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JPH0776322A - 袋包装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰めする方法 - Google Patents

袋包装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰めする方法

Info

Publication number
JPH0776322A
JPH0776322A JP24986793A JP24986793A JPH0776322A JP H0776322 A JPH0776322 A JP H0776322A JP 24986793 A JP24986793 A JP 24986793A JP 24986793 A JP24986793 A JP 24986793A JP H0776322 A JPH0776322 A JP H0776322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
conveyor
belt conveyor
packaged product
downstream end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24986793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Endo
敏男 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawashima Packaging Machinery Ltd filed Critical Kawashima Packaging Machinery Ltd
Priority to JP24986793A priority Critical patent/JPH0776322A/ja
Publication of JPH0776322A publication Critical patent/JPH0776322A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定間隔で搬送される袋包装品をずれ重ね状
態にダンボール箱へ高速に積め込むことができる,袋包
装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰めする方法。 【構成】 袋包装品Fをシャトル式ベルトコンベア10
により所定間隔で搬送しかつ一個落下するごとにコンベ
ア下流端を段階的に伸縮していくようにして、停止中の
横送り用ベルトコンベア20上へ落下させ、該所要数の
袋包装品Fを該横送り用ベルトコンベア20と横送りガ
イド30とで各袋包装品Fの落下前方側が持ち上がった
状態にかつ袋間隔が近接した状態になるように受承し、
横送り用ベルトコンベア20を駆動して横送り爪で袋包
装品Fを波形マルチトレイ40上へ送り渡してコンベア
を駆動停止し、波形マルチトレイ40上の全ての袋包装
品Fを個別に所要数のバキュームパッドPで吸引把持し
た後、バキュームパッドPの間隔を狭めて袋包装品Fが
次々にずれ重なるようにしてダンボール箱D内へ箱詰め
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベア上を搬
送される袋包装品を所要個数ずつ段ボール箱にずれ重ね
状態に詰め込むために、ベルトコンベア上を流れる袋包
装品をロボットハンドの把持するコンベア外の所定位置
へずれ重ね状態に高速配列してダンボール箱へ積め込
む,袋包装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰めす
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルトコンベア上を搬送される袋
包装品を所要個数ずつロボットハンドで把持して段ボー
ル箱にずれ重ね状態に詰め込むには、例えば、ベルトコ
ンベアの搬送端に走行駆動されるエンドレスベルトの上
にコロが位置決め載置され該コロが無負荷のときは摩擦
