JPH077204A - 半導体レーザ素子駆動回路 - Google Patents
半導体レーザ素子駆動回路Info
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- JPH077204A JPH077204A JP14361293A JP14361293A JPH077204A JP H077204 A JPH077204 A JP H077204A JP 14361293 A JP14361293 A JP 14361293A JP 14361293 A JP14361293 A JP 14361293A JP H077204 A JPH077204 A JP H077204A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 GaAsMESFETを用いたドライバ回路
において、電源電圧が変動しても一定の出力電流振幅を
得る。 【構成】 GaAsMESFETドライバ回路におい
て、出力FET4のドレイン側に電位検出回路13を設
けて出力電流振幅の平均値を求め、これと基準電流源1
2の出力を差動増幅器14にて比較増幅しその出力を電
圧制御電流源15に入力する。電圧制御電流源15では
入力電圧に比例した出力電流I1を有する。これをカレ
ントミラー電流源の基準電流に用いこれを制御する事で
一定のI2即ち出力電流振幅を得る構成とした。 【効果】 電源電圧変動時にも安定した出力電流振幅が
得られるように、簡単なDC回路を付加するのみでカレ
ントミラー電流源の基準電流を制御し絶えず一定の出力
電流振幅が得られる。
において、電源電圧が変動しても一定の出力電流振幅を
得る。 【構成】 GaAsMESFETドライバ回路におい
て、出力FET4のドレイン側に電位検出回路13を設
けて出力電流振幅の平均値を求め、これと基準電流源1
2の出力を差動増幅器14にて比較増幅しその出力を電
圧制御電流源15に入力する。電圧制御電流源15では
入力電圧に比例した出力電流I1を有する。これをカレ
ントミラー電流源の基準電流に用いこれを制御する事で
一定のI2即ち出力電流振幅を得る構成とした。 【効果】 電源電圧変動時にも安定した出力電流振幅が
得られるように、簡単なDC回路を付加するのみでカレ
ントミラー電流源の基準電流を制御し絶えず一定の出力
電流振幅が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、GaAsME
SFETを用いた半導体レーザ素子駆動回路において、
電源電圧が変化しても出力電流振幅が変動せず、安定し
た出力振幅の得られる半導体レーザ素子駆動回路に関す
るものである。
SFETを用いた半導体レーザ素子駆動回路において、
電源電圧が変化しても出力電流振幅が変動せず、安定し
た出力振幅の得られる半導体レーザ素子駆動回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来例1.図6は例えば特開平3−21
4935号公報に示された従来のGaAsMESFET
ドライバを一部変更したものであり、電流源をカレント
ミラー型の電流源にしている。図において、1は正相デ
ータ入力端子、2は逆相データ入力端子、3及び4は差
動対のFET、5はレーザダイオードLD、6は負荷抵
抗、7及び8はカレントミラー型電流源を構成するFE
T、9及び10はエミッタ抵抗、11は温度補償用のダ
イオードである。図7は説明のためのGaAsMESF
ETの静特性を示した図である。
4935号公報に示された従来のGaAsMESFET
ドライバを一部変更したものであり、電流源をカレント
ミラー型の電流源にしている。図において、1は正相デ
ータ入力端子、2は逆相データ入力端子、3及び4は差
動対のFET、5はレーザダイオードLD、6は負荷抵
抗、7及び8はカレントミラー型電流源を構成するFE
T、9及び10はエミッタ抵抗、11は温度補償用のダ
イオードである。図7は説明のためのGaAsMESF
ETの静特性を示した図である。
【0003】従来のGaAsMESFETドライバ回路
の動作について以下に説明する。正相データ入力端子1
に正相データ、及び逆相データ入力端子2に逆相データ
が入力されると、差動対構成のFET3及び4はスイッ
チング動作をし、FET3は正相データ、FET4は逆
相データに対応した電流をLD及び負荷抵抗6に長す。
FET7及び8はカレントミラー回路を構成しているF
ETであり、エミッタ抵抗9及び10を有している。仮
にエミッタ抵抗9と10の抵抗値が等しいとすれば、F
ET7に流れるI1とほぼ等しい電流がI2としてFE
T8に流れ、このI2によりFET3及び4の出力電流
波形のP−P値が決定される。この原理を以下で説明す
る。
の動作について以下に説明する。正相データ入力端子1
に正相データ、及び逆相データ入力端子2に逆相データ
が入力されると、差動対構成のFET3及び4はスイッ
チング動作をし、FET3は正相データ、FET4は逆
相データに対応した電流をLD及び負荷抵抗6に長す。
FET7及び8はカレントミラー回路を構成しているF
ETであり、エミッタ抵抗9及び10を有している。仮
にエミッタ抵抗9と10の抵抗値が等しいとすれば、F
ET7に流れるI1とほぼ等しい電流がI2としてFE
T8に流れ、このI2によりFET3及び4の出力電流
波形のP−P値が決定される。この原理を以下で説明す
る。
【0004】まずFET7及びそのエミッタ抵抗9及び
温度補償用ダイオード11にて決定される電流I1は以
下の式にて表現される。 I1=(VCC−VGS1 −VF )/R ただし、VGS1 はFET7のゲート−ソース間電圧、V
F は温度補償用ダイオード11にて生じる電圧降下、R
は抵抗9の抵抗値である。一方、FET8のゲートはF
ET7のゲートと接続されているため同電位である。F
ET7及び8が図7に示す静特性を有しているとすれ
ば、FET8のVDSに関係なく流れる電流I2はI1と
等しくなり、このI2をP−P値とする出力波形がFE
T3及び4で得られることとなる。
温度補償用ダイオード11にて決定される電流I1は以
下の式にて表現される。 I1=(VCC−VGS1 −VF )/R ただし、VGS1 はFET7のゲート−ソース間電圧、V
F は温度補償用ダイオード11にて生じる電圧降下、R
は抵抗9の抵抗値である。一方、FET8のゲートはF
ET7のゲートと接続されているため同電位である。F
ET7及び8が図7に示す静特性を有しているとすれ
