JPH0792142B2 - 自動変速機の変速液圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速液圧制御装置Info
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- JPH0792142B2 JPH0792142B2 JP1022295A JP2229589A JPH0792142B2 JP H0792142 B2 JPH0792142 B2 JP H0792142B2 JP 1022295 A JP1022295 A JP 1022295A JP 2229589 A JP2229589 A JP 2229589A JP H0792142 B2 JPH0792142 B2 JP H0792142B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/04—Smoothing ratio shift
- F16H61/0437—Smoothing ratio shift by using electrical signals
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H2061/0075—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by a particular control method
- F16H2061/0096—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by a particular control method using a parameter map
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/04—Smoothing ratio shift
- F16H61/08—Timing control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動変速機の変速液圧制御装置に関し、とりわ
け、ダウンシフト時に新たに締結される摩擦要素に供給
される変速液圧の制御装置に関する。
け、ダウンシフト時に新たに締結される摩擦要素に供給
される変速液圧の制御装置に関する。
従来の技術 一般に、車両に搭載される自動変速機は変速ギアとして
複数組の遊星歯車組を備え、これら遊星歯車組の各構成
要素の結合関係を、クラッチとかブレーキ等の複数の摩
擦要素を締結又は解放して切り換えることにより、各種
変速段が得られるようになっている。
複数組の遊星歯車組を備え、これら遊星歯車組の各構成
要素の結合関係を、クラッチとかブレーキ等の複数の摩
擦要素を締結又は解放して切り換えることにより、各種
変速段が得られるようになっている。
ところで、上記摩擦要素を締結するための作動液圧は液
圧制御回路で制御されるライン圧が用いられ、該ライン
圧はエンジン負荷(スロットル開度)に応じて変化さ
れ、該エンジン負荷が大きいときにはライン圧を高くし
て摩擦要素に滑りが発生されるのが防止されるようにな
っている。
圧制御回路で制御されるライン圧が用いられ、該ライン
圧はエンジン負荷(スロットル開度)に応じて変化さ
れ、該エンジン負荷が大きいときにはライン圧を高くし
て摩擦要素に滑りが発生されるのが防止されるようにな
っている。
従って、自動変速機が変速される際には、ライン圧はエ
ンジン負荷に応じて調圧された状態で、変速前に締結さ
れていた摩擦要素から排除されると供に、変速後に締結
されようとする摩擦要素に供給されて摩擦要素の切り換
えが行われる。
ンジン負荷に応じて調圧された状態で、変速前に締結さ
れていた摩擦要素から排除されると供に、変速後に締結
されようとする摩擦要素に供給されて摩擦要素の切り換
えが行われる。
このため、踏み込みダウンシフト時に新たに締結されよ
うとする摩擦要素には、高いライン圧が供給されること
になり、このように高いライン圧が一度に供給されると
摩擦要素に大きな締結ショックが発生して、変速ショッ
クの原因になってしまう。
うとする摩擦要素には、高いライン圧が供給されること
になり、このように高いライン圧が一度に供給されると
摩擦要素に大きな締結ショックが発生して、変速ショッ
クの原因になってしまう。
そこで、従来の自動変速機では、例えば、特開昭62−83
539号公報に開示されるように、摩擦要素としてのロー
クラッチの液圧供給回路にオリフィスを設けて絞り量を
大きくすることにより、変速時の液圧供給を緩徐に行っ
て上記締結ショックが緩和されるようになっている。
539号公報に開示されるように、摩擦要素としてのロー
クラッチの液圧供給回路にオリフィスを設けて絞り量を
大きくすることにより、変速時の液圧供給を緩徐に行っ
て上記締結ショックが緩和されるようになっている。
しかし、上記オリフィスを介して常に液圧の供給又は排
除が行われる場合には、摩擦要素の締結時間が必要以上
に長引き、変速ラグとかエンジンの空吹き原因になる。
除が行われる場合には、摩擦要素の締結時間が必要以上
に長引き、変速ラグとかエンジンの空吹き原因になる。
そこで、上記オリフィスをバイパスして液圧供給回路を
連通、つまり、絞り量を小さくするタイミング弁を設
け、摩擦要素が所定の締結状態に達した時点で該摩擦要
素の締結完了を早めるようになっている。
連通、つまり、絞り量を小さくするタイミング弁を設
け、摩擦要素が所定の締結状態に達した時点で該摩擦要
素の締結完了を早めるようになっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかる従来の変速液圧制御装置にあって
は、タイミング弁の作動時点は予め設定された時間(ダ
ウンシフト検出からの時間)で決定されるようになって
いたため、変速途中のエンジン回転の変動等を考慮した
緻密な制御が困難になる。
は、タイミング弁の作動時点は予め設定された時間(ダ
ウンシフト検出からの時間)で決定されるようになって
いたため、変速途中のエンジン回転の変動等を考慮した
緻密な制御が困難になる。
このため、第11図(a)中、実線および破線に示すよう
に摩擦要素に導入される変速液圧が変化され、第11図
(b)のA部分に示すようにエンジン空吹きが生じた
り、第11図(c)のB部分とかC部分に示すように、出
力トルクに変動が生じ変速ショック部分が残ったりする
という課題があった。
に摩擦要素に導入される変速液圧が変化され、第11図
(b)のA部分に示すようにエンジン空吹きが生じた
り、第11図(c)のB部分とかC部分に示すように、出
力トルクに変動が生じ変速ショック部分が残ったりする