回転し、負荷時は回転停止するようになっているコロコ
ンベアを設置し、該コロコンベア上に敷き詰め状態に並
べた状態にした3〜4個の袋包装品を該コロコンベアの
側方に設けられたプッシャーで押して反対側のトレイに
載置するようになっている。そして、バキューム式マル
チハンド構造のロボットハンドを間隔が開いた状態にし
て一列状の所要個数の袋包装品のそれぞれの同側の端に
位置させて吸引して各袋包装品を垂れ下げてからバキュ
ーム式マルチハンド構造のロボットハンドを間隔を狭め
た状態にして袋包装品をずれ重ね状態とし、段ボール箱
に詰め込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】袋包装品は、幅方向両
端部が端部に向かって大きく下降傾斜しているので、ロ
ボットハンドが袋包装品を吸引する際、吸引エラーが発
生することがあった。また、ロボットハンドで端を吸引
された袋包装品の他端側が垂れ下がる時間は一定してお
らず、中には垂れ下がるのに数秒間かかる場合があり、
このため、ロボットハンドが袋包装品を吸引してから狭
めてずれ重ね状態にするのに数秒間を確保しなければな
らず、処理速度が遅いという欠点があった。さらに、ロ
ボットハンドが袋包装品を吸引してから狭める時間まで
に、ロボットハンドで端を吸引された袋包装品の他端側
が垂れ下がらないときは、該袋包装品の他端側が隣接の
袋包装品に干渉してどちらかの袋包装品が落下したり、
ずれ重ね状態にならない不具合が生じていた。なお、本
願出願人により、ベルトコンベア上を搬送される袋包装
品をずれ重ね状態にする装置として、特願平03−10
3732号、特許平03−190605号を開発してい
るが、これらについても処理速度が遅いという欠点があ
る。
【0004】しかるに、本発明は、ベルトコンベア上を
流れる袋包装品をロボットハンドの把持するコンベア外
の所定位置へずれ重ね状態に高速配列してダンボール箱
へ積め込む,袋包装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ
箱詰めする方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の課題
を解決するための手段として、コンベア下流端が伸縮自
在であるシャトル式ベルトコンベア10により袋包装品
Fを搬送して袋包装品Fが一個落下するごとにコンベア
下流端を段階的に伸縮していくように、停止中の横送り
用ベルトコンベア20上へ所要数の袋包装品Fを次々に
落下させ、該所要数の袋包装品Fを該横送り用ベルトコ
ンベア20と横送りガイド30とで各袋包装品Fの落下
前方側が持ち上がった状態にかつ袋間隔が近接した状態
になるように受承し、次いで、横送り用ベルトコンベア
20を駆動してコンベアベルト20a,20b,20
c,20dに付設された横送り爪20e,20f,20
gで袋包装品Fを先に落下された順に一個ずつ、または
複数個一緒に押動していき波形マルチトレイ40上へ送
り渡して駆動停止し、波形マルチトレイ40上の全ての
袋包装品Fを個別に所要数のバキュームパッドPで吸引
把持した後、バキュームパッドPの間隔を狭めて袋包装
品Fが次々にずれ重なるようにしてダンボール箱D内へ
箱詰めすることを特徴とする袋包装品をずれ重ね状態に
ダンボール箱へ箱詰めする方法を提供するものである。
【0006】
【実施例】以下、本願発明の袋包装品のずれ重ね方法の
実施例を図面を参照して説明する。図1ないし図4は袋
包装品の箱詰め装置を示すもので、袋包装品のずれ重ね
に本願発明方法が使用されている。図1(a)に示すよ
うに、この袋包装品の箱詰め装置は、縦形製袋充填包装
機Aと、シャトル式ベルトコンベア10と、横送り用ベ
ルトコンベア20と、横送りガイド30と、波形マルチ
トレイ40と、ストッパー70と、バキューム式マルチ
ハンドHを備えた産業用ロボットハンド(図示しない)
とからなる。
【0007】縦形製袋充填包装機Aは、包装フィルムf
をフォーマーaに掛けて落下充填筒bの外側に円筒状に
曲成してフィルム端縁同士を縦シール装置cで縦シール
して落下充填筒bの下方に包装筒hとして垂れ下げると
ともに、ばらものの被包装物を落下充填筒b内を通して
