JPH0788376B2 - 光学活性α−トコトリエノ−ルの製造方法 - Google Patents
光学活性α−トコトリエノ−ルの製造方法Info
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- JPH0788376B2 JPH0788376B2 JP20653286A JP20653286A JPH0788376B2 JP H0788376 B2 JPH0788376 B2 JP H0788376B2 JP 20653286 A JP20653286 A JP 20653286A JP 20653286 A JP20653286 A JP 20653286A JP H0788376 B2 JPH0788376 B2 JP H0788376B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工業的に有用な光学活性α−トコトリエノー
ルの新規な製造方法に関する。
ルの新規な製造方法に関する。
トコトリエノールはビタミンE同族体の一つであり、近
年その作用が注目されている。トコトリエノールはトコ
フェロールと同様にα,β,γ,δの4種類が知られて
いるが、これらのうちα−トコトリエノールが最も重要
である。
年その作用が注目されている。トコトリエノールはトコ
フェロールと同様にα,β,γ,δの4種類が知られて
いるが、これらのうちα−トコトリエノールが最も重要
である。
このα−トコトリエノールの中で、天然型の光学活性d
−α−トコトリエノールは下記の構造式(I)を有して
いるが、 この構造式から明らかな如く、クロマン環の2位の位置
に不斉炭素を有していることから、従来光学活性d−α
−トコトリエノールを合成的に得ることは困難であっ
た。
−α−トコトリエノールは下記の構造式(I)を有して
いるが、 この構造式から明らかな如く、クロマン環の2位の位置
に不斉炭素を有していることから、従来光学活性d−α
−トコトリエノールを合成的に得ることは困難であっ
た。
そこで本発明者等は、光学活性d−α−トコトリエノー
ルを合成的に得る方法について長年研究を重ねた結果、
次に示す方法によりこのことが可能であることを見出
し、ここに本発明を完成するに至った。
ルを合成的に得る方法について長年研究を重ねた結果、
次に示す方法によりこのことが可能であることを見出
し、ここに本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、 構造式: (式中R1は式 で表される基を意味する) で表されるゲラニルゲラニオールをエナンシオセレクテ
ィブ・オキシデーション(enantio−selective oxidati
on)を行い、 構造式: で表されるエポキシ体を得、次いで該化合物を還元的に
開裂せしめ、 構造式: で示される化合物を得、次いで該化合物をトシル化し
て、 構造式: 〔式中Tsはトシル基 を表す。以下同様〕 で表される化合物を得、次いで該化合物を金属ナトリウ
ムの存在下イソプロピルメルカプタンと反応させて、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物をアセチル化し
て、 構造式: (式中Acはアセチル基を示す。以下同様) で表される化合物を得、次いで該化合物を4−アセトキ
シ−2,3,5−トリメチルフェノールと反応させて、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物をラネーニッケ
ルと反応させ、更に脱アセチル化して、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物を直接環化せし
めるか、又は酸化してキノン体を得た後に環化せしめる
ことを特徴とする、 構造式: で表される光学活性d−α−トコトリエノールの製造方
法に係るものである。
ィブ・オキシデーション(enantio−selective oxidati
on)を行い、 構造式: で表されるエポキシ体を得、次いで該化合物を還元的に
開裂せしめ、 構造式: で示される化合物を得、次いで該化合物をトシル化し
て、 構造式: 〔式中Tsはトシル基 を表す。以下同様〕 で表される化合物を得、次いで該化合物を金属ナトリウ
ムの存在下イソプロピルメルカプタンと反応させて、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物をアセチル化し
て、 構造式: (式中Acはアセチル基を示す。以下同様) で表される化合物を得、次いで該化合物を4−アセトキ
シ−2,3,5−トリメチルフェノールと反応させて、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物をラネーニッケ