という課題があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、エンジン
回転をフィードバックしつつオリフィスの絞り量を制御
することにより、ダウンシフト時により緻密な変速制御
を行うことができるようにした自動変速機の変速液圧制
御装置を提供することを目的とする。
回転をフィードバックしつつオリフィスの絞り量を制御
することにより、ダウンシフト時により緻密な変速制御
を行うことができるようにした自動変速機の変速液圧制
御装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために本発明は第1図に示すよう
に、液圧作動される複数の摩擦要素a,bを備え、これら
摩擦要素a,bの締結又は解放により変速ギアの切り換え
を行い、動力源cからの入力回転を適宜変速して出力す
る自動変速機において、 ダウンシフト時に締結される摩擦要素aの液圧供給回路
dに設けられ、絞り量の大小切り換えを行う可変絞り手
段eと、 ダウンシフトを検出するダウンシフト検出手段fと、 動力源cの回転数を検出する入力回転数検出手段gと、 自動変速機の出力回転数を検出する出力回転数検出手段
hと、 入力回転数と出力回転数との比率を演算する比率検出手
段iと、 ダウンシフト時に入,出力回転数の比率が所定値に達し
た場合、上記可変絞り手段eの絞り量を大から小に切り
換える絞り量切換手段jと、を設けることにより構成す
る。
に、液圧作動される複数の摩擦要素a,bを備え、これら
摩擦要素a,bの締結又は解放により変速ギアの切り換え
を行い、動力源cからの入力回転を適宜変速して出力す
る自動変速機において、 ダウンシフト時に締結される摩擦要素aの液圧供給回路
dに設けられ、絞り量の大小切り換えを行う可変絞り手
段eと、 ダウンシフトを検出するダウンシフト検出手段fと、 動力源cの回転数を検出する入力回転数検出手段gと、 自動変速機の出力回転数を検出する出力回転数検出手段
hと、 入力回転数と出力回転数との比率を演算する比率検出手
段iと、 ダウンシフト時に入,出力回転数の比率が所定値に達し
た場合、上記可変絞り手段eの絞り量を大から小に切り
換える絞り量切換手段jと、を設けることにより構成す
る。
また、上記絞り量切換手段jには、可変絞り手段eを切
り換えるための入,出力回転数の比率を予めマップ化し
て入力し、該マップに沿って該絞り量切換手段jを制御
することが望ましい。
り換えるための入,出力回転数の比率を予めマップ化し
て入力し、該マップに沿って該絞り量切換手段jを制御
することが望ましい。
更に、本発明は第1図中破線に示すように、ダウンシフ
トの検出によって作動されるタイマーkを設け、上記比
率検出手段iによって演算される入,出力回転数の比率
が所定値に達した場合、および入,出力回転数の比率が
所定値に達しないまでもタイマーkで所定時間がカウン
トされた場合に、それぞれ上記可変絞り手段eの絞り量
を大から小に切り換える構成とすることができる。
トの検出によって作動されるタイマーkを設け、上記比
率検出手段iによって演算される入,出力回転数の比率
が所定値に達した場合、および入,出力回転数の比率が
所定値に達しないまでもタイマーkで所定時間がカウン
トされた場合に、それぞれ上記可変絞り手段eの絞り量
を大から小に切り換える構成とすることができる。
作用 以上の構成により本発明の自動変速機の液圧制御装置に
あっては、入力回転数検出手段によって動力源の入力回
転数を検出し、かつ、出力回転数検出手段によって自動
変速機の出力回転数を検出し、これら入力回転数と出力
回転数の比率をもって可変絞り手段の絞り量が切り換え
られることにより、摩擦要素の締結タイミングに動力源
の回転のフィードバック要素が導入されることになり、
該締結タイミングの制御をより緻密に行うことができ
る。
あっては、入力回転数検出手段によって動力源の入力回
転数を検出し、かつ、出力回転数検出手段によって自動
変速機の出力回転数を検出し、これら入力回転数と出力
回転数の比率をもって可変絞り手段の絞り量が切り換え
られることにより、摩擦要素の締結タイミングに動力源
の回転のフィードバック要素が導入されることになり、
該締結タイミングの制御をより緻密に行うことができ
る。
また、上記絞り量切換手段jには、可変絞り手段eを切
り換えるための入,出力回転数の比率を予めマップ化し
て入力し、該マップに沿って該絞り量切換手段jが制御
されることにより、構成の簡素化を行うことができると
共に、可変絞り手段eの切り換え対応を迅速に行うこと
ができる。
り換えるための入,出力回転数の比率を予めマップ化し
て入力し、該マップに沿って該絞り量切換手段jが制御
されることにより、構成の簡素化を行うことができると
共に、可変絞り手段eの切り換え対応を迅速に行うこと
ができる。
更に、ダウンシフトの検出によって作動されるタイマー
kを設け、上記比率検出手段iによって演算される入,
出力回転数の比率が所定値に達した場合、および入,出
力回転数の比率が所定値に達しないまでもタイマーkで
所定時間がカウントされた場合に、それぞれ上記可変絞
り手段eの絞り量を大から小に切り換える構成とするこ
とにより、上記入力回転数検出手段g,上記出力回転数検
出手段h又は上記比率検出手段iが故障して検出不能に
なった場合に、該タイマーhにより最終的に作動液圧を
高くして摩擦要素を確実に締結することができる。
kを設け、上記比率検出手段iによって演算される入,
出力回転数の比率が所定値に達した場合、および入,出
力回転数の比率が所定値に達しないまでもタイマーkで
所定時間がカウントされた場合に、それぞれ上記可変絞
り手段eの絞り量を大から小に切り換える構成とするこ
とにより、上記入力回転数検出手段g,上記出力回転数検
出手段h又は上記比率検出手段iが故障して検出不能に
なった場合に、該タイマーhにより最終的に作動液圧を
高くして摩擦要素を確実に締結することができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第2図は本発明の一実施例を示す自動変速機の液
圧制御装置の概略図で、100はコントロールユニット
で、該コントロールユニット100から出力される制御信
号により、自動変速機A/Tの液圧制御が行われるように
なっている。
圧制御装置の概略図で、100はコントロールユニット
で、該コントロールユニット100から出力される制御信
号により、自動変速機A/Tの液圧制御が行われるように
なっている。
上記自動変速機A/Tは例えば第3図に示すパワートレー
ンをもって構成され、ロックアップクラッチLU/C付きの
トルクコンバータT/Cを介して動力源としてのエンジン
Eに結合され、該エンジンEの回転は該トルクコンバー
