JPH0771791B2 - 回転傾斜ポジショナ - Google Patents
回転傾斜ポジショナInfo
- Publication number
- JPH0771791B2 JPH0771791B2 JP3178515A JP17851591A JPH0771791B2 JP H0771791 B2 JPH0771791 B2 JP H0771791B2 JP 3178515 A JP3178515 A JP 3178515A JP 17851591 A JP17851591 A JP 17851591A JP H0771791 B2 JPH0771791 B2 JP H0771791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface plate
- workpiece
- rotary tilt
- program control
- tilt positioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳鋼品の湯口、押湯、
湯道、堰などの切断に利用する。本発明は、上記ガス切
断の自動作業装置に利用するが、自動作業装置による作
業の後に行う手作業による仕上げ作業その他の手作業に
も利用できる。
湯道、堰などの切断に利用する。本発明は、上記ガス切
断の自動作業装置に利用するが、自動作業装置による作
業の後に行う手作業による仕上げ作業その他の手作業に
も利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳鋼品の湯口、押湯、湯道、堰な
どを切断する仕上げ作業は、特殊な知識と経験、および
高い熟練度を有する作業者により手作業で行われてい
た。
どを切断する仕上げ作業は、特殊な知識と経験、および
高い熟練度を有する作業者により手作業で行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の作業には、切
断個所の加熱の程度や加熱後の切断タイミングが被作業
物の大きさ、形状によってそれぞれ異なるために特殊な
知識および技能を有する作業者を必要とし、また、被作
業物がアクスルハウジングやシリンダヘッドのような大
形、かつ重量物の場合には複数名の作業補助員を必要と
していた。
断個所の加熱の程度や加熱後の切断タイミングが被作業
物の大きさ、形状によってそれぞれ異なるために特殊な
知識および技能を有する作業者を必要とし、また、被作
業物がアクスルハウジングやシリンダヘッドのような大
形、かつ重量物の場合には複数名の作業補助員を必要と
していた。
【0004】さらに、ガスバーナを用いての作業のため
に危険を伴うとともに、周囲に火花や鉄粉が飛び散る悪
い環境のもとでの作業のために労働衛生上早急に改善し
なければならない問題がある。
に危険を伴うとともに、周囲に火花や鉄粉が飛び散る悪
い環境のもとでの作業のために労働衛生上早急に改善し
なければならない問題がある。
【0005】このような問題を解決するために、本出願
人は特願平第3−101929号により、衝撃検出装置
および自動点火装置が備えられた多軸多関節ロボット装
置、プログラム制御装置、および回転傾斜ポジショナに
より構成された自動ガス切断装置を出願した。
人は特願平第3−101929号により、衝撃検出装置
および自動点火装置が備えられた多軸多関節ロボット装
置、プログラム制御装置、および回転傾斜ポジショナに
より構成された自動ガス切断装置を出願した。
【0006】本発明は、この自動ガス切断装置に係る回
転傾斜ポジショナに関するもので、定盤上に位置決めさ
れ取付けられた被加工物をプログラム制御により多軸多
関節ロボット装置の動作に対応して移動させ、切断作業
を効率的に行うことができる自動ガス切断装置の回転傾
斜ポジショナを提供することを目的とする。
転傾斜ポジショナに関するもので、定盤上に位置決めさ
れ取付けられた被加工物をプログラム制御により多軸多
関節ロボット装置の動作に対応して移動させ、切断作業
を効率的に行うことができる自動ガス切断装置の回転傾
斜ポジショナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、定盤に取付け
られた被工作物を切断するガス火口を装着したロボット
装置と、このロボット装置の動作を制御する制御手段と
を備えた自動ガス切断装置に設けられ、脚と、水平軸ま
わりに回動自在にこの脚に取付けられたブラケットと、
このブラケットに回転自在に取付けられた定盤と、この
定盤に被工作物を取付ける治具とを備え、前記ブラケッ
