JPH0762157B2 - 石けん - Google Patents
石けんInfo
- Publication number
- JPH0762157B2 JPH0762157B2 JP62201780A JP20178087A JPH0762157B2 JP H0762157 B2 JPH0762157 B2 JP H0762157B2 JP 62201780 A JP62201780 A JP 62201780A JP 20178087 A JP20178087 A JP 20178087A JP H0762157 B2 JPH0762157 B2 JP H0762157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soap
- skin
- skim milk
- milk powder
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脱脂粉乳を配合することにより、皮膚への刺
戟をやわらげ、かつ、泡立ちの良好な硬水用の化粧石け
ん、浴用石けん、美容石けん(透明石けん)等の石けん
に関するものである。
戟をやわらげ、かつ、泡立ちの良好な硬水用の化粧石け
ん、浴用石けん、美容石けん(透明石けん)等の石けん
に関するものである。
皮膚の表面は、皮脂の分泌により滑らかさが保たれてい
るが、長時間経つと皮脂は空気中の酸素によつて分解さ
れ、遂には肌に害を与える物質に変化する。
るが、長時間経つと皮脂は空気中の酸素によつて分解さ
れ、遂には肌に害を与える物質に変化する。
また、汗線から分泌される汗は水分の蒸発後塩分及び尿
素などを肌の表面に残し、これらが肌を刺戟してアセモ
などのようないろいろな皮膚病の原因になる。
素などを肌の表面に残し、これらが肌を刺戟してアセモ
などのようないろいろな皮膚病の原因になる。
これら肌から分泌される皮脂、塩類等は、外部から付着
するゴミ及び化粧品等と共に肌に付着して垢となる。こ
れらの不純物を洗い落して皮膚の表面を清潔に保つため
各種の洗滌料が常用されているが、その洗滌目的を効果
的に達成するために、ややもすると脱脂力、洗滌力が強
すぎて肌荒れや皮膚に刺戟を起す等の問題があつた(昭
和32年4月20日(株)南山堂発行、安田利顕、細田文一
郎共著、美容の科学−ヒフと化粧品−83〜86頁)。
するゴミ及び化粧品等と共に肌に付着して垢となる。こ
れらの不純物を洗い落して皮膚の表面を清潔に保つため
各種の洗滌料が常用されているが、その洗滌目的を効果
的に達成するために、ややもすると脱脂力、洗滌力が強
すぎて肌荒れや皮膚に刺戟を起す等の問題があつた(昭
和32年4月20日(株)南山堂発行、安田利顕、細田文一
郎共著、美容の科学−ヒフと化粧品−83〜86頁)。
本発明は、化粧石けん、浴用石けん及び美容石けんに脱
脂粉乳を配合することにより起泡性を増大せしめ、か
つ、ソフトな感じの泡を生成すると共に、皮膚にうるお
いとなめらかさを与える感触の優れた硬水用石けんを提
供することを目的とするものである。
脂粉乳を配合することにより起泡性を増大せしめ、か
つ、ソフトな感じの泡を生成すると共に、皮膚にうるお
いとなめらかさを与える感触の優れた硬水用石けんを提
供することを目的とするものである。
本発明は脱脂粉乳を配合してなる硬水用石けんである。
本発明者は先に基礎化粧科に脱脂乳又は還元乳を乳化剤
として加えることにより優れた化粧料を製造しうること
を見いだし特許を出願したが、その後研究を重ねた結
果、石けんを製造する過程で5.0〜10.0重量%の範囲内
の割合で脱脂粉乳を配合することにより、ソフトな泡を
形成し、かつ、起泡性を増大せしめ、かつ、感触の優れ
た硬水でも用いうる石けんを提供しうることを見いだし
本発明をなすに至った。
として加えることにより優れた化粧料を製造しうること
を見いだし特許を出願したが、その後研究を重ねた結
果、石けんを製造する過程で5.0〜10.0重量%の範囲内
の割合で脱脂粉乳を配合することにより、ソフトな泡を
形成し、かつ、起泡性を増大せしめ、かつ、感触の優れ
た硬水でも用いうる石けんを提供しうることを見いだし
本発明をなすに至った。
なお、脱脂粉乳を用いる代りに、脱脂乳又は還元乳を固
形分として5.0〜10.0%の範囲内になる割合で石けんに
混合した後水分を蒸発せしめてもよい。
形分として5.0〜10.0%の範囲内になる割合で石けんに
混合した後水分を蒸発せしめてもよい。
本発明の対象とする石けんは、高級脂肪酸のナトリウム
塩を主成分とする化粧石けん、浴用石けん、美容石けん
等である。脱脂粉乳の添加料は5.0〜10.0重量%が好ま
しい。5重量%以下では際立つた効果はなく、また10.0
重量%以上添加する場合帯色すると共に賦形性が悪くな
るばかりでなく、それ以上加えてもより以上の効果が得
