JPH078590B2

JPH078590B2 - プリンタ装置

Info

Publication number: JPH078590B2
Application number: JP19090287A
Authority: JP
Inventors: 武昭長塚
Original assignee: Tec Corp
Current assignee: Tec Corp
Priority date: 1987-07-30
Filing date: 1987-07-30
Publication date: 1995-02-01
Anticipated expiration: 2010-02-01
Also published as: JPS6434776A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、タイプライタ，ワードプロセッサ等に使用さ
れるプリンタ装置に関する。

［従来の技術］プリンタ装置のなかには、ページ長，改行ピッチ，印字
ピッチなどの印字フォーマットを決める各パラメータの
設定や、インタフェースの種類，コマンドモードの種類
といった機能を示すパラメータの選択設定を、例えば電
源投入による初期化時に行なえるようにした、いわゆる
セットアップ機能を備えたものがある。そして、従来の
この種のプリンタ装置においては、各パラメータの設定
処理をディップスイッチやロータリースイッチ等の機械
的スイッチで行なうこともあるが、このスイッチ操作は
煩雑で誤りを生じ易いので、液晶表示器等の表示面上に
各パラメータに対応する設定項目を表示し、表示内容に
したがってキー入力により選択または設定するようにし
たのが一般化されつつある。この場合、設定項目データ
は通常英語を言語として内蔵メモリに格納されており、
セットアップ用のプログラムにしたがって表示面上に表
示されるものとなっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、従来のこの種のプリンタ装置においては、次
のような問題があった。すなわち、上述したように表示
データは通常英語を言語として記憶させているので、表
示面上に表示される設定項目は英語であることがほとん
どであった。このため、英語を言語としないオペレータ
のなかには表示内容を理解するまでに時間がかかった
り、表示内容を理解できないこともあり、セットアップ
機能を充分に利用できないことがあった。

そこで本発明は、オペレータが理解し易い言語でのセッ
トアップ時の設定項目表示が可能となり、セットアップ
機能を充分に発揮できるプリンタ装置を提供することを
目的とする。

［問題点を解決するための手段］本発明は、第１図に示す如く、印字出力処理に伴う各パ
ラメータの設定処理を表示部１に設定項目を表示して行
なうプリンタ装置において、表示部１に表示される設定
項目を言語別にそれぞれ翻訳して記憶保持するメモリカ
ード２のカード情報を読取るカード読取り手段３と、こ
の読取り手段３により読取ったカード情報に対応する言
語で表示部１に設定項目を表示させる項目表示手段４と
を備えたものである。

［作用］このような手段を講じたプリンタ装置であれば、オペレ
ータの理解し易い言語に設定項目を翻訳して記憶保持し
たメモリカードのカード情報を読み取らせることによ
り、表示部には当該言語で設定項目が表示される。した
がって、オペレータは表示内容を速やかに理解でき、各
パラメータの設定処理を容易に行ない得る。

［実施例］以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第２図は本実施例のプリンタ装置の回路構成を示すブロ
ック図である。同図において、21は制御部本体を構成す
るCPU（中央処理装置）であり、このCPU21には記憶部と
してのROM22およびRAM23がアドレスバス24,データバス2
5を介して接続されている。また、キーボード27からの
キー信号を入力するキーボードインタフェース28、カー
ドリーダ29にて読取られたメモリカードであるセットア
ップカードＣのカード情報を入力するカードリーダイン
タフェース30およびI/Oポート31がデータバス32を介し
てCPU21に接続されている。

上記I/Oポート31には、表示部としての液晶表示部33を
駆動して表示データに対応する文字等を表示させる表示
制御回路34、印字ヘッド35を駆動制御するヘッド駆動回
路36、プラテンを回転させて印字用紙をフィードさせる
紙送りモータ37の回転制御を行なうモータ駆動回路38、
印字ヘッド35、リボンカセットなどが搭載されたキャリ
アを移動させるキャリアモータ39の回転制御を行なうモ
ータ駆動回路40がそれぞれ接続されている。