ば、FET8のVDSに関係なく流れる電流I2はI1と
等しくなり、このI2をP−P値とする出力波形がFE
T3及び4で得られることとなる。
【0005】従来例2.図8は例えば特開平4−245
691号公報に示された従来の半導体レーザ素子駆動回
路である。図において31はレーザダイオード、32は
フォトダイオード、33はバッファ回路、34,35及
び36は基準電流源、37,38及び39は増幅器、4
0はピークホールド回路、41はボトムホールド回路、
42及び43は差動増幅器である。
691号公報に示された従来の半導体レーザ素子駆動回
路である。図において31はレーザダイオード、32は
フォトダイオード、33はバッファ回路、34,35及
び36は基準電流源、37,38及び39は増幅器、4
0はピークホールド回路、41はボトムホールド回路、
42及び43は差動増幅器である。
【0006】従来の半導体レーザ素子駆動回路の動作に
ついて以下で説明する。図8の半導体レーザ素子駆動回
路ではレーザダイオード31の出力光をフォトダイオー
ド32にてモニタし、レーザダイオード31の発光出力
の最大値及び最小値が常に一定となるようレーザダイオ
ード31に流す電流を変化させる構成となっている。即
ち入力信号DATA及び反転入力信号DATAがそれぞ
れバッファ回路33を介してトランジスタQ1,Q2の
ベースに印加される。レーザダイオード31は電源Vc
cとトランジスタQ1のコレクタとの間に挿入されてい
る。
ついて以下で説明する。図8の半導体レーザ素子駆動回
路ではレーザダイオード31の出力光をフォトダイオー
ド32にてモニタし、レーザダイオード31の発光出力
の最大値及び最小値が常に一定となるようレーザダイオ
ード31に流す電流を変化させる構成となっている。即
ち入力信号DATA及び反転入力信号DATAがそれぞ
れバッファ回路33を介してトランジスタQ1,Q2の
ベースに印加される。レーザダイオード31は電源Vc
cとトランジスタQ1のコレクタとの間に挿入されてい
る。
【0007】トランジスタQ1のコレクタはさらにソレ
ノイド44を介してトランジスタQ4のコレクタに接続
され、トランジスタQ2のコレクタは電源Vccに接続
されている。またトランジスタQ1,Q2はエミッタが
それぞれ共通にトランジスタQ3のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ3のエミッタは抵抗R1を介して接
地されている。
ノイド44を介してトランジスタQ4のコレクタに接続
され、トランジスタQ2のコレクタは電源Vccに接続
されている。またトランジスタQ1,Q2はエミッタが
それぞれ共通にトランジスタQ3のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ3のエミッタは抵抗R1を介して接
地されている。
【0008】トランジスタQ3のベースには差動増幅器
42の出力が印加される。差動増幅器42はピークホー
ルド回路40の出力と基準電流I2を電圧変換する増幅
器38の出力とを入力とする。増幅器37はフォトダイ
オード32の出力と基準電流I1を比較増幅し電圧変換
してピークホールド回路40に出力する。一方トランジ
スタQ4のベースには差動増幅器43の出力が印加され
る。差動増幅器43はボトムホールド回路41の出力と
基準電流I3を電圧変換する増幅器39の出力とを入力
とする。増幅器37はフォトダイオード32の出力と基
準電流I1を比較増幅し電圧変換してボトムホールド回
路41に出力する。トランジスタQ4のエミッタは抵抗
R2を介して接地されている。フォトダイオード32の
一端は電源Vccに接続されている。
42の出力が印加される。差動増幅器42はピークホー
ルド回路40の出力と基準電流I2を電圧変換する増幅
器38の出力とを入力とする。増幅器37はフォトダイ
オード32の出力と基準電流I1を比較増幅し電圧変換
してピークホールド回路40に出力する。一方トランジ
スタQ4のベースには差動増幅器43の出力が印加され
る。差動増幅器43はボトムホールド回路41の出力と
基準電流I3を電圧変換する増幅器39の出力とを入力
とする。増幅器37はフォトダイオード32の出力と基
準電流I1を比較増幅し電圧変換してボトムホールド回
路41に出力する。トランジスタQ4のエミッタは抵抗
R2を介して接地されている。フォトダイオード32の
一端は電源Vccに接続されている。
【0009】前記半導体レーザ素子駆動回路では、フォ
トダイオード32の出力電流の最大値と基準電流I1の
差電流と、基準電流I2とを入力する差動増幅器42の
出力でレーザダイオード31に流れる変調電流の値が決
定される。また、レーザダイオード31に流すバイアス
電流の値は、フォトダイオード32にの出力電流の最小
値と基準電流I1の差電流と基準電流I3とを入力する
差動増幅器43の出力で決定される。従って、レーザダ
イオード31の発光出力は、基準電流I1及びI2にて
最大光出力、基準電流I1及びI3にて最小光出力がそ
れぞれ決定され、基準電流I1〜I3により平均光出
力、消光比が決定される。
トダイオード32の出力電流の最大値と基準電流I1の
差電流と、基準電流I2とを入力する差動増幅器42の
出力でレーザダイオード31に流れる変調電流の値が決
定される。また、レーザダイオード31に流すバイアス
電流の値は、フォトダイオード32にの出力電流の最小
値と基準電流I1の差電流と基準電流I3とを入力する
差動増幅器43の出力で決定される。従って、レーザダ
イオード31の発光出力は、基準電流I1及びI2にて
最大光出力、基準電流I1及びI3にて最小光出力がそ
れぞれ決定され、基準電流I1〜I3により平均光出
力、消光比が決定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来例1に示したよう
に、GaAsMESFETを用いたドライバ回路におい
てGaAsMESFETの静特性が図9に示す特性、即
ちトランジスタの飽和領域においてもVDSの変動により
ID が変動する特性を有する場合、もし電源変動により
VDSが変動すると、カレントミラー電流源のI1が一定
であるにもかかわらずI2が変動し、それにより差動対
FETの出力波形のP−P値が変動するという問題点が
あった。
に、GaAsMESFETを用いたドライバ回路におい
てGaAsMESFETの静特性が図9に示す特性、即
ちトランジスタの飽和領域においてもVDSの変動により
