JPH076405Y2 - シリンダ錠のカムプレ−ト係止装置 - Google Patents
シリンダ錠のカムプレ−ト係止装置Info
- Publication number
- JPH076405Y2 JPH076405Y2 JP1986079624U JP7962486U JPH076405Y2 JP H076405 Y2 JPH076405 Y2 JP H076405Y2 JP 1986079624 U JP1986079624 U JP 1986079624U JP 7962486 U JP7962486 U JP 7962486U JP H076405 Y2 JPH076405 Y2 JP H076405Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam plate
- small diameter
- diameter portion
- cylinder lock
- rotor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部ドアに取付けられるシリンダ錠の
ように、シリンダ錠のロータ後端にカムプレートを係止
させたシリンダ錠のカムプレート係止装置に関する。
ように、シリンダ錠のロータ後端にカムプレートを係止
させたシリンダ錠のカムプレート係止装置に関する。
(従来の技術) この種装置においては、カムプレートは、ロータの開錠
方向への回動でロータと連動して回動し、該カムプレー
トに連結される連結ロッドを介してドアロックのロッキ
ングレバーを揺動させてドアの開錠を可能とすると共
に、該カムプレートは、その連結ロッドの押込み後ロー
タは復帰ばねにより原位置に復帰しても連結ロッドを引
き込まないようにその位置に止まるようにロータに遊嵌
自在に組込まなければならず、そのためシリンダ錠の外
筒内に復帰ばねを介してロータを復帰自在に設けると共
に、該ロータの後端に段差部を介して小径部を形成し、
該小径部にカムプレートを遊嵌し、該カムプレートを小
径部に係止されるスナップリングを介して抜止めさせる
と共に該カムプレートを小径部外周の係合片とカムプレ
ート軸孔内の係合片とを介して係合させ、更に、カムプ
レートは、そのガタを防止するためロータの段差部との
間に介装されるウエブワツシャ等の僅かな弾発力を有す
るワッシャを介してスナップリング側に弾発されてい
る。
方向への回動でロータと連動して回動し、該カムプレー
トに連結される連結ロッドを介してドアロックのロッキ
ングレバーを揺動させてドアの開錠を可能とすると共
に、該カムプレートは、その連結ロッドの押込み後ロー
タは復帰ばねにより原位置に復帰しても連結ロッドを引
き込まないようにその位置に止まるようにロータに遊嵌
自在に組込まなければならず、そのためシリンダ錠の外
筒内に復帰ばねを介してロータを復帰自在に設けると共
に、該ロータの後端に段差部を介して小径部を形成し、
該小径部にカムプレートを遊嵌し、該カムプレートを小
径部に係止されるスナップリングを介して抜止めさせる
と共に該カムプレートを小径部外周の係合片とカムプレ
ート軸孔内の係合片とを介して係合させ、更に、カムプ
レートは、そのガタを防止するためロータの段差部との
間に介装されるウエブワツシャ等の僅かな弾発力を有す
るワッシャを介してスナップリング側に弾発されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) そのためロータとカムプレートの組付部品が多くなると
共にその組付けが煩雑となる問題点があった。
共にその組付けが煩雑となる問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる問題点を解決することを目的としたもの
で、その手段は、シリンダ錠の外筒内に復帰ばねを介し
てロータを回動復帰自在に設けると共に、該ロータの後
端に小径部を形成し、該小径部にカムプレートを遊嵌
し、該カムプレートを小径部に係止されるスナップリン
グを介して抜止めさせると共に、該カムプレートを、小
径部外周の係合片と、カムプレート軸孔内の係合片とを
介して小径部に係合させるようにしたシリンダ錠のカム
プレート係止装置において、前記小径部にカムプレート
の外方位置から該カムプレートの軸穴の内部にわたる溝
幅のリング溝を設けて首部を形成し、該スナップリング
は、該首部が通過できる切欠溝と、該首部に嵌合する穴
部と、板厚方向反対向きに捩られた一対の脚部とを備え
た弾性片として形成され、該スナップリングの一方の脚
がリング溝の側面に弾接し、他方の脚がカムプレートに
弾接して前記カムプレートをシリンダ錠の外筒端面に弾
接させたことを特徴とする。
で、その手段は、シリンダ錠の外筒内に復帰ばねを介し
てロータを回動復帰自在に設けると共に、該ロータの後
端に小径部を形成し、該小径部にカムプレートを遊嵌
し、該カムプレートを小径部に係止されるスナップリン
グを介して抜止めさせると共に、該カムプレートを、小
径部外周の係合片と、カムプレート軸孔内の係合片とを
介して小径部に係合させるようにしたシリンダ錠のカム
プレート係止装置において、前記小径部にカムプレート
の外方位置から該カムプレートの軸穴の内部にわたる溝