前記キーボード27には、印字フォーマットを決めるパラ
メータ例えばページ長，改行ピッチ，印字ピッチなどの
値設定、および当該プリンタ装置の有する機能を示すパ
ラメータ例えばインタフェースの種類，コマンドモード
の種類等の選択設定を行なういわゆるセットアップ処理
の開始を指令するSETキー41、このセットアップ処理の
終了を指令するENDキー42のほか、CRキー43,置数キー44
などが設けられている。

前記ROM22には、CPU21が各部を制御するためのプログラ
ムデータやキャラクタジェネレータデータなどを記憶す
るメモリを有するとともに、第３図に示す如く、セット
アップ時に表示部に表示される設定項目データを所定の
言語（この場合は英語）で記憶する項目データテーブル
50が形成されている。

一方、前記セットアップカードＣのROMエリアには、上
記項目データテーブル50に格納される設定項目データが
任意の言語（例えばドイツ語，フランス語，イタリア語
等）に翻訳されて記憶保持されている。例えば、ドイツ
語に翻訳された設定項目データを格納するROMエリア51
は第４図に示すようになる。

前記RAM23には、第５図に示す如く、前記ROM22の項目デ
ータテーブル50あるいはセットアップカードＣのROMエ
リア51に格納された設定項目データをアドレス順に書込
んで一時記憶する項目データバッファ61、この設定項目
に対応する設定値を順次格納する設定値テーブル62、セ
ットアップ処理時に使用されるセットアップカウンタ6
3、液晶表示器33に表示される項目データと設定値デー
タとを一時格納する表示データバッファ64、印字ヘッド
35により用紙に記録される印字データを一時格納する印
字バッファ65が形成されている。

しかして、前記CPU21は第６図に示す流れ図にしたがっ
てセットアップ処理を行なうようにプログラム構成され
ている。すなわち、電源の投入によりI/Oポート31およ
びRAM23の初期化を終了したならば、ST1としてキーボー
ド27上のSETキー41が入力されるのを待つ。ここで、SET
キー41が入力されたならば、ST2としてカードリーダ29
にセットアップカードＣが装着されているか否かを判断
する。そして、カードが装着されている場合には、ST3
として当該カードのROMエリア51に格納されている設定
項目データを読出してRAM23の項目データバッファ61に
アドレス“1"から順に書き込む。これに対し、カードが
装着されていない場合には、ST4としてROM22の項目デー
タテーブル50から設定項目データを読出して同様に項目
データバッファ61に書込む。

しかる後、ST5としてセットアップ用カウンタ63のカウ
ント値ｎを０に初期化し、次いで、ST6としてカウンタ6
3のカウント値ｎを「＋１」だけ累進させる。そして、S
T7としてカウンタ63のカウント値ｎに対応するアドレス
（この場合“1"）の項目データバッファ61内の設定項目
データと、設定値テーブル62内の設定値データとを表示
データバッファ64に書込み、これらを液晶表示器33に表
示させる。

次に、キーボード27からのキー信号を待つ。そして、ST
8として置数キー44が入力されたならば、このときの置
数データを液晶表示器33に表示させて次のキー信号を待
つ。ST9としてSETキー41が入力されたならば、その直前
に入力された置数データを設定値テーブル62のカウント
値ｎに対応するアドレスに格納する。そして、ST10とし
てカウント値ｎが項目データバッファ61に書込まれた設
定項目データ数Ｎに達したか否かを判別し、達していな
ければST6に戻ってカウンタ63のカウント値ｎを更新す
る。また、ST11としてキー43が入力された場合にもST10
にてカウント値ｎとデータ数Ｎと比較を行なう。そし
て、両者が一致したとき、あるいはST12としてENDキー4
2が入力されたときには印字出力処理としてのメインル
ーチンに移行する。