タT/Cおよび該自動変速機A/Tを介して図外の駆動輪側に
出力される。
ンをもって構成され、ロックアップクラッチLU/C付きの
トルクコンバータT/Cを介して動力源としてのエンジン
Eに結合され、該エンジンEの回転は該トルクコンバー
タT/Cおよび該自動変速機A/Tを介して図外の駆動輪側に
出力される。
ところで、上記自動変速機A/Tの変速ギア列は、フロン
トサンギアS1,フロントピニオンギアP1,フロントインタ
ーナルギアR1,フロントプラネットキャリアPS1からなる
フロント遊星歯車組G1と、リアサンギアS2,リアピニオ
ンギアP2,リアインターナルギアR2,リアプラネットキャ
リアPC2からなるリア遊星歯車組G2とを備え、これら2
組の遊星歯車組G1,G2がタンデム配置されることにより
構成されている。
トサンギアS1,フロントピニオンギアP1,フロントインタ
ーナルギアR1,フロントプラネットキャリアPS1からなる
フロント遊星歯車組G1と、リアサンギアS2,リアピニオ
ンギアP2,リアインターナルギアR2,リアプラネットキャ
リアPC2からなるリア遊星歯車組G2とを備え、これら2
組の遊星歯車組G1,G2がタンデム配置されることにより
構成されている。
また、上記変速ギア列を含むパワートレーンには図示す
るように、リバースクラッチR/C,ハイクラッチH/C,ロー
クラッチL/C,ロー&リバースブレーキL&R/B,バンドブ
レーキB/B等の摩擦要素が組み込まれ、かつ、これら摩
擦要素以外にワンウエイクラッチOWCが組み込まれてい
る。
るように、リバースクラッチR/C,ハイクラッチH/C,ロー
クラッチL/C,ロー&リバースブレーキL&R/B,バンドブ
レーキB/B等の摩擦要素が組み込まれ、かつ、これら摩
擦要素以外にワンウエイクラッチOWCが組み込まれてい
る。
ところで、かかる構成にあるパワートレーンでは次に示
す第1表のように、各種摩擦要素が後述の液圧制御回路
から供給されるライン圧によって締結および解放される
ことにより、各種変速段が得られるようになっている。
す第1表のように、各種摩擦要素が後述の液圧制御回路
から供給されるライン圧によって締結および解放される
ことにより、各種変速段が得られるようになっている。
尚、同表中○印は締結状態を表し、無印は解放状態を表
す。
す。
尚、上記バイトブレーキB/Bは締結室と解放室とを備え
た後述のバンドサーボ17によって作動され、該締結室に
液圧供給されることによりバンドブレーキB/Bは締結さ
れ、この状態で解放室に液圧供給されることによりバン
ドブレーキB/Bは解放される構成となっている。
た後述のバンドサーボ17によって作動され、該締結室に
液圧供給されることによりバンドブレーキB/Bは締結さ
れ、この状態で解放室に液圧供給されることによりバン
ドブレーキB/Bは解放される構成となっている。
第4図は上記各摩擦要素に供給される液圧を制御するた
めの液圧制御回路を示し、該液圧制御回路から供給され
る制御液圧によって、該摩擦要素が締結又は解放され
る。
めの液圧制御回路を示し、該液圧制御回路から供給され
る制御液圧によって、該摩擦要素が締結又は解放され
る。
上記液圧制御回路では、オイルポンプO/P,プレッシャレ
ギュレータバルブ1,マニュアルバルブ2,スロットルバル
ブ3,ディテント&フェイルセーフバルブ4,キックダウン
モジュレータバルブ5,プレッシャモディファイヤバルブ
6,カットバックバルブ7,バックアップバルブ8,パイロッ
トバルブ9,1−2シフトバルブ10,2−3シフトバルブ11,
3−4シフトバルブ12,1−2ソレノイドバルブ13,2−3
ソレノイドバルブ14,3−4ソレノイドバルブ15,アキュ
ムレータバルブ16,バンドサーボ17,サーボリリースタイ
ミングバルブ18,ロークラッチアキュムレータ19,ハイク
ラッチコントロールバルブ20,ハイクラッチソレノイド
バルブ21,ロークラッチタイミングバルブ22,ロークラッ
チソレノイドバルブ23,4−3タイミングバルブ24,3−2
タイミングバルブ25,ガバナバルブ26,トルクコンバータ
レギュレータバルブ27,ロックアップバルブ28,ロックア
ップソレノイドバルブ29,Iレンジレジューシングバルブ
30を備え、これら各バルブ類は図示する回路を介して上
記各摩擦要素およびトルクコンバータT/Cと接続されて
いる。
ギュレータバルブ1,マニュアルバルブ2,スロットルバル
ブ3,ディテント&フェイルセーフバルブ4,キックダウン
モジュレータバルブ5,プレッシャモディファイヤバルブ
6,カットバックバルブ7,バックアップバルブ8,パイロッ
トバルブ9,1−2シフトバルブ10,2−3シフトバルブ11,
3−4シフトバルブ12,1−2ソレノイドバルブ13,2−3
ソレノイドバルブ14,3−4ソレノイドバルブ15,アキュ
ムレータバルブ16,バンドサーボ17,サーボリリースタイ
ミングバルブ18,ロークラッチアキュムレータ19,ハイク
ラッチコントロールバルブ20,ハイクラッチソレノイド
バルブ21,ロークラッチタイミングバルブ22,ロークラッ
チソレノイドバルブ23,4−3タイミングバルブ24,3−2
タイミングバルブ25,ガバナバルブ26,トルクコンバータ
レギュレータバルブ27,ロックアップバルブ28,ロックア
ップソレノイドバルブ29,Iレンジレジューシングバルブ
30を備え、これら各バルブ類は図示する回路を介して上
記各摩擦要素およびトルクコンバータT/Cと接続されて
いる。
そして、上記液圧制御回路では1−2ソレノイドバルブ
13,2−3ソレノイドバルブ14,3−4ソレノイドバルブ15
のON,OFFによって1−2シフトバルブ10,2−3シフトバ
ルブ11,3−4シフトバルブ12が、第2表に示すように図
中上下方向に切り換えられることにより、上記第1表に
示した各変速段で締結,解放される摩擦要素に液圧の供
給および排除が行われる。
13,2−3ソレノイドバルブ14,3−4ソレノイドバルブ15
のON,OFFによって1−2シフトバルブ10,2−3シフトバ
ルブ11,3−4シフトバルブ12が、第2表に示すように図
中上下方向に切り換えられることにより、上記第1表に
示した各変速段で締結,解放される摩擦要素に液圧の供
給および排除が行われる。
尚、上記液圧制御回路の各構成部品の詳細な構成および
機能は、特開昭62−83539号公報に記載されたものと同
様であり、その詳細な説明は省略する。
機能は、特開昭62−83539号公報に記載されたものと同
様であり、その詳細な説明は省略する。
ところで、上記1−2ソレノイドバルブ13,2−3ソレノ
イドバルブ14および3−4ソレノイドバルブ15に出力さ
れるON,OFF信号は、例えば、第5図に示すような車速と
