JPH077768Y2 - 靴底構造 - Google Patents
靴底構造Info
- Publication number
- JPH077768Y2 JPH077768Y2 JP1991017599U JP1759991U JPH077768Y2 JP H077768 Y2 JPH077768 Y2 JP H077768Y2 JP 1991017599 U JP1991017599 U JP 1991017599U JP 1759991 U JP1759991 U JP 1759991U JP H077768 Y2 JPH077768 Y2 JP H077768Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heel portion
- cavity
- outsole
- shoe sole
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
面に軟質状ライナーを備えてなる靴底構造の改良に関す
る。
に、該本底の表面形状と同一形状の軟質状ライナーのみ
を備えてなるもので、本底そのものは歩行等によるすり
減り等を考慮してある程度硬質のゴム材等からなってい
るものが多かった。
にあってはクッション性に乏しく、特に運動時に踵にか
かる強力な衝撃を受け易いという不具合を有していたも
のであった。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、靴底にかかる衝撃の緩和、特に踵部のクッション性
を向上せしめながら踵部における装飾をも同時に付与せ
しめることである。
に本考案は、請求項1では、本底の表面形状と同一形状
の軟質状ライナーを本底上面に備えると共に、前記本底
の踵部に設けた空洞内に衝撃吸収材を配設してなる靴底
構造であって、上記踵部の側面に前記空洞と連通する窓
部を踵部長手方向に沿って適宜間隔ごとに複数穿設した
ことを特徴とする。また請求項2では、上記踵部の側面
に前記空洞と連通する窓部を踵部長手方向に沿って適宜
間隔ごとに複数穿設し、且つ上記衝撃吸収材の側面に
は、前記各窓部に各々嵌合する複数の突起を一体に形成
したことを特徴とする。また請求項3では、上記空洞を
本底踵部の内側と外側とに各別に区画形成し、外側の空
洞内のみに衝撃吸収材を配設すると共に、本底踵部の外
側の側面には前記外側の空洞に連通する窓部を踵部長手
方向に沿って適宜間隔ごとに複数穿設し、且つ衝撃吸収
材の側面には前記各窓部に各々嵌合する複数の突起を一
体に形成したことを特徴とする。さらに請求項4では、
上記衝撃吸収材の内部に複数の気室を形成したことを特
徴とする。
設した衝撃吸収材が踵にかかる衝撃を緩和すると共に、
踵部の側面長手方向に沿って適宜間隔ごとに開口する窓
部を介して、空洞内の衝撃吸収材が外部に露呈する。
の衝撃吸収材が踵にかかる衝撃を緩和することに加え
て、踵部の側面長手方向に沿って適宜間隔ごとに設けた
窓部に、衝撃吸収材側面に設けた突起を嵌合させたこと
から、運動時における本底踵部の複雑な変形に伴って衝
撃吸収材が踵部と一体的に変形する。また前記窓部を介
して、衝撃吸収材の突部が踵部の側面長手方向に沿って
適宜間隔ごとに外部に露出する。
においては内側空洞によって衝撃を緩和し、踵部の外側
においては外側空洞内に配設した衝撃吸収材により衝撃
を緩和,吸収するをもって、内側に比べて外側のほうが
荷重が掛かり易い踵底の衝撃吸収を十分且つ確実になし
得ながら、材料費の削減を図る。また前記窓部を介し
て、衝撃吸収材の突部が踵部の側面長手方向に沿って適
宜間隔ごとに外部に露出する。
用に加えて、衝撃吸収材に複数の気室を設けることで衝
撃吸収能力をより向上させることができる。
施例を図に基づいて説明する。図1乃至図4において、
1は本底で、該本底1はゴムあるいは塩ビ等の樹脂材等
でつま先部2を立ち上げると共に、該つま先部2から順
になだらかな傾斜(上り傾斜)をもって踵部3に至るよ
うに形成され、該踵部3は厚肉状となる。
に、側面5に該空洞4と連通する窓部6を適宜間隔ごと
に所望数設け、そして前記空洞4内に衝撃吸収材7が配
設される。
てもよく、又平面円形状,多角形状あるいは複数区域に
分割されているものでもよい。
に、正面四角形状に所望数(例えば3乃至4個)穿孔さ
れた孔で、上記空洞4と連通しており、空洞4内に配さ
れる衝撃吸収材7が各窓部6…を介して側面5,5に表
われ、その幅広状の踵部側面5を装飾する。また上記窓
部6は、踵部3の側面5の上面5’を、空洞4と連通さ
せて凹状に切欠いたものであってもよく、その形状,数
等は任意であり適宜変更自由である。また側面5に対し
て傾斜状に穿設したものでもよい。
状に形成された所望厚さを有する板状体で、空洞4内に
挿入した際に本底1の表面1’と面一状となるものであ
り、例えばEVA,PVC,ゴムあるいは発泡材等でク
ッション性に優れたものであれば任意であり何等限定さ
れない。そして表面1’上に軟質状ライナー8が備えら
れる。軟質状ライナー8は、上記本底1の表面形状と同
一形状にEVA,PVC,ゴム等をもって形成され、そ
の肉厚は任意である。
衝撃吸収材7と軟質状ライナー8との重層構造となり、
良好なクッション性を得ることができる。しかも図3に
示すように、踵部3の側面5からは窓部6…を介して空
洞4内に配されている衝撃吸収材7が覗き見れる。よっ
て図4に示すように、踵部3の側面5において、踵部3
の長さ方向に沿って衝撃吸収材7の着色が点在状に複数
現出し、踵部3に装飾が施されて商品価値を高めること
ができる。尚、例えば前記衝撃吸収材7の着色と前記側
