JPH0755065Y2 - ホットスタンピング転写用版 - Google Patents
ホットスタンピング転写用版Info
- Publication number
- JPH0755065Y2 JPH0755065Y2 JP2730893U JP2730893U JPH0755065Y2 JP H0755065 Y2 JPH0755065 Y2 JP H0755065Y2 JP 2730893 U JP2730893 U JP 2730893U JP 2730893 U JP2730893 U JP 2730893U JP H0755065 Y2 JPH0755065 Y2 JP H0755065Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- transfer
- hot stamping
- characters
- transferred
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ホットスタンピング
又は箔押し用の版板に関する。
又は箔押し用の版板に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットスタンピング(又は箔押し)は、
基本的には転写印刷の一種であり、紙、各種プラスチッ
ク材料、皮革、木材などの殆んどあらゆる材料への転写
印刷が可能であるため、本の表紙、皮革製品、各種パッ
ケージ類、ラベル等各種の製品に応用されている。
基本的には転写印刷の一種であり、紙、各種プラスチッ
ク材料、皮革、木材などの殆んどあらゆる材料への転写
印刷が可能であるため、本の表紙、皮革製品、各種パッ
ケージ類、ラベル等各種の製品に応用されている。
【0003】ホットスタンピング用転写機は、その用途
によって種々の形式のものが開発されているが、平面や
曲面の一部にスタンプ加工する平圧式(アップダウン
式)、広い平面や円筒、箱形製品に熱転写するロール式
などが知られている。平圧式の場合、基板上に被転写物
を置き、その上に転写しようとする文字・図柄等を形成
するための転写箔を連続的に供給するためロール状に巻
いた転写箔フィルムを送り、その上に版板を有する熱盤
を設け、これを押圧して被転写物に文字・図柄等を転写
するように構成されている。
によって種々の形式のものが開発されているが、平面や
曲面の一部にスタンプ加工する平圧式(アップダウン
式)、広い平面や円筒、箱形製品に熱転写するロール式
などが知られている。平圧式の場合、基板上に被転写物
を置き、その上に転写しようとする文字・図柄等を形成
するための転写箔を連続的に供給するためロール状に巻
いた転写箔フィルムを送り、その上に版板を有する熱盤
を設け、これを押圧して被転写物に文字・図柄等を転写
するように構成されている。
【0004】版板は、鉄、真鍮、銅、マグネシウム、あ
るいは亜鉛等で作られ、原則として凸版である。上記版
材は上記金属の順に耐刷性は低くなるが、いずれの素材
を使用するかは被転写物体の素材、加工数量等により決
められる。金属版板を短時間に効率よく形成するため一
般には腐蝕製版法が用いられ、文字・図柄等が写真製
版、又は印刷製版などにより極めて高精度で得られる。
るいは亜鉛等で作られ、原則として凸版である。上記版
材は上記金属の順に耐刷性は低くなるが、いずれの素材
を使用するかは被転写物体の素材、加工数量等により決
められる。金属版板を短時間に効率よく形成するため一
般には腐蝕製版法が用いられ、文字・図柄等が写真製
版、又は印刷製版などにより極めて高精度で得られる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の腐蝕製版法により形成される金属製の版板は凸版で
あるから、当然、文字・図柄部分が版板表面に凸状に形
成されている。
来の腐蝕製版法により形成される金属製の版板は凸版で
あるから、当然、文字・図柄部分が版板表面に凸状に形
成されている。
【0006】もし、箔押しを施した部分にさらに、文
字、図柄の凹凸がついたような効果をだそうとする場
合、通常、下地の箔押し用の凸板と、文字、図柄用の凸
版の2版を使用して2工程で加工している。これを省力
化し1工程での加工を可能とするため、金属性の2段に
腐食された版を使用することがある。しかしこのような
版では、文字、図柄の凸部と、下地用の版面との段差の
ため、転写箔フィルムと被転写物との間に隙間が生じ、
気泡層ができることがある。
字、図柄の凹凸がついたような効果をだそうとする場
合、通常、下地の箔押し用の凸板と、文字、図柄用の凸
版の2版を使用して2工程で加工している。これを省力
化し1工程での加工を可能とするため、金属性の2段に
腐食された版を使用することがある。しかしこのような
版では、文字、図柄の凸部と、下地用の版面との段差の
ため、転写箔フィルムと被転写物との間に隙間が生じ、
気泡層ができることがある。
【0007】このため、必要な文字・図柄だけでなく必
要な転写部分内にも気泡層による不良ヶ所が生じ、文字
・図柄・必要部分が乱れるなどの不都合が生じることが
ある。
要な転写部分内にも気泡層による不良ヶ所が生じ、文字