ルと反応させ、更に脱アセチル化して、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物を直接環化せし
めるか、又は酸化してキノン体を得た後に環化せしめる
ことを特徴とする、 構造式: で表される光学活性d−α−トコトリエノールの製造方
法に係るものである。
本発明の合成方法の大略を図解すれば次の通りである。
各工程を更に詳しく説明すれば以下の通りである。
(第1工程) ゲラニルゲラニオールにエナンシオセレクティブ・オキ
シデーションの操作を行い、2,3−エポキシ体を得る。
シデーションの操作を行い、2,3−エポキシ体を得る。
具体的な方法の一例を示せば、ジクロロエタン、トリク
ロロエタンなどのハロゲン系炭化水素中で、ゲラニルゲ
ラニオール、酒石酸ジエステル体、オルトチタン酸テト
ライソプロピル、及びt−ブチルハイドロパーオキサイ
ドを−70〜30℃の温度で酸化を行う。酒石酸エステル体
としては、例えば酒石酸ジエチル、酒石酸ジメチルなど
が利用できる。
ロロエタンなどのハロゲン系炭化水素中で、ゲラニルゲ
ラニオール、酒石酸ジエステル体、オルトチタン酸テト
ライソプロピル、及びt−ブチルハイドロパーオキサイ
ドを−70〜30℃の温度で酸化を行う。酒石酸エステル体
としては、例えば酒石酸ジエチル、酒石酸ジメチルなど
が利用できる。
(第2工程) 2,3−エポキシ体を還元的に開裂せしめ化合物(IV)を
得る工程である。還元的に開裂せしめるには、例えば水
素化アルミニウムリチウムを用いれば好結果が得られ
る。この際溶媒としては、例えばジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランなどのエーテル系溶媒を用い、温度は
特に限定されないが、通常は約−10℃〜40℃において反
応を行う。
得る工程である。還元的に開裂せしめるには、例えば水
素化アルミニウムリチウムを用いれば好結果が得られ
る。この際溶媒としては、例えばジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランなどのエーテル系溶媒を用い、温度は
特に限定されないが、通常は約−10℃〜40℃において反
応を行う。
(第3工程) 本工程は、化合物(IV)をトシル化し化合物(V)を得
る工程である。通常の方法は、ピリジンなどの存在下、
p−トルエンスルホニルクロリドを添加して反応を行
う。
る工程である。通常の方法は、ピリジンなどの存在下、
p−トルエンスルホニルクロリドを添加して反応を行
う。
(第4工程) 本工程は、第3工程で得られた化合物(V)に金属ナト
リウムの存在下、イゾプロピルメルカプタンを添加して
スルフィドを得る工程である。
リウムの存在下、イゾプロピルメルカプタンを添加して
スルフィドを得る工程である。
(第5工程) アセチル化工程であり、例えば無水酢酸などのアセチル
化剤によりアセチル化する。
化剤によりアセチル化する。
(第6工程) 本工程は、第5工程で得られた化合物(VII)に、4−
アセトキシ−2,3,5−トリメチルフェノールを反応させ
る工程である。
アセトキシ−2,3,5−トリメチルフェノールを反応させ
る工程である。
(第7工程) 本工程は、第6工程で得られた化合物(IX)のイソプロ
ピルチオ基の除去と脱アセチル化を行う工程である。本
工程はラネーニッケルなどを用いて還元的に脱硫し、水
素化アルミニウムリチウムなどを用いて還元的にアセチ
ル基を除去する方法などで行う。
ピルチオ基の除去と脱アセチル化を行う工程である。本
工程はラネーニッケルなどを用いて還元的に脱硫し、水
素化アルミニウムリチウムなどを用いて還元的にアセチ
ル基を除去する方法などで行う。
(第8工程) 本工程は、最終目的物質である光学活性d−α−トコト
リエノール(I)を得る工程である。具体的には第7工
程で得られた化合物(X)をp−トルエンスルホン酸、
無水塩化亜鉛などを用いて直接環化せしめるか、又は酸
化して、 構造式: で表されるキノン体を得た後に、例えばパラジウム/炭
素触媒及びp−トルエンスルホン酸或いは無水塩化亜鉛
等により環化せしめることにより行う。
リエノール(I)を得る工程である。具体的には第7工
程で得られた化合物(X)をp−トルエンスルホン酸、
無水塩化亜鉛などを用いて直接環化せしめるか、又は酸
化して、 構造式: で表されるキノン体を得た後に、例えばパラジウム/炭
素触媒及びp−トルエンスルホン酸或いは無水塩化亜鉛
等により環化せしめることにより行う。
酸化工程に用いる酸化剤としては、例えば二酸化鉛、酸
化銀、過酸化水素、フレミー塩などを挙げることができ
るが、要するにヒドロキノン体をキノン体としうるよう
な酸化剤であればいかなるものでも使用可能である。
化銀、過酸化水素、フレミー塩などを挙げることができ
るが、要するにヒドロキノン体をキノン体としうるよう
な酸化剤であればいかなるものでも使用可能である。
本発明方法は、dl分割を必要とせず、工業的に高収率で