トの水平軸まわりの回動角度を変更し固定する電動の手
段および前記定盤の前記ブラケットに対する回転角度を
変更し固定する電動の駆動手段と、この二つの駆動手段
を制御するプログラム制御回路とを備えた回転傾斜ポジ
ショナにおいて、前記治具は、前記定盤に対して突起状
に形成された被工作物の位置基準と、この位置基準に設
定された被工作物を前記定盤に固定する固定具とを含
み、前記プログラム制御回路は、被工作物を前記定盤に
取付けるモードでは前記位置基準が下流になるように前
記定盤を小さい角度に傾斜させて停止させる手段を含
み、切断作業モードでは前記定盤をその定盤に取付けら
れた被工作物からの離脱物がころげ落ちるに十分な大き
い角度に傾斜させて停止または前記ロボット装置の動作
範囲に対応させる手段を含むことを特徴とする。
られた被工作物を切断するガス火口を装着したロボット
装置と、このロボット装置の動作を制御する制御手段と
を備えた自動ガス切断装置に設けられ、脚と、水平軸ま
わりに回動自在にこの脚に取付けられたブラケットと、
このブラケットに回転自在に取付けられた定盤と、この
定盤に被工作物を取付ける治具とを備え、前記ブラケッ
トの水平軸まわりの回動角度を変更し固定する電動の手
段および前記定盤の前記ブラケットに対する回転角度を
変更し固定する電動の駆動手段と、この二つの駆動手段
を制御するプログラム制御回路とを備えた回転傾斜ポジ
ショナにおいて、前記治具は、前記定盤に対して突起状
に形成された被工作物の位置基準と、この位置基準に設
定された被工作物を前記定盤に固定する固定具とを含
み、前記プログラム制御回路は、被工作物を前記定盤に
取付けるモードでは前記位置基準が下流になるように前
記定盤を小さい角度に傾斜させて停止させる手段を含
み、切断作業モードでは前記定盤をその定盤に取付けら
れた被工作物からの離脱物がころげ落ちるに十分な大き
い角度に傾斜させて停止または前記ロボット装置の動作
範囲に対応させる手段を含むことを特徴とする。
【0008】前記小さい角度は水平に対して2°〜5°
であり、前記プログラム制御回路には、前記作業モード
では確認ボタンが押されるまで前記定盤を前記大きい角
度に傾斜させた状態で待機させる手段を含み、前記大き
い角度に傾斜させた状態の下流に離脱物を運ぶコンベア
が設置されることが望ましい。
であり、前記プログラム制御回路には、前記作業モード
では確認ボタンが押されるまで前記定盤を前記大きい角
度に傾斜させた状態で待機させる手段を含み、前記大き
い角度に傾斜させた状態の下流に離脱物を運ぶコンベア
が設置されることが望ましい。
【0009】
【作用】操作盤から取付けモードが指示されると、プロ
グラム制御回路はその指示にしたがって位置決め基準ブ
ロックが下側になるように定盤を2°〜5°の小さい角
度で傾斜させ、載置した被工作物が自重で滑り落ちるよ
うにして、その端部を位置決め基準ブロックに当接させ
る。このようにして位置決めされた被工作物が固定具に
より固定された後、操作盤から作業モードの指示を受け
ると、コンベアが設置されている側に定盤を大きい角度
で傾斜させ、プログラム制御回路はその指示にしたがっ
て定盤の動きを多軸多関節ロボット装置の動作範囲に対
応させ切断作業を実行する。この定盤の傾斜により被工
作物からの離脱物はコンベア上に自然落下して所定の回
収場所に自動的に搬出される。
グラム制御回路はその指示にしたがって位置決め基準ブ
ロックが下側になるように定盤を2°〜5°の小さい角
度で傾斜させ、載置した被工作物が自重で滑り落ちるよ
うにして、その端部を位置決め基準ブロックに当接させ
る。このようにして位置決めされた被工作物が固定具に
より固定された後、操作盤から作業モードの指示を受け
ると、コンベアが設置されている側に定盤を大きい角度
で傾斜させ、プログラム制御回路はその指示にしたがっ
て定盤の動きを多軸多関節ロボット装置の動作範囲に対
応させ切断作業を実行する。この定盤の傾斜により被工
作物からの離脱物はコンベア上に自然落下して所定の回
収場所に自動的に搬出される。
【0010】これにより、切断加工から離脱品の搬出ま
での作業を自動的に行うことができ、省人化をはかり、
かつ作業効率を向上させることができる。
での作業を自動的に行うことができ、省人化をはかり、
かつ作業効率を向上させることができる。
【0011】
次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。図1は
本発明実施例の構成を示す正面図、図2は本発明実施例
の構成を示す側面図、図3は本発明実施例の構成を示す
平面図、図4は本発明に係る自動ガス切断装置の全体構