このように構成された本実施例装置においては、カード
リーダ29に設定項目データが例えばドイツ語に翻訳され
てROMエリア51に格納されているドイツ語用のセットア
ップカードＣが装着された状態でキーボード27のSETキ
ーが入力されると、ROMエリア51内の設定項目データがR
AM23内の項目データバッファ61に書込まれて液晶表示器
33にドイツ語による設定項目と対応する設定値とが１組
ずつ順次表示される。その１表示例を第７図（ａ）に示
す。同様に、例えばフランス語に翻訳されてROMエリア5
1に格納されているフランス語用のセットアップカード
Ｃが装着された状態でキーボード27のSETキーが入力さ
れると、液晶表示器33にはフランス語による設定項目と
対応する設定値とが１組ずつ順次表示される。

これに対し、カードリーダ29にいかなるセットアップカ
ードＣも装着されていない状態でSETキー41が入力され
ると、ROM22における表示データテーブル50内の英語に
よる設定項目データがRAM23の項目データバッファ61に
書込まれ、液晶表示器33には英語による設定項目と対応
する設定値とが１組ずつ順次表示される。その１表示例
を第７図（ｂ）に示す。

また、液晶表示器33に表示された設定値はキーボード27
上の置数キー44,SETキー41の入力操作によって容易に変
更できる。

このように、本実施例装置によれば、セットアップ時に
表示される設定項目データを各言語別に翻訳して記憶し
た複数枚のセットアップカードＣを用意することによ
り、設定項目データを任意の言語で表示することが可能
となる。したがって、オペレータがセットアップ処理の
内容を理解できないことがなく、しかも、設定項目の理
解に時間がかからないので、能率的にセットアップ処理
を行なうことができる。１台のプリンタ装置を使用言語
が異なる複数のオペレータが交替で使用する場合も、各
オペレータが使用言語のセットアップカードＣを所持
し、セットアップ時に所持カードをカードリーダ29に装
着することにより、設定項目および設定値を任意の言語
で表示することができる。また、ROM22内のメモリ構成
は基準化されるので製造効率が高まり、検査，点検も容
易となる。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではない。
例えば、前記実施例では内蔵のROM22に項目データテー
ブル50を形成して英語による設定項目データを記憶保持
し、セットアップカードＣが装着されない場合は英語に
よる表示を行なう場合を示したが、この項目データテー
ブル50と同一データをROMエリアに有するセットアップ
カードＣを作成することにより、当該カードで英語によ
る表示を行なうようにしてもよい。この場合、ROM22の
項目データテーブル50を省略できる。また、前記実施例
では内蔵のROM22あるいはカードＣのROMエリア51から設
定項目データを一括してRAM23の項目データバッファ61
に書込む場合を示したが、カウンタ63のカウント値ｎに
したがって順次書込むようにしてもよい。この場合、RA
M23への書込みエリアを表示データバッファ64とするこ
とにより、項目データバッファ61の省略が可能である。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能であるのは勿論である。

［発明の効果］以上詳述したように、本発明によれば、オペレータが理
解し易い言語でのセットアップ時の設定項目表示が可能
となり、セットアップ機能を充分に発揮できるプリンタ
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプリンタ装置を機能的に示すブロック
図、第２図ないし第７図は本発明の一実施例を示す図で
あって、第２図はプリンタ装置の回路構成を示すブロッ
ク図、第３図はROMにおける項目データテーブルを示す
図、第４図はセットアップカードにおけるROMエリアを
示す図、第５図はRAMの構成を示す図、第６図はCPUにお
けるセットアップ処理の動作を示す流れ図、第７図
（ａ）（ｂ）はドイツ語と英語とによる表示例を示す図
である。 21……CPU、22……ROM、23……RAM、27……キーボー
ド、29……カードリーダ、33……液晶表示器、41……SE
Tキー、50……項目データテーブル、61……項目データ
バッファ、62……設定値テーブル、63……セットアップ
カウンタ、64……表示データバッファ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印字出力処理に伴う各パラメータの設定処
理を表示部に設定項目を表示して行なうプリンタ装置に
おいて、前記表示部に表示される設定項目を言語別にそ
れぞれ翻訳して記憶保持するメモリカードのカード情報
を読取るカード情報読取り手段と、この読取り手段によ
り読取ったカード情報に対応する言語で前記表示部に設
定項目を表示させる項目表示手段とを具備したことを特
徴とするプリント装置。