面5上の周方向に表われている軟質状ライナー8の着色
を異にすれば一層の装飾効果が期待できる。
連通する窓部6…は踵部の外側の側面5’にのみ設け、
一方衝撃吸収材7’は、前記窓部6に挿入する突起9…
を本体側面7’bに設けるものとし、上記突起9…によ
って窓部6…が埋められ側面5’の装飾を図るものとし
ており、より一層の装飾効果が期待できる。また、踵部
3の側面5’長手方向に沿って適宜間隔ごとに設けた窓
部6…に、衝撃吸収材7’側面に設けた突起9を嵌合さ
せたことから、運動時における踵部3の複雑な変形に伴
って衝撃吸収材7’が踵部3と一体的に変形し、前述し
たクッション性に加えて使用感の向上を図ることができ
る。さらに衝撃吸収材7’…は、その本体7’a内の短
手方向に複数の気室7’c…を設けて衝撃吸収性能をよ
り高めている。
ける空洞4にリブ1aを設けて空洞4を本底1の長手方
向で外側空洞4’と内側空洞4”に分割し、その外側空
洞4’内にのみ衝撃吸収材7”を配設している。
ては内側空洞4”によって衝撃を緩和し、踵部3の外側
においては外側空洞4’内に配設した衝撃吸収材7”に
より衝撃を緩和,吸収するをもって、内側に比べて外側
のほうが荷重が掛かり易い踵底の衝撃吸収を十分且つ確
実になし得ながら、材料費の削減を図ることができる。
すなわち、一般に踵底3は内側3aに比べて外側3b
の方が極めて減り易く、換言すれば外側3bにより荷重
が掛かるものであり内側3aはそれほどでもないため、
踵部3における衝撃吸収力を十分かつ確実に保持しなが
ら、衝撃吸収材7”の材料コストを低減せしめて製造コ
ストを下げることができる。
表わしているが、内部に1乃至複数の気室を設けるもの
としてもよく任意である。
の実施例におけるその他の構成は上記詳述した図1乃至
図4における靴底構造の場合と同様であり、その説明は
省略する。
で、以下に記載される効果を奏する。請求項1記載の靴
底構造によれば、踵部空洞内に配設した衝撃吸収材と軟
質状ライナーとの双方の衝撃吸収機能によって良好なク
ッション性を得ると同時に、前記衝撃吸収材を、踵部の
側面長手方向に沿って適宜間隔ごとに開口する窓部を介
して外部に露呈させて踵部に新規な装飾を施すことがで
きる。よって、運動時にかかる踵部への衝撃を緩和しな
がら踵部の装飾をも同時に付与でき、且つその装飾は衝
撃吸収材を有効に利用して踵部の側面長手方向に点在状
に現出する新規な外観を持つので、極めて商品価値の高
い靴底を提供し得るものである。
述の効果に加えて、踵部の側面長手方向に沿って適宜間
隔ごとに設けた窓部に衝撃吸収材側面に設けた突起を嵌
合させたことから、運動時における本底の複雑な変形に
伴って衝撃吸収材が踵部と一体的に変形してより良好な
使用感を得ることができる。しかも、窓部を介して衝撃
吸収材の突部が踵部の側面長手方向に沿って適宜間隔ご
とに外部に露出するので、一層の装飾効果が期待でき
る。
求項2に係る効果に加えて、踵部内側においては内側空
洞によって衝撃を緩和し、踵部外側においては外側空洞
内に配設した衝撃吸収材により衝撃を緩和,吸収するを
もって、内側に比べて外側のほうが荷重が掛かり易い踵
底の衝撃吸収力を十分且つ確実に保持しながら、材料費
の削減を図ることができる。よって、請求項2に係る前
述の効果に加えて、踵部における衝撃吸収を十分かつ確
実に図りながら、衝撃吸収材の材料コストを低減せしめ
て製造コストを下げることができる。
請求項1乃至3に係る各々の効果に加えて、衝撃吸収材
による衝撃吸収機能を高めてクッション性のさらなる向
上を図ることができる。
図である。
断側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 本底の表面形状と同一形状の軟質状ライ
ナーを本底上面に備えると共に、前記本底の踵部に設け
た空洞内に衝撃吸収材を配設してなる靴底構造であっ
て、上記踵部の側面に前記空洞と連通する窓部を踵部長
手方向に沿って適宜間隔ごとに複数穿設したことを特徴
とする靴底構造。 - 【請求項2】 本底の表面形状と同一形状の軟質状ライ
ナーを本底上面に備えると共に、前記本底の踵部に設け
た空洞内に衝撃吸収材を配設してなる靴底構造であっ
て、上記踵部の側面に前記空洞と連通する窓部を踵部長
手方向に沿って適宜間隔ごとに複数穿設し、且つ上記衝
撃吸収材の側面には、前記各窓部に各々嵌合する複数の
突起を一体に設けたことを特徴とする靴底構造。 - 【請求項3】 本底の表面形状と同一形状の軟質状ライ
ナーを本底上面に備えると共に、前記本底の踵部に設け
た空洞内に衝撃吸収材を配設してなる靴底構造であっ
て、上記空洞を本底踵部の内側と外側とに各別に区画形
成し、外側の空洞内のみに衝撃吸収材を配設すると共
に、本底踵部の外側の側面には前記外側の空洞に連通す
る窓部を踵部長手方向に沿って適宜間隔ごとに複数穿設
し、且つ衝撃吸収材の側面には前記各窓部に各々嵌合す
る複数の突起を一体に設けたことを特徴とする靴底構
造。 - 【請求項4】 上記衝撃吸収材の内部に複数の気室を形
成したことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求
項3記載の靴底構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017599U JPH077768Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 靴底構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991017599U JPH077768Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 靴底構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112606U JPH04112606U (ja) | 1992-09-30 |