天然型の光学活性α−トコトリエノールを製造できる方
法であり、従って本発明の価値は極めて高いものであ
る。
天然型の光学活性α−トコトリエノールを製造できる方
法であり、従って本発明の価値は極めて高いものであ
る。
以下に実施例を掲げるが、本発明がそれのみに限定され
ることがないことはいうまでもないことである。
ることがないことはいうまでもないことである。
実施例 1 (2R,3R)−2,3−エポキシゲラニルゲラニオールの合成 D−(−)−酒石酸ジメチル1.80g(10mmol)を塩化メ
チレン110mlに溶かし、−20℃に冷却した。オルトチタ
ン酸テトライソプロピル2.84g(10mmol)を加え10分間
撹拌した後、ゲラニルゲラニオール2.90g(10mmol)を
加えた。tert−ブチルハイドロパーオキサイドの1,2−
ジクロロエタン溶液(3.35M)5.97ml(1.80g,20mmol)
を30分間で滴下し、3時間撹拌した。10%L−(+)−
酒石酸水溶液250mlを加え、ドライアイス−四塩化炭素
浴による冷却を続けたまま30分間撹拌し、浴を外してか
ら、更に2.5時間撹拌を続けた。分液、抽出、乾燥後、
濃縮したら結晶が析出した。濾過、洗浄後、母液を濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
て(2R,3R)−2,3−エポキシゲラニルゲラニオール2.89
g(Y=94%)を得た。
チレン110mlに溶かし、−20℃に冷却した。オルトチタ
ン酸テトライソプロピル2.84g(10mmol)を加え10分間
撹拌した後、ゲラニルゲラニオール2.90g(10mmol)を
加えた。tert−ブチルハイドロパーオキサイドの1,2−
ジクロロエタン溶液(3.35M)5.97ml(1.80g,20mmol)
を30分間で滴下し、3時間撹拌した。10%L−(+)−
酒石酸水溶液250mlを加え、ドライアイス−四塩化炭素
浴による冷却を続けたまま30分間撹拌し、浴を外してか
ら、更に2.5時間撹拌を続けた。分液、抽出、乾燥後、
濃縮したら結晶が析出した。濾過、洗浄後、母液を濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
て(2R,3R)−2,3−エポキシゲラニルゲラニオール2.89
g(Y=94%)を得た。
〔α〕D 17=+4.81゜(C=2.9,CHCl3),95%eenD 25=
1.4887 ir(neat)cm-1:3400,2910,2850,1660,1440,1380,1025,
8501 Hnmr(CCl4)δ:1.23(3H,s),1.57(9H,s),1.65(3
H,s),1.81〜2.22(12H,m),2.84(1H,t,J=5.4Hz),3.
60(2H,d,J=5.4Hz),3.92(1H,s),4.77〜5.23(3H,b
m)13 Cnmr(CDCl3)δ:15.71(2C),16.46,17.33,23.29,2
5.35,26.32(2C),26.54,38.35,39.44(2C),60.89,63.
05,123.08,123.84,124.16,130.66,134.56,135.22 実施例 2 (3R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−6,10,14
−トリエン−1,3−ジオールの合成 側管付き滴下ロート、アリーン冷却管、窒素球を備えた
500cc三ツ口フラスコにテトラヒドロフラン250mlを入
れ、水素化アルミニウムリチウム4.10g(108mmol)を懸
濁させた。そこへ(2R,3R)−2,3−エポキシゲラニルゲ
ラニオール22.1g(72mmol)をテトラヒドロフラン50ml
に溶かした溶液を室温、15分間で滴下し、4時間還流し
た。反応物を0℃まで冷却し、水とテトラヒドロフラン
の1:1の溶液25mlを少しずつ加え、未反応の水素化アル
ミニウムリチウムをクエンチした後、3N−塩酸130mlを
加え、エーテル抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、カラムクロ
マトグラフィーにより精製し、目的物20.3g(Y=92
%)を得た。
1.4887 ir(neat)cm-1:3400,2910,2850,1660,1440,1380,1025,
8501 Hnmr(CCl4)δ:1.23(3H,s),1.57(9H,s),1.65(3
H,s),1.81〜2.22(12H,m),2.84(1H,t,J=5.4Hz),3.
60(2H,d,J=5.4Hz),3.92(1H,s),4.77〜5.23(3H,b
m)13 Cnmr(CDCl3)δ:15.71(2C),16.46,17.33,23.29,2
5.35,26.32(2C),26.54,38.35,39.44(2C),60.89,63.