ID が変動する特性を有する場合、もし電源変動により
VDSが変動すると、カレントミラー電流源のI1が一定
であるにもかかわらずI2が変動し、それにより差動対
FETの出力波形のP−P値が変動するという問題点が
あった。
【0011】また、従来例2に示した半導体レーザ素子
駆動回路においてピークホールド回路及びボトムホール
ド回路は高速動作を必要とする回路であり、伝送ビット
レートの高速化に伴いより高速なデバイスにて構成され
る必要が生じる。GaAsMESFETを用いて半導体
レーザ素子駆動回路を構成した場合伝送ビットレートは
2Gb/s以上が想定されるが、このような高速光伝送
において前記ピークホールド回路及びボトムホールド回
路を歩留りよく製造することは困難になる。
駆動回路においてピークホールド回路及びボトムホール
ド回路は高速動作を必要とする回路であり、伝送ビット
レートの高速化に伴いより高速なデバイスにて構成され
る必要が生じる。GaAsMESFETを用いて半導体
レーザ素子駆動回路を構成した場合伝送ビットレートは
2Gb/s以上が想定されるが、このような高速光伝送
において前記ピークホールド回路及びボトムホールド回
路を歩留りよく製造することは困難になる。
【0012】GaAsMESFETを用いた半導体レー
ザ素子駆動回路を使用し高ビットレートの光送信器を構
成する場合、レーザ素子の特性を安定化するためATC
(Automatic Temperature Control )回路が使用され
る。これはレーザダイオードのジャンクション温度を一
定に保ちレーザダイオードのP−I特性を一定に保つ回
路である。レーザダイオードの温度特性が一定であれ
ば、半導体レーザ素子駆動回路の変調電流振幅が常時一
定であれば光出力の振幅及び消光比は一定に保つことが
可能となる。
ザ素子駆動回路を使用し高ビットレートの光送信器を構
成する場合、レーザ素子の特性を安定化するためATC
(Automatic Temperature Control )回路が使用され
る。これはレーザダイオードのジャンクション温度を一
定に保ちレーザダイオードのP−I特性を一定に保つ回
路である。レーザダイオードの温度特性が一定であれ
ば、半導体レーザ素子駆動回路の変調電流振幅が常時一
定であれば光出力の振幅及び消光比は一定に保つことが
可能となる。
【0013】しかしGaAsMESFETを用いた半導
体レーザ素子駆動回路は、電源電圧変動に対して非常に
敏感であり、電源電圧が変動すればその出力振幅も変動
する。以下図9、図10を用いてこの原因について説明
する。
体レーザ素子駆動回路は、電源電圧変動に対して非常に
敏感であり、電源電圧が変動すればその出力振幅も変動
する。以下図9、図10を用いてこの原因について説明
する。
【0014】図10にGaAsMESFETを用いた半
導体レーザ素子駆動回路を簡略化して示した。図におい
て正相信号DATAと逆相信号DATAがFETQ1及
びQ2のゲートに入力され、Q1及びQ2のドレインと
Vcc間にはレーザLD及び負荷抵抗R1が設けられ正
相信号DATA及び逆相信号DATAに準じた電流が流
れるよう構成されている。FETQ1及びQ2のソース
はFETQ3のドレインに共通に接続され、FETQ3
のソースは接地されている。FETQ3のゲートには基
準電流源I1が接続されカレントミラー型の電流源を構
成しておりI1とほぼ等しい電流I2をドレイン電流と
して流す構成となっている。この半導体レーザ素子駆動
回路においてGaAsMESFETの静特性が図9に示
す特性、すなわちトランジスタの飽和領域においてもV
DSの変動によりID が変動する特性を有する場合を考え
る。正相信号DATAと逆相信号DATAは一般にVc
c側にレギュレートされており即ちFETQ1及びQ2
のゲートもVccからみて固定である。もし電源変動に
よりVccが初期値Vcc1からVcc2へ変動幅をΔ
Vccで変動したとする。この時FETQ3のVDSは初
期値VDS(@Vcc1)からVDS(@Vcc2)へΔV
ccだけ変動する。この時FETQ3の出力電流I2は
ΔID だけ変動することになる。FETQ1及びQ2の
出力電流振幅はQ3の出力電流I2と等しいため、即ち
出力電流振幅もΔID だけ変動してしまうという問題が
あった。
導体レーザ素子駆動回路を簡略化して示した。図におい
て正相信号DATAと逆相信号DATAがFETQ1及
びQ2のゲートに入力され、Q1及びQ2のドレインと
Vcc間にはレーザLD及び負荷抵抗R1が設けられ正
相信号DATA及び逆相信号DATAに準じた電流が流
れるよう構成されている。FETQ1及びQ2のソース
はFETQ3のドレインに共通に接続され、FETQ3
のソースは接地されている。FETQ3のゲートには基
準電流源I1が接続されカレントミラー型の電流源を構
成しておりI1とほぼ等しい電流I2をドレイン電流と
して流す構成となっている。この半導体レーザ素子駆動
回路においてGaAsMESFETの静特性が図9に示
す特性、すなわちトランジスタの飽和領域においてもV
DSの変動によりID が変動する特性を有する場合を考え
る。正相信号DATAと逆相信号DATAは一般にVc
c側にレギュレートされており即ちFETQ1及びQ2
のゲートもVccからみて固定である。もし電源変動に
よりVccが初期値Vcc1からVcc2へ変動幅をΔ
Vccで変動したとする。この時FETQ3のVDSは初
期値VDS(@Vcc1)からVDS(@Vcc2)へΔV
ccだけ変動する。この時FETQ3の出力電流I2は
ΔID だけ変動することになる。FETQ1及びQ2の
出力電流振幅はQ3の出力電流I2と等しいため、即ち
出力電流振幅もΔID だけ変動してしまうという問題が
あった。
【0015】この発明は前記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、GaAsMESFET等の
素子を用いた半導体レーザ素子駆動回路において、Ga
AsMESFET等の素子の静特性によらず電源電圧が
変動しても安定な出力電流振幅が得られる回路を簡単な
DC回路を付加する事で実現することを目的とする。
ためになされたものであり、GaAsMESFET等の
素子を用いた半導体レーザ素子駆動回路において、Ga
AsMESFET等の素子の静特性によらず電源電圧が
変動しても安定な出力電流振幅が得られる回路を簡単な
DC回路を付加する事で実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体レ