包装筒h内に落下充填し、包装筒hの被包装物の上下の
際を横シール・カット装置dで横シール・カットして袋
包装品Fを次々に製造するようになっている。
【0008】シャトル式ベルトコンベア10は、上流端
が縦形製袋充填包装機Aの下部に位置されて、縦形製袋
充填包装機Aにより次々に製造される袋包装品Fを受取
るようになっている。シャトル式ベルトコンベア10
は、コンベアフレイム10aにそれぞれ両端枢支して設
けられたローラー10b,10c,10d,10e,1
0f,10g,10h,10i,10j,10k及び1
0lにエンドレスベルト10mが巻き掛けされ、大径な
ローラー10bが搬送用モータ10qにより所要速度で
常時回転されることにより、エンドレスベルト10mが
常時搬送を行う。そして、シャトル式ベルトコンベア1
0は、ローラー10iと10jが水平ガイド10nに案
内される可動ブラケット10pに両端枢支されていて、
可動ブラケット10pと連結されたベルト巻掛け機構1
0rのタイミングベルト10r’が伸縮用サーボモータ
10sの駆動により水平ガイド10pに沿って往復走行
することにより、ローラー10iに対応するコンベア下
流端が伸縮移動するようになっており、このとき、ロー
ラー10iと10j間の距離が一定で、ローラー10h
と10i間の距離の変動とローラー10jと10k間の
距離の変動が正反対に生じてエンドレスベルト10mが
撓みを生じないように相殺するから、コンベア下流端が
伸縮移動中も常時搬送が保障される。
【0009】図1(a)に示すように、横送り用ベルト
コンベア20は、シャトル式ベルトコンベア10のコン
ベア下流端の伸縮移動ストロークエリアの下側に設置さ
れ、袋包装品Fのシャトル式ベルトコンベア10からの
落差がロール10iの直径よりも若干大きいギャップ寸
法に抑えられている。横送り用ベルトコンベア20は、
四対のベルトロール20hに巻き掛けられた四本のエン
ドレスなコンベアベルト20a,20b,20c,20
dが、減速機付きサーボモータ20iによりシャトル式
ベルトコンベア10の搬送方向と直角方向に走行される
ようになっており、図2(a)に示すように、三個の横
送り爪20e,20f,20gがコンベアベルト20
a,20b,20cまたは20dのベルト長さを三等分
する位置に付設され、二個の横送り爪20e,20fが
両端に起立停止しているときに該二個の横送り爪20
e,20fがシャトル式ベルトコンベア10から落下す
る袋包装品Fを受承し、図1(b)に示すように、四個
目の袋包装品Fを受承すると、図2(b)に示すよう
に、ベルト走行して上流側に起立していた横送り爪20
fが下流端に移動するとともに、下側に位置していた横
送り爪20gが上流側に起立してベルト走行を停止する
ようになっている。図1(a)に示すように、コンベア
ベルト20aは、シャトル式ベルトコンベア10のコン
ベア下流端が最も伸びた状態で、該シャトル式ベルトコ
ンベア10から落下する袋包装品Fを受承するように位
置している。
【0010】図1及び図3に示すように、横送りガイド
30は、シャトル式ベルトコンベア10から次々に落下
される四個の袋包装品Fを四本のコンベアベルト20a
上に近接状態に配列規制しかつ各四個の袋包装品Fの落
下前方側が持ち上がった状態になるように、コンベアベ
ルト20a,20b,20cまたは20dと共同して受
承するとともに、横送り爪20bが袋包装品Fを押動し
ていくときに袋包装品Fの配列状態を維持するように案
内する。
【0011】図3に示すように、波形マルチトレイ40
は、横送り用ベルトコンベア20の搬送方向下流側端に
隣接設置されていて、横送り用ベルトコンベア20で横
送りされてくる四個の袋包装品Fを傾斜状態を維持する
ように受承するようになっている。該波形マルチトレイ
40は、一波分の床面がシャトル式ベルトコンベア10
の搬送方向側へ下降傾斜するように、コンベア搬送方向
側方より視た断面が略三角波形とされた四つのトレイ部
分40a,40b,40c,40dを有する折曲げ形状
とされ、横送りガイド30との間に数ミリメートル低い
段差が確保されている。波形マルチトレイ40には各一
波分のトレイ部40a,40b,40c,40dに切欠
き41が設けられていて、切欠き41を通して横送り用