05,123.08,123.84,124.16,130.66,134.56,135.22 実施例 2 (3R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−6,10,14
−トリエン−1,3−ジオールの合成 側管付き滴下ロート、アリーン冷却管、窒素球を備えた
500cc三ツ口フラスコにテトラヒドロフラン250mlを入
れ、水素化アルミニウムリチウム4.10g(108mmol)を懸
濁させた。そこへ(2R,3R)−2,3−エポキシゲラニルゲ
ラニオール22.1g(72mmol)をテトラヒドロフラン50ml
に溶かした溶液を室温、15分間で滴下し、4時間還流し
た。反応物を0℃まで冷却し、水とテトラヒドロフラン
の1:1の溶液25mlを少しずつ加え、未反応の水素化アル
ミニウムリチウムをクエンチした後、3N−塩酸130mlを
加え、エーテル抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、カラムクロ
マトグラフィーにより精製し、目的物20.3g(Y=92
%)を得た。
nD 25=1.4908 ir(neat)cm-1:3330,2910,1660,1440,1370,1020,880 nmr(CCl4)δ:1.17(3H,s),1.57(9H,s),1.63(3H,
s),1.37〜1.85(4H,m),1.85〜2.36(10H,m),3.76(2
H,d,J=6Hz),4.61(2H,s),4.87〜5.27(3H,bm) 実施例 3 (3R)−3−ヒドロキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘ
キサデカ−6,10,14−トリエニルトシレートの合成 ソーダライム管を備えた200ccナス型フラスコ中、(3
R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−6,10,14−
トリエン−1,3−ジオール18.5g(60mmol)をピリジン20
mlに溶解し、0℃に冷却した。そこへp−トルエンスル
ホニルクロリド17.2g(90mmol)を加え、0℃、1.5時間
撹拌した後、氷水200mlを加え、塩化メチレン抽出し、2
0%硫酸、重曹水、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウ
ムで乾燥、溶媒留去して目的物26.5g(Y=95%)を得
た。これはTLC,NMRスペクトル、IRスペクトルにより純
粋であることを確認した。
s),1.37〜1.85(4H,m),1.85〜2.36(10H,m),3.76(2
H,d,J=6Hz),4.61(2H,s),4.87〜5.27(3H,bm) 実施例 3 (3R)−3−ヒドロキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘ
キサデカ−6,10,14−トリエニルトシレートの合成 ソーダライム管を備えた200ccナス型フラスコ中、(3
R)−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−6,10,14−
トリエン−1,3−ジオール18.5g(60mmol)をピリジン20
mlに溶解し、0℃に冷却した。そこへp−トルエンスル
ホニルクロリド17.2g(90mmol)を加え、0℃、1.5時間
撹拌した後、氷水200mlを加え、塩化メチレン抽出し、2
0%硫酸、重曹水、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウ
ムで乾燥、溶媒留去して目的物26.5g(Y=95%)を得
た。これはTLC,NMRスペクトル、IRスペクトルにより純
粋であることを確認した。
nD 25=1.5128 ir(neat)cm-1:3540,2930,1670,1600,1450,1360,1180,
1100,890 nmr(CCl4)δ:1.09(3H,s),1.56(9H,s),1.62(3H,
s),1.70〜1.81(4H,m),1.81〜2.27(10H,m),2.37(3
H,s),2.58(1H,s),4.08(2H,t,J=7Hz),4.80〜5.19
(3H,bm),7.22(2H,d,J=8Hz),7.66(2H,d,J=8Hz) 実施例 4 (3R)−3−ヒドロキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘ
キサデカ−6,10,14−トリエニルイソプロピルスルフィ
ド 300ccナス型フラスコにメタノール130mlを入れ、そこへ
金属ナトリウム1.5g(65mg−atom)を加えて溶解させ
た。イソプロピルメルカプタン4.95g(65mmol)を加
え、室温で10分間撹拌した。そこへ(3R)−3−ヒドロ
キシ−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−6,10,14−
トリエニルトシレート21.7g(47mmol)を100mlのメタノ
ールに溶かした溶液を滴下し、50℃、1時間撹拌した。
室温まで冷却してから200mlの水中に注ぎ、エーテル抽
出し、1N−水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後カラム
クロマトグラフィーで精製し、目的物15.1g(Y=84
%)を得た。
1100,890 nmr(CCl4)δ:1.09(3H,s),1.56(9H,s),1.62(3H,
s),1.70〜1.81(4H,m),1.81〜2.27(10H,m),2.37(3
H,s),2.58(1H,s),4.08(2H,t,J=7Hz),4.80〜5.19
