部B33とからな
る。表示部Aおよび表示部Bは、メモリ8に動画像Aの
フレーム40および動画像Bのフレーム41をロード
し、ディスプレイ装置1に表示する。操作制御部31に
ついては後述する。ユーザは、動画像Aのフレームの一
つを参照フレームとして指定する。自動頭出し部20
は、CPU9で実行されるプログラムの機能として構成
され、類似度算出部21と被参照フレーム決定部22と
からなる。類似度算出部21は、ユーザが指定した動画
像Aの参照フレーム(40)と動画像Bの各フレーム4
1の類似度を算出し、被参照フレーム決定部22に通知
する。被参照フレーム決定部22は、動画像Bの各フレ
ームの類似度に基づいて被参照フレームを決定し、動画
再生部30へ通知する。
【0023】動画像再生部30の操作制御部31は、動
画像Aの参照フレーム(40)および動画像Bの被参照
フレーム(41)をそれぞれ再生開始位置とし、表示部
A32と表示部B33に通知する。表示部A32は、通
知された再生開始位置(参照フレーム)から動画像Aの
フレーム40を順にメモリ8にロードし、ディスプレイ
装置1に表示する。表示部B33は、通知された再生開
始位置(被参照フレーム)から動画像Bのフレーム41
を順にメモリ8にロードし、動画像Aと同期してディス
プレイ装置1に表示する。
【0024】図3は、動画像の再生処理における表示画
面の例示図である。ディスプレイ装置1の画面には、2
つのウィンドウA32−1,ウィンドウB32−2が並
べて表示される。ウィンドウA32−1には、表示部A
32により外部記憶装置11からメモリ8にロードした
動画像Aのフレーム40が表示される。ウィンドウB3
2−2には、表示部B33により外部記憶装置11から
メモリ8にロードした動画像Bのフレーム41が表示さ
れる。
【0025】操作パネルウィンドウ31−1中の選択A
ボタン31−1cをオンにすると、ファイル選択ボタン
31−h,スクロールバー31−1aおよびスキャンボ
タン群31−1bの操作がウィンドウA32−1に対し
てのみ有効になる。選択Bボタン31−1dをオンにす
ると、ファイル選択ボタン31−h,スクロールバー3
1−1aおよびスキャンボタン群31−1bの操作がウ
ィンドウB32−2に対してのみ有効になる。選択AB
ボタン31−1eをオンにすると、スクロールバー31
−1aおよびスキャンボタン群31−1bの操作がウィ
ンドウA32−1およびウィンドウB32−2の両方に
対して有効になる。これらボタン31−1c,31−1
d,31−1eは、いずれかのボタンがオンになると、
他はオフになる。
【0026】ファイル選択ボタン31−1hは、有効に
なっているウィンドウA32−1またはウィンドウB3
2−2中に表示する動画像のファイル名を指定するため
のものである。このファイル選択ボタン31−1hをオ
ンにした後、キーボード4からファイル名を入力する。
スクロールバー31−1aは、有効になっているウィン
ドウA32−1または/およびウィンドウB32−2中
に表示している動画像のフレームを移動するためのもの
である。例えば、ツマミ31−1iを左端にドラッグす
れば先頭フレームが表示され、右端にドラッグすれば最
終フレームが表示される。スキャンボタン群31−1b
は、通常のビデオデッキの操作ボタン群と同様の意味を
持つボタン群である。左のボタンから順に、「先頭フレ
ームを呼び出して停止」,「最終フレームを呼び出して
停止」,「再生開始」,「一時停止」,「逆再生開
始」,「コマ逆送り」,「コマ送り」,「停止」の操作
に対応している。
【0027】矩形領域ボタン31−1gは、ウィンドウ
A32−1中に矩形領域32−1bを設定するためのも
のである。この矩形領域ボタン31−1gをオンにした
後、カーソル34を対角線にドラッグして矩形領域32
−1bを設定する。類似度算出命令ボタン31−1f
は、前記矩形領域32−1b内の画像(動画像Aの参照
フレームの画像)に対する動画像Bの各フレームの類似
度を算出するようにユーザが命令するためのものであ
る。
【0028】ユーザの操作手順を次に示す。 (1)選択Aボタン31−1cをオンにし、次にファイ
ル選択ボタン31−1hをオンにした後、キーボード4
から動画像Aのファイル名を入力する。 (2)ウィンドウA32−1中に動画像Aの画像が表示
されるから、スクロールバー31−1aおよびスキャン
ボタン群31−1bを操作して参照フレームを決める。
次に、矩形領域ボタン31−1gをオンにした後、カー
ソル34を対角線にドラッグして矩形領域32−1bを
設定する。 (3)選択Bボタン31−1dをオンにし、次にファイ
ル選択ボタン31−1hをオンにした後、キーボード4
から動画像Bのファイル名を入力する。 (4)ウィンドウB32−2中に動画像Bの画像が表示
されるから、それを確認する。次に、類似度算出命令ボ
タン31−1fをオンにする。 (5)後述するように、類似度グラフウィンドウ(図9
の22−2a)および類似度グラフ(図9の22−2
b)が表示される。そこで、その類似度グラフ中の極大
点の近傍をポインティングする。 (6)選択ABボタン31−1eをオンにし、次にスキ
ャンボタン群31−1bの「再生開始」ボタンをオンに
する。
【0029】図4は、動画像のファイル格納形式の説明
図である。このファイル42は、1つのヘッダ部42h
と,複数のフレームデータ部42f,42f,…とから
構成されている。図5は、1フレームの画像データ構造
の説明図である。フレーム43は、画像幅×画像高の画
素データからなり、各画素データは赤成分画素値,緑成