JPH077768Y2 true JPH077768Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31904339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991017599U Expired - Lifetime JPH077768Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 靴底構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077768Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1279306B1 (it) * | 1995-05-30 | 1997-12-09 | Nordica Spa | Procedimento per l'ottenimento di una calzatura e calzatura ottenuta con detto procedimento |
JP2017006293A (ja) * | 2015-06-19 | 2017-01-12 | 美津濃株式会社 | フットウエア用ソール構造体 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618721U (ja) * | 1984-02-29 | 1986-01-20 | 株式会社トリアス | 除雪又は除草バ−ナ− |
JPS60253401A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-14 | 株式会社アサヒコーポレーション | 靴底 |
JPS63105047A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-10 | Moon Star Co | 衝撃吸収材 |
JPH02224604A (ja) * | 1989-02-24 | 1990-09-06 | Asahi Corp | 靴底 |
EP0388661A1 (en) * | 1989-03-01 | 1990-09-26 | Autry Industries, Inc | Shoe having observation windows and method |
JPH02136508U (ja) * | 1989-04-20 | 1990-11-14 |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1991017599U patent/JPH077768Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112606U (ja) | 1992-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5068983A (en) | Shoe insole | |
JP3258628B2 (ja) | 運動靴 | |
US5084987A (en) | Shoe sole for sport shoes | |
JPS6155810U (ja) | ||
CA2999168A1 (en) | Three layer shoe construction with improved cushioning, breathability, and flexibility | |
CA2093023A1 (en) | Shoe Construction | |
JPS6138681B2 (ja) | ||
JPH08173207A (ja) | 靴用外底 | |
US4766680A (en) | Shoe with transparent sole and scuff pads | |
JPH07275407A (ja) | クラブヘッドの改良式構造 | |
JPH077768Y2 (ja) | 靴底構造 | |
CN101163421B (zh) | 用于鞋类制品的插入物和生产该插入物的方法 | |
KR890000902B1 (ko) | 미드소울 | |
JP2597321Y2 (ja) | スポーツシューズ | |
KR960016793A (ko) | 완충효과와 외관이 개선된 신발용중창 | |
JPS6131101A (ja) | ミツドソ−ル | |
JP3041240U (ja) | 緩衝機能を有する靴底 | |
CN208228462U (zh) | 减震鞋底及其减震鞋 | |
JPS6137296Y2 (ja) | ||
JPH0427364Y2 (ja) | ||
JPS628721Y2 (ja) | ||
JPS6127445Y2 (ja) | ||
JPH0116481B2 (ja) | ||
JPS6222165Y2 (ja) | ||
KR100654497B1 (ko) | 충격흡수와 반발력 증진을 위한 두꺼운 깔창을 적용한신발 및 상기 신발을 제조하기 위한 신골 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003 Year of fee payment: 9 |