幅のリング溝を設けて首部を形成し、該スナップリング
は、該首部が通過できる切欠溝と、該首部に嵌合する穴
部と、板厚方向反対向きに捩られた一対の脚部とを備え
た弾性片として形成され、該スナップリングの一方の脚
がリング溝の側面に弾接し、他方の脚がカムプレートに
弾接して前記カムプレートをシリンダ錠の外筒端面に弾
接させたことを特徴とする。
(作用) 前記のように、スナップリングの一対の脚は、板厚方向
反対向きに捩られているから、該スナップリングをロー
タの小径部に設けたリング溝に取付けることにより、カ
ムプレートが小径部から抜けるのを防止すると共に、該
カムプレートをシリンダ錠の外筒端面に弾接させ、ガタ
つきを防止する。
反対向きに捩られているから、該スナップリングをロー
タの小径部に設けたリング溝に取付けることにより、カ
ムプレートが小径部から抜けるのを防止すると共に、該
カムプレートをシリンダ錠の外筒端面に弾接させ、ガタ
つきを防止する。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
(1)はシリンダ錠の外筒を示し、該外筒(1)内に嵌
挿されるロータ(2)は、復帰ばね(3)を介して回動
復帰自在に設けられると共に、その端部側に外筒(1)
から突出する小径部(2a)が段差部(4)を介して設け
られ、カムプレート(5)が遊嵌される。前記小径部
(2a)には、両側面に突出する係合片(8)が形成さ
れ、また、該係合片(8)を含む小径部(2a)の周面に
は、カムプレート(5)の内外にわたる溝幅のリング溝
(6)が削設されて首部(6a)が形成されている。カム
プレート(5)には、係合片(9)が内向きに突設した
軸穴(9a)が設けられて前記小径部(2a)に遊嵌され、
首部(6a)に係合したスナップリング(7)によって係
止され、ロータ(2)が回動して係合片(8)(9)が
係合したときカムプレート(5)に移動が伝達される。
かくて、カムプレート(5)は、復帰ばね(3)に抗し
たロータ(2)の開錠方向の回転により係合片(8)
(9)が接触したのち回動され、ロータ(2)が復帰ば
ね(3)で復帰するときは係合片(8)(9)が離れる
がカムプレート(5)は復帰せず回動位置に維持され
る。
(1)はシリンダ錠の外筒を示し、該外筒(1)内に嵌
挿されるロータ(2)は、復帰ばね(3)を介して回動
復帰自在に設けられると共に、その端部側に外筒(1)
から突出する小径部(2a)が段差部(4)を介して設け
られ、カムプレート(5)が遊嵌される。前記小径部
(2a)には、両側面に突出する係合片(8)が形成さ
れ、また、該係合片(8)を含む小径部(2a)の周面に
は、カムプレート(5)の内外にわたる溝幅のリング溝
(6)が削設されて首部(6a)が形成されている。カム
プレート(5)には、係合片(9)が内向きに突設した
軸穴(9a)が設けられて前記小径部(2a)に遊嵌され、
首部(6a)に係合したスナップリング(7)によって係
止され、ロータ(2)が回動して係合片(8)(9)が
係合したときカムプレート(5)に移動が伝達される。
かくて、カムプレート(5)は、復帰ばね(3)に抗し
たロータ(2)の開錠方向の回転により係合片(8)
(9)が接触したのち回動され、ロータ(2)が復帰ば
ね(3)で復帰するときは係合片(8)(9)が離れる
がカムプレート(5)は復帰せず回動位置に維持され
る。
前記スナップリング(7)は、第3図に示す形状をも
ち、前記首部(6a)が通過できる切欠溝(10)と、該首
部(6a)に嵌合する穴部(11)をもつC形をなすと共
に、切欠溝10の両側の脚部12,13が上下方向すなわち板
厚方向反対向きに捩られた形状をもつ弾性片で、止め部
材及びばね部材として作用する。図示のものは、リング
部の切欠溝(10)に対向する部分に、円弧状の(14)溝
を切欠いてリング幅を狭くした狭幅部(15)を設け、こ
れにより弱い弾発力をもつ弾性片としている。図中、
(16)は連結ロッドを示す。
ち、前記首部(6a)が通過できる切欠溝(10)と、該首
部(6a)に嵌合する穴部(11)をもつC形をなすと共
に、切欠溝10の両側の脚部12,13が上下方向すなわち板
厚方向反対向きに捩られた形状をもつ弾性片で、止め部
材及びばね部材として作用する。図示のものは、リング
部の切欠溝(10)に対向する部分に、円弧状の(14)溝
を切欠いてリング幅を狭くした狭幅部(15)を設け、こ
れにより弱い弾発力をもつ弾性片としている。図中、
(16)は連結ロッドを示す。
上述の如くカムプレート(5)は、その軸孔(9a)によ
ってロータ(2)の小径部(2a)に遊嵌され、次いで、
スナップリング(7)は小径部(2a)のリング溝(6)
に挿入されて穴部(11)を首部(6a)に嵌合し、該スナ
ップリング(7)の脚(12)(13)の弾発力によってカ
ムプレート(5)は外周(1)に弾接されているから、
カムプレート(5)は、スナップリング(7)により抜
止めされると共に外筒(1)の端面に弾接されてガタつ
くことがない。
ってロータ(2)の小径部(2a)に遊嵌され、次いで、
スナップリング(7)は小径部(2a)のリング溝(6)
に挿入されて穴部(11)を首部(6a)に嵌合し、該スナ
ップリング(7)の脚(12)(13)の弾発力によってカ