(3H,bm),7.22(2H,d,J=8Hz),7.66(2H,d,J=8Hz) 実施例 4 (3R)−3−ヒドロキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘ
キサデカ−6,10,14−トリエニルイソプロピルスルフィ
ド 300ccナス型フラスコにメタノール130mlを入れ、そこへ
金属ナトリウム1.5g(65mg−atom)を加えて溶解させ
た。イソプロピルメルカプタン4.95g(65mmol)を加
え、室温で10分間撹拌した。そこへ(3R)−3−ヒドロ
キシ−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−6,10,14−
トリエニルトシレート21.7g(47mmol)を100mlのメタノ
ールに溶かした溶液を滴下し、50℃、1時間撹拌した。
室温まで冷却してから200mlの水中に注ぎ、エーテル抽
出し、1N−水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後カラム
クロマトグラフィーで精製し、目的物15.1g(Y=84
%)を得た。
nD 25=1.4978 ir(neat)cm-1:3440,2930,1660,1450,1380,9301 Hnmr(CCl4)δ:1.15(3H,s),1.25(6H,d,J=7Hz),
1.60(9H,s),1.66(3H,s),1.43〜1.88(4H,m),1.88
〜2.21(10H,m),2.37〜2.74(2H,m),2.63(1H,bs),
2.90(1H,hept,J=7Hz),4.78〜5.24(3H,bm) 実施例 5 (3R)−3−アセトキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘ
キサデカ−6,10,14−トリエニルイソプロピルスルフィ
ドの合成 塩化カルシウム管を備えた250ccナス型フラスコに(3
R)−3−ヒドロキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘキサ
デカ−6,10,14−トリエニルイソプロピルスルフィド14.
7g(40mmol)、無水酢酸45.9g(450mmol)、ピリジン3
5.6g(450mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン2.44g
(20mmol)を混合し、室温で18時間撹拌した。メタノー
ル30mlを加え、過剰の無水酢酸をクエンチした後、水35
0mlにあけ、エーテル抽出した。稀塩酸、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒留去し、
カラムクロマトグラフィーで精製して目的物14.1g(Y
=87%)を得た。
1.60(9H,s),1.66(3H,s),1.43〜1.88(4H,m),1.88
〜2.21(10H,m),2.37〜2.74(2H,m),2.63(1H,bs),
2.90(1H,hept,J=7Hz),4.78〜5.24(3H,bm) 実施例 5 (3R)−3−アセトキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘ
キサデカ−6,10,14−トリエニルイソプロピルスルフィ
ドの合成 塩化カルシウム管を備えた250ccナス型フラスコに(3
R)−3−ヒドロキシ−3,7,11,15−テトラメチルヘキサ
デカ−6,10,14−トリエニルイソプロピルスルフィド14.
7g(40mmol)、無水酢酸45.9g(450mmol)、ピリジン3
5.6g(450mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン2.44g
(20mmol)を混合し、室温で18時間撹拌した。メタノー
ル30mlを加え、過剰の無水酢酸をクエンチした後、水35
0mlにあけ、エーテル抽出した。稀塩酸、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒留去し、
カラムクロマトグラフィーで精製して目的物14.1g(Y
=87%)を得た。
〔α〕D 17=−2.49゜(C=3.0,CHCl3) nD 25=1.4917 ir(neat)cm-1:2920,1730,1660,1450,1360,12401 Hnmr(CCl4)δ:1.21(6H,d,J=6Hz),1.39(3H,s),
1.57(9H,s),1.65(3H,s),1.77〜2.40(14H,m),1.90
(3H,s),2.40〜2.70(2H,m),2.85(1H,hept,J=6H
z),4.78〜5.29(3H,bm) 実施例 6 (3′R)−2−(3′−アセトキシ−1′−イソプロ
ピルチオ−3′,7′,11′,15′−テトラメチルヘキサデ
カ−6′,10′,14′−トリエニル)−3,5,6−トリメチ
ルヒドロキノン−4−アセテートの合成 Y字管、温度計、塩化カルシウム管を備えた300cc四ツ
口フラスコ中、(3R)−3−アセトキシ−3,7,11,15−
テトラメチルヘキサデカ−6,10,14−トリエニルイソプ
ロピルスルフィド6.54g(16mmol)、4−アセトキシ−
2,3,5−トリメチルフェノール4.32g(48mmol)を塩化メ
チレン50mlに溶解し、更にs−コリジン2.30g(19mmo
l)を加え窒素置換した。この溶液を−50℃まで冷却
し、塩化スルフリル2.29g(17mmol)を加え、−50℃で1
0分間撹拌した。この溶液を−40℃に冷却したトリエチ
ルアミン9.31g(96mmol)の塩化メチレン50ml溶液に滴
下し、常法処理の後、カラムクロマトグラフィーで精製
して目的物4.90g(Y=51%)を得た。