ーザ素子駆動回路は基準電圧源と電位検出回路と差動増
幅器と電圧制御電流源を設け、出力電流振幅を平均値と
して電位検出器にて検出し基準電圧源の出力と比較し差
動増幅回路にて増幅した後、その出力電圧により制御さ
れる電圧制御電流源にて出力する様構成し、電源電圧変
動時にもカレントミラー回路の基準電流I1を制御する
手段を備えたものである。
ーザ素子駆動回路は基準電圧源と電位検出回路と差動増
幅器と電圧制御電流源を設け、出力電流振幅を平均値と
して電位検出器にて検出し基準電圧源の出力と比較し差
動増幅回路にて増幅した後、その出力電圧により制御さ
れる電圧制御電流源にて出力する様構成し、電源電圧変
動時にもカレントミラー回路の基準電流I1を制御する
手段を備えたものである。
【0017】請求項2記載の半導体レーザ素子駆動回路
はマーク率検出回路と電位検出回路と差動増幅器と電圧
制御電流源を設け、出力電流波形のP−P値を平均値と
して電位検出回路にて検出し基準電圧源の変わりにマー
ク率検出回路を基準とし両者の出力電圧を比較し差動増
幅回路にて増幅した後、その出力電圧により制御される
電圧制御電流源にて出力する様構成し、電源電圧変動に
加えマーク率が変動した際にもカレントミラー回路の基
準電流I1制御する手段を備えたものである。
はマーク率検出回路と電位検出回路と差動増幅器と電圧
制御電流源を設け、出力電流波形のP−P値を平均値と
して電位検出回路にて検出し基準電圧源の変わりにマー
ク率検出回路を基準とし両者の出力電圧を比較し差動増
幅回路にて増幅した後、その出力電圧により制御される
電圧制御電流源にて出力する様構成し、電源電圧変動に
加えマーク率が変動した際にもカレントミラー回路の基
準電流I1制御する手段を備えたものである。
【0018】請求項3記載の半導体レーザ素子駆動回路
は基準電圧源と電源電圧検出回路と差動増幅器と電圧制
御電流源を設け、電源電圧検出回路と基準電圧源の両出
力を差動増幅器にて増幅した後、その出力電圧により制
御される電圧制御電流源にて出力する様構成し、電源電
圧変動が変動した際にもカレントミラー回路の基準電流
I1を制御する手段を備えたものである。
は基準電圧源と電源電圧検出回路と差動増幅器と電圧制
御電流源を設け、電源電圧検出回路と基準電圧源の両出
力を差動増幅器にて増幅した後、その出力電圧により制
御される電圧制御電流源にて出力する様構成し、電源電
圧変動が変動した際にもカレントミラー回路の基準電流
I1を制御する手段を備えたものである。
【0019】
【作用】この発明における半導体レーザ素子駆動回路は
カレントミラー回路の基準電流I1を制御することによ
りI2及び出力電流振幅が絶えず一定となるよう構成し
たものである。
カレントミラー回路の基準電流I1を制御することによ
りI2及び出力電流振幅が絶えず一定となるよう構成し
たものである。
【0020】この発明による出力電流振幅安定化の原理
を図1により説明する。図1はGaAsMESFETの
静特性の一例を示したものである。初期にGaAsME
SFETがVGS1 ,VDS1 を有していたとすると、この
時生じるドレイン電流はID1となる。ここで電源電圧が
減少したことによりVDS1 がVDS2 になったとするとド
レイン電流も減少しID2となる(矢印A)。この時VGS
を制御しVGS2 とすればID2はもとのID1となる(矢印
B)。電源電圧が増加した場合はこれと逆の動作をすれ
ばやはりドレイン電流はID1のままになる(矢印C,
D)。これを本発明では電流制御することでVGSを等価
的に制御しようとするものである。
を図1により説明する。図1はGaAsMESFETの
静特性の一例を示したものである。初期にGaAsME
SFETがVGS1 ,VDS1 を有していたとすると、この
時生じるドレイン電流はID1となる。ここで電源電圧が
減少したことによりVDS1 がVDS2 になったとするとド
レイン電流も減少しID2となる(矢印A)。この時VGS
を制御しVGS2 とすればID2はもとのID1となる(矢印
B)。電源電圧が増加した場合はこれと逆の動作をすれ
ばやはりドレイン電流はID1のままになる(矢印C,
D)。これを本発明では電流制御することでVGSを等価
的に制御しようとするものである。
【0021】
【実施例】実施例1.図2は請求項1記載の発明に係る
半導体レーザ素子駆動回路の一実施例を示す図である。
図において、1は正相データ入力端子、2は逆相データ
入力端子、3及び4は差動対のFET、5はLD、6は
負荷抵抗、7及び8はカレントミラー型電流源を構成す
るFET、9及び10はソース抵抗、12は基準電圧
源、13は電位検出回路、14は差動増幅器、15は電
圧制御電流源である。電位検出回路13はFET4のド
レインに接続され負荷抵抗6により生じる電圧降下を検
出する。基準電圧源12と電位検出回路13の出力は差
動増幅器14に入力され、差動増幅器14の出力は電圧
制御電流源15に接続される。電圧制御電流源15の出
力はFET7のドレインに接続される。
半導体レーザ素子駆動回路の一実施例を示す図である。
図において、1は正相データ入力端子、2は逆相データ
入力端子、3及び4は差動対のFET、5はLD、6は
負荷抵抗、7及び8はカレントミラー型電流源を構成す
るFET、9及び10はソース抵抗、12は基準電圧
源、13は電位検出回路、14は差動増幅器、15は電
圧制御電流源である。電位検出回路13はFET4のド
レインに接続され負荷抵抗6により生じる電圧降下を検
出する。基準電圧源12と電位検出回路13の出力は差
動増幅器14に入力され、差動増幅器14の出力は電圧
制御電流源15に接続される。電圧制御電流源15の出
力はFET7のドレインに接続される。
【0022】次に動作について説明する。正相データ入
力端子1及び逆相データ入力端子2にデータ信号が入力
されると差動対構成のFET3及び4はスイッチング動
作をし、FET3は正相データ、FET4は逆相データ
に対応した電流をLD5及び負荷抵抗6に出力する。F
ET7及び8はカレントミラー回路を構成しているFE
Tでありソース抵抗9及び10を有している。仮にソー
ス抵抗9及び10の抵抗値が等しければFET7に流れ
る電流I1とほぼ等しい電流がI2としてFET8に流
れ、このI2によりFET3及び4の出力電流振幅値が
決定される。ここで基準電圧源12は電源電圧によらず
一定の出力電圧を有している。電位検出回路13はFE