ベルトコンベア20の横送り爪20e,20f,20g
が下側へもぐり込めるようになっている。
【0012】図3に示すように、ストッパ70は、四枚
のストッパ板71が波形マルチトレイ40の端に切欠き
42の奥行方向に位置調整可能に支持昇降ガイド72へ
支持され、かつ支持昇降ガイド72がエアシリンダ73
により昇降自在に設けられている。ストッパ70がエア
シリンダ71により下降自在に設けられているのは、バ
キューム式マルチハンドHで吸引把持した袋包装品Fを
ダンボール箱D内へ箱詰めする際に、該バキューム式マ
ルチハンドHの上昇ストロークを最小とするためであ
る。また、四枚のストッパ板71が波形マルチトレイ4
0の端に切欠き42の奥行方向に位置調整可能に支持昇
降ガイド72へ支持されているのは、袋包装品Fの大き
さに対応して位置調整できるようにするためである。図
示しない産業用ロボットハンドに備えられるバキューム
式マルチハンドHは、バキュームパッドPが一個の袋包
装品Fに対して二個一組として対応するように四組有
し、伸縮アーム機構の伸縮により四個のバキュームパッ
ドPの間隔が接近離隔自在である。
【0013】しかして、この袋包装品をずれ重ね状態に
ダンボール箱へ箱詰む方法は、縦形製袋充填包装機Aが
次々に製品する袋包装品Fをコンベア下流端が伸縮自在
であるシャトル式ベルトコンベア10で受取って一定間
隔を保って搬送する。そして、コンベア下流端より袋包
装品Fを放物落下することと、袋包装品Fが一個落下す
るごとにシャトル式ベルトコンベア10のコンベア下流
端を袋包装品Fの搬送方向の長さに近似する所要寸法だ
け伸縮することを四回繰り返すことにより、シャトル式
ベルトコンベア10により搬送される四個の袋包装品F
が、停止中の横送り用ベルトコンベア20上へ次々に放
物落下される。横送り用ベルトコンベア20と横送りガ
イド30は、該放物落下される四個の袋包装品Fを各袋
包装品Fの落下前方側が持ち上がった状態にかつ袋間隔
が近接した状態になるように受承する。次いで、横送り
用ベルトコンベア20が駆動して、コンベアベルト20
a,20b,20c,20dに付設された各横送り爪2
0eが横送り爪20fの位置まで袋包装品Fを四個一緒
に押動していき波形マルチトレイ40上へ送り渡して駆
動停止する。すると、波形マルチトレイ40上の袋包装
品Fは、横送り爪20eとストッパ板71とで挟まれて
位置決め停止され、この状態でロボットハンドHが上昇
待機位置から下降し、四組のバキュームパッドPで各一
個ずつ計四個の袋包装品Fを吸引把持すると同時にスト
ッパ板71が下降する。続いて、ロボットハンドHが数
センチメートル上昇しかつ四組のバキュームパッドPが
間隔を狭めて四個の袋包装品Fを次々にずれ重なるよう
にしてダンボール箱D内へ箱詰めして一サイクルを終了
する。
【0014】さらに、袋包装品Fのシャトル式ベルトコ
ンベア10から横送り用ベルトコンベア20への落下の
タイミングについて詳述する。シャトル式ベルトコンベ
ア10が袋包装品の搬送を行いつつコンベア下流端が伸
長移動していって所定位置に移動が停止したとき、コン
ベアベルト20aが、シャトル式ベルトコンベア10の
コンベア下流端よりも外方に位置し、一個目の袋包装品
Fの先端がコンベア下流端へ到達すると、シャトル式ベ
ルトコンベア10がコンベア下流端を縮小開始して一個
目の袋包装品Fをコンベアベルト20aへ放物落下させ
る。次いで、二番目のコンベアベルト20bがコンベア
下流端よりも外方に位置するようにコンベア下流端が縮
小移動したとき、二個目の袋包装品Fを該コンベアベル
ト20bへ放物落下させ、さらに、三番目のコンベアベ
ルト20cがコンベア下流端よりも外方に位置するよう
にコンベア下流端が縮小移動したとき、三個目の袋包装
品Fを該コンベアベルト20cへ放物落下させ、四番目
のコンベアベルト20dがコンベア下流端よりも外方に
位置するようにコンベア下流端が縮小移動したとき、四
個目の袋包装品Fを該コンベアベルト20dへ放物落下
させる。続いて、コンベア下流端が伸長復帰を完了しな
いうちに、すなわち、コンベア下流端の伸長移動中に、
図2及び図3(a),(b)に示すように、横送り用ベ
ルトコンベア20の四個の横送り爪20e,20e,2