成を示す図である。
本発明実施例の構成を示す正面図、図2は本発明実施例
の構成を示す側面図、図3は本発明実施例の構成を示す
平面図、図4は本発明に係る自動ガス切断装置の全体構
成を示す図である。
【0012】本発明に係る自動ガス切断装置は図4に示
すように、先端にガス火口1が装着された多軸多関節ロ
ボット装置2と、この多軸多関節ロボット装置2を制御
するプログラム制御回路3aを含むプログラム制御装置
3とを備え、さらに、多軸多関節ロボット装置2と共通
の基盤4に設置された回転傾斜ポジショナ5と、この回
転傾斜ポジショナ5により位置制御される定盤6とを備
え、回転傾斜ポジショナ5はプログラム制御装置3によ
り制御され、ガス火口1にはプログラム制御装置3によ
り制御される自動点火装置8が配備され、プログラム制
御装置3には操作により転換されるティーチングモード
および実行モードを含む複数の動作モードを含み、ティ
ーチングモードにおいて入力された一連の動作を操作入
力により起動される実行モードで繰り返し実行する制御
手段が実装される。
すように、先端にガス火口1が装着された多軸多関節ロ
ボット装置2と、この多軸多関節ロボット装置2を制御
するプログラム制御回路3aを含むプログラム制御装置
3とを備え、さらに、多軸多関節ロボット装置2と共通
の基盤4に設置された回転傾斜ポジショナ5と、この回
転傾斜ポジショナ5により位置制御される定盤6とを備
え、回転傾斜ポジショナ5はプログラム制御装置3によ
り制御され、ガス火口1にはプログラム制御装置3によ
り制御される自動点火装置8が配備され、プログラム制
御装置3には操作により転換されるティーチングモード
および実行モードを含む複数の動作モードを含み、ティ
ーチングモードにおいて入力された一連の動作を操作入
力により起動される実行モードで繰り返し実行する制御
手段が実装される。
【0013】多軸多関節ロボット装置2とプログラム制
御装置3とはインタフェース盤(シーケンス制御盤)1
0を介して接続され、インタフェース盤10には操作盤
11が接続される。
御装置3とはインタフェース盤(シーケンス制御盤)1
0を介して接続され、インタフェース盤10には操作盤
11が接続される。
【0014】また、ガス火口1には衝撃検出装置9を備
え、プログラム制御装置3にはこの衝撃検出装置9の検
出出力により多軸多関節ロボット装置2および回転傾斜
ポジショナ5の運動を停止させるとともに警報出力を送
出する手段を含み、前記制御手段は、前記ティーチング
モードで複数の形状の異なる被工作物に対応して前記一
連の動作を複数入力することができ、前記実行モードの
起動時にその被工作物の形状に対応してその一連の動作
が選択される構成であり、さらに、前記制御手段は、前
記実行モードにおいて切断動作により切り離される分離
物が所定位置に落下するように定盤6を傾斜させる手段
を含む。
え、プログラム制御装置3にはこの衝撃検出装置9の検
出出力により多軸多関節ロボット装置2および回転傾斜
ポジショナ5の運動を停止させるとともに警報出力を送
出する手段を含み、前記制御手段は、前記ティーチング
モードで複数の形状の異なる被工作物に対応して前記一
連の動作を複数入力することができ、前記実行モードの
起動時にその被工作物の形状に対応してその一連の動作
が選択される構成であり、さらに、前記制御手段は、前
記実行モードにおいて切断動作により切り離される分離
物が所定位置に落下するように定盤6を傾斜させる手段
を含む。
【0015】このように構成された自動ガス切断装置に
備えられる回転傾斜ポジショナは図1〜図3に示すよう
に、脚5aと、水平軸まわりに回動自在にこの脚5aに
取付けられたブラケット5bと、このブラケット5bに
回転自在に取付けられた定盤6と、この定盤6に被工作
物を取付ける治具7とを備え、プログラム制御装置3の
プログラム制御回路3aによって制御されるブラケット
5bの水平軸まわりの回動角度を変更し固定する電動手
段5c、および定盤6のブラケット5bに対する回転角
度を変更し固定する電動の駆動手段5dとを備え、さら
に、本発明の特徴として、治具7は、定盤6に対して突
起状に形成された被工作物の位置決め基準ブロック7a
と、この位置決め基準ブロック7aに設定された被工作
物を定盤6に固定する固定具7bとを含み、プログラム
制御回路3aは、被工作物を定盤6に取付ける取付けモ
ードでは位置決め基準ブロック7aが下流になるように
定盤6を小さい角度に傾斜させて停止させる手段を含
み、作業モードでは定盤6をその定盤6に取付けられた
被工作物からの離脱物がころげ落ちるに十分な大きい角