アクセル開度とによって決定されるシフトスケジュール
に沿って制御される。
イドバルブ14および3−4ソレノイドバルブ15に出力さ
れるON,OFF信号は、例えば、第5図に示すような車速と
アクセル開度とによって決定されるシフトスケジュール
に沿って制御される。
ところで、本実施例のパワートレーンにあっては、第4
速から第3速への高速状態でのダウンシフト時、上記第
1表に示されるようにバンドブレーキB/Bが解放されて
ロークラッチL/Cが締結されるが、第6図の概略図にも
示すように該ロークラッチL/Cの液圧供給回路50には一
方向オリフィス52が設けられて、高いライン圧の供給が
緩徐に行われて該ロークラッチL/Cの締結開始が緩やか
に行われるようになっており、更に、該液圧供給回路50
には該一方向オリフィス52をバイパスするバイパス通路
54にロークラッチタイミングバルブ22が設けられ、該タ
イミングバルブ22の切り換えによって該液圧供給回路50
を一方向オリフィス52を介することなく連通することが
できるようになっている。
速から第3速への高速状態でのダウンシフト時、上記第
1表に示されるようにバンドブレーキB/Bが解放されて
ロークラッチL/Cが締結されるが、第6図の概略図にも
示すように該ロークラッチL/Cの液圧供給回路50には一
方向オリフィス52が設けられて、高いライン圧の供給が
緩徐に行われて該ロークラッチL/Cの締結開始が緩やか
に行われるようになっており、更に、該液圧供給回路50
には該一方向オリフィス52をバイパスするバイパス通路
54にロークラッチタイミングバルブ22が設けられ、該タ
イミングバルブ22の切り換えによって該液圧供給回路50
を一方向オリフィス52を介することなく連通することが
できるようになっている。
即ち、上記ロークラッチタイミングバルブ22は、ON,OFF
駆動されるロークラッチソレノイドバルブ23を介して回
路56から供給されるパイロット圧を該ロークラッチタイ
ミングバルブ22に供給することにより、該ロークラッチ
タイミングバルブ22は図中上方に切り換えられてバイパ
ス通路54が連通されるようになっており、この状態では
上記一方向オリフィス52による絞り機能が発揮されずに
連通状態、つまり、著しく小さな絞り量に設定されると
見做すことができる。
駆動されるロークラッチソレノイドバルブ23を介して回
路56から供給されるパイロット圧を該ロークラッチタイ
ミングバルブ22に供給することにより、該ロークラッチ
タイミングバルブ22は図中上方に切り換えられてバイパ
ス通路54が連通されるようになっており、この状態では
上記一方向オリフィス52による絞り機能が発揮されずに
連通状態、つまり、著しく小さな絞り量に設定されると
見做すことができる。
一方、上記ロークラッチソレノイドバルブ23によりパイ
ロット圧をドレンすることにより、上記ロークラッチタ
イミングバルブ22は図中下方に切り換えられてバイパス
通路54を遮断し、上記一方向オリフィス52の機能が発揮
されて絞り量が大きく設定されるようになっている。
ロット圧をドレンすることにより、上記ロークラッチタ
イミングバルブ22は図中下方に切り換えられてバイパス
通路54を遮断し、上記一方向オリフィス52の機能が発揮
されて絞り量が大きく設定されるようになっている。
尚、本実施例では上記ローラクラッチソレノイドバルブ
23はOFF信号により、パイロット圧をドレンするように
作動される。
23はOFF信号により、パイロット圧をドレンするように
作動される。
このように、液圧供給回路50の絞り量を可変とすること
ができる上記一方向オリフィス52,ロークラッチタイミ
ングバルブ22およびロークラッチソレノイドバルブ23に
よって、可変絞り手段58が構成される。
ができる上記一方向オリフィス52,ロークラッチタイミ
ングバルブ22およびロークラッチソレノイドバルブ23に
よって、可変絞り手段58が構成される。
ここで、本実施例では上記コントロールユニット100内
に、スロットルセンサ102および車速センサ104で検知さ
れたスロットル開度信号および車速信号を入力して、上
記第5図に示すようなシフトスケジュールに沿って変速
判断を行う変速判定手段106と、該変速判定手段106から
の変速判定信号に基づいて、上記第2表に示した1−2
ソレノイドバルブ13,2−3ソレノイドバルブ14および3
−4ソレノイドバルブ15にON,OFF信号を出力する変速制
御手段108が設けられ、これら変速判定手段106と変速制
御手段108とによってダウンシフト検出手段110が構成さ
れる。
に、スロットルセンサ102および車速センサ104で検知さ
れたスロットル開度信号および車速信号を入力して、上
記第5図に示すようなシフトスケジュールに沿って変速
判断を行う変速判定手段106と、該変速判定手段106から
の変速判定信号に基づいて、上記第2表に示した1−2
ソレノイドバルブ13,2−3ソレノイドバルブ14および3
−4ソレノイドバルブ15にON,OFF信号を出力する変速制
御手段108が設けられ、これら変速判定手段106と変速制
御手段108とによってダウンシフト検出手段110が構成さ
れる。
また、上記コントロールユニット100には上記ロークラ
ッチソレノイドバルブ23に駆動信号を出力する可変絞り
制御手段112が設けられている。
ッチソレノイドバルブ23に駆動信号を出力する可変絞り
制御手段112が設けられている。
上記可変絞り制御手段112には、入力回転数検出手段と
してのエンジン回転センサ114からのエンジン回転数信
号と、出力回転数検出手段としての上記車速センサ104
からの出力軸回転数信号と、上記変速判定手段106から
のレンジ信号と、上記変速制御手段108からのダウンシ
フト信号とがそれぞれ入力され、該可変絞り制御手段11
2には、入力回転数と出力回転数との比率を演算する比
率検出手段116と、入,出力回転数の比率が所定値に達
した場合に、上記可変絞り手段58の絞り量を大から小に
切り換える判断を行う絞り量切り換え手段118とが設け
られる。
してのエンジン回転センサ114からのエンジン回転数信
号と、出力回転数検出手段としての上記車速センサ104
からの出力軸回転数信号と、上記変速判定手段106から
のレンジ信号と、上記変速制御手段108からのダウンシ
フト信号とがそれぞれ入力され、該可変絞り制御手段11
2には、入力回転数と出力回転数との比率を演算する比
率検出手段116と、入,出力回転数の比率が所定値に達
した場合に、上記可変絞り手段58の絞り量を大から小に
切り換える判断を行う絞り量切り換え手段118とが設け
られる。
ところで、上記絞り量切換手段118での判断は、第7図
に示すように予め設定されているレシオマップに沿って
行われるようになっている。