0e,20eがそれぞれ各一個の袋包装品Fを押動して
いき波形マルチトレイ40上へ送り渡して駆動停止し、
すると、図1(c)及び図3(c)に示すように、バキ
ューム式マルチハンドHの四組のバキュームパッドPが
四個の袋包装品Fを吸引把持した後、袋間隔を狭めて袋
包装品Fが次々にずれ重なるようにしてダンボール箱D
内へ箱詰めして一サイクルを終了する。
【0015】縦形製袋充填包装機Aは、完成度が高く包
装トラブルが極めて少ないので、縦形製袋充填包装機A
で次々に包装される袋包装品Fを受取るシャトル式ベル
トコンベア10上に袋包装品Fを一定間隔を保って搬送
することは容易である。しかし、縦形製袋充填包装機A
が無駄紙の発生防止のために一袋分の包装を休止する
と、シャトル式ベルトコンベア10上には袋包装品Fが
一個分間引きされた配列状態に搬送されることになる。
このようなことも考えると、縦形製袋充填包装機Aが無
駄紙の発生防止のために包装運転を休止するようなこと
にも対応できることが好ましい。
【0016】このため、この実施例では、伸縮用サーボ
モータ10sは、一定の条件の下で、袋包装品検出セン
サ61〜64の検出信号に基づいて所要回転方向に駆動
を続行または再開する。伸縮用サーボモータ10sは、
一定の条件の下で、位置検出センサ51〜54の検出信
号に基づいて駆動停止するようになっている。一番目の
位置検出センサ51は一番目の袋包装品Fのみを検出
し、二番目の位置検出センサ52は二個目の袋包装品F
のみを検出し、三番目の位置検出センサ53は三個目の
袋包装品Fのみを検出し、四番目の位置検出センサ54
は四個目の袋包装品Fのみを検出するようになってい
る。また、シャトル式ベルトコンベア10は常時一定速
度で搬送を続行するものとする。なお、モータの駆動停
止に関しては、位置検出センサ51〜54に依らないで
モータ駆動ソフトウエアプログラムにより各位置へ停止
するようになっていても良い。
【0017】図4(a)〜(e)を参照して、袋包装品
を次々に放物落下させていくタイミングと、シャトル式
ベルトコンベア10の下流端の縮小するタイミングと、
袋包装品の各落下時におけるシャトル式ベルトコンベア
10の下流端の横送り用ベルトコンベア20に対する位
置関係を詳細に説明する。図4(a)は、シャトル式ベ
ルトコンベア10が袋包装品の搬送を行いつつコンベア
下流端が伸長移動していって(袋包装品の搬送速度≦コ
ンベア下流端が伸長移動速度)、該コンベア下流端を一
番先の位置検出センサ51が検出して伸縮用サーボモー
タ10sが駆動停止してコンベア下流端の伸長移動が停
止し、このとき、横送り用ベルトコンベア20の一番先
のコンベアベルト20aが、コンベア下流端よりも外方
に位置し、一個目の袋包装品Fの先端がコンベア下流端
へ到達して一番先の袋包装品検出センサ61で検出され
た時点を示している。そうして、一個目の袋包装品Fが
一番先の袋包装品検出センサ61で検出されると、シャ
トル式ベルトコンベア10がコンベア下流端を縮小開始
すると同時に一個目の袋包装品Fがコンベアベルト20
aに放物落下する。
【0018】次いで、図4(b)は、横送り用ベルトコ
ンベア20の二番目のコンベアベルト20bがコンベア
下流端よりも外方に位置するようにコンベア下流端が縮
小移動した時点を示している。このとき、二個目の袋包
装品Fが所定間隔で搬送されてくる場合には、該二個目
の袋包装品Fの先端が二個目の袋包装品検出センサ62
で検出されるタイミングが、コンベア下流端が二番目の
位置検出センサ52で検出されるタイミングよりも僅か
に早く、二番目の位置検出センサ52の検出信号に基づ
いてシャトル式ベルトコンベア10がコンベア下流端を
縮小移動を続行するとともに、二個目の袋包装品Fがコ
ンベアベルト20bに放物落下し、二個目の袋包装品F
の先端を遅れて検出する二個目の袋包装品検出センサ6
2の検出信号はキャンセルされる。しかし、縦形製袋充
填包装機Aが包装トラブルを起こしたり、シャトル式ベ
ルトコンベア10が搬送トラブルに起こして、二個目の
袋包装品Fが間隔を離れて搬送されてくる場合には、二
個目の袋包装品Fが二個目の袋包装品検出センサ62に
より検出されるタイミングが、コンベア下流端が二番目