分画素値および青成分画素値からなる。なお、動画像の
ファイルは、データ圧縮形式で保持してもよい。
【0030】図6は、類似度算出部21の詳細ブロック
図である。この類似度算出部21は、差分絶対値計算部
21-1と,しきい値記憶部21−4と,しきい値判定
部21−2と,面積更新部21−3とからなる。前記差
分絶対値計算部21−1は、色の特徴に着目して、動画
像Aの参照フレーム(40)と動画像Bの各フレームの
間で次式の演算を施す。ここで、参照フレームの画素
(i,j)の赤成分画素値をRij,緑成分画素値をGij,
青成分画素値をBijとする。また、動画像Bの処理対象
フレームの画素(i,j)の赤成分画素値をrij,緑成分
画素値をgij,青成分画素値をbijとする。また、評価
値をEijとする。また、(i,j)は、矩形領域32−1
bの範囲とする。 Eij=|Rij−rij|+|Gij−gij|+|Bij−bij
| 前記しきい値記憶部21−4は、しきい値Tを前記しき
い値判定部21−2に渡す。前記しきい値判定部21−
2は、評価値Eijとしきい値Tの間で次式の演算を施
す。 Aij=1 … Eij<T, =0 … Eij≧T 前記面積更新部21- 3は、次式により類似度Sを求め
る。 S=ΣAij この類似度Sは、動画像Bのフレーム中の参照フレーム
に類似した領域の面積を意味している。従って、類似し
ているほど、類似度Sは大きい値になる。
【0031】なお、上記と同様に、1フレームの音の強
弱データについての差分絶対値から類似度を求めても良
い。この場合の類似度は、動画像Bのフレーム中の参照
フレームに類似した音の時間を意味する。
【0032】図7は、被参照フレーム決定部22の詳細
ブロック図である。この被参照フレーム決定部22は、
類似度グラフ作成部22−1と,フレーム番号決定部2
2−2とからなる。前記類似度グラフ作成部22−1
は、フレーム番号と類似度Sとを対応させて、図8に示
すごとき類似度テーブル50を作成し、フレーム番号決
定部22−2に渡す。前記フレーム番号決定部22−2
は、図9に示すごとき類似度グラフウィンドウ22−2
aをディスプレイ装置1に表示し、その類似度グラフウ
ィンドウ22−2a中に前記類似度テーブル50に基づ
いて類似度グラフ22−2bを表示する。そして、ユー
ザにより類似度グラフ22−2bの近傍の位置がポイン
ティングされると、その位置に最も近い類似度グラフ2
2−2bの極大点に対応するフレーム番号を求め、その
フレーム番号を動画像再生部30へ出力する。
【0033】以上の動画像の再生システム100によれ
ば、動画像Bの再生,停止,逆再生などを繰り返す必要
がなく、動画像Aと同時に再生して比較したい動画像B
の頭出しを簡単に行うことが出来る。また、ユーザが動
画像Bの再生,停止,逆再生などを繰り返して頭出しす
る場合より高い精度で頭出しすることが出来る。
【0034】さらに、上記動画像の再生システム100
によれば、参照フレーム中に矩形領域(処理領域)を設
定できるため、特に比較したい部分に絞って頭出しする
ことが可能である。また、差分絶対値から類似度を算出
するため、簡単な演算で済み、動画像Bのフレーム数が
多くても類似度の算出を速く行なえると共にパソコン等
の小型の計算機でも実現でき、低コスト化を図ることが
出来る。また、ユーザが類似度グラフ22−2bの極大
点の近傍をポインティングするため、類似度グラフ22
−2b中に同程度の極大点が複数ある可能性がある場合
でも、的確に頭出しすることが出来る。
【0035】−第2実施例− 被参照フレーム決定部22において、類似度テーブル5
0から類似度Sの最大のフレーム番号を選出し、それを
動画像再生部30に通知するようにしてもよい。この場
合は、類似度グラフの表示やユーザによるポインティン
グも不要になる。
【0036】−第3実施例− 被参照フレーム決定部22において、類似度テーブル5
0から類似度Sの高い複数のフレーム番号を選出し、そ
れらを類似度Sの高い順に動画像再生部30に通知する
ものとする。また、動画像再生部30の操作制御部31
において、通知された順にフレーム番号を被参照フレー
ムとして表示部Bに通知し、各被参照フレームから動画
像Aと動画像Bとを同時に再生することを繰り返すよう
にする。このようにすると、動画像B中に同じ動作が繰
り返し含まれているような場合に有用となる。
【0037】
【発明の効果】本発明の動画像の再生方法および動画像
の再生システムによれば、動画像Aと同時に再生して比
較したい動画像Bの頭出しを簡単に行うことが出来る。
また、ユーザが動画像Bの再生,停止,逆再生などを繰
り返して頭出しする場合より高い精度で頭出しすること
が出来る。また、類似度を画像データや音響データから
算出すれば、画像の類似や音響の類似を基にした頭出し
ができるようになる。また、画像データまたは音響デー
タの特徴量の差分から類似度を算出すれば、簡単な演算
で済むので、動画像Bのフレーム数が多くても類似度の
計算を速く行なうことが出来ると共に、パソコン等の小
型の計算機でも実現できる。さらに、類似度のグラフを
表示してユーザにポインティングさせれば、類似したフ
レームが複数箇所にあっても、的確に頭出しできるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における動画像の再生システ
ムの構成ブロック図である。
【図2】本発明の動画像の再生処理の説明図である。
【図3】動画像の再生処理における表示画面の例示図で
ある。
【図4】動画像のファイル格納形式の説明図である。
【図5】1フレームの画像データ構造の説明図である。