・図柄・必要部分が乱れるなどの不都合が生じることが
ある。
【0008】この考案は、上述した従来のホットスタン
ピング用転写機に使用される版板の問題点に留意して、
版板に形成される凸板の周辺に耐熱ゴム素材を装着して
対転写部分に気泡が生じるのを防止して、転写される文
字・図柄及び必要部分が乱れるのを完全に防止した転写
機用の版板を提供することを課題とする。
ピング用転写機に使用される版板の問題点に留意して、
版板に形成される凸板の周辺に耐熱ゴム素材を装着して
対転写部分に気泡が生じるのを防止して、転写される文
字・図柄及び必要部分が乱れるのを完全に防止した転写
機用の版板を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの考案は、版の基盤と、転写すべき文字・図柄
に対応する凸版部を同一金属材で形成し、上記凸版部を
囲む必要面積部分にゴム素材を同一平面となるように付
着して成るホットスタンピング転写用版としたのであ
る。
としてこの考案は、版の基盤と、転写すべき文字・図柄
に対応する凸版部を同一金属材で形成し、上記凸版部を
囲む必要面積部分にゴム素材を同一平面となるように付
着して成るホットスタンピング転写用版としたのであ
る。
【0010】
【作用】上記構成の版は、転写機に装着されプレスで被
転写物に押圧されて所望の文字・図柄及び必要部分が転
写される。
転写物に押圧されて所望の文字・図柄及び必要部分が転
写される。
【0011】版には凸版部分の周辺にゴム素材が装着さ
れているから、被転写物に押圧される際にその対転写部
分に気泡が発生し難くなり、従って転写の際文字・図柄
及び必要部分が転写され、乱れが防止される。
れているから、被転写物に押圧される際にその対転写部
分に気泡が発生し難くなり、従って転写の際文字・図柄
及び必要部分が転写され、乱れが防止される。
【0012】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の版板を備えたホットスタン
ピング転写機の概略構成図である。図示の転写機は、平
圧式の原理的な機構のものであり、支持台1の上に置か
れた被転写物2に対し、文字・図形を転写する際のイン
クの役目をするロール状に巻かれた転写フィルム3から
送ロール4で連続的に繰り出される転写箔5を間に挟ん
で、文字・図形を転写するための凸版を有する版板6を
熱盤7で支持して対向配置し、プレス8により矢印方向
に押圧、離反させてホットスタンピングを行なうように
構成されている。
て説明する。図1は実施例の版板を備えたホットスタン
ピング転写機の概略構成図である。図示の転写機は、平
圧式の原理的な機構のものであり、支持台1の上に置か
れた被転写物2に対し、文字・図形を転写する際のイン
クの役目をするロール状に巻かれた転写フィルム3から
送ロール4で連続的に繰り出される転写箔5を間に挟ん
で、文字・図形を転写するための凸版を有する版板6を
熱盤7で支持して対向配置し、プレス8により矢印方向
に押圧、離反させてホットスタンピングを行なうように
構成されている。
【0013】上記転写機に備えた版板6の拡大図を図2
に示す。(a)は主断面図、(b)は平面を示す。この
版板6は、図示のように基板61の上に転写しようとす
る文字・図柄に対応する形状、模様又はその組合せ等が
描かれた凸版62が両部材とも同一金属素材で形成さ
れ、その凸版62の周辺を囲む必要面積部分にゴム素材
63が接着されている。
に示す。(a)は主断面図、(b)は平面を示す。この
版板6は、図示のように基板61の上に転写しようとす
る文字・図柄に対応する形状、模様又はその組合せ等が
描かれた凸版62が両部材とも同一金属素材で形成さ
れ、その凸版62の周辺を囲む必要面積部分にゴム素材
63が接着されている。
【0014】版板6は、基板61と凸版62の合計厚さ
の金属素材を従来から公知の腐蝕法により表面を腐蝕さ
せて凸版62に所望の文字・図柄に対応する形状、模様
又はその組合せ等を形成している。版板6に用いられる
金属素材は、その使用される目的に応じて例えば鉄、真
鍮、銅、マグネシウム、あるいは亜鉛等のいずれかが選
定される。
の金属素材を従来から公知の腐蝕法により表面を腐蝕さ
せて凸版62に所望の文字・図柄に対応する形状、模様
又はその組合せ等を形成している。版板6に用いられる
金属素材は、その使用される目的に応じて例えば鉄、真
鍮、銅、マグネシウム、あるいは亜鉛等のいずれかが選
定される。
【0015】凸版62を囲む必要面積部分のゴム素材6
3は、図示のように凸版62の頂点と同一高さに形成さ
れる。必要面積部分は文字・図柄の内容が単純であるか
複雑であるか等その表現内容に応じてその大きさが決め
られるものであり、目的とする大きさとすることによっ
て美しいホットスタンピングが得られる。
3は、図示のように凸版62の頂点と同一高さに形成さ
れる。必要面積部分は文字・図柄の内容が単純であるか
複雑であるか等その表現内容に応じてその大きさが決め
られるものであり、目的とする大きさとすることによっ
て美しいホットスタンピングが得られる。
【0016】ゴム素材63は、この他にもゴムと同等の