の位置検出センサ52で検出されるタイミングよりも遅
くなり、位置検出センサ52の検出信号によりコンベア
下流端の縮小移動が一時停止し、引き続いて二個目の袋
包装品Fが二番目の袋包装品検出センサ62で検出され
ると、シャトル式ベルトコンベア10がコンベア下流端
を縮小移動を再開するとともに、二個目の袋包装品Fが
コンベアベルト20bに放物落下する。
【0019】次いで、図4(c)は、横送り用ベルトコ
ンベア20の三番目のコンベアベルト20cがコンベア
下流端よりも外方に位置するようにコンベア下流端がさ
らに縮小移動した時点を示している。三番目の袋包装品
検出センサ63と三番目の位置検出センサ53は、二番
目の袋包装品検出センサ62と二番目の位置検出センサ
52と同一の相関関係を有しており、三個目の袋包装品
Fが所定間隔で搬送されてくる場合には、三番目の袋包
装品検出センサ63の検出信号に基づいてコンベア下流
端が縮小移動を続行していくとともに、三個目の袋包装
品Fがコンベアベルト20cに放物落下し、三番目の位
置検出センサ53の検出信号はキャンセルされる。しか
し、三個目の袋包装品Fが間隔を離れて搬送されてくる
場合には、コンベア下流端が三番目の位置検出センサ5
3で先に検出されてコンベア下流端の縮小移動が一時停
止する。そして、三個目の袋包装品Fが三番目の袋包装
品検出センサ63で検出されその検出信号に基づいてコ
ンベア下流端を縮小移動を再開するとともに、三個目の
袋包装品Fがコンベアベルト20cに放物落下する。
【0020】次いで、図4(d)は、横送り用ベルトコ
ンベア20の四番目のコンベアベルト20dがコンベア
下流端よりも下流方向に相対位置するようにコンベア下
流端が最も縮小した状態に移動停止した時点を示してお
り、図4(e)は、コンベア下流端が再び伸長移動して
いく中途動作を示している。図4(d)に示すように、
四個目の袋包装品Fが所定間隔で搬送されてくる場合に
は、四個目の袋包装品Fが四番目の袋包装品検出センサ
64により検出されてからコンベアベルト20dに放物
落下し、その直後に四番目の位置検出センサ54がコン
ベア下流端を検出する。この場合には、該四番目の位置
検出センサ54の検出からシャトル式ベルトコンベア1
0がコンベア下流端を伸長復帰移動を開始するまでの時
間を四個目の袋包装品Fの放物落下に要する時間として
例えば0.3から0.5秒間とされ、これによって、放
物落下する四個目の袋包装品Fに伸長移動していくコン
ベア下流端が干渉することはない。四番目の位置検出セ
ンサ54が四番目の袋包装品Fを検出すると、図4
(e)に示すように、コンベア下流端が再び伸長してい
き、このコンベア下流端の伸長工程の時間内に、図3
(a),(b),(c)を参照して前述したように、横
送り用ベルトコンベア20が間欠駆動を行って四個の袋
包装品Fを横送りする。しかし、四個目の袋包装品Fが
間隔を離されて搬送されてくる場合には、四個目の袋包
装品Fが四番目の袋包装品検出センサ64により検出さ
れるタイミングが遅れ、コンベア下流端が四番目の位置
検出センサ54で先に検出されることになる。すると、
シャトル式ベルトコンベア10がコンベア下流端の伸長
復帰移動を開始せず、横送り用ベルトコンベア20も間
欠駆動を行わない。そうして、遅れて搬送されてきた四
個目の袋包装品Fが四番目の袋包装品検出センサ64で
検出され、コンベアベルト20dに放物落下すると、シ
ャトル式ベルトコンベア10がコンベア下流端を伸長復
帰移動を開始すると同時に横送り用ベルトコンベア20
が間欠駆動して袋包装品Fを横送りする。
【0021】図5は、本発明の第二実施例を示す。この
実施例は、横送り用ベルトコンベア20はコンベアベル
トが単一に形成してある。その他の構成・作用は第一実
施例と同一であるので同一符号を付けて説明は省略す
る。
【0022】図6は、本発明の第三実施例を示す。この
実施例は、箱詰め速度を一層高速とするために、横送り
用ベルトコンベア20を、独立したモータを備えて所要
数に(図では四つに)分割して設置して、先に落下され
た袋包装品から順に一個ずつ横送りするようになってい
る。その他の構成・作用は第一実施例と同一であるので