度に傾斜させて停止させる手段を含む。
備えられる回転傾斜ポジショナは図1〜図3に示すよう
に、脚5aと、水平軸まわりに回動自在にこの脚5aに
取付けられたブラケット5bと、このブラケット5bに
回転自在に取付けられた定盤6と、この定盤6に被工作
物を取付ける治具7とを備え、プログラム制御装置3の
プログラム制御回路3aによって制御されるブラケット
5bの水平軸まわりの回動角度を変更し固定する電動手
段5c、および定盤6のブラケット5bに対する回転角
度を変更し固定する電動の駆動手段5dとを備え、さら
に、本発明の特徴として、治具7は、定盤6に対して突
起状に形成された被工作物の位置決め基準ブロック7a
と、この位置決め基準ブロック7aに設定された被工作
物を定盤6に固定する固定具7bとを含み、プログラム
制御回路3aは、被工作物を定盤6に取付ける取付けモ
ードでは位置決め基準ブロック7aが下流になるように
定盤6を小さい角度に傾斜させて停止させる手段を含
み、作業モードでは定盤6をその定盤6に取付けられた
被工作物からの離脱物がころげ落ちるに十分な大きい角
度に傾斜させて停止させる手段を含む。
【0016】取付けモードでの小さい角度は水平に対し
て2°〜5°であり、プログラム制御回路3aには、作
業モードでは操作盤11上の確認ボタンが押されるまで
定盤6を大きい角度に傾斜させた状態で待機させる手段
を含み、また、大きい角度に傾斜させた状態の下流には
離脱物を運ぶコンベアが設置される。
て2°〜5°であり、プログラム制御回路3aには、作
業モードでは操作盤11上の確認ボタンが押されるまで
定盤6を大きい角度に傾斜させた状態で待機させる手段
を含み、また、大きい角度に傾斜させた状態の下流には
離脱物を運ぶコンベアが設置される。
【0017】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図5は本発明実施例の動作の
流れを示す流れ図、図6は本発明実施例における定盤の
傾斜状態を示す図、図7は本発明実施例における切断動
作を説明する図、図8は本発明実施例における離脱物の
搬出を説明する図である。
の動作について説明する。図5は本発明実施例の動作の
流れを示す流れ図、図6は本発明実施例における定盤の
傾斜状態を示す図、図7は本発明実施例における切断動
作を説明する図、図8は本発明実施例における離脱物の
搬出を説明する図である。
【0018】作業者により図4に示す操作盤11から取
付けモードが指定されると、プログラム制御装置3内に
設けられたプログラム制御回路3aがその指定にしたが
って、電動手段5cを駆動し図6に示すように位置決め
基準ブロック7aが下側になるように定盤6を傾斜させ
停止状態にする。
付けモードが指定されると、プログラム制御装置3内に
設けられたプログラム制御回路3aがその指定にしたが
って、電動手段5cを駆動し図6に示すように位置決め
基準ブロック7aが下側になるように定盤6を傾斜させ
停止状態にする。
【0019】作業者が停止した定盤6上に被工作物(鋳
鋼品)を載置すると、傾斜による滑りによって被工作物
の位置決め端部が位置決め基準ブロック7aに当接して
位置決めされ、固定具7bによって固定される。
鋼品)を載置すると、傾斜による滑りによって被工作物
の位置決め端部が位置決め基準ブロック7aに当接して
位置決めされ、固定具7bによって固定される。
【0020】被工作物が固定され操作盤11から切断作
業の指示が入力されると、プログラム制御回路3aの制
御により多軸多関節ロボット装置2が保持するガス火口
1に点火が行われ、ガス火口1は予熱地点に移動して被
工作物に対し予熱を行う。予熱が終了すると定盤6は駆
動手段5dにより位置決め時よりもさらに大きい角度に
傾斜され、あらかじめそれぞれの被工作物に対しティー
チングにより設定されたプログラムにしたがって切断加
工が実行される。
業の指示が入力されると、プログラム制御回路3aの制
御により多軸多関節ロボット装置2が保持するガス火口
1に点火が行われ、ガス火口1は予熱地点に移動して被
工作物に対し予熱を行う。予熱が終了すると定盤6は駆
動手段5dにより位置決め時よりもさらに大きい角度に
傾斜され、あらかじめそれぞれの被工作物に対しティー
チングにより設定されたプログラムにしたがって切断加
工が実行される。
【0021】この切断加工は被工作物の切断個所の形状
によって、図7のA部に示すような直線およびゆるやか
な円弧に沿って切断する場合には定盤6は停止状態とな
り、ガス火口1のみが移動する。また同図B部に示すよ
うに小さい円弧に沿って切断する場合には定盤6および