1.57(9H,s),1.65(3H,s),1.77〜2.40(14H,m),1.90
(3H,s),2.40〜2.70(2H,m),2.85(1H,hept,J=6H
z),4.78〜5.29(3H,bm) 実施例 6 (3′R)−2−(3′−アセトキシ−1′−イソプロ
ピルチオ−3′,7′,11′,15′−テトラメチルヘキサデ
カ−6′,10′,14′−トリエニル)−3,5,6−トリメチ
ルヒドロキノン−4−アセテートの合成 Y字管、温度計、塩化カルシウム管を備えた300cc四ツ
口フラスコ中、(3R)−3−アセトキシ−3,7,11,15−
テトラメチルヘキサデカ−6,10,14−トリエニルイソプ
ロピルスルフィド6.54g(16mmol)、4−アセトキシ−
2,3,5−トリメチルフェノール4.32g(48mmol)を塩化メ
チレン50mlに溶解し、更にs−コリジン2.30g(19mmo
l)を加え窒素置換した。この溶液を−50℃まで冷却
し、塩化スルフリル2.29g(17mmol)を加え、−50℃で1
0分間撹拌した。この溶液を−40℃に冷却したトリエチ
ルアミン9.31g(96mmol)の塩化メチレン50ml溶液に滴
下し、常法処理の後、カラムクロマトグラフィーで精製
して目的物4.90g(Y=51%)を得た。
〔α〕D 17=−12.8゜(C=1.0,CHCl3) nD 25=1.5207 ir(neat)cm-1:3220,2920,1760,1730,1445,1360,1240,
12001 Hnmr(CDCl3)δ:1.09(3H,d,J=6Hz),1.23(3H,d,J
=6Hz),1.32(3H,s),1.58(9H,s),1.65(3H,s),1.8
2(3H,s),2.02(6H,s),2.14(3H,s),2.26(3H,s),
1.72〜3.00(15H,m),4.61(1H,t,J=6Hz),4.80〜5.30
(3H,bm),7.71(1H,s) mass m/e600(M+) 実施例 7 (3′R)−2−(3′アセトキシ−3′,7′,11′,1
5′−テトラメチル−6′,10′,14′−ヘキサデカトリ
エニル)−3,5,6−トリメチルヒドロキノン−4−アセ
テートの合成 アリーン冷却器、塩化カルシウム管を備えた50ml二ツ口
フラスコにエタノール20ml、ラネーニッケル(W4)8.8g
を加え、15分間還流した後に室温まで冷却し、(3′
R)−2−(3′−アセトキシ−1′−イソプロピルチ
オ−3′,7′,11′,15′−テトラメチルヘキサデカ−
6′,10′,14′−トリエニル)−3,5,6−トリメチルヒ
ドロキノン−4−アセテート1.00g(1.67mmol)をエタ
ノール10mlに溶かした溶液を加えて室温で1時間撹拌
し、更に30℃で2.5時間撹拌した。そしてセライトを通
して触媒を濾過し、溶媒を留去した後目的の脱硫体840m
g(Y=95%)を得た。これはTLC,1H−NMR,IRスペクト
ルにより純品であることを確認した。
12001 Hnmr(CDCl3)δ:1.09(3H,d,J=6Hz),1.23(3H,d,J
=6Hz),1.32(3H,s),1.58(9H,s),1.65(3H,s),1.8
2(3H,s),2.02(6H,s),2.14(3H,s),2.26(3H,s),
1.72〜3.00(15H,m),4.61(1H,t,J=6Hz),4.80〜5.30
(3H,bm),7.71(1H,s) mass m/e600(M+) 実施例 7 (3′R)−2−(3′アセトキシ−3′,7′,11′,1
5′−テトラメチル−6′,10′,14′−ヘキサデカトリ
エニル)−3,5,6−トリメチルヒドロキノン−4−アセ
テートの合成 アリーン冷却器、塩化カルシウム管を備えた50ml二ツ口
フラスコにエタノール20ml、ラネーニッケル(W4)8.8g
を加え、15分間還流した後に室温まで冷却し、(3′
R)−2−(3′−アセトキシ−1′−イソプロピルチ
オ−3′,7′,11′,15′−テトラメチルヘキサデカ−
6′,10′,14′−トリエニル)−3,5,6−トリメチルヒ
ドロキノン−4−アセテート1.00g(1.67mmol)をエタ
ノール10mlに溶かした溶液を加えて室温で1時間撹拌
し、更に30℃で2.5時間撹拌した。そしてセライトを通
して触媒を濾過し、溶媒を留去した後目的の脱硫体840m
g(Y=95%)を得た。これはTLC,1H−NMR,IRスペクト
ルにより純品であることを確認した。
〔α〕D 23=+15.8゜(C=2.3,CHCl3) ir(neat)cm-1:3480,2930,1760,1730,1220,1075,8401 Hnmr(CCl4)δ:1.43(3H,s),1.58(9H,s),1.63(3
H,s),1.97(12H,s),2.23(3H,s),1.58〜2.34(16H,
m),5.03(3H,bm),5.35(1H,s) 実施例 8 d−α−トコトリエノールの合成 温度計、窒素球を備えた50ml四ツ口フラスコにエーテル
15mlを入れ、そこへ水素化アルミニウムリチウム153mg
(4.0mmol)を加えて懸濁させた。これを5℃に冷却
し、(3′R)−2−(3′−アセトキシ−3′,7′,1
1′,15′−テトラメチル−6′,10′,14′−ヘキサデカ
トリエニル)−3,5,6−トリメチルヒドロキノン−4−
アセテート350mg(0.66mmol)をエーテル7mlに溶かした
溶液を滴下した後室温で1時間撹拌した。そして0℃ま
で冷却してから水2mlを少しずつ加えて過剰の水素化リ
チウムアルミニウムをクエンチした。3N−塩酸15mlを加
えて有機層を分離した後エーテルを抽出し、先に分離し
た有機層と合わせてチオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食