に示すように予め設定されているレシオマップに沿って
行われるようになっている。
即ち、入力回転数をNe,出力回転数をNoとした場合、こ
れら入,出力回転数の比率Rとしては、R=Ne/Noであ
らわし、そして、上記レシオマップの横軸には出力回転
数Noをとり、縦軸には比率Rをとり、該レシオマップに
は所定値R0が絞り量の切り換え境界線として示されてい
る。
れら入,出力回転数の比率Rとしては、R=Ne/Noであ
らわし、そして、上記レシオマップの横軸には出力回転
数Noをとり、縦軸には比率Rをとり、該レシオマップに
は所定値R0が絞り量の切り換え境界線として示されてい
る。
更に、本実施例では上記変速制御手段108と上記可変絞
り制御手段112との間にタイマー120が設けられ、該タイ
マー120は変速制御手段108から出力されるダウンシフト
信号を受けて作動され、該タイマー120でのカウント数
は可変絞り制御手段112に出力される。
り制御手段112との間にタイマー120が設けられ、該タイ
マー120は変速制御手段108から出力されるダウンシフト
信号を受けて作動され、該タイマー120でのカウント数
は可変絞り制御手段112に出力される。
そして、上記タイマー120でのカウント数が予め設定さ
れた所定時間に達すると、上記絞り量切換手段118から
絞り量を小さくする信号が出力される。
れた所定時間に達すると、上記絞り量切換手段118から
絞り量を小さくする信号が出力される。
尚、上記タイマー120の設定時間は、ダウンシフトして
から上記比率Rが所定値R0に達する時間を想定して決定
される。
から上記比率Rが所定値R0に達する時間を想定して決定
される。
第8図は上記コントロールユニット100で行われる制御
のフローを示し、まずステップIではロークラッチソレ
ノイドバルブ23にON信号、つまり、パイロット圧のドレ
ン停止する信号を出力して、可変絞り手段58の絞り量を
大側に設定しておき、次のステップIIではスロットル開
度および車速を読み込むと共に、ステップIIIではこれ
らスロットル開度,車速より第5図に示すシフトスケジ
ュール(変速点マップ)から変速位置を読み込む。
のフローを示し、まずステップIではロークラッチソレ
ノイドバルブ23にON信号、つまり、パイロット圧のドレ
ン停止する信号を出力して、可変絞り手段58の絞り量を
大側に設定しておき、次のステップIIではスロットル開
度および車速を読み込むと共に、ステップIIIではこれ
らスロットル開度,車速より第5図に示すシフトスケジ
ュール(変速点マップ)から変速位置を読み込む。
そして、次のステップIVでは上記ステップIIIで読み込
まれた変速位置によってダウンシフトされるかどうかが
判断され、「NO」の場合はステップIIにリターンされ、
「YES」の場合はステップVに進んでタイマー120の設定
時間Tを0に初期化する。
まれた変速位置によってダウンシフトされるかどうかが
判断され、「NO」の場合はステップIIにリターンされ、
「YES」の場合はステップVに進んでタイマー120の設定
時間Tを0に初期化する。
次のステップVIではエンジン回転センサ114および車速
センサ104より入力回転数Neと出力回転数Noをそれぞれ
呼び込むと共に、ステップVIIによって第7図に示すレ
シオマップから現在の出力回転数Noから比率の所定値R0
を読み込む一方、次のステップVIIIで上記ステップVIで
読み込まれた入,出力回転数から比率R(=Ne/No)が
演算される。
センサ104より入力回転数Neと出力回転数Noをそれぞれ
呼び込むと共に、ステップVIIによって第7図に示すレ
シオマップから現在の出力回転数Noから比率の所定値R0
を読み込む一方、次のステップVIIIで上記ステップVIで
読み込まれた入,出力回転数から比率R(=Ne/No)が
演算される。
そして、次のステップIXによってR>R0かどうかが判断
され、「NO」の場合はステップXに進んでカウントされ
た時間Tが、T>所定時間かどうかが判断される。
され、「NO」の場合はステップXに進んでカウントされ
た時間Tが、T>所定時間かどうかが判断される。
そして、上記ステップIXおよびステップXで「YES」と
判断された場合は、ステップXIに進んで可変絞り手段58
の絞り量を小さくすべく、ロークラッチソレノイドバル
ブ23にOFF信号、つまり、パイロット圧をドレンする信
号を出力する。
判断された場合は、ステップXIに進んで可変絞り手段58
の絞り量を小さくすべく、ロークラッチソレノイドバル
ブ23にOFF信号、つまり、パイロット圧をドレンする信
号を出力する。
一方、上記ステップXで「NO」と判断された場合は、ス
テップXIIによってタイマーTを加算(T=T+ΔT)
して上記ステップVIにリターンされる。
テップXIIによってタイマーTを加算(T=T+ΔT)
して上記ステップVIにリターンされる。
以上の構成により本実施例の変速液圧制御装置にあって
は、第4速から第3速にダウンシフトされる際、バンド
ブレーキB/Bが解放された後、新たに締結されるローク
ラッチL/Cの液圧供給回路50に設けられた可変絞り手段5
8は、絞り量の大から小に切り換えられる時点が、エン
ジンEの入力回転数Neと自動変速機A/Tの出力回転数No
との比率Rをもって決定されるため、実際の運転状態に
即した変速液圧の制御を行うことができる。
は、第4速から第3速にダウンシフトされる際、バンド
ブレーキB/Bが解放された後、新たに締結されるローク
ラッチL/Cの液圧供給回路50に設けられた可変絞り手段5
8は、絞り量の大から小に切り換えられる時点が、エン
ジンEの入力回転数Neと自動変速機A/Tの出力回転数No
との比率Rをもって決定されるため、実際の運転状態に
即した変速液圧の制御を行うことができる。
即ち、第9図(a)に示すように踏み込みダウンシフト
によりエンジン回転数が上昇される過程で、同図(b)
に示すように比率が所定値R0となる時点を検出し、この
所定値R0が検出された時点で同図(c)に示すようにロ
ークラッチソレノイドバルブ23に出力する信号をONから
OFFに切り換える。
によりエンジン回転数が上昇される過程で、同図(b)
に示すように比率が所定値R0となる時点を検出し、この
所定値R0が検出された時点で同図(c)に示すようにロ
ークラッチソレノイドバルブ23に出力する信号をONから
OFFに切り換える。
すると、同図(d)に示すロークラッチ圧(変速液圧)
は急激に立ち上がり、ロークラッチL/Cが確実に締結さ
れるため、エンジンが不必要に空吹きされるのが防止さ
れ、同図(e)に示すように変動の少ない出力トルク特
性を得ることができる。
は急激に立ち上がり、ロークラッチL/Cが確実に締結さ
れるため、エンジンが不必要に空吹きされるのが防止さ