T4のドレインに接続され負荷抵抗6による電圧降下を
検出する。この電位検出回路13は伝送速度に比較して
低い帯域を有しFET4の出力電流振幅値を平均化し
(出力電流波形のP−P値を平均値にし)、DC電圧に
て出力する。差動増幅器14では前記の2出力電圧を比
較増幅しその出力を電圧制御電流源15に入力する。電
圧制御電流源15は入力電圧に比例した出力電流を有す
るよう構成されておりその出力はFET7に入力されカ
レントミラー回路の基準電流I1となる。
力端子1及び逆相データ入力端子2にデータ信号が入力
されると差動対構成のFET3及び4はスイッチング動
作をし、FET3は正相データ、FET4は逆相データ
に対応した電流をLD5及び負荷抵抗6に出力する。F
ET7及び8はカレントミラー回路を構成しているFE
Tでありソース抵抗9及び10を有している。仮にソー
ス抵抗9及び10の抵抗値が等しければFET7に流れ
る電流I1とほぼ等しい電流がI2としてFET8に流
れ、このI2によりFET3及び4の出力電流振幅値が
決定される。ここで基準電圧源12は電源電圧によらず
一定の出力電圧を有している。電位検出回路13はFE
T4のドレインに接続され負荷抵抗6による電圧降下を
検出する。この電位検出回路13は伝送速度に比較して
低い帯域を有しFET4の出力電流振幅値を平均化し
(出力電流波形のP−P値を平均値にし)、DC電圧に
て出力する。差動増幅器14では前記の2出力電圧を比
較増幅しその出力を電圧制御電流源15に入力する。電
圧制御電流源15は入力電圧に比例した出力電流を有す
るよう構成されておりその出力はFET7に入力されカ
レントミラー回路の基準電流I1となる。
【0023】今、電源電圧の減少によりFET8のVDS
が減少し、差動対FET3・4の出力電流振幅値(出力
電流波形のP−P値)が減少したとする。この時電位検
出回路13の入力は上昇し(Vccに近づき)、これに
より出力も上昇する。一方基準電圧源12の出力は固定
である。差動増幅器14ではこれをうけ電位検出回路1
3の出力変動をG倍して出力する。電圧制御電流源15
ではこれを受け出力電流I1が増加する。この結果I1
が増加すればI2も同時に増加し差動対FET3・4の
出力電流振幅値(出力電流波形のP−P値)は増加し元
の値となる。電源電圧が増加した際にはこれと逆の動作
がおきやはり出力電流振幅値(出力電流波形のP−P
値)は元の値となる。
が減少し、差動対FET3・4の出力電流振幅値(出力
電流波形のP−P値)が減少したとする。この時電位検
出回路13の入力は上昇し(Vccに近づき)、これに
より出力も上昇する。一方基準電圧源12の出力は固定
である。差動増幅器14ではこれをうけ電位検出回路1
3の出力変動をG倍して出力する。電圧制御電流源15
ではこれを受け出力電流I1が増加する。この結果I1
が増加すればI2も同時に増加し差動対FET3・4の
出力電流振幅値(出力電流波形のP−P値)は増加し元
の値となる。電源電圧が増加した際にはこれと逆の動作
がおきやはり出力電流振幅値(出力電流波形のP−P
値)は元の値となる。
【0024】図2においては、電位検出回路13を差動
構成の一対のFET3と4のうち逆相側FET4のドレ
イン端子に接続する場合を示したが、図3に示すよう
に、電位検出回路13を差動構成の一対のFET3と4
のうち正相側FET3のドレイン端子に接続するように
しても構わない。
構成の一対のFET3と4のうち逆相側FET4のドレ
イン端子に接続する場合を示したが、図3に示すよう
に、電位検出回路13を差動構成の一対のFET3と4
のうち正相側FET3のドレイン端子に接続するように
しても構わない。
【0025】以上のようにこの実施例は、正相データ入
力端子と逆相データ入力端子と、差動構成の一対のGa
AsMESFETと、前記一対のFETのドレインに接
続された負荷と、前記一対のFETの共通ソースにドレ
インが接続される電流源としてのFETと、前記電流源
としてのFETとカレントミラー回路構成となる基準電
流源とを備えたGaAsMESFET半導体レーザ素子
駆動回路において、基準電圧源と、前記差動構成の一対
のFETの正相側又は逆相側のドレイン端子に接続する
電位検出回路と、前記基準電圧源と電位検出回路の両出
力を比較増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器出力を
入力とし、その出力が前記カレントミラー構成の基準電
流源の入力と接続された電圧制御電流源とを備えたこと
を特徴とする。
力端子と逆相データ入力端子と、差動構成の一対のGa
AsMESFETと、前記一対のFETのドレインに接
続された負荷と、前記一対のFETの共通ソースにドレ
インが接続される電流源としてのFETと、前記電流源
としてのFETとカレントミラー回路構成となる基準電
流源とを備えたGaAsMESFET半導体レーザ素子
駆動回路において、基準電圧源と、前記差動構成の一対
のFETの正相側又は逆相側のドレイン端子に接続する
電位検出回路と、前記基準電圧源と電位検出回路の両出
力を比較増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器出力を
入力とし、その出力が前記カレントミラー構成の基準電
流源の入力と接続された電圧制御電流源とを備えたこと
を特徴とする。
【0026】実施例2.図4は請求項2記載の発明の一
実施例を示す構成図である。図において1〜10は実施
例1と同様である。13は電位検出回路、14は差動増
幅器、15は電圧制御電流源、16はマーク率検出回路
である。マーク率検出回路16は正相データ入力端子1
(又は逆相データ入力端子3)に接続され、その出力は
差動増幅器14に接続される。
実施例を示す構成図である。図において1〜10は実施
例1と同様である。13は電位検出回路、14は差動増
幅器、15は電圧制御電流源、16はマーク率検出回路
である。マーク率検出回路16は正相データ入力端子1
(又は逆相データ入力端子3)に接続され、その出力は
差動増幅器14に接続される。
【0027】次に動作について説明する。GaAsME
SFET半導体レーザ素子駆動部1〜10の動作は実施
例1と同様である。マーク率検出回路16は正相又は逆
相のデータからマーク率を検出し出力しその出力は差動
増幅器14に入力され基準電圧となる。電位検出回路1
3はFET4のドレインに接続され負荷抵抗6による電
圧降下を検出する。この電位検出回路13は伝送速度に