ムプレート(5)は外周(1)に弾接されているから、
カムプレート(5)は、スナップリング(7)により抜
止めされると共に外筒(1)の端面に弾接されてガタつ
くことがない。
(考案の効果) 以上のように、一対の脚が板厚方向反対向きに捩られた
スナップリングをシリンダ錠のロータの小径部のリング
溝に嵌合してカムプレートを弾発し、該カムプレートを
シリンダ錠の外筒端面に弾接させるから、一枚のスナッ
プリングでカムプレートの係止及びガタつき防止ができ
る効果がある。
スナップリングをシリンダ錠のロータの小径部のリング
溝に嵌合してカムプレートを弾発し、該カムプレートを
シリンダ錠の外筒端面に弾接させるから、一枚のスナッ
プリングでカムプレートの係止及びガタつき防止ができ
る効果がある。
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は一部欠截
側面図、第2図は第1図の平面図、第3図はスナップリ
ングの斜面図である。 (1)…外筒、(2)…ロータ (2a)…小径部、(3)…復帰ばね (4)…段差部、(5)…カムプレート (6)…リング溝、(6a)…首部 (7)…スナップリング、(8)…係合片 (9)…係合片、(9a)…軸穴 (10)…切欠溝、(11)…穴部 (12)(13)…脚部
側面図、第2図は第1図の平面図、第3図はスナップリ
ングの斜面図である。 (1)…外筒、(2)…ロータ (2a)…小径部、(3)…復帰ばね (4)…段差部、(5)…カムプレート (6)…リング溝、(6a)…首部 (7)…スナップリング、(8)…係合片 (9)…係合片、(9a)…軸穴 (10)…切欠溝、(11)…穴部 (12)(13)…脚部
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダ錠の外筒内に復帰ばねを介してロ
ータを回動復帰自在に設けると共に、該ロータの後端に
小径部を形成し、該小径部にカムプレートを遊嵌し、該
カムプレートを小径部に係止されるスナップリングを介
して抜止めさせると共に、該カムプレートを、小径部外
周の係合片と、カムプレート軸孔内の係合片とを介して
小径部に係合させるようにしたシリンダ錠のカムプレー
ト係止装置において、前記小径部にカムプレートの外方
位置から該カムプレートの軸穴の内部にわたる溝幅のリ
ング溝を設けて首部を形成し、前記スナップリングは、
該首部が通過できる切欠溝と、該首部に嵌合する穴部
と、板厚方向反対向きに捩られた一対の脚部とを備えた
弾性片として形成され、該スナップリングの一方の脚が
リング溝の側面に弾接し、他方の脚がカムプレートに弾
接して前記カムプレートをシリンダ錠の外筒端面に弾接
させたことを特徴とする、シリンダ錠のカムプレート係
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986079624U JPH076405Y2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | シリンダ錠のカムプレ−ト係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986079624U JPH076405Y2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | シリンダ錠のカムプレ−ト係止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62193065U JPS62193065U (ja) | 1987-12-08 |
JPH076405Y2 true JPH076405Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=30929659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986079624U Expired - Lifetime JPH076405Y2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | シリンダ錠のカムプレ−ト係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076405Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016865U (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-22 | ||
JPS56153552U (ja) * | 1980-04-17 | 1981-11-17 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP1986079624U patent/JPH076405Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62193065U (ja) | 1987-12-08 |
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