【図6】類似度算出部の詳細ブロック図である。
【図7】被参照フレーム決定部の詳細ブロック図であ
る。
【図8】類似度テーブルの例示図である。
【図9】類似度グラフの表示画面の例示図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ装置 2 コンピュータ 3 ポインティングデバイス 4 キーボード 5 ビデオ再生装置 6 ビデオ入力装置 8 メモリ 9 CPU 11 外部情報記憶装置 20 自動頭出し部 21 類似度算出部 22 被参照フレーム決定部 30 動画像再生部 50 類似度テーブル
フロントページの続き (72)発明者 上田 博唯 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像A中の参照フレームに対する動画
    像B中の各フレームの類似度を算出し、該類似度に基づ
    いて動画像Bの被参照フレームを決定し、前記参照フレ
    ームと前記被参照フレームとをそれぞれ再生開始位置と
    し、それらの再生開始位置から動画像Aと動画像Bとを
    同時に再生することを特徴とする動画像の再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動画像の再生方法にお
    いて、動画像A中の参照フレームに対する動画像B中の
    各フレームの類似度として、動画像A中の参照フレーム
    の画像データまたは音響データに対する動画像B中の各
    フレームの画像データまたは音響データの類似度を算出
    することを特徴とする動画像の再生方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の動画像の再生方法にお
    いて、動画像A中の参照フレームの画像データまたは音
    響データの特徴量と動画像B中の各フレームの画像デー
    タまたは音響データの特徴量との差分から類似度を算出
    することを特徴とする動画像の再生方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の動画像の再生方法において、算出した類似度のグラフ
    を画面表示し、その画面上でユーザがポインティングし
    た位置に最も近いグラフの極値点に対応するフレームを
    被参照フレームとして決定することを特徴とする動画像
    の再生方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の動画像の再生方法において、類似度の高い複数のフレ
    ームをそれぞれ動画像Bの被参照フレームとして決定
    し、前記参照フレームと前記被参照フレームとをそれぞ
    れ再生開始位置としそれらの再生開始位置から動画像A
    と動画像Bとを同時に再生することを、類似度の高い被
    参照フレームから順に繰り返すことを特徴とする動画像
    の再生方法。
  6. 【請求項6】 動画像A中の参照フレームに対する動画
    像B中の各フレームの類似度を算出する類似度算出手段
    と、前記類似度に基づいて動画像Bの被参照フレームを
    決定する被参照フレーム決定手段と、前記参照フレーム
    と前記被参照フレームとをそれぞれ再生開始位置として
    動画像Aと動画像Bとを同時に再生する同時再生手段と
    を具備したことを特徴とする動画像の再生システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の動画像の再生システム
    において、前記類似度算出手段は、動画像A中の参照フ
    レームの画像データまたは音響データに対する動画像B
    中の各フレームの画像データまたは音響データの類似度
    を算出することを特徴とする動画像の再生システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の動画像の再生システム
    において、前記類似度算出手段は、動画像A中の参照フ
    レームの画像データまたは音響データの特徴量と動画像
    B中の各フレームの画像データまたは音響データの特徴
    量との差分から類似度を算出することを特徴とする動画
    像の再生システム。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれかに記載
    の動画像の再生システムにおいて、前記被参照フレーム
    決定手段は、類似度のグラフを画面表示し、その画面上
    でユーザがポインティングした位置に最も近いグラフの
    極値点に対応するフレームを被参照フレームとして決定
    することを特徴とする動画像の再生システム。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項8のいずれかに記
    載の動画像の再生システムにおいて、前記被参照フレー
    ム決定手段は、類似度の高い複数のフレームをそれぞれ
    動画像Bの被参照フレームとして決定し、前記同時再生
    手段は、前記参照フレームと前記被参照フレームとをそ
    れぞれ再生開始位置としそれらの再生開始位置から動画
    像Aと動画像Bとを同時に再生することを類似度の高い
    被参照フレームから順に繰り返すことを特徴とする動画
    像の再生システム。
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