ガス火口1は同時に移動し、さらに、平面上を切断する
場合にはガス火口1は停止状態となり定盤6のみが回転
および傾斜動作を行う。
によって、図7のA部に示すような直線およびゆるやか
な円弧に沿って切断する場合には定盤6は停止状態とな
り、ガス火口1のみが移動する。また同図B部に示すよ
うに小さい円弧に沿って切断する場合には定盤6および
ガス火口1は同時に移動し、さらに、平面上を切断する
場合にはガス火口1は停止状態となり定盤6のみが回転
および傾斜動作を行う。
【0022】切断加工時に定盤6を傾斜状態に維持して
おけば、切断中に発生するノロがその斜面に沿って自然
落下するため、被工作物と離脱物との間にノロが溶着す
ることを防ぐことができる。また、定盤6の傾斜方向を
作業者側に傾斜させて切断作業を行えば、作業者が切断
状況を容易に把握することができる。さらに、定盤6の
回転を有効に利用することにより、被工作物を取付けた
ときにガス火口1に対してその切断個所が遠い位置にあ
っても接近させることが可能であり、多軸多関節ロボッ
トを装置2に無理な姿勢を要求することなく切断作業を
容易に行うことができる。
おけば、切断中に発生するノロがその斜面に沿って自然
落下するため、被工作物と離脱物との間にノロが溶着す
ることを防ぐことができる。また、定盤6の傾斜方向を
作業者側に傾斜させて切断作業を行えば、作業者が切断
状況を容易に把握することができる。さらに、定盤6の
回転を有効に利用することにより、被工作物を取付けた
ときにガス火口1に対してその切断個所が遠い位置にあ
っても接近させることが可能であり、多軸多関節ロボッ
トを装置2に無理な姿勢を要求することなく切断作業を
容易に行うことができる。
【0023】このようにして切断作業が終了すると、図
8に示す離脱物回収用のベルトコンベア12が起動さ
れ、傾斜した定盤6から滑落した離脱物はシュート13
を介してベルトコンベア12上に落下し、回収箱14に
自動的に搬出される。
8に示す離脱物回収用のベルトコンベア12が起動さ
れ、傾斜した定盤6から滑落した離脱物はシュート13
を介してベルトコンベア12上に落下し、回収箱14に
自動的に搬出される。
【0024】定盤6上に固定された被工作物のすべての
切断作業が終了するまで前述の動作が繰り返される。こ
の繰返し動作のためにガス火口1を移動させるときに
は、定盤6を適宜回転、傾斜させながら移動させること
により、被工作物上に多数存在する押湯などに接触しな
いようにすることができる。
切断作業が終了するまで前述の動作が繰り返される。こ
の繰返し動作のためにガス火口1を移動させるときに
は、定盤6を適宜回転、傾斜させながら移動させること
により、被工作物上に多数存在する押湯などに接触しな
いようにすることができる。
【0025】すべての切断作業が終了するとガス火口1
へのガスの供給が遮断され、定盤6が停止した状態で被
工作物の加工状態の確認を受け、確認終了の指示がなさ
れると、ガス火口1を待機位置に移動させるとともに、
定盤6を待機状態にする。
へのガスの供給が遮断され、定盤6が停止した状態で被
工作物の加工状態の確認を受け、確認終了の指示がなさ
れると、ガス火口1を待機位置に移動させるとともに、
定盤6を待機状態にする。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
盤を小さい角度に傾斜させて停止状態にすることができ
るために、被工作物の位置決めおよび固定を容易、かつ
正確に行うことができ、また、定盤を大きい角度に傾斜
させガス火口が装着された多軸多間接ロボット装置の動
作に対応させて切断加工を行うことができるために、自
動的に被工作物からのノロおよび離脱物を安全な状態で
落下させ回収することができる効果がある。
盤を小さい角度に傾斜させて停止状態にすることができ
るために、被工作物の位置決めおよび固定を容易、かつ
正確に行うことができ、また、定盤を大きい角度に傾斜
させガス火口が装着された多軸多間接ロボット装置の動
作に対応させて切断加工を行うことができるために、自
動的に被工作物からのノロおよび離脱物を安全な状態で
落下させ回収することができる効果がある。
【0027】さらに、定盤の傾斜および回転動作を組み
合わせてガス火口の移動に対応した動きを実現すること
ができるので、ガス火口と被工作物との接触を回避した
状態で最短の移動距離を得ることができ、作業効率をよ
り向上させることができる。
合わせてガス火口の移動に対応した動きを実現すること
ができるので、ガス火口と被工作物との接触を回避した
状態で最短の移動距離を得ることができ、作業効率をよ