同一符号を付けて説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の袋包
装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰めする方法に
よれば、ベルトコンベア上を流れる袋包装品をロボット
ハンドの把持するコンベア外の所定位置へずれ重ね状態
に高速配列してダンボール箱へ積め込むことができる。
テスト結果によれば、毎分140個の箱詰めに十分に対
応できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の袋包装品をずれ重ね状態に
ダンボール箱へ箱詰めする方法の第一実施例に係り、シ
ャトル式ベルトコンベアのコンベア下流端が伸長した状
態を示す本発明方法を使用した袋包装品の箱詰め装置の
全体正面図、(b)は、コンベア下流端が縮小した状態
を示す同箱詰め装置の要部正面図、(c)は、バキュー
ム式マルチハンドが波形マルチトレイ上の袋包装品を吸
着し間隔を狭めてずれ重ねた状態を示す同箱詰め装置の
要部正面図。
【図2】上記第一実施例に係り、シャトル式ベルトコン
ベアと、横送り用ベルトコンベアと、横送りガイドと、
波形マルチトレイとの関係を示す平面図。
【図3】上記第一実施例に係り、横送り用ベルトコンベ
アと、横送りガイドと、波形マルチトレイと、ロボット
ハンドとの位置関係を示すとともに、四個の袋包装品を
吸着して段ボール箱内へ箱詰めする動作を説明するため
の工程図。
【図4】上記第一実施例に係り、袋包装品を次々に放物
落下させていくタイミングと、シャトル式ベルトコンベ
アの下流端の縮小するタイミングと、袋包装品の落下時
におけるシャトル式ベルトコンベアの下流端の横送り用
ベルトコンベアに対する位置関係を説明するための工程
図。
【図5】本発明の第二実施例に係り、コンベアベルトが
単一に形成された横送り用ベルトコンベアが使用された
ところを示す要部正面部。
【図6】本発明の第三実施例に係り、コンベアベルトが
傾斜した状態に横送り用ベルトコンベアが独立して四個
備えられたところを示す要部正面部。
【符号の説明】
10 ・・・シャトル式ベルトコンベア、 20 ・・・横送り用ベルトコンベア、 20a,20b,20c,20d ・・・コンベアベル
ト、 20e,20f,20g ・・・横送り爪、 30 ・・・横送りガイド、 40 ・・・波形マルチトレイ、 F ・・・袋包装品、 P ・・・バキュームパッド、 D ・・・ダンボール箱、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 57/14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア下流端が伸縮自在であるシャト
    ル式ベルトコンベアにより袋包装品を搬送して袋包装品
    が一個落下するごとにコンベア下流端を段階的に伸縮し
    ていくように、停止中の横送り用ベルトコンベア上へ所
    要数の袋包装品を次々に落下させ、該所要数の袋包装品
    を該横送り用ベルトコンベアと横送りガイドとで各袋包
    装品の落下前方側が持ち上がった状態にかつ袋間隔が近
    接した状態になるように受承し、次いで、横送り用ベル
    トコンベアを駆動してコンベアベルトに付設された横送
    り爪で袋包装品を先に落下された順に一個ずつ、または
    複数個一緒に押動していき波形マルチトレイ上へ送り渡
    して駆動停止し、波形マルチトレイ上の全ての袋包装品
    を個別に所要数のバキュームパッドで吸引把持した後、
    バキュームパッドの間隔を狭めて袋包装品が次々にずれ
    重なるようにしてダンボール箱内へ箱詰めすることを特
    徴とする袋包装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰
    めする方法。
JP24986793A 1993-09-10 1993-09-10 袋包装品をずれ重ね状態にダンボール箱へ箱詰めする方法 Pending JPH0776322A (ja)

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