れ、同図(e)に示すように変動の少ない出力トルク特
性を得ることができる。
つまり、本実施例にあってはエンジン回転をフィードバ
ックしつつ上記可変絞り手段58を切り換え制御するよう
にしたため、ロークラッチL/Cの締結は、所定の変速比
に対応したエンジン回転数と出力回転数とが同期した時
点で行うことができるため、あたかもワンウエイクラッ
チを用いたのと同様に、ロークラッチL/Cの締結を最適
時点で行うことが可能となる。
ックしつつ上記可変絞り手段58を切り換え制御するよう
にしたため、ロークラッチL/Cの締結は、所定の変速比
に対応したエンジン回転数と出力回転数とが同期した時
点で行うことができるため、あたかもワンウエイクラッ
チを用いたのと同様に、ロークラッチL/Cの締結を最適
時点で行うことが可能となる。
また、このようにエンジン回転をフィードバックしつつ
ロークラッチL/Cの締結タイミングが取られるため、エ
ンジン回転数の上昇速度に変化が生じてもリアルタイム
で自己補正できるため、出力トルクはばらつきの極めて
少ない安定したものとすることができる。
ロークラッチL/Cの締結タイミングが取られるため、エ
ンジン回転数の上昇速度に変化が生じてもリアルタイム
で自己補正できるため、出力トルクはばらつきの極めて
少ない安定したものとすることができる。
尚、本実施例は第4速から第3速へのダウンシフトに例
をとって示したが、本実施例に開示した液圧供給回路に
は、第3速から第2速にダウンシフトされる際のバンド
ブレーキB/Bの締結時に解放圧が排除されるようになっ
ているが、該解放圧が排除される際にも本発明を適用す
ることができる。
をとって示したが、本実施例に開示した液圧供給回路に
は、第3速から第2速にダウンシフトされる際のバンド
ブレーキB/Bの締結時に解放圧が排除されるようになっ
ているが、該解放圧が排除される際にも本発明を適用す
ることができる。
尚、本実施例にあっては可変絞り制御手段112で、入,
出力回転数の比率Rから可変絞り手段58の切り換え時点
を判断するにあたって、第7図に示すレシオマップを用
いたので、該切り換え判断が著しく容易化されることに
より、制御のより迅速な対応および電気回路の簡単化を
図ることができる。
出力回転数の比率Rから可変絞り手段58の切り換え時点
を判断するにあたって、第7図に示すレシオマップを用
いたので、該切り換え判断が著しく容易化されることに
より、制御のより迅速な対応および電気回路の簡単化を
図ることができる。
また、本実施例にあってはタイマー120が設けられ、該
タイマー120によって所定時間が経過されることによっ
ても、上記可変絞り手段58の切り換えを行うことができ
るため、エンジン回転センサ114および車速センサ104等
が故障した場合にも、摩擦要素への液圧供給を最終的に
最大圧として、該摩擦要素の締結を確実に行うことがで
き、フェールセーフとしての機能を発揮することができ
る。
タイマー120によって所定時間が経過されることによっ
ても、上記可変絞り手段58の切り換えを行うことができ
るため、エンジン回転センサ114および車速センサ104等
が故障した場合にも、摩擦要素への液圧供給を最終的に
最大圧として、該摩擦要素の締結を確実に行うことがで
き、フェールセーフとしての機能を発揮することができ
る。
ところで、上記タイマー120によって設定される所定時
間は、第10図に示すように出力回転数Noおよびスロット
ル開度に対応してマッピングしておき、このマップに沿
って設定時間T1,T2,T3(尚、T1>T2>T3)を可変にする
ことにより、フェールセーフを行いつつより適正に摩擦
要素の締結タイミングを取ることができる。
間は、第10図に示すように出力回転数Noおよびスロット
ル開度に対応してマッピングしておき、このマップに沿
って設定時間T1,T2,T3(尚、T1>T2>T3)を可変にする
ことにより、フェールセーフを行いつつより適正に摩擦
要素の締結タイミングを取ることができる。
発明の効果 以上説明したように本発明の自動変速機の変速液圧制御
装置にあっては、請求項1では動力源の入力回転数およ
び自動変速機の出力回転数をそれぞれ検出し、これら
入,出力回転数の比率をもって可変絞り手段の絞り量が
切り換えられるようになっているため、入力回転数がば
らついた場合にもリアルタイムで自己補正でき、エンジ
ンの不必要な空吹きとか出力トルク変動を著しく低減し
て、滑らかで変速ラグの少ないダウンシフトを行うこと
ができる。
装置にあっては、請求項1では動力源の入力回転数およ
び自動変速機の出力回転数をそれぞれ検出し、これら
入,出力回転数の比率をもって可変絞り手段の絞り量が
切り換えられるようになっているため、入力回転数がば
らついた場合にもリアルタイムで自己補正でき、エンジ
ンの不必要な空吹きとか出力トルク変動を著しく低減し
て、滑らかで変速ラグの少ないダウンシフトを行うこと
ができる。
また、請求項2では、可変絞り手段を切り換えるための
入,出力回転数の比率を予めマップ化して入力し、該マ
ップに沿って絞り量切り換えが行われることにより、構
成の簡素化を行うことができると共に、制御対応のより
迅速化を行うことができる。
入,出力回転数の比率を予めマップ化して入力し、該マ
ップに沿って絞り量切り換えが行われることにより、構
成の簡素化を行うことができると共に、制御対応のより
迅速化を行うことができる。
更に、請求項3では、ダウンシフトの検出によって作動
されるタイマーを設け、入,出力回転数の比率が所定値
に達した場合、および入,出力回転数の比率が所定値に
達しないまでも上記タイマーが所定時間がカウントされ
た場合に、それぞれ上記可変絞り手段を切り換えること
ができるため、入力回転数検出手段,出力回転数検出手
段又は比率検出手段等が故障して検出不能になった場合
にも、該タイマーにより最終的に作動液圧を高くして摩
擦要素を確実に締結することができるという各種優れた
効果を奏する。
されるタイマーを設け、入,出力回転数の比率が所定値
に達した場合、および入,出力回転数の比率が所定値に
達しないまでも上記タイマーが所定時間がカウントされ
た場合に、それぞれ上記可変絞り手段を切り換えること
ができるため、入力回転数検出手段,出力回転数検出手
段又は比率検出手段等が故障して検出不能になった場合
にも、該タイマーにより最終的に作動液圧を高くして摩
擦要素を確実に締結することができるという各種優れた
効果を奏する。
第1図は本発明の概念を示す概略構成図、第2図は本発
明の一実施例を示す概略構成図、第3図は本発明が適用
される自動変速機のパワートレーンを示す概略構成図、
第4図は本発明が適用される自動変速機の液圧制御回路
を示す概略構成図、第5図は本発明で用いられるシフト