比較して低い帯域を有しFET4の出力電流波形のP−
P値を平均値にしDC電圧にて出力する。差動増幅器1
4では前記の2出力電圧を比較増幅しその出力を電圧制
御電流源15に入力する。電圧制御電流源15は入力電
圧に比例した出力電流を有するよう構成されておりその
出力はFET7に入力されカレントミラー回路の基準電
流I1となる。今、電源電圧の減少によりFET8のV
DSが減少し、差動対FET3・4の出力電流波形のP−
P値が減少したとする。この時電位検出回路13の入力
は上昇し(Vccに近づき)これにより出力も上昇す
る。一方マーク率検出回路16の出力は各マーク率にお
いて固定である。14ではこれをうけ電位検出回路13
の出力変動をG倍して出力する。電圧制御電流源15で
はこれを受け出力電流I1が増加する。この結果I1が
増加すればI2も同時に増加し差動対FET3・4の出
力電流波形のP−P値が増加し元の値となる。電源電圧
が増加した際にはこれと逆の動作がおきやはり出力電流
波形のP−P値は元の値となる。またマーク率が変化し
た場合には、マーク率検出回路16及び電位検出回路1
3の出力もそれに比例して変化するため、マーク率が変
化する場合でも安定した出力電流振幅値(出力電流波形
のP−P値)が得られる。
SFET半導体レーザ素子駆動部1〜10の動作は実施
例1と同様である。マーク率検出回路16は正相又は逆
相のデータからマーク率を検出し出力しその出力は差動
増幅器14に入力され基準電圧となる。電位検出回路1
3はFET4のドレインに接続され負荷抵抗6による電
圧降下を検出する。この電位検出回路13は伝送速度に
比較して低い帯域を有しFET4の出力電流波形のP−
P値を平均値にしDC電圧にて出力する。差動増幅器1
4では前記の2出力電圧を比較増幅しその出力を電圧制
御電流源15に入力する。電圧制御電流源15は入力電
圧に比例した出力電流を有するよう構成されておりその
出力はFET7に入力されカレントミラー回路の基準電
流I1となる。今、電源電圧の減少によりFET8のV
DSが減少し、差動対FET3・4の出力電流波形のP−
P値が減少したとする。この時電位検出回路13の入力
は上昇し(Vccに近づき)これにより出力も上昇す
る。一方マーク率検出回路16の出力は各マーク率にお
いて固定である。14ではこれをうけ電位検出回路13
の出力変動をG倍して出力する。電圧制御電流源15で
はこれを受け出力電流I1が増加する。この結果I1が
増加すればI2も同時に増加し差動対FET3・4の出
力電流波形のP−P値が増加し元の値となる。電源電圧
が増加した際にはこれと逆の動作がおきやはり出力電流
波形のP−P値は元の値となる。またマーク率が変化し
た場合には、マーク率検出回路16及び電位検出回路1
3の出力もそれに比例して変化するため、マーク率が変
化する場合でも安定した出力電流振幅値(出力電流波形
のP−P値)が得られる。
【0028】以上のようにこの実施例は、正相データ入
力端子と逆相データ入力端子と、差動一対のGaAsM
ESFETと、前記一対のFETのドレインに接続され
た負荷と、前記一対のFETの共通ソースにドレインが
接続される電流源としてのFETと、前記電流源として
のFETとカレントミラー回路構成となる基準電流源と
を備えたGaAsMESFET半導体レーザ素子駆動回
路において、前記正相データ入力端子又は前記逆相デー
タ入力端子に接続され該マーク率を検出するマーク率検
出回路と、前記差動構成の一対のFETの正相側又は逆
相側のドレイン端子に接続する電位検出回路と、前記マ
ーク率検出回路と電位検出回路の両出力を比較増幅する
差動増幅器と、前記差動増幅器出力を入力とし、その出
力が前記カレントミラー構成の基準電流源の入力と接続
された電圧制御電流源とを備えたことを特徴とする。
力端子と逆相データ入力端子と、差動一対のGaAsM
ESFETと、前記一対のFETのドレインに接続され
た負荷と、前記一対のFETの共通ソースにドレインが
接続される電流源としてのFETと、前記電流源として
のFETとカレントミラー回路構成となる基準電流源と
を備えたGaAsMESFET半導体レーザ素子駆動回
路において、前記正相データ入力端子又は前記逆相デー
タ入力端子に接続され該マーク率を検出するマーク率検
出回路と、前記差動構成の一対のFETの正相側又は逆
相側のドレイン端子に接続する電位検出回路と、前記マ
ーク率検出回路と電位検出回路の両出力を比較増幅する
差動増幅器と、前記差動増幅器出力を入力とし、その出
力が前記カレントミラー構成の基準電流源の入力と接続
された電圧制御電流源とを備えたことを特徴とする。
【0029】実施例3.図5は請求項3記載の発明の一
実施例を示す図である。図において1〜10は実施例1
と同様である。12は基準電圧源、17は電源電圧検出
回路、14は差動増幅回路、15は電圧制御電流源であ
る。基準電圧源12の出力及び電源電圧検出回路17の
出力は差動増幅回路14に入力され、差動増幅回路14
の出力は電圧制御電流源15に接続される。電圧制御電
流源15の出力はFET7のドレインに接続される。
実施例を示す図である。図において1〜10は実施例1
と同様である。12は基準電圧源、17は電源電圧検出
回路、14は差動増幅回路、15は電圧制御電流源であ
る。基準電圧源12の出力及び電源電圧検出回路17の
出力は差動増幅回路14に入力され、差動増幅回路14
の出力は電圧制御電流源15に接続される。電圧制御電
流源15の出力はFET7のドレインに接続される。
【0030】次に動作について説明する。GaAsME
SFET半導体レーザ素子駆動部1〜10の動作は請求
項1の実施例と同様である。基準電圧源12は電源電圧
によらず一定の出力電圧を有している。電源電圧検出回
路17は電源電圧に比例した電圧を出力する。差動増幅
器14では前記の2出力電圧を比較増幅しその出力を電
圧制御電流源15に入力する。電圧制御電流源15は入
力電圧に比例した出力電流を有するよう構成されており
その出力はFET7に入力されカレントミラー回路の基
準電流I1となる。今、電源電圧が減少した場合、電源
電圧検出回路17の出力は減少し(GNDに近づき)こ
れにより出力も減少する。一方基準電圧源12の出力は
固定である。差動増幅器14ではこれをうけ電源電圧検
出回路17の出力変動をG倍して出力する。この時Gは
電源変動による出力電流振幅値(出力電流波形のP−P
値)が一定となる様設定しておく必要がある。15では
これを受け出力電流I1が増加する。この結果I1が増