塩水で洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥後エーテルを
留去し、目的の粗生成物295mgを得た。これはこのまま
次の反応に用いた。
H,s),1.97(12H,s),2.23(3H,s),1.58〜2.34(16H,
m),5.03(3H,bm),5.35(1H,s) 実施例 8 d−α−トコトリエノールの合成 温度計、窒素球を備えた50ml四ツ口フラスコにエーテル
15mlを入れ、そこへ水素化アルミニウムリチウム153mg
(4.0mmol)を加えて懸濁させた。これを5℃に冷却
し、(3′R)−2−(3′−アセトキシ−3′,7′,1
1′,15′−テトラメチル−6′,10′,14′−ヘキサデカ
トリエニル)−3,5,6−トリメチルヒドロキノン−4−
アセテート350mg(0.66mmol)をエーテル7mlに溶かした
溶液を滴下した後室温で1時間撹拌した。そして0℃ま
で冷却してから水2mlを少しずつ加えて過剰の水素化リ
チウムアルミニウムをクエンチした。3N−塩酸15mlを加
えて有機層を分離した後エーテルを抽出し、先に分離し
た有機層と合わせてチオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食
塩水で洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥後エーテルを
留去し、目的の粗生成物295mgを得た。これはこのまま
次の反応に用いた。
アリーン冷却器、窒素球を備えた50ml二ツ口フラスコに
粗生成物(脱アセチル体)295mg、ベンゼン10mlを入
れ、p−トルエンスルホン酸一水塩14mg(0.07mmol)を
加えた後、70℃で30分間撹拌した。これに水10mlを加え
て有機層を分離し、水層をエーテル抽出して先の有機層
と合わせる。これを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去して目的の粗生成物299mgを得た。これをカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル20g)で精製してd−α
−トコトリエノール251mg(Y=89%)を得た。
粗生成物(脱アセチル体)295mg、ベンゼン10mlを入
れ、p−トルエンスルホン酸一水塩14mg(0.07mmol)を
加えた後、70℃で30分間撹拌した。これに水10mlを加え
て有機層を分離し、水層をエーテル抽出して先の有機層
と合わせる。これを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去して目的の粗生成物299mgを得た。これをカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル20g)で精製してd−α
−トコトリエノール251mg(Y=89%)を得た。
〔α〕D 20=−5.14゜(C=0.35,CHCl3),90%eemass m
/e424(M+) ir(neat)cm-1:3450,2930,1255,1215,1165,1085,8551 Hnmr(CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.59(9H,s),1.68(3
H,s),1.80(2H,t,J=7Hz),2.00(3H,s),2.11(3H,
s),2.16(3H,s),2.00〜2.16(12H,m),2.61(2H,t,J
=7Hz),4.18(1H,s),5.13(3H,bm)
/e424(M+) ir(neat)cm-1:3450,2930,1255,1215,1165,1085,8551 Hnmr(CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.59(9H,s),1.68(3
H,s),1.80(2H,t,J=7Hz),2.00(3H,s),2.11(3H,
s),2.16(3H,s),2.00〜2.16(12H,m),2.61(2H,t,J
=7Hz),4.18(1H,s),5.13(3H,bm)
Claims (1)
- 【請求項1】構造式: (式中R1は式 で表される基を意味する) で表されるゲラニルゲラニオールをエナンシオセレクテ
ィブ・オキシデーション(enantio−selective oxidati
on)を行い、 構造式: で表されるエポキシ体を得、次いで該化合物を還元的に
開裂せしめ、 構造式: で示される化合物を得、次いで該化合物をトシル化し
て、 構造式: 〔式中Tsはトシル基 を表す。以下同様〕 で表される化合物を得、次いで該化合物を金属ナトリウ
ムの存在下イソプロピルメルカプタンと反応させて、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物をアセチル化し
て、 構造式: (式中Acはアセチル基を示す。以下同様) で表される化合物を得、次いで該化合物を4−アセトキ
シ−2,3,5−トリメチルフェノールと反応させて、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物をラネーニッケ
ルと反応させ、更に脱アセチル化して、 構造式: で表される化合物を得、次いで該化合物を直接環化せし
めるか、又は酸化してキノン体を得た後に環化せしめる