スケジュールの一実施例を示す説明図、第6図は本発明
の要部を示す概略構成図、該7図は本発明の一実施例に
用いられる制御マップ、第8図は本発明で行われる制御
を実行するための一処理例を示すフローチャート、第9
図は本発明で達成される各特性図を示し、同図(a)は
エンジン回転数の特性図,同図(b)は入,出力回転数
の比率特性図,同図(c)は可変絞り手段の切り換え信
号の特性図,同図(d)は変速液圧の変化特性図,同図
(e)は出力トルクの特性図、第10図は本発明の一実施
例に用いられるタイマーの設定時間を設定するための制
御マップ、第11図は従来の変速液圧制御装置で現れる各
特性図を示し、同図(a)は変速液圧の特性図,同図
(b)はエンジン回転数の特性図,同図(c)は出力ト
ルクの特性図である。 22……ロークラッチタイミングバルブ、23……ロークラ
ッチソレノイドバルブ、50……液圧供給回路、52……一
方向オリフィス、54……バイパス通路、58……可変絞り
手段、100……コントロールユニット、102……スロット
ルセンサ、104……車速センサ(出力回転数検出手
段)、106……変速段判定手段、108……変速制御手段、
110……ダウンシフト検出手段、112……可変絞り制御手
段、114……エンジン回転センサ(入力回転数検出手
段)、116……比率検出手段、118……絞り量切換手段、
120……タイマー、L/C……ロークラッチ(摩擦要素)、
A/T……自動変速機、E……エンジン(動力源)。
明の一実施例を示す概略構成図、第3図は本発明が適用
される自動変速機のパワートレーンを示す概略構成図、
第4図は本発明が適用される自動変速機の液圧制御回路
を示す概略構成図、第5図は本発明で用いられるシフト
スケジュールの一実施例を示す説明図、第6図は本発明
の要部を示す概略構成図、該7図は本発明の一実施例に
用いられる制御マップ、第8図は本発明で行われる制御
を実行するための一処理例を示すフローチャート、第9
図は本発明で達成される各特性図を示し、同図(a)は
エンジン回転数の特性図,同図(b)は入,出力回転数
の比率特性図,同図(c)は可変絞り手段の切り換え信
号の特性図,同図(d)は変速液圧の変化特性図,同図
(e)は出力トルクの特性図、第10図は本発明の一実施
例に用いられるタイマーの設定時間を設定するための制
御マップ、第11図は従来の変速液圧制御装置で現れる各
特性図を示し、同図(a)は変速液圧の特性図,同図
(b)はエンジン回転数の特性図,同図(c)は出力ト
ルクの特性図である。 22……ロークラッチタイミングバルブ、23……ロークラ
ッチソレノイドバルブ、50……液圧供給回路、52……一
方向オリフィス、54……バイパス通路、58……可変絞り
手段、100……コントロールユニット、102……スロット
ルセンサ、104……車速センサ(出力回転数検出手
段)、106……変速段判定手段、108……変速制御手段、
110……ダウンシフト検出手段、112……可変絞り制御手
段、114……エンジン回転センサ(入力回転数検出手
段)、116……比率検出手段、118……絞り量切換手段、
120……タイマー、L/C……ロークラッチ(摩擦要素)、
A/T……自動変速機、E……エンジン(動力源)。
Claims (3)
- 【請求項1】液圧作動される複数の摩擦要素を備え、こ
れら摩擦要素の締結又は解放により変速ギアの切り換え
を行い、動力源からの入力回転を適宜変速して出力する
自動変速機において、 ダウンシフト時に締結される摩擦要素の液圧供給回路に
設けられ、絞り量の大小切り換えを行う可変絞り手段
と、 ダウンシフトを検知するダウンシフト検出手段と、 動力源の回転数を検出する入力回転数検出手段と、 自動変速機の出力回転数を検出する出力回転数検出手段
と、 入力回転数と出力回転数との比率を演算する比率検出手
段と、 ダウンシフト時に入,出力回転数の比率が所定値に達し
た場合、上記可変絞り手段の絞り量を大から小に切り換
える絞り量切換手段と、を設けたことを特徴とする自動
変速機の変速液圧制御装置。 - 【請求項2】絞り量切換手段には、可変絞り手段を切り
換えるための入,出力回転数の比率を予めマップ化して
入力し、該マップに沿って該絞り量切換手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の変速液
圧制御装置。 - 【請求項3】液圧作動される複数の摩擦要素を備え、こ
れら摩擦要素の締結又は解放により変速ギアの切り換え
を行い、動力源からの入力回転を適宜変速して出力する
自動変速機において、 ダウンシフト時に締結される摩擦要素の液圧供給回路に
設けられ、絞り量の大小切り換えを行う可変絞り手段
と、 ダウンシフトを検知するダウンシフト検出手段と、 動力源の回転数を検出する入力回転数検出手段と、 自動変速機の出力回転数を検出する出力回転数検出手段
と、 入力回転数と出力回転数との比率を演算する比率検出手
段と、 ダウンシフトの検出によって作動されるタイマーと、 ダウンシフト時に入,出力回転数の比率が所定値に達し
た場合、およびダウンシフト時に入,出力回転数の比率
が所定値に達しないまでもタイマーで所定時間がカウン
トされた場合に、上記可変絞り手段の絞り量を大から小
に切り換える絞り量切換手段と、を設けたことを特徴と
する自動変速機の変速液圧制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022295A JPH0792142B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 自動変速機の変速液圧制御装置 |
US07/472,555 US5111717A (en) | 1989-01-31 | 1990-01-31 | Closed loop downshift quality control for an automatic transmisson |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022295A JPH0792142B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 自動変速機の変速液圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02203067A JPH02203067A (ja) | 1990-08-13 |