弾力性、耐刷性があれば他の素材としてもよいが、凸版
62と同一面に均一な厚さに形成することが重要であ
る。
弾力性、耐刷性があれば他の素材としてもよいが、凸版
62と同一面に均一な厚さに形成することが重要であ
る。
【0017】上記の構成としたこの実施例の版板6は、
転写機に装着してホットスタンピングの転写を行なう
と、被転写物には美しいホットスタンピングの文字・図
柄及び必要部分が連続して転写される。ゴム素材63を
設けない場合に、転写された文字・図柄等の中、あるい
はその必要部分に生じる気泡によって文字・図柄及び必
要部分が乱れることがあるのに反して、この実施例の版
板を用いるとそのような乱れは全く生じなかった。
転写機に装着してホットスタンピングの転写を行なう
と、被転写物には美しいホットスタンピングの文字・図
柄及び必要部分が連続して転写される。ゴム素材63を
設けない場合に、転写された文字・図柄等の中、あるい
はその必要部分に生じる気泡によって文字・図柄及び必
要部分が乱れることがあるのに反して、この実施例の版
板を用いるとそのような乱れは全く生じなかった。
【0018】
【効果】以上詳細に説明したように、この考案の版板は
基盤上に形成した凸版部の周辺を囲む必要面積部分にゴ
ム素材を装着し、その外面を凸版部と同一高さに形成し
ているから、必要面積部分に気泡が生じなくなり、転写
される文字・図柄及び必要部分が極めて鮮明で乱れのな
いものとなるという効果がある。
基盤上に形成した凸版部の周辺を囲む必要面積部分にゴ
ム素材を装着し、その外面を凸版部と同一高さに形成し
ているから、必要面積部分に気泡が生じなくなり、転写
される文字・図柄及び必要部分が極めて鮮明で乱れのな
いものとなるという効果がある。
【図1】実施例のホットスタンピング転写機
【図2】実施例の版板の拡大図
6 版板 61 基盤 62 凸版 63 ゴム素材
Claims (1)
- 【請求項1】 版の基盤と、転写すべき文字・図柄に対
応する凸版部を同一金属材で形成し、上記凸版部を囲む
必要面積部分にゴム素材を同一平面となるように付着し
て成るホットスタンピング転写用版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2730893U JPH0755065Y2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ホットスタンピング転写用版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2730893U JPH0755065Y2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ホットスタンピング転写用版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686937U JPH0686937U (ja) | 1994-12-20 |
JPH0755065Y2 true JPH0755065Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=12217463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2730893U Expired - Lifetime JPH0755065Y2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ホットスタンピング転写用版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755065Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106945392A (zh) * | 2017-05-04 | 2017-07-14 | 任继平 | 一种转印装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4552083B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2010-09-29 | ツジカワ株式会社 | 押圧転写用型版及びそれを使用した押圧転写装置 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP2730893U patent/JPH0755065Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106945392A (zh) * | 2017-05-04 | 2017-07-14 | 任继平 | 一种转印装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686937U (ja) | 1994-12-20 |
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Legal Events
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