られないからである。
塩を主成分とする化粧石けん、浴用石けん、美容石けん
等である。脱脂粉乳の添加料は5.0〜10.0重量%が好ま
しい。5重量%以下では際立つた効果はなく、また10.0
重量%以上添加する場合帯色すると共に賦形性が悪くな
るばかりでなく、それ以上加えてもより以上の効果が得
られないからである。
つぎに、化粧石けん、美容石けんを例にとつて本発明を
し詳しく説明する。
し詳しく説明する。
1.化粧石けん 煮沸工程で得られた石けん素地を冷却し、薄片状または
粉末状に乾燥したものに、香料、着色剤等を加える際
に、脱脂粉乳を5.0〜10.0重量%追加し、混合機に入
れ、よく撹拌混和したものをロール、ブロツダーにかけ
ることにより、練りと圧縮によつて押し固められて、脱
脂粉乳中のタンパク質分は加熱、摩擦、練り等の物理的
衝撃で更に微細なリポタンパク質主体の皮膜物質に変化
し、これが石けん分子と結合し、完成品はやや帯色する
がツヤを増し、高級感を呈した。
粉末状に乾燥したものに、香料、着色剤等を加える際
に、脱脂粉乳を5.0〜10.0重量%追加し、混合機に入
れ、よく撹拌混和したものをロール、ブロツダーにかけ
ることにより、練りと圧縮によつて押し固められて、脱
脂粉乳中のタンパク質分は加熱、摩擦、練り等の物理的
衝撃で更に微細なリポタンパク質主体の皮膜物質に変化
し、これが石けん分子と結合し、完成品はやや帯色する
がツヤを増し、高級感を呈した。
その起泡力は硬水中においてもすばらしく、ソフトな感
触と使用感をあたえ、なんら肌に刺戟のないことが立証
された。
触と使用感をあたえ、なんら肌に刺戟のないことが立証
された。
起泡力の点では、海岸線に近い温泉場では海水を含むた
め、通常の化粧石けんでは軟水ほど泡立ちせず、かつ、
石鹸カスが多く生じるのが常識であるが、本発明による
化粧石けん(A)と市販品の化粧石けん(B)とを細か
く削りネスラー管に1gより、海水40gを加え5分間振盪
した結果は (A)は乳白色にとけ、ソフトなやゝ大きめの泡立ちが
生じた。
め、通常の化粧石けんでは軟水ほど泡立ちせず、かつ、
石鹸カスが多く生じるのが常識であるが、本発明による
化粧石けん(A)と市販品の化粧石けん(B)とを細か
く削りネスラー管に1gより、海水40gを加え5分間振盪
した結果は (A)は乳白色にとけ、ソフトなやゝ大きめの泡立ちが
生じた。
(B)はまつたくとけず、沈殿して泡立たなかつた。
よつて、本発明の化粧石けんは、硬水用石けんとして有
用である。
用である。
2.美容石けん(透明石けん) 枠練り工程の直前に前記化粧石けんの場合と同様に、石
けん素地に脱脂粉乳5.0重量%を添加し、均等にかきま
ぜて流し込み、固化させる。従来品に比べその完成品は
やゝ透明度を失うが肌に対する使用感、泡立ちは抜群で
あつた。
けん素地に脱脂粉乳5.0重量%を添加し、均等にかきま
ぜて流し込み、固化させる。従来品に比べその完成品は
やゝ透明度を失うが肌に対する使用感、泡立ちは抜群で
あつた。
本発明品は、市販品と比較検討した結果、起泡力がすぐ
れ、肌に対する作用が緩和で洗滌後の肌の感触はカサカ
サせず、滑めらかで使用感は満足すべきものであつた。
れ、肌に対する作用が緩和で洗滌後の肌の感触はカサカ
サせず、滑めらかで使用感は満足すべきものであつた。
Claims (1)
- 【請求項1】脱脂粉乳を5.0〜10.0重量%の範囲内の割
合で配合してなる硬水用石けん。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62201780A JPH0762157B2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-08-14 | 石けん |
CA000574454A CA1321741C (en) | 1987-08-14 | 1988-08-11 | Detergent |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62201780A JPH0762157B2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-08-14 | 石けん |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6445309A JPS6445309A (en) | 1989-02-17 |
JPH0762157B2 true JPH0762157B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=16446821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62201780A Expired - Lifetime JPH0762157B2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-08-14 | 石けん |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762157B2 (ja) |