JPH0792142B2 true JPH0792142B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12078757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1022295A Expired - Fee Related JPH0792142B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 自動変速機の変速液圧制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5111717A (ja) |
JP (1) | JPH0792142B2 (ja) |
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JP3011544B2 (ja) * | 1992-08-10 | 2000-02-21 | 三菱電機株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
US5383825A (en) * | 1993-05-25 | 1995-01-24 | Ford Motor Company | Electronic shift controller for a multiple ratio automotive transmission |
US5536221A (en) * | 1994-08-16 | 1996-07-16 | Deltrans, Inc. | Retrofit means for adjusting shift timing in an existing automatic transmission |
KR100222819B1 (ko) * | 1994-11-09 | 1999-10-01 | 정몽규 | 자동 변속차량의 유압제어 시스템 |
KR100222820B1 (ko) * | 1994-11-24 | 1999-10-01 | 정몽규 | 차량용 자동 변속기의 변속제어 시스템 |
JP3374165B2 (ja) * | 1994-11-30 | 2003-02-04 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の変速油圧制御装置 |
DE69729812T2 (de) * | 1996-09-25 | 2005-02-03 | Honda Giken Kogyo K.K. | Steuergerät für hydraulisch gesteuertes Fahrzeuggetriebe |
JP3596213B2 (ja) * | 1997-02-21 | 2004-12-02 | 日産自動車株式会社 | エンジン制御装置 |
US6202014B1 (en) * | 1999-04-23 | 2001-03-13 | Clark Equipment Company | Features of main control computer for a power machine |
Family Cites Families (14)
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---|---|---|---|---|
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US4289221A (en) * | 1978-11-17 | 1981-09-15 | Eaton Corporation | Hydraulic control system |
JPS58118357A (ja) * | 1982-01-05 | 1983-07-14 | Mazda Motor Corp | 複合クラツチ式多段歯車変速機の変速制御方法および変速制御装置 |
US4527678A (en) * | 1982-12-27 | 1985-07-09 | Ford Motor Company | Transmission clutch control system and method |
JPS61112852A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-05-30 | Diesel Kiki Co Ltd | 車輛用自動変速装置 |
JPH0794211B2 (ja) * | 1985-03-28 | 1995-10-11 | アイシン精機株式会社 | クラッチ圧力制御装置 |
JPS61241558A (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-27 | Toyota Motor Corp | 車輌用自動変速機の変速制御方法 |
JPS6283539A (ja) * | 1985-10-05 | 1987-04-17 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
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JP2618624B2 (ja) * | 1986-05-08 | 1997-06-11 | 三菱自動車工業 株式会社 | 車両用自動変速機の制御装置 |
US4838126A (en) * | 1987-11-25 | 1989-06-13 | Btr Engineering (Australia) Limited | Electro/hydraulic control system for an automatic transmission |
US4796490A (en) * | 1987-12-22 | 1989-01-10 | General Motors Corporation | Event sequenced clutch-to-clutch downshift for an electronically controlled transmission |
JPH0792140B2 (ja) * | 1988-04-15 | 1995-10-09 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP1022295A patent/JPH0792142B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-01-31 US US07/472,555 patent/US5111717A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02203067A (ja) | 1990-08-13 |
US5111717A (en) | 1992-05-12 |
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