ことを特徴とする、 構造式: で表される光学活性d−α−トコトリエノールの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20653286A JPH0788376B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 光学活性α−トコトリエノ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20653286A JPH0788376B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 光学活性α−トコトリエノ−ルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6363674A JPS6363674A (ja) | 1988-03-22 |
JPH0788376B2 true JPH0788376B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=16524928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20653286A Expired - Lifetime JPH0788376B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 光学活性α−トコトリエノ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788376B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6410755B1 (en) | 1998-07-06 | 2002-06-25 | Dcv, Inc. | Method of vitamin production |
CN1315947A (zh) | 1998-07-06 | 2001-10-03 | 伊斯曼化学公司 | 生育酚的制备 |
EP2305825B1 (en) | 1998-07-06 | 2015-01-14 | DCV Inc. doing business as Bio-Technical Resourses | Method of vitamin production |
WO2005035490A2 (en) | 2003-10-10 | 2005-04-21 | Yasoo Health, Inc. | PROCESS FOR SYNTHESIZING d-TOCOTRIENOLS |
PL2471530T3 (pl) | 2005-06-01 | 2017-07-31 | Edison Pharmaceuticals, Inc. | Środki terapeutyczne o aktywności redoks do leczenia chorób mitochondrialnych i innych stanów oraz modulacja biomarkerów energetycznych |
CA2635280C (en) | 2006-02-22 | 2017-12-12 | Edison Pharmaceuticals, Inc. | Side chain variants of redox-active therapeutics for treatment of mitochondrial diseases and other conditions and modulation of energy biomarkers |
EP3827815B1 (en) | 2008-09-10 | 2023-09-06 | PTC Therapeutics, Inc. | Treatment of pervasive developmental disorders with redox-active therapeutics |
EP2963006B1 (en) | 2008-10-28 | 2018-10-17 | BioElectron Technology Corporation | Composition containing alpha-tocotrienol quinone,and intermediates thereof |
NO2424495T3 (ja) | 2009-04-28 | 2018-06-16 | ||
EP2445519A4 (en) | 2009-06-25 | 2012-12-26 | Ampere Life Sciences Inc | TREATMENT OF PERVASIVE DEVELOPMENT DISORDERS USING TOCOTRIENOLS OR TOCOTRIENOLS ENRICHED EXTRACTS |
WO2017106786A1 (en) | 2015-12-16 | 2017-06-22 | Bioelectron Technology Corporation | Improved methods for enriching alpha-tocotrienol from mixed tocol compositions |
US10703701B2 (en) | 2015-12-17 | 2020-07-07 | Ptc Therapeutics, Inc. | Fluoroalkyl, fluoroalkoxy, phenoxy, heteroaryloxy, alkoxy, and amine 1,4-benzoquinone derivatives for treatment of oxidative stress disorders |
-
1986
- 1986-09-02 JP JP20653286A patent/JPH0788376B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6363674A (ja) | 1988-03-22 |
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