り向上させることができる。
【図1】本発明実施例の構成を示す正面図。
【図2】本発明実施例の構成を示す側面図。
【図3】本発明実施例の構成を示す平面図。
【図4】本発明に係る自動ガス切断装置の全体構成を示
す図。
す図。
【図5】本発明実施例の動作の流れを示す流れ図。
【図6】本発明実施例における定盤の傾斜状態を示す
図。
図。
【図7】本発明実施例における切断動作を説明する図。
【図8】本発明実施例における離脱物の搬出を説明する
図。
図。
1 ガス火口 2 多軸多関節ロボット装置 3 プログラム制御装置 3a プログラム制御回路 4 基盤 5 回転傾斜ポジショナ 5a 脚 5b ブラケット 5c 電動手段 5d 駆動手段 6 定盤 7 治具 7a 位置決め基準ブロック 7b 固定具 8 自動点火装置 9 衝撃検出装置 10 インタフェース盤(シーケンス制御盤) 11 操作盤 12 ベルトコンベア 13 シュート 14 回収箱
Claims (4)
- 【請求項1】 定盤に取付けられた被工作物を切断する
ガス火口を装着したロボット装置と、 このロボット装置の動作を制御する制御手段と を備えた
自動ガス切断装置に設けられ、 脚と、水平軸まわりに回動自在にこの脚に取付けられた
ブラケットと、このブラケットに回転自在に取付けられ
た前記定盤と、この定盤に被工作物を取付ける治具とを
備え、 前記ブラケットの水平軸まわりの回動角度を変更し固定
する電動の手段および前記定盤の前記ブラケットに対す
る回転角度を変更し固定する電動の駆動手段と、 この二つの駆動手段を制御するプログラム制御回路とを
備えた回転傾斜ポジショナにおいて、 前記治具は、前記定盤に対して突起状に形成された被工
作物の位置基準と、この位置基準に設定された被工作物
を前記定盤に固定する固定具とを含み、 前記プログラム制御回路は、被工作物を前記定盤に取付
けるモードでは前記位置基準が下流になるように前記定
盤を小さい角度に傾斜させて停止させる手段を含み、切
断作業モードでは前記定盤をその定盤に取付けられた被
工作物からの離脱物がころげ落ちるに十分な大きい角度
に傾斜させて停止または前記ロボット装置の動作範囲に
対応させる手段を含むことを特徴とする回転傾斜ポジシ
ョナ。 - 【請求項2】 前記小さい角度は水平に対して2°〜5
°である請求項1記載の回転傾斜ポジショナ。 - 【請求項3】 前記プログラム制御回路には、前記作業
モードでは確認ボタンが押されるまで前記定盤を前記大
きい角度に傾斜させた状態で待機させる手段を含む請求
項1記載の回転傾斜ポジショナ。 - 【請求項4】 前記大きい角度に傾斜させた状態の下流
に離脱物を運ぶコンベアが設置された請求項1記載の回
転傾斜ポジショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178515A JPH0771791B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-07-18 | 回転傾斜ポジショナ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-101929 | 1991-04-05 | ||
JP10192991 | 1991-04-05 | ||
JP3178515A JPH0771791B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-07-18 | 回転傾斜ポジショナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154776A JPH05154776A (ja) | 1993-06-22 |
JPH0771791B2 true JPH0771791B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=26442698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3178515A Expired - Lifetime JPH0771791B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-07-18 | 回転傾斜ポジショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0771791B2 (ja) |
Cited By (3)
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