CA (1) | CA1321741C (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02180811A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-13 | Kanebo Ltd | 透明ゲル状皮膚洗浄料 |
US5547602A (en) * | 1995-05-12 | 1996-08-20 | The Broxon Marketing Group, Inc. | Moisturizing soap bar |
EP2770043A1 (de) * | 2013-02-21 | 2014-08-27 | Lina Line ® E.U. | Detergens |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1538174A (en) * | 1976-11-05 | 1979-01-10 | Unilever Ltd | Cleaning composition |
JPS59556B2 (ja) * | 1977-09-17 | 1984-01-07 | 清一 斉藤 | 化粧石鹸製造法 |
DE3228479A1 (de) * | 1982-07-30 | 1984-02-09 | Dénes 7312 Kirchheim Pötschke | Waschmittel fuer textilien |
JPS63132823A (ja) * | 1987-02-13 | 1988-06-04 | Yoshiko Tsuchiya | 浴用肌洗浄料 |
-
1987
- 1987-08-14 JP JP62201780A patent/JPH0762157B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-08-11 CA CA000574454A patent/CA1321741C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6445309A (en) | 1989-02-17 |
CA1321741C (en) | 1993-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10799438B2 (en) | Solid effervescent hair conditioning composition | |
CA2752781C (en) | Solid cosmetic composition comprising a surfactant, sodium carbonate and cream of tartar | |
WO2019038547A1 (en) | COMPOSITION | |
JPH0762157B2 (ja) | 石けん | |
JPH0823036B2 (ja) | クリーム状洗浄剤組成物 | |
JP3245570B2 (ja) | 洗浄剤 | |
JP2500685B2 (ja) | 酒粕入浴剤 | |
JP2748039B2 (ja) | シャワー用組成物 | |
JP2001233722A (ja) | 化粧料 | |
JP2003089614A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP3428727B2 (ja) | 化粧品 | |
JPH01149714A (ja) | 乳濁状浴用剤 | |
JP3213868B2 (ja) | パック化粧料 | |
JPS59117598A (ja) | クリ−ム状洗浄料 | |
JPS59104307A (ja) | 洗浄用化粧品 | |
JP2521929B2 (ja) | 浴剤組成物 | |
JPS608398A (ja) | 洗浄料 | |
JPH06345635A (ja) | 含塩化粧品 | |
JP2001181150A (ja) | 石けん液体シャンプー | |
KR20240068353A (ko) | 점토형 입욕제 | |
JPS58174500A (ja) | 化粧石鹸 | |
JP2004099851A (ja) | 化粧石けん | |
JPH0320211A (ja) | 入浴剤 | |
JPS62258314A (ja) | 海藻類を主材とした入浴剤 | |
JPS5929608A (ja) | 美肌剤 |