加すればI2も同時に増加し差動対FET3・4の出力
電流振幅値(出力電流波形のP−P値)が増加し元の値
となる。電源電圧が増加した際にはこれと逆の動作がお
きやはり出力電流振幅値(出力電流波形のP−P値)は
元の値となる。
SFET半導体レーザ素子駆動部1〜10の動作は請求
項1の実施例と同様である。基準電圧源12は電源電圧
によらず一定の出力電圧を有している。電源電圧検出回
路17は電源電圧に比例した電圧を出力する。差動増幅
器14では前記の2出力電圧を比較増幅しその出力を電
圧制御電流源15に入力する。電圧制御電流源15は入
力電圧に比例した出力電流を有するよう構成されており
その出力はFET7に入力されカレントミラー回路の基
準電流I1となる。今、電源電圧が減少した場合、電源
電圧検出回路17の出力は減少し(GNDに近づき)こ
れにより出力も減少する。一方基準電圧源12の出力は
固定である。差動増幅器14ではこれをうけ電源電圧検
出回路17の出力変動をG倍して出力する。この時Gは
電源変動による出力電流振幅値(出力電流波形のP−P
値)が一定となる様設定しておく必要がある。15では
これを受け出力電流I1が増加する。この結果I1が増
加すればI2も同時に増加し差動対FET3・4の出力
電流振幅値(出力電流波形のP−P値)が増加し元の値
となる。電源電圧が増加した際にはこれと逆の動作がお
きやはり出力電流振幅値(出力電流波形のP−P値)は
元の値となる。
【0031】以上のようにこの実施例は、正相データ入
力端子と逆相データ入力端子と、差動構成の一対のGa
AsMESFETと、前記一対のFETのドレインに接
続された負荷と、前記一対のFETの共通ソースにドレ
インが接続される電流源としてのFETと、前記電流源
としてのFETとカレントミラー回路構成となる基準電
流源とを備えたGaAsMESFET半導体レーザ素子
駆動回路において、基準電圧源と、電源電圧源検出回路
と、前記基準電圧源と電源電圧検出回路の両出力を比較
増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器出力を入力と
し、その出力が前記カレントミラー構成の基準電流源の
入力と接続された電圧制御電流源とを備えたことを特徴
とする。
力端子と逆相データ入力端子と、差動構成の一対のGa
AsMESFETと、前記一対のFETのドレインに接
続された負荷と、前記一対のFETの共通ソースにドレ
インが接続される電流源としてのFETと、前記電流源
としてのFETとカレントミラー回路構成となる基準電
流源とを備えたGaAsMESFET半導体レーザ素子
駆動回路において、基準電圧源と、電源電圧源検出回路
と、前記基準電圧源と電源電圧検出回路の両出力を比較
増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器出力を入力と
し、その出力が前記カレントミラー構成の基準電流源の
入力と接続された電圧制御電流源とを備えたことを特徴
とする。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1,3記載の発明に
よれば、半導体レーザ素子駆動回路において、簡単なD
C回路を付加するのみで、電源電圧変動時にも安定した
出力電流振幅を有する半導体レーザ素子駆動回路を得る
ことができる。また請求項2記載の発明によれば電源電
圧変動にプラスしてマーク率変動時にもやはり出力電流
振幅は一定の値を得ることができる。
よれば、半導体レーザ素子駆動回路において、簡単なD
C回路を付加するのみで、電源電圧変動時にも安定した
出力電流振幅を有する半導体レーザ素子駆動回路を得る
ことができる。また請求項2記載の発明によれば電源電
圧変動にプラスしてマーク率変動時にもやはり出力電流
振幅は一定の値を得ることができる。
【図1】本発明によるGaAsMESFET静特性の補
償方法原理図。
償方法原理図。
【図2】請求項1に係る発明の実施例を示す図。
【図3】請求項1に係る発明の実施例を示す図。
【図4】請求項2に係る発明の実施例を示す図。
【図5】請求項3に係る発明の実施例を示す図。
【図6】従来の半導体レーザ素子駆動回路を示す図。
【図7】GaAsMESFET静特性図。
【図8】従来の半導体レーザ素子駆動回路を示す図。
【図9】GaAsMESFET静特性図。
【図10】GaAsMESFET半導体レーザ素子駆動
回路の略図。
回路の略図。
1 正相データ入力端子 2 逆相データ入力端子 3 GaAsMESFET 4 GaAsMESFET 5 光源としてのLD 6 負荷抵抗 7 GaAsMESFET 8 GaAsMESFET 9 エミッタ抵抗 10 エミッタ抵抗 11 温度補償用ダイオード 12 基準電圧源 13 電位検出回路 14 差動増幅器 15 電圧制御電流源 16 マーク率検出回路 17 電源電圧検出回路 31 レーザダイオード 32 フォトダイオード 33 バッファ回路 34 基準電流源 35 基準電流源 36 基準電流源 37 増幅器 38 増幅器 39 増幅器 40 ピークホールド回路 41 ボトムホールド回路 42 差動増幅器 43 差動増幅器
Claims (3)
- 【請求項1】 正相データ入力端子と逆相データ入力端
子と、差動構成の一対のFETと、前記一対のFETの
ドレインに接続された負荷と、前記一対のFETの共通
ソースにドレインが接続される電流源としてのFET
と、前記電流源としてのFETとカレントミラー回路構
成となる基準電流源とを備えた半導体レーザ素子駆動回
路において、基準電圧源と、前記差動構成の一対のFE
Tの正相側と逆相側のいずれかのドレイン端子に接続す
る電位検出回路と、前記基準電圧源と電位検出回路の両
出力を比較増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器出力
を入力としその出力が前記カレントミラー回路構成の基
準電流源の入力と接続された電圧制御電流源とを備えた
ことを特徴とする半導体レーザ素子駆動回路。 - 【請求項2】 正相データ入力端子と逆相データ入力端
子と、差動構成の一対のFETと、前記一対のFETの
ドレインに接続された負荷と、前記一対のFETの共通
ソースにドレインが接続される電流源としてのFET
と、前記電流源としてのFETとカレントミラー回路構
成となる基準電流源とを備えた半導体レーザ素子駆動回
路において、前記正相データ入力端子又は前記逆相デー
タ入力端子に接続され該マーク率を検出するマーク率検
出回路と、前記差動構成の一対のFETの正相側と逆相
側のいずれかのドレイン端子に接続する電位検出回路
と、前記マーク率検出回路と電位検出回路の両出力を比
較増幅する差動増幅器と、前記差動増幅器出力を入力と
しその出力が前記カレントミラー回路構成の基準電流源
の入力と接続された電圧制御電流源とを備えたことを特
徴とする半導体レーザ素子駆動回路。 - 【請求項3】 正相データ入力端子と逆相データ入力端
子と、差動構成の一対のFETと、前記一対のFETの
ドレインに接続された負荷と、前記負荷に接続された電
源と、前記一対のFETの共通ソースにドレインが接続
される電流源としてのFETと、前記電流源としてのF
ETとカレントミラー回路構成となる基準電流源とを備
えた半導体レーザ素子駆動回路において、基準電圧源
と、電源電圧検出回路と、前記基準電圧源と電源電圧検
出回路の両出力を比較増幅する差動増幅器と、前記差動
増幅器出力を入力としその出力が前記カレントミラー回
路構成の基準電流源の入力と接続された電圧制御電流源
とを備えたことを特徴とする半導体レーザ素子駆動回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14361293A JPH077204A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 半導体レーザ素子駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14361293A JPH077204A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 半導体レーザ素子駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077204A true JPH077204A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15342792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14361293A Pending JPH077204A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 半導体レーザ素子駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077204A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0791876A2 (en) * | 1996-02-26 | 1997-08-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Current mirror circuit and signal processing circuit |
EP0924823A1 (en) * | 1997-12-17 | 1999-06-23 | Hewlett-Packard Company | Driver circuit for a solid state optical emitter device |
WO2009011019A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Mitsubishi Electric Corporation | 光送信器 |
JP2009231362A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体レーザ駆動回路 |
TWI423542B (zh) * | 2011-05-31 | 2014-01-11 | Amtek Semiconductor Co Ltd | 雷射二極體控制電路及應用此電路之雷射二極體控制裝置 |
CN117080860A (zh) * | 2023-10-16 | 2023-11-17 | 成都明夷电子科技有限公司 | 调制电流控制电路及数据传输电路 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14361293A patent/JPH077204A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0791876A2 (en) * | 1996-02-26 | 1997-08-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Current mirror circuit and signal processing circuit |
US5781061A (en) * | 1996-02-26 | 1998-07-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Current mirror circuit and signal processing circuit having improved resistance to current output terminal voltage variation |
EP0791876A3 (en) * | 1996-02-26 | 1998-11-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Current mirror circuit and signal processing circuit |
EP0924823A1 (en) * | 1997-12-17 | 1999-06-23 | Hewlett-Packard Company | Driver circuit for a solid state optical emitter device |
EP2169789A1 (en) * | 2007-07-13 | 2010-03-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical transmitter |
WO2009011019A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Mitsubishi Electric Corporation